2012年12月31日
私の技術論の建て方
『通りすがり』 さんからコメントを頂きました。
ある人のブログに片手バックハンドの技術について
私の批判があるというお話です。
この機会に
私の技術論の建て方についてお話して
今年の最後にしようと思います。
以下がそのコメントの全文です。
大変失礼な内容なので黙殺して頂いても結構です。
以下サイトにて一方的に批判が有りますが、松原コーチはこの内容についてどのように思われますでしょうか。
hを加えて下さい。
ttp://blog.livedoor.jp/newpowertennis/archives/21262347.html
投稿者 通りすがり 2012/12/29 13:40
私の答えです。
私のDVD、『テニスの極意』 バックハンド編
私の動画までフェデラーとの比較で出していただきました。
出来れば
もっと後の方に
胸あたりの高い打点を
かなり横振りに振っている動画もあります。
それだといくらかフェデラーに近いのですが
ちょっと残念。
私の DVD、全部見てくれたんでしょうか?
私だって、プロのバックハンドが
すべて縦振りだなんて思っていません。
自分でも高い打点やスピンをうんとかけるときに
スウィングを横に使いますし
ブログの写真にガスケやワイントラウブを
使っている事をご存知の読者の方も多いと思います。
さて、私の技術論の立て方ですが
いちばん普通の打点で打っているプロの打法をもとに
その技術を可能にしている
いちばんの骨格は何かという事を探り出しているのです。
特殊な打点やモアパワーを出すためのコツは
あえて、取り除きます。
たとえばフォアハンドでは
手首は固定して振ると言っていますが
人間の手首はそれなりの柔らかさがあって
自然にラケットの重みでしなり、ラケットヘッドを加速します。
いちばん重要な骨格が、「手首を固定する」
枝葉の小骨が、「余計な力を抜いてしならせる」 です。
この枝葉に注目すると
松原さんの技術論は穴だらけになり
鬼の首を取ったように思う人がたくさん出てきます。
時々はそうゆう話があります
揚げ足取りには
それなりに慣れていますので、大丈夫。
バックハンドに戻りますが
振り子を使って、位置エネルギーを運動エネルギーに換え
ついでにアッパースウィングでトップスピンをかける。
これが、いちばんの重要骨格です。
腰より
低い打点だと、これだけでもそれなりのショットが打てます。
モアパワーを出すためには
高いテイクバックから後ろにループさせ
腰や肩の線を回転させ
腕の引き込みも添えてぶっ叩くのです。
この部分は、枝葉の小骨部分です。
打点が高くなると、(細かい事をぬかすと)
スウィング平面が水平に近くなり
振り子の位置エネルギーが使えなくなります。
だから、枝葉の小骨もたくさん必要になります。
高い打点はアマチュアならスライスでいいでしょうが
プロはこれも出来なくては
片手打ちのご利益がありません。
さてご紹介いただいたブログでは
私だけでなく
私の前にテニスジャーナルの解説をしていた
平野さんのことも批判されているようですが
ちょっと当っていないと思います。
先ほど重要骨格と、枝葉の小骨について書きましたが
たぶん
日本で一番初めにこれに基づいて理論を作ったのが平野さんだと思います。
テニス界にとって、大変な功績のある方です。
平野さん以前の解説者は
(今の解説者にも ・・・ )
枝葉の部分を示す事で、改良法の提案をしていたのです。
じゃあ、松原さんは何をしたのかというと
重要骨格をさらに明確にした事と
技術のベースをすべて、トッププロの打法においた事です。
批判の記事では
私は世界に目を向けない、ガラパゴス進化だそうですが
自分では
そこからいちばん遠くにいるべきと思っています。
だから、「ベースはすべて、トッププロの打法」 なのです。
ところで
バックの縦振りですが
記事では、平野さんの説で
それを教わった、ろくでもないコーチの一人
松原が使っているようなイメージですが。
平野さんの教えは
身体に巻きつけた腕の振りほどきですから
かなり違っていて
むしろ、批判ブログさんの説に近い。
縦振りを言い出したのは私です。
さてさて、いいたいことを言ったので
すっきりして年が越せそうです。
今年はたくさんの人達にこのブログを読んでいただき
コメントもたくさんいただき
ありがとうございました。
コメントのお礼を時々忘れていると思います
ここで、改めてお礼申し上げます。
来年も頑張って発信し続けます。
テニス好きな皆さんと私に、良い年が訪れますように。
ある人のブログに片手バックハンドの技術について
私の批判があるというお話です。
この機会に
私の技術論の建て方についてお話して
今年の最後にしようと思います。
以下がそのコメントの全文です。
大変失礼な内容なので黙殺して頂いても結構です。
以下サイトにて一方的に批判が有りますが、松原コーチはこの内容についてどのように思われますでしょうか。
hを加えて下さい。
ttp://blog.livedoor.jp/newpowertennis/archives/21262347.html
投稿者 通りすがり 2012/12/29 13:40
私の答えです。
私のDVD、『テニスの極意』 バックハンド編
私の動画までフェデラーとの比較で出していただきました。
出来れば
もっと後の方に
胸あたりの高い打点を
かなり横振りに振っている動画もあります。
それだといくらかフェデラーに近いのですが
ちょっと残念。
私の DVD、全部見てくれたんでしょうか?
私だって、プロのバックハンドが
すべて縦振りだなんて思っていません。
自分でも高い打点やスピンをうんとかけるときに
スウィングを横に使いますし
ブログの写真にガスケやワイントラウブを
使っている事をご存知の読者の方も多いと思います。
さて、私の技術論の立て方ですが
いちばん普通の打点で打っているプロの打法をもとに
その技術を可能にしている
いちばんの骨格は何かという事を探り出しているのです。
特殊な打点やモアパワーを出すためのコツは
あえて、取り除きます。
たとえばフォアハンドでは
手首は固定して振ると言っていますが
人間の手首はそれなりの柔らかさがあって
自然にラケットの重みでしなり、ラケットヘッドを加速します。
いちばん重要な骨格が、「手首を固定する」
枝葉の小骨が、「余計な力を抜いてしならせる」 です。
この枝葉に注目すると
松原さんの技術論は穴だらけになり
鬼の首を取ったように思う人がたくさん出てきます。
時々はそうゆう話があります
揚げ足取りには
それなりに慣れていますので、大丈夫。
バックハンドに戻りますが
振り子を使って、位置エネルギーを運動エネルギーに換え
ついでにアッパースウィングでトップスピンをかける。
これが、いちばんの重要骨格です。
腰より
低い打点だと、これだけでもそれなりのショットが打てます。
モアパワーを出すためには
高いテイクバックから後ろにループさせ
腰や肩の線を回転させ
腕の引き込みも添えてぶっ叩くのです。
この部分は、枝葉の小骨部分です。
打点が高くなると、(細かい事をぬかすと)
スウィング平面が水平に近くなり
振り子の位置エネルギーが使えなくなります。
だから、枝葉の小骨もたくさん必要になります。
高い打点はアマチュアならスライスでいいでしょうが
プロはこれも出来なくては
片手打ちのご利益がありません。
さてご紹介いただいたブログでは
私だけでなく
私の前にテニスジャーナルの解説をしていた
平野さんのことも批判されているようですが
ちょっと当っていないと思います。
先ほど重要骨格と、枝葉の小骨について書きましたが
たぶん
日本で一番初めにこれに基づいて理論を作ったのが平野さんだと思います。
テニス界にとって、大変な功績のある方です。
平野さん以前の解説者は
(今の解説者にも ・・・ )
枝葉の部分を示す事で、改良法の提案をしていたのです。
じゃあ、松原さんは何をしたのかというと
重要骨格をさらに明確にした事と
技術のベースをすべて、トッププロの打法においた事です。
批判の記事では
私は世界に目を向けない、ガラパゴス進化だそうですが
自分では
そこからいちばん遠くにいるべきと思っています。
だから、「ベースはすべて、トッププロの打法」 なのです。
ところで
バックの縦振りですが
記事では、平野さんの説で
それを教わった、ろくでもないコーチの一人
松原が使っているようなイメージですが。
平野さんの教えは
身体に巻きつけた腕の振りほどきですから
かなり違っていて
むしろ、批判ブログさんの説に近い。
縦振りを言い出したのは私です。
さてさて、いいたいことを言ったので
すっきりして年が越せそうです。
今年はたくさんの人達にこのブログを読んでいただき
コメントもたくさんいただき
ありがとうございました。
コメントのお礼を時々忘れていると思います
ここで、改めてお礼申し上げます。
来年も頑張って発信し続けます。
テニス好きな皆さんと私に、良い年が訪れますように。