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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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サーブは左足着地で

『カムカム』 さんから質問をいただいていました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつも大変参考させて頂いています。

グランドストロークの回転運動とスタンスの関係は理解できました。

サーブについてですが、最近プロの選手で多いのが、左足でジャンプして左足で着地するパターン、この場合右足を蹴り上げて回転の力にしているのをよく見ます。それとプロではあまり見ませんが、左足を軸にして回転してそのまま右足を前に送って右足着地で終わるパターン。

この2つの腰を回転させる方法のそれぞれのメリット、デメリットを教えて頂けますか。

投稿者 カムカム 2011/06/26 20:39





私の答えです

スマイル 左足でジャンプして左足で着地というのは、プロの普通の打ち方ですね。

40年位前までは、右足着地が多かったと思います。

45年くらい前でしょうか、USAに
アーサー・アッシュとスタン・スミスという人達が出てきて
左足着地でスムーズなネットダッシュをするようになり
それ以後これが標準になったように思います。

ジャンピングサーブで右腕と右足を同時に前に出すと
身体が前に向いていく動きが止まらなくなります。  あれー?

私も右足着地の頃は
右肩から転びそうになるのをいちど立て直してから
ネットダッシュをしていた思い出があります。

右腕を前に出さなければサーブになりませんので
これはやめるわけにいかないわけで
残る方法、右足を引くようになったのです。

そうすれば当然、左足着地になります。

最近のプロは、じゃなくて、ずいぶん昔からですよ。 悪だくみ



さて、最初、右足着地だったのに、左足着地に直してから
さらに強くなった選手に

有名なところで、マルチナ・ナブラチロワがいます。

先日、伊達さんが40歳で勝った話題のウィンブルドンの女子シングルス
最年長勝利記録、47歳がこの人です。

もっとも彼女はサウスポーですので右足踏み切り、右足着地ですが。 ナイス!


有名じゃないところでは、松原コーチがいます。

直してから、凄く安定した覚えがあります。  ピース



そんなわけで、プロじゃなくても
ジャンプしてサーブをするのでしたら、左足着地にすべきです。 叫び

右足着地は力が入りにくいですし、
バランスが取りにくく、コントロールが難しい。

ちょっとうまい選手でやっている人はほとんどいないと思います。 うるせー


右足着地には、何のメリットもないと思います。 ナイス!


サーブ | 投稿者 松原コーチ 23:20 | コメント(0)| トラックバック(0)
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