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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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日曜午後は花見

午前中下川井でレッスンの後はお休み
まだ残っているかもしれないサクラを探しに
我が邸宅の裏庭、大池公園の視察だ。
いや、久しぶりにオクサンとの花見だ。

入り口で早速
八重ザクラを食べるタイワンリスが


ヤエザクラを食べるリス


サクラはだいぶ葉桜になったがまだまだ咲いている。


葉桜


特にヤマザクラは満開


ヤマザクラ


桜山の手前にはミツバツツジもひっそりと


ミツバツツジ


岩ツツジとも呼ばれ
葉が出る前に花だけで咲くのだそうだ。


これはキブシ
小さな花の房がたくさん垂れ下がっている。


キブシ


マイナーだが
松原家、ごひいきの花なのだ。




さて、朝は少し雨が降っていたし
かなり寒い事もあって、公園内はかなりすいている。


ヤナギの黄緑


ヤナギのうすい緑色もきれいになってきた。



これもうちのごひいき
ヤマブキは咲きはじめで、まだつぼみが多いが
色はとてもきれいなヤマブキ色だ。


ヤマブキ



小さい方の池に行くと
たくさんのキンクロハジロが迎えてくれた。

この子達もうちのお気に入り、我が家の定番なのだ。


キンクロハジロ


近くに寄ってきたのは
えさやりおじさんと間違えたからかもしれない。



帰りの山道でスミレに出会い


スミレ


今日の花見は終了だ。  ワハハ




そうそう、1つ追加。
湿原になっているところで
1株だけある、ミズバショウを観察したのだ。

根元に何か白いものが落ちている。


ミズバショウ


今年もすでに花が終わってしまったかと思ったら


ミズバショウをアップ


まだ一つ、花が残っていてくれたのだ。  スマイル


日記 | 投稿者 松原コーチ 18:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォア、インパクトの手首は

インパクトで最高のスウィングスピードを出すために
手首を緩めて
ムチのようにインパクトを迎えるという言い方がある。


しっかりインパクトで叩くために
インパクトでしっかり握り締めるという言い方もある。


もう1つ
インパクトで打球方向に押し込むという言い方をする人もいる。


錦織のフォアハンド



だが、それぞれを比べるとかなり矛盾していることに気がつく。

しかし、これは感覚的には有り。

主観的に、すべて真実なのだ。

なぜなら、いいフォアを打つ人がうそではなく
本音として、自分の感覚として語っていることだから。


だけど、それを聞いた人がそのとおりやればできるのかというと ・・・


このページは、365ネットの技術解説、連続写真のフェデラーのフォアハンド。


インパクトで打球方向に押し込んでいるのだろうか?

握り締め?

それとも腕を引っ張り込んでいるのか?



ラケットヘッドがムチのように走る人の腕が一緒に走っていたり

インパクトの時にしっかり握り締める人が
相手ボールのすごい時はインパクト以前に固めていたり

インパクトで打球方向に押し込む人が
押し込むのはラケット面で、自分の腕は左に引っ張っていたり。 悪だくみ



自分でやっていることを客観的に理解するのはとても難しいのだ。




松原コーチは、「しっかり手首を固めましょう」 なんて言っているが ・・・ ワハハ


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:14 | コメント(1)| トラックバック(0)

タイガーがイメージするのは

今日、『ためにならないブログ』 を見ていたら
とってもためになりそうな話が出でいた。

お暇な方はぜひ、あちらを覗いてみてほしい。




世界No1ゴルファー、タイガー・ウッズの話なのだが、最初の部分を抜粋した。


マイク タイガー・ウッズはトーナメント中、
相手がパッティングする時に何を考えているのか?


タイガーは、「入れ!」と思って、
対戦相手のパットを見るのだそうだ。
「外せ!」ではない、「入れ!」である。


相手のミスを願っていると、自分からネガティブオーラが出る。
そのネガティブオーラは自分自身のパフォーマンスにも
悪い影響を及ぼしてしまう。  

のだそうだ。




スマイル ここでしっかりと我田引水。

私のほうに役立つ部分のみをいただく。 ワハハ


ためブロさんも触れていた、テニスのサーブリターンでの話し。

相手のサーブが当然入ってくるものとして考えておく。

そうじゃないと対応できない。

「ダブれ!!」 なんて考えているひまはないのだ。 うるせー



もう1つ、いけないのは
「エラーしないように」 と考えて打つこと。 悪だくみ


否定形のイメージは作れない。

「アウトしないように」、のビジュアルなイメージはアウトだし

「ネットしないように」のビジュアルなイメージは、ネットなのだ。

エラーしないように打てば、ちゃんとエラーする。 あれー?


考えておくべきは、リターンエースとか
足元に打ち込まれて参っている相手プレーヤーのイメージ。 ナイス!


このために、リターンポジションに入る前から
イメージを盛り上げていく必要がある。

絶好調な時はそれができているとき。

それでショットが決まればますます絶好調。



ゴルフだったら

相手プレーヤーのパットに、入れとイメージする。

そして、自分が、「当然入るパット」のポジションに向かう。

なるほど。




ナダルが考えているのは


テニスも、そんな気持ちで

「当然決まるリターン」 のポジションに着けるといいな。 ナイス!




ためブロさん、ためになる話をありがとう。




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 16:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォアは余裕があれば常に前向き

先日の、『jumper』 さんの質問以来、ちょっと引っかかっていました。

前向き、これは常識だろうと思っていたのですが
私と付き合いのまだ浅い人もいるし
私の考えている
そしてプロが普通にやっている常識についても
違う教え方をされたり
違う話を信じている人も多いようなので
ここで、もう少しちゃんと説明します。

以下が、『jumper』 さんのコメントの全文です。


マイク ご回答ありがとうございます。
すっきりした部分と、「あれ?」と思う部分があり、「あれ?」と思う部分について、もう一度アドバイスをもらえればと思います。

今回のイメージ図での解説と、さらにはナダルの写真での解説、この2つを見ても、クローズドスタンスでもインパクトは前向きということですか?

言葉のイメージと、さらにはスクールコーチのアドバイスからも、クローズドスタンスならインパクトは横向きであると、理解してました。
その理解でクローズドスタンスを試してみると、フォロースルーでの腕の振りぬきどころが窮屈で悩んでいました。

「クローズドスタンスでもインパクトは前向き」としてアドバイスをもらえれば、これで全てすっきりできます。
宜しくお願いします。

投稿者 jumper 2013/03/21 14:53





スマイル 私の答えです。

フォアハンドで
スピードを出し、しかも安定させるために

少しでも余裕があるなら
上体をまっすぐに立て
インパクトの上体の向きは前向きにします。  ナイス!

上体のパワーを有効に使うためには
上体は横向きから、前向きに、回転させます。

さらにたどると
その回転のきっかけとパワーの源を作るために
地面を蹴っ飛ばすのです。

その蹴っ飛ばしに

踏み込んだ左足のブロックを使う、スクエアースタンスと (クローズドも)

踏ん張った右足と腰の捻りでがんばる、オープンスタンスがあるのです。


強力な腕の振り抜きを行うためには
どちらのスタンスでも、上体はインパクト時に前向きです。

だから上体しか写っていない写真では
どちらのスタンスかわかりません。


しかし、多分オープンスタンスだといっておけば
男子プロの写真なら、9割がた、あたりです。


ジョコビッチの左足


男子プロの場合
オープンスタンスを使わない選手は皆無です。

逆に、スクエアーなスタンスを使う選手と、使わない選手がいるのです。

  (スクエアーとは、ほぼネットに向かってまっすぐ踏み込む形です)

左足が右足よりネットに向かって右に来る
クローズドスタンスになると、ほとんどいません。

上体を回しやすく、上体の自由度の高いオープンが基本なのです。

腕のスウィングが早い男子プロには
左半身がじゃま、ということ何でしょうね。 ワハハ



女子の場合は少し違います。 フォアハンドg


シャラポワのクローズド


体幹部や脚力の弱い女子選手は
左足を踏み込んだほうが強く振りやすいのです。

特に小柄な日本人の女子にはその傾向が強いようです。


もちろん初心者や年少者もそうで
スクエアーなスタンスで
まずは、上体を回して打つことを覚えるのです。

オープンはその後です。



どっちにしても
上体を回転して打つ、フルスウィングでは
しっかり前を向いて打ちます。


ラケットは持ち主の足がどっち向きかは知りませんし

ましてボールからは
ラケット面がどっちから
どんな向きでぶつけられるかしか感知できないのです。 悪だくみ



もちろん地面に足がついているかどうか?

知るわけがありません。  ワハハ



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

印西のダブルス大会

昨日は印西のビギナークラス、ダブルスイベント。

千葉県女子連のC級昇格を目指す人たちの大会。

今日は少し、雨が降っていたので、照明をつけての開催。


照明をつけて開催


試合開始前には練習時間もあるので
しっかり調子を上げてから、試合に望める。 ナイス!

この練習時間中にも
サーブのアドバイスをしたり
フォアハンドをちょっと修正したりと
チョコチョコと松原コーチが出没する。 スマイル

もちろん試合終了後
特に、負けたチームにアドバイスしたりして
かなり皆さんとお話しながら進めていく。


今月までは8組限定だったので
参加できない人も出たが
来月から、12組に増やして行う。


全員集合


すでに予約を受け付けているので
お早めに申し込んでほしい。     メガホン



4組ずつに分かれての予選リーグの後
さらに、予選1,2位の4組、3,4位の4組に分かれてのリーグ戦。
全員、4試合ずつをこなす
試合経験をつむための大会なのだ。


さて、熱戦の開始。  炎


熱戦その1


熱戦その2


午前中の予選リーグの後、私のミニレッスン。

今日のテーマはポイントを決めるための
引き出しの作り方、考え方。

文章だけで、そう言ってもわからないかも知れないが
現場では、皆さんによく理解していただけたようだ。


途中、トミーインドアスクールの
多分、参加者中もっとも試合経験の少ないペアー

「コーチ勝ちました!!」 と

満面の笑顔で私のところに来てくれたのが
コーチとして、この日一番の勲章。      スマイル




イベント | 投稿者 松原コーチ 18:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

下川井TCの桜や

今年は桜が早いようだ。

急にあちこちで満開になったが、花見に行く暇がない
どうかあともう1週間もってほしい。


さて、日曜日は下川井テニスクラブでの一般レッスン。

まだ朝も早めだったので、第2駐車場はガラガラ

いつも定位置に止まっている、2代弟分の
V36スカイラインクーペ。

私の新車、1年たってしまったR34より少しだけ新しい。

わざと、となりに止めて、撮影。


スカイライン兄弟


駐車場の周りに咲いている桜に気づいたので
おとなりのしだれ桜をちょっと1枚。


駐車場横のしだれ桜



さて、今日は2月、3月の予定で
東京からはるばる通ってくれた
『すでに54歳になった』 さんの最終レッスン。

だいぶフォアも安定したし
ボレーも切れがよくなった。

私もレッスンしていてとても楽しかった、上手な人。


オーナーからクラブのビジター券をいただいたので
レッスン後、会員さんに混ざって、ダブルスをした。

私と組んでの試合だったので
ちょっと遠慮気味だったかも

「もっと、打ちまくってもいいですよ。」

でもとりあえず、6-3で勝利。


ぜひ、また来てくださいね。


さて、レッスン後にハウスへ戻ろうとしたら、オーナー宅横の桜が見える。


ハウス横に桜が



かなりの大木。


オーナー宅の桜


しかし桜の写真って難しい。

淡い色なので目で見ると鮮やかなのだが

写真で他人に見せるのは、まだまだだろうか。  ワハハ




日記 | 投稿者 松原コーチ 19:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

私の理論を他人に伝える

『YS』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク コメントは久しぶりになりますが、
ブログは、いつも参考にさせていだいています。

松原コーチがおっしゃっておられる

「左足は乗ってこようとする体重をブロックする足
つまりツッカイ棒なのだ」

「ひざを柔らかく送って
姿勢を崩したら、すべてがパーなのだ」

を上手く人に伝えるのはどのようにすればいいのでしょうか?

例えば、プロの映像を見ても、意識しないで見ると
ひざを柔らかく使っているように見えたり、
左足に体重を乗せているように見えたりします。

明らかに、それは違うというのを伝えるのが難しいです。

何か、いいアイデアがあれば教えていただけると嬉しいです。

PS.
フォアを悩んでいる人に、アドバイスをしてあげたいのですが
その人は自分より上手いので、それとなく説明して
本人に気づかせてあげたいのです。

投稿者 YS 2013/03/21 12:39





スマイル 私の答えです。

プロの動きから本質を読み取り、理論にする。
そしてそれを他の人に伝える。

これは私、松原コーチの特技です。

なかなか、他の人には難しいと思います。


まして他の人にそれを教えるとなると
もっともっと難しい。

自分で、その技術を完璧にこなして
見本をらくらくとやってのけるくらいの技量が必要です。


エナンのフォアハンドです


自分でできないことを他の人に感じさせるのは無理なんです。


私の文章を翻訳して、易しく噛み砕いて
他の人に見せられるのも、多分私にしかできないと思います。


もちろんうちの、私のスクールのコーチたちなら
かなりの部分は説明できると思いますが ・・・



だから他の人には、私のブログなり文章なりを
直接見せるのがいいのではないでしょうか。


上手な人にも
こんな物があったよと、私のブログを見せる
それくらいしかやりようがないのでは ・・・・




さて、自分でやるときのコツといったらなんですが
「私の言うようにやってみる」

やってみてだめなら、それから考える。

とりあえず、信じてみてください。

私の文章を読んで
理屈を先に納得してからやろうと思わないほうがいいでしょう。



私の言うようなテニス
プロがやっているテニスが
当然のように世間の標準になり
大昔の、一見ほんとそうな理論が聞こえなくなれば
他の人が話しても
私の理論が、皆さんの耳に自然に入っていくと思うのですが
私たちの年寄り世代がいなくならなければ難しいかもしれませんね。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 21:58 | コメント(1)| トラックバック(0)

オープンスタンスの軸足

オープンスタンスで打つフォアハンドでは
右利きの右足は
これ1本でしっかり踏ん張る軸足になります。

この足に体重を乗せ、しっかり踏ん張る。


クライシュテルスのオープンスタンス


踏ん張りが強ければ、跳び上がることになります。

しっかり上体を垂直にするので
空中でも姿勢はまっすぐなまま。


でも上体の姿勢は垂直。


もちろん
打球方向や、打つ位置に入って行ったときの動きなどが影響するので
いつでもまっすぐ上に伸びればいいとは限りませんが
原則はしっかり踏ん張っての上下動です。



さて、流れを見てほしいので
私の動画から切り抜いた写真も出してみます。

世界の一流選手ではないので
迫力不足はしょうがないのです。

一切の批判は受け付けませんので、念のため。


ところで、実はサウスポーに見せるつもりで作った写真なので
左右を逆にしてあります。

右利きの人はたまには頭を捻って見て下さい。


前進してきて



右足が前に出て

引き始め



左足、軸足も前に出て、位置決め終了。

引き終わり



軸足のひざが少し前を向き、踏ん張り開始。

振り出し始め



左ひざが伸びてきて、上体もほとんど前向き。

もうじきインパクトへ

ここで、オープンスタンスになれていないと
左ひざが伸びるのではなく柔らかく曲げながら
右足に体重をかけようとしてしまうのです。



しっかり、全身を固めて

インパクト



振り抜きのために、面がかぶさり始め

面を被せ始めて



右を向いて、上体の右側にフィニッシュ。

フィニッシュ



とにかく、軸足であるサウスポーの左足はしっかりと踏ん張るのです。

この足がインパクト前にグニャッとなることは考えられません。  ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 18:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

クローズドフォアの左足や

クローズドの左足や

フォアハンドを普通に踏み込んで打つ場合に
両足の使い方でかなり誤解があり
フォアハンドを難しくしている。

先日、大学の後輩を教えていて引っかかった部分。

一見いいフォームなのにアウトしてしまうのだ。 あれー?



左足は体重をかけていく
乗っていく足だと思っている人が多いのだが
ちょっと違う。

左足は乗ってこようとする体重をブロックする足
つまりツッカイ棒なのだ。 ナイス!

ツッカイ棒であるからして
上体より前にあって、しっかり踏ん張らなくてはならず
しかも上体は垂直でなくてはならない。

こんな感じ。


シャラポワのクローズド


ひざが曲がって前にあり
足の付け根も折れて
上体が垂直になるのだ。


右足のほうも
右ひざを曲げ、柔らかく前に動かして
右腰を送っていくように思う人が多いがこれもちょっと違う。

あんまり柔らかいと、腰が前に出て、上体が後傾姿勢になってしまい
ボールは山のあなたに消えていってしまう。

けっこうしっかりと、ガニ股でがんばるべきなのだ。

これは365ネット、ナダルの動画と連続写真。

クリックして別画面で見てほしい。


踏み込んだ左足の付け根の角度 (サウスポー)
最後まで残っていることに注目してほしい。 ナイス!

もちろん、おなかも引っ込んだまま振り終わっている。


とにかく
ひざを柔らかく送って
姿勢を崩したら、すべてがパーなのだ。 うるせー



それともう1つ
左足を踏み込む理由。


体重移動の図


身体を回すためのきっかけなのだ。 ナイス!

だから
クローズドのほうが回りにくいわけではなく
腰を開いておいてやれば
オープンより
むしろこちらのほうが回りやすいかもしれない。

これは、『jumper』 さんの質問への答えになっているかもしれない。 ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 20:22 | コメント(4)| トラックバック(0)

フォアハンドは跳んで打つ

『jumper』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつも楽しく拝見させて頂いてます。
今回、はじめてコメント(質問)させてもらいます。

フォアのストロークで、飛び上がりながらインパクトすることの、メリットとデメリットを教えてください。
スイングの使い分けは状況によると思いますが、相手のボールが早くて時間のない場合ではなく、ストロークでゆっくりとラリーをしているような状況を想定してます。

テニススクールでは、一様にして、飛ばないようにとアドバイスをもらいますが、自分としてはジャンプを前提にした方がタイミングが取りやすいです。

飛ばないことで、どっしりとした土台が作れるのは理解できるし、土台がしっかりしていた方が、上半身へ伝わるエラーが少ないもの理解できます。
逆に、飛び上がることでは、下半身の蹴り上げのパワーを上体へ伝えることができるし、ジャンプした方が軸(体幹)が必然的に安定するものと感じています。

今後、使い分けをしていくためにも、メリットとデメリットを理解しておきたいので、アドバイスをお願いします。

投稿者 jumper 2013/03/15 12:52






スマイル 私の答えです。

プロは余裕がある状態でヒットする時はジャンプします。


ジョコビッチ跳んでます


比較的、スウィング時間に余裕のあることの多いクレーだと
跳び上がるほうが普通。

時間が少ないハードでは跳ばないことが多いのです。



さて、下半身
膝の屈伸を力強く使って打つと、跳んでしまいます。

運動連鎖の観点からいって
下半身の踏ん張り
上体の回転
腕の振りぬき
という動きの順番になり

インパクトは跳び上がってから、空中になります。



パワーの話しの次は安定度。

これも跳び上がったほうが上です。

一番最後のボール位置情報を元に
跳び上がって、インパクトに向かいます。

だからより正確な位置に行けることになり
垂直な姿勢でボールを捉える可能性が高くなります。 ナイス!

もちろん上に跳び上がるので、姿勢が立つということもあります。



安定ということを机の上で考えると間違いやすいので要注意。 悪だくみ

確かに地面に足を付けといたほうが
震度7の地震の時は安心です。

自転車ならどうですか
止まっていられますか?

ボールを打つという前提
寸前でも位置が決められるというアドバンテージ

地面から上半身へ伝わるエラーも少なくなるのです。 びっくり


ボールやラケットは
あなたの足が地面についているかどうかは知りません。

姿勢がいいかどうかは伝わってしまうと思います。


昔、アガシがウィンブルドンで優勝したとき
彼は飛び跳ねてプレーしていたので
イレギュラーの多い芝のコートなのに
アガシのエンドだけ、ちゃんと弾んでいるようだといわれたものです。 ナイス!


さて実戦でどう使い分ける?

原則跳ぶ。

ひまのないときは跳ばない。  です。


クライシュテルスです



スクールでなぜ跳ばせないか?

初心者は跳んだら、トんでもないことになるためです。

上級者に対しては?

きっとコーチが70歳以上なのでしょう。 悪だくみ


私のスクールでは
年寄りのコーチは私だけなので、跳んでもいい事になっています。

だから昔は、トンでもないスクールだと言われたものです。ワハハ



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 15:19 | コメント(3)| トラックバック(0)

フォアボレーのスウィングその4

今日はハイボレーです。

『レフティ』 さんから追加の質問をいただきました
以下がそのコメントの全文です。


マイク 再び失礼します。

今回掲載いただいた2枚の写真を頭に焼き付けて、本日、練習に臨みました。
非常に滑らかなスライスのかかったボレーを打つことができました。大変な進歩です!

そこで、重ねてのお願いがあります。
高い打点においてのボレーの写真を掲載いただけないでしょうか?

腰より下のボレーはこれで概ねイメージがつかめましたが、それ以上になると威力に負けて、ボールが浮き気味です。飛んでくるボールの威力を回転に転化しつつ、滑るボレーを打ちたいのです。どうぞよろしくお願いします。

投稿者 レフティ 2013/03/17 20:59







スマイル 私の答えです。

ご希望通り

探したら古いのがありましたので張ってみます。

昔、東戸塚校にいた、藤田コーチの写真です。


ボールより上にセットし

構え



ラケット全体を引き下ろす

インパクト



徐々に面が上を向いていく

フォロースルー


電車のつり革を引き下ろすような感じでしょうか。


面変化写真の前半を使って打つ、と思えばいいかもしれませんね。


フォアボレーのスウィング


高い打点は、引き付け気味で打つのです。

そしてもう1つ
コツは、面が下を向くほど、弧を描いて引くこと。 ナイス!

そして、身体が回転してしまわないよう
開かないようにしてスウィングです。

しっかり身体を固める。

余談ですが
内股、足の付け根、内転筋を痛めたときに
ハイボレーをパンチ出来なかったことを思い出します。 ワハハ


ボレー | 投稿者 松原コーチ 16:13 | コメント(1)| トラックバック(0)

フォアボレーのスウィングその3

『やまぼうし』 さんから、私のビデオについて質問を頂きました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつも興味深く読ませていただいてます。

今回のビデオを見て気がついたんですが、スイングの間じゅう、手(首)は肩より後ろにはいかないんですね。

私の場合、ボレーミスは大体振り遅れが原因と思われます。打点が体より前方の適切な位置よりも後ろ(というか”ボレーだ”と思った瞬間、ラケットをかなり後方に引いていて、肩より後方から振り出している)になっているようです。
手が肩より前からスイング開始となれば、このようなミスは防げるのかな、と思った次第ですが。松原コーチのご意見をお伺いできれば有難いのですが。

投稿者 やまぼうし 2013/03/15 21:15





スマイル 私の答えです。

まず、引くのは手なのか、ラケットなのか?

ビデオの感想で
「スイングの間じゅう、手(首)は肩より後ろにはいかない」
というのがありました。

その通りだと思います。

そして、その手の位置よりラケットを引くのかといえば
それも、No、引かないのです。


ここで構えフォアボレーの構え


こんなに前でインパクトフォアボレーの打点


2枚の写真を比較して
1枚目だけ見ると
後ろに大きく引いているように見えますが
これは身体が前進しているのを含まないからで
自分の身体に対して
ここでは肩の位置に対してですが
手の位置というか、腕はほとんど引きません。

そうすればおっしゃるとおり
振り遅れることもずいぶん減ると思います。


だからボレーは振らないのかというと、それは違う。

打点はかなり前なので
インパクトまでのスウィング自体はかなり大きいのです。 ナイス!


そうそう、レフティさんの最新コメントにもありましたが

早いボールに対処するのはあとで

まずは大きく振ることをマスターしてほしいと思います。


ドロップボレーやブロックボレーは

スウィングできる人にとっては、それほど難しい課題ではありません。 ナイス!



ボレー | 投稿者 松原コーチ 18:26 | コメント(2)| トラックバック(0)

ボレーのスウィングその2

昨日、フォアボレーの打ち方について書きましたが
ちょっと補足します。

ゆっくり大きく振ること。

フォアが苦手な方は
バックは大きくゆっくりなのに
フォアはがんばらなくては、なんて思っていませんか?

昨日の私のスウィング
もちろん、スロービデオなのでゆっくりですが
それでもゆっくりに見えませんか。

もう1つ
ゆっくり振るためには速めにセットすること。

早く構え、一瞬の静止から、ゆっくりと振り出すのです。




さて今日の新しい話ですが。

「ラケットの動きを想像すること」

手をどう使うか、どこに力を入れるか、ではなく
ラケット自体がどう動いていくかをイメージする。


フォアボレーのスウィング


水色の線がラケット面の動き。

脇を空け、立てたラケットを
徐々に面が上を向いていくようにイメージする。  ナイス!

ラケットの動きがイメージできれば
腕や筋肉はそれを実現するために自動的に最適な動きをします。

ちょうど箸の先、その動きをイメージすれば
指が自然に動いていくような物です。
ご飯を食べるのに指の筋肉の動きを考える人はいないのと一緒です。



さて、練習法ですが

まずは、スライスのショートラリー。  ナイス!

スウィングしなければ飛びませんし
ワンバウンドあることで、少し時間が多く取れます。

これでスピンと距離感を覚える。

次に実際にボレーすればいいと思います。



それと、それぞれ打つ前に素振りをすること。 

もちろんボールを想像し
そのボールにジャストミートさせることです。

想像したボールにジャストミートできる人は
本物のボールにも簡単にジャストミートできます。




そうそう、自分の動画を見てふと思った

ほとんど、真下に向かって、振り始めている。

落下させているだけ

こりゃ、「振り出しが楽なはずだ。」


自分だけ楽をしていたのかもしれない。  ワハハ


ボレー | 投稿者 松原コーチ 19:06 | コメント(1)| トラックバック(0)

ボレーのスウィング

『レフティ』 さんからフォアボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ、こんばんは。
最近、球出し機によるボレー練習に励んでいます。
目標は、しっかり振って、しっかりスライス回転をかけること。

ところが、フォアボレーが上手くいきません。
バックハンドは元々スライスが得意(と自分では思っている…。)なので、結構、緩急とも思ったスライスが打てるのですが、フォアはほとんど振り遅れてしまいます。

たいした球出しスピードでもないのです。「バックで出来て、フォアで出来ないはずはない!」と思い、上下の振りを極端にしてみたり、アウトサイドインのスウィング要素を強くしたりと、色々やってみますが、ガチン!と芯を外した掌の感覚、またボールは抑えきれずに浮いてしまいます。

実地で見ないと無理と言われてしまいそうなのですが、ボールによって調整可能なフォームと自分のタイミングをつかむべく日々あがいています。
連日の質問で申し訳ありませんが、ご解説よろしくお願いいたします。

投稿者 レフティ 2013/03/07 17:06




また、『kobayashi』 さんからもこんなコメントが。


マイク いいですね。
ボレーは主にラケット面を当てるだけのイメージですが、どうなのでしょうか?

投稿者 kobayashi 2013/03/13 20:49






スマイル 私の答えです。

まず、ボレーは当てるだけか? というと
ほとんどのボレー、プロはかなりスウィングします。


フェデラーのボレー


ほんの一部、ドロップボレーくらいでしょうか
ほとんどスウィング無しで打つこともあります。

ほとんどのボレーはかなり振ります。
むしろ、振らないほうが例外なのです。


振らないと当てるのが難しい。
それと
強さや深さの調整にスウィングとアンダースピンが不可欠です。
ですから振らないプロはほとんどいません。

アマチュアの上級者でも
バックボレーが苦手な人はほとんどいません。
逆にフォアボレーが得意な人も、とっても少ない。

バックはスウィングするのに
フォアはスウィングが少ないことが一番の理由だと思います。



さて、フォアボレーでお悩みの、『レフティ』 さん

バックで、ラケットヘッドが遅れて振り出してはいませんか?
少し、引き起こしで強さを出したりして。

これをフォアボレーでやると、とても物事を複雑にします。

フォアボレーは手首を固定し
ラケットヘッドが振り初めに出遅れないよう
滑らかに振り始めるのがコツです。


私がコーチ研修会の見本でやったフォアボレーを
昔々、『ためブロ』 さんがユーチューブにアップしてくれた物がありますので
腕の形、手首の固定具合、スウィングの始動の滑らかさ等
もちろんスウィングの大きさなども見てください。






かなり、まあるく、弧を描いて振っています
自分でもここまでとは思いませんでした。

それとスウィングとセットで面がかなり垂直から上向きへと変化している。

まあ、そんなことを感じてみてください。



もう1つ、いや2つかな、コツがあるのですがそれはまた次回に

そして練習法についてもお話しようと思います。  ナイス!



ボレー | 投稿者 松原コーチ 20:27 | コメント(2)| トラックバック(0)

トミーでのテニス塾だった

今日は鎌ヶ谷市くぬぎ山のトミーインドアスクールでの
『松原コーチのテニス塾』 の日。


松原コーチの説明


昨日、白子に大学後輩の指導に行きハードな日程だったが
今日の内容もハード。

特に最初のフォアハンド、2時間目のバックハンドは
実力者がそろい
打ち合いの相手も半端じゃない。

遠慮なくこちらもバカスカ打った。  スマイル


かなり実戦を意識した内容で
動きながら打ちまくりながらも、姿勢を崩さないのが重要なテーマ。

腕のスウィングがあっていて
姿勢を崩さなければ、エラーの理由がないわけだ。

逆に、動きながらだと腕の微妙なコントロールはできにくい。

余計な訂正の無い
シンプルなスウィングが求められ
引き方が違っていればすぐにエラーするのでわかりやすい。

本人もすぐに納得してくれるのだ。


2時間目のバックは膝を曲げて突き出し、おなかを引っ込め
前後に動く余裕を作る打ち方をしてもらった。

これはバックの上手いガスケ、今日は来ていなかった。  ワハハ


ガスケのバック


みんなバックハンドの成功率がぐんと増したように思う。


3時間目は実戦的なダブルスのやり方。

今日はボレーの楽な決め方。

ポーチボレーから始まり


ポーチボレードリル


ネットマンのところへ来た時の狙い方や
相手ボールが低かった時の処理など。


低く来たらアングル


見事にアングルボレーが決まった瞬間。

実戦でポイントが取れることを前提としたレッスンを行った。 ナイス!



さて、次回は、4月17日水曜日

要項もHPにアップした。

ぜひたくさんの人に来てほしい。  叫び


イベント | 投稿者 松原コーチ 18:37 | コメント(1)| トラックバック(0)

バックも振り子?

フォアハンドの振り子スウィングについて
『レフティ』 さんからコメントをいただきました。

以下がそのコメントの全文。


マイク 松原コーチ、こんばんは。
この振り方、最近、両手バックの時にかなり意識しています。

コーチ曰く「短い棒を(あまりしならせずに)ぶん殴る。」のです。この振り方で。

2人の後輩が、両手バックで打ちますが、サイドアウトなどが多いように思えます。それは、スピンをかけようとするあまり、手首を使い過ぎているためのように思えるのです。

この振り方は、ある程度リストを固定し、縦振りに近いようなイメージで、短く振り抜いているように思うのですが、その理解は正しいでしょうか?
勿論、フォアとバックの違いはあると思いますが。

投稿者 レフティ 2013/03/06 18:37





スマイル 私の答えです。

「短い棒を(あまりしならせずに)ぶん殴る。」 のはとてもいいと思います。

それを振り子なのかどうかということですが
プロは違います。

凹型ではなく、もっと直線的です。

実際にプロのプレーを観察すればすぐにわかります。


もちろん、立てたテイクバックから
ラケットヘッドを落として下からこすり上げたり
必要に応じて、手首を緩めたりしますので
かならず、振り子の要素が少しはあります。


レフティさんの言っている縦振りがそうなのかどうか
この文章からだけではよくわかりません。



さて、フォアバックで一番違うのはラケット面の向き。

フォアハンドは弧を描いて凹型に振るうちに
腕を捻らないので
下向きに引いた面を


ジョコフォアの引き方


徐々に上を向いていくようにスウィングして行き
垂直面でインパクトします。

バックはほんの少し、上向きにひいた面を


ジョコバックの引き方


ほぼ垂直を保って振り続け
垂直面でインパクトします。

基本的に、振り子スウィングに頼らないのです。



しかしこれは薄いグリップを使ったプロの打ち方。

もしも
左手をセミウェスタン以上に厚くすれば

フォアハンドのように使い
弧を描いてスウィングし
面が下向きから
徐々に上向きになるような打ち方が向いているかもしれません。

この打ち方は両手打ちのフォアハンドです。


森田あゆみのバック


面が上向きですがこの後、下がってきて下向きになります。

この人はフォアもそうなのです。


ところで、なぜ男子のプロはやらないのか?

フォアが2つあっても、忙しいので使いにくいんでしょうね。

女子のプロにはありそうですね。


男子のアマチュアにもアリじゃないですか。 ナイス!




バックハンド | 投稿者 松原コーチ 16:47 | コメント(1)| トラックバック(0)

前へ押さない

フォアハンド
トップスピンのコツ第4弾は
体重を前に移動しながら打たないこと。

思い切って下がってもいい。


ジョコビッチの左足


左足、左の膝が前に出ている
この足は前でつっかえ棒になっているか
右足に体重をかけて
この足の加重を抜いたか
どちらか
どっちでもいい。

足の付け根が曲がり
膝も曲がって、前に出ている事が肝。

前に体重が移動しにくくなる。


とにかく前に移動しながら打つと
トップスピンがかけにくくなる。


腕のスウィングと体重ぼ移動を合成した絵


トップスピンのべクトル



腕のスウィングのみ、黒色の線で振り上げたとする。

緑色の線の分だけ押すと
合成した腕のスウィングは青い線のようになってしまい
少し寝てきてしまう。


逆にオレンジ色の線の分だけ、後ろに下がりながら打つと。
合成した腕のスウィングは赤い線のようになり
スピンの量が前に振り出す速度に比べて増大する事になるのだ。



しかし、前に押さない分だけ
スウィングスピードが減ってしまうと考えたあなたは鋭い。

実は、とりあえず
腕のスウィングスピードは変わらないとして書いた絵だからこうなった。

実際は前で体重がブロックされたぶんだけ
スウィングスピードはアップする。

野球のホームランの打ち方
ゴルフの300ヤード・ドライバーの打ち方
それらの絵を見れば
踏み込んだ足はブロックすべき、『つっかえ棒』で、あるべき事が判るはず。

つっかえ棒の反動で腕のスウィングを加速するのだ。


これは下がりながら打つのも同様。

クレーコートのトップスピナーは
下がりながらフルスウィングし
これがいちばん振り抜きやすく
しかも、強烈にトップスピンがかかると信じているのだ。  ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 18:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

アウトサイドイン

フォアハンド、トップスピンのこつ、第3弾。

今日はアウトサイドインのスウィング。


フォアハンドはアウトサイドインと書こうとしてふと思った。

別にフォアじゃなくても
アウトサイドインじゃないスウィングはほとんどない。



さて、前回の打点で前向きのところで
すでに手の位置が左前に動くことを説明した。

当然それ自体がアウトサイドインの動きを示している。

そして、アウトサイドインの行き着く先はワイパーで上体の左横。
左横の範囲には
下はオシリの横から、上は頭の横まで含まれる。



ところで、ちょうど、『れねしす』 さんからコメントをいただいた。

最初の振り子スウィングへのコメント、以下がその全文だ。


マイク 9歳の娘に振り子スイングをさせています。
松原コーチの画像で一番右の青い線で面が上を向いており、娘もそうなのですが、娘の場合、その後も面がどんどん上を向いていって、かなり上まで腕が昇っていった後、やっと左肩のほうにラケットが回ってきてます。そのようなスイングですので、インパクトがずれるとホームラン級の球が飛んできます。
最近のプロの連続写真をみているとインパクト直後(画像でいえば右から2番目)に、ワイパースイングをしてそれ以上前にはラケットがいってないようにみえるのですが、どうなのでしょうか。 また、あれって、インパクトしたらワイパースイングするぞ!って意識してやっているのですか?
投稿者 れねしす 2013/03/07 09:17






スマイル 私の答えだ。

最初に説明したとおり
インパクトしたらワイパースイングはほぼそのとおり。

ほぼというのは左肩の上
首に巻きつけるようなフィニッシュもその範囲に含むからだ。

小さな女の子ならむしろこちらが自然。

パワーからみて
左脇にフィニッシュしたらネットまで飛ばないかも。


小さくないけれど、シャラポワなどもかなり使っている。



肩を中心に腕を振る以上
その半径内に手が収まり、前にどんどん行くわけはない。

手は左腰から、肩の上辺りまでのどこかに振り切られることになる。


お嬢さんのホームランだが
インパクトで面が上を向いていることが問題。

徐々に上を向いていき、垂直面でボールを捉える感覚が必要だ。


高い打点のクライシュテルス


いいフォームならいいのではなく
いい使い方を、インパクトに合わせる能力、意志が必要なのだ。


具体的にはインパクトのラケット面をイメージしながら打つこと。

もう1つは打点の高さによりスウィング方法を
高ければ高いほど寄りワイパーで
より低いフィニッシュへと持っていかなくてはならない。

どんなボールに対しても同じスウィング、ではないのだ。

あの私の写真はたまたま、あの高さの場合の絵なのだ。


低い打点のクライシュテルス


つまり、基本的な原理
振り子だとかアウトサイドインだとかは共通なのだが

高いところには高いところのスウィング
低いところには低いところ用のスウィングがあるのだ。 ナイス!




フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォアは前向きで打つ

フォアハンドをトップスピンで打つために
振り子型のスウィングがいい事を説明した。

特に振り子の後半
アッパースウィングになったところが重要。

アッパースウィングの経路を空けなければ
スムーズに振ることができないのだ。


だから上体はインパクト前に前向き。


インパクト



ここまで前向きでなくても
ラケットを前に振り出せそうなものだが
実はもう1つ、大きな理由がある。

インパクトを上から見た絵。


フォアのスウィング図


ラケット面が打球方向を向いた時
手の動く方向はオレンジ色、左前方なのだ。

だから上体がもうじき前向きではじゃまになってしまう。

インパクトでしっかり前向きになっていることが必要なのだ。  ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 20:28 | コメント(1)| トラックバック(0)

トップスピンは振り子で

フォアハンドトップスピンの基本中の基本

振り子スウィング

肩を支点に腕を振り子で振れば


振り子フォアハンド


こんな風になる。


打点がスウィングの最下点より前になれば
インパクトでのスウィング方向は
斜め上向きになり

インパクトでラケット面を垂直になるようにすれば
自然にボールをこすり上げ
トップスピンがかかる。


赤い線がスウィングのラケット面位置を美しく示したつもりだが
きれいな弧を描いていないのは
理論が難しいのではなく
松原さんの作図技術の問題。

肩を中心に円を書けばいいので
他の人には円を描いていたと証言しておいてほしい。

曲がって見えるのは錯覚なのだ。


さて
手首を動かさず、肩も捻らなければ

ラケット面は腕に対し固定した角度で動くはず。 ナイス!

図の中で紺色の線で示したのがラケット面の動き。

弧を描いて引いた時に下向きだったラケット面は
インパクトに向かって徐々に垂直になり

インパクト後は少し上を向くことになる。


絵を見てもらえばわかるが
弧を描いて振るだけでかなりなトップスピンになるはずなのだ。 ナイス!



トップスピン、最初のコツは

凹型に弧を描いて引き、振ること。

腕を捻らず、下向きの面が上を向きながらボールを捕らえることなのだ。 スマイル


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 20:20 | コメント(2)| トラックバック(0)

トップスピンのコツ

現代のトッププロのテニスを支えているいちばんのショットは
トップスピンのフォアハンドでしょう。

もちろんサーブも重要で
特に男子の場合
相手リターンを封じ込めるサーブは必要不可欠です。


一般のテニスでも同様で
サーブがお互いにたいした事がないこともあり
フォアハンド次第で序列が決まってくる事が多いようです。 うるせー

じつは今日も、下川井テニスクラブのレッスンで
トップスピンのコツに触れたばかり。



さて、フラットの方がスピードが出るとか
スピンの多いほうが安定しやすいとか考える向きもありますが
これは現代のプロでは分けるべきではないのです。

プロの全員がトップスピンで
スピンを目いっぱいかけられないプロなんていない。 悪だくみ

これはプロの必要最低条件なのです。

 
逆に、スピン量を減らしても大丈夫かどうか

減らしたプレーもするかどうかがプロの個性なのです。

錦織は普段、凄くたくさんのスピンをかけてラリーをし
打点が高いときなどに、スピンを減らした早いショットを打ちます。


エアーケイだ


一方ナダルは常にスピン量を多くして打ちまくります。


ナダル打ちだ


スピンを減らしても打てる錦織が偉いのか?

スピンをかけ続けても勝ってしまうナダルが強いのか?

どっちの方がすごいのかよく分かりません。


しかしどっちもベースはトップスピンなのです。 ナイス!




さて表題の、フォアハンド、トップスピンのコツ。

私は今回、4つのコツを挙げてみました。


1、 凹型の弧を描いたスウィング。

2、 インパクトで前向きになれること。

3、 アウトサイドインに振れること。

4、 体重の移動をブロックする事。


とりあえず、今日はお題目だけ
明日から、1つずつ
写真や図を使って説明しようと思います。

もしかしたら
説明している間に、コツが殖え
4つじゃなくなってしまうかもしれませんが

  (すでに、ちょっとむずむず ・・・ )

それはそれ
新たな理論が立ち上がるかもしれません。  ワハハ


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 17:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

風が吹いたら桶屋が勝つ

今日は風が強かった

ジュニアのレッスンをやっていると

「風が吹いていると打ちにくい」
「風が吹いているのでミスしちゃう」
「風が吹いているから負けちゃう」

色々と聞こえてくる。

そしてホントに負けちゃう。  あれー?


風が吹いたほうが打ちやすい人はいないので
「風が吹いていると打ちにくい」 は間違いなく正しい。


次の「風が吹いているのでミスしちゃう」はどうだろう。
風を読んでポジションを替えたり
球筋の変化を予測したり
ちょっとの工夫でエラーは減らせる。

わざわざ宣言してまでエラーすることはない。  悪だくみ



「風が吹いているから負けちゃう」は?

試合をしたら、勝つ人と負ける人の数は同じはず。

「風が吹いているから負けちゃう」人はちゃんと負けてくれるから
そんな宣言をしない人の勝利確率はよくなるはず。

つまり
「風が吹いているから勝っちゃう」 という人がかなりいるはず。



色々とみてくると
風を負ける理由にあげる人と
相手の左利きを理由にあげる人とはかなりオーバーラップしている。 悪だくみ


風が吹いたらどうなる?
左利きのボールはどう曲がる?
とちょっとは考えたり、工夫したりしない人。

もう1つ
最近多いように思うのは負ける理由を探す人。

負けたときにちゃんとした理由があればいいのだ。
家に帰ったら
仏壇の前に正座して、ご先祖様に報告しなくてはならない。 冷や汗
正当な理由なくして負けたら家名に傷がつく。

だから、それを試合前に宣言しておき、安心して負ける。



「風が強い上にね、相手は左利きだったんだ
   それにね、松原コーチって意地悪な人だったんだよ」 うるせー




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:43 | コメント(0)| トラックバック(0)