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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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アトムさん、tuku…
松原コーチ 10/15 18:57
回答ありがとうござい…
フランカー 10/15 18:30
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フォアハンドの構えはつま先を前向きに

 小学生の女の子が入会した。
スクールではしばらく前から受講していたのだが
改めて、うちのクラブのジュニア会員になったとのこと、
お父さんと練習し、その後わざわざ挨拶に来てくれた。
まだ小さいのだけれど
テニスセンスもやる気もある、一所懸命に練習するいい子だ。

 彼女がフォアハンドを打っているのを見て気がついた。 フォアハンドg
インパクトで前を向けないため、窮屈な打ち方になっている。
よく見ると、踏み込んだ足のつま先が打球方向に対し、横向きになっている。

 上体が横向きになるのは当たり前のことなのだが、
下半身まで完全に横向きになってしまうと
インパクトで前を向くのが遅れてしまうことが多く
振り切ることができずに困るケースが多い。

 ひざか、つま先をちょっと前に向けるだけでいいのだが。
今度、おせっかいして教えてみようと思う。

 ちょっと説明すると、
インパクトはしっかり前向きになりたい。
再び 東戸塚松原テニススクール  田村コーチの登場。 ピース

インパクトはしっかり前向き。
フォアのインパクト

 これが振り切りやすい構え方。
つま先前向きオープンスタンス

脚の付け根にひねりができているので、
ひざを伸ばせば、上体が自然に前向きになります。


 これが振り切りにくい構え方。
つま先横向きオープンスタンス

脚の付け根にひねりがなく、前向きになりにくいので、人畜無害の構え方です。


 左足を踏み込んだスタンスでも、踏み込み足を前に向けます。つま先前向きクローズドスタンス

 つま先が横向きの迫力不足の構え。
つま先横向きクローズドスタンス

 こんな簡単なことで
ボールの威力が一気に増します。 ワハハ




技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 16:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

ソフトクリーム

 下川井テニスクラブでのこと。

「ソフトクリームあるからおいで」 とオーナーから、声をかけられた。

「いつもご馳走になってすいません」 ワハハ

ついていくと、おいしそうでしょと見せられた。

ソフトクリーム紫陽花

 バレーボールくらいの大きさの真っ白な塊。
よく見るとテニスボールより少し大きいくらいの
アジサイがたくさんくっついている。

 周りを見ると、いろいろな、紫陽花、アジサイ、あじさい。

 一番きれいだったのは青。

青いあじさい


 練習ボードの裏でしっとりしていたのは白。

白いアジサイ


 更衣室のほうに降りてくると、「何じゃこりゃ」

バナナの花

 バナナだった。
よく見るとバナナの実が房になってる。
いよいよ、食べれるか、と思ったら。

大きくならないそうだ。 ビミョー



日記 | 投稿者 松原コーチ 21:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

サマーキャンプのお誘い

今日は、サマーキャンプの紹介です。

 8月7日~9日まで2泊3日、茨城県久慈川グリーンホテルで行います。

 この夏は、馬込コーチと、田村コーチの担当です。

 詳しくは、次の要項のリンクをクリックしてください。   要綱のリンク!!

 馬込コーチは東戸塚松原テニススクールの支配人で副校長、
あの松原コーチが根っからのストローカー、農民型であるのに対し、
プレースタイルとしては、『さすらいのネットプレーヤー』
とっさのひらめきとばくち打ち根性でボレーを決める、狩猟型。

 まあ、当スクールとしては、松原コーチとバランスの取れた、両極端。

 一方の田村コーチ、
同じく東戸塚松原テニススクールの所属、
あの、声のでかい松原コーチより、さらに3倍は声のでかい、明るい性格。

先輩二人に比べ、偏りの少ない、ストローク中心の現代型オールラウンダー。
いまどきの都会型。
ただ、一見したところは、森林型か?

 テニス指導は松原流師範格と師範代格、私のお墨付き。 筋肉

 性格は、まあ、お会いしてのお楽しみ。

 コーチのレッスンあり、和気あいあいのプレーあり、
夜のお酒も少しだけ? 
上達することと、楽しいことだけは間違いなし。

 ぜひご参加ください。

日記 | 投稿者 松原コーチ 16:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

手打ちでもいいんじゃないかな

 手打ちというと小手先といったイメージがあると思います。

 正確に言うと 『腕うち』でしょうか。 フォアハンドb

 基本的にテニスは、この 『腕うちで充分』 では ?

 かなりイイカゲンに聞こえるかもしれませんが、
ほとんどのショットは腕を上手く使うのがメイン。
その時に、腕を補助するように、邪魔にならないように、身体が動く。
という風に考えています。

 この人、マルセオ・リオス、ちょと前の世界No1。
サーブの連続写真と動画を見てください。

 身長は175cmくらいだったと思いますが、
200キロのサーブを打ちます。
腕と全身のどちらがメインに見えるでしょうか ?

 もちろん上体を横向きから前向きにするとか、
ヒザがゆっくり屈伸しているという程度のうごきはあります。

 ボール投げをするとき、手投げで投げてくださいというと、
本人は、手投げのつもりですが、
たいていの人は身体を上手く使って投げます。

 身体をしっかり使ってくださいというと、
身体が動きすぎで腕の振りが鈍くなります。

 ちょうどいい身体の使い方の目安ですが、
腕にしっかり力が入る感触、
重みを感じてそれに対して力を入れている感じがあるときです。

 その反対は、全身くまなく動員したのに、
腕は、『ノレンに腕押し』 状態のときです。 困った

 ですから、気分的には 『腕うち』 でいいのではないでしょうか。 筋肉

 テニスという競技では、腰がよく入ったという理由で、
神様が芸術点を加算してくれるという事はありません。
物理的にはラケットヘッドの速度と向きがすべてです。

 ついでに、ファン・カルロス・フェレーロ
サーブの連続写真と動画を見てください。

 私には腕がメインに見えるんですが、どうですか スマイル


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 16:22 | コメント(1)| トラックバック(0)

サーブは左足に乗る

yasumaro さんから、サーブの質問コメントを頂きました。

マイク 松原コーチさま いつもいろいろなヒント満載のブログを楽しく拝見させていただいています。なかなか、サービスが安定しない自称中級レベルのプレーヤーですが、そのサービスでお教えいただきたいことがあります。トスアップし、体のひねりをきかして、足腰をちゃんと使って打つという大まかな流れのなかで、(私は右利きです)「左足加重を行う」という解説を見かけたのですが、私の今の感覚ですと、右足加重ではないのか??右足でコートを蹴る感覚が大事なのかな?と思いながら、サービスの練習をしておりましたので、この点がずっともやもやしたままです。なんだか、言葉足らずですみませんが、お教えいただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者 yasumaro 2009/06/26 12:52

とのことで、

 私のお答え。

スマイル 左足加重という言い方、意味ですが、多分、左足に体重を乗せるという意味だと思います。

 もしそうだとすると、その解説は正しいと思います。
よくある形として、トスをあげて、右足を左足のそばか横にひきつけて行きます。
そのとき、当然、体重は左足に乗っています。
ひきつけ終わった後、右足に乗るか? 乗らないか? という設問だと思います。

 私の答えは右足には、『ほとんど乗らない』 というものです。

 ここで、ほとんど左足一本に載ったまま、
下半身はやや前向き、上半身は横向きという体制が出来ています。

 左足を伸ばして、ジャンプしながら、上体を前に向けて行きます。

 パラドン・スリチャパン連続写真を見てください。

 これを左足に乗っていると思って見てみて下さい。
そしてまねをしてみてください。
右足に体重を乗せたらこの形は取れません。

 右足に乗るプロも少数ですがいます。
アガシ、ベッカー等、私は両足踏切と呼んでいます。
この人たちは両足のける力で身体を回転させます。
長所は膝を痛めないこと、短所はネットダッシュが遅くなることです。

 まるっきりの、私見ですが、私はこの両足踏み切り、
将来の主流かも、と思っています。
 

 

技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 15:40 | コメント(1)| トラックバック(0)

今日はスジガネ君の紹介

 今日は、最近人気が出てきた 『スジガネ君 1号』 を紹介します。
最近、心無いファンの殺到に巻き込まれ、ひじを骨折しましたが
私の応急治療により、現役に復帰したばかりです。
無理を承知で、『松原テニスクラブ印西』 コート横の芝生に出てきてくれました。

 彼はサーブの名人です。
もう少しはっきり言うと、サーブしかできません。
スマッシュも練習中ですので、そのうちに披露できるかもしれません。

 スジガネ君 1号 のできる動きは、わずかに、3つだけ。

1、 上体の向きを変える。

2、 上腕を内旋、外旋する。

3、 前腕を回内、回外する。

 これだけの動きでプロと同じサーブの動作ができることを証明するために誕生したのです。

 実技の披露は、5月21日の私のブログで紹介したので、
ぜひ、もう一度ご覧ください。


 これは、正面からのりりしい姿。

スジガネ君正面

肩関節が内旋、外旋できるよう
ステンレスパイプの上腕がひじから一直線に両肩を突き通っています。
ひじ関節の角度は、90度固定です。
かたくなに一番力の入る角度を保っています。

 次は、横からの姿。

スジガネ君横

前腕が回内、回外できるように、ひじ部と手首部を分け、太目の菜ばしでつないであります。

 これは後姿、後姿にこそ男の実力と哀愁が漂うのです。

スジガネ君後姿

肩関節の内旋、外旋を止めるためのネジが見えます。
下半身のパイプにより上体が横向きから前向きへと廻せるのですが
その動きを止めるためのネジもあります。
1枚目はフラットサーブを打つため、上体は垂直仕様(それようの穴にパイプが通っている)ですが、
3枚目はスピンサーブ用に上体を傾けた姿勢です。
傾けて、止めるときに固定ネジが必要なんです。

これだけの動きでプロのサーブを再現するのです。


 彼には弟たちがいて、
それぞれがバックハンドのスライスの専門家だったり、
フォアのトップスピナーだったり、
みんな一流の人たちです。

 また機会を作って、登場してもらおうと思っています。
技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 18:19 | コメント(1)| トラックバック(0)

技術とメンタル

 皆さんの質問や、疑問にお答えしていると、
テニスを難しく、しよう、しよう、としているように感じることがあります。

 私は、トッププロは単純で易しいことをしているからエラーしない。
われわれは、難しいことをするからエラーする、というふうに考えています。

 練習中だと、繰り返しの中でならできる技術でも、
複雑で難しい技だと、試合中、突然現れる一発勝負では使えません。

 わざわざ、テニスを難しくする必要はないと思います。
難しいことをしても、1点しかくれないのがテニスです。

 よく 『メンタル』 のせいにする人がいます。
テニスは80%以上がメンタルだ、なんて言うプロやコーチもいます。

 本当でしょうか?

 あなたがネットから1mのところにいて、
肩の高さに、ゆるいボールが来たら、
叩き込むとき、あなたはビビリますか?
もしビビルなら、あなたは本当の初心者か初心者マーク
本当にメンタルの弱い人です。やっちゃったぁ

 フェデラーがイージーボールに対し、フォアのハードヒットをするとき、
彼のすごいメンタルを感じますか?       (連続写真を見てくださいね)

 私には、平然と、躊躇なく、ぶん殴っているだけのように見えますが ・・・

 入るはずの面と入るはずの姿勢、
エラーするはずがない、と思っているんでしょうね。

 単純で易しい技を身につけているというわけです。
たぶん、彼はこんなところで大切な 『メンタル資産』 を浪費していないのだと思います。

 もし、われわれが、入るかどうかわからないショットで、1時間試合したら、
精神的にボロボロになるのではないでしょうか?


 強烈な 『メンタル』 に頼らなくてすむ
単純で、やさしいテニス技術を採用しませんか。 晴れ

 
技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

ゆるいボールをフォアで打ち込む その2

 OGさんから再度コメントをいただきました。
私の説明がわかりにくかったようなので、補足します。

 OGさんのコメント

マイク  有難うございます。
練習では全くミスしないような簡単な球が、試合になると全く
打てなくなってゲンナリします。

練習 → リラックスしているので足が動いている。
試合 → 緊張で足が止まっている。

こんな感じでしょうか?
この状態になった時は、腕が全然振れてないのが自分でも分かります。それでも修正できないのが悲しいところで(悲)
まずは自分から打ちに行く意識でがんばってみます。
投稿者 OG 2009/06/23 11:41


私の答え。

スマイル 足を動かすことについて、考え方を少し。

 私はこう考えています。

難しいボール  → 止まるヒマがない。        (エラーしない)
やさしいボール → ヒマがあるので足が止まる。  (エラーする)

 もうひとつ。

足が止まる  → 緊張する。 足跡     (筋肉がこわばる)
足を動かす  → リラックスする。   (少なくとも筋肉は柔らかい)

 ですから足を動かし続ければ、   (足踏みしてるでもいい) ひよこ2

    筋肉が固まらず(リラックス)。
    ボールとの位置あわせも完璧にできる。

 そしてフォームができているなら、
エラーするわけがないではないですか。 フォアハンドb

              ところでこの子、足止まってるね!!


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:42 | コメント(1)| トラックバック(0)

ゆるいボールをフォアで打ち込む

 OG さんからご質問のコメントをいただきました。

コメント文です

マイク 松原コーチ、いつもヒントを頂いています。
私、今年から10年ぶり位に試合に出始めたのですが、練習ではどうにでも打てるゆるい球がフォアで打てないんです。
速い球は体が勝手に反応するので大丈夫なんですが、遅い球がフォア側に来ると、打つ前から「ああ入らないかも」と考えてしまって、その通りミスります(笑)
フォアをスピンで強打することは私のテニスの生命線なので、この状態になると試合になりません。勝手なお願いですが、何かアドバイスをいただけますでしょうか。

投稿者 OG 2009/06/22 08:47

とのことで、わたしのお答え。

スマイル 速いボールが打ちやすいのは、ボールが勝手に迫ってきてくれるためです。

 そのため、ボールとの前後の位置関係が決まりやすくなります。
これが最大の理由です。

 さて、ゆるいボールです。
勝手に迫ってきてくれないのであれば、
こちらから迫るしかありません。
前後の位置関係を自分の動きで作るのです。

 待っている間、足を動かし続ける。
タイミングあわせの細かい足を入れる。
ジャストタイミングで大きく踏み込む。
しっかり踏ん張って、
跳び上がりながら、ワイパー気味に振りぬく!!

 踏み込む足はクローズドでもオープンでも構いません。
踏み込むやいなや、踏ん張って跳びます。
足を止めるのは、踏ん張った、その一瞬のみです。

 これはナダル前に踏み込んで打つ連続写真
    (365さん、いつも使わせていただきありがとうございます)
踏み込む前のあわせ足は入っていませんが、
動画のほうで見ると、
踏ん張った右足が、軽く浮いて動きが継続しているのがわかると思います。

 スペインの人は前後の位置あわせを重視して、
前後の動きのドリルをたくさんやるそうです。


 ついでですが、
動き続けていると余計なことも考えなくなりますよ。

技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 11:33 | コメント(1)| トラックバック(0)

ヒバリの一家

 昨日の投稿内容と前後してしまうが、
うちのクラブに着いてすぐ
迎えてくれたのはこの子。
7番コート前でヒバリ発見 !!

ヒバリのお父さん

 よく見かけるんだけど、なかなか写真に撮れない。
今日こそカメラを持っていた。
止まれ !!            写真がぼける。

 少しでもアップで撮ろうと追跡。
そっちは駐車場だぞ !!

ヒバリのカップル

 あれカップルだった。
いつもは近づくと、飛んでっちゃうのに、今日はラッキー!!

 ついに10番コート手前の芝生に、

ヒバリの一家

 ちっちゃいのが増えた。
ヒバリの家族だったんだ。

 だから、お父さん、逃げなかったんだ !!!

 ごめん ごめんなさい



日記 | 投稿者 松原コーチ 11:39 | コメント(1)| トラックバック(0)

またまたサーブの構えを直した

 会員さんに混じり、7セットもやってしまった。
うちのクラブ、『松原テニスクラブ印西』 は土日のほうが空いているので
それこそ死ぬほどプレーができる。

 ちょうどいいレベルの相手がいないときは
声をかけてもらい、私や土門支配人がダブルスに入ったりする。

 時々は若手のやる気満々の人を相手にシングルスもする。

 いっぱいやりたい方、うまくなりたいと思う方は、ぜひご入会ください。
一緒にやりましょう。
一度、無料体験でプレーできますので、お電話ください。
私の顔を見たいだけの人でも結構ですよ。


 さて今日は最後にミックスを同じペアーで2セットした。
2セット目、われわれはサイドを変えた。

 最初のセットはフォアサイドでレシーブ。
二人とも私のフォアに強烈なスライスサーブを入れてくる。

 2セット目はバックサイド。
「えっ、さっきと威力違うじゃん!!

 よく見るとジュースコートでは横向きに構えている。
アドコートでは、「何でこっち向いてんの?」

 試合が終わったら、みんな帰っちゃってて、コートは空いてる。
二人を相手に、またまたウンチクをたれちゃって。
「今週の前半、ブログのテーマはこれだったんですよ」

 
 アドコートでの構えの向きを説明し、少し一緒に練習。
「もっと横向きに構えて、右にフォールとするつもりで・・・」
私は校長先生の面目をほどこして、満足。
お二人はサーブをバックサイドに叩き込んで、満足。
めでたく、「お疲れさん」

 私をクラブハウス前で迎えた、アジサイ。印西のアジサイ


 「さあ横浜へ帰ろう」


日記 | 投稿者 松原コーチ 18:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

ダルタニャン さんのサーブについて

 ダルタニャン さんから以下のコメントをいただきました。

ごあいさつ文を省略しました。

マイク ご多分に漏れず自分もサーブに悩んでいてなかなか安定しません。
文章よりも実際に見ていただいたほうが良いかと思い動画をアップしてみました。

http://ameblo.jp/dartanyan/entry-10282990776.html

ぜひぜひアドバイスをよろしくお願いいたします。
投稿者 ダルタニャン 2009/06/18 19:51


ということで、動画を見ての、私のアドバイス。

スマイル 2つの問題点を感じました。

1、りんごの皮むきサーブになっています。

 振り上げていくラケット面が打球方向に対し、右向きから左向きに変化しています。

 フェデラー連続写真で面の動きを見てください。

 振り上げていくラケット面が打球方向に対し、左向きから右向きに変化しています。
まるで逆でしょう。

 ダルタニャンさんはもう少しスライスっぽいので
フェデラーほどの面変化はいりませんが、方角的には同じはずです。

 それで、ひじは大丈夫ですか?
手のひらを上に向けた状態で、右ひじを見て左端のところ。
野球少年がカーブを投げて傷めるところです。
りんごの皮むきはたいていここを傷めます。
早く修正したほうがいいです。

 ラケットをたらしていくときに、回外していき、面を閉じる。
振り上げていくとき、フラットやスピンは回内しながら面を起こしていく。
スライスはほぼ面を保って (少しだけ回内しながら) 振り上げていきます。

2、身体の使いすぎです。

 インパクトで身体の動きが止まって、腕打ちくらいのつもりでいいです。
もしかしたらインパクト以前も身体は使わないつもりで打ったらいいと思います。
何も使わないつもりで打っても、ちょうどいいだけ身体は動いちゃうもんですよ。


 ご自身のブログに書いてあった問題点はあまり関係ないと思います。

 それと余計なお世話ですが、
マレーの後ろから回していくテイクバックは、その後の腕の使い方を難かしくするので、
最近のプロはほとんどやりません。
それで、あのレベルにいる彼は、それはそれですごいと思います。


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:52 | コメント(1)| トラックバック(0)

東戸塚のダブルス大会

 今日は技術を離れて、イベントの紹介です。
私のいつもいます、東戸塚松原テニススクールで、
7月20日(月)海の日 オープンのダブルス大会を行います。
要項はこちらを見てください。

 オープンといいましても、スクール生や会員じゃなくても出られるということで、
海が好きな方も、嫌いな方も、どなたでも参加いただけます。

 当日は私も居ますので、いろいろお話したり、
試合終了後は一緒に練習もできると思います。
試合終了までは技術にいちゃもんをつけたりしませんので
安心していらしてください。

 これは、1月に行われたシングルスのときのもの。1月のシングルス

 参加者の皆さんと、後列左端が、私です。 (東戸塚のクレーコートにて)


日記 | 投稿者 松原コーチ 11:23 | コメント(1)| トラックバック(0)

スピンサーブの構え その3

 海が好きな男 さんから再度、コメントをいただきました。

前略
マイク やはり手首の固定は必須なのでしょうか?
プロ含め色んな方を見ますがそれほど固定しているイメージがないのです・・・。
エドバーグなどは固定のイメージしかないのですが。
それとボールのどの位置を打ち抜くイメージですればいいでしょうか?
よく聞くのが、7時から2時の方向に振りぬくというのがありますが・・・。
投稿者 海が好きな男 2009/06/16 23:47


私の解説。
スマイル 手首の固定ですが、
ご近所で、できている人はめったにいないと思います。
シロウトではなかなかいませんし、
もし、みんなが理解してくれたら
全日本選手権は180~200Km/hクラスのサーバーであふれると思います。
(もちろん手首のことだけではないですが)

 見るのは、ほんとに強力な、しかも安定している人だけに限定するべきです。

 まずは、固定してやってみてください。
ご利益は、すぐわかると思いますよ。

 これは余談ですが、
プロのコーチで、手首を固定して使っているのに
それに気づいていないという人も結構いて、
私が自分の手首を観察しながら打ってみてくださいというと、
「アッ 固めてましたね」 という答えが返ってきます。
もちろんこのコーチは手首は柔らかく、と教えているわけです。

 私が 『スジガネ君』 を製作したのはこのためで
余計な動きのできないロボットでも一流選手の動きを再現できる
というのを示すためです。

 また、固定といっても人間の生身ですから、完璧に固定はできません。
固定するという意識が大切なのです。
その意識があると、ずれても、後で元の角度に戻ってきます。

 それとボールを打ち抜く方向ですが、
私は、ボールの右斜め上を打て、といいます。
方向で言うと、
現実は、針の中心から1時半 (45度) くらい。
気分的には、針の中心から1時にしておくといいかもしれません。

 7時からとか8時からというと
りんごの皮むきサーブ (面を徐々にかぶせていく)
になりそうで、抵抗感があるのです。 (ひじを壊しますよ)

 面は (回内により) 最初下を向いていたのが、徐々に上を向いていきます。


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 14:40 | コメント(2)| トラックバック(0)

スピンサーブの構え その2

海が好きな男 さんからコメントをいただきました。

マイク ありがとうございます!
なんとなく感覚はわかるような気がします。
確かにジュースコートでは打ちにくいと思っていました。

あと打点ですが、頭の後ろというのをよく聞きますが、実際どういう打点がいいのでしょうか? 私は打点はラインよりも相手よりに上げないとサービスが入らないのですが、そのままでもスピンサーブは打てるのでしょうか?
投稿者 海が好きな男 2009/06/15 23:03


私のお答え。
スマイル スピンサーブの打点は、頭の上か、やや前(打球方向)辺りだと思います。

 インパクト時、手の位置が上体の中心軸の延長線より右にあれば、
肩を痛めずに、力強いサーブが打てると思います。

 その場合、打点は頭の辺りというのがいい位置になると思います。

 とりあえず、こちらにフェデラーのいい連続写真がありましたので、見てください。
表題が内旋ですので、そちらもわかりやすいです。

 ご質問の中で、後ろの方というのがありましたが
それが打球方向に対し左という意味であれば
やめたほうがいいと思います。
肩に無理がかかるし、パワーも損しちゃいます。

 打球方向に対し、後ろというのであれば
イメージ的には正しいと思います。
敬礼するような手首の角度で固定し、面を少し下に向け、
内旋を意識して打てば
強力かつ安定したスピンサーブが打てます。

 ただし、上体の軸に対して後ろというイメージであっても
実際には、身体が打球方向に対し、前傾するでしょうから
打点はほぼ頭の上、または少し前方、コートの中ということになると思います。

 ここまで読んだところで、もう一度、
フェデラーさんに教わってください。
連続写真と動画を見てください。

技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 12:33 | コメント(1)| トラックバック(0)

スピンサーブの構え方

 『海の好きな男』 さんから、スライスサーブの構えのとき、

マイク 私はスピンサーブがわかりません。

というコメントをいただいていました。

 
 それに対する、解説。

スマイル スピンサーブは相手バック側に押し込むように打つことが多いため
アドコートではうまく打てるのにジュースコートは苦手
というのがよくあるケースです。

 ですからスライスサーブとは逆で
アドコートの打球に対する角度をジュースコートに移植します。

1、スタンスの向き。 (つま先の向きも)
2、構えの上体の向き。
3、トスを上げる腕の向き。
4、打ち終わりの上体の向き。  (打球方向に向く)
5、スウィング方向のイメージ。  (打球方向に向く)

 これはテニスジャーナル 2002年の3月号です。
テニスコートの図解を見て向きのことを確認してください。
かなり前向きにしなくてはいけないのがわかると思います。

スピンサーブの構え

 ついでにフォームのほうも見といてください。
かなり開いて、打球方向に向いたほうに ○ がついています。

 身体の横向きを残すと、かえってバックに行かない。
なんて事も出ています。
横向きを残すとスライス気味にしないと、ジュースコート方向に飛ばないのです。

 これはコツですが、
ジュースコートで少し、前向きすぎくらいで打ち、フォア側に行っちゃうサーブを
がんばってバック側に押し込む。
次にちょうどバックのコーナーに行くように
少しづつクローズドにしていく。
という考え方がいいと思います。

 スライスサーブで、バック側にフォールとしてみるというのとちょうど反対の方法です。

 これはもうひとつのコツ。
私が高校生のときやったこと。

 ジュースコートのバックのコーナーが
別のコートのアドコートのバックのコーナーになるように
もう1本、ベースラインを引きます。 (私はアンツーカに足で書きました)
新しいコートのベースラインに対しアドコートのスタンスを取り、
自分は今、アドコートでバックに打つと暗示をかけて、打つ。
私は乗りやすいタイプなので、これですぐ打てるようになりました。

 一度、ジャーナルでこの絵を出したはずなんですが、
今日、探した範囲では出てきません。

 『海の好きな男』 さん、どうですか?
一度やってみてまた、結果を教えてください。


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 22:26 | コメント(1)| トラックバック(0)

スライスサーブ アドコートの構え その3

 フランカー さんから、返事のコメントを頂きました。
上手く打てたとの事、何よりです。

 以下のコメントを頂きましたので(要点のみ)
再度のおせっかいアドバイス。


フランカーさんより
マイク 罪悪感について感じたのは
最近シングルスをメインでやってるので気付きにくいのですがこのスイング(ボールはサービスボックス右側に行く)だとダブルスの時前衛に当たりそうだと感じました 特に前衛がネットにべた詰めしていると・・・・
最近ダブルスでもセンターマーク付近から打つようにしているので特にアドサイドは怖いです

となるとセンターに打たざるを得なくなりワイドへのスイングが身に付きにくくなる・・・
これも意外に原因のひとつなのかもと思いました

との事。


私のアドバイス。
スマイル パートナーがいるから危ないんで、どいてもらいましょう。

 私も若い頃は、前の方にいたので、パートナーが打ちにくそうにしていました。
そこで、ひざを曲げ、上体も前に倒し
サーブの打点から見て、ネットに隠れるようにしていました。
サーブが通り過ぎたら起きるわけです。

 もう一つのやり方は
ネットマンが少し後ろにいて
サーブが通り過ぎたら、1,2歩前進して、スプリット、というものです。
これは動きが継続して、次の打球のためにいい動きが作れます。
ちょっと前に、世界1のペアー、エドバーグ ヤーリッド組がやっていました。
(ダイブ昔かな?)

 フランカーさんの場合は
センターマーク付近から打つという事ですので
最初の案しか使えないかもしれませんね。
これは、I-フォーメーションと同じです。

 お試し下さい。


 それと 『海が好きな男』 さんからスピンサーブの場合のご質問を頂きました
これについては、必ず、近日中にUPしますので
少しだけ待って下さい。


追伸

 サーブを打つポジションですが、
アドコートでサイドから打つと
相手バックにしっかり打てます。

 もしかして、今まではセンターから打たないと
アドコートに打てなかった、という理由なのであれば
今は打てるわけだから
こうゆう考え方もありだと思いますよ。

 またまたのおせっかいでした!!

技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 13:42 | コメント(1)| トラックバック(0)

スライスサーブ  アドコートの構え その2

 フランカー さんから、ご質問をいただきました。

要点のみ


マイク 私もスライスサーバーでアドコートが苦手です
しかしスタンスは上の記事と同じなのです(スタンスは両サイドクローズドです)

悩みはアドサイドのほうが回転が足りずオーバーしてしまいます フラットサービスならアドサイドのほうが打ちやすいんですが・・・
デュースサイドではボールを叩く位置が分かるのですがアドサイドではどこを叩けばいいか練習してて悩んでしまいます
スタンスが間違えていないとなればよくある問題は何があげられるでしょうか?

 というわけです。

私のお話
スマイル ジュースコートとアドコートで同じサーブを打つためのポイントは、
おなじフォームでスウィングするとして。

1、スタンスを同じにする。
2、つま先の向きを同じにする。
3、トスを同じ方向からあげる。
4、同じ方向に向かってスウィングする。

 ここで同じ、というのは打つ方向に対して同じという意味です。
もちろんベースラインに対してではありません。

 フランカー さんのお話から感じた私のアドバイスは、
3、の、トスを上げる左腕の方向を打球方向に対し、どれだけの角度、右側にするか、
ジュースコートで観察し、それをアドコートに移植すること。

もうひとつは、4、のこと。
たぶん、ジュースコートでは相手のアドコートに向かって、スウィングしていると思います。
それが切れて、ジュースコートに入ります
同じにするためには、右側のネットポストかもう少し右に向かって、スウィングすればいいと思います。

 そのとき、どちらのサイドでも、
打球方向に対し、ボールの真後ろの少し右を打てばいいわけです。


 右のネットポストや、コート脇のベンチに向かって打てばいいのですが
それは精神的になかなか難しいのです。
ジュースコートでアドコートに向かってというのは
コート内の話なので、罪悪感がありません。
コートの外に向かって振るのはかなり罪悪感が伴います。
ですから、思い切って右にフォールトするつもりで打たなければいけません。

 この罪悪感を吹っ切るため、先日の東戸塚校のレッスンでは
隣コートでレッスンしていた、最近人気の出てきた若手
田村コーチのお尻』 を狙うよう指示しました。
生徒さんは何か思うところがあるらしく ざまあ見ろ
見事なスライスサーブをアドコートに決めました。
田村君 ありがとう。

 罪悪感というのは冗談のようで、結構当たっていると思っています、
スライスサーバーの方は思い切って右側めがけて打てば、すぐ解決すると思いますよ。

 あまりまじめにコートに入れる練習をしないで
えいやっと、思い切って
右に大胆なフォールトしてみる。
それを少しづつ、左にずらしていく。

 そうすれば、バックのコーナーでも狙えますよ!!



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 19:01 | コメント(2)| トラックバック(0)

バックの構え方

週1テニスおじさん から、コメントに質問を入れていただきました。

   要点のみコピーします。

マイクわたしは、もう、20年以上もテニスをしているのですが、なかなか上達しないおじさんアマチュアプレイヤーです。

ところで、バックハンドストロークの構えについてお教え願えませんでしょうか。
わたしの場合、片手バックハンドなのですが、フォアの場合、横向きを作る、ラケットを右肩の前にセットとのことですが、バックの場合は、横向きを作る、ラケットを左腰の下にセットするでしょうか。

私の答え。
スマイル バックの構えですが
トップスピン系ですと左腰の下ではなく、
左腰の少し上、身体から離して、といったところ辺りです。

 フェデラーバックのの連続写真を見てください。  動画もついてます。
構えは1枚目がわかりやすいと思います。

 下の写真にもかすれていますが、ヘンマンの構えが写っています。

 左腰の下にセットすると思いがちな方が多いのは
トップスピンのスイングを誤解しているからかも知れません。
スウィングの基本は縦ぶりの振り子だと考えてください。

 これはテニスジャーナル、2003年6月号の説明図。 左の図を見てください。

バックのスウィング平面

 われわれはこの水車みたいな絵を 『スウィング平面』 と呼んでいました。
こうすれば、前ぎみの打点にすれば、自然にトップスピンになっちゃうでしょう。

 それと、この構えから、2度引き目を高く持っていくことにより、勢いも出ます。
さきほどのフェデラー、ここから上げながらループするのを確認してください。
動画だとさらにわかりやすいです

 テイクバックで少し後ろにループすれば、フェデラーになります。
うんとループすれば、エナンになります。


 『身体に巻きつけた腕をほどく』 と思わないほうが理解しやすいと思います。


 週1テニスおじさん  さん、質問ありがとうございます。
皆さんが思っている疑問と、私が想像している皆さんの疑問とが一致しないことが多いので
質問していただくと本当に助かります。

技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:49 | コメント(3)| トラックバック(0)

スライスサーブ アドコートの構え方

 会員さんとダブルスをした。
なぜか私のパートナー T さんのサーブが、アドコートだけ入らない。

 スライスサーブだったので
あてずっぽうに
「少し横向きになってトスも横のほうから上げると入りますよ」 といったら
すぐ入った。

 実はこれ、スライスサーブの人によくある話。
スライスサーバーの70%くらいの人に少しはある症状。
アドコートのサーブが苦手な人は、100%そう・・・

 これは、自然なスライスサーブの構え。
ここからクロスに打てばいいわけだ。

アドコート スライスの構え


 これは、ベースラインに対し同じ向きのままの、アドコートでの構え。

アドコート スライス間違った構え

 よく陥りやすい間違い。
ベースラインに対してジュースコートと同じ向きなので
打球方向に対しては極端に左向き。(開いている)
スライス回転をかけたら、アドコートには行かない。
ここまでの人は少ないが、足だけこう、という人もいる。


 打つ方向に対し、ジュースコートと同じ向きにした正しい構え。

アドコート スライスの正しい構え

 この向きで打てば
ジュースコートと同じサーブが打てる。
気分的には、右側のアレーか、隣のコートとの間に向かってスウィングする。


 スピンサーバーはこの反対のことがよくある・・・


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 21:27 | コメント(1)| トラックバック(0)

捕まった

 ラリーや試合をしていて、『捕まった』 と思う瞬間がある。
ネットへ出たときなど、『アッ 抜かれる』 と感じる、あの一瞬。

 松原TC印西で、ジュニア会員の子達とラリーをしていて
フォアでは時々、それを感じるのに
バックでは感じないということに気がついた。

 よく観察してみると、ボールに追いついたとき、フォアだと構え終わっている。
バックは追いつくと同時か、追いついた後に構え終わっている。

 早速、追いつく前に構え終わることを説明し
手本を見せ、彼ら自身を観察してもらい、納得。
球出しで練習して、だいぶ安定感が出てきた。
まだ、『捕まえた』 まではいかないけど
それも、もう少しなれて、意識しないでできるようになれば大丈夫。

         ここで構えるというのは、フォアの場合、
               横向きを作る。
               ラケットを右肩の前にセット。


 2度引きはいけないのでは、と思う人もいるが
プロはみんな、こうゆう風にやっている。

 これはナダル下がりながら打ったフォア

 もう1歩、下がるのだが、すでに構え終わっている。

 フォアだと決まったら、すぐに構える。
もちろんバックも ・・・ といったところでしょうか。


 そういえば半年前
首都高湾岸線、つるみツバサ橋
地味なクラウン
私の後ろに、すうっと入った

 『 ・ ・ ・ った 』

オヌシ、プロだな !!!


 
技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 14:11 | コメント(1)| トラックバック(0)

雨との戦い

 昨日は、東戸塚松原テニススクールで4時からリトルとジュニアのレッスン。

 リトルは上級クラス
先月末で6年生の2名がジュニア中級に上がり、寂しくなると思ったら
元気者の3年生、ヒロシ君が入り、またまた楽しいクラスになった。

 午後雷雨の予報だ!!

インターネット 雨量情報

1時過ぎ   予報が変わって、どうも降らないらしい 曇り

3時00分  雨がポツリ しずく         すぐやんだ。

3時10分  雨がパラパラ しずくしずく       すぐ小降りに。


      野村コーチから  「松原さーん、電話でリトルやりますかって?」

      私       「大丈夫、やりますよ」       でも、降ってきたらやばいよな・・・ やっちゃったぁ


3時30分  私が電話を取る

      お客様  「雨、結構降ってますけど、レッスン中止ですよね?」

      私     「ここは降ってませんので、やりますよ。 お宅はどの辺りですか?」

      お客様  「品濃町ですけど」        こっここだ!!


                     今中止にして4時に晴れてたら、みんな来ちゃうしな・・・  どうしよう・・・

                     あー、降ってきた 雨

                     あー、やんだ どーしよー



4時00分 リトルクラス開始 フォアハンドb

      ヒロシ君のおかげか、雨降らず フォアハンドb フォアハンドg


5時40分 ジュニアクラス開始 フォアハンドg

      20分で中断 しずく  すぐ再開 フォアハンドb   あっという間に中止 雨


 あー  疲れた !!!




 
日記 | 投稿者 松原コーチ 12:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

大盛りが好き

 日本TV 土曜日の朝、『ぶらり途中下車』 という番組がある。
土曜日お休みの日は寝坊し、朝ごはんを食べながら
ちょっと見ようと思って、そのまま最後まで見てしまう。

 先日は、東大近くのカレー屋さん
大盛りご飯の上にとんかつやから揚げなど、山盛り。
カレーは外にはみ出し、こぼれている。

 昨日、印西のクラブでネットブックからブログのUPをしたとたん
思い出した 『あのカレー』
そうか、俺、ああゆうの好きなんだよな ・・・ ワハハ

 ワイパースウィングの支点を下げるのに
真央ちゃんのトリプルアクセルまでは、ちょっと多すぎたか !!
読んだ人はみんな、おなかいっぱいだろうな、と反省しつつ、昔を思い出した。

 これ、2001年3月号の 『テニスジャーナル』フォアハンドの内部意識

 編集の前島さんといつも話していた。

私   「すこし、内容を減らして見やすくしようよ」

                 ( 私の内部意識  「そうすれば楽だしな」 ざまあ見ろ )

前島  「でも、うちの読者はみんな欲張りだから」

私   「ライバルのTC誌なんか、サンプラスのサーブが打ち終わるのに8ページかかるんだよ」

前島  「じゃあ、そうしますか」

といって、少し読みやすくなったのがこのころ。
それでも、こんなに内容いっぱい。


 ブログをはじめて、ついにわかった !!!

 悪かったのは前島さん、あなたじゃない、私だった 失礼しました

日記 | 投稿者 松原コーチ 12:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォアのワイパー、支点を下げる

 フォアハンドで、スピンをかければかけるほどアウトすると書いた日、
フォアハンドの飛距離を短くするため、低いボールもワイパーで打つ。
それにはワイパーの支点を下げ、身体の左にフィニッシュする、と説明した。

 ワイパーの支点を下げればいいといっては見たものの
それが具体的にどういうことなのか、何をすればいいのか
何も言っていないことに気がついた。

 単純に考えれば、肩を中心に振っているワイパーの支点を下げるだけなら
しゃがんじゃえばいいということになる。
そうすれば肩の位置が下がり、肩が支点だから、支点が下がる。
しかしそれでは、腰の高さのボールを打つには
コートに穴を掘って地面よりも低いところに立たなければならない。

 話が少しばかげたほうに行ってしまった。
反省・・・反省・・・

 本当は支点を下げるとは腕の中で
肩を支点にしていたのを、肘を支点に
肘を支点にしていたのを、手首を支点にと変えていくこと。

次の4枚の写真を見てほしい。
2枚目まで肩を支点としていたものを、肘を支点にと変化させている。
実際には、前腕を回内(肘から先を左にひねる)させることにより、
手首を支点にすることまで含めてしまっている。

肩中心ワイパー1

肩中心ワイパー2

前腕中心1

前腕中心2


 ついでに副産物というべきか、
回転半径を小さくするとスイングスピードが飛躍的に上がるということも利用している。

 ほかの競技だが、フィギアスケートでスピンするとき、腕を縮めるのを知っているだろうか。
そしてスピンを止めるときには手を広げ、回転半径を大きくする。
これはジャンプして回転するときも同じ。

 次の写真は、浅田真央さんのトリプルアクセル成功の合成写真。

浅田真央トリプルアクセル

Photo by Peaceful Paradise Life

ジャンプ中の腕の形はわかりにくいが
ジャンプ前は腕を伸ばし、空中姿勢では縮め、着氷後は伸ばしと、
回転半径が変化しているのがわかる。
もちろん空中では回転半径を小さくすることにより回転速度を上げている。
ついでに言うと、回転半径を少しでも小さくするため
姿勢をまっすぐにして軸を一直線にしている。
んーん ・・・ すばらしい !!

 テニスに話を戻すと、
ワイパースウィングの支点位置を、肘から前腕部に移すことにより
ボールの飛距離を調整することと
スピードアップをすることができる。

 一石二鳥の大もうけということである !!
技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 19:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

今日はお休み

 今日はお休み
家でごろごろ、ギター鳴らして、歌うたって 音符
昨日が雨で、レッスンしてないから
最初から声が出る 音符
クラスの皆さんすいません。
テニスの神様、ご勘弁を  ごめんなさい


 午後になって雨が上がったので、庭に出てみる。
ちっちゃな庭に、ちっちゃなアジサイが咲いていた。
『紅あじさい』 というのだそうだ。

紅あじさい


 しかし、私としては花より団子 ケーキ

 今年こそ、柿がなりそうだ!!

柿、現在2cm

 去年も実はなったのだが、2個だけだった ・・・
今年は10倍はいけそうだ。

 明日は晴れそうなので、印西のクラブに行く ラケット赤

 実は、クラブにも柿を4本植えたので楽しみ にっこり




日記 | 投稿者 松原コーチ 17:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

スイカを忘れた

 スイカを忘れた。
スーパーで1980円で売っているやつではない。
あの電車に、タダで乗れるやつ。
新宿まで、(社)日本テニス事業協会の会議だ。
東戸塚駅で改札に入ろうとして、気がついた。
急いで切符売り場へ。
珍しく、時間に余裕を持って出てきたので助かった。

 そのまま、新宿から千葉ニュータウンへ向かう。
途中乗り換えるたびに切符を買わねばならない。
ほんとに便利な世の中で
なくなるとつくづく ・・・  とほほ !!!
スイカ1枚でずいぶん楽をしていた。

 前回の会議は現金を忘れて、スイカだけ持っていた。
駅構内のコンビニでおにぎり。
スイカでお昼。
スイカだけのほうが便利かもしれない。
なんか文章だけ読んだら、おなかが水ぶくれになった様な気がした。

 忘れ物なしで出かけるというのはなかなかにむずかしい。
そういえば、このブログも、
1回で決まることはめずらしい。
UPしてから、五時、良い間違い、滴らず。
何度も編集しなおす。

 忘れ物をしない人っていうのは、どうできているのだろう。

おまえだ

 そういえば、スイカ。
横浜駅で切符を買ってる間に、横須賀線行っちゃった。

 前回の会議は現金を忘れて、スイカだけ持っていた。
家へ帰ったら、あの日のスーツのズボン
相変わらず、スイカだけ持っていた。


日記 | 投稿者 松原コーチ 11:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

トップスピンをかけるほどアウトする

 トップスピンをかければかけるほどアウトする。
そんなわけないだろうと思うあなたはまともな神経の持ち主です。
そういえばそうだなと思い当たる節のあるあなた
あなたはまじめなトップスピナーです。

 またまた、2人見つけてしまいました。
1人はジュニア、中学1年の男の子。
1年前は入っていたのが、少しアウトするようになってきたのです。
2人目はクラブの会員さん、かなりスピン量の多い人です。

 トップスピンをかけて振り切ったのにアウトする。
どうします?
もっとスピンをかけて打つ (もうちょっと下から打つわけです)
ラケット面は垂直。
今度こそ入るはず。
「 アウト !! 」

 同じ打ち上げ角度なら今度こそ入ったはずです。
実は、この 『同じ打ち上げ角度』 なら、というのがくせものなのです。
そうなんです、同じ打ち上げ角度ではなかったのです。
前回より下から打つことにより、上へ飛んじゃったというのが真相です。
上への角度と、スピン量のいたちごっこ!!

 最後に、かすれきると、前に飛ぶ力が足りなくなって入ります。
でも、そればかりでは何のためのトップスピンかわからなくなっちゃいます。

 威力と安全の両立には、『もっと下に打ちましょう。』
もしかしたら左肩の上にフィニッシュしていませんか?
プロの写真を見ますと、フィニッシュは左の腰から胸の横の間あたりになっていますよね。

J.アリアス1982

ここへ振り切ることによりスウィングが少し下向きになり
上にふっ飛ばなくなるということです。

 もう少したどって、このフィニッシュを実現させるコツを考えて見ますと
ワイパースウィングにたどり着きます。
つまり、右下から上に上がってボールを捉え、左下にラケットを振りきるということです。
たとえ低い打点であっても有効です。ワイパーの支点を下げればいいのです。

 コツを追加すると
右から左に、遠目から近めに、インサイドアウトじゃなく、アウトサイドイン。
ラケットと腕を引っ張り込んじゃうといいです。

 ところでこの写真、誰だ?
30年近く前、私がコーチ駆け出しのころ、雑誌スマッシュの切り抜き。
1982年、ジャパンオープンの優勝者、『ジミー アリアス』 です。
当時18歳、私の一番好きなプレーヤーです。

 世界のトッププロはこんなころから、やってたんです。
身体の向きは足元のベースラインを見ればわかりますよね。
ラケットはウィルソンのジャック クレーマー プロ・・・
・・・が思い出せない。
もちろん木です。


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 10:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

両手バックでストレートに打つには-2

 sk さんから癖球につきコメントしてもらいました。
クロスはコートの外に曲がっていくのに
ストレートは癖玉になるという話についてです。

 sk さんのコメントより
マイク説明不足ですみません。
癖球というのは、右に回転がかかったような球で、
バウンドが少し右に曲がり、コートの内側に行くので、
ストレートで逆を突いたつもりでも、相手の拾いやすい方に行ってしまいます。
クロスだとそのまま外に行くので強いのですが、両手バックはこういうものでしょうか?

 私の説明
スマイル私のアドバイス、ラケットヘッドを落とし、身体を横向き、引きつけて打つ。
というのを実行したわけですから、打点が低ければ当然そうなります。
ラケットヘッドが落ちることにより、ボールの左寄りを捕らえ、サイドスピンがかかります。
ですから、右に食い込んでいくわけです。

 その理屈でいくと、高い打点ならラケットヘッドが上がり
ボールの右側を捉えることになります。
もちろん、ラケットヘッドだけを上げても同じことです。
そうすれば、右に曲がらないボールになると思います。

 ダウンザラインにエース狙いをするのはチャンスボール(少しは高い打点)でしょうし
低い打点のパスの場合は右に曲がるほうがブーメランスネークになり有利です。
クロスとの見分けがつきにくいというメリットもあります。
高い打点のパスは、球質がどうでも抜けます。

 低い打点からのストレートですが
少しくらい右に曲がっても入らないよりはましです。
また、クロスと同じ形で打つことで、不意をつくことができます。
ひょろっと左に曲がるより、右に曲がるボールでも、思い切って鋭く打てたほうが
かえって有利かも知れませんよ。

 また文章が長くなってしまった!!   反省 ラケット&ボール
技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 12:11 | コメント(1)| トラックバック(0)

サーブのテイクバック

 ためにならないブログ さんで私の事を紹介していただいた。

 サーブのテイクバックについてだ。
世話になっている人に紹介された以上、少しは ためになるブログ を書かねばならない。

 さて、サーブのテイクバックは
昔は後ろから、大きくワインドアップして行っていた。
サンプラスの頃は、身体の前のほうから挙げていた。
最近のプロは、最初から高めにセットするようになった。

 ためブロさんが印西のクラブに遊びに来た時に
その話しをして、一緒に練習した。
プロのサーブの腕使いは、上腕をひねる、内旋、外旋の動きがメインですよ。
だから最近のプロは、前にセットするだけなんですという話。
ここで内旋というのは、腕相撲で相手をねじ伏せる時の
腕の使い方と考えてもらうといいかもしれません。

 5月21日に出した写真ですがもう一度、スジガネ君に登場してもらいます。
彼のテイクバック。

構え

 ここからトスを上げながら腕が後ろに落ちていきます。  (この落ちる動作が外旋)
この動作を正確にやるには、テイクバックを前から行った方がよく。
勢いよくする必要はないので、テイクバックは単純に手を胸の辺りセットするだけ。
というのが、現在のプロの主流だという事です。

 スジガネ君は肩を少し痛めたため
もう少し前のセットポジションで腕を止めていられなかったんです。
現在治療法につき、彼と相談中です。
生身の人間はもう少し前にセットします。
いま、全仏をやっていますから、プロの構え方をテレビで見てください。

 勢いよくする必要はない (勢いよくしちゃいけない) 話しはまたいずれ。


 
技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 07:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

両手バックでストレートに打つには

sk さんからコメントをいただいた。

その中で (前半、省略)

マイクしかしクロスに打つ分には(外側にきれて)良いのですが、
ストレートに打つときはどうもボールが順回転ではなく、
癖球のようなバウンドになってしまい
回転でプレッシャーをかけれてない気がするのが今の自分の問題点です・・・。


それに対して、松原が思ったのは
スマイル癖玉というのがどんなものなのか、はっきりしないので
答えになっていないかもしれませんが。

 男子トッププロの打ち方を観察しますと
プロはストレートを打つのに、しっかり横向きを作って
クロスに打つのと同様に打ちます。

 フォアハンドにおいて、まず、クロスをしっかり打てるようにしておいて
そこから、ラケットヘッドを遅らせ、上体の向きを開いて、逆クロス!!
というのと逆です。

 むしろ、ストレートに打てるように
しっかり横向きに構えておいて、ストレートにはそのまま打ち
クロスに打つ時は、そこから、横向きの窮屈さを我慢しながら
小さく、鋭く、というような感じです。

 かっこいいい方をしますと。

   『フォアハンドはクロスが基軸ショット』
   『バックの両手打ちはストレートが基軸ショット』

という風になりますか。

 例の癖玉というのが気になってます。
skさん、ぜひ、具体的に教えてください。



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 15:42 | コメント(1)| トラックバック(0)