2010年03月31日
リモコンを振ったらうまくなるか?
『m』 さんからのコメントを読んでいてふと思った。
Wii のリモコンでテニスをするのと本物のテニスとは何が違うのだろうか?
本物のボールが無いことが一番の違いであることは間違いない。
それ以上にシュミレーターとして根本的に違うのが
リモコンの長さがラケットと比べ著しく短いこと。
テニスのスウィングは腕とラケットの長さにより固有の周期を持っている。
この周期に逆らうとスムーズなスウィングができないばかりか
強力なショットも望めない。
もちろん、スウィング中にラケットヘッドが遅れるなどして
ラケット面の方向まで変わってしまうかもしれない。
もし、この周期を感じ取って、すでに身につけている人は
リモコンでも現実のテニスと同じように振ることができるかもしれない。
大昔、高校生のころ
卓球をすると、その後テニスの調子がぼろぼろになったのを覚えている。
でも最近では、ショートテニスのラケットでスポンジボールを打っても
その後で、テニスの調子が大きく変わってしまうということは無いようだ。
テニスでのスウィング固有周期が身についているからなのか?
違う長さのラケットや違う重さのボールを打つ頻度が上がったからなのか?
ただ、あまり長いこと熱中して短いラケットを振り続けていると
その周期に順応してきて、それようのフォームになってしまうかもしれない。
人間、特に男の子はそのゲームをうまくプレーすることに順応しやすいから
やりすぎないよう、気をつけないといけないかもしれない。
そういえば
ベルギーなどヨーロッパの教え方の中心になっているものに
コーディネーションというのがある。
ボールとの位置あわせや、ラケットの長さへの対応。
これを子供のころからみっちりやる。
ベルギーの選手、特にあそこのお姉さんたちの身のこなし
ラケットの扱いのうまさは、皆さんよくご存知のことと思う。
その、コーディネーション能力アップの練習の中に
いろいろな長さのラケットを持ち替えながら次々に打つというのがあった。
いろいろな長さの変化に即座に対応することにより
テニスラケットの長さを感じ取り、有利に使う能力をアップするのかもしれない。
でも、まあ、あまりにも短すぎるラケットとかリモコンにはご注意を。
Wii のリモコンでテニスをするのと本物のテニスとは何が違うのだろうか?
本物のボールが無いことが一番の違いであることは間違いない。
それ以上にシュミレーターとして根本的に違うのが
リモコンの長さがラケットと比べ著しく短いこと。
テニスのスウィングは腕とラケットの長さにより固有の周期を持っている。
この周期に逆らうとスムーズなスウィングができないばかりか
強力なショットも望めない。
もちろん、スウィング中にラケットヘッドが遅れるなどして
ラケット面の方向まで変わってしまうかもしれない。
もし、この周期を感じ取って、すでに身につけている人は
リモコンでも現実のテニスと同じように振ることができるかもしれない。
大昔、高校生のころ
卓球をすると、その後テニスの調子がぼろぼろになったのを覚えている。
でも最近では、ショートテニスのラケットでスポンジボールを打っても
その後で、テニスの調子が大きく変わってしまうということは無いようだ。
テニスでのスウィング固有周期が身についているからなのか?
違う長さのラケットや違う重さのボールを打つ頻度が上がったからなのか?
ただ、あまり長いこと熱中して短いラケットを振り続けていると
その周期に順応してきて、それようのフォームになってしまうかもしれない。
人間、特に男の子はそのゲームをうまくプレーすることに順応しやすいから
やりすぎないよう、気をつけないといけないかもしれない。
そういえば
ベルギーなどヨーロッパの教え方の中心になっているものに
コーディネーションというのがある。
ボールとの位置あわせや、ラケットの長さへの対応。
これを子供のころからみっちりやる。
ベルギーの選手、特にあそこのお姉さんたちの身のこなし
ラケットの扱いのうまさは、皆さんよくご存知のことと思う。
その、コーディネーション能力アップの練習の中に
いろいろな長さのラケットを持ち替えながら次々に打つというのがあった。
いろいろな長さの変化に即座に対応することにより
テニスラケットの長さを感じ取り、有利に使う能力をアップするのかもしれない。
でも、まあ、あまりにも短すぎるラケットとかリモコンにはご注意を。
2010年03月30日
最適な打点に入るために素振りする
『m』 さんからコメントをいただきました。
一ひねりすればいいなと思ったので
本日の題材にいただきました。
以下がそのコメント全文。
私も毎日素振りをしています。窓に映った自分を見てフェデラーっぽくなってきたぞなんて思いつつ、フォームを意識して試合するとさっぱりダメ。
素振りでは無意識に、自分の最適な打点、最適なタイミングをイメージしちゃってますが、現実のボールはそんなに甘く無い。
オンコートでは、最適な打点に入ろうとすること、現実に入れた打点に対してスイングを調整することに、注力すべきかなあと感じておりました。
本日のブログも参考にさせて戴きます。
投稿者 m 2010/03/30 16:5
次がわたしの追加部分。
いいフォームが完成したとすると
そこに、ジャストタイミングでボールが来さえすれば完璧ということですよね。
そこに、ボールが来なければ
そのままのフォームで振って、空振り、ミスヒット。
それとも、スウィングを調整すれば、変なフォームになるわけです。
「現実に入れた打点に対してスイングを調整すること」 というのはそうゆうことですね。
でもこれでは、スウィングが変わってしまうため
エラーしたり威力がなくなったりします。
ですからもうひとつのほうに努力しましょう。
「オンコートでは、最適な打点に入ろうとすること」
実はそのために素振りをしてほしいのです。
ボールを想像してボールとの距離をとる。
その想像したボールに対し、理想的なフェデラーのスウィングをぶつける。
いろいろなボールを想像して素振りしておけばいいのです。
高いの低いの、速いの遅いの、遠いの近いの、クロスへ逆クロスへ、等々。
動きながら動きの中でボールを捉える。
その後実際にラリーして試してみる、微調整する。
実際に一番役に立つのは、左利きのサーブに対するリターンでしょう。
もちろんいつもの練習相手が左利きの人は別でしょうが。
ライジングでもジャンピングスマッシュでも
ボールを想像することができるなら
いますぐ始められると思います。
うまい人がいつも安定したフォームで打つということは
うまい人はいつもいい位置に入っているということ。
この素振りさえやればそうなれるということだと思います。
ぜひ、お試しください。
『最適な打点に入るために素振りするのです』
一ひねりすればいいなと思ったので
本日の題材にいただきました。
以下がそのコメント全文。
私も毎日素振りをしています。窓に映った自分を見てフェデラーっぽくなってきたぞなんて思いつつ、フォームを意識して試合するとさっぱりダメ。
素振りでは無意識に、自分の最適な打点、最適なタイミングをイメージしちゃってますが、現実のボールはそんなに甘く無い。
オンコートでは、最適な打点に入ろうとすること、現実に入れた打点に対してスイングを調整することに、注力すべきかなあと感じておりました。
本日のブログも参考にさせて戴きます。
投稿者 m 2010/03/30 16:5
次がわたしの追加部分。
いいフォームが完成したとすると
そこに、ジャストタイミングでボールが来さえすれば完璧ということですよね。
そこに、ボールが来なければ
そのままのフォームで振って、空振り、ミスヒット。
それとも、スウィングを調整すれば、変なフォームになるわけです。
「現実に入れた打点に対してスイングを調整すること」 というのはそうゆうことですね。
でもこれでは、スウィングが変わってしまうため
エラーしたり威力がなくなったりします。
ですからもうひとつのほうに努力しましょう。
「オンコートでは、最適な打点に入ろうとすること」
実はそのために素振りをしてほしいのです。
ボールを想像してボールとの距離をとる。
その想像したボールに対し、理想的なフェデラーのスウィングをぶつける。
いろいろなボールを想像して素振りしておけばいいのです。
高いの低いの、速いの遅いの、遠いの近いの、クロスへ逆クロスへ、等々。
動きながら動きの中でボールを捉える。
その後実際にラリーして試してみる、微調整する。
実際に一番役に立つのは、左利きのサーブに対するリターンでしょう。
もちろんいつもの練習相手が左利きの人は別でしょうが。
ライジングでもジャンピングスマッシュでも
ボールを想像することができるなら
いますぐ始められると思います。
うまい人がいつも安定したフォームで打つということは
うまい人はいつもいい位置に入っているということ。
この素振りさえやればそうなれるということだと思います。
ぜひ、お試しください。
『最適な打点に入るために素振りするのです』
2010年03月29日
3000回素振りをすれば
先日、プロ野球西部の工藤ベテランから菊地雄星新人へのアドバイスの話しをした。
身体に覚えこますには3000回の動作が必要という話だ。
早速、テニスに応用という話が来た。
「松原コーチ、1日に1000回素振りすれば3日でいけますね」 というもの。
さて、どうだろう?
3000回繰り返せば、身体にしみこんで自然に動けるということはたぶん正しい。
問題はなにがしみこむのか?
ということ。
相手コートに突き刺さるフォアのクロス?
それともネットの下のほうに正確に当たるハードヒット?
ボールを打たないということは
その打ち方ををチェックするすべがないということ。
このことから、素振りの危険性に気がついてほしいのです。
ジュニアのレッスンでも
部活でテニスを始めた子で、2m先にボールを打てない子がいた。
みっちり素振りで鍛えられており
テイクバックからフィニッシュ位置まで完璧に身についている。
面を上に向けることもできないし、軽く当てることもできない
もちろん、トップスピンもアンダースピンもできない。
腕もこわばってしまっており、とても苦労したことを覚えている。
それとテニスのショットは同じ動作を繰り返せればいいのではないということ。
打つ位置も、高さも、打つコースも、スピンもいろいろ。
それに対し対応ができることが求められるので
何かを固定しながら(基本的なフォームはあるが)
何かを常に変化させて対応しなくてはならないのです。
ただひとつ、サーブだけは菊地雄星君のピッチングのように
自分で勝手にやれるショットなのですが
これですら、トスにあわせなくてはいけないという事がある。
ピッチングよりは少し面倒くさいのです。
こう話してくると
松原コーチというのは、素振り否定派と思われるでしょうが
そんなことはありません。
いつも皆さんに素振りを推奨しています。
ただし
そのやり方ですが
まず、やることをしっかり限定すること。
たとえば、逆クロスを打つためにラケットヘッドを遅らせて振り出す、とか。
回内を使うスピンサーブのために手首を固定して、面が狂わないようにし
前腕の動作だけを繰り返す、とか。
それとも
ボールにあわすために行うこと。
たとえば、200キロサーブをイメージしてレシーブの素振りをする。
こんなふうに、素振りを使ったほうが効率のいい場合にはどんどんやるべきだと思っているのです。
(200キロのサーバーをつれてくるのはたいへんでしょう)
それと、変な癖(ボールが入らない打ち方)にならないよう
本数に制限をつけること。
ボールを想像し、完璧に集中し、10回くらいやればいいのです。
ぜひ、素振りしましょう。
身体に覚えこますには3000回の動作が必要という話だ。
早速、テニスに応用という話が来た。
「松原コーチ、1日に1000回素振りすれば3日でいけますね」 というもの。
さて、どうだろう?
3000回繰り返せば、身体にしみこんで自然に動けるということはたぶん正しい。
問題はなにがしみこむのか?
ということ。
相手コートに突き刺さるフォアのクロス?
それともネットの下のほうに正確に当たるハードヒット?
ボールを打たないということは
その打ち方ををチェックするすべがないということ。
このことから、素振りの危険性に気がついてほしいのです。
ジュニアのレッスンでも
部活でテニスを始めた子で、2m先にボールを打てない子がいた。
みっちり素振りで鍛えられており
テイクバックからフィニッシュ位置まで完璧に身についている。
面を上に向けることもできないし、軽く当てることもできない
もちろん、トップスピンもアンダースピンもできない。
腕もこわばってしまっており、とても苦労したことを覚えている。
それとテニスのショットは同じ動作を繰り返せればいいのではないということ。
打つ位置も、高さも、打つコースも、スピンもいろいろ。
それに対し対応ができることが求められるので
何かを固定しながら(基本的なフォームはあるが)
何かを常に変化させて対応しなくてはならないのです。
ただひとつ、サーブだけは菊地雄星君のピッチングのように
自分で勝手にやれるショットなのですが
これですら、トスにあわせなくてはいけないという事がある。
ピッチングよりは少し面倒くさいのです。
こう話してくると
松原コーチというのは、素振り否定派と思われるでしょうが
そんなことはありません。
いつも皆さんに素振りを推奨しています。
ただし
そのやり方ですが
まず、やることをしっかり限定すること。
たとえば、逆クロスを打つためにラケットヘッドを遅らせて振り出す、とか。
回内を使うスピンサーブのために手首を固定して、面が狂わないようにし
前腕の動作だけを繰り返す、とか。
それとも
ボールにあわすために行うこと。
たとえば、200キロサーブをイメージしてレシーブの素振りをする。
こんなふうに、素振りを使ったほうが効率のいい場合にはどんどんやるべきだと思っているのです。
(200キロのサーバーをつれてくるのはたいへんでしょう)
それと、変な癖(ボールが入らない打ち方)にならないよう
本数に制限をつけること。
ボールを想像し、完璧に集中し、10回くらいやればいいのです。
ぜひ、素振りしましょう。
2010年03月28日
下総の春
昨日は車で印西市のクラブに行った。
会員の男性達と立て続けにダブルス
なんと、5セット連続でプレー
打ちまくって、こちらも十分に堪能させてもらった。
男性会員の目安になると思い、一切遠慮なし。
「ああ、スッキリした」
どっちが会員か分からない。
その後、食事を挟んで夕方までに更に5セット。
なんと10セットもやってしまった。
さすがに最後は膝にきてしまい、今日はちょっと痛い。
さて、移動途中の幕張のパーキングエリア
不思議な人達を発見。
北海道のアイヌの人?
太鼓のセットが見える
あ、チンドン屋さんだ。
演奏? 場所への移動か?
本格的な楽器を持っているので聴きたかったのだが
クラブに行かないと
車の中から写真だけ。
さて、松原テニスクラブ印西に着き、先ほどのプレー。
ホッと一息ついて、コートの裏へ
一面、黄色と思ってシャッターを切ったが
写真にすると、春はまだこんなもの。
でも着実に、北総台地に春が来ている。
会員の男性達と立て続けにダブルス
なんと、5セット連続でプレー
打ちまくって、こちらも十分に堪能させてもらった。
男性会員の目安になると思い、一切遠慮なし。
「ああ、スッキリした」
どっちが会員か分からない。
その後、食事を挟んで夕方までに更に5セット。
なんと10セットもやってしまった。
さすがに最後は膝にきてしまい、今日はちょっと痛い。
さて、移動途中の幕張のパーキングエリア
不思議な人達を発見。
北海道のアイヌの人?
太鼓のセットが見える
あ、チンドン屋さんだ。
演奏? 場所への移動か?
本格的な楽器を持っているので聴きたかったのだが
クラブに行かないと
車の中から写真だけ。
さて、松原テニスクラブ印西に着き、先ほどのプレー。
ホッと一息ついて、コートの裏へ
一面、黄色と思ってシャッターを切ったが
写真にすると、春はまだこんなもの。
でも着実に、北総台地に春が来ている。
2010年03月27日
スピンサーブは打球方向を向いて打つ
昨日お話したように
スピンサーブは回内を効かせる事により上体の向いたほうに打ちます。
スピンサーブの得意な人はアドコートで打ち終わったときの上体の向きを観察してみてください。
レシーバーのほうに向いていることが確認できると思います。
ところでスピンサーブは
相手バック側に押し込むように打つことが多いため
アドコートではうまく打てるのにジュースコートは苦手
というのがよくあるケースです。
ジュースコートのフィニッシュでの向きを調べてみてください。
前向きになってないのではないですか?
(この場合の前向きは、相手レシーバーの方向ですよ)
だからジュースコートで、バックにキックするようなサーブを打つことができないのです。
スライスサーブとは逆で
アドコートの打球に対する角度をジュースコートに移植します。
1、スタンスの向き。 (つま先の向きも)
2、構えの上体の向き。
3、トスを上げる腕の向き。
4、打ち終わりの上体の向き。 (打球方向に向く)
5、スウィング方向のイメージ。 (打球方向に向く)
身体の横向きを残すと、バックに行かないのです。
横向きを残すとスライス気味にしないと、ジュースコート方向に飛ばないからです。
これはコツですが、
ジュースコートで少し、前向きすぎくらいで打ち、フォア側に行っちゃうサーブを
がんばって腕の力でバック側に押し込む。
次にちょうどバックのコーナーに行くように
少しづつクローズドにしていく。
という考え方がいいと思います。
スライスサーブで、バック側にフォールトしてみるというのとちょうど反対の方法です。
これはもうひとつの練習法。
私が高校生のときやったこと。
ジュースコートのバックのコーナーが
別のコートのアドコートのバックのコーナーになるように
もう1本、ベースラインを引きます。 (私はアンツーカに足で書きました)
新しいコートのベースラインに対しアドコートのスタンスを取り、
自分は今、アドコートでバックに打つと暗示をかけて、打つ。
私は乗りやすいタイプなので、これですぐ打てるようになりました。
スピンサーブは回内を効かせる事により上体の向いたほうに打ちます。
スピンサーブの得意な人はアドコートで打ち終わったときの上体の向きを観察してみてください。
レシーバーのほうに向いていることが確認できると思います。
ところでスピンサーブは
相手バック側に押し込むように打つことが多いため
アドコートではうまく打てるのにジュースコートは苦手
というのがよくあるケースです。
ジュースコートのフィニッシュでの向きを調べてみてください。
前向きになってないのではないですか?
(この場合の前向きは、相手レシーバーの方向ですよ)
だからジュースコートで、バックにキックするようなサーブを打つことができないのです。
スライスサーブとは逆で
アドコートの打球に対する角度をジュースコートに移植します。
1、スタンスの向き。 (つま先の向きも)
2、構えの上体の向き。
3、トスを上げる腕の向き。
4、打ち終わりの上体の向き。 (打球方向に向く)
5、スウィング方向のイメージ。 (打球方向に向く)
身体の横向きを残すと、バックに行かないのです。
横向きを残すとスライス気味にしないと、ジュースコート方向に飛ばないからです。
これはコツですが、
ジュースコートで少し、前向きすぎくらいで打ち、フォア側に行っちゃうサーブを
がんばって腕の力でバック側に押し込む。
次にちょうどバックのコーナーに行くように
少しづつクローズドにしていく。
という考え方がいいと思います。
スライスサーブで、バック側にフォールトしてみるというのとちょうど反対の方法です。
これはもうひとつの練習法。
私が高校生のときやったこと。
ジュースコートのバックのコーナーが
別のコートのアドコートのバックのコーナーになるように
もう1本、ベースラインを引きます。 (私はアンツーカに足で書きました)
新しいコートのベースラインに対しアドコートのスタンスを取り、
自分は今、アドコートでバックに打つと暗示をかけて、打つ。
私は乗りやすいタイプなので、これですぐ打てるようになりました。
2010年03月26日
スピンサーブは回内をするので
スピンサーブというのは
ボールを左下から右斜め上に向かって回転をかけるサーブです。
これには回内(プロネーション)が技術の中心だといってもいいくらい重要です。
ボールの右斜め上、45度のあたりをヒットするには
回内を使って打つのが最も効率的なのです。
(回内というのは、うちわで顔に風を当てるときに使う前腕のひねり動作です)
スピンサーブの面を手首の角度を固定することにより作っておき
それを、主に回内することによりスウィングするのです。
ここから先は理屈好きの人はしっかり読んでください。
そうじゃない人は
回内の動作が大切なんだといことだけを頭の隅に入れて、読み飛ばして下さい。
言葉だけではわかりにくいので写真を見てください。
まずは、インパクト前、回内するための準備に回外されています。
面も少し下を向いています。 (やや下向きな斜めの面をぶつけるのです)
次に、回内してゆき、インパクトを迎えます。
腕も伸びていきますのでボールをこすりあげるような要素も入っています。
さらに回内し、本人から見て、右前の方向に振り出されます。
この3枚の写真の中で
私は、回内の他には肘の角度を変え、腕を伸ばしていること
それと肩関節を少し内旋させています。
(内旋というのは腕相撲で相手をねじ伏せる上腕の動きです)
サーブのこの段階では、膝の伸展も上体の回転もほぼ終わっています。
この3枚の動きの中で、手首の角度はほとんど変わっていないことに注目してください。
ですから何回やっても、インパクトの形、面の角度は変わらないのです。
強烈に回内を使って打つのはそのためです。
腕をひねっているだけですから、面の向きが変わらないのです。
肘が屈伸し、腕が伸びて、ボールをこすりあげるのがメインなように思われがちですが
実は腕は、スウィングの遠心力で伸びていきますので
伸ばす意識はほとんど必要ありません。
特にインパクト後は、むしろ曲げる方向に力を入れます。
ですからフィニッシュでは腕を曲げて、身体の右側に終わるのです。
また、腕を伸ばしきった状態を作ると、肘を痛めやすいので注意が必要です。
インパクトでも肘は伸ばしきりません。
さて、この回内をメインに使うことにより
スピンサーブのボールはフィニッシュの身体の向きの
正面に向かって飛んでいきます。
斜め左側に向かって飛んでいくスライスサーブとは
飛び出しの方向がかなり違ってくるのです。
ボールを左下から右斜め上に向かって回転をかけるサーブです。
これには回内(プロネーション)が技術の中心だといってもいいくらい重要です。
ボールの右斜め上、45度のあたりをヒットするには
回内を使って打つのが最も効率的なのです。
(回内というのは、うちわで顔に風を当てるときに使う前腕のひねり動作です)
スピンサーブの面を手首の角度を固定することにより作っておき
それを、主に回内することによりスウィングするのです。
ここから先は理屈好きの人はしっかり読んでください。
そうじゃない人は
回内の動作が大切なんだといことだけを頭の隅に入れて、読み飛ばして下さい。
言葉だけではわかりにくいので写真を見てください。
まずは、インパクト前、回内するための準備に回外されています。
面も少し下を向いています。 (やや下向きな斜めの面をぶつけるのです)
次に、回内してゆき、インパクトを迎えます。
腕も伸びていきますのでボールをこすりあげるような要素も入っています。
さらに回内し、本人から見て、右前の方向に振り出されます。
この3枚の写真の中で
私は、回内の他には肘の角度を変え、腕を伸ばしていること
それと肩関節を少し内旋させています。
(内旋というのは腕相撲で相手をねじ伏せる上腕の動きです)
サーブのこの段階では、膝の伸展も上体の回転もほぼ終わっています。
この3枚の動きの中で、手首の角度はほとんど変わっていないことに注目してください。
ですから何回やっても、インパクトの形、面の角度は変わらないのです。
強烈に回内を使って打つのはそのためです。
腕をひねっているだけですから、面の向きが変わらないのです。
肘が屈伸し、腕が伸びて、ボールをこすりあげるのがメインなように思われがちですが
実は腕は、スウィングの遠心力で伸びていきますので
伸ばす意識はほとんど必要ありません。
特にインパクト後は、むしろ曲げる方向に力を入れます。
ですからフィニッシュでは腕を曲げて、身体の右側に終わるのです。
また、腕を伸ばしきった状態を作ると、肘を痛めやすいので注意が必要です。
インパクトでも肘は伸ばしきりません。
さて、この回内をメインに使うことにより
スピンサーブのボールはフィニッシュの身体の向きの
正面に向かって飛んでいきます。
斜め左側に向かって飛んでいくスライスサーブとは
飛び出しの方向がかなり違ってくるのです。
2010年03月25日
私の研修会へのご案内
毎年、恒例の2010夏季神奈川県テニスコーチ研修会の要項が出来上がった。
これは
5月と11月の2回、神奈川県テニス事業協会の主催で行われるもので
今回は5月24日月曜日、会場は大和市の中央林間テニスクラブだ。
コーチ研修会といういかめしい名前だが
参加者はコーチが半分、一般のテニスプレーヤーが半分といったところ。
講師は私、松原コーチ。
私に直接教えてほしい人、私の顔を見たい人、私の声を聞いてみたい人、
もちろん、冷やかしに来たい人も含め、誰でもウェルカム。
事業協会の行事なので
1日参加しても、4000円
加盟団体に所属していれば、3000円
講師が相当いいかげんでも許してもらえる金額。
ヨネックス㈱さんと日置㈱さんの協賛をいただいているので
こちらからのお土産だけでも元が取れる。
だまされたと思って参加してみてほしい。
参考までに、昨年の写真。
これは中央林間テニスクラブのクラブハウス。
ここで1時間、私の声を聞いてお勉強。
次はフォアハンドの見本をやっているところ。
もちろん、見事クロスに決まり、参加者のため息を誘ったところだ。
私の構えもいいけれど、クラブもきれいでしょう。
ここに1日いるだけでもいい気分になれる。
今回はスライスとボレーがメインテーマ。
切れのいいショットの打ち方と理屈を身につけてもらうつもり。
もちろん時間は充分あるのでサービスやストロークにも触れる予定だ。
前回から、メールでも申し込みができるようになったので
要項に出ているEメールアドレスに申し込んでほしい。
直接、顔をつき合わせ、テニスし、お話しましょう。
これは
5月と11月の2回、神奈川県テニス事業協会の主催で行われるもので
今回は5月24日月曜日、会場は大和市の中央林間テニスクラブだ。
コーチ研修会といういかめしい名前だが
参加者はコーチが半分、一般のテニスプレーヤーが半分といったところ。
講師は私、松原コーチ。
私に直接教えてほしい人、私の顔を見たい人、私の声を聞いてみたい人、
もちろん、冷やかしに来たい人も含め、誰でもウェルカム。
事業協会の行事なので
1日参加しても、4000円
加盟団体に所属していれば、3000円
講師が相当いいかげんでも許してもらえる金額。
ヨネックス㈱さんと日置㈱さんの協賛をいただいているので
こちらからのお土産だけでも元が取れる。
だまされたと思って参加してみてほしい。
参考までに、昨年の写真。
これは中央林間テニスクラブのクラブハウス。
ここで1時間、私の声を聞いてお勉強。
次はフォアハンドの見本をやっているところ。
もちろん、見事クロスに決まり、参加者のため息を誘ったところだ。
私の構えもいいけれど、クラブもきれいでしょう。
ここに1日いるだけでもいい気分になれる。
今回はスライスとボレーがメインテーマ。
切れのいいショットの打ち方と理屈を身につけてもらうつもり。
もちろん時間は充分あるのでサービスやストロークにも触れる予定だ。
前回から、メールでも申し込みができるようになったので
要項に出ているEメールアドレスに申し込んでほしい。
直接、顔をつき合わせ、テニスし、お話しましょう。
2010年03月24日
理論的に正しいことと現実と
『ヒロリン』 さんから、再度、コメントをいただきました。
早速の解説ありがとうございます。。
あの動画、特に第一打目はこの人フレームで打つんじゃないの??って
思うくらい面を下に向けて引いて、インパクト寸前まで振っていってますね。凄すぎます、、、あとバックハンドの比較的浮いた球はボレーを打つような感じでスライスで打っているように見えるのですが、バックハンド両手打ちの人もスライスの時はインパクト直前に左手を離して片手打ちにした方が良いのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2010/03/24 17:50
私の考えです。
まず、フェデラーの面がテイクバックで下向きの話ですが
あのくらいが普通だと思います。
振りぬく選手(男子プロはほぼ全員ですが)は、面をほぼ完全に下向き以上に引きます。
以上といったのは、もっと後ろにむくくらい引く選手もいるからです。
ウェスタン系のグリップで振りぬくのが目標なら
思い切ってやってみれば
フェデラーがいかに簡単なことをしているのかがわかると思います。
さて、次のスライスの話です。
片手で打ったほうが切れのいいスライスが打ちやすいと思います。
しかもリーチが広くなります。
これが理論的に100%正しいことだと思います。
それに対し現実です。
男性の場合は腕力、特に握力がありますので
片手でやることに抵抗がないと思います。
何度もトライしているうちに、力を入れる要領もよくなり
上達した後は、力を入れなくても打てるようになると思います。
この上達した後は、というのが問題なのです。
女性の力でも充分可能なのですが、上達する前はかなり苦労するのです。
このとき問題になるのは心です。
「そのうち何とかなるわ」 という性格の方は大丈夫だろうと思います。
「うまくできないと責任を感じちゃう」 という方はストレスがたまってつらくなります。
そうゆう方には、両手で打つことがお勧めです。
両手で打って、スライスのこつをつかむ
その後で、片手でもある程度打てるようにして
遠いボールや体勢の悪いときに対処する。
こんな考えでどうですか。
フェデラーのスライスを100点として
両手で打って、70点。
自信のない片手で打って、30点よりはだいぶいいですよね。
女子のプロ選手には、両手でバックのスライスやボレーを打つ人がたくさんいます。
そういえば、男の一流でも、ジミー・コナーズのバックボレーは両手でした。
彼のリーチは90点、ハイボレーのパンチ力は120点でしょうか。
つなぎには片手が有利、パンチには両手有利でしょうか。
それとインパクト直前に片手を離すことについてですが
そこまで両手なら、最後まで両手でもいいと思います。
ちょっと届かないとか、体勢が苦しい時などに離せばいいのではないでしょうか
もちろん、最終的に片手にしたいためであれば
その過渡期としては、アリだと思います。
こんなふうにいろいろお話していくと結論が出しにくいのですが
最後はどんな風に打ちたいのか、ということでエイヤアと決めます。
やはり最後も心です。
早速の解説ありがとうございます。。
あの動画、特に第一打目はこの人フレームで打つんじゃないの??って
思うくらい面を下に向けて引いて、インパクト寸前まで振っていってますね。凄すぎます、、、あとバックハンドの比較的浮いた球はボレーを打つような感じでスライスで打っているように見えるのですが、バックハンド両手打ちの人もスライスの時はインパクト直前に左手を離して片手打ちにした方が良いのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2010/03/24 17:50
私の考えです。
まず、フェデラーの面がテイクバックで下向きの話ですが
あのくらいが普通だと思います。
振りぬく選手(男子プロはほぼ全員ですが)は、面をほぼ完全に下向き以上に引きます。
以上といったのは、もっと後ろにむくくらい引く選手もいるからです。
ウェスタン系のグリップで振りぬくのが目標なら
思い切ってやってみれば
フェデラーがいかに簡単なことをしているのかがわかると思います。
さて、次のスライスの話です。
片手で打ったほうが切れのいいスライスが打ちやすいと思います。
しかもリーチが広くなります。
これが理論的に100%正しいことだと思います。
それに対し現実です。
男性の場合は腕力、特に握力がありますので
片手でやることに抵抗がないと思います。
何度もトライしているうちに、力を入れる要領もよくなり
上達した後は、力を入れなくても打てるようになると思います。
この上達した後は、というのが問題なのです。
女性の力でも充分可能なのですが、上達する前はかなり苦労するのです。
このとき問題になるのは心です。
「そのうち何とかなるわ」 という性格の方は大丈夫だろうと思います。
「うまくできないと責任を感じちゃう」 という方はストレスがたまってつらくなります。
そうゆう方には、両手で打つことがお勧めです。
両手で打って、スライスのこつをつかむ
その後で、片手でもある程度打てるようにして
遠いボールや体勢の悪いときに対処する。
こんな考えでどうですか。
フェデラーのスライスを100点として
両手で打って、70点。
自信のない片手で打って、30点よりはだいぶいいですよね。
女子のプロ選手には、両手でバックのスライスやボレーを打つ人がたくさんいます。
そういえば、男の一流でも、ジミー・コナーズのバックボレーは両手でした。
彼のリーチは90点、ハイボレーのパンチ力は120点でしょうか。
つなぎには片手が有利、パンチには両手有利でしょうか。
それとインパクト直前に片手を離すことについてですが
そこまで両手なら、最後まで両手でもいいと思います。
ちょっと届かないとか、体勢が苦しい時などに離せばいいのではないでしょうか
もちろん、最終的に片手にしたいためであれば
その過渡期としては、アリだと思います。
こんなふうにいろいろお話していくと結論が出しにくいのですが
最後はどんな風に打ちたいのか、ということでエイヤアと決めます。
やはり最後も心です。
2010年03月23日
フェデラーになりきる
『ヒロリン』 さんからこんなコメントをいただきました。
大切なことを含んでいますので、今日はこの話題。
フェデラーの動画拝見しました。。
あまりにも簡単そうにバシバシ決めているのを見て
自分もフェデラーになったような気がしてきて
自分にも出来るんじゃないか?なんて、とんでもないことを
考えたりしてしまいます、、、それにしてもカッコイイですね!!
投稿者 ヒロリン 2010/03/22 16:41
私の考えです。
自分もフェデラーになったような気がしてきて
自分にも出来るんじゃないか?
なんて、とんでもないことを
ぜひ、考えてください。
こんなふうに、本当に思っちゃう人がいて
そうゆう人が本当にうまくなっちゃったりするのです。
プロの動きには独特のリズムや流れといったものがあります。
それはボールとのリズムを合わせるためだったり
打点との位置関係を作るためだったりします。
それと力の入れ具合というのもあるのです。
ですからプロのような動き方や顔つきができると
プロのようなリズムや力の入れ具合が自然に生まれてくるのです。
プロはボールを打つために動いていきます。
しろうとはボールに追いつくために動きます。
似ているようですが違うのです。
プロは単に、ボールに追いついて、ラケットを引いてバン、ではないのです。
動きの全体がボールを打つこと、打つために流れているのです。
動き方のリズムを変えたり、ボールに入っていく方向を合わせたりしながら
ラケットを引き、グウと力んで、バシッとヒットするのです。
それが、流れるような動きであり、鋭いスウィングであったりしてすごいショットを呼ぶのです。
ちょっと、見方を変えます。
すばらしいスウィング、フォームの持ち主がいます。
その人の打点にボールが来なかったらどうなるでしょうか?
答え1、空振り、またはセンターをはずして打つ。
答え2、スウィングや姿勢を変えて真ん中で打つ。
1番は単なるへぼです。
2番は変なフォームの人です。
もちろんフェデラーはどちらでもないのです。
フェデラーは全身の位置とタイミングをあの打点にきっちりと合わせられる人です。
小手先ではなく、腕全体や全身でスウィングしてボールにビッタンコあわせられる人なのです。
それをどう自分の身体で実現するかが問題なのですが
あの雰囲気や動画からそのイメージをつかめるならやってしまえばいいのです。
フェデラーを演じましょう。
細かいことを考えずに自分でイメージしたとおりに演じましょう。
案外簡単にうまくなれますよ。
できると信じて、なりきってみる。
もしも空振りしたって、他の人には黙っていればいいのです。
自分にはできると信じるのも、他の人には内緒にしておけばいいのです。
たまのミスくらい、フェデラーでもあります。
私も昔、大きな大会に参加したりして、一流選手のプレーを見た後は興奮して
その人になりきって演じたものです。
イメージが残っている間に演じるとけっこううまくできるものです。
ラケット面を引くときはどうの・・
内旋するとどうだの・・・・
と、細かいことばかりいっている私が言うのだから、間違いありません。
大切なことを含んでいますので、今日はこの話題。
フェデラーの動画拝見しました。。
あまりにも簡単そうにバシバシ決めているのを見て
自分もフェデラーになったような気がしてきて
自分にも出来るんじゃないか?なんて、とんでもないことを
考えたりしてしまいます、、、それにしてもカッコイイですね!!
投稿者 ヒロリン 2010/03/22 16:41
私の考えです。
自分もフェデラーになったような気がしてきて
自分にも出来るんじゃないか?
なんて、とんでもないことを
ぜひ、考えてください。
こんなふうに、本当に思っちゃう人がいて
そうゆう人が本当にうまくなっちゃったりするのです。
プロの動きには独特のリズムや流れといったものがあります。
それはボールとのリズムを合わせるためだったり
打点との位置関係を作るためだったりします。
それと力の入れ具合というのもあるのです。
ですからプロのような動き方や顔つきができると
プロのようなリズムや力の入れ具合が自然に生まれてくるのです。
プロはボールを打つために動いていきます。
しろうとはボールに追いつくために動きます。
似ているようですが違うのです。
プロは単に、ボールに追いついて、ラケットを引いてバン、ではないのです。
動きの全体がボールを打つこと、打つために流れているのです。
動き方のリズムを変えたり、ボールに入っていく方向を合わせたりしながら
ラケットを引き、グウと力んで、バシッとヒットするのです。
それが、流れるような動きであり、鋭いスウィングであったりしてすごいショットを呼ぶのです。
ちょっと、見方を変えます。
すばらしいスウィング、フォームの持ち主がいます。
その人の打点にボールが来なかったらどうなるでしょうか?
答え1、空振り、またはセンターをはずして打つ。
答え2、スウィングや姿勢を変えて真ん中で打つ。
1番は単なるへぼです。
2番は変なフォームの人です。
もちろんフェデラーはどちらでもないのです。
フェデラーは全身の位置とタイミングをあの打点にきっちりと合わせられる人です。
小手先ではなく、腕全体や全身でスウィングしてボールにビッタンコあわせられる人なのです。
それをどう自分の身体で実現するかが問題なのですが
あの雰囲気や動画からそのイメージをつかめるならやってしまえばいいのです。
フェデラーを演じましょう。
細かいことを考えずに自分でイメージしたとおりに演じましょう。
案外簡単にうまくなれますよ。
できると信じて、なりきってみる。
もしも空振りしたって、他の人には黙っていればいいのです。
自分にはできると信じるのも、他の人には内緒にしておけばいいのです。
たまのミスくらい、フェデラーでもあります。
私も昔、大きな大会に参加したりして、一流選手のプレーを見た後は興奮して
その人になりきって演じたものです。
イメージが残っている間に演じるとけっこううまくできるものです。
ラケット面を引くときはどうの・・
内旋するとどうだの・・・・
と、細かいことばかりいっている私が言うのだから、間違いありません。
2010年03月22日
オープンダブルスを行った
本日、東戸塚松原テニススクールで
オープンダブルス大会が行なわれた。
誰でも本当にオープンの部と
二人の合計が90才以上のベテランの部の2グループ。
春のぽかぽか陽気の中、熱戦が展開された。
全員が5セット以上したので
中にはへとへとの人も。
オープンの部、優勝は、六本木・田中組。
90才以上の部、優勝は、伏見・福多組。
終了後の記念写真。
さらにその後
私のサーブのレッスンをした。
サーブの威力を上げるため
リズムをゆっくり取り、手首をしっかり固めるように説明。
半数の方が参加してくれ
ほぼ全員の方がスピードアップ、安定度アップを果たしたと思う。
次は5月2日のオープンミックス大会
ぜひ、ご参加ください。
おつかれさまでした。
オープンダブルス大会が行なわれた。
誰でも本当にオープンの部と
二人の合計が90才以上のベテランの部の2グループ。
春のぽかぽか陽気の中、熱戦が展開された。
全員が5セット以上したので
中にはへとへとの人も。
オープンの部、優勝は、六本木・田中組。
90才以上の部、優勝は、伏見・福多組。
終了後の記念写真。
さらにその後
私のサーブのレッスンをした。
サーブの威力を上げるため
リズムをゆっくり取り、手首をしっかり固めるように説明。
半数の方が参加してくれ
ほぼ全員の方がスピードアップ、安定度アップを果たしたと思う。
次は5月2日のオープンミックス大会
ぜひ、ご参加ください。
おつかれさまでした。
2010年03月21日
手首は動かすのか?
『以前にエルボー』 さんから、質問のコメントを頂きました。
以下がそのコメントです。
手首を固定についてもう一度教えてください。
www.youtube.com/watch?v=4obcWquk3ok
(入力できなかったのではじめの部分を消しています)
この動画のはじめのフェデラーを見ると、
手首を意識的に動かしていないにしろ、かなり動いているように見えます。
これは上腕などの動きのために、このように見えるのでしょうか?
わたし自身はブログを参考に手首固定で現在やっており、上手くいっているのですが、やはり気になってしまいました。
投稿者 以前にエルボー 2010/03/20 17:57
私の答えです。
この動画を見ますと
手のひらを左右に動かす方向にかなり動いています。
フェデラーはラリーでは、いつもこうです。
ただし腕をひねる方向、回内や回外はしていませんね。
先日、1ヶ月くらい前でしょうか
マレーのラケットヘッドを意図的に引かないで打つテイクバックの時と同じ考え方だと思います。
2月16日と17日のブログでした。
参考に見てください。
ラケットヘッドの動きはじめを遅らせることにより
スウィングスピードを上げているのです。
2月16日に、『昔の鉄道加速説』 と命名した奴。
結論を言ってしまうと
「回内や回外をしなければ、動かしても大丈夫」 です。
使った方がスウィングスピードは上がります。
一般に、クレーコートプレーヤーの方が使います。
たぶんナダルの使い方が一番多いような気がします。
ハードコートプレーヤーは少し控えめな傾向があり
特にサービスリターンでは最小限になります。
ボールが重く、面がぶれる可能性の高い場合のショットの方が使いにくいのでしょう。
特に、ラケット面の中央を外してしまったとき、面がぶれやすくなります。
現象面はそうゆうことですが、実用面ではどうしましょう。
ラケットヘッドのの引きををどれくらい遅らすか?
どれくらい手首を緩めるか?
という事なのですが
1つ目の答えとしては
何もしない。
多かれ少なかれ、勝手にやることなので
意図的には何もしないというもの。
2つ目の答えとしては
意図的に少しやってみる。
ただし、面の向きを一定に保つことの方をより重要視しておくこと。
手首を緩めすぎると、前腕のひねりを誘発し
不安定になり、とっちらかりますので要注意。
手首を緩めるといっても、現実にはかなり固めていると思った方がいいと思います。
相当固めていると思っても
生身の腕はそれなりに動きます、しなります。
当然、1つ目のほうが安全策、2つ目のほうがリスキーです。
自分が 『危険な男』 でありたいのか、『安全運転の人』 なのか?
最後は趣味の問題ではないでしょうか。
もちろん、『危険な女』 もアリだと思います。
私自身は性格が控えめですので
フルスウィングの安全運転を常に心がけています。
以下がそのコメントです。
手首を固定についてもう一度教えてください。
www.youtube.com/watch?v=4obcWquk3ok
(入力できなかったのではじめの部分を消しています)
この動画のはじめのフェデラーを見ると、
手首を意識的に動かしていないにしろ、かなり動いているように見えます。
これは上腕などの動きのために、このように見えるのでしょうか?
わたし自身はブログを参考に手首固定で現在やっており、上手くいっているのですが、やはり気になってしまいました。
投稿者 以前にエルボー 2010/03/20 17:57
私の答えです。
この動画を見ますと
手のひらを左右に動かす方向にかなり動いています。
フェデラーはラリーでは、いつもこうです。
ただし腕をひねる方向、回内や回外はしていませんね。
先日、1ヶ月くらい前でしょうか
マレーのラケットヘッドを意図的に引かないで打つテイクバックの時と同じ考え方だと思います。
2月16日と17日のブログでした。
参考に見てください。
ラケットヘッドの動きはじめを遅らせることにより
スウィングスピードを上げているのです。
2月16日に、『昔の鉄道加速説』 と命名した奴。
結論を言ってしまうと
「回内や回外をしなければ、動かしても大丈夫」 です。
使った方がスウィングスピードは上がります。
一般に、クレーコートプレーヤーの方が使います。
たぶんナダルの使い方が一番多いような気がします。
ハードコートプレーヤーは少し控えめな傾向があり
特にサービスリターンでは最小限になります。
ボールが重く、面がぶれる可能性の高い場合のショットの方が使いにくいのでしょう。
特に、ラケット面の中央を外してしまったとき、面がぶれやすくなります。
現象面はそうゆうことですが、実用面ではどうしましょう。
ラケットヘッドのの引きををどれくらい遅らすか?
どれくらい手首を緩めるか?
という事なのですが
1つ目の答えとしては
何もしない。
多かれ少なかれ、勝手にやることなので
意図的には何もしないというもの。
2つ目の答えとしては
意図的に少しやってみる。
ただし、面の向きを一定に保つことの方をより重要視しておくこと。
手首を緩めすぎると、前腕のひねりを誘発し
不安定になり、とっちらかりますので要注意。
手首を緩めるといっても、現実にはかなり固めていると思った方がいいと思います。
相当固めていると思っても
生身の腕はそれなりに動きます、しなります。
当然、1つ目のほうが安全策、2つ目のほうがリスキーです。
自分が 『危険な男』 でありたいのか、『安全運転の人』 なのか?
最後は趣味の問題ではないでしょうか。
もちろん、『危険な女』 もアリだと思います。
私自身は性格が控えめですので
フルスウィングの安全運転を常に心がけています。
2010年03月20日
アドコートでのスライスサーブ
昨日のブログでスライスサーブを推奨した。
ジュースコートでは皆さん納得してくれるものの
アドコートでは難しいらしく、苦労する人が多いようだ。
私は、たいていの人にこう言っている。
「少し横向きになってトスも横のほうから上げると入りますよ」
こう言ったらたいていすぐにコントロールできるようになる。
実はこれ、スライスサーブの人によくある話。
スライスサーバーの70%くらいの人に適合するのではないだろうか。
特に、アドコートのサーブが苦手な人については完璧、100%そう・・・
さて、この写真はジュースコートからの自然なスライスサーブの構え。
ここからクロスに打てばいいわけだ。
次は、ベースラインに対し同じ向きのままの、アドコートでの構え。
2枚とも打球方向からの写真。
1枚目はこちらに向かってボールが飛んできそうな感じだが
2枚目はこっちにはこないな、といった構え。
これはよく陥りやすい間違いだ。
ベースラインに対してジュースコートと同じ向きに構えてしまう。
打球方向に対しては極端に左向き。(開いている)
スライス回転をかけたら、アドコートには行かない。
回転を減らして押し出す程度のことしかできない。
ここまで完全に違っている人は少ないが
足だけはこうで、上体は少しだけ横向きになっているという人も結構いる。
さて次は、打つ方向に対して、ジュースコートと同じ向きにした正しい構え。
この向きで打てば
ジュースコートと同じサーブが打てる。
写真は3枚とも打球方向から取っているので
1枚目と3枚目はほぼ同じ向きに見える。
この方角から見れば、ラインだけが違う向きになっているのだ。
(足の向きが微妙に違うような気もするが、気のせい、気のせい)
サーバーの気分としては
右側のアレーか、隣のコートとの間に向かってスウィングする。
スライスで左に曲がりアドコートのサービスボックスに入る。
スピンサーバーはこの反対のことがよくある。
それはまた ・・・・・・
ジュースコートでは皆さん納得してくれるものの
アドコートでは難しいらしく、苦労する人が多いようだ。
私は、たいていの人にこう言っている。
「少し横向きになってトスも横のほうから上げると入りますよ」
こう言ったらたいていすぐにコントロールできるようになる。
実はこれ、スライスサーブの人によくある話。
スライスサーバーの70%くらいの人に適合するのではないだろうか。
特に、アドコートのサーブが苦手な人については完璧、100%そう・・・
さて、この写真はジュースコートからの自然なスライスサーブの構え。
ここからクロスに打てばいいわけだ。
次は、ベースラインに対し同じ向きのままの、アドコートでの構え。
2枚とも打球方向からの写真。
1枚目はこちらに向かってボールが飛んできそうな感じだが
2枚目はこっちにはこないな、といった構え。
これはよく陥りやすい間違いだ。
ベースラインに対してジュースコートと同じ向きに構えてしまう。
打球方向に対しては極端に左向き。(開いている)
スライス回転をかけたら、アドコートには行かない。
回転を減らして押し出す程度のことしかできない。
ここまで完全に違っている人は少ないが
足だけはこうで、上体は少しだけ横向きになっているという人も結構いる。
さて次は、打つ方向に対して、ジュースコートと同じ向きにした正しい構え。
この向きで打てば
ジュースコートと同じサーブが打てる。
写真は3枚とも打球方向から取っているので
1枚目と3枚目はほぼ同じ向きに見える。
この方角から見れば、ラインだけが違う向きになっているのだ。
(足の向きが微妙に違うような気もするが、気のせい、気のせい)
サーバーの気分としては
右側のアレーか、隣のコートとの間に向かってスウィングする。
スライスで左に曲がりアドコートのサービスボックスに入る。
スピンサーバーはこの反対のことがよくある。
それはまた ・・・・・・
2010年03月19日
スライスサーブの打ち方
スライスサーブは実用性の高い、たいへん便利なサーブです。
特に質の高い2ndサーブが打てるのがメリットです。
スライスの特性としてバウンドが低いので攻撃されにくいサーブが打てます。
それと、横回転のサーブなのでちょっとした打ちそこないが
横方向のずれになり
サイドぎりぎりを狙わなければ、少しぐらいずれても入ってしまうのです。
コントロールの面では
スピンサーブのほうが安全だと思っている人も多いと思います。
確かに、スピンサーブはトップスピンの要素が半分くらいあり
空中で落下していきますので
一見、入りやすいように感じるのですが
ミスヒットしたときの、縦方向のぶれがスライスよりも大きいため
必ずしもスライスサーブより安全とは言い切れないのです。
その上、スピンサーブは高くバウンドするので
少しでも、ゆるいサーブだと
レシーバーから見て、一番たたきやすいサーブになってしまいます。
そんなわけで
女性や年配者、一般のアマチュアプレーヤには
スライスサーブが一番のお勧めということになるのです。
さて、そのスライスサーブの打ち方です。
スライスの場合はラケットをたてに使い、ボールに横回転をかけます。
手首を伸ばし気味にして使いますので
回内(プロネーション)を使うと、もろに面の向きが変わってしまいます。
それと、伸ばし気味の手首で回内を使っても
スピードアップにはつながらないのです。
ですから、スライスサーブは回内を使わないで、
腕全体で打つという形をとるのです。
手首の角度もスウィング中ほとんど動かしません。
うんと固めておいてOK。
写真を見てください。
まずは、インパクト前。
次はインパクト。
そして、インパクト直後。
面の向きが余り変化していないのが見て取れると思います。
このまま、身体の左下にフィニッシュします。
コツですが
写真で見て取れると思いますが
この写真では左側、打つ人から見れば右上に打点をとるといいのです。
この打点で上から下に切り下ろすつもりで
面の向きを一定角度にしたまま振り切ると
切れのいいスライスサーブが飛び出していきます。
特に質の高い2ndサーブが打てるのがメリットです。
スライスの特性としてバウンドが低いので攻撃されにくいサーブが打てます。
それと、横回転のサーブなのでちょっとした打ちそこないが
横方向のずれになり
サイドぎりぎりを狙わなければ、少しぐらいずれても入ってしまうのです。
コントロールの面では
スピンサーブのほうが安全だと思っている人も多いと思います。
確かに、スピンサーブはトップスピンの要素が半分くらいあり
空中で落下していきますので
一見、入りやすいように感じるのですが
ミスヒットしたときの、縦方向のぶれがスライスよりも大きいため
必ずしもスライスサーブより安全とは言い切れないのです。
その上、スピンサーブは高くバウンドするので
少しでも、ゆるいサーブだと
レシーバーから見て、一番たたきやすいサーブになってしまいます。
そんなわけで
女性や年配者、一般のアマチュアプレーヤには
スライスサーブが一番のお勧めということになるのです。
さて、そのスライスサーブの打ち方です。
スライスの場合はラケットをたてに使い、ボールに横回転をかけます。
手首を伸ばし気味にして使いますので
回内(プロネーション)を使うと、もろに面の向きが変わってしまいます。
それと、伸ばし気味の手首で回内を使っても
スピードアップにはつながらないのです。
ですから、スライスサーブは回内を使わないで、
腕全体で打つという形をとるのです。
手首の角度もスウィング中ほとんど動かしません。
うんと固めておいてOK。
写真を見てください。
まずは、インパクト前。
次はインパクト。
そして、インパクト直後。
面の向きが余り変化していないのが見て取れると思います。
このまま、身体の左下にフィニッシュします。
コツですが
写真で見て取れると思いますが
この写真では左側、打つ人から見れば右上に打点をとるといいのです。
この打点で上から下に切り下ろすつもりで
面の向きを一定角度にしたまま振り切ると
切れのいいスライスサーブが飛び出していきます。
2010年03月18日
どんどん壊して、どんどん修理
『ヒロリン』 さんから質問のコメントをいただきました。
試合でフォームを崩す、ボロボロにされちゃうが
どうしようということです。
ご無沙汰しております
いつも、ROMだけは、日課のようにさせていただいています。
申し訳ありませんが、また、質問させてください。。。
昨日知人に誘われて、試合中心のテニスサークルに参加させていただきました。結果はボロボロ、、、、自分が入った試合はほとんど負けてしまったかんじです。とにかく、当たり前ですが、捕りやすい球が来ないんです。回転が掛かっていたり、スピードが早かったり、遅かったり、角度がついていたり、、、ストロークもボレーも何とか返すのがやっとでフォームはバラバラで崩され、気分的には昨日一日で正しいフォームを忘れて、下手になったような気分です。とにかく皆さんは私よりかなり年上ですが老獪というか試合上手でした。また来てくださいね~とは言ってくれましたが、今度行くとしたら、どんな気構えで望むべきでしょうか?済みません、教えてください。
投稿者 ヒロリン 2010/03/17 17:10
私の答えです。
昨日、千葉県白子町にいってきました。
大学の後輩たちが合宿に来ているのです。
女子部員たちにはフォアハンドを中心に教え
腕に力を入れて、ぐらつかないようにして打つ方法を指導しました。
小手先を使わないようにすると、ボールとの距離を足で調節せねばならなくなり。
止まっていてはだめです。
みんな、しっかり足を動かし、身体の左側に見事なフィニッシュを決め。
ええっと思うくらい、バシバシ決まっています。
このシーンだけ見たら、超1流大学の練習だと思うはずです。
ラストをかけ、2球続けて入ったらおしまいにすると
ちゃんと足が止まり、エラーが続出します。
ここでラストショットを終わらすだけではだめなのです。
ミスをする恐怖と戦って、勝たなくてはならないのです。
最後に残った一人、一番テニス経験の少ない子です。
実はラストをかけるまでほとんどエラーをしていないのです。
もともと自信を持っていなかったので、ほんとに私の言うように打っていたのです。
(後、2900球打てば大丈夫なのですが)
もう一度、どこを意識して打つかアドバイスをして
それだけに集中して打つように指示して送り出しました。
次の2球で終わりました。
これは打球練習ですから、「どこを意識して打つか」 考えて打てます。
試合やラリーになれば対応しなければいけない要素が多くなり
たぶん同じショットは打てないと思います。
みんなかなり自信をつけて昨日の練習を終わることができたと思います。
明日は、(今日ですが) 東京の大学との練習試合が組まれています。
夜のミーティングでアドバイスです。
「まだ、自分の打ち方として身についたわけじゃないから明日はボロボロになるよ。
だけど、打ち方はわかっているのだから、もう一度作り直せばいい。
それを何度も繰り返しているうちに身につくよ。」
今頃、彼女たちはボロボロになっているのでしょうか?
でもうまくなるための過程なのです。
ボロボロになったり、情けないテニスになったりすることを恐れる必要はありません。
言い訳をするためにテニスをする必要はないのです。
さて、ヒロリンさんのテニスですが
参加が3回目くらいになれば、他の皆さんのボールにもなれて
けっこう、それなりにこなせている自分に気が付くと思いますよ。
それまでにおたおたしてもいいじゃないですか。
うまくできなかったとき、いいボールでやられたとき
笑っちゃいましょう。
どんどん参加してテニスを広げるときです。
試合で使えるようになったのが、本当のフォームです。
どんどん壊して、どんどん修理すればいいのです。
試合がテニスです。
たいへんいい環境だと思いますよ。
前向きにチャレンジしてみませんか。
リードオンリーメンバー (Read Only Member) という言葉は始めて知りました。
ROMはパソコンの部品なのに変だなあと思い、検索しました。
面白いですね。
又、コメントしてください。
試合でフォームを崩す、ボロボロにされちゃうが
どうしようということです。
ご無沙汰しております
いつも、ROMだけは、日課のようにさせていただいています。
申し訳ありませんが、また、質問させてください。。。
昨日知人に誘われて、試合中心のテニスサークルに参加させていただきました。結果はボロボロ、、、、自分が入った試合はほとんど負けてしまったかんじです。とにかく、当たり前ですが、捕りやすい球が来ないんです。回転が掛かっていたり、スピードが早かったり、遅かったり、角度がついていたり、、、ストロークもボレーも何とか返すのがやっとでフォームはバラバラで崩され、気分的には昨日一日で正しいフォームを忘れて、下手になったような気分です。とにかく皆さんは私よりかなり年上ですが老獪というか試合上手でした。また来てくださいね~とは言ってくれましたが、今度行くとしたら、どんな気構えで望むべきでしょうか?済みません、教えてください。
投稿者 ヒロリン 2010/03/17 17:10
私の答えです。
昨日、千葉県白子町にいってきました。
大学の後輩たちが合宿に来ているのです。
女子部員たちにはフォアハンドを中心に教え
腕に力を入れて、ぐらつかないようにして打つ方法を指導しました。
小手先を使わないようにすると、ボールとの距離を足で調節せねばならなくなり。
止まっていてはだめです。
みんな、しっかり足を動かし、身体の左側に見事なフィニッシュを決め。
ええっと思うくらい、バシバシ決まっています。
このシーンだけ見たら、超1流大学の練習だと思うはずです。
ラストをかけ、2球続けて入ったらおしまいにすると
ちゃんと足が止まり、エラーが続出します。
ここでラストショットを終わらすだけではだめなのです。
ミスをする恐怖と戦って、勝たなくてはならないのです。
最後に残った一人、一番テニス経験の少ない子です。
実はラストをかけるまでほとんどエラーをしていないのです。
もともと自信を持っていなかったので、ほんとに私の言うように打っていたのです。
(後、2900球打てば大丈夫なのですが)
もう一度、どこを意識して打つかアドバイスをして
それだけに集中して打つように指示して送り出しました。
次の2球で終わりました。
これは打球練習ですから、「どこを意識して打つか」 考えて打てます。
試合やラリーになれば対応しなければいけない要素が多くなり
たぶん同じショットは打てないと思います。
みんなかなり自信をつけて昨日の練習を終わることができたと思います。
明日は、(今日ですが) 東京の大学との練習試合が組まれています。
夜のミーティングでアドバイスです。
「まだ、自分の打ち方として身についたわけじゃないから明日はボロボロになるよ。
だけど、打ち方はわかっているのだから、もう一度作り直せばいい。
それを何度も繰り返しているうちに身につくよ。」
今頃、彼女たちはボロボロになっているのでしょうか?
でもうまくなるための過程なのです。
ボロボロになったり、情けないテニスになったりすることを恐れる必要はありません。
言い訳をするためにテニスをする必要はないのです。
さて、ヒロリンさんのテニスですが
参加が3回目くらいになれば、他の皆さんのボールにもなれて
けっこう、それなりにこなせている自分に気が付くと思いますよ。
それまでにおたおたしてもいいじゃないですか。
うまくできなかったとき、いいボールでやられたとき
笑っちゃいましょう。
どんどん参加してテニスを広げるときです。
試合で使えるようになったのが、本当のフォームです。
どんどん壊して、どんどん修理すればいいのです。
試合がテニスです。
たいへんいい環境だと思いますよ。
前向きにチャレンジしてみませんか。
リードオンリーメンバー (Read Only Member) という言葉は始めて知りました。
ROMはパソコンの部品なのに変だなあと思い、検索しました。
面白いですね。
又、コメントしてください。
2010年03月17日
3000回繰り返せば身につく
昨日のブログで
「何10球か打って、なれてくれば感じがわかってきますよ」 と言いました。
本当に身体が覚え、意識しないでもできるようになるためには
どれくらい練習すればいいのでしょうか?
先日、面白い記事が新聞に出ていました。
プロ野球
西武のドラフト1位、雄星投手(18)=菊池雄星くんが
調子を崩してスピードが出ないので岩手・花巻東高時代のフォームに直すのだそうです。
それに対して、先輩の工藤公康投手(46)がアドバイス。
「3000回くらい繰り返せば身体が覚える」のだそうです。
雄星くんは合宿の自室でこれから毎日、
300回のシャドウピッチングをするそうで
この計算によると10日でマスターするそうです。
さてさて、どうなりますか?
これでうまくいくと、3000回がスポーツ界のスタンダードになるのでしょうか。
10日後の菊池雄星に注目です。
「何10球か打って、なれてくれば感じがわかってきますよ」 と言いました。
本当に身体が覚え、意識しないでもできるようになるためには
どれくらい練習すればいいのでしょうか?
先日、面白い記事が新聞に出ていました。
プロ野球
西武のドラフト1位、雄星投手(18)=菊池雄星くんが
調子を崩してスピードが出ないので岩手・花巻東高時代のフォームに直すのだそうです。
それに対して、先輩の工藤公康投手(46)がアドバイス。
「3000回くらい繰り返せば身体が覚える」のだそうです。
雄星くんは合宿の自室でこれから毎日、
300回のシャドウピッチングをするそうで
この計算によると10日でマスターするそうです。
さてさて、どうなりますか?
これでうまくいくと、3000回がスポーツ界のスタンダードになるのでしょうか。
10日後の菊池雄星に注目です。
2010年03月16日
スウィング方向を打球方向と変える話
『ぼの』 さんからコメントをいただきました。
スウィング方向を打球方向と変えるのは難しいという
昨日、私が書いた話についてです。
コメント全文はこちらを見てください。
もうひとつ
クローズドスタンスなら横向きの構え。
オープンスタンスなら前向きの構えという先入観もあるなあと気が付きました。
足の向きに対しての上体の向きは、絶対的な拘束範囲はあるでしょうが
膝や腰をどちらに向けるかでどうにでもなるものです。
クローズドでは無理ですが
スクエアーなスタンスでも膝や腰を前に向ければ、上体は前向きになりますし
オープンスタンスでも腰を横に向ければ上体は横向きです。
スクエアースタンスでもワイパーに振ることは
プロにとってはごく普通のことなのです。
さてスウィングと打球方向の違うケースですが。
私も難しいですねといったのですが
考えてみれば
ごく普通にいっぱいやっていますよね。
極端に言えば、無回転で打つショット以外全部そうですよね。
スライスサーブ、スピンサーブ、トップスピン、スライス・・・・
どれも、一切やっていないという人のほうが少ないのでしょうか。
自分でできるショットをイメージしてみてください。
たとえばトップスピンで上に振りぬくのにボールは前に飛ぶ。
その差をいちいち気にして調節しながら打ちますか?
たぶん、そんなことはしません。
振りぬき方向と打球方向の誤差はすでに頭の中で調節済みで打っているはずです。
とすると、できないショットに対しても
単に慣れの問題なのではないでしょうか。
何10球も打って少しなれてくればその誤差が普通に感じられるようになるのではないでしょうか。
テニスコーチとしていつも考えているのは
このなれないことを抵抗感なく取り組んでもらえる方法です。
ネット際から打って、向こうのコートまで飛ばないことや
打球方向を間違うことへの恐怖感をなくす
ワイパーの練習にリバースサーブをやってみて
回転競争で面白がったりとか
なるべくとっつきやすい方法を考えるようにしているのです。
まあ、思い切ってやってみれば案外簡単なこともありますし
なによりスピンをかけるとテニスがとても簡単になるのです。
ぜひ、食わず嫌いで損しないよう、思い切ってトライしていきましょう。
スウィング方向を打球方向と変えるのは難しいという
昨日、私が書いた話についてです。
コメント全文はこちらを見てください。
もうひとつ
クローズドスタンスなら横向きの構え。
オープンスタンスなら前向きの構えという先入観もあるなあと気が付きました。
足の向きに対しての上体の向きは、絶対的な拘束範囲はあるでしょうが
膝や腰をどちらに向けるかでどうにでもなるものです。
クローズドでは無理ですが
スクエアーなスタンスでも膝や腰を前に向ければ、上体は前向きになりますし
オープンスタンスでも腰を横に向ければ上体は横向きです。
スクエアースタンスでもワイパーに振ることは
プロにとってはごく普通のことなのです。
さてスウィングと打球方向の違うケースですが。
私も難しいですねといったのですが
考えてみれば
ごく普通にいっぱいやっていますよね。
極端に言えば、無回転で打つショット以外全部そうですよね。
スライスサーブ、スピンサーブ、トップスピン、スライス・・・・
どれも、一切やっていないという人のほうが少ないのでしょうか。
自分でできるショットをイメージしてみてください。
たとえばトップスピンで上に振りぬくのにボールは前に飛ぶ。
その差をいちいち気にして調節しながら打ちますか?
たぶん、そんなことはしません。
振りぬき方向と打球方向の誤差はすでに頭の中で調節済みで打っているはずです。
とすると、できないショットに対しても
単に慣れの問題なのではないでしょうか。
何10球も打って少しなれてくればその誤差が普通に感じられるようになるのではないでしょうか。
テニスコーチとしていつも考えているのは
このなれないことを抵抗感なく取り組んでもらえる方法です。
ネット際から打って、向こうのコートまで飛ばないことや
打球方向を間違うことへの恐怖感をなくす
ワイパーの練習にリバースサーブをやってみて
回転競争で面白がったりとか
なるべくとっつきやすい方法を考えるようにしているのです。
まあ、思い切ってやってみれば案外簡単なこともありますし
なによりスピンをかけるとテニスがとても簡単になるのです。
ぜひ、食わず嫌いで損しないよう、思い切ってトライしていきましょう。
2010年03月15日
左に振るには右に引く
犬が西向きゃ尾は東
当然こうなるわけで
犬が無理な姿勢をしない限り、頭とシッポは逆向きになります。
フォアハンドもこんなふうに単純に考えたほうがいいと思います。
フォアハンドを打つときに
どうも、打球方向に向かってスウィングしなければいけないと思っている人が多いようです。
薄いグリップでフラットに打つことを前提とすれば、当然そのとおりなのですが
現代のトップスピン系の技術では
スウィングは右から左、アウトサイドインです。
昨日の松原テニスクラブ印西での会員のYさんへのアドバイスも
今日のジュニアレッスンの課題も
なんとなんと、こればかりが多いような気がしているのです。
当然、打球方向へのスウィングを前提にすると
このフィニッシュは腕に無理がかかると思ってしまう方も多いわけです。
でも私の腕はまだ大丈夫なようです。
それは途中からスウィングの向きを変えて打っているわけではないからです。
逆にこの位置にフィニッシュできているときが一番腕が楽なときなのです。
このフィニッシュに合うテイクバックはどこなんでしょう?
そう、身体の左にフィニッシュするのですから
右に引けばいいのです。
こうゆう方向のスウィングです。
何度も使った写真で恐縮ですが
わかりやすいのでご勘弁を。
当然右から左
モダンな言い方をするとアウトサイドインのスウィングをする訳ですが
もうひとつ追加すると
しっかり上体を前向きにしなくてはなりません。
そうしないと自分の左半身が邪魔で振りにくくなってしまうのです。
スウィング方向と打球方向が違うのは感覚的に難しいですし
全身を使ってハードヒットする人ばかりではありませんので
一般のアマチュアプレーヤーで
余裕を持ってゆっくりテニスをする人は
こうでなくてもいいと思います。
ただ、ジュニアや学生さん、自称ハードヒッターの皆さんにはぜひ
右から左に振りぬくテニスをベースにしてほしいと思います。
当然こうなるわけで
犬が無理な姿勢をしない限り、頭とシッポは逆向きになります。
フォアハンドもこんなふうに単純に考えたほうがいいと思います。
フォアハンドを打つときに
どうも、打球方向に向かってスウィングしなければいけないと思っている人が多いようです。
薄いグリップでフラットに打つことを前提とすれば、当然そのとおりなのですが
現代のトップスピン系の技術では
スウィングは右から左、アウトサイドインです。
昨日の松原テニスクラブ印西での会員のYさんへのアドバイスも
今日のジュニアレッスンの課題も
なんとなんと、こればかりが多いような気がしているのです。
当然、打球方向へのスウィングを前提にすると
このフィニッシュは腕に無理がかかると思ってしまう方も多いわけです。
でも私の腕はまだ大丈夫なようです。
それは途中からスウィングの向きを変えて打っているわけではないからです。
逆にこの位置にフィニッシュできているときが一番腕が楽なときなのです。
このフィニッシュに合うテイクバックはどこなんでしょう?
そう、身体の左にフィニッシュするのですから
右に引けばいいのです。
こうゆう方向のスウィングです。
何度も使った写真で恐縮ですが
わかりやすいのでご勘弁を。
当然右から左
モダンな言い方をするとアウトサイドインのスウィングをする訳ですが
もうひとつ追加すると
しっかり上体を前向きにしなくてはなりません。
そうしないと自分の左半身が邪魔で振りにくくなってしまうのです。
スウィング方向と打球方向が違うのは感覚的に難しいですし
全身を使ってハードヒットする人ばかりではありませんので
一般のアマチュアプレーヤーで
余裕を持ってゆっくりテニスをする人は
こうでなくてもいいと思います。
ただ、ジュニアや学生さん、自称ハードヒッターの皆さんにはぜひ
右から左に振りぬくテニスをベースにしてほしいと思います。
2010年03月14日
片手バックトップスピンリターン追加版
ジョン・マッケンローを知っていますか?
70年代、80年代に世界1だった人。
彼はバランス感覚に優れ
ラケット面を保ったまま
全身の動き(位置決め)で完璧にボールを捕らえ
一見、いっさいがんばらずにすごいボールを打つ人。
バックのサービスリターンにおいてももちろんそうで
面を作って体当たり
ボールが勝手に対戦相手の足元を抜けていく。
この2日間、バックハンドトップスピンリターンの話をしながら
常に私の頭の中には彼のリターンシーンがちらついていた。
どっかに写真がないかな?
探してみた。
見つけた、ひさしぶりに開けるクリアーファイル。
リターンダッシュなら、肩の線を保ったままの体当たりのはずだが
リターンして止まったところなので
少し左肩を入れて、その反動を使っている。
それでも、オープンスタンスのまま
滑らかに体当たりをする感じがよく出ている。
おなかとラケットの間に空間があって、打点を前方にとっている。
現代のプロとはグリップが違うが(彼はコンチネンタル)
それ以外はこのままでも使えると思う。
こうゆうボールの捕らえ方をする人は他にはほとんどいないのだが
それは、彼がサッカー少年だったことがその理由かもしれない。
サッカーで味方のパスを腹でトラップするシーンをイメージしてみる。
ボールの飛来するところにお腹を持っていく
エイッとあわすより
さりげなく、滑らかにボールにぶつかっていく。
ボールとお腹の間にバックハンドのラケットを入れてみる。
次に、トラップじゃなく
そのまま、ワンタッチのパスにする。
これでリターンエースの完成。
こうゆうイメージでやってみると実に簡単なショットだった。
やはり、簡単なことをしている人がプロなんだ。
特にマッケンローにはそれを感じる。
70年代、80年代に世界1だった人。
彼はバランス感覚に優れ
ラケット面を保ったまま
全身の動き(位置決め)で完璧にボールを捕らえ
一見、いっさいがんばらずにすごいボールを打つ人。
バックのサービスリターンにおいてももちろんそうで
面を作って体当たり
ボールが勝手に対戦相手の足元を抜けていく。
この2日間、バックハンドトップスピンリターンの話をしながら
常に私の頭の中には彼のリターンシーンがちらついていた。
どっかに写真がないかな?
探してみた。
見つけた、ひさしぶりに開けるクリアーファイル。
リターンダッシュなら、肩の線を保ったままの体当たりのはずだが
リターンして止まったところなので
少し左肩を入れて、その反動を使っている。
それでも、オープンスタンスのまま
滑らかに体当たりをする感じがよく出ている。
おなかとラケットの間に空間があって、打点を前方にとっている。
現代のプロとはグリップが違うが(彼はコンチネンタル)
それ以外はこのままでも使えると思う。
こうゆうボールの捕らえ方をする人は他にはほとんどいないのだが
それは、彼がサッカー少年だったことがその理由かもしれない。
サッカーで味方のパスを腹でトラップするシーンをイメージしてみる。
ボールの飛来するところにお腹を持っていく
エイッとあわすより
さりげなく、滑らかにボールにぶつかっていく。
ボールとお腹の間にバックハンドのラケットを入れてみる。
次に、トラップじゃなく
そのまま、ワンタッチのパスにする。
これでリターンエースの完成。
こうゆうイメージでやってみると実に簡単なショットだった。
やはり、簡単なことをしている人がプロなんだ。
特にマッケンローにはそれを感じる。
2010年03月13日
片手バックトップスピンリターンその2
片手バックでトップスピンを打つとき
誰しも知識としては、打点をかなり前にすることを知っている。
またそれをリターンに使うにはテイクバックを小さくするという事も容易に考え付く。
じゃあ、現実に出来る人が少ないのはどうしてなのだろう?
一つのヒントは打点を中心にスウィングをイメージすること。
そんなことは当たり前のはずなのだが、案外、実際にやっている人は少ない。
人間は周囲の位置関係を目で見て認識している。
だから自分の中心は目と言う事になる。
自然、スウィングの中心も無意識のうちに身体の位置になりがちで
タイミングすら身体の位置で取り
その分振り遅れるという現象を生んでいると思われる。
打点の位置に意識を集中し、そこを中心にスウィングしてみる。
というように出来ればいいわけで
現実に出来ている人を見つけたので紹介しよう。
それは鈴木貴男、2005年のジャパンオープンダブルス優勝者だ。
彼のバックハンドのスウィングを見てほしい。
365ネットのプロの技術研究 『上級者への道 バックハンド編 上巻』 だ。
スウィング平面を解説した後に
鈴木貴男のバックハンドの連続写真が出ている。
打点を中心にトップスピンのスウィングをするイメージがよくわかる。
鈴木貴男というと、チップアンドチャージ
スライスでのネットダッシュのイメージが強いが
バックではトップスピンを使うことも多い。
スウィング中心を前方において
すうっと、前進しながらコンパクトに打つ
世界的なショットの一つだ。
大リーグベースボールのイチローと同じようなリズムの取り方が出来る
鈴木貴男は世界的なアスリートの一人といっていいと思う。
ぜひ彼のスウィングを前方打点をイメージしながら
繰り返し何度も味わって欲しい。
誰しも知識としては、打点をかなり前にすることを知っている。
またそれをリターンに使うにはテイクバックを小さくするという事も容易に考え付く。
じゃあ、現実に出来る人が少ないのはどうしてなのだろう?
一つのヒントは打点を中心にスウィングをイメージすること。
そんなことは当たり前のはずなのだが、案外、実際にやっている人は少ない。
人間は周囲の位置関係を目で見て認識している。
だから自分の中心は目と言う事になる。
自然、スウィングの中心も無意識のうちに身体の位置になりがちで
タイミングすら身体の位置で取り
その分振り遅れるという現象を生んでいると思われる。
打点の位置に意識を集中し、そこを中心にスウィングしてみる。
というように出来ればいいわけで
現実に出来ている人を見つけたので紹介しよう。
それは鈴木貴男、2005年のジャパンオープンダブルス優勝者だ。
彼のバックハンドのスウィングを見てほしい。
365ネットのプロの技術研究 『上級者への道 バックハンド編 上巻』 だ。
スウィング平面を解説した後に
鈴木貴男のバックハンドの連続写真が出ている。
打点を中心にトップスピンのスウィングをするイメージがよくわかる。
鈴木貴男というと、チップアンドチャージ
スライスでのネットダッシュのイメージが強いが
バックではトップスピンを使うことも多い。
スウィング中心を前方において
すうっと、前進しながらコンパクトに打つ
世界的なショットの一つだ。
大リーグベースボールのイチローと同じようなリズムの取り方が出来る
鈴木貴男は世界的なアスリートの一人といっていいと思う。
ぜひ彼のスウィングを前方打点をイメージしながら
繰り返し何度も味わって欲しい。
2010年03月12日
片手バックトップスピンリターン
『エアけい』 さんからもうひとつ質問をいただいていました。
ちょっと長いのですが、いかがそのコメントです。
イメージをはっきりさせるため、全文です。
毎日楽しくブログを読ませていただいてます。
ぼこびっちさんのご質問を見て「私も同じ悩みだ!!」と思ってしまったので、今度はBHのスピン系リターンについて教えていただければと思います。(ダブルス想定)
私もぼこびっちさんと同じくテニス暦10年になろうかというものですが、アドサイドのBHリターンが大の苦手なのです。
>とにかく間に合わない、右足が出ないのでオープンのまま打たされる、特にクロスに飛ばないのでアドサイドはつらいものがあります。
私もまったく同じ悩みを抱えています。
なるべくフォアで打ちたいために、ややワイド寄りに構えているのも原因の一つかとは思いますが、バックにくるとボールが身体に近くなってしまいます。
スピンサーブなど、変化は大きくても比較的球速の遅いサーブの場合は、右足や肩を入れてしっかり返すことができます。(自分より格上の方のサーブでもそれなりにリターンできます。)
反対に、スライス系の速いサーブは、格下の方のサーブでも「詰まる・振り遅れる」で前衛よりにしか返球できません。
なにかコツがありましたら、是非是非ご伝授ください。
投稿者 エアけい 2010/03/07 13:12
私の答えです。
早いサーブに対してですので
その対策について考えて見ます。
まずはここが気になりました。
「比較的球速の遅いサーブの場合は、右足や肩を入れてしっかり返すことができます。」
早いサーブの場合は、これを省略しましょう。
ですからオープンスタンスで、肩も入れないで打ちます。
テイクバックを小さくします。
おなかと腕の間に空きがあるようにします。
次にオープンスタンスですが
右足を踏み込まないという感覚を捨てましょう。
『左足を踏み込む』 感覚でいきます。
こんなイラストが出てましたので借ります。
これはひねりを作るための図なのですが
横向きになり過ぎないような使い方の説明にも使えますね。
ほとんど横にならずに、インパクトをうんと前方に取ります。
『エアけい』 さんは
「バックにくるとボールが身体に近くなってしまいます。」
だそうで、何よりです。
左足を少し前に踏み込み、横方向には近く、そして前で取ります。
上の図でもかなり近く、前で取っているでしょう。
そして次は、リターンダッシュしてみてください。
サーブの球筋を想像して、リターンダッシュの素振りを2,3度してみる。
待って打つよりはるかに簡単ですよ。
ベースライン外に構え、中に入っていって打ちます。
リターンダッシュの時は、右足を踏み込んでもいいです。
ただし上体を横向きにしないで打つつもりでトライしてください。
それともうひとつのコツです。
サーバーに向いて構えましょう。
ベースラインと平行に構えないこと。
先ほどの図は、
365ネットの上級者への道 バックハンド編 下巻 目標とサナギの技術 リターンからの攻撃。
というところに出ています。
ここには、エナンの連続写真も出ています。
もともと私の担当したページのコピーですのでぜひご覧ください。
ちょっと長いのですが、いかがそのコメントです。
イメージをはっきりさせるため、全文です。
毎日楽しくブログを読ませていただいてます。
ぼこびっちさんのご質問を見て「私も同じ悩みだ!!」と思ってしまったので、今度はBHのスピン系リターンについて教えていただければと思います。(ダブルス想定)
私もぼこびっちさんと同じくテニス暦10年になろうかというものですが、アドサイドのBHリターンが大の苦手なのです。
>とにかく間に合わない、右足が出ないのでオープンのまま打たされる、特にクロスに飛ばないのでアドサイドはつらいものがあります。
私もまったく同じ悩みを抱えています。
なるべくフォアで打ちたいために、ややワイド寄りに構えているのも原因の一つかとは思いますが、バックにくるとボールが身体に近くなってしまいます。
スピンサーブなど、変化は大きくても比較的球速の遅いサーブの場合は、右足や肩を入れてしっかり返すことができます。(自分より格上の方のサーブでもそれなりにリターンできます。)
反対に、スライス系の速いサーブは、格下の方のサーブでも「詰まる・振り遅れる」で前衛よりにしか返球できません。
なにかコツがありましたら、是非是非ご伝授ください。
投稿者 エアけい 2010/03/07 13:12
私の答えです。
早いサーブに対してですので
その対策について考えて見ます。
まずはここが気になりました。
「比較的球速の遅いサーブの場合は、右足や肩を入れてしっかり返すことができます。」
早いサーブの場合は、これを省略しましょう。
ですからオープンスタンスで、肩も入れないで打ちます。
テイクバックを小さくします。
おなかと腕の間に空きがあるようにします。
次にオープンスタンスですが
右足を踏み込まないという感覚を捨てましょう。
『左足を踏み込む』 感覚でいきます。
こんなイラストが出てましたので借ります。
これはひねりを作るための図なのですが
横向きになり過ぎないような使い方の説明にも使えますね。
ほとんど横にならずに、インパクトをうんと前方に取ります。
『エアけい』 さんは
「バックにくるとボールが身体に近くなってしまいます。」
だそうで、何よりです。
左足を少し前に踏み込み、横方向には近く、そして前で取ります。
上の図でもかなり近く、前で取っているでしょう。
そして次は、リターンダッシュしてみてください。
サーブの球筋を想像して、リターンダッシュの素振りを2,3度してみる。
待って打つよりはるかに簡単ですよ。
ベースライン外に構え、中に入っていって打ちます。
リターンダッシュの時は、右足を踏み込んでもいいです。
ただし上体を横向きにしないで打つつもりでトライしてください。
それともうひとつのコツです。
サーバーに向いて構えましょう。
ベースラインと平行に構えないこと。
先ほどの図は、
365ネットの上級者への道 バックハンド編 下巻 目標とサナギの技術 リターンからの攻撃。
というところに出ています。
ここには、エナンの連続写真も出ています。
もともと私の担当したページのコピーですのでぜひご覧ください。
2010年03月11日
SKYは旭川に下りた
先週に続けて、北海道に上陸した。
先日もお話した、『わっ さむ』
北海道テニス協会のジュニア強化合宿
14才以下の部だ。
スカイマークエアーラインが旭川空港に乗り入れているのを知らず
大手航空会社を予約していた。
エアードウは北海道、スカイマークは九州と思っていたのだ。
先週、夕張で札幌のSコーチと話していたら。
飛行機の話になった。
北海道の人たちは地元の航空会社、『エアードウ』が大好きだ。
札幌の後輩、G君もいつも東京に来るときは、エアードウだそうだ。
さてS君が言うには、スカイマークは最悪で危ないから
ぜったい乗ってはいけないとのことだった。
彼の話では、旭川にも乗り入れているらしい。
そうなると、なんか気になる。
横浜に帰ってネットで調べてみた。
あるじゃないですか。
ちょっと時間が早いけど、値段はなんと半分以下。
最近、落ちたという話もないので
まあ、S君には内緒、一度だけお試しということで
大手をキャンセルして、ネット予約。
ほかの会社はネットで座席指定もできるのだが
ここはできなかった。
さあ、羽田で出発カウンターへ。
前回のエアードウと同じ流れ
JALのカウンター列の一番奥にあった。
(エアードウはANAのカウンター列の一番奥)
看板の字もかすんでいる、一番奥、突き当り。
搭乗口はやはり一番奥。
えんえんと歩く。
結構こうゆうのって、気に入っている。
自分が零細なテニススクール経営者。
優遇されていない会社が仲間のような気がして
ついつい応援したくなる。
いよいよ、搭乗。
飛行機はボーイングの、B737
何でもこれ1種類しかないそうだ。
機内に入るとさすがに狭い。
3人並びの席が両側に、ずうっと後ろまで続いている。
テレビもねえ、ラジオもねえ、ほんとにねえ。
吉 幾三の歌みたい。
普通はてすりについている照明のスイッチなども
天井のスポットランプの横。
あちこちきょろきょろ、探した挙句
当たり前のところにあった。
(実はB737型機はみんなそうみたい、帰りのエアードウも同じだった)
スチュワーデスのお姉さんも少なめで
ジャンバーを着て、実用的な雰囲気。
ドリンクサービスも新聞もキャンデーのサービスもない。
ドリンクは別料金で販売している。
旭川空港までの1時間45分
寝ているだけなのだからこれで充分。
何もない代わりに安い。
これでほんとに充分。
朝、8時35分、SKY601便は無事、旭川空港に下りた。
急がない時に限って、荷物はすぐ出てくる。
5個目だった。
またまた北海道に降り立ったのだ。
と、思っていたら、昨日の朝刊。
SKYの機長が風邪で声の出ない、チーフ格の客室乗務員を乗務させない判断。
それに対し社長が乗務させろ、という自分の言う事を聞かない機長の方を交代させ
国土交通省からしかられた。
次の記事では、注意義務をおこたって
写真撮影に夢中の副操縦士が首になった。
せっかく褒めてたのにねえ。
先日もお話した、『わっ さむ』
北海道テニス協会のジュニア強化合宿
14才以下の部だ。
スカイマークエアーラインが旭川空港に乗り入れているのを知らず
大手航空会社を予約していた。
エアードウは北海道、スカイマークは九州と思っていたのだ。
先週、夕張で札幌のSコーチと話していたら。
飛行機の話になった。
北海道の人たちは地元の航空会社、『エアードウ』が大好きだ。
札幌の後輩、G君もいつも東京に来るときは、エアードウだそうだ。
さてS君が言うには、スカイマークは最悪で危ないから
ぜったい乗ってはいけないとのことだった。
彼の話では、旭川にも乗り入れているらしい。
そうなると、なんか気になる。
横浜に帰ってネットで調べてみた。
あるじゃないですか。
ちょっと時間が早いけど、値段はなんと半分以下。
最近、落ちたという話もないので
まあ、S君には内緒、一度だけお試しということで
大手をキャンセルして、ネット予約。
ほかの会社はネットで座席指定もできるのだが
ここはできなかった。
さあ、羽田で出発カウンターへ。
前回のエアードウと同じ流れ
JALのカウンター列の一番奥にあった。
(エアードウはANAのカウンター列の一番奥)
看板の字もかすんでいる、一番奥、突き当り。
搭乗口はやはり一番奥。
えんえんと歩く。
結構こうゆうのって、気に入っている。
自分が零細なテニススクール経営者。
優遇されていない会社が仲間のような気がして
ついつい応援したくなる。
いよいよ、搭乗。
飛行機はボーイングの、B737
何でもこれ1種類しかないそうだ。
機内に入るとさすがに狭い。
3人並びの席が両側に、ずうっと後ろまで続いている。
テレビもねえ、ラジオもねえ、ほんとにねえ。
吉 幾三の歌みたい。
普通はてすりについている照明のスイッチなども
天井のスポットランプの横。
あちこちきょろきょろ、探した挙句
当たり前のところにあった。
(実はB737型機はみんなそうみたい、帰りのエアードウも同じだった)
スチュワーデスのお姉さんも少なめで
ジャンバーを着て、実用的な雰囲気。
ドリンクサービスも新聞もキャンデーのサービスもない。
ドリンクは別料金で販売している。
旭川空港までの1時間45分
寝ているだけなのだからこれで充分。
何もない代わりに安い。
これでほんとに充分。
朝、8時35分、SKY601便は無事、旭川空港に下りた。
急がない時に限って、荷物はすぐ出てくる。
5個目だった。
またまた北海道に降り立ったのだ。
と、思っていたら、昨日の朝刊。
SKYの機長が風邪で声の出ない、チーフ格の客室乗務員を乗務させない判断。
それに対し社長が乗務させろ、という自分の言う事を聞かない機長の方を交代させ
国土交通省からしかられた。
次の記事では、注意義務をおこたって
写真撮影に夢中の副操縦士が首になった。
せっかく褒めてたのにねえ。
2010年03月10日
ボールをネットしないためには
『エアけい』 さんからフォアハンドの質問をいただきました。
以下がコメントの全文です。
追伸というのは、2通いただき、こちらのほうが2通目だからなのです。
追伸:少し前の話ですが、12月1日の講習会に参加させていただきました。あれからフォアがかなり安定するようになり、以前負けていた相手にもリベンジを果たすことができました。ありがとうございます。
ただ、安定感は増しましたが、なぜか以前よりも少し弾道が低くなったので(結構ネットスレスレ)、多少のブレでネットにかかることが最近の悩みです。
弾道を高くする(ナダルほどじゃないですよ)コツがあれば併せてご教示ください。
投稿者 エアけい 2010/03/07 13:17
私の返事です。
私の講習会に来たということは
「ラケット面が上に向くように引いていたのを、下向きに変えた」 のでしょうね。
この引き方は、ボールを安定した高さに打つのが目的です。
もちろん、そうすればボールは浮かなくなりますので
お悩みの症状はよく理解できます。
当然そうなるのです。
さて上に打つにはどうしたらいいでしょう?
そう、上に向かって振るのです。
振り出しでラケットヘッドを下げ(腕全体で)
下からボールを捕らえれば、ボールは上にあがります。
しかし、お名前が 『エアけい』 さんというくらいですから
あなたは、よっぽど上から叩くのが好きな人なんだと思います。
そこで、2種類のボールを打つようにしましょう。
1つ目は普段着用の 『ウルトラループトップスピン』
ワイパースウィングで回転をかけるといいのです。
もう少し、臨場感のある写真を見たい人は、この連続写真
フェデラーのいつものトップスピンショットです。
ラケットヘッドを下ろして
アッパースウィングで上に向かって捕らえているのがわかると思います。
もちろんフィニッシュは上体の左横です。
2つ目はいつもの 『エアけい』
別に高くは飛び上らなくていいですから
余裕のある、高い打点の時だけ、ラケットヘッドを落とさずにフラットショットです。
高い打点のフラット、今日のお勧めはこの連続写真
教科書のような高い打点のフラット打ち、アガシです。
垂直な姿勢から
ラケットヘッドを下げないで
上から叩き込んでいるのがよくわかると思います。
まあこちらはやっているのでしょうから
ぜひ、下から打つトップスピンの方もやってみてください。
以下がコメントの全文です。
追伸というのは、2通いただき、こちらのほうが2通目だからなのです。
追伸:少し前の話ですが、12月1日の講習会に参加させていただきました。あれからフォアがかなり安定するようになり、以前負けていた相手にもリベンジを果たすことができました。ありがとうございます。
ただ、安定感は増しましたが、なぜか以前よりも少し弾道が低くなったので(結構ネットスレスレ)、多少のブレでネットにかかることが最近の悩みです。
弾道を高くする(ナダルほどじゃないですよ)コツがあれば併せてご教示ください。
投稿者 エアけい 2010/03/07 13:17
私の返事です。
私の講習会に来たということは
「ラケット面が上に向くように引いていたのを、下向きに変えた」 のでしょうね。
この引き方は、ボールを安定した高さに打つのが目的です。
もちろん、そうすればボールは浮かなくなりますので
お悩みの症状はよく理解できます。
当然そうなるのです。
さて上に打つにはどうしたらいいでしょう?
そう、上に向かって振るのです。
振り出しでラケットヘッドを下げ(腕全体で)
下からボールを捕らえれば、ボールは上にあがります。
しかし、お名前が 『エアけい』 さんというくらいですから
あなたは、よっぽど上から叩くのが好きな人なんだと思います。
そこで、2種類のボールを打つようにしましょう。
1つ目は普段着用の 『ウルトラループトップスピン』
ワイパースウィングで回転をかけるといいのです。
もう少し、臨場感のある写真を見たい人は、この連続写真
フェデラーのいつものトップスピンショットです。
ラケットヘッドを下ろして
アッパースウィングで上に向かって捕らえているのがわかると思います。
もちろんフィニッシュは上体の左横です。
2つ目はいつもの 『エアけい』
別に高くは飛び上らなくていいですから
余裕のある、高い打点の時だけ、ラケットヘッドを落とさずにフラットショットです。
高い打点のフラット、今日のお勧めはこの連続写真
教科書のような高い打点のフラット打ち、アガシです。
垂直な姿勢から
ラケットヘッドを下げないで
上から叩き込んでいるのがよくわかると思います。
まあこちらはやっているのでしょうから
ぜひ、下から打つトップスピンの方もやってみてください。
2010年03月09日
片手バックのストレートは
『stone』 さんから、片手バックのストレート打ちについて、質問をいただきました。
グリップはセミウェスタンだそうで、コメントの質問部分は以下のとおりです。
お陰様でフォアハンドストロークは少し良くなってきたのですが、バックハンドストロークがどうしても良い打点で打てません。特にストレート~逆クロスが苦手です。体に近すぎるのですが、思い切って離してみると空振りしたりヘッドをかすったりします。自分では、アウトサイドイン気味のスイングと一時期コーチに言われてオープンスタンスを試していたのが原因ではと思っています。(そのコーチからはバックもスクエア~オープンスタンスで打つようにと言われたのですが、どうも納得いきません。本当でしょうか?)
良い打点を確認し身に付けるための良い練習方法があれば教えて下さい。出来れば一人で練習できる方法をお願いします。
投稿者stone 2010/03/01 22:07
私の答えです。
片手バックのスウィングのイメージは縦振りです。
ちょうどいい図が365のプロ技大研究に載っていますのでそちらをみてください。
ちょうどいいのは当たり前、私が担当した、テニスジャーナルの絵と記事なのです。
上級者への道 バックハンド編 上巻 前提の技術 テイクバックとスウィング
というところです。
トップスピンバックのスウィングはこの図のスウィング平面での円運動です。
身体に巻きつけた腕を振りほどくような動きとは違います。
非常に単純なスウィングですから、方角を変えるのも単純。
ストレートに打ちたければ、しっかり横向きになり
スウィング平面をストレート方向に向ければいいのです。
このイメージがしっかりできるようになれば、
この平面内の打点のところにボールを持ってきます。
つまり練習法としては
1、 ボールを想像する。
2、 スウィング平面を打点に重ねるように、自分の位置取りをする。
3、 ゆっくり大きなスウィングで、ジャストミートの素振り。
4、 自分でボールを前方へ(横じゃない)山なりに落とし、打つ。
5、 誰かにボールを出してもらい、打つ。
4番までは自分ひとりでもできますよね。
打点ですが、この図でもわかると思いますが、かなり前。
右腰の50cmくらい前です。
この打点ですと、当然手首に角度がつき
手の位置は右腰の50cmくらいネット側、
そこから左に25cmくらいのところでしょうか。
ですから身体のバック側で打つというよりは
前で打つといったほうがイメージ的には正しいかもしれません。
打点はかなり身体に近いのです。
低めの打点を前提に、ストレート、逆クロスのコツをまとめますと
高いテイクバック。
前より、横方向にはかなり近くの打点。
ラケットヘッドを返さず、ラケット面が上向きになるような
三度笠スタイルのフィニッシュ。
イメージはこの人の連続写真で味わってください。
サンプラスです。
ただし少しクロス気味なので
面を少し返し気味にし、三度笠スタイルも少し緩んでいます。
横振りの要素が少し入ってくるのです。
打点が高いと余計そうなります。
又、先ほどの技術解説のページの鈴木貴男のフォームもばっちりです。
高めの打点(胸くらい)を抜かしたのは
実用的に打つのは、アマチュアにはかなり無理
スライスにしたほうがいいと思うからです。
次に、スタンスの話ですがまずはスクエアか少しクローズドでやりましょう。
ほぼ自在に打てるようになったら、オープンスタンスにチャレンジ。
打点やスウィングが定まらないうちに
オープンスタンスで振るのは無理だと思います。
グリップはセミウェスタンだそうで、コメントの質問部分は以下のとおりです。
お陰様でフォアハンドストロークは少し良くなってきたのですが、バックハンドストロークがどうしても良い打点で打てません。特にストレート~逆クロスが苦手です。体に近すぎるのですが、思い切って離してみると空振りしたりヘッドをかすったりします。自分では、アウトサイドイン気味のスイングと一時期コーチに言われてオープンスタンスを試していたのが原因ではと思っています。(そのコーチからはバックもスクエア~オープンスタンスで打つようにと言われたのですが、どうも納得いきません。本当でしょうか?)
良い打点を確認し身に付けるための良い練習方法があれば教えて下さい。出来れば一人で練習できる方法をお願いします。
投稿者stone 2010/03/01 22:07
私の答えです。
片手バックのスウィングのイメージは縦振りです。
ちょうどいい図が365のプロ技大研究に載っていますのでそちらをみてください。
ちょうどいいのは当たり前、私が担当した、テニスジャーナルの絵と記事なのです。
上級者への道 バックハンド編 上巻 前提の技術 テイクバックとスウィング
というところです。
トップスピンバックのスウィングはこの図のスウィング平面での円運動です。
身体に巻きつけた腕を振りほどくような動きとは違います。
非常に単純なスウィングですから、方角を変えるのも単純。
ストレートに打ちたければ、しっかり横向きになり
スウィング平面をストレート方向に向ければいいのです。
このイメージがしっかりできるようになれば、
この平面内の打点のところにボールを持ってきます。
つまり練習法としては
1、 ボールを想像する。
2、 スウィング平面を打点に重ねるように、自分の位置取りをする。
3、 ゆっくり大きなスウィングで、ジャストミートの素振り。
4、 自分でボールを前方へ(横じゃない)山なりに落とし、打つ。
5、 誰かにボールを出してもらい、打つ。
4番までは自分ひとりでもできますよね。
打点ですが、この図でもわかると思いますが、かなり前。
右腰の50cmくらい前です。
この打点ですと、当然手首に角度がつき
手の位置は右腰の50cmくらいネット側、
そこから左に25cmくらいのところでしょうか。
ですから身体のバック側で打つというよりは
前で打つといったほうがイメージ的には正しいかもしれません。
打点はかなり身体に近いのです。
低めの打点を前提に、ストレート、逆クロスのコツをまとめますと
高いテイクバック。
前より、横方向にはかなり近くの打点。
ラケットヘッドを返さず、ラケット面が上向きになるような
三度笠スタイルのフィニッシュ。
イメージはこの人の連続写真で味わってください。
サンプラスです。
ただし少しクロス気味なので
面を少し返し気味にし、三度笠スタイルも少し緩んでいます。
横振りの要素が少し入ってくるのです。
打点が高いと余計そうなります。
又、先ほどの技術解説のページの鈴木貴男のフォームもばっちりです。
高めの打点(胸くらい)を抜かしたのは
実用的に打つのは、アマチュアにはかなり無理
スライスにしたほうがいいと思うからです。
次に、スタンスの話ですがまずはスクエアか少しクローズドでやりましょう。
ほぼ自在に打てるようになったら、オープンスタンスにチャレンジ。
打点やスウィングが定まらないうちに
オープンスタンスで振るのは無理だと思います。
2010年03月08日
わっ さむ
3日間のご無沙汰でした。
先週に引き続き、北海道に行ってきたのです。
和寒だ。
写真のパンフレットにある、和寒町総合体育館で行われた
北海道テニス協会のU14強化合宿の先生。
体育館といっても立派な宿泊設備や大浴場
結婚式にも使えそうな、オペラドーム大食堂というのもあった。
ただ、インターネットだけはなかった。
旭川空港には無線LANがあったので
ロビーで書いた原稿をアップしようとしたのだが
ここのはインターネットにつながっておらず
施設内の売店などの宣伝しか出てこない。
そんなこんなでネットから離れた生活をしていました。
さて、今回のU14
先週の夕張、U12とは2才違いなのだが
今回、特に女の子たちはみんな体格もよく
パワー全開で打ちまくってくれた。
男の子たちももちろん、みな元気ハツラツ、楽しい2日間だった。
今回のテーマは『君は1発目から叩けますか?』
先週と一緒なのだが
試合最初の1球目から、フルパワーのフォアハンドで打ち込めますか?
というもの。
ラリーしたりして、温まった後、そのことを説明し、勝負。
中央浅めに来たチャンスボールを
ファアハンドクロスでハードヒットの1球勝負。
ほぼ全員、負け!!
私がやってみせる。
ここが勝負だ。 それなりのプレッシャーがくる。
1発で決めれば、『ホントだ』 となるし。
失敗すれば、単なる口先コーチの評価になってしまう。
ダッ、ダダ、ダダ、グウッ、バシッ
もちろん成功。
『ホントだ』 コーチの講習が始まる。
ラケット面を安定させる引き方。
飛距離を調節する、『猛烈ワイパースウィング』 がメイン。
このことを2日間に4回、繰り返し行った。
(もちろん、ほかの事もやっていますよ)
最後のメニューもこれ。
男女5人づつの勝負、1球交代、フルスウィングで打ち
5人全員、連続で先に決めたほうの勝ち。
どっちが勝ったか覚えていない、ほとんど同時だったと思う。
1周で終わらなかったのがちょっと心残り。
でも、打率3割が7割くらいにはなったようだ。
終了後の全員集合。
終わった後はラインをはがして撤収。
くるまで旭川に
和寒は旭川から塩狩峠を越えたところにある。
夕方、5時少し前、塩狩峠にはこんな温度計が。
―9度、 わっさむー
先週に引き続き、北海道に行ってきたのです。
和寒だ。
写真のパンフレットにある、和寒町総合体育館で行われた
北海道テニス協会のU14強化合宿の先生。
体育館といっても立派な宿泊設備や大浴場
結婚式にも使えそうな、オペラドーム大食堂というのもあった。
ただ、インターネットだけはなかった。
旭川空港には無線LANがあったので
ロビーで書いた原稿をアップしようとしたのだが
ここのはインターネットにつながっておらず
施設内の売店などの宣伝しか出てこない。
そんなこんなでネットから離れた生活をしていました。
さて、今回のU14
先週の夕張、U12とは2才違いなのだが
今回、特に女の子たちはみんな体格もよく
パワー全開で打ちまくってくれた。
男の子たちももちろん、みな元気ハツラツ、楽しい2日間だった。
今回のテーマは『君は1発目から叩けますか?』
先週と一緒なのだが
試合最初の1球目から、フルパワーのフォアハンドで打ち込めますか?
というもの。
ラリーしたりして、温まった後、そのことを説明し、勝負。
中央浅めに来たチャンスボールを
ファアハンドクロスでハードヒットの1球勝負。
ほぼ全員、負け!!
私がやってみせる。
ここが勝負だ。 それなりのプレッシャーがくる。
1発で決めれば、『ホントだ』 となるし。
失敗すれば、単なる口先コーチの評価になってしまう。
ダッ、ダダ、ダダ、グウッ、バシッ
もちろん成功。
『ホントだ』 コーチの講習が始まる。
ラケット面を安定させる引き方。
飛距離を調節する、『猛烈ワイパースウィング』 がメイン。
このことを2日間に4回、繰り返し行った。
(もちろん、ほかの事もやっていますよ)
最後のメニューもこれ。
男女5人づつの勝負、1球交代、フルスウィングで打ち
5人全員、連続で先に決めたほうの勝ち。
どっちが勝ったか覚えていない、ほとんど同時だったと思う。
1周で終わらなかったのがちょっと心残り。
でも、打率3割が7割くらいにはなったようだ。
終了後の全員集合。
終わった後はラインをはがして撤収。
くるまで旭川に
和寒は旭川から塩狩峠を越えたところにある。
夕方、5時少し前、塩狩峠にはこんな温度計が。
―9度、 わっさむー
2010年03月05日
バックスライスリターン
『ぼこびっち』 さんから質問のコメントをいただきました。
バックハンドのスライスリターンについての質問です。
以下がそのコメントの全文です。
いつも参考にさせて頂いてます。いつかBHのスライスリターンについてレクチャーしてください。
テニス歴10年になろうかとしていますが、BHのリターンが突出して弱いです。とにかく間に合わない、右足が出ないのでオープンのまま打たされる、特にクロスに飛ばないのでアドサイドはつらいものがあります。コンパクトにと心がけてはいますが、かの王者のビデオをみるとプロのサーブ相手に頭のうしろくらいまでは引いているようにも見えるし、根本的に何か違うのかと・・・迷宮に入り込んでいます。
フォアがウエスタンでグリップチェンジが遅いのが元凶かとも思いますが、なかなかうまくいかず永遠に工事中です。
一般的な傾向と対策についてコメントいただけると幸いです。ちなみにテニスの極意も買ったのでよろしくお願いします。
投稿者 ぼこびっち 2010/03/05 01:28
私の答えです。
テニスの極意も買ったとのことで、毎度ありがとうございます。
さてスライスリターンですが
これは技術的には、バックハンドボレーだと思ってみてください。
ボレーでも速いボールが身体の左側に飛んできたら
足を出す暇がないこともよくあります。
やることは、バックの面で引き、出すだけです。
(もちろん暇があれば踏み込んでくださいね)
そのときに必要なことは手首を固め、先が後ろに引けないようにして腕全体で上にテイクバック。
上体の向きが前に回っていかないよう (開かないよう)
ブロックしながらスウィング。
インパクトで止める様に力を入れます。
これはボレーの写真、テイクバックです。 (ボールが高くくればもっと上に引きます)
そして、インパクト。
ラケットを持った手首の角度が動いていないでしょう。
打点が低いので、その打点自体がここでは前のほうになりますが
高いのならもう少しひきつければいいのです。
そうすれば面が垂直に近くなります。
手首を緩めなければ (先を後ろに引かなければ)
クロスに行かないということはないはずです。
もちろん完全に振り遅れれば別ですが。
テイクバックは大きくてけっこう。
コンパクトにしたほうが、振りにくい、当てにくい。
振るからボールに負けない、タイミングも取りやすい、当てやすい。
しっかり手首、腕、上体、を固め、とにかくしっかりブロック。
上体を開かないようにして、腕はしっかり力んじゃうのがコツです。
そしたら、サーブを想像して、素振り。
(もちろん待っているときはフォアのグリップです)
フォアのグリップが厚いので・・・・・ ということですが
どのグリップでも一緒、どっちみち、1回だけ持ち換えるのです。
その1回を一瞬でできるよう、予行演習しておけばいいだけです。
どうですか、できそうな気がしてきたでしょう。
バックハンドのスライスリターンについての質問です。
以下がそのコメントの全文です。
いつも参考にさせて頂いてます。いつかBHのスライスリターンについてレクチャーしてください。
テニス歴10年になろうかとしていますが、BHのリターンが突出して弱いです。とにかく間に合わない、右足が出ないのでオープンのまま打たされる、特にクロスに飛ばないのでアドサイドはつらいものがあります。コンパクトにと心がけてはいますが、かの王者のビデオをみるとプロのサーブ相手に頭のうしろくらいまでは引いているようにも見えるし、根本的に何か違うのかと・・・迷宮に入り込んでいます。
フォアがウエスタンでグリップチェンジが遅いのが元凶かとも思いますが、なかなかうまくいかず永遠に工事中です。
一般的な傾向と対策についてコメントいただけると幸いです。ちなみにテニスの極意も買ったのでよろしくお願いします。
投稿者 ぼこびっち 2010/03/05 01:28
私の答えです。
テニスの極意も買ったとのことで、毎度ありがとうございます。
さてスライスリターンですが
これは技術的には、バックハンドボレーだと思ってみてください。
ボレーでも速いボールが身体の左側に飛んできたら
足を出す暇がないこともよくあります。
やることは、バックの面で引き、出すだけです。
(もちろん暇があれば踏み込んでくださいね)
そのときに必要なことは手首を固め、先が後ろに引けないようにして腕全体で上にテイクバック。
上体の向きが前に回っていかないよう (開かないよう)
ブロックしながらスウィング。
インパクトで止める様に力を入れます。
これはボレーの写真、テイクバックです。 (ボールが高くくればもっと上に引きます)
そして、インパクト。
ラケットを持った手首の角度が動いていないでしょう。
打点が低いので、その打点自体がここでは前のほうになりますが
高いのならもう少しひきつければいいのです。
そうすれば面が垂直に近くなります。
手首を緩めなければ (先を後ろに引かなければ)
クロスに行かないということはないはずです。
もちろん完全に振り遅れれば別ですが。
テイクバックは大きくてけっこう。
コンパクトにしたほうが、振りにくい、当てにくい。
振るからボールに負けない、タイミングも取りやすい、当てやすい。
しっかり手首、腕、上体、を固め、とにかくしっかりブロック。
上体を開かないようにして、腕はしっかり力んじゃうのがコツです。
そしたら、サーブを想像して、素振り。
(もちろん待っているときはフォアのグリップです)
フォアのグリップが厚いので・・・・・ ということですが
どのグリップでも一緒、どっちみち、1回だけ持ち換えるのです。
その1回を一瞬でできるよう、予行演習しておけばいいだけです。
どうですか、できそうな気がしてきたでしょう。
2010年03月04日
サーブアンドボレー
先日、当社の社員研修会でサーブアンドボレーのドリルをやった。
あれはいい。
ちゃんとスプリットステップをしている人は
ファーストボレーに、しっかりと入り込めている。
そして動きの中でボレーをしているので
美しいし、エラーがない。
最近はシングルスでサーブアンドボレーをすることが少ないので
この、正確なスプリットの必要性が少なくなっているのだ。
本当はちゃんとやらなくてはいけないのだが
本当にきわどいタイミングのときしか、欠点が表に出てこないので
本人も、コーチもその必要性に気が付かないのかもしれない。
ダブルスの時は、サーブアンドボレーをやってはいるのだが
シングルスに比べ、守備範囲が狭いため
スプリットが正確でなくても
何なら、しなくても何とかなってしまうことが多い。
相手に合わせて正確にスプリットをできる人は
ロブに対しスマッシュにいくときもうまいし
たとえ、ストローク戦でのプレーの時も、対応能力が高い。
ムラなくいつでも、正確なプレーができる
それと、1本くらいミスをしてもすぐに元に戻せる
常に高いパフォーマンスを保ち、大崩れしないのだ。
そのスプリットの能力を高めるために
サーブアンドボレーの練習をしようというのが今日の提案なのだ
さてシングルスでサーブアンドボレー
ちゃんとしたスプリットステップというのはどこでやるのだろう。
この場所の誤解がすごく多い。
この人がサーブアンドボレーの世界1と言っていいと思う。
ピート・サンプラス、彼に教えてもらおう。
これが彼のシングルスでサーブアンドボレーをする連続写真。
サーブして、わずか3歩目。
着地の足をぬけば、2歩しか行かない。
サービスラインまでまだ半分いくかいかないか、という場所。
しかしこの後、彼の前進する距離がすごいのだ。
チャンスボールの時はネット際までつめることもある。
さて、3歩目、レシーブにあわせてスプリットし
ここでボレーの場所の正確な位置取りができる。
そこからボールが飛んでいる間に前進。
なるべく前でボレーするのだ。
世間では、スプリットをサービスライン近くにして
いい位置取りをしようとする人が多い。
しかし、その位置ではレシーブのボールはすでに飛んでいる。
結局、その位置でボレー
ボールとの距離あわせの余裕がないため、いろんな格好でボレー。
えらく苦労して、しかもいいボレーを打てない人が多い。
ここの発想は変えた方がいい。
早く、スプリットして、ボレーは動きながらするべき。
練習では、3歩前進したら
レシーブ前に止まってしまい (しばらく止まっている)
レシーブのボールを見終わってから走り出し
しっかり、打ちやすい距離をとって
動きながら、美しいボレーをすることを心がけよう。
上達するにつれ、止まっている時間を短くしていけばいい。
(最後はちょんと、ステップに)
実は先日、夕張の12才以下の合宿でもこの練習を採用した。
きちっと早めに足を止めると、小学生の女の子たちも
ちゃんとボレーの位置に入ることができていた。
まだ動きながらのボレーになれないため、ぎこちないところもあったが
このちゃんと止まる、ちゃんと動きながらボレーするを
セットでどんどん練習するべきだとその時も感じた。
ぜひ、サンプラスの連続写真をプリントアウトし
それをよく味わう。
食べちゃうくらいになればOKでしょう。
健闘を祈ります。
ただし、おなかを壊しても当局は一切関知しないのでそのつもりで。
そんなわけで、サーブアンドボレーの練習
動きをきちんとできるようにするためにはとってもグッドなのです。
あれはいい。
ちゃんとスプリットステップをしている人は
ファーストボレーに、しっかりと入り込めている。
そして動きの中でボレーをしているので
美しいし、エラーがない。
最近はシングルスでサーブアンドボレーをすることが少ないので
この、正確なスプリットの必要性が少なくなっているのだ。
本当はちゃんとやらなくてはいけないのだが
本当にきわどいタイミングのときしか、欠点が表に出てこないので
本人も、コーチもその必要性に気が付かないのかもしれない。
ダブルスの時は、サーブアンドボレーをやってはいるのだが
シングルスに比べ、守備範囲が狭いため
スプリットが正確でなくても
何なら、しなくても何とかなってしまうことが多い。
相手に合わせて正確にスプリットをできる人は
ロブに対しスマッシュにいくときもうまいし
たとえ、ストローク戦でのプレーの時も、対応能力が高い。
ムラなくいつでも、正確なプレーができる
それと、1本くらいミスをしてもすぐに元に戻せる
常に高いパフォーマンスを保ち、大崩れしないのだ。
そのスプリットの能力を高めるために
サーブアンドボレーの練習をしようというのが今日の提案なのだ
さてシングルスでサーブアンドボレー
ちゃんとしたスプリットステップというのはどこでやるのだろう。
この場所の誤解がすごく多い。
この人がサーブアンドボレーの世界1と言っていいと思う。
ピート・サンプラス、彼に教えてもらおう。
これが彼のシングルスでサーブアンドボレーをする連続写真。
サーブして、わずか3歩目。
着地の足をぬけば、2歩しか行かない。
サービスラインまでまだ半分いくかいかないか、という場所。
しかしこの後、彼の前進する距離がすごいのだ。
チャンスボールの時はネット際までつめることもある。
さて、3歩目、レシーブにあわせてスプリットし
ここでボレーの場所の正確な位置取りができる。
そこからボールが飛んでいる間に前進。
なるべく前でボレーするのだ。
世間では、スプリットをサービスライン近くにして
いい位置取りをしようとする人が多い。
しかし、その位置ではレシーブのボールはすでに飛んでいる。
結局、その位置でボレー
ボールとの距離あわせの余裕がないため、いろんな格好でボレー。
えらく苦労して、しかもいいボレーを打てない人が多い。
ここの発想は変えた方がいい。
早く、スプリットして、ボレーは動きながらするべき。
練習では、3歩前進したら
レシーブ前に止まってしまい (しばらく止まっている)
レシーブのボールを見終わってから走り出し
しっかり、打ちやすい距離をとって
動きながら、美しいボレーをすることを心がけよう。
上達するにつれ、止まっている時間を短くしていけばいい。
(最後はちょんと、ステップに)
実は先日、夕張の12才以下の合宿でもこの練習を採用した。
きちっと早めに足を止めると、小学生の女の子たちも
ちゃんとボレーの位置に入ることができていた。
まだ動きながらのボレーになれないため、ぎこちないところもあったが
このちゃんと止まる、ちゃんと動きながらボレーするを
セットでどんどん練習するべきだとその時も感じた。
ぜひ、サンプラスの連続写真をプリントアウトし
それをよく味わう。
食べちゃうくらいになればOKでしょう。
健闘を祈ります。
ただし、おなかを壊しても当局は一切関知しないのでそのつもりで。
そんなわけで、サーブアンドボレーの練習
動きをきちんとできるようにするためにはとってもグッドなのです。
2010年03月03日
夕張に行ってきた
2月27,28日の土日、2日間
夕張市に行ってきた。
北海道テニス協会のジュニア強化合宿、12歳以下の部だ。
27日土曜日早朝、北海道に上陸。
最近は雪が少ないようだ。
夕張には小学生のときに社会見学で来た事があり
見学用の炭鉱があって、中に入ったことを覚えている。
半世紀近く前の話だ。
ここが会場の 『ゆうばり文化スポーツセンター』
夕張は山の中だからさすがの雪景色。
まだみんな小さいのでバッグの列が歩いている。
これは合宿参加メンバーとの記念写真。
ごらんのように体育館だからフローリング。
さすがは北海道、暖房も効いていて快適だが
コートとしてはめちゃくちゃ速い。
だが、さすがは道産子、皆、平然とラリーしている。
今回のメインテーマは、『君は1発目から叩けますか?』
フォアハンドの指導をメインに行った。
フォアについてはしっかり伝わったと思う。
特に男の子たちは猛烈に打ちまくっていた。
ただコーチに指導内容を伝え切れていないので
自分のクラブに帰ってから
プロと同じテイクバックを定着させるのはたいへんかもしれない。
ここは反省点としてジュニア強化委員の皆さんと夜に語り合ったこと。
そしてここが宿泊場所の、『ファミリー スクール ひまわり』
本当にスクールなのだ。
元は高校だったそうで体育館もある。
このネコバスで5分ほどの会場に向かう。
教室を仕切って部屋にしているから、なんせ広い。
全員、同じ広さの部屋で
松原さんだけは個室にしました、とのこと
これだけ広いと、布団をどこに敷いていいかわからない。
教室の出入り口は前後、二つだから、これはその教室の半分だろう。
ショートテニスならここでできちゃう。
ここは4階で、エレベーターは無い。
とても身体にいいのだ。
食事もお風呂も1階
階段をぐるぐる下りると、そこには掲示板が。
試験の成績かと思ったら、お風呂と朝食時間の案内。
ちょうど、夕張映画祭が開催中でその関係者がたくさんいた。
残念ながら、きれいな女優さんには会わなかった。
2日目の4時から7時は残業。
札幌テニス協会のジュニアたちが練習に来てくれたのだ。
もちろん張り切って、しゃべる、打つ。
とにかくフォアハンド、1発目を強調して
成果は上がったと思う。
ただ、ジャンピング・スマッシュの見本をがんばったので、右のお尻が筋肉痛。
その晩は札幌で北海道の皆さんが筋肉痛に効く薬をたくさんご馳走してくれ
中島公園そばのホテルに宿泊。 (薬の時間が長かったのでほんと泊まっただけ)
早朝雪の中、札幌を後にした。
夕張市に行ってきた。
北海道テニス協会のジュニア強化合宿、12歳以下の部だ。
27日土曜日早朝、北海道に上陸。
最近は雪が少ないようだ。
夕張には小学生のときに社会見学で来た事があり
見学用の炭鉱があって、中に入ったことを覚えている。
半世紀近く前の話だ。
ここが会場の 『ゆうばり文化スポーツセンター』
夕張は山の中だからさすがの雪景色。
まだみんな小さいのでバッグの列が歩いている。
これは合宿参加メンバーとの記念写真。
ごらんのように体育館だからフローリング。
さすがは北海道、暖房も効いていて快適だが
コートとしてはめちゃくちゃ速い。
だが、さすがは道産子、皆、平然とラリーしている。
今回のメインテーマは、『君は1発目から叩けますか?』
フォアハンドの指導をメインに行った。
フォアについてはしっかり伝わったと思う。
特に男の子たちは猛烈に打ちまくっていた。
ただコーチに指導内容を伝え切れていないので
自分のクラブに帰ってから
プロと同じテイクバックを定着させるのはたいへんかもしれない。
ここは反省点としてジュニア強化委員の皆さんと夜に語り合ったこと。
そしてここが宿泊場所の、『ファミリー スクール ひまわり』
本当にスクールなのだ。
元は高校だったそうで体育館もある。
このネコバスで5分ほどの会場に向かう。
教室を仕切って部屋にしているから、なんせ広い。
全員、同じ広さの部屋で
松原さんだけは個室にしました、とのこと
これだけ広いと、布団をどこに敷いていいかわからない。
教室の出入り口は前後、二つだから、これはその教室の半分だろう。
ショートテニスならここでできちゃう。
ここは4階で、エレベーターは無い。
とても身体にいいのだ。
食事もお風呂も1階
階段をぐるぐる下りると、そこには掲示板が。
試験の成績かと思ったら、お風呂と朝食時間の案内。
ちょうど、夕張映画祭が開催中でその関係者がたくさんいた。
残念ながら、きれいな女優さんには会わなかった。
2日目の4時から7時は残業。
札幌テニス協会のジュニアたちが練習に来てくれたのだ。
もちろん張り切って、しゃべる、打つ。
とにかくフォアハンド、1発目を強調して
成果は上がったと思う。
ただ、ジャンピング・スマッシュの見本をがんばったので、右のお尻が筋肉痛。
その晩は札幌で北海道の皆さんが筋肉痛に効く薬をたくさんご馳走してくれ
中島公園そばのホテルに宿泊。 (薬の時間が長かったのでほんと泊まっただけ)
早朝雪の中、札幌を後にした。
2010年03月02日
ムチのように使うわけ
先日、ラケットをムチのように使う話をした。
真意が伝わっているか、ちょっと自信がないので
本日の追加版になった。
まず、なぜムチにするのかというと、『これしか方法がない』 から。
打点がうんと遠かったり、後ろになったりしたときの
緊急事態ショットなのだ。
先日の写真だが
向こうからカメラ側に振りはじめ
手が棒に当たって、止まった。
やわらかい手首から先は止まらないので
面がネット方向を向いて、インパクト。
ボールの後ろまで入れなくても、何とか返球できた。
というお話。
もちろんコート上に棒が生えているわけもなく
自分の筋力で、腕にブレーキをかける必要がある。
この腕を止めることにより先を走らせるというのが
いわゆる、『ムチのような使い方』
実際、回転半径を小さくすることにより加速もすると思う。
だから、非力な方でも充分にできる打ち方なのだ。
一方、普通のショットだが (プロの強烈ワイパースウィングをそう呼ぶなら)
アウトサイドインのスウィングだが
手は途中、どこにもぶつからずにここにフィニッシュする。
腕は内側の軌道に引っ張ろうとするが
遠心力が働くために、簡単には入ってこない。
ほとんど肘も手首も固定状態でフィニッシュを迎える。
腕相撲で勝ったような動きだ。
このとき、肘の位置をインパクト直前に止めるようにすると
回転半径が小さくなるため
前腕が内旋方向に走り、ラケットヘッドが加速する。
(ここに棒を立てておくと説明しやすいかも)
これも肘を止めることにより前腕を加速するわけで
メカニズムとしては、こちらも 『ムチの使い方』 なんですね。
さっきのより、先端が少し太い(重い)ムチかも。
(ムチの先端が、ラケットだけなのか、前腕から先、全部なのか?)
先の太いムチというのはぴんとこないので
こちらはこん棒の使い方かもしれませんね。
この辺の加速メカニズムはサーブとよく似ている。
真意が伝わっているか、ちょっと自信がないので
本日の追加版になった。
まず、なぜムチにするのかというと、『これしか方法がない』 から。
打点がうんと遠かったり、後ろになったりしたときの
緊急事態ショットなのだ。
先日の写真だが
向こうからカメラ側に振りはじめ
手が棒に当たって、止まった。
やわらかい手首から先は止まらないので
面がネット方向を向いて、インパクト。
ボールの後ろまで入れなくても、何とか返球できた。
というお話。
もちろんコート上に棒が生えているわけもなく
自分の筋力で、腕にブレーキをかける必要がある。
この腕を止めることにより先を走らせるというのが
いわゆる、『ムチのような使い方』
実際、回転半径を小さくすることにより加速もすると思う。
だから、非力な方でも充分にできる打ち方なのだ。
一方、普通のショットだが (プロの強烈ワイパースウィングをそう呼ぶなら)
アウトサイドインのスウィングだが
手は途中、どこにもぶつからずにここにフィニッシュする。
腕は内側の軌道に引っ張ろうとするが
遠心力が働くために、簡単には入ってこない。
ほとんど肘も手首も固定状態でフィニッシュを迎える。
腕相撲で勝ったような動きだ。
このとき、肘の位置をインパクト直前に止めるようにすると
回転半径が小さくなるため
前腕が内旋方向に走り、ラケットヘッドが加速する。
(ここに棒を立てておくと説明しやすいかも)
これも肘を止めることにより前腕を加速するわけで
メカニズムとしては、こちらも 『ムチの使い方』 なんですね。
さっきのより、先端が少し太い(重い)ムチかも。
(ムチの先端が、ラケットだけなのか、前腕から先、全部なのか?)
先の太いムチというのはぴんとこないので
こちらはこん棒の使い方かもしれませんね。
この辺の加速メカニズムはサーブとよく似ている。
2010年03月01日
プロのショットは腕にきつい?
北海道に行ってきました。
土日の2日間に夕張で
北海道テニス協会のジュニア強化合宿に呼んでもらいました。
2日目は、終了後に札幌テニス協会のジュニアの練習も行い。
いっぱい働いてきました。
子供たちに囲まれ、とっても楽しい2日間でした。
さて、夕べは札幌で一泊。
雪の降る中を帰ってきました。
午前7時過ぎ、静かな雪の中です
車はヘッドライトをつけて走っていました。
ホテルから中島公園駅まで歩いて3分。
羽田空港に着いたら、ぽかぽか陽気の中、又、ピカチュウに会いました。
さて、テニスです。
フォアハンドの上体の左側下へフィニッシュ、について
『bowl』 さんからコメントをいただきました。
以下がコメントの後半部分です。
全部読みたい方はこちらを覗いてください。
コートが空いている時に、ワイパースィングを練習しています。
サービスライン、ベースラインに回転の掛かった、ストンと落ちる
ショットは、身に付いたら便利です。色々試しています。
身体の左側低くにフィニッシュ>・・・を左肩上にすると、スピンがかかり難い
と感じます。左側下へフィニッシュのワイパースィングをしている複数の
方を見て、肘か手首に負担が掛かっている様に見えるからです。
同じくバックは両手で持ち、左手に意識あり(左手中心)になっている様な
気がします。腕に負担が無い、正しいスィングを記事にして頂けると嬉しい
です。基本のストロークも不安定ですが、山なりストロークを練習している中で、スピンの調整加減で落ちる点や、力加減で回転数も変わる。
覚えたいショットです。宜しくお願い致します。
投稿者 bowl 2010/02/28 00:54
私の答えです。
『腕に負担が無い、正しいスィング』 なんですが
ずばり言いますと、フェデラーのまねをすることです。
そしてもうひとつ、私のいつも言っているプロの技術です。
なぜ私が、『プロの技術の中にこそ、基本がある』
と考えているのかというと
彼らは単純なやさしいことをやっているからです。
やさしいことをやっているから確実にコントロールができる。
そしてスピードもです。
スピードが出るということは効率がいいということです。
その分も身体に負担が少ないのです。
それともうひとつ、身体に優しいということ。
身体に優しくなければあそこに、テニスのあの場所にいないのです。
どこに行くかというと病院その他のテニスコート以外の場所です。
我々には想像もできないほどハードに、ものすごい量のボールを打っているのです。
身体に無理な打ち方ならすぐ壊れます。
ご指摘の、左下にフィニッシュするうち方ですが。
上体をしっかり前向きにして打つなら
上腕二頭筋でしっかり引っ張りながら
上腕を内旋するだけです。 (腕相撲の使い方ですね)
この打ち方は、手首、肘をほとんど動かしません。
一定角度に保つだけです。 (典型的なワイパーです)
使うのは肩の中のインナーマッスル。
もしも、打点が遅れ上体も前に向けきれないのなら
『シャラポワ打ち』 です。
どちらも肘や手首は角度固定、ほとんど負担はありません。
先ほど上体が前向きならという条件をつけましたが
横向きであれば、手首や肘に対し、難しい使い方を要求するかもしれません。
ご自分で、上体の向きをいろいろ変え
各々の状態で、ラケットを動かしてみて
自分を観察してみてください。
我々は、プロがやっていることはすごいので、つい身体に無理がかかるのでは
と思ってしまいがちです。
実際に故障を抱えたプロもたくさんいます。
ただ、それは我々の相手と比べ物にならないプロを相手に
ものすごい量のテニスをしているからなのです。
しかも試合になれば
少し遅れた打点でも打たなければならなかったり
伸びきってやっと届いたり
バランスを崩しても打たねばならなかったり
自身の肉体の限界で勝負しているのです。
にもかかわらず、フェデラーはコートに立ち続けています。
(ナダルのボールを打ち返すんですよ)
彼のテニスは身体に優しいテニスなんです。
私が紹介している技術もうまく打てるからだけでやっているわけではないのです。
もちろん身体にもいいからやっています。
基本的には、パフォーマンスを上げるテニス技術と
身体に無理のないテニス技術が別にあるわけではないのです。
まあ、ところどころにプロはやらないけど
アマチュアには役立つショットの打ち方もありますので
それにも随時、触れていきたいと思っています。
土日の2日間に夕張で
北海道テニス協会のジュニア強化合宿に呼んでもらいました。
2日目は、終了後に札幌テニス協会のジュニアの練習も行い。
いっぱい働いてきました。
子供たちに囲まれ、とっても楽しい2日間でした。
さて、夕べは札幌で一泊。
雪の降る中を帰ってきました。
午前7時過ぎ、静かな雪の中です
車はヘッドライトをつけて走っていました。
ホテルから中島公園駅まで歩いて3分。
羽田空港に着いたら、ぽかぽか陽気の中、又、ピカチュウに会いました。
さて、テニスです。
フォアハンドの上体の左側下へフィニッシュ、について
『bowl』 さんからコメントをいただきました。
以下がコメントの後半部分です。
全部読みたい方はこちらを覗いてください。
コートが空いている時に、ワイパースィングを練習しています。
サービスライン、ベースラインに回転の掛かった、ストンと落ちる
ショットは、身に付いたら便利です。色々試しています。
身体の左側低くにフィニッシュ>・・・を左肩上にすると、スピンがかかり難い
と感じます。左側下へフィニッシュのワイパースィングをしている複数の
方を見て、肘か手首に負担が掛かっている様に見えるからです。
同じくバックは両手で持ち、左手に意識あり(左手中心)になっている様な
気がします。腕に負担が無い、正しいスィングを記事にして頂けると嬉しい
です。基本のストロークも不安定ですが、山なりストロークを練習している中で、スピンの調整加減で落ちる点や、力加減で回転数も変わる。
覚えたいショットです。宜しくお願い致します。
投稿者 bowl 2010/02/28 00:54
私の答えです。
『腕に負担が無い、正しいスィング』 なんですが
ずばり言いますと、フェデラーのまねをすることです。
そしてもうひとつ、私のいつも言っているプロの技術です。
なぜ私が、『プロの技術の中にこそ、基本がある』
と考えているのかというと
彼らは単純なやさしいことをやっているからです。
やさしいことをやっているから確実にコントロールができる。
そしてスピードもです。
スピードが出るということは効率がいいということです。
その分も身体に負担が少ないのです。
それともうひとつ、身体に優しいということ。
身体に優しくなければあそこに、テニスのあの場所にいないのです。
どこに行くかというと病院その他のテニスコート以外の場所です。
我々には想像もできないほどハードに、ものすごい量のボールを打っているのです。
身体に無理な打ち方ならすぐ壊れます。
ご指摘の、左下にフィニッシュするうち方ですが。
上体をしっかり前向きにして打つなら
上腕二頭筋でしっかり引っ張りながら
上腕を内旋するだけです。 (腕相撲の使い方ですね)
この打ち方は、手首、肘をほとんど動かしません。
一定角度に保つだけです。 (典型的なワイパーです)
使うのは肩の中のインナーマッスル。
もしも、打点が遅れ上体も前に向けきれないのなら
『シャラポワ打ち』 です。
どちらも肘や手首は角度固定、ほとんど負担はありません。
先ほど上体が前向きならという条件をつけましたが
横向きであれば、手首や肘に対し、難しい使い方を要求するかもしれません。
ご自分で、上体の向きをいろいろ変え
各々の状態で、ラケットを動かしてみて
自分を観察してみてください。
我々は、プロがやっていることはすごいので、つい身体に無理がかかるのでは
と思ってしまいがちです。
実際に故障を抱えたプロもたくさんいます。
ただ、それは我々の相手と比べ物にならないプロを相手に
ものすごい量のテニスをしているからなのです。
しかも試合になれば
少し遅れた打点でも打たなければならなかったり
伸びきってやっと届いたり
バランスを崩しても打たねばならなかったり
自身の肉体の限界で勝負しているのです。
にもかかわらず、フェデラーはコートに立ち続けています。
(ナダルのボールを打ち返すんですよ)
彼のテニスは身体に優しいテニスなんです。
私が紹介している技術もうまく打てるからだけでやっているわけではないのです。
もちろん身体にもいいからやっています。
基本的には、パフォーマンスを上げるテニス技術と
身体に無理のないテニス技術が別にあるわけではないのです。
まあ、ところどころにプロはやらないけど
アマチュアには役立つショットの打ち方もありますので
それにも随時、触れていきたいと思っています。