2011年07月27日
ネットポジション
『いわし頭』 さんから、ダブルスのポジションについて質問をいただきました。
以下がそのコメント、全文です。
松原コーチ、こんばんは!
今日のダブルスで、先輩の方から、次のようなアドバイスをいただきました。
雁行陣でも並行陣でも、前衛の貴方はポジションを下げ過ぎ(概ねサービスライン付近)
多分、ロブを警戒してるんだろうけど、お陰でセンターはガラ空き、一生懸命沈めても相手の浮き球を決めてはくれないし、何より後ろで守りにくい。これでは同等以上の相手には勝てない等々のことでした。
そこで、ダブルスにおける前衛のポジションについて、コメントをいただきたく思います。
いつもながら、漠然としたお願いで申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
投稿者 いわし頭 2011/07/23 19:42
私の答えです。
まず最初に考えること。
何のためにネットにいるのでしょうか?
たぶん攻撃して、エースをとるため
または、プレッシャーをかけて相手にエラーさせるためではないでしょうか。
以上の目的のためには
もっと前に行くべき、という先輩の考えはあっていると思います。
もし攻撃する必要がないなら、ベースラインに居ればいいのです。
私の知り合いには、攻撃するためにベースラインに居る人もいます。
目的は明確であるべきでしょう。
じゃあ、どこまで詰めるか。
これは自分のスマッシュ力とパートナーのカバー力により違います。
スマッシュ、はなから打たないのであれば、べた詰めすべきです。
逆にパートナーの後ろも守らなければならないのなら
今のサービスライン付近はあっているかもしれません。
通常はこう考えます。
平行陣なら、自分の頭の上は取れるように
サービスラインの1歩内側くらいではないでしょうか。
雁行陣なら、ロブは相棒が取ってくれますので、サービスラインの中へ
30%~50%くらい入ります。
ただ、相棒が取ってくれないのであれば、平行陣と同じ考えになります。
ちょっと蛇足です。
ネットのポジションは頭上のロブに届く範囲で、いちばん前なのですが
ロブについてはこう反応してもらいたいと思います。
ロブを感じたら(打つ前でもOK)、全力で後退です。
よく、「ロブの深さを確かめて、必要なだけ退がる」
という人がいますが
先日、レッスンでアンケート調査をしたら
大好きなコーチ相手でも、ロブは深く上げると全員が言っていました。
こうゆう、無情な人たちを相手にした時は浅いロブを期待してはだめです。
「無情な人のロブは深いのです」
そして試合の相手は、たいてい無情なやつなのです。
ロブが上がったら、必ず、全力で後退してください。
以下がそのコメント、全文です。
松原コーチ、こんばんは!
今日のダブルスで、先輩の方から、次のようなアドバイスをいただきました。
雁行陣でも並行陣でも、前衛の貴方はポジションを下げ過ぎ(概ねサービスライン付近)
多分、ロブを警戒してるんだろうけど、お陰でセンターはガラ空き、一生懸命沈めても相手の浮き球を決めてはくれないし、何より後ろで守りにくい。これでは同等以上の相手には勝てない等々のことでした。
そこで、ダブルスにおける前衛のポジションについて、コメントをいただきたく思います。
いつもながら、漠然としたお願いで申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
投稿者 いわし頭 2011/07/23 19:42
私の答えです。
まず最初に考えること。
何のためにネットにいるのでしょうか?
たぶん攻撃して、エースをとるため
または、プレッシャーをかけて相手にエラーさせるためではないでしょうか。
以上の目的のためには
もっと前に行くべき、という先輩の考えはあっていると思います。
もし攻撃する必要がないなら、ベースラインに居ればいいのです。
私の知り合いには、攻撃するためにベースラインに居る人もいます。
目的は明確であるべきでしょう。
じゃあ、どこまで詰めるか。
これは自分のスマッシュ力とパートナーのカバー力により違います。
スマッシュ、はなから打たないのであれば、べた詰めすべきです。
逆にパートナーの後ろも守らなければならないのなら
今のサービスライン付近はあっているかもしれません。
通常はこう考えます。
平行陣なら、自分の頭の上は取れるように
サービスラインの1歩内側くらいではないでしょうか。
雁行陣なら、ロブは相棒が取ってくれますので、サービスラインの中へ
30%~50%くらい入ります。
ただ、相棒が取ってくれないのであれば、平行陣と同じ考えになります。
ちょっと蛇足です。
ネットのポジションは頭上のロブに届く範囲で、いちばん前なのですが
ロブについてはこう反応してもらいたいと思います。
ロブを感じたら(打つ前でもOK)、全力で後退です。
よく、「ロブの深さを確かめて、必要なだけ退がる」
という人がいますが
先日、レッスンでアンケート調査をしたら
大好きなコーチ相手でも、ロブは深く上げると全員が言っていました。
こうゆう、無情な人たちを相手にした時は浅いロブを期待してはだめです。
「無情な人のロブは深いのです」
そして試合の相手は、たいてい無情なやつなのです。
ロブが上がったら、必ず、全力で後退してください。
2011年05月09日
ファーストボレーとは
『祐天』 さんからファーストボレーの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんわ。
早速ですが、ダブルスでのサービスダッシュ後で低く・速いリターンの場合、ローボレーになるかハーフボレーになりますが体の後ろのボールをハーフボレーにしたり、体のかなり前のボールをローボレーにしてよくミスします。自分ではスプリットステップをし、姿勢を低くし、ボールをよく見ているつもりですが見極めがよくありません。原因及びうまく対応する方法についての分析及びアドバイスをよろしくお願いします。
投稿者 祐天 2011/05/06 03:56
私の答えです。
まず前提ですが
ちょうどバウンドするところに位置決めすると
ローボレーには後ろ過ぎ、ハーフボレーには前過ぎるという絶妙な位置になります。
つまりここには行かないことです。
次に、ボレーは、ハーフボレーもですが、なるべく
相手が打つときに足を止め
ボールに対し動きながらボレーなり、ハーフボレーなりをするべきです。
なるべくというのは、ボレー戦でハイボレーをぶつけられたときなど
動きようのないときもあるからです。
ファーストボレーの場合、普通は動く時間があるはずです。
さて、一般の方のダブルスを見ていると
20人中、19人の方が (私の頭の中の感覚統計ですが)
レシーブが打たれるときに止まっていません。
たいていの方は、サービスラインの1歩前くらいまで前進しスプリットステップ。
そのときには、レシーブのボールはすでに空中を飛行中なのです。
だから、スプリット後に動く暇がありません。
たまたま運のいいとき以外は、常に難しいボールをとらされることになります。
では、この道の達人はどこでスプリットステップするでしょうか?
これは、サンプラスの動画と連続写真です。
サーブ後の着地を含めても、3歩目にスプリットです。
その位置は、ベースラインとサービルラインの中間か、少し後ろです。
この位置でちょっと止まってボレーの位置を見定め
ここでは、そこから2歩動いてボレーしています。
この場合たまたま、いいリターンだったので2歩ですが
甘い浮いたリターンに対しては
更に5歩くらい動いて、ネット際までつめることもあります。
いっぱい詰めるのはスプリット後なのです。
もう一人、ヨハンソンのフォアボレーの動画と連続写真も見てください。
この写真にはスプリットステップが写っていませんが
この直前にしているはずで
ラインを見ると、サンプラスと同じくらいの場所ではないでしょうか。
そしてその後、4歩か5歩も動いて、しかも動きながらボレーしています。
この動きの中でボールとの位置あわせは充分できると思います。
われわれ普通人は、トッププロよりサーブが遅いのでもう少し前までいけそうな気がしますが
サーブ後の動きもプロより遅いので、事情はプロとあまり変わらないと思います。
スプリットステップはベースラインとサービスラインの中間くらいです。
そして、止まるのが遅すぎるよりは早すぎるほうがいいです。
レシーブのタイミング以前に止まるほうがいいです。
止まっちゃって、レシーブがまだだったら、ちょっと休憩している。
相手が打ってからそのボールに対して動いていく。
これくらいのんびりやると簡単になります。
(スプリットステップじゃなくスプリット休憩でもいいです)
こうゆう練習をやってみてください。
ベースラインとサービスラインの中間に立つ。
ベースラインの相手に向かって球出しをする。
相手が打ったら、前進してボレーをする。
(相手が打つ前に動いたらオフサイドですよ)
こうすれば、たんなるボレーです。
難しい、ファーストボレーやサービスダッシュなんてやめましょう。
サーブを打つ
打ち終わったら、急ぐことなく先ほどの位置に移動。
止まって、相手のレシーブを観察
ボールの位置に前進しながらボレーかハーフボレー。
1つづつの動きを着実にやり、しかも1つづつ終わらせましょう。
そうしたら、もう一度言いますね、 1本目に打つ 「たんなるボレー」 です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんわ。
早速ですが、ダブルスでのサービスダッシュ後で低く・速いリターンの場合、ローボレーになるかハーフボレーになりますが体の後ろのボールをハーフボレーにしたり、体のかなり前のボールをローボレーにしてよくミスします。自分ではスプリットステップをし、姿勢を低くし、ボールをよく見ているつもりですが見極めがよくありません。原因及びうまく対応する方法についての分析及びアドバイスをよろしくお願いします。
投稿者 祐天 2011/05/06 03:56
私の答えです。
まず前提ですが
ちょうどバウンドするところに位置決めすると
ローボレーには後ろ過ぎ、ハーフボレーには前過ぎるという絶妙な位置になります。
つまりここには行かないことです。
次に、ボレーは、ハーフボレーもですが、なるべく
相手が打つときに足を止め
ボールに対し動きながらボレーなり、ハーフボレーなりをするべきです。
なるべくというのは、ボレー戦でハイボレーをぶつけられたときなど
動きようのないときもあるからです。
ファーストボレーの場合、普通は動く時間があるはずです。
さて、一般の方のダブルスを見ていると
20人中、19人の方が (私の頭の中の感覚統計ですが)
レシーブが打たれるときに止まっていません。
たいていの方は、サービスラインの1歩前くらいまで前進しスプリットステップ。
そのときには、レシーブのボールはすでに空中を飛行中なのです。
だから、スプリット後に動く暇がありません。
たまたま運のいいとき以外は、常に難しいボールをとらされることになります。
では、この道の達人はどこでスプリットステップするでしょうか?
これは、サンプラスの動画と連続写真です。
サーブ後の着地を含めても、3歩目にスプリットです。
その位置は、ベースラインとサービルラインの中間か、少し後ろです。
この位置でちょっと止まってボレーの位置を見定め
ここでは、そこから2歩動いてボレーしています。
この場合たまたま、いいリターンだったので2歩ですが
甘い浮いたリターンに対しては
更に5歩くらい動いて、ネット際までつめることもあります。
いっぱい詰めるのはスプリット後なのです。
もう一人、ヨハンソンのフォアボレーの動画と連続写真も見てください。
この写真にはスプリットステップが写っていませんが
この直前にしているはずで
ラインを見ると、サンプラスと同じくらいの場所ではないでしょうか。
そしてその後、4歩か5歩も動いて、しかも動きながらボレーしています。
この動きの中でボールとの位置あわせは充分できると思います。
われわれ普通人は、トッププロよりサーブが遅いのでもう少し前までいけそうな気がしますが
サーブ後の動きもプロより遅いので、事情はプロとあまり変わらないと思います。
スプリットステップはベースラインとサービスラインの中間くらいです。
そして、止まるのが遅すぎるよりは早すぎるほうがいいです。
レシーブのタイミング以前に止まるほうがいいです。
止まっちゃって、レシーブがまだだったら、ちょっと休憩している。
相手が打ってからそのボールに対して動いていく。
これくらいのんびりやると簡単になります。
(スプリットステップじゃなくスプリット休憩でもいいです)
こうゆう練習をやってみてください。
ベースラインとサービスラインの中間に立つ。
ベースラインの相手に向かって球出しをする。
相手が打ったら、前進してボレーをする。
(相手が打つ前に動いたらオフサイドですよ)
こうすれば、たんなるボレーです。
難しい、ファーストボレーやサービスダッシュなんてやめましょう。
サーブを打つ
打ち終わったら、急ぐことなく先ほどの位置に移動。
止まって、相手のレシーブを観察
ボールの位置に前進しながらボレーかハーフボレー。
1つづつの動きを着実にやり、しかも1つづつ終わらせましょう。
そうしたら、もう一度言いますね、 1本目に打つ 「たんなるボレー」 です。
2010年11月13日
深いロブは?
『翡翠』 さんからもう一つ質問を頂きました。
以下がそのコメント、全文です。
松原コーチへ
もう一つ質問をお願いします。
ロブへの対処法についてです。
浅いロブにはスマッシュを打てば良いというのは分かるのですが、深いロブへの対処法が分かりません。
浅いロブと同じ様にスマッシュ?それともドライブボレー?
よく分かりません…
よろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2010/11/10 22:37
私の答えです。
深いロブに対しては
一番いいのはジャンピングスマッシュで決める事。
全身で、しっかり打つ体制に入れれば、上級者はこれです。
次に、スマッシュの体制に入れないとき
ハイボレーで返球します。
ボレーですと腕だけで打てるからです。
もちろん、スマッシュを打つ自信がない場合もそうです。
次に、ノーバウンドで処理出来ないようであれば
落として、ロブを上げます。
相手がロブを上げた時に自分がネットにいるのなら
ドライブボレーに行くのは
逆に、ロブが短く、低い時です。
スマッシュはそれなりの高さが必要なため
低い打点でしか取れないようであればスマッシュは無理だからです。
後退していってドライブボレーというのは普通はありません。
ただあなたがドライブボレーの名手で
スマッシュやハイボレーより有効なボールが打てるのなら
ドライブボレーも有りです。
ただ、プロの場合はみんなスマッシュが上手いので
躊躇なくスマッシュします。
あのドライブボレーの超名手
モニカ・セレスでもスマッシュします。
まずは、スマッシュできるように練習しましょう。
自信を持ってスマッシュ出来るようになるまでは
ポジションをネットから離れ気味にし
ハイボレーで返すか
落として、ワンバウンドで打つか
名手の場合のドライブボレーか
どれかを選択すべきです。
もちろんネットへは行かないかという選択もありです。
以下がそのコメント、全文です。
松原コーチへ
もう一つ質問をお願いします。
ロブへの対処法についてです。
浅いロブにはスマッシュを打てば良いというのは分かるのですが、深いロブへの対処法が分かりません。
浅いロブと同じ様にスマッシュ?それともドライブボレー?
よく分かりません…
よろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2010/11/10 22:37
私の答えです。
深いロブに対しては
一番いいのはジャンピングスマッシュで決める事。
全身で、しっかり打つ体制に入れれば、上級者はこれです。
次に、スマッシュの体制に入れないとき
ハイボレーで返球します。
ボレーですと腕だけで打てるからです。
もちろん、スマッシュを打つ自信がない場合もそうです。
次に、ノーバウンドで処理出来ないようであれば
落として、ロブを上げます。
相手がロブを上げた時に自分がネットにいるのなら
ドライブボレーに行くのは
逆に、ロブが短く、低い時です。
スマッシュはそれなりの高さが必要なため
低い打点でしか取れないようであればスマッシュは無理だからです。
後退していってドライブボレーというのは普通はありません。
ただあなたがドライブボレーの名手で
スマッシュやハイボレーより有効なボールが打てるのなら
ドライブボレーも有りです。
ただ、プロの場合はみんなスマッシュが上手いので
躊躇なくスマッシュします。
あのドライブボレーの超名手
モニカ・セレスでもスマッシュします。
まずは、スマッシュできるように練習しましょう。
自信を持ってスマッシュ出来るようになるまでは
ポジションをネットから離れ気味にし
ハイボレーで返すか
落として、ワンバウンドで打つか
名手の場合のドライブボレーか
どれかを選択すべきです。
もちろんネットへは行かないかという選択もありです。
2010年10月23日
ネットでどう構える?
『祐天』さんから質問をいただきました。
前半は先日、全日本ベテランで優勝した笠井・松尾組の話しでした。
『祐天』さんは 名古屋で彼女達のプレーを見たそうです。
そしてその観察にはなかなか鋭いところがありました。
そのコメント全文を見たい人はこちら。
後半の質問部分は以下の通りです。
・・・ 前略 ・・・
ついでにアドバイスを宜しくお願いします。
1.ネットプレイーヤーの始動しやすい姿勢について。
2.ネットプレイーヤー(サーバー&ネット後を含む)のコート内前後位置について。
3.ロブに対して下がるサイドステップが苦手(クロスステップはできる)なネットプレイヤー のフットワークについて。
最後に笠井さん(写真のどちらかわかりませんが)松原テニスクラブの会員さんとのこと、クラブはレベルが高いですね。
投稿者 祐天 2010/10/21 23:18
私の答えです。
ネットプレーヤーのコート内前後位置ですが
パートナーによって、自分のスマッシュ能力によって
ありとあらゆるポジションが考えられます。
ちゃんと位置を指定しないところが斬新かもしれません。
ポジションで大切なことはスマッシュの対応です。
一番深いロブはベースラインです。
全力で下がって、このロブをスマッシュできる一番前の位置です。
そこが、ネットのポジションです。
もし、パートナーの上のロブも取らなければいけないとすると
それも考えに入れた上での一番前です。
下がり方ですが
サイドステップが苦手との事。
クロスステップのクロス部分を最低にしたら、サイドステップですよね。
ロブに対し後退するときの最初の一歩
クロスステップだと動作が大きくなるので
動きの完了が、一番早いのはサイドステップです。
ロブは一番深く来るとは限りません。
その場合は2歩目もクロスステップにするほどではありません。
サイドステップしながら、位置決めタイミング決めです。
それを色々なロブを想像しながら、素振りするのです。
クロスステップが出来る人なら
15分でマスターすると思います。
ぜひ一度お試し下さい。
次に構え方です。
次の動画と連続写真を見てください。
アンナ・クルニコワです。
ストロークの絵なのですが
ネットでもまるでいっしょ。
6コマ目と17コマ目がその姿勢です。
背筋を伸ばし、お尻を突き出して、膝を曲げる。
パワー・ポジション なんて云うそうです。
自分の打球後、必ずこの形をとります。
次の動きが確実に良くなります。
私も、実は昨年、今年とうちのクラブに来てくれた
兼城悦子プロから聞いたのです。 (旧姓 井上悦子さんです)
彼女はボレーの後、次のポジションに移動するより先に
まず、この形になります。
そしてその次の動きの早いこと、的確なこと。
この形を作るだけでしたら、今すぐにも出来ます。
ぜひ取り入れてみてください。
さて、最後に先日の写真、背の高いほうの方がうちの会員の笠井さん。
普通の背の方が松尾さんです。 (松尾さんが低いのではないのです)
彼女もうちの会員さんで
私とも時々、水曜日に練習してるんですよ。
前半は先日、全日本ベテランで優勝した笠井・松尾組の話しでした。
『祐天』さんは 名古屋で彼女達のプレーを見たそうです。
そしてその観察にはなかなか鋭いところがありました。
そのコメント全文を見たい人はこちら。
後半の質問部分は以下の通りです。
・・・ 前略 ・・・
ついでにアドバイスを宜しくお願いします。
1.ネットプレイーヤーの始動しやすい姿勢について。
2.ネットプレイーヤー(サーバー&ネット後を含む)のコート内前後位置について。
3.ロブに対して下がるサイドステップが苦手(クロスステップはできる)なネットプレイヤー のフットワークについて。
最後に笠井さん(写真のどちらかわかりませんが)松原テニスクラブの会員さんとのこと、クラブはレベルが高いですね。
投稿者 祐天 2010/10/21 23:18
私の答えです。
ネットプレーヤーのコート内前後位置ですが
パートナーによって、自分のスマッシュ能力によって
ありとあらゆるポジションが考えられます。
ちゃんと位置を指定しないところが斬新かもしれません。
ポジションで大切なことはスマッシュの対応です。
一番深いロブはベースラインです。
全力で下がって、このロブをスマッシュできる一番前の位置です。
そこが、ネットのポジションです。
もし、パートナーの上のロブも取らなければいけないとすると
それも考えに入れた上での一番前です。
下がり方ですが
サイドステップが苦手との事。
クロスステップのクロス部分を最低にしたら、サイドステップですよね。
ロブに対し後退するときの最初の一歩
クロスステップだと動作が大きくなるので
動きの完了が、一番早いのはサイドステップです。
ロブは一番深く来るとは限りません。
その場合は2歩目もクロスステップにするほどではありません。
サイドステップしながら、位置決めタイミング決めです。
それを色々なロブを想像しながら、素振りするのです。
クロスステップが出来る人なら
15分でマスターすると思います。
ぜひ一度お試し下さい。
次に構え方です。
次の動画と連続写真を見てください。
アンナ・クルニコワです。
ストロークの絵なのですが
ネットでもまるでいっしょ。
6コマ目と17コマ目がその姿勢です。
背筋を伸ばし、お尻を突き出して、膝を曲げる。
パワー・ポジション なんて云うそうです。
自分の打球後、必ずこの形をとります。
次の動きが確実に良くなります。
私も、実は昨年、今年とうちのクラブに来てくれた
兼城悦子プロから聞いたのです。 (旧姓 井上悦子さんです)
彼女はボレーの後、次のポジションに移動するより先に
まず、この形になります。
そしてその次の動きの早いこと、的確なこと。
この形を作るだけでしたら、今すぐにも出来ます。
ぜひ取り入れてみてください。
さて、最後に先日の写真、背の高いほうの方がうちの会員の笠井さん。
普通の背の方が松尾さんです。 (松尾さんが低いのではないのです)
彼女もうちの会員さんで
私とも時々、水曜日に練習してるんですよ。