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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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サーブ、振り子スウィング

 きのう、東戸塚のミックス大会後
ミニレッスンで披露した振り子を利用した説明について、


stone さんから、質問をコメントにいただきました。

マイク 松原コーチ ご無沙汰しております。ブログいつも拝見しています。

「フリコの話はストロークやスマッシュでもたいへん重要なので日を改めて、わかりやすく説明するつもりです。」とのこと、サーブは課題満載なのでご説明が楽しみです。宜しくお願いします。

あと、「内旋、外旋でラケットを持った腕を肩の上で前後に動かしメトロノームのような上側のフリコをやってもらった。」とのことですが、動きが上手くイメージできません。宜しければ、この動きも再度併せて詳細にご説明頂けると幸甚です。

投稿者 stone 2009/09/22 07:09

ということで、
その説明です。

スマイル 棒振りのスポーツはたくさんありますが、棒の長さにより
振り方や、そのテンポはずいぶん違います。
ピンポンなら長さを気にせずに、『ビュッ』 と振ります。
ゴルフだと、少しゆったり、『どっこいしょ』 といったところでしょうか。

 ゴルフの場合、クラブが長いので
いきなり振ろうとしても先がついてきません。
クラブの動き出すテンポに従い
さらに力を加え、徐々に加速していきます。

 テニスでも同じような現象が考えられます。
なにか、ラケットやクラブの持つ固有の速度感、テンポ感があるのです。

 私はこの『速度感、テンポ感』 を一種の振り子と捉えています。

 これは私がサーブの説明で最初にやる振り子。

下フリコ1  前から

下フリコ2  たらして

下フリコ3  後ろに上がる


 これが下側のフリコ。  (ふつう、フリコといえば下ですが)

 私はテンポを指定しませんし、誰も音頭を取りませんが
大勢でやっても見事に同じテンポになります。
フリコは重心までの距離が同じなら周期(テンポ)は同じになります。
誰でもこの距離はほぼ同じです。

 こちらは上側のフリコ。

メトロノーム

 メトロノームです。 重りの位置を変えてテンポを変えます。

 さてテニスの上のフリコ。

内旋ー横から  内旋ー前から

真ん中ー横から  打点ー前から

外旋ー横から  外旋ー前から


 これも、講習会などでいっせいにやってもらうと
面白いくらい、みな同じテンポで振ります。
かなりゆっくりテンポで、
力のない女性も、大男もほぼ同じテンポになります。

 あえて言うと、腕の長い大男のほうがむしろゆっくりになるはずです。


 このフリコのテンポに逆らわなければ力のない女性でも
そこそこのスピードでサーブが打てるはずですし、
このテンポに逆らうと、力持ちでも遅いサーブになるかもしれません。

 しかし、待てよ、
みな同じテンポならフェデラーも、初級の女の子も同じスピード?
そんなわけないですよね。

 スウィングは 『ゆうっくり』 振ります。

 この 『ゆうっ  』 までは、誰でもゆっくり。

           (これはラケットがたれるまで)

 後半の 『  くり 』 の加速がパワーの差になります。



 
 実際のインパクトは腕が遠心力で伸び、こんな感じ。

ホントのサーブ


 プロのサーブはゆったりと振りはじめ、
後半一気に加速です。  筋肉

 これはロディックフラットサーブの連続写真です


 トスは打点の20~40cmくらい高く上げ、
ゆうっくり、といいながら打つとうまくいきます。 叫び


 はじめはボールを打たないで、トスを上げたつもりで
素振りをしてみるとすぐにできるようになりますよ。  スマイル


 テニスではこの振り子を意識したショットと
振り子を気にしないほうがうまくいくショットと両方あります。
それはまたいずれ・・・・・       ワハハ

サーブ | 投稿者 松原コーチ 17:21 | コメント(3) | トラックバック(0)