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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フットワークは最後が大また

『肉屋のおやじ』 さんから質問をいただきました。

フットワークについてです。

以下がそのコメント全文です。


マイク いつも為になるお話ありがとうございます。
大変参考になり、自分のテニスに対するモチベーションもあがるというものです。お世話になります。

さて、息子のテニスについてアドバイスいただけたらと思い、コメントさせていただきます。

どうもフットワークが良くなく、ドタドタ走りになってしまい、ボールに近づくにつれ小走りになるということができないようです。
大またでボールに近づき、タイミングが取れず、大またのまま打点に入ってしまいます。
打点に近づくとき、無理に小走りにさせても、なんか変なのです。
何か良いアドバイスがいただけたら幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

投稿者 肉屋のおやじ 2010/11/04 01:15





私の答えです。

スマイル 大またで走っていって、打点の近くで小またにして合わす

という考えが間違っているのです。 怖~い


ストロークですと最後の踏ん張りがほしいところです。

ですから最後は大またです。

ボレーも大きく前進しながら流れるようにボールを捕らえたいのです。

ですから余裕があれば、最後は大またです。


途中で少し小またにして、足の位置とリズムを合わせて

最後の大また踏み切りにマッチするように調節します。  ナイス!


文章にするとすごい技術で、人間業でできるのかと思っちゃいます。

ですが実は簡単で、誰でもやっていることです。


ためしに小川を飛び越えてみてください。

近所に小川の無い方は道路に小川を仮設してください。

テニスコートなら、アレーに水が流れていることにしましょう。 ベー


これを走っていって飛び越します。

こちら側の岸、小川の手前側ぎりぎりで踏み切ります。

もちろんちゃんと飛び越してください。   悪だくみ


たぶん簡単にできたでしょう。


どっかで歩幅を調節し   (たぶん踏み切りの2~4歩くらい前)

最後は大またで

こちらの川岸、ぎりぎりで踏み切ったでしょう。


もしもそうしていなければびしょぬれですね。  うるせー


以前、フォアハンドでイージーショットを決めるときの話で

『ダッ、ダダダダッ、グウッ、バシッ』

とやったことがありました。


普通のショットや遠いボールでも同じ

ダダダダッ で移動と同時に調節の足を使い

大またで、グウッ、と踏み込み

バシッ、と打つのです。  ピース


ボレーなら、グウッ、の変わりに、スウッ、でしょうか。



じゃあ、どうやってマスターするかですが

素振りです。  悪だくみ


遠くに来たボールをイメージし

『ダッ、ダダダダッ、グウッ、バシッ』 と動いて打つことを想像します。

次に同じやり方で、素振りで打ってみる。


素振りは必ずジャストミートさせてください。 びっくり

カップラーメンができるのを待つ時間くらい、みっちり練習します。

ラーメンができたらいただきます。

じゃなくて、実際に動いてボールを打ってみます。


このときに気持ちをナダルフェデラーになりきって行うと

さらに効果的です。  ピース


モンフィスだと、最後の1歩がグウッ、ではなく、ザアー、とすべるようです。  あれー?


その辺はお好みでどうぞ。  うるせー



ぜひ、3分間の努力をつぎ込んでみてください。

想像したボールに合わせられる人は本物のボールにもすぐ合わせられます。  ナイス!



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:01 | コメント(4) | トラックバック(0)