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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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男子プロは先っぽを使う

『かずまパパ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ

いつも楽しく拝見しています。

岩淵プロの現役時代に全日本で良く観戦してました。
エラーする気がしないという表現が正にぴったりです。

またマニアックな話題なのですが、
プロはラケットの真ん中より先のほうを使うという話を聞いて実践中ですが、
本人も驚くような効果を実感中です。
当てる場所でボールのコントロールが出来る気がしています。

そこで、欲深い私はさらにラケットの上の方と下の方に意識的に当てるように実験しました。
すると上に当てると勝手にスライス。
下に当てると勝手にトップスピンが掛かります。

物理的に考えると納得する現象ですが、プロもこうやって意識してるのでしょうか?

投稿者 かずまパパ 2012/10/19 11:09





私の答えです。

スマイル 上に当てると勝手にスライス

下に当てると勝手にトップスピン

というのは
確かに現象的にはそうでしょう。

ラケットが打球に負けるので
面が傾き
負けた方向に回転がかかると思います。

ただ、方角まで負けますので
実戦では使えないのではないでしょうか。

トップスピンが下へ飛び、スライスは上へとなります。

相手の打球にも影響されやすいでしょう。


実際には、プロは逆で
インパクト時
ボールがラケット面で転がるので

トップスピンはラケットの上のほうで
アンダースピンは少し下でボールを捕らえると思います。

そこで打てば安定するし
回転もパワーも出ます。

そこがスウィートスポットなのです。

意識してずらしているわけではないのです。



次にラケットの先端で捉える話ですが

打球時、衝突速度が非常に大きくなると
ラケット面の反発がほとんどなくなることにより発生する話です。

男子プロのサービスやスマッシュ、フォアハンドの領域です。

通常、女子選手ではそこまで行きません。

反発がほとんどなくなる領域ですと
円運動のラケットは
先端のほうが速度が速いので
そこで打ったほうがスピードが出るのです。

男子プロは、そこをスウィートスポットと感じているのです。

本人に、先のほうで打っている意識があるかどうかはわかりません。
一番感触のいい場所なのです。
一番ぶっ飛んでいく場所なのです。
真ん中で打っていると錯覚している人もいると思います。


意識の問題ですが
トップスピンで少し上で打つのも
フォアのフルスウィングやサーブで先端近くを使うのも
プロは無意識だと思います。

ジュニアの男の子たちも、自然にそうなります。

一番感触がよく、安定して打てる
スウィートスポットを感じているだけだと思います。


松原さんも若いころは
クロスストリングの先端から4、5本目くらいで打っていましたが
スウィングスピードが落ちるにつれ
だんだん下がってきて
今は7本目くらいでしょうか。

もちろん当時も今も
スウィートスポットなのです。

ボレーなどはもちろんど真ん中です。  ナイス!

用具のはなし | 投稿者 松原コーチ 21:00 | コメント(0)| トラックバック(0)
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