2011年06月25日
ストリングの太さ
『翡翠』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメント、2つ目の質問部分です。
・・・・ 前半省略 ・・・・ もう一つ、質問と呼べる物ではないのですが・・・
細いガットをきつく張るのと、太いガットを緩く張るのは打った時に何か違いはありますか?
反発力はあまり変わらないと思うのですが・・・
というよりそもそも、細いガットをきつく張る意味はあるのでしょうか?
きつく張ることで、細いガットの良さを消してしまっているように思うのですが・・・
とてもくだらないことですが、部内で話題に挙がったので質問させていただきたく・・・
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
投稿者 翡翠 2011/06/20 22:38
私の答えです。
物理学の妙味、面白い質問です。
ギターを弾いたことありますか?
音楽だった。
そうそう、ぜんぜん関係ないのだけれどこの私のカポ(洗濯ばさみみたいな)
先日、Maltさんが、5月19日の『ためにならないブログ』 で紹介していたのと同じだった。
またまた、お友達になってしまった。
そうゆう話の場合じゃなかった。
さて、ギターだが、細いのから太いのまで、6本の玄が並んでいます。
どの玄も、押してたわむ量は大して違いません。
でも音の高さはずいぶん違います。
細いのはキーン 太いのはボーン
振動数の違い、つまり玄の動く速度が違うのです。
この音の高さはラケット面でも同じ、打球音はかなり違うでしょう。
そして手に伝わってくる振動、つまり打球感がかなり違うはずです。
その感触がボワーンが好きなのか? カキーンが好きなのか?
細いストリングスを硬めに張れば、最高音で、玉離れのいい感じ。
太いストリングスを緩めに張れば、重低音で、くっつきの極致。
ボールがラケット面にまとわりついてくれないとコントロールできない人もいますし
はじいてくれないと困る人もいるのです。
打球時、同じように3cmストリング面がへっこむとすると (いい加減な数字ですが)
スウィングスピードの速い人は固い張りでも3cmを感じるし
遅い人はゆるい張りで3cmを感じるのです。
(だからなんだ? と言われても)
はじきのいいのが好きで、スウィングスピードの早い人は
細目を硬く張らなければなりません。
そんなわけで、一般にハードヒッターは固め、テクニシャンは緩めといいますが
時々当てはまらない人もいて奥が深い世界です。
だから自分に最適な物を探すには
いろいろと、他人のを借りたりして、試してみるしかありません。
そうそう、細いほうが、反発力があるというのでしょうか、飛びますよ。
だから一般的に、女性には細目のストリングスがいいんです。
もうひとつは耐久力。
トップスピンのお兄ちゃんたちが細めのナイロンで打っていたら
30分もあれば切っちゃうでしょう。
一方、選手じゃないフラットのおねえさまたちなら1年以上もつかもしれない。
さてさて、ストリングスの薀蓄でした。
そうそう、『ガット』 と言うのは羊さんの腸のこと。
最近は牛さんからもらうので、『ナチュラル』 と呼んでいる。
もっとも多いのは、合成繊維のナイロンやポリエステル製。
これは、合成繊維を意味する、『シンセティック』 と言うのです。
そしてすべてを総称して、『ストリングス』 と言うのです。
ついでに、張ってあれば、『ストリングス』 1本だけなら、『ストリング』
以下がそのコメント、2つ目の質問部分です。
・・・・ 前半省略 ・・・・ もう一つ、質問と呼べる物ではないのですが・・・
細いガットをきつく張るのと、太いガットを緩く張るのは打った時に何か違いはありますか?
反発力はあまり変わらないと思うのですが・・・
というよりそもそも、細いガットをきつく張る意味はあるのでしょうか?
きつく張ることで、細いガットの良さを消してしまっているように思うのですが・・・
とてもくだらないことですが、部内で話題に挙がったので質問させていただきたく・・・
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
投稿者 翡翠 2011/06/20 22:38
私の答えです。
物理学の妙味、面白い質問です。
ギターを弾いたことありますか?
音楽だった。
そうそう、ぜんぜん関係ないのだけれどこの私のカポ(洗濯ばさみみたいな)
先日、Maltさんが、5月19日の『ためにならないブログ』 で紹介していたのと同じだった。
またまた、お友達になってしまった。
そうゆう話の場合じゃなかった。
さて、ギターだが、細いのから太いのまで、6本の玄が並んでいます。
どの玄も、押してたわむ量は大して違いません。
でも音の高さはずいぶん違います。
細いのはキーン 太いのはボーン
振動数の違い、つまり玄の動く速度が違うのです。
この音の高さはラケット面でも同じ、打球音はかなり違うでしょう。
そして手に伝わってくる振動、つまり打球感がかなり違うはずです。
その感触がボワーンが好きなのか? カキーンが好きなのか?
細いストリングスを硬めに張れば、最高音で、玉離れのいい感じ。
太いストリングスを緩めに張れば、重低音で、くっつきの極致。
ボールがラケット面にまとわりついてくれないとコントロールできない人もいますし
はじいてくれないと困る人もいるのです。
打球時、同じように3cmストリング面がへっこむとすると (いい加減な数字ですが)
スウィングスピードの速い人は固い張りでも3cmを感じるし
遅い人はゆるい張りで3cmを感じるのです。
(だからなんだ? と言われても)
はじきのいいのが好きで、スウィングスピードの早い人は
細目を硬く張らなければなりません。
そんなわけで、一般にハードヒッターは固め、テクニシャンは緩めといいますが
時々当てはまらない人もいて奥が深い世界です。
だから自分に最適な物を探すには
いろいろと、他人のを借りたりして、試してみるしかありません。
そうそう、細いほうが、反発力があるというのでしょうか、飛びますよ。
だから一般的に、女性には細目のストリングスがいいんです。
もうひとつは耐久力。
トップスピンのお兄ちゃんたちが細めのナイロンで打っていたら
30分もあれば切っちゃうでしょう。
一方、選手じゃないフラットのおねえさまたちなら1年以上もつかもしれない。
さてさて、ストリングスの薀蓄でした。
そうそう、『ガット』 と言うのは羊さんの腸のこと。
最近は牛さんからもらうので、『ナチュラル』 と呼んでいる。
もっとも多いのは、合成繊維のナイロンやポリエステル製。
これは、合成繊維を意味する、『シンセティック』 と言うのです。
そしてすべてを総称して、『ストリングス』 と言うのです。
ついでに、張ってあれば、『ストリングス』 1本だけなら、『ストリング』