2013年08月23日
スピンサーブの当たり
『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの前半、1つ目の質問です。
松原コーチ
お世話になります。
サーブについて2点お伺いします。
スピンサーブの打ち方の解説に
松原コーチのようにボールの右上を叩くという人と
ボールを時計に見立てて8時から2時へ擦るという人がいます。
前者は前向き、内旋、回内の打ち方
後者は横向きの人が打ち方の場合の解説だと思いますか?
私は調子が悪いと、当たりが厚くなりすぎることが
多いです。
そのような場合は、身体の開きを抑えても回転量が増えません。
スピンサーブの回転量を増やすコツのようなものが
身体の向き以外にもあればご教示ください。
ちなみに、いつもの意識によりラケットエッジから
ボールに入るようにすると、効果のある時もあります。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09
私の答えです。
8時から2時の方向
私は、7時半から1時半と思っていますが
時計の文字盤に見立てて
ボールの回転方向こする方向を説明することは私もよくやります。
このことと
ボールのやや右上側を打つということは矛盾しないと思います。
長いこと、ボールの外周に沿ってこすり上げることはできません。
ボールは1000分の5秒くらいで離れます。
こするのか叩くのかは感覚の問題です。
でも、もしかしたら、こすり派は面を被せていく
叩き派は、面を起こしながらヒットという
イメージの違いくらいはありそうですね。
スウィングスピードについていうと
面を起こしていくとき
つまり、回内をより使うことにより加速しますので
そのほうがスピードは出る。
そして面が厚くあたりやすくなる。
結果的に、スピードが出ちゃう
ということはありがちです。
スピードが出れば相対的に回転量が減りますので
(時間に対する回転数は同じでも
距離に対する回転数は減るからです)
よりフラットサーブに近くなるのです。
ですから、逆説的になりますが
回内を使わないで
スピードを殺すことが
スピンを相対的に多くするコツといえないこともありません。
身体を開かないようにすることも
そうすれば
そこからサービスボックスに飛ばすためには
内旋、回内を抑えなければならない。
そうすれば
少しカス当たりになりますが
回転量の多いサーブになります。
横向きを残しても
回内が変わらなければ、厚い当たりになっちゃうわけで
それだと入らない。
多分そんなことがかかりにくい原因ではないでしょうか。
さて、スピンサーブの回転量を増やすコツですが
もちろんカス当たりではなく、です。
ラケットスピードを猛烈に
なおかつ、ボールに対して薄く当てればいいわけです。
事前に薄い面を仕込んでおくのです。
こんなふうに、手首の角度か、グリップの持ち方で
構えから打球面が見えるくらい内向きにする。
上の写真の松原さんは、厚めグリップ+手首の角度で
次の写真のナダルさんはグリップをうんと薄めにして実現しています。
こんな手首の角度を構えから作って
手首を固定して使うつもりでいると
インパクトでも薄い形が保てるのです。
ラケット面のエッジから入るサーブとはこんな形ですよね。
以下がそのコメントの前半、1つ目の質問です。
松原コーチ
お世話になります。
サーブについて2点お伺いします。
スピンサーブの打ち方の解説に
松原コーチのようにボールの右上を叩くという人と
ボールを時計に見立てて8時から2時へ擦るという人がいます。
前者は前向き、内旋、回内の打ち方
後者は横向きの人が打ち方の場合の解説だと思いますか?
私は調子が悪いと、当たりが厚くなりすぎることが
多いです。
そのような場合は、身体の開きを抑えても回転量が増えません。
スピンサーブの回転量を増やすコツのようなものが
身体の向き以外にもあればご教示ください。
ちなみに、いつもの意識によりラケットエッジから
ボールに入るようにすると、効果のある時もあります。
投稿者 ヒゲおやじ 2013/08/22 09:09
私の答えです。
8時から2時の方向
私は、7時半から1時半と思っていますが
時計の文字盤に見立てて
ボールの回転方向こする方向を説明することは私もよくやります。
このことと
ボールのやや右上側を打つということは矛盾しないと思います。
長いこと、ボールの外周に沿ってこすり上げることはできません。
ボールは1000分の5秒くらいで離れます。
こするのか叩くのかは感覚の問題です。
でも、もしかしたら、こすり派は面を被せていく
叩き派は、面を起こしながらヒットという
イメージの違いくらいはありそうですね。
スウィングスピードについていうと
面を起こしていくとき
つまり、回内をより使うことにより加速しますので
そのほうがスピードは出る。
そして面が厚くあたりやすくなる。
結果的に、スピードが出ちゃう
ということはありがちです。
スピードが出れば相対的に回転量が減りますので
(時間に対する回転数は同じでも
距離に対する回転数は減るからです)
よりフラットサーブに近くなるのです。
ですから、逆説的になりますが
回内を使わないで
スピードを殺すことが
スピンを相対的に多くするコツといえないこともありません。
身体を開かないようにすることも
そうすれば
そこからサービスボックスに飛ばすためには
内旋、回内を抑えなければならない。
そうすれば
少しカス当たりになりますが
回転量の多いサーブになります。
横向きを残しても
回内が変わらなければ、厚い当たりになっちゃうわけで
それだと入らない。
多分そんなことがかかりにくい原因ではないでしょうか。
さて、スピンサーブの回転量を増やすコツですが
もちろんカス当たりではなく、です。
ラケットスピードを猛烈に
なおかつ、ボールに対して薄く当てればいいわけです。
事前に薄い面を仕込んでおくのです。
こんなふうに、手首の角度か、グリップの持ち方で
構えから打球面が見えるくらい内向きにする。
上の写真の松原さんは、厚めグリップ+手首の角度で
次の写真のナダルさんはグリップをうんと薄めにして実現しています。
こんな手首の角度を構えから作って
手首を固定して使うつもりでいると
インパクトでも薄い形が保てるのです。
ラケット面のエッジから入るサーブとはこんな形ですよね。