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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ラケットの動きをイメージ

私ほどの名人になるとボレーくらいは割り箸で打てる。

箸でつかむ

というのはどう考えてもうそ。   そりゃないぜ

でも、箸がうまく使えれば、ボレーが上達するお話。


ボレーはスライスで打つとよい、ということは何度も書きました。

ちょっと復習の写真。

まずはこう構えて

フォアボレーの構え

こう打つ。フォアボレーのインパクト


写真は私の美しいフォーム       ワハハ
腕の形を保ったまま、肩を中心にして
下に凹んだ形の弧を描きます。

ところがです。
このフォアボレーのスウィング、実はたいへん不自然な動き方をしているのです。

ラケットはそれなりの重さを持っているために
グリップを動かしてもラケットはこの写真の形どおりには動きません。

ラケットヘッドはその重みで元の位置のままとどまろうとします。 (慣性力といいます)
ラケットヘッドは遅れ
手首は後ろに折れ      あれー?
手首の角度が変わります。

面が上向きになりすぎて、ボールは上に飛んでいきます。  うるせー

これが自然なスウィングです。

ラケットを慣性力に逆らって動かすためには
かなり、形を固定するための力が要ります。

ラケットの重さを割り箸程度に扱える人なら問題はないのですが
普通の人、特に女性には少し厳しくなります。


しかし大丈夫、ちょっとしたコツがあるのです。  カンタン

それがこれ。

箸でつまむ

私の美しい割り箸のフォームです。   ワハハ    

みなさんはどうやって箸を操作しますか?

人差し指の筋肉に指令を与え、とか?
親指の感触が、とか?

一度やってみてください。   悪だくみ


たぶんこうしているはずです。

箸の先が、どう動いて、どうつまむかイメージする。
それだけで箸のスイートスポットが
見事、おかずにジャストミートです。  ハンバーガー

腕や手のたくさんの筋肉は
その強さや位置を自動的に調節し
箸の先をおかずに運び、つまみます。  ケーキ

その後、おかずを口へと運ぶわけですが

もちろん見ていなくても、正確に口に入れることができます。

これほど人間の能力は高いのです。  ナイス!


これを応用します。


ラケットの動く形をイメージします。

斜め上向きの面でボールを捕らえるインパクトをイメージしながら。

ゆっくりと打つだけです。



お昼ごはんを鼻じゃなく、口に無事運べる人でしたら、たぶん大丈夫です。


そうはいっても、あわてて打つと、やはり慣性力に負けますので

面を保つ意識を持ったまま

早めに構え、早めに振り始め、ゆっくり振っていくのがもうひとつのコツです。




私もこれから美しいフォームでお昼にします。   ワハハ


「いただきまーす。」   叫び





ボレー | 投稿者 松原コーチ 13:52 | コメント(1) | トラックバック(0)