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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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回答ありがとうござい…
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ナダル打ち?

『うそほんと』 さんから質問をいただきました。

ナダルの打ち方についてです。


以下が、そのコメント全文です。



マイク サッカーが残念な事になりウインブルドンに集中しようと思います。

通称ナダル打ちについて質問させてください。
最近トッププロがこの打ち方を多用して来ている様に思うのですが、数年後にはこの打ち方が基本になっている様な事があると思われますか?
ジュニアの選手達はこの打ち方を練習したりするんでしょうか?
またこの打ち方の弱点は何でしょうか?
よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2010/06/30 15:03



私の答えです。

スマイル 通称ナダル打ちというのはたぶんフォアハンドで

フィニッシュを利き腕の肩上に持ってくる打ち方のことだと思います。 上昇


私が、シャラポワ打ちといっているものと同じだと思います。 


シュテフィー・グラフは全部これでしたね。  フォアハンドg


もし、違っていたら教えてください。


これがナダルのその打ち方、動画と連続写真です


基本的には、打点が遅れたときに使います。

打点が後ろになるため、フィニッシュも後ろになるのです。 ナイス!

打点が遅れると、身体の右側までスムーズに振り切れないので  うるせー

左側の上にフィニッシュするのです。 (左利きの場合)

打点が遅れたときにこうすれば、無理に右側にフィニッシュするより

はるかに振りきりがよくなり、スピードアップします。

それと腕のスウィング自体はスムーズなので

肘、肩、手首を壊さずにすみます。  ナイス!


欠点は通常の(打点の)打ち方に比べ、スピードが出ないことです。  不満


なぜかというとほとんど手打ちに近く、全身のパワーを使いきりにくいからです。

肩の線の回転量を先ほどの連続写真で見てください。


90度くらいしか回ってないでしょう。  あれー?


次のナダルの普通の(打点の)打ち方と比べてみてください。

これがその動画と連続写真です


この写真の範囲でも、180度くらいは回っています。

クレーのハードヒッターは、たいてい210度くらい回ります。  びっくり

ナダルもこの後のコマがあればそのくらいまでいくと思います。



ですから、通称ナダル打ちやシャラポワ打ちは

標準的な打ち方にはならないと思います。


ただし、次の長所があるため

次善の策としてほとんどの選手が使うようになると思います。


その長所とは

遅れた打点でも取れるために守備範囲が広くなる。

回転量が多くなるのでムーンボールなどに便利。

腕だけで急激に打てるので打つ方向を隠した奇襲攻撃に使える。  悪だくみ


この奇襲攻撃はウィンブルドンでシャラポワが

突然のダウンザラインエースを打つのに使います。

それ以外に男子ではパスのときに使ったりもします。

打点を低くしてサイドスピンを多くすれば

ブーメランスネークも打てるかもしれません。  ガハハ



ジュニアたちは練習しているのでしょうかということですが

日本では、たぶんほとんどしていないのではないでしょうか。 不満

コーチでできる人が少ないのではないでしょうか。

日本のジュニアはまじめですから

コーチが教えなければやらないかもしれませんね。 冷や汗


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 22:10 | コメント(1)| トラックバック(0)

トロイの木馬

先週からギリシャとトロイの間で戦争が続いている。 炎

  (私のパソコンの中の出来事なのだが)


ギリシャのたくらみで置いてあった巨大な木馬を

トロイの町に運び込んだので

トロイの町は壊滅し

私のとろいパソコンはダウン寸前。  不満


Trojan-psw.win32 なんとかいうパソコンウィルスなんだそうだ。

和名はトロイの木馬。 悪だくみ



まず、タスクマネージャーが動きを止め

日曜日にはスタートボタンがなくなった。

  (まともな方法でパソコンをとめることもできない)  怖~い


まったく、シュリーマンもびっくりだ。



矢折れ、刀尽き。

2010年6月28日、無条件降伏を決意。


たえが滝を絶え、忍びが滝を偲び  (よくもこんな変換が・・・) 冷や汗


最後の突撃。

まず、田村パソコンから昨日のブログをアップし時間を稼ぐ。 うるせー


リカバリーのCDを見つけた。

事前にファイル等の避難は終わっていたので

一気に、ハードディスクをフォーマットだ

ウィルスよ死ね、木馬を燃やせ 炎


なんとか無事動き出した。  ピース


だがネットに繋がらない。 

ネットワークカードのドライバーが入っていない。

デバイスマネージャーに黄色のびっくりマークがいくつも。 ビックリマーク


ドライバー用のCDをみつけて、インストール。

それならそうと書いといてよ。


DELL さん、お願いしますよ。  叫び

まったく、おかげで文句の多い人間になってしまった。

  (えっ、いつも・・・・・・)  うるせー


何とか2日がかりで普通に使えるようになった。



まったく、人に迷惑かけて

何で銀行まで歩かにゃならんのだ、月末だぞ。  はにわ


誰だコンピュータ・ウィルスなんて作ったやつ


世間が許してもわしが許さん   叫び  叫び



あーあ、少しすっきりした。   スマイル




追伸) 怒ってアップしようとすると
      間違って原稿を消しちゃうことがあるので要注意だ  うるせー


    
年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 20:40 | コメント(1)| トラックバック(0)

片手バックのテイクバック

『ぼこびっち』 さんから質問をいただきました。

フェデラーのような引き方についてです。


以下がそのコメントの全文です。



マイク いつも楽しく拝見してます。
片手BH(トップスピン)のテイクバックについて教えてください。
エナンのように下から振り子のようにテイクバックすると良いのですが、フェデラーのように立ててテイクバックすると違和感があり力んだ上に振り遅れます。
見た目的にフェデラーの様なテイクバックに憧れるのですが、なんとかならないでしょうか。テイクバックからフォワードスイングにかけて両者の違いなどあるのでしょうか。

投稿者 ぼこびっち 2010/06/27 02:31





私の答えです。

スマイル 基本的にどちらも振り子型のテイクバックです。

テイクバックでどちらも下に弧を描いて、凹型に引きます。

手の動きを動画で見つめてください。

まず、エナンのバックハンド、連続写真と動画です


次に、フェデラーの連続写真と動画です


フェデラーのほうがラケットが立っていて

一見そのまま後ろに持っていっているように見えますが

手の動きをよく見ると下に弧を描いた引き方をしているのが判ると思います。 ナイス!

もちろんエナンもです。


このテイクバックの使い方が

フォワードスウィング以降に滑らかにつながり、勢いも出るし

面の安定にも寄与しているのです。 ナイス!




違いはスウィング平面の角度。

フェデラーのほうが縦振りに近く (ゴルフ型)

エナンのは横振りに近い (野球型)

といった部分です。


グリップがエナンのほうがほぼウェスタンと厚いのも

この横振りにしていることのひとつの理由かもしれません。



もちろんフェデラーも打点が高くなれば横振りになりますので

あまり大きな違いはないのかもしれません。 うるせー


下に弧を描く凹型のテイクバックをすることを前提とすれば

むしろ、高い位置のテイクバックをするフェデラー型のほうが

振り下ろす勢いが使えて、スウィングが楽かもしれませんよ。 ピース


エナンのように振りながら

下に弧を描いて引くことを継続しつつ

少しづつラケットを縦振りにしていけば

すぐフェデラーになるのではないでしょうか。 ナイス!




バックハンド | 投稿者 松原コーチ 15:37 | コメント(1)| トラックバック(0)

アジサイそして桃源郷

梅雨になったが結構テニスが出来ている。

雨が降らなくても植物は温度と湿度を感じ、着実に季節を辿っている。


下川井テニスクラブはアジサイが満開。  叫び

会員さんと雁行陣の動きについて論じた後 (その話はまたいずれ)

アジサイの撮影。

先週、撮ろうと思ったら雨、今週こそ。 カエル

青


駐車場の横には

赤


去年のソフトクリームを覚えている人は居るだろうか?

ムクムク





一方、先週の松原テニスクラブ印西では

桃だ


理想のクラブを目指してここまで来たが

ついに桃源郷だ 祝


タマゴくらいの桃が2ケ。

会員のSさんが植えてくれた木だ。  スマイル


2ケしかない実を盗ってしまったら大変

桃の木の下で帽子をいじらないようにしよう。

李下に冠を正せない木


まあ、帽子を入れるのは無理みたい。  ワハハ



日記 | 投稿者 松原コーチ 21:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

ダブルスのリターン続き

『祐天』 さんから質問を頂きました。

いかがそのコメント全文です。



マイク 松原コーチこんばんわ。
フランカーさんのこの質問への松原コーチのアドバイスを楽しみにしておりました。
(松原コーチのこのアドバイスで少し様子が異なることがわかりましたが)
私もダブルスでのフォアサイドでのクロスリターンが突然おかしくなる(クロスにいかず前衛にとられる、当たりそこないのミスヒットがでる)ことがあり原因を探っていて、松原コーチの過去ログからフォアハンドの”クロスを打つこつ”の4点、特に”4.打点の後ろに入り込むように体重移動”が理論的に大変納得がいきますのでリターン用に取り入れてやっているところです。
コートは人工芝でサーブの球速は極端に早いことはなく、バウンドも比較的低いです。
グリップはイースタンでフラット気味のスイングです。
いまのところうまくいっている感じですが、是非松原コーチからリターンへ活用した場合のアドバイスを頂きたく宜しくお願いします。
(老婆心ながらフランカーさんの質問も私と同様で、コートサーフェス、グリップが違うだけではないでしょうか)


投稿者 祐天 2010/06/26 01:03



私の答えです。

スマイル 祐天 さんのおっしゃるとおりで

リターンでも打点の後ろに入り込むように体重移動が使われます。  ナイス!

  (プロでは通常のクロス打ち)

これはリターンではないので

打点が低いのですが体重移動に関しては分かりやすい例の

アンチッチのオープンスタンスからジャンプした連続写真です。


リターンなら、最初の1コマ目は、待機姿勢のそろえた両足から

右足を踏み込んだところだと思ってください。

  (これが1歩目)


ここで踏み込みながら上体ひねりとテイクバックです。

ボールの後ろに向かって跳び上がり

前向きになって、4コマ目ちょっと後でインパクトです。

そして、右足を外側に、オープンスタンスの形のまま着地します。  ピース

  (これが2歩目)


この形、フットワークで打てれば、クロスに鬼のようなショットが飛んでいきます。 ワハハ



次にもう少し厳しいボールが来た場合ですが

この形だと届かないので上体がボールの方に倒れる事になります。

そのばあい、左足を踏み込んで横向きを保ち、ランニングショットになるのです。  うるせー



これはそこまではっきりランニングショットではないのですが

その要素のある、アガシ連続写真と動画


右足を踏み込み、2歩目の左足がクロスに出て行っているのが分かります。

はっきりランニングショットではない、というのは

それほど上体が傾いていないこと、上体の開きを抑えようとしていないこと

を指して言ったのです。



それともう一つ、この写真、実は、シングルスで

しかもストレートに打ったところなので

ボールの後ろに入っていく勢いを少し抑えているのです。

抑えないとクロスに行っちゃうのです。

  (右足が行かないので左足が追いついちゃったと考えてもいいかも)

その勢いの違いはアンチッチと交互に見比べて見ると判ると思います。



それと次に、右足のつま先の向きに注目

かなり前を向いています。 (アンチッチもそうです)

これにより、右足付け根にひねりが出来て

右足を伸ばす時に上体を前に向けていく力が出るのです。 ナイス!


一方ランニングショットになる場合ですが

上体が傾くほどのときは右足のつま先を横に向け

届かすことと、上体が前向きにならないことを頑張るのです。 びっくり


次にアガシ、世界1のレシーバーの面安定度。

6コマ目、もう打ち終わっているのに

手首の角度を保って、面を残しているのが分かるでしょうか。  びっくり


だから、プロの強烈サーブにも崩されないのです。  ナイス!




レシーブ | 投稿者 松原コーチ 18:17 | コメント(2)| トラックバック(0)

ダブルスのリターン

『フランカー』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント全文です。



マイク リターンの流れで質問させてください。

ダブルスのフォアリターンに限定してお話します。

結論から言うと深さをコントロールできません。

ストロークならスピンをかけて対応できるのですが、リターンだと合わせるのが難しくミスか前衛にやられるを繰り返します。
現状は手首を固めたスイングでタイミングが合うまで打つか、ロブリターンでかわしています。

ブロックリターンすればいいじゃないかと言われそうですが、これもあまり分かりやすい技術解説がなくイマイチよく分かりません。

投稿者 フランカー 2010/06/19 19:55





私の答えです。  (昨年12月23日の焼き直しです)

スマイル 普通のストロークならスピンで対応できるとのことですので

リターンのときの条件だけ考えればいいわけです。

サービスリターンの特殊性として

打点が高いこと、しかもボールが速い。

したがってアウトが多いか、短く足元に打てないか?

ネットじゃないですよね。 


高いところに速いボールが来る。

あわてて、上に向かって打つので、ボールが上に飛び、アウト!!

というストーリー。


これは通常のラリーでの構えから打つからだと思います。

普通はこんな高さで構える。

通常の高さの構え


これは東戸塚校で12月に撮影した田村コーチ


手首の角度をインパクトにあわせ

腕を楽に構えると、手首から先が下がるので

こんな位置になる。

もちろんもう少し上でもいい。



これをこう変えると、リターンに強くなる。

手の位置を上げて構えた  


ラケットヘッドだけ上げたのではなく

腕全体を上げたので、腕の形、手首の角度は変わらない。  

ここから、ラケット面を外向きになる方向に、しかも徐々に上に引いていく。

高くバウンドしてくる強力サーブを上から押さえ込むことができる。  ピース


もちろん浅く、足元に打ち込むこともやりやすくなる。

 

実は、もう少し高く構えてもいいんです。

そしたら徐々に上に引いていかなくてもいい。

その代わりさっきのより、さらにもう少し

ラケット面を外に向けて引くようにしたほうがいい。



田村コーチも、本当はあと20cmくらい高く構えている。

ただそうすると、彼の自慢の・・が隠れてしまうので少し下げたのだ。 ベー 

どの高さがベストかというと

相手のサーブの高さしだいとしか言いようがない。

いくつかやってみてしっくり来る高さにすればいい。
  

ただ、あえて言うと、ぴったりの高さより

少し高めにしといたほうが低いボールにもあわせやすい。 ナイス!  


低くめに構えて、後で上げるほうが、テイクバックに時間がかかり

手間取ってエラーしやすくなる。   うるせー


 
レシーブ | 投稿者 松原コーチ 21:36 | コメント(2)| トラックバック(0)

スウィートスポットで捕らえるには


『てにすぅ』 さんから質問をいただきました。

テニスを初めて4年目だというのにスイートスポットを捕らえることがとても苦手です。

どうしたら真ん中でしかもいい打点で捕らえられるかいうお話。

コメントが長かったのではしょります。





私の考えです。


スマイル ボールをしっかり見ていますか?

しっかり見ていると、たいてい、振り遅れます。  うるせー

極端なことをいうと

インパクトまでボールを見て、それから振れば、必ず遅れます。

打点が狂って早すぎるという人はあまりいないので

たいていの人が遅れる方向なのはそのためです。

ボールはもちろん見なければいけないのですが

ボールそのものより、ボールの動く黄色い線をしっかり見る。 びっくり

というのはどうでしょう。


われわれは、ボールを見て打っているのではなく

頭の中で想像した(予測した)ボールを打っているのです。  ナイス!


確かに途中までは本物のボールを目で追っていますが


途中からは想像したボールをインパクトぴったりタイミングで打つわけです。  

ですから、打点まで見るのをやめる。

自分から1m以内に入ったら、ボールは見ない。  悪だくみ

  (1mというのはたとえばで、いい加減な数字ですが)


実際はボールの軌跡をイメージすることにより見ていると錯覚している。 うるせー 



じゃあ具体的な練習法です

頭の中にしっかりボールの動きのイメージができるようになればいいのです。

ボールを想像して、そのボールをジャストミートする素振りをする。

その後で、実際のボールを打ってみる。

あなたがボールの軌跡を想像できる人なら必ずできます。 びっくり



たったこれだけのことなんですが

ライジングも普通のフォアも、ボレーもスマッシュもいい打点で

スウィートスポットで捕らえられるようになると思います。 ナイス!


練習法 | 投稿者 松原コーチ 21:08 | コメント(3)| トラックバック(0)

サーブアンドボレーにどう対処するか

『継続は力なり』 さんから質問をいただいていたことへの答えです。


シングルスの話です。


スマイル 通常予想される答えは

1、足元に低く返して、返球をパスする、でしょうか。


後2つ、答えがあります。

2、リターンで抜く。

3、リターンでロブを上げる。



1番でいくと、相手ボレーがうまいとアングルに決められたり、次のパスをミスさせられたりと

いやなケースがちらほらイメージさせられます。  冷や汗

私はだめですが、俊足とランニングショットで鳴るあなたにはお勧めです。


鈍足の私は1番はなしです。


2番か3番。

相手のスマッシュがへぼならロブが一番。

ロブで簡単に点がもらえるなら他に選択肢はいらない。 ベー


スマッシュ上手なら抜くしかありません。  あれー?


通常1発で抜くにはダウンザラインにバシッ。

余裕があればもちろんそれでいいのですが

私の好きなのはクロスのトップスピン。

それでもしも返ってきたら

快足? をとばしてパス。 ピース

快足? がとどかないときは何事もなかったかのように

次の位置に移動します。   にっこり


まあ、1ゲームに2点くらいはあげてもいいのです。  悪だくみ




実は今日は年間4回行われるうちの社員研修会。

これをみんなへの例題とし、意見を出してもらいました。


いきなり、「抜きます」 といったのは松原テニスクラブ印西松本コーチ。

さすがは、『スペイン風ストローカーのマッチャン』  ガハハ



次に、 「まずロブをあげてみる」 といったのは東戸塚松原テニススクール馬込支配人。

聞いていた全員が、「オッ」   びっくり

彼は地道なストローカーの私に対し、対極にいる

『さすらいのサーブアンドボレーヤー』 なのです。  うるせー



ネットに出なれているやつが言うんだから間違いない。  ナイス!




試合等 | 投稿者 松原コーチ 21:10 | コメント(2)| トラックバック(0)

大池公園にて

先日、我が家の裏庭、大池公園を散策。

前回も梅雨前最後と思って行ったのだが

今回も晴れたので、オクサンと再度、梅雨前最後の散策。 カエル

前回に比べ、アジサイがだいぶ色づいている。

赤紫のアジサイ



次に、こちらは古い、原種に近いタイプなんだそうだが

最近、すこしづつ増えてきたような気がする。

チリチリタイプ



林の中からはさかんにウグイスの声がする。

うちの近所のは、「ホー、ケキョ」 なのだが

大池公園のウグイスは、「ホー、ホケキョ、ウ」 と妙なる鳴き方。

さすがに競争の厳しいところで鍛えただけの事はある。


枝の上で歌っているウグイス発見  音符

ウグイス



さて池のほうへ

カルガモの親子をはじめて見た。

カルガモの親子


お母さんが向きを変えた。

たいへんだ


子育てはたいへんだ、なるべく近寄り過ぎないようにする。




さて帰り道、リスの群れに遭遇。

シッポの大きな台湾リスだ。

台湾リス


冬は木の皮を食べてしまうらしく、かなり森を荒らしているそうだ。



公園を出るところもアジサイ。

しろいアジサイ


梅雨の季節はアジサイの季節なのだ。 


ポツリポツリと降りはじめている。  雨   カエル



日記 | 投稿者 松原コーチ 18:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

シャラポワ打ちは芝に強い

ウィンブルドンは芝コート

バウンドが低く、速いペースで滑って来るし、イレギュラーも多い。

そこで、有効なのがシャラポワ打ち。

頭の右側にフィニッシュする例のやつだ。


打点を遅らせて打てるし、短いスウィングの急加速なので

速いペースの打ち合いにも強い。   ナイス!


ここで、シャラポワ登場、といきたい所なのだが  

365の連続写真にはシャラポワが不在。 不満


それではと、お願いしたのが、エナン。 


彼女の連続写真を見てください。


7コマ目くらいから、手前のほうに引っ張りながら
上にフィニッシュしているのがわかると思う。

実は、見た感じはそうなのだが

本当はもっと前に大事なポイントがある。


打点を遅らせて、少し後ろで取り
そのためにフィニッシュを上に抜けさせるのがこの打ち方なのだが

力としては、4コマ目くらいから、すでに腕で引っ張りにかかっている。  

引っ張ることにより、ラケットヘッドを先行させ、面を打球方向に向ける。  筋肉

又、引っ張ることにより、回転半径を小さくして、急加速。

5コマ目で一気にそこまで到達し、インパクト。

上に振り抜くことによるトップスピンと急加速による、思いがけないほどのスピード。

いきなりの抜き打ち的な奇襲効果もあり、有効なショットだ。


最後に腕を上に伸ばすことにより減速し、終了となる。


非常に腕の負担が大きいショットのように思いがちだが
実は、腕に関しては引っ張るだけの単純作業 
それほど腕にきついショットではないのだ。

可憐な?、シャラポワやクライシュテルスが使っても  
これを理由に、腕を壊したりはしていない。


引っ張り始めるタイミングを思い切って早めに取り
引っ張ることによる、加速を感じられるセンスの持ち主なら
そんなに難しくはない。


もうひとつのコツだが、上体を回転させて打つのではなく
むしろ回転を止めて腕打ちにすること。  

ある程度横向きを残すことにより打点を後ろにできるわけで
回してしまったら右肩が前にでてきてかえって打ちにくくなる。

ナダルやクライシュテルスは上体を回しながら振り切ることもあるが
それには姿勢がまっすぐなことが条件だ。

コツをつかむまでは上体の回転は抑えたほうがいいと思う。

トップスピナーじゃないと使いにくいかもしれないが
深くすべるショットが来たり
ワイドに振られたときに役に立つ実用的なショットなのだ。  ナイス!

フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 16:05 | コメント(2)| トラックバック(0)

ウィンブルドンで勝つには

さあ、ウィンブルドンが始まる。  祝

初戦、錦織はナダルと当たるのだそうだ。

今日は錦織がナダルに勝つ方法について考えてみる。 悪だくみ


勝つことを前提に考えれば、方法はあるものだ。 ナイス!



男子シングルスで勝つには

ほぼ全部のサービスゲームをキープすること。

1セットの内、1回か2回、相手のサーブをブレークすること。


基本的にはウィンブルドンでも同じだが

ここでは、他のサーフェス以上にサービスキープの重要性が高くなる。

それはサーブのバウンド後のペースが速いためで

リターンが非常に難しい。

ブレークしにくいから、自分のサーブをキープすることがより重要だという論理である。


しかし、先手を取っていいリターンが打てるなら

リターン側がいつでも優位に立てるコートでもあるのだ。 悪だくみ




さて、錦織と同タイプでウィンブルドンを制した選手がいる。

『ちょっと落ちるサーバー』 で 『速いテンポのストローカー』   びっくり

1992年のチャンピオン、アンドレ・アガシだ。


彼はどうやって勝ち進んだのだろうか?


まず、サービスゲーム

クレーやハードではそれほど凄くないアガシのサーブだが

芝の上ではそれなりのペースになり、とりあえずリターンが帰ってくる。

それをアガシはストローク1発でしとめる。

フラット性のハードヒットは芝では特に速いのだ。

もしフラットに叩けない時はトップスピンでオープンコートへ

次のボールを1発で・・・  

1セットに1回くらいはダウンもあり。 冷や汗


次に、リターンゲーム

なるべくリターンから1発で・・・

とりあえず返しておくなんて考えない。

サーバーに先手を取らしたらキープされちゃう。

3ゲームに1回でいいから

3発連続でリターンエースを食らわせ、+相手エラーが1本。  うるせー

1セットに2回はダウンを奪って

1セットいただき。   ピース




錦織もアガシと同じことをやればいいのだ。

サーブは似たり寄ったりだが

相手はナダル

ファーストの率を上げながら、セカンドは無理するしかない。

とにかくリターンで叩かれないようにし

次のショットを攻める。

とにかく、1セット、1ダウン以下に抑える。 ピース



リターンゲームは世界最高のレシーバー、アガシと同じことをする。

自分の事を 『世界最高のレシーバー』 と信じて叩くのだ。  びっくり

ナダルのサーブは互角以上のラリーに持ち込むつもりで打ってくるサーブだ

それほどたいした事はない。 うるせー

1セットに1ダウン以上取る。  ピース



とにかく長いラリーはしない。

速いテンポで先手、先手、先手、要所でドロップショット。


6-4、6-3、7-5 で勝つ。 ピース


がんばれ ケイ 叫び



試合等 | 投稿者 松原コーチ 19:11 | コメント(2)| トラックバック(0)

リターンはサーバー側に向かって構える

mさんが12月21日のブログ『クロスの打つコツ』 にコメントを入れてくれたので

そこに入っていた、『Perth』 さんのコメントに対する約束を果たしていないことに気付きました。


以下が、『Perth』 さんのコメント、全文です。



マイク 私にとっても、特にダブルスのクロスリターンが課題です。引っ張りきれず前衛に捕まることが多いこと。。。

最近解決策を思いつきました。松原コーチ、この考え方で正しいか教えていただければ嬉しいです。(以下ダブルスイメージです。)

「どこからサービスを打つ相手に対しても、構えるとき(相手ではなく)狙う方向に対して足をポジション(正対)する。」すなわち、構えるとき、(例え相手がサービスをセンター寄りから打つ場合でも)まずは相手は関係なく狙う方向(ダブルスの場合、シングルサイドラインとベースラインとの交点辺り)に対して構え(正対し)ます。そして、相手がサービスモーションに入ったら、足の位置は変えず、顔だけ相手を見ます。

特に男子の場合はサービスが速いため、構えのままのスタンス(オープンスタンス)でリターンするのが普通です。そこで、狙う方向に打ち易いスタンスをあらかじめ構えの時に作っておく訳です。

今のところこれで上手く行っているものの、こんな方法は人から聞いたことがないだけに何となく不安であります。。。(上手く行ってりゃいいじゃないか、と言えるほど強気になれる性格ではないもので。)

ご返答いただければ嬉しいです。
投稿者 Perth 2009/12/22 01:26





私の考えです。


スマイル すごい、この考え方は全く正しいと思います。

私が解説するよりもよほどわかりやすいと思いましたので、そのまま掲載しました。

じゃあ、といって終わるつもりでしたが

それではすこし誠意が足りないかなと思い

少し私の考えを足します。


私はレシーブの構えで、サーバーに正対するように構えます。

それにより、サーブに対応しやすくするのです。

これは通常のラリーでもそうです。  ナイス!


では、私と、『Perth』 さんの構え方、どちらが正しいのでしょうか?  悪だくみ


私はどちらも正解だと思っています。

試しに両方やってみてください。

実はほとんど変わらないはずです。

サーバーの立つ位置により若干の差が出来るとは思いますが

外から見たら分からないほどの差だと思います。



ここのところで特に重要なこと、いつも気にしてほしいことは

構えの時にベースラインに沿って足をそろえなければならないと思っている人が多いのですが

サーバーの方、打つほうを向くと打ちやすくなりますよと言う事です。


私のやり方と、『Perth』 さんのやり方、両方やってみて

しっくり来た方をやればいいと思います。  ナイス!



ただ、私の負けず嫌いの性格に言わせますと

Iフォーメーションに対してだけは私の勝ちかなと思います。 ピース うるせー



レシーブ | 投稿者 松原コーチ 12:08 | コメント(2)| トラックバック(0)

姿勢を保てないならランニングショット

昨日は伊豆高原の某所で

日本テニス事業協会の泊りがけイベントがあった。

無線LANでこの原稿をUPしようとしたが無い。

したがって、昨日のブログはお休みになってしまった。



さて、フォアハンド、クロスに打つにはのシリーズ

予定では最終だ。


ランニングショットの話だ。

まず比較にランニングショットじゃないやつ。

フォアにぎりぎりに走らされたがかろうじて姿勢が保てるときは

ありました、アンチッチの連続写真と動画


これだけきつい状況なのに身体の軸をがんばって垂直に立てている。

ラケット面が正しくて、軸が垂直なら、空を飛びながらでも入るのだ。 ナイス!


右足で踏み切り、右足で着地することにより

上体をインパクト時、前向きにすることにも成功。 ガハハ


そしてネットに向かって右に飛ぶことの反動で、左(クロス)に振りぬく。




じゃあ、もう少し厳しいボールだとどうなるだろう。

身体の軸を垂直にしたままだったらとどかなくなる。 あれー?

それでは、どんなに美しいフォームもただの空振り。 うるせー



エナンの技を見せてもらおう。

これが彼女のランニングショット、連続写真と動画



少し上体が打点のほうに傾いている

その甲斐あって、打点も少し遅れぎみだが何とか届いている。

この軸で上体を回転させたらアウトするだろう。 冷や汗


それを感知したエナンは、左足着地のランニングショットに切り替えた。

  (本当は追いつく前に決めているのだが)


左足着地にすることにより上体が前向きに回転していくのを防いだのだ。 ピース


上体が回転しないのであれば軸は傾いていてもOK。

  (回転がなければ軸とは言わないが)  

腕のスウィングとラケット面だけがコントロールに利いてくる。

身体を使えない分、威力は少し落ちてしまうがコントロールには問題が残らないのだ。 ナイス!



打点が少し遅れ、後ろになった分は例のシャラポワ打ちで解消。

フィニッシュを頭の右に取っている。 びっくり



右足踏み切り、左足着地。

だからランニングショットはこのフットワークを使うのだ。 ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 17:52 | コメント(6)| トラックバック(0)

プロでは通常のクロス打ち

昨日は日本テニス事業協会主催のテニスプロデューサー限定研修会。

とてもいい話を聞くことができた。

どうゆう会社を作るかという話なのだが
私の心にすんなり収まり、いい予感が漂いだした。

懇親会では久しぶりに 『ためにならないブログ』 通称 『ためブロ』 さんとお会いし
テニス談義に花を咲かせた。

『ためブロ』 さんの今日のブログにその模様が書かれていたので
興味のある人はぜひ覗いてみてほしい。




さて、プロはどうやってクロスに打つかという本題。

ちなみにプロはほとんど動きながら打つ。

その動き方の話だ。


まずは体重移動の話から。


野球でホームランを打つとき体重移動を前の足で止め

その反動で強烈なスウィングをする。

前にも2度ほど使ったこの写真。

ホームラン


打球方向に押すのではなくむしろ逆というところに注目してほしい。



そこでフェデラー

少し浅めのボールに対しベースライン内に踏み込んでのハードヒット。

その連続写真と動画を良く味わってほしい。


左足を踏み込んだところからだが

左、クロス方向に打つのに、身体は右側に動いていくのがわかる。 

前方向への動きも止まっている。

つまりこの左足は乗っていく足ではなく、つっかい棒なのだ。 ナイス!




次に横に動く場合。

もっと激しく動いてほしいのだが写真が見つからない。

ただ、動かなくても打てそうな位置なのにあえて動きを使って打つことに注目。

再び、フェデラー。

オープンスタンスからのクロス打ち連続写真と動画

やはり、体重を右に移動することにより

その反動で左に、クロス方向に打っている。 ナイス!


この余裕のある動きを見れば (どちらにでも動けそうなのに)

ほんのわずかだが、自然に右に動いていることが感じられるだろう。


実際、プロは余裕があるのにわざとぎりぎりに飛び込みざま

クロスに鋭角のショットを打ち込んだりする。 悪だくみ

ヒューイットなどはほとんどこのフットワークで

左右対称、フォア、バックとも走りまくり、打ちまくりしている。 びっくり


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 11:37 | コメント(10)| トラックバック(0)

フォアハンドをクロスに続続編

今日はフォアハンドでクロス方向へ打つためのおせっかいなお話。

クロス方向へ振るためにはここへ引くはずだろ

というお話し。

ちゃんと絵で見せるべく、再度のトライ。 うるせー


東戸塚松原テニススクール藤田コーチ

フォアハンドのテイクバックをしてもらいました。


このテイクバックをネットから見たら

どっちへ打ってくると思いますか?

立てて引いていったところ


こちらから見て右側、クロスにパスが来そうですね。

そうです、クロスに打つ方角の反対側

この写真だと左奥にテイクバックしました。


そう 『犬が西向きゃ尾は東』 うるせー
なんです。


クロスへ打つための構えなのですが

実は、もう少し引きたして、ラケットヘッドを遅らすと

逆クロスにも打てるのです。  まいったぁ



この写真のタイミングで

最初からグリップが顔に隠れるくらいだったらどうでしょう?

クロスに打つのは苦しいのでダウンザラインにパスが来るでしょうね。 イシシ

バックボレーに早く行きましょう。

いただきです。  ピース



クロスに打てるようにするにはさっきの構えです。

  (引きすぎないこと)


しかも反対側にも変更可能。

  (どちらにも打てると言う事です)


どちらのテイクバックが有効か言うまでもありません。 ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 22:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

花紀行

梅雨が近づいてきた。

空気が湿って重い感じがする。

さだまさしの、『つゆのあとさき』 音符  によると

この時期の風は、トパーズ色をしているのだそうだ。

この、『ズ』 のところは高い 『ラ』 の音、私の限界の音なので

この湿った時期でないとなかなか歌えない。 叫び


さて梅雨といえば、『アジサイ』

あの怪しく色を変えていくところがなんともいえない。

金曜日の横浜ガーデンテニスクラブ、駐車場の奥には

青くなりかけのアジサイ

青い色が


こちらは紫になるのか

赤紫が


レッスン前の朝、パチリ。




さて、日曜日はお休み、梅雨前最後の晴れ間。 晴れ

大池公園まで奥さんと花見、鳥見。


こちらには、泰山木 (たいさんぼく)

大きな花だ。

たいさんぼく


鳥見のほうは声はすれども、なかなか見つからない。

かわせみの写真を撮っているおじさんを見つけただけ。

声をかけて鳥のことを聞くと

すかさずバッグから写真集が出てくる。

その写真、只者ではない。


毎日、ずうっと待ち続ける根性がないと写真に撮るのは難しいようだ。

もちろん道具も違う。



帰り道、池のほとりにはすの花が

はすの花

その横には咲きかけのはす

はすの若者


動物も花も子供はかわいい。  スマイル



さて、ぶらぶら帰ろう・・・・  カエル



日記 | 投稿者 松原コーチ 20:37 | コメント(6)| トラックバック(0)

フォアハンドをクロスに続編

クロスに打つ方法について、『m』 さんから質問を頂きました。

以下がそのコメント全文です。

ちょっと長いなと思いましたが、切りにくいのでとりあえず全部コピー。




マイク 最近大盛況ですね。
質問する隙が無いほどです。

さてフォアのクロス打ちの話ですが
「レッスンでも、横向きすぎてクロスに打てない人、多いんですよね」
「大前提としてインパクトでクロス方向に向けること」
「自分が邪魔でクロス方向に振れない人がたくさんいます」 
はい。そこなんです。そこを解説して欲しいんです。

良くスクールでセンターでレディし、フォア側遠めに球出しされてクロスに打たされるじゃないですか。
この状況はフォア側に走るから身体が横を向きます。
肩を入れて~とか言われるので余計にそうなります。
クロス方向はその向きに対して90度以上回転しないと身体がクロス方向を向きません。
この時のミソはどこにあるのかなと。

回り込むように走れとも言われますが、イマイチ実践的では無いような気がします。
「体重のかけ方の話もありますが今日のところは体重の移動方向の逆に飛びやすいとだけ言っておきます」
ここがミソではないですか?

後ろ足加重のまま、前足に体重を移動せず、一気に90度以上回転させる。場合によってはジャンプしても良い。
なんかそんな気がしていますがどうでしょうか?

投稿者 m 2010/06/13 01:23




私の答えです。

スマイル フォアハンドをクロスに打つ話を3つに分けたいと思います。



1つ目は、時間的に余裕がある、通常の状態からの打ち方。


2つ目は、右に走らされ、止まって打つ余裕はない場合。

     プロの普通の打ち方 (退がりながら打つ場合もいっしょ、体重移動も重要)


3つ目は、右に走らされ、垂直な姿勢では届きそうにない場合。

      (ランニングショット)




とりあえず今日は1つ目。

普通にクロスに打つにはどうするのか?


フォアハンド、基本的にインパクトで上体が前向きになります。  にっこり

そしてクロス方向にラケットを振り出していきます。

ラケット面もクロス方向を向きます。



構えで横向きになりすぎ、インパクトで前を向くのに遅れるようですと

自分の左半身が邪魔になってクロス方向に振りぬきにくくなります。  冷や汗


ここで気にしておかなくてはいけないのですが

横向きが悪いというふうに思ってしまうと間違うかもしれないという事です。

実は、横向きになるのが遅いので

前に向いていくタイミングを逸してしまう人が圧倒的に多いのです。

ボールがバウンドするはるか前に横向きが終了して

前を向いていくタイミングを計っていなければなりません。  ナイス!


間に合いそうもないときは横を向かないことです。 うるせー




もう一つは 『犬が西向きゃ尾は東』 悪だくみ


力強いショットを打つためには

ワンピースのスウィングをクロス方向にする必要があります。

ワンピースといっているのは一つながりの滑らかなスウィングという意味です。


ですから、西に打ちたければ、東に引けという事です。  ガハハ

クロス方向に振り出せる位置にラケットを引かなければ一気のスウィングは出来ません。 冷や汗

充分なテイクバックをするべきですが

引きすぎるとクロスに振り出せなくなります。 悪だくみ


どれくらいまで引くかは

クロスを意識しながら、ボールを想像し

テイクバックの大きさを変えて素振りしてみればすぐに分かると思います。  ナイス!



次に、『回り込むように走る』 入り方ですが

確かにベースライン近くでは実戦的ではないようですね。

浅いボールが来て、決めに行く時だけは意識すべきだと思います。 ナイス!


『エアーケイ』 をぶちかますには絶対に必要だと思います。  びっくり



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:34 | コメント(3)| トラックバック(0)

サンプラスとフェデラーのサーブ

『うそほんと』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント全文です。



マイク はじめまして。
でも大変お世話になっております。

サーブについての質問ですがフォロースルーの時サンプラスの様に肘を残すかフェデラーの様に自然に流すか差は何なのでしょうか?
私自身はトロフィーポーズの肘の角度を出来るだけ保ち肘を残す様に打っていたのですが、フェデラーっぽく(遠心力に引っ張られて自然に肘をのばす)様に振ってみたらいつもより回内が良く効いて良いサーブが打てた気がしました。
出来ましたらご意見お聞かせください。
よろしくお願い致します。


投稿者 うそほんと 2010/06/11 12:31




私の答えです。

スマイル サンプラスとフェデラー、どちらも最高のサーバーの一人でしょう。

技術的な要素はほとんど変わらないと思います。

その中でどこを多く使うかということが少し違っています。

サンプラスのほうが打点を後ろ気味にしてフラットサーブを多く使います。

  (後ろというのは身体の軸に対してで、絶対的な位置はかなり前です)

ピンチになるとエースを狙って1発で決めるシーンを覚えている方も多いと思います。 ピース

このフラットサーブに打点を後ろ気味にして内旋、回内を強烈に使う。 筋肉

これで肘を残したフィニッシュになるわけです。

そして、この打ち方はフラットに打つ時、ボールの距離感、深さのコントロールに大変優れているのです。

ジャンピングスマッシュもこのフィニッシュにします。

一方、フェデラーは 『どフラット』 のエース狙いというのはあまり使わないプレーヤーだと思います。

スピンサーブとスライス気味にしたフォアのコーナーへのサーブを滑らかに打ち分けるプレーヤーです。



次にプレーヤーのテニススタイルから考えて見ます。

サンプラスはサーブ・アンド・ボレーヤーで

リターンを自由に打たせない程度のサーブを常に必要とします。

フェデラーよりはサーブに対する緊迫度が高いのです。

ですから、少しがんばってサーブしているのです。


フェデラーは少し有利にラリーを始められればいい訳で

滑らかに疲れないようにやっているというのは

凡人からの僻みっぽい見方でしょうか。  うるせー


それと、サンプラスのフィニッシュはコンパクトになりますので

打ち終わって、ネットダッシュに移るのに有利ですよね。

案外これが本当の理由かもしれません。 あれー?



われわれがまねをするのにどちらがいいのかということになりますが

どちらも悪い使い方をしているわけではありませんので

どちらでもしっくりくるほうでいいのではないでしょうか。  ナイス!


フェデラーも内旋を使い肘もフィニッシュである程度曲がっていると思います。

インパクトでも肘は伸びきっていないのですよ。


ただサンプラスの使い方は腕力がある程度必要になると思います。 筋肉




サーブ | 投稿者 松原コーチ 19:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

サーブ球種の話

『手に鈴木』 さんから質問をいただきました。


以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ、また質問させていただきます。

数日前に、サーブの話が出ていましたが、サーブについて2つ困っていることがあるので質問させてください。

1.トスの位置。
スライスサーブはやや前右より、スピンサーブはやや後ろ真上、フラットはやや前やや右より、のいちに上げるのですが、相手からサーブのコースを読みやすいといわれています。スライスでコーナーに切れていっても拾われることが多々あります。
多少威力が落ちてもトスの位置を一定にするよう練習した方がいいのでしょうか?

2.子供のサーブ練習
次は娘(5年生)のサーブですが、グリップはコンチネンタルで一応頭上でボールを捕らえてかるーいスライス気味のボールをボックスに入れられるようになっているのですが、次のステップをどうしたらいいかわからず困っています。内転を入れたフラット気味のボールを指導されているのですが、腕を無理やりひねってボールはどこに飛ぶかわからない状態です。
本人は、サーブは変なこといっぱいするから混乱する言っています。
このまま、内転を使ったサーブを練習させた方がいいのでしょうか?
投稿者 手に鈴木 2010/06/11 02:27




私の答えです。

スマイル コースによってトスを変えれば必ずコースを読まれます。  

教科書にでてくるようなスライスサーブと

やはり、教科書にでてくるようなスピンサーブを使い分けるプロはいません。 


通常は、バックに入れるスピンサーブを軸に

フォアに入れるときは少しスライス気味にします。

バックにスピードでエースを狙うときはすこし厚めに当ててフラット気味にします。


若干はトスの位置を変えてもいいのですが、やりすぎればばれます。 あれー?


女子でスライスサーブを軸に使う人は

バックに入れるときは少しだけスピン気味の使い方をします。

バックに早いサーブでエースを狙うには少しフラット気味にします。


先日も書いたとおり、スライス気味は回内をあまり使わず

スピン気味にするときは回内を余計に使ってフィニッシュの位置を変えます。


気味・気味・気味・気味・・・・ばっかりでしょう。


典型的なスピンとスライスの間のどこかでいいのです。

はっきり名前の付けられるサーブを打つことが大切なわけではありません。


プロの連続写真を見て技術解説をさんざんやりましたが

この人がなにサーブなのかわからないことがとても多いのです。


トスによりコースがばれないようにするということがひとつ 悪だくみ

もうひとつは自分自身がとっちらかってしまわないためだと思います。 うるせー

2種類のサーブが打てるという理由でポイントをもらえるわけではありません。

右端から左端まで、サービスボックスを幅いっぱいに使えればいいのです。  ナイス!

そして威力は妥協する必要はありません。

ただ曲がり具合ははっきり打ち分けるのに比べ少し落ちます。



ただひとつ、テニスのコーチだけは、ばれるくらいはっきり打ち分けられると便利です。




お嬢さんのサーブですが

威力のあるスライスサーブをコントロール良く打ち分けられればいいのではないでしょうか。

今はトスの位置を変えてコースを打ち分けてもいいと思います。

ばれるころには握手しています。 びっくり


セカンドも振りぬけるようにする。

  (セカンドをフラットで振りぬくのは無理ですよね) 


それがある程度、安心してできるようになったら

練習でフラットサーブをやることは悪くないと思います。

将来、大物になるには必要です。


お嬢さんのキャリア、体力を考えると

今は、2種類のサーブをやることは難しいのではないでしょうか。

ただこれは、本人を見ないで言っていることですので

間違っていることもありえます。  冷や汗




それと今、スマッシュ、ジャンピングスマッシュをしっかりやっておくことです。

もちろんフラットです。

その面感覚、スウィングスピードがサーブに帰ってきます。 ナイス!




それと内転という表現ですが

プロネーションという英語を昔誰かが誤訳したもののようです。

テニス界では一時みんなが使っていた言葉ですが 冷や汗

前腕を手の平が下向きになるように捻る動きです。


回内という言葉が正しいようで、最近はもっぱらそう言っています。 ナイス!



サーブ | 投稿者 松原コーチ 21:01 | コメント(1)| トラックバック(0)

つい深みにはまる

昨日、松原テニスクラブ印西でブログを書いていると

横の席から長迫マネージャーが声をかけてきた。


「ブログですか、よく続きますね」

「フォアをクロスに打てないという話なんだよ」

「レッスンでも、横向きすぎてクロスに打てない人、多いんですよね」

「ええっ、そういえばそうだよね」  まいったぁ



クロス打ちということで、つい逆クロスとの対比で考えてしまう。

机の上で考えてしまうことの弊害が出てしまった。  あれー?



急遽、UP直前に大前提というやつを追加。   悪だくみ

『大前提としてインパクトでクロス方向に向けること (前向きになれること)』



『インパクトで前向きになる』

うちのスクールで当たり前の大原則

あまりにも当たり前で

話に出てこないという、『頭の大硬直化』


大いに反省させられた瞬間だった。  冷や汗



自分でも先日、プライベートレッスンでクロスに打てない人を矯正したばかり。

そのときはジュースコートのサイドライン外から球出しをした。

生徒さんはクロスにしか打ちようがなかった。 うるせー


話も理屈もそれからだ。  (もちろんこれも理屈のひとつなのだが)



これからは、コートに立っているつもりでブログを書こう。


長迫君 ありがとう。 ナイス!




フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 12:34 | コメント(7)| トラックバック(0)

フォアをクロスに打つには

『継続は力なり』 さんから再度、質問をいただきました。

サーブをフォアのコーナーに打ち込むことに成功したようで何よりです。

コメントの全文はこちら

以下がクロス打ち質問の部分です。



マイク それと、今までに何度か解説してもらっているのですが、
フォアハンド順クロスの打ち方のコツがあったら再度教えてもらえると
助かります。逆クロスは、簡単に打てるのですが順クロスは難しいです。
スピンがかけづらいです。ナダルシャラポワのような、独楽回し打ち
をすればいいのでしょうか?
投稿者 継続は力なり 2010/06/08 15:03




私の答えです。

スマイル クロス、逆クロスの打ち分けですが

基本的な考え方は

まず、クロスに打てる人は逆クロスも打てる人です。

クロスに打てる面と、スウィング方向を作っておき。

そこから少しラケットヘッドを引き足し

上体もさらに開き気味にして逆クロスを打てるようにします。



ではクロスに戻ります。

大前提がひとつ。

大切なポイントは2つ。



大前提としてインパクトでクロス方向に向けること (前向きになれること)

自分が邪魔でクロス方向に振れない人がたくさんいます。 うるせー

私の写真も前向きでしょう。



次に大切なポイントとして

まずは手首。

ラケットヘッドが遅れないように硬めます。  ナイス!

クロスに打つ面と手首


手首を緩め、先が遅れると、面が逆クロス方向を向きます。

逆クロスの面と手首


これは逆クロスのコツです。



2つ目のポイントはスウィング方向。

クロス方向に振ること。

  (そのためにはさっきの大前提、前向きになれること)


後ろに引きすぎるとクロス方向に振りにくくなります。

打球方向の反対側

横向きの構えの右前に引き、 (少し前向きのほうがいいが)

アウトサイドインを強調して、クロス方向に振り出します。 ナイス!



以上のクロスに打つ形を作れるなら

そこから逆クロスに変更することが可能

ということがわかるかと思います。


逆に、最初に逆クロスの形を作るとクロスに変更することは難しいのがわかると思います。



体重のかけ方の話もありますが

今日のところは

体重の移動方向の逆に飛びやすいとだけ言っておきます。 あれー?



シャラポワやナダルの独楽回し打ちは

ウィンブルドンも近いので近日中にやりましょう。

ただこれはクロスに打つための技術ではありません。

シャラポワはこれでダウンザラインのエースを狙います。 ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 20:02 | コメント(4)| トラックバック(0)

ナダルのフォアハンド

ナダルの弟』 さんから質問をいただきました。
ちょっと長いコメントですが
削ってしまうとわからなくなりそうなのでそのままコピーしました。


以下がそのコメントです。

マイク今回、ネットでテニスの情報を探していたらこのサイトに行き着きました。
内容の充実さがすごいと思いました。
これから、来ようと思います。
いきなりですが、個人的に思っている疑問があります。
それはナダルはウエスタン?のような厚い握りなのに
なぜ腕を棒のように伸ばして打つのか?です。
自分は中学の時軟式をやっていたのでウエスタングリップだったのですが、その時に脇はボール1個入るくらい開けるのがいいと言われたからです。(結果的に肘をたたんで?打つような打ち方をしていました。)
硬式に転向したのですが、ウエスタンで腕を伸ばすようなフォームに変えたほうがいいのか?と思っています。
腕を伸ばすメリットや特徴、など教えてほしいです。
もうひとつは説明しにくいのですが、ナダルのフォアを見ているとテークバックが終わってから手首を180度くらい回転させてそこからスイングをしているからです。
自分でやってみると確かにスピンはかかりやすいと思ったのですが
こういう打ち方もスピンをかけるためには取り入れた方がいいのでしょうか?軟式から転向したので打球がフラットドライブ?みたいな感じで
スピンの効いた球を打ちたいと思っています。

投稿者 ナダルの弟 2010/06/05 19:52




私の答えです。

スマイル 昔は軟式のほうがトップスピンが多く、硬式はフラットでしたが
そういえば、現代のテニスは硬式のほうが圧倒的にスピン量が多いですね。


さてまずはナダルが腕を伸ばして打つ話。

これは私の仮説です。 悪だくみ

通常ウェスタングリップで腕を曲げて打つ理由は
そのほうがスウィングスピードが速くなるためです。

回転半径を小さくしたほうが同じ運動量なら角速度は上がります。

以前、浅田真央さんのトリプルアクセルの写真で説明したことがありました。

腕を縮めるととスピンが早くなるのです。


ところが回転スピードをこれ以上あげられなければどうでしょう?

  (しかも腕を伸ばしても同じスピードで振れるなら)

腕は伸ばしたほうがラケットヘッドのスピードは速くなりますよね。

腕力が無尽蔵にあるナダルはその領域に達しているのではないでしょうか。 筋肉

普通の日本人男性ではご利益が薄いと思いますが

あなたがプロレスラー並みの腕力の持ち主ならお勧めです。 びっくり



次に、脇にボール一個入れるようにというのは
脇を閉めて打てということだと思います。

こうすれば肘がたたまれ通常のスウィングの速いウェスタングリップになります。

低いボールに対しては、脇が閉まって、安定した面も作りやすくなるでしょう。

ただし、高い打点では打てません。

  (腕を上げると脇が開いちゃいます)

軟式のボールは弾まないので、一般に打点は低めです。

硬式はバウンドしますので、プロは基本的に脇を空けます。

打点が低くなれば自然に脇が閉まります。


もしクラブレベルで、砂入り人工芝コートでしかプレーしないのであれば

基本的に脇が閉まっていても大きな欠点とはなりません。




最後にナダルが手首を180度も動かす話。

たぶんクレーコートでのプレーでテイクバック終了時
ラケット面を下に向けたまま前後にゆすっている状態を言っているのだと思います。


ラケットを振り出していくとき
ラケット面は下向きからだんだん起きていき
ほぼ垂直になってインパクトを迎えます。

トップスピンをかけるには、面がほぼ垂直の状態で下から上にこすり上げるわけです。

基本的にはアッパースウィングで打てばそうなるわけですが
そのスピン量をさらに増やすには、このラケット面を動きを大げさにすればいいわけです。

それの予行演習をテイクバックしたところでやっていると考えたらどうでしょう。

しかも面の向きに影響を与えないよう、ほぼ水平面でやっているわけです。

もちろんスウィングスピードを上げる効果もあると思います。

普通はちょっとためを作って勢いづけにするのですが

  (フェデラーもやっています)

ナダルはやりすぎちゃったのでしょう。  うるせー

ヒマのあるクレーコートではよくやるようですね。

ヒマのないハードコートでは少なくとも派手にはやらないと思います。


並みの腕力であれをやるとタイミングをはずすか、面の向きが変わるか、くらいが落ちです。

下手をすると肘をぶっ壊してしまうかもしれません。


フェデラーくらいで我慢したほうがいいと思います。 ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 18:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

サーブのコース打ち分け

『継続は力なり』 さんから質問をいただきました。
サーブのコースについてです。

ちょっと長いので、後半をカットさせていただきました。

以下がコメントの前半部分です。 (全部見たい人はこちら


マイク サーブについて教えていただきたいのですが、デュースコートでサイドに
いいサーブが打てません。アドコートでは、相手のバック側にいいサーブ
が行くのですが、センターにはいいサーブが打てません。球種は、スライスとスピンの間のトップスライスだと思います。


・・・・・・・


投稿者 継続は力なり 2010/06/06 08:32




私の答えです。

スマイル 要約すれば、どちらのサイドからもバック側にはうまく打て
フォア側にコントロールできないということだと思います。

両サイド間の技術に差がないし、構える方向の問題もないということだと思います。


そうすると、どうやってフォアのコーナーにコントロールするのか?
ということですよね。

それ以外のことはすべて忘れてしまっていいと思います。 にっこり




さてフォアにどうやって持っていくのか?

自分のサーブの中でフォア側にはスライス気味の使い方を

バック側にはスピン気味の使い方を、という使い分けをするといいと思います。



対比するために、最初にバックに持っていくやり方。

バックにスピン気味にするには、前腕の回外、回内を使い
ラケットヘッドを右方向に走らせてやります。

ですからフィニッシュは上体の右前方になります。

スピンサーブ 打点後


この後がフィニッシュです。

これがバックを狙うイメージです。



一方、スライス気味にするには、前腕の回外、回内を使わずに
斜めの面をそのまま保ったまま、腕全体で身体の左側に振り切ります。

スライス 打点後


この後がフィニッシュです。

これがフォアを狙うイメージです。

このときスライスをかけるために手の向きをひねったりすると不安定になります。  あれー?

あくまでも左斜めに向いた面を保ってください。

そのまま身体の左下に引っ張り込むだけです。 ナイス!

すぐできますよ。


もしも、バック側を狙うときにこの形ですと

フォアを狙うには打点を左に変えないといけないかもしれません。

  (さらに左にもっていかなくてはならないので)



スライスからスピンまで、たて回転の成分によりいろいろなサーブがあると思いますが
どれでもこの方角の打ち分け方でいけると思います。

球質を極端に変える必要はありません。


それと、センターとサイドとか特にワイドという言い方。 悪だくみ

確かにテレビの解説などで戦術的に見ればそうなのですが、技術的に見れば右か左です。


サーブは両サイドで同じ考え方をすればいいと思います。 ナイス!



サーブ | 投稿者 松原コーチ 16:39 | コメント(2)| トラックバック(0)

印西市テニス連盟の講習

今日は松原テニスクラブ印西

印西市テニス連盟の指導者講習会が行われた。

午後1時から5時までみっちり。 びっくり


講師の先生は私、『松原コーチ』 だ。



まず最初の説明はテニスにおける1球目の大切さ。

プロはフォアハンド最初の1本から決め球を打てなくてはいけない。 悪だくみ

演説の後やってみせる。

ここで1発目、鬼のようなショットを決められるかが

私の中での最大のヤマ場。

  (もしも失敗したら信用を取り戻すのは大変) 冷や汗


1球目から決める


もちろん、短いボールをきっちりクロスに決める。 ピース

フィニッシュはここだ。  ワハハ


20数名の皆さんを前に(本当は後ろに)

こんな感じで見本を見せている。

見本のロケーション


フォアハンドを中心に行い

デモの後は皆さんに打ってもらい、そのショットを矯正。

どこに注目し、どうアドバイスするか、そしてどう直ったか。

直しながらそれもほかの皆さんに見てもらう。

構えを矯正


その後、お互いに球出ししてもらい全員が2面で打つ。

フォアハンドをたくさん打つ


フォアハンド、構えでちゃんと面を作っておくことはなかなか難しいようで

皆さん苦労していた。

だがこれをクリアーしないとフォアは始まらない。

フォアやサーブでの振り子の周期を守り利用することも説明。

説明中


その後、フォアハンドスライスとボレー。

  (フォアはスライスができれば自然にボレーもよくなる)

ボレーはほんとによくなった。


最後にサーブの講習を行い、無事終了。


4時間しゃべり続けるとホントのどが渇く。  叫び



それを聞き続けた皆さんもホントお疲れさんでした。 ナイス!




イベント | 投稿者 松原コーチ 19:32 | コメント(1)| トラックバック(0)

コメント管理のお話し

ナダルの弟さんから何件かコメントを頂きました。

すぐ表示されなかったと思います。

申し訳ありません。  冷や汗


実は

時々、公序良俗に反する卑猥なコメントが入ります。  うるせー

それを除外する為、私の承認がないと公開されない設定になっています。

反応がなくても1回投稿すれば大丈夫ですのでよろしくお願いします。

公序良俗に反するモノでなければ

私の意見と異なるものでも承認し公開しますのでご容赦下さい。  ナイス!



日記 | 投稿者 松原コーチ 21:51 | コメント(1)| トラックバック(0)

ジュニアのラケットは

『手に鈴木』 さんから次の質問を頂きました。

ジュニアのラケットの選び方についてです。

大変重要な問題です。


以下がそのコメント全文です。



マイク 前回は、ためになるアドバイスありがとうございました。

実は子供のラケット選びで悩んでいるのでアドバイスを頂けるでしょうか?

小学校5年生の女の子で、テニス暦3年半、ジュニア用のラケットでテニスをしていたのですが、コーチからトーナメントクラスに入ったし、そろそろ大人用の長さのラケットを使ったら?ということで、アエロプロ ドライブ(300g)を薦められました。確かに、ブンブン振っている子もいるのですが、もっと軽い方アエロプロドライブ チーム(280g)とかアエロプロ ライト(260g)のほうがあってるかなとも思うのですが。

本人にデモラケットを使わせると、コーチが進めているのも知っているので300gのラケットが使いやすいといいます。

子供のラケットの選び方のポイントはどこに注意すればいいでしょうか。

よろしければ、また教えていただけると助かります。
投稿者 手に鈴木 2010/06/05 02:53




私の考えです。

スマイル バボラのラケットについてはあまり商品知識がありませんので
一般論になってしまいますが、お許し下さい。

ジュニアのラケットは
その子が自由に振り回せる長さ、重さ、が一番優先されるべきことだと思います。  ナイス!

自分の運動能力の限界が出せることと
テクニックの向上のためです。

小学校5年生というと、神経系の発達する最終期だと思います。

この時期に全力疾走、フルスウィングからドロップショットまで
あらゆるテクニックにチャレンジするべきなのです。

そして14歳くらいまでにあらゆる技術をマスターしておくというのが
最近の(特にヨーロッパでの)ジュニア指導の考え方です。


ですからラケットは、その限界よりも少し短め、軽め、がいいと思います。
余裕がないと修正が効かないからです。
思ったより早いボールが来るとか
ちょっとイレギュラーバウンドなんてこともありますよね。


次に今日ご質問のラケットですが
20gづつ軽くなっているのですが
バランスポイントも10mmづつ先端よりになっています。

あまり振った感じは軽くならないかもしれませんね。
軽くなっているのはグリップ側なのです。

ラケットヘッドを軽くしすぎるとボールに負けるため
軽量ラケットを作るのにメーカーがよくやる手段です。
あまり極端にやるとバランスが悪くなり、ボレーが打ちにくくなったりします。

これは一般論で、試打した感想ではありませんので
その点は現物と相談してください。


次は硬さと面の大きさです。

一般的にはこの年代なら選手用より一般用の硬さ(やわらかい)
それと少し大きめのフレームが使いやすいと思います。

硬さについては、たぶん
女性向、ジュニア向き、と謳っているほうはそうなっていると思います。

大きさは、バボラは元々ちょっと大きいですよね。


とりあえず、思いつくまま書きなぐってしまいましたが
一番重要なのは振り回しやすいこと  ナイス!


それとなにより本人が気に入ること。 ピース

気に入っていると少しくらいは理屈じゃないこともあります。


ですから、結構、色も大切です。  びっくり



用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 19:26 | コメント(7)| トラックバック(0)

伊達さんのライジング

『時々左利きのO』 さんからコメントをいただきました。

時々左利きになるのは伊達さんと一緒ですね。

伊達さんはもともとが左利きなんだそうですが。


以下がそのコメント全文です。


マイク いつもためになるブログ、楽しく拝見しています。

ところで全仏でのクルム伊達さん、惜しかったですね。ホント怪我さえなければ・・。しかしライジングショットは、益々磨きがかかっていましたね。

ライジングショットはより早いタイミングでボールを打ち返せて、相手に余裕を与えない等のメリットがあると思いますので、伊達さんのようにコンパクトなライジングを打ちたいのですが、何かコツがあればご教授願えないでしょうか?。

ボールがバウンドする瞬間を『パン』として、インパクトの瞬間を『パン』とすれば、『パパン』みたいなイメージで打つのでしょうか?。(なんのこっちゃ)

  
投稿者 時々左利きのO 2010/06/03 20:59



私の解説です。

スマイル 足はほんとに残念でしたが、最高の活躍でしたね。

伊達さんが世界ランク4位に上がったころ
日本中の競技志向の女性が伊達さんしてました。

すばやく横向きになり、右斜め下にコンパクトに引いてのライジング。


ライジングというと早いテンポで打つため忙しいイメージがあります。

ですから、時々左利きのO さんのおっしゃるように

『ババン』 と忙しくなりがちです。


ところがそんなに急いではだめなのです。

私のリズム? に対するイメージは、『スー ウッ』


1,2の、3の大げさスウィングが3拍子

錦織君のような速いテンポの2拍子に対し

『スー ウッ』 の無拍子 フォアハンドg

とテニスジャーナルの解説では言っていました。


早めに構え

『スー』 とバウンド後の上がってくるボールに対し前進

その姿勢のまま、『ウッ』 とインパクト。


次の動画で感じてみてください。

2009年ウィンブルドン、ウォズニアッキとの対戦です


最初のポイントはドライブボレーですが

まるっきり、ライジングと同じタイミングの取り方です。

ウィンブルドンで早めに構えるのは難しいので
その部分は私の話と少し合わないポイントが多いかもしれません。 冷や汗


おヒマな方は、ハードコートのものを探してみてください。 あれー?



練習法ですが

まずは、ボールを想像して素振りです。

早く構え、『スー ウッ』 と言いながら振ってみてください。

このリズムに入り込めれば、案外簡単にできると思いますよ。 ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 20:17 | コメント(4)| トラックバック(0)

バックを狙われたらどうするか

『手に鈴木』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント全文です。



マイク いつも愛読させていただいてます。
テニスを始めて3年半、松原コーチの言うことがいちいちごもっともだと納得できるレベルにやっとなってきました。

一通りショットを身につけ始めたところなのですが、フォアのラリーが続いた後のバックへの切り替えでミスが出ることが多いので困っています。

バックへボールが来た1球目を70%くらいの力(両手)でセンターを狙うとミスが減るのですが、相手のチャンスボールになることが多いです。それならと、スライスを使うこともあるのですが、スライスも1球目に切れのあるのを打とうとするとネットしてしまうため、つい甘いスライスを打ってしまい、球が跳ねてしまったところを叩かれます。

練習して、強くコントロールのよいバックハンドを身につければいいことなのでしょうが、何かよいアドバイスをお持ちなら聞かせて頂けるとありがたいのですが。。

よろしくお願いします。
投稿者 手に鈴木 2010/06/02 15:10




私の答えです。

スマイル テニス暦3年半ということで、だいたいのレベルを想像してみます。

バックにボールを打たれると甘くなって攻められちゃうということですが
相手もそれくらいのレベルと考えればいいわけですね。  ビミョー


フェデラーと打ち合うことを想像しなくてもいいわけです。


とりあえずシングルスとしてみます。

相手の立場に立ってみたら
少し浅めに、そこそこ強いボールが来たら一番打ちやすいですよね。


そうしたら、ロブはどうですか。  ピース

ゆるい、跳ねるボールが来たら打ち込みにくいですよね。 悪だくみ


とりあえず1年、試合はこれで時間を稼いでおき
練習ではバックの練習に励んだらどうですか。  

小さく鋭いスウィングでの両手打ちバックと

しっかり回転のかかったスライス。


どちらでも、先に完成したほうから実戦に投入です。



次にダブルスも考えて見ましょう。

やっぱり同じ、ロブです。  悪だくみ


少し高めの、コート中央あたりに上がったロブを

バシバシと決められたら

ニコニコ、潔く握手です。  うるせー


もともと、とても手に負えない相手ではないでしょうか。

市民大会3回戦くらいまではこれで充分いけると思いますよ。  ナイス!



技術的な話をしますと

バックに来たら、ぱっとバック側に構えることではないでしょうか。

早めに決断ができれば、ある程度落ち着いて狙えると思います。  

バックのミスが多い人を見ていると
最後までフォアに未練を残しながら、最後の最後にバックを選択。 あれー?

そのときはすでに手遅れ、という人が多いような気がします。  ナイス!



バックハンド | 投稿者 松原コーチ 21:00 | コメント(3)| トラックバック(0)

両手バックのリーチは狭い?

先日の、『ねこ』 さんのご意見の後半です。


以下がそのコメントの後半部分です。


マイク 以前のバックハンドのリーチの話ですが、バックハンドイースタンか、それより少し厚いくらいなら(フェデラーくらい)真横向きか少し裏返り気味でも(特に相手のボールに適度なペースが有れば)必要充分に有効なショットは打てますので片手のほうがリーチは広いです。
これも一般的に考えられている程の差は無いというのが正解ではないでしょうか。

批判めいた内容、長文お赦し下さい。
投稿者 ねこ 2010/05/29 00:53




私の考えです。

スマイル リーチに対する基本的な考え方ですが

片手の人も両手の人も取れるぎりぎりのショットは片手のスライスになると思います。

で、トップスピン(ぎみ)で打つときにどっちが届く?

という話だと考えています。


何のためにトップスピンで打つのかといえば

スライスよりスピードが出せるとか

ボレーヤーの足元へ落とせるとか

同じスピードでも角度が取れるということだと思います。


実用上の見地から言えば

スライスより情けないショットなら存在しないと同じではないでしょうか。

それと、グリップを持ち替えてまで打つというのは現実離れしてきます。  あれー?


その条件を満たす片手打ちの手首はこうなります。

横から見た片手の打点


どうしても打点は前になり、リーチは狭くなります。 うるせー

両手だと打点が遅れてもいいということは時間的にも余裕ができます。

片手打ちの、身のこなしの有利さを考えても

同じトップスピンなら、『両手のほうがリーチは広い』 というのが私の結論です。  ナイス!




それと批判めいた内容、長文とのことですが

私の人格じゃなくて、技術論なら

批判めいた、じゃなくて、ご批判いただいて

大いにけっこうです。

論じ合いましょう。



長文のほうは、できれば短めにお願いします。  ナイス!


私もそうしようとは思っているんです。  冷や汗


バックハンド | 投稿者 松原コーチ 20:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

柿だ

昨日は横浜ガーデンテニスクラブでレッスンだった。

駐車場の横には柿の木がたくさん

売るほどある。

農園なのだから当然。  ワハハ

美味しい『浜なし』を作っている、坂田農園だ。



先週は花が咲いていたが今日は

柿だ


直径7mmくらいだろうか

まだ枯れた花びらの一部をつけている。

そのためちょっと汚れた感じで

生の美しさを写真で伝えられないのが残念。  うるせー


でもすでに柿なのだ。  にっこり


だからなんだといわれると困るのだが

とにかく柿

すきなのだ。  ナイス!


日記 | 投稿者 松原コーチ 23:21 | コメント(4)| トラックバック(0)