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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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スライスは肩を支点に-2

『ヒゲおやじ』 さんから再度コメントをいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ

ご回答ありがとうございます。

松下選手のバックカットは肘が支点のように思えてなりません。
2:15秒くらいからバックカットです。

 (ここをクリックして別画面で見てください)

ちなみに、○十年前の話ですが、僕のバックカットは
全日本選手にも褒められましたので、そんなにフォームが
おかしいとは思いません。

テニスボールに比べて卓球は衝撃が圧倒的に少ないので
問題ないのかもしれません。


なお、僕の感覚ではフェデラーも肘を支点にスイングしているように
思えるのです。

肘を支点としても当たる瞬間は、肘は伸びきる前だと思います。

ただ、肘を支点としたスライスは打点を文字通り点で捕らえる必要が
あるので、相手のボールの勢いがあるほどタイミングが合わせ難いのかと・・。

肩支点の場合は打線で捕らえるので安定するような気がしております。

いずれにせよ、相手の威力がるボールには肩支点。
これは経験上、納得しつつあります。

投稿者 ヒゲおやじ 2012/08/09 20:06







私の答えです。

スマイル バックハンドスライスですが

テニスの場合
昨日のフェデラーの写真を見てわかるとおり
構えのときは
話して構えるとはいいつつ
肘は曲がっています。

手首もです。

この肘や手首の曲げ伸ばしで最初のスタート加速を作ります。
だから肘を支点に動かすタイミングもあります。

そうゆう意味では、手首支点もあります。
特にフェデラーの振り出しはそうですね。

ただ全体としては
肩を支点に振っていると考えたほうがいいと思います。
ほとんどの一流プロのスウィングはそうだと思います。

昔に比べ
引き起こしが少なくなった分でしょうか
肘を支点にした動き成分は少なくなっています。
ほとんど使わない選手も多くなりました。

そして肘はけっして、伸びきらないのです。



卓球の場合は
テニスより忙しいので
肘を支点に振る頻度はテニスより高いと思います。

ただ、松下選手の動画ですが
先に、バックは肘を支点にと言ってしまったので
スローでは、肘支点ばっかり集めたような印象が ・・・

まあ、卓球ど素人の発言です。


さて、肘が曲がっていると
肘を中心に振っているような気がしますが
肘の位置が、上体に対し動いているならば
肩を支点としたスウィング成分があるということだと思います。


面白い動画を見つけたのでぜひ見てください。

卓球の動画です。



卓球ではカットというのかと思っていましたが
タイトルではチョップですね。
言葉の勉強にもなりました。

けっこう、肩を支点に振っているでしょう。


ところで、『ヒゲおやじ』 さんに素振りをしてみてくださいといったのは

「お前のフォームなんてろくなもんじゃない」 という意味ではなく

「あなたのはいいフォームだろうから、自分を確認してください。
  もしかしたら、台から離れた時、思ってはいなかったけど
案外、肩を支点に肘を振っていませんか?」

という意味です。

お前なんかろくなもんじゃない
と、取れるようだったらお許しください。


それにしても
肘支点なら点で、肩支点なら線で捉える
という発想は面白いですね。

確かに、肘支点のスウィングは直線的になり
面の向きは一定で
打点は1点に絞られます。

肩支点だとスウィングは弧を描き
面が徐々に上を向いていきます。

だから線なのかというと難しいのですが
フィーリングとしてはよくわかりますね。


ところで、卓球では
肘を支点に振っても、肘を伸ばしきらないようです。

だから、肘を痛めずに済むのでしょうか?

テニスではラケットの重みで引っ張られ
肘が伸びきってしまうのか?

どっちにしても
肘が伸びきらなければ
肘を痛めることは少ないと思います。  ナイス!


スライス | 投稿者 松原コーチ 12:54 | コメント(1) | トラックバック(0)