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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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スライスにどう対処すすか

『しゅう』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント、全文です。


マイク こんばんわ。いつも教えていただきありがとうございます。まだ教えていただいた練習はできていませんが、ゆるいボール関連でもう少し教えて下さい。試合で打たれるゆるいボールは、ほとんどがスライス系になります。そのスライスで良く感じるのが、二通りです。一つは、高めに浮いてきて落ちてもこちらにはあまり来ないで上にポンと上がるボールです。どれくらいこちら来るのか分からずにフォアのチャンスボールと思うんですが、近づけずに打ち切れません。もう一つは、スピードは無いけど低くバックに来るボールで、両手でこすり上げるべきか、片手でスライスで返すか迷います。実際には、こすり上げようとしてミスをするのが多いですが、スライスにする場合のタイミングが分かりません。打つときの心構えや練習方法を教えて下さい。宜しくお願いします。

投稿者 しゅう 2010/11/08 22:00




私の答えです。

スマイル 確かにスライスのボールの弾み方は2通りですね。

ゆるく山なりにくれば止まります。

低く速いボールで来れば滑ります。  ナイス!


まず、最初に大切なことは、相手ボールの軌道がしっかりイメージできること。  悪だくみ

以前に書いたことがありますが

インパクトまでボールを見て

そのボールに合わして打っていたら、必ず振り遅れます。

実際にはインパクトの位置を想像して

その打点で打っているのです。

ですから、基本的にどこにボールが来るかわからないならお手上げです。  あれー?

ラケットはボールに当たらないでしょうし

その位置に身体を運ぶこともできません。

もっと修行するしかありません。  うるせー


と言ってしまったら、みもふたもないんですが

実際そのとおりなのです。


解決策としては

まずは、ボールの軌道をイメージしてみることです。  ピース


他の人のプレーを見て、そのボールを心の中で打ってみる。 ピカ

次に自分のラリーの中で

ボールの軌道をイメージしながら打ってみる。


この、『ボールの軌道をイメージしながら』 というのをやらない人が結構多いんです。

まじめにボールを見て、まじめに練習するだけではだめです。  冷や汗



さて応用編に入ります。

止まるようなスライスに対処する方法。


アプローチショット風に、動きの中で打ちましょう。 叫び

もちろんスライスではなく、トップスピンで打ってもOKです。


これなら動きの中でボールに、打点に入っていけますから

大雑把に、位置があっていれば

かなり最後まで調整が利きます。


逆にしっかり踏ん張ってうとうと思うと、足が止まって

打点が逃げていってしまいます。  不満



私の大好きなシーンをエナンがやってくれています。

この過激な動画と連続写真を味わってみてください。


打ち方そのものはこのとおりやるのは難しいかもしれませんが

ダダダッ、グウッ、バシッ、このリズムを味わってほしいのです。  ナイス!




次に、バックに滑ってくるスライスです。

しゅうさんの質問では、『スピードは無いけど低くバックに来るボール』

とのことですが、低く来るとのことで

すべるボールという前提でお話します。


一番簡単確実なのはスライスです。

弾む前に早めに引き、滑ってくるところをスライスで打ちます。  


相当に自信があれば、トップスピンも打てますが

アマチュアではかなり厳しいと思います。

低く滑ってきて、打点が低い

ボールの下にラケットを入れることじたい、難しいのです。 不満


どうやって打つかは最初に決めておきましょう。 悪だくみ

たとえば、滑るようなら、スライス

ポコンと止まるようならトップスピン。


ただ、すべるかポコンか、判断がつかないようではどうしようもないので

先ほどの弾道予想練習をしっかりやっておいてください。  ナイス!


スライス | 投稿者 松原コーチ 20:38 | コメント(2) | トラックバック(0)