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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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アトムさん、tuku…
松原コーチ 10/15 18:57
回答ありがとうござい…
フランカー 10/15 18:30
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今日はコーチ研修会

保土ヶ谷区のテニスガーデンレニックス
神奈川県テニスコーチ研修会を開催した。

先日来、ご案内しているように
講師は私、松原コーチ。

このブログの読者も、『ためブロ』 さんはじめ
たくさん参加してくれた。


午前中、まずは1時間ほど講義。  ビミョー

講義中


テニス論、技術論をいつものようにしっかりまくし立てた。 叫び


11時ころからはコートに出てストロークの説明と実際に打ってもらって矯正。

フォアハンドでは私のショットが本当に入ることを見てもらい うるせー
皆さんのショットの矯正では面の引き方を中心に行った。

一番受けた(効果があった)アドバイスは 「腕で振りましょう」  悪だくみ
とたんにスピードアップを実感した。   

これは片手バックハンドのグリップ説明。

バックの説明


ボレーでは、『ためブロさん』 が私の説明にあわせて素振り。

素振り


私より目立っている赤いウェアーがその人。
この写真を見るまで気がつかなかったが
ナイスなポジションときちっとしたフォームのコピーはさすが。  ナイス!

『ためブロさん』 もブログに書いてくれるといっていたので明日かな?

楽しみだ。  ワハハ


皆さんにも動きながらボレーを打ってもらった。

ボレー


最後はサーブの練習。

サーブ練習


今日はこれだけではない
お土産もついている。    ナイス!

いつもお世話になっているヨネックスさんからはソックス。

うちがボールやゴーセンのストリングスでお世話になっている
日置(株)さんからはゴーセンのポリ、『エッグパワー』をいただいた。

お土産


これだけもらえば、私の話が面白くなくても充分に満足してもらえるだろう。  あれー?



イベント | 投稿者 松原コーチ 21:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

左利きは有利?

左利きの 『翡翠』 さんからもうひとつ質問をいただいていました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク こんばんは
もう一つ質問をお願いしますm(_ _)m
私は左利きなのですが、よく「スポーツは左利きが有利」と言いますよね?
それはテニスでも当てはまることなのでしょうか?
自分は「有利もなにも結局はうまい方が勝つのでは…」と思ってしまうのですが…

もし、左利きの方が有利だ、ということがあるとすれば、それはどのような所ですか?
また、それを生かす為の練習法、戦い方等あれば教えて下さいm(_ _)m

左利きは少ない為、あまり需要がない質問かもしれませんが、もしお時間がありましたらよろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2010/11/26 00:24




私の答えです。

スマイル この質問は左利き対策として右利きからよく出る質問です。
左利きに対して困るのは相手をする右利きだから。 あれー?
右利きの方は左利き対策の知識として
左利きの方はより有利にするために読んでみてください。 悪だくみ


さて、左利きの人はなかなか自分の有利さに気づかないものだ。
じゃあどうしたらわかるか?
左利きと対戦してみるとすぐにわかる。  あれー?
左利きは自分と対戦するわけにいかないから
右利きの人以上に左利きと対戦するチャンスが少ない。
だから面白いことに、左利きを苦手としている左利きは右利き以上に多い。

なぜ、左利きの人とプレーするのが難しいのだろう?
それは左利きの球筋が右利きとは微妙に違うからだ。
特にサーブでその傾向が強い。

特にスライスサーブがそうで
右利きのスライスサーブはフォア側に曲がってくるのに対し
左利きのそれはバック側に曲がってくる。
これに対応できないで試合の最後までラケットの真ん中に当たらない人もいる。 うるせー

スピンサーブも同様で
右利きと左利きでは曲がる方向も跳ねる方向も逆になる。

フラットサーブは当然、どちらが打っても同じはずだが
実は違う。
右利きのフラットは通常右利きのバック側にくる。
ところが左利きのフラットはフォアのコーナーに来るのだ。 びっくり


ストロークはサーブほどではないが、打ち合いの勘所が結構違ってくる。
中級者くらいまでは通常、バックの苦手な人が多い。
したがって、バックにボールを集めると有利に試合を進めることができる。
ところが慣れないとバックを狙ったつもりが左利きのフォアに行ってしまう
フォアでクロスに攻めればいいのだが
いつもやっているパターンではないので熟練度が不足している。
その点、左利きは右利きのバックを狙うフォアハンドのクロスに熟練していることが多い。

上級者になればバックのほうが得意な選手も多いので話が変わってくると思いきやそうはいかない。
普通、フォアハンドのほうが攻撃力が大きいため
対応する方向がやはり左右逆なのだ。  冷や汗

まあそんなわけで右利きを相手にするのと左利きを相手にするのとは微妙に違い
それが、左利きの優位性へと繋がっていく。


もうひとつは自己暗示。

左利きは苦手だと公言している人の多いこと。
自分で自分の頭に苦手だ苦手だと吹き込んでいる。
そこまでいくと左利きを見ただけでジンマシンが出る。
当然、左利きには勝てない。
ますます苦手で、嫌いになる。 不満

その対策だが
私は左利きが得意だと大きな声で叫ぶようにしている。
そのために、自分でもそう思い込んでいるふしもある。

本当は左利きが得意な理由なんてない
それほど不利ではないというだけのことなのだ。

頭の中で左利きのスライスサーブをしっかりイメージしておく
それを見事にレシーブする自分をイメージし素振りしてみる
見事にレシーブエースをイメージできればしめたもの。
ほかのストロークやラリーの流れも同じ事。

もちろん、私がフォアのクロスを打てることも影響している。
そして、左利きとあたったことを喜んでいる私を見て
左利きががっかりするというおまけもついているのだ。

まあ、けっこうイメージが重要ということ。

「私は左利きが得意なのだ」  ガハハ


まあ左利きが有利なことはわかってもらえたと思うが
技術的にさらに有利になる方法をちらっと。

1つ目はスライスサーブをマスターすること
理由は先ほど書いたとおり。
左利きのうまい選手はほとんどこれ。  ピース

2つ目は巻き込むようなトップスピンのフォアハンド
これをクロスに打てるようにしておく。
ナダルはブーメランスネークにしてストレートにも使いますよね。
でも持ち球がフラットの人は無理して変えなくてもいいです。

3つ目は先日の右に切れていくダウンザラインのスライス。
なれると安定して、右利きのバックに打てるようになる。
それを、ダブルスでアドコートを守るときリターンなどにも使える。
ジミー・コナーズはこれをシングルスのアプローチでわざとやっていました。
コナーズ? 知りませんよね
石器時代を鉄器時代に変えたサウスポーです。 悪だくみ

とにかく、右利きにできないショットはすべて左利きの武器になるのです。 ナイス!


そして右利きはこれらをしっかりイメージしておけばいいのです。  ナイス!



試合等 | 投稿者 松原コーチ 20:18 | コメント(1)| トラックバック(0)

鍋奉行

今日は日曜日
『松原テニスクラブ印西』の会員さんたちとプレーするため
車で一路千葉へ。

途中聴いているのはニッポン放送のラジオ
『三宅祐次のサンデーハッピーパラダイス』

三宅祐次

今日の特集は鍋だった。

色々な鍋の話で面白かった。

新たな知識も知ることが出来た。
これは今日覚えた鍋に関する言葉。


『鍋奉行』
         鍋に関しては他の人の手出しを許さず
         すべてを仕切る人。

もちろん鍋奉行くらいは知っている  ガハハ
うちにも一人いる。


次は初耳


『鍋将軍』 
        自分では何もしないくせに
        薀蓄だけはうるさく
        他人にあれこれ指図する人。 あれー?


そしてこの人も初耳


『町娘』 
        ほんとうは、待ちムスメと書くのかも
        何も手伝わず
        出来上がるのを待って、ひたすら食べるらしい。 うるせー


放送では、お奉行さまに対し、越後屋というのも居たが  悪だくみ
これは特殊用語だったのでここでは触れない。 

江戸時代には色々な人がいたようだ。


今日もまた知識を増やし、賢くなってしまった。   ナイス!



日記 | 投稿者 松原コーチ 23:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

スライスの打点や

『翡翠』 さんから質問をいただいていました。
スライスについてです。
こうゆう症状はけっこうありそうですね。

以下がその質問の全文です。


マイク 松原コーチこんばんは

バックハンドのスライスについて質問です。
11月12日のブログで、ぎりぎりのボールはバックハンドのスライスで打つ、という記事を見て先日の練習の際に実践してみたのですが、なぜか球がすごく浮いてしまいます。
あと、無駄にサイドスピンがかかっているらしく、外側(自分から見て右側)に曲がってしまいます。
本当はもっとすべるような球を打ちたいのですが…

どのような振り方をすればすべるようなスライスが打てるでしょうか?
よろしくお願いしますm(_ _)m

投稿者 翡翠 2010/11/22 22:46




私の答えです。

スマイル ボールが浮くのはスウィングが水平気味だからでしょう。

面だけを上に向ければアンダースピンはかかりますが
ボールは面が上を向いた分、上に向かって飛び出します。 あれー?

浮かせない為には、ダウンスウィングで切り下ろすことです。
スウィングが振り子形だとひきつけて打点を遅らせば
ダウンスウィングでボールを捕らえることになります。

もし打点が前だと
この、打点より外側の位置から (ここではまだ本当はボールが当たっていないはずですが)

両手バック1


この打点に向かってスウィングすることになり

両手インパクト


アウトサイドインのスウィングにより外に切れて行く球質になります。 うるせー

この切れ方が不満であれば、グリップを薄く、コンチネンタルにして
ひきつけて打たなければなりません。 ナイス!

これがそのようにした、モーリスモの動画と連続写真です

こうすれば切れのいいスライスが打て
しかも遠目の打点でボールを取ることができます。
つまり、リーチも広くなりスライスの存在価値も増すのです。 ナイス!



さてここまでは理屈の上では100%正しい話し。 悪だくみ

しかし現実はどうでしょう。

日本の女子プロたちでも
両手で前気味の打点でスライスを打つ人がたくさんいます。

女子選手の場合、握力が弱いのでコンチネンタルのスライスをマスターするのはけっこう大変
だから両手で打ったり、という人が多いのです。
10cmリーチが広いのを選ぶか?
安心して打てるほうを選ぶか?

現実にどちらを選ぶかは難しい問題です。

まして左利きの場合
外側、右側に曲がっていくショットは、本人以上に相手が嫌っているかもしれません。

教科書のように打てれば点が増えるわけではありません
曲がり具合は慣れれば完璧に把握できます。
こんなくせ球も面白いのではないでしょうか。 びっくり


ただ、ボールが浮いちゃう話は困るので
スウィングをしっかり上から切り下ろすようにだけはしたほうがいいと思います。 ナイス!


大きなテイクバックから
インパクトでスウィングを止めるような感じで打つと
手が止まり、ラケットヘッドが走って、面がさらに前を向くため
切れがよくなりサイドスピンも少なくなると思います。

試してみてください。 ナイス!



スライス | 投稿者 松原コーチ 22:50 | コメント(0)| トラックバック(0)

リターンで重要なもうひとつ

先日のアガシのリターン、動画と連続写真からわかること
3つあるとお話しし
昨日までで終了した。  

確かにフォーム的に見ることができる重要ポイントが3つ。

1、手首の角度を保つこと。

2、上体の向きをあまり横向きにしない。

3、高めに構える。


実はこの絵に写っていないことで重要なことがもうひとつ。 あれー?

『ボールを見ない』 ということ。

サーブのボールは早いのでインパクトまでボールを見ようとすると
その情報に引きずられて
スウィングを修正しようとするのだが、間に合わないということが起こる。

具体的には、振り遅れる
もうひとつはぎりぎりまでスウィングや面の向きを修正して
真ん中で捕らえることには成功するものの
打球自体はエラーになってしまったりすること。  うるせー

私はこうゆう経験をしたことがある。
調子のいい日は、真ん中をはずすこともあるのだが
リターンのエラーはとても少ない。  ナイス!

逆に、調子の悪い日はラケット面のセンターで捕らえることが多いのだが
リターン自体はアウトすることが多い。  冷や汗

実は調子のいい日はボールなんて見ていない。
自分に自信があるからビュウッと振っているだけ。
時々ゴキッといいながらリターンエースになったりしている。

調子の悪い日は自信がないので、ボールをしっかり見ている
最後まで修正するのでちゃんと真ん中に当たる。
だが最後の修正で、入るはずのフォームを変えてしまい
あえなくエラーになるのだ。  不満


だから打点までボールを見てはいけない。  悪だくみ

と言い切られても困りますよね。

これは半分は合っているし、半分は間違っているのです。 びっくり

われわれはボールを打つとき、想像したボールを打っている。
打点の位置とタイミングを推測してそこに向かってラケットを振る。
だから、この想像する意味で、しっかりボールを見る必要がある。
見ているつもりでしっかり想像している。  ピカ
本当は自分が想像したボールを見ているのに
本物のボールを見ていると思い込むのだ。
常に本物のボールの映像に想像したボールの未来映像を重ねていく。  ピカ

  (だからコーチも自分では見ていないくせに生徒には見ろという)  うるせー

文章にするととてつもない話だがちょっとしたプレーヤーならならみんなやっている話なのだ。
だから相手のサーブをイメージできるなら
それを素振りで打ってみる
その後で本物のサーブをリターンしてみる。
見事に当たるはずだ。  ピース


さてまとめないと自分でも危ない世界に入ってしまいそうだ。
普通のストロークでもインパクトまでは見ないほうがいい。
リターンの場合は最後の1mくらいは見ない。  ナイス!
自分を信じて振りぬくのだ。  


念のために付け加えると
最初からずうっとボールを見ないと空振りするので、本当に念のため。 怖~い



レシーブ | 投稿者 松原コーチ 20:57 | コメント(1)| トラックバック(0)

リターンで重要なその3

リターンの話の前に
ピーマンさんから質問をいただいた、私の講習会の話
もう来週の火曜日なので。

質問は神奈川以外からも来るのか? 他県でもOKか?
ということ。

神奈川県テニス事業協会主催なので
もちろん神奈川の人が多いはずなのですが
今回は千葉県の人がいちばん多くなっちゃいました。  びっくり
埼玉、東京の人もいます。

過去一番遠くは福岡
岡山、京都、富山からも参加いただいています。  ワハハ

ピーマンさんは東京のようですので多数派です
まだ人数に余裕があります。
ぜひご参加ください、コーチじゃなくてもOKです。 ナイス! 

開催要項はこちらです




さてさて、リターンの話
今日が3回目、いよいよ最終回だ。

結論を言っちゃうと、『高く構える』 ということ。  叫び

強力なサーブははねてくるので、打点が高くなるからだ。


これはうちの東戸塚校田村コーチのリターンの構え。

手の位置を上げて構えた


普通のストロークならこれくらい。

通常の高さの構え


先を高く上げるだけでなく、腕全体を高めにする。
それにより、手首の角度が変わらないですむ。   ピース

そして、どちらもそこから凹型に引いていくのだ。


通常のストロークなら、高く来るボールに合わせて高く引いていけばいい。
しかしサーブはスピードがあるのでそれでは間に合わない。
低く引いてしまい、上向きスウィングで打つミスが多いのはそのためだ。  うるせー

ホントにアガシがそうしているか?
またまた同じ動画と連続写真で確認

1コマ目で、手の位置が高いことに注目。 ナイス!
しかも手首の角度は浅い。


つづいて、こっちもまたまた
フェデラーの通常のフォアハンド、動画と連続写真

こちらは構えのところの絵はないのだが
1コマ目の高さから推測してほしい。
アガシの2コマ目の高さと比べればいいだろう。

とにかく構えの手の高さが重要
早いサーブに対して
低い位置から上げていったのでは間に合わないのだ。 悪だくみ


しかも、そこから二人とも伏せた面で、凹型に引いている ナイス!
だから面が安定して崩れないのだ。



今回、フォアハンドの話として書いているのだが
両手バックや片手バックでも理屈は同じ。

しかし構えたときには、フォアかバックか決まっていないのだ
フォア用に構えを上げておけばバックでも役立つということで、結果オーライ。  ナイス!


今回の3つのコツ、どれも簡単なことばかり。
やれば必ずできる。

試合は必ず、サーブかレシーブで始まる。

ここは一番大事なところなのだ。  ナイス!



レシーブ | 投稿者 松原コーチ 20:24 | コメント(5)| トラックバック(0)

リターンで重要なその2

昨日、フォアハンドのリターンで重要なことが3つあるとはなした。
そして、『リターンの神様』 アガシはそのすべてを実行している。
今日はそのうちの2つ目についておはなししよう。

昨日に引き続き
アガシのリターンの動画と連続写真を見てみよう
気になるのは5コマ目、インパクトのシーン。
完全に前向きになっている。  ピカ

次にこれも昨日に引き続き
フェデラー通常ショットの動画と連続写真を見てみよう
これも、気になるのは4コマ目、インパクトのシーン。
こちらも、前向きになっている。  ピカ

同じなのがどうした?  ということだが
これがフォアハンドの重要な基本
『インパクトで前向きになる』  ということ。  ナイス!

それでリターンだと、どう違うのかというと
通常フォア、フェデラーの1コマ目
しっかり横向きになっている。
そこから上体を前向きまでまわして、インパクト。

それに対し、アガシのリターン
2コマ目が最大に上体を回したところ
上体をわずかに捻っただけ。
下半身になると、回り込んだせいもあるが前向きのまま。 びっくり


そう、リターンのコツ、その2は

『横向きにならないこと』   叫び


先ほどお話したとおり、上体はインパクトで前向きになることが大切。
だから、身体を動かす時間の少ないリターンでは
『上体は捻って、斜め横向きにする程度しか回さない』
ことが必要なのです。

もうひとつの言い方は

『下半身は前向きのまま』  なのだ。  ナイス!



「だけど、オレはロディックとやるわけじゃないからな」 とつぶやいたあなた  うるせー

「自分もアガシじゃない」  ということを忘れずに。 あれー?



レシーブ | 投稿者 松原コーチ 19:38 | コメント(3)| トラックバック(0)

リターンで重要なこと

松原テニスクラブ印西で若手コーチたちの研修をした。
フォアハンドの動き方を一通り終えて
次は同じフォアを使って、サービスのリターン。

リターンにとっての重要なポイントを指導
苦手な若者も、たちどころに入るようになった。
今日はその秘訣を公開しよう。


まずはリターンの神様、アンドレ・アガシ動画と連続写真を鑑賞。

これを見て、リターンのコツをたちどころに3つ指摘できたら
あなたも解説者として上級。   悪だくみ

もちろんプレーヤとしてもリターンゲームに強い人かもしれない。


さて一つ目はこれ。

『手首の角度をインパクト後もしばらく保っている』  ナイス!

5コマ目でインパクトの後
6コマ目の手首がまだそのままの角度。

打球後は面の向きがどっちを向こうと関係ないのだが
直後にラケットヘッドが先行するようなフォームだと
インパクトですでに手首が緩んでくるのだ。

サーブのボールは重い。
ちょっとした緩みもその重さに負ける要因になる。

また、サーブのボールは速い。
ほとんどあてずっぽうのように振るので  うるせー
ラケット面のセンターをはずすこともしょっちゅうなのだ。

だからグリップがちょっとでも緩むと面の方向が変わってしまう。 怖~い

だから、インパクト後まで力を入れて
手首の角度を変えないアガシはリターンの神様なのだ。  筋肉


次に比較のためにフェデラーの通常のフォアハンド
その動画と連続写真を鑑賞してみよう

4コマ目のインパクトまで面を保った後
5コマ目ではすでにラケットヘッドが走って、面がかぶさっている。
当然手首も緩んでいるだろう。  うるせー

通常のストロークではボールが軽いし
ラケット面のセンターでボールを捕らえる確立もはるかに高い。
そのボールに対してフェデラーは最高に効率のいい使い方をしているのだ。 ピース

手首については
アガシも当然、こういった使い方をしているのだが
フェデラーに比べると全体にやや固めの感じがする。

それについては
アメリカのハード育ちのアガシと
ヨーロッパのクレー育ちのフェデラーの違いなのかもしれない。 びっくり


クレー用に手首を柔らかくすることもできるアガシ。

ハードやリターン用に手首を固めることもできるフェデラー。

どちらもあらゆるコートに対応できる、グランドスラマーなのだ。  ナイス!



レシーブ | 投稿者 松原コーチ 20:33 | コメント(0)| トラックバック(0)

私に会いに来ませんか

11月30日の神奈川県テニスコーチ研修会まで、後1週間になった。
いつもはコーチ以外の参加者が多いのだが
今回はコーチのほうが少し多い。

 (コーチ研修会なのでコーチが多くても当たり前なのだが)  ワハハ

365日、時々サボりながらブログに技術論を書きなぐっているわけだが
やはり生は違う
こちらからも上達具合、習得具合が見えるし
私としては皆さんのびっくり顔が生きる活力なのだ。  悪だくみ

例年、月曜日に行う夏季のほうは参加者が多いのだが
火曜日のこちらのほうはすいている。
やはり、冬季・・・というネーミングがいけないのだろうか
写真を見ると半そでの人もいる。
来年は秋季と名前を変えようか?   悪だくみ
まだ10数名なので、時間のある方、私の顔と声を確認したい人はぜひ参加してください。  叫び

開催要項はこちらにあるのでメールで申し込んでください。


これは昨年の写真、まず1時間ほど、ハウス内で『テニスとは』 ・・・ の講義中。

講義中


今年と同じ会場、『テニスガーデン レニックス』 のクラブハウス内だ。


その後、コートに出て

ラケットを立てて構える

参加者のショットを矯正しながら
フォアハンドの構えから、テイクバックの説明をしているところ。


これはサーブの内旋、力の入れ具合を確認しているところ。

内旋の力の入れ具合


次はボレーの打ち方を説明しているところ。

この後、ノーミスで見本を見せる。  うるせー

ボレーの説明


写真を見ると私だけがやっているようだが
実際は説明後、皆さんに打ってもらって、それを矯正しながら確認していく。
そしてその矯正の過程も説明していく。


めきめき上達していくので期待してきてほしい。

もちろんプレーをしてみないと無理なのでテニスの用意は忘れずに。


コーチじゃない一般の皆さんもぜひ参加してください。  ナイス!


イベント | 投稿者 松原コーチ 18:16 | コメント(1)| トラックバック(0)

スライスサーブは回内しない

サウスポーのスライスサーバー『光太朗』 さんから
再度、質問をいただきました。

以下がコメントの質問部分です。


マイク ・・・前略・・・

私は野球経験者でピッチャーをやってました。
シュートボールが得意だったので
サーブの回内はわりとすんなり納得できました。

問題はまたスライスサーブなのですが
このブログの説明や他のサイトなどでも
スライスサーブは回内を使用しないとなっています。

私はどうしても癖でフィニッシュで回内してしまうので
スライスサーブの時は厚めのグリップ(このブログの教えです)で
ひねりきった時点でフラットになるように振っています。

その結果、思ったように曲がりをコントロール出来ずに
ご相談したと言うのが経緯です。

ふと、この回内がノーコンの原因ではないか?と
心配になり再度ご質問させて頂きました。

投稿者 光太朗 2010/11/18 22:19



私の答えです。

スマイル グリップがやや厚くて、回内すれば、フラットサーブに近くなると思います。
もしやりすぎれば、リバースサーブです。  (シュート回転です)

グリップの話しですが
コンチネンタルでそれ以上に薄くする必要はない
むしろやや厚めで、イースタンに近くなってもいいですよという事です。
光太朗さんには伝わっていると思いますが初めてこのことを読んだ人には念のため。

さてスライスサーブですが
回転量を安定させて切れのいいスライスを打つためには
回内を使わない方法がどうしても必要だと思います。  ナイス!

それと、回内を効かせた場合ですが
そのサーブは相手のフォア側にエースをとるための隠し玉に使ったらどうですか。  悪だくみ
   (光太朗さんはサウスポーなので)


もし、同じような構えから相手のフォアとバックに打ち分ける上級サーバーになるとすると。

サウスポーは
回内を効かせて、相手のフォア側へ
回内を効かせないで、相手のバック側へ
という打ちわけをします。  

たいていの人は回内する方が苦手で
後で回内の方を練習して、バリエーションに追加するのです。

両方とも最初から得意という人はいません。

光太朗さんの場合は回内しない方を追加すればいいのです。

ピッチャー出身の人がサーブを苦手なはずはないので
ちょっとの努力です。
回内を使わないスライスサーブをマスターしましょう。 叫び

特にサウスポーの場合はかなり右に切れ込んでいきます
右利きよりもはるかに効果的です。  びっくり

そうゆうご利益があるので
サウスポーには回内を使わないスライスサーバーが多いのです。  ナイス!



サーブ | 投稿者 松原コーチ 17:09 | コメント(1)| トラックバック(0)

手首の角度

『stone』 さんからサーブの質問をいただきました。

ちょっと長かったので、以下はそのコメントの一部です。

全部見たい人はこちらです



マイク 松原コーチ ご無沙汰しています。

サーブについて、インパクト時の理想的な手首の角度を教えて下さい。

・・・中略・・・

フラット、スライス、スピンでインパクト時の手首の角度は違うのでしょうか。

・・・後略・・・

投稿者 stone 2010/11/17 19:20






私の答えです。

スマイル 基本的に手首の角度は球種により変えますが
どれも形を決めたら固定するようにします。

ラケット面の向きが大切なので手首の形はブラックボックスです。 悪だくみ
コンチネンタルでもイースタンでも
腕の形に対してラケットの向きがしっかり決まっていればいいのです。  ナイス!

たとえばスライスサーブならこんな形。

スライスサーブ 打点


ラケットがこのインパクトの形を作れるように持つ。
それがスライスサーブの手首の形です。
面が少し右に向いているように角度をつけます。


スピンサーブならこう。

スピンサーブ 打点


ラケットがこのインパクトの形を作れるように持つ。
それがスピンサーブの手首の形です。
腕とラケットに角度をつけ、面が少し下を向くようにします。

グリップが厚い人は面が下を向くように手首を前に折ります。
逆にうすい人は面が下を向き過ぎないように角度を加減します。

どちらがやりやすいのかはその人しだいです。  あれー?
どっちでもいいのです。  


フラットの写真がないのですが
スライスの面を前向きにすれば良いだけですので想像してください。



とにかく、手首のほうから話を始めないで
ラケットの腕との角度、面のかぶり具合、こちらが優先です。  

それでやりにくいようでしたら持ち方や手首の角度を変えればいいのです。  ナイス!



サーブ | 投稿者 松原コーチ 19:35 | コメント(1)| トラックバック(0)

体重移動のお話

『うそほんと』 さんから体重移動について質問をいただきました。

ちょっとマニアックな内容ですが今日はこれ。

実用的な要素を重視して考えてみます。

以下がそのコメント、全文です。


マイク いつもお世話になっています。
各ショット体重移動の質問です。
(ちょっとまとまっていなくて長文になりそうです)
フォアハンド右利きの場合ですが、クロスに打つ時右後ろに、逆クロスに打つ時左後ろに体重移動というか鋭く飛ぶとスイングが走ると思うのですが。
これは上下(上に跳べば下向きのスイング・沈み込む様にトップスピン)にも言えますか?
打ち込みやスライスは飛んだ方が振りやすく、もちろん飛んでトップスピンをかける事等も良く有りますが沈み込んだ方が目線の安定以外にスイングが邪魔されず安定する様な気がします。
それとも、特に気にしなくても良いでしょうか?

全体のショットの話に戻りますが、スイングと逆方向に体重移動するのはスイングを走らせたい全てのショットに有効でしょうか?
よろしくお願い致します。

投稿者 うそほんと 2010/11/15 15:46




私の答えです。

スマイル 反対方向に体重移動をすると鋭く振れるというのにはちょっと誤解があります。

俗に運動連鎖と呼ばれるのですが
動きが止まったり、加速したりするときに力の伝達が起きるのです。

方角的には加速する方向の反対側です。

ですからご質問にある、「逆クロスに打つ時左後ろに体重移動」 という使い方をするわけです。

また、ブレーキを掛けて動きが止まるのは、動きに対しマイナス方向の加速度を掛けたわけです。
これは野球でホームランを打つときの体重移動のやり方です。

ホームラン


さて、横方向はクロス、逆クロスの打ち分けやハードヒットにも有効です。
ご質問の上下方向にはどうでしょうか?

バックのスライスを打つときに伸び上がりながら打つようにするとラケットが走ります。
押していくとドロンとしたボールになりますね。

トップスピンはどうでしょう?
プロは余裕がある場合、跳びあがって打ちます。
ひざを伸ばしていき、伸びきって止まったところで(空中ですが)
腕を振り切ります。
天井に左手を掛けて止めるといいのですが、天井が無い。 うるせー
ですからできるのはこの程度。

それと試合では高い打点で打ちたいので、しゃがんだら損です。
それにもともと低い打点は力が入りやすいのでしゃがむ必要はないと思います。
軸を垂直に保つという安定度の要求からもしゃがまないほうがいいと思います。
もししゃがむのが有効なら、プロはみんなそうしているでしょう。 悪だくみ

ラケットを走らすショット全体でいえば
上体の回転を止めるなどの、スイングと逆方向に(体重移動ではなく)加速するのは
すでに、すべてのショットでやっているのではないでしょうか。  ナイス!

最後に、技術の要素を考えるときに
テニスのおかれている条件 (ラケットやボールの重さなど)
実戦での要求 (時間や打点の高さなど)
を考えてみればおのずと結論がでる場合が多いと思います。

それと、それを一番厳しい条件でクリアーしているのがプロのテニスなので
プロがやらないことはたいてい、無理か無駄な場合が多いと思います。 ナイス!


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 21:31 | コメント(3)| トラックバック(0)

全国レディースや

まずは、訂正のお知らせから。

昨日のブログでサーブの立つ場所

1箇所、ジュースコートと書くところをアドコートと書いてしまいました。  あれー?

『ぼの』さんからコメントをいただき、こっそり修正してあります。

昨日、理解に苦しんだ方は、もちろん納得しちゃった方も 悪だくみ

ぜひもう一度読んでください。

申し訳ありません。  冷や汗




さて、ソニー生命カップ 第32回全国レディーステニス全国決勝大会

が昨日から始まっている。

私の地元、神奈川県チームは2回戦で新潟に惜しくも敗れたようだ。  不満

もうひとつの地元は千葉県。

こちらからはうちの関係者が3人代表で出ている。 ピース

くぬぎ山のトミーフットサル松戸インドアテニススクール から2名

中里 淳子 ・ 嶋田 由美子 のお二人がペアーで

松原テニスクラブ印西 からは 谷 純子 さんが出ている。


トミーではうちの実戦派コーチ、特にネットプレーのうまい金田コーチのクラスから

昨年話題になった、栗原・嶋田の双子姉妹コンビに続く快挙だ。  ピース

嶋田さんは2年連続の代表だ。

金田コーチのことも少しはほめてあげようかと思っている。 叫び

  (あの、スジガネ君のモデルといわれているコーチなのだ)


こっちは本物の?  スジガネ君

スジガネ君正面


谷さんは印西の会員さん、うちのクラブを練習会場にしてくれている。

上手な人たちでグループを作り練習しているのだが

すごい人たちばかり

時々、員数あわせでダブルスに入ったりするのだが

こちらも必死にやらないととてもついていけない。 冷や汗


6人の千葉県チームのうち、うちの関係者が3人も入っているって

ホント、すごいでしょう。  ナイス!


さて、今日は勝ち残っているのだろうか。

今日は兵庫と当たるはず、たぶん大激戦だろう。

と思っていたら、兵庫、大阪を撃破し準決勝に進んだとのこと。  祝

興味のある方はドローを見てください




話は変わって、昨日は日本テニス事業協会のテニスプロデューサー資格の試験。

東京の芝公園のそば、東京メルパルクの4階、孔雀の間。

TP試験会場


テニスプロデューサーというのはテニス技術のコーチではなく

テニスクラブやスクールを運営していく人たちの資格。

会計学やマーケティング、施設管理や顧客管理なども科目にある。

私もシニアテニスプロデューサーという資格を持っている。

ヘッドコーチやマネージャー、フロントチーフや社長を目指す人はぜひチャレンジしてほしい。

私もこの資格を取るためにずいぶん広い知識を知ることができて感謝している。


さて、今回は受験生ではなく先生と試験管。

テニス基礎知識という科目を担当しているのだ。

何だ、やっぱりテニスだけかと思われるがそうでもない  うるせー

ルールなどもあるがコートのロケーションやテニスの歴史なども教える。

テニスだけ詳しければいいのではないことを強調しておく。



午前中の講義が終わり、夕方に試験、

そして採点も済ませて外にでると

東京タワー


そう芝公園といえば、東京タワーなのだ。  ピカ  スター

すごいライトアップ

最近、別の高いやつが現れたので気合が入っているのかもしれない。  悪だくみ




日記 | 投稿者 松原コーチ 18:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

スライスサーブの向き

『光太朗』 さんからコメントをいただきました。

以下がそのコメントの前半と最後の質問部分です。


マイク 松原様

初めまして、光太朗と申します。
まずは軽く自己紹介をさせて頂きます。

今年よりテニスを始めてすっかりどっぷりな40歳左利きです。
腕前は初心者です。
ボレーだけはなぜか最初から上手く当てる事が出来ました。
それだけが自慢です。

さて、このプログでスライスサーブを奨めていましたので
早速練習をはじめました。
右側のコート(アド?ヂュ―ス??)からのサーブで
思い切り左スミを狙っているつもりで打っても
反対側のコートに炸裂してしまう始末で
困っています。

・・・・ 中間を抜かしてもらいました ・・・・

サーブは好きですが
バイバイサーブで手打ちスピンなら7.8割入ります。
早いフラットは良くて5本に1本程度です。
この程度の腕前でスライスはまだ早いのでしょうか?
よろしければご指導ください。
ヨロシクお願いします!!

投稿者 光太朗 2010/11/14 23:23





スマイル 私の答えです。

まず、サイドの名称ですが

ベースラインでネットに向かって立ち

こちらのエンド、右側が右サイド、ジュースコートといいます。  ナイス!

ジュースのときにサーブをする場所だからです。

左側は左サイド、アドコートといいます。

アドはアドバンテージですね。


光太朗さんはサウスポー、スライスサーブで困っている側ということで

ジュースコートのサーブの話だと思います。  冷や汗


アドコートだと困らないのは

スウィングした方向にもボールが飛んでいく方向にもコートがあるからです。

サウスポーということで相手側のジュースコートに向かって振れば

ボールはアドコートに向かって飛んでいきます。  

ジュースコートでも同じことをするのでサーブはアドコートに突き刺さるのです。  うるせー



さて、ここから写真を使って説明しましょう.

さて、これはレシーバー側から見たアドコートの構えです。

アドコートの構え


そしてこれがアドコートと同じ向きに構えたつもりのジュースコート。

ジュースコートの間違った構え


スライスサーブがこちらに飛んでくるとは思えない。  不満

どちらの写真もレシーバーの方向から見た絵なので

ボールがこちらに飛んでくるなら、構えは同じ形に見えなければうそ。

だが現実にはこうなる人が多く

これが右利きのアドコート、左利きのジュースコートを難しくしているのです。


実は先ほどのジュースコートの構え

ベースラインに対しての向きをアドコートに合わせているのです。


本当は打つ方向に対し構えの向きを同じにするべきなのです。  ナイス!

ですからこの向きがホント。

アドコートの正しい構え


これならこちらに飛んできそう。 ピース


こうすればどちらのサイドも同じになるはずなのだが

そう簡単にはいかない。


もう2つ

打つ方向に対する構えだけではなく

トスを上げる方向

スウィングの方向も同じにしなくてはいけないのです。 ナイス!



スウィングの方向についてはこうしましょう。

ジュースコートのサーブのとき   (アドコートとなっていたのを直しました)

目標をダブルスサイドラインのさらに左側3mくらいにしましょう。

そして、そこに向かって打ってみる。


ジュースコートのサーバーから見て左側

相手のジュースコートにサーブが炸裂するのが見えると思います。 ピース



次にいつからスライスサーブを始めるかというお話。


羽子板サーブがバシッと打てるようになったらすぐです。 びっくり

回転による方向感覚のずれは単に慣れの問題です。

はじめなければいつまでたってもできません。

思い切ってやれば2週間くらいで慣れてくると思います。 悪だくみ

今からやれば2週間後。

1年後にはじめれば、1年と2週間後に完成します。  ナイス!



   追伸) ぼのさんのご指摘で1箇所アドコートからジュースコートに直しました。
       左利き用に直した文章で直しぬけだったようです。

       通常右利き用で書くので左利きの方たちのご苦労がよくわかりました。


サーブ | 投稿者 松原コーチ 17:08 | コメント(5)| トラックバック(0)

ボールの飛び出す方向

『フランカー』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント、枕の部分を省略しました。


マイク ・・・前略)・・・

以前

『トップスピンのストロークだと面が垂直な気がしています。
しかし、これも地面に対して垂直面なのであって
スウィング方向に対しては斜め下向きなのです。』 

こう仰っていたのが大まかには分かるのですが、以下の質問と合わせてもう少し詳しくご説明いただけないでしょうか?

何故フラットを打とうとインパクトしたあと、ボールは上に向かわないのか。垂直面を用意するハーフボレーの感覚から行くと、上に行くはずだと考えたんですが・・・。
ただスピンがかかっていないから少し上に行った後(感覚ではまっすぐ行っているように見えるだけ)、重力と自重で落ちているだけなのですか?

これからテニスを何十年と続けていくはずなのに、分かっていないのでは恥ずかしいです。

投稿者 フランカー 2010/11/10 23:47




私の答えです。

スマイル もちろん、上向きにフラットで打てば上に跳びます。

肩より低いボールを、弧を描いて前の打点で打てば

スウィングが上向きに上がっていく状態でボールを捕らえますから

地面に垂直な面で捕らえれば軽いトップスピンになりますし

スウィング方向に対し直角な面で捕らえれば

ややアッパースウィングなので

確かに、少し上に向かって飛んでいくと思います。  ナイス!


ハーフボレーの場合は下から上がってくるボールを捕らえるので

地面に対し垂直な面で捕らえれば

自然にネットの上に向かって上がっていくのです。

これはビリヤードのように考え絵を描いてみればわかりやすいと思います。

ですからハーフボレーというのは

来た方に勝手に返っていくので

普通、皆さんが思っているより、はるかに簡単な技術なのです。  ナイス!



さてフラットのショットに戻りますが

フラットで打つということは

面がスウィング方向に対し垂直で

そのスウィング方向にボールが飛び出すはずです。  ナイス!


ですから水平か、少し下向きにスウィングしたのであれば

上向きに飛び出すことはないと思います。


参考に、実際のフラット気味のショットをお見せします。

私が胸の高さくらいから

本人の感じでは上から殴りつけたフォアハンドです。  うるせー

インパクト前

そしてインパクト

インパクト

インパクト直後のボールの飛び出し

直後

その後の、ボールの軌跡を見てください

フォロー開始


もちろんプロのショットに比ぶべくもないのですが

私にとっては全力のフルスウィングです。  不満

若干、トップスピンがかかっていると思いますが

かなりフラット性のショットで

それは面の方向と角度を見ればわかると思います。


水平にボールを捕らえたつもりですので、少しびっくり びっくり

私自身もこんなに上に向かって飛び出しているとは思いませんでした。  あれー?


もちろん、入ったボールですので

その分、重力で落ちたんですね。


実際に、アマチュアではこんなものではないでしょうか。 悪だくみ


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 16:02 | コメント(2)| トラックバック(0)

ストリングの張り方

『ocian-side』 さんからの質問です。

以下がそのコメント、全文です。


マイク こんにちは。
毎日楽しく読ませてもらっています。
質問ですが,ストリングのメインとクロスのテンションを変えるのと,
変えないのではどういう長所・短所があるのでしょうか?
雑誌などでは,メインとクロスのテンションを変えることで,
フェイスの変形を防ぐなどとあります。

また松原コーチが「プロが一番の基本…」と言われていますが,
やはりプロもメインとクロスのテンションを変えています。

最終的には個人の感覚に頼ることになると思いますが,
一般論として教えていただけたら…と思いますので,
よろしくお願いします。

投稿者 ocian-side 2010/11/12 07:00






私の答えです。

スマイル 私の考えの結論を先に言っちゃいますと

メインとクロスのテンションは同じでいいと思います。


ラケットはストリングを張らないときの形で

最高の性能が出るように設計してあるそうです。

ですから、張り上がったときに同じ形になるようにするのが本来の考え方だと思います。  ナイス!


そのために、メインとクロスのテンションを同じにするのです。


ただ、張り機のラケットへの支え方や張る順番などにより

作業中にフレームが変形します。


その変形を完成時にキャンセルできるように

テンションや張る場所の順番で調整するのです。


そうゆう意味でテンションを変えるというのは当然ありうることです。  ナイス!



というのが原則論です。  うるせー



うちのスクールでも、どのスタッフが担当しても

同じ仕上がりになるよう

GOSENの張り方をベースに

固定の仕方、通す順番、1本引っ張った後の処理法、等々

すべてうちの標準で統一してあります。

もちろんお客さんの注文があればそれに合わせます。


この標準の張り方がショップによって違っているので

同じ、50ポンドで張ってもいろいろになるのです。

ひどいショップですと担当者毎、大安と仏滅でも違ってきます。  うるせー

私の個人的な好みでいいますと、友引に張るといいようです。



さて、テンションを変える件ですが

私も色々とやってみた事があります。

要らないと思われる糸を抜いたこともあります。


結論を言うと

テンションを変えたご利益を感じたことはありません。  不満


より飛ぶようにしようとか思ってやるのですが

大抵、鈍くなって、使いにくい

結局諦めるという事の繰り返し

もちろんフレームを変形させてしまったこともあります。



以上の考えは私のテニス、プレーに対しての考えです。

ラケットの性能やフィールに対する要求は人それぞれですので

最後は、やってみないと分からない、ということだと思います。


やってみるのは間違いなく面白いです。


プロの張り方、特に男子ですが

彼らはラケットが飛ばないで困るという事はありません。

スピンがかからないで困るという事もない人種です。


ですから、当たった感蝕やボールの捕まえた感、その他・・・

自分のフィールに合うものを使っていると思います。

全員が同じ傾向にあれば

それを持って、基本はプロにあるのだといいたいところですが

実際は千差万別、基本を考える分野ではないと思います。 不満



最近はハイブリッドといって

メインとクロスで違う種類のストリングをセットにしたモノもあります。


これについてはいずれまた。   にっこり



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 16:40 | コメント(2)| トラックバック(0)

深いロブは?

『翡翠』 さんからもう一つ質問を頂きました。

以下がそのコメント、全文です。


マイク 松原コーチへ

もう一つ質問をお願いします。
ロブへの対処法についてです。
浅いロブにはスマッシュを打てば良いというのは分かるのですが、深いロブへの対処法が分かりません。
浅いロブと同じ様にスマッシュ?それともドライブボレー?
よく分かりません…

よろしくお願いします。

投稿者 翡翠 2010/11/10 22:37




私の答えです。

スマイル 深いロブに対しては

一番いいのはジャンピングスマッシュで決める事。

全身で、しっかり打つ体制に入れれば、上級者はこれです。 ナイス!


次に、スマッシュの体制に入れないとき

ハイボレーで返球します。

ボレーですと腕だけで打てるからです。

もちろん、スマッシュを打つ自信がない場合もそうです。  冷や汗



次に、ノーバウンドで処理出来ないようであれば

落として、ロブを上げます。  ナイス!


相手がロブを上げた時に自分がネットにいるのなら

ドライブボレーに行くのは

逆に、ロブが短く、低い時です。  あれー?


スマッシュはそれなりの高さが必要なため

低い打点でしか取れないようであればスマッシュは無理だからです。


後退していってドライブボレーというのは普通はありません。  うるせー

ただあなたがドライブボレーの名手で

スマッシュやハイボレーより有効なボールが打てるのなら

ドライブボレーも有りです。


ただ、プロの場合はみんなスマッシュが上手いので

躊躇なくスマッシュします。  ナイス!


あのドライブボレーの超名手

モニカ・セレスでもスマッシュします。



まずは、スマッシュできるように練習しましょう。  叫び



自信を持ってスマッシュ出来るようになるまでは

ポジションをネットから離れ気味にし


ハイボレーで返すか

落として、ワンバウンドで打つか

名手の場合のドライブボレーか


どれかを選択すべきです。   ナイス!


もちろんネットへは行かないかという選択もありです。 びっくり



ネットプレー | 投稿者 松原コーチ 22:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

ラケットも足も追いつく

きょうは金曜日

午前中は横浜ガーデンテニスクラブでレッスンの日。

2時間目のNお姉さまが上級者っぽく見えていた。  ピース


何が違うのかと見てみると

ぎりぎりで追いついたボールをうまく返球できている。
ナイス!

以前は、小柄で腕の力に自信がないため

ぎりぎりのボールは追いついても、はなからあきらめていた。

何度も一緒に練習しているうちに

もちろん私のアドバイスもあったと思うが

ぎりぎりの返球ができるようになっている。  ピース


これは重要な話だと思ったので、今日はこれを取り上げることにした。




さて、こうすれば玄人っぽく見えるのだ。

これはバックのスライス、あと1歩で追いつくところ。

あと1歩 スライス

そう、ラケットを引いているのです。 (構えている)  ナイス!


次の右足の踏み込みが、最後の1歩。

インパクト 追いついた

踏み込みながらスウィング

追いつくのと、ヒットが同時。  ピース



これが玄人の(らしい)技、というと、すごい技術のようだが、

実際は、追いつくことと、スウィングを同時にしただけ。 悪だくみ

最後の1歩より前に、構えていれば誰でもできる。

  (ボールを想像しながら、5回も素振りすればできるようになります)  びっくり


もうひとつの技としては、  『スライス』 を使ったこと。


スライスは腕だけで振れるので、余裕のないときは特におすすめです。


もちろんトップスピンでもリーチが少し短くなるだけ


構えておいて、飛び込みながら振ればぎりぎりでも打てる。 ナイス!




 「アッ、ラケット忘れた、試打用でいいか。」

 「YYのステンシル、何でヒューイット用なんだ?」  あれー?


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 21:33 | コメント(0)| トラックバック(0)

深いボールの対処法

『翡翠』 さんから質問をいただいています。

以下がそのコメント、全文です。


マイク 松原コーチこんばんは

シングルスで、深いボールが来た時、どうしても打点が後ろになってしまって、振り上げるような打ち方になってしまいます。
そうすると、回転量ばかりが多くなってしまい、相手のコートの浅い所に落ち、チャンスボールになってしまいます。

深いボールを打たれても相手のコートの深い所に落ちるボールを打ちたいと思っています。

何か改善策はあるでしょうか。

乱文、すごく初歩的な質問ですみませんm(_ _)m

投稿者 翡翠 2010/11/09 00:57




私の答えです。

スマイル 質問の内容から、フォアハンドと判断し

そのつもりで解説します。 


対処法は2通り考えられます。

1つ目は遅れた打点から何とか打つ方法。

2つ目は思い切って、ライジングかハーフボレーで打つ方法です。


その前に前提として、両方に共通することをひとつお話しておきます。  悪だくみ

それはボールを心の目でしっかり捉えること。

最近何度も触れていますが

われわれがボールを打つとき

目で見たボールと、頭の中でイメージしたボールの軌跡とを

重ね合わせてみているのです。  ナイス!

そして実際に打つのは頭の中でイメージしたボールのほうです。

目で見たボールを打てば、必ず後追いになり振り遅れます。  あれー?



さて、実際の打ち方に戻ります。

1つ目の遅れ気味の打点で打つのはナダル打ち、またはシャラポワ打ちです。

わざと少し遅らした打点から

ラケットを強く引っ張り上げ、右肩の上に振り切ります。 筋肉


ここではクライシュテルスのフォームを動画と連続写真で見てください。

6コマ目で肘が上がっているのに注目

腕を引っぱり上げ、一気に振り抜きます。  筋肉

前に押していくと情けないショットになります。

遅れ気味打点を、逆手にとって打ち込むのです。


ウィンブルドンのシャラポワはこれを使って

ダウンザラインにエースをとります。  あれー?

ボールが滑ってくるローンコートは一見、ストローカーに不利ですが。

彼女やナダルはそれをしたたかに利用しているのです。 怖~い


この方法は回転多目のトップスピナーが前提になります。



次に2つ目、ライジングやハーフボレーです。


伊達さんはわざと前に立ち、全部これ

すべて前に合わせていきます。


自分で基準を決めておき

ある程度以上のスピードで深くきたら

ライジングで打つのです。  パンチ


それ以上に厳しくきたら、ハーフボレーです。  パンチ


どちらも構えだけは早くして、前にあわせて行きます。

練習法としては、『素振り』 です。 ワハハ

  (せめて、2分くらいは努力しましょう、あまり長くはだめ)  悪だくみ

ボールを想像して、そのボールをジャストミート。

次に本物のボールをヒット。


先ほどの前提話

ボールを想像する習慣を作る練習にもなります。  ナイス!


こちらのやり方はすべての選手の必需品です。

誰にとっても退がれないときがあるからです。  うるせー



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:09 | コメント(1)| トラックバック(0)

MG-TD

今日は水曜日

千葉の松原テニスクラブ印西へ

3時過ぎから会議の予定だったので

それまでは会員さんたちとプレー


会員さんたちへ、今日はボレーの打ち方に関するアドバイスが多かった。


構えるタイミングについて思いついたこともあるが

それはまたいずれ。  悪だくみ



今日は、途中で出会ったくるまと感じのいいオーナーの話し。


湾岸を一路千葉方面へ、いつもの習志野インターで一休み。

素敵な車を発見した

MGだ


カメラを持って前からも撮影

MG-TD


MGのTDだ。  びっくり

MG-TD は1950年から53年までイギリスで作られたスポーツカー。

運転席はこんな感じ

MG運転席


60年前のくるまなのにまるで新車、ピカピカ。 ピカ


実は新車だったのだ。

あの時代にはないはずのディスクブレーキも付いている。 あれー?


オーナーが来られたので、挨拶した。  スマイル

勝手に写真を撮らせてもらったので、念のため了解を貰った。

快く、うなずいてくれた。  ナイス!


ディスクブレーキの事を聞くと、レプリカモデルとの事。


先ほど調べたら

製造元がTD Cars(Malaysia)社の TD2000 という車だった。


私が写真を確認している間に向こうは発進。

すでに見えなくなっていた。  まいったぁ


千葉北インターに向かって走っていると

再び、先ほどの、TD2000 を発見。

オープンカーなのでゆっくり走っている。


千葉北インターで東関東自動車道を下り、16号を北へ。

信号待ちをしていると、左車線にあのくるま。  びっくり

オーナーが手を振っている。

私の事に気付いてくれた。


くるまは普通のシルバー色乗用車だが

まっ黄色のウェアーを着たドライバーはそうたくさんはいないのだろう。


せっかくなので、しばらく後ろにくっついて走る。

16号のTD2000


しばらく行った、ガソリンスタンドで左折のウィンカー

お互いに手を振って別れた。


くるま好き同士のさわやかな出会いだった。  ナイス!



ところで、これがオリジナルのMG-TD

オリジナルTD

くるま | 投稿者 松原コーチ 23:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

スライスにどう対処すすか

『しゅう』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント、全文です。


マイク こんばんわ。いつも教えていただきありがとうございます。まだ教えていただいた練習はできていませんが、ゆるいボール関連でもう少し教えて下さい。試合で打たれるゆるいボールは、ほとんどがスライス系になります。そのスライスで良く感じるのが、二通りです。一つは、高めに浮いてきて落ちてもこちらにはあまり来ないで上にポンと上がるボールです。どれくらいこちら来るのか分からずにフォアのチャンスボールと思うんですが、近づけずに打ち切れません。もう一つは、スピードは無いけど低くバックに来るボールで、両手でこすり上げるべきか、片手でスライスで返すか迷います。実際には、こすり上げようとしてミスをするのが多いですが、スライスにする場合のタイミングが分かりません。打つときの心構えや練習方法を教えて下さい。宜しくお願いします。

投稿者 しゅう 2010/11/08 22:00




私の答えです。

スマイル 確かにスライスのボールの弾み方は2通りですね。

ゆるく山なりにくれば止まります。

低く速いボールで来れば滑ります。  ナイス!


まず、最初に大切なことは、相手ボールの軌道がしっかりイメージできること。  悪だくみ

以前に書いたことがありますが

インパクトまでボールを見て

そのボールに合わして打っていたら、必ず振り遅れます。

実際にはインパクトの位置を想像して

その打点で打っているのです。

ですから、基本的にどこにボールが来るかわからないならお手上げです。  あれー?

ラケットはボールに当たらないでしょうし

その位置に身体を運ぶこともできません。

もっと修行するしかありません。  うるせー


と言ってしまったら、みもふたもないんですが

実際そのとおりなのです。


解決策としては

まずは、ボールの軌道をイメージしてみることです。  ピース


他の人のプレーを見て、そのボールを心の中で打ってみる。 ピカ

次に自分のラリーの中で

ボールの軌道をイメージしながら打ってみる。


この、『ボールの軌道をイメージしながら』 というのをやらない人が結構多いんです。

まじめにボールを見て、まじめに練習するだけではだめです。  冷や汗



さて応用編に入ります。

止まるようなスライスに対処する方法。


アプローチショット風に、動きの中で打ちましょう。 叫び

もちろんスライスではなく、トップスピンで打ってもOKです。


これなら動きの中でボールに、打点に入っていけますから

大雑把に、位置があっていれば

かなり最後まで調整が利きます。


逆にしっかり踏ん張ってうとうと思うと、足が止まって

打点が逃げていってしまいます。  不満



私の大好きなシーンをエナンがやってくれています。

この過激な動画と連続写真を味わってみてください。


打ち方そのものはこのとおりやるのは難しいかもしれませんが

ダダダッ、グウッ、バシッ、このリズムを味わってほしいのです。  ナイス!




次に、バックに滑ってくるスライスです。

しゅうさんの質問では、『スピードは無いけど低くバックに来るボール』

とのことですが、低く来るとのことで

すべるボールという前提でお話します。


一番簡単確実なのはスライスです。

弾む前に早めに引き、滑ってくるところをスライスで打ちます。  


相当に自信があれば、トップスピンも打てますが

アマチュアではかなり厳しいと思います。

低く滑ってきて、打点が低い

ボールの下にラケットを入れることじたい、難しいのです。 不満


どうやって打つかは最初に決めておきましょう。 悪だくみ

たとえば、滑るようなら、スライス

ポコンと止まるようならトップスピン。


ただ、すべるかポコンか、判断がつかないようではどうしようもないので

先ほどの弾道予想練習をしっかりやっておいてください。  ナイス!


スライス | 投稿者 松原コーチ 20:38 | コメント(2)| トラックバック(0)

幸せの青い鳥

休みの日はオクサンとぶらり

秋を探しに、うちの裏庭、大池公園へ


前回、9月に続いて、うちのラッキーアイテム

『カワセミ』君にまたまた会うことができた。

カワセミ君を発見


青い鳥のカワセミに会うと何かいいことが起こりそうな気がする。

手持ちで20倍のズームを使い切り

デジタルズームまで使っての撮影

ややぼけているのはご愛嬌

本人は撮れただけでもえらいと思っている。



さて、これは公園で最初に遭遇した秋

紅葉

『もみじ』がきれいに『紅葉』になっている。


木々はいたるところで秋になっている。

これは『いろはもみじ』のプロペラではなくて種。

いろはもみじ


オクサンはいくつか採集してきたので増やすといっている。

10年したらうちのクラブにも『いろはもみじ』の林ができるかもしれない。



さて、山の上で昼食の後、今日の目的地、大池へ

今日の目的は、うちのアイドル 『キンクロハジロ』 に会うこと。

寒くなってきたので、北の空から帰ってきているころ。

いた、『はと』 くらいの大きさの水鳥だ。

キンクロハジロ

おなかの白いのが男の子、茶色っぽいのが女の子だ。

なぜか、秋の夕方の光線は池の景色を印象派に変えてしまう。


公園の動物園のお姉さんがえさをやると集団で

キンクロ集団


うちでは 『ヌシ』 と呼んでいる、大きなガン? もすごい勢いやってきた。

ヌシ


ヌシはいつも一人でいるのだけど

今日はもう一人、大物が

ゴイサギ

大池公園で始めてあった 『ゴイサギ』 だ。

一人で黙々とおめかししていた。



じつは、池に来てすぐ、先ほどの 『カワセミ』 君に会ったのだが。

返ろうとしたとき待っていた同君に再会。

こんどは、くいの上で待っていてくれた。

  (自分本位に解釈するのがプラス思考なのだ) ピース


本当は向こうを向いて、夕食のメニューを考えていたのかもしれない。

カワセミ君に再会


幸せの青い鳥に何度も出会い、大吉モードを確信して家路につく。



さて、帰り道でもうひとつの秋

稲刈りも終わった


稲刈り後のお米を乾燥しているのだろう。


今日はいろいろな生き物に出会うことができた。


うちの裏庭にはたくさんの仲間が住んでいる。  ナイス!




日記 | 投稿者 松原コーチ 16:36 | コメント(1)| トラックバック(0)

ゆるいボールにも力を入れる

『しゅう』 さんからストロークの質問をいただきました。

フォアとは限っていないのですが

フォアで一番ありそうな話しですので、フォアハンドの分類に入れました。

以下がコメントの、その部分です。


マイク ・・・ 前略 ・・・
今日は、シングルスのストロークについてのアドバイスをお願いできればとメールしました。
私の打つボールは早い方らしく人によく言われます。
自分では、意識はありませんが、相手のボールも早い方が対処がし易くカウンターも得意です。
ただし、相手のボールが遅いといろいろな事を考えてしまい、ミスが多くなります。
最近もボールは遅いけれどミスが少なく、こちらのボールによってフラット系とスライス系を打ち分けてくるような相手と練習試合をしましたが、最後にブレークされ負けてしまいました。
いつもの練習では、どうしても回転を強く、早いボールを打つことが多くなってしまいますが、どんなことを心がけ練習をすれば、早いボールは少ないがミスの少ない相手に対抗できるような試合が出来るようになるでしょうか。 アドバイスをお願いします。

投稿者 しゅう 2010/11/05 20:37



私の答えです。

スマイル 通常、速いボールを打つ人は相手ボールも速いボールの方が打ちやすいものです。

速いボールを打つ人に限らず

お互いに同じテンポのほうが合わせやすいことは容易に想像がつきます。 悪だくみ


さて、速いボールを打つ人ですが

相手ボールが速い時はどうしてうまくいくのでしょうか?


速いボールは重く感じます。

ですから、こちらもそれに負けぬよう、無意識のうちに手首を固め

グリップもしっかり握っているでしょう。

ですから、面もしっかりし、エラーも少ないのです。 ナイス!


ではゆるいボールが来たらどうしているのでしょう?

当たり負けすることはないでしょうから

手首の固め方は、グリップの握り方も甘くなっているのではないでしょうか。  

もしそうであれば、ゆるいボールに対して打つほうがエラーの比率も当然多くなリます。  不満


ゆるいボールに対しても、グリップをしっかり握り

手首も固めてラケット面をしっかりさせましょう。 パンチ 

インパクトの少し後まで、面を保ちましょう。


安定性を考えるなら力の抜けすぎよりは入りすぎのほうがいいのです。  ナイス!

しっかり力を入れ、力んじゃいましょう。 筋肉



それともう一つはしっかり動くこと。

『ダッ、ダダダダッ、グウッ、バシッ』 です。


速いボールは向こうから飛び込んできてくれるので

いい打点で捕まえやすいのです。

『グウッ、バシッ』 だけでもいけます。


ところが、ゆるいボールは向こうからは来てくれません。

こちらからお迎えに行かなくてはならないのです。  足跡


そのために、最後までしっかり足を動かして

位置の調整、タイミングの調整をしなければならないのです。

『ダッ、ダダダダッ、グウッ、バシッ』 です。  ピース



それと、練習法ですが、ラリーだけではダメです。

ラリーは同じ方向、同じテンポになりやすいのです。 あれー?


球出し練習でゆるいボールを出してもらい、コースにしっかり決める。

ということをやりましょう。  ナイス!





フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 18:20 | コメント(2)| トラックバック(0)

今年の柿

今年は柿が不作だ  うるせー

世間一般にどうなのかは知らないが

私の周りはどうもうまくいっていない。


印西のクラブの柿はほぼ全滅。  あれー?

夏前には30個くらいはついていた富有柿もすべて落ちてしまった。

とても写真にだせるようなものにならなかった。


わが大邸宅の庭の柿も、去年は20個くらい、今年は

柿の木


わずかに4個。  不満

片手で充分


オクサンの片手でも充分と思ったが

貴重な4個だ、落としたら大変。  ビミョー


味はさすがの富有柿、とてもおいしかった。



さて、こちらはうちがレッスンをしている下川井テニスクラブのカウンター。

下川井の柿


先週、オーナーが棒で取ってくれたもの。

小ぶりだがなかなかおいしい。

柿だ、という味がする。   にっこり


金曜はレッスンでお邪魔するのだが

今日もしっかり一袋もらってしまった。 スマイル


今晩も、柿だ、と味わうことにしよう。


たぶん、今年は柿のシリーズをこれにて打ち止め。  あれー?


柿好きの私としては、少しさびしい秋の夕暮れなのである。  ビミョー



日記 | 投稿者 松原コーチ 21:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

フットワークは最後が大また

『肉屋のおやじ』 さんから質問をいただきました。

フットワークについてです。

以下がそのコメント全文です。


マイク いつも為になるお話ありがとうございます。
大変参考になり、自分のテニスに対するモチベーションもあがるというものです。お世話になります。

さて、息子のテニスについてアドバイスいただけたらと思い、コメントさせていただきます。

どうもフットワークが良くなく、ドタドタ走りになってしまい、ボールに近づくにつれ小走りになるということができないようです。
大またでボールに近づき、タイミングが取れず、大またのまま打点に入ってしまいます。
打点に近づくとき、無理に小走りにさせても、なんか変なのです。
何か良いアドバイスがいただけたら幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

投稿者 肉屋のおやじ 2010/11/04 01:15





私の答えです。

スマイル 大またで走っていって、打点の近くで小またにして合わす

という考えが間違っているのです。 怖~い


ストロークですと最後の踏ん張りがほしいところです。

ですから最後は大またです。

ボレーも大きく前進しながら流れるようにボールを捕らえたいのです。

ですから余裕があれば、最後は大またです。


途中で少し小またにして、足の位置とリズムを合わせて

最後の大また踏み切りにマッチするように調節します。  ナイス!


文章にするとすごい技術で、人間業でできるのかと思っちゃいます。

ですが実は簡単で、誰でもやっていることです。


ためしに小川を飛び越えてみてください。

近所に小川の無い方は道路に小川を仮設してください。

テニスコートなら、アレーに水が流れていることにしましょう。 ベー


これを走っていって飛び越します。

こちら側の岸、小川の手前側ぎりぎりで踏み切ります。

もちろんちゃんと飛び越してください。   悪だくみ


たぶん簡単にできたでしょう。


どっかで歩幅を調節し   (たぶん踏み切りの2~4歩くらい前)

最後は大またで

こちらの川岸、ぎりぎりで踏み切ったでしょう。


もしもそうしていなければびしょぬれですね。  うるせー


以前、フォアハンドでイージーショットを決めるときの話で

『ダッ、ダダダダッ、グウッ、バシッ』

とやったことがありました。


普通のショットや遠いボールでも同じ

ダダダダッ で移動と同時に調節の足を使い

大またで、グウッ、と踏み込み

バシッ、と打つのです。  ピース


ボレーなら、グウッ、の変わりに、スウッ、でしょうか。



じゃあ、どうやってマスターするかですが

素振りです。  悪だくみ


遠くに来たボールをイメージし

『ダッ、ダダダダッ、グウッ、バシッ』 と動いて打つことを想像します。

次に同じやり方で、素振りで打ってみる。


素振りは必ずジャストミートさせてください。 びっくり

カップラーメンができるのを待つ時間くらい、みっちり練習します。

ラーメンができたらいただきます。

じゃなくて、実際に動いてボールを打ってみます。


このときに気持ちをナダルフェデラーになりきって行うと

さらに効果的です。  ピース


モンフィスだと、最後の1歩がグウッ、ではなく、ザアー、とすべるようです。  あれー?


その辺はお好みでどうぞ。  うるせー



ぜひ、3分間の努力をつぎ込んでみてください。

想像したボールに合わせられる人は本物のボールにもすぐ合わせられます。  ナイス!



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:01 | コメント(4)| トラックバック(0)

ローボレーは前で取る

今日は水曜日で祭日。

会員さんたちとプレーするため、松原テニスクラブ印西へ。

朝、湾岸線で事故、閉鎖のためみんな横羽線へ

30分も渋滞した。  不満


それにしても各県警察のバスの多いこと

全国からAPEK横浜の警備応援で押し寄せているらしい。

みなとみらい地区を警官でいっぱいにし

警官以外は入れないようにする作戦のようだ。  悪だくみ



さて今日のクラブだが

なぜか、「ローボレーの打点は前ですよ」  叫び

というアドバイスが多かった。  


ローボレーの打点がミドルボレーと同じ前後位置のため

ネットしてしまう人が多いのだ。  冷や汗


ボレーのスウィングはこんな感じ。

この構えから

バックボレーの引き


この打点へ

バックボレーのインパクト


フォアボレーでも同じことだが

スライスボレーは、孤を描いてスウィングするので

スウィングにつれて面がだんだん上向きになっていく。


だから、高い打点はひきつけてインパクト

低い打点は前向きのインパクトだと面の向きが都合がいい。  ピース

当然、プロはそうしている。


早めに構え

低いと見たら、打点を早めにとるようにすればいいのだ。


一見、難しそうだが

構えが早めに出来れば案外簡単に出来る。


ぜひ取り入れてほしい技術の一つだ。  ナイス!


ボレー | 投稿者 松原コーチ 23:06 | コメント(1)| トラックバック(0)

まだ新車なのに

私の愛車クン

5年前の納車以来、ずうっと新車で乗り続けている。

愛車


昔と違ってさびないし、エンジンもミッションも絶好調

新型にモデルチェンジがあったこと以外

古い車と感じたことは一度も無い。   うるせー

第一、新型のほうがデザインが古臭い。 あれー?


そて、その愛車クン

先月、走行距離がめでたく

88888Km


88888Km   祝

8がたくさん並んで、なんかおめでたいのだ。


早速ブログに書こうと思っているうちに

日がたっていく。


そんなことをしているうちに、昨晩、帰宅途中で

9万キロ


9万キロに達した。  祝


90001Kmにならないうちに

道の左端に止めて撮ったので、ウィンカーの矢印まで写っている。


だからなんだといわれると困ってしまうが

とにかく、88888Kmと90000Kmはめでたいのだ。  ガハハ



今の車は当然のようにオートマチック。

本当はマニュアルの車に乗りたいのだが

まじめそうに見えるセダンには

最初からほとんど設定されていない。  不満


あのエンジンの回転を感じながらギヤを選ぶ

自分のイメージと車の感覚が一致したような満足感。

エンジンおたくじゃない人にはわからないだろうな。 悪だくみ


次はきっとマニュアルにしよう。

そんなことを考えていたときに幕張のパーキングでそそられた瞬間。

ロードスター


マツダの初代ロードスターだ。

騒音マフラーだけは要らないが

乗ってくれっと訴えかけてくる。  ピース


ごめん、まだ新車の愛車クン。  悩んじゃう

いつもよく走ってくれてありがとう。 にっこり


だからなんだといわれると困るのだが。  ベー



日記 | 投稿者 松原コーチ 21:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

雁行人の物語

『以前にエルボー』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント、全文です。


マイク 今回もとても参考になりました。
ありがとうございます。

ところで、松原コーチが雁行陣を選択される理由はどういったところなのでしょうか?
雁行陣、平行陣の長所、短所はどうお考えですか?

よろしければ、教えてください。

投稿者 以前にエルボー 2010/10/31 16:27




私の答えです。

スマイル ダブルスで自分がサーブのときは雁行陣を使います。

40代まではサーブアンドボレーをし、基本は平行陣でした。

若いころはサーブも強かったのでサービスキープが割合楽にできていました。  ピース

ですからそれを変える必要はなかったのです。

もちろん、上級者のダブルスでは平行陣が有利という常識があります。

私には平行陣でなければ恥ずかしいという気持ちもあったのです。


40代の後半から、私の強烈なスピンサーブが   うるせー

若者たちのリターンの嵐にさらされるようになって来ました。

サーブゲームが互角に、いや不利になってキープできなくなってきました。  冷や汗



たぶん、6年前くらいアテネオリンピックで

チリのマスーが男子シングルスで金メダル

ゴンザレスが銅メダルを取った年だと思います。


デビスカップでプレーオフに進出し

チリと対戦した日本チームはこの二人に負けてしまいました。 びっくり

この二人のダブルスが雁行陣だったのです。


相手のリターンやサーブのボールをボレーヤーの足元に叩き込む

浮いてきたところを相棒がポーチ。  怖~い


こんな刺激的な話を聞いて自分でもやってみたくなったのです。

やってみるとこちらのほうがキープ率もいいし、身体も楽。

それ以来、私は雁行人です。


若いころの私の一番の武器はスマッシュとバックボレーでした。

もちろん、サーブも今とはだいぶ違うと思います。


それに対して現在の一番の武器はフォアハンド。

ベースラインは結構、居心地がいいんです。

パートナーの後ろもカバーしやすい。  ピース


若いころはそのカバーをスマッシュ力でしていたのですが

現在は自分の上でさえ少々心もとない。  冷や汗


さて、雁行陣と平行陣、どちらが強いのでしょうか。

先ほどの日本に勝ったチリのペアー

次の対戦でアメリカにストレートで負けました。

アメリカはもちろんサーブアンドボレーの平行陣。


うまいボレーと強力なストロークの打ち合い。

五分五分の条件で打ち合えば、ボレーが有利でしょう。 ナイス!

振りが大きく、手間のかかるストロークは腕だけでもいいボールの打てるボレーとの打ち合いは不利です。

しかしストローカーがいい体勢で先に打てれば、ストローカーが有利な場面が出てきます。  悪だくみ


つまり攻撃されないサーブを打てる場合と

リターンから先に打てる場合です。

つまりお互いのサーブしだいというところでしょうか。 ナイス!


それとわすれてはいけないのはスマッシュの存在です。

強力な抑止力になるスマッシュはネットプレーの前提なのです。  ナイス!

強力なスマッシュがあればロブは来ません。

ボレーにのみ専念できるのです。

ですからボレーが有利なのです。


逆にスマッシュが弱ければ

追い込んだらロブが来ます。  あれー?

ストローク側が安心して打てるのです。



そんなわけで

スマッシュとサーブが強力だったころの松原さんは平行陣を採用。 ピース


ストロークはいいがスマッシュは?

サーブもリターンから責められない程度

最近の松原さんは雁行陣を採用し、雁行人になったのです。  ナイス!


試合等 | 投稿者 松原コーチ 16:30 | コメント(1)| トラックバック(0)