2011年06月30日
片手バックの人の構え
バックを片手で打つ人のリターンの構え方の話だ。
昨日は暑かった。
テニスコーチは暑いなんて言っちゃいけない
といつも若者たちに言っているのだが・・・
そんなわけで、印西のクラブ
パラソルの下でリゾートしていた。
会員さんたちとおしゃべりの中で
女性会員のNさんから質問をいただいた。
フォアハンドのリターンが苦手なんだけど、どうしたらいいか?
というお話。
バックは片手打ちで、スライスのリターンダッシュなど、バッチリの方。
フォアにしても、『うちのクラブにはすごい女性が何人もいる』 うちのお一人。
打てるとか打てないとか言うレベルではない。
普段の得意なフォアに比べて、リターンだとちょっと、というお話。
しかし持ち時間の少ないリターンのちょっとは実戦での大問題。
さて、構え方を聞いてみると
フォアとバック、中間のグリップで構えており、どちらにも持ち替えている。
これだと思い、アドバイス。
「どちらか一方向にしか持ち替えないようにしましょう」
バックは、持ち替えながらテイクバック
それからヒットで、どう見ても困っていない。
じゃあ
『フォアハンドのグリップで』
『手首の角度もフォアのインパクトと同じで』
構えるといい。
そうすれば、サーブがフォアに来たら、引いて打つだけ。
構えが正しいなら、エラーするはずが無いと説明した。
バックの時はどうせ持ち替えるわけで
少し替えても、いっぱい替えても、どうせ1回。
特にスライスを使うなら、時間の余裕もあり、問題なし。
実はこのやり方、私自身のプレーと同じ。
ただ私の場合は、バックのリターンで
トップスピン系で打つことが多いのがちょっと違うところ。
トップスピンのほうがスライスより打点が前で、時間が無い上に
振るのも一手間余計にかかるのだ。
それでも、バックは何とかなるので大丈夫。
Nさんもまだ慣れなくてと言いつつ、それなりにこなしているようだった。
さて、今回は私の好みを押し付けてしまったが、もちろん逆もある。
バックで構えておき、フォアに来たら持ち替える。
バックが苦手だが、フォアはいつでもおいでの方にお勧め。
ただこちらのほうが少し難易度が高いと思う。
というのは
バックは左手をラケットに添えて引くことが出来るが
フォアは片手になるタイミングがかなり早いからだ。
ついついフォアをスライスで返すことになりがちなのでご注意を。
昨日は暑かった。
テニスコーチは暑いなんて言っちゃいけない
といつも若者たちに言っているのだが・・・
そんなわけで、印西のクラブ
パラソルの下でリゾートしていた。
会員さんたちとおしゃべりの中で
女性会員のNさんから質問をいただいた。
フォアハンドのリターンが苦手なんだけど、どうしたらいいか?
というお話。
バックは片手打ちで、スライスのリターンダッシュなど、バッチリの方。
フォアにしても、『うちのクラブにはすごい女性が何人もいる』 うちのお一人。
打てるとか打てないとか言うレベルではない。
普段の得意なフォアに比べて、リターンだとちょっと、というお話。
しかし持ち時間の少ないリターンのちょっとは実戦での大問題。
さて、構え方を聞いてみると
フォアとバック、中間のグリップで構えており、どちらにも持ち替えている。
これだと思い、アドバイス。
「どちらか一方向にしか持ち替えないようにしましょう」
バックは、持ち替えながらテイクバック
それからヒットで、どう見ても困っていない。
じゃあ
『フォアハンドのグリップで』
『手首の角度もフォアのインパクトと同じで』
構えるといい。
そうすれば、サーブがフォアに来たら、引いて打つだけ。
構えが正しいなら、エラーするはずが無いと説明した。
バックの時はどうせ持ち替えるわけで
少し替えても、いっぱい替えても、どうせ1回。
特にスライスを使うなら、時間の余裕もあり、問題なし。
実はこのやり方、私自身のプレーと同じ。
ただ私の場合は、バックのリターンで
トップスピン系で打つことが多いのがちょっと違うところ。
トップスピンのほうがスライスより打点が前で、時間が無い上に
振るのも一手間余計にかかるのだ。
それでも、バックは何とかなるので大丈夫。
Nさんもまだ慣れなくてと言いつつ、それなりにこなしているようだった。
さて、今回は私の好みを押し付けてしまったが、もちろん逆もある。
バックで構えておき、フォアに来たら持ち替える。
バックが苦手だが、フォアはいつでもおいでの方にお勧め。
ただこちらのほうが少し難易度が高いと思う。
というのは
バックは左手をラケットに添えて引くことが出来るが
フォアは片手になるタイミングがかなり早いからだ。
ついついフォアをスライスで返すことになりがちなのでご注意を。
2011年06月29日
スライス突然の変調
『いわし頭』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは!
是非、教えていただきたことがあります。今回は、突然の不調(スランプ)についてです。
いつもと同じようにやっているつもりなのに、バックハンドスライスがおかしくなる時がまれにあります。妙に球が浮いてアウトが多くなったり、中ほどより低い位置にネットしたり、全く入る気がしなくなる。
自分としては、得意(と思っている)ショットが突然そんな風になって、戸惑うのですが、その週末はそのままとか・・・。バックハンドスライスに限らず、皆さん、そんなことはないでしょうか?
多分、イップスとは違うと思うのですが。またもや雲をつかむような質問ですが、お考えをいただけると有難いです。
投稿者 いわし頭 2011/06/28 16:26
私の答えです。
あなたは1本目から思い切って打てますか?
という話に似ていますね。
スウィングそのものに微妙な要素があって、調節が必要な打ち方をしていると
お日柄とか、相手ボールのテンポなどにより
調子が大きく変わる、ということが起きてしまうのではないでしょうか。
特にテイクバックの仕方です。
インパクトで当然のように正確な面が出てくるという打ち方であれば
2週間ぶりのテニスであろうと、仏滅であろうと
何の心配も無くテニスができると思います。
もちろん、日によって調子が大きく変わるということも無いはずです。
バックハンドのスライスでいえば
手首の形をスライスにして(インパクトの形にして)
凹型の弧を描いてテイクバックしていく
そのままの形で、凹型に振り出してインパクト。
であれば、大きく狂うと言うことは考えにくいはずです。
バックハンドスライスに限りません。
どのショットでも単純な易しい打ち方にしておかないと
調子の波が出てしまいます。
どのショットでも、大抵テイクバックです。
さて、よく先週はできたのに、今週はできなかったり
練習ではうまいのに、試合でびびってできなかったりすると
精神面のせいにする人が出てきます。
さっきまでうまかったのに、突然という事で
そう考えても不思議ではないのですが
たいていはそんな高級な話ではありません。
お祓いをしたり、ストリングを見つめたりするよりも、まずショットを簡単にしましょう。
ちゃんと構え、ちゃんと引けば、大きく狂うはずはないのです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは!
是非、教えていただきたことがあります。今回は、突然の不調(スランプ)についてです。
いつもと同じようにやっているつもりなのに、バックハンドスライスがおかしくなる時がまれにあります。妙に球が浮いてアウトが多くなったり、中ほどより低い位置にネットしたり、全く入る気がしなくなる。
自分としては、得意(と思っている)ショットが突然そんな風になって、戸惑うのですが、その週末はそのままとか・・・。バックハンドスライスに限らず、皆さん、そんなことはないでしょうか?
多分、イップスとは違うと思うのですが。またもや雲をつかむような質問ですが、お考えをいただけると有難いです。
投稿者 いわし頭 2011/06/28 16:26
私の答えです。
あなたは1本目から思い切って打てますか?
という話に似ていますね。
スウィングそのものに微妙な要素があって、調節が必要な打ち方をしていると
お日柄とか、相手ボールのテンポなどにより
調子が大きく変わる、ということが起きてしまうのではないでしょうか。
特にテイクバックの仕方です。
インパクトで当然のように正確な面が出てくるという打ち方であれば
2週間ぶりのテニスであろうと、仏滅であろうと
何の心配も無くテニスができると思います。
もちろん、日によって調子が大きく変わるということも無いはずです。
バックハンドのスライスでいえば
手首の形をスライスにして(インパクトの形にして)
凹型の弧を描いてテイクバックしていく
そのままの形で、凹型に振り出してインパクト。
であれば、大きく狂うと言うことは考えにくいはずです。
バックハンドスライスに限りません。
どのショットでも単純な易しい打ち方にしておかないと
調子の波が出てしまいます。
どのショットでも、大抵テイクバックです。
さて、よく先週はできたのに、今週はできなかったり
練習ではうまいのに、試合でびびってできなかったりすると
精神面のせいにする人が出てきます。
さっきまでうまかったのに、突然という事で
そう考えても不思議ではないのですが
たいていはそんな高級な話ではありません。
お祓いをしたり、ストリングを見つめたりするよりも、まずショットを簡単にしましょう。
ちゃんと構え、ちゃんと引けば、大きく狂うはずはないのです。
2011年06月28日
サーブは左足着地で
『カムカム』 さんから質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも大変参考させて頂いています。
グランドストロークの回転運動とスタンスの関係は理解できました。
サーブについてですが、最近プロの選手で多いのが、左足でジャンプして左足で着地するパターン、この場合右足を蹴り上げて回転の力にしているのをよく見ます。それとプロではあまり見ませんが、左足を軸にして回転してそのまま右足を前に送って右足着地で終わるパターン。
この2つの腰を回転させる方法のそれぞれのメリット、デメリットを教えて頂けますか。
投稿者 カムカム 2011/06/26 20:39
私の答えです
左足でジャンプして左足で着地というのは、プロの普通の打ち方ですね。
40年位前までは、右足着地が多かったと思います。
45年くらい前でしょうか、USAに
アーサー・アッシュとスタン・スミスという人達が出てきて
左足着地でスムーズなネットダッシュをするようになり
それ以後これが標準になったように思います。
ジャンピングサーブで右腕と右足を同時に前に出すと
身体が前に向いていく動きが止まらなくなります。
私も右足着地の頃は
右肩から転びそうになるのをいちど立て直してから
ネットダッシュをしていた思い出があります。
右腕を前に出さなければサーブになりませんので
これはやめるわけにいかないわけで
残る方法、右足を引くようになったのです。
そうすれば当然、左足着地になります。
最近のプロは、じゃなくて、ずいぶん昔からですよ。
さて、最初、右足着地だったのに、左足着地に直してから
さらに強くなった選手に
有名なところで、マルチナ・ナブラチロワがいます。
先日、伊達さんが40歳で勝った話題のウィンブルドンの女子シングルス
最年長勝利記録、47歳がこの人です。
もっとも彼女はサウスポーですので右足踏み切り、右足着地ですが。
有名じゃないところでは、松原コーチがいます。
直してから、凄く安定した覚えがあります。
そんなわけで、プロじゃなくても
ジャンプしてサーブをするのでしたら、左足着地にすべきです。
右足着地は力が入りにくいですし、
バランスが取りにくく、コントロールが難しい。
ちょっとうまい選手でやっている人はほとんどいないと思います。
右足着地には、何のメリットもないと思います。
以下がそのコメントの全文です。
いつも大変参考させて頂いています。
グランドストロークの回転運動とスタンスの関係は理解できました。
サーブについてですが、最近プロの選手で多いのが、左足でジャンプして左足で着地するパターン、この場合右足を蹴り上げて回転の力にしているのをよく見ます。それとプロではあまり見ませんが、左足を軸にして回転してそのまま右足を前に送って右足着地で終わるパターン。
この2つの腰を回転させる方法のそれぞれのメリット、デメリットを教えて頂けますか。
投稿者 カムカム 2011/06/26 20:39
私の答えです
左足でジャンプして左足で着地というのは、プロの普通の打ち方ですね。
40年位前までは、右足着地が多かったと思います。
45年くらい前でしょうか、USAに
アーサー・アッシュとスタン・スミスという人達が出てきて
左足着地でスムーズなネットダッシュをするようになり
それ以後これが標準になったように思います。
ジャンピングサーブで右腕と右足を同時に前に出すと
身体が前に向いていく動きが止まらなくなります。
私も右足着地の頃は
右肩から転びそうになるのをいちど立て直してから
ネットダッシュをしていた思い出があります。
右腕を前に出さなければサーブになりませんので
これはやめるわけにいかないわけで
残る方法、右足を引くようになったのです。
そうすれば当然、左足着地になります。
最近のプロは、じゃなくて、ずいぶん昔からですよ。
さて、最初、右足着地だったのに、左足着地に直してから
さらに強くなった選手に
有名なところで、マルチナ・ナブラチロワがいます。
先日、伊達さんが40歳で勝った話題のウィンブルドンの女子シングルス
最年長勝利記録、47歳がこの人です。
もっとも彼女はサウスポーですので右足踏み切り、右足着地ですが。
有名じゃないところでは、松原コーチがいます。
直してから、凄く安定した覚えがあります。
そんなわけで、プロじゃなくても
ジャンプしてサーブをするのでしたら、左足着地にすべきです。
右足着地は力が入りにくいですし、
バランスが取りにくく、コントロールが難しい。
ちょっとうまい選手でやっている人はほとんどいないと思います。
右足着地には、何のメリットもないと思います。
2011年06月27日
伊達さんのすごいところ
『光太朗』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原さま
いつもお世話になっております。
お蔭様で私のなんちゃってスライスサーブは
ファーストにセカンドにと重宝しております。
昨日の伊達さんの試合凄かったですね!
私は伊達さんと同じ歳(知り合いではありませんが)なので
すばらしい事だと思います。
しかし、その結果を満足とせず悔しい顔をして去る姿が
またまた痺れました。
そこで質問です。
伊達さんのプレーの何処が一番すばらしいと思われますか?
当然全てと言う答えがベストなのでしょうが
その中でも特筆すべき点などありましたら
教えて頂けないでしょうか?
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
素人目には、やはりライジングショットなのかなぁと思ってます。
投稿者 光太朗 2011/06/23 23:12
私の答えです。
ライジングショットです。
そして、40歳にしてあの元気。
もちろんそうなのですが、それくらいなら誰でも思いますし
やろうとはしてるんです。
40歳はともかくとして、伊達さんの何がすごいのかというと
「相手より速いテンポで返球して、追い詰める」
という主題を、一切妥協することなく追い求め
技術面でも戦術面でも、練習でも試合でも、徹底して実行していることです。
誰にこうしろと言われたわけでもないやり方で自分流を貫いている。
技術的にはフォアハンドもバックハンドも
ライジングを打つ打ち方に完璧に特化しています。
普通のプロより早目というのではなく、極端に早い、まったく別物なのです。
たぶんどんなコーチも教えなかった打ち方だし、通常はありえない。
普通と違うやり方をするのは勇気のいることで
たいていは、コーチの言うことを聞いて、標準的なフォームになりがちなのです。
実は変わったことや、自己流のへんなことをやって道を切り開くのは
たいていが男の役目。
スクールでもコーチの言うことを聞かないで変なショットを打つのは男の子。
女の子はいい子が多くて、コーチの教えたとおりのテニスをするのが普通。
女性を蔑視するつもりは無いのですが、これが一般的な傾向。
伊達さんて、女の子でしたよね。
あのライジング・テニス、ボルグのトップスピン革命と同じくらいすごいと思います。
そして何度も言うけれど、それに特化し、貫き通していること。
以下がそのコメントの全文です。
松原さま
いつもお世話になっております。
お蔭様で私のなんちゃってスライスサーブは
ファーストにセカンドにと重宝しております。
昨日の伊達さんの試合凄かったですね!
私は伊達さんと同じ歳(知り合いではありませんが)なので
すばらしい事だと思います。
しかし、その結果を満足とせず悔しい顔をして去る姿が
またまた痺れました。
そこで質問です。
伊達さんのプレーの何処が一番すばらしいと思われますか?
当然全てと言う答えがベストなのでしょうが
その中でも特筆すべき点などありましたら
教えて頂けないでしょうか?
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
素人目には、やはりライジングショットなのかなぁと思ってます。
投稿者 光太朗 2011/06/23 23:12
私の答えです。
ライジングショットです。
そして、40歳にしてあの元気。
もちろんそうなのですが、それくらいなら誰でも思いますし
やろうとはしてるんです。
40歳はともかくとして、伊達さんの何がすごいのかというと
「相手より速いテンポで返球して、追い詰める」
という主題を、一切妥協することなく追い求め
技術面でも戦術面でも、練習でも試合でも、徹底して実行していることです。
誰にこうしろと言われたわけでもないやり方で自分流を貫いている。
技術的にはフォアハンドもバックハンドも
ライジングを打つ打ち方に完璧に特化しています。
普通のプロより早目というのではなく、極端に早い、まったく別物なのです。
たぶんどんなコーチも教えなかった打ち方だし、通常はありえない。
普通と違うやり方をするのは勇気のいることで
たいていは、コーチの言うことを聞いて、標準的なフォームになりがちなのです。
実は変わったことや、自己流のへんなことをやって道を切り開くのは
たいていが男の役目。
スクールでもコーチの言うことを聞かないで変なショットを打つのは男の子。
女の子はいい子が多くて、コーチの教えたとおりのテニスをするのが普通。
女性を蔑視するつもりは無いのですが、これが一般的な傾向。
伊達さんて、女の子でしたよね。
あのライジング・テニス、ボルグのトップスピン革命と同じくらいすごいと思います。
そして何度も言うけれど、それに特化し、貫き通していること。
2011年06月26日
フォアのイップス対策
『しろくま』 さんから質問をいただきました。
フォアハンドでイップスだそうです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんは。梅雨だというのに30度超え、
白クマは夏バテ気味です。
東戸塚スクールのゴーヤも花を咲かし始めましたね。
第2の故郷が沖縄。ゴーヤチャンプルーはお任せください(笑)
ところで突然の質問で申し訳ありませんが、
フォアアンドストローク、イップスに悩む人にとって、
改善の糸口はどこから見出せばいいんでしょうね・・・。
投稿者 しろくま 2011/06/26 20:35
私の答えです。
季節柄、『しろくま』 さんには苦労が絶えないようですね。
イップスというのは、そのショットを打つのに自信がない為
極度に緊張して、腕がこわばったりする状態だと思います。
なぜこわばるのかというと
言い換えると、こわばっちゃいけないのかというと
微妙な調整があるからだと思います。
手首の力を抜いて、インパクトで力を入れる。
打点に向かって、微妙に被せる動きがある、等です。
乱暴な答えをいいます。
「こわばらしちゃいましょう」
力みを抜かなければという心が、筋肉を硬くし、悪循環に入ります。
最初から力みましょう。
ただし、調節するには微妙なリラックスが必要です。
だから、調節もやめましょう。
リラックスしなくても、一向にかまいません。
入るはずの面を作っておいて、そのまま出すだけの打ち方にしましょう。
スウィングもシンプルに、必要最小限の小さめにします。
そして力む。
いくらでも、ボールは入ります。
そしたら、自信が出てきて、リラックスできるようになります。
私自身も昔、フォアハンドは極度なイップスでした。
今の打ち方に変えてから直りました。
大丈夫、思い切ってやってみてください。
OKになったら、ご褒美に、ゴーヤを1山差し上げます。
どうしても出来ないようでしたら、最後の手段
その時は、お宅のスクールの校長に、プライベートレッスンの申し込みをしてください。
フォアハンドでイップスだそうです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんは。梅雨だというのに30度超え、
白クマは夏バテ気味です。
東戸塚スクールのゴーヤも花を咲かし始めましたね。
第2の故郷が沖縄。ゴーヤチャンプルーはお任せください(笑)
ところで突然の質問で申し訳ありませんが、
フォアアンドストローク、イップスに悩む人にとって、
改善の糸口はどこから見出せばいいんでしょうね・・・。
投稿者 しろくま 2011/06/26 20:35
私の答えです。
季節柄、『しろくま』 さんには苦労が絶えないようですね。
イップスというのは、そのショットを打つのに自信がない為
極度に緊張して、腕がこわばったりする状態だと思います。
なぜこわばるのかというと
言い換えると、こわばっちゃいけないのかというと
微妙な調整があるからだと思います。
手首の力を抜いて、インパクトで力を入れる。
打点に向かって、微妙に被せる動きがある、等です。
乱暴な答えをいいます。
「こわばらしちゃいましょう」
力みを抜かなければという心が、筋肉を硬くし、悪循環に入ります。
最初から力みましょう。
ただし、調節するには微妙なリラックスが必要です。
だから、調節もやめましょう。
リラックスしなくても、一向にかまいません。
入るはずの面を作っておいて、そのまま出すだけの打ち方にしましょう。
スウィングもシンプルに、必要最小限の小さめにします。
そして力む。
いくらでも、ボールは入ります。
そしたら、自信が出てきて、リラックスできるようになります。
私自身も昔、フォアハンドは極度なイップスでした。
今の打ち方に変えてから直りました。
大丈夫、思い切ってやってみてください。
OKになったら、ご褒美に、ゴーヤを1山差し上げます。
どうしても出来ないようでしたら、最後の手段
その時は、お宅のスクールの校長に、プライベートレッスンの申し込みをしてください。
2011年06月25日
ストリングの太さ
『翡翠』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメント、2つ目の質問部分です。
・・・・ 前半省略 ・・・・ もう一つ、質問と呼べる物ではないのですが・・・
細いガットをきつく張るのと、太いガットを緩く張るのは打った時に何か違いはありますか?
反発力はあまり変わらないと思うのですが・・・
というよりそもそも、細いガットをきつく張る意味はあるのでしょうか?
きつく張ることで、細いガットの良さを消してしまっているように思うのですが・・・
とてもくだらないことですが、部内で話題に挙がったので質問させていただきたく・・・
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
投稿者 翡翠 2011/06/20 22:38
私の答えです。
物理学の妙味、面白い質問です。
ギターを弾いたことありますか?
音楽だった。
そうそう、ぜんぜん関係ないのだけれどこの私のカポ(洗濯ばさみみたいな)
先日、Maltさんが、5月19日の『ためにならないブログ』 で紹介していたのと同じだった。
またまた、お友達になってしまった。
そうゆう話の場合じゃなかった。
さて、ギターだが、細いのから太いのまで、6本の玄が並んでいます。
どの玄も、押してたわむ量は大して違いません。
でも音の高さはずいぶん違います。
細いのはキーン 太いのはボーン
振動数の違い、つまり玄の動く速度が違うのです。
この音の高さはラケット面でも同じ、打球音はかなり違うでしょう。
そして手に伝わってくる振動、つまり打球感がかなり違うはずです。
その感触がボワーンが好きなのか? カキーンが好きなのか?
細いストリングスを硬めに張れば、最高音で、玉離れのいい感じ。
太いストリングスを緩めに張れば、重低音で、くっつきの極致。
ボールがラケット面にまとわりついてくれないとコントロールできない人もいますし
はじいてくれないと困る人もいるのです。
打球時、同じように3cmストリング面がへっこむとすると (いい加減な数字ですが)
スウィングスピードの速い人は固い張りでも3cmを感じるし
遅い人はゆるい張りで3cmを感じるのです。
(だからなんだ? と言われても)
はじきのいいのが好きで、スウィングスピードの早い人は
細目を硬く張らなければなりません。
そんなわけで、一般にハードヒッターは固め、テクニシャンは緩めといいますが
時々当てはまらない人もいて奥が深い世界です。
だから自分に最適な物を探すには
いろいろと、他人のを借りたりして、試してみるしかありません。
そうそう、細いほうが、反発力があるというのでしょうか、飛びますよ。
だから一般的に、女性には細目のストリングスがいいんです。
もうひとつは耐久力。
トップスピンのお兄ちゃんたちが細めのナイロンで打っていたら
30分もあれば切っちゃうでしょう。
一方、選手じゃないフラットのおねえさまたちなら1年以上もつかもしれない。
さてさて、ストリングスの薀蓄でした。
そうそう、『ガット』 と言うのは羊さんの腸のこと。
最近は牛さんからもらうので、『ナチュラル』 と呼んでいる。
もっとも多いのは、合成繊維のナイロンやポリエステル製。
これは、合成繊維を意味する、『シンセティック』 と言うのです。
そしてすべてを総称して、『ストリングス』 と言うのです。
ついでに、張ってあれば、『ストリングス』 1本だけなら、『ストリング』
以下がそのコメント、2つ目の質問部分です。
・・・・ 前半省略 ・・・・ もう一つ、質問と呼べる物ではないのですが・・・
細いガットをきつく張るのと、太いガットを緩く張るのは打った時に何か違いはありますか?
反発力はあまり変わらないと思うのですが・・・
というよりそもそも、細いガットをきつく張る意味はあるのでしょうか?
きつく張ることで、細いガットの良さを消してしまっているように思うのですが・・・
とてもくだらないことですが、部内で話題に挙がったので質問させていただきたく・・・
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
投稿者 翡翠 2011/06/20 22:38
私の答えです。
物理学の妙味、面白い質問です。
ギターを弾いたことありますか?
音楽だった。
そうそう、ぜんぜん関係ないのだけれどこの私のカポ(洗濯ばさみみたいな)
先日、Maltさんが、5月19日の『ためにならないブログ』 で紹介していたのと同じだった。
またまた、お友達になってしまった。
そうゆう話の場合じゃなかった。
さて、ギターだが、細いのから太いのまで、6本の玄が並んでいます。
どの玄も、押してたわむ量は大して違いません。
でも音の高さはずいぶん違います。
細いのはキーン 太いのはボーン
振動数の違い、つまり玄の動く速度が違うのです。
この音の高さはラケット面でも同じ、打球音はかなり違うでしょう。
そして手に伝わってくる振動、つまり打球感がかなり違うはずです。
その感触がボワーンが好きなのか? カキーンが好きなのか?
細いストリングスを硬めに張れば、最高音で、玉離れのいい感じ。
太いストリングスを緩めに張れば、重低音で、くっつきの極致。
ボールがラケット面にまとわりついてくれないとコントロールできない人もいますし
はじいてくれないと困る人もいるのです。
打球時、同じように3cmストリング面がへっこむとすると (いい加減な数字ですが)
スウィングスピードの速い人は固い張りでも3cmを感じるし
遅い人はゆるい張りで3cmを感じるのです。
(だからなんだ? と言われても)
はじきのいいのが好きで、スウィングスピードの早い人は
細目を硬く張らなければなりません。
そんなわけで、一般にハードヒッターは固め、テクニシャンは緩めといいますが
時々当てはまらない人もいて奥が深い世界です。
だから自分に最適な物を探すには
いろいろと、他人のを借りたりして、試してみるしかありません。
そうそう、細いほうが、反発力があるというのでしょうか、飛びますよ。
だから一般的に、女性には細目のストリングスがいいんです。
もうひとつは耐久力。
トップスピンのお兄ちゃんたちが細めのナイロンで打っていたら
30分もあれば切っちゃうでしょう。
一方、選手じゃないフラットのおねえさまたちなら1年以上もつかもしれない。
さてさて、ストリングスの薀蓄でした。
そうそう、『ガット』 と言うのは羊さんの腸のこと。
最近は牛さんからもらうので、『ナチュラル』 と呼んでいる。
もっとも多いのは、合成繊維のナイロンやポリエステル製。
これは、合成繊維を意味する、『シンセティック』 と言うのです。
そしてすべてを総称して、『ストリングス』 と言うのです。
ついでに、張ってあれば、『ストリングス』 1本だけなら、『ストリング』
2011年06月24日
スクエアーか? オープンか?
『翡翠』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメント、1つ目の質問部分です。
・・・・ 前半省略 ・・・・
フォアハンドストロークのスタンスについて質問です。
自分はいつもオープンスタンスで打ちます。無意識のうちに、トップスピンをかけるためにそうしているようなのですが・・・
先輩には、オープンスタンスだとボールにパワーが伝わりにくいので、クローズドスタンスに変えた方がいいと言われました。
確かに、他の女子の先輩を見ても、オープンスタンスで打っている人はいませんでした。
一度直そうと試みたのですが、うまくいきません。
クローズドスタンスに変えた方がいいでしょうか?
・・・・ 後半省略 ・・・・
投稿者 翡翠 2011/06/20 22:38
私の答えです。
「他の女子の先輩を見ても、オープンスタンスで打っている人がいない」 のは
皆さん、スクエアーでテニスをはじめ
その後、オープンスタンスを習ってないからでしょう。
さて、打球方向へ、前後の体重移動や
前後の位置あわせのためには
スクエアーなスタンスが便利です。
スクエアーというのは打球方向に踏み込んだ形。
クローズドというと、フォア側に走らされた時に右足をフォア側に踏み込んだ形を言います。
たぶん、『翡翠』 さんが聞きたいのはオープンとスクエアーの比較だと思います。
オープンスタンスを使わない人は走らされた場合
ステップしながら打つのに
通常、クローズドスタンスを使うと思います。
そんなわけでオープンとスクエアーの比較で行きます。
足の踏み込み方がどうであれ
腕のスウィングの基本は同じですし
打球時、上体は前向きになります。
その時に、スクエアーなスタンスだとこのように姿勢の作り方が簡単なのです。
(これは昔のテニスジャーナルの1ページです)
前後の踏ん張りで、自然に回転力が得られるのです。
その上、前後の位置調整もやりやすい。
ですから初心者はスクエアーなスタンスから始めるのです。
そして、オープンスタンスをやるとすると
スクエアーをあるていどマスターし、上体の動きなどを把握してから
オープンを始めるのです。
その時のオープンの問題点は
前後の位置調整がしにくいこと。
自分の力で上体のひねりを作り、捻り戻しで打つことになりますので
体幹の力が必要なことと
姿勢を保つのにもその力が少し余分に必要なことがあげられます。
そのかわり、前を向きやすいという利点があるのです。
男子の特にプロにとっては力関係の問題点はあまり困りませんし
オープンスタンスで前向きになりやすいのは
スウィングスピードの早い人にはものすごく大きなメリットなのです。
女子の場合は体幹部分が弱いこと、スウィングスピードが遅いことがあり
スクエアー・スタンスのほうにメリットを感じる人が多いのだと思います。
一般論を終わり、『翡翠』 さんに戻りますと
もっとスピードを出したいのであればスクエアー・スタンスを取り入れてもいいですし
現在、オープンで困っていないのであればそのままでもいいのではないでしょうか。
ちょっと無責任なようですが
最後は好き好き、自分の趣味で決めればいいのです。
以下がそのコメント、1つ目の質問部分です。
・・・・ 前半省略 ・・・・
フォアハンドストロークのスタンスについて質問です。
自分はいつもオープンスタンスで打ちます。無意識のうちに、トップスピンをかけるためにそうしているようなのですが・・・
先輩には、オープンスタンスだとボールにパワーが伝わりにくいので、クローズドスタンスに変えた方がいいと言われました。
確かに、他の女子の先輩を見ても、オープンスタンスで打っている人はいませんでした。
一度直そうと試みたのですが、うまくいきません。
クローズドスタンスに変えた方がいいでしょうか?
・・・・ 後半省略 ・・・・
投稿者 翡翠 2011/06/20 22:38
私の答えです。
「他の女子の先輩を見ても、オープンスタンスで打っている人がいない」 のは
皆さん、スクエアーでテニスをはじめ
その後、オープンスタンスを習ってないからでしょう。
さて、打球方向へ、前後の体重移動や
前後の位置あわせのためには
スクエアーなスタンスが便利です。
スクエアーというのは打球方向に踏み込んだ形。
クローズドというと、フォア側に走らされた時に右足をフォア側に踏み込んだ形を言います。
たぶん、『翡翠』 さんが聞きたいのはオープンとスクエアーの比較だと思います。
オープンスタンスを使わない人は走らされた場合
ステップしながら打つのに
通常、クローズドスタンスを使うと思います。
そんなわけでオープンとスクエアーの比較で行きます。
足の踏み込み方がどうであれ
腕のスウィングの基本は同じですし
打球時、上体は前向きになります。
その時に、スクエアーなスタンスだとこのように姿勢の作り方が簡単なのです。
(これは昔のテニスジャーナルの1ページです)
前後の踏ん張りで、自然に回転力が得られるのです。
その上、前後の位置調整もやりやすい。
ですから初心者はスクエアーなスタンスから始めるのです。
そして、オープンスタンスをやるとすると
スクエアーをあるていどマスターし、上体の動きなどを把握してから
オープンを始めるのです。
その時のオープンの問題点は
前後の位置調整がしにくいこと。
自分の力で上体のひねりを作り、捻り戻しで打つことになりますので
体幹の力が必要なことと
姿勢を保つのにもその力が少し余分に必要なことがあげられます。
そのかわり、前を向きやすいという利点があるのです。
男子の特にプロにとっては力関係の問題点はあまり困りませんし
オープンスタンスで前向きになりやすいのは
スウィングスピードの早い人にはものすごく大きなメリットなのです。
女子の場合は体幹部分が弱いこと、スウィングスピードが遅いことがあり
スクエアー・スタンスのほうにメリットを感じる人が多いのだと思います。
一般論を終わり、『翡翠』 さんに戻りますと
もっとスピードを出したいのであればスクエアー・スタンスを取り入れてもいいですし
現在、オープンで困っていないのであればそのままでもいいのではないでしょうか。
ちょっと無責任なようですが
最後は好き好き、自分の趣味で決めればいいのです。
2011年06月23日
スライスサーブの向きは
『レッド』 さんからスライスサーブの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも勉強させて頂いています。
質問です。
以前スライスサーブは内向きの面でと教えていただきました。
感じは分かってきたのですが、1つ教えてください。
インパクトでの体の向きは正面向きですか?横向きですか?
私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じか
するのですが・・・
投稿者 2011/06/20 12:18
私に答えです。
フラットサーブだと、面が正面を向きますし
打球も直進するので
インパクト時の上体の向きは正面向きになります。
その形で、面を打球方向に向かって、少し左向きにすると
面が斜めにボールに当たり
打球は斜め左前方へ、さらに左に曲がりながら飛んでいきます。
打球方向から見れば、『上体の向きは斜め横向き』 ということになります。
ここで、『レッド』 さんの質問で気になるのですが
「私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じかする」 というところ。
暑いはたぶん厚いの変換間違いだと思うのですが
横向きを残しすぎた場合
もちろん、サービスボックスに入れようとすると
より左に打たなければならないので
むしろ、「薄く当ててかすれさせなくてはならない」 のです。
そうしないと、上体の向いているほう
つまり、右に飛んでいってしまい、「フォールト」 では。
まあ、そんなわけで
インパクト時の上体の向きは、斜め横向きが標準で
ややフラット気味に (厚く) 打ちたければ、少し前向きに近くなり
うんと回転をかけて (薄く) 打ちたければ、少し横向きを残して
打てばいいのではないでしょうか。
以下がそのコメントの全文です。
いつも勉強させて頂いています。
質問です。
以前スライスサーブは内向きの面でと教えていただきました。
感じは分かってきたのですが、1つ教えてください。
インパクトでの体の向きは正面向きですか?横向きですか?
私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じか
するのですが・・・
投稿者 2011/06/20 12:18
私に答えです。
フラットサーブだと、面が正面を向きますし
打球も直進するので
インパクト時の上体の向きは正面向きになります。
その形で、面を打球方向に向かって、少し左向きにすると
面が斜めにボールに当たり
打球は斜め左前方へ、さらに左に曲がりながら飛んでいきます。
打球方向から見れば、『上体の向きは斜め横向き』 ということになります。
ここで、『レッド』 さんの質問で気になるのですが
「私は横向きを残しすぎるためか当たりが暑いような感じかする」 というところ。
暑いはたぶん厚いの変換間違いだと思うのですが
横向きを残しすぎた場合
もちろん、サービスボックスに入れようとすると
より左に打たなければならないので
むしろ、「薄く当ててかすれさせなくてはならない」 のです。
そうしないと、上体の向いているほう
つまり、右に飛んでいってしまい、「フォールト」 では。
まあ、そんなわけで
インパクト時の上体の向きは、斜め横向きが標準で
ややフラット気味に (厚く) 打ちたければ、少し前向きに近くなり
うんと回転をかけて (薄く) 打ちたければ、少し横向きを残して
打てばいいのではないでしょうか。
2011年06月22日
ピンクリボンや車や
またまた、優勝だ。
松原テニスクラブ印西の女性会員さん
松原さんをやっつけることに快感を感じている人のひとり。
水野さんが、女子テニス連盟の
ピンクリボンレディーステニス千葉県大会一般の部で優勝。
千葉県の代表として全国大会に出場することになった。
水野さんはボレーの動きがよく
私もよっぽどいいストロークを打たないとボレーで追い込まれてしまう。
こちらも必死で打つので
ますますお互いのレベルが上がる。
おかげさまで、私もちゃくちゃくと上達中なのだが
水野さんはさらに上回るペースで上達中。
このまま上り調子で、全国大会でも活躍してほしい。
(ホント、うちのクラブには強い女性がたくさんいるのだ)
(実は、先日、彼女の小1のお嬢さんにも『ころがしっこテニス』で負けたことは秘密だ)
さて、全然関係ない、私の愛車クンの話題。
印西のクラブに向かう途中、めでたく還暦を迎えた。
R16を千葉北インターから北上中、信号でふと見ると。
走行距離 99999km
昔なら、後1kmでメーターが一回りして元に戻る。
だから還暦。
八千代市勝田台の交差点で信号待ち中。
最近の車、本当は100万km走らないとゼロに戻らない。
現在6年で10万kmだから、確かに60年乗れば100万km。
後、54年だった。
54年たったら、また紹介することにしよう。
松原テニスクラブ印西の女性会員さん
松原さんをやっつけることに快感を感じている人のひとり。
水野さんが、女子テニス連盟の
ピンクリボンレディーステニス千葉県大会一般の部で優勝。
千葉県の代表として全国大会に出場することになった。
水野さんはボレーの動きがよく
私もよっぽどいいストロークを打たないとボレーで追い込まれてしまう。
こちらも必死で打つので
ますますお互いのレベルが上がる。
おかげさまで、私もちゃくちゃくと上達中なのだが
水野さんはさらに上回るペースで上達中。
このまま上り調子で、全国大会でも活躍してほしい。
(ホント、うちのクラブには強い女性がたくさんいるのだ)
(実は、先日、彼女の小1のお嬢さんにも『ころがしっこテニス』で負けたことは秘密だ)
さて、全然関係ない、私の愛車クンの話題。
印西のクラブに向かう途中、めでたく還暦を迎えた。
R16を千葉北インターから北上中、信号でふと見ると。
走行距離 99999km
昔なら、後1kmでメーターが一回りして元に戻る。
だから還暦。
八千代市勝田台の交差点で信号待ち中。
最近の車、本当は100万km走らないとゼロに戻らない。
現在6年で10万kmだから、確かに60年乗れば100万km。
後、54年だった。
54年たったら、また紹介することにしよう。
2011年06月21日
スライスロブの感覚
スライスロブについて、『うそほんと』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつもお世話になっております。
スライスロブの質問です。
スライスロブはラケットを強く止めて打つボレーに近い感覚で打つと距離感が出し易いと思いますが(正しいとして)なぜロングボレーに近い感覚では難しいのでしょうか?
なんか不思議だなと思っていたのですが。
今までほとんど練習した事がないのですが、ストロークのドロップショットは強く止めて打つ感じで強さと角度を調整して打てば良いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2011/06/18 22:38
私の答えです。
基本的にスライスの方向と距離感は
面の向きと、インパクトを迎える時の止め加減で決まります。
「スライスロブはラケットを強く止めて打つボレーに近い感覚で打つと距離感が出し易い」
というのは、かなり正しいのではないでしょうか。
(ただし、強すぎると塀を越えます)
ロングボレーですが、運んでいくという感覚ですと難しいのです。
さらに強めに止める感覚で打つといいのです。
じゃあ、短めのボレーは?
軽めに止めるのです。
ですからロブも、短めは軽く止めるし、長めはやや強めに止めるのです。
もちろん、面の向きはボレーよりも上を向きます。
止めるというとインパクトで動きが止まるように感じますが
『車は急には止まらない』 のです。
強く(打って)止めれば、大き目のフォローがついちゃいますし。
軽く(打って)止めれば、小さめのフォローになります。
このフォローを見て大きく運んでいると思ってしまう人もいるようですが
打っている人の意識は(筋肉は)ブレーキを掛けて止めつつあるのです。
ここで、(打って) というのは
強く止めようとすれば自然に強く打つからです。
意識としては止めるほうだけ意識すれば自然にそうなります。
次にドロップショットですが。
いちばん小さなロブだと思ってください。
『いちばん軽く止めて、ネットのすぐ向こうに高さ2mのロブを落とす』
ものすごく薄い当たりで、超アンダースピンをかける。
超一流選手はやります。
この打ち方は、「強く止めて打つ感じで強さと角度を調整して打てば良い」 でいけそうです。
浮き気味のボールがネットを越えた直後に勢いを失ってぽとり
しかも逆回転で止まる。
青春学園主将の手塚国光君ならネットのほうへ戻ります。
できる人はやってください。
上手くいけば1点取れます。
エナンとフェデラーはできます。
私も練習でなら、ある程度出来ます。
1点しかくれないなら、試合では出来ません。
3点くれるなら考えてもいい。
以下がそのコメントの全文です。
いつもお世話になっております。
スライスロブの質問です。
スライスロブはラケットを強く止めて打つボレーに近い感覚で打つと距離感が出し易いと思いますが(正しいとして)なぜロングボレーに近い感覚では難しいのでしょうか?
なんか不思議だなと思っていたのですが。
今までほとんど練習した事がないのですが、ストロークのドロップショットは強く止めて打つ感じで強さと角度を調整して打てば良いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2011/06/18 22:38
私の答えです。
基本的にスライスの方向と距離感は
面の向きと、インパクトを迎える時の止め加減で決まります。
「スライスロブはラケットを強く止めて打つボレーに近い感覚で打つと距離感が出し易い」
というのは、かなり正しいのではないでしょうか。
(ただし、強すぎると塀を越えます)
ロングボレーですが、運んでいくという感覚ですと難しいのです。
さらに強めに止める感覚で打つといいのです。
じゃあ、短めのボレーは?
軽めに止めるのです。
ですからロブも、短めは軽く止めるし、長めはやや強めに止めるのです。
もちろん、面の向きはボレーよりも上を向きます。
止めるというとインパクトで動きが止まるように感じますが
『車は急には止まらない』 のです。
強く(打って)止めれば、大き目のフォローがついちゃいますし。
軽く(打って)止めれば、小さめのフォローになります。
このフォローを見て大きく運んでいると思ってしまう人もいるようですが
打っている人の意識は(筋肉は)ブレーキを掛けて止めつつあるのです。
ここで、(打って) というのは
強く止めようとすれば自然に強く打つからです。
意識としては止めるほうだけ意識すれば自然にそうなります。
次にドロップショットですが。
いちばん小さなロブだと思ってください。
『いちばん軽く止めて、ネットのすぐ向こうに高さ2mのロブを落とす』
ものすごく薄い当たりで、超アンダースピンをかける。
超一流選手はやります。
この打ち方は、「強く止めて打つ感じで強さと角度を調整して打てば良い」 でいけそうです。
浮き気味のボールがネットを越えた直後に勢いを失ってぽとり
しかも逆回転で止まる。
青春学園主将の手塚国光君ならネットのほうへ戻ります。
できる人はやってください。
上手くいけば1点取れます。
エナンとフェデラーはできます。
私も練習でなら、ある程度出来ます。
1点しかくれないなら、試合では出来ません。
3点くれるなら考えてもいい。
2011年06月20日
ナダル打ちの腕
フォアハンドのナダル打ちについて、『makotasu』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
少し前のこの記事(ナダル打ちのコツ)について、簡単に質問させて下さい。
コーチの写真と説明では、ラケットを垂直にして垂直に引き上げるとありますが、腕の振りも真下から真上へ垂直に振り上げますでしょうか?それとも、やや前方に膨らんだ大きな弧を描くような感じになりますでしょうか?(それというのも、私は後者の感じにした方がフィーリングが良いのです。)
コーチが打っている時の感覚論で結構ですので、お教えいただけないでしょうか?本編で取り上げて頂かなくとも、コメントにて回答頂ければ幸いに存じます。
今回もどうぞ、よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/06/17 20:23
私の答えです。
ナダル打ちというのは、トップスピンを前提に
打点が遅れ気味になった時やスピン量を多くするためなどで
わざと打点を遅らせる時に使います。
打点が遅れたのに、ラケット面は打球方向に向けなければなりません。
だから、スウィング途中で肘を止めるように力を入れ
腕を縮めて、手とラケットを前に出します。
パワーとしてはこの肘のアクションにより
肘を支点にしたスウィングに移行して、回転半径を小さくします。
回転半径が小さくなれば、一気に加速します。
そしてインパクト辺りで、縮める動作を終え
手を右肩の上にフィニッシュします。
腕のアクションはインパクト後、上方向だと思います。
これは、クライシュテルスの動画と連続写真です。
腕を引っ張り、肘を止めるようにして、5コマ目で遅れ気味のインパクト。
その後、手の位置は、6コマ目で少し前に行っていますが、ほとんど上向きの動きです。
ラケットは前上に向かって、大きなスウィングになっていますが
手の位置はあまり前進していません。
必死に、手が前に行かないようにしながら、引っぱり上げているのです。
この引っぱりが加速の元です。
逆に、手の位置を前に大きく振り出していけば減速してしまうと思います。
コマ回しで、最後にギュンと手を引っ張るような感覚なのです。
私の手の動きの感覚は、むしろ、『後ろ上に引っ張り上げる』 意識です。
トッププロの動きを見ますとみんなそうだと思います。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
少し前のこの記事(ナダル打ちのコツ)について、簡単に質問させて下さい。
コーチの写真と説明では、ラケットを垂直にして垂直に引き上げるとありますが、腕の振りも真下から真上へ垂直に振り上げますでしょうか?それとも、やや前方に膨らんだ大きな弧を描くような感じになりますでしょうか?(それというのも、私は後者の感じにした方がフィーリングが良いのです。)
コーチが打っている時の感覚論で結構ですので、お教えいただけないでしょうか?本編で取り上げて頂かなくとも、コメントにて回答頂ければ幸いに存じます。
今回もどうぞ、よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/06/17 20:23
私の答えです。
ナダル打ちというのは、トップスピンを前提に
打点が遅れ気味になった時やスピン量を多くするためなどで
わざと打点を遅らせる時に使います。
打点が遅れたのに、ラケット面は打球方向に向けなければなりません。
だから、スウィング途中で肘を止めるように力を入れ
腕を縮めて、手とラケットを前に出します。
パワーとしてはこの肘のアクションにより
肘を支点にしたスウィングに移行して、回転半径を小さくします。
回転半径が小さくなれば、一気に加速します。
そしてインパクト辺りで、縮める動作を終え
手を右肩の上にフィニッシュします。
腕のアクションはインパクト後、上方向だと思います。
これは、クライシュテルスの動画と連続写真です。
腕を引っ張り、肘を止めるようにして、5コマ目で遅れ気味のインパクト。
その後、手の位置は、6コマ目で少し前に行っていますが、ほとんど上向きの動きです。
ラケットは前上に向かって、大きなスウィングになっていますが
手の位置はあまり前進していません。
必死に、手が前に行かないようにしながら、引っぱり上げているのです。
この引っぱりが加速の元です。
逆に、手の位置を前に大きく振り出していけば減速してしまうと思います。
コマ回しで、最後にギュンと手を引っ張るような感覚なのです。
私の手の動きの感覚は、むしろ、『後ろ上に引っ張り上げる』 意識です。
トッププロの動きを見ますとみんなそうだと思います。
2011年06月19日
振り子を振り回す極意
一昨日のブログのため
振り子というものをどうやって説明しようかと考えていたら
子供のころ学校でやっていた遊びを思い出した。
振り子を加速するコツを会得するのにちょうどいいと気がついた。
さてその遊びだが
鉛筆の上に定規を乗せ振り回すのだ。
また、ちょうどいいところに穴が開いていて、鉛筆の先にうまくはまる。
問題は
私のように熟練していればいいのだが
ちょっとでも鉛筆の先が外を向くと
定規が衛星軌道を外れて宇宙空間に飛び出し行方不明になったり
近隣にミサイルを打ち込み、友達をなくすこと。
そこで心置きなく実験に集中するため
こんなものを考えた。
釘やドライバー等を使い
絶対にすっぽ抜けないようにするのだ。
さてこれで動かしてみよう。
実験の結果わかったことは
1、 いきなり急加速しようとしても、定規がうまくついてこない。
滑らかな動き出しと加速が必要なのだ。
2、 手を小さく円運動させ、それに定規全体がついてくるようにするといい。
3、 その後、遠心力に逆らって中心に引っ張る力でどんどん加速する。
私の言葉だけではちゃんと理解するのは難しいかもしれない。
私も、いつもに比べればいい加減な説明をしている。
でも、かんな簡単な実験なのだから、ぜひやってみてほしい。
片手バックで、鬼のようなショットのスウィング。
そのスウィングの力を入れる方向やコツが
あっという間につかめるかもしれない。
この実験で手の位置、肩の位置をどう動かすかが会得できたら
フォアハンドやバックハンドで
肩の位置、動きに当てはめて、やってみればいい。
振り子というものをどうやって説明しようかと考えていたら
子供のころ学校でやっていた遊びを思い出した。
振り子を加速するコツを会得するのにちょうどいいと気がついた。
さてその遊びだが
鉛筆の上に定規を乗せ振り回すのだ。
また、ちょうどいいところに穴が開いていて、鉛筆の先にうまくはまる。
問題は
私のように熟練していればいいのだが
ちょっとでも鉛筆の先が外を向くと
定規が衛星軌道を外れて宇宙空間に飛び出し行方不明になったり
近隣にミサイルを打ち込み、友達をなくすこと。
そこで心置きなく実験に集中するため
こんなものを考えた。
釘やドライバー等を使い
絶対にすっぽ抜けないようにするのだ。
さてこれで動かしてみよう。
実験の結果わかったことは
1、 いきなり急加速しようとしても、定規がうまくついてこない。
滑らかな動き出しと加速が必要なのだ。
2、 手を小さく円運動させ、それに定規全体がついてくるようにするといい。
3、 その後、遠心力に逆らって中心に引っ張る力でどんどん加速する。
私の言葉だけではちゃんと理解するのは難しいかもしれない。
私も、いつもに比べればいい加減な説明をしている。
でも、かんな簡単な実験なのだから、ぜひやってみてほしい。
片手バックで、鬼のようなショットのスウィング。
そのスウィングの力を入れる方向やコツが
あっという間につかめるかもしれない。
この実験で手の位置、肩の位置をどう動かすかが会得できたら
フォアハンドやバックハンドで
肩の位置、動きに当てはめて、やってみればいい。
2011年06月18日
片手バックのパワーは
私の腰の痛みもほとんどなくなり
今日は印西のクラブで会員さんたちとプレーしたのだが
フォア、バックとも、フルスウィングしても大丈夫になってきた。
じつは、昨日、先日お話をした太陽整骨院に行き4回目の治療をしてもらった。
背骨、左後の出っ張りも収まってきたと
田中先生からも言っていただき、ほっとしたところなのだ。
先生も先日、私のブログを見てくれたそうで
おそるおそる、野球のバットスウィングについて聞いたところ
「いいんじゃないですか」 というお墨付きを頂いた。
腰痛のおじさんが、バットのフルスウィングをするのもどうかと思うのだけれど
それを認めちゃう田中先生。
私の彼に対する評価も、いい人から、へんな先生
そして、「この先生なかなかやるな」 に変わってきた。
実際、腰は着々と治ってきたし、副産物のバックハンドも今日は快調だった。
私のバックハンドが絶好調になり、田中先生の評価が最高点になるのももうすぐだろう。
さて、そのバックハンドの話について
『光太朗』 さんからの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原さま
いつもおせわになっております。
バックハンドのハードヒット。
イメージは松井選手ですか??
以外なのは前足のツッパリ。
体重を乗せるイメージがあったので
前足を軸に肩を回転させるイメージだったのですが
違うのでしょうか?
前の軸足でしっかり壁を作り
体を開かない??
すみません。
混乱してきました。
毎回すみません。
お手すきの時にでもご回答頂けたら幸いです。
投稿者 光太朗 2011/06/16 08:34
私の答えです。
まず野球のバットスウィングとテニスの片手バックハンドですが
棒の重さと、身体のパワーの比率がほとんど同じ
腕のスピードを最大にするための力加減、タイミング加減が
ほとんど同じだと思います。
これが両手打ちのバックハンドだと
テニスのほうが圧倒的に軽いため
野球のホームランのように振ると
力が、本当は運動量がうまくラケットに伝わりません。
だから、テニスの両手打ちだと
特に男子の場合
身体の使い方が小さく鋭く、腕の力で打つ比率のほうが高いのです。
その点、女子のほうが野球に似ていると思います。
さて片手打ちです。
体重移動で、一番うまく、下半身からパワーが伝わるためには
打球方向に動いて行った体重移動が右足でブロックされなくてはなりません。
だから、野球のホームランでは右足を突っ張ります。
テニスでも突っ張ります。
これは、トミー・ハースのバックハンドの動画と連続写真。
右足の上にまっすぐ上体が乗っているのではなく
右ひざが打球方向に出て
右足付け根が引っ込んでいることに注目してほしいのです。
そして、打ち終った最後のコマ、体重が後ろに戻っているでしょう。
そう、右足はつっかい棒じゃなきゃだめなのです。
次に上体の開き。
これはエナンの動画と連続写真。
上体がしっかり前に向いて行きます。
肩の線が腕の動きに先立って前向きに回ることにより
回転半径が小さくなり
腕が急激に加速されるのです。
女性の腕力でも
凄まじいバックを打つ、エナンの秘訣がここにあるのです。
この打球では、リターンでしたのでオープンスタンスでした。
右足を踏み込めなかったので
先ほどの右足の、踏み込み、突っ張り、はできませんでした。
もし、時間のある、普通の打ち合いの時ですと
エナンは両方使って、さらにものすごいバックハンドを撃つのです。
これでパワーの話、2つのコツは終わりですが
念のための話を付け加えます。
片手バックハンドの場合
コントロールに関して言えば
右肩の前に何もありませんので
フォアに比べ、前向きの程度は、極端に言えば、なんでもありです。
横に走らされて打てば、ほぼ横向きで打ってしまいますし
余裕があれば、しっかり前を向きます。
いろいろな連続写真があるのはそのためです。
今日は印西のクラブで会員さんたちとプレーしたのだが
フォア、バックとも、フルスウィングしても大丈夫になってきた。
じつは、昨日、先日お話をした太陽整骨院に行き4回目の治療をしてもらった。
背骨、左後の出っ張りも収まってきたと
田中先生からも言っていただき、ほっとしたところなのだ。
先生も先日、私のブログを見てくれたそうで
おそるおそる、野球のバットスウィングについて聞いたところ
「いいんじゃないですか」 というお墨付きを頂いた。
腰痛のおじさんが、バットのフルスウィングをするのもどうかと思うのだけれど
それを認めちゃう田中先生。
私の彼に対する評価も、いい人から、へんな先生
そして、「この先生なかなかやるな」 に変わってきた。
実際、腰は着々と治ってきたし、副産物のバックハンドも今日は快調だった。
私のバックハンドが絶好調になり、田中先生の評価が最高点になるのももうすぐだろう。
さて、そのバックハンドの話について
『光太朗』 さんからの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原さま
いつもおせわになっております。
バックハンドのハードヒット。
イメージは松井選手ですか??
以外なのは前足のツッパリ。
体重を乗せるイメージがあったので
前足を軸に肩を回転させるイメージだったのですが
違うのでしょうか?
前の軸足でしっかり壁を作り
体を開かない??
すみません。
混乱してきました。
毎回すみません。
お手すきの時にでもご回答頂けたら幸いです。
投稿者 光太朗 2011/06/16 08:34
私の答えです。
まず野球のバットスウィングとテニスの片手バックハンドですが
棒の重さと、身体のパワーの比率がほとんど同じ
腕のスピードを最大にするための力加減、タイミング加減が
ほとんど同じだと思います。
これが両手打ちのバックハンドだと
テニスのほうが圧倒的に軽いため
野球のホームランのように振ると
力が、本当は運動量がうまくラケットに伝わりません。
だから、テニスの両手打ちだと
特に男子の場合
身体の使い方が小さく鋭く、腕の力で打つ比率のほうが高いのです。
その点、女子のほうが野球に似ていると思います。
さて片手打ちです。
体重移動で、一番うまく、下半身からパワーが伝わるためには
打球方向に動いて行った体重移動が右足でブロックされなくてはなりません。
だから、野球のホームランでは右足を突っ張ります。
テニスでも突っ張ります。
これは、トミー・ハースのバックハンドの動画と連続写真。
右足の上にまっすぐ上体が乗っているのではなく
右ひざが打球方向に出て
右足付け根が引っ込んでいることに注目してほしいのです。
そして、打ち終った最後のコマ、体重が後ろに戻っているでしょう。
そう、右足はつっかい棒じゃなきゃだめなのです。
次に上体の開き。
これはエナンの動画と連続写真。
上体がしっかり前に向いて行きます。
肩の線が腕の動きに先立って前向きに回ることにより
回転半径が小さくなり
腕が急激に加速されるのです。
女性の腕力でも
凄まじいバックを打つ、エナンの秘訣がここにあるのです。
この打球では、リターンでしたのでオープンスタンスでした。
右足を踏み込めなかったので
先ほどの右足の、踏み込み、突っ張り、はできませんでした。
もし、時間のある、普通の打ち合いの時ですと
エナンは両方使って、さらにものすごいバックハンドを撃つのです。
これでパワーの話、2つのコツは終わりですが
念のための話を付け加えます。
片手バックハンドの場合
コントロールに関して言えば
右肩の前に何もありませんので
フォアに比べ、前向きの程度は、極端に言えば、なんでもありです。
横に走らされて打てば、ほぼ横向きで打ってしまいますし
余裕があれば、しっかり前を向きます。
いろいろな連続写真があるのはそのためです。
2011年06月17日
振り子について
『ぼの』 さんからコメントをいただきました。
振り子でスウィングという表現、特に振り子そのものについて
ひもと重り以外の組み合わせや向きについて説明したかったので
それを取り上げました。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは。
振り子のスイング、私はどうしてもイメージが掴めませんでした。
振り子といえば錘に糸がついているものをイメージします。
その振り子を振れば支点は動かず錘が揺れます。
肩を支点に腕が糸、ラケットが錘の感覚で振るものだと思ったのですが、
それだと(縦に振ると)腕は身体の横を通るので脇は閉まってしまいます。
ふと、振り子のスイングとは振り子のような軌道のスイングことではなく、振り子のタイミング(テンポ)のことだと思ったしだいです。
これで合っていますでしょうか?
投稿者 ぼの 2011/06/15 20:32
私の答えです。
振り子の説明をするのにひもと重りをつかうのは
重心の位置や、距離がわかりやすくなるからです。
別にひもじゃなくてもいいわけで
昔、家庭にあった振り子の柱時計は
ひもじゃなくて、棒でつながっていました。
「棒であるからこそ、形がスウィング中も保たれるのです」
また、支点の支持の仕方も
ひもであれば完全に垂れ下がるのですが
軸と軸受けの組合わせであれば
たとえばこんな形で
斜め下に向かって垂れ下がってもいいわけです。
これは、うちのスジガネBV君の肩関節です。
スジガネ君の肩関節の軸は止まって説明するためや
撮影のため、軸と腕に相当する軸受けがねじを締めて、固定してありますので
スムーズには動きませんが
ねじを緩めれば、振り子運動をします。
スジガネ君は
プロの腕の動きが肩関節を支点にした単純な振り子なのだ、という
私の説明を視覚化するために誕生したのです。
さて、振り子であれば
その、手の動きは平面上に乗るはずと考え
私と私のテニスジャーナル解説記事を書いてくれていた前島さんは
2人でスウィング平面というものを考え出しました。
これがバックハンドのスウィングを説明した絵です。
手はスウィング平面上を動き、この平面に絵では幅を持たせて
水車のような形に描いていました。
時には、ねずみ車という呼び方もしていたことを思い出します。
さて、先ほどのスジガネ君の肩関節の軸ですが
このバックハンドの絵だったらどの方向にあればいいでしょうか?
そう、スウィング平面に対し、垂直に入れればいいのです。
自分の肩に、この軸が入っているようにイメージしてみると
わりあい、簡単にスウィングできると思いますよ。
それと、テンポの話はもちろんその通りで
もっとも大切な部分の1つです。
しかし、私が強調したいのは
形を守ったまま振り子に振ることで
安定度も得ようとする、欲張った考えなのです。
2011年06月15日
バックハンド用の腰
腰を痛めてから1週間たった。
だいぶよくなってきて、普段の生活ではそれほど困らないようになった。
今回、腰を痛めてから、整骨院に通っている。
緑園 太陽整骨院というところで、ここの田中先生がなかなかいい人だ。
いい人、というのは、まだ私の腰が完治していないためだが
評価が優秀な先生に変わるのももうすぐという予感がしている。
今日で3回目なのだが、だいぶ骨の周りを柔らかくしてもらった。
そして、今日の最後に背骨の曲がり具合を模型で説明してもらった。
それによると、背骨の腰、後ろのくびれた部分
左側が後ろに出っ張っている。
私の解釈だと、最初から背骨がフォアハンドの構えになっている。
横向きに構えたところから腰が少し開いて打ちに行く寸前の状態。
そういえば、最近フォアばかり打っている。
レッスンで打ち返す時は、フォア、バック、ほぼ同じくらいの頻度なのだが
試合をすると、できる限りフォア。
何でもかんでもフォア。
私のテニスはフォアハンドを中心に組み立てているので
シングルスなど、思い通りの展開だと
1ゲームにバックがゼロという時もあるくらい。
これはちょっと、反省しなくてはいけない。
そこで、左右のアンバランスを解消するため
積極的にバック側を鍛えることにした。
腰が治ったら、直るだけですまさず、とんでもない身体になるのだ。
使うのはこれ。
そう、野球のバットなのだ。
30年位前に大和市のダイクマというディスカウントショップで
安売りをしていて、衝動買いしたアメリカ製の本格派木製バット。
そのころ、バックの体の使い方を覚えるために、左打ちの素振りに使っていた物。
たしか、900円くらいだったと思う。
さすがに重かったので先端を10cmくらいカットしてある。
さっき計ったら、650gだった。
右足を突っ張って、こうゆうふうに振ればいいのだ。
昔、散々素振りしていたので
やってみると、今でも、ビュウッと振ることができる。
そしてその後はテニスのラケットで、バックのフルスウィング素振り。
と思ったが、背骨がばらばらに飛び散ってもまずい
今日のところは、軽いバットスウィング10回ていどでやめておいたやった。
後,2週間もすると
うちのクラブでは、バックハンドに回り込んでハードヒットしまくる
とんでもない、おっさんを見かけるようになるだろう。
そう、バックハンド用の腰を作るのだ。
だいぶよくなってきて、普段の生活ではそれほど困らないようになった。
今回、腰を痛めてから、整骨院に通っている。
緑園 太陽整骨院というところで、ここの田中先生がなかなかいい人だ。
いい人、というのは、まだ私の腰が完治していないためだが
評価が優秀な先生に変わるのももうすぐという予感がしている。
今日で3回目なのだが、だいぶ骨の周りを柔らかくしてもらった。
そして、今日の最後に背骨の曲がり具合を模型で説明してもらった。
それによると、背骨の腰、後ろのくびれた部分
左側が後ろに出っ張っている。
私の解釈だと、最初から背骨がフォアハンドの構えになっている。
横向きに構えたところから腰が少し開いて打ちに行く寸前の状態。
そういえば、最近フォアばかり打っている。
レッスンで打ち返す時は、フォア、バック、ほぼ同じくらいの頻度なのだが
試合をすると、できる限りフォア。
何でもかんでもフォア。
私のテニスはフォアハンドを中心に組み立てているので
シングルスなど、思い通りの展開だと
1ゲームにバックがゼロという時もあるくらい。
これはちょっと、反省しなくてはいけない。
そこで、左右のアンバランスを解消するため
積極的にバック側を鍛えることにした。
腰が治ったら、直るだけですまさず、とんでもない身体になるのだ。
使うのはこれ。
そう、野球のバットなのだ。
30年位前に大和市のダイクマというディスカウントショップで
安売りをしていて、衝動買いしたアメリカ製の本格派木製バット。
そのころ、バックの体の使い方を覚えるために、左打ちの素振りに使っていた物。
たしか、900円くらいだったと思う。
さすがに重かったので先端を10cmくらいカットしてある。
さっき計ったら、650gだった。
右足を突っ張って、こうゆうふうに振ればいいのだ。
昔、散々素振りしていたので
やってみると、今でも、ビュウッと振ることができる。
そしてその後はテニスのラケットで、バックのフルスウィング素振り。
と思ったが、背骨がばらばらに飛び散ってもまずい
今日のところは、軽いバットスウィング10回ていどでやめておいたやった。
後,2週間もすると
うちのクラブでは、バックハンドに回り込んでハードヒットしまくる
とんでもない、おっさんを見かけるようになるだろう。
そう、バックハンド用の腰を作るのだ。
2011年06月14日
振り子のご利益
私のスウィング話というと、すぐ出てくるのが振り子。
今日はこの振り子のコントロールに対するご利益についてお話しよう。
振り子の原理というのは、支点から重心までの距離が同じなら
動きの周期も同じというもの。
もっとくだいていうと、どの人も振り子で振るなら
スウィングのテンポは同じだ、ということなのだ。
まあ、元の原理に精通している必要はないのだが
この理屈話の最終成果だけは頭の隅にとどめておいて損はないと思う。
『どの人のスウィングも、最適のテンポは同じでゆっくりなのだ』
この振り子に逆らわないで振るとコントロールがよくなる。
振り子に逆らわないでスウィングすることにより、ラケット面が安定するのだ。
ラケットの振り始めを考えてみよう。
ラケットを強引に、急激に振ろうとすると、ラケットの重みにより
ラケットヘッドの動きが1拍後れて始まる。
その後、ラケットヘッドの動きが追いついてくるのだが
腕とラケットで作っている形が波打ち
ラケット面がプレーヤーの意図しない方角を向く可能性が高くなる。
特に薄いグリップの場合は
ラケットヘッドが打球方向に対し立ち気味であることが多いので
面の遅れは向きの変化につながってしまうことが多くなる。
それに対し、振り子に逆らわない振り出しでは
ほとんど自由落下状態になり
腕もラケットも一緒になめらかに降り(振り)始めることになる。
そうなると、ラケット面の向きに関する影響は無くなり
面が安定するし、それを保つための余計な力も必要が無くなる。
もしかしたら、薄いグリップのプロのほうが
よりなめらかなスウィングをすることに気がついている人もいるかもしれない。
逆に厚めのグリップでは、あのエアーケイの時の急激な振り出しも
ラケット面が手の真後ろに来るので
コントロールに対して悪さをしにくい。
パワーがあるならアリなのである。
ここまでの話はたぶん皆さん、ストロークのイメージで聞いてくれたのだと思う。
しかし当然、この話はボレーでも同じ。
そして、サーブでも。
ボレーは特に薄いグリップで打つことが多いわけだから
ストローク以上に大事な話かもしれない。
ゆっくりと振り始めることにより
ラケットと腕が一体になって、ヘッドを遅らせずに振り出すことができるのだ。
そんなわけで、振り子に逆らわない一流選手のフォームはなめらかで美しいのだ。
今日はこの振り子のコントロールに対するご利益についてお話しよう。
振り子の原理というのは、支点から重心までの距離が同じなら
動きの周期も同じというもの。
もっとくだいていうと、どの人も振り子で振るなら
スウィングのテンポは同じだ、ということなのだ。
まあ、元の原理に精通している必要はないのだが
この理屈話の最終成果だけは頭の隅にとどめておいて損はないと思う。
『どの人のスウィングも、最適のテンポは同じでゆっくりなのだ』
この振り子に逆らわないで振るとコントロールがよくなる。
振り子に逆らわないでスウィングすることにより、ラケット面が安定するのだ。
ラケットの振り始めを考えてみよう。
ラケットを強引に、急激に振ろうとすると、ラケットの重みにより
ラケットヘッドの動きが1拍後れて始まる。
その後、ラケットヘッドの動きが追いついてくるのだが
腕とラケットで作っている形が波打ち
ラケット面がプレーヤーの意図しない方角を向く可能性が高くなる。
特に薄いグリップの場合は
ラケットヘッドが打球方向に対し立ち気味であることが多いので
面の遅れは向きの変化につながってしまうことが多くなる。
それに対し、振り子に逆らわない振り出しでは
ほとんど自由落下状態になり
腕もラケットも一緒になめらかに降り(振り)始めることになる。
そうなると、ラケット面の向きに関する影響は無くなり
面が安定するし、それを保つための余計な力も必要が無くなる。
もしかしたら、薄いグリップのプロのほうが
よりなめらかなスウィングをすることに気がついている人もいるかもしれない。
逆に厚めのグリップでは、あのエアーケイの時の急激な振り出しも
ラケット面が手の真後ろに来るので
コントロールに対して悪さをしにくい。
パワーがあるならアリなのである。
ここまでの話はたぶん皆さん、ストロークのイメージで聞いてくれたのだと思う。
しかし当然、この話はボレーでも同じ。
そして、サーブでも。
ボレーは特に薄いグリップで打つことが多いわけだから
ストローク以上に大事な話かもしれない。
ゆっくりと振り始めることにより
ラケットと腕が一体になって、ヘッドを遅らせずに振り出すことができるのだ。
そんなわけで、振り子に逆らわない一流選手のフォームはなめらかで美しいのだ。
2011年06月13日
フォアで振りぬくには
『ぼの』 さんから再度、コメントをいただきました。
多くの方と同じ症状ですので、再度、解説します。
以下がそのコメントの全文です。
解説、ありがとうございます。
私の場合、どうしても左に引っ張り込むのが苦手なようです。
胸が正面を向いたところで止まってしまいます。
フラットで打つことになることが多いので、ボールの飛距離は力加減になってしまいます。
途中でスイングを止めることも多いです。
今日のブログを参考にして、次回からの練習は左まで引き込むこと(右肩が正面まで回ること)を意識したいと思います。
投稿者 ぼの 2011/06/11 10:47
私の解説です。
お話を聞くと
構えでしっかり横向きにならなければいけない
というようなイメージが伝わってきます。
最初から、もっと前向きになったらどうですか。
インパクトで前向きになることが基本なので
それに都合のいい位置まで引けばいいのです。
つまり完全に横向きでなくてもかまいません。
一度、最初から前向きに構えて打ってみるといいと思います。
それでもラケットを引く動きで
下半身は前向きでも、上体はかなり横向きになると思います。
下半身を横向きにしない習慣をつけるといいと思います。
それとテイクバックの方向です。
左に振りたければ右に引きます。
テイクバックしたときに
手が相手から見えるように、真後ろより前に出した状態にし
一気に左側に引き込んで振りぬきます。
インパクトの前向きとフィニッシュだけを気にして
他はどうでもいいという割り切りで
一度、ふざけてやってみるといいですよ。
まじめにちゃんと横を向いちゃあいけません。
多くの方と同じ症状ですので、再度、解説します。
以下がそのコメントの全文です。
解説、ありがとうございます。
私の場合、どうしても左に引っ張り込むのが苦手なようです。
胸が正面を向いたところで止まってしまいます。
フラットで打つことになることが多いので、ボールの飛距離は力加減になってしまいます。
途中でスイングを止めることも多いです。
今日のブログを参考にして、次回からの練習は左まで引き込むこと(右肩が正面まで回ること)を意識したいと思います。
投稿者 ぼの 2011/06/11 10:47
私の解説です。
お話を聞くと
構えでしっかり横向きにならなければいけない
というようなイメージが伝わってきます。
最初から、もっと前向きになったらどうですか。
インパクトで前向きになることが基本なので
それに都合のいい位置まで引けばいいのです。
つまり完全に横向きでなくてもかまいません。
一度、最初から前向きに構えて打ってみるといいと思います。
それでもラケットを引く動きで
下半身は前向きでも、上体はかなり横向きになると思います。
下半身を横向きにしない習慣をつけるといいと思います。
それとテイクバックの方向です。
左に振りたければ右に引きます。
テイクバックしたときに
手が相手から見えるように、真後ろより前に出した状態にし
一気に左側に引き込んで振りぬきます。
インパクトの前向きとフィニッシュだけを気にして
他はどうでもいいという割り切りで
一度、ふざけてやってみるといいですよ。
まじめにちゃんと横を向いちゃあいけません。
2011年06月12日
ストロークのポジション
『光太朗』 さんからポジションの質問をいただきました。
以下がそのコメントの後半、質問部分です。
その後のコメントで左右の言い回しの訂正がありましたので直してあります。
・・・
ストロークにおいて
打ち終わった後に相手の位置を確認。
ベストの位置へ移動し相手からのリターンを待ち構える事が
理想であると考えますが
その時のポジションはどこがベストなのでしょうか?
自分なりの答えは
相手の位置が左よりならセンターよりやや右の位置
右よりならセンターよりやや左の位置といった感じで
基本は打った後はセンターに戻る。
後は相手の位置にあわせて微妙に調整する。
こんな感じかと考えます。
相手の持ち球によってはそれにあわせる事も必要かと思いますが。
初歩の初歩で申し訳ありません。
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
投稿者 光太朗 2011/06/09 00:12
私の答えです。
シングルスの打ち合いでの話として。
基本的にはあなたのおっしゃるとおりのポジションだと思います。
相手の打てる範囲の真ん中に構えれば
いちばん取りこぼしがないという事です。
一つ追加すれば
私なら、フォア側を少し広めに開けます。
フォアの方がやや広めに、特に攻撃的に処理できるからです。
この辺はその人の持玉で、少しずつ違います。
もちろんおっしゃるように相手の持ち球でも違います。
ボールが来ないところは守らなくてもいいのです。
前後のポジションも、ベースラインの1,2歩後ろでしょうか。
はい、めでたしめでたし、今日も終了です。
では面白くない。
何かひねってみましょう。
「基本は打った後はセンターに戻る」 というのはちょっと。
机の上で真面目に考えれば、一見たしかに、『光太朗』 さんの言うとおりですが。
自分がコートの上でやっていることはかなり違います。
そもそも、最適なポジションが分かるのはいつでしょう?
相手が構えたら?
それがどこだか分からなければ
とりあえず、センターに戻るしかありませんね。
もうちょっと早めに分かりませんか?
そう、相手が打つ場所は、私が打ったボールが行く場所です。
私が打つボールの行き場所は、私が打つ方向を決めたときに分かりませんか?
そう、次のポジションはボールを追いかけている時に、ほぼ分かるはずなのです。
180度ひねって考えると
次のポジションを決めるために
打つボールの方向や強さを考えてもいいのではないでしょうか。
もし、守備的状況であれば?
通常はクロスにボールを打って、最適ポジションまでを短くします。
すでに、究極の端っこまで追いやられていたら
ロブで逃げるか、一発大逆転、捨て鉢のエース狙いか、です。
逆に、自由にボールが打てる体制から攻撃するとしたらどうでしょう?
色々なケースがあるので、一つの例を出します。
バック側のボールに回り込み、必殺の逆クロスを打った後
私なら、ベースラインすぐ後ろ、センターマークの左2mです。
そこで、次もフォアで取れるように構えます。
短かった時に、決め球を打てるように集中します。
バックのストレートを食らったら、あきらめて祝福を送ります。
現実にありそうな、あるべきショットに反応すればいいのです。
そして自分の力でそれを組み立てていくのです。
この習慣をつけることにより強くなれるのです。
ジョコビッチと対戦したら、祝福が多くなるのはしかたありません。
それと、追いやられた後の捨て鉢のエースも。
以下がそのコメントの後半、質問部分です。
その後のコメントで左右の言い回しの訂正がありましたので直してあります。
・・・
ストロークにおいて
打ち終わった後に相手の位置を確認。
ベストの位置へ移動し相手からのリターンを待ち構える事が
理想であると考えますが
その時のポジションはどこがベストなのでしょうか?
自分なりの答えは
相手の位置が左よりならセンターよりやや右の位置
右よりならセンターよりやや左の位置といった感じで
基本は打った後はセンターに戻る。
後は相手の位置にあわせて微妙に調整する。
こんな感じかと考えます。
相手の持ち球によってはそれにあわせる事も必要かと思いますが。
初歩の初歩で申し訳ありません。
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
投稿者 光太朗 2011/06/09 00:12
私の答えです。
シングルスの打ち合いでの話として。
基本的にはあなたのおっしゃるとおりのポジションだと思います。
相手の打てる範囲の真ん中に構えれば
いちばん取りこぼしがないという事です。
一つ追加すれば
私なら、フォア側を少し広めに開けます。
フォアの方がやや広めに、特に攻撃的に処理できるからです。
この辺はその人の持玉で、少しずつ違います。
もちろんおっしゃるように相手の持ち球でも違います。
ボールが来ないところは守らなくてもいいのです。
前後のポジションも、ベースラインの1,2歩後ろでしょうか。
はい、めでたしめでたし、今日も終了です。
では面白くない。
何かひねってみましょう。
「基本は打った後はセンターに戻る」 というのはちょっと。
机の上で真面目に考えれば、一見たしかに、『光太朗』 さんの言うとおりですが。
自分がコートの上でやっていることはかなり違います。
そもそも、最適なポジションが分かるのはいつでしょう?
相手が構えたら?
それがどこだか分からなければ
とりあえず、センターに戻るしかありませんね。
もうちょっと早めに分かりませんか?
そう、相手が打つ場所は、私が打ったボールが行く場所です。
私が打つボールの行き場所は、私が打つ方向を決めたときに分かりませんか?
そう、次のポジションはボールを追いかけている時に、ほぼ分かるはずなのです。
180度ひねって考えると
次のポジションを決めるために
打つボールの方向や強さを考えてもいいのではないでしょうか。
もし、守備的状況であれば?
通常はクロスにボールを打って、最適ポジションまでを短くします。
すでに、究極の端っこまで追いやられていたら
ロブで逃げるか、一発大逆転、捨て鉢のエース狙いか、です。
逆に、自由にボールが打てる体制から攻撃するとしたらどうでしょう?
色々なケースがあるので、一つの例を出します。
バック側のボールに回り込み、必殺の逆クロスを打った後
私なら、ベースラインすぐ後ろ、センターマークの左2mです。
そこで、次もフォアで取れるように構えます。
短かった時に、決め球を打てるように集中します。
バックのストレートを食らったら、あきらめて祝福を送ります。
現実にありそうな、あるべきショットに反応すればいいのです。
そして自分の力でそれを組み立てていくのです。
この習慣をつけることにより強くなれるのです。
ジョコビッチと対戦したら、祝福が多くなるのはしかたありません。
それと、追いやられた後の捨て鉢のエースも。
2011年06月11日
アジサイからゴーヤへ
関東地方は梅雨に入ったようで、今日は雨。
じつは水曜日、印西のクラブでプレー中、腰に違和感が
腰痛がというと、ただのおっさんだが
違和感がというと、何だかそれなりの選手のような雰囲気が。
まあ、私の身体も梅雨入りしたようだ。
金曜日、午前中は横浜ガーデンテニスクラブでのレッスン。
ほとんど身体を動かせず、口先男としての機能のみ
結局、ただのおっさんの方で、皆さんに迷惑をかけてしまった。
みなさんすいません、来週はしっかり直して行きます。
さて、ガーデンと名前に入っているくらいだから
とにかく緑がいっぱいで、とてもきれいなテニスクラブだ。
駐車場の横にはアジサイが咲き始めている。
特にこの時期には、まだ色付いていないのも多い。
この変わりかけの色もなかなかいいのだ。
さて、横浜ガーデンTCの横は、『浜なし』 発祥の坂田農園。
先日梨の花を紹介したが、今日は柿。
すでに実が付いていて、1cmくらいの大きさになっている。
いよいよ柿の話も始まる頃だ。
さて、無事に? レッスンを終え、東戸塚松原テニススクールへ。
ここが私の本拠なのだ。
ここで事務仕事をするのだが、今年は電気エアコンを使わないつもりなのだ。
そこでこれ、ゴーヤ・エアコン。
14本のゴーヤで西日をシャットアウト。
緑の葉の間を抜けてくる涼しい風で夏をやり過ごすのだ。
絡み付けるネットも設置 (なぜか、キュウリネットという名前)
何とか1mくらいまで成長した。
さらに茂るのを待つばかりだ。
そのうちの1本、よく見ると花が咲き、すでに立派なゴーヤが。
花は直径が5mmくらい、実は3cmといったところか。
表面を触ると、このざらざらはたしかに、ゴーヤだ。
秋には、優勝者にはゴーヤ食べ放題、ゴーヤカップを開催しよう。
じつは水曜日、印西のクラブでプレー中、腰に違和感が
腰痛がというと、ただのおっさんだが
違和感がというと、何だかそれなりの選手のような雰囲気が。
まあ、私の身体も梅雨入りしたようだ。
金曜日、午前中は横浜ガーデンテニスクラブでのレッスン。
ほとんど身体を動かせず、口先男としての機能のみ
結局、ただのおっさんの方で、皆さんに迷惑をかけてしまった。
みなさんすいません、来週はしっかり直して行きます。
さて、ガーデンと名前に入っているくらいだから
とにかく緑がいっぱいで、とてもきれいなテニスクラブだ。
駐車場の横にはアジサイが咲き始めている。
特にこの時期には、まだ色付いていないのも多い。
この変わりかけの色もなかなかいいのだ。
さて、横浜ガーデンTCの横は、『浜なし』 発祥の坂田農園。
先日梨の花を紹介したが、今日は柿。
すでに実が付いていて、1cmくらいの大きさになっている。
いよいよ柿の話も始まる頃だ。
さて、無事に? レッスンを終え、東戸塚松原テニススクールへ。
ここが私の本拠なのだ。
ここで事務仕事をするのだが、今年は電気エアコンを使わないつもりなのだ。
そこでこれ、ゴーヤ・エアコン。
14本のゴーヤで西日をシャットアウト。
緑の葉の間を抜けてくる涼しい風で夏をやり過ごすのだ。
絡み付けるネットも設置 (なぜか、キュウリネットという名前)
何とか1mくらいまで成長した。
さらに茂るのを待つばかりだ。
そのうちの1本、よく見ると花が咲き、すでに立派なゴーヤが。
花は直径が5mmくらい、実は3cmといったところか。
表面を触ると、このざらざらはたしかに、ゴーヤだ。
秋には、優勝者にはゴーヤ食べ放題、ゴーヤカップを開催しよう。
2011年06月10日
フォア深い打点もワイパー
昨日も触れた、フォアハンドのワイパースウィングですが
『ぼの』 さんから質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは。
トップスピンのスウィングについて質問させていただきます。
トップスピンを打つときに、よく下から上へと言われます。
また、ワイパースウィングとも言われますが、それぞれはグリップの握り方で違ってくるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2011/06/09 07:56
また、昨日いただいた、『光太朗』 さんのコメントにもこんな部分がありました。
・・・
ベースライン深くから打つショットは斜め上に振り上げて
ベースライン内にはいって打つショットは脇腹方向に振りぬく
感じになりそうですね。
チャンスボールの打ち込みのイメージでしょうか?
・・・
投稿者 光太朗 2011/06/09 23:36
あわせて、お話したいと思います。
私の答えです。
現代のプロはグリップによらず
基本的にトップスピンで打つときはワイパースウィングです。
それは、力を入れるために、腕を引っ張って回転半径を小さくするからです。
それと、打球の飛距離を自在に打ち分けるためです。
もちろんグリップにより
インパクト時の上体の向きや腕の伸ばし具合は微妙に異なります。
また、ほとんどフラットで打つときも
これを、極限までスピン量を減らした、トップスピンと考えます。
基本的なスウィングの形がトップスピンと変わらないからです。
これはそのような、ほとんどフラットに打ち込んだ
ナルバンディアンの動画と連続写真。
フィニッシュを上体の左に引っ張り込んでいるのがわかります。
ここまでを含めてワイパーといっていますのでご理解ください。
例外は地面すれすれやランニングショット、そしてナダル打ち。
そして、深く打つボールも、短く浅いボールも
基本的にすべて、ワイパーで打つのです。
ですからフィニッシュはどちらも上体の左側。
浅く打つときは、打点後急速に、脇腹方向に振りぬきますし
深く打つときは、いったん斜め上に振り上げていきますが
最終的に、フィニッシュは左胸の横あたりへ持っていくプロが多いと思います。
ワイパーで上に打ちだすか、下に打ちだすかで、打ち分けていくのです。
プロでも、上に、深く打つときに、フィニッシュ位置のたまたま一番上として
肩の上に振り抜くケースもありますが
これはむしろ例外的
ほとんどのショットは上体の左にフィニッシュします。
まあ、深いショットは肩の上にフィニッシュしても打てるが
浅いショットは左側に引っ張り込まなければとても打てないということです。
これは念のための、ナルバンディアンの深く打ったトップスピンショット。
動画と連続写真です。
やはりフィニッシュは左側。
プロはみんなそうです。
あっ、そうそう、ナルバンディアンの最終のコマ
上体が前向きで終わっているのですが
これはコマ数の関係での省略。
この先、さらに続くコマがあれば、右肩が前に出てくるまで回りますので、念のため。
『ぼの』 さんから質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは。
トップスピンのスウィングについて質問させていただきます。
トップスピンを打つときに、よく下から上へと言われます。
また、ワイパースウィングとも言われますが、それぞれはグリップの握り方で違ってくるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2011/06/09 07:56
また、昨日いただいた、『光太朗』 さんのコメントにもこんな部分がありました。
・・・
ベースライン深くから打つショットは斜め上に振り上げて
ベースライン内にはいって打つショットは脇腹方向に振りぬく
感じになりそうですね。
チャンスボールの打ち込みのイメージでしょうか?
・・・
投稿者 光太朗 2011/06/09 23:36
あわせて、お話したいと思います。
私の答えです。
現代のプロはグリップによらず
基本的にトップスピンで打つときはワイパースウィングです。
それは、力を入れるために、腕を引っ張って回転半径を小さくするからです。
それと、打球の飛距離を自在に打ち分けるためです。
もちろんグリップにより
インパクト時の上体の向きや腕の伸ばし具合は微妙に異なります。
また、ほとんどフラットで打つときも
これを、極限までスピン量を減らした、トップスピンと考えます。
基本的なスウィングの形がトップスピンと変わらないからです。
これはそのような、ほとんどフラットに打ち込んだ
ナルバンディアンの動画と連続写真。
フィニッシュを上体の左に引っ張り込んでいるのがわかります。
ここまでを含めてワイパーといっていますのでご理解ください。
例外は地面すれすれやランニングショット、そしてナダル打ち。
そして、深く打つボールも、短く浅いボールも
基本的にすべて、ワイパーで打つのです。
ですからフィニッシュはどちらも上体の左側。
浅く打つときは、打点後急速に、脇腹方向に振りぬきますし
深く打つときは、いったん斜め上に振り上げていきますが
最終的に、フィニッシュは左胸の横あたりへ持っていくプロが多いと思います。
ワイパーで上に打ちだすか、下に打ちだすかで、打ち分けていくのです。
プロでも、上に、深く打つときに、フィニッシュ位置のたまたま一番上として
肩の上に振り抜くケースもありますが
これはむしろ例外的
ほとんどのショットは上体の左にフィニッシュします。
まあ、深いショットは肩の上にフィニッシュしても打てるが
浅いショットは左側に引っ張り込まなければとても打てないということです。
これは念のための、ナルバンディアンの深く打ったトップスピンショット。
動画と連続写真です。
やはりフィニッシュは左側。
プロはみんなそうです。
あっ、そうそう、ナルバンディアンの最終のコマ
上体が前向きで終わっているのですが
これはコマ数の関係での省略。
この先、さらに続くコマがあれば、右肩が前に出てくるまで回りますので、念のため。
2011年06月09日
フォアは左にフィニッシュ
昨日は水曜日
午前中雨、午後からは曇りの予報だったので電車で印西のクラブへ
お昼ごろ、千葉ニュータウン中央駅に着くとけっこう降っている。 か?
でも、クラブに着くころには上がり始めていた。
まだ雨粒が見える中、みなさん練習している。
やる気の足りないのは私だけらしい。
もちろんやる気満々、明るく、元気に登場したことは言うまでも無い。
さて、会員さんとのプレーの中で、タイムリーなアドバイスができたので
今日はそれを紹介。
女性、ちゃくちゃく上達中会員のYさんとダブルスを組んだ。
以前、フォアハンドのテイクバックを私の説明どおりに変え
かなり強力なフォアハンドを打つようになった方。
はじめてお会いしたとき、彼女のラケットを借りてリターンの見本。
1本目でメインのストリング3本、いっぺんにぶちきったことはいまだ私のトラウマになっている。
そのYさん、セカンドサーブのリターンでビビッて途中でスウィングを止めている。
結果的にゆるいボールで入るか、中途半端なアウトになっている。
左肩の上にフィニッシュするようにしていたので
セカンドで、前気味のポジションで打つと飛距離が出すぎているようだった。
試合中に打ち方のアドバイスは本来するべきではないのだが
Yさんはすぐに対応してくれるだろう、という自信があったので
あえて、タブーのアドバイス。
「フィニッシュを引っ張り込んで、上体の左横にするといいですよ」
「松原と組んだのがまずったと思って
2,3本ミスってもいいですから、思い切ってどうぞ」
ホントに2,3本、ミスってもよかったのだが
次のポイントから、ビシバシと面白いように入る。
おかげでパートナーとしては楽をさせてもらった。
Yさんの場合は、以前にも左横にフィニッシュをして打ったもらったことがある。
私が打っているのも知っているし、私の理論も伝わっている。
しかもトップスピンで打っている人なのだ。
だから、試合中のアドバイスでもいいのだが、普通はこうはいかない。
練習で確認してから試合で打ったほうがいいだろう。
さて、このアドバイスの意味だが
ベースライン深くから打つショットに比べ、浅いところから打つショットは
飛距離を小さくしなくてはならない。
もしスピン量が同じなら
飛距離の大きいショットに比べ、少し下向きに打たなくてはならないはずだ。
ここが今日の肝で
皆さんよく思ってしまうのが
「短く打つのだから、スピンを多くして落とす」
スピンを多くするには、もっと下からこする。
下からこすると、スウィング方向にボールは引っ張られ
むしろ、ボールはさらに上に向かって飛び出すことになる。
いっぱいスピンをかけたのに惜しくもアウト。
もちろんこのときのフィニッシュは左肩の上だ。
ここで登場するのが、『ワイパースウィング』
そうすれば、フィニッシュは上体の左側になる。
そう、ワイパースウィングというのは
少し下向きにトップスピンを打つために使える方法なのだ。
もちろん、ワイパーのためには
しっかり前向きになり、アウトサイドインのスウィングができなくてはならない。
その素地が、Yさんにはしっかりとあったのだ。
さて、せっかくだからプロの技を紹介。
女性ということもあり、今日はモーリスモの、動画と連続写真。
ベースラインの中に入って打ち込んだショットだ。
ここで気にしてみてほしいのが
インパクト後、スウィングがあまり高く上がらず
一気に左に引っ張りこんでいること。
今日はワイパーにして短く打つという話と思われがちだが
実はトップスピンロブでもワイパーは使う。
このすぐに左に引っ張り込みスウィングをあまり上向きにしないのが
本当の技術の肝なのだ。
ただそれは、ワイパーを使えば勝手にマスターできること
実用上、短く打つにはワイパー、と思っても特には困らないのだ。
午前中雨、午後からは曇りの予報だったので電車で印西のクラブへ
お昼ごろ、千葉ニュータウン中央駅に着くとけっこう降っている。 か?
でも、クラブに着くころには上がり始めていた。
まだ雨粒が見える中、みなさん練習している。
やる気の足りないのは私だけらしい。
もちろんやる気満々、明るく、元気に登場したことは言うまでも無い。
さて、会員さんとのプレーの中で、タイムリーなアドバイスができたので
今日はそれを紹介。
女性、ちゃくちゃく上達中会員のYさんとダブルスを組んだ。
以前、フォアハンドのテイクバックを私の説明どおりに変え
かなり強力なフォアハンドを打つようになった方。
はじめてお会いしたとき、彼女のラケットを借りてリターンの見本。
1本目でメインのストリング3本、いっぺんにぶちきったことはいまだ私のトラウマになっている。
そのYさん、セカンドサーブのリターンでビビッて途中でスウィングを止めている。
結果的にゆるいボールで入るか、中途半端なアウトになっている。
左肩の上にフィニッシュするようにしていたので
セカンドで、前気味のポジションで打つと飛距離が出すぎているようだった。
試合中に打ち方のアドバイスは本来するべきではないのだが
Yさんはすぐに対応してくれるだろう、という自信があったので
あえて、タブーのアドバイス。
「フィニッシュを引っ張り込んで、上体の左横にするといいですよ」
「松原と組んだのがまずったと思って
2,3本ミスってもいいですから、思い切ってどうぞ」
ホントに2,3本、ミスってもよかったのだが
次のポイントから、ビシバシと面白いように入る。
おかげでパートナーとしては楽をさせてもらった。
Yさんの場合は、以前にも左横にフィニッシュをして打ったもらったことがある。
私が打っているのも知っているし、私の理論も伝わっている。
しかもトップスピンで打っている人なのだ。
だから、試合中のアドバイスでもいいのだが、普通はこうはいかない。
練習で確認してから試合で打ったほうがいいだろう。
さて、このアドバイスの意味だが
ベースライン深くから打つショットに比べ、浅いところから打つショットは
飛距離を小さくしなくてはならない。
もしスピン量が同じなら
飛距離の大きいショットに比べ、少し下向きに打たなくてはならないはずだ。
ここが今日の肝で
皆さんよく思ってしまうのが
「短く打つのだから、スピンを多くして落とす」
スピンを多くするには、もっと下からこする。
下からこすると、スウィング方向にボールは引っ張られ
むしろ、ボールはさらに上に向かって飛び出すことになる。
いっぱいスピンをかけたのに惜しくもアウト。
もちろんこのときのフィニッシュは左肩の上だ。
ここで登場するのが、『ワイパースウィング』
そうすれば、フィニッシュは上体の左側になる。
そう、ワイパースウィングというのは
少し下向きにトップスピンを打つために使える方法なのだ。
もちろん、ワイパーのためには
しっかり前向きになり、アウトサイドインのスウィングができなくてはならない。
その素地が、Yさんにはしっかりとあったのだ。
さて、せっかくだからプロの技を紹介。
女性ということもあり、今日はモーリスモの、動画と連続写真。
ベースラインの中に入って打ち込んだショットだ。
ここで気にしてみてほしいのが
インパクト後、スウィングがあまり高く上がらず
一気に左に引っ張りこんでいること。
今日はワイパーにして短く打つという話と思われがちだが
実はトップスピンロブでもワイパーは使う。
このすぐに左に引っ張り込みスウィングをあまり上向きにしないのが
本当の技術の肝なのだ。
ただそれは、ワイパーを使えば勝手にマスターできること
実用上、短く打つにはワイパー、と思っても特には困らないのだ。
2011年06月08日
フォアで食い込まれたら
『makotasu』 さんから質問をいただきました。
フォアハンドの振り遅れについてです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
標題の記事とは関係ない内容なのですが、フォアのトップスピンについて、またひとつ質問させて下さい。
フォアハンドでトップスピンを打つ際に打点を前の方にした方が良いのは十分、承知しているのですが、ボールが深く入って来ると打点が後ろになってしまい、エラーを頻発してしまいます。
打点を前にするには、打つ前の準備や足の運びが重要になるかとは思いますが、この当たりのコツを詳細に解説して頂けないでしょうか?また、前打点のみにこだわらず、深い球の対処法全般についても触れて頂ければ幸いです。
今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/06/05 19:41
私の答えです。
まず、スウィングを開始するタイミングについてですが
バウンドするより早くかまえているでしょうか?
バウンド後に、引いて、ヒット、とやっていたら
たまたま、浅めにゆるいショットが来たとき以外必ず振り遅れます。
バウンドしたときにはスウィングが始まっているのがふつうだとおもってください。
そうすれば大抵は打てるはずです。
もう一つは居直って、ショートバウンドで打っちゃうこと。
構える暇もなく、ベースラインぎりぎりに入ってきたらこれしかありません。
これも面が保てる人なら、結構安定して使えます。
次が今日の肝。
ボールとの位置合わせの方法です。
通常、打球方向に踏み込んでいき、さらに前の打点で位置を合わせるのですが
クレーコートプレーヤーは後ろに下がりながら位置合わせをすることがよくあります。
これはナダルの動画と連続写真。
ナダルが下がりながら、最後は左足を後ろに引きながら打つことにより
ポジションを後ろに下げて、位置を調整し
身体を前向きにすることに成功し
なおかつ、下がる反動を利用して腕を振りぬき
ハードヒットしたものです。
こうやって、下がりながら合わすと
ボールとの相対速度を減らすこともでき、一石二鳥なのです。
さて、これでも、ボールに食い込まれたら?
ナダルならこうします。
彼の動画と連続写真です。
例のナダルショット。
打点を後ろにし、トップスピンで振りぬきます。
打点が後ろなのに、ラケット面を打球方向を向けるため
肘の振りを途中で止め、上に引っ張り上げるのです。
その反動で、ラケット面は加速しながら、急激に前向きになります。
打点が後ろになったことを利用し
アッパースウィングを増やすことができるので
トップスピンの量を増やすことも容易で
思ったほど難しくないと思います。
さて、下がりながら打つ
それでも足りなければ、ナダル打ちという話でしたが
順番は別にこの通りじゃなくても構いません。
ナダルもシャラポワも
下がりながらじゃなくても、ナダル打ちやシャラポワ打ちをします。
横に走らされたり、場合によってはアプローチにも使うのです。
トップスピナーのたしなみとして
ちょっと振り遅れそうなときにも使えますので
ぜひ身に着けておきたい隠し味なのです。
フォアハンドの振り遅れについてです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
標題の記事とは関係ない内容なのですが、フォアのトップスピンについて、またひとつ質問させて下さい。
フォアハンドでトップスピンを打つ際に打点を前の方にした方が良いのは十分、承知しているのですが、ボールが深く入って来ると打点が後ろになってしまい、エラーを頻発してしまいます。
打点を前にするには、打つ前の準備や足の運びが重要になるかとは思いますが、この当たりのコツを詳細に解説して頂けないでしょうか?また、前打点のみにこだわらず、深い球の対処法全般についても触れて頂ければ幸いです。
今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/06/05 19:41
私の答えです。
まず、スウィングを開始するタイミングについてですが
バウンドするより早くかまえているでしょうか?
バウンド後に、引いて、ヒット、とやっていたら
たまたま、浅めにゆるいショットが来たとき以外必ず振り遅れます。
バウンドしたときにはスウィングが始まっているのがふつうだとおもってください。
そうすれば大抵は打てるはずです。
もう一つは居直って、ショートバウンドで打っちゃうこと。
構える暇もなく、ベースラインぎりぎりに入ってきたらこれしかありません。
これも面が保てる人なら、結構安定して使えます。
次が今日の肝。
ボールとの位置合わせの方法です。
通常、打球方向に踏み込んでいき、さらに前の打点で位置を合わせるのですが
クレーコートプレーヤーは後ろに下がりながら位置合わせをすることがよくあります。
これはナダルの動画と連続写真。
ナダルが下がりながら、最後は左足を後ろに引きながら打つことにより
ポジションを後ろに下げて、位置を調整し
身体を前向きにすることに成功し
なおかつ、下がる反動を利用して腕を振りぬき
ハードヒットしたものです。
こうやって、下がりながら合わすと
ボールとの相対速度を減らすこともでき、一石二鳥なのです。
さて、これでも、ボールに食い込まれたら?
ナダルならこうします。
彼の動画と連続写真です。
例のナダルショット。
打点を後ろにし、トップスピンで振りぬきます。
打点が後ろなのに、ラケット面を打球方向を向けるため
肘の振りを途中で止め、上に引っ張り上げるのです。
その反動で、ラケット面は加速しながら、急激に前向きになります。
打点が後ろになったことを利用し
アッパースウィングを増やすことができるので
トップスピンの量を増やすことも容易で
思ったほど難しくないと思います。
さて、下がりながら打つ
それでも足りなければ、ナダル打ちという話でしたが
順番は別にこの通りじゃなくても構いません。
ナダルもシャラポワも
下がりながらじゃなくても、ナダル打ちやシャラポワ打ちをします。
横に走らされたり、場合によってはアプローチにも使うのです。
トップスピナーのたしなみとして
ちょっと振り遅れそうなときにも使えますので
ぜひ身に着けておきたい隠し味なのです。
2011年06月07日
関東オープン単複優勝
関東オープン単複優勝といっても私ではない。
そりゃあそうだ、試合に出ていないのだから優勝するわけが無い。
うちの松原テニスクラブ印西の会員さん
笠井さんのシングルスと、笠井さんと松尾さんのダブルスのことだ。
笠井さんのご夫婦とは土日によくダブルスをするし (結果はよく覚えていないが)
松尾さんは水曜日、よく練習に来られている。
さて、その優勝、関東オープン、ベテラン40女子の部での快挙だ。
結果はこのとおり。
お二人のダブルスは、昨年の全日本ベテランでも優勝しており
当人たちのご苦労をよそに
我々は当然優勝するだろうと思っていた。
一方、笠井さんのシングルスのほうは
本格的にシングルスに取り組んだ最初の年ということで
本人も少し自信なさげな発言をもらしていた。
しかし、終わってみると、単複ともすべてストレート勝ちの圧勝。
本当におめでとうございます。
さて、技術的な話だが
二人に共通する話題がボレー。
特にスライスボレーなのだ。
笠井さんは、滑らかなスウィングのストロークと、これまた、滑らかなボレー。
つなぎのボレーと決めるボレーがホントにつながっていて
がんばって打っているという雰囲気が一切無い。
なんとなく、ちょうど届かないところに打たれてしまうという感じ
特に、こちらがフォアのアングルを読んで
右に動いた瞬間に打たれる、逆クロスのドロップボレーは絶品。
もちろん、ハイボレーはスウィングがけっこうあるので
がんばっていなさそうなのに充分なスピードもある。
そんなわけで、彼女のボレーというのは
つなぎと決めの境を作らなくてもいいとか
打ちに行ってから強さを考えてもいいとか
私の説明を証明してくれるようなボレーなのだ。
ホント、かゆいところに手が届くとか、傷口をえぐられるとか。
ダブルスはもちろん、シングルスでこそ、こうゆうボレーがいい。
私も彼女のプレースタイルから見て、シングルスは得意なはずと、話し
優勝すると予想していた。
よく終わった後で、「私は当然そうだと思っていました」
という評論家がいるが、わ、わたしはちがいますよ ・・・
さて、ダブルス優勝の松尾さんだが
彼女にもスライスボレーのキレを感じている。
実はこの冬から、何回か、一緒にフォアボレーの練習をしたのだ。
以前はフラット性の小さなスウィングだったが
上下動のあるスライススウィングに変えて
ボレーをふかさなくなり、しかもすべるようになった。
ホント、スライスボレー、ネットを取られると始末に困るのだ。
さあさあ、優勝したい皆さん、スライスボレー、安くしときますよ。
そりゃあそうだ、試合に出ていないのだから優勝するわけが無い。
うちの松原テニスクラブ印西の会員さん
笠井さんのシングルスと、笠井さんと松尾さんのダブルスのことだ。
笠井さんのご夫婦とは土日によくダブルスをするし (結果はよく覚えていないが)
松尾さんは水曜日、よく練習に来られている。
さて、その優勝、関東オープン、ベテラン40女子の部での快挙だ。
結果はこのとおり。
お二人のダブルスは、昨年の全日本ベテランでも優勝しており
当人たちのご苦労をよそに
我々は当然優勝するだろうと思っていた。
一方、笠井さんのシングルスのほうは
本格的にシングルスに取り組んだ最初の年ということで
本人も少し自信なさげな発言をもらしていた。
しかし、終わってみると、単複ともすべてストレート勝ちの圧勝。
本当におめでとうございます。
さて、技術的な話だが
二人に共通する話題がボレー。
特にスライスボレーなのだ。
笠井さんは、滑らかなスウィングのストロークと、これまた、滑らかなボレー。
つなぎのボレーと決めるボレーがホントにつながっていて
がんばって打っているという雰囲気が一切無い。
なんとなく、ちょうど届かないところに打たれてしまうという感じ
特に、こちらがフォアのアングルを読んで
右に動いた瞬間に打たれる、逆クロスのドロップボレーは絶品。
もちろん、ハイボレーはスウィングがけっこうあるので
がんばっていなさそうなのに充分なスピードもある。
そんなわけで、彼女のボレーというのは
つなぎと決めの境を作らなくてもいいとか
打ちに行ってから強さを考えてもいいとか
私の説明を証明してくれるようなボレーなのだ。
ホント、かゆいところに手が届くとか、傷口をえぐられるとか。
ダブルスはもちろん、シングルスでこそ、こうゆうボレーがいい。
私も彼女のプレースタイルから見て、シングルスは得意なはずと、話し
優勝すると予想していた。
よく終わった後で、「私は当然そうだと思っていました」
という評論家がいるが、わ、わたしはちがいますよ ・・・
さて、ダブルス優勝の松尾さんだが
彼女にもスライスボレーのキレを感じている。
実はこの冬から、何回か、一緒にフォアボレーの練習をしたのだ。
以前はフラット性の小さなスウィングだったが
上下動のあるスライススウィングに変えて
ボレーをふかさなくなり、しかもすべるようになった。
ホント、スライスボレー、ネットを取られると始末に困るのだ。
さあさあ、優勝したい皆さん、スライスボレー、安くしときますよ。
2011年06月06日
振動止めは好き?
振動止めについて、『いわし頭』 さんからコメントをいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんは!
本日、チームメートが ヴェクターコア100S、ウォズニアッキモデルを持って来ましたので、「貸して!貸して!」と試打させていただきました。
バスッという打球感。「何じゃこら?」と思ったら細長い振動止めつきでした。
せっかくの打球感が台無し。一重に昔、ヨネックスのラケットは打球感が今ひとつと誤解したのでは、この振動止めが原因だったように思います。
なんで、振動止めするの?って聞いたら、「ヒジが痛いから・・・。」との答え。振動止めつけたら、ヒジ痛がましか?というのも疑問で、まだテンションを下げた方がいいような気もします。(彼は52、私は40ポンドです。)
テニス肘の原因となる打ち方は先日、ご解説いただきましたが、こうしたことは少なからずテニス肘の防止となるのでしょうか?またお暇な時にでもご解説よろしくお願いしたします。
PS.ヨネックスから発売の新製品 S-FiT-α このラケットも、また涼しげないい色ですね。重さが300g以上ならサブラケットとして持ちたいと思いました。
投稿者 いわし頭 2011/06/05 00:45
私の考えです。
このお話を語る上で、まず考えたことはカテゴリーです。
これは用具のはなしか? 傷害の話か? 年寄りの独り言か?
最初の候補は、『年寄りの独り言』 カテゴリーだったのですが
いわし頭さんも絡んでいましたので、二人言となってしまい却下。
一応、『用具のはなし』 カテゴリーに入れることにしました。
さて、振動止めがテニスエルボーに関係するか?
関係はすると思います。
ただし、傷めていない人が、振動でテニスエルボーになっちゃうかといえば
もちろんゼロではないが、少ないと思います。
むしろ関係するのは傷めた後
振動が痛めたひじをくすぐるのです。
ですから、私は、テニスエルボーの人は振動止めをするべきだと思います。
ストリングスをゆるく張ってあっても振動は来ますよ。
張りの強さはコントロールや飛びを中心に考えるべきで
振動で考えなくてもいいなら
それはそれで、いい事ではないでしょうか。
それと、テンションによっては、ストリングの振動とフレームの振動が共振して
とても大きなビビリを生じることもあります。
そのときは特に必要でしょうね。
さて傷めていない人の場合ですが
単に、好きか嫌いか、それだけのことだと思います。
そして、振動止めが嫌いな人は、とっても少数派です。
振動止めをいつもしている人は、
したままで、ボールの掴まえた感やタッチの感触を味わっているようです。
もしかしたら、われわれ振動止め使わない派よりも
鋭敏な感覚を持っているのかもしれません。
まあ、いまどきの若いもんは
「塩分控えめの、薄味好み」 なのでしょう。
「塩味が効いてないと、食った気がしない」 と
ちゃぶ台をひっくり返しても、嫌われるだけですから
(やっぱり、『年寄りの独り言』 カテゴリーのほうが ・・・ )
私もオクサンの手料理に塩を追加しすぎ、あきれられていますが
まあここはグット我慢のところです。
「まったく、近頃の若いもんは、振動止めなんて軟弱なもんを使いおって ブツブツ ・・・ 」
なんて、私は言いませんよ。
ただ、私は振動止めが好きじゃないだけです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんは!
本日、チームメートが ヴェクターコア100S、ウォズニアッキモデルを持って来ましたので、「貸して!貸して!」と試打させていただきました。
バスッという打球感。「何じゃこら?」と思ったら細長い振動止めつきでした。
せっかくの打球感が台無し。一重に昔、ヨネックスのラケットは打球感が今ひとつと誤解したのでは、この振動止めが原因だったように思います。
なんで、振動止めするの?って聞いたら、「ヒジが痛いから・・・。」との答え。振動止めつけたら、ヒジ痛がましか?というのも疑問で、まだテンションを下げた方がいいような気もします。(彼は52、私は40ポンドです。)
テニス肘の原因となる打ち方は先日、ご解説いただきましたが、こうしたことは少なからずテニス肘の防止となるのでしょうか?またお暇な時にでもご解説よろしくお願いしたします。
PS.ヨネックスから発売の新製品 S-FiT-α このラケットも、また涼しげないい色ですね。重さが300g以上ならサブラケットとして持ちたいと思いました。
投稿者 いわし頭 2011/06/05 00:45
私の考えです。
このお話を語る上で、まず考えたことはカテゴリーです。
これは用具のはなしか? 傷害の話か? 年寄りの独り言か?
最初の候補は、『年寄りの独り言』 カテゴリーだったのですが
いわし頭さんも絡んでいましたので、二人言となってしまい却下。
一応、『用具のはなし』 カテゴリーに入れることにしました。
さて、振動止めがテニスエルボーに関係するか?
関係はすると思います。
ただし、傷めていない人が、振動でテニスエルボーになっちゃうかといえば
もちろんゼロではないが、少ないと思います。
むしろ関係するのは傷めた後
振動が痛めたひじをくすぐるのです。
ですから、私は、テニスエルボーの人は振動止めをするべきだと思います。
ストリングスをゆるく張ってあっても振動は来ますよ。
張りの強さはコントロールや飛びを中心に考えるべきで
振動で考えなくてもいいなら
それはそれで、いい事ではないでしょうか。
それと、テンションによっては、ストリングの振動とフレームの振動が共振して
とても大きなビビリを生じることもあります。
そのときは特に必要でしょうね。
さて傷めていない人の場合ですが
単に、好きか嫌いか、それだけのことだと思います。
そして、振動止めが嫌いな人は、とっても少数派です。
振動止めをいつもしている人は、
したままで、ボールの掴まえた感やタッチの感触を味わっているようです。
もしかしたら、われわれ振動止め使わない派よりも
鋭敏な感覚を持っているのかもしれません。
まあ、いまどきの若いもんは
「塩分控えめの、薄味好み」 なのでしょう。
「塩味が効いてないと、食った気がしない」 と
ちゃぶ台をひっくり返しても、嫌われるだけですから
(やっぱり、『年寄りの独り言』 カテゴリーのほうが ・・・ )
私もオクサンの手料理に塩を追加しすぎ、あきれられていますが
まあここはグット我慢のところです。
「まったく、近頃の若いもんは、振動止めなんて軟弱なもんを使いおって ブツブツ ・・・ 」
なんて、私は言いませんよ。
ただ、私は振動止めが好きじゃないだけです。
2011年06月05日
攻撃的なボレー
『いわし頭』 さんからボレーの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは!
ボレーをスライスで打つご利益、本当にその通りだと思いました。
調整しろという言葉、本当にピッタリの言葉だと思います。
フラットの場合は、それがないので、角度を間違えると即、ミスに繋がってしまうのでしょう。
さて、今回の質問はまたもやボレー。お陰をもちましてミスの少ない(繋ぐ)ボレーはかなりの上達が望めそうです。
次は攻めのボレーなのです。コースをついて攻める。スプリットの後、浮いてきた返球を踏み込んで決める。(パンチボレー)ファーストボレーから攻める 等々あるかとは思いますが、お考えをいただけないでしょうか?
いつも以上にバクッとした質問で恐縮です。よろしくお願いします。
投稿者 いわし頭 2011/06/03 12:23
私の答えです。
質問の趣旨としては、前回までのスライスボレーはつなぎのボレー。
それにプラスして、攻撃ボレーを身に付けたいということだと思いますが
ちょっとした、認識の違いがあるような気がします。
といいますのは
私はどちらも普通のスライスボレーと考えているからです。
構えて、打ちに行ってから、高さや強さを決める。
浮いてくれば少し強めにパンチする、または角度を取る。
低ければ深く運ぶかアングルにするか
はたまたドロップか。
どれを選択するにしても、基本的にスライスボレーなのです。
スライスボレーで大き目のスウィングをするつもりなら
基本的にどれでも対応ができる。
だからこそ、スライスボレーをマスターして欲しいのです。
あいての困るところにボレーを運ぶ
あいての届かないところにボールを運ぶ。
あいての届かない程度のスピードを出す。
ストロークみたいにハードヒットしなくてもエースが取れる。
だからネットへ行くのです。
そこそこのスピードは必要な時もありますが
ハードヒットするほどの必要はないのです。
とは言ったものの、決めるボレーを打つ為に必要な技もありますので
ちょっと触れておきます。
フォアボレーの場合ですが
クロスに打てる面で待つこと。
面を内向きにしておいて
クロスに打ちたい時はそのままボールをとらえる。
ストレートに打ちたい時は手首をゆるめれば、自然に面がそちらを向きます。
これが逆方向は、ストレートからクロスへの変更はよっぽど時間的な余裕がないとできない。
次に、アングルボレーやドロップボレーを練習しておくこと。
そして、それをどんなケースで使うか
頭の中でリハーサルをしておくことです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは!
ボレーをスライスで打つご利益、本当にその通りだと思いました。
調整しろという言葉、本当にピッタリの言葉だと思います。
フラットの場合は、それがないので、角度を間違えると即、ミスに繋がってしまうのでしょう。
さて、今回の質問はまたもやボレー。お陰をもちましてミスの少ない(繋ぐ)ボレーはかなりの上達が望めそうです。
次は攻めのボレーなのです。コースをついて攻める。スプリットの後、浮いてきた返球を踏み込んで決める。(パンチボレー)ファーストボレーから攻める 等々あるかとは思いますが、お考えをいただけないでしょうか?
いつも以上にバクッとした質問で恐縮です。よろしくお願いします。
投稿者 いわし頭 2011/06/03 12:23
私の答えです。
質問の趣旨としては、前回までのスライスボレーはつなぎのボレー。
それにプラスして、攻撃ボレーを身に付けたいということだと思いますが
ちょっとした、認識の違いがあるような気がします。
といいますのは
私はどちらも普通のスライスボレーと考えているからです。
構えて、打ちに行ってから、高さや強さを決める。
浮いてくれば少し強めにパンチする、または角度を取る。
低ければ深く運ぶかアングルにするか
はたまたドロップか。
どれを選択するにしても、基本的にスライスボレーなのです。
スライスボレーで大き目のスウィングをするつもりなら
基本的にどれでも対応ができる。
だからこそ、スライスボレーをマスターして欲しいのです。
あいての困るところにボレーを運ぶ
あいての届かないところにボールを運ぶ。
あいての届かない程度のスピードを出す。
ストロークみたいにハードヒットしなくてもエースが取れる。
だからネットへ行くのです。
そこそこのスピードは必要な時もありますが
ハードヒットするほどの必要はないのです。
とは言ったものの、決めるボレーを打つ為に必要な技もありますので
ちょっと触れておきます。
フォアボレーの場合ですが
クロスに打てる面で待つこと。
面を内向きにしておいて
クロスに打ちたい時はそのままボールをとらえる。
ストレートに打ちたい時は手首をゆるめれば、自然に面がそちらを向きます。
これが逆方向は、ストレートからクロスへの変更はよっぽど時間的な余裕がないとできない。
次に、アングルボレーやドロップボレーを練習しておくこと。
そして、それをどんなケースで使うか
頭の中でリハーサルをしておくことです。
2011年06月04日
私のラケット
先日、『いわし頭』 さんからコメントをいただきました。
その前の、『光太朗』 さんのラケット選びについてです。
以下がそのコメントの全文です。
光太朗さま
コーチ以外にコメントするのはご法度かもしれません。
(その場合は削除してください。)
最近、Vコア98Dを使っています。少し光太朗さんには重いかもしれませんが、非常に打球感よく、スピンがかかりやすく、何より目立つカラーリングなので気に入ってます。是非、試してみてください。(Vコア100Sヴォズニアッキモデルを使われる方も増えてきました。98Dよりは軽く更に飛びやすいようですよ!)
投稿者 いわし頭 2011/06/03 12:07
ここからは私の話です。
私以外の人へのコメントでも
関連のことであればよしとしましょう。
もし、話題が私の考えと離れていってしまうようであれば
そのときは、さりげなく規制させていただきます。
さて、実は私も4月後半からラケットを変えています。
ヨネックスのベクターコア98Dです。
つまり先ほどのコメントで熱烈にお勧めいただいた一品で、これが私の2本。
フレームの重さは、305g
グリップは2
ストリングはヨネックスの、ポリツアーPRO125、を47ポンドで
前回まで、グリップサイズは3だったのですが
今回のこのシリーズでは少し太い感じがしたので、2にしました。
振動止めは使いません。
特別なチューニングはしていないのですが
1つだけ
『ためにならないブログ』 で知った、Maltさんのまね。
グリップレザーを一度はずし、強く引っ張って巻きなおしました。
これは、ふかふかのクッショングリップが後でつぶれてくるのがいやなので。
ふかふかが、少しだけですが、しまった感じになりました。
その上に、ヨネックスのウェットタイプソフトグリップを巻いてあります。
一番安いやつ、しかも一番汚れのばれない黒色です。
ここだけの話ですが、『ためにならないブログ』、時々、ためになります。
Maltさん、ブログの趣旨を変えてしまってすいません。
さてラケットの感想ですが
私の選ぶ基準の1番、色がきれいはバッチリOKです。
その上に派手な黄色のストリングスに真っ赤なステンシル。
次の基準、フォアハンドは、きっちり思ったとおりのコントロールです。
スピードも思ったとおりに出ますし
軽く打ったのに、スピードが出ちゃったということもありません。
今までの、RDS-002ツアーやRD-Ti80に比べると
打球感はマイルドな感じがしますが
フレームの断面が丸いのでそのせいでしょうか
打球時の衝撃が無く、時代の進歩を感じます。
それと、フレームの厚さが24mmとやや厚いため
構造的に剛性が高く、しならない
方向性がとても良くなっているように感じます。
これにはシャフトのところに
「シャフトの内側に溝を設けた新形状が剛性を高め
ねじれを抑えることで従来品に比べ面安定性が20%※上がりました」
と、ヨネックスHPの新製品紹介欄に書いてあることのご利益かもしれません。
ボレーも思ったとおりのコントロールで
きちっとボールを捕まえた感触があります。
最初にスペックを見たときは
バランスポイントが315mm、ややトップヘビーなので
ボレーが打ちにくいかも、と思っていました。
そうなったら、スロート部分にリードテープを張るつもりでいましたが
結局、ノーマルなままでOKでした。
さて、光太朗さんのラケットとしてですが
たぶん、重すぎるでしょうね。
今使っているのが、245gとのことで、60gの増加です。
まあ、おばあちゃんの形見、「鉄器時代のラケットで」 素振りしているとの事
なんともないかもしれません。
ここまで話題にしたのですから、話の種に一度は使ってもらいたいとは思います。
でもプレースタイルからいうと
ヴェクターコア100S、ウォズニアッキモデルのほうが
こちらだと、55gアップですが、よさそうな気がしますね。
それと、私のもう一つのお勧めはこれ。
今月、ヨネックスから発売の新製品。
伊達さんの、S-FiT-α
先日、うちのスクールのある、下川井テニスクラブで
会員さんとプレーするのに使ってみました。
私の使ったのは、面が大きめ112平方インチの方。
ボレーが打ちやすく、ストロークのコントロールもなかなかでした。
とにかく軽くてよく飛びます。
重さは
112平方インチが265g
105平方インチが275gです。
問題はこれだけ、「派手さが足りない」
まあこれは一般的な欠点ではないのですが。
その前の、『光太朗』 さんのラケット選びについてです。
以下がそのコメントの全文です。
光太朗さま
コーチ以外にコメントするのはご法度かもしれません。
(その場合は削除してください。)
最近、Vコア98Dを使っています。少し光太朗さんには重いかもしれませんが、非常に打球感よく、スピンがかかりやすく、何より目立つカラーリングなので気に入ってます。是非、試してみてください。(Vコア100Sヴォズニアッキモデルを使われる方も増えてきました。98Dよりは軽く更に飛びやすいようですよ!)
投稿者 いわし頭 2011/06/03 12:07
ここからは私の話です。
私以外の人へのコメントでも
関連のことであればよしとしましょう。
もし、話題が私の考えと離れていってしまうようであれば
そのときは、さりげなく規制させていただきます。
さて、実は私も4月後半からラケットを変えています。
ヨネックスのベクターコア98Dです。
つまり先ほどのコメントで熱烈にお勧めいただいた一品で、これが私の2本。
フレームの重さは、305g
グリップは2
ストリングはヨネックスの、ポリツアーPRO125、を47ポンドで
前回まで、グリップサイズは3だったのですが
今回のこのシリーズでは少し太い感じがしたので、2にしました。
振動止めは使いません。
特別なチューニングはしていないのですが
1つだけ
『ためにならないブログ』 で知った、Maltさんのまね。
グリップレザーを一度はずし、強く引っ張って巻きなおしました。
これは、ふかふかのクッショングリップが後でつぶれてくるのがいやなので。
ふかふかが、少しだけですが、しまった感じになりました。
その上に、ヨネックスのウェットタイプソフトグリップを巻いてあります。
一番安いやつ、しかも一番汚れのばれない黒色です。
ここだけの話ですが、『ためにならないブログ』、時々、ためになります。
Maltさん、ブログの趣旨を変えてしまってすいません。
さてラケットの感想ですが
私の選ぶ基準の1番、色がきれいはバッチリOKです。
その上に派手な黄色のストリングスに真っ赤なステンシル。
次の基準、フォアハンドは、きっちり思ったとおりのコントロールです。
スピードも思ったとおりに出ますし
軽く打ったのに、スピードが出ちゃったということもありません。
今までの、RDS-002ツアーやRD-Ti80に比べると
打球感はマイルドな感じがしますが
フレームの断面が丸いのでそのせいでしょうか
打球時の衝撃が無く、時代の進歩を感じます。
それと、フレームの厚さが24mmとやや厚いため
構造的に剛性が高く、しならない
方向性がとても良くなっているように感じます。
これにはシャフトのところに
「シャフトの内側に溝を設けた新形状が剛性を高め
ねじれを抑えることで従来品に比べ面安定性が20%※上がりました」
と、ヨネックスHPの新製品紹介欄に書いてあることのご利益かもしれません。
ボレーも思ったとおりのコントロールで
きちっとボールを捕まえた感触があります。
最初にスペックを見たときは
バランスポイントが315mm、ややトップヘビーなので
ボレーが打ちにくいかも、と思っていました。
そうなったら、スロート部分にリードテープを張るつもりでいましたが
結局、ノーマルなままでOKでした。
さて、光太朗さんのラケットとしてですが
たぶん、重すぎるでしょうね。
今使っているのが、245gとのことで、60gの増加です。
まあ、おばあちゃんの形見、「鉄器時代のラケットで」 素振りしているとの事
なんともないかもしれません。
ここまで話題にしたのですから、話の種に一度は使ってもらいたいとは思います。
でもプレースタイルからいうと
ヴェクターコア100S、ウォズニアッキモデルのほうが
こちらだと、55gアップですが、よさそうな気がしますね。
それと、私のもう一つのお勧めはこれ。
今月、ヨネックスから発売の新製品。
伊達さんの、S-FiT-α
先日、うちのスクールのある、下川井テニスクラブで
会員さんとプレーするのに使ってみました。
私の使ったのは、面が大きめ112平方インチの方。
ボレーが打ちやすく、ストロークのコントロールもなかなかでした。
とにかく軽くてよく飛びます。
重さは
112平方インチが265g
105平方インチが275gです。
問題はこれだけ、「派手さが足りない」
まあこれは一般的な欠点ではないのですが。
2011年06月03日
サーブの構えは
サーブでラケットを背中の後ろにたらすわけだが
最近、上手く下げられない人がいて気になっている。
また、一方でスピンがかけられない
かけてもコントロールが、という人もよくいる。
その人たちに共通する原因にに気がついたので紹介する。
一言で言うと
ラケット面を構えのときからフラットに持っている。
ラケットが後ろに落ちていく前、肩の上に立ったとき。
こんなふうに、ラケット面が上体の正面を向いていると
そのままなら、垂れて、戻って
インパクトのところでフラットの面が出てくる。
当然フラットになるのだから、スピンはかけずらい。
サーブが苦手な人にとっては、面が打つ方向を向くのだから安心。
しかし、腕を外旋して落としていくときに
本当は前腕を回外しながら落としていくのだが
このままでは手の甲側にラケットを落とさなくてはならないわけで
上手く下げられないという人が出てくるというわけ。
だからこうする。
こうやって構える。 (モデルは東戸塚校の田村コーチ)
ラケット面が横向きになり
エッジ側からラケットを下ろすことがやりやすくなる。
そしてこうゆう面で振り出すことができる。
そして、回内してインパクト。
もう少し手首が伸びて、ラケットが立てばスライスサーブになるし
さらに回内して、面を正面に向けてインパクトならフラットだ。
かなり経験があって、スピンのかけ方で悩んでいる人は
この構え方に直すだけで長年の悩みから救われるかもしれない。
また、ラケットが垂れないで困っている人は
面を横に向けるのが不安なせいなのだから
横向きの面を回内しながら、前向きにしていくことを
まずは心の中で10回ほど想像してみる。
次に面の動きをイメージしながら、10回ほどゆっくり素振りでやってみる。
次にトスを上げてやってみる。
ね、できたでしょう。
最近、上手く下げられない人がいて気になっている。
また、一方でスピンがかけられない
かけてもコントロールが、という人もよくいる。
その人たちに共通する原因にに気がついたので紹介する。
一言で言うと
ラケット面を構えのときからフラットに持っている。
ラケットが後ろに落ちていく前、肩の上に立ったとき。
こんなふうに、ラケット面が上体の正面を向いていると
そのままなら、垂れて、戻って
インパクトのところでフラットの面が出てくる。
当然フラットになるのだから、スピンはかけずらい。
サーブが苦手な人にとっては、面が打つ方向を向くのだから安心。
しかし、腕を外旋して落としていくときに
本当は前腕を回外しながら落としていくのだが
このままでは手の甲側にラケットを落とさなくてはならないわけで
上手く下げられないという人が出てくるというわけ。
だからこうする。
こうやって構える。 (モデルは東戸塚校の田村コーチ)
ラケット面が横向きになり
エッジ側からラケットを下ろすことがやりやすくなる。
そしてこうゆう面で振り出すことができる。
そして、回内してインパクト。
もう少し手首が伸びて、ラケットが立てばスライスサーブになるし
さらに回内して、面を正面に向けてインパクトならフラットだ。
かなり経験があって、スピンのかけ方で悩んでいる人は
この構え方に直すだけで長年の悩みから救われるかもしれない。
また、ラケットが垂れないで困っている人は
面を横に向けるのが不安なせいなのだから
横向きの面を回内しながら、前向きにしていくことを
まずは心の中で10回ほど想像してみる。
次に面の動きをイメージしながら、10回ほどゆっくり素振りでやってみる。
次にトスを上げてやってみる。
ね、できたでしょう。
2011年06月01日
ラケット探し
『光太朗』 さんからラケットについて、質問をいただきました。
以下がそのコメントの質問部分です。
・・・ 前半略 ・・・
さて、今回はラケット選びについてお伺いします。
毎度すみません。
現状は軽めの245gで面の大きめなラケットを使っています。
友人が選んでくれたのですがネットプレイが好きな私に合わせての
チョイスだと思います。
ガットが切れたときの為に予備ラケットを購入しようと思うのですが
なんせまだまだ未熟なもので
このまま同じタイプのラケットで通すべきなのか
それともいろんなタイプのラケットを使ってみた方が良いのか
悩んでいます。
そんなにお金持ちでもありませんし。
なにかピントがぼけた様な質問で申し訳ございません。
初心者のラケット選びと言った感じでご回答いただければ幸いです。
お手すきな時にでもお願い致します。
投稿者 光太朗 2011/05/31 00:00
私の答えです。
予備のラケットを、というお話ですが
新しい、メインのラケットを考えたほうが楽しいし、前向きです。
いままでのは、いざというときの予備にする。
まあ、たいていの人はそうしていると思います。
ところでここだけの話、245gはちょっと軽すぎではないでしょうか。
超軽量ラケットは、ボールに負けないために
グリップ側が軽いのが多いのです。
トップを軽くするのには限度があるからです。
あまりに軽すぎると、障害の原因になる事もあります。
特別な好みがないのであれば、270gくらいはあっていいのではないでしょうか。
それに、手前の軽いラケットはボレーが打ちにくいことが多いのです。
さて、まだそんなにストリングを切ることも多くないでしょうし
同じのが2本そろわなくてもいいでしょう。
次は、たぶん今とは違うラケットだと思います。
さて、どうやって探すか?
こればっかりは、使ってみるしかありません。
友達のを借りまくりましょう。
そしてショップでいろいろ見る。
貸してくれるところもあります。
うちのクラブやスクールにもヨネックスの試打用のがたくさんありますよ。
そして、決断の基準。
見た目がいい事。
自分の好みに合っていなくてはなりません。
使いやすいからデザインは我慢だと妥協すると、じきに飽きます。
まず、ラケットは見た目です。
次は基準にするショット。
私ならフォアハンドです。
他のショットはすべて無視。
フォアの打ちやすい、思ったところに打てるラケットで決まりです。
あなたのこだわりのショットでピンと来るラケット。
そのラケットが好きになり、友達にならないとだめです。
いったん友達になると
次は、その友達に自分を合わせて、技術を磨いていくのです。
ところで、今日の話は一般論ではなく、完全に私の好み論で筆の向くまま。
疑ってかかったほうが ・・・・
以下がそのコメントの質問部分です。
・・・ 前半略 ・・・
さて、今回はラケット選びについてお伺いします。
毎度すみません。
現状は軽めの245gで面の大きめなラケットを使っています。
友人が選んでくれたのですがネットプレイが好きな私に合わせての
チョイスだと思います。
ガットが切れたときの為に予備ラケットを購入しようと思うのですが
なんせまだまだ未熟なもので
このまま同じタイプのラケットで通すべきなのか
それともいろんなタイプのラケットを使ってみた方が良いのか
悩んでいます。
そんなにお金持ちでもありませんし。
なにかピントがぼけた様な質問で申し訳ございません。
初心者のラケット選びと言った感じでご回答いただければ幸いです。
お手すきな時にでもお願い致します。
投稿者 光太朗 2011/05/31 00:00
私の答えです。
予備のラケットを、というお話ですが
新しい、メインのラケットを考えたほうが楽しいし、前向きです。
いままでのは、いざというときの予備にする。
まあ、たいていの人はそうしていると思います。
ところでここだけの話、245gはちょっと軽すぎではないでしょうか。
超軽量ラケットは、ボールに負けないために
グリップ側が軽いのが多いのです。
トップを軽くするのには限度があるからです。
あまりに軽すぎると、障害の原因になる事もあります。
特別な好みがないのであれば、270gくらいはあっていいのではないでしょうか。
それに、手前の軽いラケットはボレーが打ちにくいことが多いのです。
さて、まだそんなにストリングを切ることも多くないでしょうし
同じのが2本そろわなくてもいいでしょう。
次は、たぶん今とは違うラケットだと思います。
さて、どうやって探すか?
こればっかりは、使ってみるしかありません。
友達のを借りまくりましょう。
そしてショップでいろいろ見る。
貸してくれるところもあります。
うちのクラブやスクールにもヨネックスの試打用のがたくさんありますよ。
そして、決断の基準。
見た目がいい事。
自分の好みに合っていなくてはなりません。
使いやすいからデザインは我慢だと妥協すると、じきに飽きます。
まず、ラケットは見た目です。
次は基準にするショット。
私ならフォアハンドです。
他のショットはすべて無視。
フォアの打ちやすい、思ったところに打てるラケットで決まりです。
あなたのこだわりのショットでピンと来るラケット。
そのラケットが好きになり、友達にならないとだめです。
いったん友達になると
次は、その友達に自分を合わせて、技術を磨いていくのです。
ところで、今日の話は一般論ではなく、完全に私の好み論で筆の向くまま。
疑ってかかったほうが ・・・・