2010年06月26日
ダブルスのリターン続き
『祐天』 さんから質問を頂きました。
いかがそのコメント全文です。
松原コーチこんばんわ。
フランカーさんのこの質問への松原コーチのアドバイスを楽しみにしておりました。
(松原コーチのこのアドバイスで少し様子が異なることがわかりましたが)
私もダブルスでのフォアサイドでのクロスリターンが突然おかしくなる(クロスにいかず前衛にとられる、当たりそこないのミスヒットがでる)ことがあり原因を探っていて、松原コーチの過去ログからフォアハンドの”クロスを打つこつ”の4点、特に”4.打点の後ろに入り込むように体重移動”が理論的に大変納得がいきますのでリターン用に取り入れてやっているところです。
コートは人工芝でサーブの球速は極端に早いことはなく、バウンドも比較的低いです。
グリップはイースタンでフラット気味のスイングです。
いまのところうまくいっている感じですが、是非松原コーチからリターンへ活用した場合のアドバイスを頂きたく宜しくお願いします。
(老婆心ながらフランカーさんの質問も私と同様で、コートサーフェス、グリップが違うだけではないでしょうか)
投稿者 祐天 2010/06/26 01:03
私の答えです。
祐天 さんのおっしゃるとおりで
リターンでも打点の後ろに入り込むように体重移動が使われます。
(プロでは通常のクロス打ち)
これはリターンではないので
打点が低いのですが体重移動に関しては分かりやすい例の
アンチッチのオープンスタンスからジャンプした連続写真です。
リターンなら、最初の1コマ目は、待機姿勢のそろえた両足から
右足を踏み込んだところだと思ってください。
(これが1歩目)
ここで踏み込みながら上体ひねりとテイクバックです。
ボールの後ろに向かって跳び上がり
前向きになって、4コマ目ちょっと後でインパクトです。
そして、右足を外側に、オープンスタンスの形のまま着地します。
(これが2歩目)
この形、フットワークで打てれば、クロスに鬼のようなショットが飛んでいきます。
次にもう少し厳しいボールが来た場合ですが
この形だと届かないので上体がボールの方に倒れる事になります。
そのばあい、左足を踏み込んで横向きを保ち、ランニングショットになるのです。
これはそこまではっきりランニングショットではないのですが
その要素のある、アガシの連続写真と動画。
右足を踏み込み、2歩目の左足がクロスに出て行っているのが分かります。
はっきりランニングショットではない、というのは
それほど上体が傾いていないこと、上体の開きを抑えようとしていないこと
を指して言ったのです。
それともう一つ、この写真、実は、シングルスで
しかもストレートに打ったところなので
ボールの後ろに入っていく勢いを少し抑えているのです。
抑えないとクロスに行っちゃうのです。
(右足が行かないので左足が追いついちゃったと考えてもいいかも)
その勢いの違いはアンチッチと交互に見比べて見ると判ると思います。
それと次に、右足のつま先の向きに注目
かなり前を向いています。 (アンチッチもそうです)
これにより、右足付け根にひねりが出来て
右足を伸ばす時に上体を前に向けていく力が出るのです。
一方ランニングショットになる場合ですが
上体が傾くほどのときは右足のつま先を横に向け
届かすことと、上体が前向きにならないことを頑張るのです。
次にアガシ、世界1のレシーバーの面安定度。
6コマ目、もう打ち終わっているのに
手首の角度を保って、面を残しているのが分かるでしょうか。
だから、プロの強烈サーブにも崩されないのです。
いかがそのコメント全文です。

フランカーさんのこの質問への松原コーチのアドバイスを楽しみにしておりました。
(松原コーチのこのアドバイスで少し様子が異なることがわかりましたが)
私もダブルスでのフォアサイドでのクロスリターンが突然おかしくなる(クロスにいかず前衛にとられる、当たりそこないのミスヒットがでる)ことがあり原因を探っていて、松原コーチの過去ログからフォアハンドの”クロスを打つこつ”の4点、特に”4.打点の後ろに入り込むように体重移動”が理論的に大変納得がいきますのでリターン用に取り入れてやっているところです。
コートは人工芝でサーブの球速は極端に早いことはなく、バウンドも比較的低いです。
グリップはイースタンでフラット気味のスイングです。
いまのところうまくいっている感じですが、是非松原コーチからリターンへ活用した場合のアドバイスを頂きたく宜しくお願いします。
(老婆心ながらフランカーさんの質問も私と同様で、コートサーフェス、グリップが違うだけではないでしょうか)
投稿者 祐天 2010/06/26 01:03
私の答えです。

リターンでも打点の後ろに入り込むように体重移動が使われます。

(プロでは通常のクロス打ち)
これはリターンではないので
打点が低いのですが体重移動に関しては分かりやすい例の
アンチッチのオープンスタンスからジャンプした連続写真です。
リターンなら、最初の1コマ目は、待機姿勢のそろえた両足から
右足を踏み込んだところだと思ってください。
(これが1歩目)
ここで踏み込みながら上体ひねりとテイクバックです。
ボールの後ろに向かって跳び上がり
前向きになって、4コマ目ちょっと後でインパクトです。
そして、右足を外側に、オープンスタンスの形のまま着地します。

(これが2歩目)
この形、フットワークで打てれば、クロスに鬼のようなショットが飛んでいきます。

次にもう少し厳しいボールが来た場合ですが
この形だと届かないので上体がボールの方に倒れる事になります。
そのばあい、左足を踏み込んで横向きを保ち、ランニングショットになるのです。

これはそこまではっきりランニングショットではないのですが
その要素のある、アガシの連続写真と動画。
右足を踏み込み、2歩目の左足がクロスに出て行っているのが分かります。
はっきりランニングショットではない、というのは
それほど上体が傾いていないこと、上体の開きを抑えようとしていないこと
を指して言ったのです。
それともう一つ、この写真、実は、シングルスで
しかもストレートに打ったところなので
ボールの後ろに入っていく勢いを少し抑えているのです。
抑えないとクロスに行っちゃうのです。
(右足が行かないので左足が追いついちゃったと考えてもいいかも)
その勢いの違いはアンチッチと交互に見比べて見ると判ると思います。
それと次に、右足のつま先の向きに注目
かなり前を向いています。 (アンチッチもそうです)
これにより、右足付け根にひねりが出来て
右足を伸ばす時に上体を前に向けていく力が出るのです。

一方ランニングショットになる場合ですが
上体が傾くほどのときは右足のつま先を横に向け
届かすことと、上体が前向きにならないことを頑張るのです。

次にアガシ、世界1のレシーバーの面安定度。
6コマ目、もう打ち終わっているのに
手首の角度を保って、面を残しているのが分かるでしょうか。

だから、プロの強烈サーブにも崩されないのです。

早速のアドバイス大変有難うございます。
しかもボールが近い場合、少し離れた場合の対応についてへも言及され、右足先の方向、左足の踏み込み有無等大変貴重なアドバイスに感謝します。
今回のアドバイスを基に得意なショットにするつもりです。
私も年のせいか自分が納得したものしか目を向けない傾向が出てきてしまいましたが、松原コーチが述べられたことは大半が納得させられます。
特に苦手なサービスはビデオの松原コーチのフォームに変え、スマッシュはすべてジャンピングにする等い結果が出ています。
これからも引き続き宜しくお願いします。
片手BH(トップスピン)のテイクバックについて教えてください。
エナンのように下から振り子のようにテイクバックすると良いのですが、フェデラーのように立ててテイクバックすると違和感があり力んだ上に振り遅れます。
見た目的にフェデラーの様なテイクバックに憧れるのですが、なんとかならないでしょうか。テイクバックからフォワードスイングにかけて両者の違いなどあるのでしょうか。