2012年07月09日
ツォンガの片手バック
『質問があります』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いきなりなのですが質問があります。
ウィンブルドン見ていたら、ツォンガが両手と片手のバックハンドを使っていました。
参考 ttp://www.youtube.com/watch?v=dc1HIssojyw
アマチュアでも実践投入できるものなのでしょうか?
投稿者 質問があります 2012/07/08 22:25
私の答えです。
実戦レベルまで上げるのは、普通は無理でしょうね。
まず、ツォンガの片手バックですが
これが、ユーチューブのご指摘の動画へのリンク
ここをクリックして、別画面で見てください。
ちゃんと片手バックの普通のグリップ
セミウェスタンです。
打点もちゃんと前にとっている。
かなりフラット性で
フェデラーのようにトップスピンはあまりかかっていない。
肩の線をまわすことによる加速もしていない。
腕力は盛大に持っている。
それを走らされた時だけ使っているようですね。
ツォンガは走りながらの両手バックが
ジョコビッチなどに比べると苦手なので。
走りながらでも姿勢が楽な片手を使うようですね。
昔、クーリエも時々やっていました。
もちろん苦手といっても
世界の上位での話し。
マレーと打ち合うにはね、というレベルの話です。
そのレベルの中では
走りながらの両手打ちは苦手
あまりスピンのかからない片手も少し中途半端。
本当はどちらかをしっかり極めたほうがいいのではないでしょうか。
そしてとことん練習してレベルを上げる。
そんなことは自分で決めることですけど。
純粋に技術的な話をしますと
両手打ちのほうが打点を後にできるので
身のこなしがよければ
片手打ちよりリーチは少し広いか
少なくとも同じ以上にあるはずです。
それより外はどちらの選手もスライスを使います。
実戦での使い勝手は
片手の身のこなしを取るのか?
両手での支えやすさを取るのか?
どちらか有利なほうで決めるのがいいと思います。
彼より上位の選手はすべて、どちらかに決めています。
片手しか使わないフェデラーも
両手しか使わないジョコビッチも
ともにバックの評価はツォンガよりかなり高い。
両方使えるという理由で加点してもらえることはありません。
あまりにも、すごい運動神経とパワーを併せ持ち
どちらも出来てしまうことが
ツォンガらしい上手さでもあり、もしかしたら悲劇かもしれません。
アマチュアの場合には
すきだったら、やればいいのです。
生活に響くことはありません。
ただ、1つ極めるのも大変なので
どちらも中途半端になる可能性が高いでしょう。
テニスコーチではホントは両手
レッスンでは片手という人が結構います。
両方教える都合上、どちらも出来ると便利なこと。
左手にボールを持っていると、両手で打てないことが理由です。
でも彼らに真剣な試合をさせると、両手ばかりになります。
ちょっと今日は否定的な考えを述べましたが
でも、私、そんなツォンガ大好きです。
以下がそのコメントの全文です。
いきなりなのですが質問があります。
ウィンブルドン見ていたら、ツォンガが両手と片手のバックハンドを使っていました。
参考 ttp://www.youtube.com/watch?v=dc1HIssojyw
アマチュアでも実践投入できるものなのでしょうか?
投稿者 質問があります 2012/07/08 22:25
私の答えです。
実戦レベルまで上げるのは、普通は無理でしょうね。
まず、ツォンガの片手バックですが
これが、ユーチューブのご指摘の動画へのリンク
ここをクリックして、別画面で見てください。
ちゃんと片手バックの普通のグリップ
セミウェスタンです。
打点もちゃんと前にとっている。
かなりフラット性で
フェデラーのようにトップスピンはあまりかかっていない。
肩の線をまわすことによる加速もしていない。
腕力は盛大に持っている。
それを走らされた時だけ使っているようですね。
ツォンガは走りながらの両手バックが
ジョコビッチなどに比べると苦手なので。
走りながらでも姿勢が楽な片手を使うようですね。
昔、クーリエも時々やっていました。
もちろん苦手といっても
世界の上位での話し。
マレーと打ち合うにはね、というレベルの話です。
そのレベルの中では
走りながらの両手打ちは苦手
あまりスピンのかからない片手も少し中途半端。
本当はどちらかをしっかり極めたほうがいいのではないでしょうか。
そしてとことん練習してレベルを上げる。
そんなことは自分で決めることですけど。
純粋に技術的な話をしますと
両手打ちのほうが打点を後にできるので
身のこなしがよければ
片手打ちよりリーチは少し広いか
少なくとも同じ以上にあるはずです。
それより外はどちらの選手もスライスを使います。
実戦での使い勝手は
片手の身のこなしを取るのか?
両手での支えやすさを取るのか?
どちらか有利なほうで決めるのがいいと思います。
彼より上位の選手はすべて、どちらかに決めています。
片手しか使わないフェデラーも
両手しか使わないジョコビッチも
ともにバックの評価はツォンガよりかなり高い。
両方使えるという理由で加点してもらえることはありません。
あまりにも、すごい運動神経とパワーを併せ持ち
どちらも出来てしまうことが
ツォンガらしい上手さでもあり、もしかしたら悲劇かもしれません。
アマチュアの場合には
すきだったら、やればいいのです。
生活に響くことはありません。
ただ、1つ極めるのも大変なので
どちらも中途半端になる可能性が高いでしょう。
テニスコーチではホントは両手
レッスンでは片手という人が結構います。
両方教える都合上、どちらも出来ると便利なこと。
左手にボールを持っていると、両手で打てないことが理由です。
でも彼らに真剣な試合をさせると、両手ばかりになります。
ちょっと今日は否定的な考えを述べましたが
でも、私、そんなツォンガ大好きです。
とても興味深かったです。
先日のマイヤーみたいにいろいろなスタイルの選手がいるのは見ていて面白いですね。