2012年12月25日
手出し練習のテンポ
『キャプ』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、いつもブログを楽しく拝見しています。
練習法について教えていただきたいことがあります。
ジュニアの練習などで、すごい早いペースでの手出し練習(打ったらすぐ出す)をやっているのを見かけますが、この練習はどんな意図があって行うのでしょうか。
実際見よう見まねでやってみましたが、打ち方がすごく荒くなってしまいました…
行う際のポイント等もあわせてご意見いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
投稿者 キャプ 2012/12/22 09:01
私の答えです。
間違いなく、体力、根性、やった気がします。
手出し練習の目的というのは
フォームの矯正が一番大きいと思います。
ボールと自分の位置調整が楽なので
打ち方に集中できるためです。
コーチがアドバイスしたり
矯正するのも
手の届くところですからやりやすい。
じゃあ、それをハイテンポでやったら?
テイクバックが大きすぎる人の矯正にはいいでしょうね。
打ち終わったらすぐ動かなければいけないので
のんびりして、動きの鈍い人には
それなりの効果が期待できます。
やる気のないやつ、怠け者対策です
怒鳴っても、にらんでも
すぐ近くからですから、効果覿面。
じゃあ、デメリットは?
フォアハンドだと
テイクバックがぼろぼろになることです。
ラケット面を内旋しないで引くには
手間がかかります。
日ごろ、早めに滑らかに引いていく、といっているのですが
そんなことしているひまはない。
時間を節約するために、必要な動作をしょるかも。
脇を閉め、面が上を向くように
肘から先を引くスウィングになりがちです。
黄色線のようにしたいのですが、赤線のように短絡させてしまう。
テイクバックを重要視しないコーチは
この練習で脇が閉まるようになる、と思っているかもしれません。
動きは速くなり、ボールは入らなくなります。
ところで、バックハンドならどうでしょう?
両手バックなら、小さくて、鋭いスウィング。
腕を固めて小さくパンチです。
これをマスターするための練習としては非常によさそうですね。
コーチはこれらのメリットデメリットを
はっきりわかっていて、使うべきドリルです。
もしもわかっていないなら、安易に使うべきではないと思います。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、いつもブログを楽しく拝見しています。
練習法について教えていただきたいことがあります。
ジュニアの練習などで、すごい早いペースでの手出し練習(打ったらすぐ出す)をやっているのを見かけますが、この練習はどんな意図があって行うのでしょうか。
実際見よう見まねでやってみましたが、打ち方がすごく荒くなってしまいました…
行う際のポイント等もあわせてご意見いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
投稿者 キャプ 2012/12/22 09:01
私の答えです。
間違いなく、体力、根性、やった気がします。
手出し練習の目的というのは
フォームの矯正が一番大きいと思います。
ボールと自分の位置調整が楽なので
打ち方に集中できるためです。
コーチがアドバイスしたり
矯正するのも
手の届くところですからやりやすい。
じゃあ、それをハイテンポでやったら?
テイクバックが大きすぎる人の矯正にはいいでしょうね。
打ち終わったらすぐ動かなければいけないので
のんびりして、動きの鈍い人には
それなりの効果が期待できます。
やる気のないやつ、怠け者対策です
怒鳴っても、にらんでも
すぐ近くからですから、効果覿面。
じゃあ、デメリットは?
フォアハンドだと
テイクバックがぼろぼろになることです。
ラケット面を内旋しないで引くには
手間がかかります。
日ごろ、早めに滑らかに引いていく、といっているのですが
そんなことしているひまはない。
時間を節約するために、必要な動作をしょるかも。
脇を閉め、面が上を向くように
肘から先を引くスウィングになりがちです。
黄色線のようにしたいのですが、赤線のように短絡させてしまう。
テイクバックを重要視しないコーチは
この練習で脇が閉まるようになる、と思っているかもしれません。
動きは速くなり、ボールは入らなくなります。
ところで、バックハンドならどうでしょう?
両手バックなら、小さくて、鋭いスウィング。
腕を固めて小さくパンチです。
これをマスターするための練習としては非常によさそうですね。
コーチはこれらのメリットデメリットを
はっきりわかっていて、使うべきドリルです。
もしもわかっていないなら、安易に使うべきではないと思います。