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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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スウィング中の最速点はどこ?

『うそほんと』 さんから質問をいただきました。

答えは簡単、一言で終わりかなと思ったのですが
以外に、深みにはまっちゃったかもしれません。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつもお世話になっております。

サーブ(スピン・スライス・フラット)とストローク(スピン・スライス)各ショットでラケットの動きが最速になるのはインパクトの瞬間でしょうか?
松原コーチの感覚ではどうでしょうか?

よろしくお願い致します。

投稿者 うそほんと 2011/05/06 23:43




私の答えです。

スマイル たぶんハイスピードカメラか何かで計測すれば
ほとんどのショットはインパクト時に最速になっているのではないでしょうか。
ですが感覚的にはかなり違います。

プロが振っている感じを真似するために私がやっていることは
その感じに一番近い、つまりコツと言えるかもしれません。

もちろんレッスンでも、うそも方便のような顔をして使っている方法です。  悪だくみ

あくまでも私の感覚ですので
ナダルさんに取材したわけではありませんので念のため。



インパクト付近で一番速い感覚なのは
スピンサーブ、フラットサーブ、スマッシュです。

私の感覚ではインパクト直後に最速になります。 ピース  

似たような感覚なのが両手打ちバック。


理屈を言うと一番力を入れて打つ種目だからでしょうか。 筋肉
内旋で力強く、ねじ伏せる、最初のサーブ系3つ。
両手を硬めにして、小さなスウィングでトップスピードにもって行く両手打ち。



インパクトのはるか後で最速を感じるのが
フォアハンド、片手バックハンド、スライスサーブです。

特にフォアハンドは、インパクト後、かなり行ってから
1m近く行ってから加速すると猛烈な当たりを得ることができます。 ピース

これは昔、ビヨン・ボルグのフォアハンドを見ていて感じたのが最初です。
彼のフォアは、打ち終わってからがんばっているように見えたものです。

ためしに、打球方向をラケットが向いたころから加速するつもりで振ってみると実感できます。  ナイス!

振り子の動きに逆らわずにゆったり振る種目だからでしょう。


サーブの中でもスライスは回内をあまり使わず
内旋も他の2つに比べると少ないと思います。
肘から先を振るよりも腕全体を振る。
だから、片手ストローク並みの感じがするのだと思います。



最後にストロークやボレーのスライスです。

これはインパクト直前にトップスピードを感じています。 ピース
そしてブレーキを掛けながらインパクト。

その止め具合で飛距離を調節します。


この種目は最大速度を狙っていません。

最適速度に調整できるかが重要ポイントなのです。 



私は他の種目はフィニッシュという言葉を使うことが多いのですが

インパクト後、私がフォロースルーという言葉を感じる唯一の種目です。  ナイス!



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 19:43 | コメント(3) | トラックバック(0)