2012年08月09日
スライスは肩を支点に
『ヒゲおやじ』 さんからスライスの質問です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
いつもお世話になります。
バックスライスについての質問です。
私は卓球でカットマンの経験があることから
バックスライスのスイングの支点は肘だと思っています。
先日、某有名大学のコーチのスライスレッスン動画を見ると
スライスは肩を支点にしないと安定しないと言ってました。
区民大会レベルだと肘を支点としたスイングでも
きっちり相手コートに収まりますが、全国クラスの方と
打ち合うと確かに、スライスが吹き上がってしまいます。
松原コーチのお考えは如何でしょう?
ご教示いただけると幸いです。
投稿者 ヒゲおやじ 2012/08/07 09:19
私の答えです。
そのとおりですね
スライスは肩を支点にして打ったほうがいいと思います。
そうすれば
小手先で打つよりも面が安定しますし
大きなスウィングで
ボールに必要充分な勢いを与えることが出来ます。
プロもそうしているのは
こんな構え方からも判ります。
![フェデラーの構え](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/fedebskamae2.jpg)
手の位置を身体から離し
かなり腕を伸ばし気味に構えます。
そしてほぼ伸ばしたまま、スウィングする。
![フェデラーのインパクト](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/fedebsimp2.jpg)
ほぼ、というのは
ほんのちょっと曲げたまま打つからです。
伸びきってはいけません。
衝撃が来ます。
ブロックボレーで
大きく振るひまがないときでも
肩中心で
小さいけれど、必ず振ることが大切です。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
ところで
肘を支点に振ると
曲げた腕を伸ばしていくことになります。
この、曲げた腕を伸ばして、延びきった瞬間に
肘に衝撃が来る。
何度も繰り返すとテニスエルボーになります。![悪だくみ](http://blog.tennis365.net/common/icon/20.gif)
このバックハンドで傷めるのが
典型的なテニスエルボー。
最近は両手打ちが多くなり
スライスの頻度が減っているので昔よりは少なくなりましたが
この形、肘を支点に腕を伸ばせば
必ず、なりますので要注意です。
卓球の話が出ましたが
オリンピック放送を見たり
松下選手をユーチューブで見てみましたが
ロングの打ちあいだと
肘はやや曲がっていますが
特に、インパクト付近の動きは
やはり、肩中心じゃないでしょうか?
一度素振りして、ご自分を観察してみてください。
私には、テニスとほとんど同じ動きのように見えます。
台に近づいて、突っつきあいになると肘でしょうか?
これはテニスだと、ボディーショットに相当するかもしれませんね。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
以下がそのコメントの全文です。
![マイク](http://blog.tennis365.net/common/icon/83.gif)
いつもお世話になります。
バックスライスについての質問です。
私は卓球でカットマンの経験があることから
バックスライスのスイングの支点は肘だと思っています。
先日、某有名大学のコーチのスライスレッスン動画を見ると
スライスは肩を支点にしないと安定しないと言ってました。
区民大会レベルだと肘を支点としたスイングでも
きっちり相手コートに収まりますが、全国クラスの方と
打ち合うと確かに、スライスが吹き上がってしまいます。
松原コーチのお考えは如何でしょう?
ご教示いただけると幸いです。
投稿者 ヒゲおやじ 2012/08/07 09:19
私の答えです。
![スマイル](http://blog.tennis365.net/common/icon/01.gif)
スライスは肩を支点にして打ったほうがいいと思います。
そうすれば
小手先で打つよりも面が安定しますし
大きなスウィングで
ボールに必要充分な勢いを与えることが出来ます。
プロもそうしているのは
こんな構え方からも判ります。
![フェデラーの構え](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/fedebskamae2.jpg)
手の位置を身体から離し
かなり腕を伸ばし気味に構えます。
そしてほぼ伸ばしたまま、スウィングする。
![フェデラーのインパクト](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/fedebsimp2.jpg)
ほぼ、というのは
ほんのちょっと曲げたまま打つからです。
伸びきってはいけません。
衝撃が来ます。
ブロックボレーで
大きく振るひまがないときでも
肩中心で
小さいけれど、必ず振ることが大切です。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
ところで
肘を支点に振ると
曲げた腕を伸ばしていくことになります。
この、曲げた腕を伸ばして、延びきった瞬間に
肘に衝撃が来る。
何度も繰り返すとテニスエルボーになります。
![悪だくみ](http://blog.tennis365.net/common/icon/20.gif)
このバックハンドで傷めるのが
典型的なテニスエルボー。
最近は両手打ちが多くなり
スライスの頻度が減っているので昔よりは少なくなりましたが
この形、肘を支点に腕を伸ばせば
必ず、なりますので要注意です。
卓球の話が出ましたが
オリンピック放送を見たり
松下選手をユーチューブで見てみましたが
ロングの打ちあいだと
肘はやや曲がっていますが
特に、インパクト付近の動きは
やはり、肩中心じゃないでしょうか?
一度素振りして、ご自分を観察してみてください。
私には、テニスとほとんど同じ動きのように見えます。
台に近づいて、突っつきあいになると肘でしょうか?
これはテニスだと、ボディーショットに相当するかもしれませんね。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)