tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

<<  2012年 7月  >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最近の記事
新しいブログに移行し…
10/30 15:44
印西の月例ダブルス
10/29 20:10
スピンロブに対して
10/27 18:28
全国大学王座戦
10/25 14:05
打点に向かって踏み込…
10/22 19:22
ワングリップリターン
10/20 11:30
研修会の案内
10/18 17:45
ぎりぎりに追いつくこ…
10/17 19:34
速いボールに対しての…
10/16 17:50
明日のテニス塾は中止
10/15 17:11
ジョコビッチのフォア…
10/14 15:16
フットワークは直線的…
10/13 19:51
ボールの後へ入りなが…
10/11 17:43
グリップの太さは
10/09 18:12
最近のコメント
こんにちは。松原コー…
ムーディー 10/28 23:23
松原様新参者…
koji 10/28 08:12
松原様突然の…
koji 10/26 17:02
松原コーチ様…
いのりん 10/25 18:58
『ころすけなり』さん…
松原コーチ 10/23 10:32
プロでもいたんですね…
ころすけなり 10/22 20:39
回答ありがとうござい…
れねしす 10/17 16:35
記事にとりあげていた…
キャプ 10/16 22:23
アトムさん、tuku…
松原コーチ 10/15 18:57
回答ありがとうござい…
フランカー 10/15 18:30
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。






ヨネックスカップ初日

7月30日月曜日
松原テニスクラブ印西ではヨネックスカップが開催された。

今年は2日間の日程なので初日。

開会式後、みんなでまずは記念撮影。


集合写真


早速,
9番から14番までのコートを使い熱戦が始まった。


全景



4組ずつに分かれて予選リーグ戦。


熱戦のコート



予選リーグ後
ヨネックスの契約プロ
元全日本ダブルスのチャンピオン
新井麻葵プロのクリニックとプロへの挑戦コーナー
新井プロのパートナーは私。

新井プロは昨年に続き、2度目の登場。

エースも取りにくいし
エラーもしちゃいけない。

だけど結構勢いのあるボールも飛んでくる。

どうする?


プレッシャーのかかった試合後に、パチリ。


新井プロ



その後、各組1,2位のグループと
3,4位のグループに分かれて、決勝リーグ。


久保さん



この日は、決勝リーグ最初の1対戦まで。

まだ、後半が来週の月曜日
8月6日に続く。



コート横を見ると、今年も白いユリが。


コート脇のユリ


昨年より、だいぶ増えている。  スマイル


イベント | 投稿者 松原コーチ 18:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

両手バックのトップスピン

『北国の親爺』 さんから質問を頂きました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 三度目の質問をさせて頂きます。テニスエルボーでフォア、バックともダブルハンドに変えた還暦目前の親爺です。
フォアのダブルハンドも少しは様になってきましたがフラット(少しだけドライブ?もしかしたら引力!)しか打てません。トップスピンとは言いませんがせめてスピンを習得したいのですが全く方法が分かりません。ご教授頂けるとありがたいのですが。
蛇足ですが「山手のドルフィン」の「山手」が地名であると初めて知りました。私のユーミンの一番の気に入りは「ひこうき雲」です。生まれが同じの中島みゆきさんも大好きです。
投稿者 北国の親爺 2012/07/27 08:40






私の答えです。

スマイル 中島みゆきさんですか、さすが北国の親爺さん。

さてトップスピンですが
ほぼ垂直な面で
斜め下から当てれば、当然のようにトップスピンになります。

ところでトップスピンじゃないスピンは
アンダースピン(スライス)か、サイドスピン。

ちょっとでも上向きに回っていればトップスピンです。



今日はアガシのフォームを参考に
バックハンドを中心に説明します。

さてこれが365ネットの技術解説ページにある
アガシの動画と連続写真です。

ここをクリックしてみてください。


アガシは手首の角度を下向きに動かし
ラケットヘッドを上下に動かしているのが分かります。

といったのですが
これはあまり気にしなくていいです。

腕全体で下げる方がアマチュア
特に年配になってからのトライには易しいと思うからです。

4コマ目のように
ラケットヘッドを下げるのが、1つ目のポイント。 下降


そして2つ目のポイントは上腕二頭筋。

インパクト付近から
手を曲げるように、上腕二頭筋をきかせて
右肩の上にラケットを一気に引っ張りこみます。  筋肉

写真ではひっぱているように見えないと思いますが
遠心力に逆らってスウィングしているからで
だまされたと思って
一気に力んでみてください。

これで、自然にトップスピンになると思います。 ナイス!


トップスピンはアッパースウィング。

「白い坂道が空まで続いて」 音符 いればいいのです。 ワハハ



力強いフォアハンドの両手トップスピンはいずれまた。 ラケット赤




バックハンド | 投稿者 松原コーチ 18:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

横浜市長杯Jr団体戦

今日は表記の大会に子供たちをつれて参加してきた。

種目は11歳以下の男女混合チーム戦
2組、4人以上の選手でダブルス2ポイントを行う。

大会に参加するきっかけを作るための大会
ほとんどの子が初めての大会参加だ。

この上の年齢には13歳と15歳があり
中学の部活のチームも参加する。

数に制限がないので
レギュラーの一部選手じゃなくても出られる。
みんなが競技者なのだ。


私がが引率したのは
東戸塚松原テニススクールAチームとBチーム。 フォアハンドb フォアハンドg

みんな元気、ゲンキ、げんき。

一番気をつけたのは、とにかく水を飲ますこと。


水を飲ます



会場の横浜市都田公園は日陰がない。

テントも持参しての参加だ。

テント



将来の有望選手の応援もある。


みんな試合の経験がないので
とにかくやりながら上手くなっている。


フォアハンド


とっさのボレーも


ボレーだ



もちろん勝ちたいのはみんな一緒だが
コーチたちは相手の子にもスコアーを教えたりと
みんなで子供たちのテニスの層を広げようと懸命。

実はこの大会
神奈川県テニス事業協会の主催
大会委員長は私なのだ。


対戦終了後はちゃんと挨拶して握手。


握手



とっても暑い一日で大変だったが無事終了して
全員集合。


全員集合



成績は6位と7位だったが
試合のきっかけを作り
本番で緊張と戦い
上達したことで、充分得る物の多かった一日だった。 ナイス!



イベント | 投稿者 松原コーチ 22:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

トミーのレッスンから始まり

昨日の水曜日は
毎月恒例の松原コーチのテニス塾が
くぬぎ山のトミーインドアスクールで開催された。

1時間目フォアハンド
2時間目がスライスとボレー
3時間目がスマッシュとサーブ

すべて1時間ずつのスケジュールだ。

教えるこちらも欲が深くなり
どうしてももう1歩踏み込みたいところで終わってしまう。

60分のレッスンはちょっと足りない。

面感覚も重要なので
コーディネーションの練習も必要になる。


コーディネーション



もう少しできればと、ついつい思ってしまう。

自分でスケジュールを作っておきながらへんな話で
申し訳ない。

参加者のみなさんすいません。

フォアハンドとスマッシュでは
前を向くこと、腕に力を入れて振ることを重視。


サーブはね


スマッシュの時間帯にフォアハンドの例を入れたりして
パワーの入れ方を説明した。

フォアは前向きで



前向きが上手く伝えられ
スマッシュはかなりスピードアップを果たせたと思う。


スマッシュ練習



インパクトで前向きになることはホント大切だ。  ナイス!



さて、来月は学生の指導で札幌に行くのがあり
その後、8月29日水曜日の開催。

9月19日水曜日

10月24日水曜日と予定している。


一度ぜひ生の松原コーチを体験しに来てほしい。  叫び



昨日はその後、東戸塚に帰り、キッズの4歳児たちと戯れ。

楽しくテニスに集中することが、共に出来た。



夜はプレーヤーたちの練習に付き合って
フォアハンドをがっちり教えた。

フォローで力を抜いてしまう人たちに
前向きになることはもちろん
力で低いフィニッシュすることを
がっちり伝えることが出来た。

互いに満足度の高い夜のひと時だった。


いやー、ハイテンション

ホントにいっぱいやった、教えまくった。  ワハハ

イベント | 投稿者 松原コーチ 20:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

山のほうのドルフィン

横浜へ向かう湾岸高速

カーステレオから流れてきたユーミン


山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く 三浦岬も見える ・・・ 音符


荒井由美のアルバム、ミスリムに入っている曲

「海を見ていた午後」 の一節。


昔々、私が初めて、「ドルフィン」 へ行った日のことを思い出した。

まだ私が、「海を見ていた午後」を知らないころの話しだ。


勤めていた会社の独身寮が
京浜急行の屏風ヶ浦駅近くにあった。

K君たち、何人かの同期の新入社員仲間と語り合っていた夜
神奈川区の別の寮から、K君の友達が遊びに来た。

フェアレディーZの新車を買ったので
見せびらかしに来たのだ。

さっそく、試乗会ということで、どっかに行くことに  車

フォーク好きの、K君が
「荒井由美の曲に、出てくる、ドルフィンに行きたい」 と言い出した。

「それはどこだ?」 と聞くと

「横浜の山のほうだ」 とのこと。

山のほうのドルフィン(海豚)だと、ただの豚じゃないかと思ったが
とりあえず、本音は新車に乗りたいだけ
とにかく、男4人、ギュウギュウ詰めで出かけた。 ワハハ

フェアレディーZの後席
大き目の猫か小さめの犬を乗せるためのスペース 悪だくみ
ホントに狭い。

ひざを抱えて1時間
横浜駅の辺りに行ったが、そんな店はない。

助手席のK君は、「山のほう」を繰り返すだけ。


横浜で高いところ?

元町の向こう、港の見える丘公園あたりは確かに高い。

私の提案で、とりあえずその方向へ。

坂を上がり、車の流れに乗って付いていく。

だんだん寂しくなっていき、店なんかない。

ここから帰れるのかと不安になったころ

「在った」 

ドルフィンの看板が ピカ


ソーダ水の中を貨物船が通る ・・・ 音符

はずだったが
店が改装中で、海が見えない。 あれー?


4人でコーヒーを飲んで、帰寮。

根岸のほうに向かい、坂を降りたら
屏風ヶ浦まではあっという間。

われわれの 「海を見られなかった夜」 は終わった。  ワハハ



私にさだまさしとギターを教えてくれたK君
さだまさしよりさだまさしの歌が上手い人
群馬出身とはいえ
東京の名門大学に4年いたのだから
忍ぶ忍ばずの池や無縁坂は知っていても
山手?
横浜の地名には疎かったようだ。

今日、やっとわかった
35年ぶりになぞが解けた。

山手のドルフィンは 静かなレストラン  音符

K君は、『山手』 が地名だということを知らなかったのだ。  スマイル


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 19:32 | コメント(1)| トラックバック(0)

印西の女子ダブルス大会

23日月曜日
印西のクラブでは月例の女子初心者ダブルス大会が開催された。

初心者といっても試合が出来るレベル。

スクールの上級レベルやクラブの会員さんでも
まだ外部の試合に出なれていないという意味での初心者なのだ。

必ず、私、松原コーチが参加し
試合を見てアドバイスを行い

今回は
開始前のサービス練習でのアドバイスや
前半終了後のボレーの練習
全試合終了後のポイントを決めきるための練習まで

試合が無くても充分元が取れるくらい、レッスンも行った。

しかし参加チームは今回、4組のみ
いまいち増えない。

初心者というネーミングが悪いのか?
私のレッスンが余計なのか?



さて、ぼやいていても始まらない。

9時15分からの練習、アップが終わり
9時30分試合開始。

まずは総当りの予選リーグの熱戦から。


熱戦中



松原テニスクラブ印西の会員さん、小川・狭間組が断然強い。
全勝で決勝トーナメントの第1シード確定。


狭間さん



決勝トーナメントも
青柳・小野寺組に勝って、優勝。


決勝戦終了



表彰式後、全員集合。


全員集合


その後最後のレッスン。

私と長迫コーチがひたすら繋ぐのに対し
決め付けたパターンでいいから
ウィナーを取る練習。

いくつかの決め方の例を示し
2ポイント交代で試合形式の練習。


さすがに優勝ペアーはボレーのコースに決めパターンを持っていて
手強いところを見せた。


なかなか面白い練習だったが
私も長迫コーチもコートへ入ってしまい
カメラマン不在、ザンネン ・・・



その後、車で東戸塚に帰り、ジュニアのレッスン

イヤー、疲れたが面白い1日だった。


帰りの車中
スピーカーがよくなり、知らなかった音がたくさん聞こえ始めた
新車スカイラインR34

湾岸を走りながら聞いたのは、ユーミン 「海を見ていた午後」

荒井由美のころ、相当古い


この曲で、「群馬出身のK君」 と 「山手のドルフィン」 を思い出し

35年ぶりの謎解きに成功したエピソードは明日にでも。


イベント | 投稿者 松原コーチ 18:33 | コメント(0)| トラックバック(0)

スライスは止めながら

トップスピンのショットは引っぱり続けて
大きなフィニッシュ
という話をした。

打点が前だから
ラケットが腕に対し遅れた形になり
引っ張る腕とよくマッチする。


スライスは面を内向きにし
少し引きつけ気味にボールを捕らえる。

腕が先行してしまっては
ラケットヘッドが遅れ
下手をすると、面が上を向いてしまう。

逆にインパクトで腕にブレーキをかけると
ラケットヘッドが前に出て行こうとして
ラケットヘッドが遅れない形で打つ事が出来る。

ラケット面が決まり
キレのいいショットを打つ事が出来る。


振り切る事で威力を増そうと思う人もいるが
先ほどの大きくしっかり振ってしっかり止める打ち形で
十分な威力を出す事が出来る。

これ以上のスピードはアウトになるだけ。

トップスピンなら思った以上の威力でも構わない。

スライスの場合は
ネットの上を通って
ライン内に収まるためには
どこかでスピードに制限を与えなくてはいけないのだ。

そのためにも
インパクトで止める感覚が必要なのだ。


もちろん、ブレーキをかけたからといって
車は急には止まれない。

ラケットもそう
それなりのフォローはある。

ボレーでも
インパクト後、70cmくらい行くかもしれない。

しかし、それでも、トップスピンに比べれば

ホントに小さなフォローなのだ。  ナイス!


スライス | 投稿者 松原コーチ 18:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォアハンドは引っ張る

ラケットヘッドにスピードを与えようとして
ラケットヘッドを前に出そうとする子がよくいる。

逆にスピードダウン
ボールが飛んでこない。

身体から腕へ、腕からラケットへと
パワーを伝えようとするあまり
情けないスウィングになる人がいる。

先日も言ったが腕が振れればいい
腕を振るつもりだと身体は自然にそれなりの動きをする。



もう1つ

腕は引っ張る。

ラケットを引っ張ることによりラケットヘッドがついてくる。

だから打点が前なのだ。


引っ張る



この後、ラケットヘッドが手を追い越していけばいいし
別に追い越さなくてもいい。

腕の動きが止まっていけば
ラケットヘッドが腕を追い越していくのだ。

もちろんハードヒットする時は
積極的に追い越す。


フィニッシュは



ただし、インパクト後なのだ。

以前、何度も話していることだが

インパクト後にスウィングスピードのピークを持ってくるといい
という話があった。

つまりそうゆうこと

インパクトかもう少し先まで
ラケットはあくまでも引っ張り続けるのだ。




さて、もう1つのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』
 だが

昨日今日と、基本的な話なので無料の設定

お暇な人はぜひ。



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

20年ぶりのテニスは

『れねしす』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 今のテニスってこんなスイングをしていたのですね。テレビで見ながら変な(←失礼)打ち方だなと思っていました。
約20年ぶりにテニスを再開したのですが、今時のテニスについておしえて欲しくコメントしました。
学生時代はアウトしないくらいのスピン(ドライブ?)をかけながら、常に高い打点で、フラット系のショットをネットすれすれを通しガンガンハードヒットしていました。
最近、ラケットも新しく購入し、久しぶりにうってみるとアウトの連発。ネットをすれすれまでは、昔のイメージどおりなのですが、ネット越えてもボールは落ちずコートと水平を保ったまま、フェンス直撃。今のラケットってよく飛ぶんですね。下から上のスイングを意識すると、スピンはかかって高い弾道を描いてコートにおさまるものの、かるーい球になり見事に打ち返されます。
今の若い子の打つような、高めの弾道でかつスピード・威力をもったボールをうつために、昔の打ち癖がなかなか抜けないおっさんにもできるようなコツがあったら教えていただけませんか。

投稿者 れねしす 2012/07/18 14:40





私の答えです。

スマイル20年前、というと私がテニスジャーナルの解説を始めるちょっと前

すでに、世界のテニスは今と同じスタイル
トップスピン主体、グランドストローク優位
今よりは全身の使い方が少し少なめといったところ。
このスタイルになって10年くらいのころ。

私のテニス理論はこのころと基本は変わっていません。

選手はビランデル、レンドル、ベッカー、エドバーグでしょうか。

日本ではまだ古いスタイルが残っていたころ。
コーチは、腰を落としてしっかり押せ、なんてやっていたころでしょうね。

バックではすでに両手打ちが珍しくないころですよね。


さて、『れねしす』 さんは、トップスピンがかけられるようですので
このコメントをいただいた記事
「フォロースルー」 を参考にしてみるといいと思います。

アウトサイド気味のスウィングから
成り行きではなく
しっかり、上体の左側にフィニッシュする。

安全なトップスピンと
強烈な勢いが両立できるための技術です。


次にラケットです。

ハードヒッターにとって
ラケットはよりスピードが出るようにはなっていません。

男子プロ級のスウィングスピードですと
反発係数が最小になり
20年前のラケットも最新のラケットも
ほぼ同じスピードしか出ません。

ところが
スウィングスピードの小さな女性の一般プレーヤーなどにとっては
そうではなく
今のラケットはものすごく飛びます。

そのため、男子のプレーヤーレベルの人たちは
飛びよりも安定性を求め
重めの硬いラケットを使います。

軽く打つとそれほど飛ばず
強く打つとそれなりのスピードが出るラケットです。

たとえば私の使っている、ヨネックス VCORE98D


今週のラケット



どこのメーカーでも
男子プロが使っているモデルを選べばいいと思います。


ちょっと簡単な説明でしたが

ちゃんとやると、1冊の本が出来ますので
とりあえずこの辺で



まずは、やってみてください。

細かい、各論については
困ったら、具体的に質問してください。


あまり久しぶりなので、感覚が違っているだけかもしれませんよ。

20年ぶりの人が、がんがん入ったら?

20年間練習していた人に悪いでしょ。  ワハハ


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 13:09 | コメント(1)| トラックバック(0)

壁打ちの功罪

『遠くから来た者』 さんから、壁打ちについて質問をいただきました。

以下がコメントの全文です。


マイク お久しぶりです今月のテニス塾宜しくお願いします。私は、ストロークでインバクトで正面を向くために長さ約4メートル位の壁打ちをやっておりますがほとんど正面を向いた状態でボールを打っております。そしてインパクト後にワイパーで右手が左腰辺りにくるように意識して打っております。いままで壁打ちでインパクトの時にラケットを止めていましたがラケツトの逃げ場がなくでしっくりいかなかったので今は意識的にワイパーで打っておりますがこの打ち方でいいのか又壁打ちの注意点があれば大変お忙しい中だと思いますが御指導宜しくお願いします。

投稿者 遠くから来た者 2012/07/15 13:08






私の答えです。

スマイル 私は壁打ちとコートでのテニスとは別の物だと思っています。

テンポがえらく違います。


コメントに、「長さ約4メートル位の壁打ちをやっておりますが
ほとんど正面を向いた状態でボールを打っております。」 とありますが
そうしなければ打てないと思います。

横を向いてるひまはありません。

よく、「インパクト後にワイパーで右手が左腰辺りにくるように・・」
打っていると思います。


このテンポの違いが1つ目の問題。


2つ目は角度の問題。

ベースラインの距離で垂直壁を相手に打つと
壁でパワーをロスする分、短くなる。
少し上に打たないと続かないのです。


30年も前の話ですが
高校1年のY子ちゃんという子を教えていました。

16歳以下の試合にデビュー
初めての公式戦でシード選手を破り、ベスト16まで進出。

フォアのスピードがすごい子で
逆にこれが悲劇になりました。

クラブに練習相手がいないため
まじめな彼女は、毎日壁打ちでハードヒットを繰り返しました。

それは、それは、ものすごいスピード。


そうなんです
彼女はアウトする練習を繰り返していたのです。

壁打ちではトップスピンの必要も感じません。

一番いい音がする、フラットで打ち続けるのです。

もちろん、早くそれに気づかなかった私の責任でもあります。

結局、ジュニアでのベストは先ほどのベスト16でした。



初心者がボール感覚をつかむためや
ウォームアップのために軽くやるのはいいと思いますが

真剣に打ち合わないほうがいいと思います。


それよりもやるべきは
球出しのボールを打つこと。

自分で壁に球出しして
課題を持って
自分で打つ。



私は高校生のころ
冬の体育館でジャンピングスマッシュの練習をしました。

壁から5mくらい離れ、4mくらい上にぶつける

後に跳ね返ってくるのを
後退して、ジャンピングスマッシュ。
  (これは技術の習得練習)

返ってくるのを当てて返球。
  (これは反射神経を鍛える)


ハイバックボレーの引き起こしも
ローズウォールの連続写真を見ながら
ここで身につけました。



これがその教科書


テニス表紙


福田雅之助先生の、旺文社 テニス(硬式) 220円

下の写真は当時のスター、沢松姉妹。

右のフォアボレー、妹の和子さんは16才
すでに全日本チャンピオン。
左の姉、順子さんは2年上、沢松奈生子プロのお母さん。

表紙に登場

私はその本を見て勉強していた北海道の16才。


そして、ローズウォールの引き起こし。


ローズウォールハイバック



ちょっと話がそれた。

次に、サービスダッシュ・アンド・ハーフボレー。
  (これは反射神経を鍛える)

フローリングの床だから、めちゃくちゃ早い。

ジャンピングスマッシュとハイバックボレー
そして、相手にボレーをぶつけられることへの反応。
これに自信があったのは
明らかにこの体育館のおかげです。  ナイス!


じつは、当時、体育館での硬式ボールの使用は
ガラスを割るからという理由で禁止でしたので  悪だくみ
軟式庭球部顧問の体育教師の目に止まらぬよう
ゲリラ的に、私1人でやっていました。

もちろん見つかったことは何度かありますが
ガラスを割ったことはありません。



さて、壁打ちの功罪ですが
以上お話したようにどちらもかなりあります。

要はそれをはっきり認識してやればいいことだと思います。 ナイス!



練習法 | 投稿者 松原コーチ 12:54 | コメント(1)| トラックバック(0)

サーブの振り切り方

『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク こんにちは。

いつもブログを拝見しております。

先日テニスをしたときに、松原コーチがいつも説明しているように、フォアハンドを打つときに、体の左側までワイパーで、腕を振ることだけに集中し一気に振り切ってみました。すると、全体的なスイングスピードが上がったのか、しっかりスピンがかかり、スピードもいつも以上に出ました。体の使い方を気にして打つよりも、腕だけに集中した方がスピードと精度が上がるなんて不思議ですね。これなら安心してボールをひっぱたけそうな気がしました。
ここからが今回の質問です。サーブを打つときも終着点を決めて、腕に力を入れたまま一気に振り切った方がよいのでしょうか?よく、インパクトだけ力を入れろとアドバイスをされますが、いまいち面が安定しません。試しで、細かいことは気にせず、腕を一気に振ってスピンサーブを打ったら、今までよりもスピンがかかった気がしました。
お時間がありましたら、アドバイスをお願い致します。

投稿者 たまには勝ちたい 2012/07/13 12:27





私の答えです。

スマイル 「サーブを打つときも終着点を決めて
腕に力を入れたまま一気に振り切った方がよいのでしょうか? 」

そのとおりです。


全身の動きが、パワーが腕に伝わるには

身体の動きが終わってから
腕の動きにならなければなりません。

ひざが伸びて、上体が伸びた時にラケットが垂れ下がり


ラケットがたれ



その後で腕が振り出されます。

まさに腕を振り切る意識でインパクトのボールにぶつけるのです。


美しいインパクト



だからかっこいいし
パワーのみならず、コントロールも得られるのです。

そしてこのタイミングで振るには
腕のみを振る意識でやるのが
一番、上手くいくコツなのです。


それと面を安定させて
コントロールを良くするためにも
手首は固定し
面を決めたまま振り切りたいのです。

インパクトで何かをするという動作も意識も必要ありません。

何もないから、間違わないのです。


フルスウィングしているインパクトの前後で
やわな手首の動作が
ありうると考えるのは
フルスウィングしたことのない人では?


サーブフィニッシュ



フィニッシュの終着点を決めて
手首も腕も力を入れて、一気に振りぬくのです。  ナイス!


サーブ | 投稿者 松原コーチ 17:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

東戸塚オープンシングルス

7月16日、月曜祭日

東戸塚松原テニススクールでは
恒例の男子オープンシングルス大会が開催された。

3面に4人づつ、12名の予定だったが
キャンセルが出て11名での開催となった。

4名、4名、3名の各ブロックでの予選の後
各ブロック、1,2位のトーナメント
3,4位のトーナメントという構成。

開始前15分間はコートを開放し
自由に各自で練習。


みんなで練習



暑い天候の中、熱戦が繰り広げられ

試合待ち


かなりへばった人もいたが
最後まで動きにかげりを見せない2人が勝ち上がった。


決勝は、米田さんと永井さん
最初、堅実につないだ永井さんが3-1とリード


永井さん


このままいくかと思われたが

このゲーム、ネットへ出た永井さんの頭上を
米田さんがスライスロブで抜いたところから流れが変わったのか

その後、終始フォアハンドと時折混ぜるネットプレーで
攻撃し続けた米田さんが逆転で優勝した。


米田さん


表彰式後、みんなでパチリ。


全員集合



その後、今日の反省点を私がレッスン。

40分ほどフォアハンドをしっかりねじ込むことを
説明し、デモ。

しっかり前向きから

ワイパーでアウトサイドイン

腕を固めしっかり低いフィニッシュ

とやり

みなさんかなり理解してくれたようだ。


しかし今日も
インサイドアウトという言葉に引っ張られて
苦労している方がいた。

恐るべし、インサイドアウトの呪縛。

なかなか、いい雰囲気のレッスンだったのだが

カメラマンも球出しに狩り出され、こうゆう時に限り、写真なし。



イベント | 投稿者 松原コーチ 17:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

札幌観光

1泊2日で札幌に行ってきた。

大学の庭球部、同期の集まり
何十年ぶりかで会う顔も。

2時間ほど早く札幌に着いたので
ちょっと散歩
札幌観光だ。

札幌駅から大学と反対の繁華街方向へ

ちょっと西にそれた、北海道庁の赤レンガ


赤レンガ



写っているのは知らない人
観光客でいっぱい
建物だけを撮るのは無理。

庁舎前の池にはハスの花が


道庁のハス



南方向へ大通公園を通過

狸小路で左に曲がり、西7丁目から2丁目まで抜ける。

4丁目だったと思う

模型の殿堂、中川ライター店。


中川ライター店



何でライター店なのかは知らないが
昔から、札幌で唯一?
模型のグローエンジンなど
大抵の模型材料が手に入る店。

小中学生、模型少年の憧れの店だ。

まだあったとは!!!

 (失礼、しつれい、シツレイ)


看板といい、店の中にぶら下がっているラジコン飛行機も

雰囲気まで
50年前となにも変わっていない。

なんせ、その頃から古かった。

 (失礼、しつれい、シツレイ)



左に曲がり、西1丁目と2丁目のあいだ
南方向への一方通行バス通りを北へ

ここは大学1年の学園紛争真っ盛りの頃
沖縄返還を叫び
フランスデモで駆け抜けたところ。

フランスデモというのは
リーダーの笛の合図で
横1列に手をつなぎ
車道いっぱいに広がって、いっせいに走る。

なかなか爽快なものだ。

青春なのだ。


もちろん違法だが、さすがに、もう時効だろう。



北に向かって、大通公園を渡るときは、すぐ右側にテレビ塔
はるか左側の山沿いには大倉山のジャンプ台が見える。

時計台を斜め左に見ながら、ちょっと北へ


ラーメンの時計台


時計台ではなく、時計台本店というラーメン屋さん

札幌ラーメンなら
当然、味噌の大盛り、850円。

美味しかった。

しかし、いつも食べ終わると
写真を撮らなかったことに気がつくのはなぜだろうか?



12時30分、やっと大学に到着。

テニスコート手前の100年記念会館前にライラックが


北大のライラック




テニスコートで7人の仲間と再会。

3時間のテニスのあと
サッポロビール園でジンギスカンとビール。


久々の話も、ジンギスカンもビールも、美味しかった。


写真はきっと誰かが送ってくれるだろう。


短い時間だが
ほとんどの札幌の名所をたずねた1日。

前の晩から
念のためにカメラのバッテリーを充電し
そのまま、おいていったのは秘密だ。


携帯で何枚かは撮ったがちょっとかったるい。


日記 | 投稿者 松原コーチ 19:10 | コメント(2)| トラックバック(0)

ラケット面や銀座を感じる

先日、S高校の指導に行った時に強調したもう1つのこと。

それはラケット面を感じるということ。

フォアハンドで腕を捻らないよう
下向きに引いたラケット面。

そこから何の細工も無く打てばエラーするはずがないのだが
エラーする人はたくさんいる
エラーしない人ももちろんいる。
その人たちはほとんどエラーしない。

どこが違うのだろうか?

実はその人たち
ラケット面を感じて
ラケット面まで神経が届いている超能力者なのだ。  悪だくみ


まあ、超能力は真っ赤なうそで
面を感じようとする人は必ず感じる。

それに思い至るかどうかなのだ。

昔お話したことがあるので、覚えている人もいると思う。

われわれは箸でご飯を食べる時
箸の先を感じていて
箸の先がどう動くかを思えばそのとおりに出来る。

箸の先でご飯の炊け具合まで判る。

これを感じない人は時々、鼻で食べることになる。 びっくり


鼻で食べる人がめったにいないことを見ると
大抵の人はラケット面を感じるぐらいは出来るはずだ。


打球時にボールを捉えるラケット面と
ジョリジョリッとボールを捉える感触を味わおう。

これで名人と呼ばれるはずだ。  ワハハ




スマイル さて、昨日はブログをアップ後、東京さ行った。

新宿での会議後、久々の銀座だ。


銀座だ


銀座ですよ。


銀座7丁目のビールやさんで
大学の庭球部OB会、関東地区の役員会だ。

だからなんだといわれても困るが

考えてみれば
この先に、昔勤めていた会社の本社があったので
時々はこの辺を通った。

35年ぶりくらい。

きれいな街だった。

もちろん東戸塚と違い、ベコ飼っている人はいないようだ。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 15:38 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニスは試合だ

テニスは試合だ
サーブから始まって
ラインの外にボールが落ちるか
2バウンドすることによりポイントが終わる。

自分の側から見ると
1バウンド以内でボールを打ち
ラインの中に打ち続けられればポイントを失うことはない。

だから、テニスはいかに短いボールを打てるかという勝負になる。
必ず、ベースラインより短く打つのだ。


ナダルなら



相手ボールが浅くなれば
さらに短く打たなければならない。

これが出来れば攻撃してもいい。

攻撃して相手を追い詰めると短く返ってくるからだ。 悪だくみ

これを決められないなら
べチャ粘り、しこり抜くしかない。


テニスプレーヤーは本音を言うと
アウトが怖いのだ。

深く打てなくて困っている人なんてほとんどいない。 冷や汗


でもそれを言っちゃー、テニスを知らない人と思われる。

コーチでもそうなのに
そのコーチがアウトしてもいいから深く打てと言う。

そんなこと試合で出来るわけがないのに。

大胆に深く打っていれば
いつかは深く入るようになり、名プレーヤーに ・・・

いつかって、いつ?

200年後じゃあ考えてもしょうがない。

50年後?

パワーも落ちてくるから、そりゃー入るようになるかも。 うるせー



自分で言うのもなんだが
松原さんは深いボールを打つことで
かなり定評がある人。


なんで?

ベースラインより浅く打つ自信があるからだ。 スマイル


テニスはベースラインより浅く打つ競技。

テニスの常識をあまりよく知らない松原コーチだから言えるのか?


32年前
保土ヶ谷ローンテニスクラブのヘッドコーチになった最初のレッスン
ベテランの方にスマッシュを教えていてこう言われた。

「松原さん、あなたはテニスのことあまりわかっていないようだから ・・・ 」

5分だけ我慢してくださいと話し、5分 ・・・ ワハハ




テニスは試合なんですよ。

レッスンがすべてではないし、フォームを競う競技でもないんです。 ナイス!



年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 12:23 | コメント(2)| トラックバック(0)

フォアハンドの脚

フォアハンドには下半身のパワーが必要になる。
膝の屈伸を使って
地面をけることによりパワーを得るのだ。

最後の踏ん張りのためには
大またの動きとしっかりとひざを使うための
大きな動作が必要になる。

しかも、正確にボールとの距離を取る必要もある。


昨日のS高校の指導では
このための説明と動きを実感してもらうため
2つの動きをしてもらった。

1つ目はバスケットボールのリングへの跳びつき。

もう1つは、2m幅くらいの川を飛び越えること。

どちらも
正確なジャンプをするためには
最後の1歩は大まただけど正確な位置に調整しなくてはならない。

だから、最後の2歩くらい前までに
脚合わせの細かい動きがあって
最後の1歩を大きくしかも正確に持っていくのだ。

そうでなければ、位置がずれて
川に落ちたり、打球を失敗したりするのだ。


ユーチューブでエナンのフォアハンド、いい動画を見つけた。

ここをクリックして別画面でじっくり見てほしい


まずは、ポンポンとステップして待ち
次にチョコチョコっと脚合わせをし
大き目の深いステップでヒットしているのがわかるだろう。

ハードコートなのでちょっと忙しい。

クレーだともう少し
合わせの足と踏ん張りの大きなステップの差が出てくる。


ポンポン、チョコチョコ、グウッ、バシッ、なのだ。

動きが無ければいけないし

動いてさえいればいいわけでもないのだ。




ラケット赤 さて今日のもう1つのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』 だが

フォアハンド逆クロスの話し


以前の定期購読記事の焼き直しだが
たくさんの人に読んでもらいたいので今日は無料の設定

お暇な人も、ちょっと忙しい人にも、ぜひ覗いていってほしい。 叫び


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 15:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォロースルー

フォロースルーという言葉は好きじゃない。

打ち終わった後の、惰性という感じが漂うからだ。

フォアハンドではアウトサイドインのスウィングで
インパクトまで引っ張ってきたラケットを
フィニッシュまで引っ張り込まないとアウトすることが多い。

ベースライン間のロングラリーならば何とか入っても
浅いボールをねじ込む時には
押さえが足りなくなる。

しっかり短く打つために
プロが左脇にフィニッシュするのはそのためだ。

インパクト後も引っ張り続ける。


錦織フィニッシュ



実際、スウィングのスピードも
インパクト後に早くなるように意識して
引っ張りぬいて振り切ると
ボール自体も生きたボールが飛び出していく。


エナンのフォア



日本では
力を入れればそれなりのボールが打て
力を抜いたのにそれ以上のボールが打てたら
えらいような雰囲気がある。

それはわれわれコーチにとって
中級者相手に打って見せるのは簡単なことだ。

だが、それなりのレベル同士では出来ない。

中級者の生徒さんにしても
コーチの球出し相手には出来ても
同等レベル以上の試合ではできないと思う。

まして、ナダルさん相手なら ・・・


ナダルだ




実は今日、S高校のテニス部の指導に行ってきた。

フォアのテイクバックをしっかりとチェックした後
一番強調したし、効果のあったのが
腕で振る、腕にしっかり力を入れるというアドバイス。

自画自賛になってしまうが
それによって
情けないフォアハンドが一気に強烈ショットに変身する。

私がへんなコーチとして認められる一瞬。

腰を入れて全身で打てというより

腕に力を入れて、腕打ちにしろといったときのほうが
しっかり全身で打っているのだ。

その光景を何度も見た。


生きたボールを打てたときの若者の輝く目。

ここへ来て、レッスンしてよかったと思う瞬間だ。



腕を振れと言えば、身体はそのための動きを自然にする。

だから、しっかり力を入れてフィニッシュするのだ。


このフィニッシュももちろんあり


ナダル打ちだ



力を入れるのだ、引っ張りぬくのだ

フォロースルーではない。

フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 18:14 | コメント(1)| トラックバック(0)

ツォンガの片手バック

『質問があります』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いきなりなのですが質問があります。
ウィンブルドン見ていたら、ツォンガが両手と片手のバックハンドを使っていました。
参考 ttp://www.youtube.com/watch?v=dc1HIssojyw
アマチュアでも実践投入できるものなのでしょうか?
投稿者 質問があります 2012/07/08 22:25





私の答えです。

スマイル 実戦レベルまで上げるのは、普通は無理でしょうね。

まず、ツォンガの片手バックですが

これが、ユーチューブのご指摘の動画へのリンク

ここをクリックして、別画面で見てください。



ちゃんと片手バックの普通のグリップ
セミウェスタンです。

打点もちゃんと前にとっている。

かなりフラット性で
フェデラーのようにトップスピンはあまりかかっていない。

肩の線をまわすことによる加速もしていない。
腕力は盛大に持っている。


それを走らされた時だけ使っているようですね。


ツォンガは走りながらの両手バックが
ジョコビッチなどに比べると苦手なので。
走りながらでも姿勢が楽な片手を使うようですね。

昔、クーリエも時々やっていました。

もちろん苦手といっても
世界の上位での話し。
マレーと打ち合うにはね、というレベルの話です。

そのレベルの中では
走りながらの両手打ちは苦手
あまりスピンのかからない片手も少し中途半端。


本当はどちらかをしっかり極めたほうがいいのではないでしょうか。

そしてとことん練習してレベルを上げる。

そんなことは自分で決めることですけど。


純粋に技術的な話をしますと
両手打ちのほうが打点を後にできるので
身のこなしがよければ
片手打ちよりリーチは少し広いか
少なくとも同じ以上にあるはずです。

それより外はどちらの選手もスライスを使います。

実戦での使い勝手は
片手の身のこなしを取るのか?
両手での支えやすさを取るのか?

どちらか有利なほうで決めるのがいいと思います。

彼より上位の選手はすべて、どちらかに決めています。

片手しか使わないフェデラーも
両手しか使わないジョコビッチも
ともにバックの評価はツォンガよりかなり高い。

両方使えるという理由で加点してもらえることはありません。

あまりにも、すごい運動神経とパワーを併せ持ち
どちらも出来てしまうことが
ツォンガらしい上手さでもあり、もしかしたら悲劇かもしれません。


器用なツォンガ


アマチュアの場合には
すきだったら、やればいいのです。

生活に響くことはありません。

ただ、1つ極めるのも大変なので
どちらも中途半端になる可能性が高いでしょう。 悪だくみ


テニスコーチではホントは両手
レッスンでは片手という人が結構います。

両方教える都合上、どちらも出来ると便利なこと。

左手にボールを持っていると、両手で打てないことが理由です。

でも彼らに真剣な試合をさせると、両手ばかりになります。 ナイス!


どうだ


ちょっと今日は否定的な考えを述べましたが

でも、私、そんなツォンガ大好きです。


バックハンド | 投稿者 松原コーチ 18:19 | コメント(1)| トラックバック(0)

リヤSP交換

私の愛車、R34スカイライン
4月にフロントスピーカーを
クラリオンのセパレート型に交換したので
ユーミンの声がするようになったのが前回。

今回はリヤのスピーカーを交換
やはりクラリオンのSRT1700という
フロントと同じコーンで
セパレートになっていない、3ウェイコアキシャル型


SRT1700スピーカー


コーン中心のパチンコ玉とその周りの青が中音用
少し右の青BB弾のようなのが高音用のユニット。

先日ネットオークションで売却した
ケンウッド製KARA音スピーカーの代金で購入した。


裏にはフロントと同じ
100円ショップで購入した
音響拡散用のトイレキュポキュポの加工品を装着。


裏側


千葉ニュータウン白井のダイソー
売っていたキュポキュポ、すべて買い占めてしまった。


スピーカーを交換するには
リヤのシートを外し
リヤトレーというかスピーカーボードというのか?
それをはずさないといけない。


そのため、ついでにもう一つのチューニング。


GT-R用プレート


ショックプレートといって
リヤサスペンションのバネとダンパー上端を
ボディーに取り付ける部分の補強材。

リヤシート後ろのバルクヘッドに取り付けるための
タワーが付いている。


これをGT-R用に交換するのだ。

GT-t用は単なる鉄板の丸く黒い輪なのだが


元のプレート


GT-R用は強化品、1つが790円もする。


GTR用プレート


ボディー側の2本のボルトは
私のGT-tでも、最初から付いている。

それなら、最初から強化プレート、付けとけばいいのに。 悪だくみ



さて、右側リヤスピーカーの使用前


純正SP


こちらは左側リヤの使用後


新しいSP


だいぶうす暗くなってきて、雨もぱらつき始めた。 カエル

苦闘、3時間。

何とか、スピーカーボードとシートを取り付けて、完成。


明らかに音がはっきりしてきた。

1週間位すれば、こなれてきて
低音もさらに出てくるだろう。

とりあえず、リヤにもユーミンがやってきた。  音符




そうそう、リヤサスがしっかりしたせいか?

シートや、スピーカーボードがちゃんとはまったせいか?

うしろからの低速ゴロンゴロンノイズ

かなり小さくなったような気が ・・・  ワハハ



くるま | 投稿者 松原コーチ 19:49 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニスのコツ

昨日、『ためにならないブログ』を見ていたら
懐かしい本を発見。

ためブロさんの写真を勝手に借用。

ためブロさん、すいません。


テニスのコツ


藤倉五郎氏の『テニスのコツ』

高校1年、硬式に転向、最初の年。

2年生の先輩の持っている本を借りて、むさぼるように読んだ。

私のテニス人生で
一番、克明に読んだ、見た本なのだ。

ページの端に連続写真が付いていて
ぱらぱらとページを送ると、動画で見られる。

チャップリンのころの無声映画のよう。

読む人、見る人を考えたすばらしい本だった。


藤倉五郎さんは左利きなのだが
左右反対にプリントしてくれたスピンサーブが
今もしっかりとイメージできる。

あの時代、最高の1冊だ。


借りた本は表紙のカバーが付いておらず
白っぽい、ハードカバーの本だったのを覚えている。

そんなわけで、カバーの写真もはじめて見た。

手前でボレーしているのは、渡辺功さん?

構えているのは、石黒修さん? だろうか?


ずうっと持っていたかったのだけど
返さなければならず
とっても残念だったのを覚えている。


お金も無かったのだけれど
本屋さんに頼めば取り寄せられるということすら知らなかった。

そんな大昔のこと。


年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

不思議人マイヤー

ウィンブルドン準々決勝
ドイツのマイヤーがジョコビッチに敗れた。

薄いグリップで
面を上向きにテイクバックしていく
ひらひらフォアハンド
突然打ち出すバックハンドに
サイドスピンのかかったドロップショット。
スクールなら上級に上がりそうもないようなぎこちないサーブ。

最初、ふざけているのかと思ったのだが
とても、地球人とは思えないリズムの取り方や動き方。

とにかく見ていて飽きない。


マイヤー


どう見てもジョコビッチが苦労するようには思えない。

でもここは、ウィンブルドンのベスト8
そんなにへぼなやつ、いるわけがない。

やっと取ったポイントでは

ジョコのガッツポーズ


結局ジョコビッチがストレート勝ちしたが
最後までリズムに乗れず困っていた。


1960年代の有名人
ミロスラフ・メチージュを思い出した。
ソウルオリンピックの金メダルを取った人。

やはりなんだか不思議なフォームで
あっと驚くようなショットを打つ。

この人にはまっとうなチャンピオン
マッツ・ビランデルが負け越している。


あのマッケンローにメチージュ、そしてマイヤー

彼らは天才か? ミュータントか?



最近は、テニス技術も行くところまで行きつき

みんなが同じようなトップスピンにサーブ
つまりジョコビッチのようなスタイルじゃないと勝てない。

だからこうしないと勝てないよと、松原コーチも言っていた。 悪だくみ



でも、マイヤー以外にもオーストラリアのトミッチも

なんか不思議な人たちが出てきた。

まだまだ、テニスは進化する要素を持っているのかもしれない。

多様性のあることはいいことだ。  ナイス!




さて今日のもう1つのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』
はサーブの話し
以前の定期購読の記事の焼き直し。

無料の設定なのでひまな人はぜひ。

年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 18:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

イワノビッチ、サーブの膝

前々からイワノビッチのサーブ
ひざの屈伸の忙しさが気になっていた。

ウィンブルドンの4回戦
サーブのせいだけではないが
アザレンカに一方的にやられてしまった。

威力のあるサーブがコンスタントに入れば
常に先手を取ってラリーできるのでキープ率が上がる。

サーブがキープできるなら
レシーブゲームはめちゃくちゃにやっても良いわけで
結果、ブレーク率も上がるのだ。


さて、サーブを良くする話し。

これは、彼女の動画






ひざの伸びがゆっくりではなく
忙しくキュット伸びていることにかが付く。

曲げる時もちょっと忙しい。

一度曲げてから、2段モーションで忙しく伸びる。
打つための伸びではなく
ジャンプするための伸びになっている。




一般的に、いいサーブにするためには

この構えから


膝を曲げて



ひざが伸びた時に、ラケットが垂れ下がり


ラケットがたれ


インパクトでラケット面の内側
打球側が見えるような形になると
コントロールパワーともに最高のサーブになる。


美しいインパクト



ラケットが垂れて、振り上げられるには固有のテンポがあり
特に垂れていく時に忙しいと
その後の振り上げが遅くなったり
充分下がる時間が無かったりと
速ければいいというわけではないのだ。

だからフェデラーのような一流のサーバーは
ほとんど、みんな、膝の屈伸がゆったりなのだ。  ナイス!


これを直すのは簡単で
トスを少し高くし
ひざの 『ユッタリ』 を意識するだけ。

または全身で打たないつもりで、腕力打ちを意識すればすぐにできる。


もちろんそれをクセにするには
1ヶ月くらいかかるかもしれないが
それでもそんなものでOK。

イワノビッチのコーチ君、頼むよ !!!!!


もし私にやらせてくれたら
通常価格、30分5千円のところを
アナえこひいき価格、3千円でどうでしょう。  悪だくみ

でも、10行ほど上に書いちゃった。


イワノビッチならやり始めれば
3本目には出来ているでしょうね。 ワハハ

サーブ | 投稿者 松原コーチ 13:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

サウスポーのサーブを

『すーさん』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文。


こんにちは

マイク 久しぶりになりますが質問です。
先日、スクールで左利きの上級の方と対戦する機会があり、まったく歯が立たなかったのはしかたないのですが、

相手の方が左利きでスライスサーブ中心でした。
左利きは前から苦手なのですが特に今回は大きく身体の方に食い込んでくる、あるいはバックの方に逃げて行くサーブにほとんどラケットに当てられませんでした。カーペットコートで曲がりが大きいこともありますが、ちょっと情けない結果でした。
前に飛び込んでとコーチに言われましたが、なかなか難しく・・・・・・・
対応で心がけることがあればご教示お願いします。

投稿者 すーさん 2012/06/29 22:42





私の答えです。

スマイル 左利きのスライスサーブ
その球道がイメージできるでしょうか。

もしも、完全にイメージできるなら
返球はそれほど難しくありませんし
ある程度イメージできるなら
じきに慣れるでしょう。

曲がってくるサーブに対し
返球の難しさは
右でも左でも大差ないはずです。

要は、慣れているか慣れてないか

普通のサーブか?
珍しいサーブか?

という問題です。


右利きなら



実際の打球で
われわれは、ボールを打っているのではなく ナイス!
イメージを打っています。

そこへ来るはずのボールをイメージし
ボールがイメージどおりそこへ来る。

結果としてボールをジャストミートしているのです。

右利きのサーブは当然そこへ来るので困らない。


つまり、左利きのサーブもイメージどおり飛んでくれば
何の問題もありません。


ナダルだ


左利きサーブを想像し
それをジャストミートしている自分を想像しましょう。

次にサーブをイメージしながら
ジャストミートで素振りしてみる。 ナイス!

これでOKです。


もちろんバックが苦手で
左利きサーブに対し回り込めないというのであればちょっと難しい。 悪だくみ

思い切って左端にいましょう。

右端にフラットサーブが入ったら?

いつも入る。
そんな上手い人にはどうせ勝てません。 不満



ちょっともう一つ気になった言葉。

「左利きは前から苦手なのですが・・・」 冷や汗


苦手だ、苦手だ、といっていると自己暗示にかかり
ますます、苦手になります。

今日以降、こうつぶやいてください。

「左利きは対処法がわかったから、得意なんだよね」 ワハハ

ナダルとやってみたいね」  えっへん

レシーブ | 投稿者 松原コーチ 17:10 | コメント(1)| トラックバック(0)

スマッシュのワインドアップ

スマッシュの構えでは
前から直接、肩の上に利き腕を持っていく。

もちろんこれが常識で
そうしなければ
間に合わない事も多く
特にジャンピングスマッシュでは
動きのバランスも悪くなる。


ところが今日、レッスンにこられたNさん
所は、下川井テニスクラブ

サーブのように下から大きくワインドアップする。

一応、前から小さくとアドバイスしたが
気に入らない様子。

ワインドアップしないとタイミングが取りにくい様子。

とりあえず様子を見ていると
ジャンピングスマッシュでは
若干バランスを崩すものの
それもだんだんになれて解消してきた。

そこで結論

上手く打てるなら
わざわざ直す事はない。

いつも、ゆうっくり、といっている事を
構えながら、大きくゆうっくりやればいい。


テニスコーチは
基本どおりじゃないと
自分の教え方じゃないと
すぐ直したがる。

もちろん私もその一人だが

上手く打てるなら
もちろん腕が壊れないなら
世界で唯一つの打ち方でも構わない。


基本どおりやらないといけないので
すべて上手いのに
ボールを打つ事だけは苦手な人が多いように思う。


もっと気楽に
楽しくテニスしましょうよ。


そういえば、Nさんと同じようなテイクバック
1人知っている。

ステファン・エドバーグ

スウェーデンの貴公子
世界1のネットプレーヤー。


エドバーグのフォアボレー


これからスピンサーブを打つぞ
というような構えからスマッシュ。

ついでに上体が後ろに反っている。


スピンサーブ


これはサーブの写真だが

世界1のネットプレーヤーのスマッシュ

こちらもへぼなわけがない。  ワハハ





そうそう、もう一つのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』


ここ2日間は50円の都度課金ですが

28日、29日は無料設定。


お暇な方はあちらもぜひ後覧下さい。 叫び



スマッシュ | 投稿者 松原コーチ 18:36 | コメント(0)| トラックバック(0)