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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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スピンロブに対して

『Koji』 さんからダブルスの質問。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原様

突然のメールにて大変失礼致します。
男子ダブルス想定での質問ですが、時間のある時にでもご教示下さい。

並行陣でのサービスキープを前提とした場合、
対戦相手がリターンゲームで「トップスピンロブを多用」してくる場合の
対処法を教えて下さい。

試合中にも、以下のような対応を意識しましたが、奏功しませんでした。
やはり、シンプルに「スマッシュ力の強化」が近道でしょうか?

①早めの準備
②下がり目のポジションを取るも、脚元への突き球も上手く、失点
③ロブを打ちにくくするために、ボレーをスライスで滑らせるも、
 かえってエラー増産 

投稿者 koji 2013/10/26 17:02






スマイル 私の答えです。

そんなわけで
最近はプロでも雁行陣が見られるようになっているのです。

トップスピンロブを武器にしている人はもちろんトップスピナーで
しかも深さのコントロールに自信を持っている人ですよね。 悪だくみ

その人に余裕を持って打たせてしまったら
どうしようもないと思います。

つめれば上を抜かれるし
つめなければ足元やアングル、センターなどに打ち込まれるでしょう。

プロの世界では
こんなトップスピナーが普通ですから
サーブそしてボレーに自信がなければ、雁行陣なのです。 うるせー


ネットに出るための条件は攻撃的なボレーが打てること。

一瞬でもストローカーに余裕をもたしたら負け。

そのために、普通はすべるボレーと考えがちですが
これは攻撃的なボレーの間違い。

攻撃していないとやられます。 あれー?

つまり
サーブで主導権を取れるとき
アプローチで圧倒できたときじゃないと
ネットでの主導権は取れません。


それができないなら、ネットへいかないこと。

という風になっちゃったのが最近の上級テニス。

もちろんクラブレベル、市民大会レベル、ではそこまでいかないかもしれませんが
優勝したければ
たぶんそこでもこんな論理だと思います。 ナイス!


もちろんネットへいくにはそれなりのスマッシュが必要

ロブは圧倒されていても上げられる。

もしかしたら圧倒されたほうが余計にあがるかも。 ナイス!



試合等 | 投稿者 松原コーチ 18:28 | コメント(2)| トラックバック(0)
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コメント
松原様

新参者にも拘わらず、早速のご回答を
誠にありがとうございました。

当方の腕前はプロにはほど遠いですが、
ご指摘の点は市民レベルでも十分に当てはまります。

ご回答を拝見しながら、一つ思い当たったのですが、
刻むボレー(脚の短いストップボレーのようなもの)は有効かもしれません。

フレームボレー等での偶然の産物を意図して打てるようになれれば、トップスピンロブ対策において、一歩前進できるような気がします。

今から雁行に先祖返りするのはなかなか難しいですが、
次の決勝に向けて(それこそ市民レベルですが)、頂いたヒントを参考に頑張ってみます。

ありがとうございました。

投稿者 koji 2013/10/28 08:12
こんにちは。松原コーチの理論大変参考にさせていただいております。
以前の記事になってしまうのですが、質問させていただいてもよろしいでしょうか。
振り子の周期の話でフォアバンドは滑らかに振り、振り子の周期に逆らわずにスイングすると良いが、フルウエスタンは急加速しても良いという記事があったかと思います。
私のフォアはフルウエスタンのトップスピンで、手首は動かさないようにしています。フルウエスタンですが、急加速させで打つと安定しません。このような場合は滑らかに振り子の周期が逆らわずに打つほうほうが向いているのでしょうか。
投稿者 ムーディー 2013/10/28 23:23
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