2011年06月10日
フォア深い打点もワイパー
昨日も触れた、フォアハンドのワイパースウィングですが
『ぼの』 さんから質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です。
こんにちは。
トップスピンのスウィングについて質問させていただきます。
トップスピンを打つときに、よく下から上へと言われます。
また、ワイパースウィングとも言われますが、それぞれはグリップの握り方で違ってくるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2011/06/09 07:56
また、昨日いただいた、『光太朗』 さんのコメントにもこんな部分がありました。
・・・
ベースライン深くから打つショットは斜め上に振り上げて
ベースライン内にはいって打つショットは脇腹方向に振りぬく
感じになりそうですね。
チャンスボールの打ち込みのイメージでしょうか?
・・・
投稿者 光太朗 2011/06/09 23:36
あわせて、お話したいと思います。
私の答えです。
現代のプロはグリップによらず
基本的にトップスピンで打つときはワイパースウィングです。
それは、力を入れるために、腕を引っ張って回転半径を小さくするからです。
それと、打球の飛距離を自在に打ち分けるためです。
もちろんグリップにより
インパクト時の上体の向きや腕の伸ばし具合は微妙に異なります。
また、ほとんどフラットで打つときも
これを、極限までスピン量を減らした、トップスピンと考えます。
基本的なスウィングの形がトップスピンと変わらないからです。
これはそのような、ほとんどフラットに打ち込んだ
ナルバンディアンの動画と連続写真。
フィニッシュを上体の左に引っ張り込んでいるのがわかります。
ここまでを含めてワイパーといっていますのでご理解ください。
例外は地面すれすれやランニングショット、そしてナダル打ち。
そして、深く打つボールも、短く浅いボールも
基本的にすべて、ワイパーで打つのです。
ですからフィニッシュはどちらも上体の左側。
浅く打つときは、打点後急速に、脇腹方向に振りぬきますし
深く打つときは、いったん斜め上に振り上げていきますが
最終的に、フィニッシュは左胸の横あたりへ持っていくプロが多いと思います。
ワイパーで上に打ちだすか、下に打ちだすかで、打ち分けていくのです。
プロでも、上に、深く打つときに、フィニッシュ位置のたまたま一番上として
肩の上に振り抜くケースもありますが
これはむしろ例外的
ほとんどのショットは上体の左にフィニッシュします。
まあ、深いショットは肩の上にフィニッシュしても打てるが
浅いショットは左側に引っ張り込まなければとても打てないということです。
これは念のための、ナルバンディアンの深く打ったトップスピンショット。
動画と連続写真です。
やはりフィニッシュは左側。
プロはみんなそうです。
あっ、そうそう、ナルバンディアンの最終のコマ
上体が前向きで終わっているのですが
これはコマ数の関係での省略。
この先、さらに続くコマがあれば、右肩が前に出てくるまで回りますので、念のため。
『ぼの』 さんから質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です。

トップスピンのスウィングについて質問させていただきます。
トップスピンを打つときに、よく下から上へと言われます。
また、ワイパースウィングとも言われますが、それぞれはグリップの握り方で違ってくるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2011/06/09 07:56
また、昨日いただいた、『光太朗』 さんのコメントにもこんな部分がありました。

ベースライン深くから打つショットは斜め上に振り上げて
ベースライン内にはいって打つショットは脇腹方向に振りぬく
感じになりそうですね。
チャンスボールの打ち込みのイメージでしょうか?
・・・
投稿者 光太朗 2011/06/09 23:36
あわせて、お話したいと思います。

現代のプロはグリップによらず
基本的にトップスピンで打つときはワイパースウィングです。
それは、力を入れるために、腕を引っ張って回転半径を小さくするからです。

それと、打球の飛距離を自在に打ち分けるためです。
もちろんグリップにより
インパクト時の上体の向きや腕の伸ばし具合は微妙に異なります。
また、ほとんどフラットで打つときも
これを、極限までスピン量を減らした、トップスピンと考えます。
基本的なスウィングの形がトップスピンと変わらないからです。
これはそのような、ほとんどフラットに打ち込んだ
ナルバンディアンの動画と連続写真。
フィニッシュを上体の左に引っ張り込んでいるのがわかります。

ここまでを含めてワイパーといっていますのでご理解ください。
例外は地面すれすれやランニングショット、そしてナダル打ち。

そして、深く打つボールも、短く浅いボールも
基本的にすべて、ワイパーで打つのです。
ですからフィニッシュはどちらも上体の左側。
浅く打つときは、打点後急速に、脇腹方向に振りぬきますし
深く打つときは、いったん斜め上に振り上げていきますが
最終的に、フィニッシュは左胸の横あたりへ持っていくプロが多いと思います。
ワイパーで上に打ちだすか、下に打ちだすかで、打ち分けていくのです。

プロでも、上に、深く打つときに、フィニッシュ位置のたまたま一番上として
肩の上に振り抜くケースもありますが
これはむしろ例外的
ほとんどのショットは上体の左にフィニッシュします。

まあ、深いショットは肩の上にフィニッシュしても打てるが
浅いショットは左側に引っ張り込まなければとても打てないということです。

これは念のための、ナルバンディアンの深く打ったトップスピンショット。
動画と連続写真です。
やはりフィニッシュは左側。
プロはみんなそうです。

あっ、そうそう、ナルバンディアンの最終のコマ
上体が前向きで終わっているのですが
これはコマ数の関係での省略。
この先、さらに続くコマがあれば、右肩が前に出てくるまで回りますので、念のため。

いつもお世話になっております。
ナルバンディアンの動画と連続写真、拝見しました。
テイクバックが凄くシンプルなのに力強いですね!
ワイパーと言えば錦織選手が思い浮かびます。
自分のものにしたいですが、どうしてもかすれた当たりになります。
現状では右側への振りぬき(サウスポーの為)は
出来ていると思いますがスピンを意識すると
軽い当たりになるのでフラット気味に打っています。
今回のお話の中で
極限までスピン量を減らした、トップスピンとありましたので
これだ!!と納得しています。(勘違い?)
まあ、フラット気味の球質ではありますが
特にバックアウトやネットを頻発している訳でもないので
困ってはいません。
只、いまいち目いっぱい振り切る感じではないのが
気になる点です。
もっともっと精度と威力が増すように努力精進します!
細かいことですが、指の力について質問させてください。
フォアハンドで手首を固定してラケット面を伏せてテイクバックすることの重要性はなんとなくつかめたと思います。
私はセミウエスタングリップで、ピストルのようにラケットを握っています。
ラケット面を伏せてテイクバックしようとするのですが、人差し指に力が入っていると上手くできません。人差し指の力をほとんどゼロにすると上手くいきます。
フォアボレーでも人差し指に力が入りすぎて面がかぶったりしてしまいます。
そこで、松原コーチは指の力について気をつけたほうがいいと思う点はありますか?
あったら教えてください!よろしくお願いします!!!
私の場合、どうしても左に引っ張り込むのが苦手なようです。
胸が正面を向いたところで止まってしまいます。
フラットで打つことになることが多いので、ボールの飛距離は力加減になってしまいます。
途中でスイングを止めることも多いです。
今日のブログを参考にして、次回からの練習は左まで引き込むこと(右肩が正面まで回ること)を意識したいと思います。
コメントありがとうございます
ですが、質問の内容がよくわかりません
指の力を入れると手のひらが
最初から下を向かないのですか?
最初は下を向いていても途中で変化する?
ボレーで面がかぶるのはテイクバックですか
それともインパクトで?
できるだけ具体的に教えてください。