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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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サーブの算数

今日はサーブの算数。

サーブの確率論は他とちょっと違う。

それは2本打てるから

2本続けてミスらなければ点を取られない。

じゃあ、2本ともエース狙いもありかも。 悪だくみ


もし入れば、エースと言うサーブを持っていて

60%入るなら、フォールトの確率は40%


2本続けてフォールトする確率は

40% × 40% = 16%


ということは、84%はエースが取れる。 ワハハ

打つっきゃない。



同様な計算で

エースサーブ確率が、50%なら、ポイント獲得率は75%

40%でも、ポイント獲得率は64%なのだ。

もちろん、40%の人は
ファーストがフォールトになったら、セカンドは入れにいくだろうから
確実に入れたセカンドサーブ後のポイント獲得率は50%か?

そうするとトータルのポイント失い率は

60% × 50% = 30%

ポイント獲得率は、70%なのだ。


それなら、サーブキープは当然ということだろう。 びっくり



2本ともサービスエースねらいテニス うるせー

どうですか。



昔々、ボリス・ベッカー が、ウィンブルドンにデビューしたとき


ベッカーのブンブンサーブ


ぼこぼこ、ダブルフォールトしながら、全部キープしていた。 ナイス!

結局、優勝。 ピース


ダブルフォールト、確信犯なら、してもいいかも。 悪だくみ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:53 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニスの算数

昨日はトップスピンが必要な理由を考えてみた。

今日はその理論的な裏づけを考えてみる。

算数や理科系の好きじゃない人は
計算の結果のみ頂いておけばいいので
だまされたと思って、読んでみてほしい。 悪だくみ 



ラケット赤 もしラリーが長引かず
出来れば1発でウィナーを取れるなら

60%くらいの確率でも、打つことに意味は見出せる。

しかし1本目で決まらずに、何本かかかるとすると


仮に、80%の自信があっても

2本目まですべて入る確率は、80%×80%=64%

3本目まですべて入る確率は、80%×80%×80%=51%

4本目まですべて入る確率は、80%×80%×80%×80%=41%  となり


2本返球されると
3本打たねばならず、50%近くが相手の得点になってしまう。

3本返球されるようだと、60%近くが相手の得点になってしまうのだ。 あれー?


そんなわけで
80%の自信があるフラットのハードヒットを打てるとしても。
フラットだけで、3本以上打ち続けるのは避けたい。

2本でも、ちょっと怖い。 冷や汗


フラット1発でしとめるか

フラット1発+安全に決める何か、のどちらかだろう。

安全に決める何かは、トップスピンのクロスやドライブボレーなど。 ナイス!


その1発のチャンスが来るまでは
100%の自信がある、トップスピンが必要だという事だ。 ナイス! 

もちろんそのチャンスは
サーブ後の1本目に来るという事もよくあるから
1本目をフラットでハードヒットしてはいけないという事ではない。

ただ、ストロークの体勢は
1本打った後の方が作りやすいので

2本目以降の可能性が高いという事も言えると思う。 ナイス!



ラケット赤 次はサーブについての算数を考えてみよう。



しかしみんな、算数は嫌いだろうな うるせー

心配なので、数学という言葉は避けたのだけれど

そういえば、最近使っていなかった、私の頭にも ・・・・ ZZZ


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

トップスピンの必要なわけ

低いボールをハードヒットしたり
角度を取ったり

トップスピンでなくては打ちようの無い場面は
当然必要なので

それ以外

プロなら
フラットでも打てる場所なのにトップスピンを使う理由は?



レッスンや講習会などで、フラットで打ってみせる。

当然入る。

姿勢がよく、面の作りも完璧。
「入らないわけがないでしょう」 といいながら打ち込む。


試合でフラットに打ちにくいのは
精神的なものももちろんある。

練習で打てても、試合ではプレッシャーが

でもそれは、30人の前で見本をやるときも同じ。
プレッシャーが無いわけがナイ。


でも講習会ではできるが
試合ではちょっと難しいのでトップスピンをかけて打つ。


この、ちょっと試合のほうが難しくなる理由。

実は試合中に
完璧にボールを捕まえるのはけっこう難しいのだ。

なれないサーフェスだったり
なれない相手だったり。

しかもそいつは意地悪に決まっている。
ペースをわざと変えてきたりもする。

それを相手に完璧にボールを捕まえること
特に試合序盤ではそう簡単にはいかないのだ。

中盤以降、だんだんと慣れてきて、完璧に近づく。

大胆に、フラット気味に打って、一気にウィナーを放つ。

よくテレビで解説の先生が
「一段ギヤを上げましたね」 という瞬間。


錦織の1発


まだ、ボールをしっかりつかんでいない序盤から
フラットに打つのは難しいのだ。

だからベースをしっかりトップスピンに置くのだ。



だが2回戦の相手が、ナダルさんだったら?

こちらのフラットよりも速いトップスピンが飛んでくる。

トップスピンで打っていったらぶっ殺される。


ナダルだ


こちらは、今日が絶好調
完璧にボールを捕まえていることにして うるせー
一撃必殺、フラットで勝負だ。

1000回に1回、神がかりの日に
しかもナダルがおなかを壊していたら勝てるかもしれない。


やってみたが
もしも今日が絶好調じゃなかったら?
おなかもじょうぶだったら。

0-6、0-6 ダブルベーグル、ダンゴ、ダンゴで握手するだけのこと。

忘れずにサインだけはもらっておこう。


じゃあ、安全にトップスピンで入っていったら?

1-6、0-6 位のご利益はあるかも。

でも
ナダルがおなかを壊していても勝てない。

だから
こんな例外の時だけはイチかバチか ・・・

普通はやらない。


話が飛んでしまった。 冷や汗



そんなわけで、普通はプロでもしっかりトップスピンを使うのだ。

われわれもナダルとは当たらないだろうから、トップスピンなのだ。 ナイス!


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 17:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

ショートラリーのお釣りその2

ショートラリーは忙しい
打ったらすぐに返ってくる。

これは壁打ちも同じこと。


そんなわけでテイクバックをはしょることがよくある。

これはテイクバックの引き方
その線を書いたもの。


フォアのテイクバック線


黄色い線のように引けば、面が後ろ向きに引け
インパクトに垂直な面を出すことが可能になる。


ところが打ったらすぐに返ってきちゃうので
余計なことがしにくい。

つい出来心で、赤い線のようにショートカットしてしまう。

特に、脇を閉めてなんて思っているとこうなりやすい。


面が予定よりも上向きに引けてしまうわけで
当然そのままでは、インパクトで上向きの面がでる。 あれー?

その分はインパクトまでに面を被せていけば良いわけで

これで一件落着。


ショートラリーを続けている間
修正作業をすればいいし
一度距離感をつかめば、何度も同じように面を被せればいいのだ。 悪だくみ

そしてベースラインへ下がってのロングラリー。

ここからはさっきほど被せ方をきつくしなくてもいい。

3本目くらいで調整完了。

その後立て続けに入るから、練習としては完璧。 ワハハ


試合でだって、

その場所で、3本くらい調節すれば充分打てる。 うるせー


でも、それはルールで認められていないこと

それ以外に何も問題はないのだが。 ベー




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:48 | コメント(1)| トラックバック(0)

ショートラリーのご利益とお釣り

昔々、木のラケットを使っているころ
練習の始まりはボレーボレーから
その後ベースラインからのラリーになるのが普通だった。

最近は
ほとんどの人がショートラリーから。

ショートラリーから始めれば
大きなパワーを使わずに
楽につなげることができる。

その後,あったまってきたら
ベースラインに下がり長いラリーになる。


ショートラリーから始めれば
大きなパワーを使わないはずなのだが
コーチによっては
全身を使って、スウィングするように指示することも多い。

もちろんコーチレベルならできる。

もちろん私もそうする。


しかし、中級者レベルでできるだろうか?

また実戦でも
この距離からは全身で打たないこともある。

もっと柔軟でいいのではないだろうか。


とりあえず
横を向かないで、腕打ちにする。
対応できていたら
徐々に身体を使い始める。

いろんなことをする。



こんなことを気にするのは

時々、全身でしかスウィングできない子がいるからなのだ。 びっくり

この子は、ちょっとでもイレギュラーしたり
風が吹いたりすると当たらない。

腕を調整することができないのだ。

初級レベルや中級レベルでは
大抵の人はボールとの位置取りが完璧ではない。
それを腕で調整するのは絶対に必要。

調整しないで打てるようになるのが理想なのだが
どのレベルまでいっても
想定外は必ずある。

たとえば、ランニングショット。


ロディックのランニングショット


姿勢は崩れる。

前傾して崩さなければ届かないのだから、これはあり。

そして腕だけでスウィング。

全身で打てば、ほぼ必ずエラー。


こうゆう対応が、試合中であればむしろ普通。 悪だくみ


だから手だけのショートラリーは必要。

もちろんそれがわかった上で
全身を使ったショートラリーがあってもいいのだ。



腕だけでしか打てない人と

全身だけでしか打てない人がテニスで対戦したら

間違いなく腕だけの人が勝つだろう。 ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

ハードコートのほうが楽

一般的にハードコートは硬くて疲れる
腰に来る

夏は暑い

などと言われ、砂入り人工芝のほうに一般プレーヤーは流れがち。


私としては最近
選手の相手をする都合上
ハードコートに立つ機会が多い。


これが以外に楽なのだ。


ボールはイレギュラーもせずに、まじめに飛んでくる。

だから姿勢を崩されることが少ない。


走り出しの足も滑ったりしない。

思ったとおりに
もちろんゆっくりと走り出せる。


印西のハードコート


松原テニスクラブ印西には14面のコートがあるのだが

そのうち、選手育成のため2面はハードコートなのだ。 ナイス!

特別なブランドハードコートではないので
クッションレスの硬さが足に響く?

かと思ったが

最近のシューズは見事にショックを吸収してくれる。 靴


オープンコートに打たれる相手ハードヒットボールは
俊足の私にとって

どっちみち

サーフェスのいかんを問わず、取れない。 うるせー

こちらからのハードヒットは
砂入り人工芝だと拾われるが
ハードコートだと
時々、ウィナーになる。


ハードコートは確かにこの時期、暑い。 晴れ

でも、砂入り人工芝も ・・・


まあ、そんなわけで

ハードコートの上で、それほど疲れていない自分に気がつく。


ハードコートの方が楽なのだ。  ワハハ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 21:48 | コメント(1)| トラックバック(0)

サーブのグリップは

『北国の親爺』 さんから続きの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 幾度もの質問、申し訳ありません。スクールの昔のお嬢さん達の悩み、サーブです。「薄いグリップ、高いトス、トロフイーポーズ、ヘッドを垂らし、回内、頂点で振り切る」が私達のコーチのお教え。筋力の無い還暦近い女性には無理と思います。猿真似?しているつもりで無駄な動作後、最後は前向きの所謂、羽子板サーブ。私にお教え頂いた「フローターサーブでどう?」が良いと思います。どう思われますか。楽しみのテニス、多少威力があればややこしさを省いて肘、肩に負担を掛けないのが無事是名馬かなと。一度、コーチの実地指導を受講したいですが横浜は札幌からは、はるかあなたです!?
投稿者 北国の親爺 2013/07/05 16:45






スマイル 私の答えです。

今週は前に約束したとおり
メルボルンからライト君が横浜へ来ることになっています。

とても楽しみにしています。


(実は、なかなかログインできないうちに
  先ほどプライベートレッスンをしてしまいました)


札幌はもっと近かったですよね
きっと、機会もそのうちにできると思いましょう。



ラケット赤 さて、ベテラン勢のサーブ
確かに、厚めのグリップでの「フローターサーブ」でいいと思います。

うちのスクールでは無理にコンチネンタルにはしないようにしています。

もちろん、それなりに若くて
薄くしたご利益を、近日中に得られそうな人たちは別です。


テニスコーチが柔軟な考えで
テニスを楽しみやすくしてくれるといいですね。

ただ、教わるほうも
ちゃんとお金を払ったのだから
「きちんと基本どおり教えてほしい」 と思っていたり
教えるほうも
「プロなんだから基本どおり教えなければ」 なんて思っていたり

なんだか、義理と人情にはさまれたようになっているのかもしれませんね。



私自身は
対面を保つための余計な努力をするよりも
割り切って
厚めのグリップでサーブを打つのもあり
余計な力が入ってもかまわないし
他人から手打ちで打ってると思われても
ボールがあちらのコートに入って試合を楽しめるほうがいいと思います。


現在の年齢がいくつで

運動神経は? 運動経験は?

どれくらい上手くなりたいのか?

どれくらい練習時間を取れるのか?


それらをすべて把握した上で
今どんなうち方をするか判断すべきでしょうね。


薄いグリップで打てたら、集めぽっこんサーブより点が高いなら
考え方は変わりますが

無理に高望みをしても
ダブルフォールトを量産するだけ
腕も痛めちゃうかも

現実的な選択をすべきですよね。 ナイス!



しかし、コーチにも教え方の決まりがあって

逸脱してはいけないのかもしれませんね  あれー?




そうそう、基本どおりじゃないといえば

ウィンブルドン、女子優勝のバルトリ

セカンドサーブもフラット

すごかったですね。 びっくり  





年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 15:48 | コメント(1)| トラックバック(0)

センスあるジュニアの場合

彼のグリップがウェスタンを超えて厚くなる理屈について先日お話しをした。

ただ、あまりにも厚くなりすぎると
スピンがかかりすぎてスピードが出なくなったり
低い打点の処理が難しくなったり
弊害が出ることもある。


だからコーチとしてはウェスタンより厚くならないよう
すでに厚くなりすぎた場合には
薄く矯正したりしようとする。

しかし、これは案外難しい。


なぜなら
彼は、意識して厚くしたわけではないからだ。

無意識にやってしまったこと

無意識に直すことができるチャンスをあたえて
それにコーチがちょっとアシストといければ一番いい。


もちろん、もっとへぼな時から対策ができていれば
それにこしたことはない。



対策、方法としては

色々な使い方、球種、打ち方を練習する

色々なグリップを使えるようにする。


スライスのミニラリーをしたり
ボレーもやる


錦織フォアボレー?


コンチネンタルでフラットやトップスピンのショートラリーもありだ。

錦織はドロップショットの処理を
コンチネンタルでのトップスピンでしたりする。


スマッシュももちろん必要。


そしてドロップショット


錦織ドロップショット


薄いグリップでやることはもちろん
厚いフォアハンドストロークのままでもやる。


高めの打点からフラットに叩くこともやらせる。


エアーケイだ


この練習は最初はエラーしてもいい。
スピードが出たらほめる。



そして次の段階、もうひとつの方法。

そのまま

もちろん上記の対応を充分にした後

コーチもヒントとして
「グリップを変えたら打ちやすいよ」 としばしばささやいたにもかかわらず

それも効かなかったらだが


このままいくと、錦織になっちゃう。 悪だくみ


フルウェスタン


どうしよう、大変だ ・・・


世界で20位以内に入ってしまったら
マスコミへの対応、ラケットメーカーとの交渉

親の苦労も、コーチの責任も重大になってしまう。

どうしよう


まあ、どうしてもそうなっちゃったら、しょうがないか ・・・ ワハハ


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:20 | コメント(1)| トラックバック(0)

負荷を感じる能力を開発

夜、東戸塚は雨になり、今朝も降り続いていた。 カエル


コートはびしょぬれ


10時ころには2つ目の雨雲も去り、工事再開。

下地のアスファルト面の低いところをかさ上げ補修。


下地の補修


夕方には、だいぶ緑の部分が多くなった。


緑が多くなった田んぼ


職人さんたちもがんばってくれ、今日は残業
何とか予定通り、5日のレッスン開始には間に合いそうだ。 スマイル



ラケット赤 さて、テニスの話し。

先日、負荷を感じる能力ということで
最適なスウィングをするための
最適なテンポで加速していくための
棒の長さ、重さ
その総合的な重みを感じる能力が必要だ、という話をした。

私自身、その感じる能力があるほうだと思うが
それは子供のころからの遊びなどで養われた物だと思う。

もちろん、直接的な棒振り遊びが一番わかりやすいわけで
小学生のころ毎日のように
原っぱで遊んでいた野球やソフトボール。

それと、カナヅチ
大工仕事のトンカチだ。

小学校3年生までは、横浜
となりが大工さん、母の実家だった。

工作が好きだったので
ノコギリやカナヅチはお友達 ピース

道具を使うということに慣れていたのだと思う。


そんな、昭和真っ盛りと現代は違う。  悪だくみ



原っぱも落ちている木切れも都会ではなかなかない。

テレビゲームやカード遊びでは
道具使い感覚はなかなか養えない。 あれー?



そこで、ふと思い出した遊び道具がこれ


パワーリスト


パワーリストとか、ダイナビーとか呼ばれていた物。


黄色いローターが軸をずらしながら回転し
たぶん
そのサイサ運動を押してやることで回転自体を加速する物。
毎分2万回転くらいまで行くそうで
手首の筋力強化器具なのだが
最初に、回転を増やし始めるところに
重みを感じ取る繊細さが必要
おもちゃとしても、理科の勉強としても面白い。


次はこれ


ヨーヨー


ヨーヨーだ

ひもをちょうどいいスピードで引っ張って加速する
空転させて、犬の散歩など
力の入れ具合、抜き具合の技も磨くことができるのだ。

中学生のころ、かなり凝ったことがある

セーラー服姿でこれをもつと
緊急時には武器になるといううわさもある優れものだ。 ナイス!



最後はこれ


コマ回し


コマ回し。

特に解説はいらないだろう。


そうそう、コマと同様、ベーゴマもいいけど

ベイブレードだと、この能力開発には役に立たないから念のため。 ワハハ


まったく、近頃の若いもんは ・・・ 不満


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

コナーズがいたら

『yaasumaro』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ 愚問をお許しください。今のテニス界にジミー・コナーズが現れてもいっさい通用しないと思われますか?われわれ週末プレーヤーたちの集うコートにおいてもあのプレースタイルは主流派のトップスピンにはどうしても歯が立ちませんか?正直なところ50歳を過ぎた私にとってしっかりしたトップスピンを打ち続けるのは負荷が大きいとも思われますし、今は耳にすることがなくなった「ドライブ」ボールをきちんと打てるようになれば充分戦えるのではないかとも思ったり。(コナーズはフラットでしたっけ)結局ラケットの進化とともに「過去の遺物」に成り果ててしまった・・・今はやりませんが「ラケットヘッドを立てて押すように打つとクロスにいいボールがいく」なんて教わったりしてましたが。もう30年近く前の話でした。

投稿者 yaasumaro 2013/04/11 21:29





スマイル 私の答えです。

とっても面白い質問ですね。


ところで、ちょっとだけ誤解があるのかと思い、説明しておきます。

現代のテニスはトップスピンの打ち方がベースであり
その回転を減らした物がフラットです。

トップスピン系の打ち方
トップスピン系のフラットです。

ずうっと
ヘビートップスピンを打ち続けないと違反だというわけではありません。 悪だくみ


私自身、昔に比べればはるかに、平均のスピン量は減っています。
ただし、かけるときには鬼のようにかけます。




ラケット赤 さてジミー・コナーズですが


コナーズのバックハンド


リターンが上手くて、すごくて
ボレーもすごかった。

スライス系の回転の少ない打ち方
だからフラット。

高く構え、叩き下ろす。

だからリターンとハイボレーが似ている。


コナーズのフォアボレー


ハンマーショットと呼ばれていましたね。


まあ、そんなわけで
リターンゲームはものすごく強いでしょうね。 ナイス!

3回に1回は相手サーブをブレークする。


問題はサービスゲームです。

トッププロとしてはサーブが少し弱かった。
だから時々落とす。

特に最後のころはそうでした。

それとフォアハンドのエラーが出る。

若いころは、面をもう少し伏せて引く
ややトップスピン系の打ち方だったのが
だんだんバックハンド的になっていき
不安定になったように記憶しています。  あれー?


こんなふうに面が上を向いて引くのが、バックハンド的な形。


バックのテイクバック



若いころはエースばっかりでしたが ・・・


現代のプロの世界で
サーブゲームを1ダウン以下で抑えるのがちょっと大変かも?


でも、彼とマッケンローは、それなりに通用するでしょうね。 ナイス!




さてアマチュアだったら?

めちゃくちゃ強いでしょうね。


私の近所にも
下川井テニスクラブに
速いテンポのフラットの方がいます。

先日、ダブルスをしたとき
リターンを気持ちよく打たれ、恐れ入ったことがありました。

しかたがないので
私もスピンを減らしてリスキーに勝負しました。

スピンをかけているひまがないのです。

私のようなスピンサーバー、トップスピナー
つまり、跳ねるボールを打つ人に対して、天敵のような人ですね。



現実話ですが

昔から、昔風理論で自信のある方はそのままやればいいと思います。
ただ、フォアハンドにホントに自信のある方は少ないようです。

もし少しでも、怖かったら
私のよく言っている、トップススピン系のショットを取り入れて
テイクバックを伏せて、姿勢を良くして
トップスピン系のフラットを打てばいいのではないでしょうか。

回転量を増やさなくてもいいと思います。  ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:17 | コメント(1)| トラックバック(0)

オーバーコール

先日のデ杯、韓国戦
午前中レッスンだったので、家でテレビ観戦。

添田選手、体調が悪いのか動きに精彩が無かった。


その試合で気になったのが主審のオーバーコール。 びっくり

ラインに触れたか? というサーブに
ラインズマンがグッドの判定。

すかさず、主審がフォールトのオーバーコール。

強烈なサーブを打った、イム・ヨンギョが審判を見ながら歩いてくる。 不満
韓国の監督も審判台へ。

何度もあったように思う。


日本に有利な判定ばかりなので、いいようだが ・・・ 悪だくみ


さて、この主審によるオーバーコール
何のためにあるのかというと
ラインズマンのミスを防ぐため。

もう少しはっきり言うと、オオドジ判定の訂正。 冷や汗

20cmもアウトしたのにラインズマンが黙っている。

そうゆう時に使うためなのだ。


主審の方が位が上なので、どんどんやるというものではない。

大体、主審とラインズマン
どっちが判定に適した位置にいるかというと 悪だくみ
間違いなく、ラインズマン。

だからその判定を覆すのは
見にくい審判台から見ても、それでも明らかなミスジャッジだけ。 ナイス!

ボール半個分程度の判定に介入すべきではないのだ。

際どい判定を主審がつぎつぎに始めたら
逆に、ミスジャッジだらけになる事間違いなし。 あれー?


基本的に
主審は偉そうにデーンと座って、進行を上手くやればいいのだ。

  (まあ、意見は人によってさまざまかもしれないが) ワハハ


まったく、全く、マッタク・・・・・  叫び


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

タイガーがイメージするのは

今日、『ためにならないブログ』 を見ていたら
とってもためになりそうな話が出でいた。

お暇な方はぜひ、あちらを覗いてみてほしい。




世界No1ゴルファー、タイガー・ウッズの話なのだが、最初の部分を抜粋した。


マイク タイガー・ウッズはトーナメント中、
相手がパッティングする時に何を考えているのか?


タイガーは、「入れ!」と思って、
対戦相手のパットを見るのだそうだ。
「外せ!」ではない、「入れ!」である。


相手のミスを願っていると、自分からネガティブオーラが出る。
そのネガティブオーラは自分自身のパフォーマンスにも
悪い影響を及ぼしてしまう。  

のだそうだ。




スマイル ここでしっかりと我田引水。

私のほうに役立つ部分のみをいただく。 ワハハ


ためブロさんも触れていた、テニスのサーブリターンでの話し。

相手のサーブが当然入ってくるものとして考えておく。

そうじゃないと対応できない。

「ダブれ!!」 なんて考えているひまはないのだ。 うるせー



もう1つ、いけないのは
「エラーしないように」 と考えて打つこと。 悪だくみ


否定形のイメージは作れない。

「アウトしないように」、のビジュアルなイメージはアウトだし

「ネットしないように」のビジュアルなイメージは、ネットなのだ。

エラーしないように打てば、ちゃんとエラーする。 あれー?


考えておくべきは、リターンエースとか
足元に打ち込まれて参っている相手プレーヤーのイメージ。 ナイス!


このために、リターンポジションに入る前から
イメージを盛り上げていく必要がある。

絶好調な時はそれができているとき。

それでショットが決まればますます絶好調。



ゴルフだったら

相手プレーヤーのパットに、入れとイメージする。

そして、自分が、「当然入るパット」のポジションに向かう。

なるほど。




ナダルが考えているのは


テニスも、そんな気持ちで

「当然決まるリターン」 のポジションに着けるといいな。 ナイス!




ためブロさん、ためになる話をありがとう。




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 16:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

私の理論を他人に伝える

『YS』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク コメントは久しぶりになりますが、
ブログは、いつも参考にさせていだいています。

松原コーチがおっしゃっておられる

「左足は乗ってこようとする体重をブロックする足
つまりツッカイ棒なのだ」

「ひざを柔らかく送って
姿勢を崩したら、すべてがパーなのだ」

を上手く人に伝えるのはどのようにすればいいのでしょうか?

例えば、プロの映像を見ても、意識しないで見ると
ひざを柔らかく使っているように見えたり、
左足に体重を乗せているように見えたりします。

明らかに、それは違うというのを伝えるのが難しいです。

何か、いいアイデアがあれば教えていただけると嬉しいです。

PS.
フォアを悩んでいる人に、アドバイスをしてあげたいのですが
その人は自分より上手いので、それとなく説明して
本人に気づかせてあげたいのです。

投稿者 YS 2013/03/21 12:39





スマイル 私の答えです。

プロの動きから本質を読み取り、理論にする。
そしてそれを他の人に伝える。

これは私、松原コーチの特技です。

なかなか、他の人には難しいと思います。


まして他の人にそれを教えるとなると
もっともっと難しい。

自分で、その技術を完璧にこなして
見本をらくらくとやってのけるくらいの技量が必要です。


エナンのフォアハンドです


自分でできないことを他の人に感じさせるのは無理なんです。


私の文章を翻訳して、易しく噛み砕いて
他の人に見せられるのも、多分私にしかできないと思います。


もちろんうちの、私のスクールのコーチたちなら
かなりの部分は説明できると思いますが ・・・



だから他の人には、私のブログなり文章なりを
直接見せるのがいいのではないでしょうか。


上手な人にも
こんな物があったよと、私のブログを見せる
それくらいしかやりようがないのでは ・・・・




さて、自分でやるときのコツといったらなんですが
「私の言うようにやってみる」

やってみてだめなら、それから考える。

とりあえず、信じてみてください。

私の文章を読んで
理屈を先に納得してからやろうと思わないほうがいいでしょう。



私の言うようなテニス
プロがやっているテニスが
当然のように世間の標準になり
大昔の、一見ほんとそうな理論が聞こえなくなれば
他の人が話しても
私の理論が、皆さんの耳に自然に入っていくと思うのですが
私たちの年寄り世代がいなくならなければ難しいかもしれませんね。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 21:58 | コメント(1)| トラックバック(0)

風が吹いたら桶屋が勝つ

今日は風が強かった

ジュニアのレッスンをやっていると

「風が吹いていると打ちにくい」
「風が吹いているのでミスしちゃう」
「風が吹いているから負けちゃう」

色々と聞こえてくる。

そしてホントに負けちゃう。  あれー?


風が吹いたほうが打ちやすい人はいないので
「風が吹いていると打ちにくい」 は間違いなく正しい。


次の「風が吹いているのでミスしちゃう」はどうだろう。
風を読んでポジションを替えたり
球筋の変化を予測したり
ちょっとの工夫でエラーは減らせる。

わざわざ宣言してまでエラーすることはない。  悪だくみ



「風が吹いているから負けちゃう」は?

試合をしたら、勝つ人と負ける人の数は同じはず。

「風が吹いているから負けちゃう」人はちゃんと負けてくれるから
そんな宣言をしない人の勝利確率はよくなるはず。

つまり
「風が吹いているから勝っちゃう」 という人がかなりいるはず。



色々とみてくると
風を負ける理由にあげる人と
相手の左利きを理由にあげる人とはかなりオーバーラップしている。 悪だくみ


風が吹いたらどうなる?
左利きのボールはどう曲がる?
とちょっとは考えたり、工夫したりしない人。

もう1つ
最近多いように思うのは負ける理由を探す人。

負けたときにちゃんとした理由があればいいのだ。
家に帰ったら
仏壇の前に正座して、ご先祖様に報告しなくてはならない。 冷や汗
正当な理由なくして負けたら家名に傷がつく。

だから、それを試合前に宣言しておき、安心して負ける。



「風が強い上にね、相手は左利きだったんだ
   それにね、松原コーチって意地悪な人だったんだよ」 うるせー




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

足し算が成り立つか?

先日のイベント中
フォアハンドを苦労している方とお話をした。

全身で運ぶように打っていて
腕が不自由になり
でも最終的には振り切るので
エラーは出る、スピードは出ない状態になっていた。

腕が楽に振れればいいのにと、声をかけたら
ラケットヘッドを上げて
しっかり押すようにとのアドバイスをあるコーチから受けた
とのこと。


昔風の理論だが、それはそれであり。

ただし、振り切らない、コントロールのみに注力するのならあり。

力の強い男性なら、それでもそれなりに打てる。  悪だくみ

女性では有効なボールを打つのは無理。


まして、それで振り切ったらバラバラ。

現代のプロのようなテニスとは相容れないのだ。 あれー?

根本的に技術の体系が違う。



両方のいいとこ取りを狙っているのだと思うが、そうは行かない。

両方の悪いとこ取りになってしまうのは間違いない。 


コーチの皆さんにはよくよく考えてもらいたいこと。

技術の体系として
自分の教え方が一貫しているかどうか? 


勉強熱心なコーチほど色々と勉強してしまう。 悪だくみ

松原さんの理論はなかなか良いし
向こうのA先生のもかなりよかった。

両方足せばあの2人よりも上にいけるかも うるせー
なんて考えるのだろうか。


昔の理論、常識に新しい現代のプロ技術を足すのは無理

昔の理論をいったんどけておいてから
新しい現代のプロ技術を採用してほしいのだが ・・・ ナイス!

年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

下川井TCや富士山や

今日、下川井テニスクラブのレッスンに
しばらく前、コメントをいただいた
『もうすぐ56歳』 さん、が来てくれた。

実は誕生日が過ぎたので
『すでに56歳』 さん、なのだそうだ。

とっても上手な方
私のブログをいつも見ているそうで
話の理解が早いし
基本的に私の説明どおりのテニスがほぼできている。

ただ、力の入れ具合とか
スウィングのテンポとか

実際に生で体験しないとわからないことも多いようだ。


その1つ
「フォアハンドを前向きで打つこと」

やはり前を向くのがちょっと遅い。

結果、前向きでフィニッシュになることと
インパクト後の面のぶれや
インパクト後のスピードがダウンしてしまっている。

インパクト後はどうでもいいじゃないか
と思われがちだが

そこが無いと
インパクトの面がかぶってしまったり
インパクト時のスウィングスピードが遅くなったりするのだ。


ボールにスピードを出したい人
しかもベースライン内にねじ込みたい人は
ぜひ、ここを大切にして

左脇への豪快なフィニッシュを決めてほしい。  ナイス!



『すでに56歳』 さんのように、生の松原コーチを味わいたい方は

下川井テニスクラブの午前中レッスン

東戸塚の金曜ナイターレッスン

トミーインドアでの第3水曜日テニス塾

そして、明日の印西ダブルス (美しい女性のみ限定) へ

是非、ぜひ、ゼヒ、おいでください。  叫び





さて、もう少しさかのぼって
下川井へ向かう、朝の車からの景色。


流氷だ


流氷の向こうに富士山と丹沢の山々がくっきりと。 悪だくみ

さすがに冬の空気は澄んでいて
寒々としている。


もちろんここは横浜
相鉄線、二俣川の陸橋の上
流氷はこない。


スカイラインの窓


道路わきの白い壁の向こうに、富士山が見えるのだ。


だからなんだって?

冬の富士山はきれいなんですよ。   ワハハ

 
年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

リーナがすごい

オーストラリアン・オープンもいよいよ大詰め。

リーナがすばらしいテニスをしている。

特にフォアハンド
インパクトでしっかり前を向き
男子のような力強いスウィングだ。


リーナのフォア


トレーニングを積んだそうで
体幹部がしっかりし、姿勢が崩れない。


アザレンカは相変わらず
最後のゲームでフォアハンドに迷いが生じる。
本当の自信がないのかも。

このまま行ったら、リーナが有利なような気がする。


安定した、危なげないチャンピオンの登場かもしれない。



男子はフォアハンドの技術で行ったら、フェレール。

見ていて、エラーする気がしない。

面の向き、姿勢、スウィングの滑らかさ、そしてフットワーク。


だけどジョコビッチには負けてしまった。

やはりサーブから始まる総合力ではあと少し足りないのだ。




最後は総合力のジョコビッチか?

神がかり的なプレーでフェデラーか?

疲れていないマレーなのか?


準決勝は今現在、マレーが、6-4、とリードし

フェデラーがセカンドを、7-6、で追いついたところ。




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

深く打つ習慣

深く打つ習慣をつけるのではなく
深さをコントロールできるようになってほしい。 ナイス!


世のコーチたちはこう思っているのではないか?

練習で深く打つ習慣をつければ試合で深く打てる。
だから
「アウトしてもいいから、練習では深く打て」


この習慣をつけることで
練習どおり試合をすれば、半分はアウトする。 悪だくみ

なのに、練習どおり試合をすると
「お前はばかか?」 と言われる。 あれー?

もちろん
ゆるくつなぐだけでも勝てる相手に負けちゃうからだが

こうゆう人は未完の大器といわれる。
困るのは、一生、未完のままの可能性が高いことだ。 うるせー



深く打つのはコントロールの技術なのだ
習慣ではない

どの深さ、浅さにも打てれば
つまり、飛距離を自在にコントロールできれば
ベースラインの手前にも打ち込むことが出来る。

結果、「あなたのボールは深いですね」、と言われる。 ナイス!


ジョコビッチのテイクバック


テニスの試合では
浅く打つことも必要だ。

深いボールに相手がまけて
浅く返球してくる。

ベースラインの中に入り、決め球を打つ。
短いボールにしなければアウトなのだ。  うるせー

これは、深さを自在にコントロールできなければ
はなから出来ないことなのだ。


苦しい体勢なら
ライン際は狙わない
ベースライン際も狙わないから、浅くなる。 ベー
それでも、ナダルは勝っている。


ナダルの振りぬき


深く打つ習慣をつけてはいけないのだ。


でも、深くも打てるようになったほうがいいのだけど。



短くしか打てない人は試合で苦労する。 冷や汗

深くしか打てない人は試合に勝てないのだ。 不満


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:35 | コメント(1)| トラックバック(0)

真面目に文字通りでいいか?

『聖闘士』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク こんばんは。

松原コーチの理論は私も実践したことがあり、かなりの安定感を得られた実績もあります。他の人にもやらせてみたところ、ある程度「できる」人には効果的だったと思います。

しかし所謂「できない」人や「クソ真面目」な人は松原コーチの言うことを文字通りに実行してしまったりします。力んで面を保つためにグリップを振った分しかヘッドを使えずボールが飛ばない人や、腕を振ろうとすれば体も回るなんてことはなく腕だけ振ってしまう人もいます。

結局私は、真面目に文字通りに捉えた人が上手くいかないような表現はすべきでないと思うようになりました。松原コーチの生徒さんにこのような「文字通りやってしまう」人はいますか?もしいた場合はどのような指導をされるのでしょうか?

投稿者 聖闘士 2012/12/18 21:07





私の答えです。

スマイル 私は、所謂「できない」人や「クソ真面目」な人でもできるような
アドバイスを考えているつもりです。

私の理屈は相当、単純ですから。


「グリップを振った分しかヘッドを使えずボールが飛ばない人も」
フェデラーよりは下手かもしれないけど
振った分は飛んだでしょう。

これはヘッドを使えなくして
安定度を増すためのアドバイスですから。


まずはそこから入って
熟成させていけばいいのです。
一生、力みっぱなしにしろとは言ってないつもりです。

でも、グリップをすごい勢いで振ればいいので
その割には、すごいボールが打てるはずですよ。  ワハハ


それと、これは
当たらない人に当てさせるアドバイスではありませんので
ある程度の人には有効
というのは当たっているかもしれませんね。



「腕を振ろうとすれば体も回るなんてことはなく腕だけ振ってしまう人」

これはちょうど昨日のブログで触れた話題です。
ぜひ読んでみてください。

それでも
全身で打たなくては、ご先祖様に申し訳が ・・・
と考えるなら
それはそれでしょうがありません。  びっくり


まあ、「腕だけ振ればいいですよ」 というと
たいていの人は身体も必要なだけ回ります。

身体の使い方はほとんどの人で
必要以上なのが日本人の対質なようです。  悪だくみ



ところで
「文字通りやってしまう」人ですが
セット販売商品に時々トラブルが出ます。

1例ですが
フォアハンドの引き方。

インパクトの面を保つため
「振り子で引いて、面が下向きになる」

腕を捻らないで(内旋させないで)振れば
正確なインパクト面が出るはずです。

でもこの人、インパクトにかけて被せていく癖がある。

下向きに引いて、被せて振れば、ネットを越えない。


私の説明の前半だけを、「文字通りやってしまった人」です。  うるせー

こんなことはよくあります。


これは困っていない人を直したタメです。

被せれば入るのです。
ただ安定して入らないだけ。

困ってもらえば良いわけで
フルスウィングしてもらい、当然アウトする。

そこで理屈を説明すれば、すぐ直ります。 ナイス!



さて、「真面目に文字通りに捉えた人が上手くいかないような表現はすべきでない」

とすると、技術論などは一切言わないほうが、書かないほうがいいでしょう。

文字で出すからには、相当に手間をかけ慎重になっても
100%読んでくれない人、誤解する人が必ずでます。 不満

読む人は自分の経験や理論を下敷きに読む。

ある程度はしょうがないことではないでしょうか。



それともう1つ危険性があるのが伝言ゲーム。 あれー?

私の文章を読んだ人が、それを誰かに伝える。

その人の翻訳になる可能性がかなりあります。
その人が、私の言葉の背景までは理解していないかも?

先ほどの身体の周り具合なども
私と判断基準が違うかもしれない。  (たぶんちがう) 悪だくみ



まあ、そんな危険性を秘めつつも

書かないよりは書いたほうがよほどましだと思っていますので

このブログは続けていくつもりです。 ワハハ




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:41 | コメント(4)| トラックバック(0)

ご理解とご協力

「皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。」 メガホン

これは地元の相鉄線(相模鉄道)に乗ると
必ず入る、携帯電話の使用についてのアナウンス。

もちろん車内でケータイをマナーモードにし
通話はしない、ということなのだが。

どうもこの『ご理解』
ほんとうは、他のお客に対する迷惑へのものなのだが
「こんなことをアナウンスする、私へのご理解」
と聞こえてしまうのはわたしだけ?

よっぽど、ひねくれた性格の私だから 悪だくみ
思いつくことかもしれない。

(ひねくれた性格、さっきもオクサンから言われたばかりだ) バリ3


一方、印西のクラブへの往復に使う北総線

もちろんこちらも、車内でのケータイ使用は不可。

この線
往きは、成田空港へのお客さんなどで
そこそこ乗っているが

帰りは
先頭車両など、私ともう一人だけなんてこともある。

彼とは、10m以上離れているので
ケータイを使っても気づかれもしないだろう。 ZZZ
大抵、寝ているし。


まあ、そんなこんなで
車内のケータイ利用も
もう少し柔軟でもいいような気がするが

他の人に迷惑をかけないという心があれば
一律に、使用禁止というやり方じゃなくてもいいと思う。

まあ、それが無理なら
「規則だから、使用禁止」 にすればいいわけで

特に、「ご理解」 してもらう、「言い訳」 も必要も無い。


やはりひねくれていたのだろうか。  不満



ところで
「皆様のご理解とご協力」 を聴いた時に浮かんだもうひとつ

フォアハンドの、「面感覚と正しい面の使い方」 ラケット赤

上手い選手はこれが同時にあり
片方だけでは、なかなかうまくきまらない。


しかし、ちょっと今日は時間切れ

また、日を改めて、お話しするので
「皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします」 スマイル


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:17 | コメント(2)| トラックバック(0)

ピアニストやニシコリや

辻井伸行さん
ピアニスト

夕べ、ロシアの白夜音楽祭に参加した
彼のドキュメンタリーをBSフジで見た。

映像から独立した存在
あんなに頭を動かしながらピアノを弾く 

彼は目が見えないのだ。


テニスでは頭を垂直に立てるように指導している
頭を傾けただけで
ネットの高さやサイドラインの方向までもが、あいまいになる。

頭を真直ぐにとアドバイスしただけで
見違えるように上達する人もいるくらい

ましてわざわざ頭を振るなどあり得ない。


ピアノがどれほど難しいか知っている、うちのオクサンは
あんなにハンディーがありながら
一流のピアニストは凄いという。

彼のハンディーは目が見えないこと。
でもそれと引き換えに
すばらしい音の世界を身につけているのかもしれない。


昨日の番組で紹介していたのだが

チャイコフスキーは
悲しい事がたくさんあっても
小さな喜びを見つけることができれば生きていける
と言ったそうだ。

目が見えないのは悲しい事だけど
その代わり
彼を映像から自由にし
音の世界を深くしたのかもしれない。


番組の後半でチャイコフスキーが晩年を過ごした家へ行く
チャイコフスキーが使ったピアノで即興の曲を弾いた。 

単なるピアノ弾きではない

感動した。  ナイス!



ところで、テニス
先ほど、錦織がジャパンオープン、優勝した。  祝

テレビでの観戦だったが
何とか、勝ってほしいと思いながら見ているのは
ホントに疲れる。

かなり、疲労している二人
その状態でも違う世界に入れるのだろうか

なのにますますギヤを上げる錦織
明らかに足にきながら
それでも平然と諦めることなく戦うラオニッチ

勝ったのが応援していた日本人だったというのはもちろんだが

とにかく、感動した。  ナイス!


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

山のほうのドルフィン

横浜へ向かう湾岸高速

カーステレオから流れてきたユーミン


山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く 三浦岬も見える ・・・ 音符


荒井由美のアルバム、ミスリムに入っている曲

「海を見ていた午後」 の一節。


昔々、私が初めて、「ドルフィン」 へ行った日のことを思い出した。

まだ私が、「海を見ていた午後」を知らないころの話しだ。


勤めていた会社の独身寮が
京浜急行の屏風ヶ浦駅近くにあった。

K君たち、何人かの同期の新入社員仲間と語り合っていた夜
神奈川区の別の寮から、K君の友達が遊びに来た。

フェアレディーZの新車を買ったので
見せびらかしに来たのだ。

さっそく、試乗会ということで、どっかに行くことに  車

フォーク好きの、K君が
「荒井由美の曲に、出てくる、ドルフィンに行きたい」 と言い出した。

「それはどこだ?」 と聞くと

「横浜の山のほうだ」 とのこと。

山のほうのドルフィン(海豚)だと、ただの豚じゃないかと思ったが
とりあえず、本音は新車に乗りたいだけ
とにかく、男4人、ギュウギュウ詰めで出かけた。 ワハハ

フェアレディーZの後席
大き目の猫か小さめの犬を乗せるためのスペース 悪だくみ
ホントに狭い。

ひざを抱えて1時間
横浜駅の辺りに行ったが、そんな店はない。

助手席のK君は、「山のほう」を繰り返すだけ。


横浜で高いところ?

元町の向こう、港の見える丘公園あたりは確かに高い。

私の提案で、とりあえずその方向へ。

坂を上がり、車の流れに乗って付いていく。

だんだん寂しくなっていき、店なんかない。

ここから帰れるのかと不安になったころ

「在った」 

ドルフィンの看板が ピカ


ソーダ水の中を貨物船が通る ・・・ 音符

はずだったが
店が改装中で、海が見えない。 あれー?


4人でコーヒーを飲んで、帰寮。

根岸のほうに向かい、坂を降りたら
屏風ヶ浦まではあっという間。

われわれの 「海を見られなかった夜」 は終わった。  ワハハ



私にさだまさしとギターを教えてくれたK君
さだまさしよりさだまさしの歌が上手い人
群馬出身とはいえ
東京の名門大学に4年いたのだから
忍ぶ忍ばずの池や無縁坂は知っていても
山手?
横浜の地名には疎かったようだ。

今日、やっとわかった
35年ぶりになぞが解けた。

山手のドルフィンは 静かなレストラン  音符

K君は、『山手』 が地名だということを知らなかったのだ。  スマイル


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:32 | コメント(1)| トラックバック(0)

ラケット面や銀座を感じる

先日、S高校の指導に行った時に強調したもう1つのこと。

それはラケット面を感じるということ。

フォアハンドで腕を捻らないよう
下向きに引いたラケット面。

そこから何の細工も無く打てばエラーするはずがないのだが
エラーする人はたくさんいる
エラーしない人ももちろんいる。
その人たちはほとんどエラーしない。

どこが違うのだろうか?

実はその人たち
ラケット面を感じて
ラケット面まで神経が届いている超能力者なのだ。  悪だくみ


まあ、超能力は真っ赤なうそで
面を感じようとする人は必ず感じる。

それに思い至るかどうかなのだ。

昔お話したことがあるので、覚えている人もいると思う。

われわれは箸でご飯を食べる時
箸の先を感じていて
箸の先がどう動くかを思えばそのとおりに出来る。

箸の先でご飯の炊け具合まで判る。

これを感じない人は時々、鼻で食べることになる。 びっくり


鼻で食べる人がめったにいないことを見ると
大抵の人はラケット面を感じるぐらいは出来るはずだ。


打球時にボールを捉えるラケット面と
ジョリジョリッとボールを捉える感触を味わおう。

これで名人と呼ばれるはずだ。  ワハハ




スマイル さて、昨日はブログをアップ後、東京さ行った。

新宿での会議後、久々の銀座だ。


銀座だ


銀座ですよ。


銀座7丁目のビールやさんで
大学の庭球部OB会、関東地区の役員会だ。

だからなんだといわれても困るが

考えてみれば
この先に、昔勤めていた会社の本社があったので
時々はこの辺を通った。

35年ぶりくらい。

きれいな街だった。

もちろん東戸塚と違い、ベコ飼っている人はいないようだ。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 15:38 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニスは試合だ

テニスは試合だ
サーブから始まって
ラインの外にボールが落ちるか
2バウンドすることによりポイントが終わる。

自分の側から見ると
1バウンド以内でボールを打ち
ラインの中に打ち続けられればポイントを失うことはない。

だから、テニスはいかに短いボールを打てるかという勝負になる。
必ず、ベースラインより短く打つのだ。


ナダルなら



相手ボールが浅くなれば
さらに短く打たなければならない。

これが出来れば攻撃してもいい。

攻撃して相手を追い詰めると短く返ってくるからだ。 悪だくみ

これを決められないなら
べチャ粘り、しこり抜くしかない。


テニスプレーヤーは本音を言うと
アウトが怖いのだ。

深く打てなくて困っている人なんてほとんどいない。 冷や汗


でもそれを言っちゃー、テニスを知らない人と思われる。

コーチでもそうなのに
そのコーチがアウトしてもいいから深く打てと言う。

そんなこと試合で出来るわけがないのに。

大胆に深く打っていれば
いつかは深く入るようになり、名プレーヤーに ・・・

いつかって、いつ?

200年後じゃあ考えてもしょうがない。

50年後?

パワーも落ちてくるから、そりゃー入るようになるかも。 うるせー



自分で言うのもなんだが
松原さんは深いボールを打つことで
かなり定評がある人。


なんで?

ベースラインより浅く打つ自信があるからだ。 スマイル


テニスはベースラインより浅く打つ競技。

テニスの常識をあまりよく知らない松原コーチだから言えるのか?


32年前
保土ヶ谷ローンテニスクラブのヘッドコーチになった最初のレッスン
ベテランの方にスマッシュを教えていてこう言われた。

「松原さん、あなたはテニスのことあまりわかっていないようだから ・・・ 」

5分だけ我慢してくださいと話し、5分 ・・・ ワハハ




テニスは試合なんですよ。

レッスンがすべてではないし、フォームを競う競技でもないんです。 ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 12:23 | コメント(2)| トラックバック(0)

テニスのコツ

昨日、『ためにならないブログ』を見ていたら
懐かしい本を発見。

ためブロさんの写真を勝手に借用。

ためブロさん、すいません。


テニスのコツ


藤倉五郎氏の『テニスのコツ』

高校1年、硬式に転向、最初の年。

2年生の先輩の持っている本を借りて、むさぼるように読んだ。

私のテニス人生で
一番、克明に読んだ、見た本なのだ。

ページの端に連続写真が付いていて
ぱらぱらとページを送ると、動画で見られる。

チャップリンのころの無声映画のよう。

読む人、見る人を考えたすばらしい本だった。


藤倉五郎さんは左利きなのだが
左右反対にプリントしてくれたスピンサーブが
今もしっかりとイメージできる。

あの時代、最高の1冊だ。


借りた本は表紙のカバーが付いておらず
白っぽい、ハードカバーの本だったのを覚えている。

そんなわけで、カバーの写真もはじめて見た。

手前でボレーしているのは、渡辺功さん?

構えているのは、石黒修さん? だろうか?


ずうっと持っていたかったのだけど
返さなければならず
とっても残念だったのを覚えている。


お金も無かったのだけれど
本屋さんに頼めば取り寄せられるということすら知らなかった。

そんな大昔のこと。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

不思議人マイヤー

ウィンブルドン準々決勝
ドイツのマイヤーがジョコビッチに敗れた。

薄いグリップで
面を上向きにテイクバックしていく
ひらひらフォアハンド
突然打ち出すバックハンドに
サイドスピンのかかったドロップショット。
スクールなら上級に上がりそうもないようなぎこちないサーブ。

最初、ふざけているのかと思ったのだが
とても、地球人とは思えないリズムの取り方や動き方。

とにかく見ていて飽きない。


マイヤー


どう見てもジョコビッチが苦労するようには思えない。

でもここは、ウィンブルドンのベスト8
そんなにへぼなやつ、いるわけがない。

やっと取ったポイントでは

ジョコのガッツポーズ


結局ジョコビッチがストレート勝ちしたが
最後までリズムに乗れず困っていた。


1960年代の有名人
ミロスラフ・メチージュを思い出した。
ソウルオリンピックの金メダルを取った人。

やはりなんだか不思議なフォームで
あっと驚くようなショットを打つ。

この人にはまっとうなチャンピオン
マッツ・ビランデルが負け越している。


あのマッケンローにメチージュ、そしてマイヤー

彼らは天才か? ミュータントか?



最近は、テニス技術も行くところまで行きつき

みんなが同じようなトップスピンにサーブ
つまりジョコビッチのようなスタイルじゃないと勝てない。

だからこうしないと勝てないよと、松原コーチも言っていた。 悪だくみ



でも、マイヤー以外にもオーストラリアのトミッチも

なんか不思議な人たちが出てきた。

まだまだ、テニスは進化する要素を持っているのかもしれない。

多様性のあることはいいことだ。  ナイス!




さて今日のもう1つのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』
はサーブの話し
以前の定期購読の記事の焼き直し。

無料の設定なのでひまな人はぜひ。

年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

上手くなると体力がいる

フレンチオープンの激しい戦いを見ていると
彼らの、特にトップ選手の体力には感心するというか
あきれるというか

フルスウィングしながら
全力でダッシュし
それが何本も続く。

そして、4セット目かファイナルセットの勝負どころ
それまで、若手の優位が見えていたのに
一転、トップの選手が突き放す。

昨日のジョコビッチは
イタリアのセッピに対し、2セットダウンから
風のせいもあり
とにかくエラーが多い。
しかし何とか勝利に持っていく。


ジョコビッチ


フェデラー
ベルギーのゴファンに対し、ファーストセットダウンから
最後は相手の疲れを尻目に
強烈に叩き込んでいく。


最後までトップスピードを維持する体力と
それに支えられた、精神力の持続。

2人とも、試合内容には感心しなかったが
その体力には脱帽。


一方のナダル
もちろんその体力は文句なしにすごい。

しかも、その進化を発揮しないで勝っている。
ショットで圧倒し
体力勝負にならないのだ。

このままいけば、ナダル。

彼の引き締まった身体が光っている。



さて、テニスというのは
上手くなるほど、体力がいる。
上手くなるほど、厳しいボールが飛んでくるし
それが続く。

早めに上に挑戦して
どんどんもまれたほうが
技術的な要求もつかめるし
体力への要求もわかりやすい。

体力や、腕前が付いたら、試合に出る
ではなく
出てしまって、体力が付いてしまい
練習の課題も見つかるのかもしれない。

初心者は体力が無くても大丈夫
というのはいいことだ。

とにかくテニスを始めてしまえばいい。

とにかく試合に出始めてみるといい。

体力も技術も後から付いてくる。



昔、お世話になったことのある、ある大先輩。
空手をやるのだそうだ。

しばらく休んでいたそうで
腹筋が300回できるようになったら
再び、始めるとおっしゃっていた。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 16:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

有料ブログやウグイスや

木ノ本さんから、先日、コメントをいただいてました。

以下がそのコメント、全文です。


マイク 最近、こちらの読者になったものですが、『松原雄二のテニス技術解説』の有料記事を読みたいと思ったら、定期購読は中止になったと知りました。
今後、なんらかの方法で購読できるよう、よろしくお願いします。

投稿者 木ノ本 伸哉 2012/05/24 22:39





私の答えです。

スマイル もう一つのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』の有料記事ですが
定期購読は残念ながら、後2週間で中止とし
掲載頻度が少し減ると思いますが
都度課金で続けるつもりです。
もちろん無料の場合もあります。

そうそう、今日は無料です。


こちらの365ネットのブログもありますので
テニス技術物の発信は続けていくつもりです。

まだ、どうゆう構成にしたらいいのか?
どれくらいの頻度、比率で出来るか?

思案中です。


何か具体的にお困りの事があれば
ぜひこちらに質問のコメントを入れてください。

じつは、質問に答えるのは
あっという間に閃くのですが
自分で質問を作るのが大変に難問なのです。

ここだけの話、有料ブログにして
いちばん困っているのが、じつはこの点なのです。




話は変わって
うちの裏の、ウグイス君。

ホー、ホケ、キョ、ケ、だったのが
ホー、ホケ、キ、キョ、になってきた。

キョ、より、キ、の方が短くなったので

ホー、ホケ、キョ、が、ま近いのか? 悪だくみ
訛りが変わってきただけなのか?

それとも、他のオスに駆逐され
今鳴いているのは別ウグイス君なのか?

定かではない。


私としては、彼の努力がまもなく報われると信じたい。 ナイス!


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

カメハメ波が好きだ

テニスではフォアハンドが一番好きなのだが
そのときの感覚として
収束する感覚がある。

色々な方角に飛び散ってしまうのではなく
特に打ち出す高さが
自分の思っている方角に
完璧に収束する。

エラーするわけがない。

そう思えるようになれば完璧。


そのときに腹筋を絞って
自分の前側をパラボラアンテナのようにする。


そして必殺のボールを放つ。カメハメ波



それをこのときに感じるのだ。


nisikori


ボールを抱え込んだ上体

腹筋の力み具合をかんじてほしい。





今日はもう1つのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』
 もこれ

無料の設定なので覗いてみてほしい。




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

インカレへ

ちょっと内輪の話だが
私の母校、もちろん工学部ではなく庭球部。

これは昨年秋に行ったときの大学正門前の写真。


正門前


今年は雪が多く
コートの除雪も4月20日ころにやっと終わったようだ。 雪だるま


早速、北海道学生、春のトーナメントが終わり
結果が届いた。

何とびっくり
男女シングルスに2名ずつのインカレ選手が
女子ダブルスには1ペアー

予選にも
女子シングルスに1名
男子ダブルス1名 (他大学の選手と組んだので)  祝


男女のナンバーワンはどちらも2年連続
この2人は想定どおりだが ・・・

いまだかつて、一回で覚えきれない数の出場者は見たことがない。

たぶん創部以来の出来事だと思う。
  (もうじき、創部110年になるのだが)


これは昨年秋に行ったときの写真。


後輩たち


こわもて、厳しそうな体育会の雰囲気じゃない。


女子のシングルス本戦選手のうち1名は1年目
  (北海道では1年生と言わず、1年目なのだ)

もちろん会ったことがない。

だから私のおかげは絶対にない。


でも他の人たちは、秋、春と年に2回指導に行っているので
よく知っている顔、顔。

女子の主将は、先日の春合宿で決め球が上手く打てず
悩んでいた顔までよく覚えている。
浅いところから、短く打つフォアを教えたのだが
あの時のアドバイスも少しは役に立ったかもしれない。
実は、高校も私の後輩、もくもくと練習する努力家。
彼女はダブルスの本戦とシングルスの予選出場を決めた。

男子の主将も、2回戦から逆転勝ちを繰り返し
ついにインカレ本戦に到達した。


先輩として、ちょっと誇らしい気分。

とてもうれしいし、感動した1日だった。  ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

点を取れる人が勝つ

かなり多数の人が
テニスが上手になれば勝てるようになると思っている。

これは一見正しいようで
間違いであることの多い考え方だ。

テニスでポイントを得るには
相手から、ウィナーを奪うか
相手がミスをするかしなくてはならない。

上手だとか、フォームがきれいだ
という理由でポイントをくれる人はめったにいない。


フォアハンドで言えば
ちゃんと相手コートに納まるように打てること。

苦しい態勢でもボールをライン内にとどめておけること。

浅いところからのチャンスボールも
ちゃんとコート内に入れられること。


ナダルだ


深いボールが打つように
とのアドバイスをよく聞くが
これは深いところからなら、次が守りやすいから
または深いショットで相手が参って
返球が浅くなるから。

この場合でも次のチャンスボールを
浅いところからライン内に収めなくては
その前の深いボールも無駄になる。


いいフォームを身につければ
勝てるように思っている人も多いのだが

本当は必要に応じて
フォームを変えられないと
いろいろな深さに打てない。


フラット性のショットのほうが
スピン過多のショットよりも威力がある。

でも、コートに入ったなら、というお話。



別に、腰が入っていなくても
ひざが曲がっていなくても
余計な力が抜けていなくてもいい。


必要な時に必要最低限のボールを打てなくては

何の役にも立たないのだ。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:06 | コメント(1)| トラックバック(0)

耳にタコの話し

耳にタコが出来るほど
何度もしている話なのだが

一部の人にはどうしても理解されない話し。

試合では1球目がすべて。
1本目を失敗したから2本目でやり直しというわけには行かない。

もちろんポイントを失うのを気にしなければ
ミスってもミスっても
打ち続けていれば、そのうちに入るときもある。

一度入ると、加減がわかるので
何本も続けて入ったりする。

出来るようになる気がしてしまう。



ところが、試合中だと
ミスってもミスっても打ち続けるのは
相当鈍感な人でなくては無理。

普通の神経の人だと
入れるための小手先調整をしたり
こわごわ打ったり
最後にはビビッて、ますますコントロールが出来なくなる。


外からこの人を見ると
普段は練習で打った
5本目からの立て続けハードヒットを見ているので

試合になって打てないのを見ると
メンタルが弱い人にしか見えない。  悪だくみ


まして、テニスが単一のショットで出来ていればいいのだが
フォアハンドの次はバックだったり
やっとストロークが決まったら
次はサーブから始まったり。

びみょうな調整をしながら
フォアハンドのことばかり考えているわけにはいかないのだ。


プロはシンプルな打ち方をしているので
試合でも困らない。

頭の中で考えているのは
打ち方ではなく、コースや攻めのタイミング。
それすら、集中状態では無意識に行っている。


ジョコビッチ



1球目から打てないプロなんていない。


どのショットも
1球目から平然と打てるようになったら
かなりプロに近い。


1球目から入るはずの打ち方を教えられたら
プロのコーチ。


この1球目の話が、私の技術論の原点。


わかってほしいな ・・・・




実は今日、もう1つのブログ

松原雄二のテニス技術解説
も、耳タコ話。

『フォアの振り子スウィング』 基礎中の基礎。

無料設定なので是非覗いてほしい。   叫び



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

ガシャガシャ

全豪の絶叫ショットに続き
日本のデビスカップでも騒音騒ぎが持ち上がった。

あのプラスティックの棒をたたく、ガシャガシャ  まいったぁ
騒音以外の何者でもないと思うのだが
どうだろう。

観客が大声で声援し
本当に盛り上がったポイントでは
声が、ガシャガシャを圧倒していた。

じゃあ声だけでいいだろうに。


ガシャガシャに対抗すべく
クロアチアのおばさんは
スリクソン・ボールの空き缶を2個用意
これの底同士をぶつけて、カーン、カーン。  ざまあ見ろ

これもいやな音。




この後どうなるのだろう?


双方、スティールパンとかドラム缶を持ってきて叩き合い。

サイレンやトランペットも登場か?
  (若い人はサイレン知っているだろうか?)

カルロビッチのサーブ直前まで
叩き続ければ、きっとブレークが取れる。  悪だくみ


今回、日本は1回戦で敗退したので
今年の最後に、地方大会を勝ったどこかの国とプレーオフ。

もし有明での開催になれば
バケツ、洗面器、台所のステンレスボウル
お鍋やエンジンオイルの4リットル空き缶。  うるせー

ブラスバンド出身の人
アフリカ土産をもっている人はラッパを持って 

みんなで応援に行こう。  叫び


もちろん、皮肉で言ったので
本当にやらないでくださいね。

インターネットで呼びかけた、Mコーチは ・・・

なんて記事が出たらえらいこっちゃ。 冷や汗



さて、見るスポーツとしては
テニス以外にバレーボールや野球も好きで
よく見ていたのだが

最近は、テレビ局仕込の
ジャニーズ・坊ちゃんたちの応援や
この、ガシャガシャがいやで
ボリュームを下げたり
ビデオを早送りしたりしているのだが
おかげで、見ること自体が減少気味、食傷気味。

あれはひいきの引き倒しではないだろうか。



先日までは

自分の専門が、テニスでよかったと思っていたのだが。 あれー?


いつか、へんな道具を使わないで、ここに立てれば。

2011はスペイン



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

シードどおり

とにかく男子の4人はすごい。

凶器を持って殺し合いをしているような
グランプリの世界で

ちゃんと4人が生き残っている。

そして、わずかの差で
ちゃんと上位2人が決勝に残った。  びっくり


ストローク重視のテニスのせいだろうか?

ちょっと前には
サーブだけで終わってしまい
テニスは面白くなくなったといわれていたが   悪だくみ

急に逆になったのだろうか?

コートが遅めになったせいか?


今回感じているのはセカンドサーブでのポイントセーブ率の低さ。

準決勝後半、マレーが15%なんて言っていた。

もちろんジョコビッチがすごいのはあたりまえなのだが
15%がまずければ
セカンドもぶっ放したらどうだろう。

30%、ダブル気になれば、50%のセーブ率くらいは楽勝では。


こちらは、「ぶんぶんサーブ」といわれた、ベッカーさん。

ぼこぼこ、ダブりながら
セカンドでもエースを取りまくって、キープしていた人。

ベッカー


マレーなら出来そうだが。

時々ぶっ放しておくと
レシーバーが、セカンドで
前に構えるというのも出来なくなるのだが。


パワーのなくなった年寄りの僻みか

試合をしない人が勝手に考えるのは楽なんだけど ・・・ 悪だくみ




ブログを書きながら
静かにライブスコアーを見ていたら
女子の決勝がアザレンカの勝利で終わった。

こちらは3シードが4シードに勝った。


この後、本当に、騒音規制が出てくるか 

二人以上の騒音奇声が出てくるか、注意深く見てみよう。 ワハハ


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:38 | コメント(1)| トラックバック(0)

騒音・奇声は?

クライシュテルスもクビトワも負けてしまい
私の予想はもろくも崩れた。

特にクライシュテルスは
ライブスコアをちらちら見て応援していたので残念。


しかし、これで、女子の決勝に勝ち残った二人
かなりうるさい。

一人だけでもすごいのに、それが二人だ。


個人的な感想をいうと
アザレンカは単純にうるさい。  メガホン

シャラポワは何か、苦しくなってくる。 あれー?


現場には行かないので
私の場合、いくらでも調整可能。

テレビの音声を切って、見ることにする。  悪だくみ


しかし、この試合後
いよいよ、ITFも騒音奇声に
いや、騒音規制に乗り出すかもしれない。  うるせー


みんなが騒音を嫌って、テレビ観戦になったら
会場は観客が減って
テニス界が衰退してしまう。



誰でも、大事なポイントになったり
心が高ぶったりで、ある場合だけ
自然に声が出ることはある。

それがすべてのショットとなると、騒音、奇声。

何か対処しないと、テニスというスポーツの品位にかかわる。 不満



実は、クラブでも
ちょっと気になる声を出す人が何人かいる

それを気にして、嫌っている人もいる。  あれー?


今年成し遂げたい、3つのこと。

1、 試合後の握手はパートナーと最初に。
2、 フットフォールトの撲滅。
3、 ラインに触ったショットをアウトにしない。


この3つに、4項目目。

4、 相手の気に触るような掛け声はやめる。

を入れるべきかもしれない。  ビミョー


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:21 | コメント(1)| トラックバック(0)

坂の上の雲

司馬遼太郎原作「坂の上の雲」 がNHKで放送されている。
今日が最終回だそうで
しっかり録画の予約をした。


今は昔
保土ヶ谷ローンテニスクラブのヘッドコーチをしていたころ
同僚のコーチに、D君という人がいた。

ある日、本の話になり
彼が、「あんたの愛読書はナンだ」 というので
「何でもかんでも読むから、特別な愛読書というのはない」
と答えた。

彼は、「わしは、坂の上の雲だ」 とのこと。

その頃までは、歴史小説を読んでいなかった私には
実は、ちんぷんかんぷんの名前。  冷や汗


かれは、嬉しそうに概略を話してくれ

「面接の時なんかに、きみの愛読書は何かね、と聞かれたら」
「司馬遼太郎の坂の上の雲です、と答えるんや」
「カッコええやろ」

と、関西出身のかれ。


その後、面接で役に立ったかどうかは分からないが
私の前では、えらくかっこよかった。


その後、「坂の上の雲」 はもちろん
司馬遼太郎の作品を片っ端から読み漁った。


「竜馬がゆく」 や 「坂の上の雲」 にはもちろん感動した。

しかし、何度も読みたくなり
愛読書といえるようになったのは、「菜の花の沖」

菜の花の沖


江戸後期に活躍した廻船業者、 高田屋嘉兵衛の一代記だ。

高田屋嘉兵衛は貧乏人から身を起こし
船頭になり、船持ちの廻船業者になっていく。
函館の港を開き
北方領土の択捉(エトロフ)航路を開拓した人物。

北海道にかかわりのある松原さんには
その辺も琴線に触れるのかもしれない。

出世物語としては、「太閤記」 と同じ
そういえば、「太閤記」 も好きだ。

まあ、単純な構成に引かれやすいたちなのかもしれない。 ワハハ



そういえば、「坂の上の雲」

小説で出てくる女性達のイメージは
たいてい普通の一般人で、しかもそれほど登場しない。
テレビでは、それを特別の美人女優が演じている。

本の方に、より現実感があるのはそのせいかもしれない。 スマイル



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

新宿さ行ってきた

昨日は12月8日、新宿さ行ってきた  びっくり

イヤー、ぶったまげた。

新宿にある(社)日本テニス事業協会で会議
大体1ヶ月に1回くらいの割りで行くから
新宿というところへ行ったことが無いわけではない。

昨日は会議の後
今年最後ということで忘年会だったのだ。

まん丸のお店


このお店、超高層ビル街のまんまん中。

超高層


右も左も、前を見ても後を見ても

前も後も


光をちりばめた、壁の中。

地球上の景色とは思えない。  うるせー



楽しい会で、『ためブロ』 さんによく登場する
K社長も、N社長もいて、大いに盛り上がった。

帰り道、ネットの話になり
K事務局長から (ためブロさんふうの言い方になってきた)
松原さんも、フェイスブックを始めたらどうです、というお話。

町田のSさんも、狛江のOさんもやっているとのこと
なに、Tブロさんも
まあ彼は当然だろうけど。

これは考えなければ?
ということで
東戸塚校田村コーチに話したら
なに、彼もやっている。

彼のを見せてもらいながら教えてもらった。 

というわけで、私もフェイスブックデビューした。

まあ、とりあえず登録しただけだが。

おいおい、使いこなしていこう。  悪だくみ




しかし、ただでさえ、2つのブログでパソコン前に固定状態。
あの人は最近、コートへ出てこないと陰口をたたかれているのに 冷や汗

これ以上やったら、さらにクラーイ、孤独な老人になってしまうのか?
それとも交際範囲が広がって明るくなるのか?




ところで、12月8日

70年前に、戦争を始めた日。

日本海軍はハワイ真珠湾を空襲、陸軍はマレー半島に上陸した。

その10年後に
戦争を知らない子供たちの世代として生まれた私。

もちろん、戦争をまったく知らずに育った。

それでも子供のころ
親父から、輸送船に乗って、周りの船が次々に沈む中
フィリピンから台湾へ移動した話
お袋からは、横浜で機銃掃射から逃げ回った話、などを聞いて育った。

戦争はなんとなくだが
明らかに、そこにあったものとしての感覚がある。

そのわれわれがいい年になってきているわけで
もう少ししたら
戦争は歴史の教科書の中だけの話になっていくのだろう。


こんな話になると思い出すのが
子供のころ、世田谷の親父の実家に行くと置いてあった鉄砲。
ひいおじいさんが日露戦争でね、という話。

私の一番古い記憶が、このひいおじいさんのお葬式の場面。

さすがに、日露戦争、私の中で実感としてはなかった。

今の若者たちにとって、このあいだの戦争。
私にとっての、日露戦争くらいの位置づけなんだろう。


戦争の記憶が誰にも無いというのは本当に幸せなことなのだろう。


超高層の真っ只中でふとそんなことを思った。



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

フットフォールト論

フットフォールトはいかん。  不満

最近はセルフジャッジの試合が多く
もちろんクラブの中で行われる
普段の練習マッチはすべてセルフジャッジだ。

セルフジャッジでは
ネットのこちら側の出来事について判定する権利がある。

つまり、フットフォールトはサーバーが判定すべきだが 悪だくみ
本人はそのとき、空を見上げているわけで
判定出来ない状態にある。

時速60kmのサーブで
ちょっと前から打ったところでレシーバーは困らないし
ボレーミスしに出てくるわけだから
スタートラインが10cm前でも
大勢には影響ないのだろうが
気分的にはちょっとまずい。   うるせー

レシーバーは、自分ばかり損しているようでイライラするし
サーバーは、せこいヤツだと人格を疑われる。

得するヤツは誰もいない。


フットフォールト
大抵は、左足をトスの時に前にずらして踏む。

時々、ステップインする右足が左足より前に出て
踏んでいる人もいる。

右足が出ちゃう人は納得して
20cmほど、構える位置を下げればすぐに治る。 ナイス!
要は踏まなければいいだけなのだ。

ところが、左足をずらす人は
注意して、ずらさないようにすると
借りてきた猫状態になり
ダブルは、威力は落ちるは、状態になり  怖~い
一気にしょぼくれ状態になる。

これは治してはいけないのだ。


治すのは、最初に立つ位置のほう。

ずらす、動かすがサーブのリズムやきっかけになっているので
なくしてしまうと一気にパフォーマンスが落ちる。 あれー?

20cm動く人なら、ラインから30cm離れればいい。
そして動く。

これを鈴木貴男は50cmくらい大胆にやる。  ワハハ

これはこれで、なかなか有効な手なのだ。

もう一つのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 では

これを確信犯的にやることをお薦め。

ぜひ覗いてみてほしい。   叫び



さてフットフォールトだが
本人は空を見ているわけだから、気がつかない。 悪だくみ

ダブルスのパートナーやクラブの仲間が教えてあげるしかない。
教えない方が、気は楽なのだが
あえて注意してあげないと、外部の試合などで困る。
「あそこのクラブの人はちょっと」
なんて評判になっても、ちょっとさびしい。 冷や汗

特にベテランの皆さんは
クソじじいといわれても言いましょう。

われわれのようなテニスコーチはもちろん
テニスというのは自分自身を律することが出来るスポーツ
だからセルフジャッジをやっているはず。

テニスをやっている人はさすがだといわれるようにならないと
テニスコーチの価値もいくらにもならない。 うるせー



ここで宣言だ。 叫び

昨日まではだまっていたが
明日からは、クソじじいといわれても言うぞ。


なに、とっくに言われていた ・・・ ワハハ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:00 | コメント(1)| トラックバック(0)

伊達さんやサーブや

クルム伊達公子、張帥(チャン・シーアイ)

HP女子オープン、ダブルスで優勝だ。   祝

7-5,3-6、でマッチタイブレークへ
もう、勝ったと思った、9-5から9-9へ
あらら、と思ったその瞬間
居直ったようなチャンの逆クロス。

感激した。  しずく


上海では、残念ながら、錦織が準決勝でマレーに負けたが
ここまで行ったのは、素晴らしい成績。

朝日新聞でもスポーツ欄の一番上に出ていた。

テニスをどんどん話題にしてくれてありがとう。  叫び


近頃の若いモンは偉いぞ。  ワハハ




ラケット赤 さて、最近、テニス技術の話で
サーブのリズムに関する話を多くしている。

脚の屈伸から始まり
ラケットが振りぬけるまで
前の動作が終了してから、徐々にラケットまで伝わっていく。

膝が伸びて

その時、身体の動き、特に大きな部分の動きは
むしろ、ゆっくり行った方がよく
忙しい動きだと、腕やラケットに効率よく伝わらない。

ちょうどいいテンポ、があるのだ。


そのために、たまたまちょうどいいテンポの曲を使い
その曲を口ずさみながら打てば
ちょうどいい、運動連鎖が行われ
いつでも絶好調サーブが打てる。

ただ、『サービスのメロディー』 と題したこの日のブログ
本当に、おふざけととられたのか
読んだ人がとても少なかったようだ。

私も、心配だったので、本当の効果を調べるため
昨日、印西のクラブで試してみた。
結果はまずまずの成功
安定したサーブがしっかり入っていた。

いつもより素晴らしいサーブ
だったかどうかは定かではない。  うるせー


さて、今日は、TVで、女子のHPオープンを観戦
先ほどのダブルス決勝前のシングルス準決勝。

ストーサーと鄭潔の試合。

サーブのリズムがとても気になる。

2セット目の中盤、鄭潔のサーブ
スウィングが引っかかっているような感じ。
後半、トスが高くなった気がしたとたんにスムーズになった。

ファイナルセットに入り
ストーサーのサーブ、トスが低い、と思ったら
とたんに振りが鈍くなり勢いがなくなった。

両者とも、サーブがよくなったセットを落としているのは?


どうも性分で、ついついこんな観戦をしてしまう。

まあ、トスが一定の高さに上がれば
一定のテンポで打てるわけで
先ほどの話と同じことなのだ。


トスの高さは、大体打点の30cm~60cmくらい上だろう。

もちろんもっと高くて、いちど待ってから振っても
同じスウィング周期で出来るので
この辺は好き好きだ。



さて、この高さのトスに合う、ピッタンコ・テンポの曲だが

細川たかしの演歌、『北酒場』 音符

なに、知らない?

「まだまだ、若いな」   ワハハ


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 17:48 | コメント(2)| トラックバック(0)

なぜ、早く攻めないのだろう?

テニスは石器時代の昔から
サーブで始まり、次はリターンと決まっている。

サービスゲームは全部サーブから始まる。
ジュースを考えなければだが
相手より先に4点とれば勝ちだ。

ダブルフォールトはいけないのだろうか?

7割しか入らないけど、ほとんどエースになるなら
10割入れて、五分五分になるより、ましだと思うが。

昔、ベッカーという少年がウィンブルドンに出てきて
セカンドもエース狙い
各ゲームで、1、2個はダブりながら、すべてキープしていくのを見た。

全日本でも、谷沢英彦という少年が
サーブアンドドロップボレーで次々にキープ
優勝したことを覚えている。


テニスって、こんなふうに単純じゃあ、いけないのだろうか? 悪だくみ


リターンゲームでも
まずは、返して、ラリーに入る。

強烈なリターンで、一気に主導権を握っちゃあ悪いだろうか?

先日からの、ウェスタンバックハンド
ホントに心がときめいている。

説明のために探した、エナンのリターン。




私にとって、テニスはこれじゃなくちゃ面白くない。



いま、日本人で世界に通用しているのは、錦織。

先手攻撃ストローカーだ。

昨日、上海で、なんと、ツオンガに勝ったそうだ。

今日の3回戦もヒラルドに勝って、ベスト8だ。  ピース


もう一人は伊達さん。
超先手攻撃ストローカーだ。

最近勝ててないが、超攻撃サーブアンドボレーヤーの鈴木貴男。

ちょっと古くなったが、絶対サーバーの松岡修造。 (修三


世界に通用しているのは先手攻撃型の人ばかり。


我々コーチも頭を切り替えていかないと   うるせー
  

もっと乱暴にやろうよ。 


エラーの言い訳ばかり考えていてもつまらない。  パンチ

ああ、すっきりした。  ワハハ




さて、今日の技術ものは

もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 で

先手を取るためのサーブ、そのリズムの取り方を説明。
音楽を使ってテンポを教えようとの
一見、おふざけの企画。  あれー?

でも、本人は、かなり本気なのだ。  ナイス!


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:59 | コメント(4)| トラックバック(0)

久しぶりにテニスだ

おかげさまで、東戸塚松原テニススクールは無事工事も終わり
昨日、日曜日のレッスンから通常の営業に入った。 

東戸塚再開  


朝、8時からのレッスンが始まったのを見届け
ほっとしつつ、千葉の松原テニスクラブ印西に向かった。
3週間ぶりに会員さんたちとテニスだ。

電車であと10分くらいという辺で、豪雨。

千葉ニュータウン中央駅でもまだ降っていたが
クラブ近くでバスを降りると、何とかやんでいた。

日ごろの私の行いがいいからだろう。


クラブに着くと、湖の中にコートが点在しているような状態。

11時30分くらいだったが、とりあえずお昼ごはんを食べながら
私のボレーのDVDを見ていた、2人だけいた会員さんとおしゃべり。


1時くらいだろうか、コートも乾き、会員さんたちも続々と終結。
それから、やるは、やるは、ダブルス8セットほど。

フォアハンドのアドバイスや、リターンのコツなどを、お話しながら

へろへろ。


今日気づいたのは、フォアハンド、テイクバックでラケットをひらひら
面がひっくり返って上を向いてしまう。
これの直しは現象を本人に納得してもらうまでが難しい。

次はリターンで、ゆるいサーブに対し止って打ち、エラー
ボールとの位置取りが難しいよう。

これはリターンダッシュすれば簡単に解決。  ナイス!



さて、そういえば、『いわし頭』 さんから質問をいただいていた。

ダブルスでずうっと勝てないベテラン女性がいるのだが
どうしたら自分もそうなれるのか?

もうひとつは
年取ったら、どうゆうテニスをするか? 
という、私にとっても重要な話。


これは、もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 でやることにする。

かなり年寄りの独り言に近いので、今日のは、お賽銭分、50円の設定。

ひまな、年寄りにだけは役に立ちます。

見てください。



そういえば、ダブルスに勝つ方法も話したけど

その考え方は年齢とは無関係ですね。


サーバーとレシーバーの組み合わせの話など
書き始めてみると、けっこう深かったかも。   ワハハ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:29 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニスの指導者になる

今日はもうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 は

スマッシュ、ロブの深さに対する対応の話。

軽い内容なので、有料記事ですが、お試し価格、50円に設定してあります。
だまされたと思って読んでみてください
けっこう役に立つと思いますよ。        叫び



さて、『光太朗』 さんから質問をいただき、そのままになっていました。

以下がそのコメントの質問部分です。


マイク さて、久々のご相談なんですが
こんな題材でも良いのでしょうか?

テニスを初めて2年目となりました。
きっかけは長女のテニス部入部だったのですが
気がつけばそちらも2年目にはいり、次女三女もテニス部にはいる!
と息巻いています。

ほんの思いつきなのですが、その中で私のテニス道?の
最終目標を設定しました。

テニスの指導者になりたい!

ちょっと大それた目標かもしれませんが10年後(20年?)
テニスをはじめてやる人に楽しさを伝える事ができれば!と
勝手に盛り上がっています。

どんな勉強をし、どんな資格を取れば良いのでしょうか?

すみません、無理なら無理!とはっきり言って頂いても結構です。

突拍子もない質問で申し訳ございません。
長文失礼しました。

投稿者 光太朗 2011/08/31 23:05





私の答えです。

スマイル テニスの指導者になるために、まず必要なのは自分の技術です。

自分で出来ないことを教えるのはムリです。
逆に、口で言っていることはまるでうそなのに
なぜか、生徒は上手くなるコーチもいます。

生徒はコーチのビジュアルを見て
言っていることを理解し、または無視して、真似して、上手くなっちゃうんです。 びっくり


まず一通りの技術をマスターし、試合にも出て
少しは勝てるようになるべきです。

どうやって勝ったらいいかわからない人に
勝ち方を教えられるわけがありません。


自分の技術の進歩と一緒に、理屈もついていくといいですね。
言っていることと、やっていることが
合っているにこしたことはありません。  ピース

もちろんその技術は、私が言っているような
プロにも通じる技術であってほしいですね。

あまりにも自己流では ・・・


『名選手、必ずしも名コーチならず』

という言葉があり
いいコーチになるためには
いい選手である必要はないと思う人もいるようですが
それは逆です。

名選手だった人でも、名コーチになれない人はいますが

名コーチは大抵、元は名選手です。
少なくともテニスもそれなりの人だったはずです。

自分にできもしないことを、教えることは無理なのです。

10年はかからないかもしれませんが、3,4年ではちょっと ・・・

練習するつもりがあって、熱意のある人なら
決して大それた目標ではないと思います。


後は、人間性の問題ではないでしょうか。

相手を上手くしてあげたいと思う心。

教えるのが好きなこと。  ナイス!


お嬢さんたちに教えるのも
自分の限界がわかっているなら、今でもありだと思います。

ただし、よく勉強しながら
困ったら、松原に聞くくらいの努力はしてください。  悪だくみ



資格のほうは

最初にありそうなのは
各地域テニス協会の指導員資格
日本テニス協会を通じて取得する、日本体育協会の公認資格
日本プロテニス協会のプロコーチの資格などがあります。

私は、日本体育協会の公認資格、『上級テニス教師』 という

民間テニス施設で教える、資格を持っています。


試合に出るようになって知り合いも増えれば
自然に情報も入ってくるのではないでしょうか。




さて、今日の東戸塚松原テニススクールの工事状況。

人工芝が半分くらい張りあがりました。  ナイス!

芝が半分張れた


後3日です。  晴れ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:47 | コメント(2)| トラックバック(0)

質問してくださいね

最近、質問もコメント自体も少なくなった。

アクセスカウントはむしろ増えているので
質問のある人は、出し尽くしてしまったのだろうか? あれー?

じつは質問してくれると大変助かる。

読者の皆さんが何を知りたいのか
何で困っているのかがつかめる、というのももちろんある。

もっと、助かるのは、新しいアイデアが出ること。

時々、コメントを読んでこんな風に思うことがある。

「先週やったばかりなのに・・・」 とか

「そんなことも知らないの・・・」 とか

だけど、何回か読み返しているうちに
その人独特の問題点がちらっと顔を出す。

とんでもなく簡単そうな質問から

自分でも感心する、新理論が出てくることがよくある。 びっくり

自分はテニスのことならほとんど知っている、という日と
まだ知らないことがあったんだという日が
1日おきにやってくる。   冷や汗

だから、こんな初歩的なこととか
はずかしいとか
昨日の人とほとんど同じだ

なんて思わずに質問してほしい。


いま、ブログの有料化の問題があるので
もしも請求書がきたらとか
思っちゃうのだろうか?

これからも、答えが有料ブログにでても

質問自体が有料にはならないので

遠慮なく、どんどん聞いてください。  叫び

まっています。   



追伸) ラケット赤 今日のもう一つのブログ

    『松原雄二のテニス技術解説』  は

    『スライスサーブは跳ばなくても』 という題で

    『ぼの』 さんの質問に対する答えです。

    ぜひ、見てください。



    質問ですが、なるべく、このブログへお願いします。



そうだ、コメントは私が認めないと表示されません
出してほしくないときはそう書いてください。

公序良俗に反しない内容で
本人が希望しないもの以外は、必ず出します。  叫び



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 23:44 | コメント(8)| トラックバック(0)

テニスに役に立つ玩具

東戸塚松原テニススクールのヘッド

安久津コーチがめでたく誕生日

ということで、お客様にいただいたプレゼントがこれ。

パワーリスト

パワーリストというもの。

昔、ダイナビーという名ではやったことがある。

パワーボールという名前もあるそうで
商標権の回避でいろいろな名称が出てくるのかも。  うるせー


黄色いローたが回転し、軸が回転方向と垂直に
この写真だと表面と平行に動くようになっている。

軸を傾けると地球ゴマと同じようにサイサ運動というのが始まる。

このサイサ運動を手首で感じて操ることで
ローターを加速するという物。

超高回転になると、手首にすごい力がかかるので
手首強化になるのだそうだ。


ちょっと借りてやってみたら、昔とった何とやら

松原さんがいちばん上手かった。

サイサ運動のちょっとした引っ掛かりに乗じて手首を動かす。


こういった、繊細な感覚を磨くことにより

わずかな力で、ラケットを加速し

若者たちを翻弄することも出来るのだ。  ワハハ



次はこれ

独楽

独楽回し。

前に振り出しながら、リリース前にひもを手前に引っ張る。

強烈な回転と、手のひらに乗せるコントロール。

これは例の、ナダル打ちに通じる極意なのだ。  びっくり


実は私のもうひとつのブログ

松原雄二のテニス技術解説、今日のお題は、「ナダル打ちと独楽回し」

腕を引っ張ることにより、ラケットヘッドを強烈に振り出す。

その秘訣を明かしたもの。

ぜひ、覗いてみてください。



さて、お次はこれ

ヨーヨー


中学生のころ、マジックヨーヨーという名ではやっていた。

犬の散歩に、世界1周。


4mくらいの紐を自分で作り  (ひもはよく切れるのだ)

教室の2階の窓からたらし、下の階の窓の前で動かしたのは秘密だ。 悪だくみ



これらのおもちゃは物の動きの方角と手の動きが異なっている。

しかも、回転を感じながら加速する微妙な感覚が身につく。 ナイス!

テニスのラケットを操る感覚にも似た物があり
こうゆう感覚作りを子供のころにやっておくことは
とても大切なことなのだ。



たとえば、サーブの膝の屈伸は速ければいいわけではない。

上体が最高に動くよう、ゆっくりと行うのが大切。

それが運動量が移動するための、運動連鎖の奥義なのだ。 ピース

他にもたくさんある。


こうゆう、いい遊びをいっぱいやらねば

ああ、まったく近頃の ・・・    ZZZ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:13 | コメント(2)| トラックバック(0)

技術のどこを強調するのか?

先日、バックハンドのスライスで
モーリスモの動画と写真を扱っていて、こんなことを考えた。

動画を見ていたら、「しっかり上体を回して打っているようだ」

連続写真を見てみると、「振り出しからインパクトの少し後までは上体は回さない」

どっちが本当なのか?

もちろんどちらも事実なのだから本当のこと。  悪だくみ

よく観ると
振り出しでは上体が少し回る。
振り出しからインパクトの少し後までは上体は回さないで
その後はまたまた上体は前向きに回っている。


テニスのコーチとしては、どの部分を採用するべきなのだろう?  あれー?
そして、その選ぶ基準は?

その基準とは
それが役に立つことなのか、意味のあることなのか? ナイス!
それがその技術の胆になるべき事なのか?
ということなのだろう。

次に、これがあればもっとうまくいくコツだというものが来る。  ナイス!


今回の例、モーリスモでいくと

1、胆になる最重要ポイントは、「振り出しからインパクトの少し後までは上体は回さない」

2、これがあればのコツは、「振り出しでは上体が少し前向きに回る」

1、 は、肝の技術で、これがなくては不安定になって、ショットとして成立しにくい。
2、 は、最初の勢い付けで、これがなくては勢いのある気持ちのいいショットは打ちにくい。

もう一つ、最後に再び、上体が前に向かって回っていく部分は?

これは次の動きに結びつく部分で
教えなくても勝手にやってしまうことだと思う。
だからコーチとしては、特にアドバイスにはしない。 うるせー

打ち終わったあとで、「転ばないようにして次の位置に移動しましょう」
なんて言わないのと同じこと。 ベー



全く、どうゆう部分を説明するかはまことに難しい。

まあ、それにしても
役に立つのか?  そしてその胆になる部分は?

というのを明確に示せることが大事なんだと思っているのです。  ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 16:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

頑張りたいです

色々なスポーツ選手のインタビューでよく聞く言葉。

「頑張りたいです」

聞いたとたんに、年寄りが思うこと

「頑張ればいいじゃん、えっ、頑張らないかもしれないの?」

自分の言葉に対し、突っ込まれることを怖がっているのだろうか。


トーナメントに参加するとき
4人のプレーヤーが各々、こう友人に話す。

「優勝するよ」

「優勝したい」

「がんばるよ」

「がんばりたい」


どの人が優勝するだろう?
もちろん、この4人の中に優勝者がいないこともある。
でも、いるとすれば最初の人、「優勝する」 と言った人だろう。 ピース

もちろん、言葉の中に自信が含まれているわけで
最初の人が一番強いからかもしれない。

だが、同じくらい強いと思う人たちに聞いても
言い方にはこれくらいの幅があるのだ。

人は何かに対するとき、自分の覚悟を話す。
そのときに自分のことだけでなく
自分がどう受け止められるのかと言うことも、その言い方に影響を及ぼす。

「優勝する」、と言いきったとき
優勝できなかったら、責任を追及されるかもしれない。
うぬぼれたいやなやつ、と思われるかもしれない。  あれー?

「優勝したい」、と言っておいたほうが無難だろう。

でも、優勝なんて言うと、ちょっと生意気にとられるかもしれない。

「頑張ります」、なら結果を問われないかもしれない。 悪だくみ

でも、「頑張ります」、と言っていて、だらしない試合だったら
頑張ってないように見られるかもしれない。

そうだ、「頑張りたいと思います」、と言っておけば間違いがない。 冷や汗

それで、世の中の若者は、みんな「頑張りたい」人たちばかりになる。

わざわざ優勝しないようにしくんで、でも責任は追及されないようになっている。 冷や汗


結果、誰も頑張らないし、結果も出せない。

「だけど、さわやかないいやつだったんだよ」

「ちょっと運が足りなかっただけさ」

自分が発した言葉が自分の耳に入り
自分自身に自己暗示をしっかりかけている。

運も、優勝すると宣言することで自分に向けられるのに。

せめて、頑張ります、と宣言できないもんか?

ああ、まったく近頃の若いもんは・・・・



私の若い頃、石器時代だったのでよく狩りに出たが

「必ず、イノシシをしとめて帰る」 と豪語して出ないと
石のラケット1本では怖くて、獲物の前にも出られやしない。

犬もこちらが弱気だと、それを察して逃げてしまう。  怖~い


どうも米を作るようになって、みんな人畜無害になっちゃったのか。  うるせー


せめて、「頑張ります」 くらい言ってみろ。 叫び




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:45 | コメント(3)| トラックバック(0)

桜は満開、背面打ちも


ようやく暖かい春の日が続き、桜も満開のようだ。
東戸塚でもスクール近くの公園でお花見をしている。

東戸塚の桜


桜は満開、日本中、暖かい日がつづくといいね。



ところでテニスだが、最近、妙なショットに取り付かれている。 怖~い

『背面打ち』 だ。

先々週、印西のクラブで、水曜日、土曜日と立て続けに
背面打ちボレーでエースをとった。 ピース

1本目はカス当たりのびっくりエース
2本目は目の覚めるようなジャストミートだった。

背面打ちなんて、1年に1回あるかないか?
生徒さんにも
「覚えておくと、一生のうちに、3回くらいトクをしますよ」 ワハハ
といっているくらい。
それを1週間で2本とはすごい数字だ。

これは、反応もいいし
だいぶ調子も上がってきたなと思いながら
状況を分析していて、ふと気がついた。    ピカ

どちらのケースも
ボレー戦でフォアのローボレーを返球後
相手のチャンスボールになってしまった。
それをバック側に打たれ
フォアの構えのまま
後ろにラケットを出して背面打ちボレー。

もちろんラケット面はフォアだ。


目の反応、手の反応はOK。 ナイス!

じゃあ全身の動きは?

「フォアの構えのまま」 というのが問題。

実は機敏に反応したのではなく
打ち終わって、あきらめてボーゼンとしていたら
バック側にボールが来た。
とっさに後ろに手を出したら、結果オーライ。  冷や汗



「若いころはバックでとっていたよね」

「何だ、動きが間に合っていなかったってこと?」 困った 


いや、待てよ
あの、ベテランの松原コーチのことだよ

「あきらめてボーゼンとしたフリをしていたら、思う壺のボールが来ましてね」  悪だくみ


そりゃあそうだ、きっとそうに違いない。  ワハハ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:46 | コメント(1)| トラックバック(0)

日本のレベルは?

オリンピックのメダルの話に 『翡翠』 さんからコメントをいただきました。

以下がその全文です。


マイク 松原コーチのブログいつも楽しく拝見しております。
90年前は日本もメダルをとっていたんですね~
今はぜんぜんですね…
世界のレベルが上がったのでしょうか?
それとも日本のレベルが下がったのでしょうか?
投稿者 翡翠 2010/08/23 18:41




私の考えです。

スマイル 1920年のオリンピック、アントワープに集まった国は29カ国です。

それに対し、2008年の北京には204の国と地域が参加しました。

この数字だけでも競争の激しさ、その違いがわかりますよね。


世界のテニスは第二次世界大戦後相当な進歩を遂げました。

それに対して、日本のテニスは出遅れたのではないでしょうか。

でも、最近は伊達さんの活躍や錦織君の出現で様子が変わりつつあるのではないでしょうか。

伊達さんは独自のテニスで世界の4位まで行きました。

錦織君のテニスにも光るものを感じます。



私が心配するのは日本のコーチたち  (私もですが)

あまりにも古い基本? を大切にしすぎ

いまだに40年前のテニスを教えようとする人もいます。

そして、日本人は教えたがり、教わりたがり。


「これが基本です」 というとすぐ信じる国民性。

コーチの責任、影響力は日本が一番ではないでしょうか。

若いコーチたちは古い呪縛から抜け出て

世界のテニスに直結する技術論や指導法を身に付けなければなりません。


手前味噌になりますが

私が自分の技術論を大公開しているのもすべてはこのため。

若いコーチが変わらなければ日本のテニスも変わりません。 炎


ちょっとマジに、ちょっと熱くなってしまいました。 失礼しました



もちろん技術的なものは現代のほうがはるかに進んでいますが

昔の大先輩たちのほうが優れていた部分もあります。

それは 『精神力』 と 『好奇心』


新しいものを探求するということについて特に感じられます。


とことん工夫してみる。

とことん練習してみる。

これと思えば、命を懸けてでもやり抜くという覚悟でしょうか。

そこに、人間の限界を超えていくような迫力を感じるのです。




「まったく、近頃の若いもんは・・・」  というようになったらまったくの年寄りですが。



しかし、近頃の若いもんにもすごいやつがいます。

ちょっと前に引退しちゃいましたけど

スピードスケート、長野の金メダリスト、『清水宏保』 選手。

清水宏保


彼には人間を超えたものを感じます。


オリンピックで勝つには人間を超えなくてはならないのかも知れませんね。



今日は自分でもわけのわからない文章でした。


いやですねえ、歳を・・・・  ZZZ ZZZ


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:24 | コメント(1)| トラックバック(0)

初の五輪メダル

オリンピックの速報です。  メガホン

銀メダル 2個です。

昨日と今日、日本は2日間連続で初めてのメダルを獲得しました。  叫び


石器時代からテニスをしている私にすればちょっと前ですが

速報でお伝えするはずがついつい、90年間も忘れていて

今日の日付で思い出しました。     冷や汗


今からちょうど90年前、1920年

ベルギー、アントワープで第7回のオリンピックが開催


テニス競技 男子シングルスで8月21日

『熊谷一弥』 選手が銀メダルを獲得しました。  祝

 決勝  マックス・ウーズナム(南ア) 5-7 6-4 7-5 6-4 熊谷一弥


アントワープでプレー中の熊谷選手です。

アントワープの熊谷


一緒に参加した、『柏尾誠一郎』 選手もベスト16、立派な成績でした。


続いて本日未明、現地8月22日のダブルス決勝にもこの2人で臨み

惜しくも敗れましたが、2個目の銀メダルを獲得しました。  祝


 決勝  マックス・ウーズナム/ノエル・ターンブル(イギリス)
            6-2 5-7 7-5 7-5 熊谷一弥/柏尾誠一郎


これが近代オリンピック史上、日本が獲得した最初のメダルです。

テニスが最初なのです。


この次の1924年、パリでのオリンピックを最後に

テニスはオリンピックから抜けましたので

この2個がテニスでの最後のメダルになっています。


もうじき、錦織君が3個目を取ることになっています。 ナイス!


これはオリンピックの写真ではありませんが、 『熊谷一弥』 選手のフォアボレー。

熊谷選手のボレー


ウェスタングリップで打っていたんです。  びっくり



いやいや、言い忘れていたことを思い出して胸のつかえが取れました。  ZZZ  ZZZ



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 15:57 | コメント(1)| トラックバック(0)

技・体・心

最近こだわりすぎかなと思いつつ

『メンタル』 の話し。



『心・技・体』 普通はこう書く。

なんといっても精神が大切なので

スポーツのキャッチフレーズは心の字が最初に出てくる。


スポーツ関係者もスポーツにあこがれる人も

どうしてもスポーツを美しいもの気高いものと考えたい。 トロフィー


しかし心というものは

努力したり、苦労したり、いい先輩やコーチに会ったりして磨かれるもので

まず最初に心を磨く目的でスポーツを始めるわけではない。 悪だくみ



テニスというのは楽しいスポーツで

誰でも取り掛かれるスポーツで、いくつになっても楽しめる。

それまでスポーツに無縁だった人でもはじめることが出来るのだ。


特別な体力や凄い精神力が無くてもはじめることが出来る。  ナイス!



勿論プロのテニスはそんなものではなく

これ以上に過酷なスポーツは他には無いと思う。

ナダルの体力は超人の域だし

あの集中力、精神力は人間離れしている。 びっくり



では、そんな凄いスポーツのテニスをなぜ、誰にでも始められるのかというと

初心者のときは過酷にしようとしても出来ないからだ。 うるせー


どこにボールが飛んでくるのかすら分からなければ

走りようがない。  ガハハ


打ち返すことが出来なければ、相手も打ちようがない。


ある程度打ち返せて、ラリーが続くようになったころには

いくらか体力もついてきて、少しは走れるようになる。 ナイス!


うちのスクールまで無事転ばずに到着できる程度の

体力と運動センスがありさえすればいいのだ。


これがテニスのいいところ。

技術的なハードルはやや高いが  (うちのスクールに来れば大丈夫)

そのため、体力的なハードルを下げることが出来る。

バスケットボールやサッカーではそうはいかない。

  (へぼでも全力疾走しなくてはならない)


テニスでは、技術と体力の順番

必要度としての順番は技術のほうが明らかに先なのだ。


で、体力と精神力の順番なのだが

体力がついて、それなりの勝負になって初めて

精神力の優劣が問題になってくる。

ボールが続くかどうかという時に精神力の話なんて考えてもしょうがない。



まあそんなわけで、テニスでは 『技・体・心』 なのだ。 ナイス!



テニスマンにとって心はどうでもいいわけではなく


テニスマン以前にマン、人間なので

最低限のマナーは必要だし

頑張って練習する為の精神力も必要なんだけれども


それ以上の精神力は後からついてくるもの。  ナイス!



まあ、とりあえずメンタルは考えないで

技の習得と体力増進に勤めませんか。  叫び



だからどうだって言われると・・・・・   冷や汗



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:28 | コメント(3)| トラックバック(0)

日本人はメンタルが弱い?

日本人は精神力のせいにするのが好きです。

テニスでもうまくできなくなるとメンタルだと思う人が多い。


昔、大日本帝国陸軍は日本人の大和魂を持ってすれば

竹やりでも機関銃に対抗しうると考えたそうです。

「無理です」 なんて言おうものなら

「お前は精神力がナットラン」 としかられるのがパターンだったようです。


もちろん、ゲリラ戦でもやればそんなこともあるかもしれません。

しかし、見通しのいい、ただっ広い広場で戦えば必ず機関銃が勝ちます。

現代の広場、テニスコートにおける戦いでも同じです。

120km/hのスピンの効いたストロークをコントロール良く打ち出すラケットと

当てて返るだけのラケットが戦えば

結果は考えてみる必要もありません。

いくら精神力があっても無駄です。   悪だくみ


精神力、今流に言うと 『メンタル』 を鍛える前にいいラケットを探したほうがいい。

相手よりいいサーブを打ち込み

ストロークで相手を追い込み

相手ボールが浅くなったら、しっかり決める。


そんなラケットを探す

これで楽勝です。    ガハハ


これができないで、 『メンタル』 がといっても ・・・


肝心な試合の肝心なポイントで

自分自身を信じきって、決め球を放つ。

それをナダルに拾われ、逆襲されても

「たまにはそうゆうこともある。 次は決める」

と思える人はメンタルが強い。  パンチ


そこで自分自身を信じきれなくなって崩れていく人が

メンタルが弱いということではないでしょうか。   怖~い


「肝心な試合の肝心なポイントで決め球を放つ」 とき

怖くて打てないのは、または腕が縮んでエラーしちゃうのは

ただ、ヘボなだけではないでしょうか。



メンタルを云々する暇があったら練習する。

がんばって、しっかり実力をつければ

メンタルも強くなっている自分に気がつくでしょう。  ナイス!



じゃあどこに行ったらさっきのすごいラケット手に入りますと考えたあなた。  悪だくみ


そんなのは売ってないらしいですが


どうやったらラケットをそんな風に使うのかだけは

私が教えられますから聞いてください。  ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:20 | コメント(6)| トラックバック(0)

トロイの木馬

先週からギリシャとトロイの間で戦争が続いている。 炎

  (私のパソコンの中の出来事なのだが)


ギリシャのたくらみで置いてあった巨大な木馬を

トロイの町に運び込んだので

トロイの町は壊滅し

私のとろいパソコンはダウン寸前。  不満


Trojan-psw.win32 なんとかいうパソコンウィルスなんだそうだ。

和名はトロイの木馬。 悪だくみ



まず、タスクマネージャーが動きを止め

日曜日にはスタートボタンがなくなった。

  (まともな方法でパソコンをとめることもできない)  怖~い


まったく、シュリーマンもびっくりだ。



矢折れ、刀尽き。

2010年6月28日、無条件降伏を決意。


たえが滝を絶え、忍びが滝を偲び  (よくもこんな変換が・・・) 冷や汗


最後の突撃。

まず、田村パソコンから昨日のブログをアップし時間を稼ぐ。 うるせー


リカバリーのCDを見つけた。

事前にファイル等の避難は終わっていたので

一気に、ハードディスクをフォーマットだ

ウィルスよ死ね、木馬を燃やせ 炎


なんとか無事動き出した。  ピース


だがネットに繋がらない。 

ネットワークカードのドライバーが入っていない。

デバイスマネージャーに黄色のびっくりマークがいくつも。 ビックリマーク


ドライバー用のCDをみつけて、インストール。

それならそうと書いといてよ。


DELL さん、お願いしますよ。  叫び

まったく、おかげで文句の多い人間になってしまった。

  (えっ、いつも・・・・・・)  うるせー


何とか2日がかりで普通に使えるようになった。



まったく、人に迷惑かけて

何で銀行まで歩かにゃならんのだ、月末だぞ。  はにわ


誰だコンピュータ・ウィルスなんて作ったやつ


世間が許してもわしが許さん   叫び  叫び



あーあ、少しすっきりした。   スマイル




追伸) 怒ってアップしようとすると
      間違って原稿を消しちゃうことがあるので要注意だ  うるせー


    
年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:40 | コメント(1)| トラックバック(0)

おもちゃ

昨日は独楽回しとシャラポワ打ちの話だった。  

力の入れる方向とかタイミングがけっこう似ているので
私としては面白い発想だと思い、自己満足の世界に入っている。 ガハハ 


柔道の谷本さんが子供のころに走り幅跳びをしていたとか

マッケンローはサッカーをやっていたのでバランスがいいとか

他のスポーツ経験によって、身に付く運動能力がある。 


同じように、遊びから身に付く運動能力や器用さといったものもあると思う。

昨日の独楽回しやヨーヨー、めんこ、ビー球、けんだま、馬飛び、缶けり、鬼ごっこ。

われわれの運動神経や小手先の技の育成に役立っていたと思う。


私の子供のころはテレビでいくつも西部劇をやっていたので

荒縄を使って、牛を追っている子供カウボーイが横浜にもたくさんいた。

当然、お寺の鰐口(わにぐち)のヒモをしならせて打つなんていうのは、出来て当たり前。  ピース

たいした技ではないのだ。


最近の子供の遊び、特にゲーム機での遊びにはこうゆう技術がいらない。  

凄い技術を身に着けたように思わせているだけだ。  怖~い

これでいいんだろうか?  不満



先日、新聞に最近流行のおもちゃのことが出ていた。

おもちゃの記事

特に、ベイブレードは、再販売以来、1400万個売り上げたのだそうだ。

私はこのブログの中で、技の必要なベイゴマに変わり、最近はベイブレードになっちゃった。

というようなことをしばらく前に書いた覚えがあるのだが

私は必ずしもベイブレード全面否定派というわけでもない。

この記事の3つのおもちゃやちょっと前の 『ミニ4駆』 などは面白いと思う。

手先も使うし、技術屋心も誘う。

何よりもバーチャルでなく、現物なのだ。  ナイス!


現物の重さ加減や反応から子供の神経が養われる。

もちろん、ベイゴマが回せるにこしたことは無いけれども

ベイブレードにしても

バーチャル世界にさまようよりははるかに有益だと思う。 にっこり


おもちゃメーカーにも頑張ってもらって

ぜひ、面白くて、技の身に付くおもちゃをたくさん作ってもらいたいものだ。



私はヨーヨーがけっこう得意なので

今度、ハイパーヨーヨーを買って試してみようと思っている。  ナイス!




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 15:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

フットフォールトはいかんぜよ

どうも最近の若いモンは、
だけじゃなくて
おじさんやお姉さま方のプレーヤーの中にも
フットフォールト常習者が多い。

時々、最初からラインの上に立っている人までいる。

セルフジャッジが多いので、とられないからかもしれないが
コートサイドでは、「アレはちょっとね」 と
特に、他人に厳しい人達の間では批判されている。

   (もしかしたら、世間を狭くしているかも知れませんよ) ベー


日本では昔から、速いサーブの人が少なかったせいか
もともと、審判がいてもとらないことが多かった。
私の学生時代は、敗者審判や後輩審判が多かったので
下手なやつが審判をしていて
上手な先輩プレーヤーのフットフォールトなんて
こわくて、とても取れなかったのかもしれない。

昔、先輩から聞いた話だが、関東あたりの大学の対抗戦では
試合の中盤当りまでは、とらないでおいて、
終盤の大事なポイントでとる。  悪だくみ
とられたほうはかっかっときて自滅、という話を聞いたことがある。
ラインを踏んでいるのが事実であれば、文句は言えないわけである。  不満

まあ、石器時代の話かもしれない。 まいったぁ

私のいた北海道ではのんびりしていたせいか
誰もフットフォールトなんてとらなかったが。  にっこり

最近でもセレナ・ウィリアムスがフットフォールトを取られて激高し、
審判をののしってペナルティーで負けた。
なんて事があった。

「あんなポイントで取るなんて空気の読めないラインズマンだ」 
なんて論評をした人までいたようだが。
そもそも、審判が空気を読むようになったらおしまいだし
第一に、どのポイントでも、ラインを踏んでサーブをしたらフットフォールトなのだ。


それにしても、最近の若いモンは (若くないモンも)
サーブで力むせいか
足をずらしてラインを踏むケースが多いようだ。
そうゆう人はほとんどのポイントで毎回踏んでいるのに
自分では、絶対に踏んでないと信じているから
他の人が見て、注意しないと判らないかもしれない。

もちろん、最初から踏んでるのは論外。

お互いに気持ちよくテニスをするためにも
そして、テニスというスポーツの価値を
われわれが、自分自身で落としめてしまわない為にも、

フットフォールトはやめましょう。  叫び  メガホン

そしてお互いに注意してあげましょう。



セルフジャッジでもフットフォールトはいかんぜよ。

「世間が許しても、わしが許さん」  叫び

また『さだまさし』のまねをしてしまった。
どうも四国の言葉といい、さだまさしといい
最近、歳をとったせいか、NHKの影響が出てしまっている。



そうそうフットフォールト。

ちょっと、確認しておきましょう。  えっへん

ルール オブ テニス 規則18にはこうある。

サーバーは、サービスのモーション(開始から終了まで)の間、

a)  歩いたり走ったりして、立っている位置を変えない。
しかし足を少し動かすくらいはかまわない。
b) どちらの足も、ベースラインまたはその内側を踏まない。
c) どちらの足も、サイドラインの仮想延長線外側の地面に触れない。
d) どちらの足も、センターマークの仮想延長線を踏まない。

もしサーバーが上記のどれかに違反すれば、フットフォールトになる。

だそうだ。



この構えから、

最初の構え足

こうしたらフットフォールト。

右足ひきつけすぎ

体重移動と共に右足を引き込んでくるのですが
やりすぎはサーブのバランスやパワーにもマイナスになりますので
軸足を追い越さない方がいいと思います。
特にジュースコートでやりがちなので注意しましょう。


これもフットフォールト。

軸足ずらし

このケースは若者に非常に多く、
タイミングを取る為に、左足のずらしやステップインをしている人達なのだが
動かないように直すととたん元気が無くなる人も多い。
そうゆう人は、最初の立ち位置のほうを、ずれ分を見込んだ位置に直せばいい。


これもだよ。

センターマーク無視

規則18のd、センターマークの仮想延長線とは
この写真で言えば、マークの左端だからだ。



ここで、強力サーブに憧れ
しかも先ほどお話しした、軸足を動かしてしまう人に
オススメのビッグプレゼント。

鈴木貴男流はいかが

こんなに離れて構え、

貴男流の構え

トスを上げながら、軸足を踏み込み、

貴男流の踏込み

ドカーン 炎

このとき、かかと側から踏み込んでますよね。
これが味噌かも・・・・

この打ち方は
規則18の a) ・・・しかし足を少し動かすくらいはかまわない。

の範囲で、OKのようですよ。




まあ、みんなフットフォールトやめて気持ちよくテニスしようね。

ジュニアの子も、審判が付くような強い選手になってから
やめるのたいへんだよ。
今のうちに直そうね。


ここだけの話、コーチにも多いから、
生徒さんの評判にならないうちに、内緒で直そうね。  うるせー



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:08 | コメント(4)| トラックバック(0)

ラインジャッジ

ルールブック 規則12 ラインに触れたボール にこうある。

『ラインに触れたボールは、コート内に正しく入ったものとみなされる。』


たったこれだけのこと。   カンタン


最初に落ちたところが線の外で・・・
50%以上でていたので・・・     ビミョー

とか、いろいろな説があるようで
先ほど見た、ほかの人のブログでも
いろいろな意見が花を咲かせていた。

ルールを見れば明確、議論すべき問題ではない。

ラインにほんのちょっとでもかかっていれば、グッド(イン)。

100%出ていれば、アウト。

まず、これをしっかり理解しましょう。

この共通理解がないままに、セルフジャッジをしているのだからたいへん。  不満


クラブでも、もしかしたらかなりの人が理解していないのかもしれない。


セルフジャッジの場合、半分出ていれば、たいていはアウトだ。  あれー?

かすっただけなのに入れてもらえることはめったにない。

一度、90%くらい出ていたボールをグッドにしたら
「きれいなジャッジだねー」 といわれたことがある。
でもパートナーは不満そうな顔をしていた。

今のはどうかなあ、と声が出るようなショットは
まず、ほとんど、本当は入っている。     冷や汗

勝ちたい気持ちはわかるし、
アウトになってほしいと思っているので
ぎりぎりのボールは、ついアウトに見えてしまうのもわかるが。  ベー

ねえ、かすってないだろう


これがスクール内のジュニアの試合になると違う。  フォアハンドb フォアハンドg

うちのコーチたちが教えているのは
『セルフジャッジでは、明らかにアウトといえない時はグッド』

だから試合経験の浅い子達は
30cmオーバーのサーブがフォールトじゃないのはよくあること。  あれー?

つい、「お前、馬鹿じゃないの? 勝ちたくないの?」
なんて思ってしまうのは、内緒。   不満

時々は、アウトと思っても言いそびれてしまうことがあるようで
「気が付いたとたんに言いなよ」 とだけアドバイスしている。

どこのテニスコーチもこう教えてほしいものですが ・・・・



さて、ルールからいうと、子供たちのがほんと。

『アウトじゃなきゃ、入っているのです。』


これがこう思うと間違うから不思議。

『入っていなければアウト』  うるせー


皆さーん 叫び

まずルールを理解しましょう。

『ラインに触れたボールは、コート内に正しく入ったものとみなされる。』


それともうひとつ

『アウトじゃなきゃ、入っているのです。』

わからないときは、相手の有利にします。



明日から (今日は雨なので)
私もクラブでプレーするとき、ちゃんとやります。 ナイス!
パートナーや相手の方に嫌われても
正しいことは正しい、しっかりと主張し、指導します。  メガホン



「世間が許しても、わしが許さん」   叫び

また 『さだまさし』 のまねをしてしまった。

  (NHK 今夜も生でさだまさし を見ない人にはわからないか)  うるせー

テニス人も、まじめに、素朴にやらなきゃいけません・・・

  ラー ラー ラララララーラ ララー ・・・ 音符   (あれ、何の曲だっけ?)


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

日本のコーチのあり方

先週末、ブログのランキングが突然5つくらい上がった。

何事かと思っていたが
『ためにならないブログ』 さんを見て気が付いた。

私のブログが、彼のボレーの役に立ったという話が出ていて
関連のページのリンクまでつけてくれている。

私のほうは、彼のおかげで一気にランクアップしたが
私を話題にしたとたん
彼のブログは2位に落ちてしまった。
私のせい?

ま、それほど影響力があるわけはないが。

彼は同業者だからライバルでもある。
他のスクールのコーチの事は ・・・・・ といっても普通なのだが、

「良いものは素直に受け入れたいと思っている。
同業者だからどうとか、そんなプライドなんぞは屁みたいなものだ。」

          (良いものはというところをよく味わってほしい) ガハハ

なんて書いてくれている。

ほんと、私も同意見。
私も最近は全部自分のオリジナルのように書いているが
若いころから、いろんな雑誌の記事や講習会等で
たくさんの先輩から教わっている。

コーチたるもの勉強せねばいかん!!!  叫び

まったく近頃の若いもんは・・・・  不満


そうそうコーチのあり方だった。

日本くらいテニススクールの盛んな国はないそうだ。
そして、まじめな国民性
とにかく基本を大切にする

ラケットの持ち方、振り方を素振りで身につけなければ、実際に打たない。
基本ショットをマスターしなくては試合もしない。

先日も、市民大会に出るのには、10年早い、
みたいな話もコメントに出ていました。

こんなですから、コーチが 「基本です」 と言ったら。
守らないと、天からカミナリが降ってくるかもしれない。

それくらい、テニスコーチの言う基本は大きいのです。

ですから、外国のコーチはいいかげんでいいのですが
日本のコーチは相当しっかりしなくてはいけない。

もしかしたら、あなたの40年前の基本のせいで
世界1になるはずの、若い芽をつぶしているのかもしれないのですよ。 怖~い


だからもう一回。


コーチたるもの勉強せねばいかん!!!  叫び  メガホン

まったく近頃の若いもんは・・・・


やだ、やだ、ほんと、年を取ると説教くさくなって。  うるせー


そうだ、明日は神奈川県のコーチ研修会
しっかり若いもんを指導せねば・・・・・

まだすいてますから
突然の参加もOKですよ。   ナイス!

コーチじゃなくても大丈夫。



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 21:39 | コメント(7)| トラックバック(0)

試合後の握手

最近クラブで会員の皆さんとプレーすることが多くなったが
ちょっと引っかかっていることがある。

それは試合終了後の握手だ。

学生時代、先輩に習ったのは

ダブルスの試合が終わったら

まず、パートナーと健闘をたたえて握手。 サークル

次に相手のペアーと順に握手、というものだ。 にっこり


まずはこうでしょう。

ウィリアムズさんち


まず、歓喜の握手やハグがあって
次に、手に手を取り合ってネットへ走り寄る。

ああ、感激のシーン。  照れちゃう

プロの試合を見ていると、こうですよね。 えっへん


ところが、クラブでは皆さん、この逆をやっている。

まず相手と握手、次にパートナーと。  あれー?

いつからこうなったのだろうか? 

義理の挨拶は早く済まして、後で二人でゆっくり? 失礼しました


私も最初は戸惑ったものの
皆さんがそうだから
最近はすっかり、それにあわせている。

すっかり優柔不断になってしまった。  悩んじゃう

試合が終わるたびに、心の中の声と戦いながらも
主張しきれないでいる。

  (時々はパートナーと先に握手しているのだが・・・)  冷や汗

こんなことではいかん。  プチ怒りモード

「世間が許しても、わしが許さん。」 叫び

    (さだまさしにせりふを貸してもらった。 NHK見てないと知らないよな?) 冷や汗


まったく、最近の若い者は、・・・ ブツブツ お前なぁ


年寄りとしては正しいマナーをしっかり世の中に伝えなければならない。 叫び


明日から、必ず、パートナーとの握手を先にします。 メガホン

軽く勝った時は

年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:10 | コメント(0)| トラックバック(0)