2012年08月30日
スピンとストリングの関係
『かずまパパ』 さんからストリングとスピンに関するご意見をいただきました。
表面にヤスリをかけてスピンをかけやすくしたなど
かなりの行動派のようです。
長いコメントなのでここにはコピーしません。
ここをクリックして読んでください。
さて、ストリングの表面をざらざら加工し
スピンをかけやすくするのはメーカー各社もやっていますね。
断面を丸ではなく、5角形にして角を出したり
材質そのものを粘着性のものにしたり。
確かにゆるく打つ場合は
ストリング表面の摩擦にそれなりに影響されると思います。
『かずまパパ』 さんの実験したとおりだと思います。
しかし、強く打つ場合ですが
これは私の感覚で、実験で確かめたわけではありませんが
強く打つ場合、ボールがかなりストリングス面に食い込みますので
表面の状態に左右されないような気がします。
いわゆる、潰して打っているわけです。
ボールがつぶれるほど食い込んでしまえば
ストリングの表面摩擦は
それほどスピンに影響しないのではないでしょうか。
さて、ストリングのテンションとスピン量の関係ですが
毎秒、何回転するかといった
スピンの量はスウィングの縦に振った成分
つまり、こすった量、こすったスピードで決まるので
テンションに影響されない。
一方、テンションが高いとスピードはでない。
だからその合成になるので
スピードに対してスピンが相対的に増える。
飛ばない分スウィングスピードを上げて補うと
同じスピードなら
こちらのほうがスピンが多くなる。
これが定説だと思います。
大昔、ビヨン・ボルグという人は
木のラケットに、80ポンドで張ってこれを実現していました。
私はボルグほどいい機械を持っていなかったので
木のラケットに、70ポンドでした。
余談ですが、80ポンドだと
20本くらい用意したラケットのうち
使わなくても、毎晩、1,2本は切れるそうです。
さて、そんなわけで、硬いほうが、スピンがかかります。
たぶん、表面のでこぼこのせいではないと思います。
ところで
ボールの毛の状態は使用することによりかなり変わりますし
古いボールは空気が抜けて柔らかくなります。
当然、最適なテンションもそれに合わせて変わります。
コートサーフェイスによる差ですが
ボール表面の状態よりもスピードの差が大きくなります。
当然、クレーなら遅く、ハードなら速い。
最適なテンションは違ってくるかも知れません。
ただ、選手によってそこまで調整しているかどうか?
私はデータを持っていませんのでなんともいえません。
ただ1つ知っているデータは、何の役にも立たないデータ
つまり私のこと。
ハードでもゆるゆるボールは来るし
クレーでも速いボールは来る。
だから変えません。
アマチュアの場合
サーフェスの差より
相手のプレーぶりの差のほうが大きいかもしれません。
ところで、1つだけ揚げ足取りです。
反発係数の話しですが
スウィングスピードが上がって
ボールとの衝突スピードが100km/hに近づくと
反発係数はどんどん下がってミニマムになり
飛ばなくなります。
打球前の相対速度 × 反発係数が = 打球後の相対速度 です。
反発係数はゼロと1の間で
もし、ゼロになると
打球後の速度はスウィングの速度になります。
ボールがラケットから離脱できるということは
ゼロよりは大きいはずです。
さてさて
だから男子プロはハードヒットする時
真ん中ではなく、ラケット面の先端近くで打つのです。
もちろん、スウィングスピードの割には飛ばないということで
80km/hよりも、120km/hのスウィングのほうが
当然、速いボールを打てます。
ラケットのどこでも飛ばないのなら
移動速度は
ラケット面の先端のほうが、真ん中より速いのです。
もちろん、猛烈トップスピンフルスウィングも
このラケット先端近くで打ちます。
クロスの上端から3本目から6本目辺りでしょうか。
わざと、センターをはずすのではなく
感覚的にはここがスウィートスポットなのです。
だから、本人は先端で打っていることに気づいていないかも。
スマッシュでジュニアの男の子がメインの先端を切るのもこのせい
ほんのちょっと間違うと
先っぽの、クロスがないところに当たって
ポリの太い新品ストリングでさえぶちきるのです。
だからメーカーさんも
先端のクロスを減らしたりせず
ここをしっかり作ってほしいのですが ・・・
ここまで書いて、上を見ると
ながーい文章が
理屈をこねだすと大変ですね。
頭が痛くなった人には、ごめんなさい、おやすみなさい。
表面にヤスリをかけてスピンをかけやすくしたなど
かなりの行動派のようです。
長いコメントなのでここにはコピーしません。
ここをクリックして読んでください。
さて、ストリングの表面をざらざら加工し
スピンをかけやすくするのはメーカー各社もやっていますね。
断面を丸ではなく、5角形にして角を出したり
材質そのものを粘着性のものにしたり。
確かにゆるく打つ場合は
ストリング表面の摩擦にそれなりに影響されると思います。
『かずまパパ』 さんの実験したとおりだと思います。
しかし、強く打つ場合ですが
これは私の感覚で、実験で確かめたわけではありませんが
強く打つ場合、ボールがかなりストリングス面に食い込みますので
表面の状態に左右されないような気がします。
いわゆる、潰して打っているわけです。
ボールがつぶれるほど食い込んでしまえば
ストリングの表面摩擦は
それほどスピンに影響しないのではないでしょうか。
さて、ストリングのテンションとスピン量の関係ですが
毎秒、何回転するかといった
スピンの量はスウィングの縦に振った成分
つまり、こすった量、こすったスピードで決まるので
テンションに影響されない。
一方、テンションが高いとスピードはでない。
だからその合成になるので
スピードに対してスピンが相対的に増える。
飛ばない分スウィングスピードを上げて補うと
同じスピードなら
こちらのほうがスピンが多くなる。
これが定説だと思います。
大昔、ビヨン・ボルグという人は
木のラケットに、80ポンドで張ってこれを実現していました。
私はボルグほどいい機械を持っていなかったので
木のラケットに、70ポンドでした。
余談ですが、80ポンドだと
20本くらい用意したラケットのうち
使わなくても、毎晩、1,2本は切れるそうです。
さて、そんなわけで、硬いほうが、スピンがかかります。
たぶん、表面のでこぼこのせいではないと思います。
ところで
ボールの毛の状態は使用することによりかなり変わりますし
古いボールは空気が抜けて柔らかくなります。
当然、最適なテンションもそれに合わせて変わります。
コートサーフェイスによる差ですが
ボール表面の状態よりもスピードの差が大きくなります。
当然、クレーなら遅く、ハードなら速い。
最適なテンションは違ってくるかも知れません。
ただ、選手によってそこまで調整しているかどうか?
私はデータを持っていませんのでなんともいえません。
ただ1つ知っているデータは、何の役にも立たないデータ
つまり私のこと。
ハードでもゆるゆるボールは来るし
クレーでも速いボールは来る。
だから変えません。
アマチュアの場合
サーフェスの差より
相手のプレーぶりの差のほうが大きいかもしれません。
ところで、1つだけ揚げ足取りです。
反発係数の話しですが
スウィングスピードが上がって
ボールとの衝突スピードが100km/hに近づくと
反発係数はどんどん下がってミニマムになり
飛ばなくなります。
打球前の相対速度 × 反発係数が = 打球後の相対速度 です。
反発係数はゼロと1の間で
もし、ゼロになると
打球後の速度はスウィングの速度になります。
ボールがラケットから離脱できるということは
ゼロよりは大きいはずです。
さてさて
だから男子プロはハードヒットする時
真ん中ではなく、ラケット面の先端近くで打つのです。
もちろん、スウィングスピードの割には飛ばないということで
80km/hよりも、120km/hのスウィングのほうが
当然、速いボールを打てます。
ラケットのどこでも飛ばないのなら
移動速度は
ラケット面の先端のほうが、真ん中より速いのです。
もちろん、猛烈トップスピンフルスウィングも
このラケット先端近くで打ちます。
クロスの上端から3本目から6本目辺りでしょうか。
わざと、センターをはずすのではなく
感覚的にはここがスウィートスポットなのです。
だから、本人は先端で打っていることに気づいていないかも。
スマッシュでジュニアの男の子がメインの先端を切るのもこのせい
ほんのちょっと間違うと
先っぽの、クロスがないところに当たって
ポリの太い新品ストリングでさえぶちきるのです。
だからメーカーさんも
先端のクロスを減らしたりせず
ここをしっかり作ってほしいのですが ・・・
ここまで書いて、上を見ると
ながーい文章が
理屈をこねだすと大変ですね。
頭が痛くなった人には、ごめんなさい、おやすみなさい。
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