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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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回答ありがとうござい…
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振り子のお話

 本日は、技術お宅系、理屈っぽい話。


 サーブや、フォアハンド、片手バックハンド等の話だが

最初はゆっくり振り始める、そのほうが結果的に最後はスウィングスピードが上がる。

常識的に考えれば、速い速度で振り始めれば、最終速度も早いような気がする。
しかしそれでは、後半の加速ができず、最終速度も上がらないのだ。

フェデラーのフォアハンドやサーブ、片手バックハンドを見ると、
がんばっていないようなゆったりした振りから始め、インパクトから後半は鋭く降り終わる。

 私はショットに2つの方法があると考えている。

 1つは、力任せにビュウッと振るショット。
これには両手打ちのバックが入る。
どんなイメージかというと、ピンポンのようにというとわかってもらえるかもしれない。

腕が強ければ、ラケットヘッドは身体の急速な動きに遅れずに付いていける。
身体の小さな、強烈な急加速に逆らっても腕力が勝り、腕がさらに振れるというイメージだ。

 もう1つは振り子型のスウィングをするショットである。
男子選手の両手打ちを除くほぼすべてのショットがこれにあたるかもしれない。

この考え方はゴルフのクラブを振る方法に似ている。
身体が急に動いても腕とラケットが付いていけないのだ。

身体もゆっくり動き始め、その運動量が徐々に腕やラケットの動きにつながっていくというような、
ゆったりした動きが最終速度を早くする。
長い棒を少ない力で効果的に動かすにはこの方法が最も適しているだろう。

 振り子の原理で自然に振れてしまう動きについていき、
そこから自分の力を足して加速するという風に考えればいいだろう。

 この2つのやり方の境界に位置するのが、
両手バックと厚いグリップの片手フォアハンド、男子のスマッシュだろう。
その人のパワーと趣味によりどちらにもなりうる。

両手バックでは、男子の大部分と女子の一部が急加速派。
片手フォアとスマッシュではマッチョな男子は急加速派だろう。

 片手フォアでは、ラケットを短く持ちたがる人は急加速派。
長く持ちたがる人は振り子派という言い方もできる。

また、薄いグリップで急加速すると、先が遅れ面が上を向いてしまいがちになる。

 スマッシュでは低い突然のロブに対し男子はスマッシュで反応するが、
女子は反応できないことが多い。
これは、反射神経の問題よりも、スウィングの仕方の問題で
振り子に依存している限り急加速は難しいのだ。

 両手打ちで面白いのは女子の両側共に両手打ちの人。
フォア側が振り子型派、バックは急加速派という人もいる。

大きく身体を使うとフォアに見えるし、小さくするどく使うとバックに見える。
と言うとピンと来る人もいると思う。


 だからなんだといわれると、「ごめんなさい」 だが。

 うまくいっていないショットをこれらに当てはめてみると
正しいスウィングのイメージができてくるかもしれません。 えっへん 



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 18:40 | コメント(2)| トラックバック(0)

私の講習会があります

 12月1日火曜日
横浜市保土ヶ谷区のテニスガーデンレニックス
私の講習会
『神奈川県テニスコーチ研修会』 が行われます。

 私の所属しています 『神奈川県テニス事業協会』 が主催する行事で
毎年2回、5月末と12月初めに行っています。

 要項は『神奈川県手テニスコーチ研修会』をクリックしてください。

 内容は1時間ほど私の講義。
その後、コートに出て、テニス技術の説明やデモ。
参加者にやってもらって、私が矯正。
あわせて矯正法を説明します。

 みんなうまくなって帰りますよ。

 テニスコーチ対象の講習会ですが
参加者の半数は一般テニスプレーヤーです。
中級クラスから上級クラスの方が多いですが
初級者でもかまいません。


 参考に5月25日に中央林間テニスクラブで行った、夏の研修会の写真を載せます。
この日は目立つように、オレンジのウェアー。
控えめな私ですが、講師は目立つほうがいいのです。

中央林間での講義

 なんか、まじめそうな雰囲気でしょう。 えっへん


研修ー1

 サーブの説明で、スマッシュのようによけいなことをしないで打つ、とのデモ。
自分で後ろにロブを上げ、ジャンピングスマッシュ。


研修ー2

 フォアハンドワイパースウィングの説明。 メガホン


研修ー3

 低いボールをワイパーで打って決めるデモ。  筋肉


研修ー4

 参加者に打ってもらい、矯正中。  ナイス!


 いかがですか、中央林間テニスクラブもきれいでしょう。
都会の中のオアシスといったところです。

 テニスガーデンレニックスはもう少し、山の中、緑の中のリゾートといった感じ、
やはりきれいなすばらしいクラブですよ。

 どちらも神奈川県テニス事業協会で親しくさせていただいているクラブです。


 ぜひぜひ、ご参加ください。



イベント | 投稿者 松原コーチ 17:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

ライジングの打ち方

 今日、『ワカ』 さんからコメントに質問を入れていただきました。

 フォアハンドのライジングの話です。

マイク 初めまして、最近このプログを発見しまして毎日アクセスしています。
小学4年の娘をもつ父親です。強い選手になるため日々親子で練習に励んでいますが、ジュニアのテニスを育てるのはとても難しいものです。そこで、アドバイスを頂けたらと思いコメントしました。
娘は小学3年生からテニスを始め、今では地方大会へ出場するレベルですが、そろそろライジングを教えていこうと考えています。遊び感覚で教えた両手打ちのジャックナイフ(ライジング)はいとも簡単にやってしまったのですが、フォアハンド(片手)は全くダメです。(当たり前ですが)
まずは、どんな練習の仕方から始めれば良いか、また、どれくらいの高さ(打点)のライジングをすれば良いのか、などなどご指導いただきたく、お願いいたします。


 私の答えです。

スマイル 上級者がボールを打つとき、インパクトまでボールを見る人は少ないと思います。
じゃあ、なにを見ているのでしょうか?

 インパクトまでボールを見て、それにあわせていたら振り遅れますよね。
でも、うまい人はピタリとあわせます。

 実は、上級者はボールの軌跡を想像し、 (予測し)
その想像上のボールを打っているのです。

 ですから、相当先まで予測しなくてはならないショットは
習得に時間がかかるのです。

 あまり先まで予測しなくていいショットの代表が両手打ちのバックです。

 相当先まで予測で打っているのが
スマッシュ、片手のトップスピンバックハンド、次がフォアハンドだと思います。


 ですからバックのジャックナイフはできたのに
という話は納得がいきますよね。

 フォアハンドの場合、バウンドしてから振り始めるとか
バウンドにあわせて引くとかではライジングは無理です。
特に力のない子供の場合はそうですよね。


 フォアハンドのライジングですが
いつ振り始めればいいかというと
バウンドの2mくらい前でしょうか?  (ちょっといいかげんですが)
ですからその時点でインパクトの位置、タイミングが
想像できている必要があります。


 と、まあ、これが理屈ですが、実はこれが理解できれば簡単。  ワハハ


 ここからが実践編ですが、

 サービスラインの少し後ろに立ち、ショートラリー位のボールを球出ししてもらいます。

 次にバウンドの2m前くらいから滑らかにテイクバックを開始し。

 ライジングで打つ想像をします。  (5球位)

 次にボールを想像して、素振りで打ちます。 (5球位)

   (明らかにジャストミートしたら)

 次に本当に打ちます。  フォアハンドg


 まず、お父さんが自分でなりきってやってみてください。

 それで理解できたら、   (想像でいいのでPCの前でもできます)

 その後、5分もすれば彼女は打てると思いますよ。

 打点ですが普通の腰の高さ辺りでいいと思います。


 想像したボールを打てる人は、本物のボールも打てます。

 スマッシュもそうですよ。


 だまされたと思ってやってみてください。 スマイル


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 22:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

低いフォアハンド

 動いて打つとうまいのにイージーボールは・・・・・
という質問にお答えした、

『以前にエルボー』 さんからの再度の質問です。


マイク 先日はイージーボールへの対処法を詳しく教えていただき、ありがとうございました。
実はかなり前からずっと悩んでいることがありまして、先日の説明が、あまりにも自分にぴったりなアドバイスでしたので、もう一つ質問させていただいて良いでしょうか。

わたしは、肩の辺りの高めの打点が好きなのですが、対戦相手がベテランの人だったりしますと、すぐに見抜かれて、徹底して浅い低いボールばかりを打たされます。
特にフォアハンドの低く浅いボールが苦手で、ネットが多くなってしまいます。

コースもセンターに沈めても、体勢が崩れているためコースを見抜かれてポーチに出られてしまうことも多く、苦しまぎれにストレートロブを多発して、そちらも相手に読まれてスマッシュをくらい、とどつぼにはまって行きます。

どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者 以前にエルボー 2009/09/22 22:24


 私の答え。

スマイル 以前にエルボー さんのフォアハンドを見たことがないので、
グリップも球質もわかりません。
ですから一般的な、トップスピン系の人だと思ってお話しますので、
その点、おおはずれでもごかんべんください。

 フォアハンドで、打点がかなり低い場合の処理の仕方には2種類あると思います。
1つ目はスライスにすることです。
もうひとつはサイドスピンを使うことです。

 スライスについてはあまり説明する必要はないと思いますので、
今回はサイドスピンについての説明です。


 フォアハンドをトップスピンで打つ場合、
打点の高さにより、ボールのスピンは大きく分けて3種類あります。

 まず、普通の高さの場合はトップスピンです。

 高めの打点の場合はワイパースウィングを使い
ボールの手前側を、右から左にこすり、サイドスピンをかけます。

 低い場合は高い打点の逆、
ボールの手前側を、左から右にこすり、サイドスピンをかけます。

 イメージがわきにくいと思いますので
ちょっと写真を見てください。     (モデルは東戸塚校のヘッド、安久津コーチです)
これは引いたところ。 (もっと大きく引いてもOK)

サイドスピン振り出し

 次は打点。

サイドスピン打点

 次はインパクト後。

サイドスピンインパクト後


 ボールの回転方向がわかりましたでしょうか。
打つ人から見ると手前から遠く、向こう側に向かってこすっていくような感覚です。
ボウリングでフックボールを投げるような感じです。

 コツですが、
面の向きを保つこと
手首を伸ばし、コックしないで保つ。
腰を落とさず
上体を開かないようにする。 (横向きを保つ、残す)

 低い打点ですので
トップスピンをたくさんかけたいところですが
ボールより下にラケットヘッドを下げるには
コートに穴を掘らなくてはなりません。
ですからサイドスピンです。

 横向きになり
だらりとラケットを下げ
ラケット面を一定にし
振り子スウィングです。

 結構簡単にできます。

 お試しください。 ワハハ





フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:16 | コメント(2)| トラックバック(0)

夏の忘れ物

  夏休みに製作した小音量ギター。

 現実には、微音量ギターで実用にならなかった。

 このままでは後に引けない。

 今日こそ夏を終わらせる。 えっへん

 天板の穴が小さく、大きさも足りないのではと考えた。

 コレが前回完成したはずの微音量ギター。

ギター完成


 思い切って穴を開けた。

天板に穴


 音が大きくなって、『小音量ギターになった』 叫び

 1弦の音だけが情けない。 あれー?

 
 穴が1弦の下では小さくなっているので、

 弦の振動を拾えていないのかもしれない。

 モット空けちゃえ 筋肉  (カッターで簡単に切れる)

穴を広げた

 おお!!  1弦も鳴っている 音符


 コレが弦を張った、完成写真。 祝

とりあえず歓声


 1弦の下まで穴が広がっているでしょう。

 穴の白い縁取りはベニヤ板の地の色。

 塗料がないのでとりあえずそのまま。 ワハハ



日記 | 投稿者 松原コーチ 18:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

ロブが低かったら

 スマッシュについて 『stone』 さんから質問をいただきました。



マイク  松原コーチ こんばんは。

スマッシュは「ロブが落ち始めたら、振りはじめる」、理想的には「もう少し早く振りはじめる」と「ためができ、『バキッ!!』というスマッシュになる。」とのことですが、これはロブが高くても低くても同じでしょうか。それとも違ってくるのでしょうか。

スマッシュは殆ど練習しないので一番苦手です。特にタイミングとポジション(どの辺りで待てば良いのか。落下予想地点?その少し前?後?)がよく分かりませんので宜しくお願いします。
投稿者 stone 2009/09/24 22:01


 私の答え。

スマイル スウィングに振り子を使うと、一定の時間が必要です。

 たまたま、普通のロブの場合、「ロブが落ち始めたら、振りはじめる」 となるわけです。
きのうの写真では、ロブの高さが6m位だと思います。
ちょうどこのくらいの高さなら落ち始めたら・・・ということです。

 高いロブならもう少し落ちてきてから降り始めればいいと思います。

 ロブが低い場合ですが、
頂点に達しないうちに振り始めるということはないと思います。
振り子に少し逆らってスウィングの加速を早くする。
要は、すばやく振るということです。

 これにはすばやさ(パワー)の限度がありますので
男ならかなり低いロブもスマッシュできますが、  筋肉
女性の場合はそこまで無理はできないと思います。
そこでドライブボレーの登場になります。


 実はきのうのジュニアですがミキちゃんも他の2人も
かなりいいスマッシュを打っていました。
実用上、これでいいかもしれません。

 ですが、もう少し私としては欲をかいています。
ものすごいサーブを打てるようになってほしいのです。
そのためには
完璧な腕の使い方をマスターしてほしいのです。 叫び

 もちろんスマッシュだって良いに越したことはありませんし、
速めに振り始められると、コントロール(特に深さの)がよくなるのです。

 次に、タイミングとポジションとのことですが。
タイミングはこれまでの話がすべてそれです。
落ち始めたら湯はやめにラケットを落とし始める。
早過ぎそうなら、ゆっくり振りながら待つ。
送れそうなら早める。
最後は、 『  くり』 で一気に振り切る。

 ポジションですが、
ボレーしに前に行ったわけですから
まずは、ベースラインまでスマッシュが打てる範囲でなるべく前にいる。
普通はサービスラインの1、2m前でしょうか。
ロブの打点のすこし前に走りこみ
後ろへジャンプしながら頭の上でヒット。

 そして、ガッツポーズ!!


 ちょっと乱暴な解説ですが
これ以上は解説書が1冊、必要になりますのでご勘弁。

 私のDVDでも見てください。


 それと、『殆ど練習しないので一番苦手』 ならあたりまえです。

 いっぱい練習してください。 叫び
スマッシュ | 投稿者 松原コーチ 19:49 | コメント(1)| トラックバック(0)

ゆうっくりスマッシュ

 松原テニスクラブ印西フューチャークラスというのがある。
小学生高学年から中学前半くらいの次のスターになる子たちのクラス。  フォアハンドgフォアハンドb

 木曜のこのクラスをのぞいたら、長迫コーチがスマッシュを教えていた。

 「ロブが落ち始めたら、振りはじめる」ことを強調していた。
子供たちのリズムがだんだん 『ゆうっくり』 になっていき
ジャストミートの頻度が上がってきた。

 先日のサーブの 『ゆうっくり』 の話と同じなので
実際に打っている写真を撮ってみた。

 これは、最年少、5年生のミキちゃん。
ロブがほぼ頂点にあるところ。

スマッシュの構え

 ラケットは肩の上に立っている。

 ボールが黄色い点で、梁の境のところにぽつんとある。

 次はロブが落ち始め、ミキちゃんは振りはじめたところ。

落ち始めた、振りはじめた

 ボールが落ち始め、黄色の線になっている。

 ミキちゃんのラケットは後ろに落ち始めている。

 この写真の黄色ボール線の上端で、ラケットはすでに70~80度くらい落ちている。

 黄色ボール線のした恥までにラケットはさらに20度くらい落ちている。

 ボールの線の長さと、ラケットの落ちていくぶれ分の対比が面白い。

  (ラケットは本人の後ろ方向、写真では左の方向に落ちている)


 
 これくらい早く振りはじめ、ゆうっくり振ると。
確実にジャストミートし始める。

 だが、長迫コーチはさらに、もう少し早く構え、
もう少し早く振りはじめるようにアドバイスしているのだ。 叫び

 実は、私も同感。 えっへん

 あと、ほんの少しなのだが、さらに早めにすると、
振り子が見事に利き、ためができ、
『バキッ!!』 というスマッシュになる。
しかも深さのコントロール感も出てくるのだ。


 しかしここまでできれば90点。
後の10点は、なれと体力のアップとで、
しばらくすれば自分でつかめるかもしれない。  スマイル




スマッシュ | 投稿者 松原コーチ 19:14 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニスの日

  9月23日はテニスの日。 ラケット赤

 全国で5万人を動員するテニス普及の為のイベント。

 うちのクラブスクールでもイベント日でお祭り騒ぎ。


 私はこの日、毎年、有明に居る。

 ここは、全国のメイン会場なのだ。

 ここが私の持ち場、『総合案内』

 5年ほど前に実行委員会の仕事に関わるようになり

 それ以来ここが定位置。

 実は実行委員長というのを2年間したことがあるのだ。

総合案内


 今日ここで、ブログを見てくれている人から

 声を掛けていただき、励まされた。




 イベントを紹介すると

 テニスメーカー会の会場。

メーカー会

 ストロークで狙う、『ストラックアウト』 だ。

 日ごろはライバルのメーカーの人達が協力して頑張ってくれている。


 プロ協会主催のジュニアの会場も有る。

JPTAジュニア

 ものすごい数の子供達。 フォアハンドbフォアハンドg


 私の所属するテニス事業協会は一般の方を対象にレッスン。

岩淵プロ


 ちょうど、岩淵プロがこのコートに来ていた。

 右の、テニスお祭りはっぴは、事業協会の先輩、中島プロ。

 とっても楽しい雰囲気でレッスンしていた。 さすが!!



 車椅子テニスのコートに行くと、ちょうどこの人。

修三だ

 そう、松岡修三プロです。

 彼と岩淵プロは色々な会場を巡回して指導していたのです。

 総合案内にも松岡さんが今どこに居るのかという問い合わせが何度もありました。

 さすがの人気です。 


 テニスの日はテニスに関わるすべての団体が協力して行い、

 みんなで非常にいい雰囲気を出している。



 お天気に恵まれ、今年もテニスのお祭りは無事に過ぎていきました。 晴れ




日記 | 投稿者 松原コーチ 23:49 | コメント(2)| トラックバック(0)

サーブ、振り子スウィング

 きのう、東戸塚のミックス大会後
ミニレッスンで披露した振り子を利用した説明について、


stone さんから、質問をコメントにいただきました。

マイク 松原コーチ ご無沙汰しております。ブログいつも拝見しています。

「フリコの話はストロークやスマッシュでもたいへん重要なので日を改めて、わかりやすく説明するつもりです。」とのこと、サーブは課題満載なのでご説明が楽しみです。宜しくお願いします。

あと、「内旋、外旋でラケットを持った腕を肩の上で前後に動かしメトロノームのような上側のフリコをやってもらった。」とのことですが、動きが上手くイメージできません。宜しければ、この動きも再度併せて詳細にご説明頂けると幸甚です。

投稿者 stone 2009/09/22 07:09

ということで、
その説明です。

スマイル 棒振りのスポーツはたくさんありますが、棒の長さにより
振り方や、そのテンポはずいぶん違います。
ピンポンなら長さを気にせずに、『ビュッ』 と振ります。
ゴルフだと、少しゆったり、『どっこいしょ』 といったところでしょうか。

 ゴルフの場合、クラブが長いので
いきなり振ろうとしても先がついてきません。
クラブの動き出すテンポに従い
さらに力を加え、徐々に加速していきます。

 テニスでも同じような現象が考えられます。
なにか、ラケットやクラブの持つ固有の速度感、テンポ感があるのです。

 私はこの『速度感、テンポ感』 を一種の振り子と捉えています。

 これは私がサーブの説明で最初にやる振り子。

下フリコ1  前から

下フリコ2  たらして

下フリコ3  後ろに上がる


 これが下側のフリコ。  (ふつう、フリコといえば下ですが)

 私はテンポを指定しませんし、誰も音頭を取りませんが
大勢でやっても見事に同じテンポになります。
フリコは重心までの距離が同じなら周期(テンポ)は同じになります。
誰でもこの距離はほぼ同じです。

 こちらは上側のフリコ。

メトロノーム

 メトロノームです。 重りの位置を変えてテンポを変えます。

 さてテニスの上のフリコ。

内旋ー横から  内旋ー前から

真ん中ー横から  打点ー前から

外旋ー横から  外旋ー前から


 これも、講習会などでいっせいにやってもらうと
面白いくらい、みな同じテンポで振ります。
かなりゆっくりテンポで、
力のない女性も、大男もほぼ同じテンポになります。

 あえて言うと、腕の長い大男のほうがむしろゆっくりになるはずです。


 このフリコのテンポに逆らわなければ力のない女性でも
そこそこのスピードでサーブが打てるはずですし、
このテンポに逆らうと、力持ちでも遅いサーブになるかもしれません。

 しかし、待てよ、
みな同じテンポならフェデラーも、初級の女の子も同じスピード?
そんなわけないですよね。

 スウィングは 『ゆうっくり』 振ります。

 この 『ゆうっ  』 までは、誰でもゆっくり。

           (これはラケットがたれるまで)

 後半の 『  くり 』 の加速がパワーの差になります。



 
 実際のインパクトは腕が遠心力で伸び、こんな感じ。

ホントのサーブ


 プロのサーブはゆったりと振りはじめ、
後半一気に加速です。  筋肉

 これはロディックフラットサーブの連続写真です


 トスは打点の20~40cmくらい高く上げ、
ゆうっくり、といいながら打つとうまくいきます。 叫び


 はじめはボールを打たないで、トスを上げたつもりで
素振りをしてみるとすぐにできるようになりますよ。  スマイル


 テニスではこの振り子を意識したショットと
振り子を気にしないほうがうまくいくショットと両方あります。
それはまたいずれ・・・・・       ワハハ

サーブ | 投稿者 松原コーチ 17:21 | コメント(3)| トラックバック(0)

東戸塚校オープンミックス大会

 東戸塚松原テニススクールでは
オープンミックス大会が開催された。
今回は6ペアーの参加と少なかったが
内容はなかなか充実していた。

 いろいろな試合に参加する人が多くなったので
みんながそれなりの試合運びをするようになって
平均レベルが上がってきたように感じた。


 試合後の集合写真。

オープンミックス集合写真


 試合後、サーブの技術が気になり
今回の試合後のワンポイントレッスンはサーブになった。

 まずやったのは、
フリコのリズムを意識し、『ゆうっくり振る』 こと。

 下にぶらぶらと、フリコのスウィングをしてもらい、
ラケットの動きはフリコのリズムであると説明した。
次に、内旋、外旋でラケットを持った腕を肩の上で前後に動かし
メトロノームのような上側のフリコをやってもらった。

上側の振り子


 これで、スウィング前半をゆうっくり振ることで
ラケットの固有のスピードをベースとして作り。
後半を力強くフィニッシュすることで
さらにスピードアップすることを実感してもらった。


 次にスピンをかける手首の形を説明し、
回転のかかるサーブを打ってもらった。

スピンサーブの手首


 トップスピンではなくサイドスピン(スライスサーブ)のほうが実用的なことを説明し、
もう一度打ってもらって、今回の講習は終了。

 サーブで悩む人は多いらしく
ほとんどの皆さんに満足していただけたようだ。


 フリコの話はストロークやスマッシュでもたいへん重要なので
日を改めて、わかりやすく説明するつもりです。




サーブ | 投稿者 松原コーチ 15:51 | コメント(2)| トラックバック(0)

柿を収穫

  以前にエルボーさんからコメントを頂きました。

 いつもごらんいただきありがとうございます。




  さて、今日は休日。

 我が家の庭を散策、 (なぜかすぐに突き当たりだった)

 柿が色づいてきた。

柿が色づいてきた


 特に色っぽい奴を2個、収穫した。 スマイル

初柿


 少し小ぶりな富有柿。

 早速、1個を食べてみる。 失礼しました

 ちゃんと柿だが、あまり味がない。 あれー?

 
 まだ、早すぎるのか? 

 今年の日照が少なかったからか?

 小さいのもそのせいだろうか?


 もう1個はしばらく置いておくことにした。


 
  原稿が書き終わったので

 以前、技術の話で投稿済みのブログ、

 カテゴリーの整理を始めた。

 『技術の話』で一くくりだったので、以前の記事が探しにくい。

 『サーブ』、『フォアハンド』 などと分けて登録しなおし。

 8月、9月分はほぼ終了。

    (カテゴリー別アーカイブから表示できるようになりました。)


 ホッとしてマイページを閉じた。


 自分の記事を確認すると

 無いじゃありませんか、今日の『柿の収穫』 あれー?


 しかたない、もう一度・・・・

 
 ちゃんと 『投稿する』 ボタンを押すぞ。 叫び



日記 | 投稿者 松原コーチ 18:33 | コメント(0)| トラックバック(0)

やさしいはずのボール その2

 以前にエルボーさんと、スプーンさんのお二人からコメントをいただきました。

 いつもごらんいただきありがとうございます。

 特に、以前にエルボーさんからは、足を動かして待つということについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
という質問をいただきましたので
調子に乗ってもう一発。


 足を動かして打つというときにポイントが2つ出てきます。

 1つ目は純粋にぴったりと位置とタイミングを合わす方法。

 講習会などで、この方法を知ってもらうために
私はよく、川の跳び越しをしてもらいます。
アレーを小川に見立て、助走して飛び越します。
川に落ちないでうまく飛ぶためにはこちらの岸ぎりぎりで踏み切る必要があります。
それともうひとつ、踏切が力強い必要があります。
この二つを両立することがフォアハンドをジャンプして打つときと同じ技術なのです。

 さて小川です。
パソコンの上で飛んでもらうわけにいきませんので
あとで外に行って飛んでみてください。
結論を言っちゃいますと、
こちら岸の少し前に歩幅調整のため、少し細かい歩幅での走り方をし
踏み切りの足とその前の足はかなり大またで
勢いをつけ力強く踏み切ります。
こうすれば川に落ちないですむのです。

 さて、フォアハンドですが
まず、じたばたと細かい足踏みをしながら
最後の踏み切り足のためのタイミングあわせをします。 足跡
最後にしっかり右足で踏み切って
飛び上がるのです
そしてバシッと一発。
そしてガッツポーズ。

 1つ目の純粋な位置とタイミング合わせはこれで解決。  拍手


 これはフェデラー普通のときの飛び上がった連続写真

 あわせ足部分の写真はないのですが
こうやって飛ぶためにその前どうしたらいいかは想像してください。
想像のつかない人はすぐに外に出て小川を跳び越してきてください。


 2つ目の話。

 なのにアウトしちゃいませんか?

 そんな人は姿勢とフィニッシュ。

 今日クラブに遊びに来てくれた学生さんがそうでした。
打つ反動で体が後傾しアウト    (軸が上を向いちゃいます)
フィニッシュが左肩の上でアウト。

 打つ反動の後傾はおなかに力をいれ、引っ込める感じを作れば直ります。
えいっと叫ぶのもひとつの方法。 叫び

 フィニッシュについては
左脇か左のおなかの横辺りに取るようにすれば
ボールが浮かなくなります。
特に短いボールに対してはそうです。

 今日の学生さんも見事に抑えられるようになりました。


 これはアガシ飛び上がったハードヒットの連続写真。

 おなかの引っ込めとフィニッシュのラケット位置を味わってください。 ピース



 さらに、短いボールに対してはこちらも短く打たなければならないわけです。


 エナン叩き込みの短く打つためのフィニッシュでとどめです。 びっくり

 
フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:10 | コメント(1)| トラックバック(0)

やさしいはずのボールを打つ

 昨日、印西のクラブで、
トップクラスの女子選手の実戦形式練習を見ていたときのこと。

 フォアの遠いボールに走りこんでのハードヒットはエラーしない。
ところが自分の正面にイージーボールが来ると当りが悪く、ネットが多い。

 よく見ると打点が不安定でスウィングにも力強さが足りない。
明らかに足が止まって、ボールが来るのを待っている。  はにわ


 状況は違うが、今日の下川井テニスクラブでのリトルのレッスン

 一番キャリアの少ない1年生の男の子。
ボレー練習で走っていってボレー。
見事? に打つ。   (ちゃんと当たるという程度だが)
ところが、止まっているところに出すとこれがひどい。
めったに当たらない。
ぜんぜんタイミングも合わない。  (合わそうともしない)


 たぶん、どのレベルでもテニスのボールは動いているのであり、
自分自身も動いているほうが当たりやすいし
タイミングもとりやすいのだと思う。

 では、プロはどうやって打つのだろう。

 これは、私がやさしいボールに対しても
もっとも動きながら打ちまくる選手だ、と思っている、
エナンのやさしいボールをぶち込む連続写真

 クロスに飛び上がりながらたたいたところのようだ。

 飛び上がることにより、下半身のパワーを使えると同時に、
ボールとの位置あわせ、タイミングあわせも完璧になっている。

 完璧な位置あわせ、タイミングあわせができているということは、
このショットは彼女にとってのイージーショット。
彼女が、「エラーするわけないじゃない」 と思っていることは間違いない。  スマイル


 もちろん余計な修正の必要がない腕のスウィングがあっての話。

 もし修正が必要なら、飛び上がると、もっととっちらかるから要注意。  悪だくみ



 次は、私が、やさしいボールに対してあまり動かないで打つ選手だ、と思っている。
ナダルイージーショットの連続写真

 連続写真を見るとただ踏み込んで打っただけのように見える。

 ところが、動画のほうで確認してほしいのだが
右足に注目。
インパクト前にコート面を離れ左足と位置を入れ替えるように動いている。 足跡
右足の踏み込んだ位置と打ち終わった位置は
明らかに違っているのだ。 

 たぶんナダルのほうが腕力や体幹部が強いので
エナンほど下半身を使わなくてもすごいハードヒットができるのだと思う。
この写真の足さばきでは、むしろ、タイミングや位置あわせのほうに
ご利益を感じているのではないだろうか。

 彼も、「エラーするわけないじゃない」 と思っていることは間違いない。  ワハハ

 なんせ、完璧な位置あわせ、完璧なタイミングあわせなのだ。



 近いところに来たイージーボールも

 足を動かして待ち、『動きの中で打つ』。



 トッププロは足をコートにつけたまま打つことはめったにない。 ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 20:46 | コメント(3)| トラックバック(0)

ダブルスはキョロキョロ

 今日はクラブで女性会員の練習に飛び入り。
ダブルスの練習中、
パートナーが私の位置を見てくれないことに気がついた。

 パートナーの頭上をロブが通過し私がカバー
彼女はサイドをチェンジ。
確かに打点は彼女のもといたサイド側なのだが
私自身はこちら側。  (変わる必要はない)
彼女はチェンジしたサイドで前を向いたまま。
私もあわててサイドチェンジ。
できれば変わりたくないのだが。 あれー?

 ほかにもいくつかのケースがあるのだが
このように後ろを見ないことによる判断ミスが結構多い。

 聞いてみると、どうも、『一流になると後ろを見なくてもわかるようになる』 のだそうだ。
だが、私は後ろを見ないとわからないし、 (私は一流じゃないのかもしれない) 冷や汗
あの、杉山愛でさえ、しょっちゅう後ろを見ている。
もっとうまくなればいいのかと思ったが、
そういえば、ダブルスの神様のようなあのナブラチロワもよく後ろを見ていた。


 どれくらい、後ろを見るのかと思い、自分を観察した。
パートナーのレシーブのとき、
レシーブを見、すぐに相手ネットマンを見、
サーバーを見たら、パートナーのストロークを見、・・・・
ずうっと、キョロキョロしっぱなし。
パートナーが1本打つ間に自分の視線が2往復するときもあるくらい。 キラキラ

 ただ一ヶ所をずうっと見ていることはない。
この後ろをずうっと見続けていた人が相手ボールをよけられず・・・
というのはまずいのだが。


 皆さんキョロキョロして情報を得ましょう。
はたして、パートナーはいい体勢なのか?
今攻めているのか? 守っているのか?
自分はここにいていいのか? 早く逃げだすべきなのか? 怖~い


試合等 | 投稿者 松原コーチ 21:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

ラケットを立てる意味

 きのうの話しに少し追加。 叫び

 ラケットヘッドを立てると(ヘッドを上げると)。 ラケット&ボール
スライスをかけやすくなることを説明しました。
もうひとつあるんです。

 『クロスに角度をつけやすい』 メガホン

 鈴木貴男の『クロスボレーの連続写真』を見てください。

 上の青いところをクリックすれば365ネットの連続写真にリンクしています。


 これを見ると、2,3コマ目で面が内向きになっていること。
ショット全体を通して、面が開いていないことがわかると思います。  筋肉
面が開く(オープンになるとも言います)とは面が外向きになることです。

 こうすれば、クロスに角度のあるボレーが打てるのです。
最初からクロスに打つ面を作っておき、そのまま打つということです。

 ストレートや逆クロスに打つには内向きの面から
手首を緩め、面をオープンにしてやればOKです。
ついでに、ラケットヘッドを少しづつ遅らせてスウィングします。

 この逆はできません。
手首を緩めるのはとっさにできますが
とっさにクロスに向けるのは無理です。

 ですから基本的に、クロスに打つつもりの構えをしておくといいという事です。

 写真を見ると一見、クロス方向に向かって
少しづつ面の向きを変えていっているようにも見えます。
これは肩を中心に円運動のスウィングをしているからで
決して小手先をこねているわけではありません。

 ただ、クロスに打つためには
絶対的にラケットヘッドが、少しだけでOKですが立つ必要があります。
前腕に対し相対的に立つだけではいけないのです。
そうしなければ面がクロスに向きませんよね。
クロスに打つためにという但し書きをつけると
きのうの定義とは若干矛盾します。

 (解説者は自分に都合のいいようにラケットを立てるというのです)  悪だくみ


 次はヨハンソンの『ストレートに打ったボレーの連続写真。』

 3コマ目まではクロスに打てそうな構えだが、
4コマ目からラケットヘッドが少しづつ遅れはじめ、
最後には面がオープンになっている。
ラケットヘッドも前腕から見れば立っていますが、
絶対的な向きで言えば下がっています。
ですからスライスに打つにはOKですが、
面が、クロスには打ちにくい向きになっています。 スマイル



 今日から、記事カテゴリーをボレー、サービスなど
ショット別に分けることにしました。
前の記事を探すのが自分でも大変になってきたためです。
暇なときに古いのも整理してわかりやすくするつもりです。 メガホン

 今日やっとやり方がわかりました。 拍手



ボレー | 投稿者 松原コーチ 19:57 | コメント(3)| トラックバック(0)

ボレーでラケットを立てる

 ボレーではラケットヘッドを上げるとか
ラケットを立てるという表現を使うことがあります。

『オーシャンサイド』 さんから
そのことにつき、コメントに質問をいただきました。
まずはそのコメントです。


マイク 松原コーチ始めまして。
いつも楽しく読ませてもらってます。
技術論が多いのに難しい理屈がなく,初中級者にわかりやすい,そしてかゆいところに手が届く解説で,大変勉強になります。
札幌満喫中のところすみませんが,教えてください。

よくボレーで「ラケットを立てる」と言いますが,立てるというのは,ラケットヘッドが12時になること(天を指す方向)をいうのか,フェイスを地面に対して90度近くすることことを言うのか,疑問を感じました。

テニス暦だけは30年(46歳)のボレーイマイチプレーヤーを助けてください。

投稿者 オーシャンサイド 2009/09/13 17:33


私のお答え。
スマイル ラケットを立てるというと
言葉通りなら、垂直に立てるということになりますが
ボレーで立てるというのはこの程度の話です。

ラケットを立てる


 つまり、ラケットヘッドが前腕より上に上がり、
手首にV字型の角度がついていることです。
この写真の角度はラケットの立ち方がやや甘いかもしれません。
もう少し立ててもいいかなと思いますので
本人によく言っときます。  (松原というやつです)


 実は次の写真もラケットを立てています。

低い打点


 何も立ってないじゃないかと思うかもしれませんが
上の写真と同じ角度になるようにして撮った写真です。
前腕から見れば、立っていますよね。

 ラケットを立てると、スライスが打ちやすくなります。
もし、料理をすることがあれば実験してみてください。
包丁はV字型の角度をつけて包丁ヘッドを立てて切りますよね。

 角度をつけた場合とつけない場合で比べてみてください。
大根のスライスはどちらがきれいにできるでしょうか。
引いてスライスするのも、押してスライスするのも、
包丁ヘッドを上げてスライスするとうまくいくでしょう。


 ですから2枚目の写真の角度でもきれいなスライスボレーが打てますよ。
ラケットを立てるとはスライスを打つためのコツなのです。


 たいていはアウトサイドインに引いてスライスですが
ボレーの上手な人は
インサイドアウトに押してスライスをかけることもあります。


 スライス(アンダースピン)と逆に
トップスピンのときはラケットヘッドを下げるのがコツです。


 せっかく撮った写真なのでもう一枚。
こんなやつはいない (うまい人の中には) 悪だくみ

本当に立てた


 本当に立てないでくださいね。


スライスボレーは

 ラケットヘッドを少しだけ立て、 ラケット赤

 その角度を保って、

 凹型の大きなスウィングで、

 ゆったり振ってくださいね。 叫び



 横浜に帰ってきましたので、東戸塚のコートです。

 暗い方向で撮ってしまい、見にくいですがご勘弁ください。



ボレー | 投稿者 松原コーチ 12:50 | コメント(2)| トラックバック(0)

大学の合宿が終わった

 4日間の合宿での指導が終わった。
少なくとも3日間は雨の予報で心配したが
できなかったのは5分だけ。

 最終日、4時55分ころの雨で
最後のまとめと、リターンの話を木陰で行い
無事、合宿は終了となった。
日ごろの私の行いのおかげか?
北大に運が向いてきたのか?
とにかくよかった。 スマイル

 間違いなく
フォアハンドの面の作り方
スライスボレー
スマッシュの滑らかなスウィングを伝えることができた。 筋肉


 ホテルはチェックアウトしてきたので
3年目の副将の部屋でシャワーを借り
6時57分、エアーポート行き電車で札幌を離れた。 飛行機

 3年目の男子部員が駅まで送ってくれたので1枚。 電車

札幌駅で3年目たちと

 心残りは
今日の昼食の写真を撮り忘れたこと。
13日は全学一斉停電とのことで学外に出た。

 『ふじや』 という食堂でカツ丼の大盛り。
並も大盛りも、超大盛りも520円という
大学近くならではの店。

 この大盛りを完食し (味はおいしい、量はものすごい)
学生たちの尊敬を勝ち取ることができた。 ワハハ


 最後はホテルのそば
ナナカマドの並木が続く札幌の駅前通。

ナナカマドと札幌の空


 北国、札幌の空を最後に、札幌シリーズを終了します。
 
日記 | 投稿者 松原コーチ 21:03 | コメント(0)| トラックバック(0)

すすきのの夜

 今日で札幌3日目
OB会(北大楡庭会というのですが)の皆さんが
すすきので歓迎会をしてくれました。

 昔話や今の現役部員の話などに花を咲かせ
札幌の夜は楽しく過ぎていきました。


 11時過ぎに終わり、ホテルに帰ります。
これが11時のすすきの。

すすきのの中心

 人がいっぱい歩いています。
昔のイメージと変わっていなければ
1時を過ぎてもこのままです。

人がいっぱい

 とんでもない場所です。

 北海道って、とんでもない楽天的な場所です。
だから、すすきのがあるのかなあって思います。

 みんな、「なんとかなるんでないかい」
と思って暮らしている場所です。

 そうでも思わなければ
こんな寒い所、みんな来なかったのかなと思います。

 北海道の人はみな、ロマンチストです。

 だから北海道にくると、なんかほっとするのです。

 うちの大学の寮歌、1番の後半に
こんな歌詞があります。   (明治45年度の寮歌です)

自慢しちゃうと
日本3大寮歌といわれる 『都ぞ弥生』 です。

 私の大好きな一節。

 これを味わって、札幌の夜を終わります。




     夢こそ一時青き繁みに 燃えなん我胸想ひを載せて

     星影冴かに光れる北を

     人の世の 清き国ぞとあこがれぬ


日記 | 投稿者 松原コーチ 00:16 | コメント(1)| トラックバック(0)

広い大学自慢

  昨日から大学の後輩を教えるため、札幌に来ています。

 18歳から25歳まですごした所、北海道大学です。

 この子達が私のかわいい? 後輩たち。 フォアハンドb フォアハンドg

北大の後輩たち


 午後の練習前の一こま。
カメラの構図を考えていたら
みんな気を使って集まってくれました。


 昼休み、久しぶりに大学の構内を散策。
これは、テニスコートから3分。
中央ローン。

中央ローン


 昔は昼飯後、昼寝の場所でした。
私のいたころは
川には水がなかったのですが
最近は観光名所になり、水を流しているようです。

 この中央ローン右奥にあるのが、クラーク像。
140年程前の札幌農学校の教頭先生です。

クラーク像

 羊が丘にクラーク像があるようですが、あれは観光用。
これが本当のクラーク像です。
前にいる人たちは普通の観光客です。

 次は、クラーク像近くから見た
理学部、教養部、私のいた工学部方向のメインストリート。

メインストリート


 ここから約1km続いています。

 広いでしょう。

 じつはその先にまだ農学部の第2農場があるのです。


 もちろん、日本で一番広い大学です。


 後2日間、がんばるぞ。  叫び



日記 | 投稿者 松原コーチ 23:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

札幌に来た

 今日から札幌。
大学生の指導です。
自分の卒業した大学なので
今日から4日間がんばって基本ショットを伝えたい
強くしたいと思っています。

 横浜から京浜急行で羽田に。

 札幌に行くときはぜひ一度乗りたかった、AIRDOに予約してあります。

 ANAのカウンターが延々と続き  足跡
ずうっと先、ターミナルビルの端っこに受付カウンターがありました。   足跡

 後発、弱小企業はつらい

 自分のところもそうなのでついつい応援の気持ちに。 叫び

 荷物を預け出発ゲートへ。  足跡

 一番奥、ずうっと先にありました、55番ゲート。

 がんばれ AIRDO メガホン

 ついに見えてきた搭乗機。  飛行機

見えてきた



 途中、乗り物大好き人間なので、
少年のようにきょろきょろしていると、
いました、ピカチュウ 飛行機

ピカチュウ


 ANAにはピカチュウがいっぱいいるのでしょうか。

 珍しいのを見たと思っていたら、
目の前で、離陸して行ったのもピカチュウ。
新千歳空港に着いたら、
隣のゲートもピカチュウ。
ANAはほとんどがピカチュウなのかしら?

 そんなこんなで、
予定通り、札幌入り。

 いよいよ、指導開始。
今日もがんばっていい指導ができたと(本人は)思う。

 とりあえず、ホテルにたどり着き、
今日はピカチュウ。


 大学の話も、テニスの話もまた明日。



日記 | 投稿者 松原コーチ 23:27 | コメント(1)| トラックバック(0)

ボレーは身体から離してとる

 ジュニアでボレーを身体の近くでとる子がいて
よくスウィートスポットをはずしていました。  フォアハンドb
また一般の方にも顔を近づけてとろうとする人がいます。
近づいたほうが本当によく見えるのでしょうか。 クエスチョン・マーク

 これは、ヨハンソンの教科書的なフォアボレーの連続写真。

 結構身体から離してとっているでしょう。

 ボレーは身体から打点を離して取ることが大切です。 叫び
近いほうがよく見えるはずという考えの人もよくいますが
それはボールのないところで考えて出た結論だと思います。

 目から近いところにボールがくる場合、ボールは常に同じ方向に見えます。
ですから、ボールとの距離は遠近感のみで測定することになります。
また、近くに来るに従い、目から見た角度が急激に変化します。
そのため、ボールの位置、スピード、スピンまで非常にわかりにくくなってしまいます。

 それに対し、目から離れたところを通過するボールは位置もつかみやすく
スピードもスピンもとてもわかりやすいものです。

 そのため、ボレーは身体から、正確には肩から離して取ったほうがやさしいわけです。
腕が伸びきらない程度に充分に離してというのがその距離です。

 真ん中で取れないので目を近づけて、というとますます当たらなくなるのでご注意を。
それと、ラケットの後ろに顔を入れてというアドバイスも大昔にはありました。
私もやってみましたが、ボールは当たったものの、目に砂が入りひどい目にあいました。  やっちゃったぁ
併せてご注意を!!   メガホン



追伸) しんぷそんさん  以前にエルボーさん
    コメントありがとうございます。
    お役に立てたら何よりです。
    テニスがんばってください。

 
ボレー | 投稿者 松原コーチ 20:04 | コメント(1)| トラックバック(0)

トスの上げ方

 『しんぷそん』 さんから、コメントに質問をもらいましたので
今日はそれについて。


以下がその全文です。

マイク 松原コーチはじめまして。
いつも拝見させていただいています。
もしよろしければアドバイスをいただければと思いコメントいたしました。
ここ2ヶ月くらいなんですがトスがまったく安定しないのです。
毎回のようにやり直しをし酷い時には5,6回は上げなおし。
それ以上やると相手に悪いと思い無理やり打ったりして(汗)
勿論そんな感じで打ってもフォルトなんですが…。
いろんな選手のトスアップを見て思考錯誤してやってるのですが、
なかなかうまくいきません。
最近じゃ試合でサーブを打つのがすごく嫌で嫌でたまりません(涙)
この状況を少しでも打破したいので、
些細な事でもいいので良いアドバイスがあれば宜しくお願いいたします。
投稿者 しんぷそん 2009/09/08 00:04


私のお答え。

スマイル まずは、お詫びなのですが、
昨晩、コメントが3通入っていました。
しんぷそんさんから2通、変な人から1通です。
変な人からの1通は、とても青少年には見せられないような
・・・な内容のコメントです。
直ちに削除しました。
このようなコメントを表に出さないため
コメントは私の承認がないと表示されない設定になっています。
たぶん、しんぷそんさんも表示されないので2通目をコメントに入れたのだと思います。
ご迷惑をかけて申し訳ありません。
しんぷそんさんの2通目も削除しました。 (同内容なので)


 
 さて、サーブのトスですが
私も40年上げ続けて、いまだに苦手です。
最近はうまく上がらないもんだと割り切ってやっており
その分昔よりましになりました。
こうゆう、考え方というのも落ち着くための1方法です。

ひとつ質問します
「トスだけの練習をしたらうまいですか?」
サーブさえ打たなければトスはうまい、という人がたくさんいます。
そう、トスだけ上げればいいのです。
終わったら、サーブする。

サーブのアクションのため上体が動きます。
ですからトスが影響を受けます。
狂います。  というストーリー。

鈴木貴男のサービスフォームを見てください

トスが上がるまで上体の向きがあまり動いていないでしょう。

次はヒンギスサービスフォームを見てください

  (なぜか動画はバックハンドですが)

連続写真を見ると
二人とも、上体は少し動きますがゆったりですよね。

トスが乱れる人は、上体がぴょこっと動く人が多いのです。
上体の動きでトスを上げるとそうなります。
腕だけで上げたほうがいいです。

それでも乱れるようなら
最初からラケットを右肩の上に立てて構えておき
他を動かさないでトスを上げる
というのが究極の方法です。

アンナ・クルニコワはラケットを下にぶら下げたまま
トスだけしていました。


 それとついでに。

トスを上げなおすときは
サーブの位置に入る動作やボールをコートにつく動作など
すべて、やり直すことが重要です。
相手の迷惑は考えないこと。


 ちょっとだけアドバイスと思い書き始めたのですが
いっぱい書いちゃいましたね。
お役に立てば幸いです。


サーブ | 投稿者 松原コーチ 12:37 | コメント(1)| トラックバック(0)

エルボーや試合前の練習など

エルボー さんからコメントをいただきました。

マイクこんにちわ。前から、右ひじのほねに触ると痛みがあったんです。顔を洗うときに腕の張りを感じていたんです。以前の時は、片手ではラケットを支えられないぐらいの痛みがあったので、両手うちの練習をコーチにしていただいたんです。今回、フォアを強打はできるし、スマッシュ強く打てるしで何の問題もなさそうなんですが、片手バックハンドで、強く打ちにいくと、痛みが出てくるよと、先生に言われてしまったので、練習に対して、迷いが出てしまいました。友達と、練習マッチでは、なんともないのですが、この前の、シングルスの練習の時に、バック側に来たボールを、あきらめてしまいました。もうじき、試合が近いので練習しないわけには、いきません。とりあえず、今日は強打せずに、足を動かす、テニスをしてこようと思います。難しいですね。最近、試合前になると、調整がうまくいきません。試合前の、前日は、何をしておけばいいですか?
投稿者 エルボー 2009/09/07 13:17


私の思うことです。

スマイル片手バックハンドですが、
ひじの曲げ伸ばしでボールを打たなければ
少しくらい強く打っても大丈夫だと思います。
少なくとも腕を伸ばしきる状態を作らないこと。
ほら、サンプラスが曲げたまま打っていたでしょう。
もちろん、いためた原因がバックなのであれば
(いためる原因の悪い癖があるかもしれませんので)
少し抑え気味にしておいたほうがいいと思います。


 とりあえず、フェデラーを見といてください。

 これはスライスの連続写真

 次はトップスピンの連続写真

 どちらも腕全体で振り、特にスライスはインパクト付近で
腕が伸びきっていないのがわかると思います。


 次に、試合前の練習ですが
エルボーについて言えば、腕立て伏せをしておくこと。
力を入れるこつをつかんでおくといいですよ。 筋肉

 もうひとつ、練習内容ですが、
試合になったら、コントロールを気にして打ちませんか?
普段の練習ではもしかしたら
当りのよさを追求していたりしませんか?
試合の前の日くらいはハードヒットにしても、
コントロールを気にして練習をしたらどうでしょう。 クレイコート
ボレーは試合で使うショットをやっておくこと。
たとえばシングルスなら、ドロップボレー。 ラケット赤
スマッシュは逆クロス。
サーブは70%入る1stサーブを確認しておく。

 思いつくまま、エルボーさんのテニスや性格も知らないで書いています。
おおはずれだったらごめんなさい。 冷や汗


傷害 | 投稿者 松原コーチ 22:23 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニス肘になる方法

 先日、エルボーさんのコメントにお答えしたとき

テニス肘の原因となる技術については、

いつか改めてやりますということで終わっていました。

本日はそのお話。


 テニスで肘を痛めることをテニスエルボー(テニス肘)といいます。

傷める場所は主に2ヶ所。

右腕を曲げ、手のひらを上向きにして、前方に出してみてください。

そのとき肘の下になった部分

飛び出した骨が3ヶ所あるのがわかると思います。

真ん中の大きいのは普通はいためません。

両側の出っ張り付近を傷めるのが

テニスのおける、肘の傷害です。


昔は、

右側の(外側)出っ張りを痛めるのがテニス肘。

左側を(内側)傷めるのが野球肘

といわれたこともあります。


 昔、木のラケットの時代、

バックは片手でスライスを打つのが普通でした。

肘を曲げて構え、伸ばしながら打つ人に

   (特に伸ばしきって、インパクトを迎える人に)

テニス肘が多かったからのようです。

スライスで曲げた肘

こうゆう風に曲げた腕を   (ここであまり曲げないことが大切)

スライスで伸ばしきってインパクト

伸びきった瞬間にインパクトを迎えると、肘に衝撃がきます。 病院

  (インパクトでも腕が伸びきらないといい)


つまり腕の曲げ伸ばしではなく、腕全体で打つといいのです。


 一方、野球少年のピッチャーがカーブを投げるとき

前腕を回外させると (右手の平を時計回りに回す)

左側(内側)を痛め、社会問題化したことからそういわれたようです。

テニスでは、サーブで同じような動かし方、

りんごの皮むきサーブといわれる使い方をすると

すぐになります。 病院

りんごの皮むき、開いた面

りんごの皮むきインパクト

りんごの皮むき右ひねり


 腕に無理をこさせないためには

閉じた面を、だんだん前向きにしていく使い方、

または面を一定にしてひねらない使い方をすることです。



 もうひとつは

フォアハンドで打点が遅れ

ラケットヘッドを小手先で相手に向けようとして

左側(内側)を傷めるものです。 病院

後れた


最近はボールスピードが上がったため

この傷め方が多くなっているように感じます。

私もレシーブで振り遅れ、

それを強引に振りぬこうとして、ここを傷めたのが最初です。



 どの傷め方も、最初は原因がはっきりしていても

慢性化すると他の理由でも (ささいな原因でも)

再度、傷めやすくなります。


 このうちどれかに覚えのある方は

ぜひ直してくださいね。 スマイル


傷害 | 投稿者 松原コーチ 20:16 | コメント(2)| トラックバック(0)

ラインの内側に打つ

  今日はお休み、家でごろごろ。  HOME  ZZZ

 昼過ぎ、NHKでプロ野球、巨人VSヤクルト戦をやっていた。

 うちは基本的に巨人びいき、今日は内海哲也投手の先発。

 うちの奥さんは結構、内海がお気に入り。

 解説も入る。

 「内海君てさ、ぱっと担いで、ひょいって足上げて、びゅーって、投げるだけなんだよね」

 なんて言ってる。

 「ほんと」 と言って、画面を見ると、その通り。

 そっけない投げ方。

 だけど、速いしコントロールもいい。

 女の直感はなかなか凄い。 びっくり


 どっかで聞いたような話だな、と思ったら

 昨日の自分のブログ。

 余計なことはいらない、という話。

 実際、内海、最近はいい成績なのだ。

 結局今日も完封した。

      ひょい

びゅう



  そうそう、ラインの内側に打つ、お話し。

 これは必要以上の事をすると、ろくなことがないよという

 年寄りの説教臭い話なのだ。


 昨日のサーブの体使いすぎ話はその代表的なもの。

 次の代表は、フォアハンドの構え。

 『しっかり横向きに構える』 事をやりすぎた時のむなしさ。


 フォアハンドで強打する時はインパクトで前向きになることが必要。

 横向きから前を向いていき、前向きになったところでヒット、という筋書き。

 横向きの度合いが大きすぎると、

 前向きになれないうちにインパクトを迎えてしまう。

 当然なさけないショットになる。

 いっそのこと前向きのまま打った方がはるかに凄いショットが打てる。


 他にもこんな話はいっぱいある。

 「私はプロに比べパワーがないから身体で補って」

 という事をよく聞くが、

 そもそもその発想に無理がある。


 とんでもない運動神経とテニスセンスに恵まれ

 毎日、練習できる環境にあるプロでさえ出来ないことを。

 ・・・・と・・・・・・に恵まれず

 週に2回しかテニスを出来ないアマチュアプレーヤーが

 それをやろうとすることに無理があるのではないだろうか。


 もう少し横向きからもっと身体を使えばもっとスピードが出るなら、

 当然プロがやっているはずだし。 不満



 テニスって、 ハードコート

 ラインの少し手前に打てれば、90点。

 ラインの上なら、100点。

 もう少し向こうに打てば、110点 ? ベー



 テニス技術にも同じようなことがいえるのでは。 叫び


 

技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 19:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

サーブ、身体の使い方

  今週はこんなことばかりいっていたような気がする。

 「サーブ、身体使いすぎないようにしましょう」

 「サーブ、腕だけで打ちましょう」

 「腕を振れば、身体は自然に、必要分だけ動きますよ」


 水曜日、印西のクラブでサーブ練習していた会員さんに、

   「腕だけで振りぬいてみてください」 と言ったら

    すごいのを打ち始めた。


 今日、下川井テニスクラブでプライベートレッスン。

   「上体が前に倒れないようにしましょうね」 と言ったら

    ボールがスーッと伸びていった。


 他にも・・・・・



 はっきりいってみんな身体の使いすぎです。  メガホン



 プロの連続写真を見てください。

 これはあの危険な男、サフィンスピンサーブの連続写真。  ラケット赤


 ひざを伸ばして行き、胸の張りと上体の傾きを作り、

 上体を回転している、  だけでしょう。


 『スピンだから腹筋で上体を振り上げて』 なんてしないのです。


 これが充分な身体の使い方です。


 「外人は身体に恵まれているから」  とよく言いますが、

 それは、170km/hしかスピードの出ない人のせりふ。 ベー


 130km/h以下のスピードしか出ない人は

 『身体を使うことで、腕の振りを邪魔している人』

 というのは言いすぎでしょうか。 うるせー


 
 ブレークの連続写真も見てください。   ラケット青


 これはフラットですが

 やはりひざをゆったり屈伸し  (急激に伸ばすと、逆にスピードが出なくなります)

 その後、上体を前に回転しているだけです。


 アメリカの選手はむしろ身体をいっぱい使っているほうで、

 南米やヨーロッパの選手はもっとそっけない腕打ちが多いと思います。  筋肉

 それでも、200km/h のサーブを打ちます。



 腕を振るために身体を最低限使えれば充分。  叫び


 腕を力強く振れば身体はそれにあわせて、勝手に動く。  叫び


    と考えたらどうでしょうか。   えっへん


 また口うるさいおじさんになっちゃった。 失礼しました

サーブ | 投稿者 松原コーチ 19:37 | コメント(0)| トラックバック(0)

前田姉妹の続報

  今日は午後から新宿で(社)日本テニス事業協会の理事会。

 さすがにサボれない。


 試合が9時からなら応援に行けるかも、と思っていたが、

 妹、志優の試合は11時開始予定。

 姉、貴優はさらに後。

 残念ながら応援には行けなかった。

 課題が見えているとき、試合で確認できればいいのだが・・・ まいったぁ



  ついでに、新宿駅まであと2分くらいのところで湘南新宿ラインがストップ。

 このままだと遅刻。 どーしよー

 今日のブログは、『線路を歩く松原コーチ』 にしようか?

 『線路から見た新宿の風景』 にしようか?

 思案していたら、やっと15分後に動き出した。



  そうそう試合の話。 ラケット&ボール

 残念ながら、きょうは二人とも敗れてしまった。

 本日の結果はこれ

 『09 Masaオープンテニストーナメント ひまわり2』

 女子シングルスは3回戦と準々決勝。


 フォアハンドg 妹、志優は3回戦、内海良美さんと対戦、3-6 2-6 で敗れた。

 ベスト16


 内海さんは2回戦では切れのいい動きで、歯切れのいいショットを打っていた。

 この人に勝てたら本物だと思っていたが、そう簡単にはいかなかったようだ。

 打ち合いで動き負けなかったのか?

 サーブのできは?

 その辺を本人に確認して、次につなげたいと思う。 炎


 フォアハンドg 姉、貴優は3回戦は不戦勝。

 QF、第一シードの古賀愛美さん(専修大学)と対戦。

 6-7(4) 0-6 で敗れてしまった。

 2007年には全日本に出場している選手なので負けても不思議ではない相手。

 しかしこのレベルをクリアーしていかなければ全日本出場は見えてこないし、その次もない。

 スコアーも反省点を出しやすい数字のようなので

 課題は本人もはっきりわかっていると思う。 叫び


 今ががんばるとき。 筋肉


 クラブみんなで応援していきます。


 次回はさらにいいご報告をします。 メガホン



日記 | 投稿者 松原コーチ 21:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

前田姉妹の応援に行った

 今週は 『09 Masaオープンテニストーナメント ひまわり2』 が行われている。

 これは一般JOPトーナメントで、女子は賞金総額20万円の大会だ。


 わかりやすくいうと、

 賞金のかかった一般公式トーナメントで一番下の大会ということになる。 初心者マーク

 国内の50位から90位くらいの選手が第1シードで

 下は900位からノーランクの選手もいる。

 というレベルのトーナメント。

 ここから上へあがって行くのだ。

 ドロー表やオーダーオブプレーはこちら、興味のある人は見てください。


 さて、この大会に松原テニスクラブ印西所属で

 前田貴優、前田志優、中3と中2の姉妹が出場している。 フォアハンドg

 彼女たちは去年後半から一般大会を主戦場としているのだ。


 今日は2回戦、第7シードの姉、貴優は相手選手が棄権し3回戦へ。

 妹、志優は第2シード、ランキング147位の杉田裕美さんと対戦。

 ちなみに志優のランキングは7月現在615位。

 ランクだけ見ると、うーん。 あれー?


 今日は印西のクラブに行く予定なので

 朝はやくの試合であれば行く途中で応援に寄ることができるかもしれない。

 志優はドロー表では最後の試合なので遅くてとても無理と思っていたら、

 なんとラッキー、9時に組まれている。

 姉、貴優は隣のコートで10時から。

 松原コーチに来いといっているようなスケジュール。

 行かないわけにはいかない。


 ちょっと早起きして、やっとついた、東京都葛飾区の 『ひまわりテニスクラブ』

ひまわりテニスクラブ



 入り口まで、あと100mというところのしょうもない写真。

        (駐車場がちょっと遠かった)


 9時ちょうどについたら、志優が試合前のアップをはじめたところ。

 まもなく、志優のサーブで試合開始。

 ラリーは打ち勝っているのだが、ダブルフォールトが出て第1ゲームを落とす。

 2ゲーム目はストロークで圧倒。

 3ゲーム目から、サーブで深めにひざを曲げ、スピンをたくさんかけるようになった。

 サーブが安定すれば怖いものはない。

      (試合でつかんだ技術は貴重)

 途中競った場面もあったが、6-2で、1セット目は完勝。

 2セット目に入っても、序盤は志優のペース。

 2-1から相手のカウンター攻撃や、志優の当たりが落ちてきたこともあり、

 2-4とリードされてしまう。

 これで崩れておしまい、やっぱり第2シードだったね、というパターンだったが

 ここから違った。

 サーブとストロークで圧力をかけ続け、6-5でリード

6-5休憩中、左が志優

 母と姉、それと私の3人、われわれもやっと・・・ と思ったら。

 タイブレークに突入。

 タイブレークを7-4で制し、やっと 「ほっ」 祝


 「勝ったー あー 疲れた」 叫び


 志優えらいぞ 拍手


 これで2人ともベスト16


 明日もがんばれ。 メガホン
 


日記 | 投稿者 松原コーチ 19:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

逆クロスのつづき

 逆クロスのプロの連続写真が見たい。

 逆クロスのプロの連続写真を見せたい。

 なかなか見つからない。

 365の連続写真を全部見た。


 普段のプレーぶりからしてフェデラーなら?

 ゴンザレスは?   エナンならあるだろう?

 やっぱりない。 困った


 いちどは見逃したのだが、もう他にはない。 悪だくみ

 これで行こう。 フォアハンドb


 やっと見つけたこの写真、あの危険な男 サフィン フォアハンドb ロシア 雪だるま


 もしかしたら、逆クロスっぽく打ったストレートかもしれない。

 まあ技術解説の種としては充分だと思う。 にっこり


 鬼の逆クロスの要件を振り返ってみると、


 1、ボールから離れながら打っている。  (Heinekenのkenが見えてきたでしょう)

 2、手首の角度が大きく、ラケットヘッドが後れて出てきている。

 3、インパクトで、上体の向きがかなり開いている。


 この3つを連続写真で検証し、    (すべてクリヤーしてるでしょ)

 この3つを頭に入れて、動画を見る。


 だいぶ、逆クロスのイメージができてきたでしょう。 ワハハ


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:01 | コメント(0)| トラックバック(0)