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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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体重移動のお話

『うそほんと』 さんから体重移動について質問をいただきました。

ちょっとマニアックな内容ですが今日はこれ。

実用的な要素を重視して考えてみます。

以下がそのコメント、全文です。


マイク いつもお世話になっています。
各ショット体重移動の質問です。
(ちょっとまとまっていなくて長文になりそうです)
フォアハンド右利きの場合ですが、クロスに打つ時右後ろに、逆クロスに打つ時左後ろに体重移動というか鋭く飛ぶとスイングが走ると思うのですが。
これは上下(上に跳べば下向きのスイング・沈み込む様にトップスピン)にも言えますか?
打ち込みやスライスは飛んだ方が振りやすく、もちろん飛んでトップスピンをかける事等も良く有りますが沈み込んだ方が目線の安定以外にスイングが邪魔されず安定する様な気がします。
それとも、特に気にしなくても良いでしょうか?

全体のショットの話に戻りますが、スイングと逆方向に体重移動するのはスイングを走らせたい全てのショットに有効でしょうか?
よろしくお願い致します。

投稿者 うそほんと 2010/11/15 15:46




私の答えです。

スマイル 反対方向に体重移動をすると鋭く振れるというのにはちょっと誤解があります。

俗に運動連鎖と呼ばれるのですが
動きが止まったり、加速したりするときに力の伝達が起きるのです。

方角的には加速する方向の反対側です。

ですからご質問にある、「逆クロスに打つ時左後ろに体重移動」 という使い方をするわけです。

また、ブレーキを掛けて動きが止まるのは、動きに対しマイナス方向の加速度を掛けたわけです。
これは野球でホームランを打つときの体重移動のやり方です。

ホームラン


さて、横方向はクロス、逆クロスの打ち分けやハードヒットにも有効です。
ご質問の上下方向にはどうでしょうか?

バックのスライスを打つときに伸び上がりながら打つようにするとラケットが走ります。
押していくとドロンとしたボールになりますね。

トップスピンはどうでしょう?
プロは余裕がある場合、跳びあがって打ちます。
ひざを伸ばしていき、伸びきって止まったところで(空中ですが)
腕を振り切ります。
天井に左手を掛けて止めるといいのですが、天井が無い。 うるせー
ですからできるのはこの程度。

それと試合では高い打点で打ちたいので、しゃがんだら損です。
それにもともと低い打点は力が入りやすいのでしゃがむ必要はないと思います。
軸を垂直に保つという安定度の要求からもしゃがまないほうがいいと思います。
もししゃがむのが有効なら、プロはみんなそうしているでしょう。 悪だくみ

ラケットを走らすショット全体でいえば
上体の回転を止めるなどの、スイングと逆方向に(体重移動ではなく)加速するのは
すでに、すべてのショットでやっているのではないでしょうか。  ナイス!

最後に、技術の要素を考えるときに
テニスのおかれている条件 (ラケットやボールの重さなど)
実戦での要求 (時間や打点の高さなど)
を考えてみればおのずと結論がでる場合が多いと思います。

それと、それを一番厳しい条件でクリアーしているのがプロのテニスなので
プロがやらないことはたいてい、無理か無駄な場合が多いと思います。 ナイス!


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 21:31 | コメント(3)| トラックバック(0)
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コメント
ご返答ありがとうございました。
質問が判りづらくて済みません。
私の質問の中の「沈み込む」はテニス365上級者への道ダブルス編下巻低い打点から沈むボールを打つ項の「沈み込む」です。(「頭の高さ変えずに飛ぶ」でも良いのでしょうか?)
上記と「伸びきって止まった所で腕を振り切る」からトップスピンの場合、打点の高低関係なくインパクト時は体幹は下方向に加速していると理解しましたが合っているのでしょうか?
上記が合っていれば「ラケットを走らせるショット」を「サーブ・スマッシュ」とすると体幹が下方向に加速している時にインパクトを迎える事になるのでしょうか?そう言えばエドベリは特に落下しながらインパクトしていた様に。。。この内容で後日またご質問するかもしれません。どうかどうかよろしくお願い致します。


投稿者 うそほんと 2010/11/20 01:35
うそほんと さんへ

低い打点から沈むボールを打つ項の「沈み込む」話は
安定させる為の姿勢の話で、体重移動を使ってという話しではないと思います。
「伸びきって止まった所で腕を振り切る」からトップスピンの場合、打点の高低関係なくインパクト時は体幹は下方向に加速している、という話しですが
スウィングは前向きにするわけで上向きではありませんよね
ですからひねりをうまく使うために地面の蹴っ飛ばしをやっているわけで
それが直接打撃のパワーになっているわけではありません。
確かに上向きが止まるという事は下向きの加速度ですが
それは単なる重力加速度でその反動を使うわけにはいきません。
あまり考えなくてもいいのでは。
それよりは前向きにひねり戻しのパワーをつくり
インパクトで前向きの動きを止めるようなブロックのほうが重要でしょう。
サーブも全く同じだと思います。
投稿者 松原コーチ 2010/11/21 16:25
ご返答ありがとうございました。
判りました。あまり考えない様にします。
変な質問ばかりで済みません。
投稿者 うそほんと 2010/11/23 16:59
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