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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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真面目に文字通りでいいか?

『聖闘士』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク こんばんは。

松原コーチの理論は私も実践したことがあり、かなりの安定感を得られた実績もあります。他の人にもやらせてみたところ、ある程度「できる」人には効果的だったと思います。

しかし所謂「できない」人や「クソ真面目」な人は松原コーチの言うことを文字通りに実行してしまったりします。力んで面を保つためにグリップを振った分しかヘッドを使えずボールが飛ばない人や、腕を振ろうとすれば体も回るなんてことはなく腕だけ振ってしまう人もいます。

結局私は、真面目に文字通りに捉えた人が上手くいかないような表現はすべきでないと思うようになりました。松原コーチの生徒さんにこのような「文字通りやってしまう」人はいますか?もしいた場合はどのような指導をされるのでしょうか?

投稿者 聖闘士 2012/12/18 21:07





私の答えです。

スマイル 私は、所謂「できない」人や「クソ真面目」な人でもできるような
アドバイスを考えているつもりです。

私の理屈は相当、単純ですから。


「グリップを振った分しかヘッドを使えずボールが飛ばない人も」
フェデラーよりは下手かもしれないけど
振った分は飛んだでしょう。

これはヘッドを使えなくして
安定度を増すためのアドバイスですから。


まずはそこから入って
熟成させていけばいいのです。
一生、力みっぱなしにしろとは言ってないつもりです。

でも、グリップをすごい勢いで振ればいいので
その割には、すごいボールが打てるはずですよ。  ワハハ


それと、これは
当たらない人に当てさせるアドバイスではありませんので
ある程度の人には有効
というのは当たっているかもしれませんね。



「腕を振ろうとすれば体も回るなんてことはなく腕だけ振ってしまう人」

これはちょうど昨日のブログで触れた話題です。
ぜひ読んでみてください。

それでも
全身で打たなくては、ご先祖様に申し訳が ・・・
と考えるなら
それはそれでしょうがありません。  びっくり


まあ、「腕だけ振ればいいですよ」 というと
たいていの人は身体も必要なだけ回ります。

身体の使い方はほとんどの人で
必要以上なのが日本人の対質なようです。  悪だくみ



ところで
「文字通りやってしまう」人ですが
セット販売商品に時々トラブルが出ます。

1例ですが
フォアハンドの引き方。

インパクトの面を保つため
「振り子で引いて、面が下向きになる」

腕を捻らないで(内旋させないで)振れば
正確なインパクト面が出るはずです。

でもこの人、インパクトにかけて被せていく癖がある。

下向きに引いて、被せて振れば、ネットを越えない。


私の説明の前半だけを、「文字通りやってしまった人」です。  うるせー

こんなことはよくあります。


これは困っていない人を直したタメです。

被せれば入るのです。
ただ安定して入らないだけ。

困ってもらえば良いわけで
フルスウィングしてもらい、当然アウトする。

そこで理屈を説明すれば、すぐ直ります。 ナイス!



さて、「真面目に文字通りに捉えた人が上手くいかないような表現はすべきでない」

とすると、技術論などは一切言わないほうが、書かないほうがいいでしょう。

文字で出すからには、相当に手間をかけ慎重になっても
100%読んでくれない人、誤解する人が必ずでます。 不満

読む人は自分の経験や理論を下敷きに読む。

ある程度はしょうがないことではないでしょうか。



それともう1つ危険性があるのが伝言ゲーム。 あれー?

私の文章を読んだ人が、それを誰かに伝える。

その人の翻訳になる可能性がかなりあります。
その人が、私の言葉の背景までは理解していないかも?

先ほどの身体の周り具合なども
私と判断基準が違うかもしれない。  (たぶんちがう) 悪だくみ



まあ、そんな危険性を秘めつつも

書かないよりは書いたほうがよほどましだと思っていますので

このブログは続けていくつもりです。 ワハハ




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:41 | コメント(4)| トラックバック(0)
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コメント
『書いたほうがよほどまし』という次元ではなく、大変参考にさせていただいております。
投稿者 もうすぐ56歳。 2012/12/22 19:41
ご回答ありがとうございます。

私がたどり着いたところというのはラケットの動きそのものを説明し、どうすればそうなるかという身体の感覚は本人に任せるというものですから、かなり極端ではあります。全てはラケットがどう動いてボールに衝突するかに尽きますね。

もう一つは物理的という点についてです。
本当に物理的な視点で言うなら、松原コーチの言う腕振りではなくラケットの質量とヘッドスピードがボールを飛ばす要素ではないですか?

だからボールを打つのに身体を使うなというのは私もよく言います。
でも松原コーチと少し違うのは、ボールを打つのに身体を使うな、さらに腕も振るな、ラケットを振れ!ということであり、そしてラケットを効率良く振るために身体や腕をどう使うのか?ということです。

松原コーチは腕を振ろうとすれば身体も自然と使えると言います。それと同じことで、さらに言えばラケットを上手く振ろうとすれば腕が自然と使えて、そうすれば身体も自然と使えると言えないでしょうか?

それとも、このような意識ではヘッドスピードが上がりすぎて制御しきれずコートに収まらないから、ヘッドの動きに関わる運動を制限して腕を振れというのが松原コーチの言わんとすることなのでしょうか?
投稿者 聖闘士 2012/12/24 00:45
もうすぐ56歳さんへ
コメントありがとうございます
お役に立てているようで何よりです。
投稿者 松原コーチ 2012/12/25 17:45
聖闘士さんへ
ラケットの動きのイメージはたいせつですね
私のブログでもかなり取り上げていますので
お暇なら読んでみてください。
ただ直接、指導で使う言葉とすると
身体も腕も使うな、ラケットを振れというのは
超能力者でないと、聞いた人が戸惑ってしまうのでは?
ラケットのスウィングや面をイメージして
腕や身体のことは考えなくていいですよ
といったところでしょうか。
それと、スウィングスピードを制限しようと思ったことはありません。
プロにそんな人いないでしょう。
スウィングスピードはあるにこしたことはありません。
投稿者 松原コーチ 2012/12/25 17:55
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