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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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頑張りたいです

色々なスポーツ選手のインタビューでよく聞く言葉。

「頑張りたいです」

聞いたとたんに、年寄りが思うこと

「頑張ればいいじゃん、えっ、頑張らないかもしれないの?」

自分の言葉に対し、突っ込まれることを怖がっているのだろうか。


トーナメントに参加するとき
4人のプレーヤーが各々、こう友人に話す。

「優勝するよ」

「優勝したい」

「がんばるよ」

「がんばりたい」


どの人が優勝するだろう?
もちろん、この4人の中に優勝者がいないこともある。
でも、いるとすれば最初の人、「優勝する」 と言った人だろう。 ピース

もちろん、言葉の中に自信が含まれているわけで
最初の人が一番強いからかもしれない。

だが、同じくらい強いと思う人たちに聞いても
言い方にはこれくらいの幅があるのだ。

人は何かに対するとき、自分の覚悟を話す。
そのときに自分のことだけでなく
自分がどう受け止められるのかと言うことも、その言い方に影響を及ぼす。

「優勝する」、と言いきったとき
優勝できなかったら、責任を追及されるかもしれない。
うぬぼれたいやなやつ、と思われるかもしれない。  あれー?

「優勝したい」、と言っておいたほうが無難だろう。

でも、優勝なんて言うと、ちょっと生意気にとられるかもしれない。

「頑張ります」、なら結果を問われないかもしれない。 悪だくみ

でも、「頑張ります」、と言っていて、だらしない試合だったら
頑張ってないように見られるかもしれない。

そうだ、「頑張りたいと思います」、と言っておけば間違いがない。 冷や汗

それで、世の中の若者は、みんな「頑張りたい」人たちばかりになる。

わざわざ優勝しないようにしくんで、でも責任は追及されないようになっている。 冷や汗


結果、誰も頑張らないし、結果も出せない。

「だけど、さわやかないいやつだったんだよ」

「ちょっと運が足りなかっただけさ」

自分が発した言葉が自分の耳に入り
自分自身に自己暗示をしっかりかけている。

運も、優勝すると宣言することで自分に向けられるのに。

せめて、頑張ります、と宣言できないもんか?

ああ、まったく近頃の若いもんは・・・・



私の若い頃、石器時代だったのでよく狩りに出たが

「必ず、イノシシをしとめて帰る」 と豪語して出ないと
石のラケット1本では怖くて、獲物の前にも出られやしない。

犬もこちらが弱気だと、それを察して逃げてしまう。  怖~い


どうも米を作るようになって、みんな人畜無害になっちゃったのか。  うるせー


せめて、「頑張ります」 くらい言ってみろ。 叫び




年寄りのひとり言 | 投稿者 松原コーチ 22:45 | コメント(3)| トラックバック(0)
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コメント
松原様

いつもお世話になっております。

今回は頑固一徹さんみたいな内容ですね。

やる前から言い訳考えていては結果はついてきません。
おっしゃる通りだと思います。

一生懸命=ダサい?(死語??)の世代は何歳からなんでしょうか??

私はテニスは下手すぎるくらい下手ですが
やる以上、すべてのポイントを取るつもりでやってます。
すべてのショットを自分が思い描くことができる最高のショットを
想定して打っています。
結果は全くともいないません。
しかし全部狙っているので、なかなかでないエースも
私に言わせればまぐれや偶然ではなく、必然です。。。(笑

話がそれてしまいましたが
一生懸命しないと本当の意味で楽しめない。
普段がんばっている人は『頑張りたいです。』みたいな
言い回しは使わない??かなぁ??
投稿者 光太朗 2011/05/14 23:36
光太朗 さんへ

コメントありがとうございます
頑固一徹、いいですね
選手達は、じつは頑張っているのです
頑張りたいというのは
世間一般の頑張らない人達の言葉なのですが
この言い方があまりにも普通になったため
選手もつい使ってしまい、自分の耳に入る
何か雰囲気がまろやかになってしまう
という事なのでしょうか
まあ、年寄りの話というのは取り留めのないものなのです。
投稿者 松原コーチ 2011/05/15 11:41
松原コーチ、こんばんは!
2日とも本当にいい天気で心ゆくまでテニスが楽しめました。幸せです。

さて、先週教えていただいた球出しから始まるファーストボレー、試してみました。
良好です。確かにレシーバーをよく観ることができます。

しかし、次が問題です。動きながらのボレー。これが慣れないのか中々上手くいきません。

見かねたのか、付き合ってくれたベテランプレーヤーの方がアドバイスしてくれました。
「サービスの後の早い段階のステップ、これはOK。しかし次のボレーは動きながらではなく、打つ時、瞬間でも止まってボレーしなくては、バランスが悪く失敗しやすい。ファーストボレーに至るまでは2段階ストップなのだと。」確かに、このやり方だと失敗率は減るようです。

家に帰って、松原コーチのコメント、サンプラス、ヨハンソンのボレーを見てみました。そんなことしてないようです。やはりあくまで動きの中でのボレーを練習していくべきなのですよね?疑うようで誠に申し訳ありませんが、再度のご教授をよろしくお願いいたします。
投稿者 いわし頭 2011/05/15 17:04
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