2012年12月18日
ムチのようなしなり
O山さんから、フォアハンドリターンについてコメントをいただきました。
以下がその2つある全文です。
松原コーチ
ご回答ありがとうございます。
人間の身体は完全剛性の機械ではないということで、本人のスイング時の意識・感覚と実際の動作のとの間には差異がでるようですね。
なので程度の問題だと思いますが、
リターンのテークバックをラケットヘッドがバックフェンス側に向ききらないところで完了さたあと、フォワードスイングのときにグリップエンドがサーバー側を向くというのは、意識のうえではムチのスイングにはならないようにしていても、実際の動作としてはムチのスイングに多少なっているんでしょうね。
間違った解釈になっていたらすみません。
投稿者 質問をした本人2012/12/12 23:33
先ほどの投稿の補足です。
なぜ先ほどの投稿のようにムチのスイングになっていると思ったかと言うと、記載したURLのページにある「後ろから見たフォアハンド・リターン」の連続写真では、テークバックは(3)で完了していて、(4)からはフォワードスイングになっていますが、そのときにグリップエンドがサーバー側に向いているようだからです。
同様に同じページにある「遠いボールに対するフォアハンド・リターン」もムチのスイングになっているように見えます。
投稿者 質問をした本人2012/12/12 23:52
私の答えです。
全くその通りで
人間は木石にあらず、しなるのです。
ただ、しなるのは結果であって
本人はしならすつもりでいる必要はありません。
しっかりと面を保つ意識で
固める方を大切にすべきです。
しっかり固めてひっぱたく。
ひっぱたきを試行錯誤しているうちに
ラケットヘッドの走りを体得し
ちょうどいい、力の抜け具合がわかってくる。
コントロールが狂わない範囲で
スピードも得られる打ち方を身につけていく。
それを、力の程度も
無意識で繰り返せるようになる。
次いで、体勢の苦しさや相手ボールの勢いなどによる
必要な対応
スウィングの大きさだったり
力のいれ具合。
そんなことの対応幅が広がって、一流の技になっていく。
どんなショットにも対応する
クロヒョウのような身のこなしとムチのようなしなやかなスウィング。
ただ、ここで大切なことは
余計な力を抜かすことでなく
必要な最低限の力を入れさせること。
ある力具合に、損益分岐点があり
それ以上の力であれば安定するが
それ未満だと、エラーが急増する。
力を抜かすのは
本人の経験や練習から得ること。
周囲がお節介に
余計な力を抜いて、と指導するべきではない。
ムチのようにと言って
できることではないのだ。
人間は怠け者だから
抜けと言わなくても
そのうちに、どうせ力を抜いて楽をする。
余談だが
私のコーチ研修会で、年に1回くらいお会いするあるコーチ
毎回、テイクバックの固め具合
そのたりなさをを私から指摘される。
ほぼ、ちゃんとしたフォームなので
本人やほかのコーチからは違いがわからないのかもしれない。
もちろん彼はコーチなので
本人の技術練習のみに日々専念しているわけではないので
普通のウィークエンドプレーヤーよりも
練習や試合からのフィードバックから修正できていないので
やや、不利なのかもしれない。
我々コーチはこれほど苦労しているのだ。
さてさて、本題に戻る。
打球方向へのしなりもあるが
当然、スピン方向へのしなりもある。
特に両手打ちのバックハンド・トップスピン。
アガシなどは相当、強烈に手首のしなりを使う。
これも
こうなることは、当然結構なことなのだが
あまり意識して使わない方がいい。
腕全体で上下動をつけてこすりあげれば
それを練習や試合で打ち続けていれば
いつか自然に実行していることなのだ。
ところで、練習論になるが
コーチの指導通りにいいフォームを作ればOK
と思っている人も多いのだが
さらにその先
今日ここまでに述べた、熟成をはかることがとても大切。
その熟成方向が
その人のセンスだったり、個性であったりする。
同じフォームに指導しても
ある人はナダルだったりフェデラーだったり
違ったプレーヤーになるのだ。
最後にちょっと確認
余計な力を抜いて、ムチのようにさせることより
余計でもいいから、力を入れて
少なくとも、コート内に入るようなショットを教える方が大切。
熟成したワインは本人が作るのだ。
以下がその2つある全文です。
松原コーチ
ご回答ありがとうございます。
人間の身体は完全剛性の機械ではないということで、本人のスイング時の意識・感覚と実際の動作のとの間には差異がでるようですね。
なので程度の問題だと思いますが、
リターンのテークバックをラケットヘッドがバックフェンス側に向ききらないところで完了さたあと、フォワードスイングのときにグリップエンドがサーバー側を向くというのは、意識のうえではムチのスイングにはならないようにしていても、実際の動作としてはムチのスイングに多少なっているんでしょうね。
間違った解釈になっていたらすみません。
投稿者 質問をした本人2012/12/12 23:33
先ほどの投稿の補足です。
なぜ先ほどの投稿のようにムチのスイングになっていると思ったかと言うと、記載したURLのページにある「後ろから見たフォアハンド・リターン」の連続写真では、テークバックは(3)で完了していて、(4)からはフォワードスイングになっていますが、そのときにグリップエンドがサーバー側に向いているようだからです。
同様に同じページにある「遠いボールに対するフォアハンド・リターン」もムチのスイングになっているように見えます。
投稿者 質問をした本人2012/12/12 23:52
私の答えです。
全くその通りで
人間は木石にあらず、しなるのです。
ただ、しなるのは結果であって
本人はしならすつもりでいる必要はありません。
しっかりと面を保つ意識で
固める方を大切にすべきです。
しっかり固めてひっぱたく。
ひっぱたきを試行錯誤しているうちに
ラケットヘッドの走りを体得し
ちょうどいい、力の抜け具合がわかってくる。
コントロールが狂わない範囲で
スピードも得られる打ち方を身につけていく。
それを、力の程度も
無意識で繰り返せるようになる。
次いで、体勢の苦しさや相手ボールの勢いなどによる
必要な対応
スウィングの大きさだったり
力のいれ具合。
そんなことの対応幅が広がって、一流の技になっていく。
どんなショットにも対応する
クロヒョウのような身のこなしとムチのようなしなやかなスウィング。
ただ、ここで大切なことは
余計な力を抜かすことでなく
必要な最低限の力を入れさせること。
ある力具合に、損益分岐点があり
それ以上の力であれば安定するが
それ未満だと、エラーが急増する。
力を抜かすのは
本人の経験や練習から得ること。
周囲がお節介に
余計な力を抜いて、と指導するべきではない。
ムチのようにと言って
できることではないのだ。
人間は怠け者だから
抜けと言わなくても
そのうちに、どうせ力を抜いて楽をする。
余談だが
私のコーチ研修会で、年に1回くらいお会いするあるコーチ
毎回、テイクバックの固め具合
そのたりなさをを私から指摘される。
ほぼ、ちゃんとしたフォームなので
本人やほかのコーチからは違いがわからないのかもしれない。
もちろん彼はコーチなので
本人の技術練習のみに日々専念しているわけではないので
普通のウィークエンドプレーヤーよりも
練習や試合からのフィードバックから修正できていないので
やや、不利なのかもしれない。
我々コーチはこれほど苦労しているのだ。
さてさて、本題に戻る。
打球方向へのしなりもあるが
当然、スピン方向へのしなりもある。
特に両手打ちのバックハンド・トップスピン。
アガシなどは相当、強烈に手首のしなりを使う。
これも
こうなることは、当然結構なことなのだが
あまり意識して使わない方がいい。
腕全体で上下動をつけてこすりあげれば
それを練習や試合で打ち続けていれば
いつか自然に実行していることなのだ。
ところで、練習論になるが
コーチの指導通りにいいフォームを作ればOK
と思っている人も多いのだが
さらにその先
今日ここまでに述べた、熟成をはかることがとても大切。
その熟成方向が
その人のセンスだったり、個性であったりする。
同じフォームに指導しても
ある人はナダルだったりフェデラーだったり
違ったプレーヤーになるのだ。
最後にちょっと確認
余計な力を抜いて、ムチのようにさせることより
余計でもいいから、力を入れて
少なくとも、コート内に入るようなショットを教える方が大切。
熟成したワインは本人が作るのだ。