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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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キャプ 10/16 22:23
アトムさん、tuku…
松原コーチ 10/15 18:57
回答ありがとうござい…
フランカー 10/15 18:30
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グリップの太さは

メルボルンのライトさんからメールがとどきました。

その中で、グリップの太さの話がありましたので
質問として紹介します。

以下がそのメールの質問部分のコピーです。


マイク 今一番迷っていることですが、グリップサイズの選び方です。(日本でのレッスンと関係ないですね苦笑)
最近は自分より強い人と毎週練習できているのですが、パワーに押されオフヒットするとラケットが回ってしまうことがあります。
またラケット購入を検討しているのですが、普段はグリップ2ですが上記の通り押されないためにも3を選ぶといいでしょうか?
問題なのが、操作性に関しては試打ラケットで2と3両方試しましたが、圧倒的に2の方が楽。
打ち負けずしっかり返せるのが3。
この場合はどちらを優先させるべきでしょうか?
2を買って気に入らなければグリップチューブで太くするという方法もあると思いますが、重さ・バランスが変わってしまうのが嫌です。
アドバイス宜しくお願いします。 クエスチョン・マーク クエスチョン・マーク






スマイル 私の答えです。

あなたのボディーサイズからして、3か4で迷っているのかと思いました。

間違いなく
太めなら、打ち負けずしっかり返せる。
細めのほうが楽にもてて操作しやすい。


どちらを取るのか、といったら

どこのテニス環境に生息するのかで決める
というのが基本的な答えです。


仲間内で
お楽しみのテニスだけなら、細めで楽なほう。

今の自分が簡単には優勝できないレベルの大会を目指すなら
太いほうを使わなければならないでしょう。


昔から日本の男子プロはけっこう太めです。

細いと操作性がいいですが
逆に手首が動きやすく、不安定さも増すかもしれません。

太いのは最初違和感があっても
すぐになれると思いますよ。


身長185cm以上の人なら

仲間内なら、2

草大会レベルなら、3

プロレベルを目指すなら、4

でしょうか。



ライトさんは、自分より強い人と毎週練習するそうですから

2は除外できるのでは。


提案です。

誰か友達かショップで4のグリップを借りて、1日使ってみる。

それから、3、4を使い比べてみる、というのはどうですか。

3の操作性のよさにびっくりすると思いますよ。 



それと、グリップに詰め物をして太くできますが
太くすればするほど
角があいまいになっていきます。

できれば余計な細工がないほうがいいですよね。 ナイス!


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 18:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

エルボーとラケット

『北国の親爺』 さんからラケットの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 前略。度々の質問、しかも記事に無関係、申し訳ありません。今回はガットとテンションです。以前のラケットはバボラのピュアドライブライト、テンション55.エルボー君になりテンションを50に。軽量すぎるのが肘に悪いと思い込み、バボラのアエロプロドライブに変更。ガットはバボラのアディション(ナイロンマルチ125)にしてテンションは一気に43へ。エルボー君に優しいガットとテンションをお教え頂きたいと思い投稿させて頂きます。(ラケットとの相性も大事とは思いますが。私、フォアもバックも両手打ちです。)

投稿者 北国の親爺 2013/07/31 10:52






スマイル 私の答えです。

ストリングスですが
ナイロンのマルチならソフトですのでOKだと思います。

テンションはショップにより同じ50ポンドといっても
色々ですのでよくわかりません。

ゆるめであればいいと思います。

それでも衝撃がくるならもっと緩める。



ストリングの話はもう終わっちゃいました

すいません。 冷や汗





ラケット赤 ラケットは標準か少し重めであればいいと思います。

もちろん、フレームがあまり硬くないもの。




2つほど、私の提案です。

面をなるべく大きくすること
最低でも110平方インチのデカラケ。

センターをはずして打つと手に衝撃や
ラケットを捻るような力がかかります。

その危険性を回避するためには
面のなるべく大きな物を使うことです。


ただ、最近は
大きいのは軽い。

軽いのは先が重い
言い換えると手前が異常に軽い。

バランスを調整する必要があります。

通常
オープンスロートの中に鉛を張ればいいのですが


それプラスさらに

もう1つの提案はグリップエンドを重くすること。

ラケットを振り出すとき、止める時も
手に、手首に負担が来ます。

グリップエンドが重いと
その重みが負担を減らしてくれます。

手首の形をキープするのに使う力を減らせるのです。

私の知り合いに
グリップのキャップ内に太い木ネジを打ち込んでいる人がいます。

これ以外にもリードテープを使ったり
色々と工夫すれば面白いものができると思います。 ナイス!



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 15:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

ストリングの選び方

『継続は力なり』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。


マイク ガットの質問です。

今まで、はじくタイプの反発性の良い錦織選手が使っているガットを
張ってましたが、ボレー、スライスで球離れが早く安定感を出すために
ナダル選手が使っている食い付く、球離れの遅いガットに変えてみました。
ボレー、スライスは、安定感が出ましたがストロークの長さのコントロールに
慣れません。追い込まれると、浅くなってしまうなど。
今まで通り、反発の良いガットでスライスの時は薄くあてて、スウィングスピードを
あげて打つなどしたほうがいいでしょうか?
松原コーチの考えを教えてください。

投稿者 継続は力なり 2013/07/12 15:05





スマイル 私の答えです。

ストリングスですね
最近は羊の腸(ガット)を使わなくなったので
もちろんシンセティックの
ナイロンやポリエステルを使うことが多いので
ストリングとかストリングスというようです。

ナチュラルもありますが
最近は牛の腸を使うようです。



さて、ストリングスの選び方ですが

私は自分のテニスの肝がフォアハンドなので
フォアハンドをぶん殴った時に
思ったところ
イメージどおりのところに飛ぶストリングが
いいストリングです。


ポリツアープロ120


ヨネックスのポリツアープロ120といポリエステルのストリングスです。

これを50ポンドくらいに張っています。


ナイロンだとすぐに切れてしまいますし
自称ハードヒッターの私には、ポリが似合うのです。 ワハハ

そしてポリの、ブヨンとしない打球感。

そして、黄色の派手な色。

ヨネックスのポリには
黒や青もあるのですが
私にはその手の色は許せないのです。  うるせー


ラケット選びも
ストリングのテンションもすべてがフォアハンド。

フォアハンドに疑問が出るようだと
試合になりません。


他のショットは物に合わせます。

それで他のショットが打ちにくいとか
これじゃ勝てないという感覚はありません。

とにかくフォアハンド。


自分の妥協できない、試合を左右するショットに合わすといいと思います。 ナイス!




とは言ったものの、これは私の独断と偏見。

どんな考え方もありだし、いろいろな人がいますよ。 びっくり


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 22:03 | コメント(1)| トラックバック(0)

オフィシャルストリンガーの話し

「ストリングが切れたら」のブログに
ジュニアのころ私のところにいた
オーストラリアのライトさんからコメントが入りました。

ライトさんがオーストラリアンオープンの
オフィシャルストリンガーをインタビューした記事の話です。

なかなか面白い内容でしたのでご紹介します。

ぜひクリックして、オーストラリアへ飛んでみてください。 飛行機


これは、どうも彼が活躍中のメルボルンの日本人向けのHP
それの特集記事のようです。

「Go豪・メルボルン」 というHPです。

オーストラリアンオープンに行くなら
他にも観光に行く時にも参考になるかもしれません。

お暇な方は覗いてみて下さい。  スマイル





用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 22:01 | コメント(1)| トラックバック(0)

ジュニアラケットの続き

『Gecky』 さんから、再度コメントをいただきました。


マイク 松原コーチ

アドバイスありがとうございます。
ご紹介いただいた、VCORE Xi 25も含めてジュニア用を検討したいと思います。
25インチより短いと造りの悪さや重さなど通常ボールの重さに耐えられないとのことですが、25インチや26インチくらいのモデルだと、通常ボールを想定して作られているのでしょうか? それとも単にラケットの重さやバランスで判断すれば良いのでしょうか?
メーカーやモデルにもよるとは思いますが、例えばVCORE Xi 25はどうでしょうか?

投稿者 Gecky 2013/02/15 09:51






スマイル 私の答えです。

25インチ、26インチはグリーンボールを想定していますが
重さから言っても
私が打った感触でも
通常のテニスボールを打っても大丈夫です。

26インチは小柄な女性など
大人が使ってもとてもいいラケットです。


ヨネックスのカタログで確認しましたが
23インチ以下は
グリーンボールすら想定していません。

23インチが、オレンジかレッド
21インチはレッド
もちろんスポンジでもOKです。


他のメーカーのもほとんど変わらないと思います。


これが、ITFが奨めている、PLAY+STAYのボール


レッドボールがお勧め


右へ行くほど硬くなる。

一番左のスポンジはPLAY+STAYには含まれないが
うちではキッズクラスの
特に小さい子のクラスで使っている。

これプラス、普通のボールがあるので
5種類のボールを使い分けることになる。


最近は
身長や年齢でラケットの長さを決めるよりも
使用ボールで合わすようになっています。

ボールにより、使用するコートの大きさも変わるからです。


コートサイズ


グリーンボールは普通のボールと同じフルのコートです。

そしてラケット
グリーンボールか通常ボールの場合は
25、26、27インチのどれかです。

昔の基準では
120cm~140cmの子は、25インチでした。 ナイス!

だから丼ぴしゃり出下値。

  (ドンピシャリデシタネ、あんまり面白いのでそのままにします) うるせー


そうそう、ヨネックスの25インチにはもう1つあります。

SFα25、というラケットです。

面が102平方インチと、ちょっと大きい。
値段は7350円で一緒。

どっちがいいかって?

好きな色で選べばいい。

クルム伊達ファンなら、もちろん、エメラルドカラーのSFα25だ。

添田、ウォズニアッキ、モナコ、トミッチ、松原のファンなら、VCORE25の赤。 悪だくみ

なに、松原なんて知らない?

うーん、まだまだだね。  ワハハ


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 17:53 | コメント(1)| トラックバック(0)

ジュニアラケットは短めで

『Gecky』 さんから、お子さんのラケットについて質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク こんにちは。

いつもBlogを拝見させてもらっています。コーチの理論的なアドバイス、大変参考にさせてもらっています。
今回、子供のラケットについてアドバイスを頂きたく、投稿させてもらいました。
私の子供は、今度小学3年生になる身長130cm、体重30kgの男の子です。幼稚園の頃からテニススクールに通っていて、ずっとスポンジボールを使っていましたが、この度硬式ボールを使うクラスに上がりました。そこでラケットを購入する予定なのですが、どの様なスペックの物を選択するのが良いか、迷っています。
ネットで調べると、ジュニア用が良いとかボールが一緒だから大人用の軽いものが良いとか、色々考え方があるようですが、コーチはどの様にお考えでしょうか?

よろしくお願いします。
 
投稿者 Gecky 2013/02/13 12:23





スマイル 私の答えです。

25インチのジュニア用でしょうね。

大人用が27インチですので、5cm短い。

身長やパワーを考えると
もう少し短くてもいいのではと思いますが
これより短いと
造りの悪さや重さなど
通常ボールの重さに耐えられないと思います。

  (ボールの重さが大人と変わらないので)


考え方ですが
プロと同じような動きができること。

そうすれば運動神経やテニスのスキルが上がります。

長いラケットを使うと振り回せません。
プロのテニスと違う理屈になってきます。


130cmの身長で27インチだと

175cmが36インチのラケットを振り回すような比率です。

大人が、20cm以上長いラケットを振ったらどんな感じか あれー?
考えてみるといいでしょう。

だからこの年代はグリーンボールなのです。
ボールが少し軽ければ
ラケットも軽くて大丈夫です。

しかしスクールの都合もありますので
そこで使うボールが通常のテニスボールなら
どうしようもありません。

とりあえず、25インチです。


25インチだと7000円くらいからあります。 ナイス!

たとえばこれは私の契約先、ヨネックスの25インチ


これから毎年、身長の伸びにつれて

来年は26インチ。

再来年は27インチと変えていけばいいと思います。


もちろん、25インチを3ヶ月で卒業しても
それほど高いものではありませんので諦めがつくと思います。  ワハハ



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 20:41 | コメント(1)| トラックバック(0)

ラケットの重さは

『テニヌの王子様』 から、ラケットの質問をいただいていました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつも参考にさせていただいています。松原コーチのおかげでフォアハンドがうまくなり、大変感謝しています。
ところで、以前SLの重いラケットに変更したことがあったと思いますが、またULの軽めのラケットに戻していると思います。やはりULの方が打ちやすかったのでしょうか。僕は昔からSLを使っているのですが、ULの方がいいのかなと思いだしています。そこで、ラケットとプレーヤーの相性について、少しご教授いただけないでしょうか。

投稿者 テニヌの王子様 2012/12/26 19:22





スマイル 私の答えです。

コメントのとおり

私はヨネックスですが

2年前まで使っていたオレンジのUL(310g)から
一瞬、RD-Ti80のSL(330g)に変えました。

変えた理由は
リターンで使いやすいこと。

サーブのボールは重いので
重いラケットのほうが負けないのです。

ダブルスの勝負はリターンで決まる。

忙しい時に重いラケットですが
サーブのテンポはある程度決まっているので
それほど困らない。


困ったのは
その後ボレーされると
滑ってくるボールに対してのフォアハンド
とっさのスウィングに遅れる。


筋トレを選ぶか?
軽いラケットにするか?


結局、楽なほうを選択

305gのVCORE98Dに変えたのです。


今も気に入って使っています。




SLかULか?

本格的に打ちまくるなら
あなたのレベルで、相手のボールが重いなら

重いラケットで困らないなら

SLくらいあってもいいのではないでしょうか。


軽すぎないほうが、肘の傷害も少ない。


うちのコーチたち

千葉の金田コーチや東戸塚の田村コーチなど
先ほどのSL、330gに、さらに鉛を張っています。


本格的な試合に出るような人はこんなもんでしょう。 ワハハ




どんなラケットがいいのか?

難しいですね
いや、簡単かな。

気に入ったのがあればそれでいい。

案外、傾向はないんじゃないでしょうか。

振り回せる程度の重さ。
自分のこだわりのショットがコントロールできるタッチ。

やる気の出る、愛着のわくデザインと色合い。 ナイス!


少し四角いラケット面、YY YY  悪だくみ


私はフォアハンドで
捕まえた感と、思ったとおりのコントロールがあり
できれば柔らかめの
310gくらい

明るい色のオレンジか赤

それなら問題無しです。  ナイス!


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 15:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

ラケットの重さは

『テニヌの王子様』 から、ラケットの質問をいただいていました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつも参考にさせていただいています。松原コーチのおかげでフォアハンドがうまくなり、大変感謝しています。
ところで、以前SLの重いラケットに変更したことがあったと思いますが、またULの軽めのラケットに戻していると思います。やはりULの方が打ちやすかったのでしょうか。僕は昔からSLを使っているのですが、ULの方がいいのかなと思いだしています。そこで、ラケットとプレーヤーの相性について、少しご教授いただけないでしょうか。

投稿者 テニヌの王子様 2012/12/26 19:22





スマイル 私の答えです。

コメントのとおり

私はヨネックスですが

2年前まで使っていたオレンジのUL(310g)から
一瞬、RD-Ti80のSL(330g)に変えました。

変えた理由は
リターンで使いやすいこと。

サーブのボールは重いので
重いラケットのほうが負けないのです。

ダブルスの勝負はリターンで決まる。

忙しい時に重いラケットですが
サーブのテンポはある程度決まっているので
それほど困らない。


困ったのは
その後ボレーされると
滑ってくるボールに対してのフォアハンド
とっさのスウィングに遅れる。


筋トレを選ぶか?
軽いラケットにするか?


結局、楽なほうを選択

305gのVCORE98Dに変えたのです。


今も気に入って使っています。




SLかULか?

本格的に打ちまくるなら
あなたのレベルで、相手のボールが重いなら

重いラケットで困らないなら

SLくらいあってもいいのではないでしょうか。


軽すぎないほうが、肘の傷害も少ない。


うちのコーチたち

千葉の金田コーチや東戸塚の田村コーチなど
先ほどのSL、330gに、さらに鉛を張っています。


本格的な試合に出るような人はこんなもんでしょう。 ワハハ




どんなラケットがいいのか?

難しいですね
いや、簡単かな。

気に入ったのがあればそれでいい。

案外、傾向はないんじゃないでしょうか。

振り回せる程度の重さ。
自分のこだわりのショットがコントロールできるタッチ。

やる気の出る、愛着のわくデザインと色合い。 ナイス!


少し四角いラケット面、YY YY  悪だくみ


私はフォアハンドで
捕まえた感と、思ったとおりのコントロールがあり
できれば柔らかめの
310gくらい

明るい色のオレンジか赤

それなら問題無しです。  ナイス!


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 15:10 | コメント(4)| トラックバック(0)

ラケット選び

『れねしす』さんからラケット選択の質問をいただきました。

フラット系の打ち方が好きなのに ・・・  ということで

ラケットの考え方について
私なりの考えを語ってみましょう。

質問のコメントはかなり長いので、ここにはコピーしていません。
読みたい方はこちらをクリックしてください





スマイル さて、私のラケットに対する偏見です。

簡単に言うと
好きなタッチのものを使うべきということです。

フラット系がすきなのだから
それにあったラケットを使えばいいので
他人が見て、客観的に、こちらのほうが向いていると
すすめてくれても、一切無視です。

試合を考えて
トップスピンを多くしてテニスを変えていこうというのなら
それに会う物に変えるもありだと思いますが
そうゆう考えが無いなら
自分の好み、自分のタッチ、自分の安心感が何より大切です。  ナイス!


ご自分好みのフラット系ラケットで
プロと打ち合う機会があり
そのときに上手く打てなかったというのが引っかかっているようですが

毎日そのプロと打ち合うわけではないと思いますし
その人に勝たないといけないわけではないと思います。

それにもしプロと試合になったら
大胆に一発勝負を挑んで、叩きまくればいいのです。

どうせプロには勝てませんので、いいんです、無視です。


そのラケットでトップスピンも
スウィングスピードを上げて打てばいいのです。 びっくり




ラケット赤 参考までに私のラケットの選び方です。

フォアハンドで
インパクトに、「瞬間に捕まえた感」 があり
軽くトップスピンでぶん殴ってみて
イメージした場所にボールが突き刺されば、合格です。

フォアハンドが使いやすければいいのです。 うるせー



私のラケットです。


今週のラケット


ヨネックス ヴェクターコア98D  305g 

添田プロ、以前にはワウリンカも使っていたモデルです。

ストリングは、ヨネックス ポリツアープロ125 黄色 です。



選手向けのしっかりしたタイプの中で
やや柔らか味があって
インパクトに、「瞬間に捕まえた感」 があるラケットです。 ナイス!


いいと思ったやつがいいのです。

ホントはあまり理屈は無いのです。  ワハハ



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 15:08 | コメント(1)| トラックバック(0)

男子プロは先っぽを使う

『かずまパパ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ

いつも楽しく拝見しています。

岩淵プロの現役時代に全日本で良く観戦してました。
エラーする気がしないという表現が正にぴったりです。

またマニアックな話題なのですが、
プロはラケットの真ん中より先のほうを使うという話を聞いて実践中ですが、
本人も驚くような効果を実感中です。
当てる場所でボールのコントロールが出来る気がしています。

そこで、欲深い私はさらにラケットの上の方と下の方に意識的に当てるように実験しました。
すると上に当てると勝手にスライス。
下に当てると勝手にトップスピンが掛かります。

物理的に考えると納得する現象ですが、プロもこうやって意識してるのでしょうか?

投稿者 かずまパパ 2012/10/19 11:09





私の答えです。

スマイル 上に当てると勝手にスライス

下に当てると勝手にトップスピン

というのは
確かに現象的にはそうでしょう。

ラケットが打球に負けるので
面が傾き
負けた方向に回転がかかると思います。

ただ、方角まで負けますので
実戦では使えないのではないでしょうか。

トップスピンが下へ飛び、スライスは上へとなります。

相手の打球にも影響されやすいでしょう。


実際には、プロは逆で
インパクト時
ボールがラケット面で転がるので

トップスピンはラケットの上のほうで
アンダースピンは少し下でボールを捕らえると思います。

そこで打てば安定するし
回転もパワーも出ます。

そこがスウィートスポットなのです。

意識してずらしているわけではないのです。



次にラケットの先端で捉える話ですが

打球時、衝突速度が非常に大きくなると
ラケット面の反発がほとんどなくなることにより発生する話です。

男子プロのサービスやスマッシュ、フォアハンドの領域です。

通常、女子選手ではそこまで行きません。

反発がほとんどなくなる領域ですと
円運動のラケットは
先端のほうが速度が速いので
そこで打ったほうがスピードが出るのです。

男子プロは、そこをスウィートスポットと感じているのです。

本人に、先のほうで打っている意識があるかどうかはわかりません。
一番感触のいい場所なのです。
一番ぶっ飛んでいく場所なのです。
真ん中で打っていると錯覚している人もいると思います。


意識の問題ですが
トップスピンで少し上で打つのも
フォアのフルスウィングやサーブで先端近くを使うのも
プロは無意識だと思います。

ジュニアの男の子たちも、自然にそうなります。

一番感触がよく、安定して打てる
スウィートスポットを感じているだけだと思います。


松原さんも若いころは
クロスストリングの先端から4、5本目くらいで打っていましたが
スウィングスピードが落ちるにつれ
だんだん下がってきて
今は7本目くらいでしょうか。

もちろん当時も今も
スウィートスポットなのです。

ボレーなどはもちろんど真ん中です。  ナイス!

用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 21:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

スピンとストリングの関係

『かずまパパ』 さんからストリングとスピンに関するご意見をいただきました。

表面にヤスリをかけてスピンをかけやすくしたなど
かなりの行動派のようです。

長いコメントなのでここにはコピーしません。
ここをクリックして読んでください



さて、ストリングの表面をざらざら加工し
スピンをかけやすくするのはメーカー各社もやっていますね。

断面を丸ではなく、5角形にして角を出したり
材質そのものを粘着性のものにしたり。


確かにゆるく打つ場合は
ストリング表面の摩擦にそれなりに影響されると思います。


『かずまパパ』 さんの実験したとおりだと思います。



しかし、強く打つ場合ですが

これは私の感覚で、実験で確かめたわけではありませんが
強く打つ場合、ボールがかなりストリングス面に食い込みますので
表面の状態に左右されないような気がします。

いわゆる、潰して打っているわけです。

ボールがつぶれるほど食い込んでしまえば
ストリングの表面摩擦は
それほどスピンに影響しないのではないでしょうか。



さて、ストリングのテンションとスピン量の関係ですが

毎秒、何回転するかといった
スピンの量はスウィングの縦に振った成分
つまり、こすった量、こすったスピードで決まるので
テンションに影響されない。

一方、テンションが高いとスピードはでない。

だからその合成になるので
スピードに対してスピンが相対的に増える。

飛ばない分スウィングスピードを上げて補うと
同じスピードなら
こちらのほうがスピンが多くなる。

これが定説だと思います。


大昔、ビヨン・ボルグという人は
木のラケットに、80ポンドで張ってこれを実現していました。

私はボルグほどいい機械を持っていなかったので
木のラケットに、70ポンドでした。


余談ですが、80ポンドだと
20本くらい用意したラケットのうち
使わなくても、毎晩、1,2本は切れるそうです。 びっくり 


さて、そんなわけで、硬いほうが、スピンがかかります。

たぶん、表面のでこぼこのせいではないと思います。



ところで
ボールの毛の状態は使用することによりかなり変わりますし
古いボールは空気が抜けて柔らかくなります。

当然、最適なテンションもそれに合わせて変わります。

コートサーフェイスによる差ですが
ボール表面の状態よりもスピードの差が大きくなります。

当然、クレーなら遅く、ハードなら速い。

最適なテンションは違ってくるかも知れません。
ただ、選手によってそこまで調整しているかどうか?

私はデータを持っていませんのでなんともいえません。

ただ1つ知っているデータは、何の役にも立たないデータ
つまり私のこと。

ハードでもゆるゆるボールは来るし
クレーでも速いボールは来る。

だから変えません。


アマチュアの場合
サーフェスの差より
相手のプレーぶりの差のほうが大きいかもしれません。 ワハハ


ところで、1つだけ揚げ足取りです。

反発係数の話しですが
スウィングスピードが上がって
ボールとの衝突スピードが100km/hに近づくと
反発係数はどんどん下がってミニマムになり
飛ばなくなります。

打球前の相対速度 × 反発係数が = 打球後の相対速度 です。

反発係数はゼロと1の間で
もし、ゼロになると
打球後の速度はスウィングの速度になります。

ボールがラケットから離脱できるということは
ゼロよりは大きいはずです。


さてさて

だから男子プロはハードヒットする時
真ん中ではなく、ラケット面の先端近くで打つのです。

もちろん、スウィングスピードの割には飛ばないということで
80km/hよりも、120km/hのスウィングのほうが
当然、速いボールを打てます。

ラケットのどこでも飛ばないのなら
移動速度は
ラケット面の先端のほうが、真ん中より速いのです。 ナイス!


もちろん、猛烈トップスピンフルスウィングも
このラケット先端近くで打ちます。

クロスの上端から3本目から6本目辺りでしょうか。

わざと、センターをはずすのではなく
感覚的にはここがスウィートスポットなのです。

だから、本人は先端で打っていることに気づいていないかも。 びっくり


スマッシュでジュニアの男の子がメインの先端を切るのもこのせい
ほんのちょっと間違うと
先っぽの、クロスがないところに当たって
ポリの太い新品ストリングでさえぶちきるのです。 不満

だからメーカーさんも
先端のクロスを減らしたりせず
ここをしっかり作ってほしいのですが ・・・  悪だくみ



ここまで書いて、上を見ると
ながーい文章が

理屈をこねだすと大変ですね。

頭が痛くなった人には、ごめんなさい、おやすみなさい。 ZZZ


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

振動止めの続き

振動止めの質問を頂いた、『モモビラス』 さんから
再度、コメントをいただき
ふと私の説明の間違いに気がついた。


以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ

ありがとうございます。
松原コーチらしいコメント、説得力があります。

「振動の絶対強度が違うだけ」

わかりました。
子供にはつけさせます。
私はやはり嫌いなので、
よっぽど痛い時だけにします。

テニスジャーナルの「新世代の基本」
今でも私のバイブル、全部保管してたまに見ています。
バイブルの出版をずっと望んでいます。

投稿者 モモビラス 2012/06/13 20:06




冷や汗 それはこの言葉

「振動の絶対強度が違うだけ」

説得力があって、納得していただいたのに  あれー?
申し訳ないのだが、実はこれ、間違い。


本当は
振動止めを使うと
全体に強度が変わるのではなく
振動の減衰が早まるだけ。


最初のガツンは、ほぼ同じように手に到達。

その後に繰り返される、ストリングの振動が
急速に振動止めに吸収されるのが本当。

つまり
振動止め無しだと、「ガシューン」
振動止め有りだと、「ゴッ   」
となるのだ。

つまり、音色とビブラートが変わる。 音符

明らかに、「振動の絶対強度が違うだけ」 ではない。

とにかく間違った事は間違いない。
お詫びして訂正します。


まあ、実用上はどうでもいい話といえば、そうなんだけど。 悪だくみ


ところで、話を蒸し返すと
最初の1発目の、「ゴッ」 だけはかなり大きく伝わるわけで
逆に、打球の感触、タッチは
「ゴッ」 が、小さくなっていない分
充分に感じ取りやすいのではないでしょうか。  うるせー




さて、ご期待いただいている、バイブルの出版ですが
テニスジャーナル時代に何度かトライし
その度に、タイミングが悪く、止っています。

新しい内容もたくさん出てきていますので
機会があれば
ぜひ、新しく書き下ろしたいですね。  ナイス!


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 18:56 | コメント(1)| トラックバック(0)

東戸塚のシングルスや振動止めや

今日は、まずイベントのお知らせです。  叫び

7月16日、海の日、祭日の月曜日。
東戸塚松原テニススクールでは
オープンシングルストーナメントを開催します。

要項はこちらをクリックしてください

3面のコート、限られた時間なので、募集人数は12名。

早い者勝ち、どんどん申し込んでほしい。

これは前回、1月開催時のもの。


澤田さんフォア


当日は私もいて
試合後、元気の残っている人を対象にミニレッスンも行う。

参加賞もあるが
勝ち進めば、もう少しいいものももらえる。


全員集合


こうゆう大会に参加してもらい
試合をしながら、上手くなっていく人を見たり
ちょっとしたアドバイスで見違えるようになったり
がんばっている人たちを見るのはいいものだ。





ラケット赤 さて、先日、『モモビラス』 さんから質問をいただいた。

以下が、そのコメントの全文。 


マイク 松原コーチ
こんばんは、ご無沙汰しております。
といっても覚えてらっしゃらないですよね。
少々教えてください。
ブロックボレーとは関係ないのですが、
ラケットにつける振動止めについてです。
私は長年テニスをやっているので、
手首やひじに慢性的に痛みがあります。
ただ振動止めをつけるとインパクトの感覚がぼやけるのでつけていません。
子供にも上達の妨げになると思い、
振動止めをつけることを勧めていませんが正しいでしょうか。
松原コーチの意見をお聞かせください。

投稿者 モモビラス 2012/06/09 22:06





私の答えです。

スマイル 『モモビラス』 さん、懐かしいですね、覚えてますよ。

4年前、このブログを始めたばかりのころですよね。


さて、本日撮影、私のラケットです。


今週のラケット


こちらは先週までの


97と98D


そうなんです。

松原さん、振動止め、デビューなんです。  ワハハ

私も振動が来ないのは物足りないので
今まで使っていませんでした。

昨日、ラケットの話でも書きましたが
肘を痛めたのです。

心配した、若手コーチたちのアドバイスと
特に、東戸塚校、田村コーチ
「松原さん、お金ないんなら、1つあげますよ」
という、優しい言葉で使いはじめたのです。


先ほどの写真で
左の赤いのが田村君からのもらいもの
右のピンクが、キヨミズの舞台から飛び降りるつもりで
たしか、270両で買った、自前の物です。

値段はもしかしたら、石器時代からテニスをしているわたしのこと
最近は記憶も定かではなく
少し違っているかもしれません。  冷や汗


それと、濃い赤がストリングの硬いほう
薄い赤が緩めのほう、という目印にもなっています。 


それで、使った結果ですが

1日で慣れました。  ワハハ

スウィートスポットもタッチも感じられますし
振動の絶対強度が違うだけ。

もちろんちょっと物足りないことは間違いありません。


しかし、特にデメリットは無いと思います。

そして、振動から腕を守るメリットは間違いなくあります。

ジュニアでも使っていいと思います。

むしろ、握力の無い子は
安全のため
使ったほうがいいと思います。

要は、好きか嫌いかというだけのことだと思います。 ナイス!


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 18:15 | コメント(1)| トラックバック(0)

ヨネックスVCORE 97Tour

『ヨネスケ』 さんから、ラケットの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク突然すみません
YONEX VCORE Tour はどんな感触でしょうか?
気になる存在ですので感想などお聞きしたいです。
また、310g と 330g があるそうですが可能なら重い方を使用したほうがよいのでしょうか?

投稿者 ヨネスケ 2012/06/07 21:58





私の答えです。

スマイル ヨネックスVCORE 97Tourはとっても硬い薄ラケです。

「ボールを捕まえた」感のある
典型的なハードヒッター向きのラケットでしょう。


V-CORE97


フレンチオープンではワウリンカが使っていたようです。


私のこれまでのラケットVCORE 98D との比較ですが



薄いフレームで、振り抜きがよく
より固めのせいか、打球が浮いてしまう感じがありません。


白なのだ


シャフトの白いほうが97、赤が98Dです。

写真では判りにくいのですが
厚さはかなり違います。


さて、この97、コントロール感も良く
安心してストロークもボレーも打ち込めます。

もちろん自力で叩いた分しか飛びませんので
ラケットの反発でボールをより飛ばそうと思っている人には
何の役にも立たないラケットです。   悪だくみ


そんなわけで、フラット性にゆるく打つ人にも
思いがけずスピードが出てしまうことがなく
安心感のあるラケットです。



重さですが
普通の人は310gの、私と同じ仕様で充分でしょう。


上位のトーナメントで
ハードヒッターのストロークやサーブを受ける人には
330gの仕様をお勧めします。


そうそう、先ほど挙げた
フラットゆるめ、コントロールの人
330gのほうが、より落ち着きがありますので
いいかもしれませんね。



さて私の97ですが
肘を痛め、直りかけていたときに
ノーガードで使ってしまい
肘を悪化させてしまいました。

ストリングのテンションも
普段、45Pくらいを48Pに上げたのでそのせいかもしれません。


したがって、翌日から使っていません。

決してラケットが悪いわけではなく
それなりの覚悟で使うラケットだというだけです。

もちろん、腕力のある若者は特別の覚悟が無くても大丈夫です。 筋肉


肘が治ったら
ちゃんとガードして、もう一度チャレンジです。



ところで、もう1つのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』
 ですが

フレンチオープン、ジョコビッチのマッチポイント

ダブルフォールトの解説
です。

私の独断と推測、今日は無料の設定です。

よっぽどひまな人は覗いてみてください。


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 17:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

YY VCORE Tour97

注文していたラケットがやっと届いた。

やっと、といっても今月発売なので、そんなに早く入るわけはない。

今年の私の武器はこれ ・・・ のはず


V-CORE97



ヨネックス、VCORE Tour97

今までの98D(下)とはこんなに違う?


97と98D


フレームの重さが、305gから310gへ

面の形が細長楕円形からやや先太の涙滴型に

一番の違いは
フレームの厚さ、22mmから20mmへと、うすラケになった。

それに伴い硬さが変わる。

当然、薄くなったら、曲がりやすくなり
同じ材質、同じ構造なら柔らかい感触になるはず。

実際の感触はこちらのほうが硬め。

材質が硬いものに変わったような感触だ。

今までの98Dはしっかり構造での硬さ。

それはそれで好きだったのだが
今回のはよりハードな印象で
5gも?  重くなったのに、風の抵抗が少なく、振り抜きがいい。
きっとすごいショットが飛んでいくだろう。

実は試打用は打ったが、自分のはついさっき張り上げたところ。
まだ想像の世界なのだ。


そうそう、かなり変わったのがこれ。


白なのだ


97は、目の前のラケットの色が白いのだ。

だからなんだって言ったって、白いのはかなり違うのだ。

松原さんはラケット、まずは色で選ぶ。

写真では違いが判りにくいが
今回の赤はより明るい赤
98Dとはかなり違う。

なんか振りぬきがよさそうな色だ。 炎

この振りぬき感のある色、以前のオレンジラケット以来だ。


ストリングはもちろん、お気に入りの黄色
ポリツアープロ125、テンション48ポンド。

そして目の前のシャフトは白なのだ。 ワハハ


自分仕様の打ちごこち、やっつけ心地は

またこんど、改めて報告しよう。  ナイス!


すごいよ、きっと ・・・

 
用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 20:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

ポリストリングス

『オレンジ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチこんにちは、いつもわかりやすい解説ありがとうございます。

今回道具に関する疑問があります。

最近はプロの世界ではポリエステルガットが主流でエッグボールで攻めていますが、ナイロンやナチュラルガットでエッグボールは打てるのでしょうか?

また、ポリ系以外のガット使っているプロで活躍している人って知っていますか?

投稿者 オレンジ 2012/05/09 00:08





私の答えです。

スマイル エッグボールというのは
ナダルが打つ、強烈なトップスピンのことですよね。

猛烈なスウィングとトップスピンの量で
超高速のトップスピンショットを打つ。


ナダルだ


この領域ですと
ラケットとボールとの衝突速度は軽く100km/hを超え
どんなフレームでも、どんなストリングでも
反発係数がゼロに近くなり
ボールをはじかなくなります。

ボールがつぶれてグシャっとなり
ストリング面から押し出されていきます。

だから、ボールスピードはスウィングスピードしだいです。

はじきのいい飛ぶストリングのほうが
よりスピードが出るというゾーンではありません。


スピンも、ボールがつぶれてグシャですから
引っかかりのいいストリングのほうが
かかりやすいというゾーンではありません。

何を使ってもかかります。

どんな道具でも同じようにかかるでしょう。


用具ははっきり言って関係ありません。

スウィングスピードがあるかどうかです。

そして、ラケット面に斜めに当たるかどうかです。



ナイス! 結論です。

ナダルが打てば、何を使っても
たとえばウッドのラケットにナイロンストリングでも
エッグボールを打てると思います。

ただ、彼の場合
ナイロンやナチュラルだと、15分くらいで切っちゃうでしょう。

そして、ナイロンやナチュラルの軽い当たりのフィールが好きじゃない。

フレームもウッドだとじきに折れるでしょう。
それにウッドだとボレーが打ちにくい。
同じ重さ、バランスの物を何本もそろえるのも大変。

硬い、変形しないカーボンのフレームと
伸びにくいため、食い込みすぎないポリストリングは
フルスウィングトップスピナーにとって
一番、コントロール感のある組み合わせなのです。

それに耐久性もある。
ナダルが使っても、20分以上もつでしょう。


ところで、ナダル以外のトップスピナー
彼らの打つショットもエッグボールというかどうか?

エッグボールはナダル専用の言葉ではないでしょうか?


ええと、ポリ以外の使用プロ?

たしかフェデラーはクロスがナチュラルだったような
他にもたくさんいるんじゃないですか。

もちろん、スウィングスピードの遅い
女子の場合はたくさんいると思いますよ。


私はその方面に詳しい人間ではありません。


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 16:45 | コメント(2)| トラックバック(0)

面の先で打つのは

『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク こんにちは。

以前に松原コーチは、ラケットの上の方(ヨネックスのマークの上のあたり)でボールを打つという記事があったともいます。
そこで質問です。
ラケットの上の方でうつと、真ん中で打ったときよりも、打った感じは固く感じますか?
自分が試したときは、スピンはよくかかるけれども、がしゃっとした感じがあったもので。
お時間ありましたらご回答お願いします。

投稿者 たまには勝ちたい 2011/12/20 14:27





私の答えです。

スマイル 面の先のほうで打つのは
そこが一番飛ぶし
手ごたえも気持ちがいいからです。
まさにスウィートスポットなのです。

ラケットのスウィートスポット、というと
もちろん、真ん中辺りだと思っている人が多いと思います。 悪だくみ

それはゆっくり当てた時。


スウィングスピードが上がると
ラケット面の反発係数は小さくなっていきます。

衝突速度が、100km/hを超えるくらいになると
ほとんど反発しなくなります。

男子のサーブとフォアハンドの領域です。  びっくり


だから、どこで打っても一緒。

面の真ん中も、先っぽも、手前でも。

じゃあどこで打ったら一番飛ぶでしょう?


それが、面の先端近くなのです。

理由はそこが真ん中よりも、もちろん手前よりも
スピードが出ているからなのです。

そしてラケットの重さがボールに勝てる位置。

いくら飛ばないとはいえ
フレームよりはストリングのほうがまだまし。

そんなわけで、究極の高速スウィングでは
先端から、3から5本目くらいのところで打つのです。 ナイス!


テニスで一番スウィングスピードが出るのは
たぶんスピンサーブ。

それなりのスピンサーバーのラケットは
さっき言った辺に、ボールを打ったあとが残っています。


で、その人はスウィートスポットで打った感触を味わっているはずです。 ナイス!


実は、これがジュニアの男の子たちが
メインの先端部分
スマッシュで新品のストリングを切ってしまう  うるせー
原因ではないかと思っているのです。

そしてその辺り、クロスのストリングがまばらになっていて

メインが、引っ張られ、ピシッ  ・・・・  まいったぁ


テニスはスウィートスポットで打つものです。  ナイス!





そうそう今日のもうひとつのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』


コースを読む話、今日も無料です

覗いてください。  叫び



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 21:05 | コメント(1)| トラックバック(0)

細いグリップは

『聖闘士』 さんからグリップについて、質問をいただきました。

マイク 手の小さい人は指が回らないのだから
もっと細いグリップがあってもいいのではないか?
というお話です。

かなり長いコメントでしたので
ここにコピーするのはやめました。

読みたい方はここをクリックしてください





私の答えです。

スマイル 確かに、今以上に太さのバリエーションがあるといいですね。
手の小さな女性にはジュニア用のような
グリップサイズ、ゼロの太さがあってもいいと思います。 ナイス!

それと
グリップ4、というのももっとあっていいと思います。

うちの東戸塚校、馬込コーチや田村コーチ
かわいそうに選択肢がほとんどないのです。  あれー?

RD-TI80


アマチュアの場合には
相手もそれなりなので、どんなサイズでもありです。

自分が心地よければいいのです。 悪だくみ


ところで、『聖闘士』さんのグリップで、指の当たり具合を聞くと
たぶん薄めのグリップなんでしょうね。

グリップをウェスタンにすれば
手のひらが後から支える形になり、力が入りやすくなると思います。  

まあ、そんなこともあって現代のテニスでは
厚めのグリップが普通なんだと思います。


さて、プロや、競技志向の人は相手もすごいボールを打ってくるので
それを支えるグリップの太さが必要です。

特にサービスリターンをするとよくわかります。


実際に、自分と同格以上のショットを受けると
ミリ単位で言うと  (外から見るとわかりませんが)
センターをはずすのが当たり前です。

常に、ラケット面をねじられるストレスを受けています。 パンチ

だから、日本のプロはけっこう太目のグリップを使っており
手の大きな欧米人プロが細めだったりするのです。

女子プロのラケットが男子より重かったりするのも
同じ理由です。


細いほうが使いやすいのは間違いありませんが
ボールの重量が決まって
しかもパワフルな相手がいる以上
最低限の太さも決まってくるのでしょうね。

だから私は極端に細すぎるラケット、ちょっと懐疑的です。


もし、一般プレーヤー用に、もっと細いのが売れるのであれば
メーカーも売り出すのではないでしょうか。  びっくり

最初に、グリップ、マイナス1 (4-1/8)
というのを出したメーカーは大ヒットするかもしれません。

  (このくらいまでは有りかもしれませんね)


このブログ、この議論を聞いて
最初に飛びつくメーカーは
軽量ラケットでシェアーを増やした、W社でしょうか?
それともデカラケを開発した、P社?


もし出ないとすれば、需要か度胸がないのでしょうね。 ワハハ



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:06 | コメント(1)| トラックバック(0)

グリップのどこを持つか

『ぼの』 さんから質問をいただきました。
グリップの握る位置についてです。

以下がそのコメントの全文です。


マイク松原コーチ様

お世話になります。
10月19日の「ためブロ」様の記事に、グリップの握る位置についての記載がありました。
やはりグリップは長めに持ったほうが良いのでしょうか?
個人的にはグリップエンドを握っていますが、サーブの時はもう少し短めに持った方が打ちやすそうな気もしています。
ご意見を頂戴できれば幸いです。

投稿者 ぼの 2011/10/19 09:18



私の答えです。

グリップの端っこを持てば、サーブに限らず
スウィングの半径が大きくなり

もし、同じスウィングができるのであれば。
大きなスウィングの分、勢いが出ます。   ピース

逆に短く持てば、振り回しやすくなり
こちらのほうが勢いが出ます。    ナイス!

どっちが本当でしょうか?

多分どちらもあまり変わらないと思います。  悪だくみ

はっきり違うことは

長く持ったほうが遠くへ届く。

短く持ったほうが、ラケットの操作性が上がる、ということです。


昔、うちのコーチで、I君というのがいました。

彼は178cmくらいの身長で左利き
グリップは中ほどを握り、4cmくらい余していました。

彼のサーブのすごいこと
シングルスをすると、1ゲームに2本くらいずつ
サービスエースを取られていました。  びっくり


また、高校、大学の先輩でTさん
グリップを7~8cmくらい余して持ち
すばらしいコントロールのストロークを持っていました。
その人は全日本チャンピオンにも勝ったことのある人です。 びっくり


たぶん、理想的なスウィングができるとすれば
長めに持っているほうが少しとくなんじゃないでしょうか。

だからプロは長く持つ。

でも、昔はやった長ラケ、今は誰も使いません。

そこまで長いと、プロでさえデメリットが多いということです。


結論ですが
振り回しやすい範囲で長めに持てばいいんじゃないですか。 ナイス!


どなたも一度試してみると良いです。

3cmくらい短く持ってサーブやストロークを打ってみる。

ものすごく打ちやすいですよ。  びっくり


ただ、リーチが狭くなる。

3cm、余計に走りましょう。  ワハハ



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 18:33 | コメント(1)| トラックバック(0)

ニューボールやカラスの冤罪や

『su-san』 から質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつもありがとうございます。
また、質問なんですが、

通っているスクールも10月になり使用球がニューボールに変わりまして、
・・・・今回のボール(ダンロップ製)は、いつもよりも空気圧が高くよく弾むような気もするんです。・・・・・

先週までのベコベコのボールから、ニューボールになったとたんネットはするわ、ホームランはするわで、ボロボロになってしましました。意識のし過ぎなのかもしれませんが、こういうときの対処方法ってあるのでしょうか。ちなみにスクールは、カーペットコートです。

いつもながら、的外れな質問かもしれませんがよろしくお願いします。

投稿者 su-san 2011/10/04 19:32






私の答えです

スマイル ベコベコのボールは接触時間が長くなり
ラケット面がいい加減でもコントロールができるようになります。 悪だくみ

また、とびも悪いのでアウトしにくい
ですから気楽に打つようになり
いい加減な打ち方になる、ということですね。

そしてニューボール登場でボロボロ。    冷や汗


スクールもちょっと考えてほしいですね。

特に、D社のプラクティスというのは固いですね。 うるせー



対策その1

うちのスクールに来るといいですよ。

近かったら、ホントに来てくれればいいのですが
大抵はムリですね。



対策その2

さて、ボールが変わって、ボロボロはよくあることですし
これを繰り返して、だんだん上手くなっていきます。

ある程度の対応力がないと厳しい世界では生きていけません。

コーチたちは上手く対応しているでしょう?


ところで、ニューボールになったらどうなるかわかったわけですから
次回そうなった時に困らぬように対策です。

ニューボールは硬いし、試合に出ればニューボールです。

ニューボールで勝つ人が上のランクに行くことは間違いなし。  悪だくみ


だから、一番大事なのはラケット面をしっかりさせること。 ナイス!

手首をぐらつかせない、力を抜きすぎない。


次に回転を多めにかけられるようにしておく。  フォアハンドb

トップスピンを多めに。

ボレーはスライスを多めに。


3ヵ月後にまたニューボールになるのでしょうか?

これらのことを心がけておけば
今回よりは対応が上手く、早めにいくと思いますよ。 ピース





不満 さてさて、変わって、昨日のおはなし。

東戸塚松原テニススクールへ出勤したら、みんな困っている。
ネットがつながらない、電話も不通。

どちらも、光ファイバーだから、だめな時は全滅。

ネットで外部サーバに入っているスクール管理ソフトもつながらない。
誰がレッスンに来るのかわからない。
お客さんからの問い合わせすら来ない。
自分のブログもチェックできない。

世の中への通信手段は携帯電話と回覧板のみ。  あれー?

ネットバンキングも出来ず、お仕事上がったり。

先日も、カラスの巣作りで光ファイバーを取られたことがあった。

今回もか?


NTTに電話した。 (これもネットでの検索不能)

接続機械はOK、屋内配線もOK。

修理のおじさんは前回の電柱へ。

電柱でござる


どうだカラス、参ったか、と思ったが
おじさん、ちっとも帰ってこない。  ビミョー


どっしり腰をすえて作業を始めてしまったようだ。

長い作業


4時過ぎにやっと、ネットも電話も復帰。  祝

結局、もうひとつ上の幹線ケーブルだそうで
先日の台風でやられたのかもしれない。


カラスには濡れ衣、冤罪だった。  うるせー



しかし、ネットの接続が切れたとたんにこの始末。
1本のケーブルだけに依存していては危ない。

危機管理体制強化のため、モバイル回線を利用しようかと

カタログ


とりあえず

いつものY電機から、カタログだけ、もらってきた。



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 20:03 | コメント(1)| トラックバック(0)

ベストなストリング

『翡翠』 さんからストリングについて、質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチこんにちは

ストリングについて質問です。
それぞれのラケットには、ベストマッチストリングスがあると思うのですが、何か意味があるのでしょうか?
元々愛用しているストリングがある場合でも、ベストマッチストリングスに変えた方が良いのでしょうか?

あと、最近自分でストリングを張るようになったのですが、スクールで張ってもらうよりテンションロスが早いような気がします・・・
テンションロスを減らす方法があれば教えてください。
よろしくお願いします。

投稿者 翡翠 2011/07/15 22:30





私の答えです。

スマイル それぞれのラケットには、ベストマッチストリングスがあるとは思いますが
それは自分で決めることではないでしょうか。

メーカーはそのラケットのターゲットユーザーを想定して開発します。
ストリングスも同様です。

その両方が一致していれば、ベストマッチとして推奨します。  ワハハ
もちろんそうすれば商売としてもベストマッチだからです。

元々愛用しているストリングの場合ですが
愛用していたとすれば、そのストリングのフィーリングが自分にあっているわけで
まず最初にそれを張ってみて
違うと思えば、次に、他を当たってみればいいのではないでしょうか。 ナイス!

フレームによっては違うストリングスのほうがあっているかもしれませんし
ピッタンコのテンションも違うかもしれません。




次に、テンションロスというのは、緩んでいくことでしょうか。

緩むのは、ストリングが伸びちゃうことです。

伸びないようにするには、最初に伸ばしておくことです。

方法は2つ。

1つ目は、一度全部伸ばして、中央を柱かなんかにひっかけて、両端を持って引っ張る。

2つ目は、1本ごとに引っ張った後で、張ってある中央を指でギュウと引っ張る。
または、手動の張り機なら、一度緩めて、もう一度引きなおす。

一度、ストッパーを止めて、強いテンションで引っ張ってから
通常テンションで引っ張りなおすやり方もあります。


これらの方法は、うちのスクールでは特別の注文がなければやりません。 悪だくみ

スタッフ全員の張り方を統一するため
手先の感覚などで調整することをしたくないためです。 ナイス!

したがって、うちの張り方のほうがテンションロスがないというのは
よくわかりません。

もしかしたら、引っ張ったストリングを止めるときに緩んでいるのではないでしょうか。  あれー?


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:32 | コメント(3)| トラックバック(0)

ストリングの太さ

『翡翠』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント、2つ目の質問部分です。


マイク ・・・・ 前半省略 ・・・・ もう一つ、質問と呼べる物ではないのですが・・・
細いガットをきつく張るのと、太いガットを緩く張るのは打った時に何か違いはありますか?
反発力はあまり変わらないと思うのですが・・・
というよりそもそも、細いガットをきつく張る意味はあるのでしょうか?
きつく張ることで、細いガットの良さを消してしまっているように思うのですが・・・
とてもくだらないことですが、部内で話題に挙がったので質問させていただきたく・・・

お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。

投稿者 翡翠 2011/06/20 22:38






私の答えです。

スマイル 物理学の妙味、面白い質問です。

ギターを弾いたことありますか?

愛用のギター

音楽だった。  音符

そうそう、ぜんぜん関係ないのだけれどこの私のカポ(洗濯ばさみみたいな)

先日、Maltさんが5月19日の『ためにならないブログ』 で紹介していたのと同じだった。

またまた、お友達になってしまった。  ワハハ


そうゆう話の場合じゃなかった。

さて、ギターだが、細いのから太いのまで、6本の玄が並んでいます。
どの玄も、押してたわむ量は大して違いません。
でも音の高さはずいぶん違います。

細いのはキーン 飛行機    太いのはボーン  パンチ

振動数の違い、つまり玄の動く速度が違うのです。


この音の高さはラケット面でも同じ、打球音はかなり違うでしょう。
そして手に伝わってくる振動、つまり打球感がかなり違うはずです。

その感触がボワーンが好きなのか?  カキーンが好きなのか?

細いストリングスを硬めに張れば、最高音で、玉離れのいい感じ。
太いストリングスを緩めに張れば、重低音で、くっつきの極致。


ボールがラケット面にまとわりついてくれないとコントロールできない人もいますし
はじいてくれないと困る人もいるのです。

打球時、同じように3cmストリング面がへっこむとすると  (いい加減な数字ですが)  悪だくみ

スウィングスピードの速い人は固い張りでも3cmを感じるし
遅い人はゆるい張りで3cmを感じるのです。

  (だからなんだ? と言われても) 冷や汗


はじきのいいのが好きで、スウィングスピードの早い人は
細目を硬く張らなければなりません。  びっくり

そんなわけで、一般にハードヒッターは固め、テクニシャンは緩めといいますが
時々当てはまらない人もいて奥が深い世界です。


だから自分に最適な物を探すには
いろいろと、他人のを借りたりして、試してみるしかありません。


そうそう、細いほうが、反発力があるというのでしょうか、飛びますよ。
だから一般的に、女性には細目のストリングスがいいんです。  ナイス!


もうひとつは耐久力。

トップスピンのお兄ちゃんたちが細めのナイロンで打っていたら
30分もあれば切っちゃうでしょう。 怖~い

一方、選手じゃないフラットのおねえさまたちなら1年以上もつかもしれない。  あれー?


さてさて、ストリングスの薀蓄でした。



そうそう、『ガット』 と言うのは羊さんの腸のこと。

最近は牛さんからもらうので、『ナチュラル』 と呼んでいる。

もっとも多いのは、合成繊維のナイロンやポリエステル製。

これは、合成繊維を意味する、『シンセティック』 と言うのです。


そしてすべてを総称して、『ストリングス』 と言うのです。  ナイス!



ついでに、張ってあれば、『ストリングス』 1本だけなら、『ストリング』   うるせー


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:35 | コメント(1)| トラックバック(0)

振動止めは好き?

振動止めについて、『いわし頭』 さんからコメントをいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ、こんばんは!

本日、チームメートが ヴェクターコア100S、ウォズニアッキモデルを持って来ましたので、「貸して!貸して!」と試打させていただきました。

バスッという打球感。「何じゃこら?」と思ったら細長い振動止めつきでした。
せっかくの打球感が台無し。一重に昔、ヨネックスのラケットは打球感が今ひとつと誤解したのでは、この振動止めが原因だったように思います。

なんで、振動止めするの?って聞いたら、「ヒジが痛いから・・・。」との答え。振動止めつけたら、ヒジ痛がましか?というのも疑問で、まだテンションを下げた方がいいような気もします。(彼は52、私は40ポンドです。)

テニス肘の原因となる打ち方は先日、ご解説いただきましたが、こうしたことは少なからずテニス肘の防止となるのでしょうか?またお暇な時にでもご解説よろしくお願いしたします。

PS.ヨネックスから発売の新製品 S-FiT-α このラケットも、また涼しげないい色ですね。重さが300g以上ならサブラケットとして持ちたいと思いました。

投稿者 いわし頭 2011/06/05 00:45




私の考えです。

スマイル このお話を語る上で、まず考えたことはカテゴリーです。

これは用具のはなしか? 傷害の話か? 年寄りの独り言か?

最初の候補は、『年寄りの独り言』 カテゴリーだったのですが
いわし頭さんも絡んでいましたので、二人言となってしまい却下。

一応、『用具のはなし』 カテゴリーに入れることにしました。


さて、振動止めがテニスエルボーに関係するか?

関係はすると思います。

ただし、傷めていない人が、振動でテニスエルボーになっちゃうかといえば
もちろんゼロではないが、少ないと思います。

むしろ関係するのは傷めた後
振動が痛めたひじをくすぐるのです。 あれー?

ですから、私は、テニスエルボーの人は振動止めをするべきだと思います。  ナイス!

ストリングスをゆるく張ってあっても振動は来ますよ。

張りの強さはコントロールや飛びを中心に考えるべきで
振動で考えなくてもいいなら
それはそれで、いい事ではないでしょうか。


それと、テンションによっては、ストリングの振動とフレームの振動が共振して
とても大きなビビリを生じることもあります。
そのときは特に必要でしょうね。



さて傷めていない人の場合ですが

単に、好きか嫌いか、それだけのことだと思います。  悪だくみ

そして、振動止めが嫌いな人は、とっても少数派です。  うるせー

振動止めをいつもしている人は、
したままで、ボールの掴まえた感やタッチの感触を味わっているようです。

もしかしたら、われわれ振動止め使わない派よりも
鋭敏な感覚を持っているのかもしれません。     ビミョー


まあ、いまどきの若いもんは
「塩分控えめの、薄味好み」 なのでしょう。

「塩味が効いてないと、食った気がしない」 と
ちゃぶ台をひっくり返しても、嫌われるだけですから  冷や汗

  (やっぱり、『年寄りの独り言』 カテゴリーのほうが ・・・ )


私もオクサンの手料理に塩を追加しすぎ、あきれられていますが
まあここはグット我慢のところです。

「まったく、近頃の若いもんは、振動止めなんて軟弱なもんを使いおって  ブツブツ ・・・ 」 不満

なんて、私は言いませんよ。

ただ、私は振動止めが好きじゃないだけです。  ナイス!



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:58 | コメント(4)| トラックバック(0)

私のラケット

先日、『いわし頭』 さんからコメントをいただきました。
その前の、『光太朗』 さんのラケット選びについてです。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 光太朗さま
コーチ以外にコメントするのはご法度かもしれません。
(その場合は削除してください。)
最近、Vコア98Dを使っています。少し光太朗さんには重いかもしれませんが、非常に打球感よく、スピンがかかりやすく、何より目立つカラーリングなので気に入ってます。是非、試してみてください。(Vコア100Sヴォズニアッキモデルを使われる方も増えてきました。98Dよりは軽く更に飛びやすいようですよ!)

投稿者 いわし頭 2011/06/03 12:07




ここからは私の話です。

スマイル 私以外の人へのコメントでも
関連のことであればよしとしましょう。 

もし、話題が私の考えと離れていってしまうようであれば
そのときは、さりげなく規制させていただきます。


さて、実は私も4月後半からラケットを変えています。

ヨネックスのベクターコア98Dです。  ワハハ

つまり先ほどのコメントで熱烈にお勧めいただいた一品で、これが私の2本。

Vcore98D


フレームの重さは、305g
グリップは2
ストリングはヨネックスの、ポリツアーPRO125、を47ポンドで

前回まで、グリップサイズは3だったのですが
今回のこのシリーズでは少し太い感じがしたので、2にしました。

振動止めは使いません。

特別なチューニングはしていないのですが
1つだけ
『ためにならないブログ』 で知った、Maltさんのまね。
グリップレザーを一度はずし、強く引っ張って巻きなおしました。
これは、ふかふかのクッショングリップが後でつぶれてくるのがいやなので。
ふかふかが、少しだけですが、しまった感じになりました。
その上に、ヨネックスのウェットタイプソフトグリップを巻いてあります。

一番安いやつ、しかも一番汚れのばれない黒色です。 びっくり

ここだけの話ですが、『ためにならないブログ』、時々、ためになります。

Maltさん、ブログの趣旨を変えてしまってすいません。  失礼しました


さてラケットの感想ですが

私の選ぶ基準の1番、色がきれいはバッチリOKです。
その上に派手な黄色のストリングスに真っ赤なステンシル。 ワハハ

次の基準、フォアハンドは、きっちり思ったとおりのコントロールです。
スピードも思ったとおりに出ますし
軽く打ったのに、スピードが出ちゃったということもありません。

今までの、RDS-002ツアーやRD-Ti80に比べると
打球感はマイルドな感じがしますが
フレームの断面が丸いのでそのせいでしょうか
打球時の衝撃が無く、時代の進歩を感じます。  ナイス!

それと、フレームの厚さが24mmとやや厚いため
構造的に剛性が高く、しならない
方向性がとても良くなっているように感じます。

これにはシャフトのところに

「シャフトの内側に溝を設けた新形状が剛性を高め
 ねじれを抑えることで従来品に比べ面安定性が20%※上がりました」

と、ヨネックスHPの新製品紹介欄に書いてあることのご利益かもしれません。


ボレーも思ったとおりのコントロールで
きちっとボールを捕まえた感触があります。

最初にスペックを見たときは
バランスポイントが315mm、ややトップヘビーなので
ボレーが打ちにくいかも、と思っていました。
そうなったら、スロート部分にリードテープを張るつもりでいましたが
結局、ノーマルなままでOKでした。    ナイス!


さて、光太朗さんのラケットとしてですが
たぶん、重すぎるでしょうね。
今使っているのが、245gとのことで、60gの増加です。

まあ、おばあちゃんの形見、「鉄器時代のラケットで」 素振りしているとの事  筋肉
なんともないかもしれません。
  
ここまで話題にしたのですから、話の種に一度は使ってもらいたいとは思います。

でもプレースタイルからいうと
ヴェクターコア100S、ウォズニアッキモデルのほうが
こちらだと、55gアップですが、よさそうな気がしますね。  ナイス!



それと、私のもう一つのお勧めはこれ。  叫び

今月、ヨネックスから発売の新製品。

伊達さんの、S-FiT-α
  パンチ

S-FiTα


先日、うちのスクールのある、下川井テニスクラブ
会員さんとプレーするのに使ってみました。

私の使ったのは、面が大きめ112平方インチの方。
ボレーが打ちやすく、ストロークのコントロールもなかなかでした。
とにかく軽くてよく飛びます。  ナイス!

重さは
112平方インチが265g
105平方インチが275gです。

問題はこれだけ、「派手さが足りない」  悪だくみ

まあこれは一般的な欠点ではないのですが。  ワハハ


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:19 | コメント(2)| トラックバック(0)

ラケット探し

『光太朗』 さんからラケットについて、質問をいただきました。

以下がそのコメントの質問部分です。


マイク ・・・ 前半略 ・・・

さて、今回はラケット選びについてお伺いします。
毎度すみません。

現状は軽めの245gで面の大きめなラケットを使っています。
友人が選んでくれたのですがネットプレイが好きな私に合わせての
チョイスだと思います。

ガットが切れたときの為に予備ラケットを購入しようと思うのですが
なんせまだまだ未熟なもので
このまま同じタイプのラケットで通すべきなのか
それともいろんなタイプのラケットを使ってみた方が良いのか
悩んでいます。
そんなにお金持ちでもありませんし。

なにかピントがぼけた様な質問で申し訳ございません。
初心者のラケット選びと言った感じでご回答いただければ幸いです。

お手すきな時にでもお願い致します。

投稿者 光太朗 2011/05/31 00:00





私の答えです。

スマイル 予備のラケットを、というお話ですが
新しい、メインのラケットを考えたほうが楽しいし、前向きです。

いままでのは、いざというときの予備にする。
まあ、たいていの人はそうしていると思います。 

ところでここだけの話、245gはちょっと軽すぎではないでしょうか。 悪だくみ

超軽量ラケットは、ボールに負けないために
グリップ側が軽いのが多いのです。
トップを軽くするのには限度があるからです。

あまりに軽すぎると、障害の原因になる事もあります。 怖~い

特別な好みがないのであれば、270gくらいはあっていいのではないでしょうか。

それに、手前の軽いラケットはボレーが打ちにくいことが多いのです。


さて、まだそんなにストリングを切ることも多くないでしょうし
同じのが2本そろわなくてもいいでしょう。

次は、たぶん今とは違うラケットだと思います。


さて、どうやって探すか?

こればっかりは、使ってみるしかありません。

友達のを借りまくりましょう。

そしてショップでいろいろ見る。
貸してくれるところもあります。
うちのクラブやスクールにもヨネックスの試打用のがたくさんありますよ。 ナイス!


そして、決断の基準。

見た目がいい事。
自分の好みに合っていなくてはなりません。
使いやすいからデザインは我慢だと妥協すると、じきに飽きます。 あれー?

まず、ラケットは見た目です。


次は基準にするショット。

私ならフォアハンドです。
他のショットはすべて無視。
フォアの打ちやすい、思ったところに打てるラケットで決まりです。

あなたのこだわりのショットでピンと来るラケット。 ピース


そのラケットが好きになり、友達にならないとだめです。
いったん友達になると
次は、その友達に自分を合わせて、技術を磨いていくのです。  ナイス!



ところで、今日の話は一般論ではなく、完全に私の好み論で筆の向くまま。  失礼しました

疑ってかかったほうが ・・・・


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 22:13 | コメント(3)| トラックバック(0)

ストリングの硬さ

『ぼの』 さんからストリングのテンションについて質問をいただいていました。

以下がそのコメントの後半、質問部分です。


マイク ・・・前半省略・・・

今回も初心者レベルの質問なのですが、自分に合うガットのテンションはどのように調べれば(感じれば)良いのでしょうか?
そんなことは自分の感覚で決めろと言われそうですが、初心者の私はプレイする日によってコンディションはバラバラで、その日によって硬く感じたり調度良い(?)と感じたりしています。ちなみに今のテンションはラケットのカタログに記載されている最低で張り上げてもらっていますが、それでも柔らかく感じることはありません(鈍感なだけかも:汗)。一発で適正を求めるのは難しいかと思いますが、何か方法はありませんでしょうか?例えばグッと柔らかく張ってから徐々に硬くするとかです。年2~3回程度しか張り替えませんのですが、1年間かけても自分に合うテンションを見つけられればと思っております。
打点を安定させるように腕を磨くのが先とも言われそうですが、よろしくお願いいたします。

投稿者 ぼの 2011/05/23 10:35






私の答えです。

スマイル 「ラケットのカタログに記載されている最低で張り上げてもらっていますが、それでも柔らかく感じることはありません」

という事でしたら、もっとゆるくしてみたらどうですか。


メーカーの指定する適正テンションというのは
この範囲を超えたら、フレームが折れても保証しませんよ、という事で
この範囲外のテンションで張っている人はたくさんいます。

私もです。


テンションについては
ストリングを張るショップやストリンガーの話を聞いたほうがいいと思います。 ナイス!

といいますのは、お店や、使う張り機や、張る手順などにより
同じテンション、たとえば50ポンドといってもずいぶん違うからです。

50ポンドというのはうちのスクールやクラブではやや固めですが
大抵のショップでは普通かややゆるめではないでしょうか。

うちの張り方は少し硬めに上がるようです。


ただ、うちの中で、張るスタッフによって硬さが変わっては困りますので
お客様から特別の注文がない限り
ストリングの通す順番や、1本張るたびにやる手順など
すべて、統一しています。

ですから、東戸塚のスクールで張っても印西のクラブで張っても
同じ仕上がりになっているはずです。  ピース


さて、われわれがテニスをする場合
ボールやラケットに合わせて打っています。

たとえば、雨に濡れて膨らんだボールを打つとき
普段より無意識に力が入っているものです。

ストリングも同じで
ゆるく張ってあればグリップを握る力も緩みますし
硬めに張ってあれば、自然に力が入っているものです。 

つまり、自分にあったテンションを選ぶべきなのですが
プレーしている時は
そのストリングのテンションにプレーを自然に合わせているものなのです。 びっくり


もし、『ぼの』 さんが、本当におっしゃるとおりの初心者で
ストリングのテンションを感じ取れないのであれば
あまり変わったものを使わない方がいいと思います。  ナイス!

まずは、標準的な用具を使って、自分をそれに合わせるのです。
「打点を安定させるように腕を磨くのが先」 
というのはある意味、たしかにその通りです。


つまり、最初に書いたとおり
ショップの方に相談し
今よりやや緩めのテンションにして
しばらく使ってみてはどうでしょう。

そして、感触が分かってきたら
たとえば飛びすぎてコントロールがしにくければ、硬くするとか
飛ばないならゆるくするとか
少しずつ変えていくようにしたらどうでしょうか。 ナイス!



ここまで書いてきてなんですが

最適なテンションの決め方のうまい手というのは?

他の人のを借りることも含めて、色々やってみるしかないと思います。  叫び


アッ、他の人のを借りるのはいい手ですね。  ナイス!


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 18:26 | コメント(4)| トラックバック(0)

YY VCOREや緑ガットや

明日からデビスカップ、フィリピン戦が始まる。
アジア/オセアニアゾーングループ1・1回戦
ということで、日本の代表は
添田、伊藤のシングルス、鈴木、近藤のダブルスだ。

フィリピンは暑いので疲れがたまる。
単複の分業は上手い手だ。


デ杯といえば、砂入り人工芝のコートが非公認なのはご存知だろうと思う。

現地、フィリピンのコートはクレー
といっても、材質は貝殻、通称 『シェルコート』  びっくり

超スローコートとして知られ?
若い人は知らないか。

昭和の中ごろは、現地の暑さもあって
日本のプレーヤーを砂地獄に引きずりこんできたコートなのだ。  怖~い

日本のプレーヤーのほうがランクは上なので
足をとられないようにがんばってほしい。


初戦は、伊藤竜馬 VS セシル・マミート

みんなで日本からも応援しよう。      叫び



さて、ラケットの話。

先日、ヨネックスから、VCOREシリーズ3本が発売になった。

ベクター・コア と読むのだそうで
ベクトルというくらいだから
方向性がとてもいいのが特徴、とのうたい文句だ。

それ以上に、まず色がいい。 ガハハ

試打してみるとどれも打ちやすく違和感が無い。  ナイス!
これはいけそうな雰囲気。


VCORE



3本とも、音も無くボールが飛んでいくというモデルではない。
そこは少し前に出た、EZONEのシリーズと違うところ。
逆にスウィートスポットがちゃんとあり
しっかり捉えた感じがある。
そして飛び出していく。

絶対的な飛びのよさなら、EZONEだが
こちらはコントロール性の良さが売り。
その分、思い切って、いいボールが打てる。  ナイス!

自分から打っていくプレーヤーに向いている。



中でも特に飛びがいいのは、一番右、VCORE 100S
C・ウォズニアッキの使用モデルだ。

飛びがいいのはフレームの厚さが24mmと
他の2本より2mm厚いからだろう。

中くらいの硬さのモデルといったらいいのだろうか
大き目のスウィートスポットでストローク、ボレー
オールラウンドに使える。

100平方インチ、300g、バランスポイントは320mmと
軽い分、3本の中では少しトップヘビー。

軽いと言ったが、300g、女性には重めの部類。
しかしストロークにも比重を置く本格派の女性にはぴったり。 ピース

逆に、ボレーもかなり重視する
そして飛びの部分ではちょっと楽をしたい本格派男性にもよさそう。 ピース



次に、98D、と95D

こちらはフレームの厚さが、22mmと薄ラケになっている。
しかし、薄いというのは100に対してで
私の使っている、RDTi80 の20mmに比べると厚めなのだ。

したがって、私のラケットが、カツーンと来るのに対し
ほぼ同じ硬さのはずの、98D、と95Dは
材質のやわらかさを感じ、少しマイルドな打球感。  ピース
しかし剛性感はがしっかり感に通じて、結構いい感じだ。
面はしっかりしているが、硬さを感じない。

他社で言えば、バボラの丸い打球感に似た感じなのだ。


面の大きさは名前のとおり。

98Dが、305g、バランスポイントが315mm

95Dが、320g、バランスポイントが310mm


98のほうがグリップ側にほんのちょっと面が大きい分
ほんのちょっと楽ができる?
このこと以外は重さの違いが一番だと思う。

95のほうが重い分、面もしっかりしている。

98は100では物足りないハードヒットお姉さんに
また、普通の? 本格派男性に。

明日からデ杯の、日本のエース、添田豪選手はこの98なのだ。

普通の? 本格派男性かな?


一方、200kmのサーブを打ち返す凄腕の本格派男性には
95の320gはなかなかいい。

まあ、200kmは冗談にしても
速いサーブに対して、リターンを振りぬいてもバタバタしない。  ナイス!
その安定感はとても気持ちがいい。 

95はヒューイットの使用モデルなのだ。


この2本、重さで選んでも間違いはないような気がする。


330gのカターイ、RDTi80の打球感と戦っている私としても
95Dのマイルドな硬さ
以前の、310gラケットとの中間の320gに
ちょっと心がぐらついているところなのだ。   冷や汗





さてついでにというと何だが、ストリングスも新作が

ポリツアー HS125 だ。

HS125


ウォズニアッキが先ほどの、100Sに張って使っている
グリーンのポリエステル・ストリングスだ。

この写真のラケットは実は95D。

試打用のラケットのナイロン・ストリングが切れたので
田村コーチをそそのかして張った物。

95Dにはポリを張る人が多いだろうとの読み。

  (ホントは自分が試したかったのだがそれは秘密ですよ) 悪だくみ

東戸塚校の試打用のラケットはこれなので
ぜひ試してもらいたい。

もちろん印西校にも3本ともあるのでぜひ、コーチに声をかけてほしい。



そうそう、打球のインプレ。

今までのマイルドな、ポリツアー PRO125に比べ
ちょっと硬い感じ
引っかかるような感じでスピンがよくかかる。

よりスピンをかけたい人にはとってもオススメ。 ピース

値段は一緒、色はきれい。 


私はこれからどっちをとろうか悩んでいるところだ。 ワハハ



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:09 | コメント(1)| トラックバック(0)

DRKさんやラケットや

『DRK』 さんがあちらの世界から帰ってきたらしい。

『DRKのテニス四方山話』 でお馴染み、われわれテニス業界の仲間だ。

この365ネットのブログランキングでも、私とSF、QFを争っていた。

とにかく365日、ブログを確実に更新し続けていた彼のブログがぴたっと止まって1ヶ月半。
突然の「くも膜下出血」で、ずうっと集中治療室だったようだ。


時々、彼のボスや 『ためブロ』 さんから近況を聞いていたので
まもなく、地球へ帰還するだろうとは思っていたのだが
今日、彼のブログが更新されていて、本当にホッとした。

これから、彼のブログが神がかってくるのか    あれー?
はたまた、プレーで地獄のショットを見せるのか?  うるせー

あちらの世界がどちら側だったのか?
によって、違うとは思うが、とにかく面白くなる事は間違いない。


まあとにかくめでたい、めでたい、『DRK』 さん良かったね。 祝

彼の斬新なヘアースタイルの写真も出ているので
『DRKのテニス四方山話』 ぜひ覗いてみて欲しい。 ワハハ





さて、話は変わってラケットの話。
私のラケットについて、『うそほんと』 さんから質問をいただいた。

以下がそのコメントの全文。


マイク 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
早速質問お願い致します。

年末にラケットをRDTi-80のSLに変えた記事がありましたが、その後、使い心地はどうでしょうか?
私は現在RDS002TOURのULを使っています。(何も考えずUL)
良いラケットと思いますが、松原コーチの記事を見てRDTi-80またはSLに興味が湧いています。
よろしくお願い致します。

投稿者 うそほんと 2011/01/14 14:26




私の答えです。

スマイル 今年もよろしくお願いします。

『うそほんと』 さんは半月前の私と全く同じラケットを使っているんですね。
あの、オレンジ色のRDS002TOURのUL、私も大変に気に入って使っていたラケットです。

今回、RDTi-80のSLに変えて
色合いは少し地味になりましたが
ストリングが黄色で派手ですので、むしろマッチしているかなと思います。

RDTi-80


さて肝心な使い心地ですが
ちょっと、戸惑っています。

335gだったのを355gへ20gも重くなりましたので
とっさに腕だけで振るときに重さを感じています。

  (腕力も鍛えなきゃいけません)


ただ、自分では、会心でもないと思ったフォアハンドが
意外にボレーしにくいといわれたりして、これも逆に戸惑ったり。 冷や汗

まあ、フォアハンドについては慣れてくればOK
明らかにリターンでのバタバタ感もなくなりました。


バックについてはびっくりです。
私は片手打ちですが、トップスピンがとても打ちやすくなりました。 パンチ

これは、重さが、フォアに比べ明らかに腕力が足りない部分を補ってくれているようです。

クルム伊達公子さんのラケットは370gだそうですが
握力の少ないはずの女性がライジングを打つのに必要な重さ
というのが分かるような気がします。


実は一番戸惑っているのはボレー。

普通にスライスボレーを打つときはまるで同じなのですが
相手ネットマンのポーチをぶつけられる時に
今までよりもエラーが多くなったような気がしています。 うるせー

相手ボレーをブロックするわけですが
今までは適当に打ち負けて、相手コートに入ってしまい
「すいません」 と相手に言っていたのに
新しいラケットはボールに負けず、ちょっとだけアウトしてしまう。
「すいません」 とパートナーに言っているシーンが多くなったような気がするのです。

これはそのうちに慣れてくれば解決すると思います。


最後にサーブです。

昔、昔、肩を痛めたことがあるので心配していたのです。
ところが、重さがいいリズムを要求するせいか
むしろ、スムーズに振れるようです。


まあ、まだ完璧に信頼関係を作るまでは来ていませんが
おおむね、いい傾向にあるようです。

もう半月もすれば大丈夫だと思います。 ピース


重めのラケット、いいようですよ。  ナイス!


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:38 | コメント(3)| トラックバック(0)

新ラケットや飛天や

今週からラケットを変えた。

これがこれからの相棒

『ヨネックス RDTi-80』

RDTi-80


実は新製品でもなんでもなく
今まで使っていた、『RDS 002 TOUR』 よりも昔からある定番ラケット。

ヨネックスの契約プロでも、守屋、松井両プロやタイのスリチャパンも使っていた。

この2本を比べると、RDTi-80のほうがほんの少し固め、しっかり感がある感じだ。
いきなり変えてもほとんどそのまま使える程度の差。

一番の違いはこれ。

SL-3


重さが、SL規格になった
この10年以上、UL(ウルトラライト)という重さを使ってきた。
これはフレーム重量が、300から319グラムを示している。
実際は310グラムと思って間違いない。

SL(スーパーライト)はこの上、320から339グラムが範囲なのだ。
実際は330グラム。

以前はストリング、ソフトグリップを付けて、335グラム
今回のは、355グラムになる。

グリップの太さは以前と同じ、3だ。
ただ今回のは、レザーグリップなのでふかふか感が無くなり
よりダイレクト間が増している。
とっさのグリップチェンジでずれることが少なくなると期待している。 ナイス!


そうそう、何で変えたのかという話だが。
先日、勝間田コーチのラケットを借りる機会があって
その打ち心地にほろっと来たのが直接の動機。

今までは軽いこともあって、早いサーブをリターンすると
ばたばたとラケットヘッドが波打つのを感じていた。  冷や汗
勝間田ラケットはこれが無く、びしっと決まるのだ。
早速、同じ種類のラケット、同じ重さに変えたという話。

もしかしたら、彼の張ったストリングスのおかげだったのかもしれないが
非常にはじきもよく、コントロール感もばっちりだった。
重さも予想外で、まったく困らなかった。

実は勝間田コーチはストリンガーでもあり
ストリングについてはちょっと(かなり)うるさい。 うるせー

ブログも私より先輩で、もうかなり続いていると思う。
よっぽど暇な人は『カッチャンのブログ』を覗いてください。

まあ、大体は役に立たないブログだと思うが、たまあには・・・




さて、昨日のこと
うちのアイドル猫 『ミュータン』 がこんなカッコで寝ていたので1枚。

飛天の舞猫


カメラを向けたら、姿勢を変えないで目だけ開けた。
注目されたので、逃げ出す算段をしているらしい。  冷や汗
そうゆうやつなのだ。
手足が逆を向き、すぐに飛天を想像した。
飛天とは仏教画などで極楽の空を飛んでいる人で、天人や天女ともいうあれ。

これは棟方志功の絵、『両妃飛天図』

志功の絵


体操競技の、『後ろ回り2回転、1回半捻り』 みたいな感じなのだ。

なんかイメージあるでしょう。 びっくり

この後、触ろうとしたら、もう半捻りしてすばやく逃げ出した。 ナイス!





用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

ストリングの張り方

『ocian-side』 さんからの質問です。

以下がそのコメント、全文です。


マイク こんにちは。
毎日楽しく読ませてもらっています。
質問ですが,ストリングのメインとクロスのテンションを変えるのと,
変えないのではどういう長所・短所があるのでしょうか?
雑誌などでは,メインとクロスのテンションを変えることで,
フェイスの変形を防ぐなどとあります。

また松原コーチが「プロが一番の基本…」と言われていますが,
やはりプロもメインとクロスのテンションを変えています。

最終的には個人の感覚に頼ることになると思いますが,
一般論として教えていただけたら…と思いますので,
よろしくお願いします。

投稿者 ocian-side 2010/11/12 07:00






私の答えです。

スマイル 私の考えの結論を先に言っちゃいますと

メインとクロスのテンションは同じでいいと思います。


ラケットはストリングを張らないときの形で

最高の性能が出るように設計してあるそうです。

ですから、張り上がったときに同じ形になるようにするのが本来の考え方だと思います。  ナイス!


そのために、メインとクロスのテンションを同じにするのです。


ただ、張り機のラケットへの支え方や張る順番などにより

作業中にフレームが変形します。


その変形を完成時にキャンセルできるように

テンションや張る場所の順番で調整するのです。


そうゆう意味でテンションを変えるというのは当然ありうることです。  ナイス!



というのが原則論です。  うるせー



うちのスクールでも、どのスタッフが担当しても

同じ仕上がりになるよう

GOSENの張り方をベースに

固定の仕方、通す順番、1本引っ張った後の処理法、等々

すべてうちの標準で統一してあります。

もちろんお客さんの注文があればそれに合わせます。


この標準の張り方がショップによって違っているので

同じ、50ポンドで張ってもいろいろになるのです。

ひどいショップですと担当者毎、大安と仏滅でも違ってきます。  うるせー

私の個人的な好みでいいますと、友引に張るといいようです。



さて、テンションを変える件ですが

私も色々とやってみた事があります。

要らないと思われる糸を抜いたこともあります。


結論を言うと

テンションを変えたご利益を感じたことはありません。  不満


より飛ぶようにしようとか思ってやるのですが

大抵、鈍くなって、使いにくい

結局諦めるという事の繰り返し

もちろんフレームを変形させてしまったこともあります。



以上の考えは私のテニス、プレーに対しての考えです。

ラケットの性能やフィールに対する要求は人それぞれですので

最後は、やってみないと分からない、ということだと思います。


やってみるのは間違いなく面白いです。


プロの張り方、特に男子ですが

彼らはラケットが飛ばないで困るという事はありません。

スピンがかからないで困るという事もない人種です。


ですから、当たった感蝕やボールの捕まえた感、その他・・・

自分のフィールに合うものを使っていると思います。

全員が同じ傾向にあれば

それを持って、基本はプロにあるのだといいたいところですが

実際は千差万別、基本を考える分野ではないと思います。 不満



最近はハイブリッドといって

メインとクロスで違う種類のストリングをセットにしたモノもあります。


これについてはいずれまた。   にっこり



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 16:40 | コメント(2)| トラックバック(0)

ストリングについて

『華衣』 さんと、『ノブ』 さんからストリングやラケットの重さについて

質問をいただきました。

以下がその二つのコメントです。


マイク 松原コーチこんにちは。

硬式テニスのストリングについて質問です。
2週間程前にストリングをB社のHurricane Feel(ポリエステル)に変えてからプレー後に肘が痛みます。
ナイロンのストリングに変えたほうが良いでしょうか?
変えたほうが良いのでしたら、おすすめのストリングも教えていただけませんか?
よろしくお願いします。

投稿者 華衣 2010/10/26 23:20



マイク 最近はプロでも軽めのラケットを使っているそうです(ナダルも350gぐらいだと聞きました)。それでいて一般プレイヤーが重いラケットを振る利点はあると思いますか?プロはラケットが軽くても筋力でボールを押さえている(よく軽いと打ち負けると言われるので)とかでしょうか?
後テンションについてですがこれもナダルの例ですが55ポンドだそうです。なのに一般プレイヤーが同じようなテンションで張るのはどう考えますか?あるサイトでは張るのが下手(緩い)だからテンションが高くなっていくと書いてありました。
ぜひ松原コーチの意見を聞いてみたいのでお願いします


投稿者 ノブ 2010/10/24 10:06




私の意見です。

スマイル いつもはプロはこうしています、という答えですが

今日のはまるで私の私見です。


ナダルの350gですが300g前後が普通の一般プレーヤーよりずいぶん重くないですか?

それでも昔のプロに比べればかなり軽いのかもしれませんね。

うちの若手コーチもこのくらいかもう少し軽いくらいだと思います。


ラケットの重量配分がいいこと

材質や構造が進歩していることにより

このくらいの重さで充分なのでしょう。


もちろんナダルの場合は自分から振り切っていくので

軽めのラケットでも充分なのでしょう。

プロはナダルに限らずみんな振り切っていますから

男子プロは全員その傾向と考えてもいいと思います。


以外に腕力の少ない女子プロのほうが重めを使っていることもあります。


もし振り切らないで当てて返すとすれば

軽いラケットだとボールの重さに負けちゃいますね。

ちょっとでもセンターをはずすと腕にずしりと来ます。  うるせー


ただどれくらいのボールが飛んでくるかは相手によって違います。

アマチュアの場合はそんなにすごいボールが来るわけではないので

もっと軽くてもいいのでしょう。 

それでも、270gくらいはないとボールが飛んでいきにくいのではないでしょうか。  ナイス!


ちょっと前に超軽量ラケットがはやりましたが

ラケット面の付近にはそれなりの重さが必要なため

すごくトップヘビーで、かえって操作しずらいものでした。


自分のパワーで使いこなせる範囲ということになりますが

少し重めのほうが安全です。  

私は330gくらいです。

最近若手のコーチやジュニアと打つと

もう20gくらいあったほうがいいかなと思うこともあります。

そしたら、350g、ナダルとお友達です。  悪だくみ


ストリングスですが、プロはポリが多いと思います。

先ほどお話したようにほとんどのプロが振り切るテニスで

われわれの常識から見たらものすごいスピードで

ボールをひっぱたいています。


その中でもナダルのスウィングスピードはものすごい。

55ポンドというのは驚異的に緩めといっていいと思います。

一般プレーヤーでも、力持ちの人は使える範囲だと思います。

このテンションでボールを捕まえた感じのある人には

問題の無い硬さだと思います。  (私は44ポンドですが)


ポリは伸縮性が非常に小さいので

相当ひっぱたかないと、ボールが食いつきません。

ですから、当てて返す人には衝撃のみが残るかもしれません。


フルスウィング派のお兄ちゃんたち以外にはお勧めしません。

ナイロンで1ヶ月ももつ人は使わないほうがいいと思います。

肘を痛めた『華衣』 さんは元のストリングにいったん戻したらどうでしょう。

その上でストリングス探求の旅に出る。


私は用具についてはかなり無頓着なので

ヨネックス以外の製品はよく知りません。  あれー?


ヨネックスなら

新ナチュラル感覚のホールド感をうたう

エアロンスーパー850クロス
AERON SUPER 850 CROSS   ATG850X



よく飛ぶし、ボールを捕まえた感じがとても心地よいです。

ちょっと値段が高い以外、欠点はありません。


縁がありましたら一度使ってみてください。 ナイス!


ただ、私はスピンの多い人、しかも貧乏なのでこれは使えません。 冷や汗



ラケットやストリングはいろいろ試して

標準からあまり外れない範囲で

自分のプレーや感覚、体力にあったものを探すしかないようですね。  ナイス!



そうそう、『華衣』 さん

私はこうやってテニスエルボーを克服しました。

腕立て、曲げたところ

2009年8月7日のブログです


覗いてみてください。  ワハハ


用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 21:02 | コメント(2)| トラックバック(0)

ラケットの重さとテンション

『yasumaro』 さんからラケットに関する質問をいただきました。

以下がそのコメント全文です。


マイク いつもためになる教えの数々、ありがとうございます。大変参考になります。今回は、ラケットの重さとテンションについて松原コーチのお考えをお伺いしたく思います。最近まで強い張り(55ポンド以上)は上級者の「あかし」みたいな思い(込み)でプレーしてきましたが、ふと50、47ポンドと緩めにしてみたところ、案外いい感じで打てることに気付きました。そんなもの知らずのイメージでは、重いラケットに強めの張りはしっかり振れる上級者用、軽いラケットにゆるめはあまり振らなくてもボールがよく飛ぶので初級者?用といったことなのですが、松原コーチはこれらの点についてたとえばたくさんの人が思い違いしているなあとか、こういう点には気をつけたほうがいいとかなどございますでしょうか?ちなみに「重いラケットにゆるいテンション」とか「軽いラケットに強い張り」という組み合わせはどうなんだろう?と以前から気になっていたりもします。ちょっと愚問すぎるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 yasumaro 2010/10/20 23:53




私の答えです。

スマイル ラケットやストリングはまるっきり個人的なもので

どんなものを使っても、その人が打ちやすいものであればいいのです。

ですから、どんな組み合わせもありです。  ナイス!



まずは私の個人的な好みの話をします。



私が学生のころはストリング込みで、400g以上のラケットを使っていました。  ワハハ

重さの表示はヘビー。

プロのコーチになったときにフォアをトップスピンに変えるため

張りあがり、390gくらいのウッドラケットに

70ポンドで太いストリングを張っていました。  うるせー


現在はこれが私の武器です。  ピース

松原コーチのラケット


ヨネックス RDS 002 TOUR

重さはUL  グリップは3

ウェットタイプのグリップテープを巻き

振動止めは付けません。


ストリングはヨネックス ポリツアープロ125

テンションは44ポンドです。


張り上がり、フル装備で(グリップテープのみですが)

330gくらいです。

この機種でこれより軽いのはありません。


私はフォアハンドの打ちやすさのみでラケットを決めます。 びっくり

しっかりボールを捕まえられてコントロール感があること。

ラケットがぶれないこと。


このぶれないことに関しては

実はこのラケットの重さですと若者のハードヒットに対して

こちらも強く打ち返すと、少しだけ、ばたばたした感じがします。  冷や汗

でもそんなケースはめったにないので、SLに変える予定はありません。


ポリエステルのストリングは伸びにくいので

メインが横に曲がることがありません

いつもまっすぐです。


もちろん、トップスピンを強くかけたときは一時的にずれているはずですので

毎ショットごとにちゃんと戻っているのでしょう。

そのせいか、安定してトップスピンが打ち続けられるようです。  ピース

今はそれほど切れるわけではありませんが

このポリの使いやすさ、安定性が気に入っています。  ナイス!


さて、最近はストリングの張り方が丁寧になり

メインも1本づつ引っ張っています。 (昔は2本づつが多かった)

そのせいだけではないでしょうが

50ポンドというのは

昔は標準、今は固めのような気がします。  悪だくみ

いろいろなテンションで張ってみて、ご自分のお好みを探すしかありません。

あまり先入観でとらわれないほうがいいと思います。 ナイス!


ラケットの重さについては

ボールの重さが決まっている以上

極端に軽いのは問題が出るかもしれません。  うるせー

ラケットの重さがボールを飛ばしてはくれないのです。

少しでも振り遅れたり

スウィートスポットをはずしたりするともろに衝撃が来ます。  うるせー


ですから、「軽いラケットに強い張り」 というのは

ちょっと、怖い感じがします。  怖~い


フレームの重さは最低でも260g以上はあったほうがいいと思います。


「重いラケットにゆるい張り」の人はたくさんいますよ。  ナイス!




用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 20:11 | コメント(2)| トラックバック(0)

うまくなるには?

『bowl』 さんから質問を頂きました。

テニスがもっと上手くなるにはどうすれば?

どんなラケットがいいのか?

ということだと思います。


コメントは長かったのでコピーしませんでした。

読みたい方はこちらへ




私の答えです。


スマイル 上手くなるには幾つか方法がありますので列挙します。

1、いっぱい練習と試合をやる。 (スクールでもクラブでも、友達とでも)

2、私のブログを読んで、実行する。

3、うちのクラブに入会する。

4、うちのスクールに入学する。

5、よっぽど暇だったら、松原コーチのプライベートレッスンを受ける。 悪だくみ



細かいことを言えば


試合で使うために何が出来なくてはいけないのか? を考え

どのショットでも、目標と 『どこをどうするのか』 を

はっきり決めて練習するといいでしょう。  ナイス!


例えばフォアハンド

トップスピンをしっかり掛けて、狙えるようにする、とか

そのためにテイクバックをブログに書いてあったようにとか


バックハンドなら、ちゃんと返せるようにするなど。



まあとにかくいっぱいテニスすること。   叫び




次にラケットですが  ラケット赤

発展途上の方は普通のラケットを使うのがいいと思います。

特殊な重さや特殊なストリングスは必要ないと思います。

ストロークもボレーもやるわけですから標準的なバランスを取れたもの

打ったときに自分なりの、ボールを捕まえた感じのあるもの。


後は自分がラケットになれて

それにあわせたテニスをするようになります。 ナイス!


ある程度レベルが上がり

プレーにこだわりが出てくれば

そのプレーにあったラケット選びになると思います。



私はフォアハンドの打ちやすい、振りやすいラケットです。

ファアハンドだけを考えてラケットを選びます。 ナイス!


他のショットのことは、よほど打ちにくくなければ考えません。


私の使っているのはこれ (たぶん3回目のお目見え)

愛用のラケット

ヨネックスの 『RDS-002TOUR』  UL-3

ウェットタイプのグリップテープを巻き

振動止めは無し

ストリングはヨネックスの 『ポリ・ツアーPRO125』

45ポンドくらいで張っています。

重さはこの状態で、330gくらいでしょうか。


打球時の感触が伝わってこないとさびしいので

振動止めは使ったことがありません。


かなり硬いラケットで、フルスウィングする人向きだと思います。

プロでは マリオ・アンチッチ が使っています。



一般の方、成長途上の男性に対する私のお勧めは

ヨネックスでは、『RDインパクトスピード 500 RDIS500』

日本製 24,150    安いでしょう。

RDiS500

面の大きさは、100平方インチで

癖のない、とても使いやすいラケットです。


しかも他のラケット2本買うお金で、3本買えるのです。 うるせー


実は先日のヨネックスカップでおいでいただいた

『兼城悦子プロ』 も使っていました。

エッチャン

彼女はストロークもボレーも

まだまだ現役プロ並みのボールをびしびし打ち込んできます。

このラケットも、プロにも充分使える、質の高いラケットです。



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 21:06 | コメント(6)| トラックバック(0)

ジュニアのラケットは

『手に鈴木』 さんから次の質問を頂きました。

ジュニアのラケットの選び方についてです。

大変重要な問題です。


以下がそのコメント全文です。



マイク 前回は、ためになるアドバイスありがとうございました。

実は子供のラケット選びで悩んでいるのでアドバイスを頂けるでしょうか?

小学校5年生の女の子で、テニス暦3年半、ジュニア用のラケットでテニスをしていたのですが、コーチからトーナメントクラスに入ったし、そろそろ大人用の長さのラケットを使ったら?ということで、アエロプロ ドライブ(300g)を薦められました。確かに、ブンブン振っている子もいるのですが、もっと軽い方アエロプロドライブ チーム(280g)とかアエロプロ ライト(260g)のほうがあってるかなとも思うのですが。

本人にデモラケットを使わせると、コーチが進めているのも知っているので300gのラケットが使いやすいといいます。

子供のラケットの選び方のポイントはどこに注意すればいいでしょうか。

よろしければ、また教えていただけると助かります。
投稿者 手に鈴木 2010/06/05 02:53




私の考えです。

スマイル バボラのラケットについてはあまり商品知識がありませんので
一般論になってしまいますが、お許し下さい。

ジュニアのラケットは
その子が自由に振り回せる長さ、重さ、が一番優先されるべきことだと思います。  ナイス!

自分の運動能力の限界が出せることと
テクニックの向上のためです。

小学校5年生というと、神経系の発達する最終期だと思います。

この時期に全力疾走、フルスウィングからドロップショットまで
あらゆるテクニックにチャレンジするべきなのです。

そして14歳くらいまでにあらゆる技術をマスターしておくというのが
最近の(特にヨーロッパでの)ジュニア指導の考え方です。


ですからラケットは、その限界よりも少し短め、軽め、がいいと思います。
余裕がないと修正が効かないからです。
思ったより早いボールが来るとか
ちょっとイレギュラーバウンドなんてこともありますよね。


次に今日ご質問のラケットですが
20gづつ軽くなっているのですが
バランスポイントも10mmづつ先端よりになっています。

あまり振った感じは軽くならないかもしれませんね。
軽くなっているのはグリップ側なのです。

ラケットヘッドを軽くしすぎるとボールに負けるため
軽量ラケットを作るのにメーカーがよくやる手段です。
あまり極端にやるとバランスが悪くなり、ボレーが打ちにくくなったりします。

これは一般論で、試打した感想ではありませんので
その点は現物と相談してください。


次は硬さと面の大きさです。

一般的にはこの年代なら選手用より一般用の硬さ(やわらかい)
それと少し大きめのフレームが使いやすいと思います。

硬さについては、たぶん
女性向、ジュニア向き、と謳っているほうはそうなっていると思います。

大きさは、バボラは元々ちょっと大きいですよね。


とりあえず、思いつくまま書きなぐってしまいましたが
一番重要なのは振り回しやすいこと  ナイス!


それとなにより本人が気に入ること。 ピース

気に入っていると少しくらいは理屈じゃないこともあります。


ですから、結構、色も大切です。  びっくり



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:26 | コメント(7)| トラックバック(0)

古いボールを使うのもアリ

先日子供たちの教え方で質問にお答えした
『ぼの』 さんから、再度質問をいただきました。

大人の初心者が練習するのに
開封後しばらく経ち
プレッシャーの落ちたボールを使うといいのでは?

という内容です。


コメントは少し長かったので読む方はこちらを参照してください。



さて、『古いボールを使う』 のは

とてもうまい手だと思います。   ナイス!


確かに、プレッシャーが低いのでとびが抑えられ
エラーしにくくなります。

フェルトも少しへって軽くなったボールでもいいと思います。

軽いボールのほうが手に来る衝撃も少なくなります。

実は私もレッスン中にその工夫をしています。

一般のレッスンでは
上級クラスは試合をするときはなるべくニューボールに近いのをかごから選んで渡します。

一般の初級クラスの場合は少し古めの
でも、まだきれい目のやつを探して渡します。  悪だくみ

汚いのを渡すと
いかにもその方を大切にしていないような感じになるので要注意なんです。

リトル(小学生)の上級クラスの場合も同じような配慮をしています。

リトル(小学生)の中級クラスの場合は最初からロープレッシャーボールを使います。



ところで、揚げ足を取るようで恐縮ですが

コメント中、気になったところを指摘します。

「初心者がスイートスポットで確実に捉える事なんて無理ですよね?」

というところ。


導入でコーディネーションから入った場合や
比較的にコーディネーション能力の高い人は
かなり初期のうちから、「スイートスポットで確実に捉える」 と思います。 うるせー


そのためにコーディネーションから入るのです。 ナイス!


ただ問題はジャストミートしたときに、飛びすぎることです。

真ん中で打つことはコーディネーションでできるのですが。
正確な面を作ってコントロールすることが難しくなります。

それとラリーがどんどんスピードアップしてしまい
初級者の手には負えなくなってしまうのです。  あれー?


ぜひ、いろいろなボールをレベルに合わせ、使い分けてみてください。  ナイス!




用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 20:37 | コメント(1)| トラックバック(0)

YYのお勧めラケット

『ミッドナイトテニスボーイ』 先日のストリングスの話に続き

お勧めラケットのコメントがありました。


以下がそのコメント全文です。



マイク 早速に詳しいご回答をありがとうございます。
今度おすすめガットを2種類とも試してみたいと思います。

私のプレースタイルは、グリップは薄目で

フォアはフラット系(スピン系に改造中ですが、道けわし・・・)
バックは基本スライス、バッシングのみスピン
サーブは基本スライス、バックサイドで勝負どころでスピンでサービスダッシュです。

ラケットはHEADのリキッドメタル4(102in)7年目です。

ヨネックスでおすすめラケットがあれば、ご紹介頂けないでしょうか?
(20年前に名器R22を使用していました)
浮気心が出ています。

個人的な質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

投稿者 ミッドナイトテニスボーイ 2010/05/17 22:12





私の答えです。

スマイル ストリングス話の続きですが

フォアハンド、薄いグリップでフラットの人にはポリはむいていないと思います。

先日のご質問でハード系の人に合うのはということで

ご紹介しましたが

ミッドナイトテニスボーイさんに対し、ハード系、タッチ系というふうに考えたわけではありませんので

ご了承ください。

ポリは、スピンの多い、フルスウィング系の人にお勧めです。



さて、お勧めのラケットですが

今回は2本

1本目は、選手系、しっかり打つ方に向くラケット。

とはいっても、一般の方でその方角でテニスしている方という意味です。

ヨネックス RDis-500


RDis-500


このラケットにストリングは、ヨネックスのAERON SUPER 850が私のお勧め。

本格派だが硬すぎず、しっかりボールを捕まえる。 ナイス!

男性向きだが、スウィングスピードのある女性にもいける

すべてに使いやすいラケットです。

しかも安い。

2本か3本一緒に買うといいです。 叫び


ハード派にはポリを張ってもいいですよ。 ナイス!




もう一つのお勧めは、あの『クルム伊達公子さん』のモデル。

ヨネックス S-フィット 3

Sfit3


このラケットならストリングはヨネックスのエアロンスーパー850クロスタッチ

楽によく飛ぶし、コントロール感もある

ちょっと贅沢な感じの組み合わせです。    ナイス!

色もきれいで、女性には一番のお勧めですが

男性でもけっこういけると思います。

その場合、セレクトフィットシステムというのですが

ストリングの通し方をスピード側にすれば少しハードな設定になります。  びっくり



私自身なにを隠そう、色でラケットを選ぶタイプですので

こんど、少しハードなストリングで試してみようと思います。  うるせー



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 21:50 | コメント(1)| トラックバック(0)

ストリングスの話

『ミッドナイトテニスボーイ』 さんからストリングスについて質問をいただきました。

以下が、コメントの全文です。


マイク いつもお世話になっております。
午前中テニスで一汗かき、帰宅したところです。

ガットについて教えて頂きたいことが4点あります。
(市民大会C級レベル前提でお願いします)

1 ガットのロール買いについて
  ・ロール200m(20回分程度?)について、デメリットは?

2 おすすめガット
  ・あえて1本を選ぶなら(高額ナチュナルガットは除く)どの商品でしょうか?
  (タッチ重視、ハードヒット重視各1本ごと)

3 縦横のポンドの違いについて
  ・昔から52/52ポンドですが、縦横を変える利点は?

4 その他ガット全般でアドバイスがあればお願いします。

以上お手数ですが、よろしくお願い致します!
投稿者 ミッドナイトテニスボーイ 2010/05/16 11:51





私の答えです。


スマイル ストリングに関してはその方のプレースタイルの影響が強いと思います。

ハードヒッターなのか、やわらかいのか?

スピンが多いか、少ないか?

レベルではないと思いますので、市民大会C級レベルにあっているかどうかはわかりません。



1番の、200mのロールガットですが

メリットは安いことですよね。

それと無駄が出ない。 (私も12mの単張りだと、2m近く捨てます)


デメリットは20本張るまで、違うストリングと変えられないことですね。

テニスが変わると、ストリングの好みも変わるかもしれません。


大学生の男子だと、20本は1ヵ月分という人もいます。

切らない人だと、一生ものですよね。  (賞味期限が?、好みが?)


それとショップにより、ロールを個人用にキープしてくれるかどうか?

といった問題もありますよね。

もちろん自分で張る人は問題ありません。



2番のお勧めですが、私はヨネックスの回し者ですので (契約インストラクター)

タッチ派なら

エアロンスーパー850クロスタッチ
ATG850XT


ハード派なら、私の使っている

ポリツアープロ125
PTGP125

クロスタッチ  ポリツアー125プロ




3番の縦横の張る強さですが

基本的に考えるのは、張りあがりの形が、張ってないときと同じになること。  ナイス!

バランスよくということです。


実は、張り機と張り方によって変わってくるのです。

うちのスクールでは以前、手動式の張り機のときは

メイン(たて)に対し、クロス(よこ)を、5%落しで張っていました。

そうすると、変形なしで張れたのです。

電動式に変えたときに、張り方(糸を通す手順など)も新式に変えました。

それにより、メイン、クロスとも、同テンションで張るようになりました。

ゆるく張るなら少しくらい違っていてもいいと思いますが

あまり大きく変えると、変形するなどして、ラケットの性能が出ないかもしれません。 怖~い



私も若いころは、テンションのバランスを変えたり

余分に入れたり、途中を抜いたり

いろいろやってみましたが、結局うまくいった覚えがありません。  うるせー


4番の、その他ですが

52ポンドといっても、ショップにより、張り機により、張り方により

けっこう差が出ます。

うちのスクールでは、52ポンドは少し固めのテンションです。

普通、52ポンドといえば、たぶん標準か、少し緩めのテンションだと思います。

ですから、信頼できるお店を見つけて、何本も張ってみないと

自分に合うテンションが見つからないのが普通です。



なんか斬新なことを書こうと思いつつも

こう張れば、必ず、入るなんて道具はないもんです。

おもいっきり、ご自分の好みの世界ですね。  ナイス!
用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 16:48 | コメント(4)| トラックバック(0)

ラケット

川越のところにお二人からコメントをもらった。

AKKOさんからは   (抜粋です)

マイク ラケット・プレスという名の もの だったんですね~

あの台形の枠・・・・・


記憶によみがえってきたのは 赤いラインが3本入っているダンロップのラケット

マッケンローが使っていたのかなぁ~?

テニスをしていた先輩から 借りて 打ったけど ラケット重かった覚えがあります。

今思えば 何グラムだったんでしょう?   ・・・・・


スマイル この写真の話です。

ラケットプレス

真ん中のラケットについているのが『ラケット・プレス』 ですが

私はこの言い方、よく知りません。
ネットで調べていたら出てきました。

自分で使っているころは
単に、『プレス』 と言っていました。

そして、その右隣が、D社のマックスプライ・マッケンローです。

AKKOさんのおっしゃっているのがマックスプライ・フォートと言って

マッケンローがその前に使っていた赤い3本線のラケットだと思います。

私もそのフォートのほうを使ったことがあります。
私のはミディアムウェイト、ガットを張って400gくらいでした。
かなり硬いラケットでした。

値段はたしか、4800円だったと思います。


さて、もうお一人は 『肉屋のおやじ』 さんです。

本当に肉屋さんなんでしょうか
それならスライスはお手の物ですね。

コメントの内容は、私のラケットに対する考え方についての質問でした。

コメントをごらんになりたい方はこちらへ

AKKOさんのも同じところです


スマイル さて私のラケット選びの基準ですが

いたって単純、フォアハンドです。

フォアハンドをひっぱたいたときに
振りやすい
スイートスポットを感じる。  (一瞬、捕まえた、と感じます)
思った辺にボールが落ちる。

もうひとつの基準は美しいこと。

愛用のラケット

これがそのラケット、ヨネックスの『RDS002-TOUR』

というラケットです。

グリップは3、重さはUL
ストリングを張りウェットタイプのグリップテープを巻いて、335gです。


ヨネックスにはもうひとつ、『RD-Ti80』 というのがあって
打球感や使い勝手はどちらも甲乙つけがたいものがあります。

そこで次の基準、「私のラケットのほうがきれいなんです」

80のほうもいいラケットなのですが色が地味。
私には華やかさが足りません。


とにかく、私の場合はフォアハンド。

他のショットはバックもボレーもサーブも気にしません。

フォアで妥協したラケットで長持ちしたものはありません。

シングルスもダブルスもレッスンもすべてこれです。


実はうちのスタッフに私と正反対の基準の人がいます。

松原テニスクラブ印西にいる長迫支配人なのですが (ながさこ と読みます)

彼はラケットをボレーで選ぶそうです。

逆に他のショットはどうにでもなるそうです。


彼はボレーに関しては私よりかなりうまい人です。

フォアハンドは私のほうがうまい(と思っています)。


お互いにこだわりの部分では妥協したくないということのようです。

  (なぜか、写真を見ればわかるのですが彼も同じラケットなのですが・・・)


こんな、単純な考え方でいいんじゃないでしょうか。

自分のこだわりの部分を大事にする。

どうですか。 ナイス!





用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 16:19 | コメント(3)| トラックバック(0)