2010年02月27日
フォアハンドは深いといい?
私のボール、特にフォアハンドは深い。
試合中によくこういわれる。
「松原さんのボールは深いんだよな、これだと返しにくいよね」
こう答える。
「ハッハッハッ、やはり深いと効果的ですね」
実は心の中では、こう思っている。
「よかった、アウトしないで、だまってりゃばれないよな、深く狙っていると言っとこう」
相手がベースラインにいるとき、結果的に深く入れば有効である。
だからといって深く打てるだろうか?
スクールでもコーチは
「ボールを深く打ってくださいね」 とやっている。
これテニスの常識、だから誰も反論しない。
ならなんで深く打たないの?
「誰でも深く打てますよね、アウトしても構わないなら・・・」
単にアウトが怖いだけなんです。
この人に無理に深く打たせば、そう、単に、勝てないだけです。
私は、浅く打てる人が深く打てる人だと思っています。
ベースラインより確実に浅く打てる人。
ショートクロスがうまい人がいます。
ボールをアウトサイドイン、右から左に捕らえ
ワイパーショットで、身体の左側低くにフィニッシュ。
トップスピンのテニスがベースになりますが
この人はたいてい深くにも打てる人です。
ネットのすぐ上に打てばショートクロス。
もう少し上に向かって打ち出し、ネットの1.5m上を通せば
ベースラインのすぐ内側に突き刺さる。
急がばまわれ、こんなストーリーはどうですか?
試合中によくこういわれる。
「松原さんのボールは深いんだよな、これだと返しにくいよね」
こう答える。
「ハッハッハッ、やはり深いと効果的ですね」
実は心の中では、こう思っている。
「よかった、アウトしないで、だまってりゃばれないよな、深く狙っていると言っとこう」
相手がベースラインにいるとき、結果的に深く入れば有効である。
だからといって深く打てるだろうか?
スクールでもコーチは
「ボールを深く打ってくださいね」 とやっている。
これテニスの常識、だから誰も反論しない。
ならなんで深く打たないの?
「誰でも深く打てますよね、アウトしても構わないなら・・・」
単にアウトが怖いだけなんです。
この人に無理に深く打たせば、そう、単に、勝てないだけです。
私は、浅く打てる人が深く打てる人だと思っています。
ベースラインより確実に浅く打てる人。
ショートクロスがうまい人がいます。
ボールをアウトサイドイン、右から左に捕らえ
ワイパーショットで、身体の左側低くにフィニッシュ。
トップスピンのテニスがベースになりますが
この人はたいてい深くにも打てる人です。
ネットのすぐ上に打てばショートクロス。
もう少し上に向かって打ち出し、ネットの1.5m上を通せば
ベースラインのすぐ内側に突き刺さる。
急がばまわれ、こんなストーリーはどうですか?
2010年02月26日
おもちゃ
昨日は独楽回しとシャラポワ打ちの話だった。
力の入れる方向とかタイミングがけっこう似ているので
私としては面白い発想だと思い、自己満足の世界に入っている。
柔道の谷本さんが子供のころに走り幅跳びをしていたとか
マッケンローはサッカーをやっていたのでバランスがいいとか
他のスポーツ経験によって、身に付く運動能力がある。
同じように、遊びから身に付く運動能力や器用さといったものもあると思う。
昨日の独楽回しやヨーヨー、めんこ、ビー球、けんだま、馬飛び、缶けり、鬼ごっこ。
われわれの運動神経や小手先の技の育成に役立っていたと思う。
私の子供のころはテレビでいくつも西部劇をやっていたので
荒縄を使って、牛を追っている子供カウボーイが横浜にもたくさんいた。
当然、お寺の鰐口(わにぐち)のヒモをしならせて打つなんていうのは、出来て当たり前。
たいした技ではないのだ。
最近の子供の遊び、特にゲーム機での遊びにはこうゆう技術がいらない。
凄い技術を身に着けたように思わせているだけだ。
これでいいんだろうか?
先日、新聞に最近流行のおもちゃのことが出ていた。
特に、ベイブレードは、再販売以来、1400万個売り上げたのだそうだ。
私はこのブログの中で、技の必要なベイゴマに変わり、最近はベイブレードになっちゃった。
というようなことをしばらく前に書いた覚えがあるのだが
私は必ずしもベイブレード全面否定派というわけでもない。
この記事の3つのおもちゃやちょっと前の 『ミニ4駆』 などは面白いと思う。
手先も使うし、技術屋心も誘う。
何よりもバーチャルでなく、現物なのだ。
現物の重さ加減や反応から子供の神経が養われる。
もちろん、ベイゴマが回せるにこしたことは無いけれども
ベイブレードにしても
バーチャル世界にさまようよりははるかに有益だと思う。
おもちゃメーカーにも頑張ってもらって
ぜひ、面白くて、技の身に付くおもちゃをたくさん作ってもらいたいものだ。
私はヨーヨーがけっこう得意なので
今度、ハイパーヨーヨーを買って試してみようと思っている。
力の入れる方向とかタイミングがけっこう似ているので
私としては面白い発想だと思い、自己満足の世界に入っている。
柔道の谷本さんが子供のころに走り幅跳びをしていたとか
マッケンローはサッカーをやっていたのでバランスがいいとか
他のスポーツ経験によって、身に付く運動能力がある。
同じように、遊びから身に付く運動能力や器用さといったものもあると思う。
昨日の独楽回しやヨーヨー、めんこ、ビー球、けんだま、馬飛び、缶けり、鬼ごっこ。
われわれの運動神経や小手先の技の育成に役立っていたと思う。
私の子供のころはテレビでいくつも西部劇をやっていたので
荒縄を使って、牛を追っている子供カウボーイが横浜にもたくさんいた。
当然、お寺の鰐口(わにぐち)のヒモをしならせて打つなんていうのは、出来て当たり前。
たいした技ではないのだ。
最近の子供の遊び、特にゲーム機での遊びにはこうゆう技術がいらない。
凄い技術を身に着けたように思わせているだけだ。
これでいいんだろうか?
先日、新聞に最近流行のおもちゃのことが出ていた。
特に、ベイブレードは、再販売以来、1400万個売り上げたのだそうだ。
私はこのブログの中で、技の必要なベイゴマに変わり、最近はベイブレードになっちゃった。
というようなことをしばらく前に書いた覚えがあるのだが
私は必ずしもベイブレード全面否定派というわけでもない。
この記事の3つのおもちゃやちょっと前の 『ミニ4駆』 などは面白いと思う。
手先も使うし、技術屋心も誘う。
何よりもバーチャルでなく、現物なのだ。
現物の重さ加減や反応から子供の神経が養われる。
もちろん、ベイゴマが回せるにこしたことは無いけれども
ベイブレードにしても
バーチャル世界にさまようよりははるかに有益だと思う。
おもちゃメーカーにも頑張ってもらって
ぜひ、面白くて、技の身に付くおもちゃをたくさん作ってもらいたいものだ。
私はヨーヨーがけっこう得意なので
今度、ハイパーヨーヨーを買って試してみようと思っている。
2010年02月25日
シャラポワ打ちと独楽回し
先日予告した、独楽回しの話。
独楽回しには力の入れ加減、その方向性と、けっこうコツがいる。
イメージが大切
まずはこの動画で独楽回し芸人になりきってほしい。
リンクを開き、動画を再生してみてください。
これは、独楽回しのうち、『ひばり返し』 の技。
左手でキャッチするのだが
やはり正統派は、右手キャッチ。
こちらの動画も見てください。
これは、『つばめ返し』 と呼ばれるらしい。
私のイメージとしては、『つばめ返し』 だけでよかったのだが
ここはやっぱり、遊びということで
子供の絵を出したかったのだ。
さて、独楽回しを何回か見てくれれば、わかったと思うのだが
前に振り出していった手を
最後の段階で引っ張って加速する。
ここが、独楽のコツでもあるし、シャラポワのコツでもあるので
うんと、感じてほしいところ。
ここで、シャラポワ登場、といきたい所なのだが
365の連続写真にはシャラポワが不在。
それではと、お願いしたのが、キム・クライシュテルス。
私はクライシュテルスのテニスが大好きなのだ。
彼女の連続写真を見てください。
6コマ目くらいから、手前のほうに引っ張りながら
上にフィニッシュしているのがわかると思う。
実は、見た感じはそうなのだが
本当はもっと前に大事なポイントがある。
打点を遅らせて、少し後ろで取り
そのためにフィニッシュを上に抜けさせるのがこの打ち方なのだが
力としては、4コマ目くらいから、すでに引っ張りにかかっている。
引っ張ることにより、ラケットヘッドを先行させ、面を打球方向に向ける。
又、引っ張ることにより、回転半径を小さくして、急加速。
5コマ目で一気にそこまで到達し、インパクト。
上に振り抜くことによるトップスピンと急加速による、思いがけないほどのスピード。
いきなりの抜き打ち的な奇襲効果もあり、有効なショットだ。
最後に腕を上に伸ばすことにより減速し、終了となる。
非常に腕の負担が大きいショットのように思いがちだが
実は、腕に関しては引っ張るだけ
それほどきついショットではないのだ。
可憐な、シャラポワやクライシュテルスが使っても
これを理由に、腕を壊したりはしていない。
引っ張り始めるタイミングを思い切って早めに取り
引っ張ることによる、加速を感じられるセンスの持ち主なら
(独楽回しができるなら)
そんなに難しくはない。
トップスピナーじゃないと使いにくいかもしれないが
深くすべるショットが来たり
ワイドに振られたときに役に立つ実用的なショットだ。
(だからSさんはウィンブルドンに強いのですが)
だまされたと思って一度お試しを。
独楽回しには力の入れ加減、その方向性と、けっこうコツがいる。
イメージが大切
まずはこの動画で独楽回し芸人になりきってほしい。
リンクを開き、動画を再生してみてください。
これは、独楽回しのうち、『ひばり返し』 の技。
左手でキャッチするのだが
やはり正統派は、右手キャッチ。
こちらの動画も見てください。
これは、『つばめ返し』 と呼ばれるらしい。
私のイメージとしては、『つばめ返し』 だけでよかったのだが
ここはやっぱり、遊びということで
子供の絵を出したかったのだ。
さて、独楽回しを何回か見てくれれば、わかったと思うのだが
前に振り出していった手を
最後の段階で引っ張って加速する。
ここが、独楽のコツでもあるし、シャラポワのコツでもあるので
うんと、感じてほしいところ。
ここで、シャラポワ登場、といきたい所なのだが
365の連続写真にはシャラポワが不在。
それではと、お願いしたのが、キム・クライシュテルス。
私はクライシュテルスのテニスが大好きなのだ。
彼女の連続写真を見てください。
6コマ目くらいから、手前のほうに引っ張りながら
上にフィニッシュしているのがわかると思う。
実は、見た感じはそうなのだが
本当はもっと前に大事なポイントがある。
打点を遅らせて、少し後ろで取り
そのためにフィニッシュを上に抜けさせるのがこの打ち方なのだが
力としては、4コマ目くらいから、すでに引っ張りにかかっている。
引っ張ることにより、ラケットヘッドを先行させ、面を打球方向に向ける。
又、引っ張ることにより、回転半径を小さくして、急加速。
5コマ目で一気にそこまで到達し、インパクト。
上に振り抜くことによるトップスピンと急加速による、思いがけないほどのスピード。
いきなりの抜き打ち的な奇襲効果もあり、有効なショットだ。
最後に腕を上に伸ばすことにより減速し、終了となる。
非常に腕の負担が大きいショットのように思いがちだが
実は、腕に関しては引っ張るだけ
それほどきついショットではないのだ。
可憐な、シャラポワやクライシュテルスが使っても
これを理由に、腕を壊したりはしていない。
引っ張り始めるタイミングを思い切って早めに取り
引っ張ることによる、加速を感じられるセンスの持ち主なら
(独楽回しができるなら)
そんなに難しくはない。
トップスピナーじゃないと使いにくいかもしれないが
深くすべるショットが来たり
ワイドに振られたときに役に立つ実用的なショットだ。
(だからSさんはウィンブルドンに強いのですが)
だまされたと思って一度お試しを。
2010年02月24日
スプリットで正対する
『ばば』 さんから質問のコメントをいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、いつも拝見させていただいております。
少し前の、「レシーブ時にラケット位置を高く構える」というのを実践
していい結果が出ています。
あとサーバーに正対するというのも行っていますが、それ以前は杉山さん、
伊達さん的な足を前後にしてという構えだったので少し違和感が・・・。
正対した場合、何となくセンターを多めに空けても取れそうな気がして
半歩程度ワイドに構えるのですが、実際センターに来ると「エース!」
のパターンがあるようです。
慣れの問題でしょうか?
投稿者 ばば 2010/02/23 12:59
という内容です。
続いて私の回答です。
サーバーに正対するというのは12月22日のブログなのですが
その写真を流用します。
これはラインに沿って足を配置した構えです。
線を引いておくと無意識に足を合わせようとするみたいです。
カメラの方向からサーブが行くわけですから
本当はまっすぐカメラに向いてくれれば反応しやすいし
体勢もとりやすいのだと思います。
この写真だと特にバックが打ちにくそうでしょう。
ですから、こうゆう風に構えたらと、提案したわけです。
アドコートも同じようにカメラ目線です。
こうすれば、フォアもバックもどちらもOKのはずです。
さて、杉山さん、伊達さん的な足を前後にしてという構えのことですが。
実は私もそうです。
左足を前にして、上体はサーバーに正対して構えます。
私はそこから、2歩サーバー側に前進し
スプリットステップします。
それが、写真の田村コーチの構えた形になるのです。
あの写真は田村君の普段の構え方です。 (ラインの中で構えますが)
彼はその場で軽く飛んでスプリットです。
着地したときは、スタンスはもう少し狭くなります。
もちろん、私のスタンスもそうです。
足を前後にして構えると、前進してスプリットというのがやりやすいので
私はやっていますが
重要なのは最初に構えたときも、上体が相手のほうを向いていることです。
(追加です: 両サイドでサーバーに対し同じ向きなら、上体が少し横向きでもOK)
そして
スプリット後の両足を結んだ線が、サーバーの方向に対し直角
であることでしょう。
私の提案はスプリット前に最初の構えで、足を左右に構える
ということではありませんので
念のために付け加えておきます。
次にセンターを空けてもOK?
という話ですが。
基本的には、サーブの来る範囲の真ん中にいるべきだと思います。
私は少しだけバック側に寄ります。
フォアのほうが広い範囲で叩けるし
できればフォアで叩こうと思っているからです。
このポジションは自分の好みと慣れで決めるしかありません。
もちろんサーバーの位置や、球質などで常に変わります。
ただ、その左右の方向ですが
ベースライン沿いではなく、サーバーに正対した方向の左右です。
さらに、ここで左右といいましたが
本当は、左ちょっと前、右ちょっと前にすると
攻撃的な目線でいけると思います。
お試しください。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、いつも拝見させていただいております。
少し前の、「レシーブ時にラケット位置を高く構える」というのを実践
していい結果が出ています。
あとサーバーに正対するというのも行っていますが、それ以前は杉山さん、
伊達さん的な足を前後にしてという構えだったので少し違和感が・・・。
正対した場合、何となくセンターを多めに空けても取れそうな気がして
半歩程度ワイドに構えるのですが、実際センターに来ると「エース!」
のパターンがあるようです。
慣れの問題でしょうか?
投稿者 ばば 2010/02/23 12:59
という内容です。
続いて私の回答です。
サーバーに正対するというのは12月22日のブログなのですが
その写真を流用します。
これはラインに沿って足を配置した構えです。
線を引いておくと無意識に足を合わせようとするみたいです。
カメラの方向からサーブが行くわけですから
本当はまっすぐカメラに向いてくれれば反応しやすいし
体勢もとりやすいのだと思います。
この写真だと特にバックが打ちにくそうでしょう。
ですから、こうゆう風に構えたらと、提案したわけです。
アドコートも同じようにカメラ目線です。
こうすれば、フォアもバックもどちらもOKのはずです。
さて、杉山さん、伊達さん的な足を前後にしてという構えのことですが。
実は私もそうです。
左足を前にして、上体はサーバーに正対して構えます。
私はそこから、2歩サーバー側に前進し
スプリットステップします。
それが、写真の田村コーチの構えた形になるのです。
あの写真は田村君の普段の構え方です。 (ラインの中で構えますが)
彼はその場で軽く飛んでスプリットです。
着地したときは、スタンスはもう少し狭くなります。
もちろん、私のスタンスもそうです。
足を前後にして構えると、前進してスプリットというのがやりやすいので
私はやっていますが
重要なのは最初に構えたときも、上体が相手のほうを向いていることです。
(追加です: 両サイドでサーバーに対し同じ向きなら、上体が少し横向きでもOK)
そして
スプリット後の両足を結んだ線が、サーバーの方向に対し直角
であることでしょう。
私の提案はスプリット前に最初の構えで、足を左右に構える
ということではありませんので
念のために付け加えておきます。
次にセンターを空けてもOK?
という話ですが。
基本的には、サーブの来る範囲の真ん中にいるべきだと思います。
私は少しだけバック側に寄ります。
フォアのほうが広い範囲で叩けるし
できればフォアで叩こうと思っているからです。
このポジションは自分の好みと慣れで決めるしかありません。
もちろんサーバーの位置や、球質などで常に変わります。
ただ、その左右の方向ですが
ベースライン沿いではなく、サーバーに正対した方向の左右です。
さらに、ここで左右といいましたが
本当は、左ちょっと前、右ちょっと前にすると
攻撃的な目線でいけると思います。
お試しください。
2010年02月23日
ラケットをムチに その2
昨日はラケットをムチのように使い、返球する技を
フォアハンドで説明した。
あの場合
グリップをコンチネンタルかバックハンドイースタンくらいに
うすく、持ち替えることが必要になる。
もちろん、ボレーのポジションにいて後退した場合には
そのままのグリップということでもいい。
(ボレーのグリップがコンチなら)
さて、バックハンドでもフォアと同様なうち方ができる。
この場合、グリップは
コンチネンタルかフォアハンドイースタンくらいが使いやすい。
フォアと同様、スウィング途中で、腕の動きにブレーキをかけます。
止まりかけた手首を中心にラケットヘッドが回り
相手コートの方向に向きます。
イメージとしてはこんな感じ。 (この写真の左側に打ちます)
腕を振ったら、棒に当たって止まった。
ラケットヘッドが走って後ろを向いた。
手の動きにブレーキをかけることにより、先を走らせます。
もちろんスライスです。
今回、撮影は田村コーチにコンチネンタルと言って持ってもらいました。
フォアハンドイースタンのほうが楽に打てるかもしれませんね。
写真の方は、日光の関係で打つ方向がめちゃめちゃですが
この写真の右から左に打ちます。
スウィングはこの写真の向こう側からこちら側に向けて行います。
途中から棒にあたって向きが左に変わるのです。
反対のエンドから打てばいいのですが
雨で泥沼湿原状態。
鰐(ワニ)が出るといけないというので、こちら側にしたのです。
もちろんコートに棒は立っていませんので
棒にぶつかったつもりで腕の振りを自分で止めてください。
練習法ですが
振り自体は、腕を止めるだけですから簡単。
後はボールを想像してそれにジャストミートするよう素振りすればいいと思います。
その後自分で落としたボールを身体の後ろに向かって打ってみましょう。
フォアハンドで説明した。
あの場合
グリップをコンチネンタルかバックハンドイースタンくらいに
うすく、持ち替えることが必要になる。
もちろん、ボレーのポジションにいて後退した場合には
そのままのグリップということでもいい。
(ボレーのグリップがコンチなら)
さて、バックハンドでもフォアと同様なうち方ができる。
この場合、グリップは
コンチネンタルかフォアハンドイースタンくらいが使いやすい。
フォアと同様、スウィング途中で、腕の動きにブレーキをかけます。
止まりかけた手首を中心にラケットヘッドが回り
相手コートの方向に向きます。
イメージとしてはこんな感じ。 (この写真の左側に打ちます)
腕を振ったら、棒に当たって止まった。
ラケットヘッドが走って後ろを向いた。
手の動きにブレーキをかけることにより、先を走らせます。
もちろんスライスです。
今回、撮影は田村コーチにコンチネンタルと言って持ってもらいました。
フォアハンドイースタンのほうが楽に打てるかもしれませんね。
写真の方は、日光の関係で打つ方向がめちゃめちゃですが
この写真の右から左に打ちます。
スウィングはこの写真の向こう側からこちら側に向けて行います。
途中から棒にあたって向きが左に変わるのです。
反対のエンドから打てばいいのですが
雨で泥沼湿原状態。
鰐(ワニ)が出るといけないというので、こちら側にしたのです。
もちろんコートに棒は立っていませんので
棒にぶつかったつもりで腕の振りを自分で止めてください。
練習法ですが
振り自体は、腕を止めるだけですから簡単。
後はボールを想像してそれにジャストミートするよう素振りすればいいと思います。
その後自分で落としたボールを身体の後ろに向かって打ってみましょう。
2010年02月22日
ラケットをムチに
先日の川越のお寺
紐でボーンと鳴らすやつです
『鰐口』 と言うのですね。
『ねこ』 さんがコメントを入れてくれました。
長岡市の観光ページに絵が出ていましたので
おヒマな方は見といてください。
さて、紐の振り方のようなショットです。
頭を越されたときや、ぎりぎりに追いついて
どうしても相手コート方向に返球できそうもないときに使います。
グリップを薄くし
スウィング途中で、腕の動きにブレーキをかけます。
止まりかけた手首を中心にラケットヘッドが回り
相手コートの方向に向きます。
イメージとしてはこんな感じ。
腕を振ったら、棒に当たって止まった。
ラケットヘッドが走って後ろを向いた。
手の動きにブレーキをかけることにより、先を走らせます。
といってもトップスピンというわけにはいかないのでスライスです。
でも、返りますよ。
この、ブレーキで先を走らすのはサーブでも使いますし
けっこう役に立つ感覚ですので
ぜひお試しください。
田村コーチ、ありがとう、 おつかれさま。
紐でボーンと鳴らすやつです
『鰐口』 と言うのですね。
『ねこ』 さんがコメントを入れてくれました。
長岡市の観光ページに絵が出ていましたので
おヒマな方は見といてください。
さて、紐の振り方のようなショットです。
頭を越されたときや、ぎりぎりに追いついて
どうしても相手コート方向に返球できそうもないときに使います。
グリップを薄くし
スウィング途中で、腕の動きにブレーキをかけます。
止まりかけた手首を中心にラケットヘッドが回り
相手コートの方向に向きます。
イメージとしてはこんな感じ。
腕を振ったら、棒に当たって止まった。
ラケットヘッドが走って後ろを向いた。
手の動きにブレーキをかけることにより、先を走らせます。
といってもトップスピンというわけにはいかないのでスライスです。
でも、返りますよ。
この、ブレーキで先を走らすのはサーブでも使いますし
けっこう役に立つ感覚ですので
ぜひお試しください。
田村コーチ、ありがとう、 おつかれさま。
2010年02月21日
ジャンピングスマッシュ
祐天さん、mさん、以前にエルボー さん
コメントありがとうございます。
mさんのコメントに、気配で下がるというのがありました。
その通りだと思います。
気配で下がらないとすると
ボールが上がってからという事になります。
それではあまり前には詰められないという事ですよね。
祐天さんのコメントになかなか下がれないというのがありましたけど
気配で下がれば
そんなに急がなくても
サービスラインのすぐ内側くらいからのスタートで
ほとんどのロブは取れると思います。
さて、ジャンピングスマッシュのコツですが
重要なポイントが2つあります。
1、飛び上がる時に、右手が顔の高さに来ていること。
2、飛び上がる時に、上体が前を向き始めていること。
この2つです。
W.アーサーズの連続写真を見てください。
前進してのスマッシュなので
下がった場合と少し違いますが
重要なポイントはいっしょです。
7コマ目が飛び上がる軸足を決めたところですが
ここで、手の位置が顔の高さ近くになっています。
8コマ目ですと、完全に顔の高さです。
これ以上早く手の位置を決めると
動きにくくなると思います。
祐天さんがトロフィーポーズを決めたら動きにくい
とコメントされたことと同じだと思います。
早く手の位置を決めちゃうといけません。
それとポイントの2番目ですが。
同じく7,8コマ目の辺で上体が完璧に横向きではないと思います。
少し前向き。
インパクトでは前向きにならなくては叩けません。
プロは横向きにならないことすらあります。
なぜ横向きになるかというと、素早く下がるため。
打つためだけならそんなにしっかり横向きでなくても大丈夫。
むしろ横向きすぎは打ちにくい。
横向きになる暇がなければ前向きのままでもOK。
進歩過程で言うと
まず、前向きのまま下がって打つ
出来るようになったら横向きを入れるようにする。
でいいと思います。
スクールで横向きすぎにされたり
左手でボールをキャッチできるようにとか
もっと凄いのは、ボールは左手の更に左で見るとか
コーチがわざと打てなくしているような気がすることも・・・・・
ボールを左手の右に見るようにすると楽に打てますよ。
構え方ですがマイク型の引き方だそうで
365ネットの技術研究のところに
分かりやすい図と説明が出ていますので
参考にしてください。
このコーナーはテニスジャーナルからの引用だそうで
イラストのモデルは松原さんという人です。 (ちょっと若作りになってますが)
他の種目ですが
野球でゲッツーを取る時の
セカンドが走者のスパイクを避けながら
ファーストへジャンプスロー。
アメリカンフットボールで
クォーターバックがディフェンスの
タックルをかわしながらパスを出す。
こんなイメージで腕の構えや身のこなしをやってみると
よくわかるかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
mさんのコメントに、気配で下がるというのがありました。
その通りだと思います。
気配で下がらないとすると
ボールが上がってからという事になります。
それではあまり前には詰められないという事ですよね。
祐天さんのコメントになかなか下がれないというのがありましたけど
気配で下がれば
そんなに急がなくても
サービスラインのすぐ内側くらいからのスタートで
ほとんどのロブは取れると思います。
さて、ジャンピングスマッシュのコツですが
重要なポイントが2つあります。
1、飛び上がる時に、右手が顔の高さに来ていること。
2、飛び上がる時に、上体が前を向き始めていること。
この2つです。
W.アーサーズの連続写真を見てください。
前進してのスマッシュなので
下がった場合と少し違いますが
重要なポイントはいっしょです。
7コマ目が飛び上がる軸足を決めたところですが
ここで、手の位置が顔の高さ近くになっています。
8コマ目ですと、完全に顔の高さです。
これ以上早く手の位置を決めると
動きにくくなると思います。
祐天さんがトロフィーポーズを決めたら動きにくい
とコメントされたことと同じだと思います。
早く手の位置を決めちゃうといけません。
それとポイントの2番目ですが。
同じく7,8コマ目の辺で上体が完璧に横向きではないと思います。
少し前向き。
インパクトでは前向きにならなくては叩けません。
プロは横向きにならないことすらあります。
なぜ横向きになるかというと、素早く下がるため。
打つためだけならそんなにしっかり横向きでなくても大丈夫。
むしろ横向きすぎは打ちにくい。
横向きになる暇がなければ前向きのままでもOK。
進歩過程で言うと
まず、前向きのまま下がって打つ
出来るようになったら横向きを入れるようにする。
でいいと思います。
スクールで横向きすぎにされたり
左手でボールをキャッチできるようにとか
もっと凄いのは、ボールは左手の更に左で見るとか
コーチがわざと打てなくしているような気がすることも・・・・・
ボールを左手の右に見るようにすると楽に打てますよ。
構え方ですがマイク型の引き方だそうで
365ネットの技術研究のところに
分かりやすい図と説明が出ていますので
参考にしてください。
このコーナーはテニスジャーナルからの引用だそうで
イラストのモデルは松原さんという人です。 (ちょっと若作りになってますが)
他の種目ですが
野球でゲッツーを取る時の
セカンドが走者のスパイクを避けながら
ファーストへジャンプスロー。
アメリカンフットボールで
クォーターバックがディフェンスの
タックルをかわしながらパスを出す。
こんなイメージで腕の構えや身のこなしをやってみると
よくわかるかもしれませんね。
2010年02月20日
ロブは深い
今日はお寺の紐を応用した緊急事態回避のショットを予定したいたが
印西にいてふと気がついた
「あの写真、東戸塚のパソコンの中だ」
そんなわけで予定変更。
今日は松原テニスクラブ印西で男性の会員さんたちとしたスマッシュのお話。
3人の会員さんがロブに対してどうやって下がるかという話をしていた。
その中で一番前提になっている部分が抜けているような気がしたので
説明し、やって見せた。
前提の話というのは、今日のタイトル
『ロブは深い』 ということ。
ロブを上げられたとき、こんな風に思う人が多いようだ。
ロブが浅かったらゆっくり行ってスマッシュ。
深かったら急いで下がってスマッシュ。
スマッシュできなさそうだったら、落として返球。
これって、まずロブの深さの判定をするということ。
でも、判定している間にロブはどんどん行っちゃう。
浅ければいいが、深かったら手遅れ。
ロブを上げるほうの立場で考えてほしい。
深いロブにするか浅いロブにするか考えますか?
そう、深いんです。
ロブは深いに決まっているんです。
たまたま、失敗したやつが浅くなるんで
予定通り上がれば、みんな深い。
だから、ロブの気配を感じたとたん、全速力で下がる。
浅いか深いかなんて考えてる暇はないんです。
実技としてはこれ。
左足を少し前に出しながら (こうすると身体を後ろに傾けられる)
右足を後ろに引く。
後ろに向かって、急いでサイドステップ。 (このころには深さが判明する)
その後
さらに深いようなら、予定通り、クロスステップを入れて、ジャンプ、バシッ。
少し後ろなら、もう一度サイドステップ、ジャンプ、バシッ。
高かったら、ステップしながら待って、ジャンプ、バシッ。
短かったら、前進して、バシッ。
フットワークを文章で大胆に書いてみました。
ちょっとわかりにくいのですいません。
でもとにかく、ロブは深いんです。
印西にいてふと気がついた
「あの写真、東戸塚のパソコンの中だ」
そんなわけで予定変更。
今日は松原テニスクラブ印西で男性の会員さんたちとしたスマッシュのお話。
3人の会員さんがロブに対してどうやって下がるかという話をしていた。
その中で一番前提になっている部分が抜けているような気がしたので
説明し、やって見せた。
前提の話というのは、今日のタイトル
『ロブは深い』 ということ。
ロブを上げられたとき、こんな風に思う人が多いようだ。
ロブが浅かったらゆっくり行ってスマッシュ。
深かったら急いで下がってスマッシュ。
スマッシュできなさそうだったら、落として返球。
これって、まずロブの深さの判定をするということ。
でも、判定している間にロブはどんどん行っちゃう。
浅ければいいが、深かったら手遅れ。
ロブを上げるほうの立場で考えてほしい。
深いロブにするか浅いロブにするか考えますか?
そう、深いんです。
ロブは深いに決まっているんです。
たまたま、失敗したやつが浅くなるんで
予定通り上がれば、みんな深い。
だから、ロブの気配を感じたとたん、全速力で下がる。
浅いか深いかなんて考えてる暇はないんです。
実技としてはこれ。
左足を少し前に出しながら (こうすると身体を後ろに傾けられる)
右足を後ろに引く。
後ろに向かって、急いでサイドステップ。 (このころには深さが判明する)
その後
さらに深いようなら、予定通り、クロスステップを入れて、ジャンプ、バシッ。
少し後ろなら、もう一度サイドステップ、ジャンプ、バシッ。
高かったら、ステップしながら待って、ジャンプ、バシッ。
短かったら、前進して、バシッ。
フットワークを文章で大胆に書いてみました。
ちょっとわかりにくいのですいません。
でもとにかく、ロブは深いんです。
2010年02月19日
お寺の紐は役に立つ
先日、(社)日本テニス事業協会主催のテニス産業セミナーで
川越の町を歩いたとき
たまたま浄土宗のお寺、蓮馨寺(れんけいじ)に行った。
ここにあったのが
賽銭箱の上にあり、銅鑼のようなもの。
鋳物で作った鈴といったらいいのだろうか?
右側に縄がぶら下がり、硬い結び目のところが
この鈴を叩くようになっている。
ところがこれを面白いほど、皆さん叩けない。
特に若い人はだめ。
もちろん紐を引いて戻せば
結び目は鈴に当たるから音はするのだが
かすかに聞こえる程度。
ぼーん、とひびくいうわけには行かない。
もちろん私はこうゆうのは得意
えらそうに講釈つきで鳴らしてきた。
私の撮影のため、講釈を聞きながら
紐を引いていてくれたJITCのHさん
ありがとうございました。
もちろん少しだが、お賽銭も奮発した。 (お寺のわなにはまったのかもしれない)
いったん手前に引いてしならせ
戻り始めるタイミングに先行して引っ張るだけなのだが。
そうすればムチのようにしなって、ボーンと決まる。
テニスと関係のない話のように聞こえるかもしれませんが
こうゆう、長さのあるものを自由に扱える、という技は
テニスにとても役立つのです。
そしてこうゆう技が、子供の遊びからどんどん消えていっているのです。
一番わかりやすい例が、『ベイブレード』
私の子供のころには、ベイゴマだったが
小3の私にはマスターできず
兄貴がやっているのを指をくわえてみていたのを覚えている。
ベイブレードなら、技がなくても誰でもできる。
ゲーム機になるともっとはっきりする
ボタンさえ押せるならすごいドラマを展開することができる。
テニスゲームでフェデラーにも勝てるのだ。
まったく近頃の若いもんは・・・
まあ、年寄りの愚痴話はこの辺でやめておこう。
実は、何でお寺の話になったのかというと
先ほどの紐を動かしたときに
テニスで使う緊急事態のミラクルショットを思い出したからなのだ。
明日はテニスのショットに応用する話をしよう。
それといつかやりたいのは、『独楽回しとシャラポワ』
これはどんなことか想像してみて下さい。
川越の町を歩いたとき
たまたま浄土宗のお寺、蓮馨寺(れんけいじ)に行った。
ここにあったのが
賽銭箱の上にあり、銅鑼のようなもの。
鋳物で作った鈴といったらいいのだろうか?
右側に縄がぶら下がり、硬い結び目のところが
この鈴を叩くようになっている。
ところがこれを面白いほど、皆さん叩けない。
特に若い人はだめ。
もちろん紐を引いて戻せば
結び目は鈴に当たるから音はするのだが
かすかに聞こえる程度。
ぼーん、とひびくいうわけには行かない。
もちろん私はこうゆうのは得意
えらそうに講釈つきで鳴らしてきた。
私の撮影のため、講釈を聞きながら
紐を引いていてくれたJITCのHさん
ありがとうございました。
もちろん少しだが、お賽銭も奮発した。 (お寺のわなにはまったのかもしれない)
いったん手前に引いてしならせ
戻り始めるタイミングに先行して引っ張るだけなのだが。
そうすればムチのようにしなって、ボーンと決まる。
テニスと関係のない話のように聞こえるかもしれませんが
こうゆう、長さのあるものを自由に扱える、という技は
テニスにとても役立つのです。
そしてこうゆう技が、子供の遊びからどんどん消えていっているのです。
一番わかりやすい例が、『ベイブレード』
私の子供のころには、ベイゴマだったが
小3の私にはマスターできず
兄貴がやっているのを指をくわえてみていたのを覚えている。
ベイブレードなら、技がなくても誰でもできる。
ゲーム機になるともっとはっきりする
ボタンさえ押せるならすごいドラマを展開することができる。
テニスゲームでフェデラーにも勝てるのだ。
まったく近頃の若いもんは・・・
まあ、年寄りの愚痴話はこの辺でやめておこう。
実は、何でお寺の話になったのかというと
先ほどの紐を動かしたときに
テニスで使う緊急事態のミラクルショットを思い出したからなのだ。
明日はテニスのショットに応用する話をしよう。
それといつかやりたいのは、『独楽回しとシャラポワ』
これはどんなことか想像してみて下さい。
2010年02月18日
デルポトロのフォア決着編
デルポトロのフォアハンドについては
決着したつもりでいた。
反発係数まで持ち出して説明することができ
私の解説者心としてはとりあえずの落ち着きを得た。
ところが、昨日、松原テニスクラブ印西で長迫コーチと話していて
(技術話のときは総支配人じゃなくてコーチになる)
こんなことを言われた。
「で、松原さん、あのデルポトロの反発係数の話、結論はどうなるんです?」
自分としては現象を説明してすっかり終わった気でいたが
よく考えてみると
実際の打ち方を教えている松原コーチとしては
じゃあ、どうすればいいのだと、言っていないことに気づかされた。
こりゃ、たいへんだ。
そこで今日の決着編。
先日のデルポトロのフォアハンド、彼の技術のまとめはこう
1、速いボールに対し、暇がないと、上向きに引いていき、かぶせながらインパクト。
2、中くらいのボールに対し、面を外に向いていくように引く。
3、ゆるいボールに対し、もう一度面を下向きに作り直す。
要は、この1番、普通の人が使っても大丈夫か?
ということ。
私の考えを言っちゃうと
『やるべきじゃない』 ということ。
『かぶせてインパクト』 が成り立つための条件として
相手のボールが早くて、それをこちらもプロ並みにたたいた場合ということ。
こんなことは普通、めったにない。
つまりめったにないことのために別の技を用意するご利益はない。
フェデラーやナダルのように面を下向きや外向きに引いておけば
1種類の引き方で、ゆるいボールにも、早いボールにも対応できる。
一般の方も、ジュニアの選手もナダルやフェデラーで行くべきだと思う。
これはまったくの推測だが
デルポトロは子供のころは上向きに引いても
当時はボールが遅いので、ベースラインに入ったのだろう。
だんだんスピードが出てきてアウトするようになり
特にアウトしやすい相手のゆるいボールに対して
下向きに引くようになった。
ただ相手のボールが早いと
かぶせて打っても入るので
それが残っている。
ただこれはデルポトロが天才だからできること。
普通のセンスの人であれば
上向きに引いていて、アウトするようになったら
1、そのままとっちらかって、相手ボールがフォアにくるとジンマシンが出るようになる。
2、テイクバックを下向きに引くようにして解決する。
のどちらかだと思う。
もちろん、ハードヒットなんか考えないようにするという選択肢もあるが ・・・
相手ボールにより引き方が複数あるなんて事は
通常の人にはとてもできないことだし
第一、ほとんどメリットもないと思う。
ぜひ、一番簡単な、下向きか外向きのテイクバックを身につけましょう。
テニスはフィギアスケートと違い
難度の高い業を使っても、1ポイントしかくれないのです。
決着したつもりでいた。
反発係数まで持ち出して説明することができ
私の解説者心としてはとりあえずの落ち着きを得た。
ところが、昨日、松原テニスクラブ印西で長迫コーチと話していて
(技術話のときは総支配人じゃなくてコーチになる)
こんなことを言われた。
「で、松原さん、あのデルポトロの反発係数の話、結論はどうなるんです?」
自分としては現象を説明してすっかり終わった気でいたが
よく考えてみると
実際の打ち方を教えている松原コーチとしては
じゃあ、どうすればいいのだと、言っていないことに気づかされた。
こりゃ、たいへんだ。
そこで今日の決着編。
先日のデルポトロのフォアハンド、彼の技術のまとめはこう
1、速いボールに対し、暇がないと、上向きに引いていき、かぶせながらインパクト。
2、中くらいのボールに対し、面を外に向いていくように引く。
3、ゆるいボールに対し、もう一度面を下向きに作り直す。
要は、この1番、普通の人が使っても大丈夫か?
ということ。
私の考えを言っちゃうと
『やるべきじゃない』 ということ。
『かぶせてインパクト』 が成り立つための条件として
相手のボールが早くて、それをこちらもプロ並みにたたいた場合ということ。
こんなことは普通、めったにない。
つまりめったにないことのために別の技を用意するご利益はない。
フェデラーやナダルのように面を下向きや外向きに引いておけば
1種類の引き方で、ゆるいボールにも、早いボールにも対応できる。
一般の方も、ジュニアの選手もナダルやフェデラーで行くべきだと思う。
これはまったくの推測だが
デルポトロは子供のころは上向きに引いても
当時はボールが遅いので、ベースラインに入ったのだろう。
だんだんスピードが出てきてアウトするようになり
特にアウトしやすい相手のゆるいボールに対して
下向きに引くようになった。
ただ相手のボールが早いと
かぶせて打っても入るので
それが残っている。
ただこれはデルポトロが天才だからできること。
普通のセンスの人であれば
上向きに引いていて、アウトするようになったら
1、そのままとっちらかって、相手ボールがフォアにくるとジンマシンが出るようになる。
2、テイクバックを下向きに引くようにして解決する。
のどちらかだと思う。
もちろん、ハードヒットなんか考えないようにするという選択肢もあるが ・・・
相手ボールにより引き方が複数あるなんて事は
通常の人にはとてもできないことだし
第一、ほとんどメリットもないと思う。
ぜひ、一番簡単な、下向きか外向きのテイクバックを身につけましょう。
テニスはフィギアスケートと違い
難度の高い業を使っても、1ポイントしかくれないのです。
2010年02月17日
マレーみたいなフォア
マレーのように引いたら(振り出したら)
勢いよく振れることは昨日の説明でわかった。 (ような気がする)
それでは、ほかの人たちはどうしているのだろう。
よくよく見てみるとたいていの人がやってる。
これはゴンザレスの連続写真。
この365ネットのトッププロの技術研究というところの1ページだ。
連続写真のところにないのでも、説明つきでいいのがあったりする。
その説明というやつもテニスジャーナルの解説で
昔の私のページそのままというのが多いようだ。
ところでゴンザレス。
4コマ目で先が引けていない
5コマ目で先が遅れ
6コマ目でそのまま角度でインパクト。
まるっきりそのとおりやってる。
じゃあ、フェデラーは?
これが彼の連続写真。
4~6コマ目までラケットヘッドの位置はあまり動かないうちに
手の位置だけは先行して走っている。
ただフラットの面に垂直な動きではなく
面と平行に近い角度での動きだ。
ナダルだともっと激しい。
プロは多かれ少なかれ、みんなやってるみたいです。
とくにクレー系の人は多いみたい。
暇な人は自分でいろいろ探してみてください。
ちなみにこんなのも見つけたがここでは
手の動きはわかりづらい。
トッププロの技術研究ナダルの4番です。
ただこの間私の出した、上体の回転で使った絵が出ていたので
ひまな方のみ見てください。
勢いよく振れることは昨日の説明でわかった。 (ような気がする)
それでは、ほかの人たちはどうしているのだろう。
よくよく見てみるとたいていの人がやってる。
これはゴンザレスの連続写真。
この365ネットのトッププロの技術研究というところの1ページだ。
連続写真のところにないのでも、説明つきでいいのがあったりする。
その説明というやつもテニスジャーナルの解説で
昔の私のページそのままというのが多いようだ。
ところでゴンザレス。
4コマ目で先が引けていない
5コマ目で先が遅れ
6コマ目でそのまま角度でインパクト。
まるっきりそのとおりやってる。
じゃあ、フェデラーは?
これが彼の連続写真。
4~6コマ目までラケットヘッドの位置はあまり動かないうちに
手の位置だけは先行して走っている。
ただフラットの面に垂直な動きではなく
面と平行に近い角度での動きだ。
ナダルだともっと激しい。
プロは多かれ少なかれ、みんなやってるみたいです。
とくにクレー系の人は多いみたい。
暇な人は自分でいろいろ探してみてください。
ちなみにこんなのも見つけたがここでは
手の動きはわかりづらい。
トッププロの技術研究ナダルの4番です。
ただこの間私の出した、上体の回転で使った絵が出ていたので
ひまな方のみ見てください。
2010年02月16日
マレーのフォア
先日、川越で 『ためにならないブログ』 さんから質問された話。
マレーのフォアハンド手首から先をテイクバックで引いていない
インパクトでは先が遅れて手首に角度が付いている。
これではスピードも出ないような気がするし
コントロールにもマイナスではないか?
何のためにしているんだろう?
というお話。
松原がいつもいっている話だと
インパクトの形を保って引き
そのまま振り出すので
安定性もあるし、ラケットヘッドも
いっぱい引いといて振り出すのだから
そのほうがスピードが出そうな気がする。
さて、よく考えてみたら、2つの理由に思い当たった。
1つ目は、『昔の鉄道加速説』 (名称は今考えた)
機関車と後ろの客車の連結に遊びがあるので
機関車が動き始めて、ちょっとの間をおいて貨車が動き始める。
たくさんの車両が連結していると
ガチャン、ガチャン、ガチャン、ガチャン、ガチャン
と次々に大騒ぎ。
近頃の若いもんにはわからないか?
じゃあテニスだ。
モデルは東戸塚松原テニススクールの田村コーチだ。
こんなふうに構えると
手首を少しやわらかくしておくと
振り出したときに先が遅れ
腕はラケットの重みに関係なく振れるので、速い加速が可能。
遅れてスタートしたラケットが速い腕に突然引かれて (鉄道ならガチャン)
自分も速いスピードになってからインパクト。
最初から先が引いておけば、最初の急加速がないわけで
だから、手首の角度を保って引くよりもスピードは速くなるのだろう。
腕はさらに加速していくので
ラケットに追い越されず
2枚目と3枚目の手首の角度はほぼ同じ。
2つ目の説は、『フィギアスケートスピン加速説』 (これも今考えた)
これは2009年6月7日のブログで取り上げたこと。
要は回転半径が小さくなると加速するというお話。
1枚目の写真より2枚目のほうが
肩からラケット面までの距離が短い。
つまり回転半径が小さくなっているので腕の振りが速くなるのだ。
スケートではジャンプやスピンに入るとき腕を縮め
着氷やスピンを止める時には腕を大きく開く。
6月7日のブログではフィギアスケートの浅田真央さんの写真を使って説明している。
『トリプルアクセルの腕使い』 をヒマな人はぜひ見てください。
まあ、この二つの理屈が加速のメカニズムだと思う。
だからマレーはやっているのだろう。
マレーのフォアハンド手首から先をテイクバックで引いていない
インパクトでは先が遅れて手首に角度が付いている。
これではスピードも出ないような気がするし
コントロールにもマイナスではないか?
何のためにしているんだろう?
というお話。
松原がいつもいっている話だと
インパクトの形を保って引き
そのまま振り出すので
安定性もあるし、ラケットヘッドも
いっぱい引いといて振り出すのだから
そのほうがスピードが出そうな気がする。
さて、よく考えてみたら、2つの理由に思い当たった。
1つ目は、『昔の鉄道加速説』 (名称は今考えた)
機関車と後ろの客車の連結に遊びがあるので
機関車が動き始めて、ちょっとの間をおいて貨車が動き始める。
たくさんの車両が連結していると
ガチャン、ガチャン、ガチャン、ガチャン、ガチャン
と次々に大騒ぎ。
近頃の若いもんにはわからないか?
じゃあテニスだ。
モデルは東戸塚松原テニススクールの田村コーチだ。
こんなふうに構えると
手首を少しやわらかくしておくと
振り出したときに先が遅れ
腕はラケットの重みに関係なく振れるので、速い加速が可能。
遅れてスタートしたラケットが速い腕に突然引かれて (鉄道ならガチャン)
自分も速いスピードになってからインパクト。
最初から先が引いておけば、最初の急加速がないわけで
だから、手首の角度を保って引くよりもスピードは速くなるのだろう。
腕はさらに加速していくので
ラケットに追い越されず
2枚目と3枚目の手首の角度はほぼ同じ。
2つ目の説は、『フィギアスケートスピン加速説』 (これも今考えた)
これは2009年6月7日のブログで取り上げたこと。
要は回転半径が小さくなると加速するというお話。
1枚目の写真より2枚目のほうが
肩からラケット面までの距離が短い。
つまり回転半径が小さくなっているので腕の振りが速くなるのだ。
スケートではジャンプやスピンに入るとき腕を縮め
着氷やスピンを止める時には腕を大きく開く。
6月7日のブログではフィギアスケートの浅田真央さんの写真を使って説明している。
『トリプルアクセルの腕使い』 をヒマな人はぜひ見てください。
まあ、この二つの理屈が加速のメカニズムだと思う。
だからマレーはやっているのだろう。
2010年02月15日
ラケット
川越のところにお二人からコメントをもらった。
AKKOさんからは (抜粋です)
ラケット・プレスという名の もの だったんですね~
あの台形の枠・・・・・
記憶によみがえってきたのは 赤いラインが3本入っているダンロップのラケット
マッケンローが使っていたのかなぁ~?
テニスをしていた先輩から 借りて 打ったけど ラケット重かった覚えがあります。
今思えば 何グラムだったんでしょう? ・・・・・
この写真の話です。
真ん中のラケットについているのが『ラケット・プレス』 ですが
私はこの言い方、よく知りません。
ネットで調べていたら出てきました。
自分で使っているころは
単に、『プレス』 と言っていました。
そして、その右隣が、D社のマックスプライ・マッケンローです。
AKKOさんのおっしゃっているのがマックスプライ・フォートと言って
マッケンローがその前に使っていた赤い3本線のラケットだと思います。
私もそのフォートのほうを使ったことがあります。
私のはミディアムウェイト、ガットを張って400gくらいでした。
かなり硬いラケットでした。
値段はたしか、4800円だったと思います。
さて、もうお一人は 『肉屋のおやじ』 さんです。
本当に肉屋さんなんでしょうか
それならスライスはお手の物ですね。
コメントの内容は、私のラケットに対する考え方についての質問でした。
コメントをごらんになりたい方はこちらへ。
AKKOさんのも同じところです。
さて私のラケット選びの基準ですが
いたって単純、フォアハンドです。
フォアハンドをひっぱたいたときに
振りやすい
スイートスポットを感じる。 (一瞬、捕まえた、と感じます)
思った辺にボールが落ちる。
もうひとつの基準は美しいこと。
これがそのラケット、ヨネックスの『RDS002-TOUR』
というラケットです。
グリップは3、重さはUL
ストリングを張りウェットタイプのグリップテープを巻いて、335gです。
ヨネックスにはもうひとつ、『RD-Ti80』 というのがあって
打球感や使い勝手はどちらも甲乙つけがたいものがあります。
そこで次の基準、「私のラケットのほうがきれいなんです」
80のほうもいいラケットなのですが色が地味。
私には華やかさが足りません。
とにかく、私の場合はフォアハンド。
他のショットはバックもボレーもサーブも気にしません。
フォアで妥協したラケットで長持ちしたものはありません。
シングルスもダブルスもレッスンもすべてこれです。
実はうちのスタッフに私と正反対の基準の人がいます。
松原テニスクラブ印西にいる長迫支配人なのですが (ながさこ と読みます)
彼はラケットをボレーで選ぶそうです。
逆に他のショットはどうにでもなるそうです。
彼はボレーに関しては私よりかなりうまい人です。
フォアハンドは私のほうがうまい(と思っています)。
お互いにこだわりの部分では妥協したくないということのようです。
(なぜか、写真を見ればわかるのですが彼も同じラケットなのですが・・・)
こんな、単純な考え方でいいんじゃないでしょうか。
自分のこだわりの部分を大事にする。
どうですか。
AKKOさんからは (抜粋です)
ラケット・プレスという名の もの だったんですね~
あの台形の枠・・・・・
記憶によみがえってきたのは 赤いラインが3本入っているダンロップのラケット
マッケンローが使っていたのかなぁ~?
テニスをしていた先輩から 借りて 打ったけど ラケット重かった覚えがあります。
今思えば 何グラムだったんでしょう? ・・・・・
この写真の話です。
真ん中のラケットについているのが『ラケット・プレス』 ですが
私はこの言い方、よく知りません。
ネットで調べていたら出てきました。
自分で使っているころは
単に、『プレス』 と言っていました。
そして、その右隣が、D社のマックスプライ・マッケンローです。
AKKOさんのおっしゃっているのがマックスプライ・フォートと言って
マッケンローがその前に使っていた赤い3本線のラケットだと思います。
私もそのフォートのほうを使ったことがあります。
私のはミディアムウェイト、ガットを張って400gくらいでした。
かなり硬いラケットでした。
値段はたしか、4800円だったと思います。
さて、もうお一人は 『肉屋のおやじ』 さんです。
本当に肉屋さんなんでしょうか
それならスライスはお手の物ですね。
コメントの内容は、私のラケットに対する考え方についての質問でした。
コメントをごらんになりたい方はこちらへ。
AKKOさんのも同じところです。
さて私のラケット選びの基準ですが
いたって単純、フォアハンドです。
フォアハンドをひっぱたいたときに
振りやすい
スイートスポットを感じる。 (一瞬、捕まえた、と感じます)
思った辺にボールが落ちる。
もうひとつの基準は美しいこと。
これがそのラケット、ヨネックスの『RDS002-TOUR』
というラケットです。
グリップは3、重さはUL
ストリングを張りウェットタイプのグリップテープを巻いて、335gです。
ヨネックスにはもうひとつ、『RD-Ti80』 というのがあって
打球感や使い勝手はどちらも甲乙つけがたいものがあります。
そこで次の基準、「私のラケットのほうがきれいなんです」
80のほうもいいラケットなのですが色が地味。
私には華やかさが足りません。
とにかく、私の場合はフォアハンド。
他のショットはバックもボレーもサーブも気にしません。
フォアで妥協したラケットで長持ちしたものはありません。
シングルスもダブルスもレッスンもすべてこれです。
実はうちのスタッフに私と正反対の基準の人がいます。
松原テニスクラブ印西にいる長迫支配人なのですが (ながさこ と読みます)
彼はラケットをボレーで選ぶそうです。
逆に他のショットはどうにでもなるそうです。
彼はボレーに関しては私よりかなりうまい人です。
フォアハンドは私のほうがうまい(と思っています)。
お互いにこだわりの部分では妥協したくないということのようです。
(なぜか、写真を見ればわかるのですが彼も同じラケットなのですが・・・)
こんな、単純な考え方でいいんじゃないでしょうか。
自分のこだわりの部分を大事にする。
どうですか。
2010年02月14日
スピードスケート
スピードスケートが好きだ
テニス以外のスポーツ種目でたぶん一番だろう。
道具を使ってその威力を倍増させるようなものに興味があるのかもしれない。
自転車に乗るのも好きなのだが
ちょうどいいギヤの選択、その力加減
うまくいったときの満足感がなんともいえない。
もちろん、見るだけで
やるほうは大昔に「スケートをしたことがあるというレベル」
これは12年前の長野オリンピックの少し前
新聞の写真が気に入って
手帳代わりのバインダー式のノートにはさんであったもの
今回のオリンピックの旗手
岡崎朋美さんの写真
もしやあるかと本棚のバインダーを見たらあった。
たぶん、スラップスケートに変わる少し前の写真だと思う。
この動的なバランス感
力強い動きなのに見事な姿勢
垂直に立てた顔。
もちろん彼女の笑顔は素敵なのだけれど
この垂直が大切なのだ
この垂直によりすべての情報を知り、バランスを保っている。
テニスのボレーやストロークでもまるで同じ
一流の人はみな美しい。
さて、次はテレビでも新聞でも一番見た顔。
そう、15才の高木美帆さん。
開会式のテレビで一番多く映っていたのではないだろうか。
ごらんのように日経新聞にさえ出ている。
朝日はカラーだった。
この年で注目されすぎで、気の毒な気もするが
本人は、案外なんともなく
大幅に自己ベストを更新し
いい成績を上げてくれるような気がする。
彼女はサッカーのフォワードでもあり
ヒップホップダンスもかなりやっているそうだ。
いろいろ身体の動き、力加減の感覚やバランス感覚を体内に蓄積している。
単に美しいスケートフォームや筋力を持っているだけではないのだ。
心の順応性も含めて
こうゆう人は大舞台で力を発揮するのではないだろうか。
じつは、先日、川越のテニス産業セミナーで
講演していただいた、柔道の谷本歩実さんも
私の質問に答えて
子供のころのスポーツ暦を話してくれた。
彼女は走り幅跳びでかなりの成績を残していたそうだ。
彼女のスピード感、身体能力の高さは
子供のころからのいろいろな運動で培われていたものなのだ。
単に柔道一直線ではないのだ
試合後のあのピョンコピョンコの飛び跳ね方
大相撲引退の朝青龍の仕切りの動きに匹敵する。
まあとにかく
岡崎さんも高木さんもいい結果を残してくれるといい。
個人種目でも、できればメダル。
もちろん男子も
特に500mは加藤、長島、及川と
誰がメダルを取ってもおかしくない
がんばれ日本!!!
テニス以外のスポーツ種目でたぶん一番だろう。
道具を使ってその威力を倍増させるようなものに興味があるのかもしれない。
自転車に乗るのも好きなのだが
ちょうどいいギヤの選択、その力加減
うまくいったときの満足感がなんともいえない。
もちろん、見るだけで
やるほうは大昔に「スケートをしたことがあるというレベル」
これは12年前の長野オリンピックの少し前
新聞の写真が気に入って
手帳代わりのバインダー式のノートにはさんであったもの
今回のオリンピックの旗手
岡崎朋美さんの写真
もしやあるかと本棚のバインダーを見たらあった。
たぶん、スラップスケートに変わる少し前の写真だと思う。
この動的なバランス感
力強い動きなのに見事な姿勢
垂直に立てた顔。
もちろん彼女の笑顔は素敵なのだけれど
この垂直が大切なのだ
この垂直によりすべての情報を知り、バランスを保っている。
テニスのボレーやストロークでもまるで同じ
一流の人はみな美しい。
さて、次はテレビでも新聞でも一番見た顔。
そう、15才の高木美帆さん。
開会式のテレビで一番多く映っていたのではないだろうか。
ごらんのように日経新聞にさえ出ている。
朝日はカラーだった。
この年で注目されすぎで、気の毒な気もするが
本人は、案外なんともなく
大幅に自己ベストを更新し
いい成績を上げてくれるような気がする。
彼女はサッカーのフォワードでもあり
ヒップホップダンスもかなりやっているそうだ。
いろいろ身体の動き、力加減の感覚やバランス感覚を体内に蓄積している。
単に美しいスケートフォームや筋力を持っているだけではないのだ。
心の順応性も含めて
こうゆう人は大舞台で力を発揮するのではないだろうか。
じつは、先日、川越のテニス産業セミナーで
講演していただいた、柔道の谷本歩実さんも
私の質問に答えて
子供のころのスポーツ暦を話してくれた。
彼女は走り幅跳びでかなりの成績を残していたそうだ。
彼女のスピード感、身体能力の高さは
子供のころからのいろいろな運動で培われていたものなのだ。
単に柔道一直線ではないのだ
試合後のあのピョンコピョンコの飛び跳ね方
大相撲引退の朝青龍の仕切りの動きに匹敵する。
まあとにかく
岡崎さんも高木さんもいい結果を残してくれるといい。
個人種目でも、できればメダル。
もちろん男子も
特に500mは加藤、長島、及川と
誰がメダルを取ってもおかしくない
がんばれ日本!!!
2010年02月13日
川越にて
先日、川越にて
(社)日本テニス事業協会主催の日本テニス産業セミナーに参加した。
これは2日目のクラブ見学会の合間
昼食時間をかねて川越の街を散策。
これは有名な時鐘の前で。
1日目は講演やパネルディスカッションなど
午後の講演が、女子柔道でアテネ、北京、2大会連続金メダルの谷本歩実さん。
金メダルまでの過程やコーチとの話し。
やわらちゃんとの話しなど
笑顔と元気いっぱい
とても感銘を受けた。
そしてなんと、金メダルを全員に回覧。
私のところに来たのは、アテネの金メダル
思わず触ってしまった。
1日目の夕方は会場での懇親パーティー。
365のブログでお馴染みの
『ためブロ』さんや『DRK』さんともお会いした。
特に、『ためブロ』さんからはマレーのフォアハンドについての質問を貰い、
テニス技術談義に興じた。
周りにいたコーチたちも興味津々の雰囲気で
ついつい偉そうに、熱弁をふるってしまった。
面白い内容だったので、改めて皆さんにも披露します。
さて、2日目は埼玉県テニス事業協会所属の
3ヶ所のテニスクラブを見学させてもらった。
これは川越にある『リトルプリンステニスクラブ』のクラブハウス。
昔のラケットが40本くらいだろうか、展示してある。
真ん中のスティールラケットが、ウィルソンのT2000
しばらく前のブログで紹介した奴だ。
そして、ラケットプレスもあった。
先日、木のラケットでもプロは現代と同じボールを打つという話のときに
出したくて、探したけれどなかった
ラケットプレスの写真。
挟んであるラケットはヨネックスのカーボネックス2
今では想像も出来ない、ヨネックス製、木のラケット。
一緒に居た、各テニスクラブのオーナー達
みんな異口同音に
「とっておけば、良かったなあ」
この後、新座市に移動して、2ヶ所のクラブを見学。
どのクラブも素晴らしい上
オーナー達は運営のノウハウなども教えてくれる。
とても有意義な2日間だった。
(社)日本テニス事業協会主催の日本テニス産業セミナーに参加した。
これは2日目のクラブ見学会の合間
昼食時間をかねて川越の街を散策。
これは有名な時鐘の前で。
1日目は講演やパネルディスカッションなど
午後の講演が、女子柔道でアテネ、北京、2大会連続金メダルの谷本歩実さん。
金メダルまでの過程やコーチとの話し。
やわらちゃんとの話しなど
笑顔と元気いっぱい
とても感銘を受けた。
そしてなんと、金メダルを全員に回覧。
私のところに来たのは、アテネの金メダル
思わず触ってしまった。
1日目の夕方は会場での懇親パーティー。
365のブログでお馴染みの
『ためブロ』さんや『DRK』さんともお会いした。
特に、『ためブロ』さんからはマレーのフォアハンドについての質問を貰い、
テニス技術談義に興じた。
周りにいたコーチたちも興味津々の雰囲気で
ついつい偉そうに、熱弁をふるってしまった。
面白い内容だったので、改めて皆さんにも披露します。
さて、2日目は埼玉県テニス事業協会所属の
3ヶ所のテニスクラブを見学させてもらった。
これは川越にある『リトルプリンステニスクラブ』のクラブハウス。
昔のラケットが40本くらいだろうか、展示してある。
真ん中のスティールラケットが、ウィルソンのT2000
しばらく前のブログで紹介した奴だ。
そして、ラケットプレスもあった。
先日、木のラケットでもプロは現代と同じボールを打つという話のときに
出したくて、探したけれどなかった
ラケットプレスの写真。
挟んであるラケットはヨネックスのカーボネックス2
今では想像も出来ない、ヨネックス製、木のラケット。
一緒に居た、各テニスクラブのオーナー達
みんな異口同音に
「とっておけば、良かったなあ」
この後、新座市に移動して、2ヶ所のクラブを見学。
どのクラブも素晴らしい上
オーナー達は運営のノウハウなども教えてくれる。
とても有意義な2日間だった。
2010年02月12日
ドライブボレー
『ヒロリン』 さんからコメントを頂きました。
ドライブボレーについてです。
1、必要なのか?
2、打つためのコツは?
とゆうようなことです。
コメントの全文はこちらを見てください。
必要なのか?
私は必要だと思います。
さて、ドライブボレーに2種類あると思います。
1つ目は女性に多いのですが
ハイボレーを厚めのグリップを使いトップスピンで打つものです。
スライスボレーで余裕を持って打てればベストですが
力が少ない人はストロークと同じグリップ、球質がベターかもしれません。
もう1つはコートの中盤から叩き込むやつです。
シングルスではこれを決め球に使います。
これから、さらに増えていくのではないでしょうか。
1バウンドのストロークで
バウンドして落ちてきたところよりも
ライジングのほうが相手に動く時間を与えないので有効なときがあります。
ノーバウンドで打てば、さらに時間を短縮できるのです。
(ノーバウンドが必要ないなら、ライジングも必要ないということですね)
技術的には、これはノーバウンドで打つストロークです。
ダブルスでも中盤からセンターに、エースを狙ったり。
相手の正面をめがけてぶつけたりといった用途に使います。
打ち方そのものはファアはフォアハンドストロークと同じですし
両手バックも同様です。
位置的にベースライン後方から打つということは有り得ないわけですから
ストロークと同じとはいっても
短いボールを決めにいくときと同じといったほうがいいでしょう。
フォアだったらフィニッシュをしっかり低めにとってねじ伏せるわけです。
両手バックならフィニッシュで右肩が上がらないようにして
小さく鋭く打つ事などが注意点でしょうか。
(さっきまで左肩と書いてあって、下川井TC担当の御子柴コーチから緊急電話が来た)
ここまでお話ししてきて
片手バックが出てきていません。
片手バックではあまりやらないのです。
なぜかといいますと、時間がないから。
バウンドさせても振り遅れることがあるわけで
ましてノーバウンド。
時間のかからない技術でなくてはどうしようもありません。
一番向いているのが、両手打ち。
2番目が片手フォアです。
片手バックはスウィングに時間がかかるので
プロでもあまりやらないのです。
こんな理由で
ドライブボレーが一番多く見られるのは
両方両手打ちの選手が入った、女子ダブルスです。
モニカ・セレスのような両方両手打ちの女性のプロは
出来る限り全てのボレーをトップスピンで打ちます。
(もちろん、そうじゃない人もいます)
男子ダブルスでは
うすいグリップでのスライスボレーが男子にとっては簡単なことと
ボールのスピードやテンポが速すぎることのために
ドライブボレーはそれほど多くは使われません。
シングルスでは増えていくような気がします。
コツについてもう一度触れておきますと
とにかく時間です。
とにかく、とにかく、早く構える。
位置取りが難しいので
足を動かし続けて、ピッタンコの位置に行く。
昨日書いた
チャッ、チャカチャカ、グウッ、バシッ、です。
身体の使い方を最小限にする。
小さなフィニッシュ。
そして、実戦での使い方ですが、
予定通りのコースに来たときのみに使う。
といったことでしょうか。
ついでに、付け加えますと
位置取りのことやタイミングの取りかたを上達させる為
ジュニアの練習では
ドライブボレーがポピュラーになってきています。
ドライブボレーについてです。
1、必要なのか?
2、打つためのコツは?
とゆうようなことです。
コメントの全文はこちらを見てください。
必要なのか?
私は必要だと思います。
さて、ドライブボレーに2種類あると思います。
1つ目は女性に多いのですが
ハイボレーを厚めのグリップを使いトップスピンで打つものです。
スライスボレーで余裕を持って打てればベストですが
力が少ない人はストロークと同じグリップ、球質がベターかもしれません。
もう1つはコートの中盤から叩き込むやつです。
シングルスではこれを決め球に使います。
これから、さらに増えていくのではないでしょうか。
1バウンドのストロークで
バウンドして落ちてきたところよりも
ライジングのほうが相手に動く時間を与えないので有効なときがあります。
ノーバウンドで打てば、さらに時間を短縮できるのです。
(ノーバウンドが必要ないなら、ライジングも必要ないということですね)
技術的には、これはノーバウンドで打つストロークです。
ダブルスでも中盤からセンターに、エースを狙ったり。
相手の正面をめがけてぶつけたりといった用途に使います。
打ち方そのものはファアはフォアハンドストロークと同じですし
両手バックも同様です。
位置的にベースライン後方から打つということは有り得ないわけですから
ストロークと同じとはいっても
短いボールを決めにいくときと同じといったほうがいいでしょう。
フォアだったらフィニッシュをしっかり低めにとってねじ伏せるわけです。
両手バックならフィニッシュで右肩が上がらないようにして
小さく鋭く打つ事などが注意点でしょうか。
(さっきまで左肩と書いてあって、下川井TC担当の御子柴コーチから緊急電話が来た)
ここまでお話ししてきて
片手バックが出てきていません。
片手バックではあまりやらないのです。
なぜかといいますと、時間がないから。
バウンドさせても振り遅れることがあるわけで
ましてノーバウンド。
時間のかからない技術でなくてはどうしようもありません。
一番向いているのが、両手打ち。
2番目が片手フォアです。
片手バックはスウィングに時間がかかるので
プロでもあまりやらないのです。
こんな理由で
ドライブボレーが一番多く見られるのは
両方両手打ちの選手が入った、女子ダブルスです。
モニカ・セレスのような両方両手打ちの女性のプロは
出来る限り全てのボレーをトップスピンで打ちます。
(もちろん、そうじゃない人もいます)
男子ダブルスでは
うすいグリップでのスライスボレーが男子にとっては簡単なことと
ボールのスピードやテンポが速すぎることのために
ドライブボレーはそれほど多くは使われません。
シングルスでは増えていくような気がします。
コツについてもう一度触れておきますと
とにかく時間です。
とにかく、とにかく、早く構える。
位置取りが難しいので
足を動かし続けて、ピッタンコの位置に行く。
昨日書いた
チャッ、チャカチャカ、グウッ、バシッ、です。
身体の使い方を最小限にする。
小さなフィニッシュ。
そして、実戦での使い方ですが、
予定通りのコースに来たときのみに使う。
といったことでしょうか。
ついでに、付け加えますと
位置取りのことやタイミングの取りかたを上達させる為
ジュニアの練習では
ドライブボレーがポピュラーになってきています。
2010年02月11日
ゆるいボールを打ち込むのは・・・
『たまには勝ちたい』さんから質問をいただきました。
相手が強いボールを打ってくればいいのだが
ゆるいボールだと・・・・
というやつです。
コメントを全部見たい方はこちらを参照。
大多数の方がそうかもしれませんね。
そうじゃなければ、世の中にシコラーがいなくなるはずです。
強いボールがくれば前後の位置あわせをボールがやってくれます。
それと、ボールがラケット面にくっついてくれるので
自然に打球法買うが安定しやすいということもあります。
これは先日来の、デルポトロの話でやったやつです。
特に1月30日のブログ、デルポトロのフォア続続編を読み直してください。
理屈っぽい人に対しては、自信の内容です。
理屈嫌いの人は読めば今夜必ず熟睡できます。
さて、強いボールで、向こうから迫ってくれば自然に合うわけです。
(たとえば、壁打ちだと、こうなりませんか?)
向こうからこないなら、こちらから行くしかありません。
動いて待ちます。
そして、止まるやいなや、バシッ、と打ちます。
この辺は、ここ2,3日の前後に動いて上体を前向きにすることも参考にしてください。
ゆるいボールに対してはこんなにすべてのことが必要になるのです。
その上すでに相手は真ん中に帰って、しっかり備えているのです。
ここからは、11月1日のブログから抜粋。
チャッ、チャカチャカ、グウッ、バシッ。
これ、フットワークです。
チャッ、チャカチャカ、は細かい位置合わせ、兼タイミング合わせ。
グウッ、は最後の踏み込み足を踏ん張って、踏み切ったところ。
バシッ、はインパクトの凄い音。
まあ、要は、細かい足を動かして、位置とタイミングを合わせ、
最後の踏み切り足で踏ん張ってラケットを振り、ヒット。
という事です。
プロはこうゆうフットワークで
最後まで足を動かし
最後の最後で、位置を決め、
しっかり踏ん張り、 (跳び上がって)
ボールをひっぱたきます。
少しはなれたところにボールが来た場合
われわれでもその様にします。
ボールが近くに来ると、
動かないで打てる場合、われわれは足を止めて待ちます。
プロはやさしいボールでも、
チャッ、チャカチャカ、グウッ、バシッ。
だからやさしいボールもむらなく打てるのです。
われわれはボールに追いつく為に動きます。
プロは打つために動きます。 (追いつく為にも動きますが)
それはタイミングのため、位置あわせのため、力を結集する為。
一石三鳥なのです。
ゆるいボール、イコール、やさしいボールです。
動かなくても打てるのですが、
『動いて待ったらどうでしょう』
最後に位置を決めて、体を固め、手首も固めて、バシッ!!
相手が強いボールを打ってくればいいのだが
ゆるいボールだと・・・・
というやつです。
コメントを全部見たい方はこちらを参照。
大多数の方がそうかもしれませんね。
そうじゃなければ、世の中にシコラーがいなくなるはずです。
強いボールがくれば前後の位置あわせをボールがやってくれます。
それと、ボールがラケット面にくっついてくれるので
自然に打球法買うが安定しやすいということもあります。
これは先日来の、デルポトロの話でやったやつです。
特に1月30日のブログ、デルポトロのフォア続続編を読み直してください。
理屈っぽい人に対しては、自信の内容です。
理屈嫌いの人は読めば今夜必ず熟睡できます。
さて、強いボールで、向こうから迫ってくれば自然に合うわけです。
(たとえば、壁打ちだと、こうなりませんか?)
向こうからこないなら、こちらから行くしかありません。
動いて待ちます。
そして、止まるやいなや、バシッ、と打ちます。
この辺は、ここ2,3日の前後に動いて上体を前向きにすることも参考にしてください。
ゆるいボールに対してはこんなにすべてのことが必要になるのです。
その上すでに相手は真ん中に帰って、しっかり備えているのです。
ここからは、11月1日のブログから抜粋。
チャッ、チャカチャカ、グウッ、バシッ。
これ、フットワークです。
チャッ、チャカチャカ、は細かい位置合わせ、兼タイミング合わせ。
グウッ、は最後の踏み込み足を踏ん張って、踏み切ったところ。
バシッ、はインパクトの凄い音。
まあ、要は、細かい足を動かして、位置とタイミングを合わせ、
最後の踏み切り足で踏ん張ってラケットを振り、ヒット。
という事です。
プロはこうゆうフットワークで
最後まで足を動かし
最後の最後で、位置を決め、
しっかり踏ん張り、 (跳び上がって)
ボールをひっぱたきます。
少しはなれたところにボールが来た場合
われわれでもその様にします。
ボールが近くに来ると、
動かないで打てる場合、われわれは足を止めて待ちます。
プロはやさしいボールでも、
チャッ、チャカチャカ、グウッ、バシッ。
だからやさしいボールもむらなく打てるのです。
われわれはボールに追いつく為に動きます。
プロは打つために動きます。 (追いつく為にも動きますが)
それはタイミングのため、位置あわせのため、力を結集する為。
一石三鳥なのです。
ゆるいボール、イコール、やさしいボールです。
動かなくても打てるのですが、
『動いて待ったらどうでしょう』
最後に位置を決めて、体を固め、手首も固めて、バシッ!!
2010年02月10日
後退して前を向く
身体を回転させるコツについて、先日お話した。
左足にブレーキをかけることにより
右側が前に出る
上体は前向きになり、強力で安定したショットが打てる。
これは先日やった。
今日はその反対。
相手ボールが深かった時に
右足、右肩を後ろにどけて
上体を前に向ける方法。
これは先日に続き、テニスジャーナルに出した解説。
赤い矢印は左図から右図への移動ではなく
左肩を矢印の方向に動かせというしるし。
右の絵が先で2番目が左の絵。
左右逆に出せばよかったんですが。
こうすれば、容易に上体が前向きになる。
ついでにというか
こちらの方がタイミング的には先だが
左足を大胆に後ろに引きながら打つことをプロは良くやる。
前回も話したように
前方向の移動によるパワーより、上体が回転するご利益のほうが大きい。
仮に前に移動したときのスピードが打球速度に加算されても
時速?kmになるだろう。
微々たる物だ。
さて、これはナダルが後ろに下がりながらぶん殴った、連続写真。
左足も左肩も引くことによりインパクト時に前を向いている。
下がりながら打つのは一見難しいのだが
相手ボールの速度が相対的に遅くなり
その分、余裕の時間が生まれる。
少し慣れるとこちらのほうがはるかにやさしいのだ。
ボールを想像して、左足を後ろに飛ばし
下がりながら、想像したボールをジャストミート。
という素振りを何回かやってみると
案外簡単にマスターできますよ。
左足にブレーキをかけることにより
右側が前に出る
上体は前向きになり、強力で安定したショットが打てる。
これは先日やった。
今日はその反対。
相手ボールが深かった時に
右足、右肩を後ろにどけて
上体を前に向ける方法。
これは先日に続き、テニスジャーナルに出した解説。
赤い矢印は左図から右図への移動ではなく
左肩を矢印の方向に動かせというしるし。
右の絵が先で2番目が左の絵。
左右逆に出せばよかったんですが。
こうすれば、容易に上体が前向きになる。
ついでにというか
こちらの方がタイミング的には先だが
左足を大胆に後ろに引きながら打つことをプロは良くやる。
前回も話したように
前方向の移動によるパワーより、上体が回転するご利益のほうが大きい。
仮に前に移動したときのスピードが打球速度に加算されても
時速?kmになるだろう。
微々たる物だ。
さて、これはナダルが後ろに下がりながらぶん殴った、連続写真。
左足も左肩も引くことによりインパクト時に前を向いている。
下がりながら打つのは一見難しいのだが
相手ボールの速度が相対的に遅くなり
その分、余裕の時間が生まれる。
少し慣れるとこちらのほうがはるかにやさしいのだ。
ボールを想像して、左足を後ろに飛ばし
下がりながら、想像したボールをジャストミート。
という素振りを何回かやってみると
案外簡単にマスターできますよ。
2010年02月08日
上体を前に向けるには
フォアハンドを打つとき
インパクトで前向きになるといい。
強力なショットが打てるし
身体の左側への振り抜きもやりやすくなる。
だが、現実には前に向けられないで苦労している人が多いようだ。
今日は体重の移動を使って前向きになる要領を説明する。
体重の移動というと前後方向だけをイメージしがちだが
実際の打球では回転方向の動きもある。
単純に前後に移動するだけでは、パワーへの寄与はたいしたことはない。
むしろ体重の移動を身体の回転力に変えることのご利益のほうが大きいかもしれない。
昔、解説していたテニスジャーナルが見つかったので
そのことを説明した絵をお見せしよう。
体重の移動で打球方向へ動いていくだけでなく
前に動いた身体を止める方向に左足でブレーキをかける。
このブレーキが重心より少し左にかかることにより
回転方向へのトルクが生み出されるわけだ。
ちょっとしたコツだが
ブレーキの力がが重心より少し左にかけるために
腰を少し開き気味にして踏み込んでいくといい。
そうすれば
左足の付け根は自然に重心より少し左になる。
このように前後の動きを入れるほうが
単純にオープンスタンスで上体を回転させるだけよりも
より簡単に、大きなパワーを得やすい。
そして、ボールとの前後位置を合わせることもやりやすいので
フォアハンドの質を上げることにもつながるだろう。
インパクトで前向きになるといい。
強力なショットが打てるし
身体の左側への振り抜きもやりやすくなる。
だが、現実には前に向けられないで苦労している人が多いようだ。
今日は体重の移動を使って前向きになる要領を説明する。
体重の移動というと前後方向だけをイメージしがちだが
実際の打球では回転方向の動きもある。
単純に前後に移動するだけでは、パワーへの寄与はたいしたことはない。
むしろ体重の移動を身体の回転力に変えることのご利益のほうが大きいかもしれない。
昔、解説していたテニスジャーナルが見つかったので
そのことを説明した絵をお見せしよう。
体重の移動で打球方向へ動いていくだけでなく
前に動いた身体を止める方向に左足でブレーキをかける。
このブレーキが重心より少し左にかかることにより
回転方向へのトルクが生み出されるわけだ。
ちょっとしたコツだが
ブレーキの力がが重心より少し左にかけるために
腰を少し開き気味にして踏み込んでいくといい。
そうすれば
左足の付け根は自然に重心より少し左になる。
このように前後の動きを入れるほうが
単純にオープンスタンスで上体を回転させるだけよりも
より簡単に、大きなパワーを得やすい。
そして、ボールとの前後位置を合わせることもやりやすいので
フォアハンドの質を上げることにもつながるだろう。
2010年02月07日
両手のグリップ
先日、松原テニスクラブ印西で若手の会員さんに
バックハンドの相談を受けた。
一所懸命、打っているのだが
安定しない。
何よりゆるく返しておくということができない。
よく見ると、グリップに問題があるようだ。
両手打ちだが
特に右手の持ち方については問題がある。
片手バック用のバックハンド・セミウェスタンになっている。
これは、彼だけでなくジュニアでもよくある話。
テニスコーチも片手打ちが多いため
右手の持ち方については
片手と同じ考え方で教えてしまうことも多い。
最近の片手打ちではこぶしが打球方向を向くセミウェスタンが多い
このグリップで打ちやすい打点は
右腰の前より30~40cm位も前で
そこにラケットを持っていくと
横向きの上体では、左手が届かない。
逆に、左手の使いやすい打点にするともう少し後ろ気味になり
ここだと、右手はとても窮屈になってしまう。
面の向きを垂直にするのも、胸の高さなら作りやすいが
腰の高さ以下ではとても難しい。
面が上を向きにくいので
フルスウィングすればボールが上がりネットを越えるが
ゆるくつなぐということがとても難しいグリップなのだ。
それではどのようなグリップが両手打ちに適しているのだろうか。
男子のプロは
右手がコンチネンタル、左手はフォアハンドイースタンで持っていることが多い。
このグリップだと、どちらの手首にも無理をかけないで打つことができる。
それに打点が後ろになり、腕も伸び気味なため、リーチも広くなる。
しかも、スライスを打つときに左手を離すだけで理想的なグリップになる。
これは誰にでも、特に男性に進められる標準的なグリップということができるだろう。
もう少し、パワーを入れたい人には
左手をセミウェスタンにする手がある。
特に、女性にはこちらのほうがいいかもしれない。
もうひとつ、一般の方にお勧めのやり方がある。
特にグリップの握り換えが苦手という人にお勧め。
右手、左手ともフォアハンドセミウェスタンで持つ。
ボールがフォアにきたら、左手を離して打つ。
バックにきたら、右手の手首を少し内向きに折って打つ。
ボレーも同様。
サーブもスマッシュもセミウェスタンで打つなら
右手に関していえばワングリップで事足りることになり
とても、とっつきやすい。
グリップチェンジの苦手な方には便利だろう。
両手とも、イースタンにしても同様だ。
このように、両手のグリップは
左右の手の持ち方がお互いにけんかしないこと
いろいろなボールに対し対処しやすいこと。
特にゆるくも打てるということは大切にしてほしい。
バックがハードヒットできないという理由で
負けるということは、アマチュアではそうはないが
大事に返球できなければ ・・・・・・
バックハンドの相談を受けた。
一所懸命、打っているのだが
安定しない。
何よりゆるく返しておくということができない。
よく見ると、グリップに問題があるようだ。
両手打ちだが
特に右手の持ち方については問題がある。
片手バック用のバックハンド・セミウェスタンになっている。
これは、彼だけでなくジュニアでもよくある話。
テニスコーチも片手打ちが多いため
右手の持ち方については
片手と同じ考え方で教えてしまうことも多い。
最近の片手打ちではこぶしが打球方向を向くセミウェスタンが多い
このグリップで打ちやすい打点は
右腰の前より30~40cm位も前で
そこにラケットを持っていくと
横向きの上体では、左手が届かない。
逆に、左手の使いやすい打点にするともう少し後ろ気味になり
ここだと、右手はとても窮屈になってしまう。
面の向きを垂直にするのも、胸の高さなら作りやすいが
腰の高さ以下ではとても難しい。
面が上を向きにくいので
フルスウィングすればボールが上がりネットを越えるが
ゆるくつなぐということがとても難しいグリップなのだ。
それではどのようなグリップが両手打ちに適しているのだろうか。
男子のプロは
右手がコンチネンタル、左手はフォアハンドイースタンで持っていることが多い。
このグリップだと、どちらの手首にも無理をかけないで打つことができる。
それに打点が後ろになり、腕も伸び気味なため、リーチも広くなる。
しかも、スライスを打つときに左手を離すだけで理想的なグリップになる。
これは誰にでも、特に男性に進められる標準的なグリップということができるだろう。
もう少し、パワーを入れたい人には
左手をセミウェスタンにする手がある。
特に、女性にはこちらのほうがいいかもしれない。
もうひとつ、一般の方にお勧めのやり方がある。
特にグリップの握り換えが苦手という人にお勧め。
右手、左手ともフォアハンドセミウェスタンで持つ。
ボールがフォアにきたら、左手を離して打つ。
バックにきたら、右手の手首を少し内向きに折って打つ。
ボレーも同様。
サーブもスマッシュもセミウェスタンで打つなら
右手に関していえばワングリップで事足りることになり
とても、とっつきやすい。
グリップチェンジの苦手な方には便利だろう。
両手とも、イースタンにしても同様だ。
このように、両手のグリップは
左右の手の持ち方がお互いにけんかしないこと
いろいろなボールに対し対処しやすいこと。
特にゆるくも打てるということは大切にしてほしい。
バックがハードヒットできないという理由で
負けるということは、アマチュアではそうはないが
大事に返球できなければ ・・・・・・
2010年02月06日
なぜスウィングスピードは速くなったのか
昨日からの続き
またまた、役に立たないお話し。 かな?
男子プロのスウィングスピードが限界まで上がっている。
昔はコントロールを考え、スウィングを力の限界まで振ることが出来なかった。
1970年代
男子のテニス界はトップスピン時代を迎えた。
ギレルモ・ビラス、ビヨン・ボルグがその代表格。
木のラケット最後の時代だ。
フラットと同じスウィングスピードなら
トップスピンは当然ながらボールが遅くなる。
スピードとスピンを両立させるには
猛烈なスウィングスピードが必要になり
ウェスタングリップとフルスウィングの時代になった。
この頃、スウィングスピードは
ほぼ人間の出せる速度の限界に近づいていたと思う。
1980年代になると、イワン・レンドルの時代。
彼はトップスピンをベースの技術としつつ
そのスウィングスピードを保ったまま
高い打点からのフラット性のフォアハンドを実現。
圧倒的な攻撃テニスを展開した。
トップスピンをベースの技術としながら
フラットにも叩ける、というのは
現代の技術といっていいと思う。
ここまでが
どのようにして、男子プロのスウィングスピードが
限界近くまで速くなっていったのかについての薀蓄である。
次に、なぜ私がトップスピンをベースの技術としながら
という部分にこだわるのかというと
現代テニスのフラット打ちの基本は
『フルタイム・トップスピン』 だと思うからだ。
フルスウィング・トップスピンをマスターした選手が
垂直な姿勢、完璧なラケット面でフォアハンドを打つことが出来れば
コントロールのいいトップスピンを打つことが出来る。
その域に達すれば、余裕があって姿勢が保ったときには
スピンを減らしても打球をコントロールすることが出来る。
ネット上をどの高さを飛ぶかの違いがあるだけだ。
スピンを減らして打つ状況の方が多くなれば
その選手は、フラットの人に見えてくる。
ただ、厳しい状況に追い込まれた時は
いつでも、ヘビートップスピンで対処することが出来る。
この人のテニスを私は、基本的に『フルタイム・トップスピン』 だと考えているのだ。
現代の男子プロはほぼ全員が、『フルタイム・トップスピンナー』
その中で、どれだけスピンを減らすかが個性。
トップスピンの下手なプロはいません。
ナダルからフェデラーまで
あなたはどれくらいがお好みですか。
またまた、役に立たないお話し。 かな?
男子プロのスウィングスピードが限界まで上がっている。
昔はコントロールを考え、スウィングを力の限界まで振ることが出来なかった。
1970年代
男子のテニス界はトップスピン時代を迎えた。
ギレルモ・ビラス、ビヨン・ボルグがその代表格。
木のラケット最後の時代だ。
フラットと同じスウィングスピードなら
トップスピンは当然ながらボールが遅くなる。
スピードとスピンを両立させるには
猛烈なスウィングスピードが必要になり
ウェスタングリップとフルスウィングの時代になった。
この頃、スウィングスピードは
ほぼ人間の出せる速度の限界に近づいていたと思う。
1980年代になると、イワン・レンドルの時代。
彼はトップスピンをベースの技術としつつ
そのスウィングスピードを保ったまま
高い打点からのフラット性のフォアハンドを実現。
圧倒的な攻撃テニスを展開した。
トップスピンをベースの技術としながら
フラットにも叩ける、というのは
現代の技術といっていいと思う。
ここまでが
どのようにして、男子プロのスウィングスピードが
限界近くまで速くなっていったのかについての薀蓄である。
次に、なぜ私がトップスピンをベースの技術としながら
という部分にこだわるのかというと
現代テニスのフラット打ちの基本は
『フルタイム・トップスピン』 だと思うからだ。
フルスウィング・トップスピンをマスターした選手が
垂直な姿勢、完璧なラケット面でフォアハンドを打つことが出来れば
コントロールのいいトップスピンを打つことが出来る。
その域に達すれば、余裕があって姿勢が保ったときには
スピンを減らしても打球をコントロールすることが出来る。
ネット上をどの高さを飛ぶかの違いがあるだけだ。
スピンを減らして打つ状況の方が多くなれば
その選手は、フラットの人に見えてくる。
ただ、厳しい状況に追い込まれた時は
いつでも、ヘビートップスピンで対処することが出来る。
この人のテニスを私は、基本的に『フルタイム・トップスピン』 だと考えているのだ。
現代の男子プロはほぼ全員が、『フルタイム・トップスピンナー』
その中で、どれだけスピンを減らすかが個性。
トップスピンの下手なプロはいません。
ナダルからフェデラーまで
あなたはどれくらいがお好みですか。
2010年02月05日
ラケットとボールスピード
今日はラケットに関するお話
たぶんプレーの役には立たないだろう。
単なる薀蓄である。
ラケットの関してよく聞く話に
「ラケットの反発がよくなってプロのテニスの高速化が進んだ」
ということ。
これは誤解です。
先日、デルポトロのフォア続続編で書いたように
男子プロのフォアハンドは
ラケットの反発する範囲を超え
なにを使っても飛ばないスピードで打っている。
(ラケットの反発係数は衝突速度が上がるにつれて小さくなるので)
だから、木のラケットを使っても同じくらいのスピードで打つと思う。
サービスにいたってはとうの昔 (第2次大戦の前です)
チルデンの時代に200km/hの世界に入っている。
男子のプロが反発の大きなラケットを使わず
フレームが硬くてしならないラケットを使っていることは
よく知られていると思う。
もう少しスピードアップしたいからと、飛び系のラケットに変えたりはしないのだ。
彼らはラケットがスピードを出してくれてると思っていない。
現代のラケットが彼らにもたらしているご利益は
一番は変形しないことによるコントロールのよさ。
次は曲がらない、折れない。
もし、プロのツアーが木のラケットと決められたら
ウィンブルドンはたきぎの山になるだろう。
曲がらないというのは今の人にはぴんと来ないかもしれない。
昔の木のラケットは放っておくと湿気を吸って曲がったり
同じ面で打ち続けると反対方向に曲がってきたりしたものだ。
ここまで書いてきたのは男子プロの世界。
私も現代のラケットを否定しているわけではないのだ。
女子や一般、子供たちの話になるとかなり違う。
楽に飛ぶようになったり、年齢がそうとういっても続けられたりとか
ご利益はいっぱいあると思う。
実は男子プロもその恩恵にあずかっているショットがないわけではない。
それは、バックハンドスライス。
昔は面の引き起こしでスウィングスピードを出していたのだが
最近はほとんどやらない
面を作って、えぐるように引き、打つだけ。
面の変化がないため、精度がかなり上がっていると思う。
今日は役に立たない記事を書くことができて
なんだかとても気持ちがいい。
まあ、こんなに俺は物を知っているぞと
出してみたいときがあるのです。
たぶんプレーの役には立たないだろう。
単なる薀蓄である。
ラケットの関してよく聞く話に
「ラケットの反発がよくなってプロのテニスの高速化が進んだ」
ということ。
これは誤解です。
先日、デルポトロのフォア続続編で書いたように
男子プロのフォアハンドは
ラケットの反発する範囲を超え
なにを使っても飛ばないスピードで打っている。
(ラケットの反発係数は衝突速度が上がるにつれて小さくなるので)
だから、木のラケットを使っても同じくらいのスピードで打つと思う。
サービスにいたってはとうの昔 (第2次大戦の前です)
チルデンの時代に200km/hの世界に入っている。
男子のプロが反発の大きなラケットを使わず
フレームが硬くてしならないラケットを使っていることは
よく知られていると思う。
もう少しスピードアップしたいからと、飛び系のラケットに変えたりはしないのだ。
彼らはラケットがスピードを出してくれてると思っていない。
現代のラケットが彼らにもたらしているご利益は
一番は変形しないことによるコントロールのよさ。
次は曲がらない、折れない。
もし、プロのツアーが木のラケットと決められたら
ウィンブルドンはたきぎの山になるだろう。
曲がらないというのは今の人にはぴんと来ないかもしれない。
昔の木のラケットは放っておくと湿気を吸って曲がったり
同じ面で打ち続けると反対方向に曲がってきたりしたものだ。
ここまで書いてきたのは男子プロの世界。
私も現代のラケットを否定しているわけではないのだ。
女子や一般、子供たちの話になるとかなり違う。
楽に飛ぶようになったり、年齢がそうとういっても続けられたりとか
ご利益はいっぱいあると思う。
実は男子プロもその恩恵にあずかっているショットがないわけではない。
それは、バックハンドスライス。
昔は面の引き起こしでスウィングスピードを出していたのだが
最近はほとんどやらない
面を作って、えぐるように引き、打つだけ。
面の変化がないため、精度がかなり上がっていると思う。
今日は役に立たない記事を書くことができて
なんだかとても気持ちがいい。
まあ、こんなに俺は物を知っているぞと
出してみたいときがあるのです。
2010年02月04日
感覚としては腕だけ
昨日の松原テニスクラブ印西での続き
若手会員、Kさんとラリーをし、その後ダブルスをした。
いつも、まじめに練習している好感の持てる男性。
全身を使ってフォアを打っているのだが
やや迫力不足
ボールも浮き気味で山なりに飛んでくる。
ちょっとアドバイス。
「身体使わないで、腕力で打っちゃってください」
一気に、スピードアップ。
ボールも浮かない。
実はKさん、それまでは身体が前後に傾く方向にも使っていたので
インパクトで上体がかなり後傾、つまり上向きに打っていたのだ。
当然上向きに飛ぶ。
これはナダルもやるのだが
ナダルの場合はこの後傾度合いがもうちょっと少なめで
しかも強烈なトップスピンで押さえ込んでいるのだ。
それと、スピードアップの種明かしなのだが
Kさんは腕だけで打ったと思っているが
少し離れて見ていて、私のアドバイスが聞こえなかった人は
私がすばらしい体の使い方を教えたと思ったはずだ。
それほど見事な身体の使い方だった。
人間、腕を強く振ろうと思えば
そのための身体の使い方を勝手にやってしまうものなのだ。
もちろん、Kさんにそれなりのセンスがあるからできることなので
それを見通して、アドバイスした私のセンスについても自慢しておく。
でも、かなり大多数の、特に男性はそうだと思う。
一所懸命、身体を使っているのに飛ばないと思っている人は
一度、試してみる価値はあると思います。
ここでカプリアティー登場。
彼女の上体の向き、その変化を連続写真で見てください。
インパクト直前の、4コマ目から
ほぼ振り終わっている、7コマ目まで
上体の向き、ほとんど一緒でしょ。
彼女の感覚としては
前向きになって、腕を思い切って振った感覚だと思いますよ。
技術解説者としては
上体の回転を前向きで止め、しっかりブロックして振り切っっている。
身体のパワーをうまく使った、すばらしいショットですね。
ということになります。
コーチとしての具体的アドバイスとしては
「身体使わないで、腕力で打っちゃってください」
でした。
若手会員、Kさんとラリーをし、その後ダブルスをした。
いつも、まじめに練習している好感の持てる男性。
全身を使ってフォアを打っているのだが
やや迫力不足
ボールも浮き気味で山なりに飛んでくる。
ちょっとアドバイス。
「身体使わないで、腕力で打っちゃってください」
一気に、スピードアップ。
ボールも浮かない。
実はKさん、それまでは身体が前後に傾く方向にも使っていたので
インパクトで上体がかなり後傾、つまり上向きに打っていたのだ。
当然上向きに飛ぶ。
これはナダルもやるのだが
ナダルの場合はこの後傾度合いがもうちょっと少なめで
しかも強烈なトップスピンで押さえ込んでいるのだ。
それと、スピードアップの種明かしなのだが
Kさんは腕だけで打ったと思っているが
少し離れて見ていて、私のアドバイスが聞こえなかった人は
私がすばらしい体の使い方を教えたと思ったはずだ。
それほど見事な身体の使い方だった。
人間、腕を強く振ろうと思えば
そのための身体の使い方を勝手にやってしまうものなのだ。
もちろん、Kさんにそれなりのセンスがあるからできることなので
それを見通して、アドバイスした私のセンスについても自慢しておく。
でも、かなり大多数の、特に男性はそうだと思う。
一所懸命、身体を使っているのに飛ばないと思っている人は
一度、試してみる価値はあると思います。
ここでカプリアティー登場。
彼女の上体の向き、その変化を連続写真で見てください。
インパクト直前の、4コマ目から
ほぼ振り終わっている、7コマ目まで
上体の向き、ほとんど一緒でしょ。
彼女の感覚としては
前向きになって、腕を思い切って振った感覚だと思いますよ。
技術解説者としては
上体の回転を前向きで止め、しっかりブロックして振り切っっている。
身体のパワーをうまく使った、すばらしいショットですね。
ということになります。
コーチとしての具体的アドバイスとしては
「身体使わないで、腕力で打っちゃってください」
でした。
2010年02月03日
トスの苦手な人に
東戸塚松原テニススクールは結局
昨日のうちにはローラーが入れなかった。
今朝、お肌かさかさかと思ったが
しっかりぬれていたため
まだ、グニャグニャ状態だった
これが午前9時ころのクレーコート。
午前中は結局使えなかった。
今日は電車で千葉に移動。
午後からは松原テニスクラブ印西で会員さんとテニス。
夕方、女性のSさんとダブルスをしていて
サーブのことでちょっとアドバイス。
トスが不安定で、ダブルフォールトが多いとのこと。
トスを上げるときに身体が動いてしまうので
それがトスに影響を与えているようだ。
スウィングするための右腕の動きや上体のそりなどが
左腕の動きに影響してトスを不安定にする。
Sさんには
トスが終わるまで、右手を胸の横あたりの高さで止めておき
トスが完全に終わってから
右腕のアクションを始めるようアドバイス。
明らかにトスが安定し
次のセットからはダブルフォールトしなくなった。
と書くと、一瞬で直ったようだが
実際には、右手を止めておく位置をいくつかトライしてみて
いちばんしっくりくる位置に固定したのだ。
プロでトスが終わるまで完全に右腕を止めるという人は
ほとんどいないと思う。
だが実質それと同じことをやっているのを見てほしい。
これは、フェルナンド・ビセンテの連続写真と動画。
動画ではわかりにくいが
連続写真で、トスが指から離れるのが4コマ目
その次の5コマ目になっても状態の向きがあまり変わっていないのがわかると思う。
右腕も動いているが位置が少し変わっている程度。
(Sさんも少しなれてきたらこの程度動かしても大丈夫だと思う)
これだと、トスに影響を与えない程度の動きなのだろう。
バンザイ型の腕の上げ方で
しかも上げながら、上体が傾いていくという人が
その反対の人なので
もしトスが不安定という人は自分の打ち方をチェックしてみてほしい。
昨日のうちにはローラーが入れなかった。
今朝、お肌かさかさかと思ったが
しっかりぬれていたため
まだ、グニャグニャ状態だった
これが午前9時ころのクレーコート。
午前中は結局使えなかった。
今日は電車で千葉に移動。
午後からは松原テニスクラブ印西で会員さんとテニス。
夕方、女性のSさんとダブルスをしていて
サーブのことでちょっとアドバイス。
トスが不安定で、ダブルフォールトが多いとのこと。
トスを上げるときに身体が動いてしまうので
それがトスに影響を与えているようだ。
スウィングするための右腕の動きや上体のそりなどが
左腕の動きに影響してトスを不安定にする。
Sさんには
トスが終わるまで、右手を胸の横あたりの高さで止めておき
トスが完全に終わってから
右腕のアクションを始めるようアドバイス。
明らかにトスが安定し
次のセットからはダブルフォールトしなくなった。
と書くと、一瞬で直ったようだが
実際には、右手を止めておく位置をいくつかトライしてみて
いちばんしっくりくる位置に固定したのだ。
プロでトスが終わるまで完全に右腕を止めるという人は
ほとんどいないと思う。
だが実質それと同じことをやっているのを見てほしい。
これは、フェルナンド・ビセンテの連続写真と動画。
動画ではわかりにくいが
連続写真で、トスが指から離れるのが4コマ目
その次の5コマ目になっても状態の向きがあまり変わっていないのがわかると思う。
右腕も動いているが位置が少し変わっている程度。
(Sさんも少しなれてきたらこの程度動かしても大丈夫だと思う)
これだと、トスに影響を与えない程度の動きなのだろう。
バンザイ型の腕の上げ方で
しかも上げながら、上体が傾いていくという人が
その反対の人なので
もしトスが不安定という人は自分の打ち方をチェックしてみてほしい。
2010年02月02日
雪、まいりましたね
雪で東戸塚のコートはまだコート整備に入れない。
きのう、ブログを書き終わって外を見たら真っ白。
気温の予想が氷点下じゃなかったので油断していた。
道路は大丈夫だろうとふんでいたのだ。
9時半過ぎ、帰宅。
かなり積もってきたが幹線道路は問題なし。
私の家は戸塚区の少し古い分譲地。 (石器時代にはまだなかった)
斜面に沿って登るように広がっている。
その最上部(値段ではない)に松原邸はある。
幹線道路から入ったところは充分OK
3本目の角を曲がったところで、まままあOK
この車に乗って5年、初めてVDCの作動ランプが点灯。
(どこかの車輪がスリップしているということのよう)
最後の最上部へ上がる坂、誰も通った後がない。
そりゃあそうだ、最後の段の人しか通らないんだから。
路面の滑り止め模様が少し透けて見える。
いける、いける、えーい
無事到着。
さて、日が変わって、東戸塚に出勤、火曜日朝は上級クラスのレッスンなのだ。
午前10時の東戸塚松原テニススクール。
こりゃあ無理だ。
でも道路は解けている。
コートはすっぽり雪景色。
手前のコート、左のほうは解けてきているが。
松原コーチと田村コーチのなにげない会話。
松原 「雨だと降りながら流れちゃうじゃない、だから割合早く乾くんだよね」
田村 「そうですね」
松原 「雪だとさあ、その場でじわじわ解けるじゃない、 だからなかなか乾かないんだよね」
田村 「じゃあ、お肌にパックしたようなもんですね」
松原 「小じわが取れていいかもね」
田村 「今日中に一度ローラーかけられないと、明日の朝、お肌がさがさですよ」
これは3時半、雪のほとんど解けたコート。
でもびしゃ濡れ。
満遍なく、しっぽり濡れている。
どうだろう、今日中にローラー ・・・・・・
きのう、ブログを書き終わって外を見たら真っ白。
気温の予想が氷点下じゃなかったので油断していた。
道路は大丈夫だろうとふんでいたのだ。
9時半過ぎ、帰宅。
かなり積もってきたが幹線道路は問題なし。
私の家は戸塚区の少し古い分譲地。 (石器時代にはまだなかった)
斜面に沿って登るように広がっている。
その最上部(値段ではない)に松原邸はある。
幹線道路から入ったところは充分OK
3本目の角を曲がったところで、まままあOK
この車に乗って5年、初めてVDCの作動ランプが点灯。
(どこかの車輪がスリップしているということのよう)
最後の最上部へ上がる坂、誰も通った後がない。
そりゃあそうだ、最後の段の人しか通らないんだから。
路面の滑り止め模様が少し透けて見える。
いける、いける、えーい
無事到着。
さて、日が変わって、東戸塚に出勤、火曜日朝は上級クラスのレッスンなのだ。
午前10時の東戸塚松原テニススクール。
こりゃあ無理だ。
でも道路は解けている。
コートはすっぽり雪景色。
手前のコート、左のほうは解けてきているが。
松原コーチと田村コーチのなにげない会話。
松原 「雨だと降りながら流れちゃうじゃない、だから割合早く乾くんだよね」
田村 「そうですね」
松原 「雪だとさあ、その場でじわじわ解けるじゃない、 だからなかなか乾かないんだよね」
田村 「じゃあ、お肌にパックしたようなもんですね」
松原 「小じわが取れていいかもね」
田村 「今日中に一度ローラーかけられないと、明日の朝、お肌がさがさですよ」
これは3時半、雪のほとんど解けたコート。
でもびしゃ濡れ。
満遍なく、しっぽり濡れている。
どうだろう、今日中にローラー ・・・・・・
2010年02月01日
グリップを握る強さサーブ編
グリップをどれくらいの強さで握るのか?
というお話。
ボレー、フォアハンドと来て
次はサーブで一段落と思っていたのだが
両手打ちの話題や中学の部活のこと
またまたデルポトロのフォアハンドの旬な話題など
あちこちに首を突っ込んでいるうちに今日になってしまった。
さて、ボレーにしてもストロークにしても
私の結論としては
「しっかり面を保てる程度にはしっかり握る」
「しっかりしすぎは構わない、慣れてくれば力はそれなりに抜けてくる」
そこで、サーブだが
またまたしっかり固定しましょうという話になりそうだ。
ええっ、サーブは手首使うでしょ、と思った人も多いと思う。
実は、手首を使うということと
前腕を回外、回内する、ということを混同している人が多いと思う。
回外、回内というのは団扇で自分の顔を扇ぐときの前腕の動き。
ちょっと扇いでみてください。
団扇は手首で扇ぐと思っていた人いませんか?
手首、動いてないでしょう。
前腕を捻っている(回外、回内)だけですよね。
ここで、回外というのは、団扇の先が外にいく動き。
回内というのは、団扇の先が内側に来る動きのことです。
この回外、回内の動き
スピンサーブでは猛烈に使います。
フラットサーブではけっこう使います。
スライスサーブではあまり使いません。
フェデラーのスピンサーブの模範的な技、連続写真と動画を見てください。
手首の角度を保ったまま
2コマ目から6コマまでに前腕を回外していきます。
6コマ目から9コマ目までにこんどは前腕を強烈に回内します。
その反動で、10コマ目に少し戻っていますよね。
この強烈な回内に耐えるためには
手首をかなりしっかりしなくてはなりません。
ですからかなりしっかり握り締めなくてはいけないわけです。
手首が伸びてしまわないようにしっかり保つ。
どんどん伸ばしていってスピンをかけるのではないのです。
ですからここで手首の角度を保つ力の弱い人は
スピンサーブが苦手なのです。
手首の角度を保つ力の一番は握力です。
ですから女性にはスピンサーブが打ちにくいのです。
結論ですが
サーブ、特にスピンサーブは
テニスのショットの中で最もスウィングスピードが速い種目なのです。
ですから、この回外、回内の間、ずうっと、
テニスのショット中、最も強く握り締めていると思います。
スライスサーブならスピンほど強く握らなくても大丈夫ですが
すっぽ抜けても困るし
面も保ちたいので
わざわざゆるめにする必要はないと思います。
というお話。
ボレー、フォアハンドと来て
次はサーブで一段落と思っていたのだが
両手打ちの話題や中学の部活のこと
またまたデルポトロのフォアハンドの旬な話題など
あちこちに首を突っ込んでいるうちに今日になってしまった。
さて、ボレーにしてもストロークにしても
私の結論としては
「しっかり面を保てる程度にはしっかり握る」
「しっかりしすぎは構わない、慣れてくれば力はそれなりに抜けてくる」
そこで、サーブだが
またまたしっかり固定しましょうという話になりそうだ。
ええっ、サーブは手首使うでしょ、と思った人も多いと思う。
実は、手首を使うということと
前腕を回外、回内する、ということを混同している人が多いと思う。
回外、回内というのは団扇で自分の顔を扇ぐときの前腕の動き。
ちょっと扇いでみてください。
団扇は手首で扇ぐと思っていた人いませんか?
手首、動いてないでしょう。
前腕を捻っている(回外、回内)だけですよね。
ここで、回外というのは、団扇の先が外にいく動き。
回内というのは、団扇の先が内側に来る動きのことです。
この回外、回内の動き
スピンサーブでは猛烈に使います。
フラットサーブではけっこう使います。
スライスサーブではあまり使いません。
フェデラーのスピンサーブの模範的な技、連続写真と動画を見てください。
手首の角度を保ったまま
2コマ目から6コマまでに前腕を回外していきます。
6コマ目から9コマ目までにこんどは前腕を強烈に回内します。
その反動で、10コマ目に少し戻っていますよね。
この強烈な回内に耐えるためには
手首をかなりしっかりしなくてはなりません。
ですからかなりしっかり握り締めなくてはいけないわけです。
手首が伸びてしまわないようにしっかり保つ。
どんどん伸ばしていってスピンをかけるのではないのです。
ですからここで手首の角度を保つ力の弱い人は
スピンサーブが苦手なのです。
手首の角度を保つ力の一番は握力です。
ですから女性にはスピンサーブが打ちにくいのです。
結論ですが
サーブ、特にスピンサーブは
テニスのショットの中で最もスウィングスピードが速い種目なのです。
ですから、この回外、回内の間、ずうっと、
テニスのショット中、最も強く握り締めていると思います。
スライスサーブならスピンほど強く握らなくても大丈夫ですが
すっぽ抜けても困るし
面も保ちたいので
わざわざゆるめにする必要はないと思います。