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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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内旋、外旋、回内、回外

内旋、外旋、回内、回外、という言葉を技術解説によく使います。

これらは解剖学の用語です。

腕をひねるとか、手の平を下向きになるように動かす、なんてやると
厳密に意味を伝えるのが難しいので
このような解剖学できっちり定義された用語を使うのです。 ナイス!

ただし、これらの用語を理解していない人が読んだら
およそ味わいのある文章とは見えませんし
もちろん、意味はまったく通じません。

おとといのブログ、『再びのテイクバック』 に、
『ヌーン』 さんがコメントを入れてくれたのですが

「外旋は今までのブログに載っていますか?!」 とありました。

外旋を説明したブログ?
当然あるはずと思ったらこれがないんですね。

どーも失礼しました。  あれー?



そんなわけで今日は解剖学のお勉強。 ( ってほど難しくない)

東戸塚校から帰宅しようとした安久津コーチを拉致。
「兄さん、ちょっとそこまで、腕を貸してくれねーか」  うるせー

「こんな寒い夜、凍死したらどうします」 
と言う安久津コーチのトレーナーをはいで撮影。

やはり生の腕がわかりやすい。    ガハハ


次の写真は上腕(肩から肘まで)の動き。
肩関節部のひねりですね。

左の写真の方向に動かすのを、『上腕を外旋する』、といいます。

右の写真の方向に動かすのを、『上腕を内旋する』、といいます。


                 外旋  ←   →  内旋
外旋  内旋

この外旋から内旋の動きはサービスで強く使いますね。

また、フォアハンドのテイクバックで外旋していくと
面が上を向いて不安定なショットになります。



次の写真は前腕(肘から手首まで)の動き。
小手先のひねりですね。
手首を動かしていると思う人も多いと思います。
手首はこの方向には動きません。
前腕部の2本の骨の角度が変化しているのです。
自分の腕を動かして観察してみてください。

左の写真の方向に動かすのを、『前腕を回外する』、といいます。

右の写真の方向に動かすのを、『前腕を回内する』、といいます。



                 回外  ←   →  回内
回外  回内

回外から回内の動きは特にスピンサーブで強く使います。
フォアハンドではワイパーショットの最終段階で使うと振りきりがよくなります。
ただし、インパクト前に使いすぎると面を不安定にする原因になることもあります。

フォアハンドのテイクバックについて言えば
回外して引くと面が上を向いていくので
振り出していくラケット面のコントロールがとても難しくなるのは
先ほどの、外旋しながらテイクバックするのと同様です。


この、ラケット面を上に向けながら引いていくときに
原因が、外旋しながらなのか? 回外しながらなのか?
たいへんわかりにくいのです。

まあ、どっちでもエラーが多くなるだけのことですので
どっちでもいいのですが    (どっちも悪いのですが)   悪だくみ
手の平を上向きに動かさないようにして引いていけばいいということです。


「さあさあ、勉強、勉強」    不満

「誰だ、こんなところで寝てるやつは」  怖~い

「寝るな、寝ると死んでしまうぞ」   叫び 

だんだん解説しながら自分でも ・・・・・・    ZZZ



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:03 | コメント(0)| トラックバック(0)
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