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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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クロスの打つコツ

『Panda』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント全文です。


マイク いつもわかりやすい解説で、毎日楽しみにしています。

フォアハンドで質問があるのですが、クロスのラリーになった場合、ボールがどうしてもセンターよりになってしまいます。クロス側コートでサービスをリターンする場合も同じです。速いボールを打ち返したときにセンターよりになる傾向が顕著なので、それはただの振り遅れだと思うのですが、普通のボールの時にもクロスに打つのが苦手です。

逆クロスの場合は、比較的楽にコースをコントロールすることはできます。

スクールのコーチからは、肩が開いてしまうからと言われていて、それを意識するとうまくクロスに打てるケースもあるのですが、いまいちショットが安定しません。

やはりフォロースルーの問題でしょうか?
また何か良い克服法、練習法はありますでしょうか?

よろしくお願いします。

投稿者 Panda 2009/12/19 11:28



私の答えです。

スマイル  フォアハンドをクロスに打つには、

1、打つ方向の反対側に引く。 (引きすぎない)

2、打点を前にとる。

3、ラケットヘッドが遅れないよう、手首を固める。

4、打点の後ろに入り込むように体重移動。


1、2、はわかりやすい話ですね。

3、4、は逆クロスの反対だと思えばわかりやすいかもしれません。

手首の柔らかい人は、先が遅れて振り出すと面が逆クロス方向を向きます。

この理由でクロスに打てない人には
私は、「手打ちでいいですよ、しっかり力みましょう」 筋肉
とアドバイスします。


今日は、4、について考えたいと思います。

クロス方向に体重移動で持っていこうとすると
腕がその反動で遅れ気味になり、逆クロス方向に振り出しやすくなります。
ですから逆クロスは、打点から離れながら打つとうまく打てるのです。

その逆に、打点に近づきながら、
打点の後ろに入り込みながら打つような動きをすると  足跡
クロス方向に打ちやすくなるのです。

わざとボールから遠めの位置に最後の足を決め、
打点の後ろに飛び込みながら打つと自然にクロスに行きます。

百聞は一見にしかず。
エナンの打ち方を連続写真で見てください

ボールに近づく動きを2、3、あたりで、いったんブレーキをかけ、
4、5、6、でブレーキを抜いて、打点の後ろに飛び込んでいきます。
その反動でクロスに打つのです。

横方向の位置や動きは、後ろのKIAのマークと比べればわかると思います。

この打ち方ですと自然に、スウィングがクロス方向に加速されますので
なれないと、サイドにアウトしやすくなるくらいです。


この技が、プロの右端処理のふつうの打法といってもいいと思います。


ちょっと力み気味に手首を固め、 筋肉

遠目から近寄りながら打つ。

動きの方向が大事なので、プロほど大胆な動きじゃなくてもOK。


思い切ってやってみればそんなに難しくないと思いますよ。   ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 21:26 | コメント(8) | トラックバック(0)