2011年06月14日
振り子のご利益
私のスウィング話というと、すぐ出てくるのが振り子。
今日はこの振り子のコントロールに対するご利益についてお話しよう。
振り子の原理というのは、支点から重心までの距離が同じなら
動きの周期も同じというもの。
もっとくだいていうと、どの人も振り子で振るなら
スウィングのテンポは同じだ、ということなのだ。
まあ、元の原理に精通している必要はないのだが
この理屈話の最終成果だけは頭の隅にとどめておいて損はないと思う。
『どの人のスウィングも、最適のテンポは同じでゆっくりなのだ』
この振り子に逆らわないで振るとコントロールがよくなる。
振り子に逆らわないでスウィングすることにより、ラケット面が安定するのだ。
ラケットの振り始めを考えてみよう。
ラケットを強引に、急激に振ろうとすると、ラケットの重みにより
ラケットヘッドの動きが1拍後れて始まる。
その後、ラケットヘッドの動きが追いついてくるのだが
腕とラケットで作っている形が波打ち
ラケット面がプレーヤーの意図しない方角を向く可能性が高くなる。
特に薄いグリップの場合は
ラケットヘッドが打球方向に対し立ち気味であることが多いので
面の遅れは向きの変化につながってしまうことが多くなる。
それに対し、振り子に逆らわない振り出しでは
ほとんど自由落下状態になり
腕もラケットも一緒になめらかに降り(振り)始めることになる。
そうなると、ラケット面の向きに関する影響は無くなり
面が安定するし、それを保つための余計な力も必要が無くなる。
もしかしたら、薄いグリップのプロのほうが
よりなめらかなスウィングをすることに気がついている人もいるかもしれない。
逆に厚めのグリップでは、あのエアーケイの時の急激な振り出しも
ラケット面が手の真後ろに来るので
コントロールに対して悪さをしにくい。
パワーがあるならアリなのである。
ここまでの話はたぶん皆さん、ストロークのイメージで聞いてくれたのだと思う。
しかし当然、この話はボレーでも同じ。
そして、サーブでも。
ボレーは特に薄いグリップで打つことが多いわけだから
ストローク以上に大事な話かもしれない。
ゆっくりと振り始めることにより
ラケットと腕が一体になって、ヘッドを遅らせずに振り出すことができるのだ。
そんなわけで、振り子に逆らわない一流選手のフォームはなめらかで美しいのだ。
今日はこの振り子のコントロールに対するご利益についてお話しよう。
振り子の原理というのは、支点から重心までの距離が同じなら
動きの周期も同じというもの。
もっとくだいていうと、どの人も振り子で振るなら
スウィングのテンポは同じだ、ということなのだ。
まあ、元の原理に精通している必要はないのだが
この理屈話の最終成果だけは頭の隅にとどめておいて損はないと思う。
『どの人のスウィングも、最適のテンポは同じでゆっくりなのだ』
この振り子に逆らわないで振るとコントロールがよくなる。
振り子に逆らわないでスウィングすることにより、ラケット面が安定するのだ。
ラケットの振り始めを考えてみよう。
ラケットを強引に、急激に振ろうとすると、ラケットの重みにより
ラケットヘッドの動きが1拍後れて始まる。
その後、ラケットヘッドの動きが追いついてくるのだが
腕とラケットで作っている形が波打ち
ラケット面がプレーヤーの意図しない方角を向く可能性が高くなる。
特に薄いグリップの場合は
ラケットヘッドが打球方向に対し立ち気味であることが多いので
面の遅れは向きの変化につながってしまうことが多くなる。
それに対し、振り子に逆らわない振り出しでは
ほとんど自由落下状態になり
腕もラケットも一緒になめらかに降り(振り)始めることになる。
そうなると、ラケット面の向きに関する影響は無くなり
面が安定するし、それを保つための余計な力も必要が無くなる。
もしかしたら、薄いグリップのプロのほうが
よりなめらかなスウィングをすることに気がついている人もいるかもしれない。
逆に厚めのグリップでは、あのエアーケイの時の急激な振り出しも
ラケット面が手の真後ろに来るので
コントロールに対して悪さをしにくい。
パワーがあるならアリなのである。
ここまでの話はたぶん皆さん、ストロークのイメージで聞いてくれたのだと思う。
しかし当然、この話はボレーでも同じ。
そして、サーブでも。
ボレーは特に薄いグリップで打つことが多いわけだから
ストローク以上に大事な話かもしれない。
ゆっくりと振り始めることにより
ラケットと腕が一体になって、ヘッドを遅らせずに振り出すことができるのだ。
そんなわけで、振り子に逆らわない一流選手のフォームはなめらかで美しいのだ。