2009年12月03日
再びのテイクバック
フォアハンドのテイクバックについては何度も取り上げています。
これがフォアの安定性を決める最重要な部分だからなのです。
先日の神奈川県テニスコーチ研修会でも
このことに一番時間をかけてしまいました。
『ヌーン』 さんから要望をコメントに入れていただき
それも頭の隅に引っかかっていましたので
またまた一発やります。
記事カテゴリにフォアハンドがあるのですが
7月ころまでは
技術ものはすべて『技術のお話』に入っていました。
最初のころを探ってみますと
ありました。
5月6日、ブログ開設第2日です。
5月5日はブログ開設のご挨拶ですので
実質の1発目がフォアのテイクバックです。
私がどれくらいテイクバックを気にしているかわかるでしょう。
今日はこの最初のやつの焼き直しです。
何度もやったので同じことが書けなかったので、
ここまで素朴なやつが、それ以後なかったと考えたからなのです。
さて、テイクバックの話ですが。
私自身も18歳まで、フォアには自信を持っていたのに
19歳の春おかしなテイクバックの病に取り付かれ
以後10年間
強力なフォアハンドと別れて暮らしました。
さて、コーチになりトッププロのフォアハンドを研究してみると
みんな、面を下に向けて引いていることに気づきました。
インパクトの手首の形で構え、そのまま振り切ります。
小理屈はともかくとして、次がフォアの構え方、引き方の要点です。
1、手首の形を打点と同じにして、面を下向きに構える。
2、上腕をひねらないように凹型に弧を描いて引いていく。
(手首の形を保ちながら、面が上を向かないように)
3、そのままの面で凹型に弧を描いて打つ。
写真で説明しましょう。
東戸塚松原テニススクールの田村コーチにモデルになってもらいました。
やや迫力不足ですが、他に目が行かぬよう
腕以外は身体を回すことのみにしてもらったためです。
本当は 『脱ぐとすごいんです』
まずは正しい構え方。
手首の形をインパクトと同じにして
そのまんま下に弧を描いて、凹型に引いていきます。
この時、上腕は外旋も内旋もしない。
腕を(型関節を)ひねらないようにするのです。
面が上を向くように引くと、とっちらかります
この引きかたは時間がいらず、楽なので
何も考えないで引くとたいていこうなります
この形だけならおかしくないのですが
1枚目の写真の構えと組み合わせると、ブッブーです。
この先、完全に面が上を向きます。
上向きの面をもう一度下向きに直す動作が必要になります。
そしてこの直す動作があることがフォアを難しくするのです。
最初から立ち気味のラケットで構え
面を外に向けるように引いて行ったのがこれなら、OKです。
(このやり方なら、上腕は外旋も内旋もしないですよね)
ショートラリーで特に気をつけたいのですが
ショートラリーをあまり長くやると
忙しさのあまりだんだんこれになっていくのです。
当然、打つときにはかぶしていくのですが
毎回同じ距離に打つのでいけないことだと思わずに続けてしまうのです。
次は横から見た絵です。
いい構え方
手首の角度がインパクトと同じになっています。
いい引き方
凹型に、下に弧を描くような感じがわかるでしょう。
たぶんダメな引き方
上腕が外旋し、手が上に凸型に弧を描いています
特に脇が空かないようにしすぎてもこうなりますね。
この辺では、脇はあけていいんですよ。
自分のフォアもこう治したおかげで
以後30年間、一応の安定を保っています。
そこでふと気づいたんです
「おれ、18のときこうゆう風に引いてた!!」
フォアは難しいもんですね
追伸) 今回の探索で、最初にコメントをいただいた
『モモビラス』 さんのご要望にお答えしていなかったことを見つけました。
それは、最近のプロのフィニッシュが変わってきたのでは?
というお話なのですが。
何度もフォアハンドを特集し
ワイパーや短く打つ技術等々取り上げているというのが私のいいわけですが
ご質問への答えとしてまとまっていませんでした。
ほんとにすいません。
もしかしたら、他にもそんなことがいくつもあるかもしれません。
『モモビラス』 さんも他の皆様も
これにこりず、ご質問を入れてください。
よろしくお願いします。
これがフォアの安定性を決める最重要な部分だからなのです。
先日の神奈川県テニスコーチ研修会でも
このことに一番時間をかけてしまいました。
『ヌーン』 さんから要望をコメントに入れていただき
それも頭の隅に引っかかっていましたので
またまた一発やります。
記事カテゴリにフォアハンドがあるのですが
7月ころまでは
技術ものはすべて『技術のお話』に入っていました。
最初のころを探ってみますと
ありました。
5月6日、ブログ開設第2日です。
5月5日はブログ開設のご挨拶ですので
実質の1発目がフォアのテイクバックです。
私がどれくらいテイクバックを気にしているかわかるでしょう。
今日はこの最初のやつの焼き直しです。
何度もやったので同じことが書けなかったので、
ここまで素朴なやつが、それ以後なかったと考えたからなのです。
さて、テイクバックの話ですが。
私自身も18歳まで、フォアには自信を持っていたのに
19歳の春おかしなテイクバックの病に取り付かれ
以後10年間
強力なフォアハンドと別れて暮らしました。
さて、コーチになりトッププロのフォアハンドを研究してみると
みんな、面を下に向けて引いていることに気づきました。
インパクトの手首の形で構え、そのまま振り切ります。
小理屈はともかくとして、次がフォアの構え方、引き方の要点です。
1、手首の形を打点と同じにして、面を下向きに構える。
2、上腕をひねらないように凹型に弧を描いて引いていく。
(手首の形を保ちながら、面が上を向かないように)
3、そのままの面で凹型に弧を描いて打つ。
写真で説明しましょう。
東戸塚松原テニススクールの田村コーチにモデルになってもらいました。
やや迫力不足ですが、他に目が行かぬよう
腕以外は身体を回すことのみにしてもらったためです。
本当は 『脱ぐとすごいんです』
まずは正しい構え方。
手首の形をインパクトと同じにして
そのまんま下に弧を描いて、凹型に引いていきます。
この時、上腕は外旋も内旋もしない。
腕を(型関節を)ひねらないようにするのです。
面が上を向くように引くと、とっちらかります
この引きかたは時間がいらず、楽なので
何も考えないで引くとたいていこうなります
この形だけならおかしくないのですが
1枚目の写真の構えと組み合わせると、ブッブーです。
この先、完全に面が上を向きます。
上向きの面をもう一度下向きに直す動作が必要になります。
そしてこの直す動作があることがフォアを難しくするのです。
最初から立ち気味のラケットで構え
面を外に向けるように引いて行ったのがこれなら、OKです。
(このやり方なら、上腕は外旋も内旋もしないですよね)
ショートラリーで特に気をつけたいのですが
ショートラリーをあまり長くやると
忙しさのあまりだんだんこれになっていくのです。
当然、打つときにはかぶしていくのですが
毎回同じ距離に打つのでいけないことだと思わずに続けてしまうのです。
次は横から見た絵です。
いい構え方
手首の角度がインパクトと同じになっています。
いい引き方
凹型に、下に弧を描くような感じがわかるでしょう。
たぶんダメな引き方
上腕が外旋し、手が上に凸型に弧を描いています
特に脇が空かないようにしすぎてもこうなりますね。
この辺では、脇はあけていいんですよ。
自分のフォアもこう治したおかげで
以後30年間、一応の安定を保っています。
そこでふと気づいたんです
「おれ、18のときこうゆう風に引いてた!!」
フォアは難しいもんですね
追伸) 今回の探索で、最初にコメントをいただいた
『モモビラス』 さんのご要望にお答えしていなかったことを見つけました。
それは、最近のプロのフィニッシュが変わってきたのでは?
というお話なのですが。
何度もフォアハンドを特集し
ワイパーや短く打つ技術等々取り上げているというのが私のいいわけですが
ご質問への答えとしてまとまっていませんでした。
ほんとにすいません。
もしかしたら、他にもそんなことがいくつもあるかもしれません。
『モモビラス』 さんも他の皆様も
これにこりず、ご質問を入れてください。
よろしくお願いします。