2013年09月13日
サーブも振り子
いつでもこんな同じ形がインパクトに取れれば
いつでも安定したサーブが打てることになるはずだ。
なのに、なかなかそうはいかない。
形ははっきりと理解していても
現実の対応は難しい。
これ、実はテンポに原因があることが多い。
腕のスウィング
その加速度が大きすぎるとラケットヘッドは遅れるし
逆に小さいと、ラケットヘッドが手を追い越していく。
一定のテンポが必要なのだ。
それも振り子のように
自然のテンポを利用できれば、パワーとあわせ、2度おいしい。
自然に動かされてしまう、振り子テンポなら
それほどがんばらなくても自然に同じ形ができてしまう。
振り子はコントロールにとっても重要なのだ。
このテンポ、実はスウィングのテンポだけでは解決しない
トスの高さも重要になってくるのだ。
トスが高すぎれば、必要以上にゆっくりテンポだし
低ければ、クイックに振るしかない。
おいしい高さ
インパクトの30から60cmくらい上に
いつも、いつも、一定の高さに上がっていることが重要なのだ。
もちろんいつも、40cmという意味で
30cmだったり、60cmだったりではいけないのだ。
そしてスウィングは
「ユウックリ」 だったり
「うーう、うーっ」 だったり
振り子に乗せて、一定テンポで振っていくのだ。
いつでも安定したサーブが打てることになるはずだ。
なのに、なかなかそうはいかない。
形ははっきりと理解していても
現実の対応は難しい。
これ、実はテンポに原因があることが多い。
腕のスウィング
その加速度が大きすぎるとラケットヘッドは遅れるし
逆に小さいと、ラケットヘッドが手を追い越していく。
一定のテンポが必要なのだ。
それも振り子のように
自然のテンポを利用できれば、パワーとあわせ、2度おいしい。
自然に動かされてしまう、振り子テンポなら
それほどがんばらなくても自然に同じ形ができてしまう。
振り子はコントロールにとっても重要なのだ。
このテンポ、実はスウィングのテンポだけでは解決しない
トスの高さも重要になってくるのだ。
トスが高すぎれば、必要以上にゆっくりテンポだし
低ければ、クイックに振るしかない。
おいしい高さ
インパクトの30から60cmくらい上に
いつも、いつも、一定の高さに上がっていることが重要なのだ。
もちろんいつも、40cmという意味で
30cmだったり、60cmだったりではいけないのだ。
そしてスウィングは
「ユウックリ」 だったり
「うーう、うーっ」 だったり
振り子に乗せて、一定テンポで振っていくのだ。
2013年09月11日
スピンサーブの当てどころ
『いのりん』さんから、スピンサーブの質問です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ様
以前、スピンサーブについて質問をさせていただきました、いのりんと申します。
あらためて教えていただきたい点があるのですが、
それは、スピンサーブにおけるボールのヒッティングポイントです。
よくコーチが「ボールの右上を叩く」と仰っていると思いますが、
自分がそのように打つとスライス回転になってしまいます。
ラケットが立っているからでしょうか?
それとも、もう少しボールの左上をヒッティングすれば、
スピン回転がかかるのでしょうか?
ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
投稿者 いのりん 2013/09/10 17:34
私の答えです。
ラケットが立っているからでしょうか?
そのとおりでしょう。
インパクトの形を作ってみてください。
手首が伸びてしまわないようにしなければ
こんな形にはなりません。
手首を固定して
スウィングの遠心力に負けないようにしないといけないのです。
たとえば
女性がスピンサーブを苦手にするのは
この固定力、握力が少ないためだと思います。
最低限の力は必要なのです。
少し力んでください。
そしてボールの左下から右上に向かって回転をかける。
この形ならボールの右上に当てられますよね。
左上に当てる?
まあ、「相対的にもう少し左上」、という意味ならそうですね。
本当にボールの左上はムリです。
形を作ってみてください。
ラケットヘッドが左に、手首より下がった形です。
これは冗談ですが、「やれるものなら、やってみろ」
といったところでしょうか。
ところで、コメントの投稿ですが
投稿された物を私が一度読んで
公序良俗に反しない物だけを、承認して、出しています。
ですから、投稿後、表示されるのに1,2日かかることもあります。
今回は2通いただきましたので、1通を削除させていただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ様
以前、スピンサーブについて質問をさせていただきました、いのりんと申します。
あらためて教えていただきたい点があるのですが、
それは、スピンサーブにおけるボールのヒッティングポイントです。
よくコーチが「ボールの右上を叩く」と仰っていると思いますが、
自分がそのように打つとスライス回転になってしまいます。
ラケットが立っているからでしょうか?
それとも、もう少しボールの左上をヒッティングすれば、
スピン回転がかかるのでしょうか?
ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
投稿者 いのりん 2013/09/10 17:34
私の答えです。
ラケットが立っているからでしょうか?
そのとおりでしょう。
インパクトの形を作ってみてください。
手首が伸びてしまわないようにしなければ
こんな形にはなりません。
手首を固定して
スウィングの遠心力に負けないようにしないといけないのです。
たとえば
女性がスピンサーブを苦手にするのは
この固定力、握力が少ないためだと思います。
最低限の力は必要なのです。
少し力んでください。
そしてボールの左下から右上に向かって回転をかける。
この形ならボールの右上に当てられますよね。
左上に当てる?
まあ、「相対的にもう少し左上」、という意味ならそうですね。
本当にボールの左上はムリです。
形を作ってみてください。
ラケットヘッドが左に、手首より下がった形です。
これは冗談ですが、「やれるものなら、やってみろ」
といったところでしょうか。
ところで、コメントの投稿ですが
投稿された物を私が一度読んで
公序良俗に反しない物だけを、承認して、出しています。
ですから、投稿後、表示されるのに1,2日かかることもあります。
今回は2通いただきましたので、1通を削除させていただきました。
2013年08月27日
スウィングの方向へ向く
「以前にエルボー」 さんから、前向きについての質問です。
以下がそのコメントの全文です。
スマッシュも前向き!
いえ、当たり前のことなのかもしれません。。。
ということは、サーブもですか?
しかし、サーブは身体の開きが早いダメという指導をよく聞きます。
あ、ストロークも開きが早いとダメとよく聞きますが、松原コーチのおっしゃるとおり、前向きでインパクトが断然正解と思います。
開きが早いのと、正面向きでのインパクトは別のことなのでしょうか???
投稿者 以前にエルボー 2013/08/22 22:19
私の答えです。
サーブもフォアハンドもスウィング方向に対して
前向きにならなければ、振り切ることができません。
現代プロのサーブはパワーの源が腕の内旋です。
内旋で動かす方向は、身体の前方。
だからスウィング方向は身体の前方ということになります。
ただ、スウィング方向と打球方向は
フラットサーブなら一致しますが
スピンをかけるとずれる場合もあります。
スピンサーブは厚めの当たりだとほぼ一致しますが
薄く当てて、回転が多い場合
少し打球方向より右方向に上体が向き
「少し開きを抑える」 形になります。
スライスサーブも
スウィング方向よりも少し左にボールが飛び出しますので
やはり、「少し開きを抑える」 形になります。
だからどんなサーブも開くな、ではうまくいきません。
フラットはもちろん
スピンサーブも
私の経験では
「もっと前向きになりましょう」 が多いようです。
こんな風に、開かないことが重要ということもあるのですが
「なんとなく、開かないほうがいい」 という考え方は気になります。
昔々のフォアハンドのように
薄いグリップで
垂直面を作って
腕の動きでいえば、かぶせていく打ち方だったころは
開かないことが重要でした。
開かないことにより、面がうまくかぶったからです。
今どきのフォアハンドは
面を下向きに引きますから
「しっかり、前を向く」 ことが大切です。
なんとなく、よさげに聞こえる
「開かない」、「脇を閉める」、「腰を落とす」
をどのショットにも当てはめると ・・・・・
以下がそのコメントの全文です。
スマッシュも前向き!
いえ、当たり前のことなのかもしれません。。。
ということは、サーブもですか?
しかし、サーブは身体の開きが早いダメという指導をよく聞きます。
あ、ストロークも開きが早いとダメとよく聞きますが、松原コーチのおっしゃるとおり、前向きでインパクトが断然正解と思います。
開きが早いのと、正面向きでのインパクトは別のことなのでしょうか???
投稿者 以前にエルボー 2013/08/22 22:19
私の答えです。
サーブもフォアハンドもスウィング方向に対して
前向きにならなければ、振り切ることができません。
現代プロのサーブはパワーの源が腕の内旋です。
内旋で動かす方向は、身体の前方。
だからスウィング方向は身体の前方ということになります。
ただ、スウィング方向と打球方向は
フラットサーブなら一致しますが
スピンをかけるとずれる場合もあります。
スピンサーブは厚めの当たりだとほぼ一致しますが
薄く当てて、回転が多い場合
少し打球方向より右方向に上体が向き
「少し開きを抑える」 形になります。
スライスサーブも
スウィング方向よりも少し左にボールが飛び出しますので
やはり、「少し開きを抑える」 形になります。
だからどんなサーブも開くな、ではうまくいきません。
フラットはもちろん
スピンサーブも
私の経験では
「もっと前向きになりましょう」 が多いようです。
こんな風に、開かないことが重要ということもあるのですが
「なんとなく、開かないほうがいい」 という考え方は気になります。
昔々のフォアハンドのように
薄いグリップで
垂直面を作って
腕の動きでいえば、かぶせていく打ち方だったころは
開かないことが重要でした。
開かないことにより、面がうまくかぶったからです。
今どきのフォアハンドは
面を下向きに引きますから
「しっかり、前を向く」 ことが大切です。
なんとなく、よさげに聞こえる
「開かない」、「脇を閉める」、「腰を落とす」
をどのショットにも当てはめると ・・・・・
2013年08月24日
サーブのタイミング取りや・・
『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただいた第2弾です。
以下がそのコメントの後半、2つ目の質問です。
2つ目
サーブが入らない一番大きな原因は、フォームや回転量にあるのでは
なく、結局インパクトのタイミングがズレていることが一番の要因と
思います。
サーブが得意なかたは、このタイミングの合わせ方に狂いが少ないと
思うのですが、安定したリズムで打てるコツをご教示ください。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09
私の答えです。
インパクトのタイミング
いいところに目をつけましたね。
タイミングを一定にすることにより
インパクトに、いつも同じ角度のラケットが来る。
私がいつも言っている
振り子やメトロノームの固有テンポです。
そこをインパクトに合わせる。
何度も同じ話をしているので、今日は写真を変えます。
今週水曜日、トミーインドアで行った私のテニス塾
参加者のIサンのサーブです。
トスを上げ、膝を曲げ
ラケットが立ち、肘が両肩の延長に来る。
(トスが前過ぎるのは気のせいです)
ひざが伸び、ラケットヘッドが垂れ下がり
この後、少しジャンプして、体が美しい直線のまま、ヒット。
(こっちのトスは気のせいかとてもいい)
このテンポなら
何度やっても同じ姿勢、同じラケットの向きが出てくるのです。
実際、Iさんも、なかなかいいサーブを打っていました。
だからプロはみんなジャンプしてサーブするのです。
Iさんにも、同じようにやってもらったのです。
もう1つ付け加えると、トスの高さ。
「ユウックリ」 のテンポでスウィングできるよう
打点より、30~50cmくらい高めのトス。
スウィングはトスにあわせてしまうものなので
この一定のトスが一定テンポの必要条件なのです。
さてもうひとつの方法も教えちゃいます。
ひざや上体の上下動を一切使わない
腕だけで打つ。
トスのテンポの話はさっきと同じ。
これでも、いつも同じ動き、タイミングは作れます。
さてさて、先ほどの、「トミーインドアでの私のテニス塾」
来月以降、12月までのスケジュールが出ています。
9月18日、10月16日、11月13日、12月11日、すべて水曜日です。
詳しくはこちらのHPで要項を見て、申し込んでください。
青シャツじゃなくても参加できますので、よろしく。
以下がそのコメントの後半、2つ目の質問です。
2つ目
サーブが入らない一番大きな原因は、フォームや回転量にあるのでは
なく、結局インパクトのタイミングがズレていることが一番の要因と
思います。
サーブが得意なかたは、このタイミングの合わせ方に狂いが少ないと
思うのですが、安定したリズムで打てるコツをご教示ください。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09
私の答えです。
インパクトのタイミング
いいところに目をつけましたね。
タイミングを一定にすることにより
インパクトに、いつも同じ角度のラケットが来る。
私がいつも言っている
振り子やメトロノームの固有テンポです。
そこをインパクトに合わせる。
何度も同じ話をしているので、今日は写真を変えます。
今週水曜日、トミーインドアで行った私のテニス塾
参加者のIサンのサーブです。
トスを上げ、膝を曲げ
ラケットが立ち、肘が両肩の延長に来る。
(トスが前過ぎるのは気のせいです)
ひざが伸び、ラケットヘッドが垂れ下がり
この後、少しジャンプして、体が美しい直線のまま、ヒット。
(こっちのトスは気のせいかとてもいい)
このテンポなら
何度やっても同じ姿勢、同じラケットの向きが出てくるのです。
実際、Iさんも、なかなかいいサーブを打っていました。
だからプロはみんなジャンプしてサーブするのです。
Iさんにも、同じようにやってもらったのです。
もう1つ付け加えると、トスの高さ。
「ユウックリ」 のテンポでスウィングできるよう
打点より、30~50cmくらい高めのトス。
スウィングはトスにあわせてしまうものなので
この一定のトスが一定テンポの必要条件なのです。
さてもうひとつの方法も教えちゃいます。
ひざや上体の上下動を一切使わない
腕だけで打つ。
トスのテンポの話はさっきと同じ。
これでも、いつも同じ動き、タイミングは作れます。
さてさて、先ほどの、「トミーインドアでの私のテニス塾」
来月以降、12月までのスケジュールが出ています。
9月18日、10月16日、11月13日、12月11日、すべて水曜日です。
詳しくはこちらのHPで要項を見て、申し込んでください。
青シャツじゃなくても参加できますので、よろしく。
2013年08月23日
スピンサーブの当たり
『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの前半、1つ目の質問です。
松原コーチ
お世話になります。
サーブについて2点お伺いします。
スピンサーブの打ち方の解説に
松原コーチのようにボールの右上を叩くという人と
ボールを時計に見立てて8時から2時へ擦るという人がいます。
前者は前向き、内旋、回内の打ち方
後者は横向きの人が打ち方の場合の解説だと思いますか?
私は調子が悪いと、当たりが厚くなりすぎることが
多いです。
そのような場合は、身体の開きを抑えても回転量が増えません。
スピンサーブの回転量を増やすコツのようなものが
身体の向き以外にもあればご教示ください。
ちなみに、いつもの意識によりラケットエッジから
ボールに入るようにすると、効果のある時もあります。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09
私の答えです。
8時から2時の方向
私は、7時半から1時半と思っていますが
時計の文字盤に見立てて
ボールの回転方向こする方向を説明することは私もよくやります。
このことと
ボールのやや右上側を打つということは矛盾しないと思います。
長いこと、ボールの外周に沿ってこすり上げることはできません。
ボールは1000分の5秒くらいで離れます。
こするのか叩くのかは感覚の問題です。
でも、もしかしたら、こすり派は面を被せていく
叩き派は、面を起こしながらヒットという
イメージの違いくらいはありそうですね。
スウィングスピードについていうと
面を起こしていくとき
つまり、回内をより使うことにより加速しますので
そのほうがスピードは出る。
そして面が厚くあたりやすくなる。
結果的に、スピードが出ちゃう
ということはありがちです。
スピードが出れば相対的に回転量が減りますので
(時間に対する回転数は同じでも
距離に対する回転数は減るからです)
よりフラットサーブに近くなるのです。
ですから、逆説的になりますが
回内を使わないで
スピードを殺すことが
スピンを相対的に多くするコツといえないこともありません。
身体を開かないようにすることも
そうすれば
そこからサービスボックスに飛ばすためには
内旋、回内を抑えなければならない。
そうすれば
少しカス当たりになりますが
回転量の多いサーブになります。
横向きを残しても
回内が変わらなければ、厚い当たりになっちゃうわけで
それだと入らない。
多分そんなことがかかりにくい原因ではないでしょうか。
さて、スピンサーブの回転量を増やすコツですが
もちろんカス当たりではなく、です。
ラケットスピードを猛烈に
なおかつ、ボールに対して薄く当てればいいわけです。
事前に薄い面を仕込んでおくのです。
こんなふうに、手首の角度か、グリップの持ち方で
構えから打球面が見えるくらい内向きにする。
上の写真の松原さんは、厚めグリップ+手首の角度で
次の写真のナダルさんはグリップをうんと薄めにして実現しています。
こんな手首の角度を構えから作って
手首を固定して使うつもりでいると
インパクトでも薄い形が保てるのです。
ラケット面のエッジから入るサーブとはこんな形ですよね。
以下がそのコメントの前半、1つ目の質問です。
松原コーチ
お世話になります。
サーブについて2点お伺いします。
スピンサーブの打ち方の解説に
松原コーチのようにボールの右上を叩くという人と
ボールを時計に見立てて8時から2時へ擦るという人がいます。
前者は前向き、内旋、回内の打ち方
後者は横向きの人が打ち方の場合の解説だと思いますか?
私は調子が悪いと、当たりが厚くなりすぎることが
多いです。
そのような場合は、身体の開きを抑えても回転量が増えません。
スピンサーブの回転量を増やすコツのようなものが
身体の向き以外にもあればご教示ください。
ちなみに、いつもの意識によりラケットエッジから
ボールに入るようにすると、効果のある時もあります。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09
私の答えです。
8時から2時の方向
私は、7時半から1時半と思っていますが
時計の文字盤に見立てて
ボールの回転方向こする方向を説明することは私もよくやります。
このことと
ボールのやや右上側を打つということは矛盾しないと思います。
長いこと、ボールの外周に沿ってこすり上げることはできません。
ボールは1000分の5秒くらいで離れます。
こするのか叩くのかは感覚の問題です。
でも、もしかしたら、こすり派は面を被せていく
叩き派は、面を起こしながらヒットという
イメージの違いくらいはありそうですね。
スウィングスピードについていうと
面を起こしていくとき
つまり、回内をより使うことにより加速しますので
そのほうがスピードは出る。
そして面が厚くあたりやすくなる。
結果的に、スピードが出ちゃう
ということはありがちです。
スピードが出れば相対的に回転量が減りますので
(時間に対する回転数は同じでも
距離に対する回転数は減るからです)
よりフラットサーブに近くなるのです。
ですから、逆説的になりますが
回内を使わないで
スピードを殺すことが
スピンを相対的に多くするコツといえないこともありません。
身体を開かないようにすることも
そうすれば
そこからサービスボックスに飛ばすためには
内旋、回内を抑えなければならない。
そうすれば
少しカス当たりになりますが
回転量の多いサーブになります。
横向きを残しても
回内が変わらなければ、厚い当たりになっちゃうわけで
それだと入らない。
多分そんなことがかかりにくい原因ではないでしょうか。
さて、スピンサーブの回転量を増やすコツですが
もちろんカス当たりではなく、です。
ラケットスピードを猛烈に
なおかつ、ボールに対して薄く当てればいいわけです。
事前に薄い面を仕込んでおくのです。
こんなふうに、手首の角度か、グリップの持ち方で
構えから打球面が見えるくらい内向きにする。
上の写真の松原さんは、厚めグリップ+手首の角度で
次の写真のナダルさんはグリップをうんと薄めにして実現しています。
こんな手首の角度を構えから作って
手首を固定して使うつもりでいると
インパクトでも薄い形が保てるのです。
ラケット面のエッジから入るサーブとはこんな形ですよね。
2013年08月09日
少し横向きを残し・・・
『ヒゲおやじ』 さんから
スピンサーブの微妙な向きについて、コメントをいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
思えば3年ほど前にこの話題があったことを
思い出しました。
松原コーチの解説が写真付でより
判りやすいと思います。
2010年4月2日の記事を検索してみてください
ちなみに、僕個人的にはスピンサーブは前向きというと
誤解する人も出てくると思います。
本当に打球方向に直角に肩のラインを作るとスピンサーブは
打てないと思うので・・
だから、前向きという解説写真を見て、
横向きすぎないように注意するという印象を受けています。
表現は人によって異なるのが、解説される方の難しいところですね。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/09 08:43
私の解説です。
なかなかいい指摘だと思います。
特に回転の量を調整するのに実用的なお話です。
スピンサーブで打球方向に対し
インパクトで前向きになることは
なかなかぴんとこないようです。
それと
内旋、回内をしっかり使わないとそうならないので
実感しにくいかもしれません。
ボールの右斜め上をヒットした後
ラケットの振り出される方向は
上体の右前方向ですので
スウィングは打球より右向きになります。
それもあってプロはかなり前向きになるのです。
ボールがカメラの方向に飛んでくるのが写っていますね。
ただこの使い方ですとかなり厚い当たりになりやすく
スピードが出てしまいます。
セカンドサーブで
より回転重視という場合は開きを少しだけ押さえるといいでしょうね。
2枚の写真の上体の向き
少し違うのが感じ取れるでしょうか。
開きを押さえるというのはこの程度の話です。
さて、これは365ネットの技術解説ページ
フェデラーのセカンドサーブの動画と連続写真です。
若干横向きを残してインパクト
この場合、回転を多くする場合ですが
インパクトでほんの少し横向きを残し
打ち終わりで前向きという感覚で
というのが当たっているかもしれません。
スピンサーブの微妙な向きについて、コメントをいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
思えば3年ほど前にこの話題があったことを
思い出しました。
松原コーチの解説が写真付でより
判りやすいと思います。
2010年4月2日の記事を検索してみてください
ちなみに、僕個人的にはスピンサーブは前向きというと
誤解する人も出てくると思います。
本当に打球方向に直角に肩のラインを作るとスピンサーブは
打てないと思うので・・
だから、前向きという解説写真を見て、
横向きすぎないように注意するという印象を受けています。
表現は人によって異なるのが、解説される方の難しいところですね。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/09 08:43
私の解説です。
なかなかいい指摘だと思います。
特に回転の量を調整するのに実用的なお話です。
スピンサーブで打球方向に対し
インパクトで前向きになることは
なかなかぴんとこないようです。
それと
内旋、回内をしっかり使わないとそうならないので
実感しにくいかもしれません。
ボールの右斜め上をヒットした後
ラケットの振り出される方向は
上体の右前方向ですので
スウィングは打球より右向きになります。
それもあってプロはかなり前向きになるのです。
ボールがカメラの方向に飛んでくるのが写っていますね。
ただこの使い方ですとかなり厚い当たりになりやすく
スピードが出てしまいます。
セカンドサーブで
より回転重視という場合は開きを少しだけ押さえるといいでしょうね。
2枚の写真の上体の向き
少し違うのが感じ取れるでしょうか。
開きを押さえるというのはこの程度の話です。
さて、これは365ネットの技術解説ページ
フェデラーのセカンドサーブの動画と連続写真です。
若干横向きを残してインパクト
この場合、回転を多くする場合ですが
インパクトでほんの少し横向きを残し
打ち終わりで前向きという感覚で
というのが当たっているかもしれません。
2013年08月07日
横向きスピンサーブ
『いのりん』 さんから再度、スピンサーブの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
先日はスピンサーブの件で、ご回答いただきありがとうございました。
教えていただいた身体の向きを意識して、練習に励みたいと思います。
さらにもう少し教えていただきたい点があるのですが、
よくテニス雑誌などのスピンサーブ技術解説で、
・スピンサーブは左下から右上へのスイングが必要となるため、インパクトまでは身体の横向きを維持すること。
・横向きの状態で、ベースラインとほぼ並行になるようスイングすること。
・その結果、スイング方向と打球方向にギャップが生まれ(あっちむいてホイ的に)、左方向にボールが飛んでいき、右へキックする。
と、あります。
上記の様な打ち方は、過去に行われていたものであって、現在の技術に当てはまらないものなのでしょうか?
あるいは、ボールスピードよりも回転を重視した打ち方なのでしょうか?
再度、ご教示いただきたくお願いいたします。
投稿者 いのりん 2013/08/02 21:08
私の答えです。
この横向きで
肘を伸ばしていくことにより、こすり挙げる方法
というのは
誰しも最初に考えることで
実は、私も高校生のころこうやって打ち始めました。
面感覚の導入編といったところでしょうか。
また、机の上で考えて
こうすべきだと思い、確信しているコーチもたくさんいます。
最初にやるには、入りやすい面もあります。
内旋、回内を使い
インパクトで打球方向に向いていく打ち方は
現代のプロがやっている普通の打ち方ですが
先ほどの、横向きのこすり上げ要素も
プロも少しですが、それなりに使っています。
腕はインパクトに向かって伸びていくわけで
腕の曲げ伸ばしの要素が当然あります。
横向き、こすり上げ要素が3割
内旋、回内、上体前向き回転要素が7割、といったところでしょうか。
進歩の過程ですが
中級者が横向きでこすり上げることに成功し
シュルシュル緩めスピンサーブを打てるようになった後
より強力なサーブを求めて、内旋回内型に変化していきます。
特にアドコートからは自然にそうなりやすいようです。
もちろん変化しない、できない人も大勢います。
そうゆう人に
内旋、回内、上体前向き回転要素を教えると
割合簡単に強力スピンサーブが打てるようになります。
ただ、本人の意識に
かたくなな横向き信仰がある場合は難しくなります。
今も昔も
強力スピンサーブを打つ人は前向きでしたし
横向きのままという人もたくさんいます。
時代の流れで変わってきたのは
スピンサーブが前向きで打てるというコーチが出てきたことです。
昔のコーチの説明はみんな横向きでした。
以下がそのコメントの全文です。
先日はスピンサーブの件で、ご回答いただきありがとうございました。
教えていただいた身体の向きを意識して、練習に励みたいと思います。
さらにもう少し教えていただきたい点があるのですが、
よくテニス雑誌などのスピンサーブ技術解説で、
・スピンサーブは左下から右上へのスイングが必要となるため、インパクトまでは身体の横向きを維持すること。
・横向きの状態で、ベースラインとほぼ並行になるようスイングすること。
・その結果、スイング方向と打球方向にギャップが生まれ(あっちむいてホイ的に)、左方向にボールが飛んでいき、右へキックする。
と、あります。
上記の様な打ち方は、過去に行われていたものであって、現在の技術に当てはまらないものなのでしょうか?
あるいは、ボールスピードよりも回転を重視した打ち方なのでしょうか?
再度、ご教示いただきたくお願いいたします。
投稿者 いのりん 2013/08/02 21:08
私の答えです。
この横向きで
肘を伸ばしていくことにより、こすり挙げる方法
というのは
誰しも最初に考えることで
実は、私も高校生のころこうやって打ち始めました。
面感覚の導入編といったところでしょうか。
また、机の上で考えて
こうすべきだと思い、確信しているコーチもたくさんいます。
最初にやるには、入りやすい面もあります。
内旋、回内を使い
インパクトで打球方向に向いていく打ち方は
現代のプロがやっている普通の打ち方ですが
先ほどの、横向きのこすり上げ要素も
プロも少しですが、それなりに使っています。
腕はインパクトに向かって伸びていくわけで
腕の曲げ伸ばしの要素が当然あります。
横向き、こすり上げ要素が3割
内旋、回内、上体前向き回転要素が7割、といったところでしょうか。
進歩の過程ですが
中級者が横向きでこすり上げることに成功し
シュルシュル緩めスピンサーブを打てるようになった後
より強力なサーブを求めて、内旋回内型に変化していきます。
特にアドコートからは自然にそうなりやすいようです。
もちろん変化しない、できない人も大勢います。
そうゆう人に
内旋、回内、上体前向き回転要素を教えると
割合簡単に強力スピンサーブが打てるようになります。
ただ、本人の意識に
かたくなな横向き信仰がある場合は難しくなります。
今も昔も
強力スピンサーブを打つ人は前向きでしたし
横向きのままという人もたくさんいます。
時代の流れで変わってきたのは
スピンサーブが前向きで打てるというコーチが出てきたことです。
昔のコーチの説明はみんな横向きでした。
2013年07月31日
スピンサーブの向き
『いのりん』 さんから、スピンサーブの質問です。
けっこう誤解している人が多いと思うので、面白い話題です。
以下がそのコメントの全文です。
いつも拝見しております。
いのりん、と申します。
スピンサーブの構え方とインパクトに至るまでの身体の前向き加減について教えていただけますでしょうか?
まず、構え方ですが、下半身はクローズで上半身はレシーバーを見る感じで、多少捻った状態ということでよろしいのでしょうか?
また、インパクトまでの上半身の捻り戻しは、レシーバー方向まで前向きなのか、若干横向きを残したまま、ボールの右上を叩くということでよろしいでしょうか?
どうも自分の場合は、充分に回内を使えた際に、イメージよりボールが右方向に飛んでいってしまうのですが、原因は上半身の向き方に問題があるのかと考えております。
是非、ご教示いただきたいのですが、よろしくお願いいたします。
投稿者 いのりん 2013/07/27 16:37
私の答えです。
「まず、構え方ですが、下半身はクローズで上半身はレシーバーを見る感じ」
では、かなり上体を捻って前向きなようですね。
上半身は斜め前向き、位ではないでしょうか。
さて
トスを上げたら、打球方向に対ししっかり横向きになり
前に向いていきながらラケットヘッドを落としていきます。
垂れたラケットが振り上げられ始めたところがこの辺
徐々に上がって行き
写
インパクトではボールの斜め上をヒット。
このとき上体はほぼ打球方向に向いています。
そしてフィニッシュへ。
内旋、回内を使ってフィニッシュしますので
肘の位置が止まり
打球方向より右にラケットヘッドが出て行きます。
上の写真は
腕の使い方を説明するための物なので
上体の回転をなるべく出さないようにして撮影しました。
だから、実際には
1枚目はもう少し上体が横向きでしょう。
逆に、4枚目はもう少し左に向きます。
しかし、インパクト時、上体がほぼ打球方向向きというのは
写真のとおりと考えていいと思います。
『いのりん』 さんが
「充分に回内を使えた際に、イメージよりボールが右方向に飛んでいってしまう」
というのは、インパクトで横向きが残っているせいでしょうね。
多分右側にフォールトしたボールは、きれいにキックしているのではないでしょうか。
身体全体の向きを、もう少し前向きにすればいいのです。
けっこう誤解している人が多いと思うので、面白い話題です。
以下がそのコメントの全文です。
いつも拝見しております。
いのりん、と申します。
スピンサーブの構え方とインパクトに至るまでの身体の前向き加減について教えていただけますでしょうか?
まず、構え方ですが、下半身はクローズで上半身はレシーバーを見る感じで、多少捻った状態ということでよろしいのでしょうか?
また、インパクトまでの上半身の捻り戻しは、レシーバー方向まで前向きなのか、若干横向きを残したまま、ボールの右上を叩くということでよろしいでしょうか?
どうも自分の場合は、充分に回内を使えた際に、イメージよりボールが右方向に飛んでいってしまうのですが、原因は上半身の向き方に問題があるのかと考えております。
是非、ご教示いただきたいのですが、よろしくお願いいたします。
投稿者 いのりん 2013/07/27 16:37
私の答えです。
「まず、構え方ですが、下半身はクローズで上半身はレシーバーを見る感じ」
では、かなり上体を捻って前向きなようですね。
上半身は斜め前向き、位ではないでしょうか。
さて
トスを上げたら、打球方向に対ししっかり横向きになり
前に向いていきながらラケットヘッドを落としていきます。
垂れたラケットが振り上げられ始めたところがこの辺
徐々に上がって行き
写
インパクトではボールの斜め上をヒット。
このとき上体はほぼ打球方向に向いています。
そしてフィニッシュへ。
内旋、回内を使ってフィニッシュしますので
肘の位置が止まり
打球方向より右にラケットヘッドが出て行きます。
上の写真は
腕の使い方を説明するための物なので
上体の回転をなるべく出さないようにして撮影しました。
だから、実際には
1枚目はもう少し上体が横向きでしょう。
逆に、4枚目はもう少し左に向きます。
しかし、インパクト時、上体がほぼ打球方向向きというのは
写真のとおりと考えていいと思います。
『いのりん』 さんが
「充分に回内を使えた際に、イメージよりボールが右方向に飛んでいってしまう」
というのは、インパクトで横向きが残っているせいでしょうね。
多分右側にフォールトしたボールは、きれいにキックしているのではないでしょうか。
身体全体の向きを、もう少し前向きにすればいいのです。
2013年07月14日
ウエスタンサーブ
『soleilesoleile』さんからサーブの質問を頂きました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、
はじめてコメントさせていただきます。
サーブについて相談させていただきたく。
グリップは若干ウエスタン寄りで1stは主にフラット気味のサーブ、
2NDはスウィングを少しゆっくりとし空に向かって弧を描くイメージで打つようにしています。
入るときは良く入るのですが、一方Wフォルトも多く、主に1ゲームの大事なポイントを取る際のWフォルトが多いです。なので心理的なものが大きいんだろうと思いますが、
Wフォルトを克服するには皆に安定した2NDサーブを身に着けるようにと言われています。
トスの位置がまずは悪いので気を付けならばも身体全体を使って打つように心がけるのですが入らない時は本当に入らなくて。..
何か参考になるコメントをいただければと思います。
よろしくお願いします。
投稿者 soleilesoleile 2013/07/12 12:18
私の答えです。
まずは間違いの無い模範解答です。
ウェスタンに近いグリップでは回転がかけにくいので
それなりの威力のあるサーブは無理です。
コンチネンタルグリップに変えて
ボールの右横を切るようにし
スライスサーブを打つことをお奨めします。
全日本出場を目指すなら、当然のように実行です。
次に、やや妥協した準模範解答です。
いきなりコンチネンタルは難しいので
イースタングリップくらいにして
ボールの右斜め下あたりを切るようにしたらどうですか。
50歳以上で市民大会上位入賞ならこれ。
最後に超現実的な回答です。
ウェスタンに近いグリップでサーブをしている
という事は
シツレイですが、それほど高いレベルでプレーしているとは思えない。
だから
甘いセカンドサーブでもそれほど攻撃されない。
とすると
そのグリップのまま
右前方にトスを上げ
全身を使わないで、手首も固定し
(面を返したりしてはいけません)
腕だけで打てば
安定してゆるいセカンドサーブが打てます。
(決して全身で打とう何て考えない事)
面を上向きにしたまま
バレーボールのフローターサーブのようにしてもいいでしょう。
こんな感じ。
これはイイカゲンな数字ですが
全テニス人口の90%に対してはこのサーブでも通用します。
むしろレシーバーには嫌われます。
それともう一つ
ファーストとセカンドで
グリップや球質を統一し
面感覚を共通にしておいた方がいいですよ。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、
はじめてコメントさせていただきます。
サーブについて相談させていただきたく。
グリップは若干ウエスタン寄りで1stは主にフラット気味のサーブ、
2NDはスウィングを少しゆっくりとし空に向かって弧を描くイメージで打つようにしています。
入るときは良く入るのですが、一方Wフォルトも多く、主に1ゲームの大事なポイントを取る際のWフォルトが多いです。なので心理的なものが大きいんだろうと思いますが、
Wフォルトを克服するには皆に安定した2NDサーブを身に着けるようにと言われています。
トスの位置がまずは悪いので気を付けならばも身体全体を使って打つように心がけるのですが入らない時は本当に入らなくて。..
何か参考になるコメントをいただければと思います。
よろしくお願いします。
投稿者 soleilesoleile 2013/07/12 12:18
私の答えです。
まずは間違いの無い模範解答です。
ウェスタンに近いグリップでは回転がかけにくいので
それなりの威力のあるサーブは無理です。
コンチネンタルグリップに変えて
ボールの右横を切るようにし
スライスサーブを打つことをお奨めします。
全日本出場を目指すなら、当然のように実行です。
次に、やや妥協した準模範解答です。
いきなりコンチネンタルは難しいので
イースタングリップくらいにして
ボールの右斜め下あたりを切るようにしたらどうですか。
50歳以上で市民大会上位入賞ならこれ。
最後に超現実的な回答です。
ウェスタンに近いグリップでサーブをしている
という事は
シツレイですが、それほど高いレベルでプレーしているとは思えない。
だから
甘いセカンドサーブでもそれほど攻撃されない。
とすると
そのグリップのまま
右前方にトスを上げ
全身を使わないで、手首も固定し
(面を返したりしてはいけません)
腕だけで打てば
安定してゆるいセカンドサーブが打てます。
(決して全身で打とう何て考えない事)
面を上向きにしたまま
バレーボールのフローターサーブのようにしてもいいでしょう。
こんな感じ。
これはイイカゲンな数字ですが
全テニス人口の90%に対してはこのサーブでも通用します。
むしろレシーバーには嫌われます。
それともう一つ
ファーストとセカンドで
グリップや球質を統一し
面感覚を共通にしておいた方がいいですよ。
2013年05月09日
エルボーマンのサーブ
肘を痛めている 『北国の親爺』 さんからサーブの質問です。
以下がそのコメントの全文です。 ちょっと長い。
数度質問させて頂いている肘痛でフォアもサーブ?!も勿論バックも両手打ちのまもなく還暦の親爺です。
松原コーチにお答え頂いたフローターサーブ(バレーボールのような)、少しサイドスピンを掛けたのは会得できました。(これも両手)ただし横回転を掛けだけの打ち上げ気味、奇襲作戦では上手く行きますが相手が慣れるとリターンエースの餌食です。
アンダーサーブも同様に餌食。そこで考えたのはサイドハンドストロークのサーブです。野球の投手、勿論主流はオーバヘッド、しかし2番手、3番手の抑えの投手にはノーワイドアップでサイドワンダー気味が結構います。これをテニスのサーブに応用できないでしょうかが今回の質問です。
サイドワンダーは通常のフォアのストロークと同じ腰の辺りの打点となり参考、応用できそうな気がします。アンダーよりはスピード、威力があるかなと思います。
トップ、サイドスピンも掛けられるかなと。スクールのコーチにこんなことを言うとまず肘を治す、取り敢えずはアンダーサーブで、となると思います。
草トーナメントに挑戦する気など全く無い者ですがサーブがそれなりでないと仲間が遊んでくれないので質問させて頂きました。
投稿者 北国の親爺 2013/05/05 19:42
私の答えです。
腰の辺りからトップスピンでハードヒットすればけっこう効果的です。
私もこれなら、生半可なスピンサーブよりいいのを打つ自信があります。
それともアンダースピンをかけて滑らせる。
これは低い打点でも肩より少し上の打点で
上から切り下ろす、スリーコーターでもありですね。
高い打点より横に滑って効果的です。
両手なら
剣術の袈裟懸けのように、斜め上段から切りかければいいのです。
もう1つ、私の本日のお勧めメニューは
このスリーコーター、切り下ろしサイドスピンサーブ
左手でやったらどうですか。
ゆっくりしたスウィングで、切り下ろす。
うんと低い打点なら左手でも打てる。
同じ回転なら、左のほうが効果的
どうです
サウスポーのスライダー
やってみませんか。
以下がそのコメントの全文です。 ちょっと長い。
数度質問させて頂いている肘痛でフォアもサーブ?!も勿論バックも両手打ちのまもなく還暦の親爺です。
松原コーチにお答え頂いたフローターサーブ(バレーボールのような)、少しサイドスピンを掛けたのは会得できました。(これも両手)ただし横回転を掛けだけの打ち上げ気味、奇襲作戦では上手く行きますが相手が慣れるとリターンエースの餌食です。
アンダーサーブも同様に餌食。そこで考えたのはサイドハンドストロークのサーブです。野球の投手、勿論主流はオーバヘッド、しかし2番手、3番手の抑えの投手にはノーワイドアップでサイドワンダー気味が結構います。これをテニスのサーブに応用できないでしょうかが今回の質問です。
サイドワンダーは通常のフォアのストロークと同じ腰の辺りの打点となり参考、応用できそうな気がします。アンダーよりはスピード、威力があるかなと思います。
トップ、サイドスピンも掛けられるかなと。スクールのコーチにこんなことを言うとまず肘を治す、取り敢えずはアンダーサーブで、となると思います。
草トーナメントに挑戦する気など全く無い者ですがサーブがそれなりでないと仲間が遊んでくれないので質問させて頂きました。
投稿者 北国の親爺 2013/05/05 19:42
私の答えです。
腰の辺りからトップスピンでハードヒットすればけっこう効果的です。
私もこれなら、生半可なスピンサーブよりいいのを打つ自信があります。
それともアンダースピンをかけて滑らせる。
これは低い打点でも肩より少し上の打点で
上から切り下ろす、スリーコーターでもありですね。
高い打点より横に滑って効果的です。
両手なら
剣術の袈裟懸けのように、斜め上段から切りかければいいのです。
もう1つ、私の本日のお勧めメニューは
このスリーコーター、切り下ろしサイドスピンサーブ
左手でやったらどうですか。
ゆっくりしたスウィングで、切り下ろす。
うんと低い打点なら左手でも打てる。
同じ回転なら、左のほうが効果的
どうです
サウスポーのスライダー
やってみませんか。
2013年04月21日
スピンサーブの価値
先日のウルトラスピンサーブの件で
色々と考えてみた。
先日もお話したように
かなり跳ねるにしても、あまりにゆるいのはダメ。
リターンにやられないためには
それなりのパワーが必要なのだ。
パワーというのといちばん関連しているのはスウィングスピード。
スウィングスピードが速ければ
ボールにより強力なパワーを与えられる。
そのために
腕の内旋、回内が使われ
この2つを最も使いやすいサーブがスピンサーブなのだ。
この人は、ボリス・ベッカー
少し前の人だが
ブンブンサーブと言われ
セカンドサーブでもエースを取りまくっていた人。
内旋、回内し
この後、さらにラケット面は打球方向まで向くのだ。
この人の場合は強烈フラット風味のスピンサーブ。
ファースト、セカンドで、球質をあまり変えないスタイル。
もちろん、下に向かって叩きつける。
もう一人
強烈に跳ねるスピンサーブの人、カルロビッチ。
ラケットが小さい。
じつはこの人、身長207cm
去年のデ杯で、クロアチアに3勝を持って行ってしまった。
この人は
はっきりした、220kmのフラットと
回転が多く、錦織の頭上はるかに飛ぶ
190kmくらいのスピンサーブをはっきりと打ち分ける。
ちょっと例が凄すぎたが
要はスピンサーブもあるレベル以上では威力が必要だという事。
大抵の、それなりのアマチュア・レシーバーでは
もっとも好物なのが、そこそこに速いスピンサーブなのだ。
そうしてみると、うんと遅いスピンサーブ
アマチュアでは有りか?
色々と考えてみた。
先日もお話したように
かなり跳ねるにしても、あまりにゆるいのはダメ。
リターンにやられないためには
それなりのパワーが必要なのだ。
パワーというのといちばん関連しているのはスウィングスピード。
スウィングスピードが速ければ
ボールにより強力なパワーを与えられる。
そのために
腕の内旋、回内が使われ
この2つを最も使いやすいサーブがスピンサーブなのだ。
この人は、ボリス・ベッカー
少し前の人だが
ブンブンサーブと言われ
セカンドサーブでもエースを取りまくっていた人。
内旋、回内し
この後、さらにラケット面は打球方向まで向くのだ。
この人の場合は強烈フラット風味のスピンサーブ。
ファースト、セカンドで、球質をあまり変えないスタイル。
もちろん、下に向かって叩きつける。
もう一人
強烈に跳ねるスピンサーブの人、カルロビッチ。
ラケットが小さい。
じつはこの人、身長207cm
去年のデ杯で、クロアチアに3勝を持って行ってしまった。
この人は
はっきりした、220kmのフラットと
回転が多く、錦織の頭上はるかに飛ぶ
190kmくらいのスピンサーブをはっきりと打ち分ける。
ちょっと例が凄すぎたが
要はスピンサーブもあるレベル以上では威力が必要だという事。
大抵の、それなりのアマチュア・レシーバーでは
もっとも好物なのが、そこそこに速いスピンサーブなのだ。
そうしてみると、うんと遅いスピンサーブ
アマチュアでは有りか?
2013年04月19日
ウルトラ・スピンサーブ
『たけぴん』 さんから面白い質問をいただきました。
すごい回転のスピンサーブです。
以下がそのコメントの全文です。
いつも勉強させて頂いています。九州在住です。7年程前、関西のテニススクールに在籍していた頃に一度だけ振替でレッスンを受けたコーチのスピンサーブが忘れられません。
松原コーチはスピンサーブはうち下ろすと書かれていますが、そのコーチは体の向きは相手に向かって横向き、トスは真上にとても高く上げ、まるで椅子に腰掛けるかのように膝を深く曲げてタメを作って真上にジャンプして打った玉は、まるで玉出しで軽いロブを上げたような軌道でゆっくり飛んできて着地後、180センチある私の30センチ位上を越えていきました。屋内のカーペットコートでしたが衝撃でした。
何度もトライしましたが、ロブ並みの軌道を打つなら下から擦り上げるにしても若干でも面を上に向けないとそうはなりません。しかし打てば2メートル近くオーバーします。
松原コーチの言う平行かやや下向きに飛び出したような軌道ではありません。打ち上げないと説明がつきません。あれはどうやって打つと思いますか?またあと2メートル内側に飛ばさない方法はありませんか?
投稿者 たけぴん 2013/04/17 22:25
私の答えです。
ボールの状態は次の要素により説明できます。
1、飛んでいく方角と速度
2、スピンの方向と回転量
それ以外の要素はありません。
質問のサーブについて言えば
すごく曲がって、落ちるわけですから
回転量が非常に多く
しかも縦回転が多い
それに対し、スピードは遅め、ということでしょう。
テニスのサービスは
平面であるラケット面で打つわけですから
打球に対し、直角に当たればフラット、無回転です。
逆に、フレームに当たりそうになるほど、薄く当てれば
ウルトラ・スピン状態になるわけです。
スピンサーブでこれを実現するには
グリップを薄めにすることと
打点を後にすることです。
打点が後というのは
横向きに構えた自分の後ろ、つまりバックサイド側という意味ではなく
打球方向に対して後ろ、ベースライン後方という意味です。
この逆に
打点を前のほう、ベースライン内にすると
辺りが厚くなって、フラット気味になるか
打球方向が下向きになってしまいます。
以上のことが理解できると
実用の観点から
ファーストサーブは打点を前気味に
セカンドは少し後気味にすれば
回転量を打ち分けることができるわけです。
さて問題のサーブの打ち方ですが
打点を後にすることで回転量を増やす。
通常のスピンサーブは斜め上、45度くらいの回転ですが
こいつをなるべく垂直に近づける。
それが座ったような姿勢から、ということになるのでしょうか。
さて、そんなにすごいサーブ
何で、プロはやらないのでしょうか?
アニメの世界では
越前リョーマ君がスピンサーブでキックさせ
レシーバーのあごに当ててノックアウトさせていました。
現実の一流選手の世界では
スピンサーブがキックするかもしれないことは
誰でも知っています。
顔めがけて、スピンサーブが来たら
左足を引きながら回り込み、フォアのハードヒッ ・・・
どんな球質のサーブをするかは、自分の勝手だし
アマチュアなら特にそう
勝つつもりなのか、楽しくやるつもりなのか
それも自分しだい。
ただしあまり極端なサーブは
ひざや腰を痛めやすく
その割りに、ご利益の薄いものなのです。
何本もやれば相手はなれてきます。
だからプロはそこまではやらない。
適度なスピン量があるのではないでしょうか。
どんなスピンサーブでも
スウィングでラケット面は斜め下から斜め上にこすり上げていきます。
スウィングも遠心力があって
引っ張る腕に逆らって伸ばしていくからです。
だから松原さんが下に向かって振れといっても
ラケットヘッドは上に行きます。
でも、スピンをいっぱいかけたのに
サービスラインをオーバーしてしまう人に対し
下に向かって打つようにアドバイスします。
打点がネット上端よりかなり高いので
当然、下に向かって打つこともあるのです。
上に向かって打たないと
スピンサーブとしては違反だ
という規則は無いのです。
また、フラットとスピンの中間のようなサーブがあってもいいので
その場合、もちろん下に向かって叩きつける。
実は、プロはこれを多く使うのです。
厳密には、スピン量が少な目のスピンサーブですが
テレビで解説の先生は
「すごいフラットサーブですね」 と言ったりします。
すごい回転のスピンサーブです。
以下がそのコメントの全文です。
いつも勉強させて頂いています。九州在住です。7年程前、関西のテニススクールに在籍していた頃に一度だけ振替でレッスンを受けたコーチのスピンサーブが忘れられません。
松原コーチはスピンサーブはうち下ろすと書かれていますが、そのコーチは体の向きは相手に向かって横向き、トスは真上にとても高く上げ、まるで椅子に腰掛けるかのように膝を深く曲げてタメを作って真上にジャンプして打った玉は、まるで玉出しで軽いロブを上げたような軌道でゆっくり飛んできて着地後、180センチある私の30センチ位上を越えていきました。屋内のカーペットコートでしたが衝撃でした。
何度もトライしましたが、ロブ並みの軌道を打つなら下から擦り上げるにしても若干でも面を上に向けないとそうはなりません。しかし打てば2メートル近くオーバーします。
松原コーチの言う平行かやや下向きに飛び出したような軌道ではありません。打ち上げないと説明がつきません。あれはどうやって打つと思いますか?またあと2メートル内側に飛ばさない方法はありませんか?
投稿者 たけぴん 2013/04/17 22:25
私の答えです。
ボールの状態は次の要素により説明できます。
1、飛んでいく方角と速度
2、スピンの方向と回転量
それ以外の要素はありません。
質問のサーブについて言えば
すごく曲がって、落ちるわけですから
回転量が非常に多く
しかも縦回転が多い
それに対し、スピードは遅め、ということでしょう。
テニスのサービスは
平面であるラケット面で打つわけですから
打球に対し、直角に当たればフラット、無回転です。
逆に、フレームに当たりそうになるほど、薄く当てれば
ウルトラ・スピン状態になるわけです。
スピンサーブでこれを実現するには
グリップを薄めにすることと
打点を後にすることです。
打点が後というのは
横向きに構えた自分の後ろ、つまりバックサイド側という意味ではなく
打球方向に対して後ろ、ベースライン後方という意味です。
この逆に
打点を前のほう、ベースライン内にすると
辺りが厚くなって、フラット気味になるか
打球方向が下向きになってしまいます。
以上のことが理解できると
実用の観点から
ファーストサーブは打点を前気味に
セカンドは少し後気味にすれば
回転量を打ち分けることができるわけです。
さて問題のサーブの打ち方ですが
打点を後にすることで回転量を増やす。
通常のスピンサーブは斜め上、45度くらいの回転ですが
こいつをなるべく垂直に近づける。
それが座ったような姿勢から、ということになるのでしょうか。
さて、そんなにすごいサーブ
何で、プロはやらないのでしょうか?
アニメの世界では
越前リョーマ君がスピンサーブでキックさせ
レシーバーのあごに当ててノックアウトさせていました。
現実の一流選手の世界では
スピンサーブがキックするかもしれないことは
誰でも知っています。
顔めがけて、スピンサーブが来たら
左足を引きながら回り込み、フォアのハードヒッ ・・・
どんな球質のサーブをするかは、自分の勝手だし
アマチュアなら特にそう
勝つつもりなのか、楽しくやるつもりなのか
それも自分しだい。
ただしあまり極端なサーブは
ひざや腰を痛めやすく
その割りに、ご利益の薄いものなのです。
何本もやれば相手はなれてきます。
だからプロはそこまではやらない。
適度なスピン量があるのではないでしょうか。
どんなスピンサーブでも
スウィングでラケット面は斜め下から斜め上にこすり上げていきます。
スウィングも遠心力があって
引っ張る腕に逆らって伸ばしていくからです。
だから松原さんが下に向かって振れといっても
ラケットヘッドは上に行きます。
でも、スピンをいっぱいかけたのに
サービスラインをオーバーしてしまう人に対し
下に向かって打つようにアドバイスします。
打点がネット上端よりかなり高いので
当然、下に向かって打つこともあるのです。
上に向かって打たないと
スピンサーブとしては違反だ
という規則は無いのです。
また、フラットとスピンの中間のようなサーブがあってもいいので
その場合、もちろん下に向かって叩きつける。
実は、プロはこれを多く使うのです。
厳密には、スピン量が少な目のスピンサーブですが
テレビで解説の先生は
「すごいフラットサーブですね」 と言ったりします。
2013年04月18日
サーブの打点を後にする理由
昔、サンプラスは30-40になると
サービスエースを取って、ピンチを平然と逃れていた。
あの、打点を後気味にとって
肘を高めに残したフィニッシュを覚えている人も多いだろう。
ジャンピングスマッシュの打ち方で打つとそうなり
深さの調節が上手くできることを昨日のブログでも書いたばかり。
さて、サーブの打点を後にする理由だが
振り子のスウィング、そのテンポ
いや上の振り子だから、メトロノームか?
例の、ユウックリのスウィングと関係がある。
振り子には一定の固有周期があるから
その周期に逆らわなければ自然にラケットが出てくるので
パワーの有り無しにかかわらず
それなりのショットが打てる、というアレ。
事実、女子の一流選手はもちろん
男子のトップでも、ラケットを後ろにたらし
振り上げ始めるところまでは、とってもゆったりとした動きなのだ。
フェデラーのサーブで、ひざの屈伸がゆったりしているのは
たいていの人が感じていると思う。
この前半がゆったりと動き
ひざが伸び、軽くジャンプしたところでボールを捉えれば
パワーが理想的に伝わるのみならず
姿勢がいつも伸びて、美しい姿勢で打て
その姿勢は再現性があるのだ。
そして最後の叩きつけは
腕の内旋を使って行うのが、一番力強くなる。
そして一番力が入るのがここ。
この美しい形なのだ。
身体全体と腕で、ボールを包み込むような形になり
ボールをふかさない形
しっかり押さえ込む形になる。
それがこの後に来る
ジャンピングスマッシュのフィニッシュであり
腕力のある男子なら
最初のサンプラスのフィニッシュなのだ。
サービスエースを取って、ピンチを平然と逃れていた。
あの、打点を後気味にとって
肘を高めに残したフィニッシュを覚えている人も多いだろう。
ジャンピングスマッシュの打ち方で打つとそうなり
深さの調節が上手くできることを昨日のブログでも書いたばかり。
さて、サーブの打点を後にする理由だが
振り子のスウィング、そのテンポ
いや上の振り子だから、メトロノームか?
例の、ユウックリのスウィングと関係がある。
振り子には一定の固有周期があるから
その周期に逆らわなければ自然にラケットが出てくるので
パワーの有り無しにかかわらず
それなりのショットが打てる、というアレ。
事実、女子の一流選手はもちろん
男子のトップでも、ラケットを後ろにたらし
振り上げ始めるところまでは、とってもゆったりとした動きなのだ。
フェデラーのサーブで、ひざの屈伸がゆったりしているのは
たいていの人が感じていると思う。
この前半がゆったりと動き
ひざが伸び、軽くジャンプしたところでボールを捉えれば
パワーが理想的に伝わるのみならず
姿勢がいつも伸びて、美しい姿勢で打て
その姿勢は再現性があるのだ。
そして最後の叩きつけは
腕の内旋を使って行うのが、一番力強くなる。
そして一番力が入るのがここ。
この美しい形なのだ。
身体全体と腕で、ボールを包み込むような形になり
ボールをふかさない形
しっかり押さえ込む形になる。
それがこの後に来る
ジャンピングスマッシュのフィニッシュであり
腕力のある男子なら
最初のサンプラスのフィニッシュなのだ。
2013年02月05日
スライスサーブは
『レフティ』 さんから、スライスサーブの質問をいただきました。
ちょっと長いのですが、切りにくいので、全文掲載です。
以下がそのコメントです。
松原コーチ、こんばんは。
「りんごの皮むきサーブ」の話が出たところで、スライスサーブについて質問いたします。
私はスライスサーブを主体としており、トスを外側に上げ、そこから①普通に曲がるスライス、②少し厚く当てた直線的なフラットスライス、③うんと薄く当てて回転ばかりで飛んでいかないスライス
とこの3つのスライスを練習していました。
ところが、この3つめのスライスが曲者で、スピードに落差が出て、また風下から上手く打てば結構エースになったりと有効なサーブだったのですが、うんと回転をかけようとリストを使ってしまっていたようなのです。
このリストの動きを身体が憶えてしまって、普通のスライスを打とうとしても、サーブがネットまで届かなくなりました。
勿論、ダブルフォールトの嵐。焦れば、焦るほど、コントロールがきかなくなり、最近では諦めてスピンサーブを練習しています。
これが松原コーチの仰る「りんごの皮むきサーブ」なんでしょうか?どうしたら、コントロールしたらいいかとお聞きしたら、「手首を固定して打つ」と言われるとは思うのですが、諦めるには惜しいサーブで何か少しでもコメントがいただければ有難いです。どうぞよろしくお願いします。
投稿者 レフティ 2013/02/04 21:08
私の答えです。
りんごの皮むきの定義ですが
ボールの外周に沿って
前腕の回外を使って薄く当てる物です。
通常サーブでは
上体が横向きから前向きに動き
腕を捻らなくても
回内も回外も、どっちもしなくても
上体の周り分は左に曲がります。
(右利きを前提の言い方です)
ですから少しくらい左に捻ったように感じるくらいなら
それほど害はないと思います。
ただし、そうとうに捻ると
かなり高い確率で肘を壊しますのですぐわかります。
ダブルフォールト連発になっちゃったとのことですが
最初からでしょうか?
そのサーブを始めたころは入っていたのなら
その時点まで戻ったらどうですか。
スライスサーブというのは
縦方向に面の変化を起こす要素が少ないので
縦にはエラーしにくいサーブです。
だからかなり、猛烈に振り切っても大丈夫です。
ネットを越さないのなら
もっと強く打ったらどうですか。
スピンのかかり具合
スピードなどがばらばらなら
いくらかは手首を固定する必要があります。
そうするとスピン量が減るということだと思いますが
それならグリップを薄くする。
バックハンドイースタンくらいのグリップです。
通常スライスサーブは
あまり回内を使わないのですが
これくらい薄いと回内を使って面を起こしても
かなりサイドスピンがかかります。
色々とトライしていくうちに
しっくり来るのが見つかるのではないでしょうか。
健闘をお祈りします。
ちょっと長いのですが、切りにくいので、全文掲載です。
以下がそのコメントです。
松原コーチ、こんばんは。
「りんごの皮むきサーブ」の話が出たところで、スライスサーブについて質問いたします。
私はスライスサーブを主体としており、トスを外側に上げ、そこから①普通に曲がるスライス、②少し厚く当てた直線的なフラットスライス、③うんと薄く当てて回転ばかりで飛んでいかないスライス
とこの3つのスライスを練習していました。
ところが、この3つめのスライスが曲者で、スピードに落差が出て、また風下から上手く打てば結構エースになったりと有効なサーブだったのですが、うんと回転をかけようとリストを使ってしまっていたようなのです。
このリストの動きを身体が憶えてしまって、普通のスライスを打とうとしても、サーブがネットまで届かなくなりました。
勿論、ダブルフォールトの嵐。焦れば、焦るほど、コントロールがきかなくなり、最近では諦めてスピンサーブを練習しています。
これが松原コーチの仰る「りんごの皮むきサーブ」なんでしょうか?どうしたら、コントロールしたらいいかとお聞きしたら、「手首を固定して打つ」と言われるとは思うのですが、諦めるには惜しいサーブで何か少しでもコメントがいただければ有難いです。どうぞよろしくお願いします。
投稿者 レフティ 2013/02/04 21:08
私の答えです。
りんごの皮むきの定義ですが
ボールの外周に沿って
前腕の回外を使って薄く当てる物です。
通常サーブでは
上体が横向きから前向きに動き
腕を捻らなくても
回内も回外も、どっちもしなくても
上体の周り分は左に曲がります。
(右利きを前提の言い方です)
ですから少しくらい左に捻ったように感じるくらいなら
それほど害はないと思います。
ただし、そうとうに捻ると
かなり高い確率で肘を壊しますのですぐわかります。
ダブルフォールト連発になっちゃったとのことですが
最初からでしょうか?
そのサーブを始めたころは入っていたのなら
その時点まで戻ったらどうですか。
スライスサーブというのは
縦方向に面の変化を起こす要素が少ないので
縦にはエラーしにくいサーブです。
だからかなり、猛烈に振り切っても大丈夫です。
ネットを越さないのなら
もっと強く打ったらどうですか。
スピンのかかり具合
スピードなどがばらばらなら
いくらかは手首を固定する必要があります。
そうするとスピン量が減るということだと思いますが
それならグリップを薄くする。
バックハンドイースタンくらいのグリップです。
通常スライスサーブは
あまり回内を使わないのですが
これくらい薄いと回内を使って面を起こしても
かなりサイドスピンがかかります。
色々とトライしていくうちに
しっくり来るのが見つかるのではないでしょうか。
健闘をお祈りします。
2013年01月22日
サーブの足使い
『yasumaru』 さんから、サーブの質問です。
以下がそのコメントの全文です。
いつも楽しみに拝見させていただいています。久しぶりにご質問させていただきます。サーブのときの「足遣い」についてです。松原コーチは、基本的にプロの打法には学ぶことが多いとのお考えかと思いますが、雑誌等で見かける連続写真やWeb上の動画などを見ていると、ほとんどのプロはトスと前後してカカトを浮かせ気味にしているように思います。なんせ、ここのところサーブが絶不調だったこともあり、どこかにすがれる「藁」がないかとあがいていたのですが、試しにこのカカト浮かせをやってみましたところ、ちょっと良さげな感触です。よくサーブについては腕の動きを中心に語られることが多いので意識も知識もそっちに行きがちで・・・松原コーチは足遣いについてどのようにお考えでしょうか?
投稿者 yasumaru 2013/01/17 17:02
私の答えです。
膝を曲げてみれば、かかとは浮くはずです。
逆にかかとを上げないでしゃがんだら
立ち上がるのに苦労すると思います。
こんな形ですね。
自然にできる形なので
特別、触れないことが多いですね。
腕の使い方は必修科目
ひざの使い方は選択科目と捉えています。
ひざの屈伸を使うことで、少し大きめのパワーを得ることができます。
うんと、じゃありません。
上手く行くとすると、その使い方はゆっくりです。
ゆっくりじゃないと、腕のスウィングをじゃまします。
ゆっくり伸び上がりながら
ラケットを後ろにたらし。
ひざが伸びきったところで腕を振り上げていきます。
そしてインパクト。
いつも言うように、15cmくらいジャンプしてから
インパクトというつもりだと
いい姿勢、いいパワーが得られます。
下半身が終わったら、腕です
一緒にしないこと
「アシーッ、手」 と呪文を唱えながら打つといいです。
正月以来
ログインできなかったり
雪かきに追われたり。
たまっていた質問がすべて答え終われたと思うのですが
どうでしょう?
もしも無視された人がいたら叫んでください。
以下がそのコメントの全文です。
いつも楽しみに拝見させていただいています。久しぶりにご質問させていただきます。サーブのときの「足遣い」についてです。松原コーチは、基本的にプロの打法には学ぶことが多いとのお考えかと思いますが、雑誌等で見かける連続写真やWeb上の動画などを見ていると、ほとんどのプロはトスと前後してカカトを浮かせ気味にしているように思います。なんせ、ここのところサーブが絶不調だったこともあり、どこかにすがれる「藁」がないかとあがいていたのですが、試しにこのカカト浮かせをやってみましたところ、ちょっと良さげな感触です。よくサーブについては腕の動きを中心に語られることが多いので意識も知識もそっちに行きがちで・・・松原コーチは足遣いについてどのようにお考えでしょうか?
投稿者 yasumaru 2013/01/17 17:02
私の答えです。
膝を曲げてみれば、かかとは浮くはずです。
逆にかかとを上げないでしゃがんだら
立ち上がるのに苦労すると思います。
こんな形ですね。
自然にできる形なので
特別、触れないことが多いですね。
腕の使い方は必修科目
ひざの使い方は選択科目と捉えています。
ひざの屈伸を使うことで、少し大きめのパワーを得ることができます。
うんと、じゃありません。
上手く行くとすると、その使い方はゆっくりです。
ゆっくりじゃないと、腕のスウィングをじゃまします。
ゆっくり伸び上がりながら
ラケットを後ろにたらし。
ひざが伸びきったところで腕を振り上げていきます。
そしてインパクト。
いつも言うように、15cmくらいジャンプしてから
インパクトというつもりだと
いい姿勢、いいパワーが得られます。
下半身が終わったら、腕です
一緒にしないこと
「アシーッ、手」 と呪文を唱えながら打つといいです。
正月以来
ログインできなかったり
雪かきに追われたり。
たまっていた質問がすべて答え終われたと思うのですが
どうでしょう?
もしも無視された人がいたら叫んでください。
2013年01月21日
両手打ちサーブも有り?
『北国の親爺』 さんから質問をいただきました。
テニスエルボー対策のユニークな話です。
以下がそのコメントの質問部分です。
申し訳ありません。札幌在住の間も無く還暦の男性です。以前も数度質問させて頂いた者です。
テニスエルボー、右肩痛でフォアもバックもダブルハンドの愚かなおっさんです。客観性は無いですがこの年齢レベルでは腕前は初級と中級の間かなと勝手に自負しています。
本当にお馬鹿な質問でお恥ずかしいですが、今、ダブルハンドのサーブに挑戦しています。その打ち方ですが右前方にトスを揚げ(スライスサーブを目指しています)薄いグリップ(コンチネンタルよりは厚い)トロフィーポーズはせず、右の耳辺りにラケットを持ち上げラケットヘッドを垂らすと同時に左手もグリップを握り、そのまま両手持ちで振り抜いています。
しばらく(1年?)安静にして軽い筋トレをするのが良いことは重々承知していますが週2回ほどのテニスの楽しみを止められません。 ・・・・
投稿者 北国の親爺 2013/01/14 19:13
私の答えです。
方法が3つあると思います
1つ目は
グリップをもう少し厚くして
イースタンかセミウェスタン
お話のような右前の打点で
肘を曲げたまま
低い打点で
ボールの右下をこすります。
低く滑るバウンドで、かなりリターンしにくい
実用的なサーブです。
サイドスピンとアンダースピンの混ざったやつ
よくソフトテニスの人がセカンドに使ったり
バレーボールのフローターサーブにも似た使い方です。
ラケットヘッドを前にかえさず
最後までラケットを手で引っ張ります。
顔よりも低い打点で打てば
肘や肩の負担も少ないと思いますがどうでしょうか。
2つ目は
同じサーブを左手でやる。
右に曲がり滑りますので
さらに、意地悪感がまして、有効なサーブになります。
もし、左手が苦手であれば
3つ目が
両手でそのサーブをやる。
コメントでどうかとおっしゃていたとおりだと思います。
これが楽であれば、これもありです。
それから他のショットですが
どれも、左手でやるのもありだと思います。
もちろん、4つ目
アンダーハンドサーブもありです。
両手トップスピンフルスウィングも。
既成概念にとらわれる必要は無いです。
15cmの雪でおたおたしている横浜からの返事です。
今晩振らなければいいんですが。
テニスエルボー対策のユニークな話です。
以下がそのコメントの質問部分です。
申し訳ありません。札幌在住の間も無く還暦の男性です。以前も数度質問させて頂いた者です。
テニスエルボー、右肩痛でフォアもバックもダブルハンドの愚かなおっさんです。客観性は無いですがこの年齢レベルでは腕前は初級と中級の間かなと勝手に自負しています。
本当にお馬鹿な質問でお恥ずかしいですが、今、ダブルハンドのサーブに挑戦しています。その打ち方ですが右前方にトスを揚げ(スライスサーブを目指しています)薄いグリップ(コンチネンタルよりは厚い)トロフィーポーズはせず、右の耳辺りにラケットを持ち上げラケットヘッドを垂らすと同時に左手もグリップを握り、そのまま両手持ちで振り抜いています。
しばらく(1年?)安静にして軽い筋トレをするのが良いことは重々承知していますが週2回ほどのテニスの楽しみを止められません。 ・・・・
投稿者 北国の親爺 2013/01/14 19:13
私の答えです。
方法が3つあると思います
1つ目は
グリップをもう少し厚くして
イースタンかセミウェスタン
お話のような右前の打点で
肘を曲げたまま
低い打点で
ボールの右下をこすります。
低く滑るバウンドで、かなりリターンしにくい
実用的なサーブです。
サイドスピンとアンダースピンの混ざったやつ
よくソフトテニスの人がセカンドに使ったり
バレーボールのフローターサーブにも似た使い方です。
ラケットヘッドを前にかえさず
最後までラケットを手で引っ張ります。
顔よりも低い打点で打てば
肘や肩の負担も少ないと思いますがどうでしょうか。
2つ目は
同じサーブを左手でやる。
右に曲がり滑りますので
さらに、意地悪感がまして、有効なサーブになります。
もし、左手が苦手であれば
3つ目が
両手でそのサーブをやる。
コメントでどうかとおっしゃていたとおりだと思います。
これが楽であれば、これもありです。
それから他のショットですが
どれも、左手でやるのもありだと思います。
もちろん、4つ目
アンダーハンドサーブもありです。
両手トップスピンフルスウィングも。
既成概念にとらわれる必要は無いです。
15cmの雪でおたおたしている横浜からの返事です。
今晩振らなければいいんですが。
2012年12月10日
サーブの質問に
先日のコーチ研修会にお仕事の都合で欠席された、O山さんからの質問です。
今日はそのうちのサーブの2題です。
以下がその質問です。
トスアップする際のボールの握り方
現状、私がトスアップをする際のボールの握り方は、5本指の指
先だけでボールをまるでコップに軽く触れるかのように持ち、コ
ップの水がこぼれないような動作でトスアップしています。現状
でこれといった不具合はないのですが、よりよいフォームにした
いです。アドバイスをお願いいたします。
サーブ時の呼吸の仕方
サーブ時の呼吸を気にし始めるとサーブ全体のリズムがどんどん
狂ってきます。現状では息を吸った状態からスタートし、少しず
つ息を吐きながらサーブの動作をおこない、インパクトのときに
一番大きく息を吐いています。この方法で一応落ち着いています
が、よりよい方法があったらアドバイスをお願いいたします。
私の答えです。
まずは、トスアップ。
ほとんどの男子のプロは
5本の指で、手のひらで無造作に握って
放り上げます。
女子のプロは2本の指先でそおっと持ったり
するのが多いようですが
これは多分コーチが、そう教えるためではないでしょうか。
男の子はあまりコーチの言うことを聞かない。
コップを持つようにという方法もありますね。
O山さんもそうしているようですが
それで困らないなら
他のやり方にする必要はナイと思います。
上手く行っていることを変えたら
困るようになるのではないでしょうか。
どうしても変えたければ
男子プロのように無造作に5本バシです。
ただテニスの場合
芸術点や飛形点はありませんので
どう持っても
点数の向上は期待できないと思います。
次にサーブの呼吸ですが
私が一番力が入るときには
「ウー、ウーっ」 と叫びます。
これは、声を抜かせば
O山さんの使い方と同じではないでしょうか。
何も考えないでやれば
自然にできることだと思いますが
どうしても考えてしまう性格なら
今のままの手順で、意識して続ければいいと思います。
これら2つのことは
今困っていないなら考える必要は無いと思います。
変えたら、必ず、悪くなると思います。
それよりも
トスの高さとか位置とか
フィニッシュの形とか
もしもパワーやコントロールの問題があるなら
上手くいっていないことがあるなら
そっちのほうに
考えたほうがいい事がたくさん有ると思いますよ。
今日はそのうちのサーブの2題です。
以下がその質問です。
トスアップする際のボールの握り方
現状、私がトスアップをする際のボールの握り方は、5本指の指
先だけでボールをまるでコップに軽く触れるかのように持ち、コ
ップの水がこぼれないような動作でトスアップしています。現状
でこれといった不具合はないのですが、よりよいフォームにした
いです。アドバイスをお願いいたします。
サーブ時の呼吸の仕方
サーブ時の呼吸を気にし始めるとサーブ全体のリズムがどんどん
狂ってきます。現状では息を吸った状態からスタートし、少しず
つ息を吐きながらサーブの動作をおこない、インパクトのときに
一番大きく息を吐いています。この方法で一応落ち着いています
が、よりよい方法があったらアドバイスをお願いいたします。
私の答えです。
まずは、トスアップ。
ほとんどの男子のプロは
5本の指で、手のひらで無造作に握って
放り上げます。
女子のプロは2本の指先でそおっと持ったり
するのが多いようですが
これは多分コーチが、そう教えるためではないでしょうか。
男の子はあまりコーチの言うことを聞かない。
コップを持つようにという方法もありますね。
O山さんもそうしているようですが
それで困らないなら
他のやり方にする必要はナイと思います。
上手く行っていることを変えたら
困るようになるのではないでしょうか。
どうしても変えたければ
男子プロのように無造作に5本バシです。
ただテニスの場合
芸術点や飛形点はありませんので
どう持っても
点数の向上は期待できないと思います。
次にサーブの呼吸ですが
私が一番力が入るときには
「ウー、ウーっ」 と叫びます。
これは、声を抜かせば
O山さんの使い方と同じではないでしょうか。
何も考えないでやれば
自然にできることだと思いますが
どうしても考えてしまう性格なら
今のままの手順で、意識して続ければいいと思います。
これら2つのことは
今困っていないなら考える必要は無いと思います。
変えたら、必ず、悪くなると思います。
それよりも
トスの高さとか位置とか
フィニッシュの形とか
もしもパワーやコントロールの問題があるなら
上手くいっていないことがあるなら
そっちのほうに
考えたほうがいい事がたくさん有ると思いますよ。
2012年12月05日
フラットサーブの距離感
『レフティ』 さんからの4つ目の質問です。
以下がコメントでの、その部分です。
フラットサーブの打ち方についてです。腕を回内させる打ち方で回転量が少ないので、インさせるのが難しいのですが、コツはあるでしょうか?
また、練習していて、往々に肘が痛くなるのですが、打ち方が悪いのでしょうか。よろしくお願いします。ちなみに腕立て伏せは、一応毎日してます。
投稿者 レフティ 2012/11/11 12:38
私の答えです。
フラットサーブで、コントロールが難しいのは距離感です。
前後方向のコントロール。
左右はけっこう狙いやすいと思います。
距離感を上手くつかむためには打点を後気味に取り
腕の内旋、回内を使って
引っ張り込みながら打つようにするといいのです。
肘がわずかに曲がった状態、こうゆう打点でとらえ
フィニッシュは腕を引っ張り込みますので
肘が高い位置に残り
サンプラスのような形になります。
肘はインパクトでも、その前後でも
常に伸びきらないように使います。
この伸び切らない肘が、内旋、回内をうまく使うコツなのです。
少し曲がった肘を使って内旋することが
腕やラケットヘッドを前に加速するのは
すわったまま、動かしてみても
すぐに感じ取れると思います。
肘を伸びきらせないため
面をぐらつかせないためには
腕をしっかり、力ませてください。
スピードを出すためにも
安定させるためにも、柔らかさは敵です。
そしてもう1つ
この伸び切らない肘が、肘を痛めないコツでもあるのです。
フラットでも、スライスでも、スピンでも、そうです。
多分、伸びきってとたん
インパクトを迎えたところで
ズキッ、とくるのではないでしょうか
まして力が抜けているとてきめんにきます。
とりあえずの炎症は、毎日アイシングで止め
(練習後、なんともないと感じるまでは続けてください)
肘を曲げて (ほんのわずかでも可)
サーブをすれば大丈夫だと思います。
以下がコメントでの、その部分です。
フラットサーブの打ち方についてです。腕を回内させる打ち方で回転量が少ないので、インさせるのが難しいのですが、コツはあるでしょうか?
また、練習していて、往々に肘が痛くなるのですが、打ち方が悪いのでしょうか。よろしくお願いします。ちなみに腕立て伏せは、一応毎日してます。
投稿者 レフティ 2012/11/11 12:38
私の答えです。
フラットサーブで、コントロールが難しいのは距離感です。
前後方向のコントロール。
左右はけっこう狙いやすいと思います。
距離感を上手くつかむためには打点を後気味に取り
腕の内旋、回内を使って
引っ張り込みながら打つようにするといいのです。
肘がわずかに曲がった状態、こうゆう打点でとらえ
フィニッシュは腕を引っ張り込みますので
肘が高い位置に残り
サンプラスのような形になります。
肘はインパクトでも、その前後でも
常に伸びきらないように使います。
この伸び切らない肘が、内旋、回内をうまく使うコツなのです。
少し曲がった肘を使って内旋することが
腕やラケットヘッドを前に加速するのは
すわったまま、動かしてみても
すぐに感じ取れると思います。
肘を伸びきらせないため
面をぐらつかせないためには
腕をしっかり、力ませてください。
スピードを出すためにも
安定させるためにも、柔らかさは敵です。
そしてもう1つ
この伸び切らない肘が、肘を痛めないコツでもあるのです。
フラットでも、スライスでも、スピンでも、そうです。
多分、伸びきってとたん
インパクトを迎えたところで
ズキッ、とくるのではないでしょうか
まして力が抜けているとてきめんにきます。
とりあえずの炎症は、毎日アイシングで止め
(練習後、なんともないと感じるまでは続けてください)
肘を曲げて (ほんのわずかでも可)
サーブをすれば大丈夫だと思います。
2012年12月04日
サーブでビビラナイために
『レフティ』さんからしばらく前にいただいていた質問です。
以下がコメントのその部分です。
サーブ全般についてです。試合中とかビビッてしまって、トスが乱れ、しかもそれを打ちに行き、腕は縮こまり、振り切れず、いつも何なく入るサーブが全く入らなくなってしまう。よしんば入ったとしても、余裕もなくゲームが作れない。そんな状態の時どうすればいいのでしょうか。私は、松原コーチが推奨くださるスライスを軸に、①力加減 ②スピンの量 ③高さ ④向き(角度)などを調整して幅をもたせるしかないのかなと思い練習はしますが、それでもたまにそんな状態に陥ります。解決策はあるでしょうか。
どんな時でも、とりあえずでも入るサーブがあってこそ、フラット・高速(低速)スライスが使えると思っています。どうぞよろしくお願いします。
投稿者 レフティ 2012/11/11 12:36
私の答えです。
サーブに限らず、どのショットでも
ビビらずに打てるのは、そのショットに自信がある場合。
自信のあるやり方を覚えるしかありません。
それとも、禅寺にでもこもるか。
さて、筋肉が固まってしまわないためには
動かし続けること。
それとも固まってもいいと割り切ったショット。
最後のやつは一番簡単で
グリップをやや厚めに持ち
左手でトスを上げ
右手で、ポコンと打って止める、情けないセカンドサーブです。
そして打ち終わったら
「リターン打ってみろ、ミスレッ」 と心で叫ぶ。
まあ、これは最後の手段に取っておくとして
やるべきは、筋肉を動かし続けるほう。
つまり、振り切る。
回転を多めに
スライスでもスピンでも
うんと薄く当てて、かすらせます。
極端に言うと、ネットの向こうで失速すればいい。
スウィングスピードをつけ
いくらでもかすらせる自信がついたら
大胆さが取り戻せます。
そうしたら、少しずつあたりを厚くしていく。
トスもそうです。
筋肉はこわばれば、乱れます。
左手を止めないで
ゆっくりと動かし続けたらどうでしょうか。
構えでいったん静止し
1、2度、上下に動かしてからトス。
あんまり数多くゆすっていると
評判になって
忘年会の物まねネタになるのでご注意を。
さて、昨日、ある方からコメントをいただいた。
個人的なメールだったので
コメントとして表には出さないことにした。
コメントいただいた方にはこれでわかると思うので
とりあえず。
「コメント、ありがとうございました。」
以下がコメントのその部分です。
サーブ全般についてです。試合中とかビビッてしまって、トスが乱れ、しかもそれを打ちに行き、腕は縮こまり、振り切れず、いつも何なく入るサーブが全く入らなくなってしまう。よしんば入ったとしても、余裕もなくゲームが作れない。そんな状態の時どうすればいいのでしょうか。私は、松原コーチが推奨くださるスライスを軸に、①力加減 ②スピンの量 ③高さ ④向き(角度)などを調整して幅をもたせるしかないのかなと思い練習はしますが、それでもたまにそんな状態に陥ります。解決策はあるでしょうか。
どんな時でも、とりあえずでも入るサーブがあってこそ、フラット・高速(低速)スライスが使えると思っています。どうぞよろしくお願いします。
投稿者 レフティ 2012/11/11 12:36
私の答えです。
サーブに限らず、どのショットでも
ビビらずに打てるのは、そのショットに自信がある場合。
自信のあるやり方を覚えるしかありません。
それとも、禅寺にでもこもるか。
さて、筋肉が固まってしまわないためには
動かし続けること。
それとも固まってもいいと割り切ったショット。
最後のやつは一番簡単で
グリップをやや厚めに持ち
左手でトスを上げ
右手で、ポコンと打って止める、情けないセカンドサーブです。
そして打ち終わったら
「リターン打ってみろ、ミスレッ」 と心で叫ぶ。
まあ、これは最後の手段に取っておくとして
やるべきは、筋肉を動かし続けるほう。
つまり、振り切る。
回転を多めに
スライスでもスピンでも
うんと薄く当てて、かすらせます。
極端に言うと、ネットの向こうで失速すればいい。
スウィングスピードをつけ
いくらでもかすらせる自信がついたら
大胆さが取り戻せます。
そうしたら、少しずつあたりを厚くしていく。
トスもそうです。
筋肉はこわばれば、乱れます。
左手を止めないで
ゆっくりと動かし続けたらどうでしょうか。
構えでいったん静止し
1、2度、上下に動かしてからトス。
あんまり数多くゆすっていると
評判になって
忘年会の物まねネタになるのでご注意を。
さて、昨日、ある方からコメントをいただいた。
個人的なメールだったので
コメントとして表には出さないことにした。
コメントいただいた方にはこれでわかると思うので
とりあえず。
「コメント、ありがとうございました。」
2012年11月16日
サーブのポジション
ちょっと、昨日の話しの補足です。
ジョコビッチでも錦織でも動けないことがあります。
その場合は位置あわせやタイミングもずれることもあり
全身で打つことができません。
だから腕打ちです。
ランニングショットと同じ考え方。
姿勢が垂直に取れないなら
上体を回したらエラーします。
もっと色々ありますが
先日のデ杯
イスラエルのセラでしたっけ
錦織のボレーを足の間から返球し
ポイントにつなげました。
そんなのもありです。
さて、『レフティ』 さんからの2つ目の質問です
以下がコメントのその部分。
・・・・・・
試合におけるポジション取りについてです。1番目の質問にも関係することですが、これまで、松原コーチのレクチャーの中にあまりない事柄のような気がします。
バクッとした質問で恐縮ですが、基本的なことでも(些細なことでも)構いません。(シングルスでも、ダブルスでも)あまりにも自己流の動きをしているようで、少しでも理論的に押さえることができれば有難いです。
投稿者 レフティ 2012/11/11 12:36
私のお話。
あまりにも広い範囲なので
今日はサーブのポジションの話だけ。
色々とケースを思いつくにつれ
時々触れることにしましょう。
ところで、私はスピンサーブがメイン
フォアハンド打ちたい派の人なので
サーブはこんな場所からします。
ジュースコートは
わりとセンターマーク近く、50cmくらいでしょうか。
これでバックを狙いやすくし
時々、意表をついてフォアを狙います。
アドコートは
センターマークとサイドラインの真ん中くらい。
もちろんバックに入れるのがメインです。
この2枚の絵は
サーブアンドボレーのための説明図なので
その後のボレーが出ていますが
気にしないでください。
現実の私は
バックに入れたサーブの後
逆クロスで打ち勝ち
短くしたら、オープンコートにウィナー
というストーリーです。
そしてそのための
自分本位のサーブポジションが
先ほどの例です。
以上はあくまでも1例。
みんなが同じである必要は無く
自分の持ち球や
サーブ後のプランで
自分独自のポジションを考えればいいと思います。
ジョコビッチでも錦織でも動けないことがあります。
その場合は位置あわせやタイミングもずれることもあり
全身で打つことができません。
だから腕打ちです。
ランニングショットと同じ考え方。
姿勢が垂直に取れないなら
上体を回したらエラーします。
もっと色々ありますが
先日のデ杯
イスラエルのセラでしたっけ
錦織のボレーを足の間から返球し
ポイントにつなげました。
そんなのもありです。
さて、『レフティ』 さんからの2つ目の質問です
以下がコメントのその部分。
・・・・・・
試合におけるポジション取りについてです。1番目の質問にも関係することですが、これまで、松原コーチのレクチャーの中にあまりない事柄のような気がします。
バクッとした質問で恐縮ですが、基本的なことでも(些細なことでも)構いません。(シングルスでも、ダブルスでも)あまりにも自己流の動きをしているようで、少しでも理論的に押さえることができれば有難いです。
投稿者 レフティ 2012/11/11 12:36
私のお話。
あまりにも広い範囲なので
今日はサーブのポジションの話だけ。
色々とケースを思いつくにつれ
時々触れることにしましょう。
ところで、私はスピンサーブがメイン
フォアハンド打ちたい派の人なので
サーブはこんな場所からします。
ジュースコートは
わりとセンターマーク近く、50cmくらいでしょうか。
これでバックを狙いやすくし
時々、意表をついてフォアを狙います。
アドコートは
センターマークとサイドラインの真ん中くらい。
もちろんバックに入れるのがメインです。
この2枚の絵は
サーブアンドボレーのための説明図なので
その後のボレーが出ていますが
気にしないでください。
現実の私は
バックに入れたサーブの後
逆クロスで打ち勝ち
短くしたら、オープンコートにウィナー
というストーリーです。
そしてそのための
自分本位のサーブポジションが
先ほどの例です。
以上はあくまでも1例。
みんなが同じである必要は無く
自分の持ち球や
サーブ後のプランで
自分独自のポジションを考えればいいと思います。
2012年10月25日
左ききのスライスサーブ
『レフティ』 さんの3つ目の質問、サービスのチェンジアップについてです。
以下がそのコメントの質問部分です。
私は左利きということもあって、松原コーチ、ご推奨のスライスサーブを好んで、使っています。もっと球種があればと思うこともありますが、無いならないなりに、緩急を使っていこうかと考えています。当たり前ですが、スライスサーブは、スピードが速ければ、あまり曲がらず、遅いと結構曲がりますよね。それを活かして何か、アドバイスをいただけばと思います。
投稿者 レフティ 2012/10/16 20:32
私の答えです。
左のスライスサーバー
最も嫌われるタイプですね。
私の知っている人に2人います。
2人とも、スライスサーブを主に
フラットサーブを時々。
スライスはこちらのバックコーナーとボディーです。
フラットはフォアのコーナーへのエース狙い。
さて、左利きのスライスサーブは
遅くても曲がりの大きいほうが返しにくいです。
早くても
曲がりをイメージできれば対応が易しい。
大きな曲がりはイメージしているのに外れやすい。
厄介なサーブです。
ボディーへのサーブですが
正面より少しフォア側のコースが一番困る。
ついフォアで取ろうとして食い込まれるのです。
これはゆるいのも、速いのもありですが
一瞬の判断ミスを誘うためには
速いサーブが有効です。
フォアへのフラットですが
打てるにこしたことはありません。
スライスの面を回内してフラットに起こせばいいのです。
これがあると
1セットに2本くらいしか入らなくても
レシーバーが気にしただけで
スライスの効き方が大幅にアップします。
そしてスライスで点を稼ぐ。
回内して、面を変えることの苦手な人は
(ここだけの内緒話です、あのマツバラが言うはずがナイ)
グリップを少し厚めに持って
スライスと同じスウィングをする。
そう簡単にはばれないもんです。
ところで、球種を多くするのは大変
その割にはご利益が薄く、相手は困らない。
大抵はトスを上げただけでばれちゃう。
1つのモノをしっかり使える人のほうが、より勝ちに近いのです。
だからフラットが打てないなら、それでもいいと思います。
以下がそのコメントの質問部分です。
私は左利きということもあって、松原コーチ、ご推奨のスライスサーブを好んで、使っています。もっと球種があればと思うこともありますが、無いならないなりに、緩急を使っていこうかと考えています。当たり前ですが、スライスサーブは、スピードが速ければ、あまり曲がらず、遅いと結構曲がりますよね。それを活かして何か、アドバイスをいただけばと思います。
投稿者 レフティ 2012/10/16 20:32
私の答えです。
左のスライスサーバー
最も嫌われるタイプですね。
私の知っている人に2人います。
2人とも、スライスサーブを主に
フラットサーブを時々。
スライスはこちらのバックコーナーとボディーです。
フラットはフォアのコーナーへのエース狙い。
さて、左利きのスライスサーブは
遅くても曲がりの大きいほうが返しにくいです。
早くても
曲がりをイメージできれば対応が易しい。
大きな曲がりはイメージしているのに外れやすい。
厄介なサーブです。
ボディーへのサーブですが
正面より少しフォア側のコースが一番困る。
ついフォアで取ろうとして食い込まれるのです。
これはゆるいのも、速いのもありですが
一瞬の判断ミスを誘うためには
速いサーブが有効です。
フォアへのフラットですが
打てるにこしたことはありません。
スライスの面を回内してフラットに起こせばいいのです。
これがあると
1セットに2本くらいしか入らなくても
レシーバーが気にしただけで
スライスの効き方が大幅にアップします。
そしてスライスで点を稼ぐ。
回内して、面を変えることの苦手な人は
(ここだけの内緒話です、あのマツバラが言うはずがナイ)
グリップを少し厚めに持って
スライスと同じスウィングをする。
そう簡単にはばれないもんです。
ところで、球種を多くするのは大変
その割にはご利益が薄く、相手は困らない。
大抵はトスを上げただけでばれちゃう。
1つのモノをしっかり使える人のほうが、より勝ちに近いのです。
だからフラットが打てないなら、それでもいいと思います。
2012年09月27日
サーブの左手は続編
『やまぼうし』さんから再度、以下のコメントをいただきました。
早速丁寧な解説を頂き有難うございます。
イメージを上手く伝えられなかったようですが、丁度2番目写真のようなフォームのことを言おうとしたのです。これが出来ないのです。この写真のタイミングで左手が下がり胸の張りが不十分のまま右手の振出しが始まってしまう、という訳です。つまり2番目の写真のようなフォームはどうすれば作れるのか、という質問です。
意味のある質問になっているでしょうか。もしよろしければアドバイスを頂けたらと思います。
投稿者 やまぼうし 2012/09/26 17:19
私の答えです
やまぼうしさんへ
私の説明も、筆足らずだったかもしれませんね。
左手はトスが上がれば自然に上がるはずです。
そして、自然に下がっていきます。
がんばって上げ続ける必要は無いと思います。
胸の張りですが
ラケットが垂れ下がりながら
左手も下がっていって
同時にひざの伸びや腹筋の力で
上体が上がっていくことにより
肩の付近が引っ張られて、自然に胸が張られます。
つまり受動的な動きです。
ラケットが垂れ下がりきる直前くらいでしょうか
その状態で一番胸が張られるのです。
ここで胸を張るためには
ラケットが右肩の上に立った時には
むしろ胸は張っていないほうがいいのです。
胸を張ろうとすると、左手は落ちると思います。
これらの動きは
ラケットの振幅を大きくして
ラケットを強く振ろうとすれば
自然に出来ることだと思います。
そんなに気にしなくていいと思うのですが
どうしても、この形を作るとすると
胸を張らないようにして (これがコツです)
トスの時、両腕を同時に、前からバンザイ型で上げ
素振りでこのポーズを何度もとって
クセにすればいいと思います。
さて、もう1つのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』 ですが
今日はフォアハンドの姿勢の話し
無料設定なのでぜひ。
早速丁寧な解説を頂き有難うございます。
イメージを上手く伝えられなかったようですが、丁度2番目写真のようなフォームのことを言おうとしたのです。これが出来ないのです。この写真のタイミングで左手が下がり胸の張りが不十分のまま右手の振出しが始まってしまう、という訳です。つまり2番目の写真のようなフォームはどうすれば作れるのか、という質問です。
意味のある質問になっているでしょうか。もしよろしければアドバイスを頂けたらと思います。
投稿者 やまぼうし 2012/09/26 17:19
私の答えです
やまぼうしさんへ
私の説明も、筆足らずだったかもしれませんね。
左手はトスが上がれば自然に上がるはずです。
そして、自然に下がっていきます。
がんばって上げ続ける必要は無いと思います。
胸の張りですが
ラケットが垂れ下がりながら
左手も下がっていって
同時にひざの伸びや腹筋の力で
上体が上がっていくことにより
肩の付近が引っ張られて、自然に胸が張られます。
つまり受動的な動きです。
ラケットが垂れ下がりきる直前くらいでしょうか
その状態で一番胸が張られるのです。
ここで胸を張るためには
ラケットが右肩の上に立った時には
むしろ胸は張っていないほうがいいのです。
胸を張ろうとすると、左手は落ちると思います。
これらの動きは
ラケットの振幅を大きくして
ラケットを強く振ろうとすれば
自然に出来ることだと思います。
そんなに気にしなくていいと思うのですが
どうしても、この形を作るとすると
胸を張らないようにして (これがコツです)
トスの時、両腕を同時に、前からバンザイ型で上げ
素振りでこのポーズを何度もとって
クセにすればいいと思います。
さて、もう1つのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』 ですが
今日はフォアハンドの姿勢の話し
無料設定なのでぜひ。
2012年09月26日
サーブの左手は
『やまぼうし』 さんからサーブの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも熟読させていただいています。有難うございます。
サーブについての質問です。トスをあげた左手を上に伸ばし切った状態で静止し、ボールが最適の高さまで落ちるのを待って右手の始動にかかる、というのがプロを含めた上級者の正しいフォームであろうと、理解しています。
ところがそれを真似ようとしても、上手くいきません。具体的には、左手が上記の正しいフォームより早めに落ちてしまうのです。そのため、胸を反る、力を溜め込む、ということが出来ません。
左手の動きを正しいフォームに矯正する具体的な方法があれば教えていただきたいのですが。
投稿者 やまぼうし 2012/09/21 20:13
私の答えです。
いいサーブフォームのイメージが
ほぼ合っているようで、少し違っているように感じます。
「トスをあげた左手を上に伸ばし切った状態で静止し、
ボールが最適の高さまで落ちるのを待って右手の始動にかかる 」
とありますが、別に静止しなくても
最適のところまで落ちるのを待つ必要もありません。
ちょうどいい高さに上げれば
一瞬、左手が伸びた形になり
(トスを上げれば当然そうなります)
右手が始動すれば自然に、左手は落ちていくはずです。
ですからトスを少し低くしたらどうでしょう。
打点の30~50cmくらい上で充分だと思います。
そして、ラケットヘッドが垂れた状態になります。
もちろんうんと高いトスの場合は
左手を上げて、右手の始動まで待ってもかまいませんが
そうじゃなきゃいけないというわけではありません。
「胸を反る、力を溜め込む」 というのは
左手が落ちた後
下半身が伸び、腕がまだ振りあがっていない状態で
出来てしまう物で
止まっている状態で
セイノっと、作るものではありません。
基本的にいいフォームとは
左手でトスを上げ
右手を振り出す
足が地面から10cm前後離れるくらいジャンプして
腕に力を入れて振れるようなら
それがいいフォームです。
左手の位置ですが
後半2枚の写真の位置です。
トスが終わったら、じゃまにならないように下げる。
わざと作らなければ大抵、こんなものです。
以下がそのコメントの全文です。
いつも熟読させていただいています。有難うございます。
サーブについての質問です。トスをあげた左手を上に伸ばし切った状態で静止し、ボールが最適の高さまで落ちるのを待って右手の始動にかかる、というのがプロを含めた上級者の正しいフォームであろうと、理解しています。
ところがそれを真似ようとしても、上手くいきません。具体的には、左手が上記の正しいフォームより早めに落ちてしまうのです。そのため、胸を反る、力を溜め込む、ということが出来ません。
左手の動きを正しいフォームに矯正する具体的な方法があれば教えていただきたいのですが。
投稿者 やまぼうし 2012/09/21 20:13
私の答えです。
いいサーブフォームのイメージが
ほぼ合っているようで、少し違っているように感じます。
「トスをあげた左手を上に伸ばし切った状態で静止し、
ボールが最適の高さまで落ちるのを待って右手の始動にかかる 」
とありますが、別に静止しなくても
最適のところまで落ちるのを待つ必要もありません。
ちょうどいい高さに上げれば
一瞬、左手が伸びた形になり
(トスを上げれば当然そうなります)
右手が始動すれば自然に、左手は落ちていくはずです。
ですからトスを少し低くしたらどうでしょう。
打点の30~50cmくらい上で充分だと思います。
そして、ラケットヘッドが垂れた状態になります。
もちろんうんと高いトスの場合は
左手を上げて、右手の始動まで待ってもかまいませんが
そうじゃなきゃいけないというわけではありません。
「胸を反る、力を溜め込む」 というのは
左手が落ちた後
下半身が伸び、腕がまだ振りあがっていない状態で
出来てしまう物で
止まっている状態で
セイノっと、作るものではありません。
基本的にいいフォームとは
左手でトスを上げ
右手を振り出す
足が地面から10cm前後離れるくらいジャンプして
腕に力を入れて振れるようなら
それがいいフォームです。
左手の位置ですが
後半2枚の写真の位置です。
トスが終わったら、じゃまにならないように下げる。
わざと作らなければ大抵、こんなものです。
2012年08月23日
スピンサーブは打ち下ろす
今日の札幌は朝のうち雨だった。
9時からの練習は無理だったので
午後の練習を早めに長く
12時半から5時までやることにした。
一度ホテルに帰って出直し。
12時前に学内の中央食堂で食事にした。
中央食堂というと
以前、3日連続でカツカレーだったので
今回もカレーのイメージが。
またまた、カツカレー。
以前はメンチカツだったのだが
今年はトンカツになっていた。
よせ豆腐とあわせ、豪華451円。
おいしかった。
練習までまだ30分あったので、学内観光ツアーへ。
むかしのランニングコースだった、ポプラ並木。
農学校時代の有名教頭の銅像。
10分前にコートに戻った。
さてさて、テニスの話。
スピンサーブが少しずつフォールトする。
もしかしたらと思って質問。
「上に打って、スピンで落とそうと思っている?」
そうだというので、ここで常識に挑戦。
「下に向かって、たたき込んでごらん」
見事にサービスライン内に入るようになり
しかも威力が増している。
スピンサーブは下からこすり上げ
上に向かって、打ち上げるのが世間の常識のようだ。
下から振り上げ、下からこすりあげるので
ついつい、そう思ってしまうのだろう。
しかし、絵柄的には上に打つ必要はない。
背の低い人でも
打点はネット上端よりかなり高い。
当然、下に落ちていくボールでもネットを越すことが可能。
ものすごく落下するサーブでもなければ
上に向かって打つのは不可能なのだ。
技術的にはラケット面を少し内向きにし
打点で、ボールの後ろだが、やや上側に当たるように打つ。
ラケット自体はやや上昇上体でヒットするが
面はやや下向きなので
地面と平行かやや下向きに飛び出していくのだ。
背の低い人でもうまくいくので
だまされたと思ってやってみてほしい。
9時からの練習は無理だったので
午後の練習を早めに長く
12時半から5時までやることにした。
一度ホテルに帰って出直し。
12時前に学内の中央食堂で食事にした。
中央食堂というと
以前、3日連続でカツカレーだったので
今回もカレーのイメージが。
またまた、カツカレー。
以前はメンチカツだったのだが
今年はトンカツになっていた。
よせ豆腐とあわせ、豪華451円。
おいしかった。
練習までまだ30分あったので、学内観光ツアーへ。
むかしのランニングコースだった、ポプラ並木。
農学校時代の有名教頭の銅像。
10分前にコートに戻った。
さてさて、テニスの話。
スピンサーブが少しずつフォールトする。
もしかしたらと思って質問。
「上に打って、スピンで落とそうと思っている?」
そうだというので、ここで常識に挑戦。
「下に向かって、たたき込んでごらん」
見事にサービスライン内に入るようになり
しかも威力が増している。
スピンサーブは下からこすり上げ
上に向かって、打ち上げるのが世間の常識のようだ。
下から振り上げ、下からこすりあげるので
ついつい、そう思ってしまうのだろう。
しかし、絵柄的には上に打つ必要はない。
背の低い人でも
打点はネット上端よりかなり高い。
当然、下に落ちていくボールでもネットを越すことが可能。
ものすごく落下するサーブでもなければ
上に向かって打つのは不可能なのだ。
技術的にはラケット面を少し内向きにし
打点で、ボールの後ろだが、やや上側に当たるように打つ。
ラケット自体はやや上昇上体でヒットするが
面はやや下向きなので
地面と平行かやや下向きに飛び出していくのだ。
背の低い人でもうまくいくので
だまされたと思ってやってみてほしい。
2012年07月17日
サーブの振り切り方
『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは。
いつもブログを拝見しております。
先日テニスをしたときに、松原コーチがいつも説明しているように、フォアハンドを打つときに、体の左側までワイパーで、腕を振ることだけに集中し一気に振り切ってみました。すると、全体的なスイングスピードが上がったのか、しっかりスピンがかかり、スピードもいつも以上に出ました。体の使い方を気にして打つよりも、腕だけに集中した方がスピードと精度が上がるなんて不思議ですね。これなら安心してボールをひっぱたけそうな気がしました。
ここからが今回の質問です。サーブを打つときも終着点を決めて、腕に力を入れたまま一気に振り切った方がよいのでしょうか?よく、インパクトだけ力を入れろとアドバイスをされますが、いまいち面が安定しません。試しで、細かいことは気にせず、腕を一気に振ってスピンサーブを打ったら、今までよりもスピンがかかった気がしました。
お時間がありましたら、アドバイスをお願い致します。
投稿者 たまには勝ちたい 2012/07/13 12:27
私の答えです。
「サーブを打つときも終着点を決めて
腕に力を入れたまま一気に振り切った方がよいのでしょうか? 」
そのとおりです。
全身の動きが、パワーが腕に伝わるには
身体の動きが終わってから
腕の動きにならなければなりません。
ひざが伸びて、上体が伸びた時にラケットが垂れ下がり
その後で腕が振り出されます。
まさに腕を振り切る意識でインパクトのボールにぶつけるのです。
だからかっこいいし
パワーのみならず、コントロールも得られるのです。
そしてこのタイミングで振るには
腕のみを振る意識でやるのが
一番、上手くいくコツなのです。
それと面を安定させて
コントロールを良くするためにも
手首は固定し
面を決めたまま振り切りたいのです。
インパクトで何かをするという動作も意識も必要ありません。
何もないから、間違わないのです。
フルスウィングしているインパクトの前後で
やわな手首の動作が
ありうると考えるのは
フルスウィングしたことのない人では?
フィニッシュの終着点を決めて
手首も腕も力を入れて、一気に振りぬくのです。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは。
いつもブログを拝見しております。
先日テニスをしたときに、松原コーチがいつも説明しているように、フォアハンドを打つときに、体の左側までワイパーで、腕を振ることだけに集中し一気に振り切ってみました。すると、全体的なスイングスピードが上がったのか、しっかりスピンがかかり、スピードもいつも以上に出ました。体の使い方を気にして打つよりも、腕だけに集中した方がスピードと精度が上がるなんて不思議ですね。これなら安心してボールをひっぱたけそうな気がしました。
ここからが今回の質問です。サーブを打つときも終着点を決めて、腕に力を入れたまま一気に振り切った方がよいのでしょうか?よく、インパクトだけ力を入れろとアドバイスをされますが、いまいち面が安定しません。試しで、細かいことは気にせず、腕を一気に振ってスピンサーブを打ったら、今までよりもスピンがかかった気がしました。
お時間がありましたら、アドバイスをお願い致します。
投稿者 たまには勝ちたい 2012/07/13 12:27
私の答えです。
「サーブを打つときも終着点を決めて
腕に力を入れたまま一気に振り切った方がよいのでしょうか? 」
そのとおりです。
全身の動きが、パワーが腕に伝わるには
身体の動きが終わってから
腕の動きにならなければなりません。
ひざが伸びて、上体が伸びた時にラケットが垂れ下がり
その後で腕が振り出されます。
まさに腕を振り切る意識でインパクトのボールにぶつけるのです。
だからかっこいいし
パワーのみならず、コントロールも得られるのです。
そしてこのタイミングで振るには
腕のみを振る意識でやるのが
一番、上手くいくコツなのです。
それと面を安定させて
コントロールを良くするためにも
手首は固定し
面を決めたまま振り切りたいのです。
インパクトで何かをするという動作も意識も必要ありません。
何もないから、間違わないのです。
フルスウィングしているインパクトの前後で
やわな手首の動作が
ありうると考えるのは
フルスウィングしたことのない人では?
フィニッシュの終着点を決めて
手首も腕も力を入れて、一気に振りぬくのです。
2012年07月03日
イワノビッチ、サーブの膝
前々からイワノビッチのサーブ
ひざの屈伸の忙しさが気になっていた。
ウィンブルドンの4回戦
サーブのせいだけではないが
アザレンカに一方的にやられてしまった。
威力のあるサーブがコンスタントに入れば
常に先手を取ってラリーできるのでキープ率が上がる。
サーブがキープできるなら
レシーブゲームはめちゃくちゃにやっても良いわけで
結果、ブレーク率も上がるのだ。
さて、サーブを良くする話し。
これは、彼女の動画
ひざの伸びがゆっくりではなく
忙しくキュット伸びていることにかが付く。
曲げる時もちょっと忙しい。
一度曲げてから、2段モーションで忙しく伸びる。
打つための伸びではなく
ジャンプするための伸びになっている。
一般的に、いいサーブにするためには
この構えから
ひざが伸びた時に、ラケットが垂れ下がり
インパクトでラケット面の内側
打球側が見えるような形になると
コントロールパワーともに最高のサーブになる。
ラケットが垂れて、振り上げられるには固有のテンポがあり
特に垂れていく時に忙しいと
その後の振り上げが遅くなったり
充分下がる時間が無かったりと
速ければいいというわけではないのだ。
だからフェデラーのような一流のサーバーは
ほとんど、みんな、膝の屈伸がゆったりなのだ。
これを直すのは簡単で
トスを少し高くし
ひざの 『ユッタリ』 を意識するだけ。
または全身で打たないつもりで、腕力打ちを意識すればすぐにできる。
もちろんそれをクセにするには
1ヶ月くらいかかるかもしれないが
それでもそんなものでOK。
イワノビッチのコーチ君、頼むよ !!!!!
もし私にやらせてくれたら
通常価格、30分5千円のところを
アナえこひいき価格、3千円でどうでしょう。
でも、10行ほど上に書いちゃった。
イワノビッチならやり始めれば
3本目には出来ているでしょうね。
ひざの屈伸の忙しさが気になっていた。
ウィンブルドンの4回戦
サーブのせいだけではないが
アザレンカに一方的にやられてしまった。
威力のあるサーブがコンスタントに入れば
常に先手を取ってラリーできるのでキープ率が上がる。
サーブがキープできるなら
レシーブゲームはめちゃくちゃにやっても良いわけで
結果、ブレーク率も上がるのだ。
さて、サーブを良くする話し。
これは、彼女の動画
ひざの伸びがゆっくりではなく
忙しくキュット伸びていることにかが付く。
曲げる時もちょっと忙しい。
一度曲げてから、2段モーションで忙しく伸びる。
打つための伸びではなく
ジャンプするための伸びになっている。
一般的に、いいサーブにするためには
この構えから
ひざが伸びた時に、ラケットが垂れ下がり
インパクトでラケット面の内側
打球側が見えるような形になると
コントロールパワーともに最高のサーブになる。
ラケットが垂れて、振り上げられるには固有のテンポがあり
特に垂れていく時に忙しいと
その後の振り上げが遅くなったり
充分下がる時間が無かったりと
速ければいいというわけではないのだ。
だからフェデラーのような一流のサーバーは
ほとんど、みんな、膝の屈伸がゆったりなのだ。
これを直すのは簡単で
トスを少し高くし
ひざの 『ユッタリ』 を意識するだけ。
または全身で打たないつもりで、腕力打ちを意識すればすぐにできる。
もちろんそれをクセにするには
1ヶ月くらいかかるかもしれないが
それでもそんなものでOK。
イワノビッチのコーチ君、頼むよ !!!!!
もし私にやらせてくれたら
通常価格、30分5千円のところを
アナえこひいき価格、3千円でどうでしょう。
でも、10行ほど上に書いちゃった。
イワノビッチならやり始めれば
3本目には出来ているでしょうね。
2012年06月17日
クイックサーブのデメリット
『たまには勝ちたい』 さんから質問を頂きました。
以下がその全文です
こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいてます。
松原コーチはサーブを振り子のリズムでゆっくり振り出すと解説をされていますが、最近見たドルゴポロフという選手は、ものすごいクイックでサーブを打っています。
松原コーチの方法と対極にあるような気がしますが、クイックサーブのデメリットはどのようなものがありますか?
投稿者 たまには勝ちたい 2012/06/15 11:53
私の答えです。
腕を外旋、内旋させて打つサーブがもっとも力が入り
腕を痛める事も少ないというのが
最近のサーブ理論の常識です。
もちろんほとんどのプロはそうしています。
そのときのラケットを振る腕の動きですが
上体が前に回転する事を考えなければ
腕を外旋、内旋させながら前後に往復運動させます。
上体が打球方向に対し横向きに構え
上体の正面からラケットを上げ
後ろにたらしていきます。
たらしながら、上体を前に向けていき
打球方向に振り上げ
やや、振り下ろしながらインパクトです。
このとき、私がいつも言っているように
腕の動きがゆったりした振り子であれば
力のない人でも
かなりいいサーブが打てます。
サーバーがもし
ドルゴポロフ?やロディックのような
力持ちであれば
振り子に頼る必要は少なくなります。
これはバドミントンのラケットを振ってみれば
すぐ分かります。
だから力持ち軍団にとっては
クイックサーブをしても
特にデメリットはないと思います。
クイックのビビッている暇のないメリットや
強風に負けないメリットもあります。
しかし
もし、特別な力持ちではない場合
女性の99%と日本男児の95%ですが
クイックでは
先ほどのスウィングは出来ないと思います。
その人達がクイックに打つためには
昔風の
たとえば、フラットサーブなら
打球方向に平行して、地面に垂直に立てた
同一平面状を
2重回転させるようなスウィングになりがちです。
その場合肘が90度より曲がりすぎて
肘の負担が大きくなって傷害の原因になったり
肩を痛める可能性も高くなると思います。
もちろんこの方法のスウィングは
手首を緩めると
縦方向のコントロール、収束性が悪いので
基本的にお薦めしませんが
余計な事を考えている暇がない
ビビラずに打てるというメリットはあると思います。
私の見た動画では
ドルゴポロフは手首の角度は固定しているようですね。
一方、肘の角度は写真のように
90度より、少し入りすぎているようです。
以下がその全文です
こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいてます。
松原コーチはサーブを振り子のリズムでゆっくり振り出すと解説をされていますが、最近見たドルゴポロフという選手は、ものすごいクイックでサーブを打っています。
松原コーチの方法と対極にあるような気がしますが、クイックサーブのデメリットはどのようなものがありますか?
投稿者 たまには勝ちたい 2012/06/15 11:53
私の答えです。
腕を外旋、内旋させて打つサーブがもっとも力が入り
腕を痛める事も少ないというのが
最近のサーブ理論の常識です。
もちろんほとんどのプロはそうしています。
そのときのラケットを振る腕の動きですが
上体が前に回転する事を考えなければ
腕を外旋、内旋させながら前後に往復運動させます。
上体が打球方向に対し横向きに構え
上体の正面からラケットを上げ
後ろにたらしていきます。
たらしながら、上体を前に向けていき
打球方向に振り上げ
やや、振り下ろしながらインパクトです。
このとき、私がいつも言っているように
腕の動きがゆったりした振り子であれば
力のない人でも
かなりいいサーブが打てます。
サーバーがもし
ドルゴポロフ?やロディックのような
力持ちであれば
振り子に頼る必要は少なくなります。
これはバドミントンのラケットを振ってみれば
すぐ分かります。
だから力持ち軍団にとっては
クイックサーブをしても
特にデメリットはないと思います。
クイックのビビッている暇のないメリットや
強風に負けないメリットもあります。
しかし
もし、特別な力持ちではない場合
女性の99%と日本男児の95%ですが
クイックでは
先ほどのスウィングは出来ないと思います。
その人達がクイックに打つためには
昔風の
たとえば、フラットサーブなら
打球方向に平行して、地面に垂直に立てた
同一平面状を
2重回転させるようなスウィングになりがちです。
その場合肘が90度より曲がりすぎて
肘の負担が大きくなって傷害の原因になったり
肩を痛める可能性も高くなると思います。
もちろんこの方法のスウィングは
手首を緩めると
縦方向のコントロール、収束性が悪いので
基本的にお薦めしませんが
余計な事を考えている暇がない
ビビラずに打てるというメリットはあると思います。
私の見た動画では
ドルゴポロフは手首の角度は固定しているようですね。
一方、肘の角度は写真のように
90度より、少し入りすぎているようです。
2012年06月15日
フローターサーブでどう?
『北国の親爺』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
先日は拙い質問(テニスエルボーになりフォアもバックもダブルハンドに変更、フォアのダブルが上手くいかない)にお答え頂きありがとうございます。
また拙い質問で申し訳ありませんがサーブについて質問させて頂きます。私のテニス仲間は30代から70代で(平均年齢は60代半ば)私は58歳、草トーナメントに出てみようなどの野心は全く無い仲間です。スクールとレンタルコート(屋外)で週に3、4回基礎練習とダブルスのゲームなどで遊んでおります。
ゲームでサーブが全く入りません。スピンサーブは技量・年齢で無理と一度もチャレンジしていません。スライスは所謂リンゴ剥きでこれも駄目です。仕方なく超自己流のフラットです。しかし確率は30%以下、セカンドはアンダーです。
アンダーでは70代の女性にもリターンエースの餌食になります。そこで質問ですがフラットの確率をせめて50%以上にする方法とセカンドをアンダー以外(最近、面が上向きで無い羽子板サーブもどきも使っています)で多少威力がありかつ確率が80%以上のお手軽サーブを伝授して頂きたいのです。テニスエルボーは完治していません。
長文失礼しました。こちらは梅雨も無く屋外でのテニス日和の毎日です。
投稿者 北国の親爺 2012/06/12 10:09
私の答えです。
フラットの率をせめて50%に出来たら
出来ないことはないかもしれませんが
結局、セカンドで困ります。
ファーストがフラットで50%、エースを取る。
セカンドがスピンで50%以上の確立でポイントを取る。
ジョコビッチにも難しいようですよ。
ジョコビッチはスピンサーブをメインに
フラット気味に厚いあたりにしたものをファーストに混ぜる。
フォアのコーナーに打ち込むためには
少しスライス気味にする。
これが男子プロの標準スタイルです。
そうじゃないプロももちろんいますが
基本は1種類のサーブなのです。
2種類のサーブが出てくると
つまり、ファーストにドフラットを使うと
ファーストの経験が次に生かせなくなって
セカンドが情けないサーブになるのです。
さて、具体的な話に戻りましょう。
年齢やレベルを考えると
スライス系の1種類のサーブをメインにするべきだと思います。
打点を右に、肘を曲げ、楽な位置で打つ。
ボールの下側を打ってアンダースピンをかける。
これで肘や方の寿命が30年は違ってきます。
グリップはイースタンですが
サイドスピンを大目にしたければ
コンチネンタルでもいいと思います。
名づけて、フローターサーブ
羽子板サーブのいとこです。
この名前、私以外には通じませんので念のため。
こんなふうに構えて
後へラケットをたらし
振り出す
打点より位置が高くなり
手首が前に出て、打点は前。
ラケット面の上にボールを載せ
手前から向こうに、転がすようにアンダースピンをかける。
ラケットをかえさない。
つまり手首の角度を保ったまま
感覚的には面を上向きにしたまま打つ感じです
フィニッシュ
後ろから見ると
こう構え
たらして
高いところから
こんなに打点は右側。
フィニッシュ
上腕と顔がしっかり離れています。
これで肩の持ちが30年違うのです。
グリップを薄くすれば、よりスライスサーブになります。
腕を伸ばしギミにして、打点を高くすれば
より本格風になります。
自分のお好みの配合にします。
非常に簡単なサーブですが
かなり威力も出せる。
ファースト、セカンドの関連もいい。
スピン量も自在。
腕も壊れない。
どうですか。
以下がそのコメントの全文です。
先日は拙い質問(テニスエルボーになりフォアもバックもダブルハンドに変更、フォアのダブルが上手くいかない)にお答え頂きありがとうございます。
また拙い質問で申し訳ありませんがサーブについて質問させて頂きます。私のテニス仲間は30代から70代で(平均年齢は60代半ば)私は58歳、草トーナメントに出てみようなどの野心は全く無い仲間です。スクールとレンタルコート(屋外)で週に3、4回基礎練習とダブルスのゲームなどで遊んでおります。
ゲームでサーブが全く入りません。スピンサーブは技量・年齢で無理と一度もチャレンジしていません。スライスは所謂リンゴ剥きでこれも駄目です。仕方なく超自己流のフラットです。しかし確率は30%以下、セカンドはアンダーです。
アンダーでは70代の女性にもリターンエースの餌食になります。そこで質問ですがフラットの確率をせめて50%以上にする方法とセカンドをアンダー以外(最近、面が上向きで無い羽子板サーブもどきも使っています)で多少威力がありかつ確率が80%以上のお手軽サーブを伝授して頂きたいのです。テニスエルボーは完治していません。
長文失礼しました。こちらは梅雨も無く屋外でのテニス日和の毎日です。
投稿者 北国の親爺 2012/06/12 10:09
私の答えです。
フラットの率をせめて50%に出来たら
出来ないことはないかもしれませんが
結局、セカンドで困ります。
ファーストがフラットで50%、エースを取る。
セカンドがスピンで50%以上の確立でポイントを取る。
ジョコビッチにも難しいようですよ。
ジョコビッチはスピンサーブをメインに
フラット気味に厚いあたりにしたものをファーストに混ぜる。
フォアのコーナーに打ち込むためには
少しスライス気味にする。
これが男子プロの標準スタイルです。
そうじゃないプロももちろんいますが
基本は1種類のサーブなのです。
2種類のサーブが出てくると
つまり、ファーストにドフラットを使うと
ファーストの経験が次に生かせなくなって
セカンドが情けないサーブになるのです。
さて、具体的な話に戻りましょう。
年齢やレベルを考えると
スライス系の1種類のサーブをメインにするべきだと思います。
打点を右に、肘を曲げ、楽な位置で打つ。
ボールの下側を打ってアンダースピンをかける。
これで肘や方の寿命が30年は違ってきます。
グリップはイースタンですが
サイドスピンを大目にしたければ
コンチネンタルでもいいと思います。
名づけて、フローターサーブ
羽子板サーブのいとこです。
この名前、私以外には通じませんので念のため。
こんなふうに構えて
後へラケットをたらし
振り出す
打点より位置が高くなり
手首が前に出て、打点は前。
ラケット面の上にボールを載せ
手前から向こうに、転がすようにアンダースピンをかける。
ラケットをかえさない。
つまり手首の角度を保ったまま
感覚的には面を上向きにしたまま打つ感じです
フィニッシュ
後ろから見ると
こう構え
たらして
高いところから
こんなに打点は右側。
フィニッシュ
上腕と顔がしっかり離れています。
これで肩の持ちが30年違うのです。
グリップを薄くすれば、よりスライスサーブになります。
腕を伸ばしギミにして、打点を高くすれば
より本格風になります。
自分のお好みの配合にします。
非常に簡単なサーブですが
かなり威力も出せる。
ファースト、セカンドの関連もいい。
スピン量も自在。
腕も壊れない。
どうですか。
2012年05月08日
スライスサーブの面
今日は 『ocian-side』 さんの質問に答えます。
以下がそのコメントの全文です。
ちょっと長いですが読んでみてください。
こんにちは,いつも楽しく読ませていただいています。
今回はサーブについて,よろしくお願いします。
テニスは30年もやっており,ある面サーブを入れることはできますが,
これではいけないと思い,サーブを直すことにしました。
グリップは全てのショットでコンチのワングリップです。
年齢的なこともありますが,昔からサーブはパワーやスピードではなく,
スライス回転をかけ,低い弾道で滑って切れていくサーブを打ちたいと思っています。
松原コーチのスライスサーブの解説を読んで,
内向きの面と手首を固定がポイントということで,
チャレンジしてみました。
ボールが散らばらなくなったのは事実ですが,
回転はかかりますが,薄い当たりになってしまいます。
そこで気がついたのですが,スライス回転をかけようという意識が強いため,
小指側からスイングしていて,
インパクトの時に手の平までかなり内向きになっていることに気がつきました。
コンチネンタルグリップの特性から言うと,
ラケット面は内向きにしても,手に平は打つ方を向いていないと,
厚い当たりのスライスサーブにならないのでは…と思いました。
この考え方は間違っているでしょうか。
投稿者 ocian-side 2012/05/01 10:58
私の答えです。
面を構えたときに内向きにし
手首を固定して
回内をあまり使わないでスウィング。
このセットで安定したスライスサーブが打てます。
『ocian-side』 さんのコメントを見ますと
ボールが散らばらなくなった、ということで
狙いは当たっているようですね。
ただ、当たりが薄すぎて威力がない。
手のひらがどちらに向くかということに関しては
私はあまり触れません。
その人によって
グリップもその人の手の形も
微妙に違うからです。
ラケット面の内向きがどの程度か?
そのときの固定した手首の形は?
という部分を調整してみてください。
それを自分のイメージに合うところで固定する。
「ラケット面は内向きにしても,手に平は打つ方を向いていないと,
厚い当たりのスライスサーブにならないのでは…と思いました。」
というのはそのとおりだと思いますが
面と向かってのプライベートレッスンではないので
『ocian-side』 さんの手の形や
コンチネンタルグリップの厚さが判りませんので
手の平をどうしろとはいいにくいのです。
さて、ラケット面の内向きのことと
手首を固定することとは
説明で根本的に違うことがあります。
ラケット面の内向きは、適度に内向きなのです。
内を向けば向くほど良いわけではありません。
手首を固定するほうは
硬くすればするほど良いわけではないのですが
硬すぎても別にかまいません。
似たような話に
腰を落とせば落とすほどよかったり
ボールを押せば押すほどよかったり
ボレーのスウィングは小さければ小さいほどよかったり
色々と、テニスを難しくしてしまう
病気にかかることがあるので注意が必要です。
以下がそのコメントの全文です。
ちょっと長いですが読んでみてください。
こんにちは,いつも楽しく読ませていただいています。
今回はサーブについて,よろしくお願いします。
テニスは30年もやっており,ある面サーブを入れることはできますが,
これではいけないと思い,サーブを直すことにしました。
グリップは全てのショットでコンチのワングリップです。
年齢的なこともありますが,昔からサーブはパワーやスピードではなく,
スライス回転をかけ,低い弾道で滑って切れていくサーブを打ちたいと思っています。
松原コーチのスライスサーブの解説を読んで,
内向きの面と手首を固定がポイントということで,
チャレンジしてみました。
ボールが散らばらなくなったのは事実ですが,
回転はかかりますが,薄い当たりになってしまいます。
そこで気がついたのですが,スライス回転をかけようという意識が強いため,
小指側からスイングしていて,
インパクトの時に手の平までかなり内向きになっていることに気がつきました。
コンチネンタルグリップの特性から言うと,
ラケット面は内向きにしても,手に平は打つ方を向いていないと,
厚い当たりのスライスサーブにならないのでは…と思いました。
この考え方は間違っているでしょうか。
投稿者 ocian-side 2012/05/01 10:58
私の答えです。
面を構えたときに内向きにし
手首を固定して
回内をあまり使わないでスウィング。
このセットで安定したスライスサーブが打てます。
『ocian-side』 さんのコメントを見ますと
ボールが散らばらなくなった、ということで
狙いは当たっているようですね。
ただ、当たりが薄すぎて威力がない。
手のひらがどちらに向くかということに関しては
私はあまり触れません。
その人によって
グリップもその人の手の形も
微妙に違うからです。
ラケット面の内向きがどの程度か?
そのときの固定した手首の形は?
という部分を調整してみてください。
それを自分のイメージに合うところで固定する。
「ラケット面は内向きにしても,手に平は打つ方を向いていないと,
厚い当たりのスライスサーブにならないのでは…と思いました。」
というのはそのとおりだと思いますが
面と向かってのプライベートレッスンではないので
『ocian-side』 さんの手の形や
コンチネンタルグリップの厚さが判りませんので
手の平をどうしろとはいいにくいのです。
さて、ラケット面の内向きのことと
手首を固定することとは
説明で根本的に違うことがあります。
ラケット面の内向きは、適度に内向きなのです。
内を向けば向くほど良いわけではありません。
手首を固定するほうは
硬くすればするほど良いわけではないのですが
硬すぎても別にかまいません。
似たような話に
腰を落とせば落とすほどよかったり
ボールを押せば押すほどよかったり
ボレーのスウィングは小さければ小さいほどよかったり
色々と、テニスを難しくしてしまう
病気にかかることがあるので注意が必要です。
2012年04月24日
あるコースが苦手
『オレンジ』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんにちは。
サーブのコースの打ち分けについて質問があります。
私はサーブの練習をしているときにアドサイドからのセンターだけうまくコントロールができません。
他のコースはどの球種でもある程度狙ったところに打てるのですが、このコースだけばらつきがでます。
具体的にはスピンやフラットを打とうとすると相手のボディよりに入ってしまい、スライスで打とうとすると、逆サイドに切れすぎてしまいます。
いつもは基本相手のバック(右利きの)方向に向いて構えていて、打つ瞬間にリストワークでコースを変えていますが、なぜかこのコースだけ力が伝わりきらない感じです。
実際のフォームを見ないでコメントしにくいと思いますが、何か気づいた点がありましたらアドバイスお願いします。
投稿者 オレンジ 2012/04/21 23:43
私の答えです。
オレンジさんは右利きですよね。
そのつもりでお話します。
基本的にフラットやスピンは相手バックに打ちます。
このコースを基本にします。
そして、フォア側にはスライスかスライス気味にしたスピンです。
バックに入れるサーブより
スライス気味にして、左に持っていくのです。
この方法で打ち
左右、打つ方向に対して同じ向きで構え
同じ向きでトスを上げ
同じ向きで振りぬけば
同じ場所へ飛んで行きます。
この人は
ジュースコートで左側、ワイドにコントロールできるなら
アドコートでも左側、センターにコントロールできると思います。
こうゆう人もいます。
スタンスをベースラインに対し
どちらの再度もほぼ同じに構え
ですから、打球方向から見れば
ジュースコートはクローズド、アドコートはオープン気味。
アドコートではバックにスピンサーブを入れ
ジュースコートではスライス気味に打ちます。
ジュースコートのしっかりスライスは左隅のワイドにしっかり決まります。
ジュースコートのバック、センターには
まあ、いい加減に入れときます。
フラットなら左右のコントロールはつきますし
スライスやスピンならこのコースはエース狙いではないからです。
さて、この人はジュースコートのワイドサーブと同じやり方では
アドコートのセンターには入りません。
ややいい加減なスライス気味サーブで打つことになります。
このいい加減なサーブのコントロール感、力の入りにくさが
このコースで、あるのではないでしょうか。
じつはこれ、プロでもいっぱいあるのです。
長所としては
これを利用して
両ワイドにいいサーブを打てるというのもあるからです。
それなりにいっぱい練習して克服している人もいますし
この理由で、サーブに欠陥を抱えているプロもいます。
いっぱい練習して、4箇所に打ち分けるようにするか?
左右の構えなどを同じにして
2箇所にしっかり打ち分けられるようにするか?
それにしてもいっぱい練習しなくてはなりませんが。
もしオレンジさんがサウスポーーならば
左右の向きが違うほうのタイプなんでしょね。
土居美咲さんがそうですよね。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんにちは。
サーブのコースの打ち分けについて質問があります。
私はサーブの練習をしているときにアドサイドからのセンターだけうまくコントロールができません。
他のコースはどの球種でもある程度狙ったところに打てるのですが、このコースだけばらつきがでます。
具体的にはスピンやフラットを打とうとすると相手のボディよりに入ってしまい、スライスで打とうとすると、逆サイドに切れすぎてしまいます。
いつもは基本相手のバック(右利きの)方向に向いて構えていて、打つ瞬間にリストワークでコースを変えていますが、なぜかこのコースだけ力が伝わりきらない感じです。
実際のフォームを見ないでコメントしにくいと思いますが、何か気づいた点がありましたらアドバイスお願いします。
投稿者 オレンジ 2012/04/21 23:43
私の答えです。
オレンジさんは右利きですよね。
そのつもりでお話します。
基本的にフラットやスピンは相手バックに打ちます。
このコースを基本にします。
そして、フォア側にはスライスかスライス気味にしたスピンです。
バックに入れるサーブより
スライス気味にして、左に持っていくのです。
この方法で打ち
左右、打つ方向に対して同じ向きで構え
同じ向きでトスを上げ
同じ向きで振りぬけば
同じ場所へ飛んで行きます。
この人は
ジュースコートで左側、ワイドにコントロールできるなら
アドコートでも左側、センターにコントロールできると思います。
こうゆう人もいます。
スタンスをベースラインに対し
どちらの再度もほぼ同じに構え
ですから、打球方向から見れば
ジュースコートはクローズド、アドコートはオープン気味。
アドコートではバックにスピンサーブを入れ
ジュースコートではスライス気味に打ちます。
ジュースコートのしっかりスライスは左隅のワイドにしっかり決まります。
ジュースコートのバック、センターには
まあ、いい加減に入れときます。
フラットなら左右のコントロールはつきますし
スライスやスピンならこのコースはエース狙いではないからです。
さて、この人はジュースコートのワイドサーブと同じやり方では
アドコートのセンターには入りません。
ややいい加減なスライス気味サーブで打つことになります。
このいい加減なサーブのコントロール感、力の入りにくさが
このコースで、あるのではないでしょうか。
じつはこれ、プロでもいっぱいあるのです。
長所としては
これを利用して
両ワイドにいいサーブを打てるというのもあるからです。
それなりにいっぱい練習して克服している人もいますし
この理由で、サーブに欠陥を抱えているプロもいます。
いっぱい練習して、4箇所に打ち分けるようにするか?
左右の構えなどを同じにして
2箇所にしっかり打ち分けられるようにするか?
それにしてもいっぱい練習しなくてはなりませんが。
もしオレンジさんがサウスポーーならば
左右の向きが違うほうのタイプなんでしょね。
土居美咲さんがそうですよね。
2012年04月17日
スピンサーブは安定するもの
『左利きスピンサーバー』 さんから質問をいただいてました。
お名前どおりスピンサーブです。
以下がそのコメントの全文です。
松原様こんにちは。
点の取り方、私は確実に相手のミスを待つタイプです…。ので、場面に関わらずいかに自分がミスしないか、が最重要になってくると思うのですが、サーブを打つのがたまに怖くなってしまいます。
恐らく試合で一発目から入るサーブを持っていないのだと思います。フォアハンド、バックハンド、ボレーなどでの、コーチの言われるところの凹のテイクバックのように、エラーするはずのないサーブのスイングというのもあるのでしょうか?
名前の通り私はスピン系のサーブで回転の量や方向を調整するタイプですので、スピンサーブの安定性の高め方をご教授いただけますと幸いです…。
投稿者 左利きスピンサーバー 2012/04/12 20:14
私の答えです。
スピンサーブというのは本来、面を安定させるサーブです。
誤解している人のほうが多いのですが
手首を柔らかく使い
スピンをかけて
スピンにより落下させてコートに入れると思っている。
スピンで落下するのは本当ですが
スピンサーブは本来が縦方向に安定したサーブです。
手首を固めて、回内を使って打てば
縦方向には拡散しませんので
そんなに落下しなくても入ります。
さて、スピンサーブの打点と
手首の角度はこんな感じ。
そしてラケット面が見えるように
手首の角度を固定して
前腕とラケット面の角度を固定するのです。
せっかくですので
ここからは写真がサウスポー仕様になります。
そしてその形を固定したまま打つのです。
これがインパクトの形
その形のまま、上腕が外旋、前腕が回外してラケットがたれ
徐々に内旋して、振り上げていく。
この辺から、回内を強くして
インパクト
さらに回内してフィニッシュ
腕を上に上げ
そこで手首を固定して
回外、回内でラケット面を
向こうから手前に引き
手前から向こうに動かす
そうすると斜めの面がボールをいつも同じ角度で捉える。
何度でも同じボールが打てる理屈です。
手を上にあげ
その状態を自分で行い、観察してみるといい
スピンサーブは腕の動きだけ見ると至極単純
本来が安定するサーブなのです。
お名前どおりスピンサーブです。
以下がそのコメントの全文です。
松原様こんにちは。
点の取り方、私は確実に相手のミスを待つタイプです…。ので、場面に関わらずいかに自分がミスしないか、が最重要になってくると思うのですが、サーブを打つのがたまに怖くなってしまいます。
恐らく試合で一発目から入るサーブを持っていないのだと思います。フォアハンド、バックハンド、ボレーなどでの、コーチの言われるところの凹のテイクバックのように、エラーするはずのないサーブのスイングというのもあるのでしょうか?
名前の通り私はスピン系のサーブで回転の量や方向を調整するタイプですので、スピンサーブの安定性の高め方をご教授いただけますと幸いです…。
投稿者 左利きスピンサーバー 2012/04/12 20:14
私の答えです。
スピンサーブというのは本来、面を安定させるサーブです。
誤解している人のほうが多いのですが
手首を柔らかく使い
スピンをかけて
スピンにより落下させてコートに入れると思っている。
スピンで落下するのは本当ですが
スピンサーブは本来が縦方向に安定したサーブです。
手首を固めて、回内を使って打てば
縦方向には拡散しませんので
そんなに落下しなくても入ります。
さて、スピンサーブの打点と
手首の角度はこんな感じ。
そしてラケット面が見えるように
手首の角度を固定して
前腕とラケット面の角度を固定するのです。
せっかくですので
ここからは写真がサウスポー仕様になります。
そしてその形を固定したまま打つのです。
これがインパクトの形
その形のまま、上腕が外旋、前腕が回外してラケットがたれ
徐々に内旋して、振り上げていく。
この辺から、回内を強くして
インパクト
さらに回内してフィニッシュ
腕を上に上げ
そこで手首を固定して
回外、回内でラケット面を
向こうから手前に引き
手前から向こうに動かす
そうすると斜めの面がボールをいつも同じ角度で捉える。
何度でも同じボールが打てる理屈です。
手を上にあげ
その状態を自分で行い、観察してみるといい
スピンサーブは腕の動きだけ見ると至極単純
本来が安定するサーブなのです。
2012年02月23日
スピンサーブの手首は固定
『龍之介』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは。
スピンサーブについて質問なのですが、
ボールにラケットが当たる瞬間は、手首を固定していたほうがスピンはかけやすいんでしょうか。それとも手首を返しながらふりぬいたほうがいいんでしょうか。
あとすいません、グリップなのですが、ラケットを垂直にして上からつかむ、いわゆる包丁持ちのような形で問題ないでしょうか。
すいませんが、よろしくお願いいたします。
投稿者 龍之介 2012/02/22 13:18
私の答えです。
スピンに限らず、サーブでは手首を固定します。
主に固定の角度と
回内の使い方で打ち分けるのです。
手首を返すというのはどんな状態を指すのかわかりませんが
固定といっているのだからいいでしょう。
これは、スピンサーブのボールの捉え方。
こんな形に、面が見えるように手首の角度を作っておいて
腕を伸ばしながら、前腕を回内することにより
腕が伸び切らない状態でインパクト。
そのまま、腕を曲げて、フィニッシュ。
こうやって、手首の角度は固定したまま
回内の動きでスピンをかけるのです。
グリップですが
包丁持ちというのはたぶん
コンチネンタルのハンマーグリップのことですね。
わかりやすい表現かもしれません。
さて、包丁持ち、そのとおりで結構です。
プロは大抵そうだと思います。
前腕と同じ方向になるように長く持っても
スライスサーブは打てますが
スピンは包丁のほうがいいでしょう。
フラットも回内を効かせて加速しますので
前腕とラケットに角度の付く、包丁がいいと思います。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは。
スピンサーブについて質問なのですが、
ボールにラケットが当たる瞬間は、手首を固定していたほうがスピンはかけやすいんでしょうか。それとも手首を返しながらふりぬいたほうがいいんでしょうか。
あとすいません、グリップなのですが、ラケットを垂直にして上からつかむ、いわゆる包丁持ちのような形で問題ないでしょうか。
すいませんが、よろしくお願いいたします。
投稿者 龍之介 2012/02/22 13:18
私の答えです。
スピンに限らず、サーブでは手首を固定します。
主に固定の角度と
回内の使い方で打ち分けるのです。
手首を返すというのはどんな状態を指すのかわかりませんが
固定といっているのだからいいでしょう。
これは、スピンサーブのボールの捉え方。
こんな形に、面が見えるように手首の角度を作っておいて
腕を伸ばしながら、前腕を回内することにより
腕が伸び切らない状態でインパクト。
そのまま、腕を曲げて、フィニッシュ。
こうやって、手首の角度は固定したまま
回内の動きでスピンをかけるのです。
グリップですが
包丁持ちというのはたぶん
コンチネンタルのハンマーグリップのことですね。
わかりやすい表現かもしれません。
さて、包丁持ち、そのとおりで結構です。
プロは大抵そうだと思います。
前腕と同じ方向になるように長く持っても
スライスサーブは打てますが
スピンは包丁のほうがいいでしょう。
フラットも回内を効かせて加速しますので
前腕とラケットに角度の付く、包丁がいいと思います。
2011年12月26日
構えで固まらないサーブ
先日、左足をステップインする
鈴木貴男ふうサーブを採用した、会員のNさん
その次にお会いした時、ちょっと困っていた。
構えたところから、スムーズにスタートできない。
その場で固まっているのだ。
実は、サーブがよりスマッシュ難しいと思う人の
これが大きな原因なのだ。
筋肉は動作を止めると、固まってしまう。
ここでは筋肉を柔らかく、リラックス状態に置かなくては
スムーズなスウィング開始が出来ない。
止めると、固まるということだから
止めない、動かし続けるしかない。
だから、野球で言うと
ピッチングではなく
動きの中でこなす、フィールドプレーのほうが楽。
これは、あの、メジャーリーグ、イチローのレーザービーム
テニスだとサーブよりスマッシュのほうが楽ということになる。
特にジャンピングスマッシュのほうが簡単なのだ。
そこで、まずはこうゆう練習。
ベースラインから、3mほど離れて立ち
そこから、ベースラインに向かって走りながら
トスを上げて、打つ。
これで、全体の流れ、手足のコーディネーションが出来たところで
ベースラインから、1歩だけ離れて、鈴木貴男サーブ。
これだけだと、構えで固まったら元の木阿弥。
最初に柔らかくする。
つまり動かす。
左右の手を、上下に10cmくらい揺する。
2,3度揺すったところで、スタート。
左足を50cmくらい向こうに踏み込みながら、トスを上げる。
後は、ジャンプしてバシッ。
やり方はちょっと違うが
鈴木貴男の動きを止めない方法
さっきの動画をもう一度見てみよう。
コート面にボールをついて、拾った後
動きを止めないで
そのままトスにいっていることに、気づけただろうか?
その時に、右手のほうも、ブルブルと一瞬振動させている。
鈴木貴男は止まらない人なのだ。
硬くなる人は、すぐにメンタルのせいにしがちだが
メンタルのせいにしても解決するわけでもない。
メンタルを今から強くするのも大変。
修行の甲斐あって、メンタルに自信ができたとき
すでにおじいさんになっていたら
大事な試合に間に合わないかもしれない。
いっそ硬くなるのは性分と、割り切っちゃったほうがいい。
先ほどのように、ちょっとした工夫で
精神的には硬くなっても
筋肉だけを柔らかくしておくことも可能なのだ。
それで、ショットに自信がつけば
心のほうも試合に対して、リラックスできるようになる。
ここで、間違わないでほしいのは
動きを柔らかくといっているのであり
手首や腕をぐにゃぐにゃにしてしまわないように注意してほしい。
鈴木貴男ふうサーブを採用した、会員のNさん
その次にお会いした時、ちょっと困っていた。
構えたところから、スムーズにスタートできない。
その場で固まっているのだ。
実は、サーブがよりスマッシュ難しいと思う人の
これが大きな原因なのだ。
筋肉は動作を止めると、固まってしまう。
ここでは筋肉を柔らかく、リラックス状態に置かなくては
スムーズなスウィング開始が出来ない。
止めると、固まるということだから
止めない、動かし続けるしかない。
だから、野球で言うと
ピッチングではなく
動きの中でこなす、フィールドプレーのほうが楽。
これは、あの、メジャーリーグ、イチローのレーザービーム
テニスだとサーブよりスマッシュのほうが楽ということになる。
特にジャンピングスマッシュのほうが簡単なのだ。
そこで、まずはこうゆう練習。
ベースラインから、3mほど離れて立ち
そこから、ベースラインに向かって走りながら
トスを上げて、打つ。
これで、全体の流れ、手足のコーディネーションが出来たところで
ベースラインから、1歩だけ離れて、鈴木貴男サーブ。
これだけだと、構えで固まったら元の木阿弥。
最初に柔らかくする。
つまり動かす。
左右の手を、上下に10cmくらい揺する。
2,3度揺すったところで、スタート。
左足を50cmくらい向こうに踏み込みながら、トスを上げる。
後は、ジャンプしてバシッ。
やり方はちょっと違うが
鈴木貴男の動きを止めない方法
さっきの動画をもう一度見てみよう。
コート面にボールをついて、拾った後
動きを止めないで
そのままトスにいっていることに、気づけただろうか?
その時に、右手のほうも、ブルブルと一瞬振動させている。
鈴木貴男は止まらない人なのだ。
硬くなる人は、すぐにメンタルのせいにしがちだが
メンタルのせいにしても解決するわけでもない。
メンタルを今から強くするのも大変。
修行の甲斐あって、メンタルに自信ができたとき
すでにおじいさんになっていたら
大事な試合に間に合わないかもしれない。
いっそ硬くなるのは性分と、割り切っちゃったほうがいい。
先ほどのように、ちょっとした工夫で
精神的には硬くなっても
筋肉だけを柔らかくしておくことも可能なのだ。
それで、ショットに自信がつけば
心のほうも試合に対して、リラックスできるようになる。
ここで、間違わないでほしいのは
動きを柔らかくといっているのであり
手首や腕をぐにゃぐにゃにしてしまわないように注意してほしい。
2011年10月03日
スピンサーブ
『11歳の雲吉様』 さんより質問をいただきました。
11歳はたぶん今までの最年少でしょうね。
たぶん身長が140cmくらいでしょうか?
そんなつもりでの答えです。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは
昔お世話になっていた雲吉様です
最近試合で勝てないんですけど・・・
敗因はサーブなんです。
特にアドサイドのセカンドサーブがスピンサーブでワイドにコースはついているけど、跳ねないせいか相手に回り込まれてエースを取られてしまうケースが多いです。
ラリーになるとポイントをとれるのですが、アドサイドのサーブになるとラリーになる前に終わってしまうのですがどうすればいいのですか?
また、スピンサーブの練習方法はどうしたらいいのですか?
投稿者 11歳の雲吉様 2011/10/02 13:06
私の答えです。
お久しぶり、元気そうで何よりです。
お兄ちゃんの、syoukichi 君も元気でしょうか。
とりあえず、いくつか疑問の点が
ジュースコートはリターンで打ち込まれないのでしょうか?
それとも、ライバル君が逆クロス命の鬼のようなやつなんでしょうか?
回り込まれたときだけ困るのなら
フォア側にセンターに入れる手もありますよね。
さて、スピンサーブですが
まず、相手の立場に立ってみましょう。
あなたはレシーバーとしてスピンサーブは苦手ですか?
そんなに困らないのではないですか。
適度なスピンがかかって、そこそこのスピードのスピンサーブ
私も大好物です。
レシーバーとしては
スピンサーブは跳ねて高い打点で打たしてくれますので
威力がなければ
大変おいしい獲物です、
だから、跳ねないから回り込まれると考えるのは
少し違うと思います。
ポイントはコースとスピードだと思います。
それと反対サイドにも打てるのかどうかということ。
体格のことも考えるとスライス気味のサーブでもいいと思います。
しかし、将来のことを考えると
男の子はスピンサーブが必要になると思います。
ですが、ここが悩ましいのですが
今は典型的なたて回転の多いスピンサーブだと
叩きごろになると思います。
パワーが足りないからです。
といって、筋力トレーニングが有効な年頃ではないのです。
筋力トレーニングが有効な年頃というのは高校生くらいからです。
そんなわけで
スピンサーブだかスライスサーブだかわからないくらいが実用的です。
横回転が80%、たて回転が20%くらい。
少し上にもかかっているというくらいです。
時計の文字盤で言うと8時15分から2時15分に
向かうくらいの回転です。
真横よりも、少し斜め上に向かってボールを捕らえればいいと思います。
これくらいの回転角度ですと
ボールはバック方向にはキックしないと思います。
ですが、スピードは出せます。
もっと本格的スピンサーブにするため
7時30分から1時30分に向かって回転をかけると
キックするようにはなりますが
11歳のパワーでは
叩きごろのスピードしか出ないと思います。
スピンサーブが上手く打てるという理由では点をもらえないのです。
場合によってはスピンサーブが上手くできるという理由で
点を失うかもしれません。
8時15分サーブをまずマスターし実戦投入する。
振り切ってサーブが出来るようになれば
徐々にたて回転を多くしていき
身長が160cmくらいになれば
かなり本格的、攻撃的スピンサーブに持っていけるのではないでしょうか。
打ち方は、基本的にどちらも一緒です。
敬礼の形に構えた面を手首を固定して
腕を内旋しながら
前腕部分を回内させます。
主に、内旋を使って腕を伸ばしながら、振り上げていく。
回内で面を外向きに起こしながらインパクト。
さらに回内するとここへフィニッシュ。
この写真ずうっと、手首は固定しているんですよ。
前腕とラケットで作る角度が120度くらいなら、7時30分サーブが
150度くらいなら、8時15分サーブが打てるでしょう。
この面の使い方でゆっくり打ってみる
慣れてきたらスピードアップしていく。
慣れるに従い、パワーがつくに従い、たて回転を増やす。
この角度で腕をしっかり保ちながら
内旋(腕相撲の腕使い)と回内(うちわ使い)を行う。
これは技術ももちろん体力もかなり必要なのです。
がんばってね。
わからないことがあれば、またいつでも聞いてください。
そうそう、10月10日の私のレッスン
サーブのコースも確か1,2名空いていたと思います。
よかったらぜひ
また、その日じゃなくても、印西のクラブに遊びにおいでよ。
待ってますよ。
11歳はたぶん今までの最年少でしょうね。
たぶん身長が140cmくらいでしょうか?
そんなつもりでの答えです。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは
昔お世話になっていた雲吉様です
最近試合で勝てないんですけど・・・
敗因はサーブなんです。
特にアドサイドのセカンドサーブがスピンサーブでワイドにコースはついているけど、跳ねないせいか相手に回り込まれてエースを取られてしまうケースが多いです。
ラリーになるとポイントをとれるのですが、アドサイドのサーブになるとラリーになる前に終わってしまうのですがどうすればいいのですか?
また、スピンサーブの練習方法はどうしたらいいのですか?
投稿者 11歳の雲吉様 2011/10/02 13:06
私の答えです。
お久しぶり、元気そうで何よりです。
お兄ちゃんの、syoukichi 君も元気でしょうか。
とりあえず、いくつか疑問の点が
ジュースコートはリターンで打ち込まれないのでしょうか?
それとも、ライバル君が逆クロス命の鬼のようなやつなんでしょうか?
回り込まれたときだけ困るのなら
フォア側にセンターに入れる手もありますよね。
さて、スピンサーブですが
まず、相手の立場に立ってみましょう。
あなたはレシーバーとしてスピンサーブは苦手ですか?
そんなに困らないのではないですか。
適度なスピンがかかって、そこそこのスピードのスピンサーブ
私も大好物です。
レシーバーとしては
スピンサーブは跳ねて高い打点で打たしてくれますので
威力がなければ
大変おいしい獲物です、
だから、跳ねないから回り込まれると考えるのは
少し違うと思います。
ポイントはコースとスピードだと思います。
それと反対サイドにも打てるのかどうかということ。
体格のことも考えるとスライス気味のサーブでもいいと思います。
しかし、将来のことを考えると
男の子はスピンサーブが必要になると思います。
ですが、ここが悩ましいのですが
今は典型的なたて回転の多いスピンサーブだと
叩きごろになると思います。
パワーが足りないからです。
といって、筋力トレーニングが有効な年頃ではないのです。
筋力トレーニングが有効な年頃というのは高校生くらいからです。
そんなわけで
スピンサーブだかスライスサーブだかわからないくらいが実用的です。
横回転が80%、たて回転が20%くらい。
少し上にもかかっているというくらいです。
時計の文字盤で言うと8時15分から2時15分に
向かうくらいの回転です。
真横よりも、少し斜め上に向かってボールを捕らえればいいと思います。
これくらいの回転角度ですと
ボールはバック方向にはキックしないと思います。
ですが、スピードは出せます。
もっと本格的スピンサーブにするため
7時30分から1時30分に向かって回転をかけると
キックするようにはなりますが
11歳のパワーでは
叩きごろのスピードしか出ないと思います。
スピンサーブが上手く打てるという理由では点をもらえないのです。
場合によってはスピンサーブが上手くできるという理由で
点を失うかもしれません。
8時15分サーブをまずマスターし実戦投入する。
振り切ってサーブが出来るようになれば
徐々にたて回転を多くしていき
身長が160cmくらいになれば
かなり本格的、攻撃的スピンサーブに持っていけるのではないでしょうか。
打ち方は、基本的にどちらも一緒です。
敬礼の形に構えた面を手首を固定して
腕を内旋しながら
前腕部分を回内させます。
主に、内旋を使って腕を伸ばしながら、振り上げていく。
回内で面を外向きに起こしながらインパクト。
さらに回内するとここへフィニッシュ。
この写真ずうっと、手首は固定しているんですよ。
前腕とラケットで作る角度が120度くらいなら、7時30分サーブが
150度くらいなら、8時15分サーブが打てるでしょう。
この面の使い方でゆっくり打ってみる
慣れてきたらスピードアップしていく。
慣れるに従い、パワーがつくに従い、たて回転を増やす。
この角度で腕をしっかり保ちながら
内旋(腕相撲の腕使い)と回内(うちわ使い)を行う。
これは技術ももちろん体力もかなり必要なのです。
がんばってね。
わからないことがあれば、またいつでも聞いてください。
そうそう、10月10日の私のレッスン
サーブのコースも確か1,2名空いていたと思います。
よかったらぜひ
また、その日じゃなくても、印西のクラブに遊びにおいでよ。
待ってますよ。
2011年09月30日
サーブのジャンプやレディスや
全国各地で女性たちの戦いが繰り広げられている。
全国レディースの各県予選だ。
3位までの選手が各県の代表として全国大会に出場する。
昨日、千葉県の予選が終了し、今年もうちの会員さんから代表が出た。
水野さんがその人。
決勝戦では惜しくも負けてしまったが、千葉県NO2の代表だ。
おめでとうございます。
ボレーの動きのいい人で、5月にはピンクリボンの千葉県代表にもなっている。
全国レディース代表になっても不思議のない人と思っていたが
まだまだ発展途上、これからもさらに上手くなれる人だと思う。
サーブもストロークもこんどまた練習しましょう。
さて、『十勝のヒグマ』 さんからサーブの質問をいただいた。
以下がそのコメントの全文。
こんにちわ。
あれから、1ヶ月両足をつけたまま、ひたすらサーブを打つべし!打つべし!何故だかネットせずに入るまでに安定はしてきたのですが、・・・・
ボールの軌道が直線的 これでいいのかと疑心暗鬼 足をつけ安定したら少しジャンプして、サーブをして良いものかと?
で、やってみたが、どうもタイミングがあわず、また足をつけたままのサーブに逆もどり!
私的には、左足で着地し右足をシャキッと伸ばしたエナンのように打ちたい気持ちがあるんですが、
そもそも、高校生ごときには無理?って事なのでしょうか?
投稿者 十勝のヒグマ 2011/09/30 13:56
私の答えです
まず、サーブに回転がかかっているのかどうかチェックしてください。
自分でわからなければ、近くのコーチやご両親に見てもらえばいいと思います。
かかっているようでしたら、どんどん膝を使いましょう。
かかっていないようなら
インパクトで少し上体の横向きを残し、うすく当てるようにしてみてください。
ゆうっくり、膝を伸ばして、伸び切ったところでラケットが垂れ
そこから腕を振り出す。
その伸び切った上体で、インパクト。
とうぜん高めにトスを上げ(打点の30~50cm上くらい)
打点も身体が伸びた分だけ高めになります。
あなたの好きなエナンの動画と連続写真を見て
そのリズムをよくイメージしてみてください。
3コマ目の膝を曲げてラケットが立っている。
上に書いた、ラケットが垂れた状態の形が7コマ目
インパクトの形が8コマ目。
そうなっているでしょう。
あなたは、3コマ目は大丈夫でしょう。
あとは、7,8コマ目をゆっくりとやるだけです。
この形とリズムが出来れば、別にジャンプしていなくてもかまいません。
ただ、ジャンプしてしまうと、間違いなくこの形になるのです。
ある程度慣れたら
ジャンプしたほうが、自然に形が決まるので
度胸も据わり、気楽に打つことができるようになります。
前回の原稿で、腕を振って打つ感触がわかったら跳ぶということですが
いろいろな人が読んでいますのでそう書きましたが
あなたは、もっと早くに、跳んでもいいと思います。
要は、膝や身体が伸びた状態で打ってほしいのです
7コマ目で身体の動きが終わってから、腕を振り上げます。
からだあー、うでっ、と、動きを分けてほしいのです。
足を地面に付けっぱなしだと
違うフォームになっちゃうかもしれません。
ゆうっくりと、少しずつ跳んでみてください。 (ここが大切)
大丈夫すぐ慣れますよ。
先日の理想的なフォームの写真、現在18歳のプロ
クロアチアの TOMLJANOVIC です。
去年の世界ジュニアでの写真だと思います。
高校生ごときでも、中学生ごときでも大丈夫です。
イメージができ、できると思ったものは必ず出来ます。
全国レディースの各県予選だ。
3位までの選手が各県の代表として全国大会に出場する。
昨日、千葉県の予選が終了し、今年もうちの会員さんから代表が出た。
水野さんがその人。
決勝戦では惜しくも負けてしまったが、千葉県NO2の代表だ。
おめでとうございます。
ボレーの動きのいい人で、5月にはピンクリボンの千葉県代表にもなっている。
全国レディース代表になっても不思議のない人と思っていたが
まだまだ発展途上、これからもさらに上手くなれる人だと思う。
サーブもストロークもこんどまた練習しましょう。
さて、『十勝のヒグマ』 さんからサーブの質問をいただいた。
以下がそのコメントの全文。
こんにちわ。
あれから、1ヶ月両足をつけたまま、ひたすらサーブを打つべし!打つべし!何故だかネットせずに入るまでに安定はしてきたのですが、・・・・
ボールの軌道が直線的 これでいいのかと疑心暗鬼 足をつけ安定したら少しジャンプして、サーブをして良いものかと?
で、やってみたが、どうもタイミングがあわず、また足をつけたままのサーブに逆もどり!
私的には、左足で着地し右足をシャキッと伸ばしたエナンのように打ちたい気持ちがあるんですが、
そもそも、高校生ごときには無理?って事なのでしょうか?
投稿者 十勝のヒグマ 2011/09/30 13:56
私の答えです
まず、サーブに回転がかかっているのかどうかチェックしてください。
自分でわからなければ、近くのコーチやご両親に見てもらえばいいと思います。
かかっているようでしたら、どんどん膝を使いましょう。
かかっていないようなら
インパクトで少し上体の横向きを残し、うすく当てるようにしてみてください。
ゆうっくり、膝を伸ばして、伸び切ったところでラケットが垂れ
そこから腕を振り出す。
その伸び切った上体で、インパクト。
とうぜん高めにトスを上げ(打点の30~50cm上くらい)
打点も身体が伸びた分だけ高めになります。
あなたの好きなエナンの動画と連続写真を見て
そのリズムをよくイメージしてみてください。
3コマ目の膝を曲げてラケットが立っている。
上に書いた、ラケットが垂れた状態の形が7コマ目
インパクトの形が8コマ目。
そうなっているでしょう。
あなたは、3コマ目は大丈夫でしょう。
あとは、7,8コマ目をゆっくりとやるだけです。
この形とリズムが出来れば、別にジャンプしていなくてもかまいません。
ただ、ジャンプしてしまうと、間違いなくこの形になるのです。
ある程度慣れたら
ジャンプしたほうが、自然に形が決まるので
度胸も据わり、気楽に打つことができるようになります。
前回の原稿で、腕を振って打つ感触がわかったら跳ぶということですが
いろいろな人が読んでいますのでそう書きましたが
あなたは、もっと早くに、跳んでもいいと思います。
要は、膝や身体が伸びた状態で打ってほしいのです
7コマ目で身体の動きが終わってから、腕を振り上げます。
からだあー、うでっ、と、動きを分けてほしいのです。
足を地面に付けっぱなしだと
違うフォームになっちゃうかもしれません。
ゆうっくりと、少しずつ跳んでみてください。 (ここが大切)
大丈夫すぐ慣れますよ。
先日の理想的なフォームの写真、現在18歳のプロ
クロアチアの TOMLJANOVIC です。
去年の世界ジュニアでの写真だと思います。
高校生ごときでも、中学生ごときでも大丈夫です。
イメージができ、できると思ったものは必ず出来ます。
2011年09月28日
サーブのリズム
今日は水曜日
松原テニスクラブ印西で久しぶりに会員さんたちとプレー。
なぜか今日は、女性会員の皆さんに
サーブのアドバイスをすることが多かった。
最初はかなりの実力者、Mさん。
最近、試合が立て込んだりして、腰にもきているそう
頑張るほどに、スピードも出ず、コントロールも乱れてきたとのこと。
打ってもらうと、形はおかしくないのだが、なんだか忙しい。
身体のパワーがラケットまで伝わっていない。
ひざの屈伸を、ゆったりするようにアドバイス。
見事に、先日までの安定したサーブを思い出してくれた。
次はまだテニス経験の浅い、Tさん。
彼女は腕を頑張って振っているのだが、スピードが上がらない。
ラケットが腕についていきたがらないのだ。
私のアドバイスはトスを高めにして
スイングにもっと時間をかけること。
ラケットが打ちたがるように振ればいいのだ。
最初は、トスを高くしても、いったん待ってしまい
結局リズムを変えられなかったが
落ち始めたらすぐに降り始めるようにアドバイス
時々ちょうどいいタイミングに乗れるサーブが出だし
本人も納得
最後にはだいぶ確率も上がってきた。
このようにサーブは全体のリズムが大切で
頑張って力を入れれば、どんどんスピードアップするわけではない。
むしろ、ちょっとゆっくり感が重要になっている。
具体的にひざの屈伸は?
その目安は?
具体的な姿勢などを、写真を使いながら
もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術開設』 で
説明することにしよう。
さてサーブ以外にも
先ほどのMさんのフォアハンドを安定させ
Nさんのフォアボレーのきれをよくするなど
うちのクラブのレベルをさらに上げてきたのであった。
松原テニスクラブ印西で久しぶりに会員さんたちとプレー。
なぜか今日は、女性会員の皆さんに
サーブのアドバイスをすることが多かった。
最初はかなりの実力者、Mさん。
最近、試合が立て込んだりして、腰にもきているそう
頑張るほどに、スピードも出ず、コントロールも乱れてきたとのこと。
打ってもらうと、形はおかしくないのだが、なんだか忙しい。
身体のパワーがラケットまで伝わっていない。
ひざの屈伸を、ゆったりするようにアドバイス。
見事に、先日までの安定したサーブを思い出してくれた。
次はまだテニス経験の浅い、Tさん。
彼女は腕を頑張って振っているのだが、スピードが上がらない。
ラケットが腕についていきたがらないのだ。
私のアドバイスはトスを高めにして
スイングにもっと時間をかけること。
ラケットが打ちたがるように振ればいいのだ。
最初は、トスを高くしても、いったん待ってしまい
結局リズムを変えられなかったが
落ち始めたらすぐに降り始めるようにアドバイス
時々ちょうどいいタイミングに乗れるサーブが出だし
本人も納得
最後にはだいぶ確率も上がってきた。
このようにサーブは全体のリズムが大切で
頑張って力を入れれば、どんどんスピードアップするわけではない。
むしろ、ちょっとゆっくり感が重要になっている。
具体的にひざの屈伸は?
その目安は?
具体的な姿勢などを、写真を使いながら
もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術開設』 で
説明することにしよう。
さてサーブ以外にも
先ほどのMさんのフォアハンドを安定させ
Nさんのフォアボレーのきれをよくするなど
うちのクラブのレベルをさらに上げてきたのであった。
2011年09月03日
フラットサーブとの打ち分け
先日、いただいていた、『iwasi head』 さんの1つ目の質問にお答えします。
以下が、そのコメントの1つ目の質問部分です。
まず1つめ、先日レクチャーしたいただいたスライスサーブとフラットサーブの併用についてです。
私も楽なので左側(左利き)にトスを上げスライスを打ちます。この同じトスからフラットを打とうとすると、内旋、回内を利かせ打つと、実に楽に気持ちよく打てます。
但し、スピンがかからず確率の点からいうとスピンサーブ、スライスには著しく劣ります。
この確率を補うためには、強弱をつけること、高さコントロールがつくまで徹底的に練習するの2つくらいしかないのでしょうか?
投稿者 iwasi head 2011/08/30 11:08
私の答えです。
同じ位置のトスからこの二つを打ち分けるのは難しいです。
また、強弱をつけるのは意味がないと思います。
ゆるいフラットに何の価値があるでしょう。
2種類のサーブを打ち分けるというのはかなり高級な技術です。
高さコントロールがつくまで徹底的に練習することは必要でしょうね。
じゃあ、どう打点を変えたら上手く打ち分けられるのか?
ポイントは打点の前後位置です。
フラットの打点は少し後気味にするべきでしょう。
もう少し詳しい解説は、もうひとつのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』 でやります。
題名は『スライスサーブとフラットの打ち分け』
ぜひ、そちらも見てください。
さて、昨日は松原テニスクラブ印西で、当社の社員研修会。
当社、当スクール、当クラブ、松原コーチの看板種目、『鬼のフォアハンド』
徹底的にフォアハンドにこだわって研修した。
これは、スクールコートでの私。
ワイパースウィングの見本をやっているところ。
ずうっと工事現場なので、2週間ぶりのテニス
やはりテニスは楽しい。
ハイスピード動画からの切り出しなので
やや暗いのはご勘弁を。
またまた、ところは変わって東戸塚松原テニススクール。
昨日は、台風のせいで工事もお休みの予定だったが
天気が持ちそうだったので、急遽、アスファルト舗装。
今日はネットポストの基礎も出来上がった。
あと、1週間、お願いだ。
月曜日には緑の人工芝が広がっているはず。
以下が、そのコメントの1つ目の質問部分です。
まず1つめ、先日レクチャーしたいただいたスライスサーブとフラットサーブの併用についてです。
私も楽なので左側(左利き)にトスを上げスライスを打ちます。この同じトスからフラットを打とうとすると、内旋、回内を利かせ打つと、実に楽に気持ちよく打てます。
但し、スピンがかからず確率の点からいうとスピンサーブ、スライスには著しく劣ります。
この確率を補うためには、強弱をつけること、高さコントロールがつくまで徹底的に練習するの2つくらいしかないのでしょうか?
投稿者 iwasi head 2011/08/30 11:08
私の答えです。
同じ位置のトスからこの二つを打ち分けるのは難しいです。
また、強弱をつけるのは意味がないと思います。
ゆるいフラットに何の価値があるでしょう。
2種類のサーブを打ち分けるというのはかなり高級な技術です。
高さコントロールがつくまで徹底的に練習することは必要でしょうね。
じゃあ、どう打点を変えたら上手く打ち分けられるのか?
ポイントは打点の前後位置です。
フラットの打点は少し後気味にするべきでしょう。
もう少し詳しい解説は、もうひとつのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』 でやります。
題名は『スライスサーブとフラットの打ち分け』
ぜひ、そちらも見てください。
さて、昨日は松原テニスクラブ印西で、当社の社員研修会。
当社、当スクール、当クラブ、松原コーチの看板種目、『鬼のフォアハンド』
徹底的にフォアハンドにこだわって研修した。
これは、スクールコートでの私。
ワイパースウィングの見本をやっているところ。
ずうっと工事現場なので、2週間ぶりのテニス
やはりテニスは楽しい。
ハイスピード動画からの切り出しなので
やや暗いのはご勘弁を。
またまた、ところは変わって東戸塚松原テニススクール。
昨日は、台風のせいで工事もお休みの予定だったが
天気が持ちそうだったので、急遽、アスファルト舗装。
今日はネットポストの基礎も出来上がった。
あと、1週間、お願いだ。
月曜日には緑の人工芝が広がっているはず。
2011年08月31日
超スライスサーブのスウィング
打点を前に取った、手打ちスライスサーブについて
『たけり』 さんから質問をいただいた。
以下がそのコメントの全文です
松原コーチ様
いつも楽しく拝見させていただいてます、今回初めて書き込みさせていただきます。
スピンは打てるのですが、スライスサーブが苦手なたけりと申します。
別ブログの『スライスサーブは跳ばなくても』に関しての質問です。
「打点より高い位置から、グリップから下に引っ張り下ろすつもりで打ちます。」
とありますので、ボールの回転はボールの飛んでいく後方から見て
【11時→5時】と【10時→4時】の間ぐらいでいいのでしょうか?
自宅でビーチボールを使って回転のかけ方のイメトレしてるんですが、この回転であってますでしょうか?
宜しくお願いいたします。
投稿者 たけり 2011/08/30 08:41
私の答えです
ビーチボールでの実験ですが
ラケットで打っていますか?
それとも手ですか?
実は、バレーボールとテニスではサーブもスパイクも
打点の感覚がかなり違うのです。
プロのサーブやスマッシュは
テニスではラケットの長さと、そのせいでラケットヘッドの遅れがあるため
打点がかなり後になるのです。
私も、高校生のころバレーボールのスパイクが得意だったのですが
大人になってからやってみると出来ないのです。
テニスのスマッシュ感覚で、ボールの下に入ってしまい
かぶった状態になってしまうのです。
プロのテニスではその位置から
内旋と回内を使ってラケットヘッドを前に出すので
むしろかぶり気味の打点が望ましいのです。
その場合かなり、スウィング方向とラケット面の動きの方向は一致します。
『たけり』 さんも
スピンサーブが得意なのであれば
プロ風のスピン気味のスライスサーブでもいいのかもしれません。
さて、今回私が提案した
素人向けの打点前気味スライスサーブでは
意図的にラケットヘッドの動きを遅らせています。
そのためにスウィング方向とラケットヘッドの動きにずれが生じています。
その状態でのスウィング方向ですが
ご指摘の中間くらい
10時30分から4時30分に向かってスウィングする。
だから、正解ですね。
この、下に45度くらいの、引きおろし感覚を覚えておくといいと思います。
その時、ラケット面はほぼ水平、9時から3時に向かって動きながら
ボールを捕らえていると思います。
さてもう少し詳しい薀蓄は、写真も含め
もうひとつのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』
に、載せましたのでぜひご覧ください。
今日までは無料の設定です。
明日からはぜひ
くる天の無料会員登録をし、ポイントを購入してください。
さて、本日の東戸塚松原テニススクール。
工事状況は
コート面の砕石が敷き終わり、次はアスファルト舗装。
雨降るな、台風来るな。
新しいナイター設備がついた。
明るい。
『たけり』 さんから質問をいただいた。
以下がそのコメントの全文です
松原コーチ様
いつも楽しく拝見させていただいてます、今回初めて書き込みさせていただきます。
スピンは打てるのですが、スライスサーブが苦手なたけりと申します。
別ブログの『スライスサーブは跳ばなくても』に関しての質問です。
「打点より高い位置から、グリップから下に引っ張り下ろすつもりで打ちます。」
とありますので、ボールの回転はボールの飛んでいく後方から見て
【11時→5時】と【10時→4時】の間ぐらいでいいのでしょうか?
自宅でビーチボールを使って回転のかけ方のイメトレしてるんですが、この回転であってますでしょうか?
宜しくお願いいたします。
投稿者 たけり 2011/08/30 08:41
私の答えです
ビーチボールでの実験ですが
ラケットで打っていますか?
それとも手ですか?
実は、バレーボールとテニスではサーブもスパイクも
打点の感覚がかなり違うのです。
プロのサーブやスマッシュは
テニスではラケットの長さと、そのせいでラケットヘッドの遅れがあるため
打点がかなり後になるのです。
私も、高校生のころバレーボールのスパイクが得意だったのですが
大人になってからやってみると出来ないのです。
テニスのスマッシュ感覚で、ボールの下に入ってしまい
かぶった状態になってしまうのです。
プロのテニスではその位置から
内旋と回内を使ってラケットヘッドを前に出すので
むしろかぶり気味の打点が望ましいのです。
その場合かなり、スウィング方向とラケット面の動きの方向は一致します。
『たけり』 さんも
スピンサーブが得意なのであれば
プロ風のスピン気味のスライスサーブでもいいのかもしれません。
さて、今回私が提案した
素人向けの打点前気味スライスサーブでは
意図的にラケットヘッドの動きを遅らせています。
そのためにスウィング方向とラケットヘッドの動きにずれが生じています。
その状態でのスウィング方向ですが
ご指摘の中間くらい
10時30分から4時30分に向かってスウィングする。
だから、正解ですね。
この、下に45度くらいの、引きおろし感覚を覚えておくといいと思います。
その時、ラケット面はほぼ水平、9時から3時に向かって動きながら
ボールを捕らえていると思います。
さてもう少し詳しい薀蓄は、写真も含め
もうひとつのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』
に、載せましたのでぜひご覧ください。
今日までは無料の設定です。
明日からはぜひ
くる天の無料会員登録をし、ポイントを購入してください。
さて、本日の東戸塚松原テニススクール。
工事状況は
コート面の砕石が敷き終わり、次はアスファルト舗装。
雨降るな、台風来るな。
新しいナイター設備がついた。
明るい。
2011年08月19日
サーブをスピン気味に
今日のもうひとつのブログ
くる天の、『松原雄二のテニス技術解説』 お題は、『スピンサーブの肝』 です。
無料ですのでどうぞ、覗いてみてください。
こちらでは、『レフティスタイル』 さんから、質問の続きをいただきました。
スピン気味に打ちたいとのことで、スピンの技術解説が必要になったので
あちらでそのことだけを深めに掘り下げました。
こちらでは質問に直接的に答えようと思います。
こんなやり方が、これからの2つのブログの住み分け
その代表的なパターンになるかもしれません。
さて、以下が『レフティスタイル』 さんからのコメント全文です。
松原コーチ有難うございます。少し見えてきました!
さて、コーチの今回の回答に関連してもう2つ基本的なことを教えてください。
私のスライスサーブは、トスをかなり左に上げています。その方が肩の負担が少なく、またよくスライスがかかるからなのですが、これだと仰るとおり球種はバレバレです。またフラットの時と相違ができてしまいます。
もう少し右側へトスを上げて、しかもキレのあるスライスを打ちたいのですが、よい方法はあるでしょうか?
そして2つ目です。
「トスを少し右・後側、内旋、回内を強めに使って、フィニッシュは引き付けて小さめに」というのが、フラットの打ち方であることは理解できました。
さて、次はその確率を上げたいのです。わずかでもスライスではなく、スピン(ドライブ)をかけたいのですが、教えていただいた内旋・回内の打ち方で順回転がかかるでしょうか?
続けての質問となりますが、(お暇な時で結構ですので)よろしくお願いいたします。
投稿者 レフティスタイル 2011/08/19 09:51
私の答えです。
トスの位置ですが、どちらかを割り切って選択するか
どちらもやるかです。
左よりのトスのほうが、肩は楽だし、すごく曲がるサーブが打てると思います。
少し右寄りにすれば、スピン気味かフラット気味になり
横への曲がり分が少し減るかもしれません。
しかしフラットサーブと見分けるのはとても難しくなります。
どちらがトクなんでしょうね?
肩の負担については、こんなふうに
肩の線を傾けて、腕と顔の間を放せば大丈夫です。
ただし上体、腰や背中は疲れます。
さて、うちの松原テニスクラブ印西に強い男性会員のKさんがいます。
彼はスピンサーブをメインに
めちゃ速フラット
フラットと同じ打点の高速スライス
右に上げた超曲線スライス (右利き、30cmしか弾まない)
4種類を打ち分けてきます。
そして、足が私の3倍も速く
スピンサーブの時は打ち終わるや否やネット際に立っているのです。
そして私がリターンできないと、小さく満足げな顔をするのです。
右に上げた超曲線スライスも、わかっているのですが返しにくいのです。
彼は右利きですが、レフティーのあなただと
トスを左に上げただけで、ジンマシンの出る人がいると思います。
2種類のスライス、2通りのトスを打ち分けるのは
それほど難しくはないと思いますよ。
まあ、どれを採用するかは趣味や性格の問題ですが。
次に、スピン気味にして、安定させて打つ話です。
フラットとスピンの違いは手首の形と回内量の違いです。
スピンのほうが手首を折って、面を内側に向け
ボールの斜め上、左利きなら左上をヒットします。
腕とラケットが、くの字型に角度をつけ
この写真では面が垂直に見えますが
少し下向きになるようにするのがコツです。
この手首の角度をしっかり保てればそれほど難易度は高くないと思います。
その話は、今日のもうひとつのブログ
くる天の、『松原雄二のテニス技術解説』 に
しっかり書きましたので参考にしてください。
さて、スピンサーブはスピンが多めだと、スピンサーブと呼ばれ
少なめだと、フラットサーブと呼ばれます。
ついでに、手首を伸ばして、回内を減らし
サイドスピンのほうが多くなると
スライスサーブと呼ばれたりします。
くる天の、『松原雄二のテニス技術解説』 お題は、『スピンサーブの肝』 です。
無料ですのでどうぞ、覗いてみてください。
こちらでは、『レフティスタイル』 さんから、質問の続きをいただきました。
スピン気味に打ちたいとのことで、スピンの技術解説が必要になったので
あちらでそのことだけを深めに掘り下げました。
こちらでは質問に直接的に答えようと思います。
こんなやり方が、これからの2つのブログの住み分け
その代表的なパターンになるかもしれません。
さて、以下が『レフティスタイル』 さんからのコメント全文です。
松原コーチ有難うございます。少し見えてきました!
さて、コーチの今回の回答に関連してもう2つ基本的なことを教えてください。
私のスライスサーブは、トスをかなり左に上げています。その方が肩の負担が少なく、またよくスライスがかかるからなのですが、これだと仰るとおり球種はバレバレです。またフラットの時と相違ができてしまいます。
もう少し右側へトスを上げて、しかもキレのあるスライスを打ちたいのですが、よい方法はあるでしょうか?
そして2つ目です。
「トスを少し右・後側、内旋、回内を強めに使って、フィニッシュは引き付けて小さめに」というのが、フラットの打ち方であることは理解できました。
さて、次はその確率を上げたいのです。わずかでもスライスではなく、スピン(ドライブ)をかけたいのですが、教えていただいた内旋・回内の打ち方で順回転がかかるでしょうか?
続けての質問となりますが、(お暇な時で結構ですので)よろしくお願いいたします。
投稿者 レフティスタイル 2011/08/19 09:51
私の答えです。
トスの位置ですが、どちらかを割り切って選択するか
どちらもやるかです。
左よりのトスのほうが、肩は楽だし、すごく曲がるサーブが打てると思います。
少し右寄りにすれば、スピン気味かフラット気味になり
横への曲がり分が少し減るかもしれません。
しかしフラットサーブと見分けるのはとても難しくなります。
どちらがトクなんでしょうね?
肩の負担については、こんなふうに
肩の線を傾けて、腕と顔の間を放せば大丈夫です。
ただし上体、腰や背中は疲れます。
さて、うちの松原テニスクラブ印西に強い男性会員のKさんがいます。
彼はスピンサーブをメインに
めちゃ速フラット
フラットと同じ打点の高速スライス
右に上げた超曲線スライス (右利き、30cmしか弾まない)
4種類を打ち分けてきます。
そして、足が私の3倍も速く
スピンサーブの時は打ち終わるや否やネット際に立っているのです。
そして私がリターンできないと、小さく満足げな顔をするのです。
右に上げた超曲線スライスも、わかっているのですが返しにくいのです。
彼は右利きですが、レフティーのあなただと
トスを左に上げただけで、ジンマシンの出る人がいると思います。
2種類のスライス、2通りのトスを打ち分けるのは
それほど難しくはないと思いますよ。
まあ、どれを採用するかは趣味や性格の問題ですが。
次に、スピン気味にして、安定させて打つ話です。
フラットとスピンの違いは手首の形と回内量の違いです。
スピンのほうが手首を折って、面を内側に向け
ボールの斜め上、左利きなら左上をヒットします。
腕とラケットが、くの字型に角度をつけ
この写真では面が垂直に見えますが
少し下向きになるようにするのがコツです。
この手首の角度をしっかり保てればそれほど難易度は高くないと思います。
その話は、今日のもうひとつのブログ
くる天の、『松原雄二のテニス技術解説』 に
しっかり書きましたので参考にしてください。
さて、スピンサーブはスピンが多めだと、スピンサーブと呼ばれ
少なめだと、フラットサーブと呼ばれます。
ついでに、手首を伸ばして、回内を減らし
サイドスピンのほうが多くなると
スライスサーブと呼ばれたりします。
2011年08月18日
サーブをフラットに
『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。
一撃必殺のフラットサーブです
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんは!いつも有難うございます。
サーブの話題のところで、私も1つ質問いたします。
松原コーチに教えていただいた、スライスサーブ、大変重宝かつ効果的です。
ただ、そこにもう一味あればと感じることが度々です。
ワイドへのスライスに加えての、センターやクロスへのフラット一発、これを何とかマスターしたいのです。
一応、スピンは打てます(トスはスライスと著しく違いますが)が、スピン系で遅いのです。
しかし、スライスをより活かすための速いストレートボールを左へそこそこの確率で打ちたいのです。(私は左利き)
そのためのよい方法はや練習方法はありますでしょうか?よろしくお願いいたします。
投稿者 レフティスタイル 2011/08/17 19:22
私の答えです。
レフティスタイルさんは左利きです。
そのつもりの方向で書きますので、右利きの方は注意して読んでください。
さて、スライスサーブは斜めに作った面を回内させないようにして
斜めのままヒットさせます。
フラットに打つには
この面を回内して、まっすぐ前向きにすればいいのです。
打点はスライスよりも少し後になります。
スライスを左気味の打点で打っているのなら
少し右に変えたほうがいいかもしれません。
まあこの左右方向はあまり大きく変えると
球種がばれますので気をつけて。
球種がばれれば、コースもばれちゃいます。
前後はレシーバーから見てわかりにくいので大丈夫です。
さて、この打点を後にすることですが
それは回内により、ラケットの先端部分のほうが早く出てくるからです。
腕を曲げて、腕相撲のように力を入れる内旋も
スライスより強く使うといいでしょう。
それもラケットヘッドが前に出てくる原因なのです。
なんだか薬の処方をしているみたいですね。
これは、サフィンのフラットサーブ、動画と連続写真。
内旋、回内を強めに使うので、フィニッシュが引き付けて小さめになります。
これがフラットサーブのコツです。
ここへフィニッシュするようにすれば、フラットで速いサーブが打てるのです。
スピードアップの練習法ですが、スマッシュをしましょう。
それも、打点を後にして、ゆうっくりのスウィングから
内旋、回内で押さえ込むような、はげしいスマッシュ。
これでバキッといわせましょう。
そしてそのスウィングとスピードをサーブに持ち込む。
なんかむずむずしてきましたね。
さて、『くる天』 で、昨日から始めたもうひとつのブログ。
『松原雄二のテニス技術解説』 の第2回。
今日は 『高い構えからのフォア』 です。
テイクバックの話がメインで、写真を使って解説しています。
トップスピンとフラットの打ち分けも写真を使って解説しました。
時間のある方はぜひ覗いてみてください。
「続きを読む」 をクリックしても無料です。
一撃必殺のフラットサーブです
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんは!いつも有難うございます。
サーブの話題のところで、私も1つ質問いたします。
松原コーチに教えていただいた、スライスサーブ、大変重宝かつ効果的です。
ただ、そこにもう一味あればと感じることが度々です。
ワイドへのスライスに加えての、センターやクロスへのフラット一発、これを何とかマスターしたいのです。
一応、スピンは打てます(トスはスライスと著しく違いますが)が、スピン系で遅いのです。
しかし、スライスをより活かすための速いストレートボールを左へそこそこの確率で打ちたいのです。(私は左利き)
そのためのよい方法はや練習方法はありますでしょうか?よろしくお願いいたします。
投稿者 レフティスタイル 2011/08/17 19:22
私の答えです。
レフティスタイルさんは左利きです。
そのつもりの方向で書きますので、右利きの方は注意して読んでください。
さて、スライスサーブは斜めに作った面を回内させないようにして
斜めのままヒットさせます。
フラットに打つには
この面を回内して、まっすぐ前向きにすればいいのです。
打点はスライスよりも少し後になります。
スライスを左気味の打点で打っているのなら
少し右に変えたほうがいいかもしれません。
まあこの左右方向はあまり大きく変えると
球種がばれますので気をつけて。
球種がばれれば、コースもばれちゃいます。
前後はレシーバーから見てわかりにくいので大丈夫です。
さて、この打点を後にすることですが
それは回内により、ラケットの先端部分のほうが早く出てくるからです。
腕を曲げて、腕相撲のように力を入れる内旋も
スライスより強く使うといいでしょう。
それもラケットヘッドが前に出てくる原因なのです。
なんだか薬の処方をしているみたいですね。
これは、サフィンのフラットサーブ、動画と連続写真。
内旋、回内を強めに使うので、フィニッシュが引き付けて小さめになります。
これがフラットサーブのコツです。
ここへフィニッシュするようにすれば、フラットで速いサーブが打てるのです。
スピードアップの練習法ですが、スマッシュをしましょう。
それも、打点を後にして、ゆうっくりのスウィングから
内旋、回内で押さえ込むような、はげしいスマッシュ。
これでバキッといわせましょう。
そしてそのスウィングとスピードをサーブに持ち込む。
なんかむずむずしてきましたね。
さて、『くる天』 で、昨日から始めたもうひとつのブログ。
『松原雄二のテニス技術解説』 の第2回。
今日は 『高い構えからのフォア』 です。
テイクバックの話がメインで、写真を使って解説しています。
トップスピンとフラットの打ち分けも写真を使って解説しました。
時間のある方はぜひ覗いてみてください。
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2011年08月16日
セカンドは15cm跳ぶ
セカンドサーブだが
厚めグリップでのぽっこんサーブから
薄めグリップでのスピンまたはスライスでの振り切りサーブへの転換は難しい。
最近よくお話している、安定とパワーの両立サーブの打ち方。
しっかり、ゆっくり下半身を使ってジャンプ
10~15cmの上空で面の内側が見えるような向きでボールを捕らえる。
これで確実に安定したセカンドサーブが打てるはずなのだが
あくまでそれは理屈。
腕の使い方を覚え、身体の動き、面の感覚
それなりの熟練度が無ければ安心して打てるわけが無い。
じゃあどうするか?
方法は2つ。
1つ目は、ファースト、セカンドを同じ打ち方、この打ち方でやってしまう。
そしてひたすら練習する。
2つ目は、ファーストだけをこの打ち方にして、セカンドはぽっこんでもアンダーでも。
自信が出来たら、セカンドもこうする。
まあ、その人の性格しだいだろう。
さて先日、印西のうちのクラブでお会いした、女性会員のKさん。
本当に上手な方なのだが
時々、ゆるいセカンドサーブをふかしてしまい、自信無さげだった。
ところが、強い相手と対戦した時に、強く打とうとしたのだろう。
ジャンプがそれまでの5cmくらいから15cmくらいに上がった。
重そうなセカンドサーブがびしびしと入りだした。
いいサーブを打つにはジャンプし
身体の動きが終わった時に、ラケットヘッドがしっかり垂れることが必要。
5cmでは、ラケットヘッドがしっかり垂れるまで行かないようだ。
15cmなら、身体がしっかり伸び、ラケットヘッドがしっかり垂れる。
5cmの時はなんとなく力が入っていなかった身体も
15cmではしっかりと筋が通っている。
もちろん、心のわりきりようも、15cmのほうがいいのだろう。
これは、エナンの動画と連続写真。
ジャンプし、美しい姿勢でラケットが垂れ、身体が終わってからラケットが。
これらの項目を確認してくださいね。
女性にはもちろん、男共にも見本になるサーブ、見事でしょう。
厚めグリップでのぽっこんサーブから
薄めグリップでのスピンまたはスライスでの振り切りサーブへの転換は難しい。
最近よくお話している、安定とパワーの両立サーブの打ち方。
しっかり、ゆっくり下半身を使ってジャンプ
10~15cmの上空で面の内側が見えるような向きでボールを捕らえる。
これで確実に安定したセカンドサーブが打てるはずなのだが
あくまでそれは理屈。
腕の使い方を覚え、身体の動き、面の感覚
それなりの熟練度が無ければ安心して打てるわけが無い。
じゃあどうするか?
方法は2つ。
1つ目は、ファースト、セカンドを同じ打ち方、この打ち方でやってしまう。
そしてひたすら練習する。
2つ目は、ファーストだけをこの打ち方にして、セカンドはぽっこんでもアンダーでも。
自信が出来たら、セカンドもこうする。
まあ、その人の性格しだいだろう。
さて先日、印西のうちのクラブでお会いした、女性会員のKさん。
本当に上手な方なのだが
時々、ゆるいセカンドサーブをふかしてしまい、自信無さげだった。
ところが、強い相手と対戦した時に、強く打とうとしたのだろう。
ジャンプがそれまでの5cmくらいから15cmくらいに上がった。
重そうなセカンドサーブがびしびしと入りだした。
いいサーブを打つにはジャンプし
身体の動きが終わった時に、ラケットヘッドがしっかり垂れることが必要。
5cmでは、ラケットヘッドがしっかり垂れるまで行かないようだ。
15cmなら、身体がしっかり伸び、ラケットヘッドがしっかり垂れる。
5cmの時はなんとなく力が入っていなかった身体も
15cmではしっかりと筋が通っている。
もちろん、心のわりきりようも、15cmのほうがいいのだろう。
これは、エナンの動画と連続写真。
ジャンプし、美しい姿勢でラケットが垂れ、身体が終わってからラケットが。
これらの項目を確認してくださいね。
女性にはもちろん、男共にも見本になるサーブ、見事でしょう。
2011年07月20日
サーブの原点
『nakazato』 さんからサーブの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチのブログ、いつも拝見させてもらっています。
サービスなんですが、どうやらイップスではないかと悩んでいます。
何年かぶりにテニスを再開したのですが、サービスだけ思い出せず、いろいろ悩んでいるうちに、最近入れなくてはと思うと練習の段階でも、どう体をうごかしていいかすら、分からなくなってしまいます。手首だけでも固定しようと思っても、変なところで力が抜けたり、自分の体がコントロールできません。あまり頭で考えすぎず、体の流れや自分のリズムで、と担当コーチにアドバイスされていますが、トスの位置、ラケットの担ぎ方、ジャンプのタイミングなど、雲をつかむ感じで、自分のサービスというものがどんなものかが、よく分からなくなっています。どこから、とっかかればいいのでしょうか?メンタルな部分もかなり問題有りだと思いますが、技術的にどこから始めればいいのでしょうか? ここはもう何年かかっても一からやり直そうと腹をくくったので、どうかスタート地点を教えていただけますか?
投稿者 nakazato 2011/07/18 18:28
私の答えです。
左手で右前にトスを上げて、右手で打ちます。
あまりにも簡略ですがこれが必要最小限のサーブです。
とはいったものの、これで終わってはちょっとさびしい。
スライス腕打ちサーブで、どうでしょうか。
腕以外の動作はほとんど使いません。
まずこんなふうに構えて、トスを上げる。
先日、ウィンブルドンで大活躍の土居美咲さんもこんな感じの構えです。
最近はプロでも余計なことはしなくなっています。
そして、前腕とラケットを後ろに倒して
(ラケットヘッドが下向きになるまで垂らしていいです)
上体の右前のほうで斜めの面のまま、ヒット。
そのまま、体の左側に振り切ります。
この辺が上手くできて、欲が出てきたら、こんな構えにして。
『身体を横向きから前向きにする』 動作を加えます。
ありあわせの写真を組み合わせたので、撮影の向きはご勘弁を。
どれも上体の向きは同じで、動かさないと思ってください。
白シャツは打球方向からの絵
黒シャツはスウィング方向からの絵です。
スライスサーブですので、サーバーから見たら
スウィング方向より30度くらい、左に飛んでいくと思います。
それで、もう少し欲が出たら
『ひざのゆっくり屈伸』 を加えたらどうですか。
さてこんな単純なことなんですが
とにかく余計なことは一切排除して簡単にすることです。
少しやっているうちに
上体を前に回すことや、ひざの屈伸などは
必要な分だけ、勝手に加わってくるものです。
むしろ、わざわざ加えないようにするのがコツです。
テニスは簡単なショットでも、決まれば1点です。
3回転半回って、トリプルアクセルサーブをしても1点です。
ホントは、フットフォールトですが。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチのブログ、いつも拝見させてもらっています。
サービスなんですが、どうやらイップスではないかと悩んでいます。
何年かぶりにテニスを再開したのですが、サービスだけ思い出せず、いろいろ悩んでいるうちに、最近入れなくてはと思うと練習の段階でも、どう体をうごかしていいかすら、分からなくなってしまいます。手首だけでも固定しようと思っても、変なところで力が抜けたり、自分の体がコントロールできません。あまり頭で考えすぎず、体の流れや自分のリズムで、と担当コーチにアドバイスされていますが、トスの位置、ラケットの担ぎ方、ジャンプのタイミングなど、雲をつかむ感じで、自分のサービスというものがどんなものかが、よく分からなくなっています。どこから、とっかかればいいのでしょうか?メンタルな部分もかなり問題有りだと思いますが、技術的にどこから始めればいいのでしょうか? ここはもう何年かかっても一からやり直そうと腹をくくったので、どうかスタート地点を教えていただけますか?
投稿者 nakazato 2011/07/18 18:28
私の答えです。
左手で右前にトスを上げて、右手で打ちます。
あまりにも簡略ですがこれが必要最小限のサーブです。
とはいったものの、これで終わってはちょっとさびしい。
スライス腕打ちサーブで、どうでしょうか。
腕以外の動作はほとんど使いません。
まずこんなふうに構えて、トスを上げる。
先日、ウィンブルドンで大活躍の土居美咲さんもこんな感じの構えです。
最近はプロでも余計なことはしなくなっています。
そして、前腕とラケットを後ろに倒して
(ラケットヘッドが下向きになるまで垂らしていいです)
上体の右前のほうで斜めの面のまま、ヒット。
そのまま、体の左側に振り切ります。
この辺が上手くできて、欲が出てきたら、こんな構えにして。
『身体を横向きから前向きにする』 動作を加えます。
ありあわせの写真を組み合わせたので、撮影の向きはご勘弁を。
どれも上体の向きは同じで、動かさないと思ってください。
白シャツは打球方向からの絵
黒シャツはスウィング方向からの絵です。
スライスサーブですので、サーバーから見たら
スウィング方向より30度くらい、左に飛んでいくと思います。
それで、もう少し欲が出たら
『ひざのゆっくり屈伸』 を加えたらどうですか。
さてこんな単純なことなんですが
とにかく余計なことは一切排除して簡単にすることです。
少しやっているうちに
上体を前に回すことや、ひざの屈伸などは
必要な分だけ、勝手に加わってくるものです。
むしろ、わざわざ加えないようにするのがコツです。
テニスは簡単なショットでも、決まれば1点です。
3回転半回って、トリプルアクセルサーブをしても1点です。
ホントは、フットフォールトですが。
2011年07月13日
サーブは腕を曲げて
『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただきました。
サーブの腕使い法、以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ様
今回の記事のこの部分
「スピンをかけようとするあまり、全身で持ち上げながら打って
結果的に、色々なタイミングで打ってエラーしている。」
まさに、私も同じような事象になっていると思います。
結果として、サービスが安定しない。
改善策として「ラケット面」と「姿勢」とのことですが、スピン系サーブの場合
伸びきったところでインパクトするとボールを擦る余地がないように思うのですが
身体は伸びきってるけど、腕は伸びきる手前でインパクトというイメージでしょうか?
投稿者 ヒゲおやじ 2011/07/12 09:32
私の答えです。
身体は、ほぼ伸びきって、腕は伸びきらない状態でインパクトになります。
身体は、ほぼ伸びきった状態でとらえるわけですから
インパクト時の姿勢はいつも同じにできるわけです。
つまりいつも同じ姿勢での安定したコントロールと
身体の動きが止まることによる、運動量の腕への移動が理想的になされるのです。
(もちろん、右肩が上がり、左肩の下がった、左傾き状態ですが)
さて、その時の腕の動きですが
パワーのためにも、腕の長持ちのためにも、伸びきらないことが大切です。
スピンサーブは手首の角度を一定にして
肘が少し曲がったままの状態で、腕の内旋と回内を使って打つのです。
フラットやスライスのサーブも伸びきる少し手前の状態でインパクトです。
内旋のパワーをうまく伝えるためには、肘の曲がりが必要なのです。
サーブの腕使い法、以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ様
今回の記事のこの部分
「スピンをかけようとするあまり、全身で持ち上げながら打って
結果的に、色々なタイミングで打ってエラーしている。」
まさに、私も同じような事象になっていると思います。
結果として、サービスが安定しない。
改善策として「ラケット面」と「姿勢」とのことですが、スピン系サーブの場合
伸びきったところでインパクトするとボールを擦る余地がないように思うのですが
身体は伸びきってるけど、腕は伸びきる手前でインパクトというイメージでしょうか?
投稿者 ヒゲおやじ 2011/07/12 09:32
私の答えです。
身体は、ほぼ伸びきって、腕は伸びきらない状態でインパクトになります。
身体は、ほぼ伸びきった状態でとらえるわけですから
インパクト時の姿勢はいつも同じにできるわけです。
つまりいつも同じ姿勢での安定したコントロールと
身体の動きが止まることによる、運動量の腕への移動が理想的になされるのです。
(もちろん、右肩が上がり、左肩の下がった、左傾き状態ですが)
さて、その時の腕の動きですが
パワーのためにも、腕の長持ちのためにも、伸びきらないことが大切です。
スピンサーブは手首の角度を一定にして
肘が少し曲がったままの状態で、腕の内旋と回内を使って打つのです。
フラットやスライスのサーブも伸びきる少し手前の状態でインパクトです。
内旋のパワーをうまく伝えるためには、肘の曲がりが必要なのです。
2011年07月10日
風上からのスライスサーブ
『ヌーン』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも参考にさせていただいています。
サーブについて質問させてください!
スライスサーブはスピンサーブに比べて横方向のずれだけなので、
安定して入れやすいというお話を以前書いていただいたと思います。
しかし、屋外では風上、風下で飛距離を調整しなくてはいけませんが、何かコツはありますか?
特に風上から打つサーブ(私はスライス系です)がオーバーになりやすく、腕が振れなくなってしまい当てるだけサーブになります。
できましたら、回答をよろしくお願いします!
投稿者 ヌーン 2011/07/10 13:22
私の答えです。
スライスサーブで上下の打ち出し角度を調整するのは
つまり飛距離の調整ですが
打球方向に対しての 『打点の前後位置です』
打点を前にすれば、ネットぎりぎりになりますし。
後にすれば、大きめに打てます。
つまり風上からなら少し前にトスを上げる。 (ちょっと怖いかしら)
風下からなら、少し後にすればいいわけです。
しかし風上からは怖い。
普通の打点かちょっと後目で、回転を多めにしたらどうでしょう。
少し上体の横向きを多めにして
なるべく薄く当てる。
面の打球側が見えるくらいに内側で捕らえ
かすれるくらいにすれば、かなり大胆に打っても大丈夫です。
打点もワザワザ前にしなくても風で前になりますし
かすれるくらいになれば後の打点からでもOKです。
慣れてきたら、必要に応じて回転量を調整できるようになります
以下がそのコメントの全文です。
いつも参考にさせていただいています。
サーブについて質問させてください!
スライスサーブはスピンサーブに比べて横方向のずれだけなので、
安定して入れやすいというお話を以前書いていただいたと思います。
しかし、屋外では風上、風下で飛距離を調整しなくてはいけませんが、何かコツはありますか?
特に風上から打つサーブ(私はスライス系です)がオーバーになりやすく、腕が振れなくなってしまい当てるだけサーブになります。
できましたら、回答をよろしくお願いします!
投稿者 ヌーン 2011/07/10 13:22
私の答えです。
スライスサーブで上下の打ち出し角度を調整するのは
つまり飛距離の調整ですが
打球方向に対しての 『打点の前後位置です』
打点を前にすれば、ネットぎりぎりになりますし。
後にすれば、大きめに打てます。
つまり風上からなら少し前にトスを上げる。 (ちょっと怖いかしら)
風下からなら、少し後にすればいいわけです。
しかし風上からは怖い。
普通の打点かちょっと後目で、回転を多めにしたらどうでしょう。
少し上体の横向きを多めにして
なるべく薄く当てる。
面の打球側が見えるくらいに内側で捕らえ
かすれるくらいにすれば、かなり大胆に打っても大丈夫です。
打点もワザワザ前にしなくても風で前になりますし
かすれるくらいになれば後の打点からでもOKです。
慣れてきたら、必要に応じて回転量を調整できるようになります
2011年07月09日
サーブはしっかり伸びて
商売柄、「アツいですね」はあまり言わない。
本当に暑いと思って、お客さんが来なくなっちゃうかもしれないからだ。
なるべく、「今日は晴れて気持ちいいですね」
と言うようにしている。
でも、今日は思わず、「暑いですね」 と言ってしまった。
まだまだ、修行が足りない。
さて、暖かな陽気、本日の松原テニスクラブ印西。
私のリターンを恐れて、ダブルフォールトをしてしまった、会員のIサンにアドバイス。
Iサン、スピンをかけようとするあまり、全身で持ち上げながら打って
結果的に、色々なタイミングで打ってエラーしている。
心配になるとますますその傾向が強くなり、さらに膝を曲げて打ってしまう。
ますます、深みにはまってしまう。
ところで、サーブを安定させる重要ポイントは何だろう。
これには2つ。
1つ目はラケット面。
出来れば、当たる面が内側を向き
いつでも同じラケット面、同じスウィング方向で捉えられればいいのだ。
で、この同じスウィング方向で捉えるためには
2つ目として、姿勢。
毎回同じ姿勢を作れるといいのだ。
毎回同じ姿勢を作れるためには、身体が伸びきってボールを捕らえること。
身体が伸びきって、できれば10cmジャンプしてインパクトを迎えると
いつも同じ姿勢になる。
ジャンプすれば、いやおう無しに伸びきれるというわけ。
プロは本当にそうしているかどうか見てみよう。
これは、フェデラーのセカンドサーブ、動画と連続写真だ。
しっかりジャンプしてボールを捕らえている。
しかもパワーのほうにもご利益がある。
身体の動きが終わってから、腕のスウィングという事で
運動連鎖の観点からもこれがいちばんパワーが出る方法なのだ。
さて、『サーブはしっかり伸びて』
このアドバイスを聞いてくれたIサン。
ラケット面の方は元々良かったので
身体が伸びた状態で打つことを取り入れ、すぐに安定性を取り戻すことが出来た。
一所懸命、やってくれる会員さんには、どうしてもうまくなって欲しいのだ。
今日は、5時50分からの10分間
6時からのナイター時間突入前の早業だった。
本当に暑いと思って、お客さんが来なくなっちゃうかもしれないからだ。
なるべく、「今日は晴れて気持ちいいですね」
と言うようにしている。
でも、今日は思わず、「暑いですね」 と言ってしまった。
まだまだ、修行が足りない。
さて、暖かな陽気、本日の松原テニスクラブ印西。
私のリターンを恐れて、ダブルフォールトをしてしまった、会員のIサンにアドバイス。
Iサン、スピンをかけようとするあまり、全身で持ち上げながら打って
結果的に、色々なタイミングで打ってエラーしている。
心配になるとますますその傾向が強くなり、さらに膝を曲げて打ってしまう。
ますます、深みにはまってしまう。
ところで、サーブを安定させる重要ポイントは何だろう。
これには2つ。
1つ目はラケット面。
出来れば、当たる面が内側を向き
いつでも同じラケット面、同じスウィング方向で捉えられればいいのだ。
で、この同じスウィング方向で捉えるためには
2つ目として、姿勢。
毎回同じ姿勢を作れるといいのだ。
毎回同じ姿勢を作れるためには、身体が伸びきってボールを捕らえること。
身体が伸びきって、できれば10cmジャンプしてインパクトを迎えると
いつも同じ姿勢になる。
ジャンプすれば、いやおう無しに伸びきれるというわけ。
プロは本当にそうしているかどうか見てみよう。
これは、フェデラーのセカンドサーブ、動画と連続写真だ。
しっかりジャンプしてボールを捕らえている。
しかもパワーのほうにもご利益がある。
身体の動きが終わってから、腕のスウィングという事で
運動連鎖の観点からもこれがいちばんパワーが出る方法なのだ。
さて、『サーブはしっかり伸びて』
このアドバイスを聞いてくれたIサン。
ラケット面の方は元々良かったので
身体が伸びた状態で打つことを取り入れ、すぐに安定性を取り戻すことが出来た。
一所懸命、やってくれる会員さんには、どうしてもうまくなって欲しいのだ。
今日は、5時50分からの10分間
6時からのナイター時間突入前の早業だった。
2011年06月28日
サーブは左足着地で
『カムカム』 さんから質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも大変参考させて頂いています。
グランドストロークの回転運動とスタンスの関係は理解できました。
サーブについてですが、最近プロの選手で多いのが、左足でジャンプして左足で着地するパターン、この場合右足を蹴り上げて回転の力にしているのをよく見ます。それとプロではあまり見ませんが、左足を軸にして回転してそのまま右足を前に送って右足着地で終わるパターン。
この2つの腰を回転させる方法のそれぞれのメリット、デメリットを教えて頂けますか。
投稿者 カムカム 2011/06/26 20:39
私の答えです
左足でジャンプして左足で着地というのは、プロの普通の打ち方ですね。
40年位前までは、右足着地が多かったと思います。
45年くらい前でしょうか、USAに
アーサー・アッシュとスタン・スミスという人達が出てきて
左足着地でスムーズなネットダッシュをするようになり
それ以後これが標準になったように思います。
ジャンピングサーブで右腕と右足を同時に前に出すと
身体が前に向いていく動きが止まらなくなります。
私も右足着地の頃は
右肩から転びそうになるのをいちど立て直してから
ネットダッシュをしていた思い出があります。
右腕を前に出さなければサーブになりませんので
これはやめるわけにいかないわけで
残る方法、右足を引くようになったのです。
そうすれば当然、左足着地になります。
最近のプロは、じゃなくて、ずいぶん昔からですよ。
さて、最初、右足着地だったのに、左足着地に直してから
さらに強くなった選手に
有名なところで、マルチナ・ナブラチロワがいます。
先日、伊達さんが40歳で勝った話題のウィンブルドンの女子シングルス
最年長勝利記録、47歳がこの人です。
もっとも彼女はサウスポーですので右足踏み切り、右足着地ですが。
有名じゃないところでは、松原コーチがいます。
直してから、凄く安定した覚えがあります。
そんなわけで、プロじゃなくても
ジャンプしてサーブをするのでしたら、左足着地にすべきです。
右足着地は力が入りにくいですし、
バランスが取りにくく、コントロールが難しい。
ちょっとうまい選手でやっている人はほとんどいないと思います。
右足着地には、何のメリットもないと思います。
以下がそのコメントの全文です。
いつも大変参考させて頂いています。
グランドストロークの回転運動とスタンスの関係は理解できました。
サーブについてですが、最近プロの選手で多いのが、左足でジャンプして左足で着地するパターン、この場合右足を蹴り上げて回転の力にしているのをよく見ます。それとプロではあまり見ませんが、左足を軸にして回転してそのまま右足を前に送って右足着地で終わるパターン。
この2つの腰を回転させる方法のそれぞれのメリット、デメリットを教えて頂けますか。
投稿者 カムカム 2011/06/26 20:39
私の答えです
左足でジャンプして左足で着地というのは、プロの普通の打ち方ですね。
40年位前までは、右足着地が多かったと思います。
45年くらい前でしょうか、USAに
アーサー・アッシュとスタン・スミスという人達が出てきて
左足着地でスムーズなネットダッシュをするようになり
それ以後これが標準になったように思います。
ジャンピングサーブで右腕と右足を同時に前に出すと
身体が前に向いていく動きが止まらなくなります。
私も右足着地の頃は
右肩から転びそうになるのをいちど立て直してから
ネットダッシュをしていた思い出があります。
右腕を前に出さなければサーブになりませんので
これはやめるわけにいかないわけで
残る方法、右足を引くようになったのです。
そうすれば当然、左足着地になります。
最近のプロは、じゃなくて、ずいぶん昔からですよ。
さて、最初、右足着地だったのに、左足着地に直してから
さらに強くなった選手に
有名なところで、マルチナ・ナブラチロワがいます。
先日、伊達さんが40歳で勝った話題のウィンブルドンの女子シングルス
最年長勝利記録、47歳がこの人です。
もっとも彼女はサウスポーですので右足踏み切り、右足着地ですが。
有名じゃないところでは、松原コーチがいます。
直してから、凄く安定した覚えがあります。
そんなわけで、プロじゃなくても
ジャンプしてサーブをするのでしたら、左足着地にすべきです。
右足着地は力が入りにくいですし、
バランスが取りにくく、コントロールが難しい。
ちょっとうまい選手でやっている人はほとんどいないと思います。
右足着地には、何のメリットもないと思います。
2011年06月23日
スライスサーブの向きは
『レッド』 さんからスライスサーブの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも勉強させて頂いています。
質問です。
以前スライスサーブは内向きの面でと教えていただきました。
感じは分かってきたのですが、1つ教えてください。
インパクトでの体の向きは正面向きですか?横向きですか?
私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じか
するのですが・・・
投稿者 2011/06/20 12:18
私に答えです。
フラットサーブだと、面が正面を向きますし
打球も直進するので
インパクト時の上体の向きは正面向きになります。
その形で、面を打球方向に向かって、少し左向きにすると
面が斜めにボールに当たり
打球は斜め左前方へ、さらに左に曲がりながら飛んでいきます。
打球方向から見れば、『上体の向きは斜め横向き』 ということになります。
ここで、『レッド』 さんの質問で気になるのですが
「私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じかする」 というところ。
暑いはたぶん厚いの変換間違いだと思うのですが
横向きを残しすぎた場合
もちろん、サービスボックスに入れようとすると
より左に打たなければならないので
むしろ、「薄く当ててかすれさせなくてはならない」 のです。
そうしないと、上体の向いているほう
つまり、右に飛んでいってしまい、「フォールト」 では。
まあ、そんなわけで
インパクト時の上体の向きは、斜め横向きが標準で
ややフラット気味に (厚く) 打ちたければ、少し前向きに近くなり
うんと回転をかけて (薄く) 打ちたければ、少し横向きを残して
打てばいいのではないでしょうか。
以下がそのコメントの全文です。
いつも勉強させて頂いています。
質問です。
以前スライスサーブは内向きの面でと教えていただきました。
感じは分かってきたのですが、1つ教えてください。
インパクトでの体の向きは正面向きですか?横向きですか?
私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じか
するのですが・・・
投稿者 2011/06/20 12:18
私に答えです。
フラットサーブだと、面が正面を向きますし
打球も直進するので
インパクト時の上体の向きは正面向きになります。
その形で、面を打球方向に向かって、少し左向きにすると
面が斜めにボールに当たり
打球は斜め左前方へ、さらに左に曲がりながら飛んでいきます。
打球方向から見れば、『上体の向きは斜め横向き』 ということになります。
ここで、『レッド』 さんの質問で気になるのですが
「私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じかする」 というところ。
暑いはたぶん厚いの変換間違いだと思うのですが
横向きを残しすぎた場合
もちろん、サービスボックスに入れようとすると
より左に打たなければならないので
むしろ、「薄く当ててかすれさせなくてはならない」 のです。
そうしないと、上体の向いているほう
つまり、右に飛んでいってしまい、「フォールト」 では。
まあ、そんなわけで
インパクト時の上体の向きは、斜め横向きが標準で
ややフラット気味に (厚く) 打ちたければ、少し前向きに近くなり
うんと回転をかけて (薄く) 打ちたければ、少し横向きを残して
打てばいいのではないでしょうか。
2011年06月03日
サーブの構えは
サーブでラケットを背中の後ろにたらすわけだが
最近、上手く下げられない人がいて気になっている。
また、一方でスピンがかけられない
かけてもコントロールが、という人もよくいる。
その人たちに共通する原因にに気がついたので紹介する。
一言で言うと
ラケット面を構えのときからフラットに持っている。
ラケットが後ろに落ちていく前、肩の上に立ったとき。
こんなふうに、ラケット面が上体の正面を向いていると
そのままなら、垂れて、戻って
インパクトのところでフラットの面が出てくる。
当然フラットになるのだから、スピンはかけずらい。
サーブが苦手な人にとっては、面が打つ方向を向くのだから安心。
しかし、腕を外旋して落としていくときに
本当は前腕を回外しながら落としていくのだが
このままでは手の甲側にラケットを落とさなくてはならないわけで
上手く下げられないという人が出てくるというわけ。
だからこうする。
こうやって構える。 (モデルは東戸塚校の田村コーチ)
ラケット面が横向きになり
エッジ側からラケットを下ろすことがやりやすくなる。
そしてこうゆう面で振り出すことができる。
そして、回内してインパクト。
もう少し手首が伸びて、ラケットが立てばスライスサーブになるし
さらに回内して、面を正面に向けてインパクトならフラットだ。
かなり経験があって、スピンのかけ方で悩んでいる人は
この構え方に直すだけで長年の悩みから救われるかもしれない。
また、ラケットが垂れないで困っている人は
面を横に向けるのが不安なせいなのだから
横向きの面を回内しながら、前向きにしていくことを
まずは心の中で10回ほど想像してみる。
次に面の動きをイメージしながら、10回ほどゆっくり素振りでやってみる。
次にトスを上げてやってみる。
ね、できたでしょう。
最近、上手く下げられない人がいて気になっている。
また、一方でスピンがかけられない
かけてもコントロールが、という人もよくいる。
その人たちに共通する原因にに気がついたので紹介する。
一言で言うと
ラケット面を構えのときからフラットに持っている。
ラケットが後ろに落ちていく前、肩の上に立ったとき。
こんなふうに、ラケット面が上体の正面を向いていると
そのままなら、垂れて、戻って
インパクトのところでフラットの面が出てくる。
当然フラットになるのだから、スピンはかけずらい。
サーブが苦手な人にとっては、面が打つ方向を向くのだから安心。
しかし、腕を外旋して落としていくときに
本当は前腕を回外しながら落としていくのだが
このままでは手の甲側にラケットを落とさなくてはならないわけで
上手く下げられないという人が出てくるというわけ。
だからこうする。
こうやって構える。 (モデルは東戸塚校の田村コーチ)
ラケット面が横向きになり
エッジ側からラケットを下ろすことがやりやすくなる。
そしてこうゆう面で振り出すことができる。
そして、回内してインパクト。
もう少し手首が伸びて、ラケットが立てばスライスサーブになるし
さらに回内して、面を正面に向けてインパクトならフラットだ。
かなり経験があって、スピンのかけ方で悩んでいる人は
この構え方に直すだけで長年の悩みから救われるかもしれない。
また、ラケットが垂れないで困っている人は
面を横に向けるのが不安なせいなのだから
横向きの面を回内しながら、前向きにしていくことを
まずは心の中で10回ほど想像してみる。
次に面の動きをイメージしながら、10回ほどゆっくり素振りでやってみる。
次にトスを上げてやってみる。
ね、できたでしょう。
2011年05月06日
サーブフィニッシュその後
『光太朗』 さん『いわし頭』 さんから再度コメントをいただきました。
「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」 がわかりにくいようです。
『光太朗』 さんのコメントは以下のとおりです。
『いわし頭』 さんからもいただいていますが、ちょっと長くなるのでこちらにリンク。
松原様
毎回、迅速なご回答有難うございます。
大変参考になります。
只、いまいち理解力が乏しい私としては
「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」が
いまいちピンときていません。
リラックスしてリズミカルに振られてきたラケットを
インパクト後(感覚的)に止める。という事でしょうか?
いや違いますね。多分。
肘を止める?
私個人としては、プロの猿真似が得意なので
インパクト後に肘を止めて腕を外側にひねりこんで
フィニッシュとする様にしていますが
それとは異なるものなのでしょうか?
すみません。またまたお手数をおかけします。
投稿者 2011/05/03 23:04
私の答えです。
遠心力に逆らってというのは
遠心力というのはラケットがすっぽ抜ける方向、空に向かいますので
反対は腕を引っ張る方向。
つまり肘を残し、手の位置を体の近くに引っ張ってくることになります。
プロの猿真似の話に
「インパクト後に肘を止めて腕を外側にひねりこんでフィニッシュ」 とありましたが。
肘を止めて前腕を振り出すのが内旋
外側に捻りこむのが回内のことだと思いますが
まったく、プロのやっているスピンサーブそのものだと思います。
この場合、フィニッシュは上体の右前側になると思います。
フェデラーのスピンサーブの動画と連続写真でそれを再度確認してください。
一見引っ張り込んでないように見えるかもしれませんが
腕が遠心力で引っ張られているにもかかわらず
それに逆らって、フィニッシュで若干曲がってきているのです。
また肘を止めて手を引っ張り込むことにより、回転半径を小さくしスピードアップ。
これを一番はっきりやるのは、サンプラスでしょう。
彼の動画と連続写真も参考に見てください。
11コマ目の肘とフィニッシュです。
次に、いわし頭さんのコメントで
このスピードアップがスフォアハンドと同じではというご指摘がありました。
まったくそのとおりです。
肘を止め、腕を引っ張り、回転半径を小さくし加速するのです。
面を外側に向けていく回内の動きについては
スピンサーブはこれがメインというくらい盛大に使います。
フラットもかなり使います。
スライスの場合は使いすぎると面が前を向いてしまい、フラットサーブになっちゃいます。
スライスでは、少しは使っても大丈夫ですが、使わないつもりでいるのがコツです。
この回内の有無が、スピンのフィニッシュが右、スライスのが左になる主な理由です。
いわし頭さんのコメントでもうひとつ
「ラケットヘッドを(背中の後ろで)落とすことが大事」 というのがありました。
そのとおりだと思います。
スピンサーブに限らず、スウィングの大きさを作るのに充分に下から行かなくてはなりません。
実はスピンのときのコツですが
いっぱい落ちて、更にここまで行くのです。
サンプラスの動画と連続写真の9コマ目です。
一番垂れた位置より、ラケットヘッドは更に右に行っています。
たまたまの荒いコマで捕らえたところですが
たぶんピークはもう少し右まで行くと思います。
盛大な回内のための準備、盛大な回外なのです。
スライスとフラットはしっかり落ちたところくらいまででOKです。
「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」 がわかりにくいようです。
『光太朗』 さんのコメントは以下のとおりです。
『いわし頭』 さんからもいただいていますが、ちょっと長くなるのでこちらにリンク。
松原様
毎回、迅速なご回答有難うございます。
大変参考になります。
只、いまいち理解力が乏しい私としては
「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」が
いまいちピンときていません。
リラックスしてリズミカルに振られてきたラケットを
インパクト後(感覚的)に止める。という事でしょうか?
いや違いますね。多分。
肘を止める?
私個人としては、プロの猿真似が得意なので
インパクト後に肘を止めて腕を外側にひねりこんで
フィニッシュとする様にしていますが
それとは異なるものなのでしょうか?
すみません。またまたお手数をおかけします。
投稿者 2011/05/03 23:04
私の答えです。
遠心力に逆らってというのは
遠心力というのはラケットがすっぽ抜ける方向、空に向かいますので
反対は腕を引っ張る方向。
つまり肘を残し、手の位置を体の近くに引っ張ってくることになります。
プロの猿真似の話に
「インパクト後に肘を止めて腕を外側にひねりこんでフィニッシュ」 とありましたが。
肘を止めて前腕を振り出すのが内旋
外側に捻りこむのが回内のことだと思いますが
まったく、プロのやっているスピンサーブそのものだと思います。
この場合、フィニッシュは上体の右前側になると思います。
フェデラーのスピンサーブの動画と連続写真でそれを再度確認してください。
一見引っ張り込んでないように見えるかもしれませんが
腕が遠心力で引っ張られているにもかかわらず
それに逆らって、フィニッシュで若干曲がってきているのです。
また肘を止めて手を引っ張り込むことにより、回転半径を小さくしスピードアップ。
これを一番はっきりやるのは、サンプラスでしょう。
彼の動画と連続写真も参考に見てください。
11コマ目の肘とフィニッシュです。
次に、いわし頭さんのコメントで
このスピードアップがスフォアハンドと同じではというご指摘がありました。
まったくそのとおりです。
肘を止め、腕を引っ張り、回転半径を小さくし加速するのです。
面を外側に向けていく回内の動きについては
スピンサーブはこれがメインというくらい盛大に使います。
フラットもかなり使います。
スライスの場合は使いすぎると面が前を向いてしまい、フラットサーブになっちゃいます。
スライスでは、少しは使っても大丈夫ですが、使わないつもりでいるのがコツです。
この回内の有無が、スピンのフィニッシュが右、スライスのが左になる主な理由です。
いわし頭さんのコメントでもうひとつ
「ラケットヘッドを(背中の後ろで)落とすことが大事」 というのがありました。
そのとおりだと思います。
スピンサーブに限らず、スウィングの大きさを作るのに充分に下から行かなくてはなりません。
実はスピンのときのコツですが
いっぱい落ちて、更にここまで行くのです。
サンプラスの動画と連続写真の9コマ目です。
一番垂れた位置より、ラケットヘッドは更に右に行っています。
たまたまの荒いコマで捕らえたところですが
たぶんピークはもう少し右まで行くと思います。
盛大な回内のための準備、盛大な回外なのです。
スライスとフラットはしっかり落ちたところくらいまででOKです。
2011年05月03日
遠心力で打つ
『光太朗』 さんと 『いわし頭』 さんから質問をいただきました。
共通の話になりそうなので相席にさせていただきました。
お二人のコメント、どちらも後半の質問部分です。
・・・前半略・・・
今回の内容、大変参考になりました。
サーブのスウィングスピードはパワーにあらず
リズムである!ということですね。
後はインパクトからフィニッシュにかけてを
スピードアップして一気に振り切ります。と
ありますが、ここのポイントは大事だなぁと感じました。
私の場合、力んで失敗が多い為
感覚としては、インパクト後、フィニッシュを強くと
いった感覚でも良いのでしょうか?
たぶんインパクトを力強くと思っていると
いつものように力んだサーブになってしまう気がします。
有難うございます。
週末のテニスが楽しみです。
投稿者 光太朗 2011/04/28 18:38
・・・前半略・・・
いかに少ない力で、パワーと回転を出すかについては、ラケットの重みを感じつつ、ラケットの遠心力でボールを飛ばすということを念頭においてサーブをしていますが、これはこれで正しいのでしょうか?
私も力むとふかすことが多いので。
投稿者 いわし頭 2011/05/01 03:28
私の答えです。
まず、光太朗さんの質問ですが
「インパクト後に振り抜く」 でいいと思います。
インパクト前から加速が始まりますので
それでも控えめにインパクトからと書きましたが
感覚的にはさらに、インパクト後のほうがいいと思います。
実際に私も、レッスンでは、インパクト後と言っています。
ほんと、そうしないと余計な力が入ってかえって振りぬきが悪くなったりするのです。
ご意見ありがとうございました。
さて、いわし頭さんの質問と絡んできます。
インパクト後に振りぬくには、ラケットは押しません、 「引っ張り抜きます」
遠心力というのは回転の外方向にかかる力ですので
打球方向と違うのですが
この遠心力に逆らうように引っ張り抜くのです。
この引っ張り力がスウィングを加速させます。
しかも、引っ張っていくために、手の位置に対しラケットヘッドが走り
ラケット面も内向きになりやすいのです。
そのために面が外向きに動くことによる、上下打ち出し角度の発散傾向を防ぐことにもなります。
つまりこの使い方、「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」
というのは、パワーにも安定度にもご利益のある方法なのです。
回転運動では遠心力というのは回転速度に比例する為、誤解されやすく
この回転の勢いで打つことを、遠心力で打つと思っている人が多いのです。
ですから、遠心力で打つというのは
物理的にはどうかなと思うような言い方だと思っていました。
正確には、スウィングの特に後半、遠心力に逆らう力を入れる。
つまり、求心力で打つのです。
そうすれば、引っ張る力で加速、しかも安定なのです。
そうゆう意味で、遠心力を使って打つというのは正しい事なんですね。
(思いがけず、深遠な理論にまでたどり着いたようです)
共通の話になりそうなので相席にさせていただきました。
お二人のコメント、どちらも後半の質問部分です。
・・・前半略・・・
今回の内容、大変参考になりました。
サーブのスウィングスピードはパワーにあらず
リズムである!ということですね。
後はインパクトからフィニッシュにかけてを
スピードアップして一気に振り切ります。と
ありますが、ここのポイントは大事だなぁと感じました。
私の場合、力んで失敗が多い為
感覚としては、インパクト後、フィニッシュを強くと
いった感覚でも良いのでしょうか?
たぶんインパクトを力強くと思っていると
いつものように力んだサーブになってしまう気がします。
有難うございます。
週末のテニスが楽しみです。
投稿者 光太朗 2011/04/28 18:38
・・・前半略・・・
いかに少ない力で、パワーと回転を出すかについては、ラケットの重みを感じつつ、ラケットの遠心力でボールを飛ばすということを念頭においてサーブをしていますが、これはこれで正しいのでしょうか?
私も力むとふかすことが多いので。
投稿者 いわし頭 2011/05/01 03:28
私の答えです。
まず、光太朗さんの質問ですが
「インパクト後に振り抜く」 でいいと思います。
インパクト前から加速が始まりますので
それでも控えめにインパクトからと書きましたが
感覚的にはさらに、インパクト後のほうがいいと思います。
実際に私も、レッスンでは、インパクト後と言っています。
ほんと、そうしないと余計な力が入ってかえって振りぬきが悪くなったりするのです。
ご意見ありがとうございました。
さて、いわし頭さんの質問と絡んできます。
インパクト後に振りぬくには、ラケットは押しません、 「引っ張り抜きます」
遠心力というのは回転の外方向にかかる力ですので
打球方向と違うのですが
この遠心力に逆らうように引っ張り抜くのです。
この引っ張り力がスウィングを加速させます。
しかも、引っ張っていくために、手の位置に対しラケットヘッドが走り
ラケット面も内向きになりやすいのです。
そのために面が外向きに動くことによる、上下打ち出し角度の発散傾向を防ぐことにもなります。
つまりこの使い方、「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」
というのは、パワーにも安定度にもご利益のある方法なのです。
回転運動では遠心力というのは回転速度に比例する為、誤解されやすく
この回転の勢いで打つことを、遠心力で打つと思っている人が多いのです。
ですから、遠心力で打つというのは
物理的にはどうかなと思うような言い方だと思っていました。
正確には、スウィングの特に後半、遠心力に逆らう力を入れる。
つまり、求心力で打つのです。
そうすれば、引っ張る力で加速、しかも安定なのです。
そうゆう意味で、遠心力を使って打つというのは正しい事なんですね。
(思いがけず、深遠な理論にまでたどり着いたようです)
2011年05月02日
手首に秘めた理由
最初、タイトルを 『手首を折る理由』 とした。
なんだか骨折の話みたいなので神秘的なタイトルに変更した。
タイトルといえば、この365ネットのトップページにGWの営業予定が出ている。
1,2,3,4、と並んでいるのだが
しばらく前にヤフーのページに出ていた
マージャンゲームの広告を思い出してしょうがない。
四角い箱の並びがマージャンパイの並びを連想させるようだ。
そうそう、そんな話じゃなくてテニスでした。
『フランカー』 さんからサーブに回転を与えるための
内向きの面について、質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは
2枚目の画像について質問です。
手首のコックの件は分かりますが、このような形を保つなら、もう少し薄く持てば同様の結果になるのではないでしょうか?
投稿者 フランカー 2011/04/29 01:34
私の答えです。
2枚目の画像というのはこれですね。
スピンを安定してかけるために手首を内側に目いっぱい曲げている。
何もこんなことまでしなくても、ということだと思います。
まことにごもっともな意見で、もちろんそれでもいいのです。
そうゆうプレーヤーもたくさんいます。
それでも、わざわざ手首を曲げる理由として2つあります。
1つ目は、スピンをかけるサーブだけではないという人。
うんと薄く持てば手首の形を変えなくてもスピンがかかるようになります。
面の向きも当然、内向きになります。
だけどそうすると、スピンの多いサーブ専用になっちゃうかもしれません。
フラット気味にたたくときには厚く当てたいという場合
厚めのグリップで、手首を曲げ、薄い形を作っていると
曲げを戻すだけで、厚めの当たりをすることができるのです。
もちろん、厚めの当たりのときは、グリップを変えるというやり方もあります。
2つ目は、面感覚を変えたくない人。
私はこの人たちのうちの一人なのですが
やや厚めのコンチネンタルグリップです。
厚めの当たりのサーブも、薄めの当たりも、スマッシュもボレーも
すべてをほとんど同じグリップで打ちます。
そのときにグリップを変えたくないのです。
どちらが正解なのかはわかりません。
特に1種類のサーブしか打たない場合は
やりやすいようにやればいいと思います。
プロの場合は球種によってグリップを変える人は少ないのではないでしょうか。
なんだか骨折の話みたいなので神秘的なタイトルに変更した。
タイトルといえば、この365ネットのトップページにGWの営業予定が出ている。
1,2,3,4、と並んでいるのだが
しばらく前にヤフーのページに出ていた
マージャンゲームの広告を思い出してしょうがない。
四角い箱の並びがマージャンパイの並びを連想させるようだ。
そうそう、そんな話じゃなくてテニスでした。
『フランカー』 さんからサーブに回転を与えるための
内向きの面について、質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは
2枚目の画像について質問です。
手首のコックの件は分かりますが、このような形を保つなら、もう少し薄く持てば同様の結果になるのではないでしょうか?
投稿者 フランカー 2011/04/29 01:34
私の答えです。
2枚目の画像というのはこれですね。
スピンを安定してかけるために手首を内側に目いっぱい曲げている。
何もこんなことまでしなくても、ということだと思います。
まことにごもっともな意見で、もちろんそれでもいいのです。
そうゆうプレーヤーもたくさんいます。
それでも、わざわざ手首を曲げる理由として2つあります。
1つ目は、スピンをかけるサーブだけではないという人。
うんと薄く持てば手首の形を変えなくてもスピンがかかるようになります。
面の向きも当然、内向きになります。
だけどそうすると、スピンの多いサーブ専用になっちゃうかもしれません。
フラット気味にたたくときには厚く当てたいという場合
厚めのグリップで、手首を曲げ、薄い形を作っていると
曲げを戻すだけで、厚めの当たりをすることができるのです。
もちろん、厚めの当たりのときは、グリップを変えるというやり方もあります。
2つ目は、面感覚を変えたくない人。
私はこの人たちのうちの一人なのですが
やや厚めのコンチネンタルグリップです。
厚めの当たりのサーブも、薄めの当たりも、スマッシュもボレーも
すべてをほとんど同じグリップで打ちます。
そのときにグリップを変えたくないのです。
どちらが正解なのかはわかりません。
特に1種類のサーブしか打たない場合は
やりやすいようにやればいいと思います。
プロの場合は球種によってグリップを変える人は少ないのではないでしょうか。
2011年04月28日
サーブの威力を増す
『翡翠』 さんからサーブの威力を上げる方法についての質問です。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは
またサーブについて質問させてください。
このブログのアドバイスのおかげで、スライスサーブが安定して入るようになってきました。(自称スライスサーブですが・・・)
そこで質問なのですが、スライスサーブの威力を上げるにはどうしたら良いのですか?
安定して入るようになったのは良いのですが、威力がないため、上手い相手とやると叩かれてしまいます。
先輩にもサーブの威力を上げた方が良いと言われました。
サーブの威力を上げる方法を教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2011/04/27 23:10
私の答えです。
威力アップのためにはスウィングスピードを上げることです。
そのためのコツとして2つ上げます。
1つ目は振り子です。
ラケットを持った腕を下にぶら下げてゆすると
前後に動く振り子になります。
振り子だから、支点から重心までの距離で決まる周期で動きます。
だから、その人のパワーによらず、どの人もほぼ一定の周期になります。
ストロークならこのまま使えばいいのですが、サーブでした。
こんどはサーブの形で上に持って行き、前後にゆすってみてください。
これはメトロノームと同じで、上で動く振り子です。
これにも固有の周期があって、どの人もほぼ同じです。
前後にゆっくり動かします、この振り子に逆らわないようにゆったり振りますと
かなりのスピードのサーブになります。
2つ目のコツです。
インパクトからフィニッシュにかけてをスピードアップして一気に振り切ります。
スライスサーブなら、利き腕と反対側の腰の横まで
腕を一気に振り切るのです。
スピンサーブなら、回内を利かせますので
利き腕をそちらの側のおなかの前まで一気にもって行きます。
肘は胸の前に残ります。
全体の流れで行くと
『ゆうっくり』 振るのです。
ラケットを立てたところから、後ろへ落として行き
一番下からインパクト直前までは、ホントにゆっくり、振り子に任せます。
『ユウッ・・
その後、インパクトからフィニッシュまでは一気です。 ・・クリ』
声に出して、『ゆうっくり』 といいながら振ってみてください。
「バコーン」
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは
またサーブについて質問させてください。
このブログのアドバイスのおかげで、スライスサーブが安定して入るようになってきました。(自称スライスサーブですが・・・)
そこで質問なのですが、スライスサーブの威力を上げるにはどうしたら良いのですか?
安定して入るようになったのは良いのですが、威力がないため、上手い相手とやると叩かれてしまいます。
先輩にもサーブの威力を上げた方が良いと言われました。
サーブの威力を上げる方法を教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2011/04/27 23:10
私の答えです。
威力アップのためにはスウィングスピードを上げることです。
そのためのコツとして2つ上げます。
1つ目は振り子です。
ラケットを持った腕を下にぶら下げてゆすると
前後に動く振り子になります。
振り子だから、支点から重心までの距離で決まる周期で動きます。
だから、その人のパワーによらず、どの人もほぼ一定の周期になります。
ストロークならこのまま使えばいいのですが、サーブでした。
こんどはサーブの形で上に持って行き、前後にゆすってみてください。
これはメトロノームと同じで、上で動く振り子です。
これにも固有の周期があって、どの人もほぼ同じです。
前後にゆっくり動かします、この振り子に逆らわないようにゆったり振りますと
かなりのスピードのサーブになります。
2つ目のコツです。
インパクトからフィニッシュにかけてをスピードアップして一気に振り切ります。
スライスサーブなら、利き腕と反対側の腰の横まで
腕を一気に振り切るのです。
スピンサーブなら、回内を利かせますので
利き腕をそちらの側のおなかの前まで一気にもって行きます。
肘は胸の前に残ります。
全体の流れで行くと
『ゆうっくり』 振るのです。
ラケットを立てたところから、後ろへ落として行き
一番下からインパクト直前までは、ホントにゆっくり、振り子に任せます。
『ユウッ・・
その後、インパクトからフィニッシュまでは一気です。 ・・クリ』
声に出して、『ゆうっくり』 といいながら振ってみてください。
「バコーン」
2011年04月27日
サーブで内向きの面とは
不安定サーブの悩み事で、お二人からコメントをいただきました。
共通の答えになりそうなので一緒にしちゃいました。
『光太朗』 さんのコメントも出すと長くなるのでこちらにはコピーしませんでした。
それを全部読みたい方はこちらへ。
以下は、『ヒゲおやじ』 さんのコメントです。
松原コーチ。お世話になります。
テニス暦は20年を超え、若かりしころは地方大会への
出場経験もありますが、一向にサービスが安定しません。
調子の良いときは、安定して威力のあるサービスが入るのですが
一旦、壊れだすとダブルフォルトの嵐。
先日も1試合で11本のダブリを連発し、4-0から逆転負け。
サーブに悩むあまり、サービスの安定をもとめ検索していたら、
コーチのブログを発見し、当方としては光明がみえ始めたところです。
スピンもどきを打ちたいが、どうしてもスライスになってしまうこと、
オーバーのフォルトが多いのが悩みです。
恐らく、スリークォーター気味にラケットを振っていること、野球のカーブの投げ方
に近い腕の使い方が原因だと思っています。
スピンに拘らず、まずはスライスサーブでも安定させたいと
思っております。
今回の「手首を引っ込めて捕らえる」というのは、インパクトの際に
①手首を伸ばした状態にし、をラケットヘッドより後ろにある
②手首を親指側にコックしラケットヘッドより手首が前にある
という意味なのかどちらなのでしょうか?
写真を見る限り、②と感じたのですが、それは自分の感覚では
手首が引っ込んだというより、突き出ていると感じたので、ご相談
させていただきました。
よろしくお願いします。
投稿者 ヒゲおやじ 2011/04/26 10:50
私の答えです。
基本的に、球種はスライスサーブでいいと思います。
ベテランになるに従い、スピンサーブのご利益よりも不利益のほうが目立ってくるからです。
もちろん、すでにスピンになれている方や
若い方で、ばりばりチャレンジする方はスピンもありです。
さて、お二人とも、セカンド・サーブの安定と威力が大切だと思います。
しっかり振り切って、攻撃されないセカンドがないと
ファーストも思い切って打てなくなります。
そのために、サーブに回転をかけるのです。
それを安定して打つための技術が、『内向きの面』 と
それを実現するための、『手首の形』 なのです。
次の写真を見てください。
スライスサーブのインパクトの形です。
このときに打球の当たるほうの面がサーバーの目から見えている。
これを内向きの面といっているのです。
手首が伸びればスライスに、親指側に曲がればスピンになります。
どちらも面がサーバーから見えるような内向きです。
あまり細かい形は気にしなくて大丈夫です。
手の形にも、グリップによっても少し変わります。
ポイントは内向きの面が作れて、手首を固定して使えること。
だから、最初に構えたときから内向きの面を作っておくといいです。
打球面が見えています。
(私の腕と、最近使い始めた、ヨネックスのVCORE 98Dです)
そしてこの手首の角度をずうっと保つつもりでスウィングするのです。
さて、打点が前のほうになって、手首が打球方向に突き出ると
ボールの飛び出す、上下の方向が不安定になり、発散傾向のサーブになります。
そのときには打球面の裏側が見えると思います。
先ほどの内向きの面で、後ろ気味の打点にすることにより
この上下方向のばらつきが最小限になり、収束傾向のサーブが打てるのです。
スウィング中もこの手首の角度をあまり動かさないことにより
更に安定度を高くできます。
そしてついでに、打点が後ろになることにより
腕の使い方が、内旋を主にした使い方になりパワーも増すのです。
つまりいい事尽くめなのです。
だからプロは、特に男子のプロはほとんどこの形を使っているのです。
この形を大切に、身体を使いすぎないようにして振り切ります。
ファーストは大胆なコースに、セカンドは少し内側に安全にぶちこむのです。
そうそう手首の固定ですが
固定しているという感覚があればいいのです。
ラケットの重さにより途中で手首がしなったりしても
固定感覚があると、インパクトでその角度が再び戻ってきます。
戻す意識ではなく、一定に保つ意識なのです。
共通の答えになりそうなので一緒にしちゃいました。
『光太朗』 さんのコメントも出すと長くなるのでこちらにはコピーしませんでした。
それを全部読みたい方はこちらへ。
以下は、『ヒゲおやじ』 さんのコメントです。
松原コーチ。お世話になります。
テニス暦は20年を超え、若かりしころは地方大会への
出場経験もありますが、一向にサービスが安定しません。
調子の良いときは、安定して威力のあるサービスが入るのですが
一旦、壊れだすとダブルフォルトの嵐。
先日も1試合で11本のダブリを連発し、4-0から逆転負け。
サーブに悩むあまり、サービスの安定をもとめ検索していたら、
コーチのブログを発見し、当方としては光明がみえ始めたところです。
スピンもどきを打ちたいが、どうしてもスライスになってしまうこと、
オーバーのフォルトが多いのが悩みです。
恐らく、スリークォーター気味にラケットを振っていること、野球のカーブの投げ方
に近い腕の使い方が原因だと思っています。
スピンに拘らず、まずはスライスサーブでも安定させたいと
思っております。
今回の「手首を引っ込めて捕らえる」というのは、インパクトの際に
①手首を伸ばした状態にし、をラケットヘッドより後ろにある
②手首を親指側にコックしラケットヘッドより手首が前にある
という意味なのかどちらなのでしょうか?
写真を見る限り、②と感じたのですが、それは自分の感覚では
手首が引っ込んだというより、突き出ていると感じたので、ご相談
させていただきました。
よろしくお願いします。
投稿者 ヒゲおやじ 2011/04/26 10:50
私の答えです。
基本的に、球種はスライスサーブでいいと思います。
ベテランになるに従い、スピンサーブのご利益よりも不利益のほうが目立ってくるからです。
もちろん、すでにスピンになれている方や
若い方で、ばりばりチャレンジする方はスピンもありです。
さて、お二人とも、セカンド・サーブの安定と威力が大切だと思います。
しっかり振り切って、攻撃されないセカンドがないと
ファーストも思い切って打てなくなります。
そのために、サーブに回転をかけるのです。
それを安定して打つための技術が、『内向きの面』 と
それを実現するための、『手首の形』 なのです。
次の写真を見てください。
スライスサーブのインパクトの形です。
このときに打球の当たるほうの面がサーバーの目から見えている。
これを内向きの面といっているのです。
手首が伸びればスライスに、親指側に曲がればスピンになります。
どちらも面がサーバーから見えるような内向きです。
あまり細かい形は気にしなくて大丈夫です。
手の形にも、グリップによっても少し変わります。
ポイントは内向きの面が作れて、手首を固定して使えること。
だから、最初に構えたときから内向きの面を作っておくといいです。
打球面が見えています。
(私の腕と、最近使い始めた、ヨネックスのVCORE 98Dです)
そしてこの手首の角度をずうっと保つつもりでスウィングするのです。
さて、打点が前のほうになって、手首が打球方向に突き出ると
ボールの飛び出す、上下の方向が不安定になり、発散傾向のサーブになります。
そのときには打球面の裏側が見えると思います。
先ほどの内向きの面で、後ろ気味の打点にすることにより
この上下方向のばらつきが最小限になり、収束傾向のサーブが打てるのです。
スウィング中もこの手首の角度をあまり動かさないことにより
更に安定度を高くできます。
そしてついでに、打点が後ろになることにより
腕の使い方が、内旋を主にした使い方になりパワーも増すのです。
つまりいい事尽くめなのです。
だからプロは、特に男子のプロはほとんどこの形を使っているのです。
この形を大切に、身体を使いすぎないようにして振り切ります。
ファーストは大胆なコースに、セカンドは少し内側に安全にぶちこむのです。
そうそう手首の固定ですが
固定しているという感覚があればいいのです。
ラケットの重さにより途中で手首がしなったりしても
固定感覚があると、インパクトでその角度が再び戻ってきます。
戻す意識ではなく、一定に保つ意識なのです。
2011年04月19日
サーブで眩しかったら
サーブでまぶしくて困ると、『ふとっちょ』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも拝見し楽しませていただいております。ありがとうございます。
もしよろしければ教えてください。
サービスの時、太陽がまぶしくてうまくうてません。サーブが打てたとしても、縮瞳した目ではピントがあわず、次のショットに影響してしまいます(40歳過ぎると目がおとろえてきました)。サーブは比較的得意なのですが・・・。松原コーチなら秘策をおもちではないでしょうか?
投稿者 ふとっちょ 2011/04/17 16:55
私の答えです。
太陽を直視してまぶしくない人はいません。
ですから直視しないようにするしかありません。
トスしたボールのそばに太陽があるなら、意識して直視しないようにする。
そして眩しくないフリをすれば何とかなります。
ホントにすぐそばで、どうしようもないときは
トスを変えて、打点のほうを動かすしかありません。
一番簡単なのは、普段よりも右にトスを上げて、スライスサーブにする。
うんと右でも打てますから、上から切り下ろしてスピンを多めにできるようにしておくといいです。
もともとスライスサーブの人は、さらに右にしてウルトラスライスにする。
または、少し左に上げて、スピンサーブ気味にする。
スピンサーブの人は先ほどのスライスで逃げるのが一番簡単ですが
もうひとつ
トスを後ろにします。 (左ではありません)
打点が後ろになると、あたりがかすれやすくなるので安全に打てますから
ファーストからこれで入れておく。
どうですか、ぴんと来るのがありましたか?
どうしても無い場合は、必殺のアンダーサーブです。
カットするか、トップスピンのハードヒットもありです。
どちらもファーストからやること。
セカンドだとレシーバーに意地悪されますよ。
以下がそのコメントの全文です。
いつも拝見し楽しませていただいております。ありがとうございます。
もしよろしければ教えてください。
サービスの時、太陽がまぶしくてうまくうてません。サーブが打てたとしても、縮瞳した目ではピントがあわず、次のショットに影響してしまいます(40歳過ぎると目がおとろえてきました)。サーブは比較的得意なのですが・・・。松原コーチなら秘策をおもちではないでしょうか?
投稿者 ふとっちょ 2011/04/17 16:55
私の答えです。
太陽を直視してまぶしくない人はいません。
ですから直視しないようにするしかありません。
トスしたボールのそばに太陽があるなら、意識して直視しないようにする。
そして眩しくないフリをすれば何とかなります。
ホントにすぐそばで、どうしようもないときは
トスを変えて、打点のほうを動かすしかありません。
一番簡単なのは、普段よりも右にトスを上げて、スライスサーブにする。
うんと右でも打てますから、上から切り下ろしてスピンを多めにできるようにしておくといいです。
もともとスライスサーブの人は、さらに右にしてウルトラスライスにする。
または、少し左に上げて、スピンサーブ気味にする。
スピンサーブの人は先ほどのスライスで逃げるのが一番簡単ですが
もうひとつ
トスを後ろにします。 (左ではありません)
打点が後ろになると、あたりがかすれやすくなるので安全に打てますから
ファーストからこれで入れておく。
どうですか、ぴんと来るのがありましたか?
どうしても無い場合は、必殺のアンダーサーブです。
カットするか、トップスピンのハードヒットもありです。
どちらもファーストからやること。
セカンドだとレシーバーに意地悪されますよ。
2011年04月15日
サーブの回転を増やすには
スライスサーブについて、『レッド』 さんから再度、質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
先日のサービスのアドバイスありがとうございました。
早速、試してみましたが良い感じです。
内向きの面で捕らえるのがポイントみたいですね。
ただもう1つコツを教えていただきたいのですが、
スライスの回転量の調節のコツはあるでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 レッド 2011/04/14 21:23
私の答えです。
回転量を増やすには
ラケット面の斜め具合をもっときつくすればいいのです。
そうすればボールに対し薄く当たり、回転の多いサーブになります。
斜め具合を大きくするには
内向きの面の内向き具合をもっと極端にするのです。
内向きな面とは、打点で打球方向に対し、左に向く面のことです。
ちょっとしたコツですが
この構えのときに
手首を内向きに折り
この写真で言うと、面をもう少し右向きにするのです。
手首の角度を保つイメージを持っていれば
インパクトでも面が左向きになり
ボールに対し薄く当たって、スピンが多めにかかるのです。
ところで、これに付随して気をつけなくてはいけないことです。
左向きの面で当てて、回転が多くかかれば
当然、ボールはさらに左方向に飛んでいくことになります。
だから、もっと右に向かって打つことが必要になります。
たとえばこんなふうに向きを変えます。
具体的には上体をもっと右向きにする。
トスも右よりの腕の向きから上げ
打点も右側、少し後ろにしなくてはなりません。
ここで使った2枚の写真は
本来は、アドコートの間違った構えといい構えの
比較用に撮った写真なので極端に変えてあります。
1枚目の写真の向きでは本当はジュースコートにボールが飛んでいくので要注意です。
まあ、話の方角はあっていますのでご勘弁ください。
今回、回転を増やす話としましたが
回転を減らすには反対のことをすればいいだけです。
以下がそのコメントの全文です。
先日のサービスのアドバイスありがとうございました。
早速、試してみましたが良い感じです。
内向きの面で捕らえるのがポイントみたいですね。
ただもう1つコツを教えていただきたいのですが、
スライスの回転量の調節のコツはあるでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 レッド 2011/04/14 21:23
私の答えです。
回転量を増やすには
ラケット面の斜め具合をもっときつくすればいいのです。
そうすればボールに対し薄く当たり、回転の多いサーブになります。
斜め具合を大きくするには
内向きの面の内向き具合をもっと極端にするのです。
内向きな面とは、打点で打球方向に対し、左に向く面のことです。
ちょっとしたコツですが
この構えのときに
手首を内向きに折り
この写真で言うと、面をもう少し右向きにするのです。
手首の角度を保つイメージを持っていれば
インパクトでも面が左向きになり
ボールに対し薄く当たって、スピンが多めにかかるのです。
ところで、これに付随して気をつけなくてはいけないことです。
左向きの面で当てて、回転が多くかかれば
当然、ボールはさらに左方向に飛んでいくことになります。
だから、もっと右に向かって打つことが必要になります。
たとえばこんなふうに向きを変えます。
具体的には上体をもっと右向きにする。
トスも右よりの腕の向きから上げ
打点も右側、少し後ろにしなくてはなりません。
ここで使った2枚の写真は
本来は、アドコートの間違った構えといい構えの
比較用に撮った写真なので極端に変えてあります。
1枚目の写真の向きでは本当はジュースコートにボールが飛んでいくので要注意です。
まあ、話の方角はあっていますのでご勘弁ください。
今回、回転を増やす話としましたが
回転を減らすには反対のことをすればいいだけです。
2011年04月08日
サーブコース打ち分け
『翡翠』 さんからサーブの質問をいただきました。
彼女は何度か質問をいただいている、左利きの女性です。
そりゃあ、彼女だから女性ですよね。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんばんは
サービスについて質問です。
自分はいつも、ジュースコートからはスピンサーブ、アドコートからはスライスサーブを打ちます。
ジュースコートからスライスサーブを打つのが苦手だからなのですが・・・
スピンサーブは殆どの確立で入りますが、威力がない為相手のバック側に打っても、回り込まれて打ち込まれてしまいます。
威力のあるスピンサーブを打てるようになるより、ジュースコートからスライスサーブを打てるようにする方が簡単だとおもうのですが、打ち方がよく分かりません。
教えていただけないでしょうか?
できれば、スピンサーブの威力を出す方法も教えて頂けると助かります。
よろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2011/04/01 22:28
私の答えです。
以前にも同じ説明をしたので同じ写真を使いますがご勘弁を。
まず全体の考え方ですが
両サイドで同じサーブを打つべきです。
特に女性で、左利きと来れば
答えは、「スライスサーブです」
スライスサーブは力が要らないので女性向。
左利きのスライスサーブは取りにくい。
もうひとつ言うと
「左利きの女性のスピンサーブは相手フォアにポコンとはねます」
つまり一番のカモになる可能性が高いです。
カモにならないほどのスピンサーブを打つには
相当なセンス、プラス、腕っ節
特に握力が必要になります。
私の捜査ファイルによりますと
『翡翠』 さんはとても握力の弱い方となっています。
もしスピンにこだわるなら、腕立て伏せから始めてください。
さてスライスサーブをジュースコートから打つコツです。
もし右利きならアドコートから打つコツと言うことになります。
これはレシーバー側から見たアドコートの構えです。
そしてこれがアドコートと同じ向きに構えたつもりのジュースコート。
スライスサーブがこちらに飛んでくるとは思えない。
どちらの写真もレシーバーの方向から見た絵なので
ボールがこちらに飛んでくるなら、構えは同じ形に見えなければうそ。
だが現実にはこうなる人が多く
これが右利きのアドコート、左利きのジュースコートを難しくしているのです。
実は先ほどのジュースコートの構え
何がいけないのかというと、どうしてこうなっちゃうのかというと
ベースラインに対しての向きをアドコートと同じにしているのです。
本当は打つ方向に対し構えの向きを同じにするべきなのです。
ですからこの向きがホント。
これならこちらに飛んできそうでしょう。
こうすればどちらのサイドも同じになるはずなのだがそう簡単にはいかない。
トスを上げる腕の方向です。
打つ方向に対する構えだけではなく
トスを上げる方向を打球方向に対し同じにしなければなりません。
もちろんスウィングの方向も打球方向に対し同じにしなくてはいけないのです。
スウィングの方向についてはこうしましょう。
ジュースコートのサーブのとき
目標をダブルスサイドラインのさらに左側3mくらいにしましょう。
そこにフォールとするつもりで打つ。
ジュースコートのサーバーから見て左側
相手のジュースコートにサーブが炸裂するのが見えると思います。
彼女は何度か質問をいただいている、左利きの女性です。
そりゃあ、彼女だから女性ですよね。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんばんは
サービスについて質問です。
自分はいつも、ジュースコートからはスピンサーブ、アドコートからはスライスサーブを打ちます。
ジュースコートからスライスサーブを打つのが苦手だからなのですが・・・
スピンサーブは殆どの確立で入りますが、威力がない為相手のバック側に打っても、回り込まれて打ち込まれてしまいます。
威力のあるスピンサーブを打てるようになるより、ジュースコートからスライスサーブを打てるようにする方が簡単だとおもうのですが、打ち方がよく分かりません。
教えていただけないでしょうか?
できれば、スピンサーブの威力を出す方法も教えて頂けると助かります。
よろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2011/04/01 22:28
私の答えです。
以前にも同じ説明をしたので同じ写真を使いますがご勘弁を。
まず全体の考え方ですが
両サイドで同じサーブを打つべきです。
特に女性で、左利きと来れば
答えは、「スライスサーブです」
スライスサーブは力が要らないので女性向。
左利きのスライスサーブは取りにくい。
もうひとつ言うと
「左利きの女性のスピンサーブは相手フォアにポコンとはねます」
つまり一番のカモになる可能性が高いです。
カモにならないほどのスピンサーブを打つには
相当なセンス、プラス、腕っ節
特に握力が必要になります。
私の捜査ファイルによりますと
『翡翠』 さんはとても握力の弱い方となっています。
もしスピンにこだわるなら、腕立て伏せから始めてください。
さてスライスサーブをジュースコートから打つコツです。
もし右利きならアドコートから打つコツと言うことになります。
これはレシーバー側から見たアドコートの構えです。
そしてこれがアドコートと同じ向きに構えたつもりのジュースコート。
スライスサーブがこちらに飛んでくるとは思えない。
どちらの写真もレシーバーの方向から見た絵なので
ボールがこちらに飛んでくるなら、構えは同じ形に見えなければうそ。
だが現実にはこうなる人が多く
これが右利きのアドコート、左利きのジュースコートを難しくしているのです。
実は先ほどのジュースコートの構え
何がいけないのかというと、どうしてこうなっちゃうのかというと
ベースラインに対しての向きをアドコートと同じにしているのです。
本当は打つ方向に対し構えの向きを同じにするべきなのです。
ですからこの向きがホント。
これならこちらに飛んできそうでしょう。
こうすればどちらのサイドも同じになるはずなのだがそう簡単にはいかない。
トスを上げる腕の方向です。
打つ方向に対する構えだけではなく
トスを上げる方向を打球方向に対し同じにしなければなりません。
もちろんスウィングの方向も打球方向に対し同じにしなくてはいけないのです。
スウィングの方向についてはこうしましょう。
ジュースコートのサーブのとき
目標をダブルスサイドラインのさらに左側3mくらいにしましょう。
そこにフォールとするつもりで打つ。
ジュースコートのサーバーから見て左側
相手のジュースコートにサーブが炸裂するのが見えると思います。
2011年04月04日
スピンはかかる
『レッド』 さんから質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも大変勉強になっています。
今日は1つ悩みを解決して下さい。
実は今、サービスに悩んでいます。
ネットは越すのですがオーバーのフォルトが多いのです。
グリップも正しくコンチネンタルグリップで握っているのですが・・・
全然ボールに回転がかかりません。。
このような場合はどうすればよろしいでしょうか??
投稿者 レッド 2011/03/30 19:17
私の答えです。
まずオーバーしちゃう話は一昨日の、『内向きの面で捕らえる』 を参考にしてください。
ほとんど、そのものです。
そのときに、特に気にしてほしいのは
手首をしっかりさせることです。
ぐにゃぐにゃしていると、面の向きが定まらず
いつまでも不安定なままになってしまいます。
これはどの球質でもそうです。
次にスピンがかからない話です。
斜めの面がボールに当たれば、スピンは必ずかかります。
これは、ラケットの材質や
ストリングの張り具合や種類
テクニックにもほとんど関係しません。
斜めに当たるか、真っ直ぐ当たるか?
だけの問題です。
一昨日の写真、スライスのインパクトです。
ラケット面は少し右を向いています。
本人から見れば少し左に向けています。
スピンならこんな向きです。
ラケット面は少し右下を向いています。
この前のシーンはこうです。
ここから腕を回内させていき
本人から見てボールの少し右斜め上をヒットするのです。
それが先ほどのインパクトの絵です。
ここのところでぜひ
手首をやわらかく、なんて考えず
「固めた手首で、斜めの面をボールにぶつけてください」
とにかく、スピンもスライスも
『内向きの面で』 斜めに当てればかかります。
追伸) コンチネンタルに持てば自然に斜めに当たっちゃうと思いますが
途中で持ち替えて、厚くなっていないか?
念のため、打ち終わった後のグリップを点検してください。
以下がそのコメントの全文です。
いつも大変勉強になっています。
今日は1つ悩みを解決して下さい。
実は今、サービスに悩んでいます。
ネットは越すのですがオーバーのフォルトが多いのです。
グリップも正しくコンチネンタルグリップで握っているのですが・・・
全然ボールに回転がかかりません。。
このような場合はどうすればよろしいでしょうか??
投稿者 レッド 2011/03/30 19:17
私の答えです。
まずオーバーしちゃう話は一昨日の、『内向きの面で捕らえる』 を参考にしてください。
ほとんど、そのものです。
そのときに、特に気にしてほしいのは
手首をしっかりさせることです。
ぐにゃぐにゃしていると、面の向きが定まらず
いつまでも不安定なままになってしまいます。
これはどの球質でもそうです。
次にスピンがかからない話です。
斜めの面がボールに当たれば、スピンは必ずかかります。
これは、ラケットの材質や
ストリングの張り具合や種類
テクニックにもほとんど関係しません。
斜めに当たるか、真っ直ぐ当たるか?
だけの問題です。
一昨日の写真、スライスのインパクトです。
ラケット面は少し右を向いています。
本人から見れば少し左に向けています。
スピンならこんな向きです。
ラケット面は少し右下を向いています。
この前のシーンはこうです。
ここから腕を回内させていき
本人から見てボールの少し右斜め上をヒットするのです。
それが先ほどのインパクトの絵です。
ここのところでぜひ
手首をやわらかく、なんて考えず
「固めた手首で、斜めの面をボールにぶつけてください」
とにかく、スピンもスライスも
『内向きの面で』 斜めに当てればかかります。
追伸) コンチネンタルに持てば自然に斜めに当たっちゃうと思いますが
途中で持ち替えて、厚くなっていないか?
念のため、打ち終わった後のグリップを点検してください。
2011年04月02日
内向きの面で捕らえる
今日は印西のクラブで会員さん達とダブルス。
かなり上級の女性達とプレーした時のこと
とんでもなくうまい人たちなのに
時々ダブルフォールトをする。
前から気になっていたので
試合後にちょっとだけアドバイスして練習。
今日のお題目、『内向きの面で捕らえる』 話だ。
女性達はスピンよりもフラットやスライスなので
打点が前になりすぎ
手首が前に突き出される格好になりやすい。
それだとサーブの飛び出しが上下に発散しやすくなるのだ。
これは昔使った写真だが
こんな風に捕らえて
そのままの角度で振り切る。
そのままの手首角度でも大切だが
今日は特に、1枚目を強調
「ちょっと内向きに、手首を引っ込めて捕らえる」 のだ。
明らかに手首が出っ張ってないでしょう。
ついでに、もう一つ足しておくと
そのためには打点を少し後ろにすることも必要。
手首が引っ込むのだから
打点が前だと、面はもっと下向きになっちゃいますよね。
さて、今回のアドバイスで
我がクラブの女性トッププレーヤーたちは
サーブ安定のこつを掴んだよう。
ますます、おじさんたちへの迫害が進んでしまうかもしれないので
おじさん達にもアドバイス。
「スピンサーブも安定のコツは同じですよ、内向きにね」
男性パワーでガツンといきましょう。
かなり上級の女性達とプレーした時のこと
とんでもなくうまい人たちなのに
時々ダブルフォールトをする。
前から気になっていたので
試合後にちょっとだけアドバイスして練習。
今日のお題目、『内向きの面で捕らえる』 話だ。
女性達はスピンよりもフラットやスライスなので
打点が前になりすぎ
手首が前に突き出される格好になりやすい。
それだとサーブの飛び出しが上下に発散しやすくなるのだ。
これは昔使った写真だが
こんな風に捕らえて
そのままの角度で振り切る。
そのままの手首角度でも大切だが
今日は特に、1枚目を強調
「ちょっと内向きに、手首を引っ込めて捕らえる」 のだ。
明らかに手首が出っ張ってないでしょう。
ついでに、もう一つ足しておくと
そのためには打点を少し後ろにすることも必要。
手首が引っ込むのだから
打点が前だと、面はもっと下向きになっちゃいますよね。
さて、今回のアドバイスで
我がクラブの女性トッププレーヤーたちは
サーブ安定のこつを掴んだよう。
ますます、おじさんたちへの迫害が進んでしまうかもしれないので
おじさん達にもアドバイス。
「スピンサーブも安定のコツは同じですよ、内向きにね」
男性パワーでガツンといきましょう。
2011年02月25日
プロのスライスサーブ
『テニス上手くなりたい』 さんの質問に一部答えていませんでした。
以下がコメントの後半、その部分です。
それと、よく雑誌などでプロのスライスと一般のスライスは打ち方が違う、と書かれているのですが、具体的に松原コーチの解説を聞きたいです!
寒さ続きますがご自愛ください。それでは!
私の答えです。
サーバーに4通りあります。
1、 フラットサーブを基調とする人。
2、 スピンサーブを基調とする人。
3、 スライスサーブを基調とする人。
4、 ミラクルサーブを基調とする人。 (前3つに入らない人)
ミラクルにはアンダーサーブから消える魔球までありとあらゆる球種があります。
これはアマチュアの場合です。
男子プロの場合はほぼすべての人が
2番のスピンサーブを基調とする人です。
それは、2ndサーブも強く打ちたいからです。
コースの打ち分けですが (2人とも右利きとして)
バックの側にはスピンサーブとフラットサーブ。
フォアの側にはスライスサーブを使います。
このときに3種類のサーブで構えやトスを変えれば
たちどころに相手に球種がばれます。
球種でコースを変えるので、コースもバレバレになります。
これはプロとしては致命的です。
ですから、構えやトスは原則、変えません。
それで、左右に打ち分けるためには
スピンサーブを基軸にし、通常はこれでバックに入れる。
バックにエース狙いのときは
回転を減らしてスピードに振ったフラットを使う。
フォア側にエース狙いや、ライン外に追い出すときには
スライス風の腕の使い方をして、スピンぽいスライスサーブを使うのです。
それはスライスぽいスピンサーブかも知れず
その区別は特に必要ないのです。
要は、エースになればいいので、勝てばいいのです。
スライス風の腕の使い方、というのは前腕の回内を減らし
ラケットを少し立てて、ボールの右側少し上をヒット
身体の左側にフィニッシュするような使い方です。
参考になる絵がなかなか無いのですが
これはエナンのスライス気味にしたスピンサーブ、動画と連続写真です。
絵に画いたようなスライスサーブではないのですが
腕の使い方が、スピンほどは回内していないのがわかると思います。
以下がコメントの後半、その部分です。
それと、よく雑誌などでプロのスライスと一般のスライスは打ち方が違う、と書かれているのですが、具体的に松原コーチの解説を聞きたいです!
寒さ続きますがご自愛ください。それでは!
私の答えです。
サーバーに4通りあります。
1、 フラットサーブを基調とする人。
2、 スピンサーブを基調とする人。
3、 スライスサーブを基調とする人。
4、 ミラクルサーブを基調とする人。 (前3つに入らない人)
ミラクルにはアンダーサーブから消える魔球までありとあらゆる球種があります。
これはアマチュアの場合です。
男子プロの場合はほぼすべての人が
2番のスピンサーブを基調とする人です。
それは、2ndサーブも強く打ちたいからです。
コースの打ち分けですが (2人とも右利きとして)
バックの側にはスピンサーブとフラットサーブ。
フォアの側にはスライスサーブを使います。
このときに3種類のサーブで構えやトスを変えれば
たちどころに相手に球種がばれます。
球種でコースを変えるので、コースもバレバレになります。
これはプロとしては致命的です。
ですから、構えやトスは原則、変えません。
それで、左右に打ち分けるためには
スピンサーブを基軸にし、通常はこれでバックに入れる。
バックにエース狙いのときは
回転を減らしてスピードに振ったフラットを使う。
フォア側にエース狙いや、ライン外に追い出すときには
スライス風の腕の使い方をして、スピンぽいスライスサーブを使うのです。
それはスライスぽいスピンサーブかも知れず
その区別は特に必要ないのです。
要は、エースになればいいので、勝てばいいのです。
スライス風の腕の使い方、というのは前腕の回内を減らし
ラケットを少し立てて、ボールの右側少し上をヒット
身体の左側にフィニッシュするような使い方です。
参考になる絵がなかなか無いのですが
これはエナンのスライス気味にしたスピンサーブ、動画と連続写真です。
絵に画いたようなスライスサーブではないのですが
腕の使い方が、スピンほどは回内していないのがわかると思います。
2011年02月17日
スライスサーブのコース打ち分け
今朝、『ためブロさん』 のブログで私のボレーの動画を紹介していただいた。
11月末に、テニスガーデンレニックスで行った
テニスコーチ研修会での私のデモだ。
片手バックのスライスボレー
両手バックのスライスボレー
両手バックの低い打点でのスライスボレー の3本。
私に解説しろとのことなので、近いうちにやるつもりだ。
今日の彼のブログ、前半がワインの話なので
間違ったと思わずに、少し下まで覗いてみてほしい。
さて今日の本題、スライスサーブ。
先日、『テニス上手くなりたい』さん、『翡翠』さんのお二人から
スライスサーブの質問をいただきました。
『翡翠』さんからは純粋に左右に打ち分ける方法について。
『テニス上手くなりたい』さんからは、アドコートで上手く打てないという相談です。
お二人とも、右に、左に、どの方向にも自在に打てるようになれば良いわけで
技術的な考え方は一緒です。
お二人とも左利きのようで、スライスサーブが上手ければ
相当有利になるはずです。
そんなわけで今日は写真も左利き用です。
私の答えです。
左右打ち分けの方法ですが、単純に言うと向きを変えればいいのです。
これは通常のジュースコートからの構え。
カメラはレシーバー側から見ています。
この構えで打てば、ジュースコートにアレーのほうから曲がりながら入ってきます。
じゃあこう構えたら。
たぶん、アドコートのサービスボックスのほうに飛んでいきます。
ここまで極端にやる必要は無いのですが
こうすれば、飛んでいく方向を変えられるのはわかっていただけたと思います。
少しだけ構える向き、当然トスも、スウィングの方向もすべてセットで変えるのです。
デモちょっと問題が。
狙う方向がバレバレ。
足の構え、スタンスの向きまでそうするからばれるわけです。
足はどちらも同じにして、腰より上だけを変えたらどうでしょう。
『翡翠』さんにはこれがお勧め。
理由は女性で腕力がないので振りやすい形にしておいたほうがいいこと。
(握力が弱いことも調べがついています)
もうひとつは、あなたと同レベルの人が相手ならしばらくはばれません。
(もしかしたら、足の向きまで変えても大丈夫かもしれません。
そこから始めるのが最初かも知れませんね。)
足の構えを同じにしても、ばれるようになったら。
(プロになるころにはばれます)
構えのときの身体の向きは同じにして
トスの上げる場所だけを変えて打ち分けるのです。
さて、『テニス上手くなりたい』さんの問題。
アドコートに上手く打てないとのこと。
こう構えればいいはずなのですが
すでにやっているとのことですが。
じゃあ、もう少し、トスの上げる腕の向きもセットにして
向きをいろいろ変えてみたらどうですか。
5分くらいトライしてみれば、どっかにきっといい向きがあるはずです。
11月末に、テニスガーデンレニックスで行った
テニスコーチ研修会での私のデモだ。
片手バックのスライスボレー
両手バックのスライスボレー
両手バックの低い打点でのスライスボレー の3本。
私に解説しろとのことなので、近いうちにやるつもりだ。
今日の彼のブログ、前半がワインの話なので
間違ったと思わずに、少し下まで覗いてみてほしい。
さて今日の本題、スライスサーブ。
先日、『テニス上手くなりたい』さん、『翡翠』さんのお二人から
スライスサーブの質問をいただきました。
『翡翠』さんからは純粋に左右に打ち分ける方法について。
『テニス上手くなりたい』さんからは、アドコートで上手く打てないという相談です。
お二人とも、右に、左に、どの方向にも自在に打てるようになれば良いわけで
技術的な考え方は一緒です。
お二人とも左利きのようで、スライスサーブが上手ければ
相当有利になるはずです。
そんなわけで今日は写真も左利き用です。
私の答えです。
左右打ち分けの方法ですが、単純に言うと向きを変えればいいのです。
これは通常のジュースコートからの構え。
カメラはレシーバー側から見ています。
この構えで打てば、ジュースコートにアレーのほうから曲がりながら入ってきます。
じゃあこう構えたら。
たぶん、アドコートのサービスボックスのほうに飛んでいきます。
ここまで極端にやる必要は無いのですが
こうすれば、飛んでいく方向を変えられるのはわかっていただけたと思います。
少しだけ構える向き、当然トスも、スウィングの方向もすべてセットで変えるのです。
デモちょっと問題が。
狙う方向がバレバレ。
足の構え、スタンスの向きまでそうするからばれるわけです。
足はどちらも同じにして、腰より上だけを変えたらどうでしょう。
『翡翠』さんにはこれがお勧め。
理由は女性で腕力がないので振りやすい形にしておいたほうがいいこと。
(握力が弱いことも調べがついています)
もうひとつは、あなたと同レベルの人が相手ならしばらくはばれません。
(もしかしたら、足の向きまで変えても大丈夫かもしれません。
そこから始めるのが最初かも知れませんね。)
足の構えを同じにしても、ばれるようになったら。
(プロになるころにはばれます)
構えのときの身体の向きは同じにして
トスの上げる場所だけを変えて打ち分けるのです。
さて、『テニス上手くなりたい』さんの問題。
アドコートに上手く打てないとのこと。
こう構えればいいはずなのですが
すでにやっているとのことですが。
じゃあ、もう少し、トスの上げる腕の向きもセットにして
向きをいろいろ変えてみたらどうですか。
5分くらいトライしてみれば、どっかにきっといい向きがあるはずです。
2010年12月26日
サーブの構え
『うそほんと』 さんから質問をいただいていました。
サーブの構えを色々と変えるかという質問です。
以下がそのコメントの全文です。
いつもお世話になっております。
サーブのスタンスの質問です。
私の場合ですが、デュースコートで打つ場合にセンターへの速目のサーブとワイドのスライスサーブ,センター方向へのスピンサーブを同じ広さと方向で構えます。(ノーステップです)
左利きの人と対する時のセカンド(スピン)では少しスライス気味にワイド方向に打っています。(違和感があります)
松原コーチは球種や狙う方向でスタンス広さや方向を変える事は有りますか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/12/14 17:51
私の答えです。
私は球種や狙う方向でスタンスを変えたりしません。
もしも、変えると、打つ方向や球種がバレバレになります。
球種がばれるのはいいのですが打つ方向がばれるとコースをつく効果が薄くなります。
もちろん球種を変えれば通常はコースもそれに合わせて変わります。
やはりコースがばれるわけです。
もちろんレシーバーの嫌がるコースがあるなら
ミエミエにそこを狙う意図を見せるのもいいと思います。
プロもスタンスを変えたりはしないと思います。
通常、男子のプロは相手バックに入れるスピンサーブを軸に
フォア側に入れるにはややスライス気味にします。
それとバック側に回転を減らしたスピンサーブ
つまり、フラットサーブを混ぜるのです。
こうすれば、同じ構えから、レシーバーにコースを読ませずに両サイドに打ち分けられます。
絵に描いたようなスライスサーブを打てばもっと曲がるいいサーブが打てるかもしれませんが
プロを相手にそうすれば
コースを読まれて、鬼のようなリターンを食らいます。
だから、一見同じサーブが両側に打ち分けられる必要があるのです。
これは、ジュースコートでも、アドコートでも全く同じです。
同じプロでもレッスンプロは違います。
絵に描いたようなスライスサーブ
見事にバックに入れる美しいスピンサーブ
これを打ち分ける必要があります。
これは見本にならなければいけないからで
違いをはっきり見せられた方がいいのです
バレバレが一番いいのです。
このことはプレーヤーには何の役にも立ちません。
コーチを目指すのでなければ同じ構えから打つべきだと思います。
サーブの構えを色々と変えるかという質問です。
以下がそのコメントの全文です。
いつもお世話になっております。
サーブのスタンスの質問です。
私の場合ですが、デュースコートで打つ場合にセンターへの速目のサーブとワイドのスライスサーブ,センター方向へのスピンサーブを同じ広さと方向で構えます。(ノーステップです)
左利きの人と対する時のセカンド(スピン)では少しスライス気味にワイド方向に打っています。(違和感があります)
松原コーチは球種や狙う方向でスタンス広さや方向を変える事は有りますか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/12/14 17:51
私の答えです。
私は球種や狙う方向でスタンスを変えたりしません。
もしも、変えると、打つ方向や球種がバレバレになります。
球種がばれるのはいいのですが打つ方向がばれるとコースをつく効果が薄くなります。
もちろん球種を変えれば通常はコースもそれに合わせて変わります。
やはりコースがばれるわけです。
もちろんレシーバーの嫌がるコースがあるなら
ミエミエにそこを狙う意図を見せるのもいいと思います。
プロもスタンスを変えたりはしないと思います。
通常、男子のプロは相手バックに入れるスピンサーブを軸に
フォア側に入れるにはややスライス気味にします。
それとバック側に回転を減らしたスピンサーブ
つまり、フラットサーブを混ぜるのです。
こうすれば、同じ構えから、レシーバーにコースを読ませずに両サイドに打ち分けられます。
絵に描いたようなスライスサーブを打てばもっと曲がるいいサーブが打てるかもしれませんが
プロを相手にそうすれば
コースを読まれて、鬼のようなリターンを食らいます。
だから、一見同じサーブが両側に打ち分けられる必要があるのです。
これは、ジュースコートでも、アドコートでも全く同じです。
同じプロでもレッスンプロは違います。
絵に描いたようなスライスサーブ
見事にバックに入れる美しいスピンサーブ
これを打ち分ける必要があります。
これは見本にならなければいけないからで
違いをはっきり見せられた方がいいのです
バレバレが一番いいのです。
このことはプレーヤーには何の役にも立ちません。
コーチを目指すのでなければ同じ構えから打つべきだと思います。
2010年12月22日
練習では入るサーブが・・続編
昨日の1stサーブの話、早速『翡翠』 さんからコメントをいただきました。
以下がそのコメントです。
早々の回答ありがとうございます(^o^)/
自分ファーストサーブは既にスライスサーブなのですが…(>_<)
投稿者 翡翠 2010/12/21 22:12
そしてもう一方、『ぼの』 さんからもコメントが
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは。
松原コーチに教えて頂き手打ちのスライスにしたところ、1stサーブの確率が格段に高くなり、更にダブルフォルトは殆ど無くなりました。
以前のような、たまにフラットのスピードがあるサーブが入ったときの快感は(?)はありませんが、サーブが入るという安心感はとても大きいものがあります。
以前は1stサーブが入らないとびびってしまい、軽く打ってネットというバターンが多かったです。
今の手打ちスライスサーブのフォルトの多くはネットとかオーバーではなく、左右に外れることが殆どです。なので、力の入れ具合は全く変えずコース修正だけです。これが結果的に良い原因なのかもしれません。
いくら1stサーブが速く打てたからといっても私程度のスピードだと簡単に打ち返されてしまいます。サークルのメンバーさんには、スピードが遅くても回転がかかった今のスライスの方がリターンがしにくいと言われました。
今はできるだけピンポイントでコースが狙えるように練習中です。
ありがとうございました。
投稿者 ぼの 2010/12/22 10:44
私の解説です。
お二人ともコメントありがとうございます。
『ぼの』 さんは入るようになり、『翡翠』 さんはまだ苦労されているようです。
違いはぼのさんのコメント中にある
「手打ちのスライスにしたところ、1stサーブの確率が格段に高くなり・・・」
という、手打ちのところではないでしょうか。
昨日の文中で私がお話した。
「最初は入らなくても、何本か打って、打点と手首の感触が掴めてくると入り始めます」
でも試合中にそんな状況にはならない、というところの問題です。
身体を使いすぎたり、手首をやわらかくしすぎたりすると
この現象になり、練習では入るが突然打つ1stサーブは入らないということになると思います。
特に翡翠さんは女性ですよね
女性のほうが筋力が無いので男性以上にやわらかくなりがちなのです。
力が無いので、何かで補って、という考え方をすると
どんどん不安定な方向に行きます。
腕の力の比率をうんと多くしてみてはどうでしょうか。
腕を強く振るという感覚でいると
身体もちょうどよく動いてくれるものです。
それと手首の角度をしっかり保つことも力の無い人ほど忘れずに。
ぼのさん、いいタイミングのコメント、ありがとうございます。
お二人ともテニス、楽しくがんばってください。
以下がそのコメントです。
早々の回答ありがとうございます(^o^)/
自分ファーストサーブは既にスライスサーブなのですが…(>_<)
投稿者 翡翠 2010/12/21 22:12
そしてもう一方、『ぼの』 さんからもコメントが
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは。
松原コーチに教えて頂き手打ちのスライスにしたところ、1stサーブの確率が格段に高くなり、更にダブルフォルトは殆ど無くなりました。
以前のような、たまにフラットのスピードがあるサーブが入ったときの快感は(?)はありませんが、サーブが入るという安心感はとても大きいものがあります。
以前は1stサーブが入らないとびびってしまい、軽く打ってネットというバターンが多かったです。
今の手打ちスライスサーブのフォルトの多くはネットとかオーバーではなく、左右に外れることが殆どです。なので、力の入れ具合は全く変えずコース修正だけです。これが結果的に良い原因なのかもしれません。
いくら1stサーブが速く打てたからといっても私程度のスピードだと簡単に打ち返されてしまいます。サークルのメンバーさんには、スピードが遅くても回転がかかった今のスライスの方がリターンがしにくいと言われました。
今はできるだけピンポイントでコースが狙えるように練習中です。
ありがとうございました。
投稿者 ぼの 2010/12/22 10:44
私の解説です。
お二人ともコメントありがとうございます。
『ぼの』 さんは入るようになり、『翡翠』 さんはまだ苦労されているようです。
違いはぼのさんのコメント中にある
「手打ちのスライスにしたところ、1stサーブの確率が格段に高くなり・・・」
という、手打ちのところではないでしょうか。
昨日の文中で私がお話した。
「最初は入らなくても、何本か打って、打点と手首の感触が掴めてくると入り始めます」
でも試合中にそんな状況にはならない、というところの問題です。
身体を使いすぎたり、手首をやわらかくしすぎたりすると
この現象になり、練習では入るが突然打つ1stサーブは入らないということになると思います。
特に翡翠さんは女性ですよね
女性のほうが筋力が無いので男性以上にやわらかくなりがちなのです。
力が無いので、何かで補って、という考え方をすると
どんどん不安定な方向に行きます。
腕の力の比率をうんと多くしてみてはどうでしょうか。
腕を強く振るという感覚でいると
身体もちょうどよく動いてくれるものです。
それと手首の角度をしっかり保つことも力の無い人ほど忘れずに。
ぼのさん、いいタイミングのコメント、ありがとうございます。
お二人ともテニス、楽しくがんばってください。
2010年12月21日
練習では入るサーブが・・
『翡翠』 さんからサーブの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは
いつも拝読させていただいております。
サービスについて質問です。
ファーストサーブの確立が悪いんです。
練習の時は高確率で入るのですが、試合になったとたんに入らなくなってしまいます。
試合等の緊張した場面で球が入らなくなるのはただのヘボでしょうか?
どうしたら試合でも練習と同じ様な球が打てるようになりますか?
よろしくお願いしますm(_ _)m
投稿者 翡翠 2010/12/19 21:05
私の答えです。
よくある話ですよね
たぶんかなりたくさんの人がこの疑問を持っている。
練習では入り始めると何本も続けてはいるのに
試合で、しかも肝心なポイントになると入らない。
実はこの2行前の文章に鍵があります。
『練習では何本も続けて・・・』
そう、試合では続けて1stサーブを打つことは無いのです。
続けて打たしてくれれば良いのに。
私がよく例に挙げるフォアハンドの決め球の話と一緒です。
『1発目に決めなければならない』 のです。
以下は推測ですが、かなり多くの方が適合します。
打点を前にしてフラットでぶっぱなす。
最初は入らなくても、何本か打って
打点と手首の感触が掴めてくると入り始めます。
しっかりつかめれば、何本も続けて入ります。
「だいぶ腕が上がったぞ!!」
申し訳ないことですが
これは1stサーブを続けて打つはずの無い
試合中にはまず起こりえないことなのです。
まあ、私が悪いわけではありませんが、事実です。
1発目から入るサーブに切り替えるしかありません。
プロは打点を後ろ気味にし
内旋を使って打つ。
しかもどフラットでなく、スピンをかける。
現実のわれわれレベルの対応ですが
手首を固定して回内を使わないスライスサーブをお勧めします。
そうしたら1本目から入る可能性が非常に高くなります。
そして、勝負どころで自信のひらめきがあったら
回転を減らして大胆にスピード勝負です。
もしすでにスライスサーブだったとしたら?
ちょっと思い当たるすじもあるので、いずれまた続編で。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは
いつも拝読させていただいております。
サービスについて質問です。
ファーストサーブの確立が悪いんです。
練習の時は高確率で入るのですが、試合になったとたんに入らなくなってしまいます。
試合等の緊張した場面で球が入らなくなるのはただのヘボでしょうか?
どうしたら試合でも練習と同じ様な球が打てるようになりますか?
よろしくお願いしますm(_ _)m
投稿者 翡翠 2010/12/19 21:05
私の答えです。
よくある話ですよね
たぶんかなりたくさんの人がこの疑問を持っている。
練習では入り始めると何本も続けてはいるのに
試合で、しかも肝心なポイントになると入らない。
実はこの2行前の文章に鍵があります。
『練習では何本も続けて・・・』
そう、試合では続けて1stサーブを打つことは無いのです。
続けて打たしてくれれば良いのに。
私がよく例に挙げるフォアハンドの決め球の話と一緒です。
『1発目に決めなければならない』 のです。
以下は推測ですが、かなり多くの方が適合します。
打点を前にしてフラットでぶっぱなす。
最初は入らなくても、何本か打って
打点と手首の感触が掴めてくると入り始めます。
しっかりつかめれば、何本も続けて入ります。
「だいぶ腕が上がったぞ!!」
申し訳ないことですが
これは1stサーブを続けて打つはずの無い
試合中にはまず起こりえないことなのです。
まあ、私が悪いわけではありませんが、事実です。
1発目から入るサーブに切り替えるしかありません。
プロは打点を後ろ気味にし
内旋を使って打つ。
しかもどフラットでなく、スピンをかける。
現実のわれわれレベルの対応ですが
手首を固定して回内を使わないスライスサーブをお勧めします。
そうしたら1本目から入る可能性が非常に高くなります。
そして、勝負どころで自信のひらめきがあったら
回転を減らして大胆にスピード勝負です。
もしすでにスライスサーブだったとしたら?
ちょっと思い当たるすじもあるので、いずれまた続編で。
2010年11月21日
スライスサーブは回内しない
サウスポーのスライスサーバー『光太朗』 さんから
再度、質問をいただきました。
以下がコメントの質問部分です。
・・・前略・・・
私は野球経験者でピッチャーをやってました。
シュートボールが得意だったので
サーブの回内はわりとすんなり納得できました。
問題はまたスライスサーブなのですが
このブログの説明や他のサイトなどでも
スライスサーブは回内を使用しないとなっています。
私はどうしても癖でフィニッシュで回内してしまうので
スライスサーブの時は厚めのグリップ(このブログの教えです)で
ひねりきった時点でフラットになるように振っています。
その結果、思ったように曲がりをコントロール出来ずに
ご相談したと言うのが経緯です。
ふと、この回内がノーコンの原因ではないか?と
心配になり再度ご質問させて頂きました。
投稿者 光太朗 2010/11/18 22:19
私の答えです。
グリップがやや厚くて、回内すれば、フラットサーブに近くなると思います。
もしやりすぎれば、リバースサーブです。 (シュート回転です)
グリップの話しですが
コンチネンタルでそれ以上に薄くする必要はない
むしろやや厚めで、イースタンに近くなってもいいですよという事です。
光太朗さんには伝わっていると思いますが初めてこのことを読んだ人には念のため。
さてスライスサーブですが
回転量を安定させて切れのいいスライスを打つためには
回内を使わない方法がどうしても必要だと思います。
それと、回内を効かせた場合ですが
そのサーブは相手のフォア側にエースをとるための隠し玉に使ったらどうですか。
(光太朗さんはサウスポーなので)
もし、同じような構えから相手のフォアとバックに打ち分ける上級サーバーになるとすると。
サウスポーは
回内を効かせて、相手のフォア側へ
回内を効かせないで、相手のバック側へ
という打ちわけをします。
たいていの人は回内する方が苦手で
後で回内の方を練習して、バリエーションに追加するのです。
両方とも最初から得意という人はいません。
光太朗さんの場合は回内しない方を追加すればいいのです。
ピッチャー出身の人がサーブを苦手なはずはないので
ちょっとの努力です。
回内を使わないスライスサーブをマスターしましょう。
特にサウスポーの場合はかなり右に切れ込んでいきます
右利きよりもはるかに効果的です。
そうゆうご利益があるので
サウスポーには回内を使わないスライスサーバーが多いのです。
再度、質問をいただきました。
以下がコメントの質問部分です。
・・・前略・・・
私は野球経験者でピッチャーをやってました。
シュートボールが得意だったので
サーブの回内はわりとすんなり納得できました。
問題はまたスライスサーブなのですが
このブログの説明や他のサイトなどでも
スライスサーブは回内を使用しないとなっています。
私はどうしても癖でフィニッシュで回内してしまうので
スライスサーブの時は厚めのグリップ(このブログの教えです)で
ひねりきった時点でフラットになるように振っています。
その結果、思ったように曲がりをコントロール出来ずに
ご相談したと言うのが経緯です。
ふと、この回内がノーコンの原因ではないか?と
心配になり再度ご質問させて頂きました。
投稿者 光太朗 2010/11/18 22:19
私の答えです。
グリップがやや厚くて、回内すれば、フラットサーブに近くなると思います。
もしやりすぎれば、リバースサーブです。 (シュート回転です)
グリップの話しですが
コンチネンタルでそれ以上に薄くする必要はない
むしろやや厚めで、イースタンに近くなってもいいですよという事です。
光太朗さんには伝わっていると思いますが初めてこのことを読んだ人には念のため。
さてスライスサーブですが
回転量を安定させて切れのいいスライスを打つためには
回内を使わない方法がどうしても必要だと思います。
それと、回内を効かせた場合ですが
そのサーブは相手のフォア側にエースをとるための隠し玉に使ったらどうですか。
(光太朗さんはサウスポーなので)
もし、同じような構えから相手のフォアとバックに打ち分ける上級サーバーになるとすると。
サウスポーは
回内を効かせて、相手のフォア側へ
回内を効かせないで、相手のバック側へ
という打ちわけをします。
たいていの人は回内する方が苦手で
後で回内の方を練習して、バリエーションに追加するのです。
両方とも最初から得意という人はいません。
光太朗さんの場合は回内しない方を追加すればいいのです。
ピッチャー出身の人がサーブを苦手なはずはないので
ちょっとの努力です。
回内を使わないスライスサーブをマスターしましょう。
特にサウスポーの場合はかなり右に切れ込んでいきます
右利きよりもはるかに効果的です。
そうゆうご利益があるので
サウスポーには回内を使わないスライスサーバーが多いのです。
2010年11月20日
手首の角度
『stone』 さんからサーブの質問をいただきました。
ちょっと長かったので、以下はそのコメントの一部です。
全部見たい人はこちらです。
松原コーチ ご無沙汰しています。
サーブについて、インパクト時の理想的な手首の角度を教えて下さい。
・・・中略・・・
フラット、スライス、スピンでインパクト時の手首の角度は違うのでしょうか。
・・・後略・・・
投稿者 stone 2010/11/17 19:20
私の答えです。
基本的に手首の角度は球種により変えますが
どれも形を決めたら固定するようにします。
ラケット面の向きが大切なので手首の形はブラックボックスです。
コンチネンタルでもイースタンでも
腕の形に対してラケットの向きがしっかり決まっていればいいのです。
たとえばスライスサーブならこんな形。
ラケットがこのインパクトの形を作れるように持つ。
それがスライスサーブの手首の形です。
面が少し右に向いているように角度をつけます。
スピンサーブならこう。
ラケットがこのインパクトの形を作れるように持つ。
それがスピンサーブの手首の形です。
腕とラケットに角度をつけ、面が少し下を向くようにします。
グリップが厚い人は面が下を向くように手首を前に折ります。
逆にうすい人は面が下を向き過ぎないように角度を加減します。
どちらがやりやすいのかはその人しだいです。
どっちでもいいのです。
フラットの写真がないのですが
スライスの面を前向きにすれば良いだけですので想像してください。
とにかく、手首のほうから話を始めないで
ラケットの腕との角度、面のかぶり具合、こちらが優先です。
それでやりにくいようでしたら持ち方や手首の角度を変えればいいのです。
ちょっと長かったので、以下はそのコメントの一部です。
全部見たい人はこちらです。
松原コーチ ご無沙汰しています。
サーブについて、インパクト時の理想的な手首の角度を教えて下さい。
・・・中略・・・
フラット、スライス、スピンでインパクト時の手首の角度は違うのでしょうか。
・・・後略・・・
投稿者 stone 2010/11/17 19:20
私の答えです。
基本的に手首の角度は球種により変えますが
どれも形を決めたら固定するようにします。
ラケット面の向きが大切なので手首の形はブラックボックスです。
コンチネンタルでもイースタンでも
腕の形に対してラケットの向きがしっかり決まっていればいいのです。
たとえばスライスサーブならこんな形。
ラケットがこのインパクトの形を作れるように持つ。
それがスライスサーブの手首の形です。
面が少し右に向いているように角度をつけます。
スピンサーブならこう。
ラケットがこのインパクトの形を作れるように持つ。
それがスピンサーブの手首の形です。
腕とラケットに角度をつけ、面が少し下を向くようにします。
グリップが厚い人は面が下を向くように手首を前に折ります。
逆にうすい人は面が下を向き過ぎないように角度を加減します。
どちらがやりやすいのかはその人しだいです。
どっちでもいいのです。
フラットの写真がないのですが
スライスの面を前向きにすれば良いだけですので想像してください。
とにかく、手首のほうから話を始めないで
ラケットの腕との角度、面のかぶり具合、こちらが優先です。
それでやりにくいようでしたら持ち方や手首の角度を変えればいいのです。
2010年11月17日
スライスサーブの向き
『光太朗』 さんからコメントをいただきました。
以下がそのコメントの前半と最後の質問部分です。
松原様
初めまして、光太朗と申します。
まずは軽く自己紹介をさせて頂きます。
今年よりテニスを始めてすっかりどっぷりな40歳左利きです。
腕前は初心者です。
ボレーだけはなぜか最初から上手く当てる事が出来ました。
それだけが自慢です。
さて、このプログでスライスサーブを奨めていましたので
早速練習をはじめました。
右側のコート(アド?ヂュ―ス??)からのサーブで
思い切り左スミを狙っているつもりで打っても
反対側のコートに炸裂してしまう始末で
困っています。
・・・・ 中間を抜かしてもらいました ・・・・
サーブは好きですが
バイバイサーブで手打ちスピンなら7.8割入ります。
早いフラットは良くて5本に1本程度です。
この程度の腕前でスライスはまだ早いのでしょうか?
よろしければご指導ください。
ヨロシクお願いします!!
投稿者 光太朗 2010/11/14 23:23
私の答えです。
まず、サイドの名称ですが
ベースラインでネットに向かって立ち
こちらのエンド、右側が右サイド、ジュースコートといいます。
ジュースのときにサーブをする場所だからです。
左側は左サイド、アドコートといいます。
アドはアドバンテージですね。
光太朗さんはサウスポー、スライスサーブで困っている側ということで
ジュースコートのサーブの話だと思います。
アドコートだと困らないのは
スウィングした方向にもボールが飛んでいく方向にもコートがあるからです。
サウスポーということで相手側のジュースコートに向かって振れば
ボールはアドコートに向かって飛んでいきます。
ジュースコートでも同じことをするのでサーブはアドコートに突き刺さるのです。
さて、ここから写真を使って説明しましょう.
さて、これはレシーバー側から見たアドコートの構えです。
そしてこれがアドコートと同じ向きに構えたつもりのジュースコート。
スライスサーブがこちらに飛んでくるとは思えない。
どちらの写真もレシーバーの方向から見た絵なので
ボールがこちらに飛んでくるなら、構えは同じ形に見えなければうそ。
だが現実にはこうなる人が多く
これが右利きのアドコート、左利きのジュースコートを難しくしているのです。
実は先ほどのジュースコートの構え
ベースラインに対しての向きをアドコートに合わせているのです。
本当は打つ方向に対し構えの向きを同じにするべきなのです。
ですからこの向きがホント。
これならこちらに飛んできそう。
こうすればどちらのサイドも同じになるはずなのだが
そう簡単にはいかない。
もう2つ
打つ方向に対する構えだけではなく
トスを上げる方向
スウィングの方向も同じにしなくてはいけないのです。
スウィングの方向についてはこうしましょう。
ジュースコートのサーブのとき (アドコートとなっていたのを直しました)
目標をダブルスサイドラインのさらに左側3mくらいにしましょう。
そして、そこに向かって打ってみる。
ジュースコートのサーバーから見て左側
相手のジュースコートにサーブが炸裂するのが見えると思います。
次にいつからスライスサーブを始めるかというお話。
羽子板サーブがバシッと打てるようになったらすぐです。
回転による方向感覚のずれは単に慣れの問題です。
はじめなければいつまでたってもできません。
思い切ってやれば2週間くらいで慣れてくると思います。
今からやれば2週間後。
1年後にはじめれば、1年と2週間後に完成します。
追伸) ぼのさんのご指摘で1箇所アドコートからジュースコートに直しました。
左利き用に直した文章で直しぬけだったようです。
通常右利き用で書くので左利きの方たちのご苦労がよくわかりました。
以下がそのコメントの前半と最後の質問部分です。
松原様
初めまして、光太朗と申します。
まずは軽く自己紹介をさせて頂きます。
今年よりテニスを始めてすっかりどっぷりな40歳左利きです。
腕前は初心者です。
ボレーだけはなぜか最初から上手く当てる事が出来ました。
それだけが自慢です。
さて、このプログでスライスサーブを奨めていましたので
早速練習をはじめました。
右側のコート(アド?ヂュ―ス??)からのサーブで
思い切り左スミを狙っているつもりで打っても
反対側のコートに炸裂してしまう始末で
困っています。
・・・・ 中間を抜かしてもらいました ・・・・
サーブは好きですが
バイバイサーブで手打ちスピンなら7.8割入ります。
早いフラットは良くて5本に1本程度です。
この程度の腕前でスライスはまだ早いのでしょうか?
よろしければご指導ください。
ヨロシクお願いします!!
投稿者 光太朗 2010/11/14 23:23
私の答えです。
まず、サイドの名称ですが
ベースラインでネットに向かって立ち
こちらのエンド、右側が右サイド、ジュースコートといいます。
ジュースのときにサーブをする場所だからです。
左側は左サイド、アドコートといいます。
アドはアドバンテージですね。
光太朗さんはサウスポー、スライスサーブで困っている側ということで
ジュースコートのサーブの話だと思います。
アドコートだと困らないのは
スウィングした方向にもボールが飛んでいく方向にもコートがあるからです。
サウスポーということで相手側のジュースコートに向かって振れば
ボールはアドコートに向かって飛んでいきます。
ジュースコートでも同じことをするのでサーブはアドコートに突き刺さるのです。
さて、ここから写真を使って説明しましょう.
さて、これはレシーバー側から見たアドコートの構えです。
そしてこれがアドコートと同じ向きに構えたつもりのジュースコート。
スライスサーブがこちらに飛んでくるとは思えない。
どちらの写真もレシーバーの方向から見た絵なので
ボールがこちらに飛んでくるなら、構えは同じ形に見えなければうそ。
だが現実にはこうなる人が多く
これが右利きのアドコート、左利きのジュースコートを難しくしているのです。
実は先ほどのジュースコートの構え
ベースラインに対しての向きをアドコートに合わせているのです。
本当は打つ方向に対し構えの向きを同じにするべきなのです。
ですからこの向きがホント。
これならこちらに飛んできそう。
こうすればどちらのサイドも同じになるはずなのだが
そう簡単にはいかない。
もう2つ
打つ方向に対する構えだけではなく
トスを上げる方向
スウィングの方向も同じにしなくてはいけないのです。
スウィングの方向についてはこうしましょう。
ジュースコートのサーブのとき (アドコートとなっていたのを直しました)
目標をダブルスサイドラインのさらに左側3mくらいにしましょう。
そして、そこに向かって打ってみる。
ジュースコートのサーバーから見て左側
相手のジュースコートにサーブが炸裂するのが見えると思います。
次にいつからスライスサーブを始めるかというお話。
羽子板サーブがバシッと打てるようになったらすぐです。
回転による方向感覚のずれは単に慣れの問題です。
はじめなければいつまでたってもできません。
思い切ってやれば2週間くらいで慣れてくると思います。
今からやれば2週間後。
1年後にはじめれば、1年と2週間後に完成します。
追伸) ぼのさんのご指摘で1箇所アドコートからジュースコートに直しました。
左利き用に直した文章で直しぬけだったようです。
通常右利き用で書くので左利きの方たちのご苦労がよくわかりました。
2010年10月31日
サーブはスウィング方向へ飛ぶ?
『うそほんと』 さんから質問をいただきました。
ちょっとマニアックな内容ですが
面白そうなので今日はこれ。
以下がそのコメント全文です。
いつもお世話になっています。
以前に100kph以上のスイングスピードのストロークが面の向き以上にスイング方向に飛ぶという内容の記述があったと思うのですが、回転系の(飛んで来る玉のスピードが無い)サーブにも同じ事が言えるのでしょうか?サーブだと何kph位からでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/10/26 17:17
私の答えです。
どフラットの時速200kmサーブを打つとします。
理想的な反発が得られるとすると
ラケットのスピードは時速100kmです。
なにも反発しないとすると
ラケットのスピードは時速200kmです。
だから、本当のラケットのスピードはこの間のどっかです。
推測ですが、時速100kmよりは200kmに近いと思います。
相対速度が時速100kmをかなり超えますので
飛び出す方向性はかなりスウィング方向に支配されると思います。
スピンサーブでも理想的に振れるなら
スウィングスピードはフラットとほぼ同じだと思います。
つまりスウィング方向への依存度が高いと推測されます。
だからいっぱい回転をかけようとして、こすり上げ方を増やすほど
サービスラインの向こうに正確に打つ人が結構多いのかもしれませんね。
おかげさまでスピンサーブでも
そんなに上に向かって打つのではないという事の説明が出来ました。
しかし実際のコントロールでは面の向きもかなり正確でなければなりません。
そのためにこそ、手首を固めて面の向きを固定するのです。
サーブのコントロールはかなりものすごいものがあります。
相手コートのバックのコーナーに、50cm四方の的を設定したとします。
たぶん、フェデラーならスピンサーブをほぼ正確に落とせると思います。
スウィング方向も面の向きも
共に完璧でなければなしえない技だと思います。
これがフェデラーのスピンサーブの動画と連続写真です。
いつもこのラケット面とこのスウィング
フィニッシュの面はいつもこうです。
インパクト辺のスウィング方向もそれほど上向きではないでしょう。
私の感じですが (イイカゲンな推測です)
スピンサーブにするほどのサーブならほぼすべて
時速70kmくらいのサーブでも
スウィング方向への依存度はかなり高いのではないでしょうか。
本当はちゃんと実験してデータを取ればいいんです。
体育大学の卒業テーマにどうでしょうね。
『スピンサーブの打球方向に及ぼすスウィング方向の影響』
- そのスウィングスピードによる変化 -
ハイスピードカメラで撮影すれば簡単にデータが取れます。
修士論文でも学会発表でもいけるかもしれない。
誰か、時間のある人、やってください。
問題は一流のモデルを手配できるかですね。
たぶんフェデラーはやってくれない。
男子インカレ選手くらいのスピンサーバーなら出来そうですね。
さて、この話題、話としてはとても面白いのですが
スウィング方向を重要視するあまり
面の向きをしっかり作る部分が抜けると大変。
現実にはサーブでもストロークでも、どちらもとても重要なのです。
ちょっとマニアックな内容ですが
面白そうなので今日はこれ。
以下がそのコメント全文です。
いつもお世話になっています。
以前に100kph以上のスイングスピードのストロークが面の向き以上にスイング方向に飛ぶという内容の記述があったと思うのですが、回転系の(飛んで来る玉のスピードが無い)サーブにも同じ事が言えるのでしょうか?サーブだと何kph位からでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/10/26 17:17
私の答えです。
どフラットの時速200kmサーブを打つとします。
理想的な反発が得られるとすると
ラケットのスピードは時速100kmです。
なにも反発しないとすると
ラケットのスピードは時速200kmです。
だから、本当のラケットのスピードはこの間のどっかです。
推測ですが、時速100kmよりは200kmに近いと思います。
相対速度が時速100kmをかなり超えますので
飛び出す方向性はかなりスウィング方向に支配されると思います。
スピンサーブでも理想的に振れるなら
スウィングスピードはフラットとほぼ同じだと思います。
つまりスウィング方向への依存度が高いと推測されます。
だからいっぱい回転をかけようとして、こすり上げ方を増やすほど
サービスラインの向こうに正確に打つ人が結構多いのかもしれませんね。
おかげさまでスピンサーブでも
そんなに上に向かって打つのではないという事の説明が出来ました。
しかし実際のコントロールでは面の向きもかなり正確でなければなりません。
そのためにこそ、手首を固めて面の向きを固定するのです。
サーブのコントロールはかなりものすごいものがあります。
相手コートのバックのコーナーに、50cm四方の的を設定したとします。
たぶん、フェデラーならスピンサーブをほぼ正確に落とせると思います。
スウィング方向も面の向きも
共に完璧でなければなしえない技だと思います。
これがフェデラーのスピンサーブの動画と連続写真です。
いつもこのラケット面とこのスウィング
フィニッシュの面はいつもこうです。
インパクト辺のスウィング方向もそれほど上向きではないでしょう。
私の感じですが (イイカゲンな推測です)
スピンサーブにするほどのサーブならほぼすべて
時速70kmくらいのサーブでも
スウィング方向への依存度はかなり高いのではないでしょうか。
本当はちゃんと実験してデータを取ればいいんです。
体育大学の卒業テーマにどうでしょうね。
『スピンサーブの打球方向に及ぼすスウィング方向の影響』
- そのスウィングスピードによる変化 -
ハイスピードカメラで撮影すれば簡単にデータが取れます。
修士論文でも学会発表でもいけるかもしれない。
誰か、時間のある人、やってください。
問題は一流のモデルを手配できるかですね。
たぶんフェデラーはやってくれない。
男子インカレ選手くらいのスピンサーバーなら出来そうですね。
さて、この話題、話としてはとても面白いのですが
スウィング方向を重要視するあまり
面の向きをしっかり作る部分が抜けると大変。
現実にはサーブでもストロークでも、どちらもとても重要なのです。
2010年10月20日
スウィング方向と打球方向
『ヒロリン』 さんから飛び出すボールの向きを感じ取れるのかという質問をいただきました。
『ぼの』 さんからも同様な質問をいただいています。
以下がその部分です。
・・・前略・・・
あと、どうしても理解できないというか、頭の中で納得が出来ないのが、なぜ、ラケット面がボールの飛んでいく方向を向いていないのに、スライスサーブはちゃんと入るのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2010/10/17 17:43
・・・前略・・・
スウィングの写真、とてもわかりやすくて参考になります。
回内を使わないで良いというのも目から鱗が落ちました。
下の三枚の写真ですが、面の向きは「左→正面→左」に見えます。
ヒロリンさんのご質問のように、まっすぐ飛ぶのかが疑問になりました。
まっすぐ振ったら回内を使っちゃいそうです。
右から大きくカーブするような軌道なのでしょうか?
投稿者 ぼの 2010/10/18 08:44
2つの質問は、10月16日のブログ、『ベテランのサーブは』 へのものです。
ということで私の答えです。
回転を掛けるショットはすべて
スウィング方向と打球の飛び出す方向が違います。
スウィング方向に対して、斜めの面がボールに当たると回転がかかるのです。
トップスピンのストロークだと面が垂直な気がしています。
しかし、これも地面に対して垂直面なのであって
スウィング方向に対しては斜め下向きなのです。
このとき、手首をやわらかくして面の向きが変化すると
ボールの飛び出す方向が不安定になります。
だからほとんどのショットで手首を固め
インパクトの面を安定させて使うのです。
さて、ここでフェデラーのサーブ、動画と連続写真を鑑賞しましょう。
7コマ目から9コマ目までのスウィング方向に注目してください。
この画面で、明らかにラケット面が右から左に動いています。
それに対して、ボールはこちらにまっすぐ飛んできます。
スピンサーブですので回内を使い面の向きがだんだん起きていくところはスライスと違いますが
フェデラーはこの向きにこの面で捕らえればこの方向に飛ぶとはっきり認識しています。
ですから、相手バックのコーナーにハンカチ程度の的をおけば
ほぼ正確にその上に打てると思います。
このラケット面の向きとスウィング方向、ボールの飛びだす方向、さらにはスピン量、落下場所まで
すべてを頭の回路につかんでしまうことが練習なのです。
あそこに打とうとすれば自然にそのスウィングをするという感覚です。
そこを狙って打っているだけなのです。
昨日の両手バックのサイドスピンも同じことです。
フォアハンドの逆クロスが得意な人はみんなやっています。
外に切れていくショットをサイドラインぎりぎりに案外簡単に打っています。
スライスサーブは横方向のスピンで感覚的には2次元です。
左にどれだけ曲がるのかという問題だけ
回内も使わないのでスピンサーブの3次元的な感覚よりずいぶん楽です。
しかも割合垂直に立つので、自分の姿勢を把握するのも楽です。
ですから少し練習すれば、スウィング方向と横に曲がる関係はすぐに把握できるようになると思います。
少しというのがどれくらいかというと
1週間か2週間くらいでしょうか
まあ、癖にするところまで考えれば1ヶ月といったところでしょうか。
それに対し、3次元のスピンサーブは
自分の姿勢やフォームを作るのも難しいので
把握するのに最低でも半年や1年はかかると思います。
すごいトップスピナーはアンダースピンが怖かったり
スライス上手な人はトップスピンの感覚がわからなかったりします。
実は単なる慣れです。
慣れてしまう、方向性を把握するほどの量を打ち込んでいないだけです。
思い切って、面白がって、トライしてみてください。
ぼのさんのスライスサーブの私の面の向きに関する部分ですが
基本的に面の向きは一定です。
2コマ目もフラットではありません。
最初に内旋を使って起こしてくるのでやや面がフラット気味になり
次に上体の回転もあってスライスの面がきつくなっていくのです。
そうです、スウィングも打球の飛び方も
まっすぐ振ったつもりで
右から大きくカーブするような軌道なのです。
2回目のコメントを読むと、ぼのさんも気がつかれたようですね。
『ぼの』 さんからも同様な質問をいただいています。
以下がその部分です。
・・・前略・・・
あと、どうしても理解できないというか、頭の中で納得が出来ないのが、なぜ、ラケット面がボールの飛んでいく方向を向いていないのに、スライスサーブはちゃんと入るのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2010/10/17 17:43
・・・前略・・・
スウィングの写真、とてもわかりやすくて参考になります。
回内を使わないで良いというのも目から鱗が落ちました。
下の三枚の写真ですが、面の向きは「左→正面→左」に見えます。
ヒロリンさんのご質問のように、まっすぐ飛ぶのかが疑問になりました。
まっすぐ振ったら回内を使っちゃいそうです。
右から大きくカーブするような軌道なのでしょうか?
投稿者 ぼの 2010/10/18 08:44
2つの質問は、10月16日のブログ、『ベテランのサーブは』 へのものです。
ということで私の答えです。
回転を掛けるショットはすべて
スウィング方向と打球の飛び出す方向が違います。
スウィング方向に対して、斜めの面がボールに当たると回転がかかるのです。
トップスピンのストロークだと面が垂直な気がしています。
しかし、これも地面に対して垂直面なのであって
スウィング方向に対しては斜め下向きなのです。
このとき、手首をやわらかくして面の向きが変化すると
ボールの飛び出す方向が不安定になります。
だからほとんどのショットで手首を固め
インパクトの面を安定させて使うのです。
さて、ここでフェデラーのサーブ、動画と連続写真を鑑賞しましょう。
7コマ目から9コマ目までのスウィング方向に注目してください。
この画面で、明らかにラケット面が右から左に動いています。
それに対して、ボールはこちらにまっすぐ飛んできます。
スピンサーブですので回内を使い面の向きがだんだん起きていくところはスライスと違いますが
フェデラーはこの向きにこの面で捕らえればこの方向に飛ぶとはっきり認識しています。
ですから、相手バックのコーナーにハンカチ程度の的をおけば
ほぼ正確にその上に打てると思います。
このラケット面の向きとスウィング方向、ボールの飛びだす方向、さらにはスピン量、落下場所まで
すべてを頭の回路につかんでしまうことが練習なのです。
あそこに打とうとすれば自然にそのスウィングをするという感覚です。
そこを狙って打っているだけなのです。
昨日の両手バックのサイドスピンも同じことです。
フォアハンドの逆クロスが得意な人はみんなやっています。
外に切れていくショットをサイドラインぎりぎりに案外簡単に打っています。
スライスサーブは横方向のスピンで感覚的には2次元です。
左にどれだけ曲がるのかという問題だけ
回内も使わないのでスピンサーブの3次元的な感覚よりずいぶん楽です。
しかも割合垂直に立つので、自分の姿勢を把握するのも楽です。
ですから少し練習すれば、スウィング方向と横に曲がる関係はすぐに把握できるようになると思います。
少しというのがどれくらいかというと
1週間か2週間くらいでしょうか
まあ、癖にするところまで考えれば1ヶ月といったところでしょうか。
それに対し、3次元のスピンサーブは
自分の姿勢やフォームを作るのも難しいので
把握するのに最低でも半年や1年はかかると思います。
すごいトップスピナーはアンダースピンが怖かったり
スライス上手な人はトップスピンの感覚がわからなかったりします。
実は単なる慣れです。
慣れてしまう、方向性を把握するほどの量を打ち込んでいないだけです。
思い切って、面白がって、トライしてみてください。
ぼのさんのスライスサーブの私の面の向きに関する部分ですが
基本的に面の向きは一定です。
2コマ目もフラットではありません。
最初に内旋を使って起こしてくるのでやや面がフラット気味になり
次に上体の回転もあってスライスの面がきつくなっていくのです。
そうです、スウィングも打球の飛び方も
まっすぐ振ったつもりで
右から大きくカーブするような軌道なのです。
2回目のコメントを読むと、ぼのさんも気がつかれたようですね。
2010年10月16日
ベテランのサーブは
『ぼの』 さんからサーブの質問をいただきました。
以下がそのコメント、全文です。
こんにちは。
やっとテニスをするには良い季節になりました。
五十肩の痛みで上がらなかった腕も、徐々に上がるようになってきました。
サーブの時の痛みも少なくなったのは良かったのですが、どうにもサーブが安定しません。
良いときは何の不安無く良いサーブが入るのに、入らなくなるとどんどん悪くなっちゃいます。
確実にサーブを入れてくる人を見ていると羨ましくなっちゃいます。
ずーっと練習しているのに、何でこんなに上手くいかないのだろう?
きっと自分ではわかりませんが、根本的な問題(間違い)を抱えているのだと思います。
このブログを読み返していろいろ試しても、うまくいったりいかなかったりの日替わり状態。
そこで、もう一度最初に戻って始めてみるつもりです。
つまり、DVDの説明のように正面を向いて団扇のスイングからです。
最初からやり直す場合の基本的なアドバイスがありましたら、頂戴できれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2010/10/14 15:31
私の答えです。
手打ちのスライスサーブにしたらどうですか。
50肩からの生還直後ですし、今後の実用性を考えると
スライスサーブしかありません。
こんな風に構えて、ここが打点です。
右上の打点で捉えるのですが。
打点ももっと低くて、あたまのちょっとうえでもOKです。
この位置から、手首を固定、面の向きも固定したまま
ここへ持っていってインパクト。 (肘は曲げとくべきです)
そして、打球後。
とにかく面の向きを固定したまま、姿勢もまっすぐ保ったままです。
もちろん、内旋は使いますが、ほんのちょっと (熟練したら増やしてもいいです)
腕を前後に振るだけと思ったほうがいいかもしれません。
そして、回内は使わない方がいいです。
そして、極めつけのアドバイス。
「グリップを厚めにしましょう」
厚めといってもウェスタンではありません。
コンチネンタルより少しだけ厚め、イースタンとの中間あたりです。
イースタンでも構わないと思います。
そして打点は思い切って低め。
頭の高さか、少し上あたりでいいと思います。
低い打点で打つほど、しかも右側の打点にするほど
ボールがスライドしていき、滑って、リターンしづらくなります。
200km出さないのでしたら打点の高さにはこだわらない方がいいと思います。
こうすると、面を保つことも姿勢も、とても楽になります。
大胆にトライしてみてはどうですか。
以下がそのコメント、全文です。
こんにちは。
やっとテニスをするには良い季節になりました。
五十肩の痛みで上がらなかった腕も、徐々に上がるようになってきました。
サーブの時の痛みも少なくなったのは良かったのですが、どうにもサーブが安定しません。
良いときは何の不安無く良いサーブが入るのに、入らなくなるとどんどん悪くなっちゃいます。
確実にサーブを入れてくる人を見ていると羨ましくなっちゃいます。
ずーっと練習しているのに、何でこんなに上手くいかないのだろう?
きっと自分ではわかりませんが、根本的な問題(間違い)を抱えているのだと思います。
このブログを読み返していろいろ試しても、うまくいったりいかなかったりの日替わり状態。
そこで、もう一度最初に戻って始めてみるつもりです。
つまり、DVDの説明のように正面を向いて団扇のスイングからです。
最初からやり直す場合の基本的なアドバイスがありましたら、頂戴できれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2010/10/14 15:31
私の答えです。
手打ちのスライスサーブにしたらどうですか。
50肩からの生還直後ですし、今後の実用性を考えると
スライスサーブしかありません。
こんな風に構えて、ここが打点です。
右上の打点で捉えるのですが。
打点ももっと低くて、あたまのちょっとうえでもOKです。
この位置から、手首を固定、面の向きも固定したまま
ここへ持っていってインパクト。 (肘は曲げとくべきです)
そして、打球後。
とにかく面の向きを固定したまま、姿勢もまっすぐ保ったままです。
もちろん、内旋は使いますが、ほんのちょっと (熟練したら増やしてもいいです)
腕を前後に振るだけと思ったほうがいいかもしれません。
そして、回内は使わない方がいいです。
そして、極めつけのアドバイス。
「グリップを厚めにしましょう」
厚めといってもウェスタンではありません。
コンチネンタルより少しだけ厚め、イースタンとの中間あたりです。
イースタンでも構わないと思います。
そして打点は思い切って低め。
頭の高さか、少し上あたりでいいと思います。
低い打点で打つほど、しかも右側の打点にするほど
ボールがスライドしていき、滑って、リターンしづらくなります。
200km出さないのでしたら打点の高さにはこだわらない方がいいと思います。
こうすると、面を保つことも姿勢も、とても楽になります。
大胆にトライしてみてはどうですか。
2010年09月17日
スライスサーブで意地悪 続編
先日、『祐天』 さんからも質問をいただいていました。
以下がそのコメント、全文です。
松原コーチ、こんばんわ。
上記ゆっきさんのコメント(教示依頼)に関連したアドバイスのお願いです。
DVDではバウンド後に伸びるスライスサーブはインパクト時に前に押し振り切る感じとありますがオーバー・ネットが多く安定しません。
本ブログでスライスサーブを安全に入れるため、ボールを曲げさせるためには手首を内側に曲げたまま打つことを言われますが、実際にやってみると手首は伸びてしまい、伸びないように更に硬くすると腕のしなやかさが無くなってしまいます。
この二つのことを両立させ、うまくやるやるコツのアドバイスをよろしくお願いします。
投稿者 祐天 2010/09/14 23:57
私の答えです。
「インパクト時に前に押し振り切る感じ」 のところですが
私の意図しているところは
インパクト後もそのままの面でスウィングを継続し
身体の左側に振り切る。
インパクト後も止めるよりむしろ
ラケットヘッドを加速する、ということです。
振り子のイメージで 『ゆうっくり』 振っていき
回内をしないで、ラケットヘッドを振り切ってほしいのです。
もしもインパクトでグリップ側を押し切ると、ラケットヘッドが遅れて
面が上を向くことになります。
当然、オーバーします。
DVDでの説明がわかりにくかったのでしたら、申し訳ありません。
次に、手首が伸びてしまう件ですが
スライスサーブの場合
ラケットが腕と一直線になってしまうということであれば
伸びちゃってもかまわないと思います。
面の左右の向きも戻っちゃうということであれば
当たりがフラットぽくなっちゃいますね。
解決法としては
もっと力んじゃうか、グリップを薄くすることです。
しなやかさにこだわっているようですが
ゆるく打つならともかく、強く打つ場合には
先ほどの話しの問題もあり
ラケットヘッドが遅れないようにしっかりさせる必要があります。
ある程度は力が入らないとだめです。
まあそれにしてもやりにくいのであれば
グリップを薄くして
何もしなくても、面が斜めにボールと当たるようにすればいいと思います。
追伸 昨日の蝶ですが、早速、お二人の方が名前を教えてくれました。
二人とも、『ツマグロヒョウモン』 とのご指摘です
そしてメスのようです。
ネットで検索してみます。
松原家のなぞが解けました。
ありがとうございました。
以下がそのコメント、全文です。
松原コーチ、こんばんわ。
上記ゆっきさんのコメント(教示依頼)に関連したアドバイスのお願いです。
DVDではバウンド後に伸びるスライスサーブはインパクト時に前に押し振り切る感じとありますがオーバー・ネットが多く安定しません。
本ブログでスライスサーブを安全に入れるため、ボールを曲げさせるためには手首を内側に曲げたまま打つことを言われますが、実際にやってみると手首は伸びてしまい、伸びないように更に硬くすると腕のしなやかさが無くなってしまいます。
この二つのことを両立させ、うまくやるやるコツのアドバイスをよろしくお願いします。
投稿者 祐天 2010/09/14 23:57
私の答えです。
「インパクト時に前に押し振り切る感じ」 のところですが
私の意図しているところは
インパクト後もそのままの面でスウィングを継続し
身体の左側に振り切る。
インパクト後も止めるよりむしろ
ラケットヘッドを加速する、ということです。
振り子のイメージで 『ゆうっくり』 振っていき
回内をしないで、ラケットヘッドを振り切ってほしいのです。
もしもインパクトでグリップ側を押し切ると、ラケットヘッドが遅れて
面が上を向くことになります。
当然、オーバーします。
DVDでの説明がわかりにくかったのでしたら、申し訳ありません。
次に、手首が伸びてしまう件ですが
スライスサーブの場合
ラケットが腕と一直線になってしまうということであれば
伸びちゃってもかまわないと思います。
面の左右の向きも戻っちゃうということであれば
当たりがフラットぽくなっちゃいますね。
解決法としては
もっと力んじゃうか、グリップを薄くすることです。
しなやかさにこだわっているようですが
ゆるく打つならともかく、強く打つ場合には
先ほどの話しの問題もあり
ラケットヘッドが遅れないようにしっかりさせる必要があります。
ある程度は力が入らないとだめです。
まあそれにしてもやりにくいのであれば
グリップを薄くして
何もしなくても、面が斜めにボールと当たるようにすればいいと思います。
追伸 昨日の蝶ですが、早速、お二人の方が名前を教えてくれました。
二人とも、『ツマグロヒョウモン』 とのご指摘です
そしてメスのようです。
ネットで検索してみます。
松原家のなぞが解けました。
ありがとうございました。
2010年09月15日
スライスサーブで意地悪する
『ゆっき』 さんからスライスサーブについて質問を頂きました。
以下がそのコメントの全文です。
先月、スライスサーブの件でご教示いただいた者です。
あれ以来、確率は格段にアップ、身体の負担は激減、ダブルフォルトも減ってプレッシャーも軽減。中年の私にとっては非常に助かりました。ありがとうございました。さて、欲張りな私は次なるステップアップを目指しております。どうかご教示願います。
上記スライスサーブですが、相手は苦もなくリターンしてきます。エースを取る必要は無いものの、相手のミスは誘いたいものです。
スライスサーブになっているハズですが、どうもバウンド後の曲がりが少ないようです。なにかイヤラシク曲がるコツがあればご教示願います。
投稿者 ゆっき 2010/09/14 21:28
私の答えです。
1種類のサーブで、どう曲がるか、ばれているとすれば
気のきいたレシーバーならそんなにエラーしなくても不思議はありません。
それでもサーブで得点したければ
1つ目の方法として、1stでフラット気味のサーブを混ぜる。
これは回内を効かせて、面をフラット気味に当てれば簡単に出来ると思います。
フラット気味でバック狙いのサーブと、フォアに切れていくスライスで
左右の幅と球質の幅を作るのです。
2つ目の方法は、もっと回転を多くすること。
トスをさらに右寄りにし、ギリギリの薄い面を作っておき
上から下に切り下ろすようなイメージで打つ。
しかも打球後、面を保ったまま、しっかり振り向くようにすると
面白いようにボールが左にスライドしていきます。
こうすればイヤラシク曲がるサーブが打てます。
このイヤラシイサーブと普通のスライスサーブを混ぜるという手もありますね。
3つ目の方法として、普段はゆるく打っておき
ここぞという時に、速いサーブ、振り切ったサーブを打つこと。
これが一番簡単で、現実的かもしれませんね。
以下がそのコメントの全文です。
先月、スライスサーブの件でご教示いただいた者です。
あれ以来、確率は格段にアップ、身体の負担は激減、ダブルフォルトも減ってプレッシャーも軽減。中年の私にとっては非常に助かりました。ありがとうございました。さて、欲張りな私は次なるステップアップを目指しております。どうかご教示願います。
上記スライスサーブですが、相手は苦もなくリターンしてきます。エースを取る必要は無いものの、相手のミスは誘いたいものです。
スライスサーブになっているハズですが、どうもバウンド後の曲がりが少ないようです。なにかイヤラシク曲がるコツがあればご教示願います。
投稿者 ゆっき 2010/09/14 21:28
私の答えです。
1種類のサーブで、どう曲がるか、ばれているとすれば
気のきいたレシーバーならそんなにエラーしなくても不思議はありません。
それでもサーブで得点したければ
1つ目の方法として、1stでフラット気味のサーブを混ぜる。
これは回内を効かせて、面をフラット気味に当てれば簡単に出来ると思います。
フラット気味でバック狙いのサーブと、フォアに切れていくスライスで
左右の幅と球質の幅を作るのです。
2つ目の方法は、もっと回転を多くすること。
トスをさらに右寄りにし、ギリギリの薄い面を作っておき
上から下に切り下ろすようなイメージで打つ。
しかも打球後、面を保ったまま、しっかり振り向くようにすると
面白いようにボールが左にスライドしていきます。
こうすればイヤラシク曲がるサーブが打てます。
このイヤラシイサーブと普通のスライスサーブを混ぜるという手もありますね。
3つ目の方法として、普段はゆるく打っておき
ここぞという時に、速いサーブ、振り切ったサーブを打つこと。
これが一番簡単で、現実的かもしれませんね。
2010年09月07日
錦織くんお疲れ様
『うそほんと』 さんからコメントをいただきました。
サーブで体に無理?
というのが気になったので、今日はこれ。
以下がそのコメント、全文です。
ご返答ありがとうございました。
迷う時に松原コーチに答えて頂けるこのブログに大変感謝しています。
いや、松原コーチに感謝しています。
錦織選手棄権してしまい残念です。
サーブで体に無理してるんでしょうか?
楽天オープン応援に行きたいです。
投稿者 うそほんと 2010/09/06 17:16
私の答えです。
昨晩、Tさんと東戸塚校でプライベートレッスン。
彼は夏休みをとって、USオープンに行ってきたそうです。
錦織くんのあの試合も最前列で応援したとのこと
「フォアハンドがすばらしかった」
「サーブもとても良かった」
「感動した」 とのことで、いい夏休みだったようです。
左足の付け根を傷めたとのこと
原因はサーブですね。
サーブでは左足に体重をかけ踏ん張ります。
通常、左足1本で飛び上がってサーブをヒットするのです。
ですからどうしても、左足、特に太ももと付け根には負担がかかります。
5時間近く、約50ゲーム戦いました。
半分がサーブゲーム、1ゲームに10本とすると
250本くらいのサーブを打ち続けたことになります。
プロ野球ならば、2試合完投です。
もちろんその間、サーブだけ打っていたのではありません。
プロのシングルスがどれだけ過酷なものかというのが
想像できると思います。
勝手な推測ですが
当然、疲労が来る場所が疲れ過ぎて、炎症を起こしているのだと思います。
トッププロとしてはまだ、身体ができていないのでしょう。
フォームがどうのという問題ではありません。
慢性的な障害にならなければいいのです。
若い身体ですから、3日も休んでから、徐々にトレーニングすれば
すぐに復活してくれると思います。
早く、ナダルのような強靭な身体になって欲しいですね。
サーブで体に無理?
というのが気になったので、今日はこれ。
以下がそのコメント、全文です。
ご返答ありがとうございました。
迷う時に松原コーチに答えて頂けるこのブログに大変感謝しています。
いや、松原コーチに感謝しています。
錦織選手棄権してしまい残念です。
サーブで体に無理してるんでしょうか?
楽天オープン応援に行きたいです。
投稿者 うそほんと 2010/09/06 17:16
私の答えです。
昨晩、Tさんと東戸塚校でプライベートレッスン。
彼は夏休みをとって、USオープンに行ってきたそうです。
錦織くんのあの試合も最前列で応援したとのこと
「フォアハンドがすばらしかった」
「サーブもとても良かった」
「感動した」 とのことで、いい夏休みだったようです。
左足の付け根を傷めたとのこと
原因はサーブですね。
サーブでは左足に体重をかけ踏ん張ります。
通常、左足1本で飛び上がってサーブをヒットするのです。
ですからどうしても、左足、特に太ももと付け根には負担がかかります。
5時間近く、約50ゲーム戦いました。
半分がサーブゲーム、1ゲームに10本とすると
250本くらいのサーブを打ち続けたことになります。
プロ野球ならば、2試合完投です。
もちろんその間、サーブだけ打っていたのではありません。
プロのシングルスがどれだけ過酷なものかというのが
想像できると思います。
勝手な推測ですが
当然、疲労が来る場所が疲れ過ぎて、炎症を起こしているのだと思います。
トッププロとしてはまだ、身体ができていないのでしょう。
フォームがどうのという問題ではありません。
慢性的な障害にならなければいいのです。
若い身体ですから、3日も休んでから、徐々にトレーニングすれば
すぐに復活してくれると思います。
早く、ナダルのような強靭な身体になって欲しいですね。
2010年08月16日
スライスサーブを安定させる
『ゆっき』 さんからスライスサーブについて質問を頂いていました。
ちょっと長いコメントですが思い切ってコピーしました。
以下がその全文です。
いつも楽しく拝見させていただいており、また参考にさせていただいております。恐縮ですがスライスサーブについて質問させて下さい。これまで確率重視でスピンサーブを目指してきましたが、年齢(もうすぐ40歳)を重ねるごとに腰が痛くなり、球速も遅くて試合では使い物にならなくなってきました。そこで、年齢に合った無理のないサーブということで、スライスサーブにすることにしましたが、どうも確率が悪いです。球速はソコソコ出るのですが確率が悪いので困っています。スライスサーブで確率を求めるというのは間違いでありましょうか?打ち方は松原コーチがブログで書いてあるとおり結構右側(身体を反らない)で打っていますので腰や肩には全く負担はありませんが、確率が...。技術が未熟であることを承知の上での質問ですが、よろしくご教示願います。
投稿者 ゆっき 2010/08/09 19:40
私の答えです。
スライスサーブにするのは大いに賛成です。
スピンサーブは威力がないと
適度なスピード、高いバウンドにより
レシーバの大好物になってしまうからです。
次に、スライスサーブは本来、安定させやすいサーブなのです。
スピンサーブは縦回転の成分があるため、打球が落下して入りやすい反面
ちょっとしたタイミングの違いにより縦方向に打球がずれやすい側面もあるのです。
それに対し、スライスサーブは横回転であるため
タイミングのずれが横方向の打球のずれになり
サイドラインぎりぎりを狙わなければ
本質的にフォールトになりにくいサーブなのです。
そしてバウンドが低いので攻撃されにくい。
もちろん、体勢的に楽なのも断然スライスサーブです。
さてそのスライスサーブを安定して入れるための要素が2つあります。
1つ目は面を安定して使うこと。
2つ目は回転量を増やすこと。
ではまず、面を安定させること。
それには回外、回内の動作を使わないようにして打ちます。
回外、回内の動作を使わないというのは
前腕をひねる動作を使わないという事です。
これは以前にも使った写真ですが
まず斜めの面を作り、手首を固めます。
そのまま、インパクト。
打球後もその面を保ちます。
これで安定したスライスサーブを打ち出すことには成功すると思います。
しかし、スピードが出すぎるとネットぎりぎりを超えないとフォールト
もちろんネットしてもフォールト
とてもシビアーです。
もちろんこのサーブもファーストには使えると思いますがセカンドには怖い。
だからセカンドには回転量を増やします。
通常はこうかまえるのですが
手首に角度をつけ、こう構えます。
そうすると、インパクトでもその手首の形を作ることが出来
こうすればボールに多めの回転を与えることが出来るわけです。
もちろん、回転の多い分、よけい左に曲がります。
構えをその分、右向きにする必要があります。
特に、アドコートではしっかり横向きにならないと
回転を増やすことが出来ませんので要注意です。
以上、簡単な要素だけですのでぜひ試してみてください。
ちょっと長いコメントですが思い切ってコピーしました。
以下がその全文です。
いつも楽しく拝見させていただいており、また参考にさせていただいております。恐縮ですがスライスサーブについて質問させて下さい。これまで確率重視でスピンサーブを目指してきましたが、年齢(もうすぐ40歳)を重ねるごとに腰が痛くなり、球速も遅くて試合では使い物にならなくなってきました。そこで、年齢に合った無理のないサーブということで、スライスサーブにすることにしましたが、どうも確率が悪いです。球速はソコソコ出るのですが確率が悪いので困っています。スライスサーブで確率を求めるというのは間違いでありましょうか?打ち方は松原コーチがブログで書いてあるとおり結構右側(身体を反らない)で打っていますので腰や肩には全く負担はありませんが、確率が...。技術が未熟であることを承知の上での質問ですが、よろしくご教示願います。
投稿者 ゆっき 2010/08/09 19:40
私の答えです。
スライスサーブにするのは大いに賛成です。
スピンサーブは威力がないと
適度なスピード、高いバウンドにより
レシーバの大好物になってしまうからです。
次に、スライスサーブは本来、安定させやすいサーブなのです。
スピンサーブは縦回転の成分があるため、打球が落下して入りやすい反面
ちょっとしたタイミングの違いにより縦方向に打球がずれやすい側面もあるのです。
それに対し、スライスサーブは横回転であるため
タイミングのずれが横方向の打球のずれになり
サイドラインぎりぎりを狙わなければ
本質的にフォールトになりにくいサーブなのです。
そしてバウンドが低いので攻撃されにくい。
もちろん、体勢的に楽なのも断然スライスサーブです。
さてそのスライスサーブを安定して入れるための要素が2つあります。
1つ目は面を安定して使うこと。
2つ目は回転量を増やすこと。
ではまず、面を安定させること。
それには回外、回内の動作を使わないようにして打ちます。
回外、回内の動作を使わないというのは
前腕をひねる動作を使わないという事です。
これは以前にも使った写真ですが
まず斜めの面を作り、手首を固めます。
そのまま、インパクト。
打球後もその面を保ちます。
これで安定したスライスサーブを打ち出すことには成功すると思います。
しかし、スピードが出すぎるとネットぎりぎりを超えないとフォールト
もちろんネットしてもフォールト
とてもシビアーです。
もちろんこのサーブもファーストには使えると思いますがセカンドには怖い。
だからセカンドには回転量を増やします。
通常はこうかまえるのですが
手首に角度をつけ、こう構えます。
そうすると、インパクトでもその手首の形を作ることが出来
こうすればボールに多めの回転を与えることが出来るわけです。
もちろん、回転の多い分、よけい左に曲がります。
構えをその分、右向きにする必要があります。
特に、アドコートではしっかり横向きにならないと
回転を増やすことが出来ませんので要注意です。
以上、簡単な要素だけですのでぜひ試してみてください。
2010年08月01日
サーブインパクトの姿勢
『うそほんと』 さんから質問をいただきました。
フラットサーブのインパクトでの姿勢です。
以下がそのコメント全文です。
お言葉に甘えてまた質問させて頂きます。
フェデラーのサーブを見て思ったのですが
これがその連続写真です。
斜めから見たフラットサーブの⑪辺り
サーブを打つ時、体を伸ばしきるとこの形にならないと思うのですが…。
他のプロを見ても様々な形ですが、この内部意識は持っているのでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/07/31 12:54
私の答えです。
10コマ目と11コマ目の間にインパクトがあると思います。
10コマ目のインパクト直前に身体は充分に高い打点で取れる形になっているように思います。
両肩を結んだ線が縦になるので
当然、上体は傾いています。
腰も上体も、膝も肘も若干の余裕を残しながら
ほぼ伸ばしきります。 (ほぼ、です)
サンプラスの肘が曲がっているのは有名ですよね。
その若干の余裕が
身体をしなやかにしかもパワフルに使いながら
障害も防いでいるのだと思います。
それがインパクト直後、11コマ目の
少し縮んだ様なしぐさとなって見えるのではないでしょうか。
サーブは内旋を使ってインパクトを迎えます。
その動作は腕を縮めていくような方向です。
ですから身体全体も少し縮んでいくような迎え方なのかもしれません。
サーブじゃなくて、打点を後ろにとった
ジャンピングスマッシュをイメージしてみるとわかりやすいかもしれません。
ところで
本人がどう思ってこの形を作っているのかといいますと
(これは技術論でいう内部意識ではなく、本当にどう思ったかという話)
最大限の高い打点から、 (しっかり伸ばして)
最大パワーで
ぶったたいた、と思っているだろうと推測しています。
もちろんフェデラー本人に聞いたわけではないので
「次はフラットだ、クラエーッ」
が真実かもしれません。
サーブに限らず、このインパクトの瞬間の形などは
練習や試合の試行錯誤から身についたものですので
本人の意識とその形とはかなり違っている場合も多いと思います。
フラットサーブのインパクトでの姿勢です。
以下がそのコメント全文です。
お言葉に甘えてまた質問させて頂きます。
フェデラーのサーブを見て思ったのですが
これがその連続写真です。
斜めから見たフラットサーブの⑪辺り
サーブを打つ時、体を伸ばしきるとこの形にならないと思うのですが…。
他のプロを見ても様々な形ですが、この内部意識は持っているのでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/07/31 12:54
私の答えです。
10コマ目と11コマ目の間にインパクトがあると思います。
10コマ目のインパクト直前に身体は充分に高い打点で取れる形になっているように思います。
両肩を結んだ線が縦になるので
当然、上体は傾いています。
腰も上体も、膝も肘も若干の余裕を残しながら
ほぼ伸ばしきります。 (ほぼ、です)
サンプラスの肘が曲がっているのは有名ですよね。
その若干の余裕が
身体をしなやかにしかもパワフルに使いながら
障害も防いでいるのだと思います。
それがインパクト直後、11コマ目の
少し縮んだ様なしぐさとなって見えるのではないでしょうか。
サーブは内旋を使ってインパクトを迎えます。
その動作は腕を縮めていくような方向です。
ですから身体全体も少し縮んでいくような迎え方なのかもしれません。
サーブじゃなくて、打点を後ろにとった
ジャンピングスマッシュをイメージしてみるとわかりやすいかもしれません。
ところで
本人がどう思ってこの形を作っているのかといいますと
(これは技術論でいう内部意識ではなく、本当にどう思ったかという話)
最大限の高い打点から、 (しっかり伸ばして)
最大パワーで
ぶったたいた、と思っているだろうと推測しています。
もちろんフェデラー本人に聞いたわけではないので
「次はフラットだ、クラエーッ」
が真実かもしれません。
サーブに限らず、このインパクトの瞬間の形などは
練習や試合の試行錯誤から身についたものですので
本人の意識とその形とはかなり違っている場合も多いと思います。
2010年07月25日
アドコートのスライスサーブ
松原テニスクラブ印西では
土日の夜、8時からジュニアのサービス練習がある。
コートとボールのみ用意して勝手にどうぞ、という時間なのだ
昨日も熱心なジュニア達が集まっていた。
昨日は松本コーチが指導に入っていた。
ちょうどブログのアップが終わったので私も。
中学生の女の子がアドコートで苦戦中。
松本コーチのアドバイスでジュースコートでは
振り切ってスライスを打つのだが、アドコートは心配そうに打っている。
アドコートの方が身体の向きが前向きなのだ。
直すべきか松本コーチと相談し (試合もあるので)
思い切ってアドバイス。
アドコートの構える向きをジュースコートと同じ向きにした。
実はこれ、スライスサーブの人によくある話。
スライスサーバーの70%くらいの人にはある。
アドコートが苦手な人は、100%そう・・・
これは、打球方向から見た、自然なスライスサーブの構え。
この向きなら、スライスサーブを、自然にクロスに打てる。
カメラめがけて飛んできそうなのが判る。
つぎは、ベースラインに対し同じ向きのままの、アドコートでの構え。
こちらも打球方向から見た絵だ。
カメラめがけて飛んでこなくてはいけないのだが
これでは逃げる必要がないのが判る。
(もちろんフラットなら来るかも・・・)
よく陥りやすい間違い。
ベースラインに対してジュースコートと同じ向きなので
打球方向に対しては極端に左向き。(開いている)
上体を前に回したり、スライス回転をかけたら、アドコートには行かない。
上体をここまで向ける人は少ないが、足だけこう、という人もいる。
スタンスを打球方向に対しジュースコートと同じになるようにアドバイス。
これがその正しい構え。
もちろん、トスの腕の角度も打球方向に対しジュースコートと同じにする。
(この打球方向に対し同じにする、というのが肝)
この向きで打てばジュースコートと同じサーブが打てる。
右側のアレーか、隣のコートとの間に向かってスウィングする。
そうすればボールはスライスがかかって
アドコートのサービスボックスに帰ってくる。
こちらのイメージの切り替えの方が大事かもしれない。
もちろん中学生の彼女
切れのいいスライスサーブをアドコートにも打ち始めたのだ。
土日の夜、8時からジュニアのサービス練習がある。
コートとボールのみ用意して勝手にどうぞ、という時間なのだ
昨日も熱心なジュニア達が集まっていた。
昨日は松本コーチが指導に入っていた。
ちょうどブログのアップが終わったので私も。
中学生の女の子がアドコートで苦戦中。
松本コーチのアドバイスでジュースコートでは
振り切ってスライスを打つのだが、アドコートは心配そうに打っている。
アドコートの方が身体の向きが前向きなのだ。
直すべきか松本コーチと相談し (試合もあるので)
思い切ってアドバイス。
アドコートの構える向きをジュースコートと同じ向きにした。
実はこれ、スライスサーブの人によくある話。
スライスサーバーの70%くらいの人にはある。
アドコートが苦手な人は、100%そう・・・
これは、打球方向から見た、自然なスライスサーブの構え。
この向きなら、スライスサーブを、自然にクロスに打てる。
カメラめがけて飛んできそうなのが判る。
つぎは、ベースラインに対し同じ向きのままの、アドコートでの構え。
こちらも打球方向から見た絵だ。
カメラめがけて飛んでこなくてはいけないのだが
これでは逃げる必要がないのが判る。
(もちろんフラットなら来るかも・・・)
よく陥りやすい間違い。
ベースラインに対してジュースコートと同じ向きなので
打球方向に対しては極端に左向き。(開いている)
上体を前に回したり、スライス回転をかけたら、アドコートには行かない。
上体をここまで向ける人は少ないが、足だけこう、という人もいる。
スタンスを打球方向に対しジュースコートと同じになるようにアドバイス。
これがその正しい構え。
もちろん、トスの腕の角度も打球方向に対しジュースコートと同じにする。
(この打球方向に対し同じにする、というのが肝)
この向きで打てばジュースコートと同じサーブが打てる。
右側のアレーか、隣のコートとの間に向かってスウィングする。
そうすればボールはスライスがかかって
アドコートのサービスボックスに帰ってくる。
こちらのイメージの切り替えの方が大事かもしれない。
もちろん中学生の彼女
切れのいいスライスサーブをアドコートにも打ち始めたのだ。
2010年07月03日
スピンサーブ
先日、松原テニスクラブ印西にビジターでおいでいただいたIさん。
同伴してくれた会員さんからも頼まれ
サーブのフォームを観て、アドバイス。
スピンサーブでひじが落ちて構えるので、ご本人も気にしていた。
持ち上げる意識が高いからだろう。
それと、打点で身体が流れるので
インパクトで身体の動きを止め、腕だけで打つようアドバイス。
まずまず、いいアドバイスだったらしく安定してきた。
ただ威力がないので
「スライス気味にしたほうがラクだし攻撃されないので」、とお薦め。
手首を少し伸ばし、回内を使わないようにするだけなので
すぐ出来るようになり、いいサーブが入りだした。
Iさんもそうなのだが
皆さんスピンサーブをやりたがるのはどうしてなのだろう。
スピンサーブが上級者の証みたいなイメージがあるためではないだろうか。
でも、レシーバー側に取材してみると
一番歓迎されるのが、スピンサーブなのだ。
しかもそのレシーバーが自身、スピンサーバーだから面白い。
スピンサーブがなぜ、レシーバーに歓迎されるのかというと
スピードがそこそこに速くて、しかも速すぎない。
バウンドが叩きやすいところ所まで跳ねてくる。
じゃあ、プロの場合はというと
セカンドでも強力で振り切って打てるから使っている。
つまり強力なスピンサーブはいいが
入れるだけのスピンサーブはレシーバーへのご奉仕に他ならない、ということ。
スピンサーブは習得するのに時間がかかり
しかも、結構くたびれるのだから
これで入れたサーブは、3点を加点する、というルールがあればいいのだが
テニスではトリプルアクセルで打っても、エースで1点。
努力は報われないことが多いのだ。
バック側にキックして跳ね上がるので
レシーバーがびっくりしてエラーするという理由もあるが
それは最初だけ、そうゆう風にはねてくるという噂が伝わってしまえばそれまで。
こう書いて来ると、松原はよっぽどのスピン嫌いと思われるかもしれないが
さにあらず、なにせ自分自身がスピンサーバーなのだ。
知ってほしいことは、「スピンサーブは強力なサーブを安全に打ち込む手段だ」 という事。
強力でなければやらないほうがいいという事。
「そこまで言うんだから、
もちろん松原コーチのスピンサーブは強力なんだろうな?」
というあなたの疑問は重々ごもっとも。
もちろん私のスピンサーブは強力 ・・・・・・
同伴してくれた会員さんからも頼まれ
サーブのフォームを観て、アドバイス。
スピンサーブでひじが落ちて構えるので、ご本人も気にしていた。
持ち上げる意識が高いからだろう。
それと、打点で身体が流れるので
インパクトで身体の動きを止め、腕だけで打つようアドバイス。
まずまず、いいアドバイスだったらしく安定してきた。
ただ威力がないので
「スライス気味にしたほうがラクだし攻撃されないので」、とお薦め。
手首を少し伸ばし、回内を使わないようにするだけなので
すぐ出来るようになり、いいサーブが入りだした。
Iさんもそうなのだが
皆さんスピンサーブをやりたがるのはどうしてなのだろう。
スピンサーブが上級者の証みたいなイメージがあるためではないだろうか。
でも、レシーバー側に取材してみると
一番歓迎されるのが、スピンサーブなのだ。
しかもそのレシーバーが自身、スピンサーバーだから面白い。
スピンサーブがなぜ、レシーバーに歓迎されるのかというと
スピードがそこそこに速くて、しかも速すぎない。
バウンドが叩きやすいところ所まで跳ねてくる。
じゃあ、プロの場合はというと
セカンドでも強力で振り切って打てるから使っている。
つまり強力なスピンサーブはいいが
入れるだけのスピンサーブはレシーバーへのご奉仕に他ならない、ということ。
スピンサーブは習得するのに時間がかかり
しかも、結構くたびれるのだから
これで入れたサーブは、3点を加点する、というルールがあればいいのだが
テニスではトリプルアクセルで打っても、エースで1点。
努力は報われないことが多いのだ。
バック側にキックして跳ね上がるので
レシーバーがびっくりしてエラーするという理由もあるが
それは最初だけ、そうゆう風にはねてくるという噂が伝わってしまえばそれまで。
こう書いて来ると、松原はよっぽどのスピン嫌いと思われるかもしれないが
さにあらず、なにせ自分自身がスピンサーバーなのだ。
知ってほしいことは、「スピンサーブは強力なサーブを安全に打ち込む手段だ」 という事。
強力でなければやらないほうがいいという事。
「そこまで言うんだから、
もちろん松原コーチのスピンサーブは強力なんだろうな?」
というあなたの疑問は重々ごもっとも。
もちろん私のスピンサーブは強力 ・・・・・・
2010年06月12日
サンプラスとフェデラーのサーブ
『うそほんと』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメント全文です。
はじめまして。
でも大変お世話になっております。
サーブについての質問ですがフォロースルーの時サンプラスの様に肘を残すかフェデラーの様に自然に流すか差は何なのでしょうか?
私自身はトロフィーポーズの肘の角度を出来るだけ保ち肘を残す様に打っていたのですが、フェデラーっぽく(遠心力に引っ張られて自然に肘をのばす)様に振ってみたらいつもより回内が良く効いて良いサーブが打てた気がしました。
出来ましたらご意見お聞かせください。
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/06/11 12:31
私の答えです。
サンプラスとフェデラー、どちらも最高のサーバーの一人でしょう。
技術的な要素はほとんど変わらないと思います。
その中でどこを多く使うかということが少し違っています。
サンプラスのほうが打点を後ろ気味にしてフラットサーブを多く使います。
(後ろというのは身体の軸に対してで、絶対的な位置はかなり前です)
ピンチになるとエースを狙って1発で決めるシーンを覚えている方も多いと思います。
このフラットサーブに打点を後ろ気味にして内旋、回内を強烈に使う。
これで肘を残したフィニッシュになるわけです。
そして、この打ち方はフラットに打つ時、ボールの距離感、深さのコントロールに大変優れているのです。
ジャンピングスマッシュもこのフィニッシュにします。
一方、フェデラーは 『どフラット』 のエース狙いというのはあまり使わないプレーヤーだと思います。
スピンサーブとスライス気味にしたフォアのコーナーへのサーブを滑らかに打ち分けるプレーヤーです。
次にプレーヤーのテニススタイルから考えて見ます。
サンプラスはサーブ・アンド・ボレーヤーで
リターンを自由に打たせない程度のサーブを常に必要とします。
フェデラーよりはサーブに対する緊迫度が高いのです。
ですから、少しがんばってサーブしているのです。
フェデラーは少し有利にラリーを始められればいい訳で
滑らかに疲れないようにやっているというのは
凡人からの僻みっぽい見方でしょうか。
それと、サンプラスのフィニッシュはコンパクトになりますので
打ち終わって、ネットダッシュに移るのに有利ですよね。
案外これが本当の理由かもしれません。
われわれがまねをするのにどちらがいいのかということになりますが
どちらも悪い使い方をしているわけではありませんので
どちらでもしっくりくるほうでいいのではないでしょうか。
フェデラーも内旋を使い肘もフィニッシュである程度曲がっていると思います。
インパクトでも肘は伸びきっていないのですよ。
ただサンプラスの使い方は腕力がある程度必要になると思います。
以下がそのコメント全文です。
はじめまして。
でも大変お世話になっております。
サーブについての質問ですがフォロースルーの時サンプラスの様に肘を残すかフェデラーの様に自然に流すか差は何なのでしょうか?
私自身はトロフィーポーズの肘の角度を出来るだけ保ち肘を残す様に打っていたのですが、フェデラーっぽく(遠心力に引っ張られて自然に肘をのばす)様に振ってみたらいつもより回内が良く効いて良いサーブが打てた気がしました。
出来ましたらご意見お聞かせください。
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/06/11 12:31
私の答えです。
サンプラスとフェデラー、どちらも最高のサーバーの一人でしょう。
技術的な要素はほとんど変わらないと思います。
その中でどこを多く使うかということが少し違っています。
サンプラスのほうが打点を後ろ気味にしてフラットサーブを多く使います。
(後ろというのは身体の軸に対してで、絶対的な位置はかなり前です)
ピンチになるとエースを狙って1発で決めるシーンを覚えている方も多いと思います。
このフラットサーブに打点を後ろ気味にして内旋、回内を強烈に使う。
これで肘を残したフィニッシュになるわけです。
そして、この打ち方はフラットに打つ時、ボールの距離感、深さのコントロールに大変優れているのです。
ジャンピングスマッシュもこのフィニッシュにします。
一方、フェデラーは 『どフラット』 のエース狙いというのはあまり使わないプレーヤーだと思います。
スピンサーブとスライス気味にしたフォアのコーナーへのサーブを滑らかに打ち分けるプレーヤーです。
次にプレーヤーのテニススタイルから考えて見ます。
サンプラスはサーブ・アンド・ボレーヤーで
リターンを自由に打たせない程度のサーブを常に必要とします。
フェデラーよりはサーブに対する緊迫度が高いのです。
ですから、少しがんばってサーブしているのです。
フェデラーは少し有利にラリーを始められればいい訳で
滑らかに疲れないようにやっているというのは
凡人からの僻みっぽい見方でしょうか。
それと、サンプラスのフィニッシュはコンパクトになりますので
打ち終わって、ネットダッシュに移るのに有利ですよね。
案外これが本当の理由かもしれません。
われわれがまねをするのにどちらがいいのかということになりますが
どちらも悪い使い方をしているわけではありませんので
どちらでもしっくりくるほうでいいのではないでしょうか。
フェデラーも内旋を使い肘もフィニッシュである程度曲がっていると思います。
インパクトでも肘は伸びきっていないのですよ。
ただサンプラスの使い方は腕力がある程度必要になると思います。
2010年06月11日
サーブ球種の話
『手に鈴木』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、また質問させていただきます。
数日前に、サーブの話が出ていましたが、サーブについて2つ困っていることがあるので質問させてください。
1.トスの位置。
スライスサーブはやや前右より、スピンサーブはやや後ろ真上、フラットはやや前やや右より、のいちに上げるのですが、相手からサーブのコースを読みやすいといわれています。スライスでコーナーに切れていっても拾われることが多々あります。
多少威力が落ちてもトスの位置を一定にするよう練習した方がいいのでしょうか?
2.子供のサーブ練習
次は娘(5年生)のサーブですが、グリップはコンチネンタルで一応頭上でボールを捕らえてかるーいスライス気味のボールをボックスに入れられるようになっているのですが、次のステップをどうしたらいいかわからず困っています。内転を入れたフラット気味のボールを指導されているのですが、腕を無理やりひねってボールはどこに飛ぶかわからない状態です。
本人は、サーブは変なこといっぱいするから混乱する言っています。
このまま、内転を使ったサーブを練習させた方がいいのでしょうか?
投稿者 手に鈴木 2010/06/11 02:27
私の答えです。
コースによってトスを変えれば必ずコースを読まれます。
教科書にでてくるようなスライスサーブと
やはり、教科書にでてくるようなスピンサーブを使い分けるプロはいません。
通常は、バックに入れるスピンサーブを軸に
フォアに入れるときは少しスライス気味にします。
バックにスピードでエースを狙うときはすこし厚めに当ててフラット気味にします。
若干はトスの位置を変えてもいいのですが、やりすぎればばれます。
女子でスライスサーブを軸に使う人は
バックに入れるときは少しだけスピン気味の使い方をします。
バックに早いサーブでエースを狙うには少しフラット気味にします。
先日も書いたとおり、スライス気味は回内をあまり使わず
スピン気味にするときは回内を余計に使ってフィニッシュの位置を変えます。
気味・気味・気味・気味・・・・ばっかりでしょう。
典型的なスピンとスライスの間のどこかでいいのです。
はっきり名前の付けられるサーブを打つことが大切なわけではありません。
プロの連続写真を見て技術解説をさんざんやりましたが
この人がなにサーブなのかわからないことがとても多いのです。
トスによりコースがばれないようにするということがひとつ
もうひとつは自分自身がとっちらかってしまわないためだと思います。
2種類のサーブが打てるという理由でポイントをもらえるわけではありません。
右端から左端まで、サービスボックスを幅いっぱいに使えればいいのです。
そして威力は妥協する必要はありません。
ただ曲がり具合ははっきり打ち分けるのに比べ少し落ちます。
ただひとつ、テニスのコーチだけは、ばれるくらいはっきり打ち分けられると便利です。
お嬢さんのサーブですが
威力のあるスライスサーブをコントロール良く打ち分けられればいいのではないでしょうか。
今はトスの位置を変えてコースを打ち分けてもいいと思います。
ばれるころには握手しています。
セカンドも振りぬけるようにする。
(セカンドをフラットで振りぬくのは無理ですよね)
それがある程度、安心してできるようになったら
練習でフラットサーブをやることは悪くないと思います。
将来、大物になるには必要です。
お嬢さんのキャリア、体力を考えると
今は、2種類のサーブをやることは難しいのではないでしょうか。
ただこれは、本人を見ないで言っていることですので
間違っていることもありえます。
それと今、スマッシュ、ジャンピングスマッシュをしっかりやっておくことです。
もちろんフラットです。
その面感覚、スウィングスピードがサーブに帰ってきます。
それと内転という表現ですが
プロネーションという英語を昔誰かが誤訳したもののようです。
テニス界では一時みんなが使っていた言葉ですが
前腕を手の平が下向きになるように捻る動きです。
回内という言葉が正しいようで、最近はもっぱらそう言っています。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、また質問させていただきます。
数日前に、サーブの話が出ていましたが、サーブについて2つ困っていることがあるので質問させてください。
1.トスの位置。
スライスサーブはやや前右より、スピンサーブはやや後ろ真上、フラットはやや前やや右より、のいちに上げるのですが、相手からサーブのコースを読みやすいといわれています。スライスでコーナーに切れていっても拾われることが多々あります。
多少威力が落ちてもトスの位置を一定にするよう練習した方がいいのでしょうか?
2.子供のサーブ練習
次は娘(5年生)のサーブですが、グリップはコンチネンタルで一応頭上でボールを捕らえてかるーいスライス気味のボールをボックスに入れられるようになっているのですが、次のステップをどうしたらいいかわからず困っています。内転を入れたフラット気味のボールを指導されているのですが、腕を無理やりひねってボールはどこに飛ぶかわからない状態です。
本人は、サーブは変なこといっぱいするから混乱する言っています。
このまま、内転を使ったサーブを練習させた方がいいのでしょうか?
投稿者 手に鈴木 2010/06/11 02:27
私の答えです。
コースによってトスを変えれば必ずコースを読まれます。
教科書にでてくるようなスライスサーブと
やはり、教科書にでてくるようなスピンサーブを使い分けるプロはいません。
通常は、バックに入れるスピンサーブを軸に
フォアに入れるときは少しスライス気味にします。
バックにスピードでエースを狙うときはすこし厚めに当ててフラット気味にします。
若干はトスの位置を変えてもいいのですが、やりすぎればばれます。
女子でスライスサーブを軸に使う人は
バックに入れるときは少しだけスピン気味の使い方をします。
バックに早いサーブでエースを狙うには少しフラット気味にします。
先日も書いたとおり、スライス気味は回内をあまり使わず
スピン気味にするときは回内を余計に使ってフィニッシュの位置を変えます。
気味・気味・気味・気味・・・・ばっかりでしょう。
典型的なスピンとスライスの間のどこかでいいのです。
はっきり名前の付けられるサーブを打つことが大切なわけではありません。
プロの連続写真を見て技術解説をさんざんやりましたが
この人がなにサーブなのかわからないことがとても多いのです。
トスによりコースがばれないようにするということがひとつ
もうひとつは自分自身がとっちらかってしまわないためだと思います。
2種類のサーブが打てるという理由でポイントをもらえるわけではありません。
右端から左端まで、サービスボックスを幅いっぱいに使えればいいのです。
そして威力は妥協する必要はありません。
ただ曲がり具合ははっきり打ち分けるのに比べ少し落ちます。
ただひとつ、テニスのコーチだけは、ばれるくらいはっきり打ち分けられると便利です。
お嬢さんのサーブですが
威力のあるスライスサーブをコントロール良く打ち分けられればいいのではないでしょうか。
今はトスの位置を変えてコースを打ち分けてもいいと思います。
ばれるころには握手しています。
セカンドも振りぬけるようにする。
(セカンドをフラットで振りぬくのは無理ですよね)
それがある程度、安心してできるようになったら
練習でフラットサーブをやることは悪くないと思います。
将来、大物になるには必要です。
お嬢さんのキャリア、体力を考えると
今は、2種類のサーブをやることは難しいのではないでしょうか。
ただこれは、本人を見ないで言っていることですので
間違っていることもありえます。
それと今、スマッシュ、ジャンピングスマッシュをしっかりやっておくことです。
もちろんフラットです。
その面感覚、スウィングスピードがサーブに帰ってきます。
それと内転という表現ですが
プロネーションという英語を昔誰かが誤訳したもののようです。
テニス界では一時みんなが使っていた言葉ですが
前腕を手の平が下向きになるように捻る動きです。
回内という言葉が正しいようで、最近はもっぱらそう言っています。
2010年06月07日
サーブのコース打ち分け
『継続は力なり』 さんから質問をいただきました。
サーブのコースについてです。
ちょっと長いので、後半をカットさせていただきました。
以下がコメントの前半部分です。 (全部見たい人はこちら)
サーブについて教えていただきたいのですが、デュースコートでサイドに
いいサーブが打てません。アドコートでは、相手のバック側にいいサーブ
が行くのですが、センターにはいいサーブが打てません。球種は、スライスとスピンの間のトップスライスだと思います。
・・・・・・・
投稿者 継続は力なり 2010/06/06 08:32
私の答えです。
要約すれば、どちらのサイドからもバック側にはうまく打て
フォア側にコントロールできないということだと思います。
両サイド間の技術に差がないし、構える方向の問題もないということだと思います。
そうすると、どうやってフォアのコーナーにコントロールするのか?
ということですよね。
それ以外のことはすべて忘れてしまっていいと思います。
さてフォアにどうやって持っていくのか?
自分のサーブの中でフォア側にはスライス気味の使い方を
バック側にはスピン気味の使い方を、という使い分けをするといいと思います。
対比するために、最初にバックに持っていくやり方。
バックにスピン気味にするには、前腕の回外、回内を使い
ラケットヘッドを右方向に走らせてやります。
ですからフィニッシュは上体の右前方になります。
この後がフィニッシュです。
これがバックを狙うイメージです。
一方、スライス気味にするには、前腕の回外、回内を使わずに
斜めの面をそのまま保ったまま、腕全体で身体の左側に振り切ります。
この後がフィニッシュです。
これがフォアを狙うイメージです。
このときスライスをかけるために手の向きをひねったりすると不安定になります。
あくまでも左斜めに向いた面を保ってください。
そのまま身体の左下に引っ張り込むだけです。
すぐできますよ。
もしも、バック側を狙うときにこの形ですと
フォアを狙うには打点を左に変えないといけないかもしれません。
(さらに左にもっていかなくてはならないので)
スライスからスピンまで、たて回転の成分によりいろいろなサーブがあると思いますが
どれでもこの方角の打ち分け方でいけると思います。
球質を極端に変える必要はありません。
それと、センターとサイドとか特にワイドという言い方。
確かにテレビの解説などで戦術的に見ればそうなのですが、技術的に見れば右か左です。
サーブは両サイドで同じ考え方をすればいいと思います。
サーブのコースについてです。
ちょっと長いので、後半をカットさせていただきました。
以下がコメントの前半部分です。 (全部見たい人はこちら)
サーブについて教えていただきたいのですが、デュースコートでサイドに
いいサーブが打てません。アドコートでは、相手のバック側にいいサーブ
が行くのですが、センターにはいいサーブが打てません。球種は、スライスとスピンの間のトップスライスだと思います。
・・・・・・・
投稿者 継続は力なり 2010/06/06 08:32
私の答えです。
要約すれば、どちらのサイドからもバック側にはうまく打て
フォア側にコントロールできないということだと思います。
両サイド間の技術に差がないし、構える方向の問題もないということだと思います。
そうすると、どうやってフォアのコーナーにコントロールするのか?
ということですよね。
それ以外のことはすべて忘れてしまっていいと思います。
さてフォアにどうやって持っていくのか?
自分のサーブの中でフォア側にはスライス気味の使い方を
バック側にはスピン気味の使い方を、という使い分けをするといいと思います。
対比するために、最初にバックに持っていくやり方。
バックにスピン気味にするには、前腕の回外、回内を使い
ラケットヘッドを右方向に走らせてやります。
ですからフィニッシュは上体の右前方になります。
この後がフィニッシュです。
これがバックを狙うイメージです。
一方、スライス気味にするには、前腕の回外、回内を使わずに
斜めの面をそのまま保ったまま、腕全体で身体の左側に振り切ります。
この後がフィニッシュです。
これがフォアを狙うイメージです。
このときスライスをかけるために手の向きをひねったりすると不安定になります。
あくまでも左斜めに向いた面を保ってください。
そのまま身体の左下に引っ張り込むだけです。
すぐできますよ。
もしも、バック側を狙うときにこの形ですと
フォアを狙うには打点を左に変えないといけないかもしれません。
(さらに左にもっていかなくてはならないので)
スライスからスピンまで、たて回転の成分によりいろいろなサーブがあると思いますが
どれでもこの方角の打ち分け方でいけると思います。
球質を極端に変える必要はありません。
それと、センターとサイドとか特にワイドという言い方。
確かにテレビの解説などで戦術的に見ればそうなのですが、技術的に見れば右か左です。
サーブは両サイドで同じ考え方をすればいいと思います。
2010年05月29日
腕を振る方向など?
『stone』 産からサーブについて質問をいただきました。
以下がそのコメント全文です。
松原コーチ こんばんは。
私は慢性的・周期的に肩が痛いので、最近のサーブのお話、非常に参考になります。早速、腕と顔の間をあけるように気をつけてます。
サーブに関連して、次の疑問がありますので宜しくお願いします。
1.トロフィーポーズ(タメの瞬間)のとき、動きを止めて力を貯めている感覚なのでしょうか。あるいは、止めているつもりはないけれど、テイクバックからフォアードスイングに移行する際、見た目には一瞬止まっている(タメている)ように見えるだけで、実際は次の動作を行っている感覚なのでしょうか。
2.フォアードスイングは、打ち下ろすのではなく、斜め上方に投げ上げる感覚でよいのでしょうか。それとも、ボールを打つというより腕を打点に向けて上げるとう感覚で良いのでしょうか。あるいは、また別のイメージなのでしょうか。
以上、宜しくお願いします。
投稿者 stone 2010/05/28 21:3
私の答えです。
感覚的な問題なので正確な話は難しいかも知れませんね。
1番のトロフィーポーズですが
どちらもあるのではないでしょうか。
トスが低い人は(ちょうどの高さ) 止めないで打ちに行くと思います。
ちょっとためがあって、たたきにいく人もいます。
そのときは一瞬、止まるのですが、止める感覚はないかもしれません。
私自身はそんな感じです。
『動きを(一瞬)止めて力を貯めている感覚』 というのはあっていると思います。
もっと高いトスの人では、ほんとに止めちゃう人もいると思います。
2番ですが
スライスサーブは打ち下ろす感覚で打つといいと思います。
スライスは回内をあまり使いませんので、そうなるのだと思います。
上から切り下ろすようにすると切れのいいコントロールも効いたサーブが打てます。
スピンサーブやフラットサーブは肘を中心に
内旋、回内を使い、遠心力に逆らって回す感じでしょうか。
ただ、スピンサーブの場合は斜め上に切り上げる要素がありますので
斜め上に向かって振り上げる要素、感覚も入っています。
でも上に向かって腕を伸ばす感覚が強すぎると
肘が伸びてしまい威力が足りない上にすっぽ抜けやすくなると思います。
斜め上に向かって振るのですが、遠心力に逆らって腕を引っ張ります。
フィニッシュの形をイメージすると
上体の右前に腕を引っ張り込んできますよね。
それが遠心力に逆らって回すといった感覚です。
フェデラーの連続写真を見ながらもう一度読んでみてください。
感覚の話はわかりにくいのですが
映像を見ながらだとピンと来るかもしれません。
以下がそのコメント全文です。
松原コーチ こんばんは。
私は慢性的・周期的に肩が痛いので、最近のサーブのお話、非常に参考になります。早速、腕と顔の間をあけるように気をつけてます。
サーブに関連して、次の疑問がありますので宜しくお願いします。
1.トロフィーポーズ(タメの瞬間)のとき、動きを止めて力を貯めている感覚なのでしょうか。あるいは、止めているつもりはないけれど、テイクバックからフォアードスイングに移行する際、見た目には一瞬止まっている(タメている)ように見えるだけで、実際は次の動作を行っている感覚なのでしょうか。
2.フォアードスイングは、打ち下ろすのではなく、斜め上方に投げ上げる感覚でよいのでしょうか。それとも、ボールを打つというより腕を打点に向けて上げるとう感覚で良いのでしょうか。あるいは、また別のイメージなのでしょうか。
以上、宜しくお願いします。
投稿者 stone 2010/05/28 21:3
私の答えです。
感覚的な問題なので正確な話は難しいかも知れませんね。
1番のトロフィーポーズですが
どちらもあるのではないでしょうか。
トスが低い人は(ちょうどの高さ) 止めないで打ちに行くと思います。
ちょっとためがあって、たたきにいく人もいます。
そのときは一瞬、止まるのですが、止める感覚はないかもしれません。
私自身はそんな感じです。
『動きを(一瞬)止めて力を貯めている感覚』 というのはあっていると思います。
もっと高いトスの人では、ほんとに止めちゃう人もいると思います。
2番ですが
スライスサーブは打ち下ろす感覚で打つといいと思います。
スライスは回内をあまり使いませんので、そうなるのだと思います。
上から切り下ろすようにすると切れのいいコントロールも効いたサーブが打てます。
スピンサーブやフラットサーブは肘を中心に
内旋、回内を使い、遠心力に逆らって回す感じでしょうか。
ただ、スピンサーブの場合は斜め上に切り上げる要素がありますので
斜め上に向かって振り上げる要素、感覚も入っています。
でも上に向かって腕を伸ばす感覚が強すぎると
肘が伸びてしまい威力が足りない上にすっぽ抜けやすくなると思います。
斜め上に向かって振るのですが、遠心力に逆らって腕を引っ張ります。
フィニッシュの形をイメージすると
上体の右前に腕を引っ張り込んできますよね。
それが遠心力に逆らって回すといった感覚です。
フェデラーの連続写真を見ながらもう一度読んでみてください。
感覚の話はわかりにくいのですが
映像を見ながらだとピンと来るかもしれません。
2010年05月28日
肩なんて回らない
年配の会員さんが言っていた。
「年だから肩が回らなくて」
コーチの発言でもこんなのが
「女の人は肩が回らないからな」
サーブを打つのに肩を回すのだろうか。
プロはどうしているのだろう?
サンプラスのサーブを見せてもらおう。
上腕の部分が上体に対してどう回っているだろう?
これが彼の連続写真。
どうです
両肩を結んだ線の延長上に上腕が突き出ているだけでしょう。
肩なんて回さないのです。
もし回したらどうなるでしょう?
鶏の丸焼き、腿や手羽を取るのに回しますよね
ウッ、大惨事ですよ。
肩なんて回すもんじゃないのです。
それと先日の腕を上げる話。
ロディックのサーブを見てみましょう。
両肩を結んだ線に対しての上腕の向きは?
彼の連続写真です。
9コマ目がインパクトです。
腕、何にも上がっていないでしょう。
そうなんです、肩は上げもしないし、回しもしないのです。
中のほうのインナーマッスルが働いて
外旋、内旋という動きで上腕をひねる動きがあるだけなのです。
無理に腕を上げすぎたり、肩を回したりして
腕を引っこ抜かないように注意しましょう。
「年だから肩が回らなくて」
コーチの発言でもこんなのが
「女の人は肩が回らないからな」
サーブを打つのに肩を回すのだろうか。
プロはどうしているのだろう?
サンプラスのサーブを見せてもらおう。
上腕の部分が上体に対してどう回っているだろう?
これが彼の連続写真。
どうです
両肩を結んだ線の延長上に上腕が突き出ているだけでしょう。
肩なんて回さないのです。
もし回したらどうなるでしょう?
鶏の丸焼き、腿や手羽を取るのに回しますよね
ウッ、大惨事ですよ。
肩なんて回すもんじゃないのです。
それと先日の腕を上げる話。
ロディックのサーブを見てみましょう。
両肩を結んだ線に対しての上腕の向きは?
彼の連続写真です。
9コマ目がインパクトです。
腕、何にも上がっていないでしょう。
そうなんです、肩は上げもしないし、回しもしないのです。
中のほうのインナーマッスルが働いて
外旋、内旋という動きで上腕をひねる動きがあるだけなのです。
無理に腕を上げすぎたり、肩を回したりして
腕を引っこ抜かないように注意しましょう。
2010年05月27日
肩を痛めないトスの位置
『ぼの』 さんから、昨日のブログへの質問をいただきました。
以下がそのコメントです。
サーブのことで質問させていただこうと思っておりました。
私、肩が痛くて腕が上がりません。
単純に五十肩だからと思っていましたが、もしかしたらサーブの形が原因なのかもしれません。
以前、身体を少し横に向けてトスは左足前くらいに落ちるようにと言われていました。
そのトスの位置だと一番最初のようなスイングになってしまいます。
2番目のスイングのトスだと、少し外側に上げても良いのでしょうか?
トス位置についての説明をしていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2010/05/27 09:29
私の答えです。
私の周りにも肩が痛くて腕が上がらない人がたくさんいます。
うまくなるより、何よりも壊れないことが最優先です。
昨日の写真です。
右ひじから左肩までがほぼ直線です。
これ以上に右腕が上がると肩に無理がかかります。
(昨日のプロ風の打点でも相対的に同じことです)
この形で打つなら、当然トスは
サーバーから見て右前に上げます。
体の前に落ちるようではいけません
左足の前なんてとんでもない。
この位置より、少しでも左にそれると肩に負担が・・・
それに対して右にそれるなら大丈夫でしょう。
だから、最初から間違っても左にならぬよう
わざと右寄りにあげたらどうですか。
打点も下がってけっこう。
200Kmのサーブを打つなら入らないかもしれませんが・・・
200Kmが無理なんだったら
低い打点から放つ、70Kmのサーブのほうが有効かも
けっこう滑って返球しにくいもんです。
かえって高い打点のほうが叩かれたりします。
特に50肩の人は(60肩も40肩も)
この写真の肘の位置が一番高いと思ってください。
もう少し、肘を下げちゃっても
そこそこのサーブは打てると思いますよ。
まとめると、この写真と同じか右寄り
高さもこの写真と同じか低めで打てるようトスを上げるということです。
それとゆうっくり振れるよう
打点より30~50cmくらい高く上げましょう。
クイックモーションは腕に負担が大きくなります。
もしトスがうまく上がらなかったときは何度でもやり直します。
相手の迷惑や義理人情に縛られると肩や肘に悪いのです。
以下がそのコメントです。
サーブのことで質問させていただこうと思っておりました。
私、肩が痛くて腕が上がりません。
単純に五十肩だからと思っていましたが、もしかしたらサーブの形が原因なのかもしれません。
以前、身体を少し横に向けてトスは左足前くらいに落ちるようにと言われていました。
そのトスの位置だと一番最初のようなスイングになってしまいます。
2番目のスイングのトスだと、少し外側に上げても良いのでしょうか?
トス位置についての説明をしていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2010/05/27 09:29
私の答えです。
私の周りにも肩が痛くて腕が上がらない人がたくさんいます。
うまくなるより、何よりも壊れないことが最優先です。
昨日の写真です。
右ひじから左肩までがほぼ直線です。
これ以上に右腕が上がると肩に無理がかかります。
(昨日のプロ風の打点でも相対的に同じことです)
この形で打つなら、当然トスは
サーバーから見て右前に上げます。
体の前に落ちるようではいけません
左足の前なんてとんでもない。
この位置より、少しでも左にそれると肩に負担が・・・
それに対して右にそれるなら大丈夫でしょう。
だから、最初から間違っても左にならぬよう
わざと右寄りにあげたらどうですか。
打点も下がってけっこう。
200Kmのサーブを打つなら入らないかもしれませんが・・・
200Kmが無理なんだったら
低い打点から放つ、70Kmのサーブのほうが有効かも
けっこう滑って返球しにくいもんです。
かえって高い打点のほうが叩かれたりします。
特に50肩の人は(60肩も40肩も)
この写真の肘の位置が一番高いと思ってください。
もう少し、肘を下げちゃっても
そこそこのサーブは打てると思いますよ。
まとめると、この写真と同じか右寄り
高さもこの写真と同じか低めで打てるようトスを上げるということです。
それとゆうっくり振れるよう
打点より30~50cmくらい高く上げましょう。
クイックモーションは腕に負担が大きくなります。
もしトスがうまく上がらなかったときは何度でもやり直します。
相手の迷惑や義理人情に縛られると肩や肘に悪いのです。
2010年05月26日
腕を顔から離す
サーブの打点で腕と顔の間にスペースがないと
肩の筋肉に無理がかかり
かなり高い確率で肩を痛める。
スペースがないとはこんな状態。
実は昨日の東戸塚松原テニススクールのレッスン。
サーブ練習の前に素振りしてもらったらこの形の女性がいた。
「腕と顔の間をあけないと肩を痛めますよ」 と言ったら。
「すでに痛いんです」 とのこと。
すぐに、打点を右側にして腕を顔から離してもらった。
このほうがだいぶ楽とのことだったが
ここまで腕を上げるだけでも痛いとのことで
さらに打点を下げて痛くないところにしてもらった。
昔のコーチのなかには最初の写真の形が正しいと信じている人もいて
わざわざそうしている人も結構いると思う。
腕を顔から離さないとほぼ確実に肩を痛めるので
見に覚えのある人、すでに痛い人はすぐに直してほしい。
ここまでの話を聞くと
高い打点はいけないとか
頭の上の打点は間違っていると思うかもしれないが
そうではない。
サーブが強く、しかも肩を痛めない人の打点はこうなのだ。
両肩を結んだ線の延長上に右ひじがくる。
これによって内旋が使いやすくなり
しかも、腕を顔から離すことにより肩を痛めない。
男子のプロはほとんどこの形で打っている。
ただこの姿勢をとることは体幹部分の筋力や柔軟性が必要になり
女性や年配者にはきついかもしれない。
肩を痛める代わりに腰痛になってもつまらない。
その場合は2枚目の写真のように打点を右にすればいい。
大切な基本はプロのテニスの中にあるのだが
筋力の違いはしょうがないのでエキスだけもらっておくことにしよう。
肩の筋肉に無理がかかり
かなり高い確率で肩を痛める。
スペースがないとはこんな状態。
実は昨日の東戸塚松原テニススクールのレッスン。
サーブ練習の前に素振りしてもらったらこの形の女性がいた。
「腕と顔の間をあけないと肩を痛めますよ」 と言ったら。
「すでに痛いんです」 とのこと。
すぐに、打点を右側にして腕を顔から離してもらった。
このほうがだいぶ楽とのことだったが
ここまで腕を上げるだけでも痛いとのことで
さらに打点を下げて痛くないところにしてもらった。
昔のコーチのなかには最初の写真の形が正しいと信じている人もいて
わざわざそうしている人も結構いると思う。
腕を顔から離さないとほぼ確実に肩を痛めるので
見に覚えのある人、すでに痛い人はすぐに直してほしい。
ここまでの話を聞くと
高い打点はいけないとか
頭の上の打点は間違っていると思うかもしれないが
そうではない。
サーブが強く、しかも肩を痛めない人の打点はこうなのだ。
両肩を結んだ線の延長上に右ひじがくる。
これによって内旋が使いやすくなり
しかも、腕を顔から離すことにより肩を痛めない。
男子のプロはほとんどこの形で打っている。
ただこの姿勢をとることは体幹部分の筋力や柔軟性が必要になり
女性や年配者にはきついかもしれない。
肩を痛める代わりに腰痛になってもつまらない。
その場合は2枚目の写真のように打点を右にすればいい。
大切な基本はプロのテニスの中にあるのだが
筋力の違いはしょうがないのでエキスだけもらっておくことにしよう。
2010年05月06日
サーブ、腕の上げ方
サーブの腕を上げていく動作につき
『万年初心者@95kg』 さんからの質問です。
以下がコメントの全文です。
万年初心者です。
いつも勉強させて頂いております。
お言葉に甘えて、初めてコメント(質問)させて頂きます。
サーブする際、ラケットを下からまわす人と、ロディックの様に
シャキーン!と担ぎ上げる人がいますが、メリット・デメリットについて
教えてください。
因みに私は野球経験者のため、ボールを投げる感覚に近いことから
前者の方ですが、トスしたボールに対し十分時間をつくれず慌てて
打ちに行く→結果としてout/netをくり返す状況です。
でも、シャキーン!の方はしっくりせず、ボールの速度も出ていないような
気がしてます。
よろしくお願いいたします。
投稿者 万年初心者@95kg 2010/05/06 01:13
私の答えです。
早速の質問ありがとうございます。
万年初心者@95kg さんは野球の経験者ですから
ピッチャーの投球でワインドアップするやり方と
ノーワインドアップ、またはセットポジションで投げるやり方を知っていると思います。
どちらがやさしいですか?
どちらでも、肘の位置を両肩を結んだ線の延長線上に持ってくる
そしてその後は同じフォームになりますよね。
そしてその後、肘の角度を直角に保つのが
サーブでも、投球でも早い速度と安定を得る秘訣なのです。
(それがセットポジションのほうがやさしいのです)
ここで、J・ブレークに登場してもらいます。
彼の連続写真を見てください。
7コマ目がその位置です。
この後、肘の直角を10コマめ近くまで保って
腕の内旋を使って叩き込むのです。
(内旋というのは腕相撲でねじ伏せるときの動きです)
ブレークはしたからラケットを上げていますが
その方向は上体の前方向からです。
決して打球方向の反対側(上体の右方向)からではないですよね。
先ほどの肘の直角を保つためには
テニスでは、上体の前から上げないと難しいのです。
打球方向の反対側から持ってくると
ラケットの重さ分も勢いとなって
肘の角度が直角を越えてさらに曲がってしまうのです。
野球の場合はボールしか持っていませんから
重さ分の勢い(慣性力ですね)が少ないのでテニスよりは失敗しにくいのです。
(それでもセットポジションのほうがその要素がない分、簡単なのです)
テニスのサーブは最近ますますセットポジションに近づいてきて
最初から肘を直角に、手の位置を胸の前に構えてはじめる
というプロも多くなりました。
まあ、前から上げる、肘の角度は最初から曲げておく
大きめに持ってくるならブレーク
そっとシンプルにするならセットポジションといったところでしょうか。
ロディックの様にシャキーン、ですが
彼も肘はうまく直角を作ります。 (その前の動作が大きい)
プロでも彼だけといっていい引き方ですが
筋力、柔軟性、運動神経、スタミナ、それと
微妙なコントロールはいい、という割り切りがあれば、240Km/h出ます。
私はロディック、あの割りきりが大好きです。
あれだけのサーブですからマネした人はたくさんいると思います。
他のプロにできない(やらない)ということは、シロウトには ・・・
最後に、「トスしたボールに対し十分時間をつくれず慌てて打ちに行く
→結果としてout/netをくり返す」
ということですが、
ひとつは構え遅れが考えられます。
先ほどの右肩の横に手が来るのが間に合わない。
これはテイクバックをコンパクトにすればいいですね。
(たとえば、セットポジションです)
もうひとつ考えられるのはその構えたところから
インパクトまでの時間を充分にとっていないということです。
サーブは投球に比べラケットが長い分だけ
スウィング周期が長く、構えたところから時間がかかります。
(ラケットヘッドが落ちて、また上がってこないといけない)
それをうまく使うには、早いスウィングよりむしろ
前半、ラケットヘッドを落としていくときに
『ゆうっくり』 スウィングするほうがその周期にマッチして
インパクトでスピードが出ますし、面もうまく作れるのです。
トスを打点より50cmくらい高く上げて
スウィングの時間を作ってみてください。
『万年初心者@95kg』 さんからの質問です。
以下がコメントの全文です。
万年初心者です。
いつも勉強させて頂いております。
お言葉に甘えて、初めてコメント(質問)させて頂きます。
サーブする際、ラケットを下からまわす人と、ロディックの様に
シャキーン!と担ぎ上げる人がいますが、メリット・デメリットについて
教えてください。
因みに私は野球経験者のため、ボールを投げる感覚に近いことから
前者の方ですが、トスしたボールに対し十分時間をつくれず慌てて
打ちに行く→結果としてout/netをくり返す状況です。
でも、シャキーン!の方はしっくりせず、ボールの速度も出ていないような
気がしてます。
よろしくお願いいたします。
投稿者 万年初心者@95kg 2010/05/06 01:13
私の答えです。
早速の質問ありがとうございます。
万年初心者@95kg さんは野球の経験者ですから
ピッチャーの投球でワインドアップするやり方と
ノーワインドアップ、またはセットポジションで投げるやり方を知っていると思います。
どちらがやさしいですか?
どちらでも、肘の位置を両肩を結んだ線の延長線上に持ってくる
そしてその後は同じフォームになりますよね。
そしてその後、肘の角度を直角に保つのが
サーブでも、投球でも早い速度と安定を得る秘訣なのです。
(それがセットポジションのほうがやさしいのです)
ここで、J・ブレークに登場してもらいます。
彼の連続写真を見てください。
7コマ目がその位置です。
この後、肘の直角を10コマめ近くまで保って
腕の内旋を使って叩き込むのです。
(内旋というのは腕相撲でねじ伏せるときの動きです)
ブレークはしたからラケットを上げていますが
その方向は上体の前方向からです。
決して打球方向の反対側(上体の右方向)からではないですよね。
先ほどの肘の直角を保つためには
テニスでは、上体の前から上げないと難しいのです。
打球方向の反対側から持ってくると
ラケットの重さ分も勢いとなって
肘の角度が直角を越えてさらに曲がってしまうのです。
野球の場合はボールしか持っていませんから
重さ分の勢い(慣性力ですね)が少ないのでテニスよりは失敗しにくいのです。
(それでもセットポジションのほうがその要素がない分、簡単なのです)
テニスのサーブは最近ますますセットポジションに近づいてきて
最初から肘を直角に、手の位置を胸の前に構えてはじめる
というプロも多くなりました。
まあ、前から上げる、肘の角度は最初から曲げておく
大きめに持ってくるならブレーク
そっとシンプルにするならセットポジションといったところでしょうか。
ロディックの様にシャキーン、ですが
彼も肘はうまく直角を作ります。 (その前の動作が大きい)
プロでも彼だけといっていい引き方ですが
筋力、柔軟性、運動神経、スタミナ、それと
微妙なコントロールはいい、という割り切りがあれば、240Km/h出ます。
私はロディック、あの割りきりが大好きです。
あれだけのサーブですからマネした人はたくさんいると思います。
他のプロにできない(やらない)ということは、シロウトには ・・・
最後に、「トスしたボールに対し十分時間をつくれず慌てて打ちに行く
→結果としてout/netをくり返す」
ということですが、
ひとつは構え遅れが考えられます。
先ほどの右肩の横に手が来るのが間に合わない。
これはテイクバックをコンパクトにすればいいですね。
(たとえば、セットポジションです)
もうひとつ考えられるのはその構えたところから
インパクトまでの時間を充分にとっていないということです。
サーブは投球に比べラケットが長い分だけ
スウィング周期が長く、構えたところから時間がかかります。
(ラケットヘッドが落ちて、また上がってこないといけない)
それをうまく使うには、早いスウィングよりむしろ
前半、ラケットヘッドを落としていくときに
『ゆうっくり』 スウィングするほうがその周期にマッチして
インパクトでスピードが出ますし、面もうまく作れるのです。
トスを打点より50cmくらい高く上げて
スウィングの時間を作ってみてください。
2010年05月04日
スピンを増やすには面を薄く当てる
スピンサーブのことで『del』 さんから質問をいただきました。
同じように感じる方も多いと思いますので、今日はこれ。
ちょっと長いので、最初と最後のところを省略。
コメントの全部を読む人はこちら。
真ん中の部分がこれです。
・・・ 最初は単純に下から振り上げるだけのサーブでしたが、バウンドは相手の頭ぐらいまで跳ね上がってました。でもレベルが上がると松原コーチのサーブ同様、人に喜ばれたり、叩かれたりしました。
そこで威力を上げるためにプロネーションを取り入れてみることにしました。結果的には威力は上がりました。バウンドの高さは古いサーブと比べると低くなりましたが、多少キックするようになったのと、ボールの伸びは1バウンドでフェンスに届くぐらいになって叩かれなくなりました。
でもここで問題が・・・
どうも球の弾道が山なりではなく、単純にスピンの空気抵抗で落ちてるだけになってるみたいで安定感が落ちてる気がします。こういう場合は単純に高い打点で捕らえて落とすだけにすれば良いのでしょうか?それともプロはある程度は山なりを意識しているのでしょうか?ここらへんの考え方が気になります。
・・・
投稿者 del 2010/05/02 20:27
私の答えです。
プロネーション(回内)を使うようになって
山なりじゃなくなったということは、回転が減ったというふうに考えがちです。
しかし、回転が減らなくてもスピードが速くなれば、相対的には同じ現象になります。
回内を使ったという事ですから
ラケットヘッドが走るようになって、ボールがスピードアップしたんでしょうね。
ところが回転量は増えていない。
この回転量を増やすことにより、ボールを落下させる。
それにより安定感を増す。
という方向にもっていけばいいんだと思います。
ここで4月8日のブログに使った写真をもう一度。
ここが打点です。
回転量を増やすには
このときの打点を少し後ろにします。 (左ではない)
それと面をもう少し、下に向けます。
そのためには
それ以前から、下を向く面を作っておくのです。
これは振り上げていく最初のほうの段階の絵です。
(手首の角度を変えて)ここで面をもう少し下向きにしておくのです。
その手首の角度は、もっと前から
構えのときからそうしておけば完璧。
さらに安定感が増すと思います。
このようにして、山なりで強烈なスピンサーブを打つのです。
もちろん、時々は元の打点でかなりフラットに近いファーストサーブを打てばいいのだと思います。
さて、プロは山なりを意識しているのか?
ということですが
もちろん意識して打っています。
特にセカンドサーブではかなり意識的に山なりに打っていると思います。
それとこれはイメージしてうまく打つという意味の意識ですが
フラットでも山なりでも、もちろんスライスでも
そのボールの軌跡とスピードをイメージし、到着地点も当然イメージしているのです。
そして、その軌跡にそのスピードで打ち込んでやる。
(もちろんボールのスピン量やスピンの方向もイメージ)
だから予定地点に打ち込めるのです。
面の作り方、持っていき方は
4月8日のブログでもやりましたのでぜひ参考にしてください。
同じように感じる方も多いと思いますので、今日はこれ。
ちょっと長いので、最初と最後のところを省略。
コメントの全部を読む人はこちら。
真ん中の部分がこれです。
・・・ 最初は単純に下から振り上げるだけのサーブでしたが、バウンドは相手の頭ぐらいまで跳ね上がってました。でもレベルが上がると松原コーチのサーブ同様、人に喜ばれたり、叩かれたりしました。
そこで威力を上げるためにプロネーションを取り入れてみることにしました。結果的には威力は上がりました。バウンドの高さは古いサーブと比べると低くなりましたが、多少キックするようになったのと、ボールの伸びは1バウンドでフェンスに届くぐらいになって叩かれなくなりました。
でもここで問題が・・・
どうも球の弾道が山なりではなく、単純にスピンの空気抵抗で落ちてるだけになってるみたいで安定感が落ちてる気がします。こういう場合は単純に高い打点で捕らえて落とすだけにすれば良いのでしょうか?それともプロはある程度は山なりを意識しているのでしょうか?ここらへんの考え方が気になります。
・・・
投稿者 del 2010/05/02 20:27
私の答えです。
プロネーション(回内)を使うようになって
山なりじゃなくなったということは、回転が減ったというふうに考えがちです。
しかし、回転が減らなくてもスピードが速くなれば、相対的には同じ現象になります。
回内を使ったという事ですから
ラケットヘッドが走るようになって、ボールがスピードアップしたんでしょうね。
ところが回転量は増えていない。
この回転量を増やすことにより、ボールを落下させる。
それにより安定感を増す。
という方向にもっていけばいいんだと思います。
ここで4月8日のブログに使った写真をもう一度。
ここが打点です。
回転量を増やすには
このときの打点を少し後ろにします。 (左ではない)
それと面をもう少し、下に向けます。
そのためには
それ以前から、下を向く面を作っておくのです。
これは振り上げていく最初のほうの段階の絵です。
(手首の角度を変えて)ここで面をもう少し下向きにしておくのです。
その手首の角度は、もっと前から
構えのときからそうしておけば完璧。
さらに安定感が増すと思います。
このようにして、山なりで強烈なスピンサーブを打つのです。
もちろん、時々は元の打点でかなりフラットに近いファーストサーブを打てばいいのだと思います。
さて、プロは山なりを意識しているのか?
ということですが
もちろん意識して打っています。
特にセカンドサーブではかなり意識的に山なりに打っていると思います。
それとこれはイメージしてうまく打つという意味の意識ですが
フラットでも山なりでも、もちろんスライスでも
そのボールの軌跡とスピードをイメージし、到着地点も当然イメージしているのです。
そして、その軌跡にそのスピードで打ち込んでやる。
(もちろんボールのスピン量やスピンの方向もイメージ)
だから予定地点に打ち込めるのです。
面の作り方、持っていき方は
4月8日のブログでもやりましたのでぜひ参考にしてください。
2010年05月02日
憧れのスピンサーブ
コレが出来るようになれば一人前というショット。
たとえばジャンピングスマッシュ。
たとえばサーブアンドボレー。
そうゆうショットやプレーの中にスピンサーブがある。
スピンサーブでセカンドサーブも振り切って打てる。
バウンド後、バック側にキックする。
コレが出来るようになれば、ちょっとした選手になれたような気がする。
『テニスの王子様』 ではリョウマ君のツイストサーブがフォア側に入り
強烈にキックしてレシーバーの顔面にぶち当たっていた。
(昔、回転が多めでキックするスピンサーブをツイストサーブと呼んでいた)
まあそれほどというわけにはいかないが
私のスピンサーブ程度でも
キックでびっくりさせてレシーブエラーを誘うこともある。
しかし、最近ちょっとピンチなのだ。
うちの若い奴ら、私の事が、いや、私のサーブが好きらしいのだ。
「適当に早くて、弾むし、打ちやすいんですよね」
なんていうやつまでいる。
(適当に早くて、というのは正確に言うと『遅い』と言う事なのだ)
そうなのだ
ストローク力のある選手にとって
そこそこのスピンサーブは最も打ちやすいチャンスボールなのだ。
初級者や中級者が相手なら
高く跳ね上がったり、バック側にキックしたりすればびっくりのサーブなのだが
上級者にしてみればスピンサーブがバックにはねるのは当たり前。
予定通りの軌道で、高い打点に入ってくるボールはチャンスボール以外の何者でもないのだ。
じゃあなぜ、プロのスピンサーブは有効なのかというと
スピードが、パワーがあるからと言う事に尽きる。
強烈なパワーでスピンをかけてねじ込んでくる。
ちょっとはずれの場所に入ってくるので体制を崩される。
といったことのためにリターンが思い通りにならない、ということなのだ。
しかし、このスピンサーブ
パワーがあるレベルを下回った瞬間に
チャンスボールに成り果てる運命にある
と言ったら、言い過ぎだろうか?
もちろんコントロールによっても左右されるので
相手のバランスを外すように
きっちり端に打てれば、それなりに寿命を延ばすことは出来る。
だがそれも、ある限度以上にスピードを失ってしまえばそれまで。
なんだか、書いていて、自分で暗くなってきた。
まあ、何だかんだ言っても若いお兄ちゃん達とやらなければ大丈夫。
最近は若いお姉ちゃんにも気をつけなくてはいけないが。
とにかくそんなこんなで
先日のトップスピンとおんなじ
パワーとセットで買うことをお薦めする。
けっして、スピンサーブだけをバラで買わないように。
(バラでしか売っていなかったら、スライスサーブのほうをお薦めする)
せっかくのゴールデンウィーク
明るい話題で盛り上げたいところなのだが
現実は厳しいこともあると言う事で
今日のところはご勘弁。
たとえばジャンピングスマッシュ。
たとえばサーブアンドボレー。
そうゆうショットやプレーの中にスピンサーブがある。
スピンサーブでセカンドサーブも振り切って打てる。
バウンド後、バック側にキックする。
コレが出来るようになれば、ちょっとした選手になれたような気がする。
『テニスの王子様』 ではリョウマ君のツイストサーブがフォア側に入り
強烈にキックしてレシーバーの顔面にぶち当たっていた。
(昔、回転が多めでキックするスピンサーブをツイストサーブと呼んでいた)
まあそれほどというわけにはいかないが
私のスピンサーブ程度でも
キックでびっくりさせてレシーブエラーを誘うこともある。
しかし、最近ちょっとピンチなのだ。
うちの若い奴ら、私の事が、いや、私のサーブが好きらしいのだ。
「適当に早くて、弾むし、打ちやすいんですよね」
なんていうやつまでいる。
(適当に早くて、というのは正確に言うと『遅い』と言う事なのだ)
そうなのだ
ストローク力のある選手にとって
そこそこのスピンサーブは最も打ちやすいチャンスボールなのだ。
初級者や中級者が相手なら
高く跳ね上がったり、バック側にキックしたりすればびっくりのサーブなのだが
上級者にしてみればスピンサーブがバックにはねるのは当たり前。
予定通りの軌道で、高い打点に入ってくるボールはチャンスボール以外の何者でもないのだ。
じゃあなぜ、プロのスピンサーブは有効なのかというと
スピードが、パワーがあるからと言う事に尽きる。
強烈なパワーでスピンをかけてねじ込んでくる。
ちょっとはずれの場所に入ってくるので体制を崩される。
といったことのためにリターンが思い通りにならない、ということなのだ。
しかし、このスピンサーブ
パワーがあるレベルを下回った瞬間に
チャンスボールに成り果てる運命にある
と言ったら、言い過ぎだろうか?
もちろんコントロールによっても左右されるので
相手のバランスを外すように
きっちり端に打てれば、それなりに寿命を延ばすことは出来る。
だがそれも、ある限度以上にスピードを失ってしまえばそれまで。
なんだか、書いていて、自分で暗くなってきた。
まあ、何だかんだ言っても若いお兄ちゃん達とやらなければ大丈夫。
最近は若いお姉ちゃんにも気をつけなくてはいけないが。
とにかくそんなこんなで
先日のトップスピンとおんなじ
パワーとセットで買うことをお薦めする。
けっして、スピンサーブだけをバラで買わないように。
(バラでしか売っていなかったら、スライスサーブのほうをお薦めする)
せっかくのゴールデンウィーク
明るい話題で盛り上げたいところなのだが
現実は厳しいこともあると言う事で
今日のところはご勘弁。
2010年04月15日
スピンサーブの感じその2
『m』 さんから、こんなコメントをもらった。
うーん、なるほど。外旋+回外の動きが良く分かります。自分はスジガネ君ほど外旋+回外の動きがきちんとできてないなぁ・・・
投稿者 m 2010/04/15 01:45
開けてみると、先日の、『スピンサーブの感じ』ではなく
もっと昔、昨年5月の、『すじがね君に教わるスピンサーブ』 に対してだった。
自分でも読み直してみるとことごとく今回のと関連している。
理解を深めるのにもってこいと思い
再度、採り上げることにした。
スジガネ君がスピンサーブをどう感じているかは、難しい問題なのだが
これに関して、彼が第一人者であることは間違いない。
早速、もう一度登場してもらうことにした。
さてここからが解説。
紹介します、 『すじがね君』 です。
早速、松原テニスクラブ印西のハードコートに来てもらいスピンサーブをしてもらいます。
彼は肩関節に関しては、外旋、内旋ができるだけ
肘関節は90度で固定されており、前腕を回外、回内できるだけです。
後は上体を腰に対し回すことができます。
(彼の詳細については6月25日のブログに詳しく書きました)
まずは構え(手首をすでにスピンサーブ型に固定していることに注目)
横向きから前に向いていきながら、上腕を外旋して、ラケットをたらす。
どんどん前腕が回外し、ピークではここまで引く。
前向きで上体をブロックしながら、上腕を内旋していく、前腕は回内していく。
上体が前向きになりながら、振り上げていく。
上体を前向きにして、インパクト(少し下向きの面、手首は硬く)
強烈に内旋、回内しながら、フィニッシュ。
どうです一流プロのスピンサーブと同じでしょ。
上体を回すことと、肩関節を内外旋、前腕を回内しただけです。
流れの意味を詳しく言うと、内旋、回内をしっかりやるためには
その前の、外旋、回外をしっかりやるということです。
『m』 さんもここを強く感じられたのだと思います。
もちろん人間だと腕はインパクトではもっと伸びていきます
でもこれだけはご勘弁
彼のひじは90度の固定なんです。
(つまり、伸ばしていくのは重要ではないと考えたからなのですが)
最初の構想では、上体をまわし、そして、止めることにより
ばねの力で自動的にスウィングするようにと考えましたが
ラケットが重すぎ、とても無理。
ロボット製作の難しさを痛感しました。
まあ、それでも、外旋、内旋、回外、回内だけでほとんどやれるということは示してくれました。
肩をまわす必要はないのです。
うーん、なるほど。外旋+回外の動きが良く分かります。自分はスジガネ君ほど外旋+回外の動きがきちんとできてないなぁ・・・
投稿者 m 2010/04/15 01:45
開けてみると、先日の、『スピンサーブの感じ』ではなく
もっと昔、昨年5月の、『すじがね君に教わるスピンサーブ』 に対してだった。
自分でも読み直してみるとことごとく今回のと関連している。
理解を深めるのにもってこいと思い
再度、採り上げることにした。
スジガネ君がスピンサーブをどう感じているかは、難しい問題なのだが
これに関して、彼が第一人者であることは間違いない。
早速、もう一度登場してもらうことにした。
さてここからが解説。
紹介します、 『すじがね君』 です。
早速、松原テニスクラブ印西のハードコートに来てもらいスピンサーブをしてもらいます。
彼は肩関節に関しては、外旋、内旋ができるだけ
肘関節は90度で固定されており、前腕を回外、回内できるだけです。
後は上体を腰に対し回すことができます。
(彼の詳細については6月25日のブログに詳しく書きました)
まずは構え(手首をすでにスピンサーブ型に固定していることに注目)
横向きから前に向いていきながら、上腕を外旋して、ラケットをたらす。
どんどん前腕が回外し、ピークではここまで引く。
前向きで上体をブロックしながら、上腕を内旋していく、前腕は回内していく。
上体が前向きになりながら、振り上げていく。
上体を前向きにして、インパクト(少し下向きの面、手首は硬く)
強烈に内旋、回内しながら、フィニッシュ。
どうです一流プロのスピンサーブと同じでしょ。
上体を回すことと、肩関節を内外旋、前腕を回内しただけです。
流れの意味を詳しく言うと、内旋、回内をしっかりやるためには
その前の、外旋、回外をしっかりやるということです。
『m』 さんもここを強く感じられたのだと思います。
もちろん人間だと腕はインパクトではもっと伸びていきます
でもこれだけはご勘弁
彼のひじは90度の固定なんです。
(つまり、伸ばしていくのは重要ではないと考えたからなのですが)
最初の構想では、上体をまわし、そして、止めることにより
ばねの力で自動的にスウィングするようにと考えましたが
ラケットが重すぎ、とても無理。
ロボット製作の難しさを痛感しました。
まあ、それでも、外旋、内旋、回外、回内だけでほとんどやれるということは示してくれました。
肩をまわす必要はないのです。
2010年04月09日
トスを安定させる
『ヒロリン』 さんからコメントをいただきました。
サーブのトスについてです。
まずは読んでみて下さい。
また、初歩的な質問で済みません。。。
今、スライスサーブを練習中ですが、どうしてもトスが上手くいきません
、スライスサーブのときは若干斜め右前に上げると良いと思いますが、どうしても私が上げるトスは頭の真上に上がってしまい、上手くトスが上がりません、、、何かコツがあれば教えてくださいm(_ _)m
投稿者 ヒロリン 2010/04/07 18:12
私の答えです。
さて、サーブのトスですが
私も石器時代から上げ続けているのに、いまだに苦手です。
最近はうまく上がらないもんだと割り切ってやっており
その分、昔よりだいぶましになりました。
長年の修行で人間ができてきたのかもしれません。
どう考えるか、というのも解決のための1方法です。
ひとつ質問します
「あなたはトスだけの練習をしたらうまいですか?」
サーブさえ打たなければトスはうまい、という人がたくさんいます。
そう、トスだけ上げればいいのです。
それで、トスが終わったら、サーブする。
サーブのアクションのため上体が動きます。
ですからトスが影響を受け、狂います、というストーリー。
鈴木貴男のサービスフォームを見てください。
トスが上がるまで上体の向きがあまり動いていないでしょう。
次はヒンギスのサービスフォームを見てください。
(なぜか動画はバックハンドですが)
連続写真を見ると
二人とも、上体は少し動きますがゆったりですよね。
それとトスを上げる腕の動きもゆったりですよ。
トスが乱れる人は、上体がぴょこっと動く人が多いのです。
上体の動きでトスを上げるとそうなります。
腕だけでゆったり上げたほうがいいです。
そして肩の高さで離しましょう。
腕はもっと上まで動いていきますが
離す位置が高いと、ボールは後ろや左に行っちゃいますよ。
次にスライスサーブということで、トスは右前に上げるわけですが
右過ぎは構いません。
一番いい場所より右に上げるつもりで、少しくらい狂ってもいいや
というのはどうですか。
最後に、トスを失敗して上げなおすときです。
サーブの位置に入る動作やボールをコートにつく動作など
すべて、やり直すことが重要です。
位置につくところからすべてを一連の動作として行います。
相手の迷惑は考えないこと。
急いで上げなおすと余計悪くなります。
いくつも書きましたがすべてやってみるといいと思いますよ。
サーブのトスについてです。
まずは読んでみて下さい。
また、初歩的な質問で済みません。。。
今、スライスサーブを練習中ですが、どうしてもトスが上手くいきません
、スライスサーブのときは若干斜め右前に上げると良いと思いますが、どうしても私が上げるトスは頭の真上に上がってしまい、上手くトスが上がりません、、、何かコツがあれば教えてくださいm(_ _)m
投稿者 ヒロリン 2010/04/07 18:12
私の答えです。
さて、サーブのトスですが
私も石器時代から上げ続けているのに、いまだに苦手です。
最近はうまく上がらないもんだと割り切ってやっており
その分、昔よりだいぶましになりました。
長年の修行で人間ができてきたのかもしれません。
どう考えるか、というのも解決のための1方法です。
ひとつ質問します
「あなたはトスだけの練習をしたらうまいですか?」
サーブさえ打たなければトスはうまい、という人がたくさんいます。
そう、トスだけ上げればいいのです。
それで、トスが終わったら、サーブする。
サーブのアクションのため上体が動きます。
ですからトスが影響を受け、狂います、というストーリー。
鈴木貴男のサービスフォームを見てください。
トスが上がるまで上体の向きがあまり動いていないでしょう。
次はヒンギスのサービスフォームを見てください。
(なぜか動画はバックハンドですが)
連続写真を見ると
二人とも、上体は少し動きますがゆったりですよね。
それとトスを上げる腕の動きもゆったりですよ。
トスが乱れる人は、上体がぴょこっと動く人が多いのです。
上体の動きでトスを上げるとそうなります。
腕だけでゆったり上げたほうがいいです。
そして肩の高さで離しましょう。
腕はもっと上まで動いていきますが
離す位置が高いと、ボールは後ろや左に行っちゃいますよ。
次にスライスサーブということで、トスは右前に上げるわけですが
右過ぎは構いません。
一番いい場所より右に上げるつもりで、少しくらい狂ってもいいや
というのはどうですか。
最後に、トスを失敗して上げなおすときです。
サーブの位置に入る動作やボールをコートにつく動作など
すべて、やり直すことが重要です。
位置につくところからすべてを一連の動作として行います。
相手の迷惑は考えないこと。
急いで上げなおすと余計悪くなります。
いくつも書きましたがすべてやってみるといいと思いますよ。
2010年04月08日
スピンサーブの感じ
スピンサーブというのは数あるテニス技術の中で、もっとも分かりにくいショットだろうと思う。
私も最初にスピンサーブに挑んだ頃は
膝の屈伸、上体のそらしからの引き上げ、そして腕の伸ばし。
とっても頑張ったものだ。 (その割には・・・)
そしてある日、ボールが勢いよく飛んで、キックしている。
さらに、キックしている時は前腕を回外、回内を強く使っているのだと気がついた。
さて、この技術を分かりにくくさせているのが複雑なラケットの動き。
特に外から他人の動きを見ても分かりにくくするだけ
いっそ自分から見た絵が載せられないかと思ったのが今日の企画。
斬新なアングルと摩訶不思議な絵をご覧下さい。
まずは、ここが打点です。
打球方向の真後ろから、しかも下からの撮影です。
さすがに目から見た絵は出せないし、顔の後ろのラケット面は見えない。
それでは動きを追います。
そうそう分かりやすくするため、本当は上体が横向きから前向きに動いて行くのですが
それをなくして撮影しました。
前向きのまんまです。
ラケットは前から上げ、後ろに外旋、回外しながら落としていきます。
コレが落としていく途中。
さらに回外して面が左に振り出されて落ちて行きます。
さらに落ちて、さらに左にラケット面が振り出され
そこから、逆方向、内旋、回内しながら上がっていきます。
コレは実は2枚目の写真と同じもの。
さらに、内旋、回内しながら、特に強烈に回内しながらインパクト。
ボールの右上側をヒットするつもりで打ちます。
そのまま一気にフォロー。
強烈に回内の結果、ラケットは右側に振り出されます。
そしてインパクト付近で、強烈に腕を引っ張り込みますので
この後、腕はさらに縮んでいきます。
2枚目、4枚目に同じ写真を使ったのは
スウィングを前から引いて、往復運動にしたいから。
前から引いてきたので
前から落としてきたので
3枚目のラケットヘッドが右側に振り出される状況が作れるのです。
そしてこの形から打つとほぼ確実にキックします。
午後遅く、空は明るいのにという状況で撮ったので
摩訶不思議な絵になりました。
決して、モデルの田村コーチが暗いわけではないのです。
私も最初にスピンサーブに挑んだ頃は
膝の屈伸、上体のそらしからの引き上げ、そして腕の伸ばし。
とっても頑張ったものだ。 (その割には・・・)
そしてある日、ボールが勢いよく飛んで、キックしている。
さらに、キックしている時は前腕を回外、回内を強く使っているのだと気がついた。
さて、この技術を分かりにくくさせているのが複雑なラケットの動き。
特に外から他人の動きを見ても分かりにくくするだけ
いっそ自分から見た絵が載せられないかと思ったのが今日の企画。
斬新なアングルと摩訶不思議な絵をご覧下さい。
まずは、ここが打点です。
打球方向の真後ろから、しかも下からの撮影です。
さすがに目から見た絵は出せないし、顔の後ろのラケット面は見えない。
それでは動きを追います。
そうそう分かりやすくするため、本当は上体が横向きから前向きに動いて行くのですが
それをなくして撮影しました。
前向きのまんまです。
ラケットは前から上げ、後ろに外旋、回外しながら落としていきます。
コレが落としていく途中。
さらに回外して面が左に振り出されて落ちて行きます。
さらに落ちて、さらに左にラケット面が振り出され
そこから、逆方向、内旋、回内しながら上がっていきます。
コレは実は2枚目の写真と同じもの。
さらに、内旋、回内しながら、特に強烈に回内しながらインパクト。
ボールの右上側をヒットするつもりで打ちます。
そのまま一気にフォロー。
強烈に回内の結果、ラケットは右側に振り出されます。
そしてインパクト付近で、強烈に腕を引っ張り込みますので
この後、腕はさらに縮んでいきます。
2枚目、4枚目に同じ写真を使ったのは
スウィングを前から引いて、往復運動にしたいから。
前から引いてきたので
前から落としてきたので
3枚目のラケットヘッドが右側に振り出される状況が作れるのです。
そしてこの形から打つとほぼ確実にキックします。
午後遅く、空は明るいのにという状況で撮ったので
摩訶不思議な絵になりました。
決して、モデルの田村コーチが暗いわけではないのです。
2010年04月06日
スピンサーブについて
3月27日に、『stone』 さんから質問をもらっていました。
ちゃんと説明するための用意に時間がかかってしまいました。
今日写真を撮って、イメージしてもらいやすいように考えてみました。
とりあえず、質問に一通り答えてみます。
次が、『stone』 さんからのコメント全文です。
松原コーチ いつもありがとうございます。
サーブも課題満載なのですが、振りきって入るセカンドサーブを習得するため、数ヶ月前からスピンサーブを練習中です。まだ上手く打てませんが、便乗質問致したく宜しくお願いします。
1.ジュースサイドとアドサイドからで、随分、サーブの感覚が異なります。ジュースサイドの方がネットしやすかったり、狙った方向より左に行ったりして、打ちにくいと感じます。以前、スライスサーブとの比較でご解説頂いていますが、いま一度、お願いします。
2.スピンサーブにも色々あって、早くて急に落ちるようなサーブや山なりにドロンと落ちて高く跳ね上がるサーブもあります。打ち分けはどのようなイメージで行うと良いのでしょうか。
3.スライスと逆側にバウンドするキック(ツイスト)サーブはスピンサーブの延長上の技術と考えて良いのでしょうか。もしそうならコツを教えて下さい。
4.私は体を反らしてラケットがベースラインと平行に横になったところでインパクトして、そこから振り上げるイメージでサーブしているのですが、それで良いのでしょうか。まだ鋭くないのですがいちようスピン回転しているようです。
以上、宜しくお願い致します。
投稿者 stone 2010/03/27 18:09
私の答えです。
2番と3番についてまずお話します。
これがスピンサーブの定義になると思いますので確認しておきます。
スピンサーブというのは一般的に、トップスピンがかかって落下していくサーブのことです。
左下から右上に、斜め45度方向にスピンをかけます。
この方向に回転量の多いサーブを打つとボールの回転がコート面をけり、右に跳ね上がります。
このことをキックするといいます。
スピードに対して回転が少なかったり
横方向の回転成分のほうが多かったりするとキックせず、左に曲がっていきます。
これくらいの向きでボールを捕らえると自然に斜め上向きの回転がかかります。
腕の屈伸で打っても、肩を中心に振り上げても、内旋と回内を使って打っても
この形で捕らえればスピンサーブになると思います。
ただ、パワーとスピン量、そして安定性、すべてを満たすためには
内旋と回内を使って打つのが効果的なので
プロはほとんどの人がそうしています。
その打ち方で、
かぶせ気味の面と後ろの打点をセットにして使えばスピンが多くなり
やや開いた面と前気味の打点のセットを使えばフラットに近くなりスピードが上がります。
ここで前後といっているのは、打球方向に対しての前後です。
この後ろというのを左と感ちがいする人が多いので念のため。
さて話を変えます。
この写真が打点だとすると
この画面の正面より少し左の方角にボールは飛び出していくと思います。
それは回転方向(スウィング方向)にボールが押し出されるからです。
ですから、4番の答えですが
感覚的に、アドコートでは
「ラケットがベースラインと平行に横になったところでインパクト」
というのはほぼ正しいと思います。
ですから、同じサーブをジュースコートで打つには
「ラケットがベースラインより30度くらい前向きになったところでインパクト」
というのがほぼ正解ではないでしょうか。
ということは、構えも同じように30度くらい左向きになるはずで
その話は、4月2日のブログのテーマです。
そちらを見てください。
もしもジュースコートでも
「ラケットがベースラインと平行に横になったところでインパクト」 したとすると
1番の両サイドでずいぶん感覚が違うということも納得がいきます。
もしもこの向き(の感覚)で打つのなら
よりサイドスピンをかけるか、スウィング方向を左に変えるかしなくてはいけないわけで
バックに入れることは難しくなり
すっぽ抜けが多くなり、
「狙った方向より左に行ったりして、打ちにくい」 と感じても不思議ではありません。
2番の、「スピンサーブにも色々あって」 という所の補足ですが
プロよりもアマチュアのほうがいろいろあると思います。
それは内旋、回内をプロはみんな使うし
アマチュアはうまく使えない人もいるということだと思います。
この、内旋、回内を使ったスピンサーブは次回に
今日撮った写真を使って解説します。
ちゃんと説明するための用意に時間がかかってしまいました。
今日写真を撮って、イメージしてもらいやすいように考えてみました。
とりあえず、質問に一通り答えてみます。
次が、『stone』 さんからのコメント全文です。
松原コーチ いつもありがとうございます。
サーブも課題満載なのですが、振りきって入るセカンドサーブを習得するため、数ヶ月前からスピンサーブを練習中です。まだ上手く打てませんが、便乗質問致したく宜しくお願いします。
1.ジュースサイドとアドサイドからで、随分、サーブの感覚が異なります。ジュースサイドの方がネットしやすかったり、狙った方向より左に行ったりして、打ちにくいと感じます。以前、スライスサーブとの比較でご解説頂いていますが、いま一度、お願いします。
2.スピンサーブにも色々あって、早くて急に落ちるようなサーブや山なりにドロンと落ちて高く跳ね上がるサーブもあります。打ち分けはどのようなイメージで行うと良いのでしょうか。
3.スライスと逆側にバウンドするキック(ツイスト)サーブはスピンサーブの延長上の技術と考えて良いのでしょうか。もしそうならコツを教えて下さい。
4.私は体を反らしてラケットがベースラインと平行に横になったところでインパクトして、そこから振り上げるイメージでサーブしているのですが、それで良いのでしょうか。まだ鋭くないのですがいちようスピン回転しているようです。
以上、宜しくお願い致します。
投稿者 stone 2010/03/27 18:09
私の答えです。
2番と3番についてまずお話します。
これがスピンサーブの定義になると思いますので確認しておきます。
スピンサーブというのは一般的に、トップスピンがかかって落下していくサーブのことです。
左下から右上に、斜め45度方向にスピンをかけます。
この方向に回転量の多いサーブを打つとボールの回転がコート面をけり、右に跳ね上がります。
このことをキックするといいます。
スピードに対して回転が少なかったり
横方向の回転成分のほうが多かったりするとキックせず、左に曲がっていきます。
これくらいの向きでボールを捕らえると自然に斜め上向きの回転がかかります。
腕の屈伸で打っても、肩を中心に振り上げても、内旋と回内を使って打っても
この形で捕らえればスピンサーブになると思います。
ただ、パワーとスピン量、そして安定性、すべてを満たすためには
内旋と回内を使って打つのが効果的なので
プロはほとんどの人がそうしています。
その打ち方で、
かぶせ気味の面と後ろの打点をセットにして使えばスピンが多くなり
やや開いた面と前気味の打点のセットを使えばフラットに近くなりスピードが上がります。
ここで前後といっているのは、打球方向に対しての前後です。
この後ろというのを左と感ちがいする人が多いので念のため。
さて話を変えます。
この写真が打点だとすると
この画面の正面より少し左の方角にボールは飛び出していくと思います。
それは回転方向(スウィング方向)にボールが押し出されるからです。
ですから、4番の答えですが
感覚的に、アドコートでは
「ラケットがベースラインと平行に横になったところでインパクト」
というのはほぼ正しいと思います。
ですから、同じサーブをジュースコートで打つには
「ラケットがベースラインより30度くらい前向きになったところでインパクト」
というのがほぼ正解ではないでしょうか。
ということは、構えも同じように30度くらい左向きになるはずで
その話は、4月2日のブログのテーマです。
そちらを見てください。
もしもジュースコートでも
「ラケットがベースラインと平行に横になったところでインパクト」 したとすると
1番の両サイドでずいぶん感覚が違うということも納得がいきます。
もしもこの向き(の感覚)で打つのなら
よりサイドスピンをかけるか、スウィング方向を左に変えるかしなくてはいけないわけで
バックに入れることは難しくなり
すっぽ抜けが多くなり、
「狙った方向より左に行ったりして、打ちにくい」 と感じても不思議ではありません。
2番の、「スピンサーブにも色々あって」 という所の補足ですが
プロよりもアマチュアのほうがいろいろあると思います。
それは内旋、回内をプロはみんな使うし
アマチュアはうまく使えない人もいるということだと思います。
この、内旋、回内を使ったスピンサーブは次回に
今日撮った写真を使って解説します。
2010年04月02日
スピンサーブは前向きで
3月26日のブログでは、スピンサーブで回内をうんと使うという話を
3月27日のブログでは、だからインパクトで打球方向を向く
という話をしました。
今日その向きについて、ついに写真撮影に成功。
大風の余波で会員さんのいない東戸塚校のコートに遭遇
田村コーチを狩り出して、早速撮影会。
通常スピンサーバーの得意なアドコートから始める。
カメラの方向が打球方向。
この横向きの構えから、打球方向を向いてインパクト。
回内を効かせて、キックするようなサーブなら、この正面向き。
次にジュースコート
打球方向に対し同じ向きになるには、こんな構え。
打球方向から(カメラ方向から)見れば、アドコートと同じ絵のはず。
ラインの向きだけがカメラから見て違っている。
そうするとインパクトは前向きで
さっきのアドコートと同じ絵になるはず。 (ほぼ、いいか)
アッ、ちょっとクローズドだったかな (田村、もっと前向けって言っただろう)
ないしょ、内緒、ナイショ
とりあえず、ここまでは完璧な方向だとして
よくある間違いがこれ。
ラインに対して、アドコートと足の構えが同じ。
だから打球方向に対してはずいぶん違う。
そしてこんな向きでインパクト。
こちらのアドサイドに飛んで行きそう
とてもこちらに打ってくるようには見えない。
この写真はスピンサーブの打球面を作ってと注文したのでこうだが
もし、この向きからジュースコートに入れるとすると
サイドスピンをかけて打つしかなくなってしまう。
当然、回内を使わないようにして打つわけで
キックサーブにはならない。
スピンサーブは回内を効かし、打球方向を向いて打ちましょう。
3月27日のブログでは、だからインパクトで打球方向を向く
という話をしました。
今日その向きについて、ついに写真撮影に成功。
大風の余波で会員さんのいない東戸塚校のコートに遭遇
田村コーチを狩り出して、早速撮影会。
通常スピンサーバーの得意なアドコートから始める。
カメラの方向が打球方向。
この横向きの構えから、打球方向を向いてインパクト。
回内を効かせて、キックするようなサーブなら、この正面向き。
次にジュースコート
打球方向に対し同じ向きになるには、こんな構え。
打球方向から(カメラ方向から)見れば、アドコートと同じ絵のはず。
ラインの向きだけがカメラから見て違っている。
そうするとインパクトは前向きで
さっきのアドコートと同じ絵になるはず。 (ほぼ、いいか)
アッ、ちょっとクローズドだったかな (田村、もっと前向けって言っただろう)
ないしょ、内緒、ナイショ
とりあえず、ここまでは完璧な方向だとして
よくある間違いがこれ。
ラインに対して、アドコートと足の構えが同じ。
だから打球方向に対してはずいぶん違う。
そしてこんな向きでインパクト。
こちらのアドサイドに飛んで行きそう
とてもこちらに打ってくるようには見えない。
この写真はスピンサーブの打球面を作ってと注文したのでこうだが
もし、この向きからジュースコートに入れるとすると
サイドスピンをかけて打つしかなくなってしまう。
当然、回内を使わないようにして打つわけで
キックサーブにはならない。
スピンサーブは回内を効かし、打球方向を向いて打ちましょう。
2010年03月27日
スピンサーブは打球方向を向いて打つ
昨日お話したように
スピンサーブは回内を効かせる事により上体の向いたほうに打ちます。
スピンサーブの得意な人はアドコートで打ち終わったときの上体の向きを観察してみてください。
レシーバーのほうに向いていることが確認できると思います。
ところでスピンサーブは
相手バック側に押し込むように打つことが多いため
アドコートではうまく打てるのにジュースコートは苦手
というのがよくあるケースです。
ジュースコートのフィニッシュでの向きを調べてみてください。
前向きになってないのではないですか?
(この場合の前向きは、相手レシーバーの方向ですよ)
だからジュースコートで、バックにキックするようなサーブを打つことができないのです。
スライスサーブとは逆で
アドコートの打球に対する角度をジュースコートに移植します。
1、スタンスの向き。 (つま先の向きも)
2、構えの上体の向き。
3、トスを上げる腕の向き。
4、打ち終わりの上体の向き。 (打球方向に向く)
5、スウィング方向のイメージ。 (打球方向に向く)
身体の横向きを残すと、バックに行かないのです。
横向きを残すとスライス気味にしないと、ジュースコート方向に飛ばないからです。
これはコツですが、
ジュースコートで少し、前向きすぎくらいで打ち、フォア側に行っちゃうサーブを
がんばって腕の力でバック側に押し込む。
次にちょうどバックのコーナーに行くように
少しづつクローズドにしていく。
という考え方がいいと思います。
スライスサーブで、バック側にフォールトしてみるというのとちょうど反対の方法です。
これはもうひとつの練習法。
私が高校生のときやったこと。
ジュースコートのバックのコーナーが
別のコートのアドコートのバックのコーナーになるように
もう1本、ベースラインを引きます。 (私はアンツーカに足で書きました)
新しいコートのベースラインに対しアドコートのスタンスを取り、
自分は今、アドコートでバックに打つと暗示をかけて、打つ。
私は乗りやすいタイプなので、これですぐ打てるようになりました。
スピンサーブは回内を効かせる事により上体の向いたほうに打ちます。
スピンサーブの得意な人はアドコートで打ち終わったときの上体の向きを観察してみてください。
レシーバーのほうに向いていることが確認できると思います。
ところでスピンサーブは
相手バック側に押し込むように打つことが多いため
アドコートではうまく打てるのにジュースコートは苦手
というのがよくあるケースです。
ジュースコートのフィニッシュでの向きを調べてみてください。
前向きになってないのではないですか?
(この場合の前向きは、相手レシーバーの方向ですよ)
だからジュースコートで、バックにキックするようなサーブを打つことができないのです。
スライスサーブとは逆で
アドコートの打球に対する角度をジュースコートに移植します。
1、スタンスの向き。 (つま先の向きも)
2、構えの上体の向き。
3、トスを上げる腕の向き。
4、打ち終わりの上体の向き。 (打球方向に向く)
5、スウィング方向のイメージ。 (打球方向に向く)
身体の横向きを残すと、バックに行かないのです。
横向きを残すとスライス気味にしないと、ジュースコート方向に飛ばないからです。
これはコツですが、
ジュースコートで少し、前向きすぎくらいで打ち、フォア側に行っちゃうサーブを
がんばって腕の力でバック側に押し込む。
次にちょうどバックのコーナーに行くように
少しづつクローズドにしていく。
という考え方がいいと思います。
スライスサーブで、バック側にフォールトしてみるというのとちょうど反対の方法です。
これはもうひとつの練習法。
私が高校生のときやったこと。
ジュースコートのバックのコーナーが
別のコートのアドコートのバックのコーナーになるように
もう1本、ベースラインを引きます。 (私はアンツーカに足で書きました)
新しいコートのベースラインに対しアドコートのスタンスを取り、
自分は今、アドコートでバックに打つと暗示をかけて、打つ。
私は乗りやすいタイプなので、これですぐ打てるようになりました。
2010年03月26日
スピンサーブは回内をするので
スピンサーブというのは
ボールを左下から右斜め上に向かって回転をかけるサーブです。
これには回内(プロネーション)が技術の中心だといってもいいくらい重要です。
ボールの右斜め上、45度のあたりをヒットするには
回内を使って打つのが最も効率的なのです。
(回内というのは、うちわで顔に風を当てるときに使う前腕のひねり動作です)
スピンサーブの面を手首の角度を固定することにより作っておき
それを、主に回内することによりスウィングするのです。
ここから先は理屈好きの人はしっかり読んでください。
そうじゃない人は
回内の動作が大切なんだといことだけを頭の隅に入れて、読み飛ばして下さい。
言葉だけではわかりにくいので写真を見てください。
まずは、インパクト前、回内するための準備に回外されています。
面も少し下を向いています。 (やや下向きな斜めの面をぶつけるのです)
次に、回内してゆき、インパクトを迎えます。
腕も伸びていきますのでボールをこすりあげるような要素も入っています。
さらに回内し、本人から見て、右前の方向に振り出されます。
この3枚の写真の中で
私は、回内の他には肘の角度を変え、腕を伸ばしていること
それと肩関節を少し内旋させています。
(内旋というのは腕相撲で相手をねじ伏せる上腕の動きです)
サーブのこの段階では、膝の伸展も上体の回転もほぼ終わっています。
この3枚の動きの中で、手首の角度はほとんど変わっていないことに注目してください。
ですから何回やっても、インパクトの形、面の角度は変わらないのです。
強烈に回内を使って打つのはそのためです。
腕をひねっているだけですから、面の向きが変わらないのです。
肘が屈伸し、腕が伸びて、ボールをこすりあげるのがメインなように思われがちですが
実は腕は、スウィングの遠心力で伸びていきますので
伸ばす意識はほとんど必要ありません。
特にインパクト後は、むしろ曲げる方向に力を入れます。
ですからフィニッシュでは腕を曲げて、身体の右側に終わるのです。
また、腕を伸ばしきった状態を作ると、肘を痛めやすいので注意が必要です。
インパクトでも肘は伸ばしきりません。
さて、この回内をメインに使うことにより
スピンサーブのボールはフィニッシュの身体の向きの
正面に向かって飛んでいきます。
斜め左側に向かって飛んでいくスライスサーブとは
飛び出しの方向がかなり違ってくるのです。
ボールを左下から右斜め上に向かって回転をかけるサーブです。
これには回内(プロネーション)が技術の中心だといってもいいくらい重要です。
ボールの右斜め上、45度のあたりをヒットするには
回内を使って打つのが最も効率的なのです。
(回内というのは、うちわで顔に風を当てるときに使う前腕のひねり動作です)
スピンサーブの面を手首の角度を固定することにより作っておき
それを、主に回内することによりスウィングするのです。
ここから先は理屈好きの人はしっかり読んでください。
そうじゃない人は
回内の動作が大切なんだといことだけを頭の隅に入れて、読み飛ばして下さい。
言葉だけではわかりにくいので写真を見てください。
まずは、インパクト前、回内するための準備に回外されています。
面も少し下を向いています。 (やや下向きな斜めの面をぶつけるのです)
次に、回内してゆき、インパクトを迎えます。
腕も伸びていきますのでボールをこすりあげるような要素も入っています。
さらに回内し、本人から見て、右前の方向に振り出されます。
この3枚の写真の中で
私は、回内の他には肘の角度を変え、腕を伸ばしていること
それと肩関節を少し内旋させています。
(内旋というのは腕相撲で相手をねじ伏せる上腕の動きです)
サーブのこの段階では、膝の伸展も上体の回転もほぼ終わっています。
この3枚の動きの中で、手首の角度はほとんど変わっていないことに注目してください。
ですから何回やっても、インパクトの形、面の角度は変わらないのです。
強烈に回内を使って打つのはそのためです。
腕をひねっているだけですから、面の向きが変わらないのです。
肘が屈伸し、腕が伸びて、ボールをこすりあげるのがメインなように思われがちですが
実は腕は、スウィングの遠心力で伸びていきますので
伸ばす意識はほとんど必要ありません。
特にインパクト後は、むしろ曲げる方向に力を入れます。
ですからフィニッシュでは腕を曲げて、身体の右側に終わるのです。
また、腕を伸ばしきった状態を作ると、肘を痛めやすいので注意が必要です。
インパクトでも肘は伸ばしきりません。
さて、この回内をメインに使うことにより
スピンサーブのボールはフィニッシュの身体の向きの
正面に向かって飛んでいきます。
斜め左側に向かって飛んでいくスライスサーブとは
飛び出しの方向がかなり違ってくるのです。
2010年03月20日
アドコートでのスライスサーブ
昨日のブログでスライスサーブを推奨した。
ジュースコートでは皆さん納得してくれるものの
アドコートでは難しいらしく、苦労する人が多いようだ。
私は、たいていの人にこう言っている。
「少し横向きになってトスも横のほうから上げると入りますよ」
こう言ったらたいていすぐにコントロールできるようになる。
実はこれ、スライスサーブの人によくある話。
スライスサーバーの70%くらいの人に適合するのではないだろうか。
特に、アドコートのサーブが苦手な人については完璧、100%そう・・・
さて、この写真はジュースコートからの自然なスライスサーブの構え。
ここからクロスに打てばいいわけだ。
次は、ベースラインに対し同じ向きのままの、アドコートでの構え。
2枚とも打球方向からの写真。
1枚目はこちらに向かってボールが飛んできそうな感じだが
2枚目はこっちにはこないな、といった構え。
これはよく陥りやすい間違いだ。
ベースラインに対してジュースコートと同じ向きに構えてしまう。
打球方向に対しては極端に左向き。(開いている)
スライス回転をかけたら、アドコートには行かない。
回転を減らして押し出す程度のことしかできない。
ここまで完全に違っている人は少ないが
足だけはこうで、上体は少しだけ横向きになっているという人も結構いる。
さて次は、打つ方向に対して、ジュースコートと同じ向きにした正しい構え。
この向きで打てば
ジュースコートと同じサーブが打てる。
写真は3枚とも打球方向から取っているので
1枚目と3枚目はほぼ同じ向きに見える。
この方角から見れば、ラインだけが違う向きになっているのだ。
(足の向きが微妙に違うような気もするが、気のせい、気のせい)
サーバーの気分としては
右側のアレーか、隣のコートとの間に向かってスウィングする。
スライスで左に曲がりアドコートのサービスボックスに入る。
スピンサーバーはこの反対のことがよくある。
それはまた ・・・・・・
ジュースコートでは皆さん納得してくれるものの
アドコートでは難しいらしく、苦労する人が多いようだ。
私は、たいていの人にこう言っている。
「少し横向きになってトスも横のほうから上げると入りますよ」
こう言ったらたいていすぐにコントロールできるようになる。
実はこれ、スライスサーブの人によくある話。
スライスサーバーの70%くらいの人に適合するのではないだろうか。
特に、アドコートのサーブが苦手な人については完璧、100%そう・・・
さて、この写真はジュースコートからの自然なスライスサーブの構え。
ここからクロスに打てばいいわけだ。
次は、ベースラインに対し同じ向きのままの、アドコートでの構え。
2枚とも打球方向からの写真。
1枚目はこちらに向かってボールが飛んできそうな感じだが
2枚目はこっちにはこないな、といった構え。
これはよく陥りやすい間違いだ。
ベースラインに対してジュースコートと同じ向きに構えてしまう。
打球方向に対しては極端に左向き。(開いている)
スライス回転をかけたら、アドコートには行かない。
回転を減らして押し出す程度のことしかできない。
ここまで完全に違っている人は少ないが
足だけはこうで、上体は少しだけ横向きになっているという人も結構いる。
さて次は、打つ方向に対して、ジュースコートと同じ向きにした正しい構え。
この向きで打てば
ジュースコートと同じサーブが打てる。
写真は3枚とも打球方向から取っているので
1枚目と3枚目はほぼ同じ向きに見える。
この方角から見れば、ラインだけが違う向きになっているのだ。
(足の向きが微妙に違うような気もするが、気のせい、気のせい)
サーバーの気分としては
右側のアレーか、隣のコートとの間に向かってスウィングする。
スライスで左に曲がりアドコートのサービスボックスに入る。
スピンサーバーはこの反対のことがよくある。
それはまた ・・・・・・
2010年03月19日
スライスサーブの打ち方
スライスサーブは実用性の高い、たいへん便利なサーブです。
特に質の高い2ndサーブが打てるのがメリットです。
スライスの特性としてバウンドが低いので攻撃されにくいサーブが打てます。
それと、横回転のサーブなのでちょっとした打ちそこないが
横方向のずれになり
サイドぎりぎりを狙わなければ、少しぐらいずれても入ってしまうのです。
コントロールの面では
スピンサーブのほうが安全だと思っている人も多いと思います。
確かに、スピンサーブはトップスピンの要素が半分くらいあり
空中で落下していきますので
一見、入りやすいように感じるのですが
ミスヒットしたときの、縦方向のぶれがスライスよりも大きいため
必ずしもスライスサーブより安全とは言い切れないのです。
その上、スピンサーブは高くバウンドするので
少しでも、ゆるいサーブだと
レシーバーから見て、一番たたきやすいサーブになってしまいます。
そんなわけで
女性や年配者、一般のアマチュアプレーヤには
スライスサーブが一番のお勧めということになるのです。
さて、そのスライスサーブの打ち方です。
スライスの場合はラケットをたてに使い、ボールに横回転をかけます。
手首を伸ばし気味にして使いますので
回内(プロネーション)を使うと、もろに面の向きが変わってしまいます。
それと、伸ばし気味の手首で回内を使っても
スピードアップにはつながらないのです。
ですから、スライスサーブは回内を使わないで、
腕全体で打つという形をとるのです。
手首の角度もスウィング中ほとんど動かしません。
うんと固めておいてOK。
写真を見てください。
まずは、インパクト前。
次はインパクト。
そして、インパクト直後。
面の向きが余り変化していないのが見て取れると思います。
このまま、身体の左下にフィニッシュします。
コツですが
写真で見て取れると思いますが
この写真では左側、打つ人から見れば右上に打点をとるといいのです。
この打点で上から下に切り下ろすつもりで
面の向きを一定角度にしたまま振り切ると
切れのいいスライスサーブが飛び出していきます。
特に質の高い2ndサーブが打てるのがメリットです。
スライスの特性としてバウンドが低いので攻撃されにくいサーブが打てます。
それと、横回転のサーブなのでちょっとした打ちそこないが
横方向のずれになり
サイドぎりぎりを狙わなければ、少しぐらいずれても入ってしまうのです。
コントロールの面では
スピンサーブのほうが安全だと思っている人も多いと思います。
確かに、スピンサーブはトップスピンの要素が半分くらいあり
空中で落下していきますので
一見、入りやすいように感じるのですが
ミスヒットしたときの、縦方向のぶれがスライスよりも大きいため
必ずしもスライスサーブより安全とは言い切れないのです。
その上、スピンサーブは高くバウンドするので
少しでも、ゆるいサーブだと
レシーバーから見て、一番たたきやすいサーブになってしまいます。
そんなわけで
女性や年配者、一般のアマチュアプレーヤには
スライスサーブが一番のお勧めということになるのです。
さて、そのスライスサーブの打ち方です。
スライスの場合はラケットをたてに使い、ボールに横回転をかけます。
手首を伸ばし気味にして使いますので
回内(プロネーション)を使うと、もろに面の向きが変わってしまいます。
それと、伸ばし気味の手首で回内を使っても
スピードアップにはつながらないのです。
ですから、スライスサーブは回内を使わないで、
腕全体で打つという形をとるのです。
手首の角度もスウィング中ほとんど動かしません。
うんと固めておいてOK。
写真を見てください。
まずは、インパクト前。
次はインパクト。
そして、インパクト直後。
面の向きが余り変化していないのが見て取れると思います。
このまま、身体の左下にフィニッシュします。
コツですが
写真で見て取れると思いますが
この写真では左側、打つ人から見れば右上に打点をとるといいのです。
この打点で上から下に切り下ろすつもりで
面の向きを一定角度にしたまま振り切ると
切れのいいスライスサーブが飛び出していきます。
2010年02月03日
トスの苦手な人に
東戸塚松原テニススクールは結局
昨日のうちにはローラーが入れなかった。
今朝、お肌かさかさかと思ったが
しっかりぬれていたため
まだ、グニャグニャ状態だった
これが午前9時ころのクレーコート。
午前中は結局使えなかった。
今日は電車で千葉に移動。
午後からは松原テニスクラブ印西で会員さんとテニス。
夕方、女性のSさんとダブルスをしていて
サーブのことでちょっとアドバイス。
トスが不安定で、ダブルフォールトが多いとのこと。
トスを上げるときに身体が動いてしまうので
それがトスに影響を与えているようだ。
スウィングするための右腕の動きや上体のそりなどが
左腕の動きに影響してトスを不安定にする。
Sさんには
トスが終わるまで、右手を胸の横あたりの高さで止めておき
トスが完全に終わってから
右腕のアクションを始めるようアドバイス。
明らかにトスが安定し
次のセットからはダブルフォールトしなくなった。
と書くと、一瞬で直ったようだが
実際には、右手を止めておく位置をいくつかトライしてみて
いちばんしっくりくる位置に固定したのだ。
プロでトスが終わるまで完全に右腕を止めるという人は
ほとんどいないと思う。
だが実質それと同じことをやっているのを見てほしい。
これは、フェルナンド・ビセンテの連続写真と動画。
動画ではわかりにくいが
連続写真で、トスが指から離れるのが4コマ目
その次の5コマ目になっても状態の向きがあまり変わっていないのがわかると思う。
右腕も動いているが位置が少し変わっている程度。
(Sさんも少しなれてきたらこの程度動かしても大丈夫だと思う)
これだと、トスに影響を与えない程度の動きなのだろう。
バンザイ型の腕の上げ方で
しかも上げながら、上体が傾いていくという人が
その反対の人なので
もしトスが不安定という人は自分の打ち方をチェックしてみてほしい。
昨日のうちにはローラーが入れなかった。
今朝、お肌かさかさかと思ったが
しっかりぬれていたため
まだ、グニャグニャ状態だった
これが午前9時ころのクレーコート。
午前中は結局使えなかった。
今日は電車で千葉に移動。
午後からは松原テニスクラブ印西で会員さんとテニス。
夕方、女性のSさんとダブルスをしていて
サーブのことでちょっとアドバイス。
トスが不安定で、ダブルフォールトが多いとのこと。
トスを上げるときに身体が動いてしまうので
それがトスに影響を与えているようだ。
スウィングするための右腕の動きや上体のそりなどが
左腕の動きに影響してトスを不安定にする。
Sさんには
トスが終わるまで、右手を胸の横あたりの高さで止めておき
トスが完全に終わってから
右腕のアクションを始めるようアドバイス。
明らかにトスが安定し
次のセットからはダブルフォールトしなくなった。
と書くと、一瞬で直ったようだが
実際には、右手を止めておく位置をいくつかトライしてみて
いちばんしっくりくる位置に固定したのだ。
プロでトスが終わるまで完全に右腕を止めるという人は
ほとんどいないと思う。
だが実質それと同じことをやっているのを見てほしい。
これは、フェルナンド・ビセンテの連続写真と動画。
動画ではわかりにくいが
連続写真で、トスが指から離れるのが4コマ目
その次の5コマ目になっても状態の向きがあまり変わっていないのがわかると思う。
右腕も動いているが位置が少し変わっている程度。
(Sさんも少しなれてきたらこの程度動かしても大丈夫だと思う)
これだと、トスに影響を与えない程度の動きなのだろう。
バンザイ型の腕の上げ方で
しかも上げながら、上体が傾いていくという人が
その反対の人なので
もしトスが不安定という人は自分の打ち方をチェックしてみてほしい。
2010年02月01日
グリップを握る強さサーブ編
グリップをどれくらいの強さで握るのか?
というお話。
ボレー、フォアハンドと来て
次はサーブで一段落と思っていたのだが
両手打ちの話題や中学の部活のこと
またまたデルポトロのフォアハンドの旬な話題など
あちこちに首を突っ込んでいるうちに今日になってしまった。
さて、ボレーにしてもストロークにしても
私の結論としては
「しっかり面を保てる程度にはしっかり握る」
「しっかりしすぎは構わない、慣れてくれば力はそれなりに抜けてくる」
そこで、サーブだが
またまたしっかり固定しましょうという話になりそうだ。
ええっ、サーブは手首使うでしょ、と思った人も多いと思う。
実は、手首を使うということと
前腕を回外、回内する、ということを混同している人が多いと思う。
回外、回内というのは団扇で自分の顔を扇ぐときの前腕の動き。
ちょっと扇いでみてください。
団扇は手首で扇ぐと思っていた人いませんか?
手首、動いてないでしょう。
前腕を捻っている(回外、回内)だけですよね。
ここで、回外というのは、団扇の先が外にいく動き。
回内というのは、団扇の先が内側に来る動きのことです。
この回外、回内の動き
スピンサーブでは猛烈に使います。
フラットサーブではけっこう使います。
スライスサーブではあまり使いません。
フェデラーのスピンサーブの模範的な技、連続写真と動画を見てください。
手首の角度を保ったまま
2コマ目から6コマまでに前腕を回外していきます。
6コマ目から9コマ目までにこんどは前腕を強烈に回内します。
その反動で、10コマ目に少し戻っていますよね。
この強烈な回内に耐えるためには
手首をかなりしっかりしなくてはなりません。
ですからかなりしっかり握り締めなくてはいけないわけです。
手首が伸びてしまわないようにしっかり保つ。
どんどん伸ばしていってスピンをかけるのではないのです。
ですからここで手首の角度を保つ力の弱い人は
スピンサーブが苦手なのです。
手首の角度を保つ力の一番は握力です。
ですから女性にはスピンサーブが打ちにくいのです。
結論ですが
サーブ、特にスピンサーブは
テニスのショットの中で最もスウィングスピードが速い種目なのです。
ですから、この回外、回内の間、ずうっと、
テニスのショット中、最も強く握り締めていると思います。
スライスサーブならスピンほど強く握らなくても大丈夫ですが
すっぽ抜けても困るし
面も保ちたいので
わざわざゆるめにする必要はないと思います。
というお話。
ボレー、フォアハンドと来て
次はサーブで一段落と思っていたのだが
両手打ちの話題や中学の部活のこと
またまたデルポトロのフォアハンドの旬な話題など
あちこちに首を突っ込んでいるうちに今日になってしまった。
さて、ボレーにしてもストロークにしても
私の結論としては
「しっかり面を保てる程度にはしっかり握る」
「しっかりしすぎは構わない、慣れてくれば力はそれなりに抜けてくる」
そこで、サーブだが
またまたしっかり固定しましょうという話になりそうだ。
ええっ、サーブは手首使うでしょ、と思った人も多いと思う。
実は、手首を使うということと
前腕を回外、回内する、ということを混同している人が多いと思う。
回外、回内というのは団扇で自分の顔を扇ぐときの前腕の動き。
ちょっと扇いでみてください。
団扇は手首で扇ぐと思っていた人いませんか?
手首、動いてないでしょう。
前腕を捻っている(回外、回内)だけですよね。
ここで、回外というのは、団扇の先が外にいく動き。
回内というのは、団扇の先が内側に来る動きのことです。
この回外、回内の動き
スピンサーブでは猛烈に使います。
フラットサーブではけっこう使います。
スライスサーブではあまり使いません。
フェデラーのスピンサーブの模範的な技、連続写真と動画を見てください。
手首の角度を保ったまま
2コマ目から6コマまでに前腕を回外していきます。
6コマ目から9コマ目までにこんどは前腕を強烈に回内します。
その反動で、10コマ目に少し戻っていますよね。
この強烈な回内に耐えるためには
手首をかなりしっかりしなくてはなりません。
ですからかなりしっかり握り締めなくてはいけないわけです。
手首が伸びてしまわないようにしっかり保つ。
どんどん伸ばしていってスピンをかけるのではないのです。
ですからここで手首の角度を保つ力の弱い人は
スピンサーブが苦手なのです。
手首の角度を保つ力の一番は握力です。
ですから女性にはスピンサーブが打ちにくいのです。
結論ですが
サーブ、特にスピンサーブは
テニスのショットの中で最もスウィングスピードが速い種目なのです。
ですから、この回外、回内の間、ずうっと、
テニスのショット中、最も強く握り締めていると思います。
スライスサーブならスピンほど強く握らなくても大丈夫ですが
すっぽ抜けても困るし
面も保ちたいので
わざわざゆるめにする必要はないと思います。
2010年01月16日
サーブでジャンプすること その2
プロのサーブはジャンプしてするのだが
そのタイミングや、流れはどうなのだろうか。
サービスの身体の動きは
脚の屈伸から始まり
腰の動きに
さらに上体へ
最後に腕にと運動連鎖していく
この運動連鎖はとても難しそうに思えるが
一つ一つの動作を
完了させては次へ進むというような
ゆったりした動きを心がければ
そんなに難しくはない。
実際のプロの動きを見て、確認しよう。
これは、ジェームズ・ブレークの連続写真。
身体の、『く』の字の曲がった部分が
最初はひざ、
次いで、腰、上体、肩、肘、というように
順をおって上がっていくのがよくわかる。
ただしここで、腰、上体、肩、に運動連鎖が続いていくと言ったが
現実には腰や上体の運動連鎖なんて意識する必要はない。
ひざの次は腕というつもりで動かせば
その間は、自然にうまく収まるものである。
さて、ブレークの身体、動きの最後の部分
10コマ目の、身体は全部伸びて
ラケットヘッドが一番たれた状態の写真。
プロはみんなこの形になる。
そして最後にラケットが走る。
という段取りだ。
特にひざの伸び方についてだが
ゆっくりと行うほうが後の動きにつなげやすい。
プロは、時間でいうと、0.25秒くらいかけて伸ばしていくのだが
実際に打つときにこの時間を感じるのは無理。
だから、これを実現するための目安として
軽く曲げたひざをゆっくりと伸ばしてゆき
『15cmくらいジャンプして打つ』 というのをお勧めする。
さて、感じをつかんだところで復習。
フェデラーの連続写真を見てください。
ねっ !!!
そのタイミングや、流れはどうなのだろうか。
サービスの身体の動きは
脚の屈伸から始まり
腰の動きに
さらに上体へ
最後に腕にと運動連鎖していく
この運動連鎖はとても難しそうに思えるが
一つ一つの動作を
完了させては次へ進むというような
ゆったりした動きを心がければ
そんなに難しくはない。
実際のプロの動きを見て、確認しよう。
これは、ジェームズ・ブレークの連続写真。
身体の、『く』の字の曲がった部分が
最初はひざ、
次いで、腰、上体、肩、肘、というように
順をおって上がっていくのがよくわかる。
ただしここで、腰、上体、肩、に運動連鎖が続いていくと言ったが
現実には腰や上体の運動連鎖なんて意識する必要はない。
ひざの次は腕というつもりで動かせば
その間は、自然にうまく収まるものである。
さて、ブレークの身体、動きの最後の部分
10コマ目の、身体は全部伸びて
ラケットヘッドが一番たれた状態の写真。
プロはみんなこの形になる。
そして最後にラケットが走る。
という段取りだ。
特にひざの伸び方についてだが
ゆっくりと行うほうが後の動きにつなげやすい。
プロは、時間でいうと、0.25秒くらいかけて伸ばしていくのだが
実際に打つときにこの時間を感じるのは無理。
だから、これを実現するための目安として
軽く曲げたひざをゆっくりと伸ばしてゆき
『15cmくらいジャンプして打つ』 というのをお勧めする。
さて、感じをつかんだところで復習。
フェデラーの連続写真を見てください。
ねっ !!!
2010年01月15日
サーブでジャンプすること
1月12日のコメントで
『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。
サーブのジャンプをどうするかということです。
以下が、コメントのその部分です。 (全部見たい方はこちらへどうぞ。)
試合をしながら気づいたのですが、サーブを打つときに、思い切ってジャンプしながら打つよりも、あまりジャンプをしないで打ったときの方が、フラット系ならスピードが上がり、スピン系ならスピンの掛りがよかった気がします。バランスも崩れないので、コントロールもつけやすかった感じがしました。プロはあまりジャンプしないと、どこかで読んだ気もします。サーブはあまりジャンプして打たない方がよいのでしょうか?松原コーチのご意見をお聞かせください。
投稿者 たまには勝ちたい 2010/01/12 23:39
私の答えです。
プロ、特に男子のプロですが
ほぼ全員が、サーブをジャンプして打っていると思います。
これは高い打点で打つためではありません。
下半身のパワーを有効に使って打つためには
ひざの屈伸を使います。
そうするとジャンプしてしまうのです。
ひざが伸びきった後で上体が動き
その動き、正確には運動量が腕に伝わっていきます。
その動作がうまくできたときに
5から20cmくらいジャンプするのです。 (この数字はけっこういいかげん)
ですから、逆に考えると
わざと、15cm位ジャンプしてサーブすることにより (この数字もけっこういいかげん)
結果的に、下半身の動きを有効に使った打ち方ができちゃうわけです。
『たまには勝ちたい』 さんの
「あまりジャンプをしないで打ったときの方がスピードが上がった」
というレベルのジャンプかもしれませんね。
実は、このジャンプ、もうひとつのご利益があるのです。
ジャンプして打つと
脚はまっすぐに伸び
身体も伸びて、いい姿勢になります。
曲がった姿勢は、いろいろな曲がり方がありますが
伸びた姿勢は1種類しかありません。
ですから、ジャンプしてサーブすることにより
いつも同じ姿勢、いつもいい姿勢で打つことができるのです。
ジャンプして打つといっても
15cmくらい、もっと少なくてもいいのです。
地面から離れられればいいのです。
この程度だと本人はジャンプしていると思っていないかもしれません。
ほんのちょっとは跳ぶ
ほとんど跳ばない
ですから、「あまり跳ばないときのほうが
バランスも崩れないので、コントロールもつけやすかった」
というのはこの程度が最適だったからなのでしょう。
ジャンプすることによりバランスを崩したり
力を入れにくかったりであれば、本末転倒になります。
ほんのちょっとは跳ぶ
ほとんど跳ばない
でいいと思います。
私は15cmという、いいかげんな数字をいつもアドバイスしています。
『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。
サーブのジャンプをどうするかということです。
以下が、コメントのその部分です。 (全部見たい方はこちらへどうぞ。)
試合をしながら気づいたのですが、サーブを打つときに、思い切ってジャンプしながら打つよりも、あまりジャンプをしないで打ったときの方が、フラット系ならスピードが上がり、スピン系ならスピンの掛りがよかった気がします。バランスも崩れないので、コントロールもつけやすかった感じがしました。プロはあまりジャンプしないと、どこかで読んだ気もします。サーブはあまりジャンプして打たない方がよいのでしょうか?松原コーチのご意見をお聞かせください。
投稿者 たまには勝ちたい 2010/01/12 23:39
私の答えです。
プロ、特に男子のプロですが
ほぼ全員が、サーブをジャンプして打っていると思います。
これは高い打点で打つためではありません。
下半身のパワーを有効に使って打つためには
ひざの屈伸を使います。
そうするとジャンプしてしまうのです。
ひざが伸びきった後で上体が動き
その動き、正確には運動量が腕に伝わっていきます。
その動作がうまくできたときに
5から20cmくらいジャンプするのです。 (この数字はけっこういいかげん)
ですから、逆に考えると
わざと、15cm位ジャンプしてサーブすることにより (この数字もけっこういいかげん)
結果的に、下半身の動きを有効に使った打ち方ができちゃうわけです。
『たまには勝ちたい』 さんの
「あまりジャンプをしないで打ったときの方がスピードが上がった」
というレベルのジャンプかもしれませんね。
実は、このジャンプ、もうひとつのご利益があるのです。
ジャンプして打つと
脚はまっすぐに伸び
身体も伸びて、いい姿勢になります。
曲がった姿勢は、いろいろな曲がり方がありますが
伸びた姿勢は1種類しかありません。
ですから、ジャンプしてサーブすることにより
いつも同じ姿勢、いつもいい姿勢で打つことができるのです。
ジャンプして打つといっても
15cmくらい、もっと少なくてもいいのです。
地面から離れられればいいのです。
この程度だと本人はジャンプしていると思っていないかもしれません。
ほんのちょっとは跳ぶ
ほとんど跳ばない
ですから、「あまり跳ばないときのほうが
バランスも崩れないので、コントロールもつけやすかった」
というのはこの程度が最適だったからなのでしょう。
ジャンプすることによりバランスを崩したり
力を入れにくかったりであれば、本末転倒になります。
ほんのちょっとは跳ぶ
ほとんど跳ばない
でいいと思います。
私は15cmという、いいかげんな数字をいつもアドバイスしています。
2009年11月15日
サーブのテイクバック
『stone』 さんからコメントをいただきました。
以下がコメントの後半部分
サーブのテイクバックの悩みです。
話は変わりますが、私のサーブはテイクバックがスムーズでなくフラフラと波打つような感じになります。素振りは問題ないのですが、ボールをトスして実際に打つと波うちます。自覚はないのですが、動画で確認するとそうなっています。脱力してみたり、テイクバックの方法を変えたりしてもダメでした。スムーズなテイクバックにする何か良い方法があれば教えて下さい。
投稿者 stone 2009/11/14 18:02
私の回答です。
斬新なアイデアです。
テイクバックするからひらひらする。
テイクバックしなければひらひらしない。
ちょっと安易でしょうか。
実はプロのサーブもこうなってきているのです。
40年前は後ろから万歳するように上げていました。
20年前は身体の前側から、左手より遅れてあげていました。
10年位前からでしょうか。
無造作に、ラケットヘッドをたらさずに、
ただ、肩のところに持ってくるようになりました。
いきなり構えちゃう写真です。
これならひらひらもないでしょう。
次は下から持ってくる途中の写真。
ラケットヘッドが手より下にあります。
この状態があるとテイクバックが難しくなるのです。
プロはラケットヘッドを下げなくなっています。
トミー・ハースの連続写真を見てください。
角度が上からでちょっとわかりにくいのですが
ラケットヘッドを下げないで、
手首を固めて持ってきているのがわかると思います。
ハースのが一番大きなテイクバックの例。
私の一枚目の写真、
いきなり構えたやつが一番小さなテイクバックの例。
だと思ってください。
この間のどこかに自分のテイクバックを作ればおおはずれしないと思います。
プロもたいていこの範囲だと思いますよ。
以下がコメントの後半部分
サーブのテイクバックの悩みです。
話は変わりますが、私のサーブはテイクバックがスムーズでなくフラフラと波打つような感じになります。素振りは問題ないのですが、ボールをトスして実際に打つと波うちます。自覚はないのですが、動画で確認するとそうなっています。脱力してみたり、テイクバックの方法を変えたりしてもダメでした。スムーズなテイクバックにする何か良い方法があれば教えて下さい。
投稿者 stone 2009/11/14 18:02
私の回答です。
斬新なアイデアです。
テイクバックするからひらひらする。
テイクバックしなければひらひらしない。
ちょっと安易でしょうか。
実はプロのサーブもこうなってきているのです。
40年前は後ろから万歳するように上げていました。
20年前は身体の前側から、左手より遅れてあげていました。
10年位前からでしょうか。
無造作に、ラケットヘッドをたらさずに、
ただ、肩のところに持ってくるようになりました。
いきなり構えちゃう写真です。
これならひらひらもないでしょう。
次は下から持ってくる途中の写真。
ラケットヘッドが手より下にあります。
この状態があるとテイクバックが難しくなるのです。
プロはラケットヘッドを下げなくなっています。
トミー・ハースの連続写真を見てください。
角度が上からでちょっとわかりにくいのですが
ラケットヘッドを下げないで、
手首を固めて持ってきているのがわかると思います。
ハースのが一番大きなテイクバックの例。
私の一枚目の写真、
いきなり構えたやつが一番小さなテイクバックの例。
だと思ってください。
この間のどこかに自分のテイクバックを作ればおおはずれしないと思います。
プロもたいていこの範囲だと思いますよ。
2009年11月12日
サーブ打点復活作戦について
サーブの振り出しタイミングについて
『フランカー』 さんがコメントを入れてくれたので
その紹介と、解説の追加です。
以下がコメント全文です。
こんばんは 先日はアドバイスありがとうございました
また興味のある内容だったのでコメントさせていただきます
私の基準はあげたボールが上空で止まった瞬間から振りぬくようにしていますが意味はほぼ同じようにとれると思います
個人的な感想ですが止まった映像が見えると気持ちよく打ちぬける気がします
ただ大事なポイントでボールを見よう!と思うと一瞬遅れる気がしますね
緊張した場面でもどれだけいつもと同じ動作できるか これが私の大きな課題です
投稿者 フランカー 2009/11/11 20:24
私の解説です。
たいへんわかりやすい表現でありがとうございます。
トスがちょうどよければ
まさにコツを言い当てていると思います。
利き腕の上げるタイミングでばらつきがあると思いますが
トスがちょうどよければとは、打点の30cm~1m位上まで
といったところでしょうか。 (結構いいかげんな目安ですが)
『上空で止まった瞬間から振りぬくようにしています』
というのがぴったりくるのではないでしょうか。
私の言い方では、『構えで立てたラケットが落ち始める瞬間』 です。
もっと高いトスの人はもう少し待って振り始めなければならないし、
低いトスで、クイックモーションの人も
このタイミングの取り方は少し違ってきます。
ですが最近の流行(プロのですが)は上空で止まった瞬間から、であっていると思います。
『止まった映像が見えると気持ちよく打ちぬける気がします』
というのもなかなかいいと思います。
私流の表現ですと、『捕まえた』 といったところでしょうか。
さて、本当にいい打点でインパクトを迎えるために
スマッシュでは、『ゆうっくり』 振るといいですよ
私は言っていましたが。
サーブでのお勧めは、『うーう、うー』
まあ、『ゆうっくり』 とほとんど変わらないのですが
トスが上空で止まったところから
『うーう、うー』 と叫びながらやる。
こちらのほうがインパクトでの体のブロックがうまくできます。
もちろん最後の『うー』 がインパクトです。
レッスンで
「さあ皆さん、よく聞いてくださいね」
といって叫びながら、見本をやるのですが
誰もまねをしてくれません。
心の中で叫んでもいいですよと言うと
皆さん、力の入れ具合がよくなります。
『緊張した場面でもどれだけいつもと同じ動作できるか』
のためにも有効です。
ぜひ心の叫びでどうぞ。
イメージが大切ですので、ぜひ、シャラポワのプレーを聞いてください
最初の、「うーう」 はよく聞こえないかもしれませんが
口元を見て感じてください。
ストロークの声も、同じリズムですので
よく聞いて感じてください。
ただし、御自分のクラブでやるときは
口から声が漏れすぎないよう、よくよく気をつけてください。
追放処分になっても責任は取れませんのでよろしく。
そのときはうちのクラブで暖かく迎えてあげます。
さて、『ゆうっくり』 の話ですが
9月24日のブログ『ゆうっくりスマッシュ』
を参考にしてください。
今確認したら、9月21日、22日で振り子をはじめていました。
9月30日のところには理屈っぽい話が出ていました。
興味のある方はぜひ。
『フランカー』 さんがコメントを入れてくれたので
その紹介と、解説の追加です。
以下がコメント全文です。
こんばんは 先日はアドバイスありがとうございました
また興味のある内容だったのでコメントさせていただきます
私の基準はあげたボールが上空で止まった瞬間から振りぬくようにしていますが意味はほぼ同じようにとれると思います
個人的な感想ですが止まった映像が見えると気持ちよく打ちぬける気がします
ただ大事なポイントでボールを見よう!と思うと一瞬遅れる気がしますね
緊張した場面でもどれだけいつもと同じ動作できるか これが私の大きな課題です
投稿者 フランカー 2009/11/11 20:24
私の解説です。
たいへんわかりやすい表現でありがとうございます。
トスがちょうどよければ
まさにコツを言い当てていると思います。
利き腕の上げるタイミングでばらつきがあると思いますが
トスがちょうどよければとは、打点の30cm~1m位上まで
といったところでしょうか。 (結構いいかげんな目安ですが)
『上空で止まった瞬間から振りぬくようにしています』
というのがぴったりくるのではないでしょうか。
私の言い方では、『構えで立てたラケットが落ち始める瞬間』 です。
もっと高いトスの人はもう少し待って振り始めなければならないし、
低いトスで、クイックモーションの人も
このタイミングの取り方は少し違ってきます。
ですが最近の流行(プロのですが)は上空で止まった瞬間から、であっていると思います。
『止まった映像が見えると気持ちよく打ちぬける気がします』
というのもなかなかいいと思います。
私流の表現ですと、『捕まえた』 といったところでしょうか。
さて、本当にいい打点でインパクトを迎えるために
スマッシュでは、『ゆうっくり』 振るといいですよ
私は言っていましたが。
サーブでのお勧めは、『うーう、うー』
まあ、『ゆうっくり』 とほとんど変わらないのですが
トスが上空で止まったところから
『うーう、うー』 と叫びながらやる。
こちらのほうがインパクトでの体のブロックがうまくできます。
もちろん最後の『うー』 がインパクトです。
レッスンで
「さあ皆さん、よく聞いてくださいね」
といって叫びながら、見本をやるのですが
誰もまねをしてくれません。
心の中で叫んでもいいですよと言うと
皆さん、力の入れ具合がよくなります。
『緊張した場面でもどれだけいつもと同じ動作できるか』
のためにも有効です。
ぜひ心の叫びでどうぞ。
イメージが大切ですので、ぜひ、シャラポワのプレーを聞いてください
最初の、「うーう」 はよく聞こえないかもしれませんが
口元を見て感じてください。
ストロークの声も、同じリズムですので
よく聞いて感じてください。
ただし、御自分のクラブでやるときは
口から声が漏れすぎないよう、よくよく気をつけてください。
追放処分になっても責任は取れませんのでよろしく。
そのときはうちのクラブで暖かく迎えてあげます。
さて、『ゆうっくり』 の話ですが
9月24日のブログ『ゆうっくりスマッシュ』
を参考にしてください。
今確認したら、9月21日、22日で振り子をはじめていました。
9月30日のところには理屈っぽい話が出ていました。
興味のある方はぜひ。
2009年11月11日
サーブ打点復活作戦
11月8日日曜日
松原テニスクラブ印西で会員さんとプレー後
前々から気になっていた、会員Y下さんのサーブ。
昔は高いところから強力なサーブを打っていたのに
印西に帰ってきてから
すごく低いところからスライスサーブを打っている。
しばらく、大阪に行っていたので、
関西は空気が悪いのか? はたまた重力が強いのか?
それともお酒がおいしいのか?
それはそれで、バウンドが低く、打ち返しにくいのだが
本人の様子を見ると、自分のサーブに納得していないよう。
とりあえず、わざとなのかどうか聞いてみた。
知らないうちに、だんだん低くなっちゃったとのことで
できれば直したいとのこと。
それじゃ直しましょうということで
『サーブ打点復活作戦』 を発令。
原因は単純なことで
不調なときに、ボールをよく見て打った。
打点まであまりにも真剣に、よく見ていたので、
それから振ったら、打点がさらにうんと低くなった。
ということのようだ。
ラケットを右肩の上に立てたところから
理想の打点にボールが来たとき
振り下ろし始めたので
そこから40cm低いところが現実の打点になった。
てことは
理想打点の40cm以上うえにトスを上げて
落ち始めたら振り始めればいいということ。
早速、イメージトレーニング。
ラケットを右肩の上に立てておき
トスを上げたつもりで
ボールを想像し
打点の約40cm上に来たらスウィング振り下ろし開始。
で、うまくいくはずだったのだが
やはりボールを見るために、少し遅れる。
しかしこれで半分は復活。
次の技は
「ラケットの先っぽで打ってみましょう」
これでほぼ復活。
後はイメージを持ったまま、練習するっきゃない。
イメージの補強はやっぱりこの人、フェデラー。
サーブの連続写真を見てみましょう。
ラケットの立っている、1コマ目から、ラケットを下げ始め
4コマ目でボールが見え始めました。 (トスの写った写真はなかなかないのです)
5コマ目で、ラケットが最下点に来たとき、ボールはまだ上にあります。
8コマ目で、見事ランデブー成功です。
またこの8コマ目、明らかに目が離れています。
たぶんインパクトは見ていないでしょう。
フェデラーのトスは打点の上、明らかに40cm以上ありますね。
この40cmという数字は実はイメージです
あまり正確に測らないようにお願いします。
Y下さんにはしばらく前のスマッシュの写真を
見てもらうように言ったので、
ここで再度披露。
ボールがかなり高いうちに振り始めるというお話。
ボールが落ちていく黄色の線が映っている。
同時にラケットヘッドが下がっていく動きが映っている。
ミキちゃんはずいぶん早く振り始めています。
9月24日のブログ『ゆうっくりスマッシュ』なので
こちらもぜひ見直してください。
そちらには、この前のシーン
ラケットを立てて構えている写真も出ています。
静止画なのに動画が映るなんて
低性能カメラも役に立つことがあるんですね。
Y下さん、来週は剛球サーブ、受けて見せましょう。
松原テニスクラブ印西で会員さんとプレー後
前々から気になっていた、会員Y下さんのサーブ。
昔は高いところから強力なサーブを打っていたのに
印西に帰ってきてから
すごく低いところからスライスサーブを打っている。
しばらく、大阪に行っていたので、
関西は空気が悪いのか? はたまた重力が強いのか?
それともお酒がおいしいのか?
それはそれで、バウンドが低く、打ち返しにくいのだが
本人の様子を見ると、自分のサーブに納得していないよう。
とりあえず、わざとなのかどうか聞いてみた。
知らないうちに、だんだん低くなっちゃったとのことで
できれば直したいとのこと。
それじゃ直しましょうということで
『サーブ打点復活作戦』 を発令。
原因は単純なことで
不調なときに、ボールをよく見て打った。
打点まであまりにも真剣に、よく見ていたので、
それから振ったら、打点がさらにうんと低くなった。
ということのようだ。
ラケットを右肩の上に立てたところから
理想の打点にボールが来たとき
振り下ろし始めたので
そこから40cm低いところが現実の打点になった。
てことは
理想打点の40cm以上うえにトスを上げて
落ち始めたら振り始めればいいということ。
早速、イメージトレーニング。
ラケットを右肩の上に立てておき
トスを上げたつもりで
ボールを想像し
打点の約40cm上に来たらスウィング振り下ろし開始。
で、うまくいくはずだったのだが
やはりボールを見るために、少し遅れる。
しかしこれで半分は復活。
次の技は
「ラケットの先っぽで打ってみましょう」
これでほぼ復活。
後はイメージを持ったまま、練習するっきゃない。
イメージの補強はやっぱりこの人、フェデラー。
サーブの連続写真を見てみましょう。
ラケットの立っている、1コマ目から、ラケットを下げ始め
4コマ目でボールが見え始めました。 (トスの写った写真はなかなかないのです)
5コマ目で、ラケットが最下点に来たとき、ボールはまだ上にあります。
8コマ目で、見事ランデブー成功です。
またこの8コマ目、明らかに目が離れています。
たぶんインパクトは見ていないでしょう。
フェデラーのトスは打点の上、明らかに40cm以上ありますね。
この40cmという数字は実はイメージです
あまり正確に測らないようにお願いします。
Y下さんにはしばらく前のスマッシュの写真を
見てもらうように言ったので、
ここで再度披露。
ボールがかなり高いうちに振り始めるというお話。
ボールが落ちていく黄色の線が映っている。
同時にラケットヘッドが下がっていく動きが映っている。
ミキちゃんはずいぶん早く振り始めています。
9月24日のブログ『ゆうっくりスマッシュ』なので
こちらもぜひ見直してください。
そちらには、この前のシーン
ラケットを立てて構えている写真も出ています。
静止画なのに動画が映るなんて
低性能カメラも役に立つことがあるんですね。
Y下さん、来週は剛球サーブ、受けて見せましょう。
2009年11月09日
スピンサーブは回内が重要
10月30日に『フランカー』 さんから質問をいただきました。
その中でサーブの話がまだ終わっていませんでした。
以下がコメント中のその部分です。
それから以前書かれていましたスライスサービスはプロネーションを控えめにして打つについては分かるのですがスピンサービスはプロネーションを使って体の右側に振りぬくという記載があり 何故プロネーションを使わなければいけないのかよく分かりませんでした
現在基礎からスピンサービスの2ndを練習していることもあり良ければそのあたりも解説をしていただければと思います
投稿者 フランカー 2009/10/30 01:38
私の答えです。
サーブのプロネーションについてはたいへんいい質問だと思います。
これが説明できたら、テニス技術のツウといっていいでしょう。
(暗に自分のことをツウだといっているわけです)
写真があると説明しやすいので
印西で写真が撮れましたら、やりたいと思います、と言ったきりになっていました。
ということで、昨日、やっと写真が取れましたので
この話に決着をつけたいと思います。
まず、ボールに回転をかけるということについて説明をします。
面を垂直に当てると、当然、無回転、フラットになります。
面を斜めにして当てると、ボールにスピンがかかります。
当然、斜めに当てると、ボールのとび出す方向はスウィング方向と異なります。
この斜め方向がどう選ぶか?
斜めの面をボールにぶつけるのにどうゆう手段を採るのか?
ということが
回転をかけたボールの打ち方ということになります。
さて、スピンサーブですが
これは回内(プロネーション)が技術の中心だといってもいいくらい重要です。
ボールの斜め上、45度のあたりをヒットするには
回内を使って打つのが最も効率的なのです。
スピンサーブの面を手首の角度を固定することにより作っておき
それを、主に回内することによりスウィングするのです。
言葉だけではわかりにくいので写真を見てください。
まずは、インパクト前、回内するための準備に回外されています。
面も少し下を向いています。 (やや下向きな斜めの面をぶつけるのです)
次に、回内してゆき、インパクトを迎えます。
腕も伸びていきますのでボールをこすりあげるような要素も入っています。
さらに回内し、本人から見て、右前の方向に振り出されます。
この3枚の動きの中で、手首の角度はほとんど変わっていないことに注目してください。
ですから何回やっても、インパクトの形、面の角度は変わらないのです。
強烈に回内を使って打つのはそのためです。
肘が屈伸し、腕が伸びて、ボールをこすりあげるのがメインなように思われがちですが
実は腕は、スウィングの遠心力で伸びていきますので
特にインパクト後は、むしろ曲げる方角に力を入れます。
ですからフィニッシュで腕を曲げて、身体の右側に終わるのです。
腕を伸ばしきった状態を作ると、肘を痛めやすいので注意が必要です。
インパクトでも肘は伸ばしきりません。
次はスライスサーブです。
スライスの場合はラケットをたてに使い、ボールに横回転をかけます。
手首を伸ばし気味にして使いますので
回内(プロネーション)を使うと、もろに面の向きが変わってしまいます。
それと、伸ばし気味の手首で回内を使っても
スピードアップにはつながらないのです。
ですから、スライスサーブは回内を使わないで、
腕全体で打つという形をとるのです。
写真を見てください。
まずは、インパクト前。
次はインパクト。
そして、インパクト直後。
面の向きが余り変化していないのが見て取れると思います。
このまま、身体の左下にフィニッシュします。
その中でサーブの話がまだ終わっていませんでした。
以下がコメント中のその部分です。
それから以前書かれていましたスライスサービスはプロネーションを控えめにして打つについては分かるのですがスピンサービスはプロネーションを使って体の右側に振りぬくという記載があり 何故プロネーションを使わなければいけないのかよく分かりませんでした
現在基礎からスピンサービスの2ndを練習していることもあり良ければそのあたりも解説をしていただければと思います
投稿者 フランカー 2009/10/30 01:38
私の答えです。
サーブのプロネーションについてはたいへんいい質問だと思います。
これが説明できたら、テニス技術のツウといっていいでしょう。
(暗に自分のことをツウだといっているわけです)
写真があると説明しやすいので
印西で写真が撮れましたら、やりたいと思います、と言ったきりになっていました。
ということで、昨日、やっと写真が取れましたので
この話に決着をつけたいと思います。
まず、ボールに回転をかけるということについて説明をします。
面を垂直に当てると、当然、無回転、フラットになります。
面を斜めにして当てると、ボールにスピンがかかります。
当然、斜めに当てると、ボールのとび出す方向はスウィング方向と異なります。
この斜め方向がどう選ぶか?
斜めの面をボールにぶつけるのにどうゆう手段を採るのか?
ということが
回転をかけたボールの打ち方ということになります。
さて、スピンサーブですが
これは回内(プロネーション)が技術の中心だといってもいいくらい重要です。
ボールの斜め上、45度のあたりをヒットするには
回内を使って打つのが最も効率的なのです。
スピンサーブの面を手首の角度を固定することにより作っておき
それを、主に回内することによりスウィングするのです。
言葉だけではわかりにくいので写真を見てください。
まずは、インパクト前、回内するための準備に回外されています。
面も少し下を向いています。 (やや下向きな斜めの面をぶつけるのです)
次に、回内してゆき、インパクトを迎えます。
腕も伸びていきますのでボールをこすりあげるような要素も入っています。
さらに回内し、本人から見て、右前の方向に振り出されます。
この3枚の動きの中で、手首の角度はほとんど変わっていないことに注目してください。
ですから何回やっても、インパクトの形、面の角度は変わらないのです。
強烈に回内を使って打つのはそのためです。
肘が屈伸し、腕が伸びて、ボールをこすりあげるのがメインなように思われがちですが
実は腕は、スウィングの遠心力で伸びていきますので
特にインパクト後は、むしろ曲げる方角に力を入れます。
ですからフィニッシュで腕を曲げて、身体の右側に終わるのです。
腕を伸ばしきった状態を作ると、肘を痛めやすいので注意が必要です。
インパクトでも肘は伸ばしきりません。
次はスライスサーブです。
スライスの場合はラケットをたてに使い、ボールに横回転をかけます。
手首を伸ばし気味にして使いますので
回内(プロネーション)を使うと、もろに面の向きが変わってしまいます。
それと、伸ばし気味の手首で回内を使っても
スピードアップにはつながらないのです。
ですから、スライスサーブは回内を使わないで、
腕全体で打つという形をとるのです。
写真を見てください。
まずは、インパクト前。
次はインパクト。
そして、インパクト直後。
面の向きが余り変化していないのが見て取れると思います。
このまま、身体の左下にフィニッシュします。
2009年10月25日
スイートスポット
『ヒロリン』 さんからサーブでスピンをかけた場合の
ラケット面への当て方について質問を頂きました。
以下がコメントの全文です。
いつもホームページ拝見させていただいています
テニスの極意のサーブ&スマッシュを購入し拝見したのですが、
サーブのことで、ご質問したいので投稿しました
自分は先生がDVDの中で話されているとおり、ファーストはフラットでなかなか良いサーブが打てるのですが、セカンドは全然だめでまさに羽子板打ちでダブルフォールトが怖いため完全に入れに行ってしまいます。。
そこで是非ともスピンサーブまたはスライスサーブを覚えたいのですが、DVDを見ていてどうしても理解できないところがあるので出来れば教えてください。
スピンサーブ、スライスサーブの場合ラケットの端から端を斜めに使うと言うことは、インパクトの瞬間ボールはスウィートスポットの真ん中に当てずにフレームの近くに当てると言うことでしょうか?
またどちらのサーブの場合も最後のフォロースルーは回内でよろしいのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2009/10/24 17:42
私の答えです。
コメントありがとうございます。
まず、スピンサーブでのあたる場所を写真で見てください。
ある程度、スウィングスピードのある人はこの辺りです。
スピンサーブの上手な人のラケットを見せてもらえば
この辺に、ナイロンのおこげがこびりついているはずです。
私のラケットにはおこげがついていません。
ストリングスがポリだからなのか?
私のスウィングスピードが遅くなったからなのかは不明です。
ただし、YYのステンシルのこの辺りが薄くなっているところをみると
この辺に当たっていることは間違いないようです。
フラットに打つときは直角に当たるので
左右の位置で言えば、真ん中に当たると思います。
スピンをかけるときは、斜めに当てますので
スウィング方向側に当たる位置がずれます。
ラケットの端から端までこするわけではなく
5cmとか7cmとか少しの間ボールと接していると思います。
数字は私の感触、想像で何の根拠もありません。
もし概算で出すとすれば
100km/hの速度でラケットヘッドが走り
それが、ボールの接触時間1000分の5秒間の間に走る距離をだす
斜め45度でボールに当たるので
横にずれる分を計算に入れ、サイン45度をかける。
この計算ですと、10cmくらいでしょうか?
数学好きな人、物理好きな人、暇な人はやってみてください。
嫌いな人は見なかったふりをしてください。
知らなくてもテニスにはなんの差し支えもありません。
真ん中をずらして当てるわけですが
特に意識してずらす必要はありません。
うまく打っている人は、「真ん中で打っている」
と思っています。
手の感触が、ここがスイートスポットだといっているのです。
一番飛ぶところ、感触のいいところを勝手に探し出しているだけです。
つぎに、縦方向に、先の方にずれている理由です。
ラケットとボールの衝突速度が早くなると
ラケット面が反発してくれる度合いが低くなります。
これを反発係数が低くなるといいます。
そうなると真ん中も端もとびがあまり変わらなくなります。
ラケットヘッドの方が真ん中より速度が速いので
そこで打ったほうがとびが良くなるのです。
これも手の感触は、一番飛ぶところを自動的に探し出します。
ですから自分では常にスイートスポットなのです。
もしかしたら調子の悪い時にちょっとだけ
その方向にずらして当てるつもりだと調子が戻るかもしれませんけど。
フォアハンドのストロークも同じです。
写真でYYマークの3角形、上側の方が少し薄れています。
ここが私のフォアハンドのスウィートスポット。
昔はもっと上だったんだけど ・・・・
そうそう、回内でした。
スピンサーブは強烈に回内し
フィニッシュを状態の右側に持ってくるとうまく打てます。
スライスの場合は回内をあまり使わず
一定の面を保ったまま、フィニッシュを体の左に持っていくとうまく打てます。
回内を使いすぎるとフラット気味になり
スライスのキレが出せないようです。
回外させると、肘を痛めますから要注意。
これを『りんごの皮むきサーブ』と呼んでいます。
またまた薀蓄ですが。
先ほどのボールをはじかなくなり始める衝突速度ですが、
時速100Kmを超えるくらいが目安のようです。
男子のスウィングスピードの速い人、
サーブ、スマッシュ、フォアハンドでよくみられます。
だからうちのコーチ、T君
スマッシュでストリング、先っぽを切るのです。
ラケット面への当て方について質問を頂きました。
以下がコメントの全文です。
いつもホームページ拝見させていただいています
テニスの極意のサーブ&スマッシュを購入し拝見したのですが、
サーブのことで、ご質問したいので投稿しました
自分は先生がDVDの中で話されているとおり、ファーストはフラットでなかなか良いサーブが打てるのですが、セカンドは全然だめでまさに羽子板打ちでダブルフォールトが怖いため完全に入れに行ってしまいます。。
そこで是非ともスピンサーブまたはスライスサーブを覚えたいのですが、DVDを見ていてどうしても理解できないところがあるので出来れば教えてください。
スピンサーブ、スライスサーブの場合ラケットの端から端を斜めに使うと言うことは、インパクトの瞬間ボールはスウィートスポットの真ん中に当てずにフレームの近くに当てると言うことでしょうか?
またどちらのサーブの場合も最後のフォロースルーは回内でよろしいのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2009/10/24 17:42
私の答えです。
コメントありがとうございます。
まず、スピンサーブでのあたる場所を写真で見てください。
ある程度、スウィングスピードのある人はこの辺りです。
スピンサーブの上手な人のラケットを見せてもらえば
この辺に、ナイロンのおこげがこびりついているはずです。
私のラケットにはおこげがついていません。
ストリングスがポリだからなのか?
私のスウィングスピードが遅くなったからなのかは不明です。
ただし、YYのステンシルのこの辺りが薄くなっているところをみると
この辺に当たっていることは間違いないようです。
フラットに打つときは直角に当たるので
左右の位置で言えば、真ん中に当たると思います。
スピンをかけるときは、斜めに当てますので
スウィング方向側に当たる位置がずれます。
ラケットの端から端までこするわけではなく
5cmとか7cmとか少しの間ボールと接していると思います。
数字は私の感触、想像で何の根拠もありません。
もし概算で出すとすれば
100km/hの速度でラケットヘッドが走り
それが、ボールの接触時間1000分の5秒間の間に走る距離をだす
斜め45度でボールに当たるので
横にずれる分を計算に入れ、サイン45度をかける。
この計算ですと、10cmくらいでしょうか?
数学好きな人、物理好きな人、暇な人はやってみてください。
嫌いな人は見なかったふりをしてください。
知らなくてもテニスにはなんの差し支えもありません。
真ん中をずらして当てるわけですが
特に意識してずらす必要はありません。
うまく打っている人は、「真ん中で打っている」
と思っています。
手の感触が、ここがスイートスポットだといっているのです。
一番飛ぶところ、感触のいいところを勝手に探し出しているだけです。
つぎに、縦方向に、先の方にずれている理由です。
ラケットとボールの衝突速度が早くなると
ラケット面が反発してくれる度合いが低くなります。
これを反発係数が低くなるといいます。
そうなると真ん中も端もとびがあまり変わらなくなります。
ラケットヘッドの方が真ん中より速度が速いので
そこで打ったほうがとびが良くなるのです。
これも手の感触は、一番飛ぶところを自動的に探し出します。
ですから自分では常にスイートスポットなのです。
もしかしたら調子の悪い時にちょっとだけ
その方向にずらして当てるつもりだと調子が戻るかもしれませんけど。
フォアハンドのストロークも同じです。
写真でYYマークの3角形、上側の方が少し薄れています。
ここが私のフォアハンドのスウィートスポット。
昔はもっと上だったんだけど ・・・・
そうそう、回内でした。
スピンサーブは強烈に回内し
フィニッシュを状態の右側に持ってくるとうまく打てます。
スライスの場合は回内をあまり使わず
一定の面を保ったまま、フィニッシュを体の左に持っていくとうまく打てます。
回内を使いすぎるとフラット気味になり
スライスのキレが出せないようです。
回外させると、肘を痛めますから要注意。
これを『りんごの皮むきサーブ』と呼んでいます。
またまた薀蓄ですが。
先ほどのボールをはじかなくなり始める衝突速度ですが、
時速100Kmを超えるくらいが目安のようです。
男子のスウィングスピードの速い人、
サーブ、スマッシュ、フォアハンドでよくみられます。
だからうちのコーチ、T君
スマッシュでストリング、先っぽを切るのです。
2009年10月16日
ここからパーン
金曜日は下川井テニスクラブでリトルクラスのレッスン。
いつもは5人のクラスなのだが
風邪がはやっているらしく
元気な男の子ばかり3人。
これは今日のではないが下川井リトルクラスの1シーン。
こんな子達と楽しくやっているのだ。
ボールはロープレッシャーボール、ラケットは23インチ。
そうそう、今日のレッスンの話。
会員さんのご夫婦に30分のプライベートレッスンをした後、リトルのクラスだ。
2年生2人、3年生1人、という構成だった。
サービスの練習を始めた時のこと。
最初はサービスラインからサーブ。
立つ場所を印象付けたかったので
「ここからパーン」 といいながら、見本のサーブを打った。
一番キャリアが少ないので
いつもはトスを上げてもなかなか当たらない
2年生の 『タイセイ君』
私のまねをした。
「ここからパーン」 といいながら、みごとなサーブを打った。
いつもはトスもいろいろな高さ、いろいろなところに行くのに
今日は見事に安定している。
何本かうまく打ったら、少し飽きてきた。
「ここから食べる」 といいながら打ったら、見事に当たりそこなった。
彼はいろいろな呪文を試していたがだめだったので、
私が、「ここからパーン、といいながら打ってごらん」といったら、
また見事に打った。
さて次は、ベースラインからのサーブ。
少し自信の無い 『タイセイ君』 真剣になってきた。
まじめに黙ってやったら
トスは乱れる、当たらない。
そろそろピンと来ていた私
「ここからパーン」 といいながら打ってごらんといったら、
なんと、見事に入れた。
「ここからパーン」 という呪文はサーブのリズムに完璧にマッチしているのだろう。
『ゆうっくり』 という呪文をスマッシュで言いながら打つことにより
振り子のリズムからすごいスマッシュのスウィングを実現できる。
サーブも同じスウィングですごいのが打てるはずなのだが
残念ながら、この呪文にはトスの部分が無い。
『ここからパーン』 には、トスも含めた、完璧なサーブのリズムがあるのだ。
これで、究極のサーブを手に入れたと思ったあなた。
実はもうひとつ足りないものがあるのですよ。
それは、『ここからパーン』 といいながら打った、『私の見本』
この 『ビジュアルなイメージ』
これが呪文と一緒に、『タイセイ君』 の頭の中に入っているのです。
それと 『パーン』 という音の中には
すばらしいサーブが飛んでいくイメージも入っているのだと思います。
「どうですお客さん、安くしときますよ、見本1回、10万円でどうですか?」
松原の見本に10万円も出せない人はこうしましょう。
フェデラーのサーブをビデオで見ながら、『ここからパーン』 といってみる。
これならかなり安上がり。
しかもフェデラーなら松原より少しうまいかもしれない?
(しまった、10万円、惜しいことをした)
そんなこんなで、今日も下川井のレッスンは楽しく終わったのです。
『カッチャン』 も、『ツバサ君』 もおつかれさま。
今日もありがとう。
『シホチャン』 、『ワタル君』 来週は元気に来てね。
いつもは5人のクラスなのだが
風邪がはやっているらしく
元気な男の子ばかり3人。
これは今日のではないが下川井リトルクラスの1シーン。
こんな子達と楽しくやっているのだ。
ボールはロープレッシャーボール、ラケットは23インチ。
そうそう、今日のレッスンの話。
会員さんのご夫婦に30分のプライベートレッスンをした後、リトルのクラスだ。
2年生2人、3年生1人、という構成だった。
サービスの練習を始めた時のこと。
最初はサービスラインからサーブ。
立つ場所を印象付けたかったので
「ここからパーン」 といいながら、見本のサーブを打った。
一番キャリアが少ないので
いつもはトスを上げてもなかなか当たらない
2年生の 『タイセイ君』
私のまねをした。
「ここからパーン」 といいながら、みごとなサーブを打った。
いつもはトスもいろいろな高さ、いろいろなところに行くのに
今日は見事に安定している。
何本かうまく打ったら、少し飽きてきた。
「ここから食べる」 といいながら打ったら、見事に当たりそこなった。
彼はいろいろな呪文を試していたがだめだったので、
私が、「ここからパーン、といいながら打ってごらん」といったら、
また見事に打った。
さて次は、ベースラインからのサーブ。
少し自信の無い 『タイセイ君』 真剣になってきた。
まじめに黙ってやったら
トスは乱れる、当たらない。
そろそろピンと来ていた私
「ここからパーン」 といいながら打ってごらんといったら、
なんと、見事に入れた。
「ここからパーン」 という呪文はサーブのリズムに完璧にマッチしているのだろう。
『ゆうっくり』 という呪文をスマッシュで言いながら打つことにより
振り子のリズムからすごいスマッシュのスウィングを実現できる。
サーブも同じスウィングですごいのが打てるはずなのだが
残念ながら、この呪文にはトスの部分が無い。
『ここからパーン』 には、トスも含めた、完璧なサーブのリズムがあるのだ。
これで、究極のサーブを手に入れたと思ったあなた。
実はもうひとつ足りないものがあるのですよ。
それは、『ここからパーン』 といいながら打った、『私の見本』
この 『ビジュアルなイメージ』
これが呪文と一緒に、『タイセイ君』 の頭の中に入っているのです。
それと 『パーン』 という音の中には
すばらしいサーブが飛んでいくイメージも入っているのだと思います。
「どうですお客さん、安くしときますよ、見本1回、10万円でどうですか?」
松原の見本に10万円も出せない人はこうしましょう。
フェデラーのサーブをビデオで見ながら、『ここからパーン』 といってみる。
これならかなり安上がり。
しかもフェデラーなら松原より少しうまいかもしれない?
(しまった、10万円、惜しいことをした)
そんなこんなで、今日も下川井のレッスンは楽しく終わったのです。
『カッチャン』 も、『ツバサ君』 もおつかれさま。
今日もありがとう。
『シホチャン』 、『ワタル君』 来週は元気に来てね。
2009年09月22日
サーブ、振り子スウィング
きのう、東戸塚のミックス大会後
ミニレッスンで披露した振り子を利用した説明について、
stone さんから、質問をコメントにいただきました。
松原コーチ ご無沙汰しております。ブログいつも拝見しています。
「フリコの話はストロークやスマッシュでもたいへん重要なので日を改めて、わかりやすく説明するつもりです。」とのこと、サーブは課題満載なのでご説明が楽しみです。宜しくお願いします。
あと、「内旋、外旋でラケットを持った腕を肩の上で前後に動かしメトロノームのような上側のフリコをやってもらった。」とのことですが、動きが上手くイメージできません。宜しければ、この動きも再度併せて詳細にご説明頂けると幸甚です。
投稿者 stone 2009/09/22 07:09
ということで、
その説明です。
棒振りのスポーツはたくさんありますが、棒の長さにより
振り方や、そのテンポはずいぶん違います。
ピンポンなら長さを気にせずに、『ビュッ』 と振ります。
ゴルフだと、少しゆったり、『どっこいしょ』 といったところでしょうか。
ゴルフの場合、クラブが長いので
いきなり振ろうとしても先がついてきません。
クラブの動き出すテンポに従い
さらに力を加え、徐々に加速していきます。
テニスでも同じような現象が考えられます。
なにか、ラケットやクラブの持つ固有の速度感、テンポ感があるのです。
私はこの『速度感、テンポ感』 を一種の振り子と捉えています。
これは私がサーブの説明で最初にやる振り子。
前から
たらして
後ろに上がる
これが下側のフリコ。 (ふつう、フリコといえば下ですが)
私はテンポを指定しませんし、誰も音頭を取りませんが
大勢でやっても見事に同じテンポになります。
フリコは重心までの距離が同じなら周期(テンポ)は同じになります。
誰でもこの距離はほぼ同じです。
こちらは上側のフリコ。
メトロノームです。 重りの位置を変えてテンポを変えます。
さてテニスの上のフリコ。
これも、講習会などでいっせいにやってもらうと
面白いくらい、みな同じテンポで振ります。
かなりゆっくりテンポで、
力のない女性も、大男もほぼ同じテンポになります。
あえて言うと、腕の長い大男のほうがむしろゆっくりになるはずです。
このフリコのテンポに逆らわなければ力のない女性でも
そこそこのスピードでサーブが打てるはずですし、
このテンポに逆らうと、力持ちでも遅いサーブになるかもしれません。
しかし、待てよ、
みな同じテンポならフェデラーも、初級の女の子も同じスピード?
そんなわけないですよね。
スウィングは 『ゆうっくり』 振ります。
この 『ゆうっ 』 までは、誰でもゆっくり。
(これはラケットがたれるまで)
後半の 『 くり 』 の加速がパワーの差になります。
実際のインパクトは腕が遠心力で伸び、こんな感じ。
プロのサーブはゆったりと振りはじめ、
後半一気に加速です。
これはロディックのフラットサーブの連続写真です。
トスは打点の20~40cmくらい高く上げ、
ゆうっくり、といいながら打つとうまくいきます。
はじめはボールを打たないで、トスを上げたつもりで
素振りをしてみるとすぐにできるようになりますよ。
テニスではこの振り子を意識したショットと
振り子を気にしないほうがうまくいくショットと両方あります。
それはまたいずれ・・・・・
ミニレッスンで披露した振り子を利用した説明について、
stone さんから、質問をコメントにいただきました。
松原コーチ ご無沙汰しております。ブログいつも拝見しています。
「フリコの話はストロークやスマッシュでもたいへん重要なので日を改めて、わかりやすく説明するつもりです。」とのこと、サーブは課題満載なのでご説明が楽しみです。宜しくお願いします。
あと、「内旋、外旋でラケットを持った腕を肩の上で前後に動かしメトロノームのような上側のフリコをやってもらった。」とのことですが、動きが上手くイメージできません。宜しければ、この動きも再度併せて詳細にご説明頂けると幸甚です。
投稿者 stone 2009/09/22 07:09
ということで、
その説明です。
棒振りのスポーツはたくさんありますが、棒の長さにより
振り方や、そのテンポはずいぶん違います。
ピンポンなら長さを気にせずに、『ビュッ』 と振ります。
ゴルフだと、少しゆったり、『どっこいしょ』 といったところでしょうか。
ゴルフの場合、クラブが長いので
いきなり振ろうとしても先がついてきません。
クラブの動き出すテンポに従い
さらに力を加え、徐々に加速していきます。
テニスでも同じような現象が考えられます。
なにか、ラケットやクラブの持つ固有の速度感、テンポ感があるのです。
私はこの『速度感、テンポ感』 を一種の振り子と捉えています。
これは私がサーブの説明で最初にやる振り子。
前から
たらして
後ろに上がる
これが下側のフリコ。 (ふつう、フリコといえば下ですが)
私はテンポを指定しませんし、誰も音頭を取りませんが
大勢でやっても見事に同じテンポになります。
フリコは重心までの距離が同じなら周期(テンポ)は同じになります。
誰でもこの距離はほぼ同じです。
こちらは上側のフリコ。
メトロノームです。 重りの位置を変えてテンポを変えます。
さてテニスの上のフリコ。
これも、講習会などでいっせいにやってもらうと
面白いくらい、みな同じテンポで振ります。
かなりゆっくりテンポで、
力のない女性も、大男もほぼ同じテンポになります。
あえて言うと、腕の長い大男のほうがむしろゆっくりになるはずです。
このフリコのテンポに逆らわなければ力のない女性でも
そこそこのスピードでサーブが打てるはずですし、
このテンポに逆らうと、力持ちでも遅いサーブになるかもしれません。
しかし、待てよ、
みな同じテンポならフェデラーも、初級の女の子も同じスピード?
そんなわけないですよね。
スウィングは 『ゆうっくり』 振ります。
この 『ゆうっ 』 までは、誰でもゆっくり。
(これはラケットがたれるまで)
後半の 『 くり 』 の加速がパワーの差になります。
実際のインパクトは腕が遠心力で伸び、こんな感じ。
プロのサーブはゆったりと振りはじめ、
後半一気に加速です。
これはロディックのフラットサーブの連続写真です。
トスは打点の20~40cmくらい高く上げ、
ゆうっくり、といいながら打つとうまくいきます。
はじめはボールを打たないで、トスを上げたつもりで
素振りをしてみるとすぐにできるようになりますよ。
テニスではこの振り子を意識したショットと
振り子を気にしないほうがうまくいくショットと両方あります。
それはまたいずれ・・・・・
2009年09月21日
東戸塚校オープンミックス大会
東戸塚松原テニススクールでは
オープンミックス大会が開催された。
今回は6ペアーの参加と少なかったが
内容はなかなか充実していた。
いろいろな試合に参加する人が多くなったので
みんながそれなりの試合運びをするようになって
平均レベルが上がってきたように感じた。
試合後の集合写真。
試合後、サーブの技術が気になり
今回の試合後のワンポイントレッスンはサーブになった。
まずやったのは、
フリコのリズムを意識し、『ゆうっくり振る』 こと。
下にぶらぶらと、フリコのスウィングをしてもらい、
ラケットの動きはフリコのリズムであると説明した。
次に、内旋、外旋でラケットを持った腕を肩の上で前後に動かし
メトロノームのような上側のフリコをやってもらった。
これで、スウィング前半をゆうっくり振ることで
ラケットの固有のスピードをベースとして作り。
後半を力強くフィニッシュすることで
さらにスピードアップすることを実感してもらった。
次にスピンをかける手首の形を説明し、
回転のかかるサーブを打ってもらった。
トップスピンではなくサイドスピン(スライスサーブ)のほうが実用的なことを説明し、
もう一度打ってもらって、今回の講習は終了。
サーブで悩む人は多いらしく
ほとんどの皆さんに満足していただけたようだ。
フリコの話はストロークやスマッシュでもたいへん重要なので
日を改めて、わかりやすく説明するつもりです。
オープンミックス大会が開催された。
今回は6ペアーの参加と少なかったが
内容はなかなか充実していた。
いろいろな試合に参加する人が多くなったので
みんながそれなりの試合運びをするようになって
平均レベルが上がってきたように感じた。
試合後の集合写真。
試合後、サーブの技術が気になり
今回の試合後のワンポイントレッスンはサーブになった。
まずやったのは、
フリコのリズムを意識し、『ゆうっくり振る』 こと。
下にぶらぶらと、フリコのスウィングをしてもらい、
ラケットの動きはフリコのリズムであると説明した。
次に、内旋、外旋でラケットを持った腕を肩の上で前後に動かし
メトロノームのような上側のフリコをやってもらった。
これで、スウィング前半をゆうっくり振ることで
ラケットの固有のスピードをベースとして作り。
後半を力強くフィニッシュすることで
さらにスピードアップすることを実感してもらった。
次にスピンをかける手首の形を説明し、
回転のかかるサーブを打ってもらった。
トップスピンではなくサイドスピン(スライスサーブ)のほうが実用的なことを説明し、
もう一度打ってもらって、今回の講習は終了。
サーブで悩む人は多いらしく
ほとんどの皆さんに満足していただけたようだ。
フリコの話はストロークやスマッシュでもたいへん重要なので
日を改めて、わかりやすく説明するつもりです。
2009年09月08日
トスの上げ方
『しんぷそん』 さんから、コメントに質問をもらいましたので
今日はそれについて。
以下がその全文です。
松原コーチはじめまして。
いつも拝見させていただいています。
もしよろしければアドバイスをいただければと思いコメントいたしました。
ここ2ヶ月くらいなんですがトスがまったく安定しないのです。
毎回のようにやり直しをし酷い時には5,6回は上げなおし。
それ以上やると相手に悪いと思い無理やり打ったりして(汗)
勿論そんな感じで打ってもフォルトなんですが…。
いろんな選手のトスアップを見て思考錯誤してやってるのですが、
なかなかうまくいきません。
最近じゃ試合でサーブを打つのがすごく嫌で嫌でたまりません(涙)
この状況を少しでも打破したいので、
些細な事でもいいので良いアドバイスがあれば宜しくお願いいたします。
投稿者 しんぷそん 2009/09/08 00:04
私のお答え。
まずは、お詫びなのですが、
昨晩、コメントが3通入っていました。
しんぷそんさんから2通、変な人から1通です。
変な人からの1通は、とても青少年には見せられないような
・・・な内容のコメントです。
直ちに削除しました。
このようなコメントを表に出さないため
コメントは私の承認がないと表示されない設定になっています。
たぶん、しんぷそんさんも表示されないので2通目をコメントに入れたのだと思います。
ご迷惑をかけて申し訳ありません。
しんぷそんさんの2通目も削除しました。 (同内容なので)
さて、サーブのトスですが
私も40年上げ続けて、いまだに苦手です。
最近はうまく上がらないもんだと割り切ってやっており
その分昔よりましになりました。
こうゆう、考え方というのも落ち着くための1方法です。
ひとつ質問します
「トスだけの練習をしたらうまいですか?」
サーブさえ打たなければトスはうまい、という人がたくさんいます。
そう、トスだけ上げればいいのです。
終わったら、サーブする。
サーブのアクションのため上体が動きます。
ですからトスが影響を受けます。
狂います。 というストーリー。
鈴木貴男のサービスフォームを見てください。
トスが上がるまで上体の向きがあまり動いていないでしょう。
次はヒンギスのサービスフォームを見てください。
(なぜか動画はバックハンドですが)
連続写真を見ると
二人とも、上体は少し動きますがゆったりですよね。
トスが乱れる人は、上体がぴょこっと動く人が多いのです。
上体の動きでトスを上げるとそうなります。
腕だけで上げたほうがいいです。
それでも乱れるようなら
最初からラケットを右肩の上に立てて構えておき
他を動かさないでトスを上げる
というのが究極の方法です。
アンナ・クルニコワはラケットを下にぶら下げたまま
トスだけしていました。
それとついでに。
トスを上げなおすときは
サーブの位置に入る動作やボールをコートにつく動作など
すべて、やり直すことが重要です。
相手の迷惑は考えないこと。
ちょっとだけアドバイスと思い書き始めたのですが
いっぱい書いちゃいましたね。
お役に立てば幸いです。
今日はそれについて。
以下がその全文です。
松原コーチはじめまして。
いつも拝見させていただいています。
もしよろしければアドバイスをいただければと思いコメントいたしました。
ここ2ヶ月くらいなんですがトスがまったく安定しないのです。
毎回のようにやり直しをし酷い時には5,6回は上げなおし。
それ以上やると相手に悪いと思い無理やり打ったりして(汗)
勿論そんな感じで打ってもフォルトなんですが…。
いろんな選手のトスアップを見て思考錯誤してやってるのですが、
なかなかうまくいきません。
最近じゃ試合でサーブを打つのがすごく嫌で嫌でたまりません(涙)
この状況を少しでも打破したいので、
些細な事でもいいので良いアドバイスがあれば宜しくお願いいたします。
投稿者 しんぷそん 2009/09/08 00:04
私のお答え。
まずは、お詫びなのですが、
昨晩、コメントが3通入っていました。
しんぷそんさんから2通、変な人から1通です。
変な人からの1通は、とても青少年には見せられないような
・・・な内容のコメントです。
直ちに削除しました。
このようなコメントを表に出さないため
コメントは私の承認がないと表示されない設定になっています。
たぶん、しんぷそんさんも表示されないので2通目をコメントに入れたのだと思います。
ご迷惑をかけて申し訳ありません。
しんぷそんさんの2通目も削除しました。 (同内容なので)
さて、サーブのトスですが
私も40年上げ続けて、いまだに苦手です。
最近はうまく上がらないもんだと割り切ってやっており
その分昔よりましになりました。
こうゆう、考え方というのも落ち着くための1方法です。
ひとつ質問します
「トスだけの練習をしたらうまいですか?」
サーブさえ打たなければトスはうまい、という人がたくさんいます。
そう、トスだけ上げればいいのです。
終わったら、サーブする。
サーブのアクションのため上体が動きます。
ですからトスが影響を受けます。
狂います。 というストーリー。
鈴木貴男のサービスフォームを見てください。
トスが上がるまで上体の向きがあまり動いていないでしょう。
次はヒンギスのサービスフォームを見てください。
(なぜか動画はバックハンドですが)
連続写真を見ると
二人とも、上体は少し動きますがゆったりですよね。
トスが乱れる人は、上体がぴょこっと動く人が多いのです。
上体の動きでトスを上げるとそうなります。
腕だけで上げたほうがいいです。
それでも乱れるようなら
最初からラケットを右肩の上に立てて構えておき
他を動かさないでトスを上げる
というのが究極の方法です。
アンナ・クルニコワはラケットを下にぶら下げたまま
トスだけしていました。
それとついでに。
トスを上げなおすときは
サーブの位置に入る動作やボールをコートにつく動作など
すべて、やり直すことが重要です。
相手の迷惑は考えないこと。
ちょっとだけアドバイスと思い書き始めたのですが
いっぱい書いちゃいましたね。
お役に立てば幸いです。
2009年09月04日
サーブ、身体の使い方
今週はこんなことばかりいっていたような気がする。
「サーブ、身体使いすぎないようにしましょう」
「サーブ、腕だけで打ちましょう」
「腕を振れば、身体は自然に、必要分だけ動きますよ」
水曜日、印西のクラブでサーブ練習していた会員さんに、
「腕だけで振りぬいてみてください」 と言ったら
すごいのを打ち始めた。
今日、下川井テニスクラブでプライベートレッスン。
「上体が前に倒れないようにしましょうね」 と言ったら
ボールがスーッと伸びていった。
他にも・・・・・
はっきりいってみんな身体の使いすぎです。
プロの連続写真を見てください。
これはあの危険な男、サフィンのスピンサーブの連続写真。
ひざを伸ばして行き、胸の張りと上体の傾きを作り、
上体を回転している、 だけでしょう。
『スピンだから腹筋で上体を振り上げて』 なんてしないのです。
これが充分な身体の使い方です。
「外人は身体に恵まれているから」 とよく言いますが、
それは、170km/hしかスピードの出ない人のせりふ。
130km/h以下のスピードしか出ない人は
『身体を使うことで、腕の振りを邪魔している人』
というのは言いすぎでしょうか。
ブレークの連続写真も見てください。
これはフラットですが
やはりひざをゆったり屈伸し (急激に伸ばすと、逆にスピードが出なくなります)
その後、上体を前に回転しているだけです。
アメリカの選手はむしろ身体をいっぱい使っているほうで、
南米やヨーロッパの選手はもっとそっけない腕打ちが多いと思います。
それでも、200km/h のサーブを打ちます。
腕を振るために身体を最低限使えれば充分。
腕を力強く振れば身体はそれにあわせて、勝手に動く。
と考えたらどうでしょうか。
また口うるさいおじさんになっちゃった。
「サーブ、身体使いすぎないようにしましょう」
「サーブ、腕だけで打ちましょう」
「腕を振れば、身体は自然に、必要分だけ動きますよ」
水曜日、印西のクラブでサーブ練習していた会員さんに、
「腕だけで振りぬいてみてください」 と言ったら
すごいのを打ち始めた。
今日、下川井テニスクラブでプライベートレッスン。
「上体が前に倒れないようにしましょうね」 と言ったら
ボールがスーッと伸びていった。
他にも・・・・・
はっきりいってみんな身体の使いすぎです。
プロの連続写真を見てください。
これはあの危険な男、サフィンのスピンサーブの連続写真。
ひざを伸ばして行き、胸の張りと上体の傾きを作り、
上体を回転している、 だけでしょう。
『スピンだから腹筋で上体を振り上げて』 なんてしないのです。
これが充分な身体の使い方です。
「外人は身体に恵まれているから」 とよく言いますが、
それは、170km/hしかスピードの出ない人のせりふ。
130km/h以下のスピードしか出ない人は
『身体を使うことで、腕の振りを邪魔している人』
というのは言いすぎでしょうか。
ブレークの連続写真も見てください。
これはフラットですが
やはりひざをゆったり屈伸し (急激に伸ばすと、逆にスピードが出なくなります)
その後、上体を前に回転しているだけです。
アメリカの選手はむしろ身体をいっぱい使っているほうで、
南米やヨーロッパの選手はもっとそっけない腕打ちが多いと思います。
それでも、200km/h のサーブを打ちます。
腕を振るために身体を最低限使えれば充分。
腕を力強く振れば身体はそれにあわせて、勝手に動く。
と考えたらどうでしょうか。
また口うるさいおじさんになっちゃった。
2009年08月19日
サーブの力の入る打点
午前中は印西のクラブで、ジュニア会員のなかに入り、ストローク
特にフォアハンドの指導をした。
「早く横向きを作り、インパクトは上体を前向きで」
という、アドバイスを何人もした。
いつも、何度も言っているのだが
本当に身につけるのには時間がかかるのかもしれない。
午後は大人の会員さんの中に入りダブルス。
夕方、うちのクラブでは上級クラスの女性、3人の中に入り試合をした。
サーブがほかのショットに比べ勢いがない。
よく見ると、打点が頭の真上よりも打球方向に向かって左側にある。
1セット目が終わったあとで一緒にサーブ練習。
トスを真上よりむしろ右側にするようにアドバイス。
肩の使い方が楽になりかなりスピードがアップした。
2セット目はみんなスピードがアップした。
これは、皆さんに説明した打点。 (ずいぶん右側でしょう)
顔と上腕の間が開いているのがわかると思います。
これなら肩に無理がかからず長持ちする。
もちろん振りやすいのでスピードも出る。
これは悪い例。 (アドバイス前の状態)
顔と上腕の間が狭いのがわかると思います。
ここが狭いと、たいてい肩を痛めます。
ここのお肉が、両側の骨の間に挟まっていじめられちゃうのです。
「だけどプロは真上で打っているぞ」
と思う方がたくさんいると思います。
そうですプロは真上で打ちます。
だけどこうゆう形で打つのです。
上体を曲げ、両肩を結んだ線がかなり立ちます。
顔と上腕の間も離れてますよね。
こうすると、高い打点とパワー、それとスピンも両立するのです。
しかも、肩を痛めにくい。 (これが一番大切かも知れませんね)
その代わり、上体の柔らかさと筋力が必要です。
自信のある方はどうぞ。 (ない方は一番上の写真へ)
参考にロディックとお知り合いになってください。
これがロディックの連続写真です。
特にフォアハンドの指導をした。
「早く横向きを作り、インパクトは上体を前向きで」
という、アドバイスを何人もした。
いつも、何度も言っているのだが
本当に身につけるのには時間がかかるのかもしれない。
午後は大人の会員さんの中に入りダブルス。
夕方、うちのクラブでは上級クラスの女性、3人の中に入り試合をした。
サーブがほかのショットに比べ勢いがない。
よく見ると、打点が頭の真上よりも打球方向に向かって左側にある。
1セット目が終わったあとで一緒にサーブ練習。
トスを真上よりむしろ右側にするようにアドバイス。
肩の使い方が楽になりかなりスピードがアップした。
2セット目はみんなスピードがアップした。
これは、皆さんに説明した打点。 (ずいぶん右側でしょう)
顔と上腕の間が開いているのがわかると思います。
これなら肩に無理がかからず長持ちする。
もちろん振りやすいのでスピードも出る。
これは悪い例。 (アドバイス前の状態)
顔と上腕の間が狭いのがわかると思います。
ここが狭いと、たいてい肩を痛めます。
ここのお肉が、両側の骨の間に挟まっていじめられちゃうのです。
「だけどプロは真上で打っているぞ」
と思う方がたくさんいると思います。
そうですプロは真上で打ちます。
だけどこうゆう形で打つのです。
上体を曲げ、両肩を結んだ線がかなり立ちます。
顔と上腕の間も離れてますよね。
こうすると、高い打点とパワー、それとスピンも両立するのです。
しかも、肩を痛めにくい。 (これが一番大切かも知れませんね)
その代わり、上体の柔らかさと筋力が必要です。
自信のある方はどうぞ。 (ない方は一番上の写真へ)
参考にロディックとお知り合いになってください。
これがロディックの連続写真です。