2011年05月05日
フォアのフィニッシュ
『makotasu』 さんからフォアハンドの質問をいただきました。
「ちょっとしたタイミングのズレや少し緊張した場面で、ボールがオーバーすることが多い」
のだそうです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
今度は、フォアハンドのトップスピンについて質問させて頂きます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
コーチのご教示があって、気持ちよく振りぬけた時は速く、かつ、トップスピンのかかった良いボールが飛んでいくのですが、ちょっとしたタイミングのズレや少し緊張した場面で、ボールがオーバーすることが多いのです。
これでは、心穏やかに試合には臨めそうもないので、もう少し安全にボールがコートに収まるように以下の3点を考えております。
1.今よりも低い位置(左腕の横あたり)にフィニッシュする。
2.今よりもワイパースィングを意識しサイドスピンを効かせる。
3.今よりもグリップを厚く持ちトップスピンの要素を増やす。
私としましては、ボールのスピードが落ちるので、3.はあまりしたくないと思っています。そこで質問なのですが、上記の1.もしくは2.のどちらを採用するのが良いのか、または1.と2.を混ぜるのが良いのか、はたまた、どちらも間違いなのか、コーチの考えをお聞かせ願えれば幸いです。
今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/05/01 20:38
私の答えです。
フォアハンドの飛距離を短めにするにはフィニッシュの位置を低くします。
プロが強く打つ場合、基本的にアウトサイドインのスウィングです。
回転半径を小さくしていくことによりスピードアップするのです。
このアウトサイドインの方向を作るため
しかも面を安定させて使うために使うのがワイパースウィングです。
ですからプロは腰の少し下くらいの打点でもワイパーを使います。
ワイパーであれば、当然アウトサイドイン。
アウトサイドインですから身体に近い、小さなフィニッシュになります。
そして、フィニッシュは左わき腹の横辺り
短く打ちたいのであればもっと下にフィニッシュするのです。
ですから
1と2は、同じことなのです。
2はプロの普通のスウィングであり
1はそのときのフィニッシュの位置を言っているわけです。
混ぜるとか、どちらかを選ぶということではありません。
念のため、ナダルの動画と連続写真を見て、両方やっていることを確認してください。
そうそうコメントで、ワイパーのところ
サイドスピンを効かせるとありました。
このナダルのショットもそうですが
打点が低い場合はそれほどサイドスピンはかからないと思います。
でもサイドスピンをかけるつもりのほうが左にフィニッシュが取れて
鋭く振り切れるので、スウィングが上手く決まるかもしれませんね。
(ナダルはもちろん右にフィニッシュですが)
ワイパーで、腕を引っ張り込み、しっかり低いフィニッシュをしてみてください。
コントロールにスピードがセットメニューでついてきます。
「ちょっとしたタイミングのズレや少し緊張した場面で、ボールがオーバーすることが多い」
のだそうです。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
今度は、フォアハンドのトップスピンについて質問させて頂きます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
コーチのご教示があって、気持ちよく振りぬけた時は速く、かつ、トップスピンのかかった良いボールが飛んでいくのですが、ちょっとしたタイミングのズレや少し緊張した場面で、ボールがオーバーすることが多いのです。
これでは、心穏やかに試合には臨めそうもないので、もう少し安全にボールがコートに収まるように以下の3点を考えております。
1.今よりも低い位置(左腕の横あたり)にフィニッシュする。
2.今よりもワイパースィングを意識しサイドスピンを効かせる。
3.今よりもグリップを厚く持ちトップスピンの要素を増やす。
私としましては、ボールのスピードが落ちるので、3.はあまりしたくないと思っています。そこで質問なのですが、上記の1.もしくは2.のどちらを採用するのが良いのか、または1.と2.を混ぜるのが良いのか、はたまた、どちらも間違いなのか、コーチの考えをお聞かせ願えれば幸いです。
今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/05/01 20:38
私の答えです。
フォアハンドの飛距離を短めにするにはフィニッシュの位置を低くします。
プロが強く打つ場合、基本的にアウトサイドインのスウィングです。
回転半径を小さくしていくことによりスピードアップするのです。
このアウトサイドインの方向を作るため
しかも面を安定させて使うために使うのがワイパースウィングです。
ですからプロは腰の少し下くらいの打点でもワイパーを使います。
ワイパーであれば、当然アウトサイドイン。
アウトサイドインですから身体に近い、小さなフィニッシュになります。
そして、フィニッシュは左わき腹の横辺り
短く打ちたいのであればもっと下にフィニッシュするのです。
ですから
1と2は、同じことなのです。
2はプロの普通のスウィングであり
1はそのときのフィニッシュの位置を言っているわけです。
混ぜるとか、どちらかを選ぶということではありません。
念のため、ナダルの動画と連続写真を見て、両方やっていることを確認してください。
そうそうコメントで、ワイパーのところ
サイドスピンを効かせるとありました。
このナダルのショットもそうですが
打点が低い場合はそれほどサイドスピンはかからないと思います。
でもサイドスピンをかけるつもりのほうが左にフィニッシュが取れて
鋭く振り切れるので、スウィングが上手く決まるかもしれませんね。
(ナダルはもちろん右にフィニッシュですが)
ワイパーで、腕を引っ張り込み、しっかり低いフィニッシュをしてみてください。
コントロールにスピードがセットメニューでついてきます。