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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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エアーケイのご利益

まずは前回の記事に対するの昨日の質問。
スピンサーブの向きの話です。


インパクト


マイク 松原コーチ

この記事(スピンサーブの上体の向き)の写真に
打球方向の矢印を是非いれてもらえませんか?

投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/02 09:14




スマイル 私の答えです。

この写真自体が打球方向へ向けて撮影したつもりですので
画面まっすぐ奥が打球方向です。






ラケット赤 さて、今日の本題

『レフティ』 さんからエアーケイに対する質問です。

以下がそのコメントの後半、質問部分です。

・・・・・・
さて、今回は全く別の質問です。錦織のエアKの写真を見ていて、「このショット、何かメリットがあるのか?」と素朴な疑問。ジャンプショットの効用は認めていても、後ろ足をわざわざ上げてから打つなんて…と。トッププロでも頻繁に使われているのでしょうか?
昔、マルセオ・リオス?も打っていたような…。定かではありませんが、よろしくお願いします。

投稿者 レフティ2013/07/29 17:35





スマイル 私の答えです。

プロ以外にはまったくメリットがありません。

エアーケイの打点は
通常立っている高さで言うと
頭か、もう少し上でしょうか

この高さからフラットに
つまり、高速度でハードヒットできるのが特徴です。

浅いところからの高速フォアハンド
ばれていても決まる。


エアーケイ


通常この高さからハードヒットするには
ラケットヘッドが上がってしまうため

ワイパースウィングで
サイドスピン気味のトップスピンショットになります。

ですからどうしてもスピン分勢いがそがれ
どフラットに比べ、ややスピードが鈍ります。

それをエアーケイなら、どフラットでいけるというわけです。 ナイス!


打てる資格のある人はというと

高い打点からフラットのハードヒットができる人
体幹がしっかりしていて脚力もある人。

つまり、若手の男子プロです。 うるせー



そうそう、もうひとつの大きなメリット

「派手なこと」

これもプロにこそ必要な要素。 ワハハ



さて、エアーケイをバックでやると


ジャックナイフ


通称 「ジャックナイフ」 と呼ばれるショットです。

バックハンドを上からよりフラットぎみにたたく技

マルセオ・リオス がその元祖と言っていいと思います。

サフィンもよくやっていましたね。

こちらは現代の若手男子プレーヤーはみんなやりますね。 ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 11:47 | コメント(2)| トラックバック(0)
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コメント
松原コーチ、こんにちは。

>プロ以外にはまったくメリットがありません。
いつもながら、大変良く分かりました。

>もうひとつの大きなメリット「派手なこと」
これは、「もしかしたら、そうかな?」くらいには思っていました。

1つだけ、なぜバックフォアともに、なぜ後ろ足を上げて打つのか?メリットがあるのか?それについては不明でしたが、それは多分「派手さ」を強調するためなんでしょうね。

有難うございます。すっきりしました。

投稿者 レフティ 2013/08/02 12:54
久しぶりにコメントします。
エアケイって、ジャックナイフですよね。
男子でなく、女子選手で、このショットを上手く活用してる選手がいます。
ラドワンスカです。
彼女は非力なほうだと思うのですが、バックハンドでジャックナイフを時折使っています。
そして、普段の彼女のショットより、スピード威力が増しているようにみえます。
ジャックナイフ、練習したことがあるのですが、ひねりを使いやすくなるので、スピードがでやすくなると思いました。
派手さじゃなくって、ちゃんとメリットがあるからやってると思いますよ。
でも、一般人が試合で使えるショットじゃないですね。
投稿者 以前にエルボー 2013/08/03 14:13
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