2009年12月31日
スジガネ君に聞くバックボレー その2
今日はどうしようかと悩みましたが
前のイメージが消えないうちに
バックボレーについてやりたいと思います。
スジガネ君が表題ですが
今日は、アウトサイドインのスイングで切れを出す
という部分もありますので
12月25日に続く、
「切れのいいバックボレー」 その2かもしれません。
さて引っ張り込むから、アウトサイドイン
だから切れがいい
だからスライスって言うのかもしれませんね。
包丁でハムや刺身をスライスするのには
はを斜めに当てて、引いていきますよね。
日本刀でばっさりも同じ。
ボレーも同じ。
さて、またまた、『スジガネ君BV』 登場。
今日はアウトサイドインの引き込みを見てほしいので
打球方向から見た絵です。
上体の向きを固定
手首も肘も固定で
肩の軸を中心に孤を描いて引き、孤を描いて振ります。
まずは、引き始め。
一番引いたところです。
一瞬の静止後、振り始める。 (1枚目と同じ写真です)
振るのと同じ経路を引いて行く、と言う事が大切なので
あえて同じ写真を使っているのです。
そしてジャストミートのインパクト。
そして、フォロースルー。
カメラのアングルが正確じゃないので
ラケット面の位置だけ見ると分かりにくいかもしれませんね。
肘の位置に注目したり、上体との距離を見れば
インパクトの前後3枚
明らかに、外から中に引き込んで
スライスしているのが分かると思います。
このスウィングをしながら、インパクトの前後で
上体を上に上げるような動きが出来ると
さらにスウィングが鋭くなり、
さらに切れが出るわけです。
スジガネ君に、やってみろと言ったのですが
「足にばねを仕込んだらやってやる」
と言い返されていました。
さてさて、そんなこんなで
今年もあと残り5時間になりました。
もうじき、紅白歌合戦。
0時25分からは、『年の初めはさだまさし』 です。
私の、『世間が許してもわしが許さん』 シリーズの元祖。
テニス好きの皆さん
今年1年、どうもありがとうございました。
良い年をお迎え下さい。
いっぱい、テニスしましょう。
前のイメージが消えないうちに
バックボレーについてやりたいと思います。
スジガネ君が表題ですが
今日は、アウトサイドインのスイングで切れを出す
という部分もありますので
12月25日に続く、
「切れのいいバックボレー」 その2かもしれません。
さて引っ張り込むから、アウトサイドイン
だから切れがいい
だからスライスって言うのかもしれませんね。
包丁でハムや刺身をスライスするのには
はを斜めに当てて、引いていきますよね。
日本刀でばっさりも同じ。
ボレーも同じ。
さて、またまた、『スジガネ君BV』 登場。
今日はアウトサイドインの引き込みを見てほしいので
打球方向から見た絵です。
上体の向きを固定
手首も肘も固定で
肩の軸を中心に孤を描いて引き、孤を描いて振ります。
まずは、引き始め。
一番引いたところです。
一瞬の静止後、振り始める。 (1枚目と同じ写真です)
振るのと同じ経路を引いて行く、と言う事が大切なので
あえて同じ写真を使っているのです。
そしてジャストミートのインパクト。
そして、フォロースルー。
カメラのアングルが正確じゃないので
ラケット面の位置だけ見ると分かりにくいかもしれませんね。
肘の位置に注目したり、上体との距離を見れば
インパクトの前後3枚
明らかに、外から中に引き込んで
スライスしているのが分かると思います。
このスウィングをしながら、インパクトの前後で
上体を上に上げるような動きが出来ると
さらにスウィングが鋭くなり、
さらに切れが出るわけです。
スジガネ君に、やってみろと言ったのですが
「足にばねを仕込んだらやってやる」
と言い返されていました。
さてさて、そんなこんなで
今年もあと残り5時間になりました。
もうじき、紅白歌合戦。
0時25分からは、『年の初めはさだまさし』 です。
私の、『世間が許してもわしが許さん』 シリーズの元祖。
テニス好きの皆さん
今年1年、どうもありがとうございました。
良い年をお迎え下さい。
いっぱい、テニスしましょう。
2009年12月30日
力んじゃだめか?
『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。
スウィング中の脱力についてです。
以下がそのコメントの全文です。
度々の質問、失礼いたします。
松原コーチのブログを拝見していると、打つときに力んでもかまわないとのアドバイスを目にします。しかし、インターネットやテニス情報誌では、できる限り脱力した方がいいと書かれています。スイングスピードを上げるという点では脱力した方がスパッと振れる気がしますが、強いボールに打ち負けない面の安定を考えると、脱力したままでははじかれてしまうと思います。力を入れた中でスイングスピードをあげるにはどうしたらよいのでしょうか?
投稿者 たまには勝ちたい 2009/12/28 09:34
私の答えです。
フォアハンドを例にとり、ちょっと復習です。
力を入れなければいけないところ
言い換えると、動きを規制するために固めなければいけないところと
自由に動かせなければならないところがあります。
ラケット面の向きは保たなければいけないので
腕をねじるような動作は規制されなければならない。
一方、スウィング方向の動きは自在でなければならない。
大雑把に言うとそんなところです。
テニスでは、コントロールがあって、初めてスピードが生きてくる。
どちらが優先するかは明らかですよね。
したがって、ラケット面を保つ力は
必要以上あるべきで
少なすぎは問題外、
多すぎのほうがまだましということです。
次にどうやって不必要な力を抜くのかということですが
結論を言うと、バーンと一発、まずはうんと力んじゃうこと。
思い切り力んじゃえば、いっそ力を抜く加減がわかるというものです。
一度、死ぬほど力みかえってテニスをしてみるといいと思います。
そうしてから少しづつ、力みをとっていったらいいのではないでしょうか。
案外簡単に、力みをとることができると思います。
次に、力まないほうが良いということの思想的背景
なんてことを考えた。
力まないほうがいいという人は多いのだが
いろいろ考えたり、試したりして、そこにたどり着いたのだろうか?
コートの上で考えたのか?
机の上でか?
それともそうゆう風に誰かに聞いた?
もしかしたら、力まないほうがいいに決まっているということが
話の前提になっていないだろうか。
脇を閉めたほうがいいとか
腰を落としたほうがいいとか
止まって打ったほうがやさしいとか
みんな・・・
ちょっと話がそれちゃった。
元へ戻して
同じショットを打つのに
力をいれずにできる人は、力みかえって打つ人よりえらいという考え方の是非?
テニスではどちらでも、決まったら1点ですよね。
力を入れずに出来たら2点というわけではないですよね。
まあ、そんなこんなで、『力んじゃったら』 というわけ。
それで、力んじゃっても、スピードを出すコツですが。
あります。
『インパクト少し前までをゆっくり持っていって
インパクト前後から、後半を鋭く振り切る。』
フォアもバックもサーブもスマッシュも
ラケットのスウィングスピードのピークをインパクト後に持っていく。
一流プロのスウィングを見ていると、それを感じませんか?
へぼな人を見ていると、インパクト前ばっかり、がんばっている。
そうゆう人を見ていると、「力まないほうがいいよ」といいたくなってしまう。
逆に、すごく力をいれているのに
先ほどの、『インパクト後のすごい振り』 の人は
力んでいるように見えない。
ということです。
ぜひ、お試しください。
スウィング中の脱力についてです。
以下がそのコメントの全文です。
度々の質問、失礼いたします。
松原コーチのブログを拝見していると、打つときに力んでもかまわないとのアドバイスを目にします。しかし、インターネットやテニス情報誌では、できる限り脱力した方がいいと書かれています。スイングスピードを上げるという点では脱力した方がスパッと振れる気がしますが、強いボールに打ち負けない面の安定を考えると、脱力したままでははじかれてしまうと思います。力を入れた中でスイングスピードをあげるにはどうしたらよいのでしょうか?
投稿者 たまには勝ちたい 2009/12/28 09:34
私の答えです。
フォアハンドを例にとり、ちょっと復習です。
力を入れなければいけないところ
言い換えると、動きを規制するために固めなければいけないところと
自由に動かせなければならないところがあります。
ラケット面の向きは保たなければいけないので
腕をねじるような動作は規制されなければならない。
一方、スウィング方向の動きは自在でなければならない。
大雑把に言うとそんなところです。
テニスでは、コントロールがあって、初めてスピードが生きてくる。
どちらが優先するかは明らかですよね。
したがって、ラケット面を保つ力は
必要以上あるべきで
少なすぎは問題外、
多すぎのほうがまだましということです。
次にどうやって不必要な力を抜くのかということですが
結論を言うと、バーンと一発、まずはうんと力んじゃうこと。
思い切り力んじゃえば、いっそ力を抜く加減がわかるというものです。
一度、死ぬほど力みかえってテニスをしてみるといいと思います。
そうしてから少しづつ、力みをとっていったらいいのではないでしょうか。
案外簡単に、力みをとることができると思います。
次に、力まないほうが良いということの思想的背景
なんてことを考えた。
力まないほうがいいという人は多いのだが
いろいろ考えたり、試したりして、そこにたどり着いたのだろうか?
コートの上で考えたのか?
机の上でか?
それともそうゆう風に誰かに聞いた?
もしかしたら、力まないほうがいいに決まっているということが
話の前提になっていないだろうか。
脇を閉めたほうがいいとか
腰を落としたほうがいいとか
止まって打ったほうがやさしいとか
みんな・・・
ちょっと話がそれちゃった。
元へ戻して
同じショットを打つのに
力をいれずにできる人は、力みかえって打つ人よりえらいという考え方の是非?
テニスではどちらでも、決まったら1点ですよね。
力を入れずに出来たら2点というわけではないですよね。
まあ、そんなこんなで、『力んじゃったら』 というわけ。
それで、力んじゃっても、スピードを出すコツですが。
あります。
『インパクト少し前までをゆっくり持っていって
インパクト前後から、後半を鋭く振り切る。』
フォアもバックもサーブもスマッシュも
ラケットのスウィングスピードのピークをインパクト後に持っていく。
一流プロのスウィングを見ていると、それを感じませんか?
へぼな人を見ていると、インパクト前ばっかり、がんばっている。
そうゆう人を見ていると、「力まないほうがいいよ」といいたくなってしまう。
逆に、すごく力をいれているのに
先ほどの、『インパクト後のすごい振り』 の人は
力んでいるように見えない。
ということです。
ぜひ、お試しください。
2009年12月29日
AEDの説明会
27日の日曜日
東戸塚松原テニススクールでは
『ワンデイテニスクラブ&忘年バーベキュー』が行われた。
そのおり、スクール生や会員の皆さんを対象に
AEDの説明会を行った。
AEDというのは
心臓が細動を起こした場合に
痙攣を起こしたような状態になり、機能を停止するので
AEDの電撃ショックにより、
心臓を再起動させるものだと思っていた。
(どうもパソコンのイメージが強いのかもしれない)
本当は、再起動させるのではなく、
心臓を完全に止めてしまうのだそうだ。
どこが違うのかというと
私は、電撃ショックを与えたら
その結果をじいっと見ていればいいと思い込んでいた。
本当は、電撃ショック後、直ちに心臓マッサージを再開し
脳に血液を送り続けなくてはいけないのだそうだ。
心臓が電撃ショックでリセット後、動き出すかどうかは
また別なことのようだ。
そのきっかけを作るためにも、心臓マッサージを再開するのだそうだ。
まあ、機械のほうが優れもので
「直ちに心臓マッサージを再開してください」
とアナウンスしてくれるので
私程度の知識でも大丈夫なようだが。
私自身、今回3回目の講習なのだが
簡単に理解できるとのうぬぼれや
充分知っているとの思い込みが
(電気や機械にはけっこう強いので)
正確な知識を素直に聞くことを妨げていたのかもしれない。
反省、反省。
さて、写真、右側はスクール生のかたと一緒に心臓マッサージの清水コーチ。
「さあ、1,2,3で交代しますよ」
AEDの機械はクラブハウス内
賞品陳列のガラスケース上です。
こんな顔をしていますので
緊急時にはご協力をよろしくお願いします。
スクールをご利用の方はもちろん
ご近所の方や、通りすがりの方も
緊急のときは
クラブハウスの受付に来てご利用ください。
リースで導入しましたが
パッドも1度も使わずにきれいに返したいと思います。
単なるお守りであり続けてほしいですね。
先日、千葉の松原テニスクラブ印西にも2ヶ所、導入済みです。
クラブハウスのフロントと第2ハウスの支配人席の後ろに有ります。
こちらも緊急時は会員さんやスクール生はもちろんですが
ご近所の方や、通りすがりの方もご利用ください。
こちらでも
会員さんやスクール生、ご近所の皆さん対象の説明会を
近日中に開催します。
日程が決まりましたらご報告します。
東戸塚松原テニススクールでは
『ワンデイテニスクラブ&忘年バーベキュー』が行われた。
そのおり、スクール生や会員の皆さんを対象に
AEDの説明会を行った。
AEDというのは
心臓が細動を起こした場合に
痙攣を起こしたような状態になり、機能を停止するので
AEDの電撃ショックにより、
心臓を再起動させるものだと思っていた。
(どうもパソコンのイメージが強いのかもしれない)
本当は、再起動させるのではなく、
心臓を完全に止めてしまうのだそうだ。
どこが違うのかというと
私は、電撃ショックを与えたら
その結果をじいっと見ていればいいと思い込んでいた。
本当は、電撃ショック後、直ちに心臓マッサージを再開し
脳に血液を送り続けなくてはいけないのだそうだ。
心臓が電撃ショックでリセット後、動き出すかどうかは
また別なことのようだ。
そのきっかけを作るためにも、心臓マッサージを再開するのだそうだ。
まあ、機械のほうが優れもので
「直ちに心臓マッサージを再開してください」
とアナウンスしてくれるので
私程度の知識でも大丈夫なようだが。
私自身、今回3回目の講習なのだが
簡単に理解できるとのうぬぼれや
充分知っているとの思い込みが
(電気や機械にはけっこう強いので)
正確な知識を素直に聞くことを妨げていたのかもしれない。
反省、反省。
さて、写真、右側はスクール生のかたと一緒に心臓マッサージの清水コーチ。
「さあ、1,2,3で交代しますよ」
AEDの機械はクラブハウス内
賞品陳列のガラスケース上です。
こんな顔をしていますので
緊急時にはご協力をよろしくお願いします。
スクールをご利用の方はもちろん
ご近所の方や、通りすがりの方も
緊急のときは
クラブハウスの受付に来てご利用ください。
リースで導入しましたが
パッドも1度も使わずにきれいに返したいと思います。
単なるお守りであり続けてほしいですね。
先日、千葉の松原テニスクラブ印西にも2ヶ所、導入済みです。
クラブハウスのフロントと第2ハウスの支配人席の後ろに有ります。
こちらも緊急時は会員さんやスクール生はもちろんですが
ご近所の方や、通りすがりの方もご利用ください。
こちらでも
会員さんやスクール生、ご近所の皆さん対象の説明会を
近日中に開催します。
日程が決まりましたらご報告します。
2009年12月28日
今日は楽しい大掃除
今日は東戸塚松原テニススクール
毎年恒例の大掃除。
大掃除といっても本当に大掃除なのは女性陣。
男たちは恐怖の大土木作業日なのだ。
今年はコート脇の斜面が一部崩れかかったため
そこを補強する仕事もある。
なかなか厳しい仕事で
サボると恐怖の制裁も待っている。
しかし、恐怖の中にも作業は楽しく進んでいく。
いかにも土木作業が好きだという駒場コーチの笑顔だ。
昔、中国の孔子大先生もおっしゃっていた。
「これを知る者はこれを好むものに如かず。
これを好むものはこれを楽しむものに如かず。」 と
仕事はすべからくこうありたいもの。
駒場君も思わず、
「松原さん、こんなに楽しいなら、給料なんか要りませんね」
と言うかなと思ったのだが、 ・・・・
一方、こちらはやや暗い雰囲気の下水道工事の清水コーチ班。
真ん中が清水班長の哀愁をたたえた背中。
東戸塚校はクレーコートなので
コート脇の側溝に砂がたまり、水が流れ難くなってしまう。
その砂取り。
通称どぶさらい。
ぬれたヘドロ入りの砂を取り、運ぶため。
みんな、タポン、タポンとおつりをもらい、泥だらけ。
そう簡単に、好む、楽しむ、というわけにもいかない。
さて、午後、お疲れのおやつタイム。
ぐったりしてると思いきや、田村コーチはフリスビーを見つけた。
早速4人がとび出して、コート上でフリスビー大会が始まった。
清水コーチはサウスポーのバックハンドショット。
右足のキャリオカステップで左手と見事なバランス。
スウィング方向と顔が反対に動くところなどは
先日の切れのいいバックボレーの話と一緒。
さすがスポーツマン。
と思ったのだが、
なぜかフリスビーはばたばたと波打って飛んでいた。
そんなこんなで、土木作業は薄暗くなるころ終了。
屋内の大掃除にみんな参加。
私だけはブログで遊んでいる。
毎年恒例の大掃除。
大掃除といっても本当に大掃除なのは女性陣。
男たちは恐怖の大土木作業日なのだ。
今年はコート脇の斜面が一部崩れかかったため
そこを補強する仕事もある。
なかなか厳しい仕事で
サボると恐怖の制裁も待っている。
しかし、恐怖の中にも作業は楽しく進んでいく。
いかにも土木作業が好きだという駒場コーチの笑顔だ。
昔、中国の孔子大先生もおっしゃっていた。
「これを知る者はこれを好むものに如かず。
これを好むものはこれを楽しむものに如かず。」 と
仕事はすべからくこうありたいもの。
駒場君も思わず、
「松原さん、こんなに楽しいなら、給料なんか要りませんね」
と言うかなと思ったのだが、 ・・・・
一方、こちらはやや暗い雰囲気の下水道工事の清水コーチ班。
真ん中が清水班長の哀愁をたたえた背中。
東戸塚校はクレーコートなので
コート脇の側溝に砂がたまり、水が流れ難くなってしまう。
その砂取り。
通称どぶさらい。
ぬれたヘドロ入りの砂を取り、運ぶため。
みんな、タポン、タポンとおつりをもらい、泥だらけ。
そう簡単に、好む、楽しむ、というわけにもいかない。
さて、午後、お疲れのおやつタイム。
ぐったりしてると思いきや、田村コーチはフリスビーを見つけた。
早速4人がとび出して、コート上でフリスビー大会が始まった。
清水コーチはサウスポーのバックハンドショット。
右足のキャリオカステップで左手と見事なバランス。
スウィング方向と顔が反対に動くところなどは
先日の切れのいいバックボレーの話と一緒。
さすがスポーツマン。
と思ったのだが、
なぜかフリスビーはばたばたと波打って飛んでいた。
そんなこんなで、土木作業は薄暗くなるころ終了。
屋内の大掃除にみんな参加。
私だけはブログで遊んでいる。
2009年12月27日
東戸塚ワンデイテニスクラブ
今日は、東戸塚松原テニススクールで
『ワンデイテニスクラブ&忘年バーベキュー』 が行われた。
日ごろは、テニススクールがメインなので
スクール生同志やコーチと一緒に試合をするといったことが少ない。
クレーコート3面だけだが
今日一日は、ひたすらテニスをし、ひたすら食べる(飲む)
まずは、テニス、どんどんペアーを変わり
私や若手コーチも入ってみんなでダブルス。
私も2試合した。
安久津コーチ、田村コーチはコート割など
スジガネ君も手伝って、てきぱきとこなしていた。
午後、的当てサーブ大会。
当たった人は、賞品ゲット。
まだ明るいうちから、バーベキューで忘年会。
お天気にも恵まれ、とても楽しい一日だった。
皆さん来年もよろしくお願いします。
『ワンデイテニスクラブ&忘年バーベキュー』 が行われた。
日ごろは、テニススクールがメインなので
スクール生同志やコーチと一緒に試合をするといったことが少ない。
クレーコート3面だけだが
今日一日は、ひたすらテニスをし、ひたすら食べる(飲む)
まずは、テニス、どんどんペアーを変わり
私や若手コーチも入ってみんなでダブルス。
私も2試合した。
安久津コーチ、田村コーチはコート割など
スジガネ君も手伝って、てきぱきとこなしていた。
午後、的当てサーブ大会。
当たった人は、賞品ゲット。
まだ明るいうちから、バーベキューで忘年会。
お天気にも恵まれ、とても楽しい一日だった。
皆さん来年もよろしくお願いします。
2009年12月26日
スジガネ君に聞くバックボレー
さて、きのうに続くバックボレーです。
早速、スジガネ君の登場です。
彼は、『スジガネ君BV』 バックのスライスとボレーについては権威だ。
先日の、『スジガネ君FV』 とは、もちろん兄弟なのでよく似ている。
違いは肩関節の向きだ。
2人一緒の写真があるので見てみよう。
肩のスウィングの軸、BVのほうが倒れているのがわかると思う。
もちろんこの向きはどれくらい横向きで打つかによって変わるので
あまり、細かく考えてもしょうがないのだが。
念のため後ろからも見せてもらおう。
腕を振り子のように振るための軸がよくわかる。
それでは、早速、打球方向に対し、横から見せてもらおう。
まずは相手に向かい、待機の姿勢だ。
バックに来たので斜め横向きの構えを作る。
(横向きになるだけで、まだ腕は引いていない)
ついでにちょっと前傾する。
足があれば、この間にもう一歩前進するところだ。 (もちろん無い)
凹型にテイクバック。
一瞬静止のあと、凹型に振りはじめる。 (引く時と同じ写真)
美しいインパクト。
そしてフォロースルー。
凹型の弧を描いた美しいスウィング。
手首も肘も動かしていない。
肩関節の軸を中心に腕を振っただけなのだ。
『スジガネ君BV』 が言うには
彼ほど正確に動かすのは難しいのだが
人間でもこの肩の軸を意識し、腕でスウィングすれば
きれいなスライスボレーが打てるそうだ。
まあ、まねしてみる価値はあると思う。
先日のおしゃべりな『スジガネ君FV』 と違い
『スジガネ君BV』はかなり私に解説を任せてくれた。
顔つきもすっきりしていて
なかなか謙虚で好感のもてるやつだった。
東戸塚校のロビーで撮影したのだが、
撮影会、後半にリトルクラスが終わり、子供たちが帰ってきた。
なかなかの人気で、本人もけっこう満足したようだ。
早速、スジガネ君の登場です。
彼は、『スジガネ君BV』 バックのスライスとボレーについては権威だ。
先日の、『スジガネ君FV』 とは、もちろん兄弟なのでよく似ている。
違いは肩関節の向きだ。
2人一緒の写真があるので見てみよう。
肩のスウィングの軸、BVのほうが倒れているのがわかると思う。
もちろんこの向きはどれくらい横向きで打つかによって変わるので
あまり、細かく考えてもしょうがないのだが。
念のため後ろからも見せてもらおう。
腕を振り子のように振るための軸がよくわかる。
それでは、早速、打球方向に対し、横から見せてもらおう。
まずは相手に向かい、待機の姿勢だ。
バックに来たので斜め横向きの構えを作る。
(横向きになるだけで、まだ腕は引いていない)
ついでにちょっと前傾する。
足があれば、この間にもう一歩前進するところだ。 (もちろん無い)
凹型にテイクバック。
一瞬静止のあと、凹型に振りはじめる。 (引く時と同じ写真)
美しいインパクト。
そしてフォロースルー。
凹型の弧を描いた美しいスウィング。
手首も肘も動かしていない。
肩関節の軸を中心に腕を振っただけなのだ。
『スジガネ君BV』 が言うには
彼ほど正確に動かすのは難しいのだが
人間でもこの肩の軸を意識し、腕でスウィングすれば
きれいなスライスボレーが打てるそうだ。
まあ、まねしてみる価値はあると思う。
先日のおしゃべりな『スジガネ君FV』 と違い
『スジガネ君BV』はかなり私に解説を任せてくれた。
顔つきもすっきりしていて
なかなか謙虚で好感のもてるやつだった。
東戸塚校のロビーで撮影したのだが、
撮影会、後半にリトルクラスが終わり、子供たちが帰ってきた。
なかなかの人気で、本人もけっこう満足したようだ。
2009年12月25日
切れのいいバックボレー
『ヒロリン』 さんから質問をいただいていた
ボレー、特にバックボレーの話です。
以下がそのコメントの抜粋です。
今までたった一人、一年ほど前に一回だけスクール生に評判の良い、トーナメント等に実際に出て優勝したりしている女性のコーチ(今はやめてしまいました)のレッスンの時、さんざんラケットをもっと上にセットして振り下ろすようにインパクトして!!と言われ、その時はなぜ??他のコーチは違うのに、、と思っていました。
でも、だんだん松原コーチのDVDを見たりプロのフォームを見たりしているうちにあのコーチの言うことは正しかったのだなぁ~と思っています。
しかし理想のフォームは解っていても実際の試合になると速い球がネットスレスレに飛んでくると、反射神経の悪い私は、羽子板のように当てるのが精一杯、浮いたチャンスボールの小ロブくらいなら何とかアウトサイドインが何とか打てます。常にアウトサイドインのフォームで、ボレーを(特にバック)打つのに何かコツは有りますでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2009/12/19 21:46
私の答えです。
一番の基本は思い切ってスライスにすることです。
フォアボレーをフラットでうまくこなす人は時々います。
バックでは見たことがありません。
8月25日のブログで一度出した写真ですが、もう一度。
この形から、 (インパクトの写真です)
肩を中心に、凹型に弧を描いて、引く。
肩を中心に、凹型に弧を描いて、振り出し、インパクト。
本当にインパクトのとこらから引く人はいませんが
(構えでボールが当たっている人もいない)
打つ形で反対側に引くというのを感じてもらうため
必要もなさそうな写真をダブルで入れてみました。
面を作り、弧を描いて引き、弧を描いて打つ。
本当は1枚目と2枚目の間の写真があればそこが引き初めです。
(こんど、スジガネ君に頼もう)
2番目のお話は、19日のコメントの答に出したやつ。 (そのまんま、コピーです)
「ヒロリン さま
コメントありがとうございます
バックボレーについて写真も入れて近いうちにちゃんとやります。
ちょっとだけ触れますと
早いボールに対処する為に素振りしておくといいですよ。
形を作る為ではなく、条件反射を慣らしておく。
ここへ来たらこうするというシュミレーション
速いボールがバックへ来る、小さいスウィングでスライスヒット。
頭の中に回路を作っとくんです。
1日、3分間努力を5日間やってみてください。
これほどの努力をすれば、たぶん名人になれます。 」
3番目は上体の動かし方です。
低いボレーに対し、上体が上に上がりながらヒットします。
ラケットはスライスですから弧を描きながら、上から下に動きます。
最初は状態の動きも下向きに付き合いますが
インパクトの少し前から逆に上がります。
上体が上がる反動でラケットの動きを加速し
切れのいいショットを生むのです。
アンディー・ロディックに見本をお願いしましたので。
彼の連続写真を見てください。
6コマ目の直前がインパクトですが
3コマ目くらいから頭の位置、肩の位置がどんどん上がっていきます。
もうひとつは、ニコラス・キーファーのバックハンドスライス連続写真です。
ボレーではありませんが、
スライスの身体の使い方という点はまるで同じです。
彼の頭の位置に注目しながら、動画も見てください。
明らかに振りと頭は逆に動いているでしょう。
こうゆう動き、姿勢をする人って、うまそうですよね。
ボールに顔を近づけていくと、初心者っぽい絵になります。
フンと言いながら、きざに、顔をボールから遠ざけてみてください。
ボレー、特にバックボレーの話です。
以下がそのコメントの抜粋です。
今までたった一人、一年ほど前に一回だけスクール生に評判の良い、トーナメント等に実際に出て優勝したりしている女性のコーチ(今はやめてしまいました)のレッスンの時、さんざんラケットをもっと上にセットして振り下ろすようにインパクトして!!と言われ、その時はなぜ??他のコーチは違うのに、、と思っていました。
でも、だんだん松原コーチのDVDを見たりプロのフォームを見たりしているうちにあのコーチの言うことは正しかったのだなぁ~と思っています。
しかし理想のフォームは解っていても実際の試合になると速い球がネットスレスレに飛んでくると、反射神経の悪い私は、羽子板のように当てるのが精一杯、浮いたチャンスボールの小ロブくらいなら何とかアウトサイドインが何とか打てます。常にアウトサイドインのフォームで、ボレーを(特にバック)打つのに何かコツは有りますでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2009/12/19 21:46
私の答えです。
一番の基本は思い切ってスライスにすることです。
フォアボレーをフラットでうまくこなす人は時々います。
バックでは見たことがありません。
8月25日のブログで一度出した写真ですが、もう一度。
この形から、 (インパクトの写真です)
肩を中心に、凹型に弧を描いて、引く。
肩を中心に、凹型に弧を描いて、振り出し、インパクト。
本当にインパクトのとこらから引く人はいませんが
(構えでボールが当たっている人もいない)
打つ形で反対側に引くというのを感じてもらうため
必要もなさそうな写真をダブルで入れてみました。
面を作り、弧を描いて引き、弧を描いて打つ。
本当は1枚目と2枚目の間の写真があればそこが引き初めです。
(こんど、スジガネ君に頼もう)
2番目のお話は、19日のコメントの答に出したやつ。 (そのまんま、コピーです)
「ヒロリン さま
コメントありがとうございます
バックボレーについて写真も入れて近いうちにちゃんとやります。
ちょっとだけ触れますと
早いボールに対処する為に素振りしておくといいですよ。
形を作る為ではなく、条件反射を慣らしておく。
ここへ来たらこうするというシュミレーション
速いボールがバックへ来る、小さいスウィングでスライスヒット。
頭の中に回路を作っとくんです。
1日、3分間努力を5日間やってみてください。
これほどの努力をすれば、たぶん名人になれます。 」
3番目は上体の動かし方です。
低いボレーに対し、上体が上に上がりながらヒットします。
ラケットはスライスですから弧を描きながら、上から下に動きます。
最初は状態の動きも下向きに付き合いますが
インパクトの少し前から逆に上がります。
上体が上がる反動でラケットの動きを加速し
切れのいいショットを生むのです。
アンディー・ロディックに見本をお願いしましたので。
彼の連続写真を見てください。
6コマ目の直前がインパクトですが
3コマ目くらいから頭の位置、肩の位置がどんどん上がっていきます。
もうひとつは、ニコラス・キーファーのバックハンドスライス連続写真です。
ボレーではありませんが、
スライスの身体の使い方という点はまるで同じです。
彼の頭の位置に注目しながら、動画も見てください。
明らかに振りと頭は逆に動いているでしょう。
こうゆう動き、姿勢をする人って、うまそうですよね。
ボールに顔を近づけていくと、初心者っぽい絵になります。
フンと言いながら、きざに、顔をボールから遠ざけてみてください。
2009年12月24日
腕打ちでどうですか?
『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。
一見、とらえどころのない質問なのですが
一番ありそうな疑問でもあります。
以下が、そのコメントの全文です。
こんにちは。初めて質問させていただきます。
フォアハンドストロークがなかなか威力が出ません。通っているスクールのコーチからは、前方向への押しが足りないから、伸びが出ていないのではないかといわれました。ボール2個分くらい押し出した方がいいといわれましたが、そうするとフラットにあたりすぎてアウトしたり、スピンをかけようとするととたんに弱々しいボールになってしまいます。シングルスにしぼって試合に出ているのですが、ストロークで打ち負けてしまうために、なかなか格上の人に勝てません。解決法はありますか?
それから、サーブを打った後にボールの行方を見てしまい、準備が遅れ、ミスすることがかなり多いです。特にテイクバックをするまでが遅いといわれました。相手がリターンを打って、ネットを越える前には、フォアかバックを判断してテイクバックを終わらせた方がよいのでしょうか?
長くなってしまい、申し訳ありませんが、ご回答いただけると幸いです。
投稿者 たまには勝ちたい 2009/12/24 14:28
さて、私の答えです。
『ボール2個分くらい押し出した方がいい』 という話ですが、
こう解釈してみたらどうでしょう。
インパクト後を、しっかり振る。
別に身体に巻きつくほど振り切る必要はありません。
身体の前方で止める、がフィニッシュ位置でもいいのですが。
振り終わるところ、フィニッシュまでしっかり力を入れ、振り続ける。
これは特にトップスピンをかけたときに
スピードアップにご利益があると思います。
もちろん力が入っていれば面の安定にも役立ちます。
それと次が特に重要だと思っています。
『スウィングを腕力で振る。』
手打ちではありません、腕打ちです。
肩を中心にしっかり振るということです。
ボールに勢いが足りないと思っている人は
「身体の使い方で、どうやって補おうか?」 と思っています。
実はたいていの場合、逆なのです。
腕力だけでボールは勢いよく飛びます。
身体を使いすぎることにより帰ってスピードダウンになる人が多いのです。
この話は、的中率が85%くらいはあると思います。
本当を言うと、腕だけではだめなのですが
腕だけでと思って振ると、『身体は必要な分だけ動く』 のです。
歩くことを例にしましょう。
我々は、脚だけで歩いているように思っていますが
腕はもちろん、体幹部もかなり使っているのです。
腰痛のときに歩けなくなりますし、
腹筋をいためていてもだめですよね。
特に障害がないときは使っていないつもりなのですが
本当は、かなり全身で歩いているのです。
才能のない人、センスのない人はうまく歩けません。
うまく歩けない人があまり多くないところを見ると
たいていの人は、身のこなしにおいて
『才能のある人、センスのある人』 なんではないでしょうか。
て、ことは、
腕だけで打つつもりで振れば、身体は自然に動く。
というつもりで、「腕だけでどうぞ」 といっているのです。
身体をうんと使い、美しいフォームだと芸術点が加算され、
2点というルールがあれば別ですが、
そうじゃなければ身体は最小限の動きのほうがうまくいくと思います。
次に、『サーブを打った後にボールの行方を見てしまい』 ですが。
ここだけの話ですが、実は私もそうです。
たぶんみんなそうですよ。 ロジャーもラファも。
ボールが相手コートに落ちるまでは
相手は絶対に打ってきませんからご安心を。
(ルールでそう決まっています)
サーブアンドボレーじゃなければ
次にいればいい、都合のいい位置からサーブすればいいのです。
どこに落ちそうかわかったら、急いで構えれば大丈夫。
そして相手が打つのにあわせ、スプリットステップです。
テイクバックも、相手ボールの方角がわかり次第
ボールがネットを越えてくる前に
フォアなら、肩の線が少し横を向き、腕が右半身の前に来る。
バックなら、肩の線が少し横を向き、持ち替えが終わる。
くらいの話です。
テイクバックは、滑らかに、最後に、
『引いて、ヒット!!』 と行きたいので。
一番引けるのは、こちらにバウンドしたときかその後だと思います。
そんなに忙しくはないと思いますよ。
一見、とらえどころのない質問なのですが
一番ありそうな疑問でもあります。
以下が、そのコメントの全文です。
こんにちは。初めて質問させていただきます。
フォアハンドストロークがなかなか威力が出ません。通っているスクールのコーチからは、前方向への押しが足りないから、伸びが出ていないのではないかといわれました。ボール2個分くらい押し出した方がいいといわれましたが、そうするとフラットにあたりすぎてアウトしたり、スピンをかけようとするととたんに弱々しいボールになってしまいます。シングルスにしぼって試合に出ているのですが、ストロークで打ち負けてしまうために、なかなか格上の人に勝てません。解決法はありますか?
それから、サーブを打った後にボールの行方を見てしまい、準備が遅れ、ミスすることがかなり多いです。特にテイクバックをするまでが遅いといわれました。相手がリターンを打って、ネットを越える前には、フォアかバックを判断してテイクバックを終わらせた方がよいのでしょうか?
長くなってしまい、申し訳ありませんが、ご回答いただけると幸いです。
投稿者 たまには勝ちたい 2009/12/24 14:28
さて、私の答えです。
『ボール2個分くらい押し出した方がいい』 という話ですが、
こう解釈してみたらどうでしょう。
インパクト後を、しっかり振る。
別に身体に巻きつくほど振り切る必要はありません。
身体の前方で止める、がフィニッシュ位置でもいいのですが。
振り終わるところ、フィニッシュまでしっかり力を入れ、振り続ける。
これは特にトップスピンをかけたときに
スピードアップにご利益があると思います。
もちろん力が入っていれば面の安定にも役立ちます。
それと次が特に重要だと思っています。
『スウィングを腕力で振る。』
手打ちではありません、腕打ちです。
肩を中心にしっかり振るということです。
ボールに勢いが足りないと思っている人は
「身体の使い方で、どうやって補おうか?」 と思っています。
実はたいていの場合、逆なのです。
腕力だけでボールは勢いよく飛びます。
身体を使いすぎることにより帰ってスピードダウンになる人が多いのです。
この話は、的中率が85%くらいはあると思います。
本当を言うと、腕だけではだめなのですが
腕だけでと思って振ると、『身体は必要な分だけ動く』 のです。
歩くことを例にしましょう。
我々は、脚だけで歩いているように思っていますが
腕はもちろん、体幹部もかなり使っているのです。
腰痛のときに歩けなくなりますし、
腹筋をいためていてもだめですよね。
特に障害がないときは使っていないつもりなのですが
本当は、かなり全身で歩いているのです。
才能のない人、センスのない人はうまく歩けません。
うまく歩けない人があまり多くないところを見ると
たいていの人は、身のこなしにおいて
『才能のある人、センスのある人』 なんではないでしょうか。
て、ことは、
腕だけで打つつもりで振れば、身体は自然に動く。
というつもりで、「腕だけでどうぞ」 といっているのです。
身体をうんと使い、美しいフォームだと芸術点が加算され、
2点というルールがあれば別ですが、
そうじゃなければ身体は最小限の動きのほうがうまくいくと思います。
次に、『サーブを打った後にボールの行方を見てしまい』 ですが。
ここだけの話ですが、実は私もそうです。
たぶんみんなそうですよ。 ロジャーもラファも。
ボールが相手コートに落ちるまでは
相手は絶対に打ってきませんからご安心を。
(ルールでそう決まっています)
サーブアンドボレーじゃなければ
次にいればいい、都合のいい位置からサーブすればいいのです。
どこに落ちそうかわかったら、急いで構えれば大丈夫。
そして相手が打つのにあわせ、スプリットステップです。
テイクバックも、相手ボールの方角がわかり次第
ボールがネットを越えてくる前に
フォアなら、肩の線が少し横を向き、腕が右半身の前に来る。
バックなら、肩の線が少し横を向き、持ち替えが終わる。
くらいの話です。
テイクバックは、滑らかに、最後に、
『引いて、ヒット!!』 と行きたいので。
一番引けるのは、こちらにバウンドしたときかその後だと思います。
そんなに忙しくはないと思いますよ。
2009年12月23日
リターンの構え方、動き方 その2
サービスリターンの特殊性として
打点が高いことがある。
しかもボールが速い。
したがってアウトが多い。
ネットじゃないですよね。
高いところに速いボールが来る。
あわてて、上に向かって打つので、
ボールが上に飛び、アウト!!
というストーリー。
これは通常のラリーでの構えから打つからなのだ。
普通はこんな高さで構える。
低いように見えるだろうが
手首の角度をインパクトにあわせ
腕を楽に構えると、手首から先が下がるので
こんな位置になる。
これをこう変えると、リターンに強くなる。
ラケットヘッドだけ上げたのではなく
腕全体を上げたので
腕の形、手首の角度は変わらない。
ここから、ラケット面を外向きになる方向に
しかも徐々に上に引いていく。
高くバウンドしてくる強力サーブを上から押さえ込むことができるのだ。
実は、もう少し高く構えてもいいんです。
そしたら徐々に上に引いていかなくてもいい。
その代わりさっきのより、さらにもう少し
ラケット面を外に向けて引くようにしたほうがいい。
うちの田村コーチも、本当はあと20cmくらい高く構えている。
ただそうすると、彼の自慢の・・が隠れてしまうので
少し下げたのだ。
どの高さがベストかというと
相手のサーブの高さしだいとしか言いようがない。
ただ、あえて言うと、
ぴったりの高さより、少し高めにしといたほうが
低いボールにもあわせやすい。
低くめに構えて、後で上げるほうが、テイクバックに時間がかかり
手間取ってエラーしやすくなる。
それときのうの話しの復習。
写真はサーバーの方向から撮ったつもりなので
足の位置も見といてほしい。 (きのうのよりアップだ)
ここから左右に動くのだ。
打点が高いことがある。
しかもボールが速い。
したがってアウトが多い。
ネットじゃないですよね。
高いところに速いボールが来る。
あわてて、上に向かって打つので、
ボールが上に飛び、アウト!!
というストーリー。
これは通常のラリーでの構えから打つからなのだ。
普通はこんな高さで構える。
低いように見えるだろうが
手首の角度をインパクトにあわせ
腕を楽に構えると、手首から先が下がるので
こんな位置になる。
これをこう変えると、リターンに強くなる。
ラケットヘッドだけ上げたのではなく
腕全体を上げたので
腕の形、手首の角度は変わらない。
ここから、ラケット面を外向きになる方向に
しかも徐々に上に引いていく。
高くバウンドしてくる強力サーブを上から押さえ込むことができるのだ。
実は、もう少し高く構えてもいいんです。
そしたら徐々に上に引いていかなくてもいい。
その代わりさっきのより、さらにもう少し
ラケット面を外に向けて引くようにしたほうがいい。
うちの田村コーチも、本当はあと20cmくらい高く構えている。
ただそうすると、彼の自慢の・・が隠れてしまうので
少し下げたのだ。
どの高さがベストかというと
相手のサーブの高さしだいとしか言いようがない。
ただ、あえて言うと、
ぴったりの高さより、少し高めにしといたほうが
低いボールにもあわせやすい。
低くめに構えて、後で上げるほうが、テイクバックに時間がかかり
手間取ってエラーしやすくなる。
それときのうの話しの復習。
写真はサーバーの方向から撮ったつもりなので
足の位置も見といてほしい。 (きのうのよりアップだ)
ここから左右に動くのだ。
2009年12月22日
リターンの構え方、動き方
『Perth』 さんからコメントをいただきました。
リターンの構え方についての質問なのですが
たいへんいい着想だと思います。
とても役に立つお話だと思いますので
今日のお題はこれ。
以下がコメントの全文です。
私にとっても、特にダブルスのクロスリターンが課題です。引っ張りきれず前衛に捕まることが多いこと。。。
最近解決策を思いつきました。松原コーチ、この考え方で正しいか教えていただければ嬉しいです。(以下ダブルスイメージです。)
「どこからサービスを打つ相手に対しても、構えるとき(相手ではなく)狙う方向に対して足をポジション(正対)する。」すなわち、構えるとき、(例え相手がサービスをセンター寄りから打つ場合でも)まずは相手は関係なく狙う方向(ダブルスの場合、シングルサイドラインとベースラインとの交点辺り)に対して構え(正対し)ます。そして、相手がサービスモーションに入ったら、足の位置は変えず、顔だけ相手を見ます。
特に男子の場合はサービスが速いため、構えのままのスタンス(オープンスタンス)でリターンするのが普通です。そこで、狙う方向に打ち易いスタンスをあらかじめ構えの時に作っておく訳です。
今のところこれで上手く行っているものの、こんな方法は人から聞いたことがないだけに何となく不安であります。。。(上手く行ってりゃいいじゃないか、と言えるほど強気になれる性格ではないもので。)
ご返答いただければ嬉しいです。
投稿者 Perth 2009/12/22 01:26
ということで、私の答えです。
基本的に、Perth さんのお考えのとおりだと思います。
私のスクールではサーバーに正対して構えるようにとアドバイスしています。
もちろんレシーブだけでなくラリーのときも同様です。
コーチがなにも言わないと、皆さん足をラインに沿って並べます。
ちょうどこんな具合です。
カメラの方角からボールが飛んでいくはずなのですが
返球がカメラのほうにくる気がしません。
こんな風に構えるといいと思います。
これはジュースコートの構え。
次はアドコートの構えです。
これなら、こちらに打ってきそうですよね。
東戸塚校の田村コーチにモデルを頼みました。
寒かったのに、「脱ぎましょうか、脱ぐとすごいんですが」
と言ってくれたが、
「どうせ足だけだから、いいよ」 と答えちゃった。
結局、全身を撮ってしまい。
この季節の夕方、雪だるま撮影会になってしまった。
そうそう、そうゆう話じゃなくて、リターンでした。
動きの方角ですが
サーバーとレシーバーを結んだ線と直角に左右を考えるといいのです。
これも、特に考えなければ、皆さん無意識にラインに沿って動きます。
(写真を撮るときに、動く方角にフェンスでも立てておけばよかったなと、反省中です。)
実は、この動きの問題があるのでがあるので
私はサーバーの方に向いて立つ様にしているのです。
サーブにいかに反応できるかを一番気にしているからです。
ただ、サーバーのほうを向いているのか?
打つ方角を向いているのか?
どちらも角度的には大差ないので問題ないかもしれませんね。
もちろん前に踏み込んで行くときも、方角はサーバーの方向ですよ。
リターンの構え方についての質問なのですが
たいへんいい着想だと思います。
とても役に立つお話だと思いますので
今日のお題はこれ。
以下がコメントの全文です。
私にとっても、特にダブルスのクロスリターンが課題です。引っ張りきれず前衛に捕まることが多いこと。。。
最近解決策を思いつきました。松原コーチ、この考え方で正しいか教えていただければ嬉しいです。(以下ダブルスイメージです。)
「どこからサービスを打つ相手に対しても、構えるとき(相手ではなく)狙う方向に対して足をポジション(正対)する。」すなわち、構えるとき、(例え相手がサービスをセンター寄りから打つ場合でも)まずは相手は関係なく狙う方向(ダブルスの場合、シングルサイドラインとベースラインとの交点辺り)に対して構え(正対し)ます。そして、相手がサービスモーションに入ったら、足の位置は変えず、顔だけ相手を見ます。
特に男子の場合はサービスが速いため、構えのままのスタンス(オープンスタンス)でリターンするのが普通です。そこで、狙う方向に打ち易いスタンスをあらかじめ構えの時に作っておく訳です。
今のところこれで上手く行っているものの、こんな方法は人から聞いたことがないだけに何となく不安であります。。。(上手く行ってりゃいいじゃないか、と言えるほど強気になれる性格ではないもので。)
ご返答いただければ嬉しいです。
投稿者 Perth 2009/12/22 01:26
ということで、私の答えです。
基本的に、Perth さんのお考えのとおりだと思います。
私のスクールではサーバーに正対して構えるようにとアドバイスしています。
もちろんレシーブだけでなくラリーのときも同様です。
コーチがなにも言わないと、皆さん足をラインに沿って並べます。
ちょうどこんな具合です。
カメラの方角からボールが飛んでいくはずなのですが
返球がカメラのほうにくる気がしません。
こんな風に構えるといいと思います。
これはジュースコートの構え。
次はアドコートの構えです。
これなら、こちらに打ってきそうですよね。
東戸塚校の田村コーチにモデルを頼みました。
寒かったのに、「脱ぎましょうか、脱ぐとすごいんですが」
と言ってくれたが、
「どうせ足だけだから、いいよ」 と答えちゃった。
結局、全身を撮ってしまい。
この季節の夕方、雪だるま撮影会になってしまった。
そうそう、そうゆう話じゃなくて、リターンでした。
動きの方角ですが
サーバーとレシーバーを結んだ線と直角に左右を考えるといいのです。
これも、特に考えなければ、皆さん無意識にラインに沿って動きます。
(写真を撮るときに、動く方角にフェンスでも立てておけばよかったなと、反省中です。)
実は、この動きの問題があるのでがあるので
私はサーバーの方に向いて立つ様にしているのです。
サーブにいかに反応できるかを一番気にしているからです。
ただ、サーバーのほうを向いているのか?
打つ方角を向いているのか?
どちらも角度的には大差ないので問題ないかもしれませんね。
もちろん前に踏み込んで行くときも、方角はサーバーの方向ですよ。
2009年12月21日
クロスの打つコツ
『Panda』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメント全文です。
いつもわかりやすい解説で、毎日楽しみにしています。
フォアハンドで質問があるのですが、クロスのラリーになった場合、ボールがどうしてもセンターよりになってしまいます。クロス側コートでサービスをリターンする場合も同じです。速いボールを打ち返したときにセンターよりになる傾向が顕著なので、それはただの振り遅れだと思うのですが、普通のボールの時にもクロスに打つのが苦手です。
逆クロスの場合は、比較的楽にコースをコントロールすることはできます。
スクールのコーチからは、肩が開いてしまうからと言われていて、それを意識するとうまくクロスに打てるケースもあるのですが、いまいちショットが安定しません。
やはりフォロースルーの問題でしょうか?
また何か良い克服法、練習法はありますでしょうか?
よろしくお願いします。
投稿者 Panda 2009/12/19 11:28
私の答えです。
フォアハンドをクロスに打つには、
1、打つ方向の反対側に引く。 (引きすぎない)
2、打点を前にとる。
3、ラケットヘッドが遅れないよう、手首を固める。
4、打点の後ろに入り込むように体重移動。
1、2、はわかりやすい話ですね。
3、4、は逆クロスの反対だと思えばわかりやすいかもしれません。
手首の柔らかい人は、先が遅れて振り出すと面が逆クロス方向を向きます。
この理由でクロスに打てない人には
私は、「手打ちでいいですよ、しっかり力みましょう」
とアドバイスします。
今日は、4、について考えたいと思います。
クロス方向に体重移動で持っていこうとすると
腕がその反動で遅れ気味になり、逆クロス方向に振り出しやすくなります。
ですから逆クロスは、打点から離れながら打つとうまく打てるのです。
その逆に、打点に近づきながら、
打点の後ろに入り込みながら打つような動きをすると
クロス方向に打ちやすくなるのです。
わざとボールから遠めの位置に最後の足を決め、
打点の後ろに飛び込みながら打つと自然にクロスに行きます。
百聞は一見にしかず。
エナンの打ち方を連続写真で見てください。
ボールに近づく動きを2、3、あたりで、いったんブレーキをかけ、
4、5、6、でブレーキを抜いて、打点の後ろに飛び込んでいきます。
その反動でクロスに打つのです。
横方向の位置や動きは、後ろのKIAのマークと比べればわかると思います。
この打ち方ですと自然に、スウィングがクロス方向に加速されますので
なれないと、サイドにアウトしやすくなるくらいです。
この技が、プロの右端処理のふつうの打法といってもいいと思います。
ちょっと力み気味に手首を固め、
遠目から近寄りながら打つ。
動きの方向が大事なので、プロほど大胆な動きじゃなくてもOK。
思い切ってやってみればそんなに難しくないと思いますよ。
以下がそのコメント全文です。
いつもわかりやすい解説で、毎日楽しみにしています。
フォアハンドで質問があるのですが、クロスのラリーになった場合、ボールがどうしてもセンターよりになってしまいます。クロス側コートでサービスをリターンする場合も同じです。速いボールを打ち返したときにセンターよりになる傾向が顕著なので、それはただの振り遅れだと思うのですが、普通のボールの時にもクロスに打つのが苦手です。
逆クロスの場合は、比較的楽にコースをコントロールすることはできます。
スクールのコーチからは、肩が開いてしまうからと言われていて、それを意識するとうまくクロスに打てるケースもあるのですが、いまいちショットが安定しません。
やはりフォロースルーの問題でしょうか?
また何か良い克服法、練習法はありますでしょうか?
よろしくお願いします。
投稿者 Panda 2009/12/19 11:28
私の答えです。
フォアハンドをクロスに打つには、
1、打つ方向の反対側に引く。 (引きすぎない)
2、打点を前にとる。
3、ラケットヘッドが遅れないよう、手首を固める。
4、打点の後ろに入り込むように体重移動。
1、2、はわかりやすい話ですね。
3、4、は逆クロスの反対だと思えばわかりやすいかもしれません。
手首の柔らかい人は、先が遅れて振り出すと面が逆クロス方向を向きます。
この理由でクロスに打てない人には
私は、「手打ちでいいですよ、しっかり力みましょう」
とアドバイスします。
今日は、4、について考えたいと思います。
クロス方向に体重移動で持っていこうとすると
腕がその反動で遅れ気味になり、逆クロス方向に振り出しやすくなります。
ですから逆クロスは、打点から離れながら打つとうまく打てるのです。
その逆に、打点に近づきながら、
打点の後ろに入り込みながら打つような動きをすると
クロス方向に打ちやすくなるのです。
わざとボールから遠めの位置に最後の足を決め、
打点の後ろに飛び込みながら打つと自然にクロスに行きます。
百聞は一見にしかず。
エナンの打ち方を連続写真で見てください。
ボールに近づく動きを2、3、あたりで、いったんブレーキをかけ、
4、5、6、でブレーキを抜いて、打点の後ろに飛び込んでいきます。
その反動でクロスに打つのです。
横方向の位置や動きは、後ろのKIAのマークと比べればわかると思います。
この打ち方ですと自然に、スウィングがクロス方向に加速されますので
なれないと、サイドにアウトしやすくなるくらいです。
この技が、プロの右端処理のふつうの打法といってもいいと思います。
ちょっと力み気味に手首を固め、
遠目から近寄りながら打つ。
動きの方向が大事なので、プロほど大胆な動きじゃなくてもOK。
思い切ってやってみればそんなに難しくないと思いますよ。
2009年12月20日
フットフォールトはいかんぜよ
どうも最近の若いモンは、
だけじゃなくて
おじさんやお姉さま方のプレーヤーの中にも
フットフォールト常習者が多い。
時々、最初からラインの上に立っている人までいる。
セルフジャッジが多いので、とられないからかもしれないが
コートサイドでは、「アレはちょっとね」 と
特に、他人に厳しい人達の間では批判されている。
(もしかしたら、世間を狭くしているかも知れませんよ)
日本では昔から、速いサーブの人が少なかったせいか
もともと、審判がいてもとらないことが多かった。
私の学生時代は、敗者審判や後輩審判が多かったので
下手なやつが審判をしていて
上手な先輩プレーヤーのフットフォールトなんて
こわくて、とても取れなかったのかもしれない。
昔、先輩から聞いた話だが、関東あたりの大学の対抗戦では
試合の中盤当りまでは、とらないでおいて、
終盤の大事なポイントでとる。
とられたほうはかっかっときて自滅、という話を聞いたことがある。
ラインを踏んでいるのが事実であれば、文句は言えないわけである。
まあ、石器時代の話かもしれない。
私のいた北海道ではのんびりしていたせいか
誰もフットフォールトなんてとらなかったが。
最近でもセレナ・ウィリアムスがフットフォールトを取られて激高し、
審判をののしってペナルティーで負けた。
なんて事があった。
「あんなポイントで取るなんて空気の読めないラインズマンだ」
なんて論評をした人までいたようだが。
そもそも、審判が空気を読むようになったらおしまいだし
第一に、どのポイントでも、ラインを踏んでサーブをしたらフットフォールトなのだ。
それにしても、最近の若いモンは (若くないモンも)
サーブで力むせいか
足をずらしてラインを踏むケースが多いようだ。
そうゆう人はほとんどのポイントで毎回踏んでいるのに
自分では、絶対に踏んでないと信じているから
他の人が見て、注意しないと判らないかもしれない。
もちろん、最初から踏んでるのは論外。
お互いに気持ちよくテニスをするためにも
そして、テニスというスポーツの価値を
われわれが、自分自身で落としめてしまわない為にも、
フットフォールトはやめましょう。
そしてお互いに注意してあげましょう。
セルフジャッジでもフットフォールトはいかんぜよ。
「世間が許しても、わしが許さん」
また『さだまさし』のまねをしてしまった。
どうも四国の言葉といい、さだまさしといい
最近、歳をとったせいか、NHKの影響が出てしまっている。
そうそうフットフォールト。
ちょっと、確認しておきましょう。
ルール オブ テニス 規則18にはこうある。
サーバーは、サービスのモーション(開始から終了まで)の間、
a) 歩いたり走ったりして、立っている位置を変えない。
しかし足を少し動かすくらいはかまわない。
b) どちらの足も、ベースラインまたはその内側を踏まない。
c) どちらの足も、サイドラインの仮想延長線外側の地面に触れない。
d) どちらの足も、センターマークの仮想延長線を踏まない。
もしサーバーが上記のどれかに違反すれば、フットフォールトになる。
だそうだ。
この構えから、
こうしたらフットフォールト。
体重移動と共に右足を引き込んでくるのですが
やりすぎはサーブのバランスやパワーにもマイナスになりますので
軸足を追い越さない方がいいと思います。
特にジュースコートでやりがちなので注意しましょう。
これもフットフォールト。
このケースは若者に非常に多く、
タイミングを取る為に、左足のずらしやステップインをしている人達なのだが
動かないように直すととたん元気が無くなる人も多い。
そうゆう人は、最初の立ち位置のほうを、ずれ分を見込んだ位置に直せばいい。
これもだよ。
規則18のd、センターマークの仮想延長線とは
この写真で言えば、マークの左端だからだ。
ここで、強力サーブに憧れ
しかも先ほどお話しした、軸足を動かしてしまう人に
オススメのビッグプレゼント。
鈴木貴男流はいかが
こんなに離れて構え、
トスを上げながら、軸足を踏み込み、
ドカーン
このとき、かかと側から踏み込んでますよね。
これが味噌かも・・・・
この打ち方は
規則18の a) ・・・しかし足を少し動かすくらいはかまわない。
の範囲で、OKのようですよ。
まあ、みんなフットフォールトやめて気持ちよくテニスしようね。
ジュニアの子も、審判が付くような強い選手になってから
やめるのたいへんだよ。
今のうちに直そうね。
ここだけの話、コーチにも多いから、
生徒さんの評判にならないうちに、内緒で直そうね。
だけじゃなくて
おじさんやお姉さま方のプレーヤーの中にも
フットフォールト常習者が多い。
時々、最初からラインの上に立っている人までいる。
セルフジャッジが多いので、とられないからかもしれないが
コートサイドでは、「アレはちょっとね」 と
特に、他人に厳しい人達の間では批判されている。
(もしかしたら、世間を狭くしているかも知れませんよ)
日本では昔から、速いサーブの人が少なかったせいか
もともと、審判がいてもとらないことが多かった。
私の学生時代は、敗者審判や後輩審判が多かったので
下手なやつが審判をしていて
上手な先輩プレーヤーのフットフォールトなんて
こわくて、とても取れなかったのかもしれない。
昔、先輩から聞いた話だが、関東あたりの大学の対抗戦では
試合の中盤当りまでは、とらないでおいて、
終盤の大事なポイントでとる。
とられたほうはかっかっときて自滅、という話を聞いたことがある。
ラインを踏んでいるのが事実であれば、文句は言えないわけである。
まあ、石器時代の話かもしれない。
私のいた北海道ではのんびりしていたせいか
誰もフットフォールトなんてとらなかったが。
最近でもセレナ・ウィリアムスがフットフォールトを取られて激高し、
審判をののしってペナルティーで負けた。
なんて事があった。
「あんなポイントで取るなんて空気の読めないラインズマンだ」
なんて論評をした人までいたようだが。
そもそも、審判が空気を読むようになったらおしまいだし
第一に、どのポイントでも、ラインを踏んでサーブをしたらフットフォールトなのだ。
それにしても、最近の若いモンは (若くないモンも)
サーブで力むせいか
足をずらしてラインを踏むケースが多いようだ。
そうゆう人はほとんどのポイントで毎回踏んでいるのに
自分では、絶対に踏んでないと信じているから
他の人が見て、注意しないと判らないかもしれない。
もちろん、最初から踏んでるのは論外。
お互いに気持ちよくテニスをするためにも
そして、テニスというスポーツの価値を
われわれが、自分自身で落としめてしまわない為にも、
フットフォールトはやめましょう。
そしてお互いに注意してあげましょう。
セルフジャッジでもフットフォールトはいかんぜよ。
「世間が許しても、わしが許さん」
また『さだまさし』のまねをしてしまった。
どうも四国の言葉といい、さだまさしといい
最近、歳をとったせいか、NHKの影響が出てしまっている。
そうそうフットフォールト。
ちょっと、確認しておきましょう。
ルール オブ テニス 規則18にはこうある。
サーバーは、サービスのモーション(開始から終了まで)の間、
a) 歩いたり走ったりして、立っている位置を変えない。
しかし足を少し動かすくらいはかまわない。
b) どちらの足も、ベースラインまたはその内側を踏まない。
c) どちらの足も、サイドラインの仮想延長線外側の地面に触れない。
d) どちらの足も、センターマークの仮想延長線を踏まない。
もしサーバーが上記のどれかに違反すれば、フットフォールトになる。
だそうだ。
この構えから、
こうしたらフットフォールト。
体重移動と共に右足を引き込んでくるのですが
やりすぎはサーブのバランスやパワーにもマイナスになりますので
軸足を追い越さない方がいいと思います。
特にジュースコートでやりがちなので注意しましょう。
これもフットフォールト。
このケースは若者に非常に多く、
タイミングを取る為に、左足のずらしやステップインをしている人達なのだが
動かないように直すととたん元気が無くなる人も多い。
そうゆう人は、最初の立ち位置のほうを、ずれ分を見込んだ位置に直せばいい。
これもだよ。
規則18のd、センターマークの仮想延長線とは
この写真で言えば、マークの左端だからだ。
ここで、強力サーブに憧れ
しかも先ほどお話しした、軸足を動かしてしまう人に
オススメのビッグプレゼント。
鈴木貴男流はいかが
こんなに離れて構え、
トスを上げながら、軸足を踏み込み、
ドカーン
このとき、かかと側から踏み込んでますよね。
これが味噌かも・・・・
この打ち方は
規則18の a) ・・・しかし足を少し動かすくらいはかまわない。
の範囲で、OKのようですよ。
まあ、みんなフットフォールトやめて気持ちよくテニスしようね。
ジュニアの子も、審判が付くような強い選手になってから
やめるのたいへんだよ。
今のうちに直そうね。
ここだけの話、コーチにも多いから、
生徒さんの評判にならないうちに、内緒で直そうね。
2009年12月19日
プロのフォアはアウトサイドイン 続編
きのうのブログについて
再度、『momotaro』 さんにコメントをいただきました。
以下がその全文です。
松原コーチ、早速のご回答ありがとうございました。
「アウトサイドイン」のスウィングとは、厚めのグリップでボールを前で捉えてワイパースウィングという理解でよろしいでしょうか。私の場合、ワイパースウィングは「インサイドアウトイン」というイメージです。ところで、バックハンドも「アウトサイドイン」で良いのでしょうか?
私はシングルハンドですが、プロのダブルハンドのテイクバックは、インに引き込んで構えているようなイメージがあります。シングルハンドでの「アウトサイドイン」は、かなり難しいように思えるのですが如何ですか。
ところで、「見本」のコーチが使っていらっしゃるラケットは、S-FIT3ですね。このラケットかなり興味があります。評判は如何ですか。私が使っているのは、YOUTEK SPEED 16x19ですが、だんだんキツくなってきたので、伊達さんみたいに合わせて打つやり方に変えようかなと思っています。なにせ、来年還暦ですから。
投稿者 momotaro 2009/12/18 23:24
私の答えです。
フォアハンドは低いボールを手前から向こう側にサイドスピンをかけて打つ以外は
ほとんど、アウトサイドインのスウィングだと思います。
ただ、一番極端なアウトサイドインがワイパーなので
一番わかりやすい例として出したわけです。
私が、インとかアウトとか呼んでいるのは
ボールの飛んでいく方向に対して
ラケット面が、インパクト付近で
インからアウト、または、アウトからイン、
どちらに向かって動いていくかを言っています。
腕やラケットは、肩を中心とした円運動ですから
スウィングのすべてを見れば必ず
イン → アウト → インへとなりますので
『momotaro』さんのコメントにありました
ワイパースウィングは「インサイドアウトイン」というイメージ。
ということにもなると思います。
私の言っているのはインパクト付近のみと考えてください。
ところでトップスピンのバックですが
ほとんど打球方向に振ると思っていればいいと思います。
『スジガネ君』で、実験したり、自分の腕を動かしても
物理的には、アウトサイドインですが。
回転運動で、打点が前とくれば
コンパスで、絵を描いてみればわかりますよね。
打点を真横まで遅らせない限り、アウトサイドインですよね。
ただ感覚的には押すわけでも引っ張るわけでもありませんから
特にどうと意識する必要はないと思います。
ただフォアの場合は、同じアウトサイドインでも
思い切って外から引っ張るようにしたほうが力も入り
コントロールもよくなるので
意識的にやってほしいのです。
バックのほうはそんなふうにまで思う必要はないと思います。
次に、ラケットの話ですが、
ヨネックスのS-FIT3
結構いいと思いますよ。
よく飛びますし、スピンもかかる。
特にスピンについては
私は何を使ってもかかるので
そのための性能を考えたことはないのですが
このラケットはなぜか、ものすごくスピンがかかります。
いい評判が多いようですので
試す価値があると思います。
ナンでしたら、東戸塚でも印西でも
うちに試し打ち用がありますので
遊びに来てください。
再度、『momotaro』 さんにコメントをいただきました。
以下がその全文です。
松原コーチ、早速のご回答ありがとうございました。
「アウトサイドイン」のスウィングとは、厚めのグリップでボールを前で捉えてワイパースウィングという理解でよろしいでしょうか。私の場合、ワイパースウィングは「インサイドアウトイン」というイメージです。ところで、バックハンドも「アウトサイドイン」で良いのでしょうか?
私はシングルハンドですが、プロのダブルハンドのテイクバックは、インに引き込んで構えているようなイメージがあります。シングルハンドでの「アウトサイドイン」は、かなり難しいように思えるのですが如何ですか。
ところで、「見本」のコーチが使っていらっしゃるラケットは、S-FIT3ですね。このラケットかなり興味があります。評判は如何ですか。私が使っているのは、YOUTEK SPEED 16x19ですが、だんだんキツくなってきたので、伊達さんみたいに合わせて打つやり方に変えようかなと思っています。なにせ、来年還暦ですから。
投稿者 momotaro 2009/12/18 23:24
私の答えです。
フォアハンドは低いボールを手前から向こう側にサイドスピンをかけて打つ以外は
ほとんど、アウトサイドインのスウィングだと思います。
ただ、一番極端なアウトサイドインがワイパーなので
一番わかりやすい例として出したわけです。
私が、インとかアウトとか呼んでいるのは
ボールの飛んでいく方向に対して
ラケット面が、インパクト付近で
インからアウト、または、アウトからイン、
どちらに向かって動いていくかを言っています。
腕やラケットは、肩を中心とした円運動ですから
スウィングのすべてを見れば必ず
イン → アウト → インへとなりますので
『momotaro』さんのコメントにありました
ワイパースウィングは「インサイドアウトイン」というイメージ。
ということにもなると思います。
私の言っているのはインパクト付近のみと考えてください。
ところでトップスピンのバックですが
ほとんど打球方向に振ると思っていればいいと思います。
『スジガネ君』で、実験したり、自分の腕を動かしても
物理的には、アウトサイドインですが。
回転運動で、打点が前とくれば
コンパスで、絵を描いてみればわかりますよね。
打点を真横まで遅らせない限り、アウトサイドインですよね。
ただ感覚的には押すわけでも引っ張るわけでもありませんから
特にどうと意識する必要はないと思います。
ただフォアの場合は、同じアウトサイドインでも
思い切って外から引っ張るようにしたほうが力も入り
コントロールもよくなるので
意識的にやってほしいのです。
バックのほうはそんなふうにまで思う必要はないと思います。
次に、ラケットの話ですが、
ヨネックスのS-FIT3
結構いいと思いますよ。
よく飛びますし、スピンもかかる。
特にスピンについては
私は何を使ってもかかるので
そのための性能を考えたことはないのですが
このラケットはなぜか、ものすごくスピンがかかります。
いい評判が多いようですので
試す価値があると思います。
ナンでしたら、東戸塚でも印西でも
うちに試し打ち用がありますので
遊びに来てください。
2009年12月18日
プロのフォアはアウトサイドイン
『momotaro』 さんから質問をいただきました。
コメント後半の質問部分を以下に。
ところで、ストロークのスイングについて質問があります。以前のブログで女子のジュニアにストロークをアドバイスする際、「アウトサイドイン」と教えられていましたが、私のテニススクールのコーチにはインサイドアウトと教わりました。アウトサイドインの軌道だと、ボレーと同じようにスライスの回転がかかるのではないでしょうか。
投稿者 momotaro@テニス歴だけは長い
2009/12/18 01:12
私のお答え。
スクールではインサイドアウトとよく教えます。
打つ方向に直線部分を長くするように考えると
当然そうなります。
なんとなく説得力のある話です。
でも、方向性はいいとしても
それでぶったたけますか。
プロのスウィングを見ればそうしていないのは
わき腹左側の、フィニッシュの場所を見れば明らかだと思います。
もし、momotaro さんが丁寧に続ければいいということでしたら
薄いグリップでインサイドアウト。
ぶん殴りたいなら、
プロと同じ、厚めのグリップでアウトサイドインだと思います。
フォアハンドでアウトサイドインで振れるかどうかということですが。
以前に使った写真で見せましょう。
打球方向から見たワイパースウィングです。
まず、ボールの外に引きます。 (アウトサイド)
内側に引っ張り込んでのインパクトです。 (インに)
さらにフィニッシュに向けて引っ張ります。 (さらにイン、イン、イン)
これがトップスピン系、現在のプロの基本です。
ねえ、ストロークでもアウトサイドインできるでしょう。
このほうが、はるかに強力なボールが打てます。
だからプロはこうするのです。
パワーだけの話のようですが、
プロはこの使い方でコントロールもいいでしょう。
私はむしろこの方がコントロール感があって
しっかりコントロールできるのだと思っています。
ここだけの話
うつ方向にボール7個分押していくみたいな話。
私は誰かが、机の上で・・・・・・・
と思っています。
コメント後半の質問部分を以下に。
ところで、ストロークのスイングについて質問があります。以前のブログで女子のジュニアにストロークをアドバイスする際、「アウトサイドイン」と教えられていましたが、私のテニススクールのコーチにはインサイドアウトと教わりました。アウトサイドインの軌道だと、ボレーと同じようにスライスの回転がかかるのではないでしょうか。
投稿者 momotaro@テニス歴だけは長い
2009/12/18 01:12
私のお答え。
スクールではインサイドアウトとよく教えます。
打つ方向に直線部分を長くするように考えると
当然そうなります。
なんとなく説得力のある話です。
でも、方向性はいいとしても
それでぶったたけますか。
プロのスウィングを見ればそうしていないのは
わき腹左側の、フィニッシュの場所を見れば明らかだと思います。
もし、momotaro さんが丁寧に続ければいいということでしたら
薄いグリップでインサイドアウト。
ぶん殴りたいなら、
プロと同じ、厚めのグリップでアウトサイドインだと思います。
フォアハンドでアウトサイドインで振れるかどうかということですが。
以前に使った写真で見せましょう。
打球方向から見たワイパースウィングです。
まず、ボールの外に引きます。 (アウトサイド)
内側に引っ張り込んでのインパクトです。 (インに)
さらにフィニッシュに向けて引っ張ります。 (さらにイン、イン、イン)
これがトップスピン系、現在のプロの基本です。
ねえ、ストロークでもアウトサイドインできるでしょう。
このほうが、はるかに強力なボールが打てます。
だからプロはこうするのです。
パワーだけの話のようですが、
プロはこの使い方でコントロールもいいでしょう。
私はむしろこの方がコントロール感があって
しっかりコントロールできるのだと思っています。
ここだけの話
うつ方向にボール7個分押していくみたいな話。
私は誰かが、机の上で・・・・・・・
と思っています。
2009年12月17日
スジガネ君に教わるフォアハンドボレー 続編
きのうのフォアボレーはアウトサイドインに振るという話。
どうも写真のことが引っかかっている。
あの写真だとアウトサイドインが、あまりはっきりしないようで ・・・
きのうの今日で、新しいデジカメも間に合わない。
今の3倍ズームデジカメでもわかるようにと考えた。
もう一度、スジガネ君FVをおだてて、ただでやらせちゃおう。
やつの頭の中は木でできているから、きっとわからない。
「ねえ、ねえ、スジガネ君FV、もう一度モデル、頼むよ」
「誰か、人間でも、フォアボレーのましなやつ、いないの?」
「うん、ロジャーに頼んだんだけど、ギャラが高いのよ」
「僕だったら、安くすんじゃうから、いいやってこと?」
「・・・ いっ、いや、そうじゃなくて君が一番上手だからさ」
そんなわけで再度、『スジガネ君FV』 登場。
寝てるうちに内緒で、肩の関節を調べておいた。
(釣り目を開けて寝ているすごいやつだ)
斜め下向きに、通したボルトを軸に、上腕の角パイプが回転する。
肘は細いビスを通し、屈曲できるようになっている。
前腕は、回外、回内できる様、
手首側の角パイプと肘側の丸パイプが竹の棒でつないである。
手首は、一定角度でラケットが立つよう、細い角パイプを曲げてあるだけだ。
下の光っている、ステンレスパイプは上体を回転させる腰の軸だ。
ただ、肩以外は、一定角度で決めて、打球中は動かさない。
さて、フォアボレーのスウィングだ。
上から見るようにして、打球に対して横方向の動きがわかるようにした。
これは、大きく引いたところ。
振りはじめた。
インパクト。 (さすがは名手、ジャストミートだ)
そして、面を保ったままフォロースルー。
さすがに、決まりました。
見事にアウトサイドインのスウィング。
「スジガネ君FV、ありがとう」
「まあ、いいってことよ、いつでも、まっかせなさい」
アッ、目を開けたまま、寝ちゃった。
この方向の写真は、自分の目から見た、実際の感覚と近いので
ぜひ、フォアボレーのイメージ作りに役立ててみてください。
どうも写真のことが引っかかっている。
あの写真だとアウトサイドインが、あまりはっきりしないようで ・・・
きのうの今日で、新しいデジカメも間に合わない。
今の3倍ズームデジカメでもわかるようにと考えた。
もう一度、スジガネ君FVをおだてて、ただでやらせちゃおう。
やつの頭の中は木でできているから、きっとわからない。
「ねえ、ねえ、スジガネ君FV、もう一度モデル、頼むよ」
「誰か、人間でも、フォアボレーのましなやつ、いないの?」
「うん、ロジャーに頼んだんだけど、ギャラが高いのよ」
「僕だったら、安くすんじゃうから、いいやってこと?」
「・・・ いっ、いや、そうじゃなくて君が一番上手だからさ」
そんなわけで再度、『スジガネ君FV』 登場。
寝てるうちに内緒で、肩の関節を調べておいた。
(釣り目を開けて寝ているすごいやつだ)
斜め下向きに、通したボルトを軸に、上腕の角パイプが回転する。
肘は細いビスを通し、屈曲できるようになっている。
前腕は、回外、回内できる様、
手首側の角パイプと肘側の丸パイプが竹の棒でつないである。
手首は、一定角度でラケットが立つよう、細い角パイプを曲げてあるだけだ。
下の光っている、ステンレスパイプは上体を回転させる腰の軸だ。
ただ、肩以外は、一定角度で決めて、打球中は動かさない。
さて、フォアボレーのスウィングだ。
上から見るようにして、打球に対して横方向の動きがわかるようにした。
これは、大きく引いたところ。
振りはじめた。
インパクト。 (さすがは名手、ジャストミートだ)
そして、面を保ったままフォロースルー。
さすがに、決まりました。
見事にアウトサイドインのスウィング。
「スジガネ君FV、ありがとう」
「まあ、いいってことよ、いつでも、まっかせなさい」
アッ、目を開けたまま、寝ちゃった。
この方向の写真は、自分の目から見た、実際の感覚と近いので
ぜひ、フォアボレーのイメージ作りに役立ててみてください。
2009年12月16日
スジガネ君に教わるフォアハンドボレー
先日、印西のクラブでのんびりしている時
会員のKさんから注文を受けた。
Kさんはクラブ随一の戦術家にして戦略家。
サウスポーの素敵な女性会員なのだ。
「校長、この間のフォアボレーの写真あれはまずいよ」
「しまった、前に一度使ったのを再利用、ばれたか!!」
「そうじゃなくって、引いたところと、インパクトの2ヶ所しかないから、
弧を描いてスウィングといってもわからないジャン」
「だけど、あの間の写真、撮ってないんですよね」
(この間のフォアボレーは、12月7日と8日のブログ)
そこへ、後ろから、 「まっかせなさい」
なんと、『スジガネ君FV』 の登場だ。
『スジガネ君FV』 は、スジガネ君兄弟の4番目。
肩の関節しか動かさないでボレーを打つ、けっこう意固地なやつだ。
フォアボレーの名人、フォアのスライスもお手の物だ。
というより、他のショットは一切打てない。
彼の肩は、1本の軸を中心に回るだけ。
それにスウィング中は、肘も手首も
上体の向きさえ動かさないから、面がぶれようがないんだそうだ。
肩の関節を見せてもらった。
それでは早速、見本をやってもらおう。
これは、大きく引いたところ。
なんと面が少しだが、下を向いている。
あのエドバーグみたいだ。
あっ、振りはじめた。
よかった少し面が上を向き始めた。
いよいよインパクトだ。
そして、フォロースルー。
確かに、肩を中心に弧を描いて振っている。
面もだんだん上向きになっている。
「でもおまえ、あの面の向きであの低い打点、ネットしたんじゃないの?」
「サービスラインからの切れのいいショットさ、
ベースラインの20cm内側、君の解説もまだまだだね」
「えっ、その切れのよさはどこから来るの」
「アウトサイドインのスウィングだよ、そんなことも知らないの?」
「もう一度打ってあげるから、正面から、見なさい」
「まず引いたところだ」
「フォワードスウィングだ」
「次、インパクト、当然ジャストミートだ」
「そして、フォロースルー」
「特にフォローの写真を見ると、外から内へ引き込んできたのがわかるだろう」
「肘がだんだん、身体に近づいていってるから、確かにアウトサイドインなんだけど ・・・」
「ちゃんと望遠で撮らないから、遠くのが小さくなっちゃうんだよ」
「コンパクトデジカメは3倍ズームで限界なんだよ」
「カシオで12倍ズームの安いのが出ているから、少しは投資しなさい」
「ハーイ」
はて、そうゆう話だっけ。
まあ、皆さん自分の腕で、肩の軸を意識して、動かしてみてください
アウトサイドイン、すぐ実感できますよ。
追伸) 校長という呼び方、なんとなくクラブで定着しちゃったんだけど。
なんかすごいおじいさんが出てきそうで抵抗感が・・・
まあ、先日ばらしちゃったように、石器時代からテニスやっているわけで
しょうがないんだけど
ただいま、『マツバラさーん』 とよぶキャンペーンを実施中。
皆さんぜひ、ご協力をお願いします。
会員のKさんから注文を受けた。
Kさんはクラブ随一の戦術家にして戦略家。
サウスポーの素敵な女性会員なのだ。
「校長、この間のフォアボレーの写真あれはまずいよ」
「しまった、前に一度使ったのを再利用、ばれたか!!」
「そうじゃなくって、引いたところと、インパクトの2ヶ所しかないから、
弧を描いてスウィングといってもわからないジャン」
「だけど、あの間の写真、撮ってないんですよね」
(この間のフォアボレーは、12月7日と8日のブログ)
そこへ、後ろから、 「まっかせなさい」
なんと、『スジガネ君FV』 の登場だ。
『スジガネ君FV』 は、スジガネ君兄弟の4番目。
肩の関節しか動かさないでボレーを打つ、けっこう意固地なやつだ。
フォアボレーの名人、フォアのスライスもお手の物だ。
というより、他のショットは一切打てない。
彼の肩は、1本の軸を中心に回るだけ。
それにスウィング中は、肘も手首も
上体の向きさえ動かさないから、面がぶれようがないんだそうだ。
肩の関節を見せてもらった。
それでは早速、見本をやってもらおう。
これは、大きく引いたところ。
なんと面が少しだが、下を向いている。
あのエドバーグみたいだ。
あっ、振りはじめた。
よかった少し面が上を向き始めた。
いよいよインパクトだ。
そして、フォロースルー。
確かに、肩を中心に弧を描いて振っている。
面もだんだん上向きになっている。
「でもおまえ、あの面の向きであの低い打点、ネットしたんじゃないの?」
「サービスラインからの切れのいいショットさ、
ベースラインの20cm内側、君の解説もまだまだだね」
「えっ、その切れのよさはどこから来るの」
「アウトサイドインのスウィングだよ、そんなことも知らないの?」
「もう一度打ってあげるから、正面から、見なさい」
「まず引いたところだ」
「フォワードスウィングだ」
「次、インパクト、当然ジャストミートだ」
「そして、フォロースルー」
「特にフォローの写真を見ると、外から内へ引き込んできたのがわかるだろう」
「肘がだんだん、身体に近づいていってるから、確かにアウトサイドインなんだけど ・・・」
「ちゃんと望遠で撮らないから、遠くのが小さくなっちゃうんだよ」
「コンパクトデジカメは3倍ズームで限界なんだよ」
「カシオで12倍ズームの安いのが出ているから、少しは投資しなさい」
「ハーイ」
はて、そうゆう話だっけ。
まあ、皆さん自分の腕で、肩の軸を意識して、動かしてみてください
アウトサイドイン、すぐ実感できますよ。
追伸) 校長という呼び方、なんとなくクラブで定着しちゃったんだけど。
なんかすごいおじいさんが出てきそうで抵抗感が・・・
まあ、先日ばらしちゃったように、石器時代からテニスやっているわけで
しょうがないんだけど
ただいま、『マツバラさーん』 とよぶキャンペーンを実施中。
皆さんぜひ、ご協力をお願いします。
2009年12月14日
Wilson T2000
『ためにならないブログ』 を見ていたら
懐かしいラケットを見てしまった。
Wilson T2000
ジミー・コナーズの使用ラケットとしてあまりにも有名なモデル。
スティールのフレームに針金をからげて
そこにストリングを引っ掛けて張るという
ラコストの特許を使用したモデル。
だからラコスト社(あの、わにのマーク)にも同じ形のモデルがある。
最初はビリー・ジーン・キングさんが使い
ウィンブルドンでサーブアンドボレーをやっていた。
写真がないので
興味のある方は12月12日土曜日の『ためにならないブログ』を見てください。
『ためブロさん』、勝手に利用してすいません。
木のラケットばかりの時代に突然現れた鉄のラケットです。
何で、こんなに詳しいのかというと
実は私、これを使っていたのです。
大学1年目の松原君はコナーズのラケットを見てどうしてもほしくなり
初冬の札幌、倉庫の建設現場で10日間のバイト。
冬休みに東京へ行き、買ったのです。
たしか、渋谷のフミヤテニスショップで17,000円
国産の木のラケットが2500円くらいのときの話です。
しかし、特殊な張り方なので北海道では張れない。
張り方を教えてくれたら買う、という条件つき。
目の前で張ってもらい、要点をすべてメモ。
だから今でも張れますよ。
困った人はうちのクラブかスクールに持ってきてもらえばOK。
だけどうちのスタッフは、私が張れることを知らないかも。
あるブログに書いてあったのだが
『このラケットは、356g すごく重い ・・・ 』
私はこの前が400gの木のラケットだったので
軽すぎて、とても困ったのを覚えている。
いやはや、石器時代からテニスやってると、変化がたいへん。
もちろん木の前は石だった・・・
写真がないとは言ったが、実は
恥ずかしながら、石器時代の1枚。
アッ、T2000使っているからもうちょっと後だ。
大学2年目の春。
結構、かっこいいスマッシュでしょう。
短いショートパンツ、懐かしい。
ちなみに、大学生ですが
関東では1年生、関西では1回生、北海道では1年目。
懐かしいラケットを見てしまった。
Wilson T2000
ジミー・コナーズの使用ラケットとしてあまりにも有名なモデル。
スティールのフレームに針金をからげて
そこにストリングを引っ掛けて張るという
ラコストの特許を使用したモデル。
だからラコスト社(あの、わにのマーク)にも同じ形のモデルがある。
最初はビリー・ジーン・キングさんが使い
ウィンブルドンでサーブアンドボレーをやっていた。
写真がないので
興味のある方は12月12日土曜日の『ためにならないブログ』を見てください。
『ためブロさん』、勝手に利用してすいません。
木のラケットばかりの時代に突然現れた鉄のラケットです。
何で、こんなに詳しいのかというと
実は私、これを使っていたのです。
大学1年目の松原君はコナーズのラケットを見てどうしてもほしくなり
初冬の札幌、倉庫の建設現場で10日間のバイト。
冬休みに東京へ行き、買ったのです。
たしか、渋谷のフミヤテニスショップで17,000円
国産の木のラケットが2500円くらいのときの話です。
しかし、特殊な張り方なので北海道では張れない。
張り方を教えてくれたら買う、という条件つき。
目の前で張ってもらい、要点をすべてメモ。
だから今でも張れますよ。
困った人はうちのクラブかスクールに持ってきてもらえばOK。
だけどうちのスタッフは、私が張れることを知らないかも。
あるブログに書いてあったのだが
『このラケットは、356g すごく重い ・・・ 』
私はこの前が400gの木のラケットだったので
軽すぎて、とても困ったのを覚えている。
いやはや、石器時代からテニスやってると、変化がたいへん。
もちろん木の前は石だった・・・
写真がないとは言ったが、実は
恥ずかしながら、石器時代の1枚。
アッ、T2000使っているからもうちょっと後だ。
大学2年目の春。
結構、かっこいいスマッシュでしょう。
短いショートパンツ、懐かしい。
ちなみに、大学生ですが
関東では1年生、関西では1回生、北海道では1年目。
2009年12月13日
相手のコースを予測する
昨日のブログへの『以前にエルボー』さんのコメントに
うまい人は予測がいいんでしょうが
というような話があり
ちょっと気になったので
今日のお題は、予測。
相手のコースを予測して動けるというと
何か、超能力があるような印象があります。
実際はどうなのでしょう?
その場の話だけすれば
とっさにひらめいたコースに飛び込み
とっさにひらめいたコースに打ち込む
ということになります。
じゃあ、なぜひらめくのか?
何がひらめくのか?
ということが解明されればいいわけです。
ダブルスの例でお話しましょう。
私がレシーブを打ちました。 (パートナーはサービスラインのところにいます)
サーバーはファーストボレーを打ちにきます。
コースは3通り、考えられます。
1、私のところに深く帰ってくる。
2、アングルに短いボレー。
3、パートナーのサイド。 (これは私は参加できない)
私としては1か2に対し対応できればいいわけです。
特に、アングルに関して指名手配されている人が相手だったら要注意。
やられたらすぐに反応するように警戒警報を出しておきます。
この状態でアングルに来たら、すばやく反応できます。
「松原君、さすがに予測がよかったね」 というわけです。
次は、レシーブに角度がつかず、相手ネットマンに打たれる場合です。
相手のボレーはわれわれ2人の間か、 (この確率が一番高い)
私の側に小さめにクロスに来るかどちらかでしょう。
私は、当然パートナーの後ろめがけてスタートします。
「松原さん、何でそんなに足が速いの?」 といわれます。
「いやー、たまたまヤマが当たっただけですよ」
こんな風に、
自分の打ったショットに対し、相手の選択肢がすっかりわかっていれば
自分のボールが相手に飛んで行ってすぐに
(自分が打つコースはわかっているわけだから、場合によったら、自分が打つ前に)
相手のコースがかなり高い確率でわかるはずなんです。
これが予測です。 (違ってたらパートナーにごめんと言って、笑ってごまかしときます)
自分が試合で遭遇する状況をいろいろ考えて
ケーススタディーをやってみてください。
上の例みたいなことはたくさん浮かぶはずです。
それを頭の中の引き出しに整理して入れておきます。
少し注意深くやっていれば、少し考えれば、少し相手の情報を知っていれば
相手がボールを打つコースの選択肢がわかります。
それに対し大胆に行動することです。
このことをいつも気にしながら経験をつめば
必ず、予測のいいプレーヤーになれると思います。
うまい人は予測がいいんでしょうが
というような話があり
ちょっと気になったので
今日のお題は、予測。
相手のコースを予測して動けるというと
何か、超能力があるような印象があります。
実際はどうなのでしょう?
その場の話だけすれば
とっさにひらめいたコースに飛び込み
とっさにひらめいたコースに打ち込む
ということになります。
じゃあ、なぜひらめくのか?
何がひらめくのか?
ということが解明されればいいわけです。
ダブルスの例でお話しましょう。
私がレシーブを打ちました。 (パートナーはサービスラインのところにいます)
サーバーはファーストボレーを打ちにきます。
コースは3通り、考えられます。
1、私のところに深く帰ってくる。
2、アングルに短いボレー。
3、パートナーのサイド。 (これは私は参加できない)
私としては1か2に対し対応できればいいわけです。
特に、アングルに関して指名手配されている人が相手だったら要注意。
やられたらすぐに反応するように警戒警報を出しておきます。
この状態でアングルに来たら、すばやく反応できます。
「松原君、さすがに予測がよかったね」 というわけです。
次は、レシーブに角度がつかず、相手ネットマンに打たれる場合です。
相手のボレーはわれわれ2人の間か、 (この確率が一番高い)
私の側に小さめにクロスに来るかどちらかでしょう。
私は、当然パートナーの後ろめがけてスタートします。
「松原さん、何でそんなに足が速いの?」 といわれます。
「いやー、たまたまヤマが当たっただけですよ」
こんな風に、
自分の打ったショットに対し、相手の選択肢がすっかりわかっていれば
自分のボールが相手に飛んで行ってすぐに
(自分が打つコースはわかっているわけだから、場合によったら、自分が打つ前に)
相手のコースがかなり高い確率でわかるはずなんです。
これが予測です。 (違ってたらパートナーにごめんと言って、笑ってごまかしときます)
自分が試合で遭遇する状況をいろいろ考えて
ケーススタディーをやってみてください。
上の例みたいなことはたくさん浮かぶはずです。
それを頭の中の引き出しに整理して入れておきます。
少し注意深くやっていれば、少し考えれば、少し相手の情報を知っていれば
相手がボールを打つコースの選択肢がわかります。
それに対し大胆に行動することです。
このことをいつも気にしながら経験をつめば
必ず、予測のいいプレーヤーになれると思います。
2009年12月12日
いつ構える? いつ引き始める?
いつ構える? いつ引き始める?
というのは、よく質問されることですし
われわれがレッスンでもよく指摘している項目です。
今日も 『以前にエルボー』さんのコメントに
そのようなニュアンスを感じましたので
そのお話しをしましょう。
いつ構えるという事に関しては
11月6日のブログ『打ち終わった後の構えを早くする』 で触れています。
ぜひ、こちらも覗いてみてください。
さて、次のいつ引き始めるのかについてはどうだったろう?
どっかで一度くらいは書いているかもしれない。
まあ、初めてのつもりでお話ししよう。
たとえばバックにボールが飛んでくるとする。
いつ、グリップの持ち替えを始め、横向きを作り始め、テイクバックを開始するだろうか?
結論を先に言っちゃうと、 『すぐに』 です。
自分自身の事を実況風にお話します。
シングルスの通常のラリー中、
相手がバック側にやや早いボールを打ってきたとします。
相手ラケット面を見つめていると、バック側にボールが飛び出しました。
〈直後〉
相手の位置、スイングの勢い、打球音、飛び出しの方向、等から
バックハンド・トップスピンで打つことが私の頭にひらめく。
〈ボールが相手側サービスラインに達した頃〉
バックにグリップを持ち替えながら (いつもフォアで持っている)
肩の線を横向きにしながら
右手を左肩の30cm前方への移動を開始。
〈ボールがネットを越えて、2m位来た頃〉
先ほどの、持ち替え、横向き、右手の移動が終了。
というくらいのタイミングです。
ここで1段目のテイクバックが終了します。
この後、再度、2段目のテイクバックで
引いて、ヒットと、ぶん殴るのです。
これを2度引きというのなら
必ず2度引きにすべきです。
上の話は、私の頭の中での感覚ですので
実際のボールの速度や、その日の調子
もちろん、腕前によって違うと思います。
初心者ならバウンドからですが
ラリーだと間に合わなくなります。
よく聞かれる質問が
「ボールの弾む、何mくらい前で引き始めればいいですか?」
というものですが
そんなものでは到底実戦的にはなりません。
結論を先に言っちゃうと、 『すぐに』 です。
というのは、よく質問されることですし
われわれがレッスンでもよく指摘している項目です。
今日も 『以前にエルボー』さんのコメントに
そのようなニュアンスを感じましたので
そのお話しをしましょう。
いつ構えるという事に関しては
11月6日のブログ『打ち終わった後の構えを早くする』 で触れています。
ぜひ、こちらも覗いてみてください。
さて、次のいつ引き始めるのかについてはどうだったろう?
どっかで一度くらいは書いているかもしれない。
まあ、初めてのつもりでお話ししよう。
たとえばバックにボールが飛んでくるとする。
いつ、グリップの持ち替えを始め、横向きを作り始め、テイクバックを開始するだろうか?
結論を先に言っちゃうと、 『すぐに』 です。
自分自身の事を実況風にお話します。
シングルスの通常のラリー中、
相手がバック側にやや早いボールを打ってきたとします。
相手ラケット面を見つめていると、バック側にボールが飛び出しました。
〈直後〉
相手の位置、スイングの勢い、打球音、飛び出しの方向、等から
バックハンド・トップスピンで打つことが私の頭にひらめく。
〈ボールが相手側サービスラインに達した頃〉
バックにグリップを持ち替えながら (いつもフォアで持っている)
肩の線を横向きにしながら
右手を左肩の30cm前方への移動を開始。
〈ボールがネットを越えて、2m位来た頃〉
先ほどの、持ち替え、横向き、右手の移動が終了。
というくらいのタイミングです。
ここで1段目のテイクバックが終了します。
この後、再度、2段目のテイクバックで
引いて、ヒットと、ぶん殴るのです。
これを2度引きというのなら
必ず2度引きにすべきです。
上の話は、私の頭の中での感覚ですので
実際のボールの速度や、その日の調子
もちろん、腕前によって違うと思います。
初心者ならバウンドからですが
ラリーだと間に合わなくなります。
よく聞かれる質問が
「ボールの弾む、何mくらい前で引き始めればいいですか?」
というものですが
そんなものでは到底実戦的にはなりません。
結論を先に言っちゃうと、 『すぐに』 です。
2009年12月11日
ラインジャッジ
ルールブック 規則12 ラインに触れたボール にこうある。
『ラインに触れたボールは、コート内に正しく入ったものとみなされる。』
たったこれだけのこと。
最初に落ちたところが線の外で・・・
50%以上でていたので・・・
とか、いろいろな説があるようで
先ほど見た、ほかの人のブログでも
いろいろな意見が花を咲かせていた。
ルールを見れば明確、議論すべき問題ではない。
ラインにほんのちょっとでもかかっていれば、グッド(イン)。
100%出ていれば、アウト。
まず、これをしっかり理解しましょう。
この共通理解がないままに、セルフジャッジをしているのだからたいへん。
クラブでも、もしかしたらかなりの人が理解していないのかもしれない。
セルフジャッジの場合、半分出ていれば、たいていはアウトだ。
かすっただけなのに入れてもらえることはめったにない。
一度、90%くらい出ていたボールをグッドにしたら
「きれいなジャッジだねー」 といわれたことがある。
でもパートナーは不満そうな顔をしていた。
今のはどうかなあ、と声が出るようなショットは
まず、ほとんど、本当は入っている。
勝ちたい気持ちはわかるし、
アウトになってほしいと思っているので
ぎりぎりのボールは、ついアウトに見えてしまうのもわかるが。
これがスクール内のジュニアの試合になると違う。
うちのコーチたちが教えているのは
『セルフジャッジでは、明らかにアウトといえない時はグッド』
だから試合経験の浅い子達は
30cmオーバーのサーブがフォールトじゃないのはよくあること。
つい、「お前、馬鹿じゃないの? 勝ちたくないの?」
なんて思ってしまうのは、内緒。
時々は、アウトと思っても言いそびれてしまうことがあるようで
「気が付いたとたんに言いなよ」 とだけアドバイスしている。
どこのテニスコーチもこう教えてほしいものですが ・・・・
さて、ルールからいうと、子供たちのがほんと。
『アウトじゃなきゃ、入っているのです。』
これがこう思うと間違うから不思議。
『入っていなければアウト』
皆さーん
まずルールを理解しましょう。
『ラインに触れたボールは、コート内に正しく入ったものとみなされる。』
それともうひとつ
『アウトじゃなきゃ、入っているのです。』
わからないときは、相手の有利にします。
明日から (今日は雨なので)
私もクラブでプレーするとき、ちゃんとやります。
パートナーや相手の方に嫌われても
正しいことは正しい、しっかりと主張し、指導します。
「世間が許しても、わしが許さん」
また 『さだまさし』 のまねをしてしまった。
(NHK 今夜も生でさだまさし を見ない人にはわからないか)
テニス人も、まじめに、素朴にやらなきゃいけません・・・
ラー ラー ラララララーラ ララー ・・・ (あれ、何の曲だっけ?)
『ラインに触れたボールは、コート内に正しく入ったものとみなされる。』
たったこれだけのこと。
最初に落ちたところが線の外で・・・
50%以上でていたので・・・
とか、いろいろな説があるようで
先ほど見た、ほかの人のブログでも
いろいろな意見が花を咲かせていた。
ルールを見れば明確、議論すべき問題ではない。
ラインにほんのちょっとでもかかっていれば、グッド(イン)。
100%出ていれば、アウト。
まず、これをしっかり理解しましょう。
この共通理解がないままに、セルフジャッジをしているのだからたいへん。
クラブでも、もしかしたらかなりの人が理解していないのかもしれない。
セルフジャッジの場合、半分出ていれば、たいていはアウトだ。
かすっただけなのに入れてもらえることはめったにない。
一度、90%くらい出ていたボールをグッドにしたら
「きれいなジャッジだねー」 といわれたことがある。
でもパートナーは不満そうな顔をしていた。
今のはどうかなあ、と声が出るようなショットは
まず、ほとんど、本当は入っている。
勝ちたい気持ちはわかるし、
アウトになってほしいと思っているので
ぎりぎりのボールは、ついアウトに見えてしまうのもわかるが。
これがスクール内のジュニアの試合になると違う。
うちのコーチたちが教えているのは
『セルフジャッジでは、明らかにアウトといえない時はグッド』
だから試合経験の浅い子達は
30cmオーバーのサーブがフォールトじゃないのはよくあること。
つい、「お前、馬鹿じゃないの? 勝ちたくないの?」
なんて思ってしまうのは、内緒。
時々は、アウトと思っても言いそびれてしまうことがあるようで
「気が付いたとたんに言いなよ」 とだけアドバイスしている。
どこのテニスコーチもこう教えてほしいものですが ・・・・
さて、ルールからいうと、子供たちのがほんと。
『アウトじゃなきゃ、入っているのです。』
これがこう思うと間違うから不思議。
『入っていなければアウト』
皆さーん
まずルールを理解しましょう。
『ラインに触れたボールは、コート内に正しく入ったものとみなされる。』
それともうひとつ
『アウトじゃなきゃ、入っているのです。』
わからないときは、相手の有利にします。
明日から (今日は雨なので)
私もクラブでプレーするとき、ちゃんとやります。
パートナーや相手の方に嫌われても
正しいことは正しい、しっかりと主張し、指導します。
「世間が許しても、わしが許さん」
また 『さだまさし』 のまねをしてしまった。
(NHK 今夜も生でさだまさし を見ない人にはわからないか)
テニス人も、まじめに、素朴にやらなきゃいけません・・・
ラー ラー ラララララーラ ララー ・・・ (あれ、何の曲だっけ?)
2009年12月10日
水平感覚をつかんだ
『ラケット面の向きをを感じてください』
というのは私のよく言うせりふ。
バックハンド・トップスピンではそのときに垂直の面を意識する。
そして手の平の感触として
その面と同じ方向を向いている部分を意識することが多い。
それはこのパンチの当たる部分。
と、理屈ではわかっているつもりだがだが
いまいちこの部分の感触が薄かったのは、
松原のここだけの秘密。
実はもともと、バックハンドのグリップはバックハンド・イースタンだった。
実はもうだいぶ前になるが、
雑誌の片手バックハンド特集での話
グリップによる、打ち方の違いを解説するため
代表的なプレーヤー名を挙げることになった。
コンチネンタルは、エドバーグにレンドル。 (この人たちはすでに引退していたが)
ウェスタンは、クエルテンにエナン。
バックハンドイースタンは? 誰もいない。
大多数はセミウェスタン。
現役、男子Top100人に、バックハンドイースタンは1人もいない。
こうしてはいられない。
その日から私もセミウェスタンに変えた。
こんな感じだ、どんなもんだい。
だが、気が付くと、バックハンドイースタンの方向に少しづつ戻っている。
もともと手の甲の方向に振り出していく感覚が強かったので
そのせいだと思うが
とにかく気が付くと少しづつだが薄くなっている。
きのう、印西のクラブで打つ前に軽く素振りをしていて、ふと思った。
『手の平は水平なんだ』
そう思ったとたんに、ラケット面から肩まで衝撃が走った。
『手の平に感触が・・・・ 』
いよいよ、テニスの神様による啓示か
ラケット面を垂直にしたときに
グリップの上側の水平面に手の平が当たっている。
こうして、松原はバックハンドの面を保つ 『水平感覚をつかんだ』 のだ。
その後、最初のレシーブがネットしたのは秘密だ。
ただ、グリップが薄い方向に戻らなくなったことは事実。
またまた、松原のテニスは成長期に入ったようだ。
というのは私のよく言うせりふ。
バックハンド・トップスピンではそのときに垂直の面を意識する。
そして手の平の感触として
その面と同じ方向を向いている部分を意識することが多い。
それはこのパンチの当たる部分。
と、理屈ではわかっているつもりだがだが
いまいちこの部分の感触が薄かったのは、
松原のここだけの秘密。
実はもともと、バックハンドのグリップはバックハンド・イースタンだった。
実はもうだいぶ前になるが、
雑誌の片手バックハンド特集での話
グリップによる、打ち方の違いを解説するため
代表的なプレーヤー名を挙げることになった。
コンチネンタルは、エドバーグにレンドル。 (この人たちはすでに引退していたが)
ウェスタンは、クエルテンにエナン。
バックハンドイースタンは? 誰もいない。
大多数はセミウェスタン。
現役、男子Top100人に、バックハンドイースタンは1人もいない。
こうしてはいられない。
その日から私もセミウェスタンに変えた。
こんな感じだ、どんなもんだい。
だが、気が付くと、バックハンドイースタンの方向に少しづつ戻っている。
もともと手の甲の方向に振り出していく感覚が強かったので
そのせいだと思うが
とにかく気が付くと少しづつだが薄くなっている。
きのう、印西のクラブで打つ前に軽く素振りをしていて、ふと思った。
『手の平は水平なんだ』
そう思ったとたんに、ラケット面から肩まで衝撃が走った。
『手の平に感触が・・・・ 』
いよいよ、テニスの神様による啓示か
ラケット面を垂直にしたときに
グリップの上側の水平面に手の平が当たっている。
こうして、松原はバックハンドの面を保つ 『水平感覚をつかんだ』 のだ。
その後、最初のレシーブがネットしたのは秘密だ。
ただ、グリップが薄い方向に戻らなくなったことは事実。
またまた、松原のテニスは成長期に入ったようだ。
2009年12月09日
待機姿勢のグリップ
主に、リターンの時、ラケットをどう持っていればいいのか?
これって結構大事な話ですよね。
『ヒロリン』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは、又々質問で済みません、、ストロークたとえば相手のサービスを待っているときラケットのポジション、グリップはどんな感じで待っているのが理想でしょうか?軽く持っていて手の中で遊ばせている感じでしょうか?それともフォア気味に準備しているほうが良いでしょうか?残念ながら私は反射神経がそれほど良いわけではなく、相手がサーブを打った瞬間にフォアかバックか判断しグリップチェンジをし手首を固め、テークバックをし、そして球を追い、打ち返す。。その一連の動作が間に合いそうもありません。何かコツのようなものはあるのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2009/12/09 12:55
私の答えです。
リターンの待ち方はバックハンドの打ち方で分かれます。
バックが両手打ちの場合 (これが最大多数派だと思いますが)
右手のグリップをフォアハンドで、左手のグリップをバックハンドで握ります。
フォアにボールが来たら
左手を離しながら、右手の手首の形をフォアハンドのインパクトの形にし
フォアハンドのテイクバックをします。
バックにボールが来たら
左手の手首の形を両手バックのインパクトの形にしながら
右手のグリップをバック用に変えます。
両手打ちのテイクバックをします。
そのときラケットヘッドを立てないで
先を下げておくとインパクトの形がすぐに作れます。
昔、ジミー・コナーズという人は (彼はサウスポー)
両手ともフォアハンドのセミウェスタングリップで持ち、
最初から打つ形を作っておき
そのまま来た方に引いて打っていました。
(左に来たら片手で、右に来たら両手で)
だからリターンが抜群にうまかったのを覚えています。
およそ無造作に
引いて、ひっぱたくだけです。
利き腕のグリップを変えなければこうゆう事も可能です。
(もしかしたら少しは変えていたかもしれませんが)
さて、バックハンドが片手うちの人の場合です。
3通りあります。
1つ目は私のやり方。
フォアハンドのグリップ、打つ形で待ちます。
サーブがフォアに来たら
そのままテイクバックして打ちます。
バックに来たら
すばやくバックに持ち替え
バックの形を作ってテイクバック。
2つ目はバックのグリップ、打つ形で待ちます。
バックに来たら
そのままテイクバックして打ちます。
フォアに来たら
すばやくフォアに持ち替え
フォアの形を作ってテイクバック。
3つ目は
コンチネンタルに持って待ちます。
いいサーブが来たら
フォア、バック共、スライスで返します。
暇だったら
そちらのグリップに持ち替えて打ちます。
3つ目はプロの世界では最近、はやっていないようです。
とりあえず返しただけでは
次にぶん殴られるせいだと思います。
1つ目のフォアで構えておいてというのが主流だと思いますが
(当然自分のことは主流だと思っている)
相手のサーブの予測によって、1,2を変える選手もいます。
(たとえば、バックにしか入れてこない人もいるのです)
どれかを決めて、
その動きを(持ち替えを)素振りで何度もやれば必ず上達します。
私はフォアに構えておいて
バックは持ち替えるというのをやっているので
これはあっという間にできます。
一度、バックで待ってみたことがあるのですが
バックをうまく打てなかった思い出があります。
バックは持ち替えて打つ
というのが癖になっているのです。
もちろんそのときのフォアは散々でした。
これって結構大事な話ですよね。
『ヒロリン』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは、又々質問で済みません、、ストロークたとえば相手のサービスを待っているときラケットのポジション、グリップはどんな感じで待っているのが理想でしょうか?軽く持っていて手の中で遊ばせている感じでしょうか?それともフォア気味に準備しているほうが良いでしょうか?残念ながら私は反射神経がそれほど良いわけではなく、相手がサーブを打った瞬間にフォアかバックか判断しグリップチェンジをし手首を固め、テークバックをし、そして球を追い、打ち返す。。その一連の動作が間に合いそうもありません。何かコツのようなものはあるのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2009/12/09 12:55
私の答えです。
リターンの待ち方はバックハンドの打ち方で分かれます。
バックが両手打ちの場合 (これが最大多数派だと思いますが)
右手のグリップをフォアハンドで、左手のグリップをバックハンドで握ります。
フォアにボールが来たら
左手を離しながら、右手の手首の形をフォアハンドのインパクトの形にし
フォアハンドのテイクバックをします。
バックにボールが来たら
左手の手首の形を両手バックのインパクトの形にしながら
右手のグリップをバック用に変えます。
両手打ちのテイクバックをします。
そのときラケットヘッドを立てないで
先を下げておくとインパクトの形がすぐに作れます。
昔、ジミー・コナーズという人は (彼はサウスポー)
両手ともフォアハンドのセミウェスタングリップで持ち、
最初から打つ形を作っておき
そのまま来た方に引いて打っていました。
(左に来たら片手で、右に来たら両手で)
だからリターンが抜群にうまかったのを覚えています。
およそ無造作に
引いて、ひっぱたくだけです。
利き腕のグリップを変えなければこうゆう事も可能です。
(もしかしたら少しは変えていたかもしれませんが)
さて、バックハンドが片手うちの人の場合です。
3通りあります。
1つ目は私のやり方。
フォアハンドのグリップ、打つ形で待ちます。
サーブがフォアに来たら
そのままテイクバックして打ちます。
バックに来たら
すばやくバックに持ち替え
バックの形を作ってテイクバック。
2つ目はバックのグリップ、打つ形で待ちます。
バックに来たら
そのままテイクバックして打ちます。
フォアに来たら
すばやくフォアに持ち替え
フォアの形を作ってテイクバック。
3つ目は
コンチネンタルに持って待ちます。
いいサーブが来たら
フォア、バック共、スライスで返します。
暇だったら
そちらのグリップに持ち替えて打ちます。
3つ目はプロの世界では最近、はやっていないようです。
とりあえず返しただけでは
次にぶん殴られるせいだと思います。
1つ目のフォアで構えておいてというのが主流だと思いますが
(当然自分のことは主流だと思っている)
相手のサーブの予測によって、1,2を変える選手もいます。
(たとえば、バックにしか入れてこない人もいるのです)
どれかを決めて、
その動きを(持ち替えを)素振りで何度もやれば必ず上達します。
私はフォアに構えておいて
バックは持ち替えるというのをやっているので
これはあっという間にできます。
一度、バックで待ってみたことがあるのですが
バックをうまく打てなかった思い出があります。
バックは持ち替えて打つ
というのが癖になっているのです。
もちろんそのときのフォアは散々でした。
2009年12月08日
ラケットの動きをイメージ その2
きのうのブログに、『 stone 』 さんからコメントをいただきました。
そのことで今日は続編です。
コメントの全文です。
松原コーチ こんばんは。
フォアボレーのコツ、「斜め上向きの面でボールを捕らえるインパクトをイメージしながら。ゆっくりと打つ。」参考にさせて頂きます。
ボレーはバックよりフォアが苦手、特にクロスへのアングルボレーが苦手です。ネットしたり飛びすぎたり安定しません。コツがあればご教示お願いします。
投稿者 stone 2009/12/07 23:17
とのことです。
私の答え。
きのう出したフォアボレーの打ち方、最終の結論は
ラケットの動く形をイメージします。
斜め上向きの面でボールを捕らえるインパクトをイメージしながら。
ゆっくりと打つだけです。
ということなのですが
コメントで最初に気になったのが、『インパクトのイメージ』 を特に気にされていること。
次のアングルボレーが飛距離が安定しないことを考えると
『 stone 』 さんは、『ラケットの動く形をイメージ』 するほうがより重要だと思います。
慣性力でラケットヘッドが遅れ、面が上を向いてしまうという話をしましたが
まさに、この現象が起きているような気がします。
そしてこのときのほうが、遅れたラケットに勢いが付いてしまい
最初からラケットヘッドを後ろに引いた以上に面が上を向くのです。
先日、若手のコーチたちを指導中、一人のコーチがこう言うのです。
「松原さん、僕の場合はラケットヘッドを引かないで、構えたほうがアウトするんですけど」
「もちろん先が遅れないように振っているんですけど」
ということで、見てみると、見事に先を引いている。
本人だけが気づいていない。
振り始めの勢いが強すぎるのが原因。
本人も自分を観察し納得。
ゆっくり振り始めて、面の向き、動きを意識して素振りをした後は
見事なボレーを打っていた。
このように自分の形を自分でわかると言うのは案外難しいことなのです。
さてアングルボレーのコツですが。
先ほどのフォアボレーのコツはすべて当てはまります。
その中で特にアングルはというと、
『ゆっくり振る』 ということを特に気にしてください。
スピードが出すぎては困りますから。
それと後2つ。
1つ目はラケットヘッドを少し上げること。
これはこの程度です。
2つ目は最初からクロスに行くように面の向きを作っておくこと。
きのうの写真をもう一度。
この程度でも、面がクロスを向いているということがわかるでしょうか?
この写真では面がほぼ正面を向いています。
ですが、ここから肩を中心に弧を描いて振りますので
打点のところではクロス方向に向きます。
これが普通のクロスボレーです。
構えで手首の角度を変え、もう少し、面をクロスに向けておけば
簡単にクロスアングルボレーになりますよ。
クロスが基本です。
クロスの構えから、ストレートへの変更はできます。
手首を少し緩めればOKです。
反対は簡単にはできませんのでご注意を。
最後の鈴木貴男のアングルボレーの連続写真を味わって終わります。
そのことで今日は続編です。
コメントの全文です。
松原コーチ こんばんは。
フォアボレーのコツ、「斜め上向きの面でボールを捕らえるインパクトをイメージしながら。ゆっくりと打つ。」参考にさせて頂きます。
ボレーはバックよりフォアが苦手、特にクロスへのアングルボレーが苦手です。ネットしたり飛びすぎたり安定しません。コツがあればご教示お願いします。
投稿者 stone 2009/12/07 23:17
とのことです。
私の答え。
きのう出したフォアボレーの打ち方、最終の結論は
ラケットの動く形をイメージします。
斜め上向きの面でボールを捕らえるインパクトをイメージしながら。
ゆっくりと打つだけです。
ということなのですが
コメントで最初に気になったのが、『インパクトのイメージ』 を特に気にされていること。
次のアングルボレーが飛距離が安定しないことを考えると
『 stone 』 さんは、『ラケットの動く形をイメージ』 するほうがより重要だと思います。
慣性力でラケットヘッドが遅れ、面が上を向いてしまうという話をしましたが
まさに、この現象が起きているような気がします。
そしてこのときのほうが、遅れたラケットに勢いが付いてしまい
最初からラケットヘッドを後ろに引いた以上に面が上を向くのです。
先日、若手のコーチたちを指導中、一人のコーチがこう言うのです。
「松原さん、僕の場合はラケットヘッドを引かないで、構えたほうがアウトするんですけど」
「もちろん先が遅れないように振っているんですけど」
ということで、見てみると、見事に先を引いている。
本人だけが気づいていない。
振り始めの勢いが強すぎるのが原因。
本人も自分を観察し納得。
ゆっくり振り始めて、面の向き、動きを意識して素振りをした後は
見事なボレーを打っていた。
このように自分の形を自分でわかると言うのは案外難しいことなのです。
さてアングルボレーのコツですが。
先ほどのフォアボレーのコツはすべて当てはまります。
その中で特にアングルはというと、
『ゆっくり振る』 ということを特に気にしてください。
スピードが出すぎては困りますから。
それと後2つ。
1つ目はラケットヘッドを少し上げること。
これはこの程度です。
2つ目は最初からクロスに行くように面の向きを作っておくこと。
きのうの写真をもう一度。
この程度でも、面がクロスを向いているということがわかるでしょうか?
この写真では面がほぼ正面を向いています。
ですが、ここから肩を中心に弧を描いて振りますので
打点のところではクロス方向に向きます。
これが普通のクロスボレーです。
構えで手首の角度を変え、もう少し、面をクロスに向けておけば
簡単にクロスアングルボレーになりますよ。
クロスが基本です。
クロスの構えから、ストレートへの変更はできます。
手首を少し緩めればOKです。
反対は簡単にはできませんのでご注意を。
最後の鈴木貴男のアングルボレーの連続写真を味わって終わります。
2009年12月07日
ラケットの動きをイメージ
私ほどの名人になるとボレーくらいは割り箸で打てる。
というのはどう考えてもうそ。
でも、箸がうまく使えれば、ボレーが上達するお話。
ボレーはスライスで打つとよい、ということは何度も書きました。
ちょっと復習の写真。
まずはこう構えて
こう打つ。
写真は私の美しいフォーム
腕の形を保ったまま、肩を中心にして
下に凹んだ形の弧を描きます。
ところがです。
このフォアボレーのスウィング、実はたいへん不自然な動き方をしているのです。
ラケットはそれなりの重さを持っているために
グリップを動かしてもラケットはこの写真の形どおりには動きません。
ラケットヘッドはその重みで元の位置のままとどまろうとします。 (慣性力といいます)
ラケットヘッドは遅れ
手首は後ろに折れ
手首の角度が変わります。
面が上向きになりすぎて、ボールは上に飛んでいきます。
これが自然なスウィングです。
ラケットを慣性力に逆らって動かすためには
かなり、形を固定するための力が要ります。
ラケットの重さを割り箸程度に扱える人なら問題はないのですが
普通の人、特に女性には少し厳しくなります。
しかし大丈夫、ちょっとしたコツがあるのです。
それがこれ。
私の美しい割り箸のフォームです。
みなさんはどうやって箸を操作しますか?
人差し指の筋肉に指令を与え、とか?
親指の感触が、とか?
一度やってみてください。
たぶんこうしているはずです。
箸の先が、どう動いて、どうつまむかイメージする。
それだけで箸のスイートスポットが
見事、おかずにジャストミートです。
腕や手のたくさんの筋肉は
その強さや位置を自動的に調節し
箸の先をおかずに運び、つまみます。
その後、おかずを口へと運ぶわけですが
もちろん見ていなくても、正確に口に入れることができます。
これほど人間の能力は高いのです。
これを応用します。
ラケットの動く形をイメージします。
斜め上向きの面でボールを捕らえるインパクトをイメージしながら。
ゆっくりと打つだけです。
お昼ごはんを鼻じゃなく、口に無事運べる人でしたら、たぶん大丈夫です。
そうはいっても、あわてて打つと、やはり慣性力に負けますので
面を保つ意識を持ったまま
早めに構え、早めに振り始め、ゆっくり振っていくのがもうひとつのコツです。
私もこれから美しいフォームでお昼にします。
「いただきまーす。」
というのはどう考えてもうそ。
でも、箸がうまく使えれば、ボレーが上達するお話。
ボレーはスライスで打つとよい、ということは何度も書きました。
ちょっと復習の写真。
まずはこう構えて
こう打つ。
写真は私の美しいフォーム
腕の形を保ったまま、肩を中心にして
下に凹んだ形の弧を描きます。
ところがです。
このフォアボレーのスウィング、実はたいへん不自然な動き方をしているのです。
ラケットはそれなりの重さを持っているために
グリップを動かしてもラケットはこの写真の形どおりには動きません。
ラケットヘッドはその重みで元の位置のままとどまろうとします。 (慣性力といいます)
ラケットヘッドは遅れ
手首は後ろに折れ
手首の角度が変わります。
面が上向きになりすぎて、ボールは上に飛んでいきます。
これが自然なスウィングです。
ラケットを慣性力に逆らって動かすためには
かなり、形を固定するための力が要ります。
ラケットの重さを割り箸程度に扱える人なら問題はないのですが
普通の人、特に女性には少し厳しくなります。
しかし大丈夫、ちょっとしたコツがあるのです。
それがこれ。
私の美しい割り箸のフォームです。
みなさんはどうやって箸を操作しますか?
人差し指の筋肉に指令を与え、とか?
親指の感触が、とか?
一度やってみてください。
たぶんこうしているはずです。
箸の先が、どう動いて、どうつまむかイメージする。
それだけで箸のスイートスポットが
見事、おかずにジャストミートです。
腕や手のたくさんの筋肉は
その強さや位置を自動的に調節し
箸の先をおかずに運び、つまみます。
その後、おかずを口へと運ぶわけですが
もちろん見ていなくても、正確に口に入れることができます。
これほど人間の能力は高いのです。
これを応用します。
ラケットの動く形をイメージします。
斜め上向きの面でボールを捕らえるインパクトをイメージしながら。
ゆっくりと打つだけです。
お昼ごはんを鼻じゃなく、口に無事運べる人でしたら、たぶん大丈夫です。
そうはいっても、あわてて打つと、やはり慣性力に負けますので
面を保つ意識を持ったまま
早めに構え、早めに振り始め、ゆっくり振っていくのがもうひとつのコツです。
私もこれから美しいフォームでお昼にします。
「いただきまーす。」
2009年12月05日
内旋、外旋、回内、回外
内旋、外旋、回内、回外、という言葉を技術解説によく使います。
これらは解剖学の用語です。
腕をひねるとか、手の平を下向きになるように動かす、なんてやると
厳密に意味を伝えるのが難しいので
このような解剖学できっちり定義された用語を使うのです。
ただし、これらの用語を理解していない人が読んだら
およそ味わいのある文章とは見えませんし
もちろん、意味はまったく通じません。
おとといのブログ、『再びのテイクバック』 に、
『ヌーン』 さんがコメントを入れてくれたのですが
「外旋は今までのブログに載っていますか?!」 とありました。
外旋を説明したブログ?
当然あるはずと思ったらこれがないんですね。
どーも失礼しました。
そんなわけで今日は解剖学のお勉強。 ( ってほど難しくない)
東戸塚校から帰宅しようとした安久津コーチを拉致。
「兄さん、ちょっとそこまで、腕を貸してくれねーか」
「こんな寒い夜、凍死したらどうします」
と言う安久津コーチのトレーナーをはいで撮影。
やはり生の腕がわかりやすい。
次の写真は上腕(肩から肘まで)の動き。
肩関節部のひねりですね。
左の写真の方向に動かすのを、『上腕を外旋する』、といいます。
右の写真の方向に動かすのを、『上腕を内旋する』、といいます。
外旋 ← → 内旋
この外旋から内旋の動きはサービスで強く使いますね。
また、フォアハンドのテイクバックで外旋していくと
面が上を向いて不安定なショットになります。
次の写真は前腕(肘から手首まで)の動き。
小手先のひねりですね。
手首を動かしていると思う人も多いと思います。
手首はこの方向には動きません。
前腕部の2本の骨の角度が変化しているのです。
自分の腕を動かして観察してみてください。
左の写真の方向に動かすのを、『前腕を回外する』、といいます。
右の写真の方向に動かすのを、『前腕を回内する』、といいます。
回外 ← → 回内
回外から回内の動きは特にスピンサーブで強く使います。
フォアハンドではワイパーショットの最終段階で使うと振りきりがよくなります。
ただし、インパクト前に使いすぎると面を不安定にする原因になることもあります。
フォアハンドのテイクバックについて言えば
回外して引くと面が上を向いていくので
振り出していくラケット面のコントロールがとても難しくなるのは
先ほどの、外旋しながらテイクバックするのと同様です。
この、ラケット面を上に向けながら引いていくときに
原因が、外旋しながらなのか? 回外しながらなのか?
たいへんわかりにくいのです。
まあ、どっちでもエラーが多くなるだけのことですので
どっちでもいいのですが (どっちも悪いのですが)
手の平を上向きに動かさないようにして引いていけばいいということです。
「さあさあ、勉強、勉強」
「誰だ、こんなところで寝てるやつは」
「寝るな、寝ると死んでしまうぞ」
だんだん解説しながら自分でも ・・・・・・
これらは解剖学の用語です。
腕をひねるとか、手の平を下向きになるように動かす、なんてやると
厳密に意味を伝えるのが難しいので
このような解剖学できっちり定義された用語を使うのです。
ただし、これらの用語を理解していない人が読んだら
およそ味わいのある文章とは見えませんし
もちろん、意味はまったく通じません。
おとといのブログ、『再びのテイクバック』 に、
『ヌーン』 さんがコメントを入れてくれたのですが
「外旋は今までのブログに載っていますか?!」 とありました。
外旋を説明したブログ?
当然あるはずと思ったらこれがないんですね。
どーも失礼しました。
そんなわけで今日は解剖学のお勉強。 ( ってほど難しくない)
東戸塚校から帰宅しようとした安久津コーチを拉致。
「兄さん、ちょっとそこまで、腕を貸してくれねーか」
「こんな寒い夜、凍死したらどうします」
と言う安久津コーチのトレーナーをはいで撮影。
やはり生の腕がわかりやすい。
次の写真は上腕(肩から肘まで)の動き。
肩関節部のひねりですね。
左の写真の方向に動かすのを、『上腕を外旋する』、といいます。
右の写真の方向に動かすのを、『上腕を内旋する』、といいます。
外旋 ← → 内旋
この外旋から内旋の動きはサービスで強く使いますね。
また、フォアハンドのテイクバックで外旋していくと
面が上を向いて不安定なショットになります。
次の写真は前腕(肘から手首まで)の動き。
小手先のひねりですね。
手首を動かしていると思う人も多いと思います。
手首はこの方向には動きません。
前腕部の2本の骨の角度が変化しているのです。
自分の腕を動かして観察してみてください。
左の写真の方向に動かすのを、『前腕を回外する』、といいます。
右の写真の方向に動かすのを、『前腕を回内する』、といいます。
回外 ← → 回内
回外から回内の動きは特にスピンサーブで強く使います。
フォアハンドではワイパーショットの最終段階で使うと振りきりがよくなります。
ただし、インパクト前に使いすぎると面を不安定にする原因になることもあります。
フォアハンドのテイクバックについて言えば
回外して引くと面が上を向いていくので
振り出していくラケット面のコントロールがとても難しくなるのは
先ほどの、外旋しながらテイクバックするのと同様です。
この、ラケット面を上に向けながら引いていくときに
原因が、外旋しながらなのか? 回外しながらなのか?
たいへんわかりにくいのです。
まあ、どっちでもエラーが多くなるだけのことですので
どっちでもいいのですが (どっちも悪いのですが)
手の平を上向きに動かさないようにして引いていけばいいということです。
「さあさあ、勉強、勉強」
「誰だ、こんなところで寝てるやつは」
「寝るな、寝ると死んでしまうぞ」
だんだん解説しながら自分でも ・・・・・・
2009年12月04日
目から打点までの距離
今日は下川井テニスクラブで
リトルクラスの前に会員のSさんご夫妻にプライベートレッスンをした。
奥様がバックボレーをしていると
遠いボレーに対し必要以上に腕を曲げて近い打点で取ろうとしている。
そのために面が不安定になり、ピシッと決まらない。
もしかしたらと思い、よく観察すると。
顔と打点までの距離を一定にしているよう。
「遠い打点のときはもっと腕を伸ばして打ってみてくださいね」
とアドバイスすると、ばっちり。
切れのいいバックボレーになった。
実はこうゆうこと。
急遽、東戸塚校の安久津コーチにモデルになってもらい、写真で説明する。
近い打点では、上体が前向きなので
顔が右肩よりも打点に近い。
こちらは、遠い打点の場合。
顔と右肩は、打点から同じくらいの距離。
腕の形を同じにして、肩から打点までの距離を一定にして考えてみる。
たいした違いではないようだが
顔から見ると
近い打点より、遠い打点のときのほうが、最適打点が遠いのだ。
心理的には、
遠い打点なので近づきたいのだが
遠い打点ほどさらに遠くでボールを捕らえなくてはならないのだ。
すでにバックボレーがうまい人は
無意識に、慣れてしまっているのだろうが
これから上達していく人には結構な障害になる可能性もあると思う。
ちょっと見ただけでは
遠いボールに対し臆病になっているようにしか見えないのだ。
コーチとしては
このことを理解し
「失敗してもいいから大胆に遠くで取るように」
と指導しなくてはならないと思う。
ここだけの話
テニスの技術については何でも知っているような気になっているので
もうすぐテニス教のご本尊になれるかと思っていたが
こんな知らないことがしょっちゅう出てくる。
お賽銭で食えるようになると楽なんだが、
まだまだ、悟りの境地には遠いようだ。
宗教法人化はもう少し先にしよう。
リトルクラスの前に会員のSさんご夫妻にプライベートレッスンをした。
奥様がバックボレーをしていると
遠いボレーに対し必要以上に腕を曲げて近い打点で取ろうとしている。
そのために面が不安定になり、ピシッと決まらない。
もしかしたらと思い、よく観察すると。
顔と打点までの距離を一定にしているよう。
「遠い打点のときはもっと腕を伸ばして打ってみてくださいね」
とアドバイスすると、ばっちり。
切れのいいバックボレーになった。
実はこうゆうこと。
急遽、東戸塚校の安久津コーチにモデルになってもらい、写真で説明する。
近い打点では、上体が前向きなので
顔が右肩よりも打点に近い。
こちらは、遠い打点の場合。
顔と右肩は、打点から同じくらいの距離。
腕の形を同じにして、肩から打点までの距離を一定にして考えてみる。
たいした違いではないようだが
顔から見ると
近い打点より、遠い打点のときのほうが、最適打点が遠いのだ。
心理的には、
遠い打点なので近づきたいのだが
遠い打点ほどさらに遠くでボールを捕らえなくてはならないのだ。
すでにバックボレーがうまい人は
無意識に、慣れてしまっているのだろうが
これから上達していく人には結構な障害になる可能性もあると思う。
ちょっと見ただけでは
遠いボールに対し臆病になっているようにしか見えないのだ。
コーチとしては
このことを理解し
「失敗してもいいから大胆に遠くで取るように」
と指導しなくてはならないと思う。
ここだけの話
テニスの技術については何でも知っているような気になっているので
もうすぐテニス教のご本尊になれるかと思っていたが
こんな知らないことがしょっちゅう出てくる。
お賽銭で食えるようになると楽なんだが、
まだまだ、悟りの境地には遠いようだ。
宗教法人化はもう少し先にしよう。
2009年12月03日
再びのテイクバック
フォアハンドのテイクバックについては何度も取り上げています。
これがフォアの安定性を決める最重要な部分だからなのです。
先日の神奈川県テニスコーチ研修会でも
このことに一番時間をかけてしまいました。
『ヌーン』 さんから要望をコメントに入れていただき
それも頭の隅に引っかかっていましたので
またまた一発やります。
記事カテゴリにフォアハンドがあるのですが
7月ころまでは
技術ものはすべて『技術のお話』に入っていました。
最初のころを探ってみますと
ありました。
5月6日、ブログ開設第2日です。
5月5日はブログ開設のご挨拶ですので
実質の1発目がフォアのテイクバックです。
私がどれくらいテイクバックを気にしているかわかるでしょう。
今日はこの最初のやつの焼き直しです。
何度もやったので同じことが書けなかったので、
ここまで素朴なやつが、それ以後なかったと考えたからなのです。
さて、テイクバックの話ですが。
私自身も18歳まで、フォアには自信を持っていたのに
19歳の春おかしなテイクバックの病に取り付かれ
以後10年間
強力なフォアハンドと別れて暮らしました。
さて、コーチになりトッププロのフォアハンドを研究してみると
みんな、面を下に向けて引いていることに気づきました。
インパクトの手首の形で構え、そのまま振り切ります。
小理屈はともかくとして、次がフォアの構え方、引き方の要点です。
1、手首の形を打点と同じにして、面を下向きに構える。
2、上腕をひねらないように凹型に弧を描いて引いていく。
(手首の形を保ちながら、面が上を向かないように)
3、そのままの面で凹型に弧を描いて打つ。
写真で説明しましょう。
東戸塚松原テニススクールの田村コーチにモデルになってもらいました。
やや迫力不足ですが、他に目が行かぬよう
腕以外は身体を回すことのみにしてもらったためです。
本当は 『脱ぐとすごいんです』
まずは正しい構え方。
手首の形をインパクトと同じにして
そのまんま下に弧を描いて、凹型に引いていきます。
この時、上腕は外旋も内旋もしない。
腕を(型関節を)ひねらないようにするのです。
面が上を向くように引くと、とっちらかります
この引きかたは時間がいらず、楽なので
何も考えないで引くとたいていこうなります
この形だけならおかしくないのですが
1枚目の写真の構えと組み合わせると、ブッブーです。
この先、完全に面が上を向きます。
上向きの面をもう一度下向きに直す動作が必要になります。
そしてこの直す動作があることがフォアを難しくするのです。
最初から立ち気味のラケットで構え
面を外に向けるように引いて行ったのがこれなら、OKです。
(このやり方なら、上腕は外旋も内旋もしないですよね)
ショートラリーで特に気をつけたいのですが
ショートラリーをあまり長くやると
忙しさのあまりだんだんこれになっていくのです。
当然、打つときにはかぶしていくのですが
毎回同じ距離に打つのでいけないことだと思わずに続けてしまうのです。
次は横から見た絵です。
いい構え方
手首の角度がインパクトと同じになっています。
いい引き方
凹型に、下に弧を描くような感じがわかるでしょう。
たぶんダメな引き方
上腕が外旋し、手が上に凸型に弧を描いています
特に脇が空かないようにしすぎてもこうなりますね。
この辺では、脇はあけていいんですよ。
自分のフォアもこう治したおかげで
以後30年間、一応の安定を保っています。
そこでふと気づいたんです
「おれ、18のときこうゆう風に引いてた!!」
フォアは難しいもんですね
追伸) 今回の探索で、最初にコメントをいただいた
『モモビラス』 さんのご要望にお答えしていなかったことを見つけました。
それは、最近のプロのフィニッシュが変わってきたのでは?
というお話なのですが。
何度もフォアハンドを特集し
ワイパーや短く打つ技術等々取り上げているというのが私のいいわけですが
ご質問への答えとしてまとまっていませんでした。
ほんとにすいません。
もしかしたら、他にもそんなことがいくつもあるかもしれません。
『モモビラス』 さんも他の皆様も
これにこりず、ご質問を入れてください。
よろしくお願いします。
これがフォアの安定性を決める最重要な部分だからなのです。
先日の神奈川県テニスコーチ研修会でも
このことに一番時間をかけてしまいました。
『ヌーン』 さんから要望をコメントに入れていただき
それも頭の隅に引っかかっていましたので
またまた一発やります。
記事カテゴリにフォアハンドがあるのですが
7月ころまでは
技術ものはすべて『技術のお話』に入っていました。
最初のころを探ってみますと
ありました。
5月6日、ブログ開設第2日です。
5月5日はブログ開設のご挨拶ですので
実質の1発目がフォアのテイクバックです。
私がどれくらいテイクバックを気にしているかわかるでしょう。
今日はこの最初のやつの焼き直しです。
何度もやったので同じことが書けなかったので、
ここまで素朴なやつが、それ以後なかったと考えたからなのです。
さて、テイクバックの話ですが。
私自身も18歳まで、フォアには自信を持っていたのに
19歳の春おかしなテイクバックの病に取り付かれ
以後10年間
強力なフォアハンドと別れて暮らしました。
さて、コーチになりトッププロのフォアハンドを研究してみると
みんな、面を下に向けて引いていることに気づきました。
インパクトの手首の形で構え、そのまま振り切ります。
小理屈はともかくとして、次がフォアの構え方、引き方の要点です。
1、手首の形を打点と同じにして、面を下向きに構える。
2、上腕をひねらないように凹型に弧を描いて引いていく。
(手首の形を保ちながら、面が上を向かないように)
3、そのままの面で凹型に弧を描いて打つ。
写真で説明しましょう。
東戸塚松原テニススクールの田村コーチにモデルになってもらいました。
やや迫力不足ですが、他に目が行かぬよう
腕以外は身体を回すことのみにしてもらったためです。
本当は 『脱ぐとすごいんです』
まずは正しい構え方。
手首の形をインパクトと同じにして
そのまんま下に弧を描いて、凹型に引いていきます。
この時、上腕は外旋も内旋もしない。
腕を(型関節を)ひねらないようにするのです。
面が上を向くように引くと、とっちらかります
この引きかたは時間がいらず、楽なので
何も考えないで引くとたいていこうなります
この形だけならおかしくないのですが
1枚目の写真の構えと組み合わせると、ブッブーです。
この先、完全に面が上を向きます。
上向きの面をもう一度下向きに直す動作が必要になります。
そしてこの直す動作があることがフォアを難しくするのです。
最初から立ち気味のラケットで構え
面を外に向けるように引いて行ったのがこれなら、OKです。
(このやり方なら、上腕は外旋も内旋もしないですよね)
ショートラリーで特に気をつけたいのですが
ショートラリーをあまり長くやると
忙しさのあまりだんだんこれになっていくのです。
当然、打つときにはかぶしていくのですが
毎回同じ距離に打つのでいけないことだと思わずに続けてしまうのです。
次は横から見た絵です。
いい構え方
手首の角度がインパクトと同じになっています。
いい引き方
凹型に、下に弧を描くような感じがわかるでしょう。
たぶんダメな引き方
上腕が外旋し、手が上に凸型に弧を描いています
特に脇が空かないようにしすぎてもこうなりますね。
この辺では、脇はあけていいんですよ。
自分のフォアもこう治したおかげで
以後30年間、一応の安定を保っています。
そこでふと気づいたんです
「おれ、18のときこうゆう風に引いてた!!」
フォアは難しいもんですね
追伸) 今回の探索で、最初にコメントをいただいた
『モモビラス』 さんのご要望にお答えしていなかったことを見つけました。
それは、最近のプロのフィニッシュが変わってきたのでは?
というお話なのですが。
何度もフォアハンドを特集し
ワイパーや短く打つ技術等々取り上げているというのが私のいいわけですが
ご質問への答えとしてまとまっていませんでした。
ほんとにすいません。
もしかしたら、他にもそんなことがいくつもあるかもしれません。
『モモビラス』 さんも他の皆様も
これにこりず、ご質問を入れてください。
よろしくお願いします。
2009年12月02日
神奈川県コーチ研修会が終了
きのう、テニスガーデンレニックスで
神奈川県テニス事業協会主催による
2009冬季神奈川県テニスコーチ研修会が開催された。
もちろん講師は私、『松原コーチ』 なのだ。
コーチ研修会なのだがコーチじゃない人のほうが多いためか
きのうはフォアハンドの最初のところで悩む人が多かったようだ。
参加者は少なかったが、京都からはるばる参加してくれた人もいて
皆さん一所懸命、真剣な雰囲気が漂っていた。
さて最初は1時間ほど、ハウス内のロビーをお借りして講義。
だいぶ、しぐさも出て、松原の口先も軽やかになってきたところ。
「あなたはフォアを1球目から、ハードヒットできるのか?」
という話から始め、
テニス技術の前提となる話を主に解説。
午前の後半からはオンコート。
午前中は、スマッシュとサービス。
写真は、腕の内旋の使い方(力の入れ方)を2人組みで味わっているところ。
腕相撲で相手をひねり倒す時のような使い方だ。
これで内旋の力がどれくらいつよいのかを知り、
その方向や力を入れる感覚を筋肉に教えてやっているのだ。
午後からはフォアハンド。
「インパクトの面をつくり、その手首の角度を保って、引いてください。」
なんてやっているところです。
ほとんどの方が理屈としては知っているのだが
現実としては少しづつ違っていた。
そして、これがものすごく大切なことなんだということを何度も強調し
全員のショットをこの部分だけはすべて矯正して納得してもらった。
自分がどうやっているかを知るのはとても難しいのだ。
これもフォアの続き。
プロのように高い打点で打つためラケットを立て気味に構える。
手首を指し示しながら、
「そのときも手首の角度は変えず、前腕を上げ、
ラケット面が外側を向くように引いていく。」
なんてやっているところ。
次はスライスボレー。
大胆に大きなスウィングで、しっかり切りましょう。
低いボールには打点を前にすれば手首の形を固定したままで済むんです。
なんてやっていた。
さてこれは協賛各社からのいただき物、参加賞とさせていただいた。
これだけもらえば、研修の内容がどうだろうと参加費の元が取れる。
ヨネックスさん、日置(株)、ゴーセンさん、ありがとうございます。
さて最後は全員集合。
残念ながら、一番最初にお申し込みいただいた
千葉県のHさんが新型インフルエンザにかかってしまい欠席。
早く直ってくださいね。
次回はお待ちしています。
皆さんおつかれさまでした。
藤田コーチもありがとう。
神奈川県テニス事業協会主催による
2009冬季神奈川県テニスコーチ研修会が開催された。
もちろん講師は私、『松原コーチ』 なのだ。
コーチ研修会なのだがコーチじゃない人のほうが多いためか
きのうはフォアハンドの最初のところで悩む人が多かったようだ。
参加者は少なかったが、京都からはるばる参加してくれた人もいて
皆さん一所懸命、真剣な雰囲気が漂っていた。
さて最初は1時間ほど、ハウス内のロビーをお借りして講義。
だいぶ、しぐさも出て、松原の口先も軽やかになってきたところ。
「あなたはフォアを1球目から、ハードヒットできるのか?」
という話から始め、
テニス技術の前提となる話を主に解説。
午前の後半からはオンコート。
午前中は、スマッシュとサービス。
写真は、腕の内旋の使い方(力の入れ方)を2人組みで味わっているところ。
腕相撲で相手をひねり倒す時のような使い方だ。
これで内旋の力がどれくらいつよいのかを知り、
その方向や力を入れる感覚を筋肉に教えてやっているのだ。
午後からはフォアハンド。
「インパクトの面をつくり、その手首の角度を保って、引いてください。」
なんてやっているところです。
ほとんどの方が理屈としては知っているのだが
現実としては少しづつ違っていた。
そして、これがものすごく大切なことなんだということを何度も強調し
全員のショットをこの部分だけはすべて矯正して納得してもらった。
自分がどうやっているかを知るのはとても難しいのだ。
これもフォアの続き。
プロのように高い打点で打つためラケットを立て気味に構える。
手首を指し示しながら、
「そのときも手首の角度は変えず、前腕を上げ、
ラケット面が外側を向くように引いていく。」
なんてやっているところ。
次はスライスボレー。
大胆に大きなスウィングで、しっかり切りましょう。
低いボールには打点を前にすれば手首の形を固定したままで済むんです。
なんてやっていた。
さてこれは協賛各社からのいただき物、参加賞とさせていただいた。
これだけもらえば、研修の内容がどうだろうと参加費の元が取れる。
ヨネックスさん、日置(株)、ゴーセンさん、ありがとうございます。
さて最後は全員集合。
残念ながら、一番最初にお申し込みいただいた
千葉県のHさんが新型インフルエンザにかかってしまい欠席。
早く直ってくださいね。
次回はお待ちしています。
皆さんおつかれさまでした。
藤田コーチもありがとう。