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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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振り子について


『ぼの』 さんからコメントをいただきました。

振り子でスウィングという表現、特に振り子そのものについて
ひもと重り以外の組み合わせや向きについて説明したかったので
それを取り上げました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク こんばんは。
振り子のスイング、私はどうしてもイメージが掴めませんでした。
振り子といえば錘に糸がついているものをイメージします。
その振り子を振れば支点は動かず錘が揺れます。
肩を支点に腕が糸、ラケットが錘の感覚で振るものだと思ったのですが、
それだと(縦に振ると)腕は身体の横を通るので脇は閉まってしまいます。
ふと、振り子のスイングとは振り子のような軌道のスイングことではなく、振り子のタイミング(テンポ)のことだと思ったしだいです。
これで合っていますでしょうか?

投稿者 ぼの 2011/06/15 20:32





私の答えです。

スマイル 振り子の説明をするのにひもと重りをつかうのは
重心の位置や、距離がわかりやすくなるからです。

別にひもじゃなくてもいいわけで
昔、家庭にあった振り子の柱時計は
ひもじゃなくて、棒でつながっていました。

「棒であるからこそ、形がスウィング中も保たれるのです」 ナイス!

また、支点の支持の仕方も
ひもであれば完全に垂れ下がるのですが
軸と軸受けの組合わせであれば

たとえばこんな形で

肩の関節


斜め下に向かって垂れ下がってもいいわけです。

これは、うちのスジガネBV君の肩関節です。  はにわ

スジガネ君の肩関節の軸は止まって説明するためや
撮影のため、軸と腕に相当する軸受けがねじを締めて、固定してありますので
スムーズには動きませんが
ねじを緩めれば、振り子運動をします。

スジガネ君は
プロの腕の動きが肩関節を支点にした単純な振り子なのだ、という
私の説明を視覚化するために誕生したのです。 ピース


さて、振り子であれば
その、手の動きは平面上に乗るはずと考え
私と私のテニスジャーナル解説記事を書いてくれていた前島さんは
2人でスウィング平面というものを考え出しました。

これがバックハンドのスウィングを説明した絵です。

バックのスウィング平面


手はスウィング平面上を動き、この平面に絵では幅を持たせて
水車のような形に描いていました。

時には、ねずみ車という呼び方もしていたことを思い出します。

さて、先ほどのスジガネ君の肩関節の軸ですが
このバックハンドの絵だったらどの方向にあればいいでしょうか?


そう、スウィング平面に対し、垂直に入れればいいのです。 ナイス!

自分の肩に、この軸が入っているようにイメージしてみると
わりあい、簡単にスウィングできると思いますよ。


それと、テンポの話はもちろんその通りで
もっとも大切な部分の1つです。

しかし、私が強調したいのは
形を守ったまま振り子に振ることで

安定度も得ようとする、欲張った考えなのです。  ナイス!



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 18:04 | コメント(1) | トラックバック(0)