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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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やさしいはずのボール その2

 以前にエルボーさんと、スプーンさんのお二人からコメントをいただきました。

 いつもごらんいただきありがとうございます。

 特に、以前にエルボーさんからは、足を動かして待つということについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
という質問をいただきましたので
調子に乗ってもう一発。


 足を動かして打つというときにポイントが2つ出てきます。

 1つ目は純粋にぴったりと位置とタイミングを合わす方法。

 講習会などで、この方法を知ってもらうために
私はよく、川の跳び越しをしてもらいます。
アレーを小川に見立て、助走して飛び越します。
川に落ちないでうまく飛ぶためにはこちらの岸ぎりぎりで踏み切る必要があります。
それともうひとつ、踏切が力強い必要があります。
この二つを両立することがフォアハンドをジャンプして打つときと同じ技術なのです。

 さて小川です。
パソコンの上で飛んでもらうわけにいきませんので
あとで外に行って飛んでみてください。
結論を言っちゃいますと、
こちら岸の少し前に歩幅調整のため、少し細かい歩幅での走り方をし
踏み切りの足とその前の足はかなり大またで
勢いをつけ力強く踏み切ります。
こうすれば川に落ちないですむのです。

 さて、フォアハンドですが
まず、じたばたと細かい足踏みをしながら
最後の踏み切り足のためのタイミングあわせをします。 足跡
最後にしっかり右足で踏み切って
飛び上がるのです
そしてバシッと一発。
そしてガッツポーズ。

 1つ目の純粋な位置とタイミング合わせはこれで解決。  拍手


 これはフェデラー普通のときの飛び上がった連続写真

 あわせ足部分の写真はないのですが
こうやって飛ぶためにその前どうしたらいいかは想像してください。
想像のつかない人はすぐに外に出て小川を跳び越してきてください。


 2つ目の話。

 なのにアウトしちゃいませんか?

 そんな人は姿勢とフィニッシュ。

 今日クラブに遊びに来てくれた学生さんがそうでした。
打つ反動で体が後傾しアウト    (軸が上を向いちゃいます)
フィニッシュが左肩の上でアウト。

 打つ反動の後傾はおなかに力をいれ、引っ込める感じを作れば直ります。
えいっと叫ぶのもひとつの方法。 叫び

 フィニッシュについては
左脇か左のおなかの横辺りに取るようにすれば
ボールが浮かなくなります。
特に短いボールに対してはそうです。

 今日の学生さんも見事に抑えられるようになりました。


 これはアガシ飛び上がったハードヒットの連続写真。

 おなかの引っ込めとフィニッシュのラケット位置を味わってください。 ピース



 さらに、短いボールに対してはこちらも短く打たなければならないわけです。


 エナン叩き込みの短く打つためのフィニッシュでとどめです。 びっくり

 
フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:10 | コメント(1) | トラックバック(0)