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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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シャラポワ打ちは芝に強い

ウィンブルドンは芝コート

バウンドが低く、速いペースで滑って来るし、イレギュラーも多い。

そこで、有効なのがシャラポワ打ち。

頭の右側にフィニッシュする例のやつだ。


打点を遅らせて打てるし、短いスウィングの急加速なので

速いペースの打ち合いにも強い。   ナイス!


ここで、シャラポワ登場、といきたい所なのだが  

365の連続写真にはシャラポワが不在。 不満


それではと、お願いしたのが、エナン。 


彼女の連続写真を見てください。


7コマ目くらいから、手前のほうに引っ張りながら
上にフィニッシュしているのがわかると思う。

実は、見た感じはそうなのだが

本当はもっと前に大事なポイントがある。


打点を遅らせて、少し後ろで取り
そのためにフィニッシュを上に抜けさせるのがこの打ち方なのだが

力としては、4コマ目くらいから、すでに腕で引っ張りにかかっている。  

引っ張ることにより、ラケットヘッドを先行させ、面を打球方向に向ける。  筋肉

又、引っ張ることにより、回転半径を小さくして、急加速。

5コマ目で一気にそこまで到達し、インパクト。

上に振り抜くことによるトップスピンと急加速による、思いがけないほどのスピード。

いきなりの抜き打ち的な奇襲効果もあり、有効なショットだ。


最後に腕を上に伸ばすことにより減速し、終了となる。


非常に腕の負担が大きいショットのように思いがちだが
実は、腕に関しては引っ張るだけの単純作業 
それほど腕にきついショットではないのだ。

可憐な?、シャラポワやクライシュテルスが使っても  
これを理由に、腕を壊したりはしていない。


引っ張り始めるタイミングを思い切って早めに取り
引っ張ることによる、加速を感じられるセンスの持ち主なら
そんなに難しくはない。


もうひとつのコツだが、上体を回転させて打つのではなく
むしろ回転を止めて腕打ちにすること。  

ある程度横向きを残すことにより打点を後ろにできるわけで
回してしまったら右肩が前にでてきてかえって打ちにくくなる。

ナダルやクライシュテルスは上体を回しながら振り切ることもあるが
それには姿勢がまっすぐなことが条件だ。

コツをつかむまでは上体の回転は抑えたほうがいいと思う。

トップスピナーじゃないと使いにくいかもしれないが
深くすべるショットが来たり
ワイドに振られたときに役に立つ実用的なショットなのだ。  ナイス!

フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 16:05 | コメント(2) | トラックバック(0)