2010年11月27日
スライスの打点や
『翡翠』 さんから質問をいただいていました。
スライスについてです。
こうゆう症状はけっこうありそうですね。
以下がその質問の全文です。
松原コーチこんばんは
バックハンドのスライスについて質問です。
11月12日のブログで、ぎりぎりのボールはバックハンドのスライスで打つ、という記事を見て先日の練習の際に実践してみたのですが、なぜか球がすごく浮いてしまいます。
あと、無駄にサイドスピンがかかっているらしく、外側(自分から見て右側)に曲がってしまいます。
本当はもっとすべるような球を打ちたいのですが…
どのような振り方をすればすべるようなスライスが打てるでしょうか?
よろしくお願いしますm(_ _)m
投稿者 翡翠 2010/11/22 22:46
私の答えです。
ボールが浮くのはスウィングが水平気味だからでしょう。
面だけを上に向ければアンダースピンはかかりますが
ボールは面が上を向いた分、上に向かって飛び出します。
浮かせない為には、ダウンスウィングで切り下ろすことです。
スウィングが振り子形だとひきつけて打点を遅らせば
ダウンスウィングでボールを捕らえることになります。
もし打点が前だと
この、打点より外側の位置から (ここではまだ本当はボールが当たっていないはずですが)
この打点に向かってスウィングすることになり
アウトサイドインのスウィングにより外に切れて行く球質になります。
この切れ方が不満であれば、グリップを薄く、コンチネンタルにして
ひきつけて打たなければなりません。
これがそのようにした、モーリスモの動画と連続写真です。
こうすれば切れのいいスライスが打て
しかも遠目の打点でボールを取ることができます。
つまり、リーチも広くなりスライスの存在価値も増すのです。
さてここまでは理屈の上では100%正しい話し。
しかし現実はどうでしょう。
日本の女子プロたちでも
両手で前気味の打点でスライスを打つ人がたくさんいます。
女子選手の場合、握力が弱いのでコンチネンタルのスライスをマスターするのはけっこう大変
だから両手で打ったり、という人が多いのです。
10cmリーチが広いのを選ぶか?
安心して打てるほうを選ぶか?
現実にどちらを選ぶかは難しい問題です。
まして左利きの場合
外側、右側に曲がっていくショットは、本人以上に相手が嫌っているかもしれません。
教科書のように打てれば点が増えるわけではありません
曲がり具合は慣れれば完璧に把握できます。
こんなくせ球も面白いのではないでしょうか。
ただ、ボールが浮いちゃう話は困るので
スウィングをしっかり上から切り下ろすようにだけはしたほうがいいと思います。
大きなテイクバックから
インパクトでスウィングを止めるような感じで打つと
手が止まり、ラケットヘッドが走って、面がさらに前を向くため
切れがよくなりサイドスピンも少なくなると思います。
試してみてください。
スライスについてです。
こうゆう症状はけっこうありそうですね。
以下がその質問の全文です。
松原コーチこんばんは
バックハンドのスライスについて質問です。
11月12日のブログで、ぎりぎりのボールはバックハンドのスライスで打つ、という記事を見て先日の練習の際に実践してみたのですが、なぜか球がすごく浮いてしまいます。
あと、無駄にサイドスピンがかかっているらしく、外側(自分から見て右側)に曲がってしまいます。
本当はもっとすべるような球を打ちたいのですが…
どのような振り方をすればすべるようなスライスが打てるでしょうか?
よろしくお願いしますm(_ _)m
投稿者 翡翠 2010/11/22 22:46
私の答えです。
ボールが浮くのはスウィングが水平気味だからでしょう。
面だけを上に向ければアンダースピンはかかりますが
ボールは面が上を向いた分、上に向かって飛び出します。
浮かせない為には、ダウンスウィングで切り下ろすことです。
スウィングが振り子形だとひきつけて打点を遅らせば
ダウンスウィングでボールを捕らえることになります。
もし打点が前だと
この、打点より外側の位置から (ここではまだ本当はボールが当たっていないはずですが)
この打点に向かってスウィングすることになり
アウトサイドインのスウィングにより外に切れて行く球質になります。
この切れ方が不満であれば、グリップを薄く、コンチネンタルにして
ひきつけて打たなければなりません。
これがそのようにした、モーリスモの動画と連続写真です。
こうすれば切れのいいスライスが打て
しかも遠目の打点でボールを取ることができます。
つまり、リーチも広くなりスライスの存在価値も増すのです。
さてここまでは理屈の上では100%正しい話し。
しかし現実はどうでしょう。
日本の女子プロたちでも
両手で前気味の打点でスライスを打つ人がたくさんいます。
女子選手の場合、握力が弱いのでコンチネンタルのスライスをマスターするのはけっこう大変
だから両手で打ったり、という人が多いのです。
10cmリーチが広いのを選ぶか?
安心して打てるほうを選ぶか?
現実にどちらを選ぶかは難しい問題です。
まして左利きの場合
外側、右側に曲がっていくショットは、本人以上に相手が嫌っているかもしれません。
教科書のように打てれば点が増えるわけではありません
曲がり具合は慣れれば完璧に把握できます。
こんなくせ球も面白いのではないでしょうか。
ただ、ボールが浮いちゃう話は困るので
スウィングをしっかり上から切り下ろすようにだけはしたほうがいいと思います。
大きなテイクバックから
インパクトでスウィングを止めるような感じで打つと
手が止まり、ラケットヘッドが走って、面がさらに前を向くため
切れがよくなりサイドスピンも少なくなると思います。
試してみてください。
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