2009年12月24日
腕打ちでどうですか?
『たまには勝ちたい』 さんから質問をいただきました。
一見、とらえどころのない質問なのですが
一番ありそうな疑問でもあります。
以下が、そのコメントの全文です。
こんにちは。初めて質問させていただきます。
フォアハンドストロークがなかなか威力が出ません。通っているスクールのコーチからは、前方向への押しが足りないから、伸びが出ていないのではないかといわれました。ボール2個分くらい押し出した方がいいといわれましたが、そうするとフラットにあたりすぎてアウトしたり、スピンをかけようとするととたんに弱々しいボールになってしまいます。シングルスにしぼって試合に出ているのですが、ストロークで打ち負けてしまうために、なかなか格上の人に勝てません。解決法はありますか?
それから、サーブを打った後にボールの行方を見てしまい、準備が遅れ、ミスすることがかなり多いです。特にテイクバックをするまでが遅いといわれました。相手がリターンを打って、ネットを越える前には、フォアかバックを判断してテイクバックを終わらせた方がよいのでしょうか?
長くなってしまい、申し訳ありませんが、ご回答いただけると幸いです。
投稿者 たまには勝ちたい 2009/12/24 14:28
さて、私の答えです。
『ボール2個分くらい押し出した方がいい』 という話ですが、
こう解釈してみたらどうでしょう。
インパクト後を、しっかり振る。
別に身体に巻きつくほど振り切る必要はありません。
身体の前方で止める、がフィニッシュ位置でもいいのですが。
振り終わるところ、フィニッシュまでしっかり力を入れ、振り続ける。
これは特にトップスピンをかけたときに
スピードアップにご利益があると思います。
もちろん力が入っていれば面の安定にも役立ちます。
それと次が特に重要だと思っています。
『スウィングを腕力で振る。』![筋肉](http://blog.tennis365.net/common/icon/76.gif)
手打ちではありません、腕打ちです。
肩を中心にしっかり振るということです。
ボールに勢いが足りないと思っている人は
「身体の使い方で、どうやって補おうか?」 と思っています。
実はたいていの場合、逆なのです。
腕力だけでボールは勢いよく飛びます。
身体を使いすぎることにより帰ってスピードダウンになる人が多いのです。
この話は、的中率が85%くらいはあると思います。![あれー?](http://blog.tennis365.net/common/icon/10.gif)
本当を言うと、腕だけではだめなのですが
腕だけでと思って振ると、『身体は必要な分だけ動く』 のです。
歩くことを例にしましょう。
我々は、脚だけで歩いているように思っていますが
腕はもちろん、体幹部もかなり使っているのです。
腰痛のときに歩けなくなりますし、
腹筋をいためていてもだめですよね。
特に障害がないときは使っていないつもりなのですが
本当は、かなり全身で歩いているのです。
才能のない人、センスのない人はうまく歩けません。![うるせー](http://blog.tennis365.net/common/icon/21.gif)
うまく歩けない人があまり多くないところを見ると
たいていの人は、身のこなしにおいて
『才能のある人、センスのある人』 なんではないでしょうか。![びっくり](http://blog.tennis365.net/common/icon/08.gif)
て、ことは、
腕だけで打つつもりで振れば、身体は自然に動く。![ワハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/24.gif)
というつもりで、「腕だけでどうぞ」 といっているのです。
身体をうんと使い、美しいフォームだと芸術点が加算され、
2点というルールがあれば別ですが、
そうじゃなければ身体は最小限の動きのほうがうまくいくと思います。
次に、『サーブを打った後にボールの行方を見てしまい』 ですが。
ここだけの話ですが、実は私もそうです。
たぶんみんなそうですよ。 ロジャーもラファも。![ガハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/35.gif)
ボールが相手コートに落ちるまでは
相手は絶対に打ってきませんからご安心を。
(ルールでそう決まっています)
サーブアンドボレーじゃなければ
次にいればいい、都合のいい位置からサーブすればいいのです。
どこに落ちそうかわかったら、急いで構えれば大丈夫。
そして相手が打つのにあわせ、スプリットステップです。
テイクバックも、相手ボールの方角がわかり次第
ボールがネットを越えてくる前に
フォアなら、肩の線が少し横を向き、腕が右半身の前に来る。
バックなら、肩の線が少し横を向き、持ち替えが終わる。
くらいの話です。
テイクバックは、滑らかに、最後に、
『引いて、ヒット!!』 と行きたいので。
一番引けるのは、こちらにバウンドしたときかその後だと思います。
そんなに忙しくはないと思いますよ。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
一見、とらえどころのない質問なのですが
一番ありそうな疑問でもあります。
以下が、そのコメントの全文です。
![マイク](http://blog.tennis365.net/common/icon/83.gif)
フォアハンドストロークがなかなか威力が出ません。通っているスクールのコーチからは、前方向への押しが足りないから、伸びが出ていないのではないかといわれました。ボール2個分くらい押し出した方がいいといわれましたが、そうするとフラットにあたりすぎてアウトしたり、スピンをかけようとするととたんに弱々しいボールになってしまいます。シングルスにしぼって試合に出ているのですが、ストロークで打ち負けてしまうために、なかなか格上の人に勝てません。解決法はありますか?
それから、サーブを打った後にボールの行方を見てしまい、準備が遅れ、ミスすることがかなり多いです。特にテイクバックをするまでが遅いといわれました。相手がリターンを打って、ネットを越える前には、フォアかバックを判断してテイクバックを終わらせた方がよいのでしょうか?
長くなってしまい、申し訳ありませんが、ご回答いただけると幸いです。
投稿者 たまには勝ちたい 2009/12/24 14:28
さて、私の答えです。
![スマイル](http://blog.tennis365.net/common/icon/01.gif)
こう解釈してみたらどうでしょう。
インパクト後を、しっかり振る。
別に身体に巻きつくほど振り切る必要はありません。
身体の前方で止める、がフィニッシュ位置でもいいのですが。
振り終わるところ、フィニッシュまでしっかり力を入れ、振り続ける。
これは特にトップスピンをかけたときに
スピードアップにご利益があると思います。
もちろん力が入っていれば面の安定にも役立ちます。
それと次が特に重要だと思っています。
『スウィングを腕力で振る。』
![筋肉](http://blog.tennis365.net/common/icon/76.gif)
手打ちではありません、腕打ちです。
肩を中心にしっかり振るということです。
ボールに勢いが足りないと思っている人は
「身体の使い方で、どうやって補おうか?」 と思っています。
実はたいていの場合、逆なのです。
腕力だけでボールは勢いよく飛びます。
身体を使いすぎることにより帰ってスピードダウンになる人が多いのです。
この話は、的中率が85%くらいはあると思います。
![あれー?](http://blog.tennis365.net/common/icon/10.gif)
本当を言うと、腕だけではだめなのですが
腕だけでと思って振ると、『身体は必要な分だけ動く』 のです。
歩くことを例にしましょう。
我々は、脚だけで歩いているように思っていますが
腕はもちろん、体幹部もかなり使っているのです。
腰痛のときに歩けなくなりますし、
腹筋をいためていてもだめですよね。
特に障害がないときは使っていないつもりなのですが
本当は、かなり全身で歩いているのです。
才能のない人、センスのない人はうまく歩けません。
![うるせー](http://blog.tennis365.net/common/icon/21.gif)
うまく歩けない人があまり多くないところを見ると
たいていの人は、身のこなしにおいて
『才能のある人、センスのある人』 なんではないでしょうか。
![びっくり](http://blog.tennis365.net/common/icon/08.gif)
て、ことは、
腕だけで打つつもりで振れば、身体は自然に動く。
![ワハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/24.gif)
というつもりで、「腕だけでどうぞ」 といっているのです。
身体をうんと使い、美しいフォームだと芸術点が加算され、
2点というルールがあれば別ですが、
そうじゃなければ身体は最小限の動きのほうがうまくいくと思います。
次に、『サーブを打った後にボールの行方を見てしまい』 ですが。
ここだけの話ですが、実は私もそうです。
たぶんみんなそうですよ。 ロジャーもラファも。
![ガハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/35.gif)
ボールが相手コートに落ちるまでは
相手は絶対に打ってきませんからご安心を。
(ルールでそう決まっています)
サーブアンドボレーじゃなければ
次にいればいい、都合のいい位置からサーブすればいいのです。
どこに落ちそうかわかったら、急いで構えれば大丈夫。
そして相手が打つのにあわせ、スプリットステップです。
テイクバックも、相手ボールの方角がわかり次第
ボールがネットを越えてくる前に
フォアなら、肩の線が少し横を向き、腕が右半身の前に来る。
バックなら、肩の線が少し横を向き、持ち替えが終わる。
くらいの話です。
テイクバックは、滑らかに、最後に、
『引いて、ヒット!!』 と行きたいので。
一番引けるのは、こちらにバウンドしたときかその後だと思います。
そんなに忙しくはないと思いますよ。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
松原コーチのブログを拝見していると、打つときに力んでもかまわナイトのアドバイスを目にします。しかし、インターネットやテニス情報誌では、できる限り脱力した方がいいと書かれています。スイングスピードを上げるという点では脱力した方がスパッと振れる気がしますが、強いボールに打ち負けない面の安定を考えると、脱力したままでははじかれてしまうと思います。力を入れた中でスイングスピードをあげるにはどうしたらよいのでしょうか?