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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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回答ありがとうござい…
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完璧なフォアハンド

『56歳8ヶ月』 さんからコメントを頂いた。

私の動画をヨイショしていただいたので、さっそく掲載。

以下がそのコメントの全文です。


マイク超一流2人の後に見ても超カッコいいですね。

才能のない私は手首を固めるのに苦労しています。
速い球を打とうとする時以外は手首を使わずに打てるようになってきました。

投稿者 56歳8ヶ月 2013/08/30 21:50






スマイル 私の解説です。

しっかりお褒め頂いてありがとうございます。

いいフォームで打つことについて、ちょっと解説します。


いいフォームで打つためには
スウィングした先に、ボールが来る事が前提。

そこにボールが無ければ
一転して空振りか、フレームショットなのだ。

インパクトの位置をしっかり見極めて打てばいいようだが
それでは必ず振り遅れになってしまう。


だからインパクトまでボールを見るわけではない。

途中からは球筋、タイミングを想像して
その、想像したボールをヒットするのだ。

だから速いボールも想像できれば打てるはず。


ナダルのインパクト


スウィングも
手首を固定して打つためには
身体全体の位置が正確でなくては打てないのだ。

だから最後まで足を動かして
一瞬、足を決めたら、ビュウッとひっぱたくのだ。


ナダルの構え



さて完璧な位置取りと
美しく完璧なフォームを持っているとして

さらに、タイミングとボールの高さについてのコツを紹介する。


1つ目は、始動のタイミングを早めにすること。 ナイス!

いつも言っている、「ユウックリ」

早めに構えて、スウィングを始めれば、ゆっくりで間に合うし。

遅れそうなら、途中から少しはやめればいい。


2つ目は、打点を高めに想定する事。 ナイス!

高めに設定した打点が
イレギュラーバウンドなどで低くなったら
振り出すときに下げる量を増やせばいい。

そのために、スウィングスピードが上がってしまい
つなぐ予定のショットがウィナーになってしまうこともある。 うるせー
それはそれでしょうがない。

逆に低いつもりのバウンドが
思ったよりも高かったら
ちょっと修正が難しいし
威力が落ちてしまう事が多い。


ちょっと高目を想定するのがコツなのだ。


自分がハードヒットするときに手首を固定するのは?

上の写真を10秒間見つめ、しっかり力を入れて、練習でしょうか。 筋肉



まあ、そんなこんなで、打てる幅を広げていけばいいのだ。 ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォアハンドのそこが

『テニヌの玉子様』 からコメントをいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ、いつも参考にさせていただいています。

以前、ソデルリングのフォアハンドが松原コーチのフォアハンドと似ている、
とどこかで読みました。
youtubeで動画を見てたしかに似ていると思いました。
ですが、ガルシア=ロペスという選手のフォアハンドをみると、
ソデルリング以上にそっくりな気がしました。
いかがでしょうか。

投稿者 テニヌの玉子様 2013/08/30 00:47






私の解説です。 スマイル

私がフォアハンドで
特に引き方で気にしていることが

0、 そのまま腕を捻らずに引いて振ればインパクトが垂直になるように構える。


フォアの引き始め


1、 インパクトの手首の形のまま引いていく。
2、 腕を捻らないで引く。

そのための基本が振り子だということ。

基本的に男子のプロは99%そうですが
手首の形については
スピンが多めにかかるよう
面と平行な方向に動かすプロが多いのです。

この手首を動かさないプロが
先ほどの2人です。


手首についてはどちらも変わらないと思いますが

やや低目から振り子のように引くのが、ソデルリング

  これがユーチューブの動画です


やや高めから面を外に向けるように引く、ガルシア=ロペス でしょうか。

  これがユーチューブの動画です


そして松原コーチのは

  これがユーチューブの動画です


さてどうでしょう?



超一流のプロと比べていただき、恐悦至極です。 ワハハ


手首の固定は
固定するように指導しても
ナダルやジョコのように、才能のある人は勝手に必要量動かします。 悪だくみ

才能のない人は手首を動かすとコントロール不能に陥ります。 うるせー

だから固定するように教える。

コーチなので
そのための見本になるよう、松原さんはやっています。 


それと、フラット性に叩くには手首を固めたほうがいいです。


そうそう、リターンに強い、アガシも手首を固定しますよね。 ナイス!

フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 18:57 | コメント(1)| トラックバック(0)

スマッシュ前向きの追加

『祐天』 さんからスマッシュ記事への質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ、こんにちは。

スマッシュ3連続記事、全て何度も松原コーチが言われたことですからクラブレベルプレーヤーを見てのことと思います。
この前向きでのスマッシュが上手く出来ればネットプレーの幅が広がるだろうなと思いますがうまくいきません。
打点でコートに入る面が安定して出来ない(面が変化しすぎる?)、スイングが滑らかにフィニッシュまで出来ない(前足の支えが無い?)等々です。
この前向きスマッシュのコツ、間違えやすいことなどアドバイスよろしくお願いします。

投稿者 祐天 2013/08/23 17:46







スマイル 私の答えです。

先ずこの話の対象ですが
プロも含め一般プレーヤーも、ジュニアも全てです。

プロは易しく実用的だから、こうします。
アマチュアも真似すれば簡単、勝てるようになりますよという話です。

私の話はほとんど
プロはこうしていますということなので
一般の方のみ対象という話の方が少ないと思います



力が入るために、しかもコントロールもよくするために
プロはインパクトで前向きになります。

横向きになってはいけないという話ではありません。

横向きから前向きになって打てればさらに強力ですし
2、3歩下がるときも
横向きになったほうがすばやく後退できます。

もちろんプロはそうしています。


1歩だけのときは前向きのままの方が速いです。


「打点でコートに入る面が安定して出来ない(面が変化しすぎる?)、
スイングが滑らかにフィニッシュまで出来ない(前足の支えが無い?)。」

というのは
打点を前にして、前の足に体重移動しながら打たなければならないという
先入観が強すぎるのでは?

大体、実戦ではそんなことしてる暇はありません。

普通、ロブは後ろに上がりますし
力も内旋を使った方が強いし、で

打点を後ろにすれば面は安定し
こちらの方が深さの距離感がしっかりでます。
つまり安定して打てるということです。


フィニッシュはサンプラスのサーブのように
肘を高めに保ったままになります。

もちろん、面は安定します。


これがスピードもコントロールにも最高になりますし
肘にも優しい。

身体の左下まで振り切る、よくいろいろなコーチが説明する
滑らかなフィニッシュではないかもしれませんが
プロは昔からこうです。


マッキンレー


これは1950年代、チャック・マッキンレーの写真ですが
ケン・ローズウォールでもロッド・レーバーでもみんなそうです。

もちろん、ロジャー・フェデラーも。

足の話ですがジャンピングスマッシュはもちろん安定しますが
ジャンプしないのであっても
前足の支えが無いというのは誤解。

足は前後に開いて、上体を前に向ければいいので

足まで横開きには普通はしません。 悪だくみ



スマッシュはインパクトで上体前向きが基本で

一般アマチュアプレーヤーは
それを作るために
あまり横向きに構えすぎない方がいいですよ、というお話です。 ナイス!



スマッシュ | 投稿者 松原コーチ 16:38 | コメント(1)| トラックバック(0)

印西の女子ダブルス

月例の初級ダブルスが26日月曜日

松原テニスクラブ印西で行われた。

今回はぎりぎりでキャンセルが出たり
暑かったり
夏休みでお子さんが家に居たりなのだろうか

7ペアーとややさびしい数の参加だった。

その分たくさんやってもらおうと
とにかく総当り。

全員6試合おこなうスケジュール。



屋根があるのでとにかく直射日光は防げる。

ということで熱い女の戦いが繰り広げられた。


熱戦印西ペアー


熱戦準優勝ペアー



前半が終了したところで、全員集合。


全員集合



その後、気になる部分について30分ほど
長迫コーチに手伝ってもらい、私のレッスン。

今回のテーマはロブに対して
決められないときのつなぎ方。

決まらないのに、相手にぶつけるとお釣りが返ってくる。


そんな時は上に向かってハイボレー
ロブ気味に高く上げて、叩き返されないようにするのだ。


われわれがロブを球出ししてそれを返球する練習。


レッスン中



その後15分ほど休憩して後半戦へ


5勝1敗で2ペアーが並び

得失のゲーム差で

安藤さん、加藤さんのペアーが優勝 祝


熱戦優勝ペアー



瀬田さん、菅原さんのペアーが準優勝となった。


表彰ペアー





叫び さて、次回は9月30日、その後、10月28日、11月25日、12月16日

と、すべて月曜日で予定が決まっている。

受付けを開始したので、ぜひたくさんの皆さんに参加してほしい。

申し込みは、松原テニスクラブ印西まで

お電話でもOKなので、ぜひ。  ナイス!


イベント | 投稿者 松原コーチ 18:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

スウィングの方向へ向く

「以前にエルボー」 さんから、前向きについての質問です。

以下がそのコメントの全文です。


マイク スマッシュも前向き!
いえ、当たり前のことなのかもしれません。。。
ということは、サーブもですか?
しかし、サーブは身体の開きが早いダメという指導をよく聞きます。
あ、ストロークも開きが早いとダメとよく聞きますが、松原コーチのおっしゃるとおり、前向きでインパクトが断然正解と思います。
開きが早いのと、正面向きでのインパクトは別のことなのでしょうか???

投稿者 以前にエルボー 2013/08/22 22:19






スマイル 私の答えです。

サーブもフォアハンドもスウィング方向に対して
前向きにならなければ、振り切ることができません。

現代プロのサーブはパワーの源が腕の内旋です。

内旋で動かす方向は、身体の前方。

だからスウィング方向は身体の前方ということになります。


ただ、スウィング方向と打球方向は
フラットサーブなら一致しますが
スピンをかけるとずれる場合もあります。

スピンサーブは厚めの当たりだとほぼ一致しますが
薄く当てて、回転が多い場合
少し打球方向より右方向に上体が向き

「少し開きを抑える」 形になります。

スライスサーブも
スウィング方向よりも少し左にボールが飛び出しますので
やはり、「少し開きを抑える」 形になります。


だからどんなサーブも開くな、ではうまくいきません。

フラットはもちろん
スピンサーブも
私の経験では

「もっと前向きになりましょう」 が多いようです。 ナイス!



こんな風に、開かないことが重要ということもあるのですが

「なんとなく、開かないほうがいい」 という考え方は気になります。 悪だくみ

昔々のフォアハンドのように
薄いグリップで
垂直面を作って
腕の動きでいえば、かぶせていく打ち方だったころは
開かないことが重要でした。

開かないことにより、面がうまくかぶったからです。

今どきのフォアハンドは
面を下向きに引きますから

「しっかり、前を向く」 ことが大切です。 



なんとなく、よさげに聞こえる

「開かない」、「脇を閉める」、「腰を落とす」

をどのショットにも当てはめると ・・・・・  びっくり




サーブ | 投稿者 松原コーチ 18:18 | コメント(1)| トラックバック(0)

高性能車の条件

しばらく前になるが
車に関するブログを読んでいて
大切な高性能、その条件を知った。

この車に乗ると、眠くならないというのだ。  びっくり


赤いシトロエンC5ブレーク


「シトロエン C5ブレーク」

フランスの車
2000cc 4気筒のFF車
高級、仕様にはV6、3000ccもある
中型ステーションワゴンだ。

シトロエンといえば
雲の上を飛ぶような、ハイドロサスペンション
フワフワなサスに、フンワカシート

普通に考えれば
絶対、寝ちゃいそうなクルマなのだ。


この話の人は
仕事用に、国産、T社の最高級車も持っていて
世界一静かなそちらで遠出をすると眠くなるのだそうだ。 ZZZ

帰ってきて、プライベート仕様
古い、シトロエン C5ブレークに乗り換えると、なぜかほっとする。

そしてこちらだと、遠出をしても眠くならない。



横浜、千葉の移動が多い私にはちょっと気になる高性能なのだ。  ワハハ


荷物もいっぱい載るし




気になる、キニナル、きになる、・・・

ネットで調べたら、横浜市あざみ野方面の中古車屋さんにあった。

お店で聞いてみると
車は離れたところにある、車置場とのこと。
「勝手に見ていいよ」、ということで

見つけた。

建設現場みたいなところ。 悪だくみ


青いC5ブレーク


ライトブルーの美しい、私好みの色。 スマイル

値段はちょっと高くて、75万円。 不満


青いのは75万円


10年前の新車にしてはだ
ネットだと50万円くらいでいいのがたくさんあるようだ。


大きさはスカイラインと同じくらい。

内装は白っぽくきれいで、いかにも、「お仏蘭西」のクルマ。


赤いC5ブレークの内装


およそ今までに乗ったことのない種類のクルマ。

ちょっと気になって心引かれるクルマだった。


ほしいな。  ワハハ




オクサンに写真を見せたら

「ライトバンじゃない」 って言われたのは秘密だ。 あれー?


くるま | 投稿者 松原コーチ 16:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

サーブのタイミング取りや・・

『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただいた第2弾です。

以下がそのコメントの後半、2つ目の質問です。


マイク 2つ目

サーブが入らない一番大きな原因は、フォームや回転量にあるのでは
なく、結局インパクトのタイミングがズレていることが一番の要因と
思います。

サーブが得意なかたは、このタイミングの合わせ方に狂いが少ないと
思うのですが、安定したリズムで打てるコツをご教示ください。
             
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09






スマイル 私の答えです。

インパクトのタイミング

いいところに目をつけましたね。


タイミングを一定にすることにより

インパクトに、いつも同じ角度のラケットが来る。


私がいつも言っている
振り子やメトロノームの固有テンポです。

そこをインパクトに合わせる。  ナイス!


何度も同じ話をしているので、今日は写真を変えます。

今週水曜日、トミーインドアで行った私のテニス塾

参加者のIサンのサーブです。

トスを上げ、膝を曲げ


Iさんのサーブ


ラケットが立ち、肘が両肩の延長に来る。

  (トスが前過ぎるのは気のせいです)


ひざが伸び、ラケットヘッドが垂れ下がり


Iさんのひざが伸びて


この後、少しジャンプして、体が美しい直線のまま、ヒット。 ナイス!

  (こっちのトスは気のせいかとてもいい)


このテンポなら
何度やっても同じ姿勢、同じラケットの向きが出てくるのです。

実際、Iさんも、なかなかいいサーブを打っていました。


だからプロはみんなジャンプしてサーブするのです。

Iさんにも、同じようにやってもらったのです。



もう1つ付け加えると、トスの高さ。

「ユウックリ」 のテンポでスウィングできるよう
打点より、30~50cmくらい高めのトス。


スウィングはトスにあわせてしまうものなので
この一定のトスが一定テンポの必要条件なのです。



ラケット赤 さてもうひとつの方法も教えちゃいます。

ひざや上体の上下動を一切使わない
腕だけで打つ。

トスのテンポの話はさっきと同じ。

これでも、いつも同じ動き、タイミングは作れます。




悪だくみ さてさて、先ほどの、「トミーインドアでの私のテニス塾」

来月以降、12月までのスケジュールが出ています。

9月18日、10月16日、11月13日、12月11日、すべて水曜日です。

詳しくはこちらのHPで要項を見て、申し込んでください。  叫び


青シャツじゃなくても参加できますので、よろしく。 メガホン


サーブ | 投稿者 松原コーチ 14:42 | コメント(1)| トラックバック(0)

スピンサーブの当たり

『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの前半、1つ目の質問です。


マイク 松原コーチ

お世話になります。
サーブについて2点お伺いします。

スピンサーブの打ち方の解説に
松原コーチのようにボールの右上を叩くという人と
ボールを時計に見立てて8時から2時へ擦るという人がいます。

前者は前向き、内旋、回内の打ち方

後者は横向きの人が打ち方の場合の解説だと思いますか?


私は調子が悪いと、当たりが厚くなりすぎることが
多いです。

そのような場合は、身体の開きを抑えても回転量が増えません。


スピンサーブの回転量を増やすコツのようなものが
身体の向き以外にもあればご教示ください。


ちなみに、いつもの意識によりラケットエッジから
ボールに入るようにすると、効果のある時もあります。

投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09






スマイル 私の答えです。

8時から2時の方向
私は、7時半から1時半と思っていますが

時計の文字盤に見立てて
ボールの回転方向こする方向を説明することは私もよくやります。


このことと
ボールのやや右上側を打つということは矛盾しないと思います。

長いこと、ボールの外周に沿ってこすり上げることはできません。

ボールは1000分の5秒くらいで離れます。
こするのか叩くのかは感覚の問題です。


でも、もしかしたら、こすり派は面を被せていく

叩き派は、面を起こしながらヒットという

イメージの違いくらいはありそうですね。



スウィングスピードについていうと

面を起こしていくとき
つまり、回内をより使うことにより加速しますので
そのほうがスピードは出る。

そして面が厚くあたりやすくなる。
結果的に、スピードが出ちゃう
ということはありがちです。


スピードが出れば相対的に回転量が減りますので

  (時間に対する回転数は同じでも
       距離に対する回転数は減るからです)

よりフラットサーブに近くなるのです。


ですから、逆説的になりますが

回内を使わないで
スピードを殺すことが
スピンを相対的に多くするコツといえないこともありません。


身体を開かないようにすることも

そうすれば
そこからサービスボックスに飛ばすためには
内旋、回内を抑えなければならない。

そうすれば
少しカス当たりになりますが
回転量の多いサーブになります。


横向きを残しても
回内が変わらなければ、厚い当たりになっちゃうわけで
それだと入らない。
多分そんなことがかかりにくい原因ではないでしょうか。




さて、スピンサーブの回転量を増やすコツですが

もちろんカス当たりではなく、です。


ラケットスピードを猛烈に
なおかつ、ボールに対して薄く当てればいいわけです。

事前に薄い面を仕込んでおくのです。


スピンサーブの手首


こんなふうに、手首の角度か、グリップの持ち方で
構えから打球面が見えるくらい内向きにする。

上の写真の松原さんは、厚めグリップ+手首の角度で

次の写真のナダルさんはグリップをうんと薄めにして実現しています。


ナダルの手首角度


こんな手首の角度を構えから作って

手首を固定して使うつもりでいると

インパクトでも薄い形が保てるのです。


ラケット面のエッジから入るサーブとはこんな形ですよね。 ナイス!



サーブ | 投稿者 松原コーチ 15:49 | コメント(0)| トラックバック(0)

ジャンピングスマッシュの構え

ジャンピングスマッシュの大切なポイントの一つに
構えの早さ、そのときの肘の位置がある。

これは技術解説のページから拝借してきた写真。


スマッシュの構え


左は後退していって、踏み切る右足の位置が決まったところ。

ここから飛び上がりながら
左足を矢印のように後へ飛ばし
全身が前向きになり
インパクトなのだ。


今回のポイントは
左側の、右足が決まった時点
この時点で右肘が両肩を結んだ線の延長上にきていること。

ここから、飛び上がりながら
前腕は画面手前に
外旋しながら、垂れ下がっていく。

この辺の力学はサーブの膝の屈伸と同じこと。
ひざが伸び上がりながら
ラケットヘッドは外旋して垂れ下がっていく。

この外旋が上手く行くためには
右足が決まった時点で
肘がスタート地点まで上がっていなければならない。



ジャンピングスマッシュが苦手な人に多いのが

このときの肘がここまで上がっていないこと。

肘の位置が肩の高さより低いのだ。


写真のプロも肩よりは低いが
それは両肩の線が傾いているため
パワーを出すために自然にこうなる。

厳密には両肩の延長上の高さというのが本当なのだが

われわれの感覚としては
踏み切る前に、肘を肩の高さに上げておくと思えば実用上、間違いない。 ナイス!



このポイントを抑え

前回の前向きを早く、というポイントと合わせれば

ジャンピングスマッシュはとても易しい技術なのだ。



さて、写真の選手はしっかり横向きになっている。

インパクトで前向きになることが大切なので
そうなれるのなら
横向きで下がったほうが
長い距離なら早く動ける。

プロが深いロブに対して下がれば当然こうなる。

浅いロブならここまでならなくてもいい。


インパクトで前向き

それが間に合うように動ければいいのだ。



フォアハンドの構えで

横向きになってもいいのと同じ考えかたなのだ。 ナイス!




スマッシュ | 投稿者 松原コーチ 20:18 | コメント(2)| トラックバック(0)

スマッシュは前向きで

スマッシュは腕の内旋パワーをメインに
回内も使って後気味の打点でボールを捕らえる。 筋肉

それがパワーのコツであり

深さをコントロールするコツでもあるのだ。


内旋で腕が振られるのは上体の前方。

それが打球方向

だから、スマッシュは前向きの上体でインパクトなのだ。 ナイス!



ジャンピングスマッシュの場合

空中で前向きでインパクトを迎えるためのコツは

右足で踏み切り、飛び上がるとき、前を向き始めていること。 

若干、すでに開いているくらいじゃないと
インパクトで前向きになれず
カス当たりになる。


上体を横向きにするよう

左手をボールに向けるように指導する人も多いが

横向きになるのは後退をすばやくするため。

打つためではないのだ。

3,4歩も動くなら横向きになったほうが早いが
すぐ後なら、別に横向きになる必要もない。

前向きのままで下がり、ボカンでいいのだ。

横向きにならないつもりでも
肩の線はある程度ひねって少しは横向きになるものだ。

それで充分。



スマッシュの心得は、「身も心も前向きなのだ」  ナイス!


スマッシュ | 投稿者 松原コーチ 18:31 | コメント(1)| トラックバック(0)

ロブは深く上がる

パスは遠いところに来る

だから、予測して飛び込まなくてはならない。

判断は右か左、2つに1つ

クセや状況を判断して、割り切るしかない。


ロブの場合はどうだろう?

あなたがロブを上げるとしたら、どこへ? 悪だくみ


深いか浅いか?

たくさんの人に聞いたが
浅くあげると聞いたのは1度もない。

レッスンでの私くらい。 うるせー

そう、ロブは深いはずなのだ。 ナイス!


だからネットへ出て
ちょっとでもロブの気配を感じたら
深いロブに対処する。

浅いか深いかを判断するのは、スタート後でいい。 ナイス!

判断してからのスタートでは
深いロブには間に合わない。

もし間に合うなら
ポジションを相当後にしている場合。 うるせー

それでは、ボレーが決まらない。
スマッシュができる限度で
なるべくネット近くにいたいのだ。


まあ、そんなわけで、ロブだと思った瞬間に
とにかくベースライン方向へ一目散。




ラケット赤 技術的には

ネットと平行になっていた両足を
横向きになるように踏み変えながら

ベースラインに向かってサイドステップ、1発。

これで1歩分、有利な状態で
しかも動きに初速をつけた段階が得られる。 ナイス!


ロブの深さはこの1歩を動かしながら判断し

その後の動きを決めるのだ。


「ロブは深く上げる」、と相手が言っているのだから

「ロブを上げるサイン」、を見のがさなければ

かなり高い確率で対処できるはずなのだ。 ナイス!


 
試合等 | 投稿者 松原コーチ 14:58 | コメント(1)| トラックバック(0)

パスは遠いところへ来る

ダブルスでは守る範囲が半面なので
ボレーとストロークの打ち合いが何本も続く事がある。

それに対し、シングルスでは
守る範囲が広いため
やるか、やられるかという勝負になり
何本も打ち合いが続くという事はめったに無い。


ストローク側から見ると
パスを抜く範囲は確かに広いが
もしも、ボレーに届かれた場合に
カバーしなければならない範囲もかなり広いのだ。

したがって
1本のパスで終わらせるのが理想となる。


ナダルだ


ダウンザラインにしろ、クロスにしろ
ボレーヤーから遠いサイドライン際を狙うことになるのだ。


ボレー側から見ると
そのパスに届くためには
早いスタート
フライング気味のスタートが必要になるのだ。

右か、左か?
ひらめいた途端に
パスのコースに飛び込んでインターセプト。


鈴木貴男だ


これはダブルスで云えば、ポーチの技術
といえば分かりやすいだろう。


ストローカーが
少しでも余裕がある体制で打ってくるとしたら

即座に、ひらめいた方向にポーチ。


方向が違ったら?

抜かれるのです。  ワハハ


パスは遠いところに来るのだ。 ナイス!



3回トライして

1回は、見事にボレーでウィナー

1回は、見事に抜かれる

1回は、残念なパスミス。


しめて、67%の成功率。 えっへん



ロブが来たら?

それは次回の宿題。 悪だくみ



ボレー | 投稿者 松原コーチ 19:17 | コメント(1)| トラックバック(0)

シングルスの戦法その2

前回の
浅いボールが来た時の
強烈スライスアプローチに次ぐ、第2戦法です。


先日の質問で気になった場所

「私はハードヒットが得意ではない ・・・ 」 あれー?


最後のウィナーになる決め球はハードヒットでなくてもいいのです。

相手の届かないところに打てればいい。

ハードヒットはベースラインからぶち抜く時や
相手ボールを浅くさせるための圧力として使うもの。

決め球は入れに言っただけではダメですが
ハードヒットでなくてもいいのです。 ナイス!



さて、この打ち合いの中でのポジションですが

粘った後の浅いショットですから、相手は真ん中にいる。


単純にオープンコートに打てばOKとはいかないのですが
その代わり、こちらはベースライン内に入って打てる。

なるべく相手から遠いところに打てるようにしましょう。

特にクロスはサービスボックスのカド辺り。 ナイス!


ここに打てるようですと
反対方向に打つ
ダウンザラインもウィナーになりやすくなります。


ダウンザラインも打てるとなれば
ドロップショットも決まり始める。

ショートクロスを軸に、3つを使い分けるのです。 悪だくみ


さて、この3つすべて

ハードヒットではないわけですから
なるべくライジングで。


伊達さんはライジング


最低(最高?)でも、バウンドのトップで打つ。


打法としては
面を作って、体当たりです。



練習ですが
この体当たり作戦を実行する自分をイメージしましょう。


全体の流れがイメージできたら
次は素振りです

短くなったボールを想像し


伊達さんは敏感


ライジングで取る位置に入り込み
ショートクロスに、軽快なヒット。


次は球出しボールで

その次は打ち合いの中でタイミングを捉え、実行。


なんか、出来そうな気になってきたでしょう。 ワハハ



試合等 | 投稿者 松原コーチ 19:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

シングルスの戦法

『オレンジ』 さんからシングルスの質問です。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチこんにちは

シングルスの戦術について質問させてください。

自分のプレースタイルは粘るストローク主体で、極力自分からのミスを減らし、威力よりはプレースメントを重視するスタイルです。

ラリー戦になったときに相手よりも深いボールをうち、相手のボールが浅くなり、チャンスボールが来るのですが、そのボールをしっかりポイントにつなげられません。

具体的には、自分はストロークのハードヒットがあまり得意ではないので、どうしてもチャンスボールを入れにいってしまい、カウンターのパスを食らうことが多いです。

せっかくの短いボールを返すだけでさがるのももったいないし、ドロップショットにするのはそう何回も使うと読まれるので、困っています。

100パーセントではなくとも80パーセント以上でポイントにつなげられるいい方法はないでしょうか?根本的にストロークの技術を修正するしかないでしょうか?

何かいいヒントが聞けたら嬉しく思います。

投稿者 オレンジ 2013/08/14 17:57







スマイル 私の答えです。

決め球をしっかりたたけるようにすればいいので

それが模範解答でしょうね。

打ち方をしっかり叩けるように直す。



しかし、よく考えてみると
叩くのが苦手なので粘っている。

そう簡単に叩けるのなら苦労しません。 悪だくみ 



そこで提案ですが

「超強力、スライスアプローチはどうですか」 

相手ボールが浅くなるやいなや

ガッと踏み込んで行き

なるべく高い打点からスライスで切り下ろす。


後はネットへまっしぐら。 叫び



ヤニック・ノアですね。

1983年
私が東戸塚松原テニススクールを開校した年のフレンチオープン
バックの超高速スライスアプローチで優勝しました。


ヤニック・ノアです


もちろん、フォアのスライスでやってもよい。

手首を固めて、切り下ろす。


時々、ドロップショットも混ぜると

超高速でなくても

「そこそこ速い、スライスアプローチ」 でもいけるかも。 ナイス!


ジョコビッチやナダルには通用しなくても
市民大会なら通用する。

もちろん

「そこそこ決まる、ボレーとスマッシュ」 は必要ですよ。




そうそう、80%が望みでしたね。

これはちょっと欲が深い。


3回トライして

1回は決める

1回は抜かれる

1回は相手のパスミス


しめて、67%でどうですか?  ワハハ


試合等 | 投稿者 松原コーチ 20:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

ショートラリーのお釣りその2

ショートラリーは忙しい
打ったらすぐに返ってくる。

これは壁打ちも同じこと。


そんなわけでテイクバックをはしょることがよくある。

これはテイクバックの引き方
その線を書いたもの。


フォアのテイクバック線


黄色い線のように引けば、面が後ろ向きに引け
インパクトに垂直な面を出すことが可能になる。


ところが打ったらすぐに返ってきちゃうので
余計なことがしにくい。

つい出来心で、赤い線のようにショートカットしてしまう。

特に、脇を閉めてなんて思っているとこうなりやすい。


面が予定よりも上向きに引けてしまうわけで
当然そのままでは、インパクトで上向きの面がでる。 あれー?

その分はインパクトまでに面を被せていけば良いわけで

これで一件落着。


ショートラリーを続けている間
修正作業をすればいいし
一度距離感をつかめば、何度も同じように面を被せればいいのだ。 悪だくみ

そしてベースラインへ下がってのロングラリー。

ここからはさっきほど被せ方をきつくしなくてもいい。

3本目くらいで調整完了。

その後立て続けに入るから、練習としては完璧。 ワハハ


試合でだって、

その場所で、3本くらい調節すれば充分打てる。 うるせー


でも、それはルールで認められていないこと

それ以外に何も問題はないのだが。 ベー




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:48 | コメント(1)| トラックバック(0)

ショートラリーのご利益とお釣り

昔々、木のラケットを使っているころ
練習の始まりはボレーボレーから
その後ベースラインからのラリーになるのが普通だった。

最近は
ほとんどの人がショートラリーから。

ショートラリーから始めれば
大きなパワーを使わずに
楽につなげることができる。

その後,あったまってきたら
ベースラインに下がり長いラリーになる。


ショートラリーから始めれば
大きなパワーを使わないはずなのだが
コーチによっては
全身を使って、スウィングするように指示することも多い。

もちろんコーチレベルならできる。

もちろん私もそうする。


しかし、中級者レベルでできるだろうか?

また実戦でも
この距離からは全身で打たないこともある。

もっと柔軟でいいのではないだろうか。


とりあえず
横を向かないで、腕打ちにする。
対応できていたら
徐々に身体を使い始める。

いろんなことをする。



こんなことを気にするのは

時々、全身でしかスウィングできない子がいるからなのだ。 びっくり

この子は、ちょっとでもイレギュラーしたり
風が吹いたりすると当たらない。

腕を調整することができないのだ。

初級レベルや中級レベルでは
大抵の人はボールとの位置取りが完璧ではない。
それを腕で調整するのは絶対に必要。

調整しないで打てるようになるのが理想なのだが
どのレベルまでいっても
想定外は必ずある。

たとえば、ランニングショット。


ロディックのランニングショット


姿勢は崩れる。

前傾して崩さなければ届かないのだから、これはあり。

そして腕だけでスウィング。

全身で打てば、ほぼ必ずエラー。


こうゆう対応が、試合中であればむしろ普通。 悪だくみ


だから手だけのショートラリーは必要。

もちろんそれがわかった上で
全身を使ったショートラリーがあってもいいのだ。



腕だけでしか打てない人と

全身だけでしか打てない人がテニスで対戦したら

間違いなく腕だけの人が勝つだろう。 ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

ハードコートのほうが楽

一般的にハードコートは硬くて疲れる
腰に来る

夏は暑い

などと言われ、砂入り人工芝のほうに一般プレーヤーは流れがち。


私としては最近
選手の相手をする都合上
ハードコートに立つ機会が多い。


これが以外に楽なのだ。


ボールはイレギュラーもせずに、まじめに飛んでくる。

だから姿勢を崩されることが少ない。


走り出しの足も滑ったりしない。

思ったとおりに
もちろんゆっくりと走り出せる。


印西のハードコート


松原テニスクラブ印西には14面のコートがあるのだが

そのうち、選手育成のため2面はハードコートなのだ。 ナイス!

特別なブランドハードコートではないので
クッションレスの硬さが足に響く?

かと思ったが

最近のシューズは見事にショックを吸収してくれる。 靴


オープンコートに打たれる相手ハードヒットボールは
俊足の私にとって

どっちみち

サーフェスのいかんを問わず、取れない。 うるせー

こちらからのハードヒットは
砂入り人工芝だと拾われるが
ハードコートだと
時々、ウィナーになる。


ハードコートは確かにこの時期、暑い。 晴れ

でも、砂入り人工芝も ・・・


まあ、そんなわけで

ハードコートの上で、それほど疲れていない自分に気がつく。


ハードコートの方が楽なのだ。  ワハハ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 21:48 | コメント(1)| トラックバック(0)

少し横向きを残し・・・

『ヒゲおやじ』 さんから
スピンサーブの微妙な向きについて、コメントをいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 思えば3年ほど前にこの話題があったことを
思い出しました。

松原コーチの解説が写真付でより
判りやすいと思います。

2010年4月2日の記事を検索してみてください

ちなみに、僕個人的にはスピンサーブは前向きというと
誤解する人も出てくると思います。

本当に打球方向に直角に肩のラインを作るとスピンサーブは
打てないと思うので・・

だから、前向きという解説写真を見て、
横向きすぎないように注意するという印象を受けています。

表現は人によって異なるのが、解説される方の難しいところですね。

投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/09 08:43






スマイル 私の解説です。

なかなかいい指摘だと思います。

特に回転の量を調整するのに実用的なお話です。


スピンサーブで打球方向に対し
インパクトで前向きになることは
なかなかぴんとこないようです。

それと
内旋、回内をしっかり使わないとそうならないので
実感しにくいかもしれません。

ボールの右斜め上をヒットした後
ラケットの振り出される方向は
上体の右前方向ですので

スウィングは打球より右向きになります。

それもあってプロはかなり前向きになるのです。


ゴンザレスのスピンサーブ


ボールがカメラの方向に飛んでくるのが写っていますね。



ただこの使い方ですとかなり厚い当たりになりやすく
スピードが出てしまいます。

セカンドサーブで
より回転重視という場合は開きを少しだけ押さえるといいでしょうね。 


フェデラーのセカンド


2枚の写真の上体の向き

少し違うのが感じ取れるでしょうか。

開きを押さえるというのはこの程度の話です。



さて、これは365ネットの技術解説ページ
フェデラーのセカンドサーブの動画と連続写真です。

若干横向きを残してインパクト

この場合、回転を多くする場合ですが

インパクトでほんの少し横向きを残し

打ち終わりで前向きという感覚で

というのが当たっているかもしれません。 ナイス!



サーブ | 投稿者 松原コーチ 18:09 | コメント(2)| トラックバック(0)

横向きスピンサーブ

『いのりん』 さんから再度、スピンサーブの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 先日はスピンサーブの件で、ご回答いただきありがとうございました。
教えていただいた身体の向きを意識して、練習に励みたいと思います。

さらにもう少し教えていただきたい点があるのですが、
よくテニス雑誌などのスピンサーブ技術解説で、
・スピンサーブは左下から右上へのスイングが必要となるため、インパクトまでは身体の横向きを維持すること。
・横向きの状態で、ベースラインとほぼ並行になるようスイングすること。
・その結果、スイング方向と打球方向にギャップが生まれ(あっちむいてホイ的に)、左方向にボールが飛んでいき、右へキックする。
と、あります。

上記の様な打ち方は、過去に行われていたものであって、現在の技術に当てはまらないものなのでしょうか?
あるいは、ボールスピードよりも回転を重視した打ち方なのでしょうか?

再度、ご教示いただきたくお願いいたします。

投稿者 いのりん 2013/08/02 21:08






スマイル 私の答えです。

この横向きで
肘を伸ばしていくことにより、こすり挙げる方法
というのは
誰しも最初に考えることで

実は、私も高校生のころこうやって打ち始めました。

面感覚の導入編といったところでしょうか。

また、机の上で考えて
こうすべきだと思い、確信しているコーチもたくさんいます。

最初にやるには、入りやすい面もあります。



内旋、回内を使い
インパクトで打球方向に向いていく打ち方は
現代のプロがやっている普通の打ち方ですが

先ほどの、横向きのこすり上げ要素も
プロも少しですが、それなりに使っています。


イワノビッチのスピンサーブ


腕はインパクトに向かって伸びていくわけで
腕の曲げ伸ばしの要素が当然あります。

横向き、こすり上げ要素が3割
内旋、回内、上体前向き回転要素が7割、といったところでしょうか。



進歩の過程ですが

中級者が横向きでこすり上げることに成功し
シュルシュル緩めスピンサーブを打てるようになった後

より強力なサーブを求めて、内旋回内型に変化していきます。


ゴンザレスのスピンサーブ


特にアドコートからは自然にそうなりやすいようです。

もちろん変化しない、できない人も大勢います。


そうゆう人に
内旋、回内、上体前向き回転要素を教えると
割合簡単に強力スピンサーブが打てるようになります。


ただ、本人の意識に
かたくなな横向き信仰がある場合は難しくなります。 悪だくみ



今も昔も
強力スピンサーブを打つ人は前向きでしたし
横向きのままという人もたくさんいます。

時代の流れで変わってきたのは
スピンサーブが前向きで打てるというコーチが出てきたことです。 ナイス!


昔のコーチの説明はみんな横向きでした。  あれー?




サーブ | 投稿者 松原コーチ 15:28 | コメント(2)| トラックバック(0)

エルボーとラケット

『北国の親爺』 さんからラケットの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 前略。度々の質問、しかも記事に無関係、申し訳ありません。今回はガットとテンションです。以前のラケットはバボラのピュアドライブライト、テンション55.エルボー君になりテンションを50に。軽量すぎるのが肘に悪いと思い込み、バボラのアエロプロドライブに変更。ガットはバボラのアディション(ナイロンマルチ125)にしてテンションは一気に43へ。エルボー君に優しいガットとテンションをお教え頂きたいと思い投稿させて頂きます。(ラケットとの相性も大事とは思いますが。私、フォアもバックも両手打ちです。)

投稿者 北国の親爺 2013/07/31 10:52






スマイル 私の答えです。

ストリングスですが
ナイロンのマルチならソフトですのでOKだと思います。

テンションはショップにより同じ50ポンドといっても
色々ですのでよくわかりません。

ゆるめであればいいと思います。

それでも衝撃がくるならもっと緩める。



ストリングの話はもう終わっちゃいました

すいません。 冷や汗





ラケット赤 ラケットは標準か少し重めであればいいと思います。

もちろん、フレームがあまり硬くないもの。




2つほど、私の提案です。

面をなるべく大きくすること
最低でも110平方インチのデカラケ。

センターをはずして打つと手に衝撃や
ラケットを捻るような力がかかります。

その危険性を回避するためには
面のなるべく大きな物を使うことです。


ただ、最近は
大きいのは軽い。

軽いのは先が重い
言い換えると手前が異常に軽い。

バランスを調整する必要があります。

通常
オープンスロートの中に鉛を張ればいいのですが


それプラスさらに

もう1つの提案はグリップエンドを重くすること。

ラケットを振り出すとき、止める時も
手に、手首に負担が来ます。

グリップエンドが重いと
その重みが負担を減らしてくれます。

手首の形をキープするのに使う力を減らせるのです。

私の知り合いに
グリップのキャップ内に太い木ネジを打ち込んでいる人がいます。

これ以外にもリードテープを使ったり
色々と工夫すれば面白いものができると思います。 ナイス!



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 15:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

ジャックナイフの脚は

ジャックナイフやエアーケイ
空中で後ろ脚を曲げて少し上げます。


ジャックナイフ


それをインパクトタイミングに向かって

ひざが前向きになるように蹴りだしていきます。

この反動で上体が前に回転し


ジャックナイフ2


脚が伸びて止まることにより

上体の回転がブロックされ

 (もちろん腕の振りの反動も有って)


ジャックナイフ3



強烈な打球を打つためには
しかもコントロールするためには

上体の姿勢が原則、垂直で
横向きの上体が前に回転してゆき
インパクトでその動きをブロックすることが大切です。


足が地面についているときは地球と足がそれをしてくれますが
上空では難しい。

その力を身体に伝えるためのアクションがあの脚、ひざ、なのです。

特に振り出していくときの
上体が前を向いて動き始める時の反動なのです。


別にカッコづけで足を振り廻しているわけではないのです。




バックハンド | 投稿者 松原コーチ 15:09 | コメント(1)| トラックバック(0)

エアーケイのご利益

まずは前回の記事に対するの昨日の質問。
スピンサーブの向きの話です。


インパクト


マイク 松原コーチ

この記事(スピンサーブの上体の向き)の写真に
打球方向の矢印を是非いれてもらえませんか?

投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/02 09:14




スマイル 私の答えです。

この写真自体が打球方向へ向けて撮影したつもりですので
画面まっすぐ奥が打球方向です。






ラケット赤 さて、今日の本題

『レフティ』 さんからエアーケイに対する質問です。

以下がそのコメントの後半、質問部分です。

・・・・・・
さて、今回は全く別の質問です。錦織のエアKの写真を見ていて、「このショット、何かメリットがあるのか?」と素朴な疑問。ジャンプショットの効用は認めていても、後ろ足をわざわざ上げてから打つなんて…と。トッププロでも頻繁に使われているのでしょうか?
昔、マルセオ・リオス?も打っていたような…。定かではありませんが、よろしくお願いします。

投稿者 レフティ2013/07/29 17:35





スマイル 私の答えです。

プロ以外にはまったくメリットがありません。

エアーケイの打点は
通常立っている高さで言うと
頭か、もう少し上でしょうか

この高さからフラットに
つまり、高速度でハードヒットできるのが特徴です。

浅いところからの高速フォアハンド
ばれていても決まる。


エアーケイ


通常この高さからハードヒットするには
ラケットヘッドが上がってしまうため

ワイパースウィングで
サイドスピン気味のトップスピンショットになります。

ですからどうしてもスピン分勢いがそがれ
どフラットに比べ、ややスピードが鈍ります。

それをエアーケイなら、どフラットでいけるというわけです。 ナイス!


打てる資格のある人はというと

高い打点からフラットのハードヒットができる人
体幹がしっかりしていて脚力もある人。

つまり、若手の男子プロです。 うるせー



そうそう、もうひとつの大きなメリット

「派手なこと」

これもプロにこそ必要な要素。 ワハハ



さて、エアーケイをバックでやると


ジャックナイフ


通称 「ジャックナイフ」 と呼ばれるショットです。

バックハンドを上からよりフラットぎみにたたく技

マルセオ・リオス がその元祖と言っていいと思います。

サフィンもよくやっていましたね。

こちらは現代の若手男子プレーヤーはみんなやりますね。 ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 11:47 | コメント(2)| トラックバック(0)