2012年12月26日
ビデオでプロになりきる
『部活生』 さんから質問をいただきました。
早く答えないと冬休みが終わっちゃうので
優先で答えます。
答えたつもりで忘れていた、『うそほんと』 さん、すいません。
近日中にやります。
さて、以下が質問のコメント
質問失礼します。現在年末年始といううことで、テニススクールも部活もなく、テニスができません。しかしせっかくの休みなので強くなって年明けの大会に出たいです。なにか良い練習方法はありませんか?
投稿者 部活生 2012/12/26 09:06
私の答えです。
テニスをしないでテニスを上達するのは無理ですので
通常考えられるのは
筋トレ、ランニングにストレッチ
動体視力アップのために動く電車から
通り過ぎる電柱を見つめる。
ぐらいでしょうか?
だが1つだけ斬新な方法が
一流プロのビデオを見ることです。
ジョコビッチになったつもりで
フレンチオープンを戦う。
ジョコビッチになったつもりでボールを打つ。
ジョコビッチになったつもりで
相手プレーヤーを見つめ
次の打球のコースを読む。
別にジョコビッチじゃなくても
自分が応援する憧れの選手でいいのです。
練習するというのは
数多くの動作を繰り返すことで
成功に近づき
成功体験を繰り返すことで
頭の中に
無意識に動作できる回路を作ることです。
だから、頭の中でだけでも練習し
新しい回路を作ることができるはずなのです。
頭の中に、新回路を焼き付けるためには
「成功体験を繰り返すこと」 が必要なので
重要なシーンは何度も繰り返し見るといいですね。
私も若いころ
一流選手のプレーを見た後
いいプレーができたことを思い出します。
ただ、ラケットの重さや長さ
振るときの反動
当たった感触などは
実物に触れなければなければわからないこと。
せめて、ビデオの後、外に出て
ラケットをジョコビッチ気分で振ってみる
なんていうのはどうでしょう。
ところで、あんまり速すぎるとわかりにくいし
ついていけない
自分のプレーと違いすぎる。
そんなわけで
どうせ見るなら、スローなクレーコートの試合。
同じようなフォアやバックを何度も打つ
フレンチオープンのビデオが最高です。
朝のランニングにストレッチ、筋トレの後で
ラケットを握り締めて、画面を見つめてください。
そうそう、ビデオ持ってなかったら?
PCは見られるわけだから
ユーチューブで好きなプレーヤーの名前を検索したら
たくさん見つかります。
もちろんショット名で検索するのもあり。
早く答えないと冬休みが終わっちゃうので
優先で答えます。
答えたつもりで忘れていた、『うそほんと』 さん、すいません。
近日中にやります。
さて、以下が質問のコメント
質問失礼します。現在年末年始といううことで、テニススクールも部活もなく、テニスができません。しかしせっかくの休みなので強くなって年明けの大会に出たいです。なにか良い練習方法はありませんか?
投稿者 部活生 2012/12/26 09:06
私の答えです。
テニスをしないでテニスを上達するのは無理ですので
通常考えられるのは
筋トレ、ランニングにストレッチ
動体視力アップのために動く電車から
通り過ぎる電柱を見つめる。
ぐらいでしょうか?
だが1つだけ斬新な方法が
一流プロのビデオを見ることです。
ジョコビッチになったつもりで
フレンチオープンを戦う。
ジョコビッチになったつもりでボールを打つ。
ジョコビッチになったつもりで
相手プレーヤーを見つめ
次の打球のコースを読む。
別にジョコビッチじゃなくても
自分が応援する憧れの選手でいいのです。
練習するというのは
数多くの動作を繰り返すことで
成功に近づき
成功体験を繰り返すことで
頭の中に
無意識に動作できる回路を作ることです。
だから、頭の中でだけでも練習し
新しい回路を作ることができるはずなのです。
頭の中に、新回路を焼き付けるためには
「成功体験を繰り返すこと」 が必要なので
重要なシーンは何度も繰り返し見るといいですね。
私も若いころ
一流選手のプレーを見た後
いいプレーができたことを思い出します。
ただ、ラケットの重さや長さ
振るときの反動
当たった感触などは
実物に触れなければなければわからないこと。
せめて、ビデオの後、外に出て
ラケットをジョコビッチ気分で振ってみる
なんていうのはどうでしょう。
ところで、あんまり速すぎるとわかりにくいし
ついていけない
自分のプレーと違いすぎる。
そんなわけで
どうせ見るなら、スローなクレーコートの試合。
同じようなフォアやバックを何度も打つ
フレンチオープンのビデオが最高です。
朝のランニングにストレッチ、筋トレの後で
ラケットを握り締めて、画面を見つめてください。
そうそう、ビデオ持ってなかったら?
PCは見られるわけだから
ユーチューブで好きなプレーヤーの名前を検索したら
たくさん見つかります。
もちろんショット名で検索するのもあり。
2012年12月25日
手出し練習のテンポ
『キャプ』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、いつもブログを楽しく拝見しています。
練習法について教えていただきたいことがあります。
ジュニアの練習などで、すごい早いペースでの手出し練習(打ったらすぐ出す)をやっているのを見かけますが、この練習はどんな意図があって行うのでしょうか。
実際見よう見まねでやってみましたが、打ち方がすごく荒くなってしまいました…
行う際のポイント等もあわせてご意見いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
投稿者 キャプ 2012/12/22 09:01
私の答えです。
間違いなく、体力、根性、やった気がします。
手出し練習の目的というのは
フォームの矯正が一番大きいと思います。
ボールと自分の位置調整が楽なので
打ち方に集中できるためです。
コーチがアドバイスしたり
矯正するのも
手の届くところですからやりやすい。
じゃあ、それをハイテンポでやったら?
テイクバックが大きすぎる人の矯正にはいいでしょうね。
打ち終わったらすぐ動かなければいけないので
のんびりして、動きの鈍い人には
それなりの効果が期待できます。
やる気のないやつ、怠け者対策です
怒鳴っても、にらんでも
すぐ近くからですから、効果覿面。
じゃあ、デメリットは?
フォアハンドだと
テイクバックがぼろぼろになることです。
ラケット面を内旋しないで引くには
手間がかかります。
日ごろ、早めに滑らかに引いていく、といっているのですが
そんなことしているひまはない。
時間を節約するために、必要な動作をしょるかも。
脇を閉め、面が上を向くように
肘から先を引くスウィングになりがちです。
黄色線のようにしたいのですが、赤線のように短絡させてしまう。
テイクバックを重要視しないコーチは
この練習で脇が閉まるようになる、と思っているかもしれません。
動きは速くなり、ボールは入らなくなります。
ところで、バックハンドならどうでしょう?
両手バックなら、小さくて、鋭いスウィング。
腕を固めて小さくパンチです。
これをマスターするための練習としては非常によさそうですね。
コーチはこれらのメリットデメリットを
はっきりわかっていて、使うべきドリルです。
もしもわかっていないなら、安易に使うべきではないと思います。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、いつもブログを楽しく拝見しています。
練習法について教えていただきたいことがあります。
ジュニアの練習などで、すごい早いペースでの手出し練習(打ったらすぐ出す)をやっているのを見かけますが、この練習はどんな意図があって行うのでしょうか。
実際見よう見まねでやってみましたが、打ち方がすごく荒くなってしまいました…
行う際のポイント等もあわせてご意見いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
投稿者 キャプ 2012/12/22 09:01
私の答えです。
間違いなく、体力、根性、やった気がします。
手出し練習の目的というのは
フォームの矯正が一番大きいと思います。
ボールと自分の位置調整が楽なので
打ち方に集中できるためです。
コーチがアドバイスしたり
矯正するのも
手の届くところですからやりやすい。
じゃあ、それをハイテンポでやったら?
テイクバックが大きすぎる人の矯正にはいいでしょうね。
打ち終わったらすぐ動かなければいけないので
のんびりして、動きの鈍い人には
それなりの効果が期待できます。
やる気のないやつ、怠け者対策です
怒鳴っても、にらんでも
すぐ近くからですから、効果覿面。
じゃあ、デメリットは?
フォアハンドだと
テイクバックがぼろぼろになることです。
ラケット面を内旋しないで引くには
手間がかかります。
日ごろ、早めに滑らかに引いていく、といっているのですが
そんなことしているひまはない。
時間を節約するために、必要な動作をしょるかも。
脇を閉め、面が上を向くように
肘から先を引くスウィングになりがちです。
黄色線のようにしたいのですが、赤線のように短絡させてしまう。
テイクバックを重要視しないコーチは
この練習で脇が閉まるようになる、と思っているかもしれません。
動きは速くなり、ボールは入らなくなります。
ところで、バックハンドならどうでしょう?
両手バックなら、小さくて、鋭いスウィング。
腕を固めて小さくパンチです。
これをマスターするための練習としては非常によさそうですね。
コーチはこれらのメリットデメリットを
はっきりわかっていて、使うべきドリルです。
もしもわかっていないなら、安易に使うべきではないと思います。
2012年11月22日
コートが無かったら
『部活生』 さんからこんな質問をいただきました。
高校1年生でしょうか
早く答えないと青春が終わってしまいますので
今日は、トミーでの私のレッスン記の予定でしたが
こちらを優先モードでお答えします。
以下がそのコメントの全文です。
初めての質問失礼します。自分の入部している部では、コートが一面しかなく壁打ちコートもあるのですが、二年生に占領されてしまい、グラウンドの片隅しか使えません。今までラダートレーニング、チューブトレーニングやボレーボレー 球出しでのストローク練習4を行っていたのですが、初心者の子がボールをコントロールできず。学校外に出たり他の部の迷惑になってしまったので。ボールが一人一球しか使えなくなり、テニススクールに行っていない子は一日にコートに入れる20分のみしかボールを打てません。ボールを使わずしっかりとコントロールできるようになる練習はないかどうか教えてください。それとネットもラインもないグラウンドでラリーして練習になりますか?自分はないように感じるのですが。
投稿者 部活生 2012/11/21 22:21
私の答えです。
まず、「ボールを使わずしっかりとコントロールできるようになる練習はないか」
という質問ですが
ありません。
テニスボールのスピードや接触時間、そして重さ。
ラケットの重さや長さ、インパクトの感触。
これらのフィードバックがあって
それなりの打ち方がつかめるのです。
ボールを打たないでこれらをつかむのは無理でしょう。
もし、あるとすると、そうだ
プレイ・アンド・ステイ
ITFが世界中で子供たちの普及のために提唱しているもの。
(学生さんは英語のHPもどうぞ、今なら国枝さんが出てきます)
さて、もちろんボールを打ちます。
短いラケットと飛ばないボール
狭いコートでするテニスです。
うちのスクールでも、ジュニアレッスンに使っています。
左から2番目がお勧めのレッドボール。
少し大きめで、他のが普通ボールと同じ大きさです。
一番左はスポンジボールで、プレイ・アンド・ステイではありません。
私は4,5歳の子に使っています。
コートの目安はこれ、1番上がレッドボール用。
小学生くらいまでに使うためなのですが
高校生でも大人でも
初心者の導入法としては最適で
これでできるようになれば
割合簡単に
普通のテニスに移行できると思います。
むしろ
仮にコートがあっても、こちらから始めた方が
上達が早まるかもしれません。
スピンのかけ方などもこれで覚えるといい。
高校生なら
ラケットだけは最初から普通のでいいかもしれません。
『レッドボールと狭いコートと普通のラケットです』
ネットは自転車でも置いて置けばいいのです。
次に
「ネットもラインもないグラウンドでラリーして練習になりますか? 」
なります。
ネットは無くてもいいですが
ラインはほしい。
足で書いてもいいです。
こんなコートを考えました。
黄色ゾーン同士で打ち合えば
ネットなんか無くてもいいでしょう。
色まで塗れとは言いませんが
目安になる線くらいは
足で書くか、テープか板でも置くか?
現場合わせで考えてみてください。
サーブは、オレンジとグリーンゾーンに入れればいい。
幅はテニスコートの幅が無くても大丈夫。
要は、テニスに必要な飛距離と角度などがわかるなら
正規のテニスコート以外でも練習できます。
的の一部が壁になっていてもいいのです。
こうして書いていると
どんどんアイデアが出てきておもしろいですね。
恵まれた環境でできればそれはそれで幸せですが
困難を工夫してみるのも面白いです。
頭も身体も動く若いうちに
いっぱい努力して工夫して
がんばってください。
ただこれだけは気をつけて
何も考えないで
ただ努力しても
単なる、「いい奴」で終わっちゃいます
どっかを痛めるぐらいで、ろくなことはありません。
ちょっとでいいですから頭も使ってくださいね。
考えに詰まったら、またコメントしてください。
高校1年生でしょうか
早く答えないと青春が終わってしまいますので
今日は、トミーでの私のレッスン記の予定でしたが
こちらを優先モードでお答えします。
以下がそのコメントの全文です。
初めての質問失礼します。自分の入部している部では、コートが一面しかなく壁打ちコートもあるのですが、二年生に占領されてしまい、グラウンドの片隅しか使えません。今までラダートレーニング、チューブトレーニングやボレーボレー 球出しでのストローク練習4を行っていたのですが、初心者の子がボールをコントロールできず。学校外に出たり他の部の迷惑になってしまったので。ボールが一人一球しか使えなくなり、テニススクールに行っていない子は一日にコートに入れる20分のみしかボールを打てません。ボールを使わずしっかりとコントロールできるようになる練習はないかどうか教えてください。それとネットもラインもないグラウンドでラリーして練習になりますか?自分はないように感じるのですが。
投稿者 部活生 2012/11/21 22:21
私の答えです。
まず、「ボールを使わずしっかりとコントロールできるようになる練習はないか」
という質問ですが
ありません。
テニスボールのスピードや接触時間、そして重さ。
ラケットの重さや長さ、インパクトの感触。
これらのフィードバックがあって
それなりの打ち方がつかめるのです。
ボールを打たないでこれらをつかむのは無理でしょう。
もし、あるとすると、そうだ
プレイ・アンド・ステイ
ITFが世界中で子供たちの普及のために提唱しているもの。
(学生さんは英語のHPもどうぞ、今なら国枝さんが出てきます)
さて、もちろんボールを打ちます。
短いラケットと飛ばないボール
狭いコートでするテニスです。
うちのスクールでも、ジュニアレッスンに使っています。
左から2番目がお勧めのレッドボール。
少し大きめで、他のが普通ボールと同じ大きさです。
一番左はスポンジボールで、プレイ・アンド・ステイではありません。
私は4,5歳の子に使っています。
コートの目安はこれ、1番上がレッドボール用。
小学生くらいまでに使うためなのですが
高校生でも大人でも
初心者の導入法としては最適で
これでできるようになれば
割合簡単に
普通のテニスに移行できると思います。
むしろ
仮にコートがあっても、こちらから始めた方が
上達が早まるかもしれません。
スピンのかけ方などもこれで覚えるといい。
高校生なら
ラケットだけは最初から普通のでいいかもしれません。
『レッドボールと狭いコートと普通のラケットです』
ネットは自転車でも置いて置けばいいのです。
次に
「ネットもラインもないグラウンドでラリーして練習になりますか? 」
なります。
ネットは無くてもいいですが
ラインはほしい。
足で書いてもいいです。
こんなコートを考えました。
黄色ゾーン同士で打ち合えば
ネットなんか無くてもいいでしょう。
色まで塗れとは言いませんが
目安になる線くらいは
足で書くか、テープか板でも置くか?
現場合わせで考えてみてください。
サーブは、オレンジとグリーンゾーンに入れればいい。
幅はテニスコートの幅が無くても大丈夫。
要は、テニスに必要な飛距離と角度などがわかるなら
正規のテニスコート以外でも練習できます。
的の一部が壁になっていてもいいのです。
こうして書いていると
どんどんアイデアが出てきておもしろいですね。
恵まれた環境でできればそれはそれで幸せですが
困難を工夫してみるのも面白いです。
頭も身体も動く若いうちに
いっぱい努力して工夫して
がんばってください。
ただこれだけは気をつけて
何も考えないで
ただ努力しても
単なる、「いい奴」で終わっちゃいます
どっかを痛めるぐらいで、ろくなことはありません。
ちょっとでいいですから頭も使ってくださいね。
考えに詰まったら、またコメントしてください。
2012年09月19日
キャッチボールは?
『キャプ』 さんから質問をいただきました。
キャッチボールについてです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは。
いつもブログを楽しく拝見しております。
最近、テニスのアップがてらにキャッチボールを取り入れることにしています。
しっかり肩をまわすことができ、サーブ強化にもつながると良く聞くので・・・
そのキャッチボールですが、どのように行うのが効果的かアドバイスないでしょうか?
(速いボールを投げ合うべき、山なりでもいいので遠投、サーブのフォームを意識して、etc)
あと、野球ボールでやるのと、テニスボールでやるので違いとか出るのでしょうか?
お時間があるときにご返信いただけると幸いです。
投稿者 キャプ 2012/09/17 06:34
私の考えです。
ボール投げの上手い子はサーブやスマッシュの動きに
すぐ、なれることが出来ます。
それは腕の動かし方や固め方にかなりの共通性があるからです。
だからボール投げの下手な子は
どんどんボールを投げて
動かし方、力の入れ方を習得するといいでしょう。
ボール投げよりも
さらにサーブに近いのが棒投げです。
新聞紙を丸めて投げたり
バドミントンラケットを投げたり
それなりの効果があると思います。
それでも、特に遠投の場合、サーブとはフィニッシュの形が違います。
結論ぽく言うと
この動作がまるで苦手な人はどんどん投げるべきだと思います。
得意な人にはご利益がうすいような気がします。
いっぱい、やり過ぎないほうがいいと思います。
それから
もし投げるなら
肩というのは
腕の内旋、外旋という意味では肩関節がひねられますが
ほとんど回りませんので
ですから、肩や肘を痛めないために
ワインドアップしないことです
肘の角度を90度にした
セットポジションから投げるといいでしょう。
さて、もう一つのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』
スライスの考え方の話
昨日、今日と無料設定なので、ぜひ読んでみてほしい。
キャッチボールについてです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんにちは。
いつもブログを楽しく拝見しております。
最近、テニスのアップがてらにキャッチボールを取り入れることにしています。
しっかり肩をまわすことができ、サーブ強化にもつながると良く聞くので・・・
そのキャッチボールですが、どのように行うのが効果的かアドバイスないでしょうか?
(速いボールを投げ合うべき、山なりでもいいので遠投、サーブのフォームを意識して、etc)
あと、野球ボールでやるのと、テニスボールでやるので違いとか出るのでしょうか?
お時間があるときにご返信いただけると幸いです。
投稿者 キャプ 2012/09/17 06:34
私の考えです。
ボール投げの上手い子はサーブやスマッシュの動きに
すぐ、なれることが出来ます。
それは腕の動かし方や固め方にかなりの共通性があるからです。
だからボール投げの下手な子は
どんどんボールを投げて
動かし方、力の入れ方を習得するといいでしょう。
ボール投げよりも
さらにサーブに近いのが棒投げです。
新聞紙を丸めて投げたり
バドミントンラケットを投げたり
それなりの効果があると思います。
それでも、特に遠投の場合、サーブとはフィニッシュの形が違います。
結論ぽく言うと
この動作がまるで苦手な人はどんどん投げるべきだと思います。
得意な人にはご利益がうすいような気がします。
いっぱい、やり過ぎないほうがいいと思います。
それから
もし投げるなら
肩というのは
腕の内旋、外旋という意味では肩関節がひねられますが
ほとんど回りませんので
ですから、肩や肘を痛めないために
ワインドアップしないことです
肘の角度を90度にした
セットポジションから投げるといいでしょう。
さて、もう一つのブログ
『松原雄二のテニス技術解説』
スライスの考え方の話
昨日、今日と無料設定なので、ぜひ読んでみてほしい。
2012年07月18日
壁打ちの功罪
『遠くから来た者』 さんから、壁打ちについて質問をいただきました。
以下がコメントの全文です。
お久しぶりです今月のテニス塾宜しくお願いします。私は、ストロークでインバクトで正面を向くために長さ約4メートル位の壁打ちをやっておりますがほとんど正面を向いた状態でボールを打っております。そしてインパクト後にワイパーで右手が左腰辺りにくるように意識して打っております。いままで壁打ちでインパクトの時にラケットを止めていましたがラケツトの逃げ場がなくでしっくりいかなかったので今は意識的にワイパーで打っておりますがこの打ち方でいいのか又壁打ちの注意点があれば大変お忙しい中だと思いますが御指導宜しくお願いします。
投稿者 遠くから来た者 2012/07/15 13:08
私の答えです。
私は壁打ちとコートでのテニスとは別の物だと思っています。
テンポがえらく違います。
コメントに、「長さ約4メートル位の壁打ちをやっておりますが
ほとんど正面を向いた状態でボールを打っております。」 とありますが
そうしなければ打てないと思います。
横を向いてるひまはありません。
よく、「インパクト後にワイパーで右手が左腰辺りにくるように・・」
打っていると思います。
このテンポの違いが1つ目の問題。
2つ目は角度の問題。
ベースラインの距離で垂直壁を相手に打つと
壁でパワーをロスする分、短くなる。
少し上に打たないと続かないのです。
30年も前の話ですが
高校1年のY子ちゃんという子を教えていました。
16歳以下の試合にデビュー
初めての公式戦でシード選手を破り、ベスト16まで進出。
フォアのスピードがすごい子で
逆にこれが悲劇になりました。
クラブに練習相手がいないため
まじめな彼女は、毎日壁打ちでハードヒットを繰り返しました。
それは、それは、ものすごいスピード。
そうなんです
彼女はアウトする練習を繰り返していたのです。
壁打ちではトップスピンの必要も感じません。
一番いい音がする、フラットで打ち続けるのです。
もちろん、早くそれに気づかなかった私の責任でもあります。
結局、ジュニアでのベストは先ほどのベスト16でした。
初心者がボール感覚をつかむためや
ウォームアップのために軽くやるのはいいと思いますが
真剣に打ち合わないほうがいいと思います。
それよりもやるべきは
球出しのボールを打つこと。
自分で壁に球出しして
課題を持って
自分で打つ。
私は高校生のころ
冬の体育館でジャンピングスマッシュの練習をしました。
壁から5mくらい離れ、4mくらい上にぶつける
後に跳ね返ってくるのを
後退して、ジャンピングスマッシュ。
(これは技術の習得練習)
返ってくるのを当てて返球。
(これは反射神経を鍛える)
ハイバックボレーの引き起こしも
ローズウォールの連続写真を見ながら
ここで身につけました。
これがその教科書
福田雅之助先生の、旺文社 テニス(硬式) 220円
下の写真は当時のスター、沢松姉妹。
右のフォアボレー、妹の和子さんは16才
すでに全日本チャンピオン。
左の姉、順子さんは2年上、沢松奈生子プロのお母さん。
表紙に登場
私はその本を見て勉強していた北海道の16才。
そして、ローズウォールの引き起こし。
ちょっと話がそれた。
次に、サービスダッシュ・アンド・ハーフボレー。
(これは反射神経を鍛える)
フローリングの床だから、めちゃくちゃ早い。
ジャンピングスマッシュとハイバックボレー
そして、相手にボレーをぶつけられることへの反応。
これに自信があったのは
明らかにこの体育館のおかげです。
じつは、当時、体育館での硬式ボールの使用は
ガラスを割るからという理由で禁止でしたので
軟式庭球部顧問の体育教師の目に止まらぬよう
ゲリラ的に、私1人でやっていました。
もちろん見つかったことは何度かありますが
ガラスを割ったことはありません。
さて、壁打ちの功罪ですが
以上お話したようにどちらもかなりあります。
要はそれをはっきり認識してやればいいことだと思います。
以下がコメントの全文です。
お久しぶりです今月のテニス塾宜しくお願いします。私は、ストロークでインバクトで正面を向くために長さ約4メートル位の壁打ちをやっておりますがほとんど正面を向いた状態でボールを打っております。そしてインパクト後にワイパーで右手が左腰辺りにくるように意識して打っております。いままで壁打ちでインパクトの時にラケットを止めていましたがラケツトの逃げ場がなくでしっくりいかなかったので今は意識的にワイパーで打っておりますがこの打ち方でいいのか又壁打ちの注意点があれば大変お忙しい中だと思いますが御指導宜しくお願いします。
投稿者 遠くから来た者 2012/07/15 13:08
私の答えです。
私は壁打ちとコートでのテニスとは別の物だと思っています。
テンポがえらく違います。
コメントに、「長さ約4メートル位の壁打ちをやっておりますが
ほとんど正面を向いた状態でボールを打っております。」 とありますが
そうしなければ打てないと思います。
横を向いてるひまはありません。
よく、「インパクト後にワイパーで右手が左腰辺りにくるように・・」
打っていると思います。
このテンポの違いが1つ目の問題。
2つ目は角度の問題。
ベースラインの距離で垂直壁を相手に打つと
壁でパワーをロスする分、短くなる。
少し上に打たないと続かないのです。
30年も前の話ですが
高校1年のY子ちゃんという子を教えていました。
16歳以下の試合にデビュー
初めての公式戦でシード選手を破り、ベスト16まで進出。
フォアのスピードがすごい子で
逆にこれが悲劇になりました。
クラブに練習相手がいないため
まじめな彼女は、毎日壁打ちでハードヒットを繰り返しました。
それは、それは、ものすごいスピード。
そうなんです
彼女はアウトする練習を繰り返していたのです。
壁打ちではトップスピンの必要も感じません。
一番いい音がする、フラットで打ち続けるのです。
もちろん、早くそれに気づかなかった私の責任でもあります。
結局、ジュニアでのベストは先ほどのベスト16でした。
初心者がボール感覚をつかむためや
ウォームアップのために軽くやるのはいいと思いますが
真剣に打ち合わないほうがいいと思います。
それよりもやるべきは
球出しのボールを打つこと。
自分で壁に球出しして
課題を持って
自分で打つ。
私は高校生のころ
冬の体育館でジャンピングスマッシュの練習をしました。
壁から5mくらい離れ、4mくらい上にぶつける
後に跳ね返ってくるのを
後退して、ジャンピングスマッシュ。
(これは技術の習得練習)
返ってくるのを当てて返球。
(これは反射神経を鍛える)
ハイバックボレーの引き起こしも
ローズウォールの連続写真を見ながら
ここで身につけました。
これがその教科書
福田雅之助先生の、旺文社 テニス(硬式) 220円
下の写真は当時のスター、沢松姉妹。
右のフォアボレー、妹の和子さんは16才
すでに全日本チャンピオン。
左の姉、順子さんは2年上、沢松奈生子プロのお母さん。
表紙に登場
私はその本を見て勉強していた北海道の16才。
そして、ローズウォールの引き起こし。
ちょっと話がそれた。
次に、サービスダッシュ・アンド・ハーフボレー。
(これは反射神経を鍛える)
フローリングの床だから、めちゃくちゃ早い。
ジャンピングスマッシュとハイバックボレー
そして、相手にボレーをぶつけられることへの反応。
これに自信があったのは
明らかにこの体育館のおかげです。
じつは、当時、体育館での硬式ボールの使用は
ガラスを割るからという理由で禁止でしたので
軟式庭球部顧問の体育教師の目に止まらぬよう
ゲリラ的に、私1人でやっていました。
もちろん見つかったことは何度かありますが
ガラスを割ったことはありません。
さて、壁打ちの功罪ですが
以上お話したようにどちらもかなりあります。
要はそれをはっきり認識してやればいいことだと思います。
2012年05月29日
スポンジボールでの練習
『パラン』 さんからスポンジボールの質問をいただいていました。
以下がそのコメントの全文です
松原コーチ、はじめまして。いつもブログを楽しく拝見しております。
テニス歴だけは無駄に長くなりつつある40代の万年二回戦「ボーイ」です。
さて、スポンジボールに今回は食いつかせていただきます。
数ヶ月前に職場のテニス仲間から教えられて練習前のアップの一環としてショートラリーに使うようになりました。
その他、仲間同士でゲーム練習をする際にも使用コートをサービスボックスに限定して「スピードに頼らずにゲームを進める」練習などにも使い始めました。
いまのところ、以前の力業に頼っていたテニスからすこしずつですが脱却しつつ・・・(希望的観測・汗)
ただ、大人がスポンジボールを通常のボールと併用する弊害がなにかあるのかと不安になることもないわけではありません。
そこで質問なのですが、松原コーチがお考えになる「大人がスポンジボールと通常のボールを併用する際の注意点」がございましたら教えていただきたくお願いいたします。
投稿者 パラン 2012/05/25 21:45
私の答えです
先日の私の文章です。
「小さい子達が
このボールで、プロのようなプレーを展開する。
普通のボールで打つよりも
運動神経の発達にもいいし
ボールやラケットも軽いため
傷害の危険性も少ないのだ。」
プロのようなプレーをしたいのでスポンジなのです。
普通のボールだと
相手ボールはバウンド後、早く来るし
よっぽど面が正確で
しかもしっかりトップスピンがかけられないと
吹っ飛んでしまい、テニスにならない。
したがってソオッと、合わすテニスになりがち。
スポンジボールを使うとこの逆なのです。
ソフトテニスをやっている人が
振り切ってテニスをするのと一緒です。
バウンド後のスピードが遅くなるので間に合う。
少し面がいい加減でも入る。
これがスポンジのメリットです。
ですから大人がこればっかりやると
手首がいい加減になってきます。
手首でこねたり
被せたりをしすぎないよう気をつけたほうがいいと思います。
そうしておいて、テニスと併用すれば
その心配はかなりなくなります。
だからこればっかりやらないことでしょうか。
振りぬきやすいのですから
おとなしくやらなくてもいいと思います。
フルスウィングするなら力技なわけで
私がいつも言っているように
力技、別に悪くもないと思いますが。
スポンジでプロのテンポや試合運びになれる
普通のボールで現実のラケット面を確認する。
だんだん融合してきて
普通のボールで
プロのテンポや威力で試合ができるようになる
といいですね。
以下がそのコメントの全文です
松原コーチ、はじめまして。いつもブログを楽しく拝見しております。
テニス歴だけは無駄に長くなりつつある40代の万年二回戦「ボーイ」です。
さて、スポンジボールに今回は食いつかせていただきます。
数ヶ月前に職場のテニス仲間から教えられて練習前のアップの一環としてショートラリーに使うようになりました。
その他、仲間同士でゲーム練習をする際にも使用コートをサービスボックスに限定して「スピードに頼らずにゲームを進める」練習などにも使い始めました。
いまのところ、以前の力業に頼っていたテニスからすこしずつですが脱却しつつ・・・(希望的観測・汗)
ただ、大人がスポンジボールを通常のボールと併用する弊害がなにかあるのかと不安になることもないわけではありません。
そこで質問なのですが、松原コーチがお考えになる「大人がスポンジボールと通常のボールを併用する際の注意点」がございましたら教えていただきたくお願いいたします。
投稿者 パラン 2012/05/25 21:45
私の答えです
先日の私の文章です。
「小さい子達が
このボールで、プロのようなプレーを展開する。
普通のボールで打つよりも
運動神経の発達にもいいし
ボールやラケットも軽いため
傷害の危険性も少ないのだ。」
プロのようなプレーをしたいのでスポンジなのです。
普通のボールだと
相手ボールはバウンド後、早く来るし
よっぽど面が正確で
しかもしっかりトップスピンがかけられないと
吹っ飛んでしまい、テニスにならない。
したがってソオッと、合わすテニスになりがち。
スポンジボールを使うとこの逆なのです。
ソフトテニスをやっている人が
振り切ってテニスをするのと一緒です。
バウンド後のスピードが遅くなるので間に合う。
少し面がいい加減でも入る。
これがスポンジのメリットです。
ですから大人がこればっかりやると
手首がいい加減になってきます。
手首でこねたり
被せたりをしすぎないよう気をつけたほうがいいと思います。
そうしておいて、テニスと併用すれば
その心配はかなりなくなります。
だからこればっかりやらないことでしょうか。
振りぬきやすいのですから
おとなしくやらなくてもいいと思います。
フルスウィングするなら力技なわけで
私がいつも言っているように
力技、別に悪くもないと思いますが。
スポンジでプロのテンポや試合運びになれる
普通のボールで現実のラケット面を確認する。
だんだん融合してきて
普通のボールで
プロのテンポや威力で試合ができるようになる
といいですね。
2011年12月30日
リズミカルに
おなかをこわした
風邪の菌がおなかに入ったのか
おなかの風邪なのか
はたまた、有名なロタウィルスなのか
家で寝て、大人しくしていたら
だいぶ良くなってきた。
昨日、まだそれほどひどくなかったので
いつもの、太陽整骨院に行き
腰と膝のメンテナンスをしてもらった。
今年、春から、腰や膝を見てもらったおかげで
明るいテニス生活が送れたのは
田中先生、あなたのおかげです。
それなのに、恩を仇で返しちゃったかもしれない。
田中先生
暗い正月休みになったら私のせいです
先に謝っておきます。
さて、『ためにならないブログ』 を見ていたら
バスケットボールのbjリーグの話が出ていた。
とっても気に入ったので
ためブロさんに無断で写真を2枚お借りする。
ためブロさんすいません。
特に私の目を引いたのが、ウォーミングアップ
それ自体がショー化され
さすがはプロバスケットの興行になっている。
ショー化はともかくとして
ウォームアップとしては
身体を温め、関節や筋肉を充分延ばしたり動かしたりすることが重要
ついでに、身体にリズム感を与え
戦闘モードまで高まれば言う事は無い。
それらをうまくやっているなというのが私の感想。
テニスにもうまく取り入れたいと思案中。
テニスもリズム感の大切なスポーツ
ボールのリズムに合わせること
試合全体のリズムを作っていく事、等等
ボールのリズムは常に変わっているのに
それに柔軟に対応できる必要がある。
カラオケで、リズムやキーを勝手にいじられても
瞬時に対応できるくらいの技が必要なのだ。
ところで、バスケットはあまり見ないが
テレビでやっていてもつい見ちゃうのが、スピードスケート。
特に応援しているのがこの人
高木美帆さん、17才
彼女は子供の頃からヒップホップダンスをやり
中学のサッカー部ではエースストライカー
なでしこリーグからも
次のエースとしてほしがられているほど
リズム感抜群のスーパースポーツガールなのだ。
スポーツ、特にテニスにはリズム感が重要。
私は、ダンスは苦手
というより、つい恥ずかしさが先に立ってしまう。
本当は、人前で、平気でパフォーマンスできるようになっていれば
スーパースターに成れたかもしれないと思うと
惜しいことをした。
風邪の菌がおなかに入ったのか
おなかの風邪なのか
はたまた、有名なロタウィルスなのか
家で寝て、大人しくしていたら
だいぶ良くなってきた。
昨日、まだそれほどひどくなかったので
いつもの、太陽整骨院に行き
腰と膝のメンテナンスをしてもらった。
今年、春から、腰や膝を見てもらったおかげで
明るいテニス生活が送れたのは
田中先生、あなたのおかげです。
それなのに、恩を仇で返しちゃったかもしれない。
田中先生
暗い正月休みになったら私のせいです
先に謝っておきます。
さて、『ためにならないブログ』 を見ていたら
バスケットボールのbjリーグの話が出ていた。
とっても気に入ったので
ためブロさんに無断で写真を2枚お借りする。
ためブロさんすいません。
特に私の目を引いたのが、ウォーミングアップ
それ自体がショー化され
さすがはプロバスケットの興行になっている。
ショー化はともかくとして
ウォームアップとしては
身体を温め、関節や筋肉を充分延ばしたり動かしたりすることが重要
ついでに、身体にリズム感を与え
戦闘モードまで高まれば言う事は無い。
それらをうまくやっているなというのが私の感想。
テニスにもうまく取り入れたいと思案中。
テニスもリズム感の大切なスポーツ
ボールのリズムに合わせること
試合全体のリズムを作っていく事、等等
ボールのリズムは常に変わっているのに
それに柔軟に対応できる必要がある。
カラオケで、リズムやキーを勝手にいじられても
瞬時に対応できるくらいの技が必要なのだ。
ところで、バスケットはあまり見ないが
テレビでやっていてもつい見ちゃうのが、スピードスケート。
特に応援しているのがこの人
高木美帆さん、17才
彼女は子供の頃からヒップホップダンスをやり
中学のサッカー部ではエースストライカー
なでしこリーグからも
次のエースとしてほしがられているほど
リズム感抜群のスーパースポーツガールなのだ。
スポーツ、特にテニスにはリズム感が重要。
私は、ダンスは苦手
というより、つい恥ずかしさが先に立ってしまう。
本当は、人前で、平気でパフォーマンスできるようになっていれば
スーパースターに成れたかもしれないと思うと
惜しいことをした。
2011年11月01日
キーボードやフォアや
イヤー、まいった。
ゴキちゃんが走り回っている
私の手との鬼ごっこ状態なのだ。
どこだって?
今、この文章を打っているそのキーボードの中だ。
1と2の数字キーの間の黒光り。
(正確にはまだちっちゃいので茶色だが)
近くのキーを押すと、キーの下をすばやく走る。
黒茶色の影が指の下をチラチラチラチラ。
キーが台形状にできていて、入るときはすうっといったのだろう。
でも、出られないらしい。
こっちも困ったがやつはもっと困っている。
なんせ、全ゴキ人生が、いやゴキ生がかかっているのだ。
こちらとしてもやつが飢え死にするのを待つしかないのだろうか。
明朝、いなくなっていることを祈る。
さて、ところでいいフォームの話。
いいフォームは立つ位置により変わる。
もちろん狙う方向でも変わる。
打点の高さでも変わるし
相手のボールの強さでも変わってくる。
大昔最初に言われたのは
低いボールも膝を曲げて高いボールと同じフォームで打てということ。
それじゃあ、ネットするじゃないか
違う打ち方をしなけりゃ、いろいろなボールを打てっこない。
そうすると、基本的にいいフォームは
存在しないことになってしまう。
しかし我々のイメージの中にいいフォームというのは存在する。
フェデラーはフォアハンド、こうゆう風に振る。
見るからにフェデラーのフォアハンドだ。
じゃあ、基本的にいいフォームというのがあって
いろいろな高さや距離、方向など
変化に対応してバリエーションがある、ということか。
そう考えると、変化に対して対応することの出来る基本フォーム
というのが大切なのだろう。
その基本フォームをどうゆう過程で作り上げるのか?
そしてどうやって、バリエーションに対応するのか?
今日は、もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』
で、これを取り上げた。
御用とお急ぎでない方はぜひ覗いていってほしい。
しかし、基本的に
キーボードの中にはいないよなあ。
ゴキちゃんが走り回っている
私の手との鬼ごっこ状態なのだ。
どこだって?
今、この文章を打っているそのキーボードの中だ。
1と2の数字キーの間の黒光り。
(正確にはまだちっちゃいので茶色だが)
近くのキーを押すと、キーの下をすばやく走る。
黒茶色の影が指の下をチラチラチラチラ。
キーが台形状にできていて、入るときはすうっといったのだろう。
でも、出られないらしい。
こっちも困ったがやつはもっと困っている。
なんせ、全ゴキ人生が、いやゴキ生がかかっているのだ。
こちらとしてもやつが飢え死にするのを待つしかないのだろうか。
明朝、いなくなっていることを祈る。
さて、ところでいいフォームの話。
いいフォームは立つ位置により変わる。
もちろん狙う方向でも変わる。
打点の高さでも変わるし
相手のボールの強さでも変わってくる。
大昔最初に言われたのは
低いボールも膝を曲げて高いボールと同じフォームで打てということ。
それじゃあ、ネットするじゃないか
違う打ち方をしなけりゃ、いろいろなボールを打てっこない。
そうすると、基本的にいいフォームは
存在しないことになってしまう。
しかし我々のイメージの中にいいフォームというのは存在する。
フェデラーはフォアハンド、こうゆう風に振る。
見るからにフェデラーのフォアハンドだ。
じゃあ、基本的にいいフォームというのがあって
いろいろな高さや距離、方向など
変化に対応してバリエーションがある、ということか。
そう考えると、変化に対して対応することの出来る基本フォーム
というのが大切なのだろう。
その基本フォームをどうゆう過程で作り上げるのか?
そしてどうやって、バリエーションに対応するのか?
今日は、もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』
で、これを取り上げた。
御用とお急ぎでない方はぜひ覗いていってほしい。
しかし、基本的に
キーボードの中にはいないよなあ。
2011年09月13日
壁打ちや股抜きや
『iwasi head』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは!
徒然なるままに閑居中の松原コーチ、無聊を託っているのですね。
私からアホらしいような質問をいくつか。気が向いてお答えいただければ有難く思います。
1.壁打ちの効用を教えてください。かつて、壁打ちについてコメントいただいたことが1度ありますが、全国には壁打ち命のテニスプレーヤーはたくさんいることと思います。
壁打ちが上手くなったからといって、試合に勝てるとは思いませんが、出来ない人と100回打てる人ではやっぱり違うように思うのです。ちなみに私は、バックハンドスライスは壁打ちでマスターしました。可動式のネットがあれば、ドロップショットなんかも練習できそうな気がするし、まだまだ、効用はたくさんあるような気もします。
2.股抜きショットの仕方をご教授ください。アクロバティックの華です。中々お目にかかれないショットですが、打てたらモテモテ?間違いないような気もするのですが・・・。
(続く)
投稿者 iwasi head 2011/09/07 20:27
私の答えです。
2、の股抜きショットは本日、写真撮影に成功しました。
早速、私の美しい動画を見せましょう。
この動画も使って、もうひとつのブログ、『松原コーチのテニス技術解説』 にアップしました。
何故、男子プロはこれを使うのか?
女子の場合は、男性にモテモテとはならないからでしょうか?
と、いろいろな考察も含め
なかなかな展開を見せる、股抜きテニス論です。
有料ブログですがぜひご覧ください。
さて、1、の壁打ちテニスですが
大変役に立つと思います。
私も高校生の時にずいぶんやりました。
ところで、突然、関係ない話ですが
先日、TVをつけたら、全国高校生クイズというのをやっていました。
つけたらちょうど、準決勝が終わり、2校が敗退のシーン
一瞬、見えた名前が我が母校、札幌南高校でした。
そんなもんで、どんな顔をした後輩かもわからないままです。
さて、その高校の体育館。
壁の高いところに当てて、返ってきたのをジャンピングスマッシュ
それが返ったところをストロークで返球。
サーブを思い切りたたいて、前進
弾むところをハーフボレー。
ハイバックにくるようにして
ボレーの引き起こしの練習。
冬の間、外は雪で真っ白
テニスが出来ないのでこんな練習をよく一人でやっていました。
うちの高校、テニス部はガラスを割るということで
体育館の使用は禁止、部活はトレーニングだけ。
ですからやっていたのは ・・・
規則を決めた体育の先生、軟式テニスの顧問だったことは内緒です。
そんなおかげで、スマッシュとハイバックボレーは得意中の得意。
こんなふうに練習の課題を決めて、やるのは
それなりに、かなりなレベルでも有効だと思います。
しかし、ただ漫然と打つと、普通のラリーとは距離感が違って
アウトボールになるように上に打たないと
返ってこなかったりします。
また、打ったらすぐに返ってくるので
普通とは違うタイミングで構えたり、大きな構えがムリだったり。
違う種目のようになる可能性もありますので要注意です。
ただ初心者の場合には
ボールとラケットになれることが最重要ですので
とにかくどんどんやって
ラケットの長さや重さの感覚、ボールのタッチなどを覚えるといいですね。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは!
徒然なるままに閑居中の松原コーチ、無聊を託っているのですね。
私からアホらしいような質問をいくつか。気が向いてお答えいただければ有難く思います。
1.壁打ちの効用を教えてください。かつて、壁打ちについてコメントいただいたことが1度ありますが、全国には壁打ち命のテニスプレーヤーはたくさんいることと思います。
壁打ちが上手くなったからといって、試合に勝てるとは思いませんが、出来ない人と100回打てる人ではやっぱり違うように思うのです。ちなみに私は、バックハンドスライスは壁打ちでマスターしました。可動式のネットがあれば、ドロップショットなんかも練習できそうな気がするし、まだまだ、効用はたくさんあるような気もします。
2.股抜きショットの仕方をご教授ください。アクロバティックの華です。中々お目にかかれないショットですが、打てたらモテモテ?間違いないような気もするのですが・・・。
(続く)
投稿者 iwasi head 2011/09/07 20:27
私の答えです。
2、の股抜きショットは本日、写真撮影に成功しました。
早速、私の美しい動画を見せましょう。
この動画も使って、もうひとつのブログ、『松原コーチのテニス技術解説』 にアップしました。
何故、男子プロはこれを使うのか?
女子の場合は、男性にモテモテとはならないからでしょうか?
と、いろいろな考察も含め
なかなかな展開を見せる、股抜きテニス論です。
有料ブログですがぜひご覧ください。
さて、1、の壁打ちテニスですが
大変役に立つと思います。
私も高校生の時にずいぶんやりました。
ところで、突然、関係ない話ですが
先日、TVをつけたら、全国高校生クイズというのをやっていました。
つけたらちょうど、準決勝が終わり、2校が敗退のシーン
一瞬、見えた名前が我が母校、札幌南高校でした。
そんなもんで、どんな顔をした後輩かもわからないままです。
さて、その高校の体育館。
壁の高いところに当てて、返ってきたのをジャンピングスマッシュ
それが返ったところをストロークで返球。
サーブを思い切りたたいて、前進
弾むところをハーフボレー。
ハイバックにくるようにして
ボレーの引き起こしの練習。
冬の間、外は雪で真っ白
テニスが出来ないのでこんな練習をよく一人でやっていました。
うちの高校、テニス部はガラスを割るということで
体育館の使用は禁止、部活はトレーニングだけ。
ですからやっていたのは ・・・
規則を決めた体育の先生、軟式テニスの顧問だったことは内緒です。
そんなおかげで、スマッシュとハイバックボレーは得意中の得意。
こんなふうに練習の課題を決めて、やるのは
それなりに、かなりなレベルでも有効だと思います。
しかし、ただ漫然と打つと、普通のラリーとは距離感が違って
アウトボールになるように上に打たないと
返ってこなかったりします。
また、打ったらすぐに返ってくるので
普通とは違うタイミングで構えたり、大きな構えがムリだったり。
違う種目のようになる可能性もありますので要注意です。
ただ初心者の場合には
ボールとラケットになれることが最重要ですので
とにかくどんどんやって
ラケットの長さや重さの感覚、ボールのタッチなどを覚えるといいですね。
2011年09月10日
トップスピン転がし
昨日は横浜ガーデンテニスクラブでのレッスン。
夏休み、当社の社員研修会と、2週つぶれて
皆さんと会うのは3週間ぶり。
フォアハンドのクロスから、ダブルス形式の打ち合いに
Nさんのフォアハンドが
きれいにトップスピンになって、落ちていく。
彼女だけでなく、他のみなさんも一様に上手くなっている。
さては、私のレッスンがないと上達するのか?
と思って、ふと気がついた。
いつもと違う練習メニューをひとつ入れていた。
トップスピン振り子感覚を感じてもらうためのメニューを
ひとつ、余分に入れた。
3週間ぶりだったので、念を入れたのだ。
今日はその、効果てきめんメニューを紹介しよう。
名づけて、『フォアハンド・トップスピンころがし』
場所は本日、完成した、東戸塚松原テニススクール
砂入り人工芝コート。
ボール転がしだから、まずは芝目を読む。
ベースライン上にボールをセット。
ラケット面が真下よりやや後に傾き
エッジでボールを捕らえる。
面がだんだんうえむきになるように、ボール上を転がし
面の後ろ側のエッジでリリース。
さらに上向きになって、フォロー。
手首の角度は最後まで保ち
だんだん上向きになっていく面で、勢いよくネットまで転がす。
ボールとその転がりを感じる。
これも前半、ユウックリ、後半を力強く振りぬくのがコツ。
昨日の、バケツの水撒きと同様
一見、しょうもない練習、遊んでいるよう。
しかしこれで、確実にトップスピン感覚が身につくのだ。
このあとで、自分で落として、振り子で打ってみる。
次に、球出しで、飛んできたボールを打つ。
明らかに振り子型の面の感覚が出来ていく。
その後、ループ、高い構え、へと進化していけばいいのだ。
ここで感覚を身につけると、あとで困らない。
さて東戸塚のコート、ごらんのように砂が多い。
ラインもよく見えない。
実はまだふかふか、砂が沈んでいないのだ。
しかし、ボールがかなり遅めなことを除けば
何の問題もない。
1,2週間するか、雨が1度降れば落ち着いてくるだろう。
明日は、8時から通常のレッスン。
スタッフ一同お待ちしています。
実はまだ工事中。
コート入り口の扉や、その周りのネットフェンスの取り付けをまだやっている。
もうまもなく、たぶん今日中には、本当に完成する。
このブログ、ちょっと書くと、呼び出しが来て
扉の開き位置の相談とか ・・・
なかなか、終わらない。
とても、もうひとつのブログまではムリ。
そんなわけでこちらで一緒。
そんなわけでもちろん無料。
でもホント、役に立ちますから
フォアハンドトップスピン転がし、ぜひやってみてください。
夏休み、当社の社員研修会と、2週つぶれて
皆さんと会うのは3週間ぶり。
フォアハンドのクロスから、ダブルス形式の打ち合いに
Nさんのフォアハンドが
きれいにトップスピンになって、落ちていく。
彼女だけでなく、他のみなさんも一様に上手くなっている。
さては、私のレッスンがないと上達するのか?
と思って、ふと気がついた。
いつもと違う練習メニューをひとつ入れていた。
トップスピン振り子感覚を感じてもらうためのメニューを
ひとつ、余分に入れた。
3週間ぶりだったので、念を入れたのだ。
今日はその、効果てきめんメニューを紹介しよう。
名づけて、『フォアハンド・トップスピンころがし』
場所は本日、完成した、東戸塚松原テニススクール
砂入り人工芝コート。
ボール転がしだから、まずは芝目を読む。
ベースライン上にボールをセット。
ラケット面が真下よりやや後に傾き
エッジでボールを捕らえる。
面がだんだんうえむきになるように、ボール上を転がし
面の後ろ側のエッジでリリース。
さらに上向きになって、フォロー。
手首の角度は最後まで保ち
だんだん上向きになっていく面で、勢いよくネットまで転がす。
ボールとその転がりを感じる。
これも前半、ユウックリ、後半を力強く振りぬくのがコツ。
昨日の、バケツの水撒きと同様
一見、しょうもない練習、遊んでいるよう。
しかしこれで、確実にトップスピン感覚が身につくのだ。
このあとで、自分で落として、振り子で打ってみる。
次に、球出しで、飛んできたボールを打つ。
明らかに振り子型の面の感覚が出来ていく。
その後、ループ、高い構え、へと進化していけばいいのだ。
ここで感覚を身につけると、あとで困らない。
さて東戸塚のコート、ごらんのように砂が多い。
ラインもよく見えない。
実はまだふかふか、砂が沈んでいないのだ。
しかし、ボールがかなり遅めなことを除けば
何の問題もない。
1,2週間するか、雨が1度降れば落ち着いてくるだろう。
明日は、8時から通常のレッスン。
スタッフ一同お待ちしています。
実はまだ工事中。
コート入り口の扉や、その周りのネットフェンスの取り付けをまだやっている。
もうまもなく、たぶん今日中には、本当に完成する。
このブログ、ちょっと書くと、呼び出しが来て
扉の開き位置の相談とか ・・・
なかなか、終わらない。
とても、もうひとつのブログまではムリ。
そんなわけでこちらで一緒。
そんなわけでもちろん無料。
でもホント、役に立ちますから
フォアハンドトップスピン転がし、ぜひやってみてください。
2011年05月08日
1人で勝手にうまくなる
『しむ』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、おはようございます。
僕はこの春から高校のテニス部にはいっています
今、1人でする練習法に悩んでいるのですが
何をすればいいでしょうか?
よろしくお願いします
投稿者 しむ 2011/05/04 09:45
私の答えです。
入部おめでとうございます。
部活に入ったというのは、テニスを始めたということでしょうか
つまり初心者?
そうなら、テニスの世界へようこそ。
部活なら先輩や監督の指導の下、集団でやるのでしょうから
それ以外のプライベートな時間の練習ということだろうと思います。
初心者、初級者、という前提で考えれば
一番最初に必要な能力はコーディネーション。
ラケットの長さ、重さ、面感覚などを知ること。
それとボールの性質を知ることでしょう。
コーディネーションというのは
ボールを目で見た情報から、ラケットの重さや長さによるスウィングの遅れなども計算に入れ
最適な面の向きでボールにぶつけるというような調整能力のことです。
もちろん、打点の位置を予測してそこに身体を持っていく
なんていうこともコーディネーションでしょう。
現代ヨーロッパのジュニア指導の最重要項目になっているものです。
仮に、理想のフォームというのを身につけたとしても
そこにボールがこなければただの空振りなのです。
そんなわけでコーディネーション。
具体的には
ラケットとボールで一人遊び。
1、 ラケットでボールをリフティング。
表の面、裏、サイドも使い、自在にボールを扱う。
ボールに回転をかけながら行う。
2、 ラケットでボールをドリブル。
壁打ちで1人遊び。 (スピード練習やフォーム練習にならないようにする)
1、 いろいろなグリップで、フォアもバックも、ショートラリーをする。
2、 いろいろな回転でショートラリーをする。
壁は正規のものじゃなくても、いろいろなところにある。
私の高校生活では、体育館でした。
ラケットの長さと重さによるスウィング感覚を覚えながら
面感覚、スピン感覚まで身につけておく。
その上でストロークのスウィングや身のこなしを覚える。
これは大切なことですから1人じゃなくて全員でやってもいいんですよ。
単純なショット練習だけよりも断然上達が早いと思います。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、おはようございます。
僕はこの春から高校のテニス部にはいっています
今、1人でする練習法に悩んでいるのですが
何をすればいいでしょうか?
よろしくお願いします
投稿者 しむ 2011/05/04 09:45
私の答えです。
入部おめでとうございます。
部活に入ったというのは、テニスを始めたということでしょうか
つまり初心者?
そうなら、テニスの世界へようこそ。
部活なら先輩や監督の指導の下、集団でやるのでしょうから
それ以外のプライベートな時間の練習ということだろうと思います。
初心者、初級者、という前提で考えれば
一番最初に必要な能力はコーディネーション。
ラケットの長さ、重さ、面感覚などを知ること。
それとボールの性質を知ることでしょう。
コーディネーションというのは
ボールを目で見た情報から、ラケットの重さや長さによるスウィングの遅れなども計算に入れ
最適な面の向きでボールにぶつけるというような調整能力のことです。
もちろん、打点の位置を予測してそこに身体を持っていく
なんていうこともコーディネーションでしょう。
現代ヨーロッパのジュニア指導の最重要項目になっているものです。
仮に、理想のフォームというのを身につけたとしても
そこにボールがこなければただの空振りなのです。
そんなわけでコーディネーション。
具体的には
ラケットとボールで一人遊び。
1、 ラケットでボールをリフティング。
表の面、裏、サイドも使い、自在にボールを扱う。
ボールに回転をかけながら行う。
2、 ラケットでボールをドリブル。
壁打ちで1人遊び。 (スピード練習やフォーム練習にならないようにする)
1、 いろいろなグリップで、フォアもバックも、ショートラリーをする。
2、 いろいろな回転でショートラリーをする。
壁は正規のものじゃなくても、いろいろなところにある。
私の高校生活では、体育館でした。
ラケットの長さと重さによるスウィング感覚を覚えながら
面感覚、スピン感覚まで身につけておく。
その上でストロークのスウィングや身のこなしを覚える。
これは大切なことですから1人じゃなくて全員でやってもいいんですよ。
単純なショット練習だけよりも断然上達が早いと思います。
2011年04月21日
鍛える話の続き
『Gecky』 さんからトレーニングについての質問の続きです。
以下がそのコメントの全文です。
アドバイスありがとうございます。
早速、今晩から始めたいと思います。
よく野球、テニスのスポーツプロ選手の映像でゴムチューブなどを使ったトレーニングを見かけます。これは多分軽めの負荷じゃないかと思うのですが、(インナーマッスルの強化?)これについて、松原コーチはどのようにお考えでしょうか?
投稿者 Gecky 2011/04/21 09:19
私の答えです。
サーブを打つにも、ストロークを打つにも
インナーマッスルは大切ですね。
これは、以前のコーチ研修会でサーブのときの
腕の内旋を感じてもらっているところです。
この動きをさせているのが肩の奥のインナーマッスルですね。
この動きの筋肉を鍛えることも必要だし
力を入れることの感覚を知ってもらうこともトレーニングでは必要なのです。
さて、かなりのレベルのアスリートは器具を使って恐ろしいほどの鍛え方をしています。
それに対して最近は、従来のマシントレーニングでは鍛えられない
インナーマッスルについてはゴムチューブなどを使って鍛えているのです。
いじわるな見方をすると
あまりにも専門的に、限定された筋肉を鍛えてしまうので
それ以外の細かい筋肉の強化がいろいろと必要になるのです。
かなり、大雑把な言い方ですが
私の紹介した、自分の身体を負荷にするトレーニングは
あまり筋肉を限定しません。
そのかわり絶対的なレベルは低いのです。
腕立て100回、腹筋100回、背筋100回できるようになったくらいで
アスリートっぽい、本格的なトレーニングをしてもいい身体になったのかな
というところでしょうか。
それとも総合的な体質改善といったところでしょうか。
それでもこれくらいで、少しくらい試合をしても
腕や肩が疲労してくるということはなくなるのではないでしょうか。
まあ、これくらいが楽勝になったら
そして、それ以上が必要なレベルなら
具体的には、全日本出場を目指すくらいでしょうか?
トレーナーについてもらい、本格的なマシントレーニングに入ったらいいのではないでしょうか。
それプラス、テニスに必要な肩のインナーマッスル強化、ゴムひもトレーニングの開始です。
そういえば思い出しました。
昔、お世話になったある社長さん
しばらくやめていた空手を再開したいのでトレーニングを始めたとのお話。
先ほどの、腕立て等、どれも300回以上できるようになったら
空手の練習を再開するとのこと。
それくらいの身体にならないと、空手では怪我をしてしまうのだそうです。
武道家、恐るべしです。
以下がそのコメントの全文です。
アドバイスありがとうございます。
早速、今晩から始めたいと思います。
よく野球、テニスのスポーツプロ選手の映像でゴムチューブなどを使ったトレーニングを見かけます。これは多分軽めの負荷じゃないかと思うのですが、(インナーマッスルの強化?)これについて、松原コーチはどのようにお考えでしょうか?
投稿者 Gecky 2011/04/21 09:19
私の答えです。
サーブを打つにも、ストロークを打つにも
インナーマッスルは大切ですね。
これは、以前のコーチ研修会でサーブのときの
腕の内旋を感じてもらっているところです。
この動きをさせているのが肩の奥のインナーマッスルですね。
この動きの筋肉を鍛えることも必要だし
力を入れることの感覚を知ってもらうこともトレーニングでは必要なのです。
さて、かなりのレベルのアスリートは器具を使って恐ろしいほどの鍛え方をしています。
それに対して最近は、従来のマシントレーニングでは鍛えられない
インナーマッスルについてはゴムチューブなどを使って鍛えているのです。
いじわるな見方をすると
あまりにも専門的に、限定された筋肉を鍛えてしまうので
それ以外の細かい筋肉の強化がいろいろと必要になるのです。
かなり、大雑把な言い方ですが
私の紹介した、自分の身体を負荷にするトレーニングは
あまり筋肉を限定しません。
そのかわり絶対的なレベルは低いのです。
腕立て100回、腹筋100回、背筋100回できるようになったくらいで
アスリートっぽい、本格的なトレーニングをしてもいい身体になったのかな
というところでしょうか。
それとも総合的な体質改善といったところでしょうか。
それでもこれくらいで、少しくらい試合をしても
腕や肩が疲労してくるということはなくなるのではないでしょうか。
まあ、これくらいが楽勝になったら
そして、それ以上が必要なレベルなら
具体的には、全日本出場を目指すくらいでしょうか?
トレーナーについてもらい、本格的なマシントレーニングに入ったらいいのではないでしょうか。
それプラス、テニスに必要な肩のインナーマッスル強化、ゴムひもトレーニングの開始です。
そういえば思い出しました。
昔、お世話になったある社長さん
しばらくやめていた空手を再開したいのでトレーニングを始めたとのお話。
先ほどの、腕立て等、どれも300回以上できるようになったら
空手の練習を再開するとのこと。
それくらいの身体にならないと、空手では怪我をしてしまうのだそうです。
武道家、恐るべしです。
2011年04月20日
上体の持久力
持久力の鍛え方について、『Gecky』 さんから質問をいただきました。
私も若いころは持久力が無くて苦労しました。
今はもっとありませんが、不思議に他人からはタフだといわれています。
さて、以下がそのコメントの全文です。
持久力の鍛え方について教えてください。
私は練習でも試合でも後半になってくると腕や肩が疲れてきてしまい、調子が悪くなってきてしまいます。
そこで素振りや筋トレなどで少しでも持久力を付けたいと考えています。
以前このブログで「素振りをあまり沢山しない方が良い」というようなことを書かれていた記憶があるのですが(勘違いだったらすいません)、ボールを打たずに出来る、おすすめの練習方法はありますでしょうか?
投稿者 Gecky 2011/04/19 12:57
私の答えです。
まず、素振りの話です。
「素振りをたくさんしない方が良い」 という話ですが
これはボール無しでやり続けていると
ボールが入らない打ち方をやっている可能性が高い、というためです。
もしそうなら、ヘボの癖をつけるための練習というわけです。
やればやるほど下手になります。
さて持久力です。
私の若いころの問題の持久力は足でした。
シングルスで長いこと走っていると、足にきて、よく痙攣していました。
その場合なら一番簡単なのはランニングです。
どれくらい走るのかというと
昔、昔、アーサー・アッシュという人が雑誌の取材で答えていました。
「はくまで」 だそうです。
アーサー・アッシュという人は1970年ころのチャンピオン
アフリカ系のアメリカ人です。
黒人なこと、心臓病のこと、エイズのこと、いろいろな話題のある人ですが
私にとっての重要事項は
「左足着地サーブの先駆者」 であることです。
サーブアンドボレーで
フレンチ以外の3つのグランドスラムタイトルを取っています。
さてさて、腕や肩の持久力の話。
たぶん、持久力というより筋力がないんだと思います。
ですから疲れちゃう。
テニスのラケットくらい、小指だけでも振れるようになれば、疲れません。
ですから筋トレでしょう。
腕まわり肩まわりをしっかり強化しましょう。
理屈で言うと、一番効率的に筋力をつけるには
週に2回か3回以上
10回で限界になる程度の負荷でトレーニングをするといいのです。
バーベルやダンベル、マシントレーニングなどをやるのが一番効果的なのですが
とりあえず、簡単にできるのは、腕立て伏せ。
これが50回くらいは軽くできるのなら、足の位置を高くしてやる。
それでも物足りなくなったら
負荷が足りないので、道具やマシンを使う必要があると思います。
そういえば、大昔、受験勉強中の眠気覚ましに
本をいっぱいつめたリュックサックを置いておき
眠くなると、それをかついで
足を椅子の上において腕立て伏せをした覚えがあります。
マシンが無くても負荷は上げることができるということです。
もうひとつは腕立ての逆を鍛える、懸垂、または縄のぼり。
専用の道具が無くても
公園に行けばいろいろな遊具がありますし
最近見かけないけど、ぶら下がり健康器もOK。
最後に体幹部分の強化。
腹筋を鍛える、シットアップ。
足を押さえてもらい、上体上げです。
これは必ず、ひざを120度ていど曲げて、腰を痛めないようにしてください。
それとひっくり返って、背筋の強化。
この2つは、楽々、100回くらいできるようにしましょう。
もっと鍛えるには
トレーニングジムへ行けば
足の位置を上げることのできる台がありますが。
更に、楽しく鍛えるには、ジャッキー・チェンの映画を見て勉強するといいです。
冗談みたいですが
負荷をかけて、総合的に鍛えるのが一番です。
たとえば、腕立て伏せでも、腕の筋肉だけじゃなく
全身をいろいろ使いますよね。
一ヶ所の筋肉だけを鍛えるようなマシントレーニングがいいとは限りません。
テニスはいろいろな筋肉が必要だからです。
自分なりに工夫すると面白いです。
私も若いころは持久力が無くて苦労しました。
今はもっとありませんが、不思議に他人からはタフだといわれています。
さて、以下がそのコメントの全文です。
持久力の鍛え方について教えてください。
私は練習でも試合でも後半になってくると腕や肩が疲れてきてしまい、調子が悪くなってきてしまいます。
そこで素振りや筋トレなどで少しでも持久力を付けたいと考えています。
以前このブログで「素振りをあまり沢山しない方が良い」というようなことを書かれていた記憶があるのですが(勘違いだったらすいません)、ボールを打たずに出来る、おすすめの練習方法はありますでしょうか?
投稿者 Gecky 2011/04/19 12:57
私の答えです。
まず、素振りの話です。
「素振りをたくさんしない方が良い」 という話ですが
これはボール無しでやり続けていると
ボールが入らない打ち方をやっている可能性が高い、というためです。
もしそうなら、ヘボの癖をつけるための練習というわけです。
やればやるほど下手になります。
さて持久力です。
私の若いころの問題の持久力は足でした。
シングルスで長いこと走っていると、足にきて、よく痙攣していました。
その場合なら一番簡単なのはランニングです。
どれくらい走るのかというと
昔、昔、アーサー・アッシュという人が雑誌の取材で答えていました。
「はくまで」 だそうです。
アーサー・アッシュという人は1970年ころのチャンピオン
アフリカ系のアメリカ人です。
黒人なこと、心臓病のこと、エイズのこと、いろいろな話題のある人ですが
私にとっての重要事項は
「左足着地サーブの先駆者」 であることです。
サーブアンドボレーで
フレンチ以外の3つのグランドスラムタイトルを取っています。
さてさて、腕や肩の持久力の話。
たぶん、持久力というより筋力がないんだと思います。
ですから疲れちゃう。
テニスのラケットくらい、小指だけでも振れるようになれば、疲れません。
ですから筋トレでしょう。
腕まわり肩まわりをしっかり強化しましょう。
理屈で言うと、一番効率的に筋力をつけるには
週に2回か3回以上
10回で限界になる程度の負荷でトレーニングをするといいのです。
バーベルやダンベル、マシントレーニングなどをやるのが一番効果的なのですが
とりあえず、簡単にできるのは、腕立て伏せ。
これが50回くらいは軽くできるのなら、足の位置を高くしてやる。
それでも物足りなくなったら
負荷が足りないので、道具やマシンを使う必要があると思います。
そういえば、大昔、受験勉強中の眠気覚ましに
本をいっぱいつめたリュックサックを置いておき
眠くなると、それをかついで
足を椅子の上において腕立て伏せをした覚えがあります。
マシンが無くても負荷は上げることができるということです。
もうひとつは腕立ての逆を鍛える、懸垂、または縄のぼり。
専用の道具が無くても
公園に行けばいろいろな遊具がありますし
最近見かけないけど、ぶら下がり健康器もOK。
最後に体幹部分の強化。
腹筋を鍛える、シットアップ。
足を押さえてもらい、上体上げです。
これは必ず、ひざを120度ていど曲げて、腰を痛めないようにしてください。
それとひっくり返って、背筋の強化。
この2つは、楽々、100回くらいできるようにしましょう。
もっと鍛えるには
トレーニングジムへ行けば
足の位置を上げることのできる台がありますが。
更に、楽しく鍛えるには、ジャッキー・チェンの映画を見て勉強するといいです。
冗談みたいですが
負荷をかけて、総合的に鍛えるのが一番です。
たとえば、腕立て伏せでも、腕の筋肉だけじゃなく
全身をいろいろ使いますよね。
一ヶ所の筋肉だけを鍛えるようなマシントレーニングがいいとは限りません。
テニスはいろいろな筋肉が必要だからです。
自分なりに工夫すると面白いです。
2011年03月28日
素振りのフォームを実戦で
福島第1原発の事故、なかなか収束しませんね
あれが終わらないとなんか落ち着かない感じです。
「直ちに健康に影響を及ぼすことは無い」
なんて言われると
かえって、1年もしてから影響がでてくるような気がしてしまいます。
「このレベルなら1ヶ月くらい連続して摂取しても何の影響もありません」
くらいの言い方をしてもいいのではないでしょうか。
専門家同士の学会や、国会の答弁じゃないんですから
自分の言葉に責任を取らなくてすむような言い方だけを
心がけなくてもいいと思うのですが
一般の人がわかるような、不安感を払拭できるような言い方をしてほしいモンです。
さて話題は突然変わり、テニスです。
『ヌーン』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの後半、質問部分のコピーです。
実際にボールを打つときに、素振りのときのように打つためのコツはありますか?
テイクバックの開始を早くするなどしているのですが、なかなかうまくいきません。フォアもそうですが、サービスを実際打っている自分の動画を見て、あまりに素振りと違うのでびっくりしたこともあります。
練習が足りないという点も、もちろんあると思いますが何かコツなどがあればアドバイスお願いします!
投稿者 ヌーン 2011/03/26 01:32
私の答えです
ボール無しのフォームだけの素振りがあり。
もうひとつ別に、ボールが絡んできます。
そのボールには位置の問題(なんと3次元です)
時間、タイミングの問題が出てきます。
それを後付けで合わせなくてはいけない。
時間も入れると4次元の方程式を解かなくてはなりません。
スーパーコンピューターも持っていないし
つまり、この方向の解決は無理だということです。
もう少し、簡単にしましょう。
ボール無しだから難しいのです。
ボール有りで素振りしましょう。
フォーム自体もボールのタイミングに合うことが前提のフォームでなくてはならないのです。
結局いつも言っている話です。
「ボールを想像し、そのボールをジャストミートするように素振りをするのです」
ちゃんとボールが想像できているなら
素振りで当たるボールは、現実のプレーでもちゃんと当たります。
(われわれの頭は4次元の方程式を軽々と解いているのかもしれません)
フォアハンドなら
いろいろな速さや深さ、バウンドの高さをイメージして素振りをします。
ナダルと対戦するとイメージ以上のボールが来るかもしれませんが
大丈夫、ナダルとは当たりません。
(もちろんナダルのボールが想像できれば良いだけですが)
サーブでしたら
利き腕の素振りだけでなく
トスの素振りもして
トスが上がったイメージをしっかり持って
そのトスのボールを想像して素振りするのです。
こんな程度のことをちょっとやっておくだけで
格段に上達や習得のスピードが上がると思います。
上達の早い人とか
センスがあるとか言われている人は
これを無意識のうちにやっている人ではないでしょうか。
あれが終わらないとなんか落ち着かない感じです。
「直ちに健康に影響を及ぼすことは無い」
なんて言われると
かえって、1年もしてから影響がでてくるような気がしてしまいます。
「このレベルなら1ヶ月くらい連続して摂取しても何の影響もありません」
くらいの言い方をしてもいいのではないでしょうか。
専門家同士の学会や、国会の答弁じゃないんですから
自分の言葉に責任を取らなくてすむような言い方だけを
心がけなくてもいいと思うのですが
一般の人がわかるような、不安感を払拭できるような言い方をしてほしいモンです。
さて話題は突然変わり、テニスです。
『ヌーン』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの後半、質問部分のコピーです。
実際にボールを打つときに、素振りのときのように打つためのコツはありますか?
テイクバックの開始を早くするなどしているのですが、なかなかうまくいきません。フォアもそうですが、サービスを実際打っている自分の動画を見て、あまりに素振りと違うのでびっくりしたこともあります。
練習が足りないという点も、もちろんあると思いますが何かコツなどがあればアドバイスお願いします!
投稿者 ヌーン 2011/03/26 01:32
私の答えです
ボール無しのフォームだけの素振りがあり。
もうひとつ別に、ボールが絡んできます。
そのボールには位置の問題(なんと3次元です)
時間、タイミングの問題が出てきます。
それを後付けで合わせなくてはいけない。
時間も入れると4次元の方程式を解かなくてはなりません。
スーパーコンピューターも持っていないし
つまり、この方向の解決は無理だということです。
もう少し、簡単にしましょう。
ボール無しだから難しいのです。
ボール有りで素振りしましょう。
フォーム自体もボールのタイミングに合うことが前提のフォームでなくてはならないのです。
結局いつも言っている話です。
「ボールを想像し、そのボールをジャストミートするように素振りをするのです」
ちゃんとボールが想像できているなら
素振りで当たるボールは、現実のプレーでもちゃんと当たります。
(われわれの頭は4次元の方程式を軽々と解いているのかもしれません)
フォアハンドなら
いろいろな速さや深さ、バウンドの高さをイメージして素振りをします。
ナダルと対戦するとイメージ以上のボールが来るかもしれませんが
大丈夫、ナダルとは当たりません。
(もちろんナダルのボールが想像できれば良いだけですが)
サーブでしたら
利き腕の素振りだけでなく
トスの素振りもして
トスが上がったイメージをしっかり持って
そのトスのボールを想像して素振りするのです。
こんな程度のことをちょっとやっておくだけで
格段に上達や習得のスピードが上がると思います。
上達の早い人とか
センスがあるとか言われている人は
これを無意識のうちにやっている人ではないでしょうか。
2011年02月11日
握力の話
しばらくぶりに、『翡翠』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチお久しぶりです。
受験戦争から無事帰還致しました(笑)
早速ですが、質問です。
握力を鍛えると、テニスをする上で何か良いことはありますか?
また、握力を鍛えるトレーニング方法等あれば教えていただけないでしょうか?
自分握力が弱い(右手:9kg、左手:12kg)ので…
投稿者 翡翠 2011/02/09 20:21
私の答えです。
受験戦争から無事帰還されたとのこと、なによりです。
特に、帰ってきただけでなく、無事だったというところが何よりです。
おつかれさまでした。
さて、握力の話です。
テニスでは予定通りスウィングすることが出来れば
そんなに握力がなくても大丈夫です。
ただ、この予定通りというのが問題なのです。
予定通りというのが案外難しい。
フォアハンドでも、ボレーでも、スマッシュや片手バックですら
予定通り、早めにスウィングを開始できれば
そんなにグリップを強く握らなくてもいいボールが打てます。
ラケットが走りたいテンポに付き合ってやればいいのです。
ですが、テニスの相手は大体が意地悪なヤツで
突然速いボールを打ってきたり
届くかどうかギリギリのボールを打ってきたりします。
また、風で予定が変わったり、イレギュラーバウンドというのもあります。
こうゆう時にスウィングを急いだり、スウィング方向を調整しなければいけないときに
予定していたスウィングを変えなければなりません。
そのとき、握力が足りないと
突然の動きに負けて面の向きが変わったりして
エラーになったり、タイミングを外して情けないあたりになったりするのです。
それと、筋力が弱いとテニスエルボーなどの肘の障害を起こしたり
手首を傷めたりといった可能性も高いのです。
また、短いスウィングで早めに捕らえたり
打球の意図を隠すために、最初から握力が必要な場合もあります。
握力はいっぱいあるにこしたことはないのです。
さて、翡翠さんは利き腕の握力が12kgとのこと
これはちょっと、少なすぎ
箸より重いものは持てないかもしれません。
もしかしたら、計り方のミスかもしれません。
何とかテニスをするのには、20kg台
いいテニスを求めるなら、30kg台
プロになるのなら、40kg台は欲しいところです。
じゃあ、トレーニング。
こんなものはどうでしょう。
たしか、ハンドグリップという名前だったと思います。
スポーツ用品店に行けば高級品がありますし
ダイソーとかキャンデドウとかいうお店でも売っています。
こんなかっこで
ギュウッ、ギュウッ、と5回から50回くらい
毎日やれば、3ヶ月もすれば男の子みたいにラケットを扱えるようになりますよ。
そう、握力が筋力の男女差で一番大きく違うものでしょうね。
そうそう、ばねの強さ、何種類か違う硬さのがありますので
最初はいちばん柔らかいのを選択しましょう。
頑張ってくださいね。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチお久しぶりです。
受験戦争から無事帰還致しました(笑)
早速ですが、質問です。
握力を鍛えると、テニスをする上で何か良いことはありますか?
また、握力を鍛えるトレーニング方法等あれば教えていただけないでしょうか?
自分握力が弱い(右手:9kg、左手:12kg)ので…
投稿者 翡翠 2011/02/09 20:21
私の答えです。
受験戦争から無事帰還されたとのこと、なによりです。
特に、帰ってきただけでなく、無事だったというところが何よりです。
おつかれさまでした。
さて、握力の話です。
テニスでは予定通りスウィングすることが出来れば
そんなに握力がなくても大丈夫です。
ただ、この予定通りというのが問題なのです。
予定通りというのが案外難しい。
フォアハンドでも、ボレーでも、スマッシュや片手バックですら
予定通り、早めにスウィングを開始できれば
そんなにグリップを強く握らなくてもいいボールが打てます。
ラケットが走りたいテンポに付き合ってやればいいのです。
ですが、テニスの相手は大体が意地悪なヤツで
突然速いボールを打ってきたり
届くかどうかギリギリのボールを打ってきたりします。
また、風で予定が変わったり、イレギュラーバウンドというのもあります。
こうゆう時にスウィングを急いだり、スウィング方向を調整しなければいけないときに
予定していたスウィングを変えなければなりません。
そのとき、握力が足りないと
突然の動きに負けて面の向きが変わったりして
エラーになったり、タイミングを外して情けないあたりになったりするのです。
それと、筋力が弱いとテニスエルボーなどの肘の障害を起こしたり
手首を傷めたりといった可能性も高いのです。
また、短いスウィングで早めに捕らえたり
打球の意図を隠すために、最初から握力が必要な場合もあります。
握力はいっぱいあるにこしたことはないのです。
さて、翡翠さんは利き腕の握力が12kgとのこと
これはちょっと、少なすぎ
箸より重いものは持てないかもしれません。
もしかしたら、計り方のミスかもしれません。
何とかテニスをするのには、20kg台
いいテニスを求めるなら、30kg台
プロになるのなら、40kg台は欲しいところです。
じゃあ、トレーニング。
こんなものはどうでしょう。
たしか、ハンドグリップという名前だったと思います。
スポーツ用品店に行けば高級品がありますし
ダイソーとかキャンデドウとかいうお店でも売っています。
こんなかっこで
ギュウッ、ギュウッ、と5回から50回くらい
毎日やれば、3ヶ月もすれば男の子みたいにラケットを扱えるようになりますよ。
そう、握力が筋力の男女差で一番大きく違うものでしょうね。
そうそう、ばねの強さ、何種類か違う硬さのがありますので
最初はいちばん柔らかいのを選択しましょう。
頑張ってくださいね。
2011年01月25日
勝つためにはどう考える?
『しろくま』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの質問部分です。
欲張りな質問を1つよろしいでしょうか?
週に1度しかテニスが出来ない(スクール)けれど、
試合には勝てるようになりたいなぁと思っています。
この週1のレッスン、どんな気持?!で練習を
すればいいのでしょう・・・。
追伸
ラケット振れない日は、その辺を走ってます。
投稿者 しろくま 2011/01/23 22:37
私の答えです。
勝てるようになるためには、勝つことを前提とした練習をする必要があります。
ちゃんと努力する、真面目な人はこう考えがちです。
一所懸命練習して上手くなる ⇒ 勝てるようになる
本当に勝つ人はこうです。
勝つのに足りない部分を練習する ⇒ 勝てるようになる
ちょっと見えてきたでしょうか。
短い時間であっても必要なことをちゃんとやれば、いいテニスができるようになると思います。
次に、90分のレッスンで、という事を考えて見ます。
球出し練習 ⇒ 出来ない技術、欠点のある技術を直す。
(直すポイントを大胆にトライする。)
ラリー ⇒ エラーしないようにする。
(相手にあわす、打ち合いの技術を徐々にレベルアップ)
試合、ポイントマッチなど。 ⇒ ゲームプランを大胆に実行する。
大胆に実行するゲームプランですが、物に派手なヤツじゃなくてもいいのです。
例) 相手がエラーするまで粘り抜く。
細かい点は、そのドリルを行う担当コーチじゃないと分かりませんが
こんなことを考えて練習すれば効果が上がりやすいのではないでしょうか。
それと、もう一つ考えておくこと。
テニスというのは相手があって行うことですから
「自分の思惑通り進まなくて当たり前」
と思ってないとストレスが溜まりますのでご注意を。
以下がそのコメントの質問部分です。
欲張りな質問を1つよろしいでしょうか?
週に1度しかテニスが出来ない(スクール)けれど、
試合には勝てるようになりたいなぁと思っています。
この週1のレッスン、どんな気持?!で練習を
すればいいのでしょう・・・。
追伸
ラケット振れない日は、その辺を走ってます。
投稿者 しろくま 2011/01/23 22:37
私の答えです。
勝てるようになるためには、勝つことを前提とした練習をする必要があります。
ちゃんと努力する、真面目な人はこう考えがちです。
一所懸命練習して上手くなる ⇒ 勝てるようになる
本当に勝つ人はこうです。
勝つのに足りない部分を練習する ⇒ 勝てるようになる
ちょっと見えてきたでしょうか。
短い時間であっても必要なことをちゃんとやれば、いいテニスができるようになると思います。
次に、90分のレッスンで、という事を考えて見ます。
球出し練習 ⇒ 出来ない技術、欠点のある技術を直す。
(直すポイントを大胆にトライする。)
ラリー ⇒ エラーしないようにする。
(相手にあわす、打ち合いの技術を徐々にレベルアップ)
試合、ポイントマッチなど。 ⇒ ゲームプランを大胆に実行する。
大胆に実行するゲームプランですが、物に派手なヤツじゃなくてもいいのです。
例) 相手がエラーするまで粘り抜く。
細かい点は、そのドリルを行う担当コーチじゃないと分かりませんが
こんなことを考えて練習すれば効果が上がりやすいのではないでしょうか。
それと、もう一つ考えておくこと。
テニスというのは相手があって行うことですから
「自分の思惑通り進まなくて当たり前」
と思ってないとストレスが溜まりますのでご注意を。
2010年12月18日
2人で練習するには
『tak19』 さんから練習法について質問をいただきました。
現在の練習がよくある典型的なやり方だなと思いました。
不足分も考えてみましたらそうでしたので
これを指摘するのはかなり大勢の方の役に立つような気がします。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんにちは。
いつもためになる記事楽しく拝見させて頂いております。
最近、練習内容、メニューに悩んでいます。
週2回、1回2時間友人と2人で練習しています。
都合が良いかもしれませんが、効率良くうまくなれるメニューが有ればお教えください。
現在はこの様な内容です。
ボレーボレー (5分)
ショートラリー (5分)
ゆっくりストレートラリー (10分)
クロス、逆クロスラリー (各10分)
サーブ打ちっぱなし (20分)
サーブ、レシーブ練習、そのまま1ポイント終了まで(10分)
シングルスゲーム練習
1年近く、この様な内容で練習していますがあまり効果が実感できません。
2人で練習する時も球出しなど、とりいれた方が良いのでしょうか?
私は30歳テニス歴7年、以前、半年スクールに通っていた時は中上級、高2から始め、途中長い中断期間が有り1年前から再開しました。
友人は40代、テニス歴4年、中級ぐらいだと思います。
ゲームをすると8割がた私が勝ちます。
取り留めのない内容ですが、2時間2人で出来る効率良い練習内容があればお教えください。
どうぞ宜しくお願いします。
投稿者 tak19 2010/12/15 14:09
私の答えです。
ウォームアップと試合練習だけで構成されているようですね。
まず、足りないショットの習得練習が必要です。
気がつくのは決め球の練習が無いこと。
たとえば、フォアボレーをアングルに決める
浅くなったボールをクロスに
バックのパスをダウンザラインへ
スマッシュを逆クロスに ・・・ 等々
もちろん決め球でなくとも、苦手なショットがあれば
お互いにリクエストすれば良いと思います。
これらは球出しで1本づつ練習する必要があるでしょう。
次にコースを変える練習。
たとえばシングルスのラリー中
1人がストレートばかり、相手はクロスばかり打つ。
もしこれが無理なら球出しで方向を指定して打つ。
次は競技性のある練習。
ストローク対ネットプレーで、ストローク側から球出し
1本目のボレーはコースを決め、つなぎのボレーで
そこから先は仁義なき戦いに突入。
10点取ったら交代。
こうゆう設定はシングルスでもダブルスでも
ありそうな状況を設定してみれば
いっぱい考えられますし、面白くてあきません。
スクールでやるようなパターン練習もいいのですが
球出しの技術も必要なので難しいかもしれません。
それでも2本でのパターンぐらいは
たとえばアプローチとボレー
フォアハンドの逆クロスと決め球 ・・・ 等々
くらいはそれほど球出しも難しくないと思います。
他にも例を出せばいっぱいあると思いますが
要は、試合でうまくいかないショットやパターン
こんなプレーがしてみたいというものを
取り出して、練習方法に落とし込めばいいのだと思います。
いろいろ、工夫してみるとおもしろいですよ。
現在の練習がよくある典型的なやり方だなと思いました。
不足分も考えてみましたらそうでしたので
これを指摘するのはかなり大勢の方の役に立つような気がします。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんにちは。
いつもためになる記事楽しく拝見させて頂いております。
最近、練習内容、メニューに悩んでいます。
週2回、1回2時間友人と2人で練習しています。
都合が良いかもしれませんが、効率良くうまくなれるメニューが有ればお教えください。
現在はこの様な内容です。
ボレーボレー (5分)
ショートラリー (5分)
ゆっくりストレートラリー (10分)
クロス、逆クロスラリー (各10分)
サーブ打ちっぱなし (20分)
サーブ、レシーブ練習、そのまま1ポイント終了まで(10分)
シングルスゲーム練習
1年近く、この様な内容で練習していますがあまり効果が実感できません。
2人で練習する時も球出しなど、とりいれた方が良いのでしょうか?
私は30歳テニス歴7年、以前、半年スクールに通っていた時は中上級、高2から始め、途中長い中断期間が有り1年前から再開しました。
友人は40代、テニス歴4年、中級ぐらいだと思います。
ゲームをすると8割がた私が勝ちます。
取り留めのない内容ですが、2時間2人で出来る効率良い練習内容があればお教えください。
どうぞ宜しくお願いします。
投稿者 tak19 2010/12/15 14:09
私の答えです。
ウォームアップと試合練習だけで構成されているようですね。
まず、足りないショットの習得練習が必要です。
気がつくのは決め球の練習が無いこと。
たとえば、フォアボレーをアングルに決める
浅くなったボールをクロスに
バックのパスをダウンザラインへ
スマッシュを逆クロスに ・・・ 等々
もちろん決め球でなくとも、苦手なショットがあれば
お互いにリクエストすれば良いと思います。
これらは球出しで1本づつ練習する必要があるでしょう。
次にコースを変える練習。
たとえばシングルスのラリー中
1人がストレートばかり、相手はクロスばかり打つ。
もしこれが無理なら球出しで方向を指定して打つ。
次は競技性のある練習。
ストローク対ネットプレーで、ストローク側から球出し
1本目のボレーはコースを決め、つなぎのボレーで
そこから先は仁義なき戦いに突入。
10点取ったら交代。
こうゆう設定はシングルスでもダブルスでも
ありそうな状況を設定してみれば
いっぱい考えられますし、面白くてあきません。
スクールでやるようなパターン練習もいいのですが
球出しの技術も必要なので難しいかもしれません。
それでも2本でのパターンぐらいは
たとえばアプローチとボレー
フォアハンドの逆クロスと決め球 ・・・ 等々
くらいはそれほど球出しも難しくないと思います。
他にも例を出せばいっぱいあると思いますが
要は、試合でうまくいかないショットやパターン
こんなプレーがしてみたいというものを
取り出して、練習方法に落とし込めばいいのだと思います。
いろいろ、工夫してみるとおもしろいですよ。
2010年06月24日
スウィートスポットで捕らえるには
『てにすぅ』 さんから質問をいただきました。
テニスを初めて4年目だというのにスイートスポットを捕らえることがとても苦手です。
どうしたら真ん中でしかもいい打点で捕らえられるかいうお話。
コメントが長かったのではしょります。
私の考えです。
ボールをしっかり見ていますか?
しっかり見ていると、たいてい、振り遅れます。
極端なことをいうと
インパクトまでボールを見て、それから振れば、必ず遅れます。
打点が狂って早すぎるという人はあまりいないので
たいていの人が遅れる方向なのはそのためです。
ボールはもちろん見なければいけないのですが
ボールそのものより、ボールの動く黄色い線をしっかり見る。
というのはどうでしょう。
われわれは、ボールを見て打っているのではなく
頭の中で想像した(予測した)ボールを打っているのです。
確かに途中までは本物のボールを目で追っていますが
途中からは想像したボールをインパクトぴったりタイミングで打つわけです。
ですから、打点まで見るのをやめる。
自分から1m以内に入ったら、ボールは見ない。
(1mというのはたとえばで、いい加減な数字ですが)
実際はボールの軌跡をイメージすることにより見ていると錯覚している。
じゃあ具体的な練習法です
頭の中にしっかりボールの動きのイメージができるようになればいいのです。
ボールを想像して、そのボールをジャストミートする素振りをする。
その後で、実際のボールを打ってみる。
あなたがボールの軌跡を想像できる人なら必ずできます。
たったこれだけのことなんですが
ライジングも普通のフォアも、ボレーもスマッシュもいい打点で
スウィートスポットで捕らえられるようになると思います。
2010年05月19日
ジュニアはどこから入るか?
昨日の『ろべーる』 さんから質問に続き
『ぼの』 さんからも質問をもらっていました。
以下がそのコメント全文です。
こんにちは。
指導方法についての質問がありましたので、便乗させていただきます。
※ろべーるさん、横からでスミマセン。
私の場合、地元のテニスサークルで練習しているのですが、ファミリー中心のサークルなので家族(子供連れ)で参加される方もいらっしゃいます。10歳くらいのお子さんが数名参加していて、子ども達だけ集めてボール出しをしています。
あまり難しい事を言ってもわからないだろうし(それ以前に自分自身がわかっていませんし:汗)、とにかくテニスを好きになってもらいたいと思っています。変な癖を覚えて(教えて)しまってもいけないと思いましが、それでも簡単な基本だけは覚えてもらいたいと考えています。
どのような事から教えたらよいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2010/05/18 17:25
私の答えです。
こんどはジュニアです。
基本的には昨日の話と同じです
なんといっても、『コーディネーション』 です。
違うのは子供だということです。
確実に違うのは身体の大きさ。
それに対し、ラケットがでかいんです。
まず、スポンジボールのショートテニスから入るべきです。
小さい身体と短いラケットで、プロと同じバランスになります。
それと、スピードが遅く、コントロールしやすいスポンジボールにより
ラリーが続いて面白い。
フルスウィングも可能、スピンも自在です。
このフルの状態からテニスセンスも運動神経も育っていくのです。
普通のラケットと、普通のボールを使ったら
当てるだけになります
特に、ゲームセンスにあふれた子はそうなります
そうしなければ勝てないことを感知するのです。
そうしてそれっきりです。
もうひとつは、『楽しく遊ぶこと』
大人は面白くないことでも、高い理想があればがんばります。 (ホントかな?)
子供はやりません。
「もうちょっとまじめに考えろ」、なんて言うと
できない理由をしっかり考えます。
ですからショートテニスから楽しく入って
だんだんラケットを長くしていくのです。
困っていたら、ちょっとだけヒントをささやく。
「基本だけはしっかり教えよう」
なんて考えないほうがいいと思いますよ。
『ぼの』 さんからも質問をもらっていました。
以下がそのコメント全文です。
こんにちは。
指導方法についての質問がありましたので、便乗させていただきます。
※ろべーるさん、横からでスミマセン。
私の場合、地元のテニスサークルで練習しているのですが、ファミリー中心のサークルなので家族(子供連れ)で参加される方もいらっしゃいます。10歳くらいのお子さんが数名参加していて、子ども達だけ集めてボール出しをしています。
あまり難しい事を言ってもわからないだろうし(それ以前に自分自身がわかっていませんし:汗)、とにかくテニスを好きになってもらいたいと思っています。変な癖を覚えて(教えて)しまってもいけないと思いましが、それでも簡単な基本だけは覚えてもらいたいと考えています。
どのような事から教えたらよいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者 ぼの 2010/05/18 17:25
私の答えです。
こんどはジュニアです。
基本的には昨日の話と同じです
なんといっても、『コーディネーション』 です。
違うのは子供だということです。
確実に違うのは身体の大きさ。
それに対し、ラケットがでかいんです。
まず、スポンジボールのショートテニスから入るべきです。
小さい身体と短いラケットで、プロと同じバランスになります。
それと、スピードが遅く、コントロールしやすいスポンジボールにより
ラリーが続いて面白い。
フルスウィングも可能、スピンも自在です。
このフルの状態からテニスセンスも運動神経も育っていくのです。
普通のラケットと、普通のボールを使ったら
当てるだけになります
特に、ゲームセンスにあふれた子はそうなります
そうしなければ勝てないことを感知するのです。
そうしてそれっきりです。
もうひとつは、『楽しく遊ぶこと』
大人は面白くないことでも、高い理想があればがんばります。 (ホントかな?)
子供はやりません。
「もうちょっとまじめに考えろ」、なんて言うと
できない理由をしっかり考えます。
ですからショートテニスから楽しく入って
だんだんラケットを長くしていくのです。
困っていたら、ちょっとだけヒントをささやく。
「基本だけはしっかり教えよう」
なんて考えないほうがいいと思いますよ。
2010年05月18日
どこから入るか?
後輩への指導法ということで
『ろべーる』 さんから質問をいただきました。
そのコメント全文です。
こんにちは!いつも興味深く読ませてもらっています。
今回は松原コーチに質問があって投稿させていただきました。
私は学生で、普段は大学にあるテニスサークルでテニスをしています。サークルとはいえ、真面目にテニスに取り組んでいる人も多く、意識はサークルとしては高い方だと思います。私はそのサークルで、5月末から初心者の新入生に対して指導をする役目に就くことになりました。
ところが私はテニスについては多少知っているものの、指導するとなるとてんでよい方法が思い浮かばず、困ってしまいました。そこで、松原コーチのおすすめの練習法や、指導するときに押さえておくべきポイントなどありましたら教えていただけないでしょうか?
今年の新入生はモチベーションも高く、ぜひとも有意義な指導をしてやりたいと考えています。
よろしくお願いします。
投稿者 ろべーる 2010/05/18 01:52
私の答えです。
初心者を教えるとのことでそれを前提に考えます。
いきなり結論を言うと、『コーディネーション』 です。
『コーディネーション』とは
ボールと自分との位置関係をコーディネートする。
ラケットの長さを知って、その距離や長さを振り回す感覚を知る。
ラケット面の向きとボールの飛び出しの関係をつかむ。
等々・・・
要は、自分とラケットとボールを違和感なくつなぎ合わせるというようなことです。
完璧なフォームでフォアを振ることができる人がいるとします。
その打点に完璧にボールが来れば完璧なショットです。
もし思ったより早くボールが来たら?
そのままの美しいフォームで振り遅れ、右方向にアウト。
(単なる不器用者として知られるようになる)
または、ラケットヘッドだけを何とか前に出し、情けないけど、何とか返球。
(小手先で打つ、なさけないフォームの持ち主として知られるようになる)
実は、フォーム作りから入るとこんなプレーヤーが出来上がる可能性が高いのです。
ほんとは、「その打点に完璧にボールが来る」、というプレーヤーになるべきなんです。
それはボールと自分とのコーディネーションなのです。
そして、ボールとラケットをちゃんと把握できるようになったら
いくらでも打ち方を磨けるようになります。
ヨーロッパのジュニア育成のカリキュラムはこうなっているようです。
リチャード・ショーンボーン氏がその中心人物で
私も彼の講義を聴いたことがあり、とことん感心しました。
エナンのバックハンドなんか見たら
なるほどと思いますよね。
さあ、じゃあ具体的にどうする?
まず、ラケットでのリフティング。
次はまりつき。
自分ひとりで、ワンバウンドのボールを真上にあげてラリー。
それを二人だ代わりばんこに。
互いに少し離れる。
間にネットを入れる。 (これでラリーが成立しました)
ここまで、15分でいけます。
ここから少しアドバイスしてテニスらしくしていきます。
少しうまくなってからも練習の最初はコーディネーションです。
ダブルヒットのボレーボレー。 (山なりで、2回打って相手に返球)
ネットから1.5mはなれて、ハーフボレーラリー。
スライス同士のミニラリー ・・・
それから普通のメニューに入って行きます。
『コーディネーション』 に関してはいろいろ検索すれば出てくると思いますよ。
『ろべーる』 さんから質問をいただきました。
そのコメント全文です。
こんにちは!いつも興味深く読ませてもらっています。
今回は松原コーチに質問があって投稿させていただきました。
私は学生で、普段は大学にあるテニスサークルでテニスをしています。サークルとはいえ、真面目にテニスに取り組んでいる人も多く、意識はサークルとしては高い方だと思います。私はそのサークルで、5月末から初心者の新入生に対して指導をする役目に就くことになりました。
ところが私はテニスについては多少知っているものの、指導するとなるとてんでよい方法が思い浮かばず、困ってしまいました。そこで、松原コーチのおすすめの練習法や、指導するときに押さえておくべきポイントなどありましたら教えていただけないでしょうか?
今年の新入生はモチベーションも高く、ぜひとも有意義な指導をしてやりたいと考えています。
よろしくお願いします。
投稿者 ろべーる 2010/05/18 01:52
私の答えです。
初心者を教えるとのことでそれを前提に考えます。
いきなり結論を言うと、『コーディネーション』 です。
『コーディネーション』とは
ボールと自分との位置関係をコーディネートする。
ラケットの長さを知って、その距離や長さを振り回す感覚を知る。
ラケット面の向きとボールの飛び出しの関係をつかむ。
等々・・・
要は、自分とラケットとボールを違和感なくつなぎ合わせるというようなことです。
完璧なフォームでフォアを振ることができる人がいるとします。
その打点に完璧にボールが来れば完璧なショットです。
もし思ったより早くボールが来たら?
そのままの美しいフォームで振り遅れ、右方向にアウト。
(単なる不器用者として知られるようになる)
または、ラケットヘッドだけを何とか前に出し、情けないけど、何とか返球。
(小手先で打つ、なさけないフォームの持ち主として知られるようになる)
実は、フォーム作りから入るとこんなプレーヤーが出来上がる可能性が高いのです。
ほんとは、「その打点に完璧にボールが来る」、というプレーヤーになるべきなんです。
それはボールと自分とのコーディネーションなのです。
そして、ボールとラケットをちゃんと把握できるようになったら
いくらでも打ち方を磨けるようになります。
ヨーロッパのジュニア育成のカリキュラムはこうなっているようです。
リチャード・ショーンボーン氏がその中心人物で
私も彼の講義を聴いたことがあり、とことん感心しました。
エナンのバックハンドなんか見たら
なるほどと思いますよね。
さあ、じゃあ具体的にどうする?
まず、ラケットでのリフティング。
次はまりつき。
自分ひとりで、ワンバウンドのボールを真上にあげてラリー。
それを二人だ代わりばんこに。
互いに少し離れる。
間にネットを入れる。 (これでラリーが成立しました)
ここまで、15分でいけます。
ここから少しアドバイスしてテニスらしくしていきます。
少しうまくなってからも練習の最初はコーディネーションです。
ダブルヒットのボレーボレー。 (山なりで、2回打って相手に返球)
ネットから1.5mはなれて、ハーフボレーラリー。
スライス同士のミニラリー ・・・
それから普通のメニューに入って行きます。
『コーディネーション』 に関してはいろいろ検索すれば出てくると思いますよ。
2010年05月10日
壁打ちについて
『ミッドナイトテニスボーイ』 さんから質問をいただきました。
壁打ちについてです。
以下がコメントの壁打ちに関する部分です。
最近、公園で壁打ちテニスをできる所を偶然見つけ、子供を遊びに連れて行きがてら、
ラリー、サービス練習をしました。
壁打ちの効果的な練習方法、これはやるべきでない等具体的なアドバイスを頂けませんでしょうか?よろしくお願い致します。
投稿者 ミッドナイトテニスボーイ 2010/05/08 21:40
私の答えです。
壁打ちで有効なのは、打点の確認や回転のかけ方など
球出し練習でやることを自分ひとりでできる点だと思います。
たとえば片手バックの打点はかなり前で取らなくてはいけません。
それを確認しながらゆっくりと続けてみる。
もうひとつの例は、低い打点のフォアハンドで手前から向こうにサイドスピンをかけてネットすれすれに打つ。
これの打ち方は去年の9月27日のブログを参照してください。
こうゆう風に、できれば単発で、目的をはっきり持ってやるのがいいと思います。
逆に、ハードヒットで打ち続けるようなことは避けたほうがいいと思います。
あまりにもテンポが速すぎて、コートではありえないほどの状態になりがちです。
そうなるとスウィングをショートカットして、面のつくりが悪くなったりします。
腕全体で引かず、肘中心になって面が上向きに引いても気が付かなくなっちゃうんです。
そうなると、壁打ちはうまくいくのだが、コートではアウトするということがおこります。
又ネット上の通過高さも壁打ちのほうが高めになると思います。
同じ高さに同じ速度で打つと、コートではアウトになりがちです。
スピンも壁打ちでは必要がないため、気持ちよくフラットで打ってしまいアウト傾向になりがちです。
まあ、そんなわけで単発の、目的をはっきりさせた練習をお勧めします。
それとちょっと話が変わりますが
ロケーションは大丈夫ですか?
近所の方に音の迷惑がかからないようにしてくださいね。
実は私のうちの前も公園で
昨年の夏ごろ、毎朝6時30分ころになると、テニスおじさんが来て
サーブ練習を始めるのです。
彼は金網めがけて打つのですが
15分くらい、『バシッ、ガシャーン』 の繰り返し。
寝てられないんです。
3ヶ月くらい続いたでしょうか
幸い、町内会長さんの友達だったんだそうで
会長さんを通じ、やんわりとやめてもらうことができました。
夕べも12時ころまで、若者2人が楽しそうにしゃべっていました。
時々朝早く、ゴールデンリトリバーとボール遊びをするお姉さんも来る。
けっこう公園の横はストレスがあるんです。
大きな公園で近くに住んでいる人がいないといいのですが
ぜひ、方向とか時間とか工夫してうまくやってくださいね。
壁打ちについてです。
以下がコメントの壁打ちに関する部分です。
最近、公園で壁打ちテニスをできる所を偶然見つけ、子供を遊びに連れて行きがてら、
ラリー、サービス練習をしました。
壁打ちの効果的な練習方法、これはやるべきでない等具体的なアドバイスを頂けませんでしょうか?よろしくお願い致します。
投稿者 ミッドナイトテニスボーイ 2010/05/08 21:40
私の答えです。
壁打ちで有効なのは、打点の確認や回転のかけ方など
球出し練習でやることを自分ひとりでできる点だと思います。
たとえば片手バックの打点はかなり前で取らなくてはいけません。
それを確認しながらゆっくりと続けてみる。
もうひとつの例は、低い打点のフォアハンドで手前から向こうにサイドスピンをかけてネットすれすれに打つ。
これの打ち方は去年の9月27日のブログを参照してください。
こうゆう風に、できれば単発で、目的をはっきり持ってやるのがいいと思います。
逆に、ハードヒットで打ち続けるようなことは避けたほうがいいと思います。
あまりにもテンポが速すぎて、コートではありえないほどの状態になりがちです。
そうなるとスウィングをショートカットして、面のつくりが悪くなったりします。
腕全体で引かず、肘中心になって面が上向きに引いても気が付かなくなっちゃうんです。
そうなると、壁打ちはうまくいくのだが、コートではアウトするということがおこります。
又ネット上の通過高さも壁打ちのほうが高めになると思います。
同じ高さに同じ速度で打つと、コートではアウトになりがちです。
スピンも壁打ちでは必要がないため、気持ちよくフラットで打ってしまいアウト傾向になりがちです。
まあ、そんなわけで単発の、目的をはっきりさせた練習をお勧めします。
それとちょっと話が変わりますが
ロケーションは大丈夫ですか?
近所の方に音の迷惑がかからないようにしてくださいね。
実は私のうちの前も公園で
昨年の夏ごろ、毎朝6時30分ころになると、テニスおじさんが来て
サーブ練習を始めるのです。
彼は金網めがけて打つのですが
15分くらい、『バシッ、ガシャーン』 の繰り返し。
寝てられないんです。
3ヶ月くらい続いたでしょうか
幸い、町内会長さんの友達だったんだそうで
会長さんを通じ、やんわりとやめてもらうことができました。
夕べも12時ころまで、若者2人が楽しそうにしゃべっていました。
時々朝早く、ゴールデンリトリバーとボール遊びをするお姉さんも来る。
けっこう公園の横はストレスがあるんです。
大きな公園で近くに住んでいる人がいないといいのですが
ぜひ、方向とか時間とか工夫してうまくやってくださいね。