松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

パスは遠いところに来る

だから、予測して飛び込まなくてはならない。

判断は右か左、2つに1つ

クセや状況を判断して、割り切るしかない。


ロブの場合はどうだろう？

あなたがロブを上げるとしたら、どこへ？　


深いか浅いか？

たくさんの人に聞いたが
浅くあげると聞いたのは1度もない。

レッスンでの私くらい。　

そう、ロブは深いはずなのだ。　


だからネットへ出て
ちょっとでもロブの気配を感じたら
深いロブに対処する。

浅いか深いかを判断するのは、スタート後でいい。　

判断してからのスタートでは
深いロブには間に合わない。

もし間に合うなら
ポジションを相当後にしている場合。　

それでは、ボレーが決まらない。
スマッシュができる限度で
なるべくネット近くにいたいのだ。


まあ、そんなわけで、ロブだと思った瞬間に
とにかくベースライン方向へ一目散。




　技術的には

ネットと平行になっていた両足を
横向きになるように踏み変えながら

ベースラインに向かってサイドステップ、1発。

これで1歩分、有利な状態で
しかも動きに初速をつけた段階が得られる。　


ロブの深さはこの1歩を動かしながら判断し

その後の動きを決めるのだ。


「ロブは深く上げる」、と相手が言っているのだから

「ロブを上げるサイン」、を見のがさなければ

かなり高い確率で対処できるはずなのだ。